KP
【概要】
■基本情報
・人 数:1人(KP側PCとのタイマンシナリオ)
・戦 闘:なし
・発 狂 率:低?
・ロ ス ト 率:??
・プレイ時間:2~3時間程度
・PL難易度:★☆☆☆☆
・KP難易度:★★☆☆☆
・推奨技能:<目星><図書館>
・準推奨技能:<コンピューター><心理学>
■こんなPLにおすすめ
・シンプルなシティシナリオで遊びたい
・RPや相手との会話の時間を多く取りたい
・仲良しの二人で一緒に探索がしたい
193 ペタッ
けみかえる
ぴょこっ
こんにちは! お疲れ様です!
193
はわ…… この日が来た…
こんにちは! お疲れさまです!!
けみかえる
やったぁ~! 藺草さんとふゆごもり……
本日より何卒よろしくお願いいたします!
193
ふゆごもり!! へへ……
はい! こちらこそよろしくお願いいたします…!
がんばるぞ!!
よし、それでは早速ゆっくり……始めていきます…!
けみかえる はい! どきどき……
KP
それではただいまより
12/20 瀬理香さん あなたの
あなた方のX回目の誕生日に
CoC TRPGシナリオ
+++ 昔日と境界 +++
KPC: 夜門 由貴
P C: 星守 瀬理香さん
KP:藺草
PL:けみかえるさん
セッションを始めてまいります。
よろしくお願いいたします。
星守 瀬理香 よろしくお願いします!
夜門 由貴 よろしくお願いします。
193 これから特に意味のない導入が一瞬始まります・ω・…
KP +++
けみかえる お手製導入! やったー! まっくら…
KP
【導入】
12/19 瀬理香さんの誕生日 の前日
けみかえる お花の十字架かわいいね……
夜門 由貴
「駅前の方でさ、今日からクリスマスのイルミネーションがあるんだって」
「よかったら見に行かない?」
KP 朝の登校時に誘いに来た由貴に、あなたはどのように返事をしただろうか。
星守 瀬理香
「行きたい!
そっか……もうクリスマス近いもんね」
ぱっと飛び跳ねるような心地で返事をします。
夜門 由貴
「うん。当日はちょっと混みそうだし……
別のところに目星つけててさ……ふふ、よかった。嬉しそう」
「じゃあ、帰りに校門前に迎えに行くね。
あっ、俺こっち」
KP
嬉しそうにあなたを見ると、由貴は自分も学校へ向かうため走っていくだろう。
……そして、放課後。
星守 瀬理香 イルミネーション観に行けるのも嬉しいけど、由貴くんと行けるのが嬉しいの
KP
瀬理香さんは帰り道、夜門由貴に呼び出されイルミネーションのある街通りを歩いていた。
もちろん手袋はしていたけれど、はぐれないようにと由貴が手を繋ぎたがったのであなたの片手は由貴のポケットの中にあった。
夜門 由貴 「……想像してたより結構豪華に飾り付けてあるね…」
星守 瀬理香 私も繋ぎたかったよー よー よー……(セルフエコー
夜門 由貴 うん……… へへ……(ぎゅっ
星守 瀬理香
「うん! はぁ……とっても綺麗……」
感嘆の白い息を吐きながら、きょろきょろと見渡している
夜門 由貴
「うん、綺麗。
瀬理香ちゃん……寒そう」
なんとなくくっついてくる…?
「中学の頃はこういうのも友達と一瞬見て帰るだけだったから、なんだか新鮮だな」
星守 瀬理香
「わ、ありがとう。ふふ……」
ぎゅっとしがみつく勢いで自分からもくっつく
「何だかんだ……」
「つ、つきあってから……
にかいめ……の、落ち着いたクリスマス前、だもんね」
夜門 由貴
「えっ…! う、うん……そうだね…」
「なんだか改めて言われると照れるんだけど…」
「うん……でも、今日来られてよかった。
明日はお誕生日会があるから、早く帰らなくちゃでしょ?」
星守 瀬理香 てれてれ……(既にかなり照れている)
星守 瀬理香
「うん! 誘ってくれてありがとう。
由貴くんと一緒に来られて本当に良かった!」
「そうだね……明日は一日、お祝い一色だろうから……」
夜門 由貴
「うん。
明日ももちろん、お祝いしに行くよ」
星守 瀬理香 「やった! えへ……毎日楽しいことだらけ」
夜門 由貴
「今日から年末にかけてはイベントがいっぱいだもんね……?」
「それで……今日は瀬理香ちゃんちに泊まる!
前から瀬理香ちゃんと瀬理香ちゃんのお父さんとお母さんにお願いしてたし……」
夜門 由貴 お願いしていたことになった
星守 瀬理香 いいよ~~(代弁)
夜門 由貴 やった!
夜門 由貴
「一旦荷物取りに戻るけど、すぐに行くから。
待っててね」
星守 瀬理香
「そうだった。嬉しいな……。
うん。ゆっくりで大丈夫だよ。待ってるから」
夜門 由貴
「それで、12時丁度に誕生日のお祝いをするんだ。
……楽しみだな」
星守 瀬理香
由貴くんが10年間、何回も何回も繰り返してくれていた……
(ここで流れる式日の回想)
KP
言うと、由貴は手を繋ぎながら嬉しそうに再び歩き始める。
日もすっかり沈みきり、あなた方はひとしきりイルミネーション会場を見て回ったあと帰宅するだろう。
星守 瀬理香 可愛いお部屋だ!
夜門 由貴
毎回「どの部屋…?」ってしながら探してるみたいだね……
今回は本が多い部屋!
KP
瀬理香さん、あなたは自宅に帰り着いたあと、由貴を待って部屋で課題を行ったり家族と会話するなどして時間をつぶすだろう。
しかし手間取っているのか、由貴はなかなか訪れず……あるいは待ち遠しくてよほど長く感じたのか。
あなたの意識はふとまどろみ始めるだろう。
星守 瀬理香
2016年12月19日は月曜日なんだね……
ほう……
夜門 由貴
うん! だから帰り道に……ってしたみたい。
いるみねーしょん……
星守 瀬理香
「ん、……由貴くん、まだ、……なのに……」
うつら、うつら……
KP
………
……
…
KP
本シナリオは、瀬理香さんがアフォーゴモンの鎖に囚われて身を焼かれる悪夢を見ている場面から開始する。
これは古きものが夢を通じて送り込んでいる「何百何千もの輪廻の後、由貴が受けているアフォーゴモンの責め苦」である。
つまり夢の中で瀬理香さんは由貴の視点で周囲を見ている。
『式日と回帰』から時間が経過している場合は、「元の時間軸である『式日と回帰』の数年後の誕生日からこのループ世界に閉じ込められる」ことになる。
それほど時間が経過していない/他のセッションを挟んでいない場合は「気が付くと時間が数日前(誕生日前日)まで巻き戻っている」という処理にするとよいだろう。
ゆきせり世界線では、現状X年前の誕生日から。]
[** ■最初の悪夢]
この悪夢はループ現象をトリガーに発生する。
目覚めのタイミングはループする世界に魂が送られた初回のみ日付が変わる5分前。
また、NPCは探索者の自宅にいる。
誕生日プレゼントを持参して泊りがけで遊びに来ているのでも、たまたま終電を逃して転がり込んだのでも、両者の関係性に応じて理由は任意のもので構わない。
・・・・・・
❖❖❖❖
目を開く。
大きく口を開く底無しの暗闇、そこは黒々と広がる深淵であった。
あなたは石の上に身体を預けている。
身じろぎをしようとして、それが不可能だと気が付く。
身体の自由が利かないのは重い鎖に縛られているからだ。
あなたは巨大な石造りの椅子ごと、無限に広がる暗い穴の中で鎖に拘束され、吊るされている。
どれくらいこうしていただろう。
既に永遠が過ぎているようにも思える。
一寸先すら見えない闇の中に、不意に一条の光が差した。
思わず目を閉じる。
目を開く。
冷たい床の感触を足の裏に感じる。
見知った室内を見つめている。
日常の音と慣れ親しんだ生のにおい。
自分の寝室にあなたはいる。
隣には夜門由貴がいる。
星守 瀬理香 ほわわ……演出すごかった……
❖❖❖❖
12月19日 23時55分、あなたは目を覚ます。
もうまもなくあなたは誕生日を迎える。
KP <正気度ロール>0/1
星守 瀬理香 CCB<=84 【SANチェック】 (1D100<=84) > 82 > 成功
夜門 由貴 よかった! へへ……
星守 瀬理香
「ん、あれ、ゆめ……
由貴くん……?」
KP
▼シナリオ中の描写
本シナリオのクライマックスにおいては、”第一の門”の先にヨグ=ソトースの一部の顕現として古きものが現れる。この古き
ものは、ヨグ=ソトースに捧げられ合一した[X年後のNPC]の記憶を有している。
・・・・・・
描写
・・・・・・
↑このように囲ってある箇所の描写は、演出上この古きものの視点で語っているものと仮定している。
他の部分の読み上げとは区別して表現してみるのも面白いだろう。
夜門 由貴
「……うん? おはよう、瀬理香ちゃん。
目が覚めたんだね」
KP
あなたが夜門由貴に目を向けると、視線に気が付いた由貴が声をかけてくる。
夜門由貴に<目星>が可能。
星守 瀬理香
「うん、ごめんね、いつの間にか眠っちゃってたみたい……」
じ……
CCB<=82 【目星】 (1D100<=82) > 34 > 成功
夜門 由貴 瀬理香さんと俺が同居していない場合は、この場に自分がいる理由を説明する。経緯を覚えていない様子の瀬理香ちゃんを心配したり、あるいは訝しんだり、俺の状況や性格に応じて適切な反応を描写するとよいだろう。
夜門 由貴 いい出目!
KP
<目星>
成功:よく見ると由貴の身体に薄く痣がある。
鎖のように長く、全身に巻き付くように残る痣だ。
星守 瀬理香
やった~!
え……???
夜門 由貴
==================
※KP情報
痣は由貴にも見えているが、本人には全く心当たりがない。もしPLが「探索者にも同じような痣があるか」と気にする場合は、瀬理香さんには痣はないと答えてよい。
==================
夜門 由貴
「うん。ゆっくり寝てたから……そのままにしてた。
でももうすぐ日付が変わる時間だったね……危なかった」
時計を見上げる
星守 瀬理香
「えっ! う、うん。確かにもうすぐで20日だけど……
由貴くん……その痣、どうしたの……?」
痣を強く押してしまわないように、きゅっと両手を握ろうとする
夜門 由貴
「痣…?」
言われて今気がついたかのように手やら自分の体やらを確認する。
手は握られたら握り返すよ。
「ほんとだ。
いつからこんなのあったんだろう…?」
首を傾げている。
星守 瀬理香
「そんな……薄いから多少は時間が経ってるのかもしれないけど
きっと痛かっただろうし……今は? 本当に大丈夫……?」
心配そうにぺたぺた……
夜門 由貴
「えっ?
うーん……でもこんなふうに体中に残るような痣の記憶とかは……」
「全然痛くないよ。大丈夫。
ありがとう」
ペタペタされてちょっと照れてる。
星守 瀬理香 夢の中では私? が縛られていたのに……どうして……
星守 瀬理香
「うん……。
でも、痛くなったり何かおかしな事があったら、すぐに言ってね」
自分の身体には何も異変はない……?
KP
あなたは今一度、自らを顧みた。
夢見が悪かったせいか鼓動はまだ早く、身体は汗ばんでいる。
その他に異常は見当たらない。
もちろん、痣のようなものはないだろう。
夜門 由貴
「うん、もちろん。
その時は絶対に言うよ」
KP
……そうして、あなたと由貴がベッドの上で互いの身の確認をしていると、身じろぎでボタンにでも触れたのか。
ふと視界の端で何かが光るだろう。
星守 瀬理香
「……? 今、何か……」
思わず光の方に目を向ける。
KP
それは、あなたのスマートフォンだ。
拾い上げてみてみると、今日の日付と時間が表示されている。
時刻はまもなく0時に差し掛かろうとしている。
KP
==================
※KP情報
日付と時刻は記載の通りだが、年は『式日と回帰』エンディング当時と同じ年である。
機種によって異なるかもしれないが、「ロック画面には西暦までは表示されない(カレンダーアプリ等で確認する必要がある)」ものと仮定し、PLから宣言があるまでは開示しなくてよい。
「去年~数年前の誕生日前日」と感じるか「数日~数か月前に終えた筈の誕生日前日」と感じるかはセッション時期によって調整するとよいだろう。
==================
→[** よって、今は2015年である。]
2015年の4月に戻り、2015年の12月に誕生日を迎えた。
2016年の7月に誕生日を祝ってもらったため、今は2016年の12月である。
星守 瀬理香
「わ。59分……!」
どきどき……
夜門 由貴 「……あ!」
KP
由貴があなたのスマートフォンを一緒に覗き込むと、短く声を上げる。
液晶に表示された時刻があなたたちの目前で変わる。
夜門 由貴 「瀬理香ちゃん、誕生日おめでとう」
KP
午前0時、見慣れた部屋、聞き慣れた声が響く。
その人がどんな表情で祝いの言葉を口にしたか、あなたが知ることはない。
星守 瀬理香
立ち絵も表示されてない! こまかい!
!?
KP
顔を上げればそこには炎があった。
その人は、まだ辛うじて人の形をしているそれは、炎の中心にある。
声を発する暇もなく焦げて炭に変わる。
<正気度ロール>0/1d6
星守 瀬理香 おわわ……
夜門 由貴 ………
星守 瀬理香
CCB<=84 【SANチェック】 (1D100<=84) > 10 > スペシャル
「えっ……う、うそ、……!?」
「由貴くん! 由貴くん……!!」
KP
あなたは懸命に炭と化していく由貴に声をかけようとする、が……
同時にあなたの意識は急速に揺らぎ、視界がゆがむ。
星守 瀬理香 「う、ぁ……やだ、……ゆき、く、…………」
KP
12月20日。
あなたは今日という日に特別な感慨があるかもしれないし、そうでないかもしれない。
望もうと望まざろうと、今日はあなたのための日だ。
『昔日と境界』――これより開幕します。
星守 瀬理香 いなくなっちゃった……
KP
■悪夢
以降は悪夢から目覚めるたびに正気度ロールが発生する。
ループ中に記憶の連続性を保っているのは探索者のみで、由貴は既視感こそ覚えるがループのたびに記憶は失う。
また、ループ回数によって悪夢の内容が変化するため、以下に描写を記載。
星守 瀬理香 うう、どうして……
KP
❖❖❖❖
目を開く。
大きく口を開く底無しの暗闇、そこは黒々と広がる深淵であった。あなたは石の上に身体を預けている。
身じろぎをしようとして、それが不可能だと気が付く。
身体の自由が利かないのは重い鎖に縛られているからだ。
あなたは巨大な石造りの椅子ごと、無限に広がる暗い穴の中で鎖に拘束され、吊るされている。
どれくらいこうしていただろう。
既に永遠が過ぎているようにも思える。
一寸先すら見えない闇の中、一条の光が天へ昇っていく。
それは次第にあなたに迫ってくる。
思わず目を閉じる。
KP ・・・
KP
目を開く。
見知った天井を見つめている。
日常の音と慣れ親しんだ生のにおい。
自分の寝室、布団の上であなたは横たわっていた。
12月19日、朝。
あなたは目を覚ます。
明日、あなたは誕生日を迎える。
<正気度ロール>0/1d3
星守 瀬理香
「……、はっ……!」
CCB<=84 【SANチェック】 (1D100<=84) > 57 > 成功
KP えらい!
星守 瀬理香 うう…………
星守 瀬理香
「! っ由貴くん……!」
「……え、あれ、19日……?」
KP
はい。19日です。
スマートフォンなどで日付を確認して見るならば、今日の日付の12月19日と朝、現在の時刻が表示される。
星守 瀬理香
「? どうして……?」
首を捻りながらも、平日なので身支度を済ませます。
ダイニングルームに出てみてお父さんやお母さんに挨拶してみるけれど
特に変わった様子はないのかな……。
KP
了解です。
では……リビングに出ていくと瀬理香さんの両親も目を覚ましているでしょう。
ただ、あなたがいつものように制服を着ているのを見て少し驚いたようにします。
お母さん
「あら、瀬理香。
今日も学校なの?」
KP 土曜日なのに? とお母さんは続けるでしょう。
星守 瀬理香
「おはよう。……え?
……土曜日?」
スマートフォンをもう一度確認してみるけれど……
KP スマートフォンには『12月19日』と表示されているでしょう。
星守 瀬理香
「え、うそ、今日って土曜日だったっけ……!?」
(12月19日が土曜日の日は……直近だと2015年……だけど……)
お母さん
「ええ、そう。
今日は土曜日じゃない。寝ぼけちゃったのかしら」
にこー……?
KP
あなたが不審に思ってスマートフォンでカレンダーなどを見て見るならば、そこには確かに
『2015年 12月19日 土曜日』
と表示されているだろう。
星守 瀬理香
「えへへ……間違えちゃったみたい……。
着替えてくるね……」
(やっぱり2015年……時間が巻き戻ってる……?)
お母さん 「……? ええ、いってらっしゃい」
お母さん 瀬理香ちゃんのお母さんエアプ…
星守 瀬理香 え! 大丈夫だよ! お母さんだよ!
KP
あなたは着替え直しに部屋へと戻るだろう。
さて、部屋に入り直したところで、部屋全体を見渡すことができるだろう。
<目星>が可能。
星守 瀬理香
「……一体どうなってるの?」
きゅ……と唇を引き結んで、部屋を見渡します。
CCB<=82 【目星】 (1D100<=82) > 91 > 失敗
お母さん そう……? お母さん要素を出せるように頑張るわね…
星守 瀬理香 みゅん……おかあさぁん……(べそ……
KP 惜しい…! では、寝室内にも他の部屋にも特に変わったところはなく、見慣れた自分の家だと感じるだろう。
星守 瀬理香 中身あらさーなのにべそってちゃだめだよね……きついね……
お母さん
よしよし……朝ごはん、もう出来てるからね……
落ち着いたらご飯食べに降りておいで…
KP お母さんにとってはいつまでも可愛い娘なので…(誰…?
KP また、ほかにも探索箇所があるため開示します。
星守 瀬理香
「ううん……。別におかしなとこは無い。私の家……」
はい……!
KP [探索箇所]自分自身/スマートフォン/周囲全体【済】
星守 瀬理香
「由貴くん……」
制服をゆるゆる脱ぎながら、スマートフォンを見ます。
由貴くんと最後にどんなやり取りをしてたんだろう……
KP
了解です。
ではあなたはSNSツールなどを覗き、由貴とのやり取りを探すだろう。
そこには当たり障りのない会話が綴られており、とりわけ最近になるとあなたの誕生日のお祝いについてのものが多くなる。
最後の方に「じゃあ明日、朝から遊びに行こうよ」というメッセージが由貴から送られて来ている。
また、知りたいことがある場合は、これを用いてインターネットでの調査が可能だ。
語句指定により技能判定なしで、<コンピューター><図書館>に成功でめぼしい情報がヒットする(何もない時は何もないと出る)。
星守 瀬理香
なるほど……?
うーん、タイムリープなのかタイムスリップなのか、まだ判別がつかないな……
あとは人体発火……?
「……さむ……」
とりあえず、着替えがてら自分自身を見てみます。
KP
了解です。
あなたがスマートフォンでそれらの語句についてざっくり調べると、一般的な情報はヒットします。
KP
タイムリープ:一般的に「自分自身の意識だけが時空を移動し、過去や未来の自分の身体にその意識が乗り移る」という意味で使われる。(wikipedia引用)
タイムスリップ:現実の時間・空間から過去や未来の世界に瞬時に移動すること。多く、SFに描かれる。(コトバンク引用)
人体自然発火現象:状況的に見て人間の体が自然に発火したのだろうと推察されている現象や事件例に対する呼称である。原因については様々な推察がなされている。
ほぼ全事例において、自然発火の現場は目撃されておらず、事故後の現場から推測されたものとミッチェル・モフィットは主張している。(wikipedia引用)
KP
さて、あなたは今一度自身を顧みるだろう。
【自分自身】
奇妙な状況に陥っていることに気がついたせいか、鼓動はまだ早く、身体は汗ばんでいる。
その他に異常は見当たらない。
つい先程も、自分は誕生日の前日に悪夢を見て飛び起きたのではなかったか?
星守 瀬理香
情報ありがとうございます!
1年程度じゃ、リープかスリップかは分かんないね…
KP ちょっと身長が変わっている…? のかも……??
星守 瀬理香
「同じような夢を見て、飛び起きて、の繰り返し……」
あとは……鎖の痣、鎖の夢について調べる……?
遊びに行こうってメッセージが昨日来てたのだとしたら、出かける準備もしないとですね。
KP
そうですね……では、『鎖の夢』で調べて見るならば以下の情報がヒットするでしょう。
【悪夢】
Twitterで「夢」「悪夢」がトレンドに入っている。
この単語をキーワード検索機能で検索してみれば、内容はいずれも「巨大な穴の中で拘束されており、最後に強い光を目撃する夢」に関するもので、瀬理香さんが見た悪夢とほとんど同じ内容だ。
KP
==================
※KP情報
余談だが、悪夢に関するツイートを発信している人物は”探索者”であることを想定している。
==================
KP
また、これらの悪夢に関するツイートのほとんどには[@yuki_danmoto]というアカウントから同じ内容のリプライが送られている。
資料【Twitter検索結果】を開示。
KP
------------------------
【Twitter検索結果】
犬 @fuwafuwa_neko・1時間前
ものすごくデカい穴の中で椅子ごと鎖で吊るされてる夢見てた。
遠くで何かが光ってるのが見えた後なんか分からないけど飛び起きた。
|
段本雪成 @yuki_danmoto・1時間前
返信先:@fuwafuwa_nekoさん
はじめまして。突然で申し訳ありませんが、詳しくお話を伺えないでしょうか?
同じ夢を見たとお話されている方が何人もいるようなので、いま調査をしています。
リプライでもDMでも構いません。
リプライを送っているアカウントは、プロフィールから[国立神姿大学]の地質学科に通う大学院生のものらしい。
どのリプライにもツイート元からの返信は続いていない。
------------------------
星守 瀬理香
段本さん…!
ふわふわねこなのに いぬ……(着眼点)
KP ふわふわねこに犬という名前をつけている…?
星守 瀬理香
「! 段本さんだ」
「調査してるんだ……
段本さん、大丈夫かな……」
DM送ってみようかな……
というか、戻った年の12/19ってことはもう知り合ってる……?
KP
そうだ、彼はかつてかの雪の日の滅亡を引き起こした張本人だ。
……しかしながら、今はあなた方と知り合い、少しずつ前向きにあるき出そうとしている最中だ。
特に制限はされていないらしく、DMを送ることができるだろう。
そういえばTwitterではつながっている…?
星守 瀬理香
choice[相互フォロー,片フォロー,フォローしてなかった…] (choice[相互フォロー,片フォロー,フォローしてなかった…]) > 片フォロー
ふぉろば……してもらってない……
KP 悲しい……
星守 瀬理香
ふぉろばしていただいたらしていただいたで
由貴くんがみゅっ! てなる……??(??)
KP
では、あなたがそんなアカウントからDMを送るとしばらくしてから
「ご連絡ありがとうございます。
ご都合の良い時間で構いませんので、直接お話を伺えないでしょうか」
と返信がある。
夜門 由貴 みゅ……
星守 瀬理香
でもふぉろばされてなかったらされてなかったで
「瀬理香ちゃんが折角フォローしてくれてるのに」って、なる……?
星守 瀬理香
「わ。早い。……都合のいい時間か……」
できれば早い方がいいけど、今日明日は避けた方がいいのかな……
KP
なるほど……ではその返信を待ちながら、あなたがまた身支度をしていると……
玄関のチャイムの音が鳴るだろう。
夜門 由貴 俺……ややこしいな…?(今更の自覚――
星守 瀬理香
「由貴くんかな? ……はーい!
私、出るよ」
ぱたぱた……インターフォンのモニターを見て誰が来てるのか確かめる
星守 瀬理香 えへへ、かわいいよ……(ぎゅっぎゅ……
夜門 由貴
「………」
ちょっとそわそわしている。
夜門 由貴 ぎゅってされた……
星守 瀬理香
「やっぱり由貴くんだ!
待ってね、今開けるよー……」
靴を引っかけて、玄関を開けます
「おはよう由貴くん!」
夜門 由貴 「……! おはよう、瀬理香ちゃん」
KP
あなたに迎えられ、由貴が嬉しそうに笑うだろう。
<目星>が可能です。
星守 瀬理香
「ふふ、早かったね。
寒いでしょ、一旦中に入って……」
ぽふぽふしながら、じ……
CCB<=82 【目星】 (1D100<=82) > 95 > 失敗
星守 瀬理香 あ、あぶなひ…
夜門 由貴 あ、あぶなかった……
星守 瀬理香 えーん……目がわるいよ
KP では……由貴の姿を見て違和感を覚えたような気がするが気のせいだったようです。
夜門 由貴
「ありがとう。
……お邪魔しまーす」
じっと見られてることに気がついてちょっと照れてる。
KP 由貴が瀬理香さんの家の中に声をかけながら入っていくと、両親から応えがあるだろう。
おかあさん
「あら……?
瀬理香ー、どなた~?」
夜門 由貴
俺はこのループ現象の中核にいる存在であるため、様々な異変が起こりつつある。
以下に俺から開示可能な情報を記載する。瀬理香ちゃんとの会話等で適宜開示していくとよいだろう。
------------------------
(例:俺からの開示情報)
・「巨大な穴の中で拘束されており、最後に強い光を目撃する夢」を見ていない。
・既視感については言われてみれば度々感じており、心当たりがある。(記憶の連続性を保っているのは瀬理香ちゃんのみ)
・[封筒]を送った/置いたのは俺ではない。
・身体の痣については、いつ・どんな状況でできたものか全く心当たりがない。痛みなどは感じない。
・さっき家族/友人に連絡を取ったら詐欺と間違われた。(アフォーゴモンの力により存在が消えかかっているというヒント)
------------------------
星守 瀬理香
「えっ……? もう、お母さんたら何言ってるの……
さっきも言ったでしょ、由貴くんだよ、由貴くん!」
茶化すように言いながら、由貴くんを連れて入ろうとする。
お母さんの表情をうかがってみるけれど……
KP 由貴を伴ってリビングに行くならば、瀬理香さんのおかあさんは由貴の姿を見て合点がいったような顔をするでしょう。
星守 瀬理香 よかった……存在が記憶から消されてるのかとおもった……
おかあさん
「あら由貴くん。
いらっしゃい! ごめんなさいね、なんだか知らない人の声に聞こえたから……」
申し訳無さそうに眉を下げるだろう。
夜門 由貴
「……? いえ、大丈夫です。
朝も似たようなことがあったんで」
星守 瀬理香
「知らない人の……?
由貴くん、似たような事って、どんなこと?」
夜門 由貴
「なんか……友達に電話したら詐欺と間違われちゃって。
今日俺、声おかしいのかな…?」
喉をおさえたり軽く咳払いするなど…
KP なお、瀬理香さんが聞く限りではいつもどおりの由貴の声に聞こえるでしょう。
星守 瀬理香
シナリオ上のギミックなのか、声変わりなのか……と思ったけど
んんん……??
夜門 由貴 にこ……
星守 瀬理香
「うーん? 私は別に、由貴くんの声変じゃないと思うけど……
私のお母さんだけじゃなくて、お友達からも別人に思われるなんて、なんだか変な感じだね……」
夜門 由貴
「うん……姉さんも最初変な顔してたから……
うーん…? 声変わりかも。自分じゃよくわかんないけど」
藻部 あると♂
『もしもし、……えっ誰、詐欺ですか……!?
……は? 夜門……??』 みたいな
夜門 由貴
うんうん、そんな感じ。
あるとに電話したつもりだったよ。
電話口じゃなかなかわかってもらえなかったな……
星守 瀬理香
「ええ、とーこまで……? どういう事なんだろう……
私もよく分かんないや……」
夜門 由貴
「まあ……しばらくしたら戻るんじゃない?
多分……?」
だが気になるのかまた咳払いしてる。
藻部 あると♂
『え、は、夜門って……? あんたどこまで……
はい? 由貴本人? いやいやいや……』終わらない攻防……
夜門 由貴 いや、俺のことにピンときてない感じだったかな?
星守 瀬理香
「やり過ぎると喉痛めちゃうよ……」
「……ええと、これから出かけるんだったよね、もうちょっとだけ準備待っててくれるかな。
あったかい飲み物出すから、飲んで待ってて」
夜門 由貴
「うん。わかった。
今日……どこいこっか」ほわわ……としている。
藻部 あると♂
なるほど……
『はい? いや、知りませんけど……』塩……
夜門 由貴
うん、そんなかんじ……
ちょっと悲しかった
藻部 あると♂ ごめん……
夜門 由貴 ……からあげくんでゆるす!
KP なお、由貴を伴って部屋に行く等する場合、由貴がダイスロールの補助などを行うことが出来ます。
星守 瀬理香
「えっとね、その……ちょっとだけ相談したい事があって……」
両親には言いづらいかなあ、みたいな目線をちら、と向けつつ
「準備が終わったら呼ぶから、一度お部屋に来てもらえるかな」
夜門 由貴
「ん…? うん、わかった」
なんだろ……? の顔。
KP では少し間をおいて由貴を部屋に呼ぶ感じでしょうか…?
藻部 あると♂ からあげクンでいいんだ……わかったわかった!
星守 瀬理香
そうですね……?
荷物の準備していつでも出られるようにだけしてから、由貴くんを呼んでお話しましょう。
「適当に座っていいからね」
「……あのね、由貴くんからしたら本当に変に思うかもしれないんだけど
私にも何だか変なことが起きたの」
夜門 由貴
「うん、ありがとう。
……変なこと…?」
座るやいなや不穏なことを言われて心配そうな顔になる――。
星守 瀬理香
「うん。
……まずね、私にとっての『昨日』は『2016年12月19日』だったの」
夜門 由貴
「……? うん…」
ちょっと驚いたような顔をするが、続けて聞く姿勢。
星守 瀬理香
「お誕生日をお祝いするからって、由貴くんもお泊まりしてくれたんだけど
日付が変わった途端、由貴くんが、……っ」
光景を思い出して言葉に詰まる。
「……でも、目が覚めたら何故か『2015年12月19日』になっていて……
もちろん、由貴くんはちゃんとこうして此処にいて……」
夜門 由貴
「……瀬理香ちゃん、大丈夫?
顔色が……」
「うん、俺はここにいるよ。
……2015年と2016年か……」
星守 瀬理香
「うん……。
この現象が起きる前後に、何度か同じ夢を見たの」
夜門 由貴
「そう……言われてみると、確かに昨日は……昨日も19日だったような…? いや、でもよく思い出せない……」
「夢?」
星守 瀬理香 「え? 由貴くんも……? そうなんだ……」
夜門 由貴 「はっきりした記憶はないけど……そんな気がする」
星守 瀬理香
「ううん……今度は私たちの意思じゃないけど、また時間が巻き戻ってるのかな……
あ、それで、夢っていうのは……」
夜門 由貴 「うん」
星守 瀬理香
「真っ暗な場所で、鎖に繋がれて動けなくて……最後に強い光を見る、っていう内容なんだけど。
SNSを見たら、ほかにも同じ夢を見ている人がいて……」
スマートフォンを開いて画面を見せながら、最後に段本さんのリプライを見せる。
夜門 由貴
「へえ……そんな夢を……
他の人も?」
「あ、段本さんだ。………」
星守 瀬理香
「そう。段本さんが調査してるみたいなの。
DM送ってみたら、直接お話できないかって来て……」
夜門 由貴
「直接お話……」
オウム返し……
「いつ行くの?
行くなら俺も行きたい」
夜門 由貴 我ながら単純…
星守 瀬理香 「うん。由貴くんならそう言ってくれると思った」
夜門 由貴 バレてた……
星守 瀬理香
「もし段本さんもご都合が良ければ、今日にでもお願いしようかなって思ってるの。
なるべく早い方が良い気がして……」
星守 瀬理香 ふふ、一人で行くのは流石に、と思ってるよ! 私も!
夜門 由貴
「ふうん……?
たしかに、気になることがあるなら早めがいいかもね……? 誕生日に何があるかわからないし……」
夜門 由貴 (誕生日はせめて二人で過ごしたいし……)
星守 瀬理香
「そう。明日は誕生日で一日空けられないから……
今日か、明後日以降かなって」
「……うん、私だけなら別にここまでしなくて良いんだけど
やっぱり由貴くんが……心配だから……」
夜門 由貴
「明後日は……月曜日だっけ?
段本さんって大学生だったよね。どっちでも会ってくれそうではあるけど……」
「俺?」
首を傾げている――
「俺はどっちかと言うと瀬理香ちゃんのほうが心配だけど…?」
星守 瀬理香
「私……私は……夢を見て、時間が巻き戻ってるだけだし……
勿論、それも大変なことではあるけど……」
「……燃え、ちゃったんだよ、由貴くん。私の目の前で……。
もしそれも夢だったとしても、やだ、絶対に、いや……」
夜門 由貴
「時間が巻き戻ってるだけ…… うん……?
燃える……?」
「そっ……か…?
それも、さっき言ってた夢のやつ……? 俺は多分、覚えがないし…」
星守 瀬理香
「うん……夢か現実かは分からないけど
『昨日』日付が変わって、由貴くんがお祝いをしてくれた瞬間に、燃えて……」
ルーズリーフを取り出して、分かりやすく時系列を書いていく。
昨日:2016年12月19日
鎖の夢→日付が変わる→由貴くんが燃える→鎖の夢
今日:2015年12月19日
→今
夜門 由貴
「………大丈夫。燃えないようにする」
瀬理香ちゃんの手をぎゅっと握る…?
「あ、これ……時系列?」
星守 瀬理香
「……うん……」
弱弱しく握り返しながら、頷く
星守 瀬理香
とーこは凍り付いて、由貴くんは燃え尽きて……
目の前で大切な人を喪うのは、もう……
星守 瀬理香 「私にとっての認識は、こんな感じなの」
夜門 由貴
「昨日が2016年の12月19日だったのが……今日になって2015年の12月19日になった……
……そっか……」
「とりあえずこの鎖の夢っていうのが、俺は見てないからなんともいえないけど……段本さんに会いに行けば何か解決策とか考えてくれるかな」
夜門 由貴 頼るしか無いのはほんのすこーーーーし癪だけど、俺はそっち系に全然詳しくないし…夢とか……
星守 瀬理香 !! 癪なんだ……
夜門 由貴 癪だよ! むむむ……
星守 瀬理香
「由貴くんは見てないんだ……。
昨日……由貴くんが燃える直前、由貴くんの体にうっすら、鎖の痣があったのも気になるし……」
夜門 由貴
「痣?」
首をかしげる。
星守 瀬理香
「うん。全身に巻き付くみたいな痣が……
でも、由貴くんは気付いてなかったし、痛くないって言ってた」
KP 貴方が改めて由貴の体を観察してみるならば、変わらず鎖のように長い痣が薄っすらと体全体に巻き付くように浮かび上がっているでしょう。
星守 瀬理香
「ああ、……そう、こんな感じで……」
痣に軽く触れながら……
「……とにかく、段本さんに連絡してみる。
ご都合つくといいな……」
DMをもう一度送るかな…
夜門 由貴
「わ……本当だ。
いつの間に……?」痣を見て首を傾げている。
KP
では、あなたがDMにて了承の返事を送るのであれば、段本雪成は”国立神姿大学 図書館"を指定してくるだろう。
あなたの都合の良さそうな時間を指定して「お待ちしております」と返事が来る。
KP 探索箇所に[国立神姿大学]が追加されました。
星守 瀬理香
「私も、いつからその痣ができてたのか分からないんだ……。
気付いたのは、日付が変わる前だから……」
時系列のルーズリーフに書き加える
「……あ、段本さん今日でも大丈夫みたい。
神姿大学だって。久しぶりだね……」
スマートフォンを見せる
夜門 由貴
「ふぅん……?
ちょっとかっこいいような気がするけど、全身は流石に困るな」
痣を眺めながら。
星守 瀬理香 かっこいい……ふふふ、かわいい……
夜門 由貴
「神姿大学かあ。うん、久しぶりに行くかも。
元気にしてるかな」
夜門 由貴 えっ、だって鎖の痣……だし…??(もにょもにょ…
星守 瀬理香 そういうのが好きなお年頃(見た目)だもんね……
夜門 由貴 うん……(もにょにょ……
星守 瀬理香
「ね。調査に没頭されるあまり、色々また疎かになってないといいんだけど……。
お礼に何か、差し入れでも持って行こうかなぁ……」
星守 瀬理香 かわいい~~!(きゅうん……
夜門 由貴
「差し入れ…… ま、まあいいんじゃないの……」
複雑すぎる心境――
星守 瀬理香 え……? しん、……??
夜門 由貴
「……ケーキとか?
確か駅前でクリスマスマーケットみたいなのやってたっけ……そこで何か買っていってもいいし」
夜門 由貴 しん……?
星守 瀬理香 しんりがく……???
夜門 由貴
え…?
s1d100<=75 …? (1D100<=75) > 32 > 成功
え……? いや、見てのとおりだよ……
なんか……こう……………
段本さんに甲斐甲斐しい感じの瀬理香ちゃんを見てミュッってしてる。
星守 瀬理香
「そっか、今日土曜日だから……確か昨日の夕方からやってたんだよね。
一回覗いて差し入れだけ買って、段本さんとのご用が終わったらまたゆっくり見て帰ろうか」
夜門 由貴 「うん。そうしよう」
星守 瀬理香
そっか……ごめんね……??
でも全部、元を辿れば由貴くんのため、だよ……??(ぎゅむ……
夜門 由貴
「……帰りはデートだね」
なーんて……ぐぬっ
星守 瀬理香 私のためもあるけど……
夜門 由貴 「じゃあ……とりあえず、そろそろ出かける?」
夜門 由貴 う、うん……わかってるよ…(ぎゅっ
星守 瀬理香 「えへへ……そう、デートだよ……!」
夜門 由貴 「………うん。帰りが楽しみ」
星守 瀬理香
「うん、準備はもうできてるから、いつでも行けるよ!
行こう!」
コートを着てカバンを持ったら、ぎゅっと手を握って部屋を出るよ
夜門 由貴
「あっ、まってまって、おいてく荷物が……」
荷物を分けておいて、ついていこうかな。
KP では、あなたは由貴とともに外へと繰り出すでしょう。
星守 瀬理香
「じゃあ私、由貴くんと出かけてくるね。……いってきます!」
お母さんとお父さんに伝えてから、外へ……
おとうさん
「ああ、行ってらっしゃい。
帰りが遅くならないようにな」
星守 瀬理香
「はーい!」
応えつつ、前ばかり向いている
夜門 由貴
「夜ご飯までには戻ってきます!
いこっか、瀬理香ちゃん…!」
お手々をつないだまま一緒に行こうね。
KP やれやれ、といった感じでご両親はあなた方を見送るでしょう。
星守 瀬理香
「うん!」
呆れられても、ずっと手は繋いでるよ!
星守 瀬理香 はしゃいでる……
夜門 由貴 かわいい…… 俺もお出かけ嬉しいよ!!
KP では、以降シティ探索となります。
KP
■シティ探索
探索で得た情報を基にシティ探索が可能。
探索フェーズは[昼][夜]で、それぞれ1箇所のみ訪れることができる。
以下に探索箇所を記載。
・・・
[探索箇所]自宅周辺/国立神姿大学
・・・
星守 瀬理香
状況はそんなに芳しくないのにね……
シティになった!
夜門 由貴
うん! 調べられる場所がちょっとずつ増えるみたい……頑張って調べていこうね!
2箇所調べたら、クリスマスマーケットにいって帰ってこようか。
星守 瀬理香 わかった!
星守 瀬理香
「あんまりこぼれなくて、簡単に食べられるシフォンケーキとかがいいかな……。
これでよし、っと。大学へ行こっか」
クリスマスマーケットの入口付近にあるケーキをさっと買ってから、国立神姿大学を目指します。
KP おっと……了解です。
夜門 由貴
「うん、おいしそう。
いこっか」
KP では大学へ……。
星守 瀬理香
おっと……?
自宅周辺先の方が良かったらそっちでもいいですよ!?
夜門 由貴 いや、多分大丈夫…かな?
星守 瀬理香 ほわわ……順番に探索するとは限らないくせが……
KP
【国立神姿大学】
身分証を提示し受付をすれば図書館の一般利用が可能。
連絡を取りながら段本雪成と合流できる。
夜門 由貴 大丈夫大丈夫~
KP 図書館の中ほどまで行くならば、あなた方に向かって手を挙げる男の姿があるだろう。
段本 雪成
「こっちです、こっち……あ?
君たちは……」
星守 瀬理香 段本さん!!!! 実装されてる!!
星守 瀬理香 「段本さん! ご無沙汰しております」
段本 雪成
実装されたね……。
せっかくだから、と…?
けみかえる
やった~~~!! かわいい!!!
すきです めがねがかわいい
夜門 由貴 「……お久しぶりです」
段本 雪成
「ああ……久しぶりだな。
君たちだったのか」
段本 雪成
やったあ…?
そういえば何故かメガネを掛けさせられたな(別にメガネを掛けている等の情報はない
段本 雪成 「だが……なるほど、君たちなら当然こういった事態に遭遇したならば声をかけてくるだろうな」
星守 瀬理香
「はい。私たちもまさか、今回の件を段本さんが調査なさってるとは思いませんでした。
あれからお加減はいかがですか? こちら、よろしかったら後で召し上がってください」
差し入れを袋から出してお渡し……
けみかえる 勉強熱心(のあまり世界を滅亡させることだってあるほど)だから……
段本 雪成
「え? あ、ああ……特に変わりないよ。
昨日だか今日だかから夢を見始めて……、変に思って調べてみたら思いの外同じ症状の人がいたから調べているだけのことだ」
「……ありがとう」ケーキを受け取りつつ……
星守 瀬理香
「いいえ!
段本さんも夢、ご覧になってたんですね……」
段本 雪成
「……杞憂ならいいが、経験上こういう時は良くないことが起こる。………
夢の件で連絡をくれたんだったね」
星守 瀬理香
「はい……。それが実際、良くない事が起こってて……」
由貴くんに説明した時のルーズリーフを広げながら、事のいきさつをお話します。
段本 雪成
「ああ、そうだよ。
妙な夢だ。……真っ暗な場所で、椅子ごと鎖で吊るされてる夢だ。………」
紙をじっと見てみるだろう。
段本 雪成 ふふふ…
段本 雪成
「……この、2016年から2015年に戻った、というのは確かかい?
昨日も日付を確認した……? いや、昨日は金曜日で、今日は土曜日だからな。平日と休日なら間違えようがないか」
星守 瀬理香
「はい。2016年12月19日は月曜日のはずなので、まったく状況が違っていて……」
「昨日は流石にここまではっきりと、日付を確認したわけではありません。
でも、私には段本さんと初めてお会いしてから、1年以上経った記憶がある、……はずです」
「由貴くんも朧気ながら『昨日も19日だった気がする』と記憶しているので、その辺りの整合性は曖昧なんですけど……
由貴くんは私たちと同じような夢は見ていなくて、その代わり体に色々と変調を来たしています」
段本 雪成
「ふむ……残念ながら僕には”昨日が2016年だった”という記憶はない。
同じ悪夢を見たという記憶はあるけどもね……」
「変調? それはどんな?」
星守 瀬理香
「由貴くん、ちょっとごめんね。……全身にこんな感じで覚えのない痣ができていて、痛みは無いみたいなんですけど
昨日は、日付が変わった途端、……」
由貴くんに了承を得て、痣を見せながら……
夜門 由貴 「わ……? う、うん……?」
段本 雪成
「痣か……」
痣をしげしげと見ている……。
「僕は医者じゃないから医学的なことは何もいえないけど、もし何らかの……その、影響によるものだとしたら何が起こるかわからないね……」
星守 瀬理香
「そう、そうですよね……。
だって、……由貴くんは昨晩、確かに燃えて……」
段本 雪成
「燃え……!?」
「何かが燃え移った……?
いや、その物言いはもしかして、人体発火現象……ということかい?」
星守 瀬理香
「私の部屋で起こったことなので、火種になるようなものは無かった……はずです」
「あっという間に炭になって……でもすぐに私も意識を失って、件の夢を見て……
そこから時間が飛んでいるので、2016年の由貴くんがどうなっているのかは、……」
シャープペンシルの先で、時系列を指し示しながら
「おまけに、周囲の人から由貴くんを、すぐに由貴くん本人だと認識してもらえない? 状態と言ったらいいのでしょうか……」
「今朝会った私の母や、由貴くんのお姉さんや、お友達……
私以外のごく近しい人たちが、すぐに由貴くんを由貴くんだと認識できなくなってしまったんです……」
段本 雪成
「人体発火現象に、認識の阻害……時間の跳躍……
とても現実とは思えないことが目白押しだな……うむ……」
「だとしたら超常的な現象が起きていることになるが……いや、しかし……
………これは、仮説なんだが、超常現象というものは……一説には”脳の覚醒レベルの上昇”によって引き起こされるとされる」
「僕は周囲の人物に、何かが人間の脳や思考に干渉しているのではないかと話したが、あまり信じてはもらえなかった。
しかし、君の話で確信に一歩近づいたような気がするよ」
星守 瀬理香
「つまり……今回のことは自然発生した現象ではなく
第三者が起こした人為的な、……あ、でも人でもないかもしれないのか……」
「何かが起こした、作為的な現象……の可能性がある、ということですか?」
段本 雪成
「うん……もしかしたらそうなんじゃないかと思ってる。あくまで仮説でしかないけれど…」
「今日、この時間までに調べた限りでは君の言った不思議な現象に遭遇した人間はいなかった。
だとするならば……星守さん、他の人は観測していない現象を観測している君の存在が事態解決の鍵なのかもしれないよ」
「僕も、もう少し調べてみよう。
遅起きの人間もいるだろうし、もう少し別の事例も出てくるかもしれない」
星守 瀬理香
「私が……」
「……そうですよね!
私たちも解決のために、いろいろ調査してみます」
段本 雪成
「うん。これからもなにか変わったことがないか、気にしながら調査をしてみてほしい。
僕の方からも何か協力できることがあれば手伝うから」
「さて……それじゃあ僕は調査と……論文の準備があってさ。
そろそろいくよ。……あっ」
「帰りは不審者に気をつけろよ。
最近学生の間で不審者情報をよく聞くんだ」
星守 瀬理香
「あっはい! お忙しい中ありがとうございました……!
えっ、不審者……」
段本 雪成
「そう。
どうやら何かの集会に勧誘されるらしいけど……危ないから近づくんじゃないぞ」
星守 瀬理香
「わあ……怪しそうですね……。
気を付けます。ありがとうございます」
段本 雪成
「ああ。気をつけて。
……ケーキ、ありがとう。おやつ時にでも食べるよ」
夜門 由貴
「ありがとうございました。
段本さんの方も、体調に気をつけて……」
もごご……
星守 瀬理香
「はい! 適度に休息をとっていらっしゃるようで安心しました。
お口に合えば幸いです」
「それでは、失礼いたします。
……行こっか、由貴くん」
一礼してから、別れます。
夜門 由貴 「うん。じゃあ……失礼します」
段本 雪成
「ああ」
さようなら、と手を振って見送るだろう。
KP
さて、では図書館、大学から出ていく帰り道で、休日にも大学へ出てきている学生たちが話をしている声が聞こえるでしょう。
ここで<聞き耳>をどうぞ。
星守 瀬理香 CCB<=73 【聞き耳】 (1D100<=73) > 71 > 成功
KP 素晴らしい。では……
星守 瀬理香 やった! 耳はよかった!
夜門 由貴 えらい!!
星守 瀬理香 えへへ……
大学生1 「マジ最悪……校門前でまた勧誘に声かけられたんだけど~」
大学生2
「ああ、あのなんか集会に来ませんか~ってやつ?
最近よくいるよね……行ったら何されるんだろ…?」
大学生1
「ツボとかかわされるに決まってるって。
絶対! あ~怖かった……駅向こうのホールでやってるらしいけどさ……絶対行かないって」
KP
といった内容の会話が聞けるでしょう。
瀬理香さんはなんとなく”あの辺りかな?”と見当がつけられます。
KP 探索箇所に[集会所]が追加されました。
星守 瀬理香
「勧誘だって……段本さんがおっしゃってた不審者さんのことかな。
結構近くでやってるんだね……」
夜門 由貴
「そうみたい。ここからはちょっと歩くみたいだけど……どんな集会なんだろうね。
俺、集会なんて学校くらいでしか見たこと無いけど…」
「でも、不審者って言われるくらいだからなんか……怪しいんじゃない?」
警戒している…
星守 瀬理香
「うん……。知ってる人が巻き込まれてないといいんだけど……。
もし現象を作為的に起こされてるんだとしたら、そういう団体が怪しいパターンもあるのかな……」
夜門 由貴
「こっちの方に高校生とか中学生とかは来ないから大丈夫だとは思うけど……
でも、そうかも。…………うーーん……」
「ちょっと心配だけど、行ってみる……?
いざとなれば…… ……竹刀持ってくればよかったな」
KP すぐ竹刀を持ち出そうとする
星守 瀬理香
「ああ、そうだね……
無策で突っ込むものでも、ないよね……。相手はきっと大人だし……」
夜門 由貴 「流石にいきなりこっちのこと拘束してきたりはしないと思うけど。うん……」
星守 瀬理香
「それに何より、今日の帰りはデート、って決めてたから!」
校門を出たら思う存分手を繋いで……
クリスマスマーケットを見がてら、自宅周辺を調べるかな
夜門 由貴
「……! そ、そうだった。
もし長時間拘束されたら見に行けないもんね」
きゅっと手を繋がれて照れる。
KP ではクリスマスマーケットへ――
KP とはいってもここは何でもパートなのじゃ……
星守 瀬理香
あ、この暗くなるの、場面転換だった!(今更)(都度ちょっとどきっとしてたのはひみつ)
なんでもぱーと……と、とばしても大丈夫ですよ……?
KP
【駅前のクリスマスマーケット】
いつものまつりのときとは様子の異なる小さな屋台がちょこちょこと路に連なっている。
飲食物から、オーナメント、ちょっとした雑貨などが軒先に並べられているようで、そのどれもがクリスマス特有のきらめきを放っている。
KP
はっ――びっくりさせていた!
目にダメージを負わせないための策の一つだった――
なんでもぱーと……ほっとちょこれーとのんでかえる…?
夜門 由貴 「……さっきはゆっくり見られなかったけど、色々店が出てるね。いい匂いもする……」
星守 瀬理香
「うん!
……あ、見てみて、この天使の飾り、なんだかちょっと由貴くんに似てる……かわいい!」
夜門 由貴
「天使…? 俺が?」???
へ……? と焦った顔をしてる…?
星守 瀬理香 ほっとちょこれーと…!(ほわわ……
夜門 由貴
「天使なら瀬理香ちゃんじゃない?
俺はなんかちょっと……柄じゃない……ような?」
夜門 由貴 あったかいのみものをね…
星守 瀬理香
「ええ? かわいいのに。……あ、でも、私の髪と目の色と同じ女の子の飾りもある……。
一緒に買って並べたら……えへへ……」
夜門 由貴
「ほんとだ。ふーん……おそろいかあ」
「……買う?
誕生日プレゼント……」もご……
これくらいなら俺のお小遣いでも買えそうの打診……。
夜門 由貴 聞いちゃうのか、俺よ……
星守 瀬理香
「えっ、いいの……?
ふふ、じゃあ……お願いしようかな」
星守 瀬理香 ふふ、かわいい……。
夜門 由貴
「……! うん、任せて。
すみません、この男の子の天使と、女の子の天使の飾り一つずつください」
星守 瀬理香 かわいいね……
おじいさん 「はいよ。ちょいと待っておくれ」
KP
由貴が声をかけると、優しそうな顔のおじいさんが現れる。
飾りの番号を確認すると、奥から箱を出してきて丁重に包んでくれるだろう。
星守 瀬理香 今買ったら時間軸がどうなるんだろう、という懸念は頭の隅へ…
おじいさん
「2つセットで買ってくれたからねえ。
おまけの飴も入れてあげよう。二人で仲良くおたべ」
KP お金を支払うと、そういって飴玉の小袋を一緒に入れてくれるだろう。
夜門 由貴 ………
星守 瀬理香
「わ、いいんですか? ありがとうございます……!
ありがたくいただきます」
夜門 由貴 「えっ…! あ、ありがとうございます…?」
おじいさん
「ふぉっふぉっふぉ……。
それじゃあ、気をつけておかえり」
手を振って見送ってくれるだろう。
おじいさん ふぉっふぉっふぉ……
星守 瀬理香
! この特徴的な笑い方は……!!
…………サンタさん???(こちらの世界線並感)
おじいさん ふぉふぉふぉ……そうかもしれんのう
夜門 由貴 そしてネコモドキ卓によく現れるおまけを付けてくれる優しいおとな概念…
夜門 由貴
「はい! ほんとに……ありがとうございます」
あたまをぺこっ……
「……もらっちゃった…」
袋の中を覗く……。
星守 瀬理香
やさしいせかい……ありがとうおじいさん……
トランペット演奏のおさかなしょーをみながら、ほっとわいんをのんでね……
おじいさん
おお、それはよいのう。
ワインもよいものじゃ……よい出し物を見ながら飲むお酒は一層うまい……(ゴク…
KP 袋の中にはカラフルで小さな飴玉が20個ほど詰められている。
星守 瀬理香
「わあ、こんなにいっぱい……クリスマスの柄だよ!
明日みんなが集まった時に、分けっこしようか」
夜門 由貴
「うん。明日までお預けだね!
姉さんも多分食べたがるな……」
「……あっ、あっちにホットチョコレートもあるよ!
飲みながらかえろっか」
星守 瀬理香
「ふふ、とーこにもおすそ分けしなきゃね。
……わあ、ホットチョコレート! ここからでも甘い良い匂いがする……!」
KP
由貴の指す方には大きな樽や鍋の並んだ屋台があり、そこから様々な良い匂いが漂ってくるだろう。
ホットチョコレート、シチューパイ、ホットワイン、ホットレモン、etc…
星守 瀬理香
シチューパイ……!
2016年の由貴くんのお誕生日会でとーこが作ってくれたやつ、美味しかったなぁ……(時系列があっちゃこっちゃしつつ)
KP
あなた方が一つずつ、ホットチョコレートを頼むであれば紙コップにそれぞれたっぷりと注がれるだろう。
甘やかな匂いと、この寒さで冷えた手のひらにホットチョコレートの暖かさが身体にじんわりしみる。
夜門 由貴
そんなこともあったなあ。ふふ……
端っこのパリパリの部分が好きだなあ、俺……(パリパリしつつ
星守 瀬理香
「ありがとうございます!
……ほわぁ、あったかーい……。いただきます……」
夜門 由貴 「チョコの匂い……いただきます」
KP
早速口をつけると、ほっとする甘さが口に広がるだろう。こくん、と一つ飲み干すといつの間にか手だけではなく身体が冷え切っていたのを自覚するかもしれない。
……とにかくあまーくてあったかい!
夜門 由貴 語彙――
星守 瀬理香 それ以外に言葉は要らない!
夜門 由貴
「……ホットチョコレート、こんな機会でもないと飲まないけど……美味しいね。
ココアとはまた違うんだな……」
星守 瀬理香
「ん、あまい……」
「ココアより濃厚だよね。どっちも美味しいけど……
やっぱりこういう所のは、良いチョコレートを使ってる、って味がする!」
星守 瀬理香 しょくれぽがあんまりじょうずじゃない……
夜門 由貴 俺もあんまり食レポやらないから……(語彙を拾い集めつつ
夜門 由貴
「うん、おいしい!
このチョコレートって、ほんとに溶かしてあるのかな……なんだっけ、ゴディバとか…?」液体をじっと見てる……
星守 瀬理香
「ドイツだと……スイスのチョコレートが多いのかな。
いろいろ混ぜてあるのかも……?」
夜門 由貴
「スイス……詳しいね。
瀬理香ちゃん」
星守 瀬理香 「お菓子のことになると……えへへ……」
夜門 由貴
「ふふ、また飲みたくなったら瀬理香ちゃんに頼めば飲めるのかな?」
冗談っぽく口にしてる。
星守 瀬理香
「ホットチョコレートかあ……。いいかも!
今度お母さんと作ってみようかな」
夜門 由貴
「えっ! ほんとに?
そっか……それじゃあその日が楽しみだな」
夜門 由貴 バレンタインデーとかだと嬉しいな…(もごご……
星守 瀬理香
「うん、その時はもちろん、一緒に飲もうね!
……はぁ、あったかいし美味しいし、あっという間に飲んじゃった……」
夜門 由貴
「えっ! 早いね…?!
俺も飲んじゃおう ……… ふぅ」
星守 瀬理香 「……あ、……由貴くん、口にチョコついてる」
夜門 由貴
「思ったよりぽかぽかになったね。
……ほかにも色々気になるやつがあるけど、今日はかえろ……え? どこ?」
口元をぺたぺたしてる……?
星守 瀬理香
「ふふ、そこじゃないよ、……こっち」
軽くちゅっとしてから、離れる……
夜門 由貴
「……えっ!」
ど、動揺しますが……
ほっぺた押さえてる……?
「な、何? いま……???
あ、ありがとう……?」???
星守 瀬理香
「ど、どーいたしまして……!」
「えっと、あの、……か、かえろっか!!
……ごみ、すててくる、ね……」
俯いたまま由貴くんの持ってる紙コップを重ねて、持っていく……
夜門 由貴
「う、うん……?
お、おねがいします……」見失わないように後ろ姿をしっかり目で捉えつつ……
えっ? 口元押さえてるけど……
夜門 由貴 はわぇ…
KP
ホットチョコレートにはゴディバやスイスのチョコレートがたくさん溶けていたかもしれない。
しかしそれ以上の謎の要因でぽかぽかになったあなた方は、どこかふわふわした心地で帰路につくだろう。
星守 瀬理香 なぞのよういんでぽかぽか……ふふふ……
夜門 由貴 ごにょ…
KP
【自宅周辺】
さて、自宅へと帰ってくると見慣れた景色が広がっているだろう。
手を繋いだ親子、携帯電話を耳元に当てた若い男性。
車のボンネットの上で丸くなる仔猫。
リードを持つ飼い主の横で誇らしげに歩く犬。
各々がすべて活動している。
星守 瀬理香 わあ、良い風景……
KP <目星>が可能です。
夜門 由貴 夕方……17:00~くらいかな?
星守 瀬理香 CCB<=82 【目星】 (1D100<=82) > 36 > 成功
KP
えらい! では……
<目星>
晴れた夕暮れの空がある。
しかし、瀬理香さんがそこに注目すると不意に空が色を変えるだろう。
不規則に、音もなく光る空は遠雷にも似ていた。
明滅するたびに色調は変化し、爛々と不穏に輝いては、やがて消えて静まった。
星守 瀬理香 ?????
星守 瀬理香 「……え?」
夜門 由貴
「どうしたの?
瀬理香ちゃん……?」
KP 不思議に思ったのか、立ち止まって尋ねてくるでしょう。
星守 瀬理香 「ん……今一瞬、空の色が変わった気がして……」
夜門 由貴
「空が…?」
俺も見上げてみるけど……。
KP 空の変調は先程の一瞬だけだったようです。
星守 瀬理香
「ううん、気のせいだったのかな……?
空がうっすらぴかぴか光って、その度に色が変わっていったの……でも、一瞬だったから……」
夜門 由貴
「そっか……?
晴れてるみたいに見えるけど、雷がくる…? のかも。そうじゃなくても雨が降ってきたら大変だし……」
「家に入ろっか。
えっと……そっか、昨日の記憶とかが曖昧なんだっけ。
今日……予定通り泊まっても大丈夫?」
星守 瀬理香
「…………」
昨晩のことを思い出している
「……うん。もちろん大丈夫。
むしろ、由貴くんがそばに居てくれると嬉しいな」
夜門 由貴
「……そっか。
よかった」
「……せめて燃えにくい服に着替えといたほうがいいかな、なんて……」
これ多分フリース素材だから……
星守 瀬理香 「ふふ……そうかも。消防士さんの服とかね……!」
星守 瀬理香
……それどころじゃないくらい、由貴くんは炭になってしまった。
あれを止める手立ては……
夜門 由貴
「……うん。
今度そういう服買ってみようかな」
夜門 由貴 冗談……のつもりだったけどなかなか怖い冗談だったかな……(お洋服ツマミッ
星守 瀬理香
「そうだね……。今日も同じことが起こるかは分からないけど……
……同じことがもう起きないように、解決策、絶対見つけてみせるから」
星守 瀬理香
こわいというか……かなしいかな……
きっとそれでもだめだと思うので……
夜門 由貴
「……うん。
俺もなるべく火元とかには近づかないように注意するね」
「それじゃ、改めて帰ろっか。
……ただいま帰りました―!」
ドアを開けて高らかに……?
夜門 由貴 よ……よしよし……
星守 瀬理香
「ただいまー!」
私も後に続いて、呼びかける
星守 瀬理香
由貴くんは10年かけて、ひとりでも私をここまで戻してくれた。
……私も、がんばるから……
KP
あなた方は、あなたは、温かな我が家にたどり着くだろう。
声をかけるやいなや、お母さんがおかえりなさい、と声をかけ、おとうさんが今日はドコに行ってきたんだ? と質問をしてくる。
そのうち、夜ご飯を食べ、少しだけにぎやかに夜は更けていくだろう。
……といったところで、昔日と境界午前の部、終了としましょうか……。
長時間お付き合いありがとうございました!
星守 瀬理香
はい、お疲れ様でした!
夜の部もよろしくお願いいたします!
夜門 由貴
お疲れさまでした。
こちらこそ、夜の部もよろしくね。
瀬理香ちゃん。
星守 瀬理香 夜が来るのがこわいな…
星守 瀬理香 そわ……
夜門 由貴 ぎゅっ!
星守 瀬理香 ひゃっ! ……ふふ、びっくりしたぁ
夜門 由貴
びっくりさせちゃった?
……お待たせ。それじゃあ夜の部も頑張っていこうか
193 (なんだこいつ…)
星守 瀬理香
ううん、大丈夫!
よーし、夜の部もがんばるよ!
夜門 由貴 うん! それじゃあ夜もよろしくおねがいします…!
星守 瀬理香 よろしくお願いします!
KP
+++
さて、眠る前となり、あなた方は二人きりで夜を過ごしているでしょう。
瀬理香さんの家族はもう眠りについているのか、家の中は静かです。
夜門 由貴
どうだろう……?
星守家のご両親がそんなにはなく眠りにつくのかはわからない…
夜門 由貴 「……もうすぐだね」
KP
壁掛け時計を見上げて、由貴がぼんやりつぶやきます。
昼間の話は覚えているようですが、それでもどちらかといえば嬉しそうな様子です。
星守 瀬理香
「う、うん……」
緊張している
KP
・ ・ ・ ・ ・
ちく、たく、ちく、たく、と秒針が時を刻む中でほんの短い時間がとても長く感じられました。
そうして不意に、瀬理香さんのスマートフォンの端末が鳴り響きます。
星守 瀬理香
「うん……?」
誰だろう。名前を確認してみます。
KP
あなたが視線を下ろすと
しかし表示はすぐに切り替わり、時計の表示に戻るでしょう。
夜門 由貴 「……あ、」
KP 同じようにあなたのスマートフォンに目を向けた由貴が短く声を上げます。
夜門 由貴 「瀬理香ちゃん、誕生日おめでとう」
KP
午前0時、見慣れた部屋、聞き慣れた声が響く。
その人がどんな表情で祝いの言葉を口にしたか、あなたが知ることはない。
顔を上げればそこには炎があった。
その人は、まだ辛うじて人の形をしているそれは、炎の中心にある。
声を発する暇もなく焦げて炭に変わる。
<正気度ロール ※任意>0/1d3
星守 瀬理香
「あ、……」
CCB<=84 【SANチェック】 (1D100<=84) > 89 > 失敗
1d3 (1D3) > 2
system [ 星守 瀬理香 ] SAN : 84 → 82
KP 同時にあなたの意識は急速に揺らぎ、視界がゆがむ。
星守 瀬理香 「う……ゆき、くん、……ごめんなさ、……」
夜門 由貴 謝らなくていいんだよ、瀬理香ちゃん……
KP
日付は、12月20日。
あなたは今日という日に特別な感慨があるかもしれないし、そうでないかもしれない。
望もうと望まざろうと、今日はあなたのための日だ。
❖❖❖❖
目を開く。
大きく口を開く底無しの暗闇、そこは黒々と広がる深淵であった。
あなたは石の上に身体を預けている。
身じろぎをしようとして、それが不可能だと気が付く。
身体の自由が利かないのは重い鎖に縛られているからだ。
あなたは巨大な石造りの椅子ごと、無限に広がる暗い穴の中で鎖に拘束され、吊るされている。
どれくらいこうしていただろう。
既に永遠が過ぎているようにも思える。
一寸先すら見えない闇の中、一条の光が天へ昇っていく。それは次第にあなたに迫ってくる。
奇妙な光は絶えず形を変えながら、あなたの身体に何重にも巻き付いた重い鎖を打つ。
思わず目を閉じる。
KP
目を開く。
見知った天井を見つめている。
日常の音と慣れ親しんだ生のにおい。
自分の寝室、布団の上であなたは横たわっていた。
12月19日、朝。
あなたは目を覚ます。
明日、あなたは誕生日を迎える。
<正気度ロール>0/1d6
星守 瀬理香 CCB<=82 【SANチェック】 (1D100<=82) > 11 > スペシャル
KP えらい…!!
星守 瀬理香 発狂したらあぶないもんね……
KP さて、これより前日と同じように探索が可能です。
星守 瀬理香
「う、……また、」
今日は何年だろう……?
KP [探索箇所]自分自身/スマートフォン/周囲全体
星守 瀬理香 スマートフォンを見る事になるのかな
KP
あなたがスマートフォンで今日の日付を確認して見るならば、今日は2015年の12月19日、土曜日の朝であることが分かる。
知りたいことがある場合は、これを用いてインターネットでの調査が可能だ。
語句指定により技能判定なしで、<コンピューター><図書館>に成功でめぼしい情報がヒットする(何もない時は何もないと出る)。
また、着信履歴が残っているようだ。
星守 瀬理香
「あれ、……」
不在着信でしょうか? 見てみます
KP
そのようです。
着信があった日時は12月20日の0時00分、番号は「0000-000-000」で、発信者名は「繝九Ε繝ォ繝ゥ繝医繝」と表示されている。
KP 調査可能ワードに[0000-000-000]が追加されました。
KP 折り返し電話をかけてみますか?
星守 瀬理香
「何、これ。
もしかして『昨日』鳴ったのって……」
うーん、怪しい番号にすぐ折り返したらだめだよって、由貴くんもとーこも言ってきてそう……
検索してから、かな……
KP
承知いたしました。
あなたが電話番号「0000-000-000」で検索すると、検索結果には「死の番号」「絶対にかけてはいけない・出てはいけない電話番号」などの怪しげなワードが並んでいることでしょう。
番号についての情報は以上のようです。
夜門 由貴 書いておいてなんだが電話をかけ直すの怖すぎるだろ……
星守 瀬理香
「ううん……。これも、作為的に起こされている現象なのかな」
部屋全体を見てみます。
KP
了解です。
寝室内にも他の部屋にも特に変わったところはなく、見慣れた自分の家だと感じる。
では……<目星>を+20でどうぞ。
星守 瀬理香 CCB<=82+17 【目星+17】 (1D100<=99) > 52 > 成功
KP えらい!! 補正をつけなくとも成功でしたね…!
星守 瀬理香 よかった……
KP
では……
<目星>情報
本や書類の隙間に、[封筒]がひとつ挟まっている。
シーリングスタンプが押されており、未開封だと分かるだろう。
宛名や差出人名は書かれていない。
中には小さく畳まれた紙が一枚入っており、どこかの住所が書かれている。
KP 調査可能ワードに[手紙の住所]が追加されました。
星守 瀬理香
「手紙?」
書いてあるのは住所だけですか?
検索してみます。
KP
はい、住所だけのようです。
手紙の住所について調べてみると、どうやら雑居ビル群のうちひとつらしい。
瀬理香さんの自宅からそう遠くはない。
テナント等の情報は調べても見つからず、既に廃ビルとなっているらしい。
KP 探索箇所に[廃ビル]が追加されました。
星守 瀬理香
「……? ここに置いてあったって事は、何か意味があるのかな」
由貴くんとのやりとりがどうなっているかと
段本さんとのDMの履歴が消えているかどうかも確認します。
KP
スマートフォンで確認してみると、由貴や、段本との昨日分のやりとりなどは消えているようです。
予定通りならば、もうすぐ由貴があなたの家を訪ねてくるでしょう。
星守 瀬理香
「困ったな……。
……ううん、立ち止まってる場合じゃないよね。まずは準備しなきゃ」
着替えついでに自分を見ておきます。
星守 瀬理香 これまでの由貴くんには、きっと立ち止まる暇も無かっただろうから。
KP
了解です。
あなたは、自分自身を顧みる。
夢見が悪かったせいか鼓動はまだ早く、身体は汗ばんでいる。
その他に異常は見当たらない。
昨日も、自分は誕生日の前日に悪夢を見て飛び起きたのではなかったか?
<アイデア>をどうぞ。
星守 瀬理香 CCB<=90 【アイデア】 (1D100<=90) > 54 > 成功
KP
すばらしい…!
<アイデア>情報
あなたはこのような感覚を指す言葉をすぐに思いつくことが出来た。
デジャヴュ……【既視感】。そのようなものをあなたは感じたのだ。
自分自身については以上です。
星守 瀬理香
「同じ日を繰り返してる……最初は2016年、その後は2015年……。
徐々に巻き戻って行くのかとも思っていたけれど、今日で二回目の2015年……」
記憶するようにぶつぶつ呟いて、準備をしている。
時間があるなら、段本さんに星守瀬理香であることを名乗りつつ、『昨日』言った事と聞いた事とをDMにして送っておきたいな。
その上で、今日はお会いできないこと、多分明日にはお会いできなくなってることも含めて伝えておこう。
どれほど意味のある行為か分からないけれど。
KP
了解しました。
では、由貴が訪れるまでに段本さんにコンタクトをとることができるでしょう。
少し間をおいて返事が来る。
段本 雪成
『こんにちは。
星守さんだったか。SNSでの接触は初めてだったな。
昨日、君からコンタクトを受けた記憶はない。もし昨日と同じ今日を繰り返しているのであれば、その記憶の連続性を保っているのは現状君自身だけだと言えるだろう。』
けみかえる 段本さん、頭が丸いのがかわいいな……(PL発言)
段本 雪成
『”昨日”の僕も仮説を立てていたようだが、それが鍵なんだと思う。
明日の僕がそれを覚えていない可能性が高いというのが歯がゆいが こちらでも少し調べてみよう。
連絡をありがとう。色々と不安だろうがもう少し頑張ってみてほしい』
KP
以降、特にこちらからメッセージを送らない限りは段本からのメッセージは途切れる。
それを読み終わるくらいのタイミングで、玄関のチャイムが鳴るだろう。
夜門 由貴 そわ……
星守 瀬理香
「あ、……はーい!
きっと由貴くんだよ! 私出るね!」
お母さんたちに声を掛けてから、玄関を開けます。
夜門 由貴
「……! おはよう、瀬理香ちゃん。
……早かったね?」
驚いたようにしながらも嬉しそうにしている。
KP 玄関の扉を開けると、そこには予想通り夜門由貴の姿があるだろう。
星守 瀬理香
「おはよう由貴くん!
……ふふー、何となく、そろそろ由貴くんがくるかなって思って」
夜門 由貴
「そうなんだ……? ふーん、瀬理香ちゃんの冴え渡る勘ってやつかな」
「ふふ……それか俺が来るのを楽しみにしてたか……。
そうだ、今日泊まるって約束してたよね。荷物だけ置かせて」
星守 瀬理香
「うん! とっても楽しみだった!
それは本当。だけど……」
夜門 由貴 「……? だけど…?」
星守 瀬理香 「……ううん。そうだね、お部屋行こうか」
夜門 由貴 「……??」
KP
では由貴と一緒にお部屋へ…?
なにか由貴と話したいことなどがあればお話もできます。
星守 瀬理香
部屋に入って一度ドアを閉めてから、ふう、と息を吐く。
「……あのね、別に私が冴えてるわけじゃなくて……
もう、知っていた事なの」
夜門 由貴
「……知ってた…?」
荷物を置きながら、瀬理香ちゃんに向き直る。
星守 瀬理香
「おかしな話だとは分かってるんだけど
私は『一昨日』2016年12月19日を終えた後……『今日』二度目の2015年12月19日を迎えたんだ」
また分かりやすいようにルーズリーフに時系列を書いていく。
夜門 由貴
「一昨日……?
今日……? 2016年…? 2015……」
ちょっとおめめぐるぐるしながら聞いてる。
「つまり……昨日? も今日と全くおんなじ事が起きてた? ってこと?」
星守 瀬理香
「うん……ややこしいよね。きっと日が経てば経つほどややこしくなって、私にも訳が分からなくなってくるんだと思う。
『昨日』はね、私が見た夢や由貴くんの状態について、段本さんに話を聞きに行ったんだよ」
夜門 由貴 「段本さん?」むっ…(????????)
星守 瀬理香 はわ……
夜門 由貴
「……そっか。
俺はそういう記憶がないけど……瀬理香ちゃんが言うならそうなのかな……」
何かを思い出そうとするように考え込んでいる。
星守 瀬理香
「あ! もちろん、由貴くんと一緒に神姿大学へ行ったんだよ? 帰り道にはデートもして……。
……今朝DMをし直してみたけど、段本さんは勿論覚えてなくて」
夜門 由貴
「神姿大学に?
……言われてみれば……? 行ったよう…な…?」
「でも、たしかに今日の朝、瀬理香ちゃんが出迎えてくれた時なんだか妙な……」
星守 瀬理香 「妙な……? 何か、あった?」
夜門 由貴
「ううん……【既視感】? みたいなのを感じたかも……
それにしてもデートまでしたのに、よく覚えてないのは残念だな……」
星守 瀬理香
「そっか。……あのね、大学の行きと帰りに、クリスマスマーケットに行ったんだよ。
お誕生日プレゼントにって、私がほしがった由貴くんと私に似た天使の飾りを、由貴くん、が……」
夜門 由貴 俺、脳天気すぎるかな…… ほわ……
星守 瀬理香 泣きそうになってきた……がまん……
夜門 由貴
「クリスマスマーケット……
誕生日プレゼント……」
星守 瀬理香
「……大丈夫。
私だって、由貴くんが忘れてしまったとしても、何度でも繰り返すのは苦ではないから」
「……そう。何度繰り返しても、私に何か酷い事が起こってるわけじゃないからそれは別に構わないの」
「でも、毎晩毎晩……
私が誕生日を迎えると同時に、由貴くんは燃え尽きてしまう」
夜門 由貴
「……俺が……燃える…?」
「………よく思い出せないや。
ごめんね、瀬理香ちゃん……」
「でも……そう。
そういう事があったんだ。なるべく気をつけるよ。
火元に近づかないようにしたり……」
星守 瀬理香
「ううん。大丈夫。今度は私がきちんと覚えているから」
(きっと、火種になるようなものを避けたとしても、根本的な解決をしない限りは由貴くんが燃え尽きることを阻止できないことも……)
「……今は、笑ったり引いたりせずに、きちんと聴いてくれる由貴くんが居てくれるだけで心強いよ」
夜門 由貴
「……そっか。
もちろん、瀬理香ちゃんの言うことは信じるよ。
話してくれてありがとう、瀬理香ちゃん」
「……せめて、俺にできることが何かあればいいんだけど……」
星守 瀬理香
「できること……そうだよね。
見ているだけじゃ歯がゆい気持ち、よく分かるよ」
「昨日、神姿大学で聞こえてきた勧誘を行っている団体?の集会所に、『死の番号』と言われる謎の不在着信。
それから、お部屋の中に覚えのない封筒がひとつ」
夜門 由貴
「……? うん……
えっ、部屋の中に!?」
星守 瀬理香
「うん……。廃ビルの住所だけが書かれてたの」
「『昨日』聞いた段本さんの仮説に則って、何かが私たちに働きかけてこの現象を起こしているのだとしたら……
私が認識できる限りでは、今挙げたような事が関係しているのかなって思うんだ」
夜門 由貴
「なにそれ……不気味な感じ……だけど……」
「………でも、瀬理香ちゃんはそれを……
調べたいってこと?」
星守 瀬理香
「うん、それが正しいのか分からないけど、今は由貴くんのこと、どうしたら良いか全然分からなくて……
解決に繋がりそうな事を、手当たり次第当たっていく段階かな」
夜門 由貴
「………わかった。俺も着いてく。
瀬理香ちゃん一人に行かせたくないし……」
「俺のことを心配してやってくれてるならなおのこと……
でも、危ない目に合いそうになったら、さっさと逃げようね」
星守 瀬理香
「うん、もちろん。
それが今のところ、由貴くんにできること、私も由貴くんにしてもらいたいことだよ」
「なんて、根っこの部分はずっと変わらないけどね」
夜門 由貴
「……! なるほど、そっか。
それじゃあ頑張らないと」
「根っこ…?」
夜門 由貴 ねっこ…
星守 瀬理香 にゃ、にゃーん……?
夜門 由貴 かわいい…… もちもち…
星守 瀬理香 むにむに……
星守 瀬理香
「え! あ、うん……その、……」
「突き詰めたら、ずっと一緒にいてほしい、……ただそれだけなの。
そこは、何か異常事態が起きなくたって変わらないなって……」
夜門 由貴
「一緒に……そっか」
「それはもちろん、俺だっておんなじだよ。
何か大変なことがあったからそばにいたいんじゃなくて、ただ一緒にいたいから一緒にいたい」
「おんなじ気持ちだ」
星守 瀬理香 「うん……! 同じ気持ち……」
夜門 由貴
「……へへ」
な……何となく照れる…?
星守 瀬理香
このやりとりも、由貴くんは『明日』になったら忘れてしまう。
……でも、こうして繰り返してきた中で、私が忘れてきた事はきっともっと多いんだ。
星守 瀬理香
「ふふ、……ええと、だから、いつどこに行くか決めないとだよね」
「きっとこのまま放っておいたら、同じ日を繰り返してばかりだから……」
「とりあえず、あんまり暗くなったら、人の少ない廃ビルの方が危なそうだから
そっちから行こうかなって思うんだけど……」
夜門 由貴
「わかった。いずれにせよ、準備はしっかりしていかないとな。
集会所のほうは……そっちも怖いけど、廃ビルの方も危なそうだし、なにか武器でも持っていこうかな……」
「不在着信の方は……どうしよっか。
死の番号……」
星守 瀬理香
「『昨日』誕生日を迎える直前にかかってきたみたい。
すぐに切れちゃったけど……」
夜門 由貴
「誕生日を迎える直前……?
そっか、昨日も19日だったんだもんね」
星守 瀬理香
「うん、そう、私にとってはそうだったの。
あるいは、由貴くんにとっても、もしかしたら……そうだったかもしれないけど」
星守 瀬理香 choice[折り返す,『明日』] (choice[折り返す,『明日』]) > 『明日』
星守 瀬理香
「どこからか番号が知られてるみたいだし……
『今日』ももしループを脱け出して由貴くんを助けられる手立てが見つからなかったら、……『明日』かけてみる」
夜門 由貴
「うーん……うん。
わかった。『明日』か……
明日は覚えてられるといいんだけど」
星守 瀬理香
ループ回数制限がありそう
即死トラップはなさそう
とは読んでいるけれど……
夜門 由貴 ニコ……(何もいえず微笑まされる俺――
星守 瀬理香
「大丈夫! 私が何回でも覚えてること伝えるから」
ふんす!
夜門 由貴
「……! ふふ、そっか……
じゃあ明日も安心かな?」
よしよし……髪はセットしてそうだから軽く上から押さえるくらいの力で撫で…?
星守 瀬理香
「うん、安心して! ……本当は、こんなこと繰り返さないのがいちば、ん……」
はわ……?
夜門 由貴 「えっと……俺のため? に頑張ってくれてるから…?」??
星守 瀬理香
「そ、それは……当然だよ。
由貴くんのためだから、こんなに頑張れるんだよ」
夜門 由貴
「そ、そっか……?
喜んでいいのかな……喜んでおこ」
にこー……
星守 瀬理香 かわいい……そのにへーって顔だいすき!
夜門 由貴
にへー…? へへ……??
中の人からはスライムみたいだと評判の…
星守 瀬理香
「うん……! 由貴くんに喜んでもらえるのが一番嬉しい」
「はりきって頑張らなくちゃ。……ええと、それで、武器、武器……。
竹刀、持っていく……?」
夜門 由貴
「竹刀か……うん、それぐらいがいいかも」
「あんまり使ったことのないナイフとか使っても、こっちが怪我しちゃいそうだし……」
星守 瀬理香
「うん……。やっぱり慣れたものが一番かな。
お父さんのコレクションを勝手に持ち出すのも、とりあえず今日はね」
夜門 由貴 「瀬理香ちゃんのお父さんのコレクション…?」
夜門 由貴 不穏な気配を察知……
星守 瀬理香 閃理くんみたいなことは余程じゃない限りしないよ(きり
夜門 由貴 きりっとしてる…
星守 瀬理香
「そう。日本刀……脇差とか短刀とかが多いのかな。
持ち運べない事もないけど……流石にね」
星守 瀬理香 わかんない、閃理くんがえふじーおーの知識を持ってるなら、私はとーらぶの知識くらい持ってるのかな……
夜門 由貴 「日本刀……脇差…?? うん……まあ、でもいざとなったらしょうがない……のかな…?」
夜門 由貴
なるほど……???
懐刀……(ジェラ…?
星守 瀬理香
「しょ、しょうがない……?
あ、でも、あの昔会った冷たい生き物みたいなのに遭ったら……しょうがないか……」
夜門 由貴
「ああ、えーっと……冷たきもの? だっけ?
あのときは火炎放射器があったから助かったね」
星守 瀬理香
じぇらっちゃう……! 由貴くんが一番かっこいいもん!!
さにわぱろ……??
夜門 由貴
「今回はそんな物騒なやついないといいけど……」
しっかりしっかり準備しつつ……俺はもう向かえそうだよ。
夜門 由貴
審神者パロ…!?!?
ふふ、いろんなパロシリーズが増えていく
星守 瀬理香
「うーん……かつての段本さんみたいな人か、そういう未知の生き物によるものなんじゃないかと思うんだけど
どうにか太刀打ちできる相手だといいね……」
私も準備は大丈夫! 廃ビルへ行きます!
KP
了解です。
あなた方は不測の事態に備え、しっかりと身支度を整えた後に廃ビルへと向かうでしょう。
【廃ビル】
1階部分の通りに面した表側は店舗が入っていたようで、2階・3階へ行くには裏手のエントランスから入る必要がある。
案内板のテナント名は全て取り去られているが、3階建てのビルだと見て取れるだろう。
ビル名は「黄昏ビル」とある。
両開きのガラス扉の片側が開いている。
傍には鎖と南京錠が乱雑に散らかしてあった。
電気が通っていないのだろう。
中は暗く、明かりは一切ない。
……中に入ってみますか?
星守 瀬理香
「わ、不気味だね……明るい内でもあんなに暗い」
「黄昏ビル」で調べてみても特に何も出なさそうなら、入ってみます。
KP そうですね。手紙の住所で調べてみたときと同じような検索結果が出るでしょう。
夜門 由貴
「なんで……ガラスが割れてるんだろ?
誰か中に入ったのかな?」
警戒しながら瀬理香ちゃんについていくよ
KP では中へ……
星守 瀬理香 はい…!
星守 瀬理香 ガラス割れてるんだ…
KP
廃ビルの中へは、スマートフォン等の明かりを頼りに進んでいくことができるだろう。
無人になってから日が浅いのか、瓦礫はなく、中も汚れや埃等はさほど目立たない。
1階部分はエントランスと階段、各階の郵便ポストが設置されたスペースがあるのみだ。
KP [探索箇所]郵便ポスト/2階/3階
星守 瀬理香
「思ったよりは汚れてない……」
呟きながら、郵便ポストを見てみます。
夜門 由貴
入り口のガラス扉と、南京錠が壊されてるみたい……?
あっ、ガラス割れてないって書いてあったけどなんか窓が割れてたんだろう(ぼんやり
KP
【郵便ポスト】
郵便物はすべて回収されているようだ。
しかし、3階のポストの中にのみ二つ折りの紙が1枚残されている。
直筆の手紙で、ビルのオーナーから3階のテナントに宛てたものらしい。
内容は苦情のようだ。
資料【直筆の手紙】を開示。
KP
------------------------
【直筆の手紙】
近隣の方から苦情を受けております。深夜の集会・通行人への声掛け行為等ご遠慮ください。
よろしくお願いいたします。
------------------------
KP 郵便ポストの情報は以上です。
星守 瀬理香
「この手紙だけ残されてる。……集会、声掛け……
今は駅向こうで集会をやっている団体だったりするのかな」
由貴くんにも見せつつ、2階へ
夜門 由貴
「集会……
もし違ったとしたら、それはそれで心配だな……」
集会だらけ……
星守 瀬理香 しうきょうだんたいがいっぱい!
夜門 由貴
「もともとここにあった……のかな?」
ついていくよ。
夜門 由貴 はわわ…
KP
【2階】
狭い階段を通って上階に昇れば、2階はひと目で風変わりな部屋だと見て取れる。
空間は壁がぶち抜かれて広く取られ、窓には暗幕のようなカーテンが掛かっている。
部屋の中心には壇が設えられ、床から一段高くなっているようだ。
また、壁際には教卓のような天板が高い位置にくる簡素な机が置かれている。
机が見られそうです。
星守 瀬理香
「広い部屋……」
机を見てみます。
KP
【机の上】
天板は薄く埃を被っている。
机の中には置き忘れらしき、A4サイズのフラットファイルが1冊残っている。
背表紙には『虚空クラブ 活動記録』とテプラで貼られている。
内容は日付と「月例集会」「食事会」等の一言。
一見すると当たり障りのない内容に思えるだろう。
最新の日付は2週間ほど前で、2日続けて「移転準備」「集会所移転」と書かれている。
二階で得られる情報は以上です。
星守 瀬理香
「『虚空クラブ』……それがここの団体の名前なんだね。
この記録によると解散したわけじゃなくて、移転してるから……由貴くんの読みは当たってるかも」
「虚空クラブ」で調べてみようかな
夜門 由貴 「虚空クラブ…? なんか変な名前だね」
KP 【虚空クラブ】について調べる場合、<コンピューター>もしくは<図書館>が可能です。
星守 瀬理香 CCB<=82 【図書館】 (1D100<=82) > 26 > 成功
KP
えらい! では……
『虚空クラブ』についてインターネットで調べることができる。
検索すれば、古めかしく簡素なデザインのホームページが表示される。
活動内容は主にボランティアや会員同士の交流会らしいが、活動拠点や連絡先については記載がない。
虚空クラブについて、検索で得られる結果は以上のようです。
星守 瀬理香 「ううん……当たり障りのないホームページしか出てこないや」
夜門 由貴 「うん……なんだか昔っぽいデザインのサイトだね」
星守 瀬理香
「勧誘と口コミだけで広まってるのかもね。
連絡も取れないなんて……ますます怪しい」
3階へ上がります。
夜門 由貴
「秘密主義の団体なのかな…?」
それにしては勧誘とかやってるが……
KP
【三階】
長机とパイプ椅子が整然と並んだ3階は、一見すると会議室のような印象の部屋だ。
薄く埃を被った長机の上には、『虚空クラブ~信仰の手引き~』という胡乱な題字の踊るパンフレットが一部、無造作に置かれている。
星守 瀬理香
「ここで集会が……。わ、怪しげなパンフレット」
パンフレットの埃を払ってから見てみます。
KP では、資料【虚空クラブ~信仰の手引き~】を開示します。
KP
------------------------
【虚空クラブ~信仰の手引き~】
〇虚空クラブとは
19世紀アメリカ発祥、1970年頃日本に布教された「星の知恵」の流れを汲む団体です。
聖書を説き、地球の旧い歴史を教え広めることが我々虚空クラブの目的です。
虚空とは「何も妨げるものがなく、すべてのものの存在する場所」。
即ち、我々の信仰する「全にして一、一にして全なる者」ヨグ=ソトースに繋がる場所を意味しています。
(以下、虚空クラブの教義や具体的な活動内容の紹介が続く)
・・・
〇礼拝
虚空クラブでは、月に一度会員が一堂に会する礼拝を行います。
礼拝では普段施設内に保管されている『銀の鍵』をご神体として掲げ、ヨグ=ソトースを讃える言葉を捧げる儀式です。
『銀の鍵』はヨグ=ソトースのあらゆる時間と空間に及ぶ御業を示すただ一つの物質です。
所有者をあらゆる時間・場所へと運ぶ力を有し、更にはふさわしい持ち主の元にはヨグ=ソトースが人の姿を取って現れ望みを叶えるとされます。
信仰を通じてふさわしい者としてヨグ=ソトースの坐す究極の門の先へと至り、神との合一を果たした暁には真実の安寧があるでしょう。
(ガラスケースの中に収められた、象形文字が彫り込まれた大きな鍵の写真が載っている)
------------------------
星守 瀬理香 ほへぁ……
夜門 由貴 >>ヨグ=ソトース<<
KP また、机に対して<目星>が可能です。
星守 瀬理香 思った以上におっきくてびっくりしちゃったね……
星守 瀬理香 CCB<=82 【目星】 (1D100<=82) > 29 > 成功
夜門 由貴 えらーい!
KP
<目星>情報
椅子の下に紙の切れ端が落ちている。走り書きのメモで、「移転先」と書かれた下に住所と電話番号が記してある。
星守 瀬理香 やったー! このまま安定してほしいな……
KP
瀬理香さん、あなたはその住所に見覚えがあるだろう。
"昨日"調べた集会場の住所と同じものである。
星守 瀬理香
「あ、これ……。噂になってた集会所と同じ住所だ。
由貴くん、大当たり」
夜門 由貴
「え? ……そうなんだ」
まさかあたっていたとは……の顔
夜門 由貴 (ヒント:中の人はKP)
星守 瀬理香 うん、ふふふ……でも当たりは当たりだから!(なでもふ……
夜門 由貴 「じゃあ……そこに行けば虚空クラブ? に会えるんだ…?」会うのが正解なのかはわからないけど……
星守 瀬理香
「うん……うーん、パンフレット読んでみるだけじゃよくわからないからね……。
『所有者をあらゆる時間・場所へと運ぶ力を有し』ってところは、ループとも関係があるのかもしれないけど、由貴くんが発火する理由はわからないし……」
夜門 由貴
「うん……俺もまだピンときてないかも…?
なんだかこう、神話? とかなんとか書いてあってよく……」
星守 瀬理香
「うん……人の望みを叶えるあたりは、地の精霊様と似ていなくもないけど……
なんかちょっと違う気がするし……」
夜門 由貴 「そうだね。なんだか手続きがちょっと違うような……?」
星守 瀬理香
「うん。銀の鍵なんて必要なかったもんね。
文言はちょこちょこ怖いけど……もう少し詳しく知る必要があるかも」
夜門 由貴
「じゃあ……とりあえず次は集会所の方に行ってみよっか。
会員とか書いてあるけど、突然行って会ってくれるかな…?」
星守 瀬理香
「そうだよね。一応電話してみる……? 繋がるかな」
とりあえず廃ビルを出てから、移転先のメモに書かれた番号に電話してみようかな。
KP
了解です。
では……廃ビル内を調べ終え、瀬理香さんがその場を後にしようと踵を返すと。
唐突に声を投げ掛けられた。
???? 「もう全部見ましたか?」
星守 瀬理香
ほわ……??
あれっ……
KP
背後で軽やかな足音が鳴り、やがて止まった。
振り返れば、暗闇から溶け出すように、男がひとり現れる。
???
「初めまして、或いはお久しぶりです。
ああ、いえ。
つい先日にもお会いしているでしょうか」
??? ”あれっ……”? いかがなさいましたか?
星守 瀬理香
「!? ど、どこから……!?
あ、いえ、こんにちは……?」
はじめまして、なの……?
???
はじめましてではないですね。
挨拶のようなものです。
「ええこんにちは
さて、星守さん。ご自分の状況はどの程度理解していらっしゃいますか?」
KP 男はあなたにそのように問いかけてくるだろう。
???
==================
※KP情報
この人物はニャルラトホテプの無数に存在する化身のうち、『式日と回帰』に登場する個体である。星守さんの経たルートによってはこの姿に見覚えがあるかもしれない。状況に応じて登場時の台詞等を改変するとよいだろう。
また、星守さんを廃ビルに呼んだ目的は「虚空クラブと銀の鍵の情報を与えるため」に加えて「門の先へ行くべきではないというヒントを提示するため」である。
本シナリオにおけるニャルラトホテプは、アフォーゴモン(ヨグ=ソトース)の直接的な影響下であるこの世界において動きがある程度制限される。
星守さんに干渉する手段が回りくどいのもこのためである。
==================
星守 瀬理香
「地の精霊様……またお会いすることがあるなんて……」
(噂をすれば影が差す……ってやつね……)
「私の状況……んん、私の認識できる限りでは、私は同じ日を繰り返して、夜門由貴くんは繰り返す直前必ず燃え尽きてしまっている……のが事実でしょうか。
そしてその原因は、第三者の働きかけによる作為的なものである可能性が高いので、こうして解決法を探っている最中です、しかし……」
KP 男はあなたの推察を静かに聞いているだろう。
星守 瀬理香
「『本当に』何度も同じ日を繰り返す事は危険だと考えています。
私が1年前に戻ってしまっているのもそうですし、由貴くんが何度も燃え尽きている光景に私が何度耐えられるか、ううん、……」
「彼はこうしている間にも、後戻りができない状態になっているかもしれません。
それが一番恐ろしい事です。鎖に囚われている夢を見ているのは私なのに、鎖のような痣があるのは由貴くんで、燃え尽きてしまうのも、彼……」
??? 「……ふむ」
KP あなたの返答を聞くと、男はひとつ相槌を打つ。
KP
(探索者の状況把握が正しくともそうでなくとも、探索者から尋ねない限りニャルラトホテプは口を挟まず、否定も肯定もしない)
その他探索者からの疑問や会話内容に応じて、以下の情報を適宜開示してもよいし、敢えてしなくてもよい。
------------------------
???
「ではまず1つ、私がここにいる理由をお話しましょう」
「私の目的はタイムラインの修正と、あなたと、それからあなたからの”対価の回収”です」
瀬理香さんと由貴を順に指している。
「さて、このまま無為に過ごし続ければいずれタイムラインの修正は成るでしょう。
……おっと、まずはタイムラインのことから説明したほうがいいでしょうか?」
星守 瀬理香
「そ、そうですね。
認識している時間と実際の時間のズレと関係があるのではないかということは、何となく分かりますが……お願いいたします」
星守 瀬理香 対価の回収……?
???
「いいでしょう。
あなた方はあの白き滅びの日からこの時間に舞い戻り、世界滅亡を回避した。
このことは覚えていますね?」
星守 瀬理香 「はい」
???
「しかしながら、あの白き滅びの日は”なかったこと”にはなりません。
あの未来があったという事実が存在し続けると……都合が悪い存在がいるのですよ。今回はそれが手出しをしてきているわけですが」
けみかえる あ~~やったあ! すきなやつだ!!
KP 楽しくなっている…… ふふふ
???
「2015年12月19日から20日へ切り替わる瞬間……世界が”滅んだ世界”と”そうでない世界”に分岐した瞬間から、全て切り取って修正してしまうことにしたのです。
滅びの未来ごと……。
その切り取られた世界が”ここ”ですね」
星守 瀬理香
「元々私たちが生きていて、けれど無い物にされた、いずれ滅ぶ時間軸に……?
私は、私たちは、『この世界』において一体どういう存在になっているんですか」
???
「さて、それが問題です。
あなた方の世界がいずれ滅ぶ世界へ進むのか……それとも滅びの世界を回避した世界線へと進むのかは不確定です」
星守 瀬理香 2015年12月19日~20日が分岐点なんだ……(シナリオ都合だと思うよ)
??? そうですね……色々とその前にも分岐点が会ったようですが、何らかの要因で”確定した"のがその瞬間だったのではないかと睨んでおります。
星守 瀬理香
「そう、ですね……。
この度の滅びの要因には介入しましたが、別の要因で、別の手段によってまた滅びないとも限らない……」
???
「ええ。残念ながら私は今回、自由に動ける立場にありません。
以前のように頼みを聞いて差し上げることなどは出来ないのですが……」
「代わりと言ってはなんですが、答えられる範囲でなら質問にお答えしましょう。
何かございませんか?」
星守 瀬理香
「ありがとうございます。うかがいたい事は多々ございますが……
順を追って質問いたしますね」
「地の精霊様の目的のもうひとつである
私と、由貴くんからの『対価の回収』とは一体何でしょう?」
???
にこ……
「聞きたいですか?」
星守 瀬理香
「はい。
知って後悔するより、何も知らずに対価を支払わされてしまう方がきっと後悔すると思いますから」
星守 瀬理香
どうしてか、馬鹿参りを思い出してしまうな……
私は知らない、絶対に知り得ないことなのに。
???
「よろしい。といっても、あなた方にとってはさほど価値の感じられることではないでしょう。
今すぐ、ないし一度にすべてよこせというものでもありませんし、支払う気があってもそれはそれで退屈なんですよね」
「……といったところでしょうか。
少なくとも、今回の件とはほとんど全く関係ないと言っていいでしょう」
???
(ここでいう対価は「生涯自らの手の内で踊り続け、挙句には正気を失うこと」を想定しているが、探索者から対価とは何か尋ねられた場合は率直に答えてもはぐらかしても良い)
どうにもはぐらかす方を選んだようですね
星守 瀬理香
「は、はあ……??
しかし、回収する気もあってこちらにいらしたんですよね……?」
首を捻っている
??? 「ええ。少なくとも、対価の回収が済むまではあなた方に消えてもらっては困る、というわけです」
星守 瀬理香
「……なるほど。だからこうして、地の精霊様に現状出来る範囲で介入してくださるということですね。
合点が行きました」
「……では、次の質問ですが
由貴くんの身に起こっている事は一体何なのでしょうか」
???
「納得していただけたようで何よりです。
………そうですね、夜門由貴のみに起きていること、ですか……」
星守 瀬理香
「はい。地の精霊様におかれましては何処かでご覧になっているかとは存じますが
痣が浮かんだり、毎夜燃え尽きたり、他者からの認識の齟齬が発生したりといった現象です」
???
「それについて私は詳しく話す権限を持ちませんが、あなた方は今、この世界にそれぞれ”別の存在”の力によって存在しています。
彼の身に起きている異常はそのためでしょう」
「しかし”別の存在”とはいっても、その目的は共通して『世界線の統合、及び時間の流れを正しい形に戻す』ことです。
おふたりとも、そのためにここにいるのでしょうね」
??? 情報提供がわやわやしてきた……(色んな所から半端に引っ張ってきて大変なことになっている
星守 瀬理香 は、はわ……地の精霊様の苦労を垣間見てしまった……(指の隙間からちら……
??? いえいえ……なんとか有益な情報になっていればいいのですが……
星守 瀬理香 「私たちをこの世界に存在たらしめた……どなたかたちの目的を果たせば、元の世界へ戻れるということでしょうか」
星守 瀬理香
こういう時何を聞けばいいのか分からなくて
思いついた事口に出しちゃうRPになっちゃうから……そこになければないですね、でも大丈夫です!
???
「さて……どうでしょうか。
そうだとして、あなた方の望むような形の帰還になるかはなんともいえないでしょうね。ただ何もせずに待っていても目的は成るわけですから」
「しかしながら、そうすると私はタダ働きになってしまうわけです。これは困りましたね。
……ここにはあなたにとってもなかなか興味を惹かれる情報があったのではないですか?」
???
私が……ダイソーの店員に…?(?)
ええ、分かりました。とはいえ、なるべくわかりやすく情報をお渡ししたいものですね
星守 瀬理香
(私たちが何もしないでいる事が、対価の回収不良に繋がる……?)
「そう、ですね……ある程度関係しているのではないかと思って探りを入れた次第ですが
……私はあくまで、同じ時間が繰り返される事象よりも、由貴くんに起こる異常の解決を最優先したいと考えているので……有益かどうかまでは図りかねているところです」
???
「ふむ……そうですね。
では、もう一つ。この停滞した世界であなたが同じ時を繰り返す原因の一部は彼ですよ」
KP 男は、夜門由貴を見るだろう。
夜門 由貴 「……俺……?」
星守 瀬理香 由貴くん……同じ日を意図的に繰り返すのがくせになっちゃった……?
???
「あるいは、あなたが今日知った情報の向こう側にあなたが真に求めるものがあるかも知れません。
それを追い求めるか否かは貴方におまかせしますが」
星守 瀬理香 実際には繰り返してないけど、治療の為に……
夜門 由貴 えっ!? そ、そうなのかな…?
KP
ところで地の精霊はそろそろ立ち去りそうな気配を見せています。
何も質問がなさそうだと判断した場合立ち去るでしょう。
星守 瀬理香
「……可能な限り、やってみます。
タイムラインの修正は、あとどの程度ループした段階で完了するのかはご存知ですか」
???
「さて……どうでしょうか。あなたの知覚している”一日”を何千何万と繰り返した先かもしれませんし、あるいは明日かもしれません。
なにせこの世界の時は止まっていますから」
※時間制限とかはないよの意
星守 瀬理香
ええーー! そうなんだ!!
ループ制限あるかと思った……
KP シナリオ的には……ナイヨ!(もにょにょ
星守 瀬理香
「そう、なんですね……。分かりました。
であるならば、私の正気が保つ限り……できる事をやってみます」
星守 瀬理香 わあ、KPさん直々に教えてもらっちゃった! ありがとうございます!
???
「ええ、応援していますよ。
さて、これくらいでよいでしょう。……最後にアドバイスを」
星守 瀬理香
「ありがとうございます。
……ええ」
再び傾聴する姿勢
???
「判断は慎重にすることです。
それから、語り手を盲目的に信頼しないこと」
「タダで教えられるのはこのぐらいです。
あとはお好きなように」
KP そこまで言い切ったところで、「それでは」と口にするとたちまちに男は姿を消すだろう。
星守 瀬理香 えっ……???
KP その場に残ったのはあなた方のみである。
星守 瀬理香
「いなくなっちゃった……。
慎重な判断は分かるけど、『語り手』……?」
夜門 由貴
「語り手って……ナレーターさんとかのことだよね?
……?」
「………うーん……?
集会所にそういう人達がいるってことなのかな…?」
Xボタン情報なので俺の発言に特に意味はない。
星守 瀬理香
メタ的に言えば……KPさんのこと……?
メタフィクション混じりだったの……?
KP どき……うたがわれてゆ…?
星守 瀬理香
「そう、かも……?
何にしても怪しそうな宗教団体だから、簡単に騙されないようにしないとね」
星守 瀬理香 わかんない……わかんないことがわかっちゃった……
夜門 由貴
「そうだね……
話術とかでだましてくる人とかいそうだし!」
集会への風評被害
KP
せりかちゃんとけみかえるさんの……みかただょ……
といったところで、いい感じに由貴と意見交換したら、今日は終わりましょうか…!
(中の人が弱っている)
けみかえる
ほわ……! 大変だ!
寝ましょ寝ましょ……
193 申し訳ない……!!
星守 瀬理香
「うん……。行ってみない事には分からないけど、気を付けようね。
そういうところはなんとなく、由貴くんの方がしっかりしていそうだけど」
それで次回、改めて電話をかけてみようかな。
夜門 由貴
「俺が……?
うん、できるだけ頑張るよ」
中学生の姿だから舐められそうだが……
星守 瀬理香 「うん。お話は私が頑張ってみるから、もし私が気付かない内に騙されそうになっていたら引っ張ってね」
星守 瀬理香 こんなところ……かな……!
夜門 由貴
「う……うん、わかった」
ぐっと拳を握りしめる……!
夜門 由貴 了解です……! へんなところで切らせちゃってごめんね……
星守 瀬理香 え!? ううん、キリは良いと思うよ……??
KP
それでは、明日は集会所へ連絡するところから……
と言ったところで、一日目夜の部は終了とさせていただきます。
本日もたくさんお付き合いいただきありがとうございました!
けみかえる 体は元気だけど情報処理がおっつかなくなってきたのは私も同じなので……!
193
はわわ……情報コマとか無いから……
明日までにまとめた文章を画面にはっつけておこうかな……
星守 瀬理香
はい! 由貴くんもKPさんお疲れ様でした!
やっぱり壮大なやつだったよ~!
明日もよろしくお願いいたします!
けみかえる
や! 情報まとめはやっておくので大丈夫ですよ……!
やすんでください…! 一日中KPやってお疲れでしょうから!
夜門 由貴
うん、お疲れさまでした!
ヨグ=ソトースの名前はびっくりするよね……
明日も会えるのが楽しみだよ。またよろしく……
夜門 由貴
はっ……肝心のこっちではいってなかった!
瀬理香ちゃん……
お誕生日おめでとう、瀬理香ちゃん…!
こっちではまだ帰ってこられてないけど……また明日もよろしくね。
星守 瀬理香
わあ、ありがとう由貴くん!
えへへ……今年もなんだかものすごい誕生日が毎日一瞬だけ続いてるけど……
明日も楽しみにしてる! 素敵なバースデーセッションをありがとう!
夜門 由貴
よかった……!
それじゃあきょうはゆっくりやすんでね。
俺も昨日から今日にかけてお祝いセッションが出来て嬉しいよ。楽しんでくれてたら嬉しいな……
193
ひゃわ……情報まとめ、お手数おかけします……!
特にニャ……地の精霊が喋っていたことあたりがしっちゃかめっちゃかしているのでせめて明日が始めるまでにここをまとめておきますね…!
けみかえる
わーい! 瀬理香と一緒に楽しませていただいております!
しばしばうるっときつつ……(?)
はわわ……ありがとうございます! ご無理なさらず……!
想定されている感じだと、まだ時間に余裕はあるようですし……?
ゆっくりやっていけたら、きっといいのかな……?
ひとまず、今日のところは、おやすみなさいませ!
193
時間に余裕! あります!
ひとまず昔日と境界は明日で終わりそうな感じでございます……
はい! 本日も遅くまでお付き合い、ありがとうございました!
おやすみなさいませ……!!
ごろん…
はっ 発言まとめ…
けみかえる ぴたっ……!
193
はわ……!
本日もいらしていただいてありがとうございましゅ!
けみかえる
とんでもないです!
頭痛大丈夫ですか?
あ、でぃすこきてた なんれもないれす
193
大丈夫です!
慢性的にめっちゃ痛かったんですが ふふふ……えへへ…… 結構楽になりました!
ほとんど気にならないレベルなのら!
けみかえる
ほわわ……いや、ご無理なさらずですよ……!
しんどくなったら本当に、いつでもぶった切っていただいて……
193
はわ……! 了解です!
しんどくなったらいいます!
けみかえる
はい! ご遠慮なくおっしゃってください…!
ひとまずは大丈夫そうとのことで安心いたしました。
本日も……のんびりよろしくお願いいたします!
193
わーっ…!
色々とご心配をおかけしました…!
こちらこそ、本日もよろしくお願いいたします!
KP
+++
それでは、再開してまいりましょう……!
前回は、虚空クラブへ電話をしてみようといったところで終了していましたね。
電話を……かけてみますか?
星守 瀬理香
はい。
廃ビルを出て、電話を……
あ、電話番号で検索してみても何も出ないでしょうか?
KP
そうですね……
移転が2週間前なので掲載されているか微妙ですが、もしかすると同じように紙の切れ端に書かれていた住所を指す情報が出てくるかも知れません。
星守 瀬理香
了解です。
ではかけてみます。
KP
承知いたしました。
コール音の後に電話が繋がり、応答があるだろう。
感じのよい女性の声 「はい、虚空クラブでございます」
星守 瀬理香
「恐れ入ります。先日、集会へのお声掛けをいただいた者です。
その日は生憎参加できずご連絡先のみうかがったのですが、本日も何か開催されますでしょうか」
けみかえる 息を吸うように嘘をつかせてしまった……
感じのよい女性の声
「あら! そうでございましたか。
この度は改めてのご連絡ありがとうございます。
大変タイミングがよいことに、本日は月に一度の礼拝を行っておりますよ」
「もしよろしければご見学にいらっしゃいますか?」
星守 瀬理香
「月に一度の礼拝ですか。
大変興味がございますのでうかがおうかと思います」
「具体的にどのような事をなさるのでしょうか。
何か持参するものや準備しておくことはございますか」
感じのよい女性の声
「そうですね……見ていただければおわかりになるかと。
礼拝への参加は正会員のみが許されているものですから、今回は特に準備するものはございません。気軽に考えていただいて大丈夫ですよ」
星守 瀬理香
「承知いたしました。ありがとうございます。
私ともう一名でうかがいます。用事を済ませた後なので、ぎりぎりにうかがうかもしれませんが……よろしくお願いいたします」
感じのよい女性の声
「ええ、承知いたしました。
本日、お二人でのご見学のお申し込みですね。お待ちしております~」
星守 瀬理香 「はい。それでは一度失礼いたします」
感じのよい女性の声 「はい、失礼いたします」
KP 瀬理香さんは以上のように、約束を取り付けることができるだろう。
星守 瀬理香
「礼拝の見学をさせていただけるって……。
どんなものか詳しい事は分からなかったけど、核心には迫れるかもしれないよ」
夜門 由貴
「礼拝かあ……
あんまりそういうのに参加したこと無いから、ちょっとドキドキするな……」
星守 瀬理香
「うん、私も……。
竹刀持ってても怪しまれないように、用事があるって予防線は張ったけど……何事も起きないといいな」
夜門 由貴
「ああ……さっき電話で言ってたやつ、そうだったんだ。
頭いいね……瀬理香ちゃん」
素直に感心している
星守 瀬理香
「あ、ありがとう……
ふふ、体よく預かられちゃったらそれまでだけどね」
夜門 由貴
「そうだね……
そうなったら……うーん、すぐに逃げられるように避難経路を確認しておく…とか?」
星守 瀬理香
「うん……。
あとは、……『昨日』忠告してもらった手前怒られちゃうかもしれないけど、一応段本さんにも言っておこうかな」
夜門 由貴
「………まあ、いざというときはなんとかしてくれるかもね」
ぐぬぬ…の顔
星守 瀬理香 はわ……
KP
では、段本に連絡を取るとなにか色々と細々としたことを言われますが、最終的には「気をつけろよ」と返事をよこしてきます。
彼もどうやら集会所の連中については目をつけていたようですね……。
夜門 由貴 むぬ……
星守 瀬理香
choice[わからない,わかる] (choice[わからない,わかる]) > わかる
よしよし……?(ぎゅ……?
夜門 由貴
よしよしされた……
ぎゅっ…
星守 瀬理香
「あはは、お小言だ……。でも仕方ないよね。
今やっておける事はこれくらいかな。ゆっくり向かってみようか」
夜門 由貴
「うん、そうしよう。
礼拝とかの時間はわからないけど……帰りが遅くならないようにしないとね」
星守 瀬理香
「そうだね。一応、お母さんにも時間がどうなるかわからないって送っておこう」
イベントを見て帰る、とか何とか理由を付けてメッセージを送っておきます。
KP
では……あなたの母親からも了承の返事と、帰り道に気をつけるように、といった内容の文言が送られてくるでしょう。
それらの根回しを行ったあと、あなた方はゆっくり集会所に向かって移動し始めることでしょう。
ここで地の精霊の発言まとめです。
KP
地の精霊の目的
・タイムラインの修正
・あなた方からの"対価の回収"
→この"対価"については今回の件とは関係ないよ(にこ…)
・2015年12月19日から20日へと変わる瞬間に世界は"滅亡した未来"と"そうならない未来"に分岐した。
・とある存在はこの2つに別れた世界線を修正するため、分岐点を切り取って統合してしまうことにした。その切り取られた世界が今のこの世界である。
・この世界が消滅すれば、世界線は統合される。統合された結果、"滅亡した未来"と"そうならない未来"のどちらが正史となるかは不明。
・あなた方は世界が統合されてしまう前にこの世界の真実に迫り、何らかの形で脱出する必要があるだろう。
・夜門由貴の身に起きている数々の不思議なことは、彼を管理している存在が原因。
・この停滞した世界で瀬理香さんが同じ時を繰り返す原因の一部は夜門由貴。
【アドバイス】
「判断は慎重にすること。それから、語り手を盲目的に信頼しないこと」
「タダで教えられるのはこのぐらいです。あとはお好きなように」
星守 瀬理香 わ、ありがとうございます……!
KP いえいえ……では、集会所へ……
星守 瀬理香 てこてこ……
夜門 由貴 てってって……
KP
【集会所】
あなた方が神姿大学近くの駅を越えてしばらく歩いていくと、目的の建物が見えるだろう。
真新しい建物で、エントランスの正面には受付カウンターがあり、係員らしき人物が控えている。
係員らしき人物が、入ってきたあなた方に声をかけてくる。
係員
「こんにちは。
会員のご紹介でしょうか?」
「事前にご連絡は頂いておりましたでしょうか」
星守 瀬理香
「こんにちは。
はい、先程お電話いたしました、二名で見学予定の者です」
発信履歴を見せるかな…?
KP
では、あなたがそのように説明すると係員は「お待ちしておりました」と言って受付へと案内してくれるだろう。
受付で手続きをすると「ご見学」と書かれた名札を渡され、奥へ通してもらえる。
係員
「資料室はご自由にお入りいただけます。
本日は月に一度の礼拝を行っておりますので、よろしければ礼拝堂もぜひご覧ください」
星守 瀬理香
「ありがとうございます」
礼拝はもう始まってる……?
ちょっと覗いていろいろ把握してから、資料室へ行こうかな
KP
承知いたしました。
礼拝堂へはいついっても良さそうですね
探索箇所も提示いたします。
KP [探索箇所]周囲全体/資料室/礼拝堂
193 めためた…もんもん……(ふっとうかぶ誰かの顔
星守 瀬理香
ふふ、由貴ちゃん!
そちらの今年のお誕生日は、ゆっくり過ごせていたらいいな(にこ…にこ…
星守 瀬理香 その中ならまずは周囲全体を見てみます。
夜門 由貴
もうひとりの俺か……今年は去年よりは何事もなく…?
去年が波乱過ぎたからな、あっちは……
KP
承知いたしました。
【周囲全体】
受付の先にある廊下は、明るく開放感のあるごく一般的な内装をしている。
[資料室][礼拝堂]の扉の他、手洗いや喫煙室の扉もあり、空調や火災報知器等も完備されている。
周囲全体を見渡して分かる情報は以上のようですね。
星守 瀬理香
了解です。
「建物としては、ふつうだね……」
資料室を見てみようかな。
夜門 由貴
「うん……。
なんだかもうちょっと怖い場所を想定してたな……」
そういえば竹刀も特に持ってかれなかったな。
KP
では……
【資料室】
向かって右手の壁に大きな本棚が設置された、やや手狭な部屋。
他に利用者はいない。
本棚には書籍の他、手帳や誰かの日記のようなものまで収められている。
ざっと見た限りでは内容には共通性がない。
<図書館>がかのう
星守 瀬理香
正直何かあっても武器では太刀打ちできない相手が出てきそうな気はする
竹刀はおまもり!
星守 瀬理香 CCB<=82 【図書館】 (1D100<=82) > 26 > 成功
夜門 由貴
お守り……!
えらい!
星守 瀬理香 やったー!
KP
<図書館>情報
内容にも筆者にも全く統一性がないこの資料たちの共通点は、「怪奇現象や超常現象、あるいはそれを引き起こす存在について書かれている」という点である。
これらはいずれも、怪異に巻き込まれた者や目撃した者、怪異を利用しようと試みた者などの残した記録だった。
KP
==================
※KP情報
”星の知恵派”の目的のひとつに「クトゥルフ神話の実在をほのめかす証拠の抹消」というものがある。
資料室に保管されているものは、様々な探索者や被害者、あるいは黒幕たちが残した、クトゥルフ神話の怪異にまつわる記録が残された書物である。
==================
KP
また、ファイリングされた古い紙片に銀の鍵について書かれたものがある。
資料【銀の鍵】を開示。
KP
-----------------------
【銀の鍵】
[コスト:1POW/1d6正気度]
銀の鍵を用いるためには魔術的な文言の詠唱と共に、鍵を夕日に向かって掲げ、9回回さなければならないとされる。
これを用いた儀式で”第一の門”を超え、そこにいるものに認められることで、他の時間や空間への旅を望むことができる。またその存在は、万物を知り、人の夢を現実に変える。
更に鍵の所有者が望めば”窮極の門”を超え、自分の存在などの真実や、ヨグ=ソトースへと至るだろう。
------------------------
KP
この紙片を読んだ後、あなたの頭の中にはどこの国の言語ともつかない、奇妙な言葉の羅列が浮かぶ。
あなたは『銀の鍵』の正しい使用方法を理解する。
<正気度ロール>0/1
星守 瀬理香 CCB<=82 【SANチェック】 (1D100<=82) > 63 > 成功
KP
えらい…! では減少は免れました。
資料室で得られる情報は以上です。
星守 瀬理香
「銀の鍵……捧げるものというよりは、用いるものなんだね」
「ヨグ=ソトースっていうのが、虚空クラブにおける信仰対象ってことだけど……
そんなに都合よく会っていいものなのかなぁ」
夜門 由貴
「そう……みたいだね。
使う目的がいまいちよくわからないけど……」
資料を読んでいる……?
星守 瀬理香
ふと思ったけど、こんな難しい話ができるのも
由貴くんを2031年から一緒に連れてきたからこそなんだよね……
夜門 由貴
「うーん……よくわからないなあ……
必要なときにだけ会う、とか……??」
星守 瀬理香
「うん……鍵がご神体扱いなのもの謎だけどね。
必要な時だけか……なるほどね」
「礼拝の様子を見てみないことには、詳しい事は分からないかな。
このクラブが怪奇現象を引き起こしている可能性はこの資料たちを見るに割とありそうだけど、どうやってそれを起こしてるんだろう……」
礼拝堂へ行ってみる…?
夜門 由貴
「鍵の存在に……認められた人がなにかしてるとか?
………」
礼拝堂に一緒についていくよ
KP
【礼拝堂】
そこは、暗幕のような厚いカーテンが掛かった薄暗い部屋である。
中央には、鍵の形をした、13cm程度の長さと5cm大の頭部を持つ何かを掲げた人物が立っており、何事かをぶつぶつと呟いている。
その周囲には手燭(柄の付いた、手で持てる小型の燭台)を持った人々が、中央の人物を囲むように集まっていた。
一堂に会した人々も、口を揃えて奇妙な言葉の詠唱を始める。
会員達 「イグナイイ……イグナイイ……トゥフルトゥクングア……ヨグ=ソトホース……」
KP
・ ・ ・ ・ ・ ・
しばらくそうしていただろうか。やがて声が止むと、銀の鍵は恭しく祭壇に置かれ、人々は散り散りになっていく。
見学者であるあなたたちに気が付くと目礼をして去っていくが、呼び止めても応じる者はいない。
その場にはあなた方だけが残るだろう。
夜門 由貴
「……いまのが……礼拝なんだ……
あれを月に一回……」
夜門 由貴 俺は……ずっとよくわからない顔してそうだな
星守 瀬理香 世の中にはいろんな宗教があるんだなぁ……と呑気に見ているかも……
夜門 由貴 いぐない… いぐない…… とぅふるとぅくんが…??(復唱
星守 瀬理香 かわいいね……
星守 瀬理香
「終わっちゃった……。
いかにも、って感じだったけど、この儀式をする事で何になるんだろう」
夜門 由貴 かわいい…??
星守 瀬理香 真似しててかわいいなって……
夜門 由貴
「うーん……???
すごいよね~って再確認する……???」
夜門 由貴 なるほど……? もし万が一正会員? になったら俺たちも唱えるのかなって…思って
星守 瀬理香
「そっか、何かの場面を再現している可能性もある……?
意味を分かってやってる人、どのくらいいるんだろう……」
行けそうなら祭壇に近付いて、銀の鍵を見てみる…?
夜門 由貴 「どうなんだろう? 一応……資料も読めるところにおいてあるし、集会でやってることの意味はわかってるんじゃないかなあ」
KP
周囲に人影はありません。
銀の鍵に近づくことができるでしょう。先程遠目から見たように13cmほどの大きめの鍵のようなものである事がわかります。
星守 瀬理香
「そっか……。『窮極の門』に至りたいなら、正しい手順を踏んでしまえば良いのに
それを簡単に実行しないってことは、やっぱり何かあるのかなって」
「これが銀の鍵……」
じ……資料に載っていた鍵の写真とは同じものですか?
夜門 由貴 「窮極の門かあ……誰でも行けるのかなあ」
KP
はい。
写真と同じ物のようです。
星守 瀬理香
「うーん、鍵の所有者が望めば、ってことだけど……
どうなんだろうね。所有者や、『第一の門』にいるものに認められるために……?」
夜門 由貴
「さっきの紙に書いてあったこと的には、”認められたあと”じゃないといろんな事ができないのかもよ」
わからないけど…
星守 瀬理香
「うん……。全員で認められるための、儀式の前段階なのかもしれないね、この礼拝」
「……結局、虚空クラブとこの一連の現象との因果関係は曖昧だし、何より解決策も分からないな……」
夜門 由貴 というか別に彼らはまだ窮極の門へ至るべき段階ではないと考えてるのかも知れないな……(虚空クラブの概要を見ている
夜門 由貴
「うん……そもそも、虚空クラブがその……
時間の巻き戻しとか、切り離しとか? をやってる……のかな?」
星守 瀬理香 ふさわしい者になるための修行段階、あたりかな
夜門 由貴
多分そういうアーティファクトとして祀っているのであって……使うことには興味がないのかも(目的が地球の古い歴史を広めること であるため)
解釈botみたいになってきた
星守 瀬理香
そうなんだ…? 目的……
ほんとだ 礼拝のとこばっか読んでた
夜門 由貴
資料が……いっぱいだからね……
なんかのボタンに表示すりゅ…?
星守 瀬理香
「うーん……その力があるなら、目的の為にはやるかもしれないけど
わざわざこの分岐点で切り離す理由は、虚空クラブにはない、のかな……」
星守 瀬理香 式日の時よりは大丈夫! なはずなんだけど…
夜門 由貴
「かなあ……?
なんだか最近使ったみたいな話も特にはしてなかったし……」
星守 瀬理香 「そうだね……上位の立場の人に話を聞けば、また変わってくるのかな」
星守 瀬理香 ふりだしにもどる…? 何をすればいいのか分からなくなってきた…
夜門 由貴
ちなみに……
もう情報は出切ってるみたい……かな?
星守 瀬理香
ん~…日数を経過させないとだめなのかな…
今日はもう終わりとしても明日からどうしよう…
夜門 由貴
日数を経過…? なるほど……
好きにして大丈夫だよ。"明日(?)"から何事もなく過ごしてもいいし……
星守 瀬理香
あ! 情報アイコンありがとうございます!
ほえ……
じゃあストレートに(?)銀の鍵を用いる形になるのかなぁ…
夜門 由貴
ストレートに……
その手もあるよ。鍵も鍵の使い方もわかってるしね。
情報アイコン! シンプルな四角…
星守 瀬理香
うーん……あと手をつけてないのは死の番号か……
同じ日を繰り返してくれるなら、今日中にかけてみて、有益なことがなければ『明日』の自分たちに期待…?
夜門 由貴 なるほどね…?
KP 『死の番号』に電話をかけ直してみますか?
星守 瀬理香
私が疑ってないのもあると思うけど、心理学を振る場面がほとんど無いんだよね
私がまたおかしくなってる可能性も視野に入れて……
星守 瀬理香
「……あと謎が残っているとしたら、やっぱりこれ、だよね……」
おこられちゃうかな……この場でかけてみます。
夜門 由貴
心理学……?
俺に振る…?(??)
夜門 由貴
「朝の番号だっけ……
うーん……都市伝説のたぐいだと思うけど……」
でも心配なので音声が聞こえるように瀬理香ちゃんに近づくかな……
星守 瀬理香 察する事ができてるかを感知するのに…?
KP では、あなたは『0000-000-000』と打ち込み、電話をかけてみるでしょう。
---
『・ ・ ・ ・
この電話番号は げんざいつかわれておりませ ――』 ザザッ ザッ
『またご用がお有りですか?
判断は慎重に、と言いましたが――思い切って決断してるもの手かもしれませんよ』
プツッ ツー ツー ツー
星守 瀬理香 Xボタンだった──
KP
えへへ……
ただし次回からは不通になります(ネタバレ)。
星守 瀬理香
私が閃理くんじゃなくて、本当によかったな……
ふふふ……そうなんだ……
193 中の人が実際に掛けたことがないからなんて言われるかわからないんですよね……
けみかえる えっ?
193 えっ?
星守 瀬理香 「……地の精霊様?」
けみかえる ふふ、そんな体を張らなくても……
夜門 由貴 「え? 地の精霊…?」
193 今ちょっと調べてみたらやっぱり怖いことが書いてあったのでやめまちゅ…(ふるふる…
星守 瀬理香
「うん……。
思い切って決断してみるのも手かもしれませんよ、って」
夜門 由貴
「思い切って決断…?
なんか……思ったよりふつうのこと言うね…?」
けみかえる 生きて……
星守 瀬理香 「そりゃ、地の精霊様は停滞の末の自然解決より、私たちの手で解決することを望まれているから……かな」
193
生きます! ムン…!
なお頭痛はほぼ無くなった模様 回復……
けみかえる
お! よかったです~!!
お大事になさってくださいね……
夜門 由貴
「なの……かな?
なんだっけ、このままだと俺達から”対価の回収”ができなくなるとかなんとか言ってたよね」
193
やった~!! ありがとうございます!!
へへっ…… けみかえるさんのおうえんぱわーでなおったから…(盲信――
星守 瀬理香 KPさん? が盲信しておられる……
193 へへっ……
星守 瀬理香 「うん……。統合された世界の一部になった時点で、私たちには解決能力がなくなってしまうのかも」
夜門 由貴
「そういうこと……なのかな。
もしくは、このままだとどっちか……もしくはどっちも……とか……」
「……ちょっと悲観的すぎるかな」
星守 瀬理香 「そっか、今はループするって分かってるから、まだ平気なふりをしていられるけれど……」
星守 瀬理香 由貴くんが燃え尽きたきり世界が統合されてしまったら、由貴くんは……
星守 瀬理香
「……やっぱり、手段を選んではいられないのかな」
銀の鍵を見つめる
夜門 由貴
「他に手段があれば、そっちでもいいとは思うけど……
今日瀬理香ちゃんに色々聞いた限りでは、他にできることは思いつかない……かなあ」
「もちろん、心配だって言うならもうちょっと考えてからでもいいとは思うけど」
夜門 由貴 なやや…?
193 なやーん
星守 瀬理香 ちょっと式日を読み返してた……へへ……(?)
夜門 由貴
式日…! へへ、なるほど……
式日かあ……
実は今回の昔日と境界を回すに当たり、ちょっとだけ改変を入れてるんだよね。(突然の解説
星守 瀬理香 えっ、そうなんだ……(解説が始まった…
夜門 由貴 とはいってもこう……微々たるものなんだけど
星守 瀬理香
でも…! 私たちに合わせてやってくれてるのはとてもありがたいよ!
段本さんや地の精霊様と知り合いとして進行できるのも、このエンドだからだもんね…
星守 瀬理香
「ううん。由貴くんの言う通り、今ここでできる限りのことはやってみたもんね。
あとどの程度でタイムラインの修正が為されるかも分からないなら……」
「あともうひとつ。最後にできることをやってみるよ」
夜門 由貴
「そっか。
うん……わかった。俺は……どうしよう?
……見てるね」
星守 瀬理香
「うん!」
【銀の鍵】を用いる……? 持ち出さないとだめなのかな
KP
承知いたしました。
銀の鍵は外に持ち出さなくても、カーテンを開けて使用する事ができます。
丁度、夕方のようです。
星守 瀬理香 ガラス越しでいいんだ…! はぇ…
KP まどをあけてもぃぃょ
星守 瀬理香
「夕日は……」
夕日を探して、それに向かって掲げます。
星守 瀬理香
真っ赤な空…
「イグナイイ……イグナイイ……トゥフルトゥクングア……ヨグ=ソトホース……」
KP
承知いたしました。
夕日に向かって銀の鍵を掲げ、回す。
9度、あなたは数えた。
あなたの周囲の景色が、急速に遠ざかり。
光が、音が、気配が、何もかもが消えるだろう。
❖❖❖❖
始めに、すべてが氷に覆われた。
氷像の森をあなたの手を引いて走った。
私の名前も忘れたあなたに数えきれないほどの「おめでとう」と「おやすみなさい」を告げた。
ある日あなたは戻ってきた。
星守 瀬理香 「由貴くん……」
❖❖❖❖
以前のように私を呼んだ。
あなたは氷河期の終わりと、失われた時間とを望んだ。
次に、私の視界は一面の黒に覆われた。
大きく口を開く底無しの暗闇、そこは黒々と広がる深淵であった。
私は石の上に身体を預けている。
身じろぎをしようとして、それが不可能だと気が付く。
身体の自由が利かないのは重い鎖に縛られているからだ。
巨大な石造りの椅子ごと、無限に広がる暗い穴の中で鎖に拘束され、吊るされている。
どれくらいこうしていただろう。
既に永遠が過ぎているようにも思える。
一寸先すら見えない闇の中に、不意に一条の光が差した。
星守 瀬理香 コーマ、みたいな……
❖❖❖❖
思わず目を閉じる。
目を開ける。
白い闇の中から、門をくぐって、あなたが現れた。
時空の彼方に存在する神殿、六角形の台座の上、私は目を覚ます。
KP
気が付けばあなたは、空虚で広い空間の中にひとりで立っている。
目前には六角形に近い形をした台座があり、そこには形を持たない何かが蹲っていた。
それがゆっくりと身体を起こすと、次第にその存在ははっきりと形を持つ。
輪郭は人間のものと近しく変化し、無色の織物のようなヴェールに覆われた頭部には不明瞭な色彩のミトラがあるようだった。
それは滑るようにあなたの前へ進み出た。
歩みに合わせて重いヴェールが不吉に波打つ。
星守 瀬理香 ほわ……起き上がった
❖❖❖❖
「おかえりなさい、星守瀬理香」
「鍵を持つ者よ。あなたの望みは何だ?」
KP 目の前にいるものは、”かつての由貴の声で”あなたに語りかけた。
星守 瀬理香
「……!」
思わず息を吞む。
星守 瀬理香 由貴くんも一緒に戻ったから……
KP
”古きもの”に対し、質疑応答の試み
ないし、望みを告げることが出来ます。
要望は一つでなくても構わないでしょう。
星守 瀬理香
「私は……私たちが安心して生きられる世界で生き続けたい」
「私と夜門由貴が氷に閉ざされた日々より巻き戻り、生き続けようとした2016年12月19日から20日を、二人で無事に超えたい」
❖❖❖❖ 「………」
KP 願いは本当にそれでいいですか?
星守 瀬理香
「その後もまた、もしかしたら私たちを脅かす障害は尽きないかもしれなくても……
私は由貴くんと……私が愛する人たちと一緒に生きていける道を探し続ける存在でありたい……!」
KP 聞くのが早かったかも……(丸まる……
星守 瀬理香
「私たちの命ある限り、『おはよう』と『おやすみ』を、『ありがとう』を、そして『おめでとう』を何度でも……
君が生まれてきてくれた感謝を、そばにいてくれる喜びを何度でも、伝えて行けるようにしたいんです」
❖❖❖❖ 「あなたが望むのであれば、あらゆる願いは叶えられるだろう」
星守 瀬理香
「……」
「あなたを含め、出会った方々を忘れる事のないように……」
「そう、もう二度と、忘れる事のないように……
……ううん、忘れてしまうのは構わない……けれど」
「……ただそれでも、何度だって、私たちが愛しい人々の元へ帰ってくることのできるように!」
「それが私の願いです」
KP 質問も……できます……
星守 瀬理香 質問……した方がいい……?
KP
いえ、望みがメインで宣言したもののみであれば大丈夫です。
差し出がましかったですね……(NPCは自分から喋り始めないので……
望みを告げ終えた時点でエンディング確定となります。
星守 瀬理香
「私はその為なら何だってする、対価だって何だって払う心算ですが
私の願いを果たすには、現状私の存在なくしては叶えられないことですから……」
❖❖❖❖
「それがあなたの望みの全てであるなら。
私があなたに対価を求めることはない」
星守 瀬理香 「では……私には、夜門由貴のために何ができますか?」
❖❖❖❖
「あなたが夜門由貴をどのようにしたいのかによる」
「滅びの世界にて、私の記憶とともにあなたが去ったあと、残された私は全なるものの一つとなった」
「あなたと共にいる夜門由貴は、過去の人物であり、10年と少しの私の記憶を入力したものである」
「いずれすべての時間と空間において、夜門由貴の存在は消え去るだろう」
星守 瀬理香 「それは……私の願いをもってしても、ですか」
❖❖❖❖
「……解釈に時間を要した。
私の力の及ぶ限りで対応することとする」
星守 瀬理香
「いいえ、とんでもない……。
……あなたは、これからどうしていかれるのですか」
❖❖❖❖ 「あなたの望むとおりになる」
星守 瀬理香
「私が……あなたも含めて、夜門由貴を構成する全てと生きたい……
と同時に願うのは、あなたの権能を奪ってしまうことになりませんか」
❖❖❖❖
「ならない。
あなたが万能の力そのものを望むのでなければ」
「全なるものの一つとなった私は切り離されるだろう」
星守 瀬理香
「私には……力なんて要らない。
ただ君たちの隣で、君たちが生きる世界で生きていたいだけ……」
❖❖❖❖
「………」
「では、そのようになるだろう」
星守 瀬理香
「はい」
「あなたも含めて皆、私が責任を持って連れていきます」
「未来の記憶を持った過去の夜門由貴も、全なるもののひとつとなった元の夜門由貴も、みんな……
私が知る、私がおぼえている……」
「私の愛する、由貴くんですから」
❖❖❖❖
「………」
「…………………」
「他に、望むことは」
「全てののぞみを告げ終えたのであれば、ここへ」
KP あなたが願いを告げると、”由貴”の声をしたものはあなたの手を引いて六角形の台座の上へと導こうとするだろう。
193 願いがまだあれば言っていただいて大丈夫です。
星守 瀬理香 幸せも不幸せも、心と命があれば……
星守 瀬理香
「……はい」
手を取り、前へ進み出ます
KP あなたは彼のものの手を取って、台座の上へのぼっていくだろう。
❖❖❖❖
「眠って。
あなたが夢見たことはすべて現実のものになる」
KP 促されるままに横たわり、目を閉じると瞼の上に手のひらが重なる感触がある。
星守 瀬理香
「おやすみなさい。
……また、あした」
❖❖❖❖ 「おやすみなさい、お誕生日おめでとう。
夜門由貴 ――瀬理香ちゃん」
KP
時計の音が聞こえる。
あなたは目を開く。
見知った天井を見つめている。日常の音と慣れ親しんだ生のにおい。
自分の寝室、布団の上であなたは横たわっていた。
隣には由貴がいる。
12月19日23時55分、あなたは目を覚ます。
もうまもなくあなたは誕生日を迎える。
夜門 由貴
「……うん? おはよう、瀬理香ちゃん。
目が覚めたんだね」
星守 瀬理香
「ん、……」
「……おはよう、由貴くん……
わ、もうこんな時間……」
夜門 由貴
「……うん、お疲れ様。
もうこんな時間になっちゃった……あ」
KP
由貴が短く声を上げる。
視線の先、液晶に表示された時刻があなたたちの目前で変わる。
夜門 由貴
「お誕生日おめでとう。
――瀬理香ちゃん」
KP
午前0時、見慣れた部屋、聞き慣れた声が響く。
12月20日。
あなたは今日という日に特別な感慨があるかもしれないし、そうでないかもしれない。
日常と非日常は混じり合い統合され、いずれ再びあなたを混沌へと陥れるだろう。
それでも、望もうと望まざろうと、今日はあなたのための日だ。
『昔日と境界』これにて閉幕します。
CoCシナリオ「昔日と境界」
endA+
→探索者・NPC生還
……お疲れさまでした。
星守 瀬理香 ありがとうございました
夜門 由貴
おつかれさま……でした……!
おつかれさま!
最後の方はなんか………またもちゃもちゃしちゃってごめんね……
KP
CoCシナリオ「昔日と境界」
endA+
→瀬理香さん・由貴生還
◎生還報酬 正気度1d10回復
星守 瀬理香
由貴くんもお疲れ様……! おつとめ……?(?)
え、そんな、もちゃもちゃ……??
1d10 あんまりSANは減ってないけど… (1D10) > 8
どわあ…
夜門 由貴
おつとめ……そうだね。
もう一人の俺は大変だったかも…?
はわ……
もう回復しなくていいかなって分はいつもみたいに…?
星守 瀬理香
そ、そうだね…90はちょっと多いから…
82のままでいいや…経験としていただいておくね。
夜門 由貴
うん、わかった。
最後にちょっとだけ俺……中の人があがいてたのは世界線の統合についてだね…(真相をガサゴソしてくる顔
星守 瀬理香 ふんふん……??(シナリオが今手元にない顔
KP
【シナリオ背景】
『式日と回帰』において、瀬理香さんの誕生日前日(式日と回帰エンディング時点の誕生日)を起点に世界は”滅んだ世界”と”そうでない世界”に分岐した(生還及び【END-C】の場合)。
タイムラインを修正/一本化するために、起点となったこの日はアフォーゴモンによって時間の流れから切り取られた。
日付が変わる=瀬理香さんが誕生日を迎えると同時にループが発生する。
時間に干渉した[X年後の夜門由貴]と瀬理香さんは、それぞれヨグ=ソトースの化身の管理下に置かれた。
[X年後の夜門由貴]にはアフォーゴモン、瀬理香さんにはタウィル・アト=ウムルが働きかける。
アフォーゴモンとタウィル・アト=ウムルの目的は共通し「世界線を統合し、時間の流れを正しい形に戻すこと」である。
アフォーゴモンは[X年後の夜門由貴]を捕らえ、その精神と肉体はヨグ=ソトースに献上される。
一方タウィル・アト=ウムルは星守瀬理香さんをふさわしい旅人と見定め究極の門へと導く。
また、星守瀬理香さんたちの願いに応じる形で世界線が分岐した直接の原因となったニャルラトホテプは、アフォーゴモン及びタウィル・アト=ウムルとの交渉により、立場としては一応タイムラインの修正を目的として現れる。
しかし、アフォーゴモン(つまり神格としての上位存在に当たるヨグ=ソトース)の直接の影響下であるこの空間においてある程度動きが制限されている。
これをあまり快く思わないニャルラトホテプは、『式日と回帰』で呼び出しに応じた際の対価の回収を口実に、瀬理香さんたちに干渉する。
瀬理香さんが究極の門に至っても、夜門由貴がアフォーゴモンによって全存在を消滅させられても対価の回収は不可能になるため、瀬理香さん側との利害の一致でアフォーゴモンとタウィル・アト=ウムルの邪魔をするのである。
星守 瀬理香
うわあ、いっぱいいた…
あ! そういえばタイミングを逃しちゃってたけど
銀の鍵のコストを削ってなかった!
夜門 由貴
裏でうじゃうじゃ動いてたみたい…?
大体ヨグ=ソトースみたいだけど… はっ 全然気にしてなかった
星守 瀬理香 1d6 SAN (1D6) > 6
夜門 由貴 ウォワ……
system [ 星守 瀬理香 ] SAN : 82 → 76
夜門 由貴 回復と丁度でトントン…?
system [ 星守 瀬理香 ] MP : 11 → 10
夜門 由貴 あーっ……POW…
system [ 星守 瀬理香 ] POW : 11 → 10
夜門 由貴
そうか、色々削れてる…… ど、どうしよう…
POWが回復するシナリオに行かないと…?
星守 瀬理香
ふふ、だいぶ削れちゃったね…
でも、これでいいのかも……
夜門 由貴
えっ……そ、そんな……
なんとかならないのかな……(ふるきものちらっちらっ)
星守 瀬理香
ちょっぴり不運でも、由貴くんたちが居てくれるなら不幸ではないから
えっ……?? いやいや…
夜門 由貴
えーん……
……なんとか守る! から……
ちなみに他のエンディングでは俺に後遺症が発生したりなんだりするよ(ざっくり)
[後遺症(NPC)-希薄]
NPCは世界において存在が希薄になる(電話での声や遠目に見た時すぐに気づいてもらえない程度)。
数千・数万もの輪廻を繰り返した果てに身を焼かれ全存在が消されることになるのかどうかは、今は知る由もない。
こんなかんじ……
星守 瀬理香
ふふ、どんどんふつうになっていくだけだから…
後遺症……おわ……
影が薄くなっちゃう…
夜門 由貴 俺の声がすぐわかってもらえなかったり、知ってるはずの人に「……?」みたいな反応されるのはこれの示唆だね……
星守 瀬理香
わーん……それはやだよ……顛末を思ってもやだ!
由貴くんを守る為に万能の力を別アプローチで手に入れないと……(?)
夜門 由貴
へへ……ありがとう。
ば、万能の力…!?
星守 瀬理香 うん……! 強くなる……!
KP
【神格・神話生物・エネミー】
●アフォーゴモン(マレウス・モンストロルムP253)
ヨグ=ソトースの化身のひとつ。自在に時間を止めたり時間の流れから出入りする力を持ち、時間の流れに許可なく手を加えた者に重い罰を与える。怒りを買った者は最終的にはアフォーゴモンと対面し黒焦げにされてあらゆる時間と空間から消滅させる。
本シナリオでは正しい時間の流れから逸脱した「12月19日」をタイムラインから切り離しており、これがループの原因である。
●タウィル・アト=ウムル(マレウス・モンストロルムP254)
ヨグ=ソトースの化身のひとつであり、古きものたちの長・最も古きもの。無色の織物のような衣で姿を覆い隠している。相応しい者に究極の門を提供する。
本シナリオでは切り取られた時間を修正しタイムラインを正すために瀬理香さんに働きかける。
●古きもの(マレウス・モンストロルムP243)
究極の空虚から漏れ出した、ヨグ=ソトースの顕現である存在。門にして鍵の役割を果たす。
衣を纏い姿を隠している。第一の門の先におり、旅人が訪れる時まで六角形の台座の上で永遠の夢を見ている。
”相応しい旅人”である瀬理香さんに提供された究極の門であるため、本シナリオに登場する古きものはヨグ=ソトースと合一した[X年後の由貴]の記憶を有している(由貴の人格も有しているかどうかはKPの解釈次第)。
自らの夢を通じて瀬理香さんに語りかけ、門の元へと導く。
●ニャルラトホテプ(基本ルールブックP221)
無数に存在する姿のうち、かつて瀬理香さんたちに呼び出されたニャルラトホテプの化身である。
夜門 由貴 そ、それなら……俺だって頑張るけど
星守 瀬理香 わかった! 一緒に頑張ろうね!
けみかえる ゆるゆるなのかなんなのか…
KP
【成長チャレンジ可能技能】
目星 4
図書館 2
聞き耳 1
星守 瀬理香 集計! ありがとうございます!
193
ゆるゆる万能の力ゲット!
いえいえ……!
星守 瀬理香
4B100>82 【目星】 (4B100>82) > 35,5,80,98 > 成功数1
1d10 (1D10) > 10
2B100>82 【図書館】 (2B100>82) > 46,92 > 成功数1
1d10 (1D10) > 4
1B100>73 【聞き耳】 (1B100>73) > 96 > 成功数1
1d10 (1D10) > 5
夜門 由貴 いっぱい成長してる!
星守 瀬理香 2d6 90超え… (2D6) > 3[2,1] > 3
星守 瀬理香 や、やったー!?
夜門 由貴 えらいね……(なで…?
星守 瀬理香 あ、丁度いい感じ。これをSAN回復にしよう…
system [ 星守 瀬理香 ] SAN : 76 → 79
星守 瀬理香 由貴くんもえらいよ…(ふにゃ…すり……
夜門 由貴
改変したって言ったのは……
俺が記憶だけ過去に飛んだってやつだね。
出てる情報で言うとタイムリープってやつなのかな……(ぼんやり……
かわいい……(ぎゅー……
星守 瀬理香
そうなんだ…!
式日の想定としてはあんまり、由貴くんごと連れてくのがなさそうだからかな…?
夜門 由貴
そうかも……?
式日をやったのが昔日と境界公開前だったからそこでちょっと辻褄が合わなくなっちゃった…・ω・
星守 瀬理香
目星 82→92
図書館 82→86
聞き耳 73→78
ほかの言語(英語) 7→15
にしようかな! なんで、って感じだけど…ふふ…
夜門 由貴
世界線増やす…? とも思ったけどなんかややこしくなりそうで……
へへ……(極めて強引な改変
夜門 由貴
技能成長お疲れ様!
銀の鍵の資料を読んだときに偶然入ってきた…?(?
星守 瀬理香
ありがとう!
ふふ…式日でお世話になった技能だから…
夜門 由貴
そうだったね……辞書フル活用……
記憶が蘇って…?
星守 瀬理香 うん……改変としては自然だけどかえるちゃんはそこで一番泣いてたよ……
夜門 由貴 へへ…… えへへ……Twitterをふと見たら大変なことになってたね……
星守 瀬理香 ふふ……私は最後まで泣かないようにがんばった!
夜門 由貴
えらい! えらかったね……おつかれさま(なでなでなで……
全なるものから俺を回収すると、このシナリオでの記憶も、式日と回帰の記憶も戻ってくる(?)みたい。お得だね(????)
星守 瀬理香
えーん……由貴くん…………(緊張の糸がほどけるおと……
みんなつれてくよ…!
夜門 由貴
ふふ……クリスマスマーケット、去年と全く同じものは売ってないかもだけど今年のにいってお人形さがしてみよっか………
ふふ、みんな! やった!
星守 瀬理香
あのおじいさんなら売ってくれてるかも……売り切れてませんように!
そう! みんなだよ!!
みんな私の由貴くん!!
あ、私の……は言い過ぎた……(てれ……
夜門 由貴
えへへ……主張してる瀬理香ちゃんがかわいい……
いや、俺は瀬理香ちゃんのだよ
193
エンディングで記憶が引き継がれることに先程まで気が付かずに、クリスマスマーケットでこんなにデートしても記憶失われるのか……とちょっと落ち込んでいた人
別エンドの記述を読んでいたため…
けみかえる ふっふふふ……KPさんにもサプライズなエンディングだった……?
193
そうです! 圧倒的ハッピーエンド……!
世界線は統合されたが……(滅ぶかそうならないかなんとも言えなくなった――
でも一緒なら大丈夫!(無責任)
星守 瀬理香
とりあえず段本さんをやんわりマークしつつ……
この世の脅威に立ち向かう……!(?)
夜門 由貴 段本さん……むむ……
星守 瀬理香
うう……どうして……
打算的な間柄だってこと……分かってもそりゃ受け入れられないか……そりゃそうだ……
夜門 由貴 わ、わかってるよ……(ぎゅむ……
段本 雪成
なんかしばらく変な夢を見ていたような気がしたが気のせいだった
あとまた高校生と中学生に付きまとわれ始めた……
星守 瀬理香
じっ……
そうだよねぇ……閃理くんも複雑だって言いそう……
夜門 由貴
……(そっと目隠しをする
ほら!!!!!!
星守 瀬理香 わ! まっくらになったよ!!?!?
193 鬼の首を取ったみたいに……
夜門 由貴
………お家帰ろ!
ケーキが待ってるよ!!
まだ12月20日のつもり……
星守 瀬理香
え!? う、うん……!??
め、めかくしする必要、あるかな……? (由貴くんの手をさがしてうろうろぺたぺた……
夜門 由貴 ………(お手々をつなぐ……
星守 瀬理香 ゆ、ゆきくーん……?(ぎゅ……
夜門 由貴 ………(口をむゅ……としてお手々を引っ張っていく
星守 瀬理香 しゃべらなくなっちゃった……(とぼ…
夜門 由貴
………(おててぎゅっぎゅっ…………)……………
(……不意に立ち止まっておでこにちゅーしてまた歩き始める………???????)
????????
星守 瀬理香
(おててでお話しようとしてくれてる……?)(ぎゅっぎゅっ……
…………!?
193
中の人が突然死するね……
ウッ(パタ……
けみかえる い、藺草さーーーーん!?
193 恥ずか死
星守 瀬理香
ふーん……
……目隠ししてない時がよかったなぁ(ぽしょ……
夜門 由貴
えっ……
……い、家に帰ったら……
家に帰ったら する……
193 ジュワ……(あつあつ油の海に放り込まれる藺草
夜門 由貴 (後ろ姿で照れている)
星守 瀬理香
…………。
……約束、だよ?(由貴くんの手を引き寄せて手首のあたりに、ちゅ……
夜門 由貴
ん……!? ……う、うん……
………… や、やくそく……(ま、真っ赤になる……?
?????
手首から真っ赤だと思う
照れてる…………
星守 瀬理香
手首へのキスの意味はね……
「欲望」だよ……由貴くん……(にこ……
星守 瀬理香 うん……!(見えてないからるんるんで手を引かれている
藻部 あると♂ (由貴たち……一体何のぷれいをしてるんだ……)はらはら……
夜門 由貴
俺に第三の手がないと説明できない状況――
ふふ、見られてる……
あるとにも認識してもらえるようになって一安心だな……。
藻部 あると♂
電話口で感激された時は何のこっちゃと思ったよ
いや今も何のこっちゃだけども
夜門 由貴
状況が違いすぎる――
へへ、でもあるとの方には電話でなかなかわかってもらえなかった記憶はないんだよな…… 俺だけがこのもやもやを抱えている――
藻部 あると♂ そう。だから何のこっちゃなんだよ……
星守 瀬理香
とーこもね……本当によかった……
今年……というか今回も飴もらって一緒に食べようね!
そうだなぁ、マーケットももう少しゆっくり見られるかもだから、お土産にほかにも……
choice[人形,木彫り製品,ヴルスト,ホットチョコレートの素] (choice[人形,木彫り製品,ヴルスト,ホットチョコレートの素]) > 人形
夜門 由貴
うん。学校帰りに寄ってみよっか。
人形がいっぱい……?
追い人形…
星守 瀬理香 あ! これはとーこに似てる! きょうだいなのかなぁ
夜門 由貴 姉さんのぶんか。ふむふむ……?
星守 瀬理香
いっぱいシリーズがあるんだね……大家族なのかも……
(私っぽい色合いの男の子や、とーことはちょっと違う由貴くんっぽい色合いの女の子のお人形を見ながら
とーこや藻部くんたちのためにも、世界滅亡を起こさないように……
がんばるぞ……!
夜門 由貴
決意を新たにしている……
うん、俺も勉強頑張る!
めちゃくちゃいざとなればあの銀の鍵をもう一回使えば……?(???)
星守 瀬理香
えっ……!?!?
そんなちーとみたいな……
夜門 由貴
でもまた苦情が来て移転してどっかいっちゃいそうだね……
盗むのは難しそうだし……
星守 瀬理香
うん……。煙たがられてたもんね。
礼拝だけやってるなら別にそこまで害がありそうにも見えなかったけど
夜門 由貴 通行人に勧誘してくるのが……ダメなのかな
星守 瀬理香
勧誘の仕方とかかな……?
発展したらそれはそれで厄介そうではあるから、いいんだけどね……
夜門 由貴
少なくとも不審者として報告されるレベルには……?
世の流れ的なのもあるのかも
星守 瀬理香
そうだよね。やっぱり活動内容そのものより、勧誘がいけないと思う。
こうしてアドバイスを取り入れた結果、その内力をつけた虚空クラブが立ちはだかる日が……?(?)
夜門 由貴
アトバイス……しないほうがいいかも?
ふふふ……
でもなんか……楽しそうな組織だったね。表向きしか見てないけど……
鍵に手出しとかしたらとたんに牙むいてきそうだけど……
星守 瀬理香
じゃあオフレコだね(指ではさみの形をつくってちょきん
ご神体扱いだもんね
銀の鍵…
夜門 由貴
おふれこ……業界用語
銀の鍵! ただ一つしかないアイテムって書いてある
そうなんだ……
星守 瀬理香
そうなんだ……虚空クラブ、すごいもの持ってる……
一体何処から……
夜門 由貴 誰かが気まぐれに配置した……?(地の精霊をふと見る
星守 瀬理香
虚空クラブ程度……と言ったら失礼だけど、それくらいの団体が持ってるくらいがちょうどいいのかもね……
なるほど……(地の精霊様をちら…
夜門 由貴 あっ、強奪したって書いてある
KP
【登場する団体・施設・地名】
●国立神姿大学
探索者の住所からそう遠くはなく、難関校で知られる。高い教育水準で知られており、大学図書館には40万冊以上の蔵書を収蔵。姉妹校ミスカトニック大学を通じて魔導書の類の入手を試みる学校関係者も存在する。
●虚空クラブ
「星の知恵派」(クトゥルフカルト・ナウP31)の流れを汲む、主にヨグ=ソトースを教義上の神とする新興宗教団体。星の知恵派と同様”クトゥルフ神話の実在をほのめかす証拠の抹消”を目的の一つとしており、本シナリオにおいてはその過程で強奪した『銀の鍵』を保管している。
夜門 由貴 思ったより怖い組織だった
星守 瀬理香
!?!? 意外と過激派だった……?
そういえば地の精霊様の言う語り手っていうのは、結局夢の時にふゆきものくん(造語)が語り掛けてきてたから?
夜門 由貴
そうそう。
その時だけ名前が❖❖❖❖になってたみたい。
星守 瀬理香
ねー。名前が違う~って思ってたから……
でもKPさんもふゆきものくんも信頼してるよ……
演出中だからお邪魔したくなかったんだけど!
ふゆきものくんが立ちあがるまでの一連のシーンすごかった!!!!!
すごかったよお……
夜門 由貴
「語り手を信頼しないこと」の発言意図はちょっとわからないね……
でも序盤に、あの夢が”瀬理香ちゃんに起きていること”と認識してたからそういうことなのかなって……
あっ! やった~! へへ……
中の人が喜んでるよ
最初は謎の立ち絵だけだったんだけど、急に立ち上がる過程の絵も書きたくなったらしくて…?
星守 瀬理香
そう…私が見てる夢なのに鎖の跡がつくのは由貴くんだから「???」ってずっとなってたね…
段本さんやほかの人たちも夢を見てたのは、私同様リンクしてしまってたからなんだね
立ちあがる過程……しゅごかった……
夜門 由貴
一瞬用の絵だからじっと見ると大変なことになっちゃう
えへへ……やった!!
そうみたい。あそこで夢を見て、発言しているのはほかの”探索者”的な立場の人々を想定してるみたいだね
※KP情報
余談だが、悪夢に関するツイートを発信している人物は”探索者”であることを想定している。
星守 瀬理香
へええ~! そうなんだ!
ふわふわねこのいぬさん……
夜門 由貴
どこかの世界の探索者…?
ふっとどくでんのトーダイが思い浮かんだ……
この時代にはまだないかもだけど
星守 瀬理香
トーダイさん!
どくでん結成前のいっぱんぴーぽートーダイさん……??
ふわふわねこの……いぬさん……(にこ……にこ……じわ……
夜門 由貴 ふふ、怖い側面を持ってる……?
星守 瀬理香 choice[大ファン!,ファン,しってる,きいたことある] どくでん… (choice[大ファン!,ファン,しってる,きいたことある]) > ファン
夜門 由貴 ファン………
193 やったあ~~!!!(由貴に潰されながら
星守 瀬理香
毒されちゃう~♪(るん……
はっ、にゃーんさま……
夜門 由貴
choice[むぐぐ…,ファン,しってる,きいたことある] (choice[むぐぐ…,ファン,しってる,きいたことある]) > しってる
むぐ……
星守 瀬理香 数年後ライブへ……みゅーふぇすへ……?(とんでもない光景を目にすることになるが……?
夜門 由貴
はわ……止めなきゃ……
どうなんだろう、それが起こったことも知っ…
知らないか、2021年の出来事だし はわわ…
星守 瀬理香
わあ、不思議な感じだね……
choice[行く,行かない,行けない] 実際どうなのかな…… (choice[行く,行かない,行けない]) > 行かない
行かないんだ……暑いからかな
夜門 由貴
ほっ……
………… 俺の誕生日の近くだったから…(????????????????????????????????)
星守 瀬理香
え……!? 一週間以上経ってるよ…!
は! 由貴くんが大学生になって最初のなつやすみ……!
……りょ、旅行でも、いく……??(別事が起きそう
夜門 由貴
あ、そっか。
ミュフェスか……(うぃんどふぉーるずのほうとかんちがいしてた
旅行? やったあ、いきたい!
夏休みだもんね
星守 瀬理香
そうだよ!
たぶん、私は院とか行かないから、学生最後の夏休み……?
長めのお休みを取って……ゆっくりできたらいいなぁ……
夜門 由貴
はわ……そうなんだ
瀬理香ちゃんの就職はすぐ決まりそうだね……
それまでいっぱいあそばなきゃ!!(現中高生
星守 瀬理香
うーん……高校の先生もいいけど、研究職に就こうとして院にいく……?
大学教授を目指すのもありなきがしてきた……(今は今で進路を考える時期……
……うん! でも今はいっぱい遊ぶよ!
夜門 由貴
ふふ……?
いっぱい行き先があるね……?
この時代で遊べるところもまだ遊び尽くしてなさそうだしね
未来では無くなっちゃったところでもまだ遊べるかも……(突然スペースワールドを見る
ほわ…… そろそろねむくなってきちゃった……
俺じゃなくて中の人が――
星守 瀬理香
そうだよね……!
私……というかかえるちゃんもそろそろねんねさせなきゃ……
夜門 由貴
かえるちゃん……!! たいへんだ……寝かせなくちゃ!
それじゃあ、今日も遅くまでお付き合いありがとうございました
とちゅうそうしんした…
星守 瀬理香
昨日今日と、いっぱいいっぱいお祝いしてくださってありがとうございました!
記憶に刻まれるお誕生日を演出していただけて、由貴くんとまた日常に戻って来られて本当によかったです……!
夜門 由貴
俺のことをたくさん考えてくれたり、RPで色々お話してくれて楽しかったよ。
俺たちはこれで一旦お休みだけど、まだ会えるといいな……
うん! えへへ……改めて、瀬理香ちゃんと……それから別世界の瀬理香ちゃんたち(??)お誕生日、おめでとう。
俺もまた一緒に元の場所で生きていくことが出来て嬉しいよ。
それじゃあ……またね。
今日のところは、俺も眠ろうかな……
おやすみなさい、瀬理香ちゃん。けみかえるさん
星守 瀬理香
うん、またね……!
同じ名前の私たちが次回はがんばる、のかな……?
そちらもよろしくお願いします!
夜門 由貴
はっ…… そうだ、明日に間に合うかどうかわからないけど……
がんばるね!
星守 瀬理香
わ、ふふ……ゆっくりで大丈夫だよ。
それじゃあお布団かけて……電気も消すね。(ふんわり……ぴっ……
おやすみなさい、由貴くん、藺草さん……
夜門 由貴
こちらこそよろしく…!!
わっ…… へへ…… すや………
193 すやすや……
星守 瀬理香 すや……