水槽回顧 星守閃理編

情報

KP CoCKP レスシナリオ
『水槽回顧』
所要時間:1 時間~ どの時代でも可能
推奨技能:なし 使える技能:目星、聞き耳

非日常の中の日常を、大切な貴方と。
【はじめに】

探索者と「大切な人」との日常を「書く」タイプの KPレスシナリオです。
「大切な人」がいる探索者でプレイすると良いでしょう。
「大切な人」は複数人でも可能です。

「大切な人」は、探索者のうちよそ、既知関係、通過シナリオで出会った NPC など、探索者と関係のある人 物なら可能です。
また、「大切な人」がもう会えなくても、ロスト・永久ロストしていてもプレイが出来ます。

うちよそ、既知関係、通過シナリオの KP などに許可を取らずに参加しても大丈夫かと思います。
ロストの可能性はあるため、心配な方は行ってきます報告を。
【やり方】

A. と書かれているところに自由に探索者と大切な人の日常を描いてください。
また、A. と書かれて いなくても、描写の間に書いても大丈夫です。
大切な人の台詞・行動は捏造してもらって構いません。
【通過後の注意】

END が複数あるため、SNS などに公開する場合、「END A」など、サブタイトルを入れないようにお願いします。
ネタバレなどはふせったーやぷらいべったーなど、ワンクッション置ける状態で公開するようにしてください。

雑談

夜門 由貴 ひょこ!

星守 閃理 由貴ちゃん!

夜門 由貴 来たよ!! えへへ…

星守 閃理 嬉しいな……

由貴ちゃんがやや先を行った方が良いかな。
好きに進行していいからね。

夜門 由貴 うん! わかった!
ありがとね!

メイン

KP KPレス「水槽回顧」
セッションを開始いたします。
PCは星守閃理。

A世界線でお送りいたします。

よろしくお願いいたします。

雑談

夜門 由貴 わ~っ… ぱちぱちぱち…

メイン

星守 閃理 よろしくお願いします。

KP …………
……

どぷん。
花の、柔らかな甘い香りが鼻をくすぐったかと思うと、ごわごわという耳鳴りがした。
眩しさに耐え切れず、 あなたは……星守閃理は、目を閉じる。

星守 閃理 「ん……」 

KP ジリリリリ……
聞き慣れたアラームの音がする。
ゆるゆると落ちていた意識が急浮上し、あなたは飛び起きる。

朝だ。
カーテンから朝日が差し込み、温かな光の筋があなたを照らしている。

星守 閃理 「んん……うるさ……。アラームなんて掛けてたっけな……」

目を瞑ったまま手探りでスマートフォンを探す。
中々アラームを止められない。

KP 今日は、

今日はいつ?
取り留めのないいつもの日?
仕事? それとも休日?
お出かけ? 何か約束がある?
いつかのやり直したい日? 繰り返したい日?
記念日? 思い出の日?
どんな日でも良い。

今日はどんな日?

雑談

夜門 由貴 朝が弱い閃理くん、やっぱりかわいいなあ…

メイン

星守 閃理 今日は……
今日は確か、8月31日……

夏休み、最後の日だ。多分。

由貴

夜門 由貴 さいごのひ…

メイン

KP そして、あなたには大切な人がいるはずだ。

星守 閃理 「由貴ちゃん……」

KP 今はいない?

そんなことはない。
あなたには大切な人がいたはずだ。

由貴

夜門 由貴 なあに、閃理くん

メイン

星守 閃理 ああ、そうだ……
昨日で、18歳と、ちょうど一ヶ月に、なるはずだった……

KP その人は、
その人は恋人?
友人? 親友?
家族? 妻? 夫?
婚約者?
子ども?
親? 兄弟? 姉妹?
片思い?

星守 閃理 一言では言い表せないよ。

ずっと幼馴染みで、兄妹みたいで、親友で、初恋の人で……
恋人だ。僕が一番、愛している人だよ。

由貴

夜門 由貴 本当? 嬉しいな……

メイン

KP とにかく、夜門 由貴さんはあなたにとって大切な人だ。
今日はその人と予定がある。

星守 閃理 は……?
どうして、だって、由貴ちゃんは、二週間以上前に……

KP あるったらあるんだよ。

雑談

夜門 由貴 ふふふ

メイン

KP 同棲、同居しているならば顔を合わせるだろうし
どこかで待ち合わせをしているなら、あなたはせっせと準備をし、その時間となったらそこに向かうだろう。

そんな朝だ。

雑談

夜門 由貴 待ってるよ! それとも会いに行こうかな?

メイン

星守 閃理 状況が呑み込めないけど……
約束をしているのなら、夜門さん家に迎えに行くよ。

KP あなたはどんな朝を過ごす?

星守 閃理 服を着替えて、髪を髪紐で結う。
出かける準備が終わったら、母さんの作った朝ごはんを食べよう。

星守母 「今日は由貴ちゃんとデートなんでしょう?
 のんびりしていて大丈夫なの?」

星守 閃理 「大丈夫。ちゃんと考えて行動してるよ」 

星守父 「閃理、あまり遅くなるなよ」

星守 閃理 「分かってる」
……母さんも父さんも何事も無かったみたいにしている。
ここで由貴ちゃんは……なんて言ったら僕の方が怒られそうだ。
話を合わせておこう。
二人の楽しそうな視線を避けつつ、ツナマヨネーズをかけたパンをかじる。
「ごちそうさまでした」
自分の食べた分の皿を片して、歯を磨いたらそろそろ出かけよう。

KP では、あなた方は朝食と片付け、準備を済ませて外へ出る。
あなたが家を出ると、すいい、と目の前を小さい銀色の何かが横切った気がした。

星守 閃理 「わ。何……」

KP ごしごしと目を擦っても、 今は何もいない。
ふわふわとした足取りで、きらきらと降り注ぐ太陽の光の下を歩く。
何して過ごそう? 何が起こる? 何をする?

星守 閃理 やや急ぎ足で、夜門さん家に向かう。
由貴ちゃんに早く会いたい。

本当に本当に、それが僕の由貴ちゃんなら……

由貴

夜門 由貴 どうだろう。私かな…?
でも、もし幻でも、閃理くんと会えて、うれしいよ。
いつかの私じゃない私は許さないけど…

メイン

星守 閃理 ……いや、父さんや母さんがおかしいんじゃなくて、本当は僕がおかしいのかも……?
とにかく、少しでも早く、由貴ちゃんに……

雑談

夜門 由貴 私も早く会いたいよ! 走っていく…かな?

メイン

KP では、あなたが急ぎ足で夜門家を目指していると
あなたの目の前に、あなたの大切な人が姿を見せる。
小走りであなたに駆け寄り、太陽のような笑みを見せた。

星守 閃理 「由貴ちゃん……!」

雑談

夜門 由貴 閃理くん! おはよう!

メイン

由貴ちゃん 「閃理くん!」

雑談

夜門 由貴 わあ! 私だ!

メイン

KP 二人は挨拶を交わし、どちらからともなく手を繋ぐ。

星守 閃理 さて、夏休み最後の日か。
何処へ行くんだったかな。

雑談

夜門 由貴 どこがいいかなあ?
どこでも楽しいよ!

メイン

由貴ちゃん 「夏休み最終日でどこも人が多そうだから、あえて涼しそうな裏路地巡りでもしようって話だったよね!」

雑談

夜門 由貴 か、かしこい……

メイン

星守 閃理 「そうだった、僕のバイト先……夏限定のかき氷が今日で終わるんだ。
 久しぶりに行ってみようか」

雑談

夜門 由貴 かき氷! 私、かき氷好き!

メイン

由貴ちゃん 「うん! かき氷食べたい!」

KP それではあなた方は、閃理のバイト先である和菓子カフェ&バー「あずきBAR」に向かう。

如月 鵺 「あらあ、星守はん、おこしやす~。
 彼女はんと来はるの、なんや久しぶりやなあ」

星守 閃理 「こんにちは」

雑談

夜門 由貴 はっ、可愛い人だ!

由貴

夜門 由貴 私は……メタ的にははじめまして!
星守さんがいつもお世話になってます!(?)

メイン

星守 閃理 「そうですね、駆け込みでかき氷をと思って。
 どれがいいかな……」

雑談

夜門 由貴 こういうお店でやってるやつだったら、いちごがいいかな…?
あ、でも和菓子…… 宇治もおいしいのかな

メイン

如月 鵺 「おすすめは宇治抹茶かほうじ茶やね」

雑談

夜門 由貴 ほ、ほうじちゃ… それも美味しそう…(優柔不断…

メイン

由貴ちゃん 「どれもおいしそう……」

星守 閃理 「確かに迷っちゃうね……。
 とりあえず、マスターのおすすめをひとつずつ分けようか」

由貴ちゃん 「うん! じゃあ、宇治抹茶とほうじ茶、お願いします!」

如月 鵺 「はあい。冷たいお茶、すぐに出すさかい、ゆるりとしててなあ」

KP 程なくして、抹茶、そしてほうじ茶のかかったふわふわの氷の山がふたつ、あなた方の目の前に現れる。

雑談

夜門 由貴 おいしそう!

メイン

如月 鵺 「由貴ちゃんはんは確か、いちごがお好きなんやったかしら」

雑談

夜門 由貴 はい、すきです! ……? どうして…

メイン

如月 鵺 「……ふふ。星守はんがようけ話してくれるさかい、うちも覚えてしもたわ。
 ほなこれ、さーびすな?」

雑談

夜門 由貴 えっ…… せ、閃理くん、どこでも私のこと喋ってる…?

メイン

KP 緑と茶色のふたつの山が、タッパに入ってきんきんに冷えた真っ赤ないちごで彩られていく。

雑談

夜門 由貴 ちょっとだけ、照れる…
わーい!! いちご!

メイン

星守 閃理 「そ、そんなに話してないよ……。
 マスター、由貴ちゃんがメニュー見てる時の視線で思い出したんでしょう? からかわないでください……」

如月 鵺 「あらあ、いけずなんて何もしてへんよお。
 ほらほら、溶けてしまうよ、はようおあがり」

由貴ちゃん 「はい、いただきます!」

星守 閃理 「む……何はともあれ、サービスありがとうございます。いただきます」

雑談

星守 閃理 いちごの話は由貴ちゃんが来てくれた時にしか話してないよ……
そんな、どこでも話したりはしてない、はず……あれ…………?

夜門 由貴 そうなの……? じゃあどうして……?
ともあれ、いちご、嬉しいなあ(にこにこ

メイン

KP ふんわりと口の中でほどける氷に、本格的な抹茶やほうじ茶の味が甘味と共に舌先をくすぐる。
適切に凍らせてあったいちごは、シャーベットのような食感であなた方を楽しませた。
夏の終わりの涼を、存分に味わう。
二つの山を崩し合いつつ、時折お互いがすくったスプーンをお互いの口に運びつつ、あなた方はかき氷を完食するだろう。

雑談

夜門 由貴 え、えへ… あーん、だ…ね…?

星守 閃理 食べさせ合いっこ……なんだか美味しく感じるね?

夜門 由貴 ん、ん~~~ うん……
よけいに甘い、感じがする…

メイン

由貴ちゃん 「ごちそう様でした。おいしかったです!」

星守 閃理 「長居させてもらって、ありがとうございました。
 また明日、よろしくお願いします。失礼いたします」

雑談

夜門 由貴 お世話になりました!
すっごく、美味しかったです!

メイン

如月 鵺 「おおきに~。由貴ちゃんはんも、またお越しやす~」

KP カフェを後にしたあなた方は、日差しを避けて裏路地を巡る。

昔からある個人経営の写真館や、無名の芸術家がささやかな個展を開いている小さなギャラリー、ふわりと良い匂いの漂うこじんまりとしたパン屋など……
普段はあまり意識したことのない、けれど確かにそこに在り続けるものをあなた方は見て回ることだろう。
ふと、水底から水面を見上げるような、乱反射した太陽の光が差し込む。

由貴ちゃん 「……閃理くん?」

KP ゆるゆると落ちていきそうな意識が、大切な人の声で呼び戻される。

いけない、少し微睡んでいた。
大切な人が隣にいる日々が心地良いのだ。

星守 閃理 「あ、ああ、ごめんね……?」

由貴ちゃん 「ううん、大丈夫! 暑くてぼーっとしちゃった?」

星守 閃理 「そうかも……。少し喉が渇いたから、どこかで飲み物でも買おうか」

雑談

夜門 由貴 飲み物

……いいね。

星守 閃理 うん?

メイン

KP 時計を見ればお昼時を指している。今は昼だ。
何をする? もう昼を過ごした?
だったら別の日でも良い。
何をしよう。
隣には、相も変わらず大切な人がいる。

雑談

夜門 由貴 ふふ、なんでもない!

メイン

星守 閃理 おばあさんが一人でやってるような商店でお水でも買って、そうだな、お昼は精肉店のコロッケでも食べようか。

雑談

星守 閃理 精肉店……

夜門 由貴 いいね、お肉屋さんのコロッケ、おいしいよね!

星守 閃理 久しぶりに来たけど、うん、美味しい。変わらないな。

メイン

KP では、このあたりで【目星】どうぞ。

星守 閃理 CCB<=93 【目星】
Cthulhu : (1D100<=93) > 13 > スペシャル

雑談

夜門 由貴 そうか、お肉屋さんに来るのは、閃理くんは珍しいね?

星守 閃理 うん……

メイン

KP ではあなたは、大切な人が何かを見つめていることに気がつく。
そちらに顔を向けると、それは花だった。
オレンジ、ピンク、紫、様々な色の花がある。

ここは外であるため、花壇などに植わっているものだろう。

星守 閃理 「? 由貴ちゃん、気になる花でもあった?」

KP その瞬間、ぶわりと、芳香が立ち込める。
くらり、と頭が回るような甘い匂いだ。
どこかで嗅いだことのあるような気がする、花の独特な甘い匂い。

雑談

夜門 由貴 お花……? なんとなく、綺麗だから、なんでも好きだけど…

メイン

星守 閃理 「う、……?」

KP 【生物学】、【博物学】、【知識】3分の1でどうぞ。

雑談

夜門 由貴 ほえーーっ そんな技能を振る場面が!

メイン

星守 閃理 CCB<=(75/3) 【知識】
Cthulhu : (1D100<=25) > 73 > 失敗
CCB<=10 【博物学】
Cthulhu : (1D100<=10) > 97 > 致命的失敗

雑談

夜門 由貴 ぬぬ… 普通だったら成功してたのに! うわーーっ

メイン

星守 閃理 うわ……

KP 名前が思い出せそうで思い出せない。
しかし、どれも匂いの強い花であることは分かる。
大切な人に尋ねてみても、思い出せないと答えるだろう。
……いや、ひとつだけ、あなたがはっきりと分かる花があった。

由貴

夜門 由貴 花の名前、あんまり詳しくないからなあ…
おや?

メイン

KP カトレア。
貴方が大嫌いな花だ。
元から嫌いだったのに、あなたはある時から輪を掛けて嫌いになったことをふと思い出す。

雑談

夜門 由貴 カトレア…

メイン

KP あなたの誕生花。冬に咲くはずの花が、何故真夏に咲いているのか?

得も言われぬ嫌悪感があなたの心をざわつかせる。
SAN -1

system [ 星守 閃理 ] SAN : 81 → 80

雑談

夜門 由貴 KPレスを回れと囁かれている…
そう、嫌いなんだ…

メイン

KP 時間というものは、例え嫌でも、止まることなく流れていく。

雑談

夜門 由貴 (なんだかパイナップルの方で覚えてたな…)

星守 閃理 パイナップルもあるね。
ただ、花……? となったから、僕が嫌いなのはカトレア。

メイン

KP 【聞き耳】どうぞ。

星守 閃理 CCB<=74 【聞き耳】
Cthulhu : (1D100<=74) > 65 > 成功

雑談

夜門 由貴 そうなんだ…… パイナップル、美味しいから好きだよ!

メイン

由貴ちゃん 「       」

雑談

星守 閃理 choice[好き,嫌い] パイナップル
Cthulhu : (CHOICE[好き,嫌い]) > 嫌い
うわ……

夜門 由貴 そっか…

星守 閃理 嫌いな物ばっかり増えてく……

夜門 由貴 …嫌いな食べ物無理に食べる必要ないもんね。
閃理くんが美味しく食べられるもの、たくさん探そうね!

星守 閃理 んん……わがままは言わないようにする……

メイン

星守 閃理 「……由貴ちゃん?」

KP ゴボゴボと篭ったような耳鳴りがする。
大切な人を見れば、何かを言った気がするが聞き取れなかった。
大切な人は少し困ったように笑う。
あたりを見渡せば、だいぶ日が傾いており、オレンジ色が空を染めていた。

雑談

夜門 由貴 ん〜? ふふふ、わがままはいっぱい言っていいんだよ!

メイン

KP 日暮れだ。
何をして過ごそう。
家に帰る?
どこかに出掛ける?
スーパー? ホテル? レストラン?
夜景の見える場所でも良い。
その為に移動をする?
もう夕暮れを過ごしたのなら、別の日でも良い。

大切な人と何をしよう。

雑談

星守 閃理 大人にもなって恥ずかしいよ……
こんなに偏食とは……

メイン

星守 閃理 僕の家で夜ご飯かな。

由貴

夜門 由貴 食べられない物は仕方ない!
大丈夫だよ!

雑談

夜門 由貴 やった〜 閃理君のお家でご飯!

メイン

KP 思い思いの日を過ごし、もうすぐ夜がやってくる。

星守母 「おかえりなさい、由貴ちゃん、閃理。
 今日も暑かったでしょう。今日はさっぱり、アジの南蛮漬けにしてみたのよ」

雑談

夜門 由貴 美味しそう、お魚、嬉しい!

メイン

KP 甘酢と共に和えられて衣がふにゃふにゃになった揚げアジと、玉ねぎ、にんじん、ピーマン、パプリカの細切りはじゅんわりと漬かっている。

由貴

夜門 由貴 わぁい、飯テロだ!

メイン

KP 冷やしてあっても美味しい逸品だ。
うだるような暑さでも、箸が進む事だろう。

雑談

夜門 由貴 描写が美味しそう…… 今…夏…?(幻覚

メイン

星守父 「うん、美味かった」

星守 閃理 「ごちそうさま」

由貴ちゃん 「ごちそう様でした!」

由貴

夜門 由貴 ごちそうさまでした! って、先に言われちゃった…
む、ちょっと悔しい

メイン

星守 閃理 由貴ちゃんが帰る時間になるまで、リビングで過ごそうか。

由貴

夜門 由貴 やったぁ! 何して遊ぶ?

メイン

星守母 「……あら、閃理。
 いつも夜門さんのお宅にお世話になっているんだから、たまにはうちで由貴ちゃんをお預かりするのも……いいんじゃないかしら?」

星守 閃理 「はあ」

雑談

夜門 由貴 えっ
ええ…閃理くんおかあさん、ナイス!(グッ

由貴

夜門 由貴 あんまり乗り気じゃなさそうでちょっと笑っちゃう

メイン

星守母 「もう、この子ったら……ごめんなさいね、由貴ちゃん。良かったら泊まっていってちょうだい」

雑談

夜門 由貴 やった〜 泊まりたいです! お泊まり嬉しい!
あっ、じゃあ、家に電話しますね!

メイン

星守父 「準備も何も無いままだろうから、必要な荷物はもちろん一度取りに行こう。今日は車も出せるぞ」

星守 閃理 「じゃあ、その時にでも改めてちゃんと言っておこう。僕も行くよ」

雑談

夜門 由貴 そうか……閃理くんの家には流石に私の着替えとかないか…

メイン

星守母 「交渉は任せたわよ閃理。
 新学期が始まることだし、学校が近いとかなんとか、上手く言いくるめてちょうだい」

星守 閃理 「はいはい……」

雑談

夜門 由貴 (多分…誰も反対しないよ!)

メイン

星守 閃理 「まだ時間あるし、もう少し後でもいいだろ。
 お腹いっぱいだし一休みしよう」

KP では【目星】どうぞ。

星守 閃理 CCB<=93 【目星】
Cthulhu : (1D100<=93) > 47 > 成功

KP ではあなたは1冊の本に目がいく。
それは本棚に入っているものかもしれないし、机の上に置いてあるものかもしれない。
はたまた誰かの置き忘れであるかもしれない。
それが気になり、あなたはページをめくってみる。

情報

KP 「走馬灯」
死の間際に、これまでの人生の様々な思い出が映像として見える体験は、日本では「走馬灯」と呼ばれています。
大抵このような臨死体験はオカルトやスピリチュアルなものとされがちですが
実際には脳の防御機制「解離」 と密接に関連した生物学的現象であるといわれています。
そう言えるのは、死に瀕した人が誰でもこの現象を体験するわけではないからです。

調べによると、瀕死状態を体験し生還した人たちのうち、走馬灯を体験したのは
「故意ではない突然の死の危機」に晒された人に多く起こっているということが分かっています。
また、走馬灯を見た人たちのほとんどは「もうすぐ死ぬ」という確信を抱いていました。

また、走馬灯は、自分の過去の様子や、あるいは未来の様子までもが
次々に目の前に映し出されたと述べています。

メイン

星守 閃理 「何だこの本。誰が買ったんだ?」

KP 瞬間、急に息が苦しくなり、大きく息を吸う。
ぷかりと浮かんだ気泡は、空に向かって消えていった。
ノイズが走ったかのように、世界が大きく揺らいだ気がした。

星守 閃理 「ーーーッ!?」

KP 隣では――そうな顔をした大切な人がこちらを見ている。
隣では心配そうな顔をした大切な人がこちらを見ている。
隣では悲しそうな顔をした大切な人がこちらを見ている。
~~~~~~~
~~~

不鮮明だった意識が、ふと戻る。
あなたが大切な人に問えば、何事もなかったかのように首をかしげた。

雑談

夜門 由貴 閃理くん…

メイン

星守 閃理 「そう……」

KP 日は沈み、夜の帳が下りる。

何をして過ごそう。
ディナーは済んだ? どこかへ出かける?
家へ帰る? 一緒に泊まる?
もう夜を過ごした?
だったら、別の夜でも良い。

大切な人と何をして過ごそう。

星守 閃理 とりあえず、予定通り夜門さん家に車で行こう。
ご両親に話をつけて、由貴ちゃんが準備している間少し十哉と話をして……
由貴ちゃんと一緒に、僕の家へ帰る。
「明日は由貴ちゃんと学校へ行きますのでご安心ください。……はい、それではおやすみなさい。
 ……またな、十哉、おやすみ」

由貴

十哉 おやすみ、いい夢を

メイン

KP 日はとっぷりと沈み、生き物たちは息を潜め、夜の濃藍色がとろりと世界を満たす。
銀色の月明かりを乗せる水のせせらぎだけが、時の流れを感じさせていた。
もうすぐ深夜だ。
朝は来るのだろうか。
果てしなく続く闇があなたを手招いている。
あなたは何をして過ごす?

隣には相も変わらず大切な人がいてくれている。

星守 閃理 洗濯機を回して、お風呂に入って……
身の回りを整えたら、明日の準備を済ませて……少しだけ、簡単に、由貴ちゃんと暗記物だけ一緒に覚えようか。

KP 【目星】または【聞き耳】をどうぞ。

星守 閃理 CCB<=93 【目星】
Cthulhu : (1D100<=93) > 15 > スペシャル

雑談

夜門 由貴 やった、お勉強だね。
終わったら…一緒に寝ようね

メイン

KP 大切な人が酷く悲しそうに笑った。
ぶわりと花の芳香が漂う。
脳が蕩けるようだ。

眠気のせいなのか、意識がふわりふわりと、宙を漂う。

星守 閃理 「ん……」

由貴

夜門 由貴 大丈夫? もう眠くなってきたかな……

メイン

由貴ちゃん 「      」

KP と、大切な人が言う。
あなたはその声が聞こえただろうか。

星守 閃理 聴こえない……聴こえなかった……

KP 大切な人が何かを差し出した。
その手は水に濡れたかのようにひんやりと冷たい。
あなたは大切な人から目線を外し、手の中のそれを見る。
それは羊皮紙のようだ。

情報

KP 「ヴルトゥーム」

火星の地下深くの洞窟に住んでいるとされており、千年の休眠期と千年の活動期の終わりなき循環を送る神。
この神や、この神の故郷の化石化した花は、甘い香りのする催眠性の薬物を生成する。
この芳香は対象に楽園のような光景の鮮明な幻覚を見せる。
この神の声は信じられないほど感じが良く、明瞭と朗々としたもので、その本質を覆い隠している。

メイン

星守 閃理 ああ……

KP この知識に触れたことによる SANc 1/1d5
クトゥルフ神話技能+1

星守 閃理 CCB<=80 【SANチェック】
Cthulhu : (1D100<=80) > 25 > 成功

system [ 星守 閃理 ] SAN : 80 → 79

由貴

夜門 由貴 ほっ…

メイン

由貴ちゃん 「     !!」

KP 大切な人が何かを訴えたが、それは雑音に紛れて消えてしまった。

由貴

夜門 由貴 起きて、手を伸ばして
曲……

メイン

KP 大切な人は静かに笑うと、そっとあなたに手を伸ばす。
その手はあなたに触れ、その指先からはひんやりと鈍い体温が伝わる。

大切な人はそんなことはしない?

いや、そんなことはない。
大切な人はあなたが望んだことをしてくれるだろう。
どんなことでも良い。
あなたが望んだことなら何でも叶えてくれる。
あなたが想う大切な人はあなたの望みに応える。
あなたは、この闇へ向かうひどく深い時間の中で何をする?

由貴

夜門 由貴 起きて、閃理くん
起きなくちゃ、死んじゃうよ

メイン

星守 閃理 またそうやって、僕を
僕をどうするつもりなんだ
望みに応えたくても応えられない僕が
由貴ちゃんに望みを告げるなんて、そんな傲慢な事するとでも思ったのか

KP あなたは違和感に気がつく。
随分前に違和感があることは気がついていた。
それでも、大切な人との日々を過ごすことを選んでいる。
いつ非日常があなたに襲いかかるか分からない日常の中で
大切な人と過ごすこの日々がどうしようもなく愛おしいのだ。
それは呼吸が出来ない水の中と同じだろう。

大切な人の存在が、唯一あなたを生かしてくれる酸素だ。

由貴ちゃん 「     」

由貴

夜門 由貴 起きて… 手を伸ばして

メイン

KP 大切な人が何かを言うが、あなたには届かない。

由貴

夜門 由貴 今度こそ、ちゃんとつかまえるから

メイン

KP あなたがこの違和感に気がつけば、この大切な人との「日常」が終わってしまうかもしれない。
今ならまだ続きが見られる。

この違和感を無視して、夜を迎えれば、この続きが見られる。
大切な人が手招きをし、あなたを眠りに誘う。

星守 閃理 馬鹿にするな

KP あなたは気がつく。
この世界は、大切な人は、どこか違和感がある。
頭がズキリと痛んだ。

大切な人があなたを見るが、その顔は水中にいるかのようにぼやけている。
目を覚ましたくないと、心のどこかで思うかもしれない。

ごぼり、と口から気泡が漏れた。
【アイデア】をどうぞ。

星守 閃理 CCB<=90 【アイデア】
Cthulhu : (1D100<=90) > 63 > 成功

KP あなたは思い出す。
どこからか漂ってきた甘い芳香に脳が犯され、あなたはふらふらと、とある植物園を訪れていた。

最後に見たのは色とりどりの花と、そこを流れる川と池。
視界が大きく揺れる。
意識が動転し、冷たい感覚が皮膚を襲う。
重くなった衣服が身体の自由を奪い、流れ込む液体が呼吸を止める。
あなたの意識は、そのまま暗転する。
はずだった。
これは、ここは、どこなのだろうか。
自分は何を見ているのだろうか。
何を見ていたのだろうか。
これは、
あなたは気がつく。これは、

由貴

夜門 由貴 これは…?

メイン

星守 閃理 これは、「こうであってほしかった過去」だ。

由貴

夜門 由貴 ………

メイン

KP あなたが望んだ、しかし、叶わなかった過去だ。
取り返しのつかない過ぎ去った日々だ。
何度やり直せたら、何度取り戻せたら、そう願ったことか。
あなたの目からは自然と涙が零れる。
銀色の粒が闇に溶ける。

人生最後の瞬間。
脳裏に映るは、叶えられなかった願い。
これは夢なのだろうか。
こんなにも生々しいのに。
実は現実なのではないだろうか。
では、ここはどこなのだろうか。
あなたはこれが現実ではないことを知っている。
あなたは、

星守 閃理 目を覚まさなくてはいけない。

KP 大切な人は、

星守 閃理 ……既に死んでいる

由貴

夜門 由貴 そう、私が…選んだ…
その道を

メイン

KP あなたの意識は夢から覚めるように急浮上を始める。

由貴

夜門 由貴 そう、こっちだよ。起きて

メイン

KP 遙か頭上に銀色の水面がたゆたっている。
ごぼりと、口から気泡が零れ、水が呼吸を妨げる。
とてつもない息苦しさを自覚し、懸命に手を伸ばす。
衣服はふんだんに水を含み、重たくのしかかる。

命の危機に瀕していることを自覚し
SANc 1/1d4

星守 閃理 CCB<=79 【SANチェック】
Cthulhu : (1D100<=79) > 83 > 失敗
1d4
Cthulhu : (1D4) > 3

system [ 星守 閃理 ] SAN : 79 → 76

由貴

夜門 由貴 手を伸ばして。

メイン

KP 水面に誰かの影が映った気がした。
あなたはそれに手を伸ばす。
あなたは何かを掴んだ気がした。
ぐん、と身体が持ち上げられる感覚。

……

由貴

夜門 由貴 う、うぐ… ちょっと重い

メイン

KP …………
視界が開ける。

激しく咳き込み、空気を思い切り吸い込む。
くらくらとする視界が少しずつ定まってくる。
身体が震え、あと少し遅かったならば、とあなたは頭の隅で考えるかもしれない。

星守 閃理 「ゲホッ、ゲホゴホッ……ひゅ……ッ」

KP バッと顔を上げる。
微かな気配に顔を上げた。

あなたはその朧気な意識の中、大切な人の姿を見た気がしたのだ。

星守 閃理 「ゆき、ちゃん……」

由貴

夜門 由貴 閃理くん、もう、大丈夫だよ

メイン

KP しかし、そこには誰もいない。
ぶわりと、優しい風があなたの頬を撫で、髪を掬う。

パキリと、あなたの足下で何かが割れた音がした。
そちらを見れば、化石化した花が砕けて落ちているのが分かる。
その芳香があなたの鼻をかすめる。

由貴

夜門 由貴 ちゃんと起きられたね。
よかった…

メイン

KP 【自身の POW と「5」との抵抗】判定をどうぞ。

星守 閃理 RESB(16-5)
Cthulhu : (1d100<=105) > 自動成功

由貴

夜門 由貴 ほっ…

メイン

星守 閃理 ぐじぐじと、踏み躙る。

KP 化石化した花は粉々になった。
何はともあれ、あなたは「不幸な事故」から逃れ、日常に還って来られた。
もしかしたら、今は会えない
あなたの大切な人が守ってくれたのかもしれない。
あなたの愛する、夜門 由貴さんが。
「水槽回顧」 END A「水葬回顧」生還
シナリオクリアです。お疲れさまでした。

雑談

夜門 由貴 ヒーーーン……お疲れ様でした、
おかえりなさい、閃理くん!!!

メイン

星守 閃理 …………。
お疲れ様でした。

情報

KP 生還報酬
・生還 1d6
・「日常」を送った 1d3

〈POW〉対抗
成功:SAN 値回復 1d3

雑談

夜門 由貴 また曲… ぐすん…

情報

KP 【シナリオ背景】

以前、ヴルトゥームを崇拝する教団が存在していた。
教団はヴルトゥームの故郷の化石化した花から発せられる幻覚物質により、植物園に人を集め、信者を増やそうとしていた。
しかし、教団は既に衰退しており、その機能だけが植物園に残っていた。

閃理はとある日、幻覚作用によりその植物園に迷い込んでしまう。
迷い込んだ閃理はそこを流れる川(池)に足を滑らせ落ちてしまう。

花の幻覚作用と、死ぬ間際の走馬灯が合わさり、閃理は大切な人との思い出や夢みる未来、はたまた独り善がりの妄想の夢を見ることになる。

しかし、その川はドリームランドの川の神オウクラノスの流域と繋がりがあり、オウクラノスは自身の流域で邪悪な意図を持っていた機能で人が死ぬことを良しとしなかった。
水を介し、閃理に目を覚まさせる手助けをする。
閃理は恐ろしく優しい夢から目を覚ますことは出来るのだろうか。
このシナリオの「大切な人」は、探索者の夢・走馬灯・幻覚・妄想であるため、探索者の理想・想像の「大切な人」であると言える。

そのため、「大切な人」の本当の自我などはない KP レスという形のシナリオになっている。
【END A】

生還。
本当に大切な人が助けてくれたのかもしれないし、そうでないかもしれない。
詳細は PL に委ねるため、自由に想像してもらって構わない。

雑談

星守 閃理 ただいま、由貴ちゃん

夜門 由貴 ううう よかった、閃理くんが生きててくれてよかった…

メイン

KP あなたが本当に生きていた時間は、11月4日(水)だ。
ゼミ旅行から何とか帰ってきてから程なくして病院に搬送されたあなたは、退院したその足で植物園へと誘われた。
夜門 由貴さんが生きていたら、あなた方が交際を始めて三ヶ月目だった、その日である。

星守 閃理  ああ……
生きるとは決めていたから、わざわざ死を選ぶような真似だけはしなかったよ。

雑談

星守 閃理  由貴ちゃん、由貴ちゃん……
本物の由貴ちゃんに、会いたい……
また、会えなかった……

夜門 由貴 わ、私だって会いたいよう~~ ううう
もういっかい死 … なんでもないよ(送信やめたやつが送られちゃった

星守 閃理 
送信しかけたんだ……

夜門 由貴 でもそうするといよいよ、私大変なことになっちゃう気がする。

星守 閃理  帰ってこないの……

夜門 由貴 帰りたいよ! インターフォン連打しようか今から…!?
ピピピピ

星守 閃理  情緒
choice[寝てた,起きてた]
Cthulhu : (CHOICE[寝てた,起きてた]) > 寝てた

夜門 由貴 メイワク!

星守家

星守 閃理  「ん……今、何時……」
「いたずら、かな……」

インターフォン ピン ポーン

星守 閃理  「……んん、あまり鳴らされ続けると父さんと母さんが起きる……」
もぞ……と、布団から渋々出て、玄関へ向かう。
「はい……どなたですか」

夜門 由貴 「………」

星守 閃理  「…………」
「……夢か……」

夜門 由貴 (スンスンと鼻をならして泣いている

星守 閃理  「またそうやって僕を……」
CCB<=90 【アイデア】
Cthulhu : (1D100<=90) > 7 > スペシャル

夜門 由貴 「……せ…」ぼろぼろと涙を流す

星守 閃理  「……え、あれ……」
「ほ、ほんとうに、由貴ちゃん……!?」

夜門 由貴  「……っく、う、うわぁああん…」

星守 閃理  「わ、わ……!? ま、待って、待ってくれ、色々、追いつかない……!」
CCB<=81 【SANチェック】
Cthulhu : (1D100<=81) > 98 > 致命的失敗

夜門 由貴 !?

星守 閃理  はは……
1d6+1 死んだはずの者に出会う
Cthulhu : (1D6+1) > 5[5]+1 > 6
あっ……

夜門 由貴 あっ…

system [ 星守 閃理 ] SAN : 76 → 70

星守 閃理  CCB<=90 【アイデア】
Cthulhu : (1D100<=90) > 3 > 決定的成功/スペシャル

夜門 由貴 混乱する閃理くんを気にせず、泣き喚きながら閃理くんに飛びつきます
!??!?

星守 閃理  1d10 一時的狂気
Cthulhu : (1D10) > 10
昏迷あるいは緊張症……後者かな。
自発的に行動できない。
されるがまま、固まってしまっている。
1d10+4 ラウンド
Cthulhu : (1D10+4) > 8[8]+4 > 12
一分ちょっとくらい……

夜門 由貴 じゃあ一分程度の間ずっとひしっとしがみつきながら泣いてるね…

星守 閃理  (え……え……え…………??)

夜門 由貴 「うう……うぇええ…… ぐすっ… ひっ… ううう…」
動かないと涙と鼻水とかで君の寝巻きがぐしゃぐしゃになるからな…

星守 閃理  (由貴ちゃん……これは、まごう事無き、本物の由貴ちゃんだ……帰ってきたんだ……え、帰ってきた……??)
「…………はっ! 由貴ちゃん!!?」

夜門 由貴 「……ヒッ…」(嗚咽を漏らすのみ)

星守 閃理  両手で由貴ちゃんの腕をつかむ。
その感触と温もりを確かめて
「生きてる……」
とつぶやく。

夜門 由貴 「……せ、う……うう」コクコクと頷く

星守 閃理  「よ、夜遅いし、寒いから中へおいで……?」

夜門 由貴 「ん……」
「……せ…… ん…り、く…」

星守 閃理  「その、ああ、びっくりし過ぎて頭がぐちゃぐちゃだ……由貴ちゃん、由貴ちゃん……!!」

夜門 由貴 「あ…… あ、い…」

星守 閃理  「由貴ちゃん……?」

夜門 由貴 「あい……し、てる」

「ただ………い ま」

星守 閃理  「う、う…………!」

夜門 由貴 (会いたかった ただいま あいしてる あいしてる …あいしてる)

星守 閃理  「っ……かえってきてくれて、ぐず、嬉しい、よ、由貴ちゃん……!」
「愛してる……愛してるよ、由貴ちゃん…………何度君を夢に見たことか……」
「もう馬鹿な事はしてはいけないよ? 僕のそばから離れないでくれ、お願いだよ、もうどこにもいかないで……」
「僕も、由貴ちゃんのそばを離れないから……」

夜門 由貴 「……わ…(たしも何度も)、(閃理くんに会う夢を見た)」
「……、ん…… ん…」(抱きつく)

星守 閃理  CCB<=90 【アイデア】
Cthulhu : (1D100<=90) > 98 > 致命的失敗
なんで……
CCB<=79 【心理学】
Cthulhu : (1D100<=79) > 9 > スペシャル
出目……

夜門 由貴 上下が激しいね

星守 閃理  「由貴ちゃん……? 上手く、話せないの、か……?」
目を真っ直ぐに見つめる

夜門 由貴 「う…… ん……」こくこく目を見つめ返しながらうなずく。
「ご…(ごめんね)」
「………」

星守 閃理  「……そっか、分かったよ。無理に話そうとしなくていい。由貴ちゃんが謝ることじゃない」

夜門 由貴 「……」眉を下げる。

星守 閃理  「大丈夫、何も心配しなくていいよ。僕が居るから、ずっと一緒に居るから、大丈夫……」

夜門 由貴 「………」うなずく。
ほっぺた撫で撫で

星守 閃理  「は、はは……僕の顔、涙でぐしゃぐしゃだよ……?」

夜門 由貴 ほおに伝っていた涙を拭って、口を付ける

星守 閃理  「……!」

夜門 由貴 ちゅ、ちゅ、ちゅ と あいしているの代わりに

星守 閃理  「ゆき、由貴ちゃん、ああ、由貴ちゃん……」
「愛してる……また、由貴ちゃんにそう伝えられる日が、こんなにも早く来るなんて……」
「……ううん、永遠にも思えるくらい、長かった……」
「でもきっと、その様子だと、由貴ちゃんの方がずっと、辛く苦しい思いをして……」

夜門 由貴 「………」ふるふると首を横に振る
「……(確かにずっとずっと、寂しかったけど。それはきっと閃理くんも同じか、それ以上のはずだよ)」ぎゅう、と抱きつく。

星守 閃理  「……とにかく、そうして、かえってきてくれて……僕は今、すごく、幸せだ……」

夜門 由貴 「(置いていってしまってごめんなさい。ひとりぼっちにして)(ごめんなさい)」閃理くんの首元に唇を当てて唇だけで喋る。
「ん……(私も、幸せ。あなたの元に帰ってこられて、本当に)」

星守 閃理  「……」目を閉じて触れる言葉を感じ取る

夜門 由貴 「(もう離れないから、離さないで。どこにも行かないから、どこにも行かないで)」

星守 閃理  「……いいんだよ。さいごまで僕の事を想ってくれていたこと、僕はちゃんと知っているから」
「ずっと一緒に居よう……今度こそ、何処までも一緒に行こう」

夜門 由貴 「……ん」

星守 閃理  「死すら僕たちを分かつことは出来ない……させないよ……僕が許さない……」

夜門 由貴 「(私も、死んでも閃理くんと一緒がいい。離れたくないよ)」
「(私と一緒に… 生きてほしい)」

星守 閃理  「うん……うん……まずは、生きよう、一緒に生きて、一緒に死んで、死んでも、またその先も、どこまでも……」

夜門 由貴 「(うん…)」うなずくように身じろぐ。
体を少し離して、じっと閃理くんの顔を見つめる。

星守 閃理  「誓うよ……」しっかりと見つめ返す
「どこまでも、由貴ちゃんを、由貴ちゃんだけを愛し続ける」

夜門 由貴 「(私も、誓う。何度繰り返しても、閃理君だけがだいすき……あいしてるって)」

星守 閃理  誰に誓うでもなく、互いにだけ誓うのだという気持ちを込めて、深く口づける。

夜門 由貴 「ん……」抵抗せずに全部受け入れる。
閃理くんの言葉を心の中で反芻して、応える
「……」口付けなら伝わるかな?
と自分からも積極的に舌を押し付ける。
(なんだかちょっとしょっぱい)

星守 閃理  「……ん……んむ……ぇう……」

夜門 由貴 「ん、んん……ん…」
(ずっとこうしていられたらいいのに…)
と名残惜しく思いつつ唇を離す…

星守 閃理  「っは、……」 つう、と途切れる細い銀の橋を切なそうに見つめる。
「ありがとう……きっと疲れているのに、僕に会いに来てくれて……
 もう、今日は遅いから、僕の部屋で一緒に寝よう……?」

夜門 由貴 「! ……!?」

星守 閃理  「どうか、した……?」首を傾げ

夜門 由貴 「……!」(ふるふると首を振って、ぎゅっと抱きつく
「(一緒に、私も一緒に寝たい)」
はっとして首筋にチュッとキスします。
伝わってなさそうならちゅっちゅっと繰り返す!

星守 閃理  「んっ!? っは、わ、ゆ、由貴ちゃん……っ!?」

夜門 由貴 きゅーっと抱きつく。

星守 閃理  「……うん、一緒に寝ようね。きっと二人で、良い夢を見よう」
「そして目が覚めたら、もっと幸せだ……だって由貴ちゃんがずっと一緒にいてくれるから……」

夜門 由貴 こくこく
(2人で眠ったら、絶対にいい夢だよ)

首がもげそうなくらい頷きます!
ボディランゲージの限界を感じる!
ほっぺにすりすりする!

(明日も、明後日も、その先も、ずっと一緒だよ!)

星守 閃理  「ふ、ふふ、くすぐったい……うん、ずっと一緒だ……」
「少し窮屈かもしれないけど、しっかりくっついて……」
ベッドに横たえて、布団と共に包み込む。

夜門 由貴 キラキラした瞳で閃理くんを見上げる。
腕を伸ばして引き寄せる。

星守 閃理  「改めて……おかえり、由貴ちゃん」
そっと額の辺りに垂れている前髪に触れる。

夜門 由貴 (あったかい、閃理くんの体温…)
くすぐったそうに目を細める。

星守 閃理  「ゆっくりお休み。……また明日」

夜門 由貴 (た だ い ま)
頷いて目をゆっくり、閉じる。
(おやすみなさい、また明日……)

星守 閃理 しばらく由貴ちゃんの目を閉じた顔を眺めてから、不意に押し寄せた眠気にそっと目を閉じる。

KP あなた方は、どこまでも深い孤独に覆われた黒い夜を越えた。
これからは二人で、星降る夜に燦然と命を灯して、共に歩み続けるのだろう。
おかえりなさい、由貴ちゃん。
A世界線は再び、二人の生きる世界になりました。

夜門 由貴 …ただいま…… ただいま! 閃理くん!!

雑談

夜門 由貴 ぐすん………しばらくは全然離れられないね…

星守家

星守 閃理 おかえり、由貴ちゃん!

雑談

星守 閃理 由貴ちゃんの通訳です どうぞお気になさらず

夜門 由貴 ぎゅーーーっ(実際いてくれないとコミュニケーションがとれない可能性)

星守 閃理  なんかこう……ふしぎなちからで由貴ちゃんの言いたい事がなんとなくわかるんだ……(妄言)

夜門 由貴 やったあ! 心理学とアイデアと愛の力で!
ファンブルクリティカルファンブルはびっくりしちゃったな…

星守 閃理  出目のあらぶり方よ……動揺と感動が一気に押し寄せて 女神様も困惑

夜門 由貴 ひとまず由貴はしばらくお出かけができない…(KPCならできる)から……イチャイチャしてね…

星守 閃理  う……うん……しなない程度に……お手柔らかにね?

夜門 由貴 大丈夫! ……のはず!
私にいっぱい勉強教えてくれてもいいよ!

星守 閃理  そうだね。
もうすぐ内部推薦の試験も近そうだし、まずは大学に事情を話して色々配慮をしてもらえるようにお願いして……

夜門 由貴 こくこくこくっ
……(いっぱい頑張らなくちゃ)
まあそれどころじゃなかったんだけど、三ヶ月はそれなりに痛いね…

星守 閃理  大丈夫だよ、これまでも頑張ってたんだからさ

夜門 由貴 ……そうかな?
とりあえず、歴史を教えてもらわないと…かな?
閃理先生!

星守 閃理  うん、任せて。

193 ……というわけで……今日もえらい時間まで…ありがとうございました!
本日はぼちぼち……眠ろうかな、と思います!
突発! 再会編まで…やっていただいて…うう(号泣

けみかる いえいえ……!
こちらこそ、本当に遅くまでありがとうございました!
由貴ちゃん……本当に、うう……!!(大号泣)
おかえりなさい……;;;
早く地獄に行って由貴ちゃんの全貌に触れなきゃ……(?)

夜門 由貴 ただいま帰りました! 帰ってこれてよかった…!(ぼろぼろ
(大したことはしてないんだよ! 本当だよ!)

星守 閃理  由貴ちゃんのSANがほぼ由貴ちゃんの年齢と同じなんだけど……????(ぐずぐず

夜門 由貴 うっ…これは… えへへ……
一緒にSAN回復シナリオに行ってね…(閃理くんに特に旨味がない)

星守 閃理  じっくり聞かせてもらおうかな……(ログで)

夜門 由貴 うっ…(ログ整備しておきます!)

けみかる ふふ……本当に本当に、ありがとうございます……
ゆきせりちゃん3ヶ月もおめでとう……
今後ともよろしくお願いいたします……!
本日はお疲れさまでございました。
私も眠ります……おやすみなさいませ

193 いや〜こちらこそ…三ヶ月、ありがとうございました!
今後とも! こちらこそ!

それでは…おやすみなさい!! また明日!

情報

KP ◆成長

目星3
聞き耳1

成長

星守 閃理 1d6+2d3 生還報酬
Cthulhu : (1D6+2D3) > 4[4]+3[1,2] > 7

system [ 星守 閃理 ] SAN : 70 → 77

星守 閃理 CCB<=93 【目星】1/3
Cthulhu : (1D100<=93) > 16 > スペシャル
CCB<=93 【目星】2/3
Cthulhu : (1D100<=93) > 74 > 成功
CCB<=93 【目星】3/3
Cthulhu : (1D100<=93) > 96 > 致命的失敗
1d10
Cthulhu : (1D10) > 3
目星 93 → 96

星守 閃理  CCB<=74 【聞き耳】
Cthulhu : (1D100<=74) > 12 > スペシャル

星守 閃理 目星を95までにして、心理学に+1しよう。
由貴ちゃんの言いたい事が、少しでも分かるように。

目星 96 → 95
心理学 79 → 80

メイン

星守 閃理 こうであってほしかった過去を夢見て
本来築くことのできない未来を得た。

そうして今、紛れもない現在を、僕は由貴ちゃんと共に生きている。

KP A世界線の夏が、ようやく幕を閉じた。
お疲れさまでした。