お茶会は薔薇の園で 浦石ミルラ編

メイン

KP choice[団子,セリオ] KPどっちがいい?
Cthulhu : (CHOICE[団子,セリオ]) > セリオ

KP 呼ばれたからには仕方ないな。
では……不肖セリオ、今回のKPを務めさせていただきます。

浦石 ミルラ はいはーいっ! よろしくね、セリちゃん!

KP 【お茶会は薔薇の園で】

情報

KP 「ご自由にどうぞ。誰でもどうぞ」
『私』は『貴方』で『貴方』は『私』だ
推奨技能:目星、聞き耳
ロスト:なし

推奨:新規、継続問わずPCの内面を掘り下げたい、何かと対話したい人向け

注意:KPレスシナリオです。口調などはPCに合わせて適宜変えてください。

メイン

KP KPレス「お茶会は薔薇の園で」
セッションを開始いたします。
PCはミスター浦石ミルラ。
よろしくお願いいたします。

浦石 ミルラ おねがいしまーす!

雑談

KP 今回はファンブルが連続しないといいのだけど

浦石 ミルラ うん……今日はミルラひとりだから……がんばる!
セリちゃんも応援しててね!

KP ダイスばかりは私にもどうしようもないが……
祈っておくよ。幸運を、ミルラ

メイン

KP 〇導入
いつも通りの日々を送り、貴方……浦石ミルラは眠りについた。
目を閉じれば、意識が暗闇へと引き摺られていく。
ふとそんな暗闇の中、貴方の耳に何かの音が聞こえてきた。
【聞き耳】をどうぞ。

浦石 ミルラ CCB<=70 【聞き耳】
Cthulhu : (1D100<=70) > 9 > スペシャル

雑談

浦石 ミルラ やったあ!

KP 良い出目だ。幸先がいいな。

メイン

KP 微かに聞こえていた音が、徐々に近づいて来る。
それは貴方の耳の傍までやってきて、囁いた。

?? 「さぁさぁ、お話ししましょう。変わりましょう。
『貴方』は『私』で『私』は『貴方』だ」

KP 機械音のような声が、貴方の耳元でげらげらと笑う。
SANc 0/1

浦石 ミルラ CCB<=94 【SANチェック】
Cthulhu : (1D100<=94) > 79 > 成功
「だ、だあれ……?」

KP …………
……

目を覚ますと貴方は見知らぬ場所にいた。
貴方は寝た時の服そのままであり、不思議と寒くはない。
足の裏から柔らかな草の感触が伝わってくる。
貴方の目の前にはアーチ状の入り口があり、そのアーチを覆うように薔薇が咲いている。
近くには看板が立っているようだ。

浦石 ミルラ 「ん、あれ……ここどこだろお……?」
目をこすりながら周りを見ようかなっ

KP 不思議なことにその入り口以外は、霧がかったようにぼんやりとしている。

浦石 ミルラ 「うーんうーん、ゆめの中かなあ?」
このままここに居たらだめかなあ?

KP 明確な答えは提示できないが、恐らくここに居続けることになるだろうな。

浦石 ミルラ そう、だよねえ……。
それじゃあ、とりあえず看板を読んでみようとするかな?
どお? ミルラでも読めそう?

KP 看板には『誰でもどうぞ。ご自由にどうぞ』と書かれている。

浦石 ミルラ 「ふんふん……? かんげーされてるって事、かなっ? 行ってみちゃおーっ」

KP 中に入ると、アーチ状の入り口から壁を作るように、様々な薔薇が咲き誇っているようである。
中央には豪奢な椅子にマネキンが座っている。

浦石 ミルラ 「わあーっ、綺麗なバラのおにわーっ!」うきうきしちゃう!

KP 【目星】をどうぞ。

浦石 ミルラ CCB<=89 【目星】
Cthulhu : (1D100<=89) > 12 > スペシャル

雑談

浦石 ミルラ ! やった、またスペシャルだよっ!

KP 今のところは私たちの祈りが通じているようだ。
この調子で行こう。

浦石 ミルラ うんうんっ! セリちゃんもお祈りありがとっ!

メイン

KP では、ミルラはマネキンの足元にメモが落ちている事に気付くだろう。

浦石 ミルラ 「あれあれ、なんだろお?」 拾って読んじゃお

KP ウサギのマークが描かれており、その下には綺麗な文字で文章が書かれている。

雑談

浦石 ミルラ ウサギのマーク! かわいいっ!

KP ウサギ……うん、確かに可愛いな。

情報

メモ 「これは『貴方』で『私』なの。貴方を映し出す鏡の人形。
何でも話して。なんでもこの子は知っているわ。
だって、『貴方』なんですもの」

メイン

浦石 ミルラ 「……? ちょっぴりむずかしいメモだねえ……?」

KP 貴方がメモを読み終えると、不思議なことにマネキンが『貴方』と同じ姿に変わっていく。

雑談

浦石 ミルラ あれあれっ、そういう……!?

KP こういう事、多いのかな。

メイン

KP マネキンの瞳が開き、貴方を見て微笑んだ。

マネキン 「こんにちはーっ、はじめまして!
ミルラにとってはそうでないかもしれないけれど、キミにとっては初めましてだもんねっ。
ミルラ、ずっとキミとお話がしたかったんだよっ!」

浦石 ミルラ 「わー! またミルラがいるーっ!」
「こんにちはっ、はじめまして!」
「えとえと、ミルラとお話がしたかったの? えへ、うれしいなっ」

KP マネキンだった『貴方』がゆっくりと立ち上がる。
同じ顔、同じ背丈、身体的特徴があるならば、それすらも一緒だろう。
もう一人の『貴方』が、貴方の目の前にいる。

雑談

浦石 ミルラ 本当にミルラなのっ?

KP 私にもまだ……いや、マネキンである時点でミルラではないだろう。

浦石 ミルラ そっか……。

メイン

マネキン 「ここのバラはね、とーってもきれいなのっ!
 向こうにお茶を用意してるよっ。一緒に行こ行こ~!」

KP 『貴方』が貴方の手を取って、ゆるり、と引っ張った。

浦石 ミルラ 「! ミルラもこのバラ、ステキだなって思っ……わ!」

KP いつの間にか椅子の後ろには薔薇の道が出来ている。
それは奥まで続いてるようだった。

マネキン 「わ、いそいで引っ張っちゃってごめんねっ!
 少しでも早く見せたかったの~」

浦石 ミルラ 「ううんっ、いいのいいのっ。ミルラも早くいきたーい!」 そのまま連れてってもらっちゃお!

KP 『貴方』が嬉しそうに笑う。
マネキンだったはずのその手は不思議と暖かい。
じわりと繋いだ手から熱が伝わり、溶けていく。

浦石 ミルラ (あったかーい……)

マネキン 「キミの好きなものを用意したんだよっ」

浦石 ミルラ 「ほんとーっ? うれしい! サバ味噌……はさすがにお茶には合わないかっ」

マネキン 「うんうん、お茶会に合うもので用意したよっ」

雑談

KP マネキンが困る事を言うんじゃないよ、ミルラ

浦石 ミルラ えへ、だってえ、ミルラの好きなものって言われちゃったから~

KP 状況をよく見て話そうか……

浦石 ミルラ セリちゃんがKPやってるってことは、このマネキンのRPってセリちゃんがやってるってこと?

KP えっ
そ、そうなるの、だろうか……?
そう考えると少し恥ずかしくなってくるな……。

けみかる 恥ずかしくなってくるって、それはミルラに失礼では??

星守 閃理 珍しくPLと意見が合いそうで驚いてるよ。
ミルラ兄に謝ってくれ。

浦石 ミルラ せんちゃん! わわ、ケンカは めっ だよ!

KP 私がどう感じるかは私次第でしょう。
本日の外野様方は黙っていていただけますか。

星守 閃理 それを口に出すか出さないかも貴方次第という事か?
肝心な事は中々言葉にしないくせに。

KP ……進行に支障が出るようならそれ相応の処置を取らせていただきますよ、星守閃理。
メインに戻ろう、ミルラ。

浦石 ミルラ もうもうっ、おんなじ顔してるのにどーしてそんなに仲わるいのかなあっ。
あとで、セリちゃんもせんちゃんも、りょーせーばいだよっ!

メイン

KP 薔薇の道を抜けると、また薔薇の咲き誇る披露目の場所に出た。
中央には白いテーブルの上に、ティーセットやお菓子が乗せられている。 
『貴方』は貴方の手を離すと、椅子へと貴方を座らせた。

マネキン 「ここでお話しよっ?
 キミの好きなお菓子やお茶、用意したんだあ」

KP 言われてみれば、と貴方は思うかもしれない。
テーブルの上には、貴方の好きなパステル・デ・ナタやオヴォーシュ・モーレシュが用意されている。

雑談

浦石 ミルラ ポルトガルのお菓子だあっ!

KP パステル・デ・ナタ。
こちらは所謂「エッグタルト」だね。

オヴォーシュ・モーレシュはニホンでいうところのモナカに近いだろうか。
中には卵黄を練ったクリームが詰められていているよ。
魚や貝の形をしていて、中々好感が持てる。

浦石 ミルラ ねーっ。おさかなの形しててかわいいのっ。
食べておいしい、見てたのしい!

メイン

浦石 ミルラ 「わーい! ホントにミルラの好きなお菓子ばっかり!」

マネキン 「えへ、よかったあ」

KP 『貴方』は慣れた手つきで、ティーポットの中からお茶をティーカップの中へと注いだ。
暖かくいい匂いのするお茶だ。

雑談

KP またファーストフラッシュのダージリンティーかな。

浦石 ミルラ たぶんそう! また飲みたいね!

メイン

マネキン 「どーぞ! めしあがれっ!」

浦石 ミルラ 「いただきまーすっ!」

KP 『貴方』が貴方の反対側へと座り、自分で入れたお茶に口をつける。
小さく息を吐くと、ゆるりと微笑んだ。

マネキン 「じゃあじゃあ、お話をはじめよっ!
 キミが生まれてから、今までのあったことをミルラに教えて?」

浦石 ミルラ 「ええっ、生まれた時から? 時間足りるかなあ」

雑談

KP そんな事気にするのか

浦石 ミルラ だってだって~ いっぱいお話したいもんっ

KP 沢山話しても大丈夫だ。ミルラが話したいだけ話すといいよ。

浦石 ミルラ ほんとお?

メイン

マネキン 「うんうんっ、時間は気にしなくていいから、聞かせてっ!」

浦石 ミルラ 「えっとねえ、ミルラのパパはポルトガル人の元ぐんじんさんで、ママは日本人とイングランド人のダブルなんだあ。
だからミルラには、ポルトガル、イングランド、そして日本の血が混ざってるんだよっ」

雑談

浦石 ミルラ これってどこのせかいせん? なんだろう……?

KP どうだろう。
「デュラハンの馬」を経て「知らない地獄で待っている」を通過したなら、ミス星守瀬理香の世界線になるのだろうか。
しかし貴方はあの話を大層気に入っているだろうから、どこでも構わないよ。

浦石 ミルラ ちょいすで決めちゃお!
 
choice[セリオちゃん,セリカちゃん,せんちゃん,せりちゃん] 今回はどこのおはなし?
Cthulhu : (CHOICE[セリオちゃん,セリカちゃん,せんちゃん,せりちゃん]) > せんちゃん

星守 閃理 なんだ。僕全然外野じゃないじゃないか、セリオさん。

KP 今の今まで決まっていなかったというのに、容赦ございませんね。
ええ、どうぞ、歓迎しますよ。

浦石 ミルラ セリちゃんせんちゃん達はこのお茶会来ちゃダメな気がするなあ、なんとなく……

星守 閃理 ふふ、そうかもね。僕たち基本的に仲が良くないから。
さ、それじゃあミルラ兄、僕と従兄弟の世界線という体で話をしてくれよ。

浦石 ミルラ はいはーいっ!

メイン

浦石 ミルラ 「ミルラのパパは三人兄弟の真ん中っこで、『ゲレイロ家』っていうおうちを継ぐのにケンカしたくなかったから、おさななじみちゃんと一緒に日本にきたの。
そこで出会ったのがママだったんだあ!」
「二人とも日本のアイドルがだいすきでね、それで仲良くなって、そこからずっとらぶらぶなの。
もちろん、ミルラのことも生まれる前からずっと、いーっぱい愛してくれてるよっ」
「んとね、きょうだいは居ないけど、後から日本にやってきたパパの弟家族……星守さんやママの弟家族の浦石さんとは仲良しかなっ。
 いとこにせんちゃん……星守閃理ちゃんとか、ナーヤちゃん……浦石奈礼ちゃんがいて、歳も近いから遊ぶことも結構あるんだあ」

雑談

浦石 ミルラ ナーヤちゃんは最近人気の「Sixteen-Square」のこーいってんで、キーボード担当なんだよっ!

星守 閃理 ナーヤさんとはあまり会った事がないけれど、確か作詞作曲もナーヤさんがしている事が多いんだっけ。
ミルラ兄もなんだかんだ洋服のアレンジをするのに絵を描くし、芸術センスがあるんだろうな、浦石家の人たちは。

浦石 ミルラ えへへ、ナーヤちゃんはスゴいけど、ミルラはしろーとだよっ。ただのしゅみー!

メイン

浦石 ミルラ 「それから、そうだなあ、乳香の話もしたいけど、ん~、ミルラが小さい頃のお話もした方がいいよねえ……」
choice[昔からこんな感じだった,昔は違った]
Cthulhu : (CHOICE[昔からこんな感じだった,昔は違った]) > 昔は違った

マネキン 「うんうん、そうだねえ、キミはずっとこんな感じだったの?」

浦石 ミルラ 「ううん、ミルラ、小さい頃はけっこーあばれんぼーだったかも!」

マネキン 「えっ、そうなのお? くわしくくわしくー!」

浦石 ミルラ 「あのね、ミルラずっとちからもちだったから、どうやってやさしくしたらいいか、あんまりよく分かんなかったの」
「ママが剣道とってもじょーずだから教えてもらってたんだけど~、幼稚園でもいやなことしてくるお友だちに木の棒とかで、こう……ねっ?」

マネキン 「そうなんだあ……! 意外だね……!?」

浦石 ミルラ 「うんうん。かっこいい王子様だとか、ヒーローだとか、そーゆーのにあこがれてたんだよお。
おうまさんに乗り始めたのも、たぶんそれがきっかけだった気がする!
とゆーか、今でもちょっぴりあこがれてるの」

雑談

KP 王子様……そういえば前にもそういった話をしていたね。

星守 閃理 ヒーロー。ミルラ兄はヒーローになれたんじゃないかな。

メイン

浦石 ミルラ 「ただそのお、何ていうのかな……
 ただカッコイイだけだったらつまんないから、ミルラらしくステキになれないかなって!」

マネキン 「かわいい格好で、カッコよくなるって事かなっ?」

浦石 ミルラ 「そーそー! そーなの!
 ミルラに似合うカッコがしたくって、いろいろ考えたんだけどね。
 見た目はやっぱり、ミルラもミルラのパパとママも好きな、アイドルみたいにしたんだよっ」

マネキン 「それっていつ頃からそんな感じなのお?」

浦石 ミルラ 「んーとねえ……?」
choice[小学生,中学生,高校生]
Cthulhu : (CHOICE[小学生,中学生,高校生]) > 小学生
1d6 年生
Cthulhu : (1D6) > 6
「小学校六年生の頃……だったかなあ? ええとだから……」

マネキン 「14年前くらい?」

浦石 ミルラ 「そうそうっ! マネキンのミルラちゃん、計算はやーい!」

マネキン 「えへへ!」
「そっか、じゃあ、人生の半分以上はもう、そんな感じなんだねっ」

浦石 ミルラ choice[中学受験をした,せんちゃんと同じ学校]
Cthulhu : (CHOICE[中学受験をした,せんちゃんと同じ学校]) > 中学受験をした

雑談

星守 閃理 えっ。そうなの

浦石 ミルラ そうなのセリちゃん!?

KP 私に聞かれても
それならばあれじゃあないですか、団子智樹さんと同じ中学だった可能性ありますね。

浦石 ミルラ えへ、そうだったらいいなあっ。……あっでも、よもちゃんはあんまりうれしくない、かなあ……?

団子 智樹 う、浦石くんが中学生の頃にはもうそんな感じなら……少なからず僕の人生に影響を与えてる、かもしれない、ね……?

浦石 ミルラ よもちゃーん!
choice[覚えてる,覚えてない]
Cthulhu : (CHOICE[覚えてる,覚えてない]) > 覚えてる

団子 智樹 choice[覚えてる,忘れてる]
Cthulhu : (CHOICE[覚えてる,忘れてる]) > 覚えてる

メイン

浦石 ミルラ 「うんうんっ、ミルラ、なんでか知らないけどちょっとむずかしい中学校に行ってたの!
 途中でどーしてもお勉強ついてけなくなっちゃって、結局近くの学校……せんちゃんと同じとこにへんにゅーしちゃったけど、その前から女の子の制服着たりお洋服着たりしてたかなっ」
「そんな感じで最初は小学校のお友だちもあんまりいなかったから、うーん、あれこれ言う人はいなかったかも……?
 ミルラが覚えてないだけかもしれないけど~」
 
「でもでも、ほめてくれる人の方が多かったかも?
 ああいや、せんせーには注意されてたかなあ……いやなことは忘れちゃった!」
「別に女の子になりたいわけじゃないし、ミルラはミルラだけど、ミルラはちゃんと自分が男の子だってこともわかってるの」
「でも、女の子に見えるなら、それはそのままでいいと思ってるし、とくにイヤでもないんだよねっ」
「ミルラは好きなカッコしてるだけで、スカートもズボンもなんでも、好きなように着てるだけだから~
 好きなように見てもらえたら、それでミルラのことを気に入ってもらえるなら、ミルラはそれで嬉しいの」

雑談

星守 閃理 だから「お姉さん」と言われてもいちいち訂正しないのか。
先輩にも確か、未だにミルラ兄を女の子だと思っている人がいらしたとか言っていたね。

浦石 ミルラ うんうん、だからね、女の子だと思っている、とゆーよりは、そういう風に見てくれている人の前では、ミルラは女の子なのかもしれないなあって。

星守 閃理 そんな感じでいいんだ……。

浦石 ミルラ んん~本当に女の子になれるわけじゃないし、なりたいわけじゃないんだけど~、男の子でいる必要もないかなあって思うんだよねっ。
ミルラは、ミルラだよっ。

星守 閃理 そうだね。ミルラ兄は、ミルラ兄だ。

メイン

マネキン 「じゃあじゃあ、そうだなあ、好きな人はいたりしたのっ?」

浦石 ミルラ choice[いた,いなかった]
Cthulhu : (CHOICE[いた,いなかった]) > いなかった
「ん~、中学生とか高校生とかの時は、ミルラからすきになった人はいなかったかなあ」

雑談

星守 閃理 意外だな。いや、人の恋路に目がいってしまうタイプか。

メイン

浦石 ミルラ 「ミルラはみんながらぶらぶしてるのが好きだから、きゅーぴっどになるのが楽しかったんだよねっ」
CCB<=(14*5) 【APP】
Cthulhu : (1D100<=70) > 51 > 成功
「でもでも、モテてはいた、かなあ? お付き合いしたことがないわけじゃないよっ」
choice[両性,異性のみ]
Cthulhu : (CHOICE[両性,異性のみ]) > 両性
「ふふ、男の子とも、女の子ともねっ」

マネキン 「わあ……☆」

浦石 ミルラ 1d20+2
Cthulhu : (1D20+2) > 10[10]+2 > 12
「中高生の頃だけなら……大体お付き合いまでしたのは12人くらいかなあ……?
 全員はもう覚えてないやっ ごめーんねっ」

雑談

星守 閃理 「付き合った」だけでカウントして、年に2人のペース……。

KP APP14にしては少し多い気もしますね。

メイン

浦石 ミルラ 「あとはそうだなあ、部活はね、中学の頃は剣道部だったけど、胴着をアレンジしようとしたらさすがに怒られちゃったからやめちゃった!」

雑談

星守 閃理 それは多分うち(星守剣道教室)でも怒られると思う……

浦石 ミルラ だよねえ、わかるんだけどねえ。

KP そのままじゃつまらない、という事だな。

浦石 ミルラ うん……やっぱり自分で楽しくできないと、あきちゃう!

メイン

浦石 ミルラ 「部活辞めた後は、どっちかってゆーと、しゅみをがんばったかなあ」
「ずっと通ってた乗馬教室にしっかり通ってみたり、ジムに行って体鍛えたり……
 ドル活遠征も、高校から大学くらいの間が一番行ってたかも~」
「それでね、それでね、一番大事なのがね、18歳の誕生日!」
「ミルラのおうちに、オリバナムが来た日なの」
「ポルトガルでは18歳が成人でね、そのお祝いにってパパが贈ってくれた大切なパートナーだよっ。
 ルシターノっていう、ポルトガルのおうまさんなの。
 オリバナムはちょっぴり大きめの女の子!」

マネキン 「おうまさん! すごいすごーい!」

浦石 ミルラ 「こうまさんだったオリバナムをミルラがおうちで育てたんだよっ」

マネキン 「じゃあじゃあ、ずーっと仲良しなんだね!」

浦石 ミルラ 「うん! オリバナムと一緒にいたかったから、ミルラはおうまのおまわりさんを目指したの」
「ミルラ、あんまり頭はよくないからとーっても大変だったけど、がんばったんだよっ。
 えへ、それにミルラ、けっこーのんびりしてるから、今でもしっかり者のオリバ……えっと今は乳香がね、どっちかってゆーと引っ張ってくれる感じかなあ」

マネキン 「? 乳香? 今はそのお名前なの?」

浦石 ミルラ 「うんうんっ。騎馬隊の厩舎に入る時にね、おしごとする時のお名前付けようってなったの!」
「最近まではずっと『オリバ』って呼んでたんだけどねえ。
 ミルラにとってのオリバは、また別でいて……ちょっぴりややこしいから、オリバナムの事は乳香って呼ぶことにしたんだよっ」

雑談

KP ゲレイロ家の関係者の女性は「~香」と付く事が多いですね。

浦石 ミルラ ! ほんとだ! 乳香も女の子だからぴったり!

メイン

マネキン 「そっか……それでそれで~?」

浦石 ミルラ 「んーとね、大学入ってからは今とあんまり変わらないかなあ?
 おまわりさん目指して、お勉強一番がんばったかもっ」
「乗馬教室のすいせんで、何度か大会に出たこともあるかなあ。
 今の騎馬隊の先輩がたを見かけたこともあるよっ」
「知識も馬術もミルラはまだまだだけど……隊長や先輩がたはすごいんだあ~。
 いっぱいいっぱい、見習いたいよ」

マネキン 「うんうん、騎馬隊に入ってからもがんばってるんだねえ」

浦石 ミルラ 「うんっ。
 騎馬隊に入ったのはえっと、だから……もう三年前っ? 早いなあ~~」
「ミルラたちの隊の中では、まだミルラが一番新人さんだから……ついついわすれちゃうけど、もうそんなに経つんだねえ」
「相馬隊長、いぶちゃん先輩、レーゼ先輩、ほたちゃん先輩……みんな、ミルラのこと可愛がってくれるよっ」

マネキン 「先輩がたに恵まれてるんだねえ」

浦石 ミルラ 「うんうんっ!」
「最近は、なんだかミルラたちの周りでもふしぎなことがたくさん起こってるみたいなの。
 ミルラ、上手くできないこともあって落ち込むこともあるけど……」
「でもねでもねっ、『ぜったいこーする!』って決めたことは、ミルラなりにちゃんとやってるつもりだよっ」
「……こんな感じかなあ? えへ、しゃべりすぎちゃったかも~~」

マネキン 「ううん全然っ! でもでも、実は知ってたんだよね~。
 だって、ミルラは『キミ』で『ミルラ』だもんっ」

「あ、そうだあ、いっぱい話して喉かわいちゃったかなあ? お菓子も食べつつ、お茶も飲んでねっ」

浦石 ミルラ 「? なあんだ、知ってたの~」

「わーそうだった! おしゃべりに夢中でお菓子全然食べてなかった~」
「はむっ……ん~っ、おいしいっ!」

雑談

星守 閃理 ミルラ兄は何でもおいしそうに食べるよな

浦石 ミルラ うんうんっ、本当においしいから~
せんちゃんも、なんでもいっぱい食べて元気でいるんだよ~っ

星守 閃理 うーん、うん、いっぱいは無理だけど、好き嫌いはしないようにしてるよ

浦石 ミルラ えらいえらーい!
いいこいいこ!

星守 閃理 んん……小さい子どもじゃないんだけどな……

浦石 ミルラ へへ、かわいい子にはついついそうしたくなっちゃわなーい?

星守 閃理 ……

浦石 ミルラ せんちゃんはする側は多いだろうけど、される側には中々ならなさそーだから、ふふーん、えへへ!

メイン

マネキン 「よかったあ~。
 こんな時にこんな話をするのもなんだけど、悲しいことだってあったよね……。
 心が千切れそうなくらい……」

KP 『貴方』はテーブルからお菓子を手に取ると、口に放り投げた。

浦石 ミルラ 「かなしいこと……」
choice[あったよ,なかったよ]
Cthulhu : (CHOICE[あったよ,なかったよ]) > あったよ

雑談

浦石 ミルラ そうなんだ……。ふおんなよかん……

KP どの世界線か、振るのか……?

浦石 ミルラ え、うーん……。
choice[A,A',B,B',それ以外]
Cthulhu : (CHOICE[A,A',B,B',それ以外]) > B

星守 閃理 ほ……

浦石 ミルラ なあんだ! それなら何にもないよっ!
ん、ミルラに、あるのかな……?

星守 閃理 僕たちにないなら、ミルラ兄自身にあるんだろうね。

メイン

浦石 ミルラ 「そうだなあ、ミルラ、大学卒業する前に一回だけおじさん……
 ポルトガルにいるゲレイロの現当主さま? に会った事があるんだけどねえ」
「『家督争いから逃げた軟弱者の子どもらしい成長ぶりだな、お嬢さん?』って言われたのが、かなしかったかも……」
「パパがポルトガルを出て日本に来なかったら、ママと出会ってミルラが生まれることもなくって……」
「ミルラ……上手く言えないけど、心がきゅーっ、ってなっちゃったの……」

雑談

星守 閃理 ミルラ兄、そんな事が……

メイン

浦石 ミルラ 「ミルラのせいで、パパもママも、星守さんちも、おじさんに悪く言われちゃうの、とってもやだったなあ……」

マネキン 「うんうん、知ってるよ……。
 心が千切れてしまうんじゃないかってくらい悲しかったもん……」
「でもでも、その反対に嬉しいこともあったよっ。覚えてる?」

浦石 ミルラ 「! うんうんっ! 嬉しいことならいーっぱい!」
「さっきも話したけど、オリバナム……乳香と出会った事でしょ。
 騎馬隊のみんなが優しくしてくれて、特にいぶちゃん先輩がミルラにアイスおごってくれたのがうれしかったなあ。
 あとあと、レーゼ先輩とほたちゃん先輩がとーってもらぶらぶなのもうれしい!
 ゼロの人たちとお話したり……さんちゃん先輩をだっこさせてもらったり……
 それからそれから、ナーヤちゃんたちのバンドが有名になって、せんちゃんがゆきちゃんやとーやちゃんとずっとなかよしで……」
「うん、オリバと、また会えたこと……」

マネキン 「そうそうっ、それはとても嬉しかったねっ。幸せだったなあ……」

KP 『貴方』がお茶を飲む。
ふっと、『貴方』の表情が曇った。

浦石 ミルラ 「? どーしたの?」

マネキン 「キミは今、心に抱えてるものがあるのかな?
 あるんだったら、教えてほしいな……」

浦石 ミルラ 「抱えてるもの……」
「ミルラは、ミルラはね、みんなが幸せだったらそれでいいって思ってたの」
「パパとママがらぶらぶで、そのおかげでミルラもしあわせで、みんなが仲良しで、そのおかげでミルラもにこにこしあわせになれるの」
「でも……それって、ひとのしあわせでミルラがしあわせな気持ちになってるだけで……
 それなら、ミルラのしあわせって何なんだろう? って思う事があるんだあ……」
「うーん、自分で言っててよくわかんなくなっちゃった。むずかしいこと考えるの、やっぱりにがて……」

マネキン 「そっかそっか……。秘め事って苦しくて、考えるのもむずかしいものだよねえ……。
 まだまだあるなら、話して?」

浦石 ミルラ 「そうだなあ……」
「ミルラ、おまわりさんなのに、たまに時々とってもわるいこな気分になっちゃったりするのとか……?
 えへ、でも、たまにはいたずらしちゃうのも、いいよね……」
「ミルラらしく、生きて行けたら、今はそれで満足なのかもっ?」

マネキン 「そっかそっか……」

KP 『貴方』が立ち上がり、貴方の傍に立った。
そっと『貴方』の手が、貴方の頬を包み込む。

マネキン 「キミは『ミルラ』でミルラは『キミ』だよっ。
 嬉しいこともかなしいことも、ぜーんぶ知ってるの。
 でも、こうして貴方と話すことだけが出来なくて……」
「だから、話せてとってもうれしい!」

浦石 ミルラ 「ほんとっ? ミルラも、とってもうれしいよ!」

KP 忘れないで、と『貴方』が続ける。

マネキン 「たとえ、この先、どんなことがあっても。
 『ボク』はキミの味方だよ」

KP 『貴方』の姿が、薔薇の花弁へと変わっていく。

浦石 ミルラ 「え、え、……?」

マネキン 「キミがキミを嫌っても、キミを愛してる……」

KP その言葉を最後に『貴方』は薔薇の花弁となり、貴方の目の前を覆いつくした。

浦石 ミルラ 「わ、まって……!」

KP あなたの意識も、その中へと吸い込まれていく。

浦石 ミルラ 「ん、ぅ…………」

KP
……
…………
見慣れた天井、見慣れたベッドで貴方は目を覚ました。
携帯のアラームが、貴方の起きる時間を知らせている。
不思議な夢を見た、と貴方は思うだろう。
身体を起こし、手を開くと、貴方は小さく不思議な色合いの石を握っていた。
朝日に照らされてキラキラと輝くその石をみていると、ふと、微かに薔薇の匂いがした気がした。

浦石 ミルラ 「これ、なんだろお……すっごくキレイ……」
「んん~っ、とーってもいいお天気!
 今日も一日、がんばろーっ!」

KP 「お茶会は薔薇の園で」
シナリオクリアです。お疲れさまでした。

浦石 ミルラ わーいっ! おつかれさまっ!

雑談

星守 閃理 お疲れ様、ミルラ兄。いっぱい話したね。

浦石 ミルラ うんうんっ、KPしてくれたセリちゃんも、見守ってくれたせんちゃんやよもちゃんも、ありがとーっ!

KP いえいえ、こちらこそお付き合いありがとう。

団子 智樹 ぁ、え、ぼ、僕も……?
そ、その、こちらこそ、僕なんかのこと覚えててくれて、ありがとう……。

情報

KP 報酬:1d3のSAN回復
AF:【不思議な色合いをした石】
貴方が思った通りの装飾品に変わる石。その装飾品を身に着けている限り、アイデアに+5される。

メイン

浦石 ミルラ ええ、SAN回復したらいよいよつよつよになっちゃうねっ?

KP 好きな技能に振るのはいかがかな。
この程度ならいいだろう。

成長

KP 聞き耳1
目星1
SAN回復代わりの技能振り 1d3

浦石 ミルラ CCB<=70 【聞き耳】
Cthulhu : (1D100<=70) > 85 > 失敗
1d10
Cthulhu : (1D10) > 4
聞き耳 70 → 74
CCB<=89 【目星】
Cthulhu : (1D100<=89) > 51 > 成功
1d3
Cthulhu : (1D3) > 3
わーい! 精神分析にふっちゃお……☆
精神分析 68 → 71

雑談

浦石 ミルラ あ~っ思い出した!
そういえばさっき、セリちゃんとせんちゃんケンカしてたでしょーっ。
りょーせーばいだよっ!

KP 待ってくれ……ミルラの力で押されたら敵わない……。

星守 閃理 痛いのは、嫌だ……。

浦石 ミルラ も~っ、それなら最初からケンカしなーい!
ヴィアちゃんもゆきちゃんも困るでしょーっ。
次やったらほんとーに めっ だからね!
CCB<=(17*5) 【STR】
Cthulhu : (1D100<=85) > 70 > 成功
こーんな感じで、ねっ!

KP はい……。

星守 閃理 ごめん、ミルラ兄……。

浦石 ミルラ えへ、なあんて!
ほんとのほんとに嫌いなわけじゃないんでしょ?
それなら、まわりのみんなが困らないくらいなら、じゃれ合うのは、いいよっ?

KP 勿論だよ(そうだろうか……)

星守 閃理 ありがとう(そうかな……)

KP と、言ったところで、今回はここで解散としましょうか。
また機会があれば、どうぞお呼び付けください。

団子 智樹 あ、あ、ありがとう、ございました……お疲れさまでした。

浦石 ミルラ はーいっ、おつかれさまっ!
そだそだ、よもちゃん今度こっち来ることあったら、一緒にご飯食べよーよっ!

団子 智樹 え、ご、ごはん? ぼ、ぼぼ、僕と?

浦石 ミルラ うんうんっ! いっつも隊服アレンジのことでめーるはしてるけど、会ってお話することないでしょー?
さんちゃん先輩も呼んで~パーティーしよ~!

団子 智樹 え、う、さんちゃんもいるなら、まあ……?

浦石 ミルラ きゃあ~たのしみ!! いつ来るか、また教えてねっ!

星守 閃理 (よかったよかった)

メイン

浦石 ミルラ 「! いっけない、そろそろおうち出ないとまた朝礼おくれちゃう~!」
「いってきまーす!」

KP それでも貴方はのんびりと、自分のペースで日常へ帰っていく。
愛馬と共に町を守り、人知れず他者の幸せを願う貴方が、いつか自分自身の真の幸せを掴めるように。
朝陽はきらきらと、貴方を照らし、祝福していた。