KP:久遠瑠璃 PC:湯河里音(白バイの死神)、夕菅黄(ホラー喫茶店ウェイトレス)、朝波巴月(ワンパン系アイドル)、昼神ユウリ(用心棒)、阿久晃登(怪しい精神科医)、黒葛原初玄(女装探偵)
久遠瑠璃/KP:はーいそれじゃ、サクッとクトゥルフ神話TRPGのセッション始めるよー!」
一同/PL:いあー
久遠瑠璃/KP:KPはアタシ、存在がSANチェックものな久遠瑠璃! ではフワッとPCの自己紹介、お願いねー。
久遠瑠璃/KP:本人PCだけど、平生片っぽの名前しか無い人たちには便宜上のお名前をあげてるから、そこもしっかり名乗ってね。はいっじゃー里音くんから!
里音/PL:強制かよ。
湯河里音:「湯河里音(ユカワ リオン)。25歳。白バイの死神」
里音/PL:以上。
久遠瑠璃/KP:えっと……そうだね、一応、現代日本「風」ということで、主に銃刀法だとかが現行法よりちょっとユルかったりするようにはしたよ。したけどさ。警察官が鎌って。
里音/PL:バイクに乗るなら鎌も無いとね。はい次、黄。
夕菅黄/PL:はいはーい!
久遠瑠璃/KP:ちょっと! 仕切るのはアタシ……まあいいか、黄ちゃんどーぞ!
夕菅黄:「夕菅黄(ユウスゲ カツミ)、25歳。昔遭った事故で顔に傷痕があって元々怖いので、ホラー喫茶店でウェイトレスしてまーす! 里音くんとは幼馴染み!」
久遠瑠璃/KP:ホラー喫茶店にはあえてツッコまないでおくとして、クトゥルフ2015の「ホスト、ホステス」ベースのウェイトレスさんだね。……良かった〜黄ちゃんまで《サーベル》じゃなくて!
夕菅黄/PL:そこは考えたよ〜(初期値的な意味で)。その代わり、武器にするなら肉切り包丁!
久遠瑠璃/KP:うん、ドメスティック物騒!
夕菅黄/PL:さーて、この流れだと自己紹介は【沈没船】加入順かな?
久遠瑠璃/KP:じゃあ次は巴月ちゃんだね!
朝波巴月/PL:はぁい。
朝波巴月:「朝波巴月(アサナミ ハヅキ)、24歳! 『普通』の枠には収まらない、ワンパンでキミの心をアイラブユーに変えちゃうよ? ワンパン系アイドル、はづにゃんだよ〜!」
久遠瑠璃/KP:ワンパン系アイドル。
朝波巴月/PL:ワンパン系アイドル!
久遠瑠璃/KP:《武道》と《こぶし》は温情なのかな……? でも「格闘センスの持ち主」で《キック》の初期値も上がってるし……STRは最大値……
朝波巴月/PL:でもね、そんなワタシにも、頼もしーい用心棒さんがいるんだよ! ねっユウリちゃん!
昼神ユウリ/PL:任せてくれ。
久遠瑠璃/KP:ここからさらに用心棒……? ではユウリちゃん、お願いします!
昼神ユウリ:「昼神ユウリ(ヒルガミ ユウリ)、24歳。朝波に近付こうとする不逞な輩を、見えないところでサクッと成敗する用心棒だ」
久遠瑠璃/KP:これは本当に、クトゥルフ2015の「用心棒」で振ってるんだね。「俊敏」と「影が薄い」で隠密行動に更に磨きがかかって……うん、暗殺者……
昼神ユウリ/PL:見るからに怪しいファンが後を絶たないからな。阿久のPCがいい例だ。
阿久/PL:えーそんなあ、見た目だけっすよ、見た目だけ!
久遠瑠璃/KP:見た目が怪しいのは認めるんだね……それじゃ阿久くん行ってみよー!
阿久晃登:「阿久晃登(アク アキト)、25歳の新米精神科医っす。小学校入学〜高校入学までヨーロッパ各地を転々としてたんで、その過程で色々言語とかオカルトとかにハマったっす」
久遠瑠璃/KP:これは……ヒーラーの皮を被って、魔術師になろうと目論んでるタイプだね……?
阿久/PL:まさかー! INTもEDUも高かったから、楽しそうなの色々取っただけっすよ?
久遠瑠璃/KP:本当かな……。
黒葛原初玄/PL:そういうとこだよな、怪しいの。
久遠瑠璃/KP:お、それじゃあ最後は初玄くんかな?
黒葛原初玄:「黒葛原初玄(ツヅラハラ ウイハル)、23歳、女装探偵。黒葛原グループの跡継ぎを放棄し、SSSハイツに事務所兼自宅を構えているんだ。SSSハイツには他の皆もそれぞれ住んでいる」
久遠瑠璃/KP:わ〜、この中では割とまともな探偵さんだ! しかも顔がいい。日本刀はね、初玄くんには必須だもんね。同じマンションに住んでる設定も知人ロールさせやすくてありがたいよ。
久遠瑠璃/KP:はい、それじゃあキャラシも出揃ったところで、矢文屋様作シナリオ『人は貝殻で海を量る』出航ー!
久遠瑠璃/KP:あなた達6人は、それぞれ休暇あるいは仕事の関係で、ミステリーツアーに参加することになりました。移動手段は船です。
里音/PL:僕は休暇だろうね。多分。ミステリーツアーってことは……黄あたりにでも誘われたかな。
夕菅黄/PL:誘う誘うー! きっとお店にお知らせが来たから、SSSハイツのみんなを誘ったんだと思うよ!
里音/PL:……あっそ。みんな、ね。
里音/PL:KP、どういうミステリーツアーなのかは、予め分かってんのかな。
久遠瑠璃/KP:ミステリーツアーの詳細について、知ってるかどうかは……そうだね、《知識》ロールをどうぞ。
湯河里音:CCB<=80 知識 Cthulhu : (1D100<=80) → 74 → 成功
夕菅黄:CCB<=80 知識 Cthulhu : (1D100) → 30 → 成功
朝波巴月:CCB<=90 知識 Cthulhu : (1D100<=90) → 62 → 成功
昼神ユウリ:CCB<=75 知識 Cthulhu : (1D100<=75) → 90 → 失敗
阿久晃登:CCB<=90 知識 Cthulhu : (1D100<=90) → 5 → 決定的成功/スペシャル
黒葛原初玄:CCB<=80 知識 Cthulhu : (1D100<=80) → 20 → 成功
阿久/PL:お、出クリっす! 幸先いい!
昼神ユウリ/PL:私だけ失敗か…。
久遠瑠璃/KP:はい。それでは成功した5人は、今回のミステリーツアーについて以下の情報を知っています。
久遠瑠璃/KP:
・スポンサーは「バベッジジャパン」というコンピューター関連企業。
・船の行き先は不明だが、一泊二日で出発した港に帰ってくる予定。
・メインイベントは船内での夕食会の後に行われる予定となっているが、その詳細も不明。
以上だよ。
久遠瑠璃/KP:また、クリティカルだった阿久晃登さんは、「バベッジジャパン」の元となる企業が、サンフランシスコに本社のある「バベッジ・インコーポレイテッド」だということを知っています。
阿久/PL:バベッジって。あの「コンピュータの父」チャールズ=バベッジっすか? あでも、彼は確かイギリス人だから、サンフランシスコが本社ってことは関係ないんすかね?
久遠瑠璃/KP:さ、さあ、どうなんだろうね?
朝波巴月/PL:きっと、ワタシはお仕事でこのミステリーツアーに参加することになったんじゃないかな? 「ワンパン系アイドル、ミステリーもワンパンできるのか!?」みたいな煽り文句で。
昼神ユウリ/PL:なるほど。朝波が赴く場所ならば、用心棒である私も馳せ参じるのは当然のことだ。ミステリーツアーの内容など、はなから興味無かったのかもしれないな。
黒葛原初玄/PL:(失敗の理由づけが違和感無さすぎる……)
久遠瑠璃/KP:それでは皆さん、指定された日時、指定された港から船に乗り込んだということでよろしいかな? 一応、簡単に服装と持ち物についてチェックさせてね。宿泊を想定して、多少荷物が多くてもいいし、小分けにできるカバン類を持っててもいいよ。
湯河里音:「オフだから私服。持ち物は宿泊に最低限必要なもの、警察手帳、財布、スマホ、応急処置セット、鎌」
久遠瑠璃/KP:鎌……うーん、カバーとか掛けてもらってすぐには使えない状態にしてたらいっか……。
夕菅黄:「自分も私服! でも、ちょっと小綺麗なワンピースにしちゃおっかな! お泊まりセットに部屋着は必須でしょ。財布、スマホ、それから何があってもいいように、肉切り包丁はフキンでくるんで袋に入れておくね!」
久遠瑠璃/KP:包丁持ってくんだ……。はい。
朝波巴月:「ワタシはお仕事だから、乗る時は目立たないお洋服だけどお仕事の時にはアイドル衣装かな! あとはお泊まりセットと、お財布と、スマホくらいで大丈夫」
久遠瑠璃/KP:ふむふむ、じゃあ夕食会の時に余興があることにしようか。
昼神ユウリ:「当然私も仕事だから、動きやすいスーツをラフに着ておく。所持品は朝波と同じものに、ブラックジャックは常にスーツの懐に忍ばせておきたい。身分を証明するものも携帯しておく」
久遠瑠璃/KP:これはお仕事モードだね! でも息抜きもしっかりしてね。
阿久晃登:「オレはオフっすから普段着っすね。持ち物はみんな共通の三点セットに、精神安定剤と遅効性の睡眠薬を少しずつ」
久遠瑠璃/KP:SANを+1して狂気状態を解除するアイテムだね。3つずつ所持してることにしていいよ。
黒葛原初玄:「オフだから勿論、それなりにめかし込んで行くだろうな。女装で。共通の三点セットと、愛用の日本刀、ヘアピンが束になってる小箱を持っていく」
久遠瑠璃/KP:露骨に《鍵開け》に使う用よりも、オシャレ用に思えるのが初玄くんのすごいところだよね……。
久遠瑠璃/KP:うん、まあ、概ね問題ないから、みんな申告してくれた荷物を持って船に乗りました。
久遠瑠璃/KP:船は中央ホールにレストランやバーがあり、別の場所にはプールや遊戯場もある豪華客船。
何の変哲も無い、PLのみんなの居住空間の上にデンと構える沈没船の、在りし日の姿のような感じ。
参加者にはそれぞれこじんまりとした客室が充てがわれられ、そこに荷物を置いて夕食会に出席してもらうことになります。
黒葛原初玄/PL:夕食会までに、船内を見て回るのにも?
久遠瑠璃/KP:そうだね、小さめのバッグくらいならいいかもね?
夕食会もあるし、スマホとか財布とか、その辺りの貴重品だけ手元に持ってるんじゃないかな。
久遠瑠璃/KP:それから、今のところ船の中にこれと言っておかしいところは見受けられないよ。
黒葛原初玄/PL:「今のところ」か。
久遠瑠璃/KP:そう。……「今のところ」は、ね。
久遠瑠璃/KP:他に特に何もすることがなければ、夕食会まで時間を進めるね。
久遠瑠璃/KP:夕食会は船内レストランでそれはもう盛大に行われました。朝波巴月さんのサプライズショーも大盛況。
美味しいご馳走をたらふく食べて、きっと皆さんお腹いっぱいでSIZが1くらい増えたんじゃないかな?
HPは変わらないけど、このセッション中は有効ということで。
【SIZ増加】
湯河里音:10 → 11
夕菅黄:15 → 16
朝波巴月:9 → 10
昼神ユウリ:11 → 12
阿久晃登:15 → 16
黒葛原初玄:15 → 16
夕菅黄/PL:えー! そんなのでSIZが増えちゃうってあり!?
昼神ユウリ/PL:たかがTRPGの世界の中での話だろう、大袈裟な。
朝波巴月/PL:ワタシも一応、アイドルなのに〜。
昼神ユウリ/PL:そうだよな深刻だよな。だがKPがあえてそう言うということは、何か意味があるのかもしれないぞ。
久遠瑠璃/KP:うん、KPからの餞別。もらっといて損はないと思う! ……現実では欲しくない気持ち、よーくわかるけどね……。
久遠瑠璃/KP:さて、夕食会の終わりに、主催者と思しき人物が怪しげなフードをかぶってホールに登場します。簡単な挨拶の後、次のように話し始めました。
主催者:「この海域は、昔から魔の海域として恐れられてきました。たびたび不幸な事故が発生し、多くの船が沈んでいます」
主催者:「今回のツアーでは、どうしてもこの海域を通る必要があります。しかし、不幸を防ぐために行われてきた方法が伝わっているのでご安心ください。乗客の皆さんにも、ご協力いただけますでしょうか」
久遠瑠璃/KP:主催者は、金属製の箱を取り出して、火をくべました。同じようにフードを被ったほかのスタッフたちが、手際よく乗客にヒトガタを配っていきます。
主催者:「それを供物代わりにして守護を得るのです。祈りを込めて火にくべてください。そうするだけで大丈夫です」
久遠瑠璃/KP:乗客たちは、あるものは楽しそうに、あるものは仰々しくその儀式に応じます。投じられたヒトガタたちは、パチパチと音を立てて瞬時に燃え去りました。
久遠瑠璃/KP:あなた達はどうしますか?
昼神ユウリ/PL:KP、料理を食べ終えたらすぐ、《隠れる》で隠れたところから朝波を見守っていた、ということには出来ないか。
久遠瑠璃/KP:え、別にいいけど……徹底してるね?
昼神ユウリ:CCB<=80 隠れる Cthulhu : (1D100<=80) → 16 → スペシャル
昼神ユウリ/PL:やった、スペシャルだ! ……い、いや、はしゃぎすぎたな。
久遠瑠璃/KP:わっすごい! じゃあ昼神ユウリさんは、食事を済ませて早々に、誰にも分からない所に身を潜めて、朝波巴月さんを見守ることに成功しました。私かユウリちゃんから指定がない限りは、多少移動してもこの効果が続くようにします。
夕菅黄:「うわぁ〜! いよいよ本格的にミステリーツアーっぽくなってきたね!」
朝波巴月:「うんうん! ちょっぴりドキドキするね!」
湯河里音:「僕は入れないから、黄たちだけ入れてきなよ」
阿久晃登:「里音くんもしかして、ヒトガタ燃すの怖いんすか〜?」
湯河里音:「ああ怖いね。自分の身代わりに焼身自殺させようだなんて狂気の沙汰だよ。ロクな儀式じゃないだろうし、僕がわざわざ応じる必要も無い」
黒葛原初玄:「確かに、複数人参加型だから、一人や二人参加しなかったところで変わりはしないだろうけど。……無粋、ですよね」
湯河里音:「お前らにいくら煽られたとしても、僕は入れないからな」
里音/PL:ねえ、少しは頭使いなよ。儀式に参加した奴としなかった奴で何か違いが出るかもしれないだろ。
夕菅黄/PL:うぅん、いつもの自分だったら里音くんに従うんだろうけど、PC黄ちゃん的にはこの儀式に参加する方が絶対にオイシイ……!
昼神ユウリ/PL:心配ご無用だ。私も隠れ続けているから、ヒトガタを貰うことすら無いだろう。
朝波巴月/PL:ワタシとかつみんとあっきゅんとうーたんがヒトガタ入れる組、りっちゃんはヒトガタ貰ったけど入れない組、ユウリちゃんはヒトガタ貰わないから入れることができない組、だね!
黒葛原初玄/PL:これだけ分かれてたら十分だろ。
里音/PL:……ヒトガタはポケットにでも入れとくよ。
夕菅黄:「無事に船旅を終えられますように!」
朝波巴月:「お願いします!」
阿久晃登:「『どうだ明るくなったろう』みたいな気分が味わえるっすね!」
黒葛原初玄:「札じゃねーし。ヒトガタだし」
久遠瑠璃/KP:では、儀式に参加した4人は《アイデア》ロールしてね。
夕菅黄:CCB<=55 アイデア Cthulhu : (1D100<=55) → 41 → 成功
朝波巴月:CCB<=80 アイデア Cthulhu : (1D100<=80) → 80 → 成功
阿久晃登:CCB<=85 アイデア Cthulhu : (1D100<=85) → 64 → 成功
黒葛原初玄:CCB<=90 アイデア Cthulhu : (1D100<=90) → 90 → 成功
朝波巴月/PL:うわあ、ワタシとうーたん二人ともピッタリだね!
黒葛原初玄/PL:いちたりた……。
久遠瑠璃/KP:全員成功だね! それでは4人は、各々のヒトガタを火にくべた時に気力のようなものをほんの少しだけ削がれたような心地がします。MP-1消費してね。
昼神ユウリ/PL:本当に儀式だったんだな。あまりMP高くないからそこは回避できてよかった、のか……?
【MP消費】
夕菅黄:17 → 16
朝波巴月:14 → 13
阿久晃登:16 → 15
黒葛原初玄:12 → 11
久遠瑠璃/KP:そして最後に主催者はよくわからない呪文のようなものをかけ、箱を閉じました。
主催者:「これで皆様方の安寧は約束されました。それでは到着までゆっくりお休みください」
久遠瑠璃/KP:主催者は一礼すると去って行きました。
湯河里音:「黄は朝波たちとここに居て」
夕菅黄:「里音くん……?」
里音/PL:KP、主催者を《追跡》で追い掛ける。
久遠瑠璃/KP:どうぞ。
湯河里音:CCB<=70 追跡 Cthulhu : (1D100<=70) → 70 → 成功
久遠瑠璃/KP:はい。では湯河里音さんは、何とか主催者の足取りを追うことができました。
主催者は先程の儀式の箱を持ったまま、船外へと出て、人目につかない場所かどうかを確かめているようです。里音くんは《幸運》どうぞ。
湯河里音:CCB<=75 幸運 Cthulhu : (1D100<=75) → 36 → 成功
久遠瑠璃/KP:では主催者は、湯河里音さんに付けられていることには気付きませんでした。
久遠瑠璃/KP:主催者は船の甲板の縁に立ち、呪文を唱えながら箱を開くと、惜しげも無くそれを海へ投げ入れてしまいます。
湯河里音さんは、主催者に見つからない位置から見ているので、どうすることもできません。
湯河里音:「お前、今……!」
久遠瑠璃/KP:その直後、穏やかだった天気が一変します。月と星とが煌々と光る澄み渡る夜空は、即座に暗雲に覆われました。波が急激に高くなり、竜巻のような風が吹き荒れています。
湯河里音:「儀式の影響か……?」
久遠瑠璃/KP:さて、自然の摂理を無視したような、ありえない天気の変化を船外で目撃した湯河里音さんは1/1d4のSANチェックです。
夕菅黄/PL:来た……! 里音くんだけ?
久遠瑠璃/KP:船外に出てる人だけだね。他にはいるかな?
朝波巴月/PL:ええと多分、かつみんとワタシはりっちゃんに言われてるから、ホールから動いてないよね。
昼神ユウリ/PL:朝波が動いていないなら、私も動いていない。
阿久/PL:オレらも動いてないんじゃないっすかね? ほらうーちゃん、かつみん達を側で守ったげるチャンスっすよ!
黒葛原初玄/PL:このPCの特徴上、仲間を置いて私欲では動かないはず。勿論動いてない。
里音/PL:お前らな……。まあいいや、僕だけSANチェックな。
湯河里音:CCB<=75 SANチェック Cthulhu : (1D100<=75) → 81 → 失敗
湯河里音:1d4 SAN減少 Cthulhu : (1D4) → 3
湯河里音:SAN 75 → 72
久遠瑠璃/KP:ありゃりゃ。なかなか削られちゃったね。
久遠瑠璃/KP:では湯河里音さんは揺れの凄さと気分の悪さから、その場を動くことが出来ません。
湯河里音:「黄……!」
久遠瑠璃/KP:船内でも、急な悪天候が猛威を振るい、大きな揺れの中であなた達5人を含めた乗客達には為すすべもありません。せいぜい、固まって何かにしがみつくくらいでしょうか。
夕菅黄:「里音くん、里音くんは……!?」
朝波巴月:「ど、どうなっちゃうの……!?」
阿久晃登:「おおお落ち着いてはづにゃん、かつみん、おろろろろ……」
黒葛原初玄:「うわっ汚ねえ! お前が一番落ち着けよ」
昼神ユウリ/PL:KP、《隠れる》状態を解除して、朝波たちの元へ行く!
久遠瑠璃/KP:うん、そのくらいの移動は可能だと思うよ。
……でもね、もう何もかも意味が無いの。
久遠瑠璃/KP:海を割るような雷鳴が轟き、稲妻が走った瞬間、一際大きな波があなた達の乗る船を呑み込んでしまいました。
久遠瑠璃/KP:オモチャの船をひっくり返すかのごとく、豪華客船は真っ逆さまに転覆し、夜の暗い海の底へと沈んで行きます。
久遠瑠璃/KP:さあ、《窒息》ロールの時間だよ。と言っても皆さん御察しの通り負けイベントだけど。順番に《CON×10》からやって行こうか。
【1R】
湯河里音:CCB<=150 CON×10 Cthulhu : (1D100<=150) → 11 → 成功
夕菅黄:CCB<=90 CON×10 Cthulhu : (1D100<=90) → 95 → 失敗
朝波巴月:CCB<=120 CON×10 Cthulhu : (1D100<=120) → 81 → 成功
昼神ユウリ:CCB<=150 CON×10 Cthulhu : (1D100<=150) → 26 → 成功
阿久晃登:CCB<=100 CON×10 Cthulhu : (1D100<=100) → 86 → 成功
黒葛原初玄:CCB<=100 CON×10 Cthulhu : (1D100<=100) → 85 → 成功
夕菅黄/PL:わあ、いきなりかー!
里音/PL:ださすぎ。
久遠瑠璃/KP:普通はここで黄ちゃんにダメージ判定してもらうんだけど、時間かかり過ぎるから失敗したら気絶ってことで。最初に意識を失ったのは夕菅黄さんだね。
夕菅黄:「(里音……くん……みんな……)」
【2R】
湯河里音:CCB<=135 CON×9 Cthulhu : (1D100<=135) → 61 → 成功
朝波巴月:CCB<=108 CON×9 Cthulhu : (1D100<=108) → 79 → 成功
昼神ユウリ:CCB<=135 CON×9 Cthulhu : (1D100<=135) → 16 → 成功
阿久晃登:CCB<=90 CON×9 Cthulhu : (1D100<=90) → 39 → 成功
黒葛原初玄:CCB<=90 CON×9 Cthulhu : (1D100<=90) → 98 → 致命的失敗
黒葛原初玄/PL:げ、ファンブル……。
久遠瑠璃/KP:ええとそれじゃあ……黒葛原初玄さんは、溺れる時にかなり海水を飲み込んでしまったみたい。本来ダメージ判定する分だけ、耐久力にマイナスしておこうか。1d6ね。
黒葛原初玄:1d6 ダメージ Cthulhu : (1D6) → 1
黒葛原初玄/PL:まあこんなものか。
黒葛原初玄:「ングゥ……!(くそ……こんなとこ、で……)」
【3R】
湯河里音:CCB<=120 CON×8 Cthulhu : (1D100<=120) → 31 → 成功
朝波巴月:CCB<=96 CON×8 Cthulhu : (1D100<=96) → 62 → 成功
昼神ユウリ:CCB<=120 CON×8 Cthulhu : (1D100<=120) → 68 → 成功
阿久晃登:CCB<=80 CON×8 Cthulhu : (1D100<=80) → 90 → 失敗
阿久晃登:「ブクブクブク……」
【4R】
湯河里音:CCB<=105 CON×7 Cthulhu : (1D100<=105) → 32 → 成功
朝波巴月:CCB<=84 CON×7 Cthulhu : (1D100<=84) → 42 → 成功
昼神ユウリ:CCB<=105 CON×7 Cthulhu : (1D100<=105) → 32 → 成功
【5R】
湯河里音:CCB<=90 CON×6 Cthulhu : (1D100<=90) → 24 → 成功
朝波巴月:CCB<=72 CON×6 Cthulhu : (1D100<=72) → 18 → 成功
昼神ユウリ:CCB<=90 CON×6 Cthulhu : (1D100<=90) → 35 → 成功
【6R】
湯河里音:CCB<=75 CON×5 Cthulhu : (1D100<=75) → 60 → 成功
朝波巴月:CCB<=60 CON×5 Cthulhu : (1D100<=60) → 55 → 成功
昼神ユウリ:CCB<=75 CON×5 Cthulhu : (1D100<=75) → 40 → 成功
久遠瑠璃/KP:なかなかしぶといなあ、これくらいから始めてても良かったかもね?
里音/PL:せいぜい此処くらいまではいくでしょ。黄たちがださすぎんだよ。
【7R】
湯河里音:CCB<=60 CON×4 Cthulhu : (1D100<=60) → 36 → 成功
朝波巴月:CCB<=48 CON×4 Cthulhu : (1D100<=48) → 77 → 失敗
昼神ユウリ:CCB<=60 CON×4 Cthulhu : (1D100<=60) → 86 → 失敗
久遠瑠璃/KP:おわあ、もしかしてとは思ったけど、巴月ちゃんとユウリちゃん一緒に気絶かあ……。
朝波巴月:「(どうして……おまじない、した、のに……)」
昼神ユウリ:「(朝波、たちを……守れ、なかった……)」
久遠瑠璃/KP:さあ、一騎打ちだね里音くん!
里音/PL:勝ち確だってわかった途端にこの強気……とことん粘ってやる。
【8R】
湯河里音:CCB<=45 CON×3 Cthulhu : (1D100<=45) → 27 → 成功
【9R】
湯河里音:CCB<=30 CON×2 Cthulhu : (1D100<=30) → 4 → 決定的成功/スペシャル
久遠瑠璃/KP:えっ、ええーっ! ここでクリティカル出しちゃう!? もー、仕方ないなあ。里音くんの好きなタイミングで1回だけ失敗を成功に変えたげるよー……。
里音/PL:よし。
【10R】
湯河里音:CCB<=15 CON×1 Cthulhu : (1D100<=15) → 39 → 失敗
久遠瑠璃/KP:だからって、ここでクリティカル恩恵使わないでね! もうおしまい! ロール的には負けだけど勝負としては里音くんの粘り勝ち! 速やかに気絶して!
里音/PL:はいはい。
湯河里音:「……」
久遠瑠璃/KP:はい。それでは、あなた達はそれぞれ意識を失う刹那、暗い海の底から「何か」がこちらを見ていることに気づきます。
久遠瑠璃/KP:姿形をはっきりと確認することは到底できそうにありません。
久遠瑠璃/KP:しかし、その「何か」が、自分の知る生物の範疇を超えたものだということだけは、疑いようがありませんでした。
久遠瑠璃/KP:自分たちでは計り知れないモノの存在に気付いた皆さんは、0/1D6のSANチェックです。
湯河里音:CCB<=72 SANチェック Cthulhu : (1D100<=72) → 56 → 成功
夕菅黄:CCB<=85 SANチェック Cthulhu : (1D100<=85) → 69 → 成功
朝波巴月:CCB<=70 SANチェック Cthulhu : (1D100<=70) → 100 → 致命的失敗
朝波巴月/PL:わわわ! ひゃ、100ファン!?
久遠瑠璃/KP:ごめんね巴月ちゃん、弊卓ではSANチェックにもファンブルを適用しているから……1d6+1の減少でお願いします。
朝波巴月:1d6+1 SAN減少 Cthulhu : (1D6+1) → 5[5]+1 → 6
朝波巴月/PL:あわわわ……
阿久/PL:落ち着くっす! まだ《アイデア》があるっす!
朝波巴月:CCB<=80 アイデア Cthulhu : (1D100<=80) → 87 → 失敗
朝波巴月/PL:あぁ……よかったあ……。
昼神ユウリ:CCB<=55 SANチェック Cthulhu : (1D100<=65) → 63 → 成功
阿久晃登:CCB<=80 SANチェック Cthulhu : (1D100<=80) → 92 → 失敗
阿久晃登:1d6 SAN減少 Cthulhu : (1D6) → 2
黒葛原初玄:CCB<=60 SANチェック Cthulhu : (1D100<=60) → 95 → 失敗
黒葛原初玄:1d6 SAN減少 Cthulhu : (1D6) → 1
【SAN変動】
湯河里音:72
夕菅黄:85
朝波巴月:70 → 64
昼神ユウリ:65
阿久晃登:80 → 78
黒葛原初玄:60 → 59
久遠瑠璃/KP:さて、海に溺れて気絶したはずのあなた達は、船のホールと思しき場所で目を覚まします。そうだね、意識を失った順に。
夕菅黄:「ん……あれ、ここは……」
久遠瑠璃/KP:先ほどまで乗っていた船に似てはいるけれど、構造が違っていることにすぐに気付くでしょう。
夕菅黄/PL:里音くんも、みんな船内にいるの?
久遠瑠璃/KP:もちろん。でも、何故かここにいるのはあなた達、SSSハイツの6人だけみたいだね。ほかの乗客の姿は見えない。所持品も、夕食会の時に持ってたものだけだね。
黒葛原初玄:「ゲホッゲホッ……俺たち、溺れたはずじゃ……」
阿久晃登:「どうもこの船、オレらが乗ってた船とビミョーに違うっすよ」
朝波巴月:「ワタシたちが沈んじゃう前、すごく、怖いものを見た気がする……」
昼神ユウリ:「私もだ。朝波には衝撃が強かったんだろう。怖がることはない、私たちが付いているからな」
湯河里音:「生きてる……」
夕菅黄:「里音くん! 里音くん……!」
湯河里音:「……黄」
夕菅黄:「もうあのまま、会えないかと思ったよー……!」
里音/PL:という茶番は置いておいて。
夕菅黄/PL:茶番だなんてひどーい! 茶番だけど!
里音/PL:……具体的に、どんなところが違ってるの。
久遠瑠璃/KP:そうだね、この部屋の周囲には8つの扉があります。中央にも大きな柱のようなものがあって、扉がついています。そしてその近くには、長机がありました。長机には、いくつかの鍵と、何かが書かれた紙が置かれています。
里音/PL:《目星》か。
黒葛原初玄/PL:KP、俺は長机じゃなく、それぞれの扉に《目星》したい。
久遠瑠璃/KP:いいよ! どうぞ。
湯河里音:CCB<=75 目星 Cthulhu : (1D100<=75) → 62 → 成功
夕菅黄:CCB<=85 目星 Cthulhu : (1D100<=85) → 35 → 成功
朝波巴月:CCB<=55 目星 Cthulhu : (1D100<=55) → 88 → 失敗
昼神ユウリ:CCB<=75 目星 Cthulhu : (1D100<=75) → 79 → 失敗
阿久晃登:CCB<=50 目星 Cthulhu : (1D100<=50) → 48 → 成功
黒葛原初玄:CCB<=80 目星 Cthulhu : (1D100<=80) → 39 → 成功
久遠瑠璃/KP:はい。それじゃ成功した3年生組……もとい25歳組の三人は、長机には6つの鍵が置いてあり、それぞれに「湯河里音」、「夕菅黄」、「朝波巴月」、「昼神ユウリ」、「阿久晃登」、「黒葛原初玄」とあなた達の名前が付けられていることが分かります。
久遠瑠璃/KP:また、その傍らにある紙には、次のようなことが書かれていました。
紙:「ここは沈み鎮めるための世界。罪を沈め鎮める世界。汝ら等しく罪人である。
浅ましくも生を求めるならば、重き罪を沈め鎮めて、此岸にてまた罪を重ねん。
汝ら罪人であり神である。罪に近づき見定めよ。しかし、罪に近づけばその身もまた沈みゆく。」
久遠瑠璃/KP:さて、では扉に注目した黒葛原初玄さんは、この見取り図の左下からぐるーっと、次のような表記がされているのを見つけます。
孔雀の間
白狐の間
蟒蛇の間
銀狼の間
猪神の間
山羊の間
鬼熊の間
久遠瑠璃/KP:また、中央の扉には「贖罪の間」と表記されています。真南の扉には何も書いてありません。
久遠瑠璃/KP:なお、周りの部屋の表記に関して《オカルト》または《知識》の半分で振ることができます。
黒葛原初玄/PL:じゃあ、情報を共有して皆で振る。
湯河里音:CCB<=(80/2) 知識の半分 Cthulhu : (1D100<=40) → 65 → 失敗
夕菅黄:CCB<=45 オカルト Cthulhu : (1D100<=45) → 13 → 成功
朝波巴月:CCB<=(90/2) 知識の半分 Cthulhu : (1D100<=45) → 92 → 失敗
昼神ユウリ:CCB<=(75/2) 知識の半分 Cthulhu : (1D100<=37) → 46 → 失敗
阿久晃登:CCB<=50 オカルト Cthulhu : (1D100<=50) → 86 → 失敗
黒葛原初玄:CCB<=(80/2) 知識の半分 Cthulhu : (1D100<=40) → 38 → 成功
久遠瑠璃/KP:では、成功した夕菅黄さんと黒葛原初玄さんは、七つの間の名前が、俗に言う「七つの大罪」に比肩するとされる動物であることが分かります。日本のカトリック教会では「七つの罪源」と訳されており、そこでは「高慢、貪欲、肉欲、憤怒、貪食、嫉妬、怠惰」という表記がなされてるんだけど、一般的に有名なのは次の通りの表記かな……。
※『カトリック教会のカテキズム 要約(コンペンディウム)』日本語版 /カトリック中央協議会(2010年)引用
孔雀の間(傲慢)
白狐の間(強欲)
蟒蛇の間(嫉妬)
銀狼の間(憤怒)
猪神の間(暴食)
山羊の間(色欲)
鬼熊の間(怠惰)
夕菅黄/PL:じゃあ、瑠璃ちゃんが書いてくれたみたいに、思い出したことをスマホで打って、皆と共有しておくね。
黒葛原初玄:「『罪に近づき』っていうのは、それぞれの部屋に入れってことか?」
朝波巴月:「『贖罪の間』には何も書かれてないんだね」
昼神ユウリ:「『重き罪を沈める』というのはこの部屋と何か関係があるんだろうか。一応調べておくか」
久遠瑠璃/KP:「贖罪の間」には鍵が掛かっているようです。
昼神ユウリ/PL:置いてあった鍵で開くだろうか。
久遠瑠璃/KP:誰の鍵を使いますか?
昼神ユウリ/PL:誰の鍵……?
朝波巴月/PL:たぶん、使う鍵でいける部屋が違うんじゃないかな? それぞれの客室、とか……?
昼神ユウリ/PL:うーん、私は大体のものを携帯しているから客室に用は無いな。誰か行きたい人はいるか?
阿久/PL:はいはい! 客室に行くなら、お薬取りに行きたいっす!
里音/PL:武器やら何やらを手元に置いておきたい気持ちはあるけど、そもそも客室に繋がってるとは限んないし、僕はパス。
夕菅黄/PL:私もとりあえず、戦闘が無さそうなら良いかなあ。
朝波巴月/PL:ワタシも大丈夫!
黒葛原初玄/PL:俺も。
昼神ユウリ/PL:じゃあ「阿久晃登」の鍵を使う。阿久が。
阿久/PL:ええっ自分でっすか!
久遠瑠璃/KP:では、阿久晃登さんが「阿久晃登」の鍵を使うと、「贖罪の間」の扉が開きました。
阿久/PL:ちょっと待ってくださいっす心の準備がー!
久遠瑠璃/KP:どうやら、阿久晃登さんしかその部屋には入れないようです。内部は元の船で使っていた自分の客室と同じで、荷物もそのまま残っています。
阿久/PL:はづにゃんの読み通りっすね! 荷物回収っす!
久遠瑠璃/KP:しかし、当然だけどこんなホールの中央に客室があるわけもなく、空間的にありえない状態でつながっていることは明らかです。阿久晃登さんは、0/1d3のSANチェック。
阿久/PL:ひえ……。
阿久晃登:CCB<=78 SANチェック Cthulhu : (1D100<=78) → 83 → 失敗
阿久晃登:1d3 SAN減少 Cthulhu : (1D3) → 1
阿久晃登:SAN 78 → 77
久遠瑠璃/KP:窓の外は真っ暗な夜で何も見えません。なんとなく、あまり長い間この部屋に居てはいけないと、本能が警鐘を鳴らしてきます。
阿久/PL:荷物回収終わったら、すぐ部屋を出るっす!
久遠瑠璃/KP:では、荷物を持ち少し青い顔をした阿久晃登さんが、「贖罪の間」の扉から出てきました。
阿久晃登:「確かにオレの客室には繋がったっすよ。でも、それっておかしくないっすか? いや、おかしかったんすよ!」
昼神ユウリ:「大丈夫だ。お前が一番おかしい」
阿久晃登:「も〜色々ヒドイっすよゆうりーぬ〜!」
里音/PL:他のそれぞれの扉の前で《聞き耳》はできる?
久遠瑠璃/KP:どうやら《聞き耳》で得られる情報は無さそうです。どの扉からも音は全く聞こえません。
湯河里音:「手当たり次第入ってみるしか無さそうだね」
夕菅黄/PL:ここはあえて、表記でいう上からじゃなくて、下から入ってみるっていうのはどう? ええっと、
夕菅黄:「『鬼熊の間(怠惰)』から入るのはどうかな? 強そうなのに(怠惰)だよ!?」
朝波巴月:「確かに、なんとなく他のお部屋はお部屋の名前と()の項目の内容が合ってるけど、『鬼熊の間』はなんだか違う気がするよ! すごいねかつみん!」
黒葛原初玄:「どうせ全ての部屋に入ってみないといけなさそうですが、なるほど順番を考えて入るというのも一つの手ですね……流石は黄さん……!」
湯河里音:「……じゃあ、『鬼熊の間』から入れば」
夕菅黄:「はーい!」
久遠瑠璃/KP:はい。では、夕菅黄さんが「鬼熊の間」の扉を開けたということでいいかな?
夕菅黄/PL:いいともー!
久遠瑠璃/KP:それでは、夕菅黄さんが扉に触れると、全身を冷たい水に包まれているような圧迫感とともに、強い脱力感を覚えます。
1D3を振ってね。
夕菅黄:「ひゃあ! な、なんだか……」
湯河里音:「……黄?」
夕菅黄:1d3 ?? Cthulhu : (1D3) → 3
久遠瑠璃/KP:はい。では、夕菅黄さんの体はドロドロと溶け始め、着ているお洋服が少しぶかぶかになりました。靴もカポカポ言います。
久遠瑠璃/KP:いつもは昼神ユウリさんや湯河里音さんよりそこそこ背が高いけど、今はその差が縮まって少し高い、程度です。
久遠瑠璃/KP:夕菅黄さんは、SIZを3減少させてください。
一同/PL:え!
夕菅黄/PL:もしかして、KPがSIZ+1してくれてたのってこのため……!?
久遠瑠璃/KP:このため?
夕菅黄:SIZ 16 → 13
阿久晃登:「かつみん……なんか、背縮んだっすか……?」
夕菅黄:「え、あれ、ホントだ……あっくんと初玄くんがいつもより遠い……」
久遠瑠璃/KP:さて、周りの皆さんは夕菅黄さんの体がドロドロと溶けているように見えたことによる1D3/1D6+1のSANチェックです。
夕菅黄さんは、自分の体が溶けて小さくなったことに気付いたので1D3/1D8+1のSANチェック。
湯河里音:CCB<=72 SANチェック Cthulhu : (1D100<=72) → 85 → 失敗
湯河里音:1d6+1 SAN減少 Cthulhu : (1D6+1) → 5[5]+1 → 6
里音/PL:あ。
湯河里音:CCB<=55 アイデア Cthulhu : (1D100<=55) → 40 → 成功
里音/PL:……うわ。
久遠瑠璃/KP:さあ今セッション初の一時的狂気! 何が出るかなー?
湯河里音:1d10 狂気の種類 Cthulhu : (1D10) → 6
久遠瑠璃/KP:あっ……「殺人癖または自殺癖」……
黒葛原初玄/PL:出たよ……。
久遠瑠璃/KP:とっとりあえず後で処理するから、みんなも振ってねー!
夕菅黄:CCB<=85 SANチェック Cthulhu : (1D100<=85) → 27 → 成功
夕菅黄:1d3 SAN減少 Cthulhu : (1D3) → 2
朝波巴月:CCB<=64 SANチェック Cthulhu : (1D100<=64) → 9 → スペシャル
久遠瑠璃/KP:お、巴月ちゃん今度はSANチェックスペシャルだね! 減少はなしでいいよー!
朝波巴月/PL:やったー!
昼神ユウリ:CCB<=65 SANチェック Cthulhu : (1D100<=54) → 22 → 成功
昼神ユウリ:1d3 SAN減少 Cthulhu : (1D3) → 2
阿久晃登:CCB<=78 SANチェック Cthulhu : (1D100<=78) → 23 → 成功
阿久晃登:1d3 SAN減少 Cthulhu : (1D3) → 2
黒葛原初玄:CCB<=59 SANチェック Cthulhu : (1D100<=59) → 50 → 成功
黒葛原初玄:1d3 SAN減少 Cthulhu : (1D3) → 3
【SAN変動】
湯河里音:72 → 66
夕菅黄:85 → 83
朝波巴月:64
昼神ユウリ:65 → 63
阿久晃登:78 → 76
黒葛原初玄:59 → 56
久遠瑠璃/KP:見事に里音くんだけごっそり持ってかれちゃったね……そうね……。
久遠瑠璃/KP:では狂気に陥った湯河里音さんは、ドロドロに溶けて少し小さくなってしまった夕菅黄さんに、言い様のない怒りを覚えてしまいます。……後は、出来るかな。
湯河里音:「黄さ……僕に何の断りも入れず、何かもよく分からないものに勝手に身を削られて、それで良いと思ってんの……?」
夕菅黄:「へ、里音、くん……?」
湯河里音:「黄の全ては、余すところなく僕のもの。そうでなきゃいけないのに、誰かに、何かに奪われてしまうくらいなら、それなら、いっそ……」
湯河里音:「奪われる前に、僕が全部奪うから」
阿久/PL:はいはい《精神分析》!! 部屋に入るところだったんすよね? 部屋に誰かいたらまずいっすよ!
阿久晃登:CCB<=81 精神分析 Cthulhu : (1D100<=81) → 34 → 成功
阿久晃登:1d3 湯河里音のSAN回復 Cthulhu : (1D3) → 2
湯河里音:SAN 66 → 68
阿久晃登:「里音くん! こんな所でダメっすよ、誰が見てるか分からないのにそんな……恥ずかしげも無くかつみんに愛を囁いて……。里音くんらしくないったら。そういうのは二人っきりの時にしてほしいっす。愛用の鎌も持ってないことだし、ね?」
久遠瑠璃/KP:これが《精神分析》なのかと言われたらかなり怪しいけど、里音くんには効きそうだし、仲間間の殴り合いになるとこだったからまあいいか……。では湯河里音さんはハッとして、何とか正気に戻ります。
湯河里音:「あれ、僕……」
夕菅黄:「里音くん!」
朝波巴月:「びっくりしたあ! りっちゃんたら、急におかしなこと言いだすんだもん」
昼神ユウリ:「こんな状況、気が狂いそうになるのも無理はない」
黒葛原初玄:「気狂ってる暇も無いけどな。……さ、『鬼熊の間』ですよ」
久遠瑠璃/KP:はい。それでは皆さんは「鬼熊の間」に入りました。
部屋は皆さんの客室と同じくらいの広さで、少し薄暗いです。
というのも、部屋自体の電気は消してあるので、窓の外のうすら明るい光だけが部屋の全体像を見せています。どうやらこの部屋は日の出の時間のようです。
ベッドと、デスクと、それから本棚があり、本棚には本がびっしり詰まっていました。
また、ベッドの上にはひとりの少年が眠っています。
朝波巴月/PL:その人は普通に寝ているの?
久遠瑠璃/KP:うん。ただ寝てるだけだよ。息はしてるし、苦しそうな様子でも無いね。
朝波巴月/PL:そっとしておいた方がいいのかな……でも、お話聞きたいな。とりあえず起こしてみるね。
朝波巴月:「もしもし、朝ですよー。すみません、起きていただけませんか?」
久遠瑠璃/KP:ではその少年は、怠そうにではありますが起きてくれますね。
阿久/PL:はづにゃんのモーニングコールとかオレがされたいっす!
昼神ユウリ/PL:ふん、分かってないな。朝波に起こされるよりも朝波を起こす方がいいに決まってる。
黒葛原初玄/PL:なんの話だよ……。
少年:「ふわあ……何か、ご用ですか」
朝波巴月:「えっと……ワタシは朝波巴月っていいます! あなたは?」
ペオル:「ペオルです」
朝波巴月:「ペオルさん、何か困ってることはありませんか?」
ペオル:「はあ、困っていること。今は特には無いですね」
朝波巴月:「そうですか……」
ペオル:「……あなた達こそ、僕に何のご用ですか?」
昼神ユウリ:「他の乗客との交流も、悪くないと思ってな。朝波はアイドル、私はその用心棒をしているんだが、貴方は何をしてる人なんだ?」
ペオル:「アイドルですか。そういったものには疎いんですよね……。僕もとある業界では有名ですが、あなた達は僕のことを知らなさそうだ」
ペオル:「人を相手にする仕事は大変ですよね。僕は『白狐の間』のご婦人や『猪神の間』の男性のような人間の相手ばかりで、本当に疲れますよ」
夕菅黄:「ほかのお部屋の人と知り合いなの?」
ペオル:「僕が知ってるのはその二人くらいです。こんな余暇すら、あのような人々と一緒だなんてね。自分にできることはもうやったのだから、放っておいてほしいものです……ふわぁあ」
黒葛原初玄/PL:KP、3人がペオルと話している間に、デスクと本棚を調べたい。
久遠瑠璃/KP:デスクは、客室備え付けのもので手を付けられてないことから、特に何もないと分かるね。
本棚を調べるなら《図書館》どうぞ。
阿久/PL:オレも振るっす!
阿久晃登:CCB<=85 図書館 Cthulhu : (1D100<=85) → 44 → 成功
黒葛原初玄:CCB<=75 図書館 Cthulhu : (1D100<=75) → 59 → 成功
久遠瑠璃/KP:では、本棚の本は全て難しそうな哲学書であることが分かります。
成功した2人は、なにげなく手に取ってみた本に紙が挟まっているのを発見しました。
紙:「人は人のために罪を負う。それは不可避の業である。縮図たるこの場で、業から逃れるは罪と心得よ」
里音/PL:本が難しそうなら、メモ書きも難しいな。人のために犯した罪なら仕方ないってこと?
黒葛原初玄/PL:『重き罪』を裁定する材料にしろ、ってことじゃないですかね。
里音/PL:ああ、ペオルの場合、「怠惰」の原因は「白狐の間」や「猪神の間」の人間にあるから、『重き罪』ではないってことか。
今後もそういう判断で良いのなら、こうして話を聞くのが一番かもね。
久遠瑠璃/KP:さて。会話と探索に一区切りついたところで、《アイデア》振ってみようか。
黒葛原初玄/PL:嫌な予感……。
湯河里音:CCB<=55 アイデア Cthulhu : (1D100<=55) → 39 → 成功
夕菅黄:CCB<=55 アイデア Cthulhu : (1D100<=55) → 8 → スペシャル
朝波巴月:CCB<=80 アイデア Cthulhu : (1D100<=80) → 28 → 成功
昼神ユウリ:CCB<=60 アイデア Cthulhu : (1D100<=60) → 73 → 失敗
阿久晃登:CCB<=85 アイデア Cthulhu : (1D100<=85) → 50 → 成功
黒葛原初玄:CCB<=90 アイデア Cthulhu : (1D100<=90) → 35 → 成功
夕菅黄/PL:わー! スペシャル!
昼神ユウリ/PL:また、私だけ失敗か……。
久遠瑠璃/KP:はい。では成功した5人は、かれこれ10分ほどこの部屋にいるけれど、一向に日が昇る気配がない、ということに気付きます。
気になって窓の外を見てみると、なんと外の景色が日の出のままで止まっているのです。
奇妙な光景を目にした5人……いや、スペシャルだった黄ちゃんを除く4人は、0/1D3のSANチェック。
湯河里音:CCB<=68 SANチェック Cthulhu : (1D100<=68) → 11 → スペシャル
朝波巴月:CCB<=64 SANチェック Cthulhu : (1D100<=64) → 56 → 成功
阿久晃登:CCB<=76 SANチェック Cthulhu : (1D100<=76) → 41 → 成功
黒葛原初玄:CCB<=56 SANチェック Cthulhu : (1D100<=56) → 60 → 失敗
黒葛原初玄:1d3 SAN減少 Cthulhu : (1D3) → 2
黒葛原初玄:SAN 56 → 54
黒葛原初玄/PL:くそ。……この部屋にはもう用もなさそうだから、部屋を出る。
久遠瑠璃/KP:はーい。みんなも出るってことでいいかな?
朝波巴月/PL:ペオルさんにお礼を言ってから出るね。
久遠瑠璃/KP:ペオルはあなた達に別れを告げると、またすぐにベッドに横たわって眠りについたようです。
昼神ユウリ/PL:流石は怠惰だな……。
夕菅黄/PL:隣から順番に行くなら、次は「山羊の間」……し、色欲、だって……!
阿久/PL:それよりも、ほかの部屋でもさっきと同じように、扉を開けた人のSIZ減少が起きるなら、慎重になった方がいいと思うっす!
夕菅黄/PL:え? SIZ減少体験済みだし、限界まで自分がやろうと思ってたんだけど。その方がSANチェック発生しないでしょ?
久遠瑠璃/KP:メタついでにメタ的なことを言うと、今後はSIZ減少初体験者にSANチェックが起きるかな!
朝波巴月/PL:ええっ、だからって、かつみんにお任せしたっきりにしちゃうの!? あと6つも扉開けてたら、かつみん赤ちゃんになっちゃう!
里音/PL:赤ん坊どころか消滅する可能性だってあるよ。まだSANが高い内に、誰かと交代でやった方がいいんじゃないの。
黒葛原初玄/PL:SIZが高くて、黄さんの次にSANが高いといえば……
昼神ユウリ/PL:阿久だな。
夕菅黄/PL:まあまあ、それならあっくんには覚悟しておいてもらうということで。
出来るとこまでは、自分に任せてよ! 今武器も持ってないし、どうせ戦闘ではそんなに役に立たないでしょ?
はい! そうと決まれば、
夕菅黄:「次の部屋にレッツゴー!」
湯河里音:「あ、ちょっと黄……」
久遠瑠璃/KP:はい、じゃあ夕菅黄さんは1D3のSIZ減少だよ。
夕菅黄:1d3 SIZ減少 Cthulhu : (1D3) → 1
夕菅黄:SIZ 13 → 12
久遠瑠璃/KP:そうだね、だいたい、昼神ユウリさんより少し大きいかな? くらいになりました。湯河里音さんくらいかな。
久遠瑠璃/KP:それでは皆さんは「山羊の間」に入りました。
部屋の中は間接照明でほんのりと照らされており、窓の外からは綺麗な満月の光が柔らかく差しています。とてもムーディーですね。
天蓋付きの大きなベッドが部屋の中を占めており、その上にはひとりの若く美しい女性が、ベビードール姿で煽情的に横たわっています。
あなた達の入室に気がつくと、その豊満な体を見せ付けながらゆっくりと起き上がり、妖艶に微笑むとあなた達を近くへと招き入れてくれます。
昼神ユウリ/PL:黒葛原、お前の十八番奪われてるぞ。
黒葛原初玄/PL:俺でもあんなのやらねーよ。
久遠瑠璃/KP:そう、でもね、女性はどうやら黒葛原初玄さんのことが気に入った様子で、擦り寄りながら話し掛けてくるよ。
アシュメダ:「こんばんはお兄さん。それとも、お姉さんとお呼びした方がいいかしら。ふふ。……私の名前はアシュメダ。貴方ってとても素敵な方ね。共に情熱的な一夜を過ごさない? ……もちろん、お友達もご一緒に、ね」
黒葛原初玄/PL:こいつ……やばいな。
アシュメダ:シークレットダイス
SRESB(18-15) 黒葛原初玄への誘惑
Cthulhu : (1D100<=65) → 15 → 成功
SRESB(18-13) 湯河里音への誘惑
Cthulhu : (1D100<=75) → 87 → 失敗
SRESB(18-9) 夕菅黄への誘惑
Cthulhu : (1D100<=95) → 90 → 成功
SRESB(18-14) 朝波巴月への誘惑
Cthulhu : (1D100<=70) → 43 → 成功
SRESB(18-12) 昼神ユウリへの誘惑
Cthulhu : (1D100<=80) → 89 → 失敗
SRESB(18-11) 阿久晃登への誘惑
Cthulhu : (1D100<=85) → 63 → 成功
阿久/PL:シークレットダイスえっぐ!
久遠瑠璃/KP:おっと。これは面白いことになりましたよー!
……それでは、黒葛原初玄さんをはじめとして、夕菅黄さん、朝波巴月さん、阿久晃登さんが、アシュメダの甘言に見事乗せられてしまいました。4人は誘われるまま、広々としたベッドの上へ向かいます。
一方で、湯河里音さんと昼神ユウリさんには、この誘惑は効いていないようです。
阿久/PL:これは納得の2人っすね……ダイスの女神様、空気読みすぎじゃないっすか……?
久遠瑠璃/KP:KPもびっくりだよ。
そういうわけで、誘惑に負けちゃった4人は、アシュメダに対して疑問を抱いたり、否定的な態度を取ったりすることが出来なくなります。
黒葛原初玄/PL:話ができないだろ。
久遠瑠璃/KP:話をさせないんだよ。
あ、里音くんとユウリちゃんはいつも通りのRPで大丈夫だよ!
湯河里音:「アシュメダ。僕はお前の誘いには乗らないよ。……何でこんな事すんの」
アシュメダ:「まあ、貴方と……そこにいるお姉さんはつれないのね。貴方たちもお父様と同じようなものだわ」
阿久/PL:沈没船のお父さんポジとスパダリ属性って意味でもっすねー!
昼神ユウリ/PL:黙れ。里音さんが父親的存在であるのはともかくとして、誰がスパダリだ。
黒葛原初玄/PL:スパダリっていうか、どちらかって言うと朝波さんのモンペ……。
昼神ユウリ:「お前の父上と重ねられるのは心外だな。どうせ同じ船に乗っているんだろう? お前の父上がお前に何をしたって言うんだ」
アシュメダ:「ええそうよ。今頃『銀狼の間』で過ごしてるんじゃないかしら」
アシュメダ:「でもね、私はお父様が大嫌い。お父様は、私をひとつも認めてくれないの。私に浴びせてくるのは、いつも文句や否定的な言葉ばかり。もううんざりよ。ああ、考えるだけでイライラしちゃうわ」
黒葛原初玄:「親が自分を認めてくれないというのは、堪えるよな。俺もその気持ち、分かるよアシュメダ……」
朝波巴月:「うんうん、アシュメダさんは、なあんにも悪くないよ……」
阿久晃登:「里音くんにゆうりーぬ、そんなところで突っ立って何してるんすか?」
夕菅黄:「ほんとだー! ねーねー里音くんに昼神ちゃん、早くこっちへおいでよー!」
湯河里音:「うるさいな……」
アシュメダ:「うふふ。ほかのお友達はこぉんなにも素直に身を委ねてくれて、本当に素敵だわ! 私、『蟒蛇の間』の殿方や『鬼熊の間』の男の子のことも気に入ってるの。いつか彼らのことも、私の寝台へ招き入れたいものだわ。……そうだ!」
アシュメダ:「今から彼らを、このお部屋へ連れてきてくれない? きっともっと素敵な夜を過ごせると思うの。……ね、少しお部屋を出たり入ったりするだけだから、……お願い?」
湯河里音:「ちょっと、こっちはその出たり入ったりにも命懸けなんだけど、」
夕菅黄:「勿論いいよ! アシュメダちゃんのお願いなら!」
朝波巴月:「すっごくいい案だと思うー! 行って来ようよ、かつみん!」
阿久晃登:「あっ、ずるいっすよ! オレもアシュちゃんにカッコイイとこ見せたいっす!」
黒葛原初玄:「一部屋に一人ずつ行けばいいだろ。俺は残って、少しでも長い時間アシュメダと過ごしたい」
昼神ユウリ:「お前たちな……」
里音/PL:KP、さっきのアシュメダの誘惑って、APP対抗ロール?
久遠瑠璃/KP:うん。アシュメダのAPPを18とした時の対抗ロールだよ。ほんと、この中で一番APP高い初玄くんでも微妙な数値になって実際誘惑成功されてるのに、里音くんとユウリちゃんって一体なんなんだろうね……。
というのはともかくとして、どうしてそんなこと聞くの? もしかして、里音くん……
里音/PL:KP、そのもしかして、だと思う。……黄に対して、APP対抗ロールをする。
夕菅黄/PL:えっ。
久遠瑠璃/KP:あはは! 誘惑には誘惑で対抗しようって? その心意気や良し、だね!
どうせほぼ、アシュメダの出目よりも低い出目じゃないとそもそも成功しない数値だろうし。
成功かつ、アシュメダの出目より低い出目が出せてたら、黄ちゃんを取り戻せることにしてもらってもいーよ!
昼神ユウリ/PL:なるほど、その手があったか。それなら私も、KP、朝波に対してAPP対抗ロールだ。
朝波巴月/PL:ワタシ!? えっと、勿論PCとしてはの話だけど、一応ワタシ、ユウリちゃんよりAPP高い設定になってるよ……?
昼神ユウリ/PL:構わない。そして現実でも朝波は可愛い。
いいか、用心棒昼神ユウリは、この状況をアイドル朝波巴月の危機と捉えた。その危機を回避するために、動くのは誰のためか。
……そう、言うまでもなく、朝波のためだ。つべこべ言わずに振らせてくれ。この次のことは、ダイスの出目と相談する。
久遠瑠璃/KP:これで成功したらすごいけど、40%か。どうかなぁ……。もちろん振るのはご自由に!
湯河里音:RESB(13-9) 夕菅黄へのAPP対抗 Cthulhu : (1d100<=70) → 42 → 成功
昼神ユウリ:RESB(12-14) 朝波巴月へのAPP対抗 Cthulhu : (1d100<=40) → 5 → 決定的成功/スペシャル
昼神ユウリ/PL:ど、どうだ。
久遠瑠璃/KP:えええーっ!? 待って? ここでクリティカルって何?? もうさ、巴月ちゃんにだけじゃなくて、阿久くんと初玄くんにも効いちゃったことにするね……?
昼神ユウリ/PL:何か余計なのが付いてきたぞ。
黒葛原初玄/PL:アシュメダに、魅了されてるロールよりきっつい……。
久遠瑠璃/KP:はい。それでは夕菅黄さんは湯河里音さんの魅力で。朝波巴月さんは昼神ユウリさんの魅力で。そしてその昼神ユウリさんの溢れ出るスパダリオーラによって、阿久晃登さん、黒葛原初玄さんまでもが、アシュメダからの魅了から逃れることが出来ました。
湯河里音:「黄、だめ。お前は誰について行くんだった?」
夕菅黄:「あ……里音、くん……?」
湯河里音:「そう。アシュメダと一晩過ごしてる場合じゃない。他の部屋も見て回るんだろ? ……ほら、行くよ」
夕菅黄:「うん……!」
昼神ユウリ:「朝波。ファンサービスの時間はここまでだ。お前は誰かの虜になってしまう側ではなく、誰も彼もを虜にする側の人間だろう?」
朝波巴月:「そう、だった……そうだねユウリちゃん! ファンのみんなが、ワタシを待ってるのに……こんな所で立ち止まっていられない!」
昼神ユウリ:「そうだ。朝波、『私と一緒に逃げよう』」
朝波巴月:「! うん……!」
阿久晃登:「ゆうりーぬカッコよすぎっすよぉ……オレまで目ぇ覚めちゃったっす!」
昼神ユウリ:「お前は別にいい」
黒葛原初玄:「俺もだ。昼神ユウリ、やっぱあんたかっこいいわ……」
昼神ユウリ:「お前も別にいい。というか、どさくさに紛れて妙なこと言うな。気色悪い……」
アシュメダ:「あらあら、結局私は置いてけぼりなのね」
黒葛原初玄:「悪いな。先を急いでるんだ。……今度はもっと、静かな夜にゆっくりと」
アシュメダ:
SRESB(15-18) 黒葛原初玄の魅了
Cthulhu : (1d100<=35) → 31 → 成功
久遠瑠璃/KP:あ。
黒葛原初玄/PL:おいKP、今お前何振った?
久遠瑠璃/KP:アシュメダは、去り際の黒葛原初玄さんの言葉に、薄い衣服から覗く肌全てを真っ赤に染めて、ぽーっとした瞳で大きく頷きました。
黒葛原初玄/PL:……マジか。余計なこと言ったな。