ＫＰ 【ジャルダン・マルスより、】
ＫＰ
好意とはその人の写し鏡である。
【PL情報】
人数:1名(ソロまたはKPレス)
推奨技能:特になし
あると振れる:博物学、芸術<花に関するもの>
発狂・ロスト:なし
花に興味を持てる、あるいは大切な人に花を贈ることができる探索者向け。
大切と一括りに言うと難しいかもしれませんが、あらゆる感情や好意、関係が含まれると思います。
例えば愛情。信頼、尊敬といった信条。
関係性は家族、友人、恋人。
上司なども有り得るかと。
上記のような関係性であり、かつポジティブな感情を持っているといいでしょう。
抱いている感情が分からなくても、『花を贈りたい(贈ることができる)』なら可。
クトゥルフ神話TRPGのホラー要素は薄め。SANCも少なめです。
どちらかというとファンタジー寄り、落ち着いた雰囲気で楽しむシナリオとなっています。
もしかしたらSAN回復に使えるかもしれません。
・シナリオについて
基本ルールブック(以下基本)の他にマレウス・モンストロルム(以下MM)を使用して作成しておりますが
KPは基本のみ所持していれば回すことが可能です。
また、神格・神話生物、呪文に対し独自の解釈を行っています。
ＫＰ
ＫＰレス「ジャルダン・マルスより、」
セッションを開始いたします。
ＰＣは沢見壱刃。
よろしくお願いいたします。
沢見 壱刃 よろしくおねがいします～
沢見 弐和 こっちも！！
沢見 壱刃
わあい、にちか～！
ありがとう！
いつもログの雑談欄で目がチカチカするから
色をちょっとだけ変えてみたよ～
沢見 弐和
ううん！ 招待してくれてありがとう、いちくん！
わーい、落ち着いた感じの色で素敵だね！
沢見 壱刃 にちかの文字の色、トレーラーの背景色っぽくてにこにこしてる～
沢見 弐和
ほんとだ！ よく見ると似てるね……？
う、運命…（中の人が運命厨
ＫＰ
◆導入
貴方……沢見壱刃はごく普通、ありふれた日常を送っている。
今日もそんな1日だった。
沢見 壱刃
ありふれたにちじょう～。
choice[休日,平日] (choice[休日,平日]) ＞ 休日
沢見 弐和 一緒にお出かけしたり、お家でゆっくりしたり…？（基本的に一緒にいる…
沢見 壱刃
にちかと一緒に目を覚まして
おかあさんと朝ごはんの準備をして
ねぼすけのおとうさんをにちかと一緒に起こして……それから？
沢見 弐和
それからそれから～
今日は何しようかって二人で話し合う？
それとも用事があるのかも…？（シナリオイベント
ぎゅっ…（心の中で家族を抱きしめる音
ＫＰ
おそらく今日は家族とお出かけに出る約束をしていたのだろう。
おとうさんは張り切って、おかあさんと子どもたちを何処でも好きなところへ連れて行ってくれる。
沢見 壱刃
choice[動物園,水族館,ショッピングモール,コンサート,屋外イベント] (choice[動物園,水族館,ショッピングモール,コンサート,屋外イベント]) ＞ コンサート
わあ！
それじゃあ少しおめかしして、みんなでコンサートへ行ったよ～！
にちかの新しいワンピースがかわいい！
ＫＰ
変わったことは特になく、かけがえのない両親や双子の妹である沢見弐和さんと、コンサートを楽しむことができた。
貴方は帰宅して、いつも通りの生活を送る。
家族で食事をしながらスマートフォン、あるいはテレビを見ていると
次のようなニュースが流れてくる。
沢見 壱刃
特に誰にも用は無いし、ごはんの時はスマホいじっちゃだめだよね！
テレビを見てるよ～
ＫＰ
◆ニュースの内容
『そろそろバラの開花の時期です。
各地のバラ園では色々な種類のバラが咲き誇り、見ごろとなっています。
夏前、そして秋にかけて美しい大輪を咲かせるバラ。
現代となってはいつの時期も見かけるものとなっていますが
時期に合わせて大切な人に送ってみてはいかがですか？
花言葉は花弁の色によって変わり、本数によっても意味が変わってきます。
勿論、色によって変わる花言葉ではなく、自分または贈る相手の好きな色を贈るのもいいでしょう。
思いを込めて選んだ花は喜ばれるものでしょう！』
ＫＰ
そんな内容だ。
確かに、今やバラは年中見かける。
しかし詳しい開花時期について聞かれれば、知っていなければ分からないだろう。
沢見 壱刃 「バラかあ～」
沢見 弐和
コンサート！ えへへ、いちくんのコーディネイトと合わせて買ったワンピースだよ！
「バラ……いろんな色があるんだね！」
難しそうだけど、育ててみるのもいいかも…？
沢見 壱刃 そういえば、いつかバラのお庭を作ってみたいっておかあさんも言ってたねえ～！
ＫＰ 【知識】または【アイデア】、【芸術:花に関する技能】などを振ることができます。
沢見 壱刃 いっぱい振っていいなら、どうせだし【博物学】チャレンジからしてみようかな～
沢見 弐和 やった～！ 頑張って！！
ＫＰ どうぞ。
沢見 壱刃
CCB<=22 【博物学】 (1D100<=22) ＞ 31 ＞ 失敗
CCB<=50 【知識】 (1D100<=50) ＞ 96 ＞ 致命的失敗
？！
CCB<=60 【アイデア】 (1D100<=60) ＞ 75 ＞ 失敗
沢見 壱刃 わーん、だめだった～＞＜
ＫＰ
こんな穏やかな時間にどう処理をしろと……
1d2かな……？
沢見 壱刃 1d2 (1D2) ＞ 1
ＫＰ
SAN……？ 後で処理を考えるね。
忘れるのでSAN-1しておいてください。
system [ 沢見 壱刃 ] SAN : 59 → 58
ＫＰ 失敗した場合、どうしても知りたいならばスマートフォンなどで調べることができる。
沢見 弐和
はわわ… 戻ってきたら大変なことに…
よしよし、いちくん…
沢見 壱刃 えーん……まだまだお花のことはわからないことがいっぱいだねえ……
沢見 弐和 まだまだこれからだもん！！（ヌン
沢見 壱刃
しらべる～……
CCB<=70 【図書館】 (1D100<=70) ＞ 6 ＞ スペシャル
沢見 弐和 わーい！ いい出目！！
沢見 壱刃 やったあ！
ＫＰ
では壱刃はどうしても思い出せないので気になって、食事の後スマートフォンを操作して調べる。
次のことが分かるだろう。
ＫＰ 『薔薇の開花時期は主に5月から6月上旬、そして10月中旬から11月にかけてである』
沢見 壱刃 「ふんふん、二回開花時期があるんだねえ～」
ＫＰ
◆就寝
今日も1日が終わる。
明日に備え、貴方も眠りにつくだろう。
スマートフォンを軽く触りながら、気付けば眠りに落ちる。
沢見 弐和
初夏？ の季節と秋と冬の間……なんだね
ほわ…
……おやすみ、いちくん！
沢見 壱刃
にちかとそんな事をお喋りしながら、ふわふわ寝ちゃうのかな。
おやすみ、にちか～。
沢見 壱刃 にちかとやんわり手をつないで、すや……
ＫＰ
…………
……
…
つん、と濃厚な花の香りが漂う。
その匂いで貴方は目が覚めた。
ベッドの上だったはずが、冷たく硬い煉瓦の上。
目の前には数多くの植物が茂り、花が彩られている景色が広がっている。
沢見 壱刃 「え……？」
ＫＰ
そこは貴方の知る寝室ではなく、どこかの庭園のようだった。
隣に居た弐和さんの姿もなく、不安に襲われる。（ファンブル処理でSAN-1）
SANC 0/1
沢見 壱刃 CCB<=58 【SANチェック】 (1D100<=58) ＞ 91 ＞ 失敗
system [ 沢見 壱刃 ] SAN : 58 → 57
沢見 弐和 はわわ…
沢見 壱刃 「ここは、……にちか……？ にちか、どこ……？」
沢見 弐和 ここにいるよ～！！！（現実世界からゆびをぎゅっ
沢見 壱刃
にちかあ～～＞＜
がんばる……（ぎゅっ……
ＫＰ
所持品は何もない。
衣服はいつも日中に着ているようなものになっている。
ここはどこだろうか？
庭園はとても広く、貴方の視界の範囲内に人影は見当たらない。
と、貴方は庭園の中の一角に、ガゼボとその奥に温室があるのが分かる。
そこに誰かいるかは植物で隠れてよく分からない。
温室へ入る場合、ガゼボを通る必要がありそうだ。
ＫＰ
※PL向け情報:
ガゼボってなに？ 西洋風東屋のことです。
ちょっと一息つくための休憩所の事ですね。
がぜぼ……
沢見 弐和
ガゼボ！
公園の東屋なんかにはちょっと行ったことあるね！
沢見 壱刃
そうだねえ！
小さい頃はおかあさんがよくそこに座って、私たちが遊ぶの見てくれてたの思い出すなあ
沢見 壱刃
「本当にどこなんだろう……どうやったら帰れるのかな。
にちかに会いたいよう……」
ＫＰ 植物に関しては【博物学】または【芸術:花に関する技能】などを振ることができる。
沢見 壱刃
CCB<=22 【博物学】 (1D100<=22) ＞ 83 ＞ 失敗
CCB<=50 【知識】 (1D100<=50) ＞ 62 ＞ 失敗
沢見 弐和
博物学…！！（ふれっふれっ
惜しい…！
沢見 壱刃 にちかがいないとだめだめ……＞＜
沢見 弐和
ぎゅーっ…！！
いちくんと僕は二人で一人だもんねえ…＞＜
沢見 壱刃
なんにもわかんないよ～。
べそべそしながらがぜぼへ行こうねえ
ＫＰ
◆ガゼボへ
庭園の中にある小さな屋根のある建築物、ガゼボにやってくる。
と、ふわりとハーブティーのような匂いが漂う。
美しい整えられた庭園の中。
そこには人とは思えないほどの美しい姿をした女性が何かのお茶を楽しんでいた。
その姿に恐怖は覚えない。
非現実的、しかしどこか安心できるような姿だ。
彼女はゆっくりと息で冷ましてから、ティーカップを口につけようとして
―――貴方に気付く。
それから待っていたかのように、笑顔を浮かべ貴方に向けて手を振るだろう。
……悪意があるようには思えない。
この状況を知っているようだ。
沢見 壱刃
「だれ……。女のひと……？」
ほかに人はいないみたいだし、こわごわ近付いてみる……？
ＫＰ 彼女のもとに歩み寄れば、彼女は立ち上がり、中性的な声で話しかけてくる。
女性 ｢やあ、えっと……地球人だよね？｣
沢見 弐和 ！？？？！？？？！
沢見 壱刃 「えっ……？ は……？」
沢見 弐和 よく考えたらどこかの世界線では先輩…だね…？
沢見 壱刃
そうなんだよねえ～
あくまでいめーじ……だから？
沢見 壱刃 「ええと、はい、ちきゅーじん……」
ＫＰ 肯定すれば、ほっとするだろう。
女性 ｢よかった！ 転送は成功したみたいだ｣
沢見 壱刃 「てん、そう……？」
女性
｢……ああ、安心してね。君を誘拐したんじゃない｣
｢君の夢の舞台を私のこの花園にしただけさ。
つまり、君が目を覚ませば夢は終わり、現実に帰れるとも｣
沢見 壱刃
「夢……だからひとりなの……？
目を覚ます……？」 頬をつね……？
女性
「ああ、それじゃあ目は覚めないよ。
夢だと言っただろう」
｢少しだけ、手伝いをしてほしくてね。
なに、そう難しいことじゃない｣
沢見 壱刃 「お手伝い……それをすれば……？」
女性
｢ああ。その手伝いをしてくれれば―――
目は覚めるようにしてある！｣
ＫＰ
彼女は誇らしげにそう言うだろう。
貴方に会えるのが、随分嬉しかったようだ。
沢見 壱刃
「そうですか～……。
じゃあその、お手伝い、するしかないですねえ……」
沢見 弐和
お手伝い！ 頑張って！
庭園で何するんだろうね…？
沢見 壱刃 私にもできることかな？ どきどき……
女性 「うんうん！」
ＫＰ 貴方が要件を聞けば、女性は頷く。
女性 「それでは、ついてきてほしい」
ＫＰ
そう言って温室の方へ向かう。
貴方は彼女の背中を追って、ついていくことになるだろう。
女性 「簡単なことさ。花に色を付けてほしい」
沢見 弐和
花に色を…？
不思議の国のアリスみたい…？ ぺんきでぺたぺた…
沢見 壱刃 「お花に色を……つける？」
沢見 壱刃 薔薇の花を赤く塗ろうよ～♪
沢見 弐和 いそ～いで 塗ろ～うよ？
女性 「……といっても、いうほど簡単な事じゃないよ？」
ＫＰ
女性はガチャリと温室の扉を開ける。
そこはバラが咲き誇っていた。
しかし、貴方はその違和感にすぐに気付くだろう。
沢見 壱刃 「あれ……？」
ＫＰ
無色。
白いバラ、ではなく。
「色がない」のだ。
そう、言い方を変えれば「生きていない」。
色というものを、本来の生き方を知らないようだ。
SANC 1/1d2
沢見 壱刃 CCB<=57 【SANチェック】 (1D100<=57) ＞ 31 ＞ 成功
system [ 沢見 壱刃 ] SAN : 57 → 56
沢見 弐和 えらい…！ 無色…？？
沢見 壱刃 アリスとはちょっと違うみたいだね～
沢見 弐和 とっても不思議な状態… だね…？
ＫＰ
◆手伝いへ
貴方が呆然としていると、女性は一つため息をついた。
女性 「やはり、驚くか……」
ＫＰ
そういうと、女性は扉から離れ、無色の薔薇をそっと撫でた。
カサリと音を立てる。
女性
「正直に言おう。ここは―――――
君の住む地球ではなく、火星のとある場所だ」
沢見 壱刃
「か、火星！？ うちゅう……！？
えっ、息は……！？」
わたわた
女性
「ああ大丈夫、君がここで息をできるのは君が実体だからではなく、精神体……
つまり魂だけの存在だからだ」
沢見 壱刃 「夢の中、みたいなものだからだいじょーぶってこと～？」
女性
「そうだとも。ここで魂が傷つけられない限り、君は死ぬことはない。
そして私自身も、君を傷つける気はない」
「これは私の庭園だしね。私以外に人はいないよ」
沢見 壱刃 「それは……信じるしかないかなあとは思いますけど～」
女性
「もちろん、そこは信じてもらえるとありがたいかな」
「私はここで植物の研究をしているんだ。
あらゆる植物の種子を手に入れ、育てている」
沢見 壱刃
「へえ、そうなんですか～。
見たことないものがいっぱいですね～」
女性
「そうだろう？ そのバラも、とあるルートで手に入れた種子を育てたものなんだ」
「見事に咲き誇っているだろう？
けれど――――――何年待てど暮らせど、色を付けない」
沢見 壱刃
「それじゃあだめなんですか～？
透明なのも、珍しくてかわいいと思うけど」
女性
「花が色をつけるのには、生存の為の理由がある」
「環境の違いというものが、きっとこの花たちに影響を与えているという事なのだろう……」
沢見 壱刃
「火星だからダメってことですか～？
そもそも、火星でお花ってそだつんだあ……」
女性
「うん。だがそれを悲観するのもどうかと思ってね。
色がつかないのならつけてやればいいのさ！ そう思ったんだ」
「しかし、そこで問題が発生した。
私は本来の場所で美しく咲く彼らを知らない。見たこともない」
沢見 壱刃 「えっ。植物の研究をしてるのにバラを見た事ないんですか～！」
女性
「いやあ、恥ずかしながら。
そこで、だ。百聞は一見に如かずというだろう？」
沢見 壱刃 「うーん、スマホを持ってたら見せてあげられたんだけど……」
女性
「ああ……身の回りのものまでは転送できなかったようだ。
ともかく、花の事を考えている地球人の魂を呼び、色を付けてもらおうと思ってね」
ＫＰ
そう言って女性は貴方に花切りバサミを渡した。
特に変わったところはない。
貴方が見かけるごく普通のものだ。
ただ、握ると少しだけ――何か吸われているような感覚を覚える。
沢見 壱刃 「えっ、なに～！？ 何ですか、これ～！？」
沢見 弐和
何かを吸われてる…！？？
ＭＰとか…？
沢見 壱刃 えーんえーん！
沢見 弐和 わーん、いちくん…！！
女性
「そう慌てなくても大丈夫。
それはアーティファクトといってね、いわば魔法道具のようなものさ」
沢見 壱刃
「あーてぃふぁくと……まほうどうぐ……
ゲームみたいだねえ……？」
女性
「地球人にも馴染みが……？
ともかく、それで切った花に君の魔力を与えることで、花弁に色をつけることができる」
沢見 弐和
ふふふん、お花を切って集めるＲＰＧ…かあ…
ちょっと素敵だね！（ＲＰＧ…？
沢見 壱刃
「はえぇ～……すごいですねえ……」
お口あんぐりしっぱなし
女性
「色はその花で見たことのある、または知っている色が付くんだ。
色の指定も可能だよ」
沢見 壱刃 TRPG内RPG……？？
沢見 壱刃 「へえ～！ 楽しそう！」
女性 「そして……それで花束を作ってみないかい？」
沢見 壱刃 「花束！ かわいい～！」
女性
「確か、地球人には花を贈る風習があるのだろう？
誰かに贈るものと思ってやってほしい」
「そしてそのチョイスを見せてほしいんだ」
「勿論……お礼はしようとも！ 内容は内緒だがね」
沢見 壱刃 「それで帰れるならぜひ！ やってみます～！」
沢見 壱刃 尋ねられる前におっけーしちゃった えへへ～……
沢見 弐和
んふふ、お手伝いに前のめりな姿勢…いいね！
お花を切って花束を作るバイト（？）かあ… わくわくだね…
沢見 壱刃 にちかの事いちばんに考えながら、がんばるぞ～！
沢見 弐和 がんばれっ！ 応援してるね…！
ＫＰ
◆手伝う
貴方が承諾すると、女性はぱあっと表情を明るくする。
女性
「本当かい！ ありがとう！」
「いや～本当に助かった。
君がいてくれたおかげで私の研究も進むよ」
沢見 壱刃 「うまくできるかは分からないけど、頑張ってみます～」
女性 「ああ！ ……そうだ、あとこれを渡しておこう」
ＫＰ
そう言って、なにかを貴方の手に差し出す。
なにかの飴と、鍵だ。
沢見 弐和 飴…？
沢見 壱刃 あめちゃんもらっちゃった……？
沢見 弐和 どんな味がするんだろうね…？（わくわく…？
沢見 壱刃 「ありがとうございます～。これは……？」
女性
「まず、鍵は温室の隣にある小屋の鍵だ。私が集めた地球の本がある」
「もし分からないことがあれば見てくれたまえ。
君の母国語の本もあるはずだ」
沢見 壱刃
「お花の事とか、かな～？ わかりました！
こっちのあめちゃんは……？」
女性
「そしてこちらの飴は、少し特殊でね」
「切りバサミを使えば君はだんだん疲れてくるだろう。
そんな時にこいつを食べればなんとかなるはずさ」
「今持ち合わせがこれしかないんだが、渡しておこう」
沢見 弐和 ＭＰたんく…てきな…？
沢見 壱刃
（これも魔法のアイテムなのかな～？）
「そうなんですねえ……？ 疲れたら食べてみます～」
ＫＰ
■貴方が持っているもの
・アーティファクト:花切りバサミ
花を切ることに適したハサミ。
呪文｢農作物に祝福を与える｣を付与されている。
バラに色をつける場合に使用。
1色につき3MPを使用する。
また、切った後の花の色を変えることも可能。これにも2MP使う。
こうした呪文による効果を適用するのはバラのみ。
他の植物には効果がない。
(例)例えば赤いバラを3本作りたいとする。
そうした場合、1本目を切る場合のみMPを使う。
2本目以降はMPを使わない。
続いて赤以外のバラを作りたい場合は、またMPを消費する……といったところである。
切った後に色を変える場合、これは1本1本に適用される。
・鍵
温室の隣にある小屋の鍵。
・不思議な飴
女性曰く｢疲れた時に食べる｣飴。
1個もらっている。
食べるとMPが2d6回復する。
この回復で上限を超えて構わない。
このMPは夢から醒めた場合、元に戻る。
女性
「説明はこんなところかな。
花を選んだら持ってきてくれ」
沢見 壱刃 「はーい！」
女性
「そうそう、バラ以外に気になるものがあったら切ってもらって構わないよ。
温室にはバラ以外の地球上の花もある」
沢見 壱刃 「えっそうなんですか～！ やったあ！」
女性 「それらはなんとか色をつけることができたんだが、バラだけはどうにもね」
沢見 壱刃 「ええ、バラだけできなかったんですね～」
女性
「そうなんだよ。地球人はバラの美しさを引き出すためにたくさんの努力をしているみたいだ。
私のたった数十年では、たどり着けない訳だ」
沢見 壱刃
「すうじゅうねん……」
何歳なんだろう……と、じっと見つつ、地球の人じゃないから関係ないのかな？ とも思いつつ……
「でもきっと、魔法で色を着けるのもそれはそれで楽しいと思いますよ～」
女性 「それなら良かった。頑張ってくれ」
ＫＰ
女性は貴方の肩に手を置いて、ガゼボに戻っていくだろう。
温室に残されたのは貴方だけだ。
ＫＰ 【探索可能箇所→温室、小屋】
沢見 弐和 moi!
沢見 壱刃 noi!
沢見 壱刃
温室に行くか、小屋に行くかだったね～。
分からない事があれば、かあ……
まずは温室を見てみようかな～
沢見 弐和 どんなお花があるんだろうね～！
ＫＰ
◆温室
無色のバラが咲き誇る温室だ。
他にも、地球に―――
いや、貴方が花屋やフラワーアレンジメントなどで見かける植物が植えられている。
異常な状態なのはバラだけのようだ。
貴方が少し切ったくらいでは問題がないくらいに、バラの大輪が咲き誇っている。
しかし、色のないそれらはどこか空しく思える。
沢見 弐和
無色って言うと…… ガラス細工の薔薇みたいなのを思い浮かべちゃうな…
透明じゃなさそうだし多分違うとおもうけど
沢見 壱刃
白い薔薇でもないならガラス細工に近いのかな？
サンカヨウが水に濡れた時の、もっと純度の高い透明感みたいなものを思い浮かべてたよ～
沢見 弐和 サンカヨウ……わー！きれい！！
沢見 壱刃 ね！ きれいだよね～！ かわいい
ＫＰ
バラに対し、次の技能を振ることができる。
・【博物学】または【芸術:花に関する技能】
・【歴史】
沢見 弐和 ダイス！ がんばれ！（ぶんぶん
沢見 壱刃 CCB<=22 【博物学】 (1D100<=22) ＞ 5 ＞ 決定的成功
沢見 弐和 ！！！！！！！！！！！
沢見 壱刃 ！ やったー！！！！
沢見 壱刃 CCB<=45 【歴史】 (1D100<=45) ＞ 20 ＞ 成功
沢見 弐和 やった～～！！！ すごい！ どっちも成功だよ！！
沢見 壱刃 わーい！！ 落ち着いたらさえてきたのかも！？
沢見 弐和
きっとそうだよ！
さすがいちくんだね！
ＫＰ とりあえず壱刃はクリチケをどうぞ。
沢見 壱刃 やったー！
system [ 沢見 壱刃 ] くりちけ : 0 → 1
ＫＰ
◆博物学 成功
バラには花言葉だけではなく、本数にも意味があることを貴方は知っていて構わない。
◆歴史 成功
バラは数多く品種改良を重ね、現在のものへと変わってきた。
美しい名前を持つものも多く、その名前に意味があったり
香りにも種類があることを思い出すだろう。
沢見 壱刃
「花束にするなら、意味も考えて作りたいよね～。
あの夢で見た花たち……挿しただけであげたわけじゃないから、それもまとめてみようかな」
沢見 弐和 ふふ、夢のなかでいっぱい挿してもらったやつだね！
沢見 壱刃
そうだよ～
私が心の中に持っていて、直接にちかにあげたわけじゃないから
ＫＰ ここではあとは、バラや他の花を切る工程をするだけのようだ。
沢見 壱刃
「さすがに本数の意味、全部は覚えてないな～。
わからないこと、ってこーゆー事かな……？」
小屋に行ってみよう～
沢見 弐和 植物図鑑とかもあるかなあ？（ワク…
ＫＰ
◆小屋
温室の隣に用意された小屋だ。
鍵を回すと難なく開くだろう。
沢見 壱刃 「おじゃましまーす」
ＫＰ
小屋の中には、庭園の手入れに使っているであろう工具や、植物に関する本棚などがある。
もし花をたくさん切っても運べるような荷台もあるだろう。
沢見 壱刃
「植物の本～！」
ぜったいすぐに目についちゃうよね。
見てみちゃお。
ＫＰ
本棚には他言語の本が並んでいる。
貴方が見たことのある言葉もあれば、全く見たことのないものもあるだろう。
じっくりと本棚を眺めて居れば、貴方の母国語で書かれた本を数冊みつけるだろう。
軽く目を通せば、いくつか気になる項目を発見する。
花を贈る歴史/花言葉について/色の心理/バラについて という項目だ。
沢見 弐和 いっぱい読めるね！
沢見 壱刃 わーい！ 全部読んじゃお！
沢見 壱刃
「いっぱいおもしろそうなのがある～」
ひとつひとつ読んでみるね
ＫＰ
・花を贈る歴史
『花を贈ったことはあるでしょうか？
花を贈る……花束の起源というものは、ヨーロッパで発祥したものです。
古い時代からあるもので、歴史を遡れば古代エジプト・ギリシャなどでは
神に花を捧げていたという一説もあります。
花束、フラワーアレンジメントが始まったのは主に12世紀ごろから。
時代が流れていくにつれ、メッセージカードを添えてプロポーズとしたり
日々の感謝の気持ちとして贈られるようになりました。
現代、世界中で花を贈る文化というものは広まっています。
花言葉や時期などを意識したものがありますが
花を贈る文化の中心となったフランスでは、研究によると
「大切なのは色などの派手さではなく、込めた自らの気持ちである」
という思いが強いようです。
遥か昔から人々の生活と共にある花。
皆さんも誰かに花を贈ってみてはどうでしょう。
些細な気持ち、言葉に表せない感謝なども、花と共に誰かに渡せば喜んでもらえますよ。』
沢見 壱刃
「プレゼントするのはすき～！」
ペラペラ……
沢見 弐和
僕も好き！！
おそろいのものを買うのもいいけど、お互いにプレゼントを秘密にしておいてびっくりさせるのもいいなあって思うよ！（ずっと一緒にいるのでほぼ無理
沢見 壱刃
さぷらいず～！
おかあさんかおとうさんに協力してもらったらできるかも……！？
ＫＰ
・花言葉について
『皆さんが知る花々には、花言葉があります。
メッセージ性を持つ花言葉。
その起源は神話や宗教のシンボルによるものであるとされています。
しかし発祥はヨーロッパではなく、アラビア方地方のとある文化なのです。
アラビア地方には花で想いを伝えるいう恋文(セラム)といわれる風習がありました。
それが戦いによってヨーロッパに伝わり、それから上流階級のみが楽しんでいた花言葉が庶民にも広まったそうです。
勿論、花言葉というものは一つだけではありません。
花言葉は花につき一つ、という訳ではなく、色によって変わることもあります。
また、その時代の文化によっては意味が増えることなどもあるでしょう。
メッセージを伝える手段としての花言葉。
しかし、悪い意味を持つものも多く存在します。
贈り物にするとき、貴方の真意を大切にするか、花言葉を重視するか……
気を付けたいものですね。』
沢見 壱刃 「私のきもちも、贈る意味も大事にしたーい！」
ＫＰ
・色の心理
『私たちの生活に欠かせないものとはなんだろうか？
道具や食べ物といえばそれは当然だろう。
色だ。
私たちの生活には色に囲まれ、それは私たちの心に大きな影響を与えている。
色というものはとても不思議なもので、私たちの心理を誘導したり
感情を伝える方法でもあるのだ。
色と私たちの心はとても関係が深い。
赤…情熱的、警戒などを表すものである。
感情的な興奮に作用する。
オレンジ…楽観・陽気といった印象。
食欲増進や身体の活発化に繋がる。
黄…明るさ、希望。
集中力の増加にも繋がる。
緑…安定、安心など。
リラックス効果を与える。
青…爽快感、冷静さ。
平和の象徴ともされる。食欲減退色でもある。
紫…上品さを表す。
集中力の増加、身体の抑制効果を与える。
黒…力強さ、高級感など。
力を象徴している。
白…純真、純潔。』
沢見 壱刃 「ふんふんふん……私たちのおめめの色がふたつあるのもなんだかこれを見ると嬉しいな～」
沢見 弐和
ふふ…… 片方ずつ意味が違うんだもんね！
改めてなんだか不思議だね～…（お互いの目を見ながら…（？）
ＫＰ
・バラについて
『花の女王、薔薇。
歴史の古さから言えば、ギルガメシュ叙事詩から登場しております。
紀元前12世紀ごろから古代ペルシャで栽培されており
元は香料・薬用として使われていたそうです。
現代のように観賞用―――
見て楽しむバラが生まれたのは19世紀、モダンローズの始まりであるとされる
｢ラ・フランス｣という品種のバラの誕生がきっかけでした。
人々の生活のすぐそばにいたバラは、見て楽しむものへと変わっていきます。
そんなバラには花言葉、そして贈る際の本数に意味を抱くようになりました。
・花言葉
赤 ｢愛情｣｢熱烈な恋｣｢情熱｣
ピンク ｢しとやか｣｢可愛らしい｣
白 ｢純血｣｢わたしはあなたにふさわしい｣
黄色 ｢友情｣｢嫉妬｣
オレンジ ｢絆｣｢幸多かれ｣｢無邪気｣
紫 ｢気品｣｢上品｣
青 ｢奇跡｣｢神の祝福｣
緑 ｢穏やか｣｢希望｣
黒 ｢貴方は私のもの｣｢不滅の永遠の愛｣
・本数
1本 ｢貴方しかいない｣
2本 ｢世界は貴方と私だけ｣
3本 ｢愛しています｣
4本 ｢死ぬまで気持ちは変わらない」
5本 ｢貴方に会えて嬉しい｣
6本 ｢お互いに支え愛し合う｣
7本 ｢ひそかな愛｣
8本 ｢貴方の想いに感謝します｣
9本 ｢いつもそばにいて｣
10本 ｢貴方は完璧｣
11本 ｢最も愛しています｣
12本 ｢貴方を愛しています｣
12本はダズン・ローズとも言われます。
かつてヨーロッパでは男性が
愛情・情熱・感謝・希望・幸福・永遠・尊敬・努力・栄光・誠実・信頼・真実の
12の感情をバラに寄せ、これらすべてを愛する人に捧げるという意味で
プロポーズでプレゼントする風習があったそうです。
13本 ｢永遠の友情｣
14本 ｢誇りに思います｣
15本 ｢謝罪｣
16本 ｢不安な愛｣
17本 ｢絶望的な愛｣
18本 ｢誠実｣
19本 ｢忍耐と期待｣
20本 ｢私のひとひらの愛｣
21本 ｢貴方だけに尽くします｣
25本 ｢貴方の幸せを祈っています｣
50本 ｢偶然の出会い｣｢永遠｣
99本 ｢永遠の愛｣
100本 ｢100％の愛｣
108本 ｢結婚してください｣
999本 ｢何度生まれ変わっても愛している｣
数が増えれば増えるほど、愛情の深さ、そしてロマンティックになるバラ。
色や数が全てではありません。
大事なのは贈る人の想いではないでしょうか。』
沢見 壱刃
まっすぐ見た時、私の青い目は、にちかの青い目を見ていて
私の黄色い目は、にちかの黄色い目を見ているんだねえ……（じーっ……
沢見 壱刃 「わあ、本当にいっぱい意味があるな～」
沢見 弐和 いっぱいありすぎて迷っちゃうねえ…
沢見 壱刃
「……よーし、バラの組み合わせはこうして……
あとは夢で見た花を探して……」
温室へ戻って作業開始！
「バラを切って色をつけると疲れちゃうみたいだから、まずは夢の中のお花を探そう～」
【夢の中の花】
オンシジューム：「可憐」「一緒に踊って」
キキョウ：「永遠の愛」
サルビア：「尊敬」「知恵」「良い家庭」「家族愛」
紫のフリージア：「憧れ」
赤のアネモネ：「君を愛す」
白のアネモネ：「真実」「期待」
紫のライラック：「恋の芽生え」「初恋」
ゴデチア：「変わらぬ愛」「お慕いいたします」
「サルビアはおとうさんとおかあさんにも1本ずつ切って～」
ぱちんぱちん……
「ふう……。
疲れてなくてもきっと食べても大丈夫だよね？ あめちゃん食べてみちゃお～」
2d6 (2D6) ＞ 11[6,5] ＞ 11
system [ 沢見 壱刃 ] MP : 13 → 24
沢見 弐和 わーいいちくんもいっぱい回復したね！
沢見 壱刃 わーい！ 色いっぱい選べるよ！
沢見 壱刃
【バラ】
赤：116
青：164
黒：367
オレンジ：30
緑：20
ピンク：202
白：101
合計MP21
system [ 沢見 壱刃 ] MP : 24 → 3
沢見 弐和 ひゃわわ……いっぱい……！
沢見 壱刃 えへへ いっぱい色が選べたからついつい……！
沢見 弐和
きっとカラフルできれいだねえ……
本数もいっぱいあるから、お家のなかがお花畑になっちゃうね！
沢見 壱刃 そうだよ～ お部屋の中お花でいーっぱいにするの！
沢見 壱刃
「よい、しょ……わあっ、色がついた！
こっちも、こっちも……わーい！」
「これをあの人のところへ持って行けばいいんだね～。
うんしょ、うんしょ……」
ＫＰ ◆花束を作り終えた
女性 「おお！」
ＫＰ
貴方が花を抱えていけば、女性は感嘆の声を上げて嬉しそうに花を見た。
色づいたバラを興味深そうに見つめている。
女性 「へえ、こんな色ができるのか……」
沢見 壱刃 「そうですよ～。これで次からはあなたも色がつけられるかもしれませんね！」
女性
「うんうん、参考になったよ。実に面白い。
何か色や本数に意味ってあるのかい？」
沢見 壱刃
「もちろん！
おとうさんと、おかあさんと、それから一番だいすきな妹にあげるつもりで切ったんですから～」
ＫＰ
あなたは詳しく話してもいいし、内緒にしてもいい。
きっと彼女に言ったところで、貴方の大切な人なんて分からないのだから。
沢見 弐和 いちばんだいすき…（てれてれ…
沢見 壱刃 だーいすき！ にちかの事考えながら、何本切ろうかいーっぱい考えたよ！
沢見 弐和 やった～！ いっぱい考えてもらえて、すっごく嬉しいよ！
女性 「なるほど、それが家族への贈り物、というものか」
沢見 壱刃
「はい～！ わたしはおとうさんとおかあさんと、妹に会えてとっても嬉しかったから」
「おとうさんには青、お母さんには赤、妹にはオレンジのバラを5本！
これはみんな外せないかな～」
女性
「他の花に比べて、サルビアも3本……
ということは、これも1本ずつかな？」
沢見 壱刃
「はい！ あと残りはぜーんぶ、妹にあげるものなんです～」
「前に夢で見た時からずっとあげたいと思ってた
私から、あの子への気持ち……」
「いろんな気持ちをこめて、あの子へのバラは全部で999本！
『何度生まれ変わっても愛している』……私たちにとーってもぴったり！」
女性 「……うんうん、綺麗なチョイスだ」
沢見 弐和
なんど生まれ変わっても……！
あ、あの 僕も……
沢見 壱刃 うんうん！ だからこそ、今こうして一緒にいられるんだもの～
沢見 壱刃 「えへへ～」
女性
「これを贈ってもらったら、とっても嬉しいだろうね」
「私の住む世界にそんな文化はないが……私もこれを貰えたら嬉しくなる」
「誰かが一生懸命選んでくれるというのは、心がこもっているからね」
沢見 壱刃
「心はいーっぱい込めました！
意味だけじゃなくて、心が大事ですから～」
女性 「心が大事……か」
ＫＰ
女性はそうぽつりと静かに呟いた。
壱刃の選んだ花々を見て、女性はそうだ、と何かを思いつく。
女性 「ねえ、それを預からせてもらえないかい？」
沢見 壱刃 「預かる……？ いいですけど、何かあるんですか？」
女性 「なに、ちょっとした小粋なお礼をするだけさ」
沢見 壱刃 「お礼……そういえばさっきも言ってましたね～」
女性 「ああ、これは君にとって夢、誰に言ったって信じてもらえない体験だ」
沢見 壱刃
（そうかな？ にちかは信じてくれそうだけどな～）
にこにこ聞いている
女性
「それを少しだけ――
本当にあった、摩訶不思議なファンタジーな話にするだけ」
沢見 壱刃 「え……？」
ＫＰ 貴方が何と言おうが、女性は気付けば貴方が選んだ花をいつの間にか奪い取っている。
女性
「うんうん、花の状態も良好！」
「お礼をしよう、地球人」
沢見 壱刃
「あ！ こちらこそありがとうございました！
とっても楽しかったです～」
女性
｢それは良かった。
じゃあ―――――――――おやすみ｣
「君の素敵な想いを、ありがとう」
ＫＰ 女性がそう言った瞬間、急速に睡魔が襲ってくる。
沢見 壱刃 「あ……」
ＫＰ
意識が保てなくなる。
貴方はそのまま瞼を閉じ、意識を失った。
…
……
…………
貴方ははっと目が覚める。
あの夢は一体どうなったのか―――
そう思って辺りを見回す。
沢見 壱刃 「ん……朝……。……にちか……？」
ＫＰ そこはいつも見ている寝室の風景。
沢見 弐和 choice[ねむねむ…,おはよう、いちくん！] (choice[ねむねむ…,おはよう、いちくん!]) ＞ ねむねむ…
ＫＰ
……とは少し違う。
あなたと弐和さんの寝室である事には変わりないが
そこは色とりどりの花で彩られていた。
沢見 弐和 すや…… うとうと…
沢見 壱刃 「あれ、この花……」
沢見 壱刃 にちか～おきて～～！（ぎゅーっ
ＫＰ
花に囲まれているとはいえいつも通りの日々、始まりの朝。
あの奇妙な体験から、貴方は帰ってきたのだ。
いや、夢の中と言い張っていたから……
夢、なのかもしれない。
デスクにキラリと何かが輝いた。
沢見 弐和
ふぁっ！？ お、おはよ～ いちくん！
あれ、なんだかいいにおい…？
沢見 壱刃 「？ なんだろ～」ぽや……
ＫＰ
それを手に取る。
小さな、バラのブローチだ。
花弁の色は貴方が一番最初に色を付けたバラの色だった。
沢見 壱刃
ふふ、機械的に進めてしまっていたねえ～
黒……かな、やっぱり。
『貴方は私のもの』『不滅の永遠の愛』……
「あ、おはようにちか～！」
沢見 弐和
黒い薔薇のブローチ…！
かっこいいね！
ＫＰ
隣で目を覚ました大切な人……
弐和さんも、起き上がってきょろきょろと花束を眺めている。
そして開口一番、こう言われるのだ。
沢見 弐和
「おはよう、いちくん。
このお花……どうしたの？」
言っちゃっていいやつ…？ 雑談だから…（言い訳
ＫＰ メインで弐和ちゃん風に言ってもらえ……ます……？
沢見 弐和 ふぉわ…？ わかりました！
沢見 弐和 「……この不思議な花束、贈ってくれたのって……いちくん？」
沢見 壱刃 「え？ えへへ、うん、たぶんそうだと思う～……？」
沢見 弐和
「やっぱり！」
「ほら…これ、いちくんの文字でこんなふうに書いてあったから――」
沢見 壱刃 「私の文字……？」
ＫＰ
「ジャルダン・マルスより、貴方へ」
「ジャルダン・マルスより、」
沢見壱刃編
エンドA「ジャルダン・マルスより、貴方へ」
シナリオクリアです。おつかれさまでした！
沢見 弐和 わーいっ！ おかえりなさい！（花束をもふもふ持ちながら
沢見 壱刃
もっふもふ～！！
1000本近くあるから抱えきれないかもねえ～（一緒にやんわり持ちながら）
沢見 弐和
えへへ… 二人で輪になって… ぎりぎり…？
お家中に飾ってみようね！
もしかすると目が覚めた瞬間に顔にペチッて落ちてきたのかもしれないねえ…
沢見 壱刃 カードが？ ふふ いててだねえ～
沢見 弐和 そうそう、僕、なんだかすぐに気がついたみたいだから！
沢見 壱刃 私宛じゃなくて、にちか宛だよ～っていうのを主張したかったのかもしれないね～！
ＫＰ
◆生還報酬
・SAN回復
バラに色を付けた数*d3
大切な人に花を贈った 1d5
消費したMPの1/2の値のSAN回復
博物学 +5%
クトゥルフ神話技能 +1%
・AF「ジャルダン・ローズのブローチ」
貴方があの人を思う気持ちを表すブローチ。
探索者の大切な人への感情によって、ブローチのバラの色が変化する。
持っていると、<幸運>に+5%する。
沢見 壱刃 博物学上がるのうれしいなあ～
ＫＰ
◆シナリオ背景
今回登場する神話生物:アイハイ族(MM p.12-13)
シナリオに登場するアイハイ族の女性は、火星で色んな植物を育てている。
とても温厚で文化的な彼女は、人間……
地球人の文化や生態系にも非常に興味を持っている。
シナリオ内でバラや地球の植物を育てているのはその一環だ。
アイハイ族の女性は植物を育てるのが趣味であるものの
どうやっても地球のバラが何らかの不具合で花びらに色をつかないのを不思議に思っていた。
種子を届けてくれた他の種族に聞いても、何をしても色が付かない。
と、そこで他の種族で地球をしっているものからこんな話を聞く。
「地球のバラは何度も品種改良をされており、地球人が詳しいのではないか」
「地球人は贈り物に花を贈る、色にも何か意味があるのでは」と。
そのことにも勿論アイハイ族の女性は興味を持った。
そこで、花に関する記憶を一時的にでも持っている地球人が夢を見ている際に呼び寄せ、バラの色を聞き出そうとする。
だがどうにもいかず、何度も断られている時に壱刃に出会うのである。
壱刃がバラの色をつけ、誰かに贈るようなものを作れば彼女はとても喜ぶだろう。
お礼に、特殊な技術を使って、その大切な人に作った花束を贈ってくれる。
勿論、壱刃にはサプライズだ。
約7528万キロの距離を越えても、壱刃の思いを込めた花束は届くのだ。
ジャルタン・マルス(火星の庭園)から、一番大切な貴方へ。
沢見 弐和 ふふ…！ ちょっとずつ詳しくなっていくね！
沢見 壱刃
◆おとうさん
サルビア：「尊敬」「知恵」「良い家庭」「家族愛」
青いバラ：5本「貴方に会えて嬉しい」
◆おかあさん
サルビア：「尊敬」「知恵」「良い家庭」「家族愛」
赤いバラ：5本「貴方に会えて嬉しい」
◆にちか
【夢の中の花】
オンシジューム：「可憐」「一緒に踊って」
キキョウ：「永遠の愛」
紫のフリージア：「憧れ」
赤のアネモネ：「君を愛す」
白のアネモネ：「真実」「期待」
紫のライラック：「恋の芽生え」「初恋」
ゴデチア：「変わらぬ愛」「お慕いいたします」
【バラ】
1｢貴方しかいない｣白
2｢世界は貴方と私だけ｣黒
5｢貴方に会えて嬉しい｣オレンジ
6｢お互いに支え愛し合う｣ 緑
9｢いつもそばにいて｣青
11｢最も愛しています｣ 赤
12｢貴方を愛しています｣ ピンク
14｢誇りに思います｣緑
25｢貴方の幸せを祈っています｣オレンジ
50｢偶然の出会い｣｢永遠｣青
99｢永遠の愛｣ピンク
100*4｢100％の愛｣赤・青・白・ピンク
365「あなたが毎日恋しい」黒
合計で999｢何度生まれ変わっても愛している｣
ＫＰ
【成長】
・図書館
・博物学
・歴史
それぞれ1
クリチケ1
沢見 壱刃
1B100>70 【図書館】 (1B100>70) ＞ 27 ＞ 成功数0
1B100>22 【博物学】 (1B100>22) ＞ 13 ＞ 成功数0
1B100>45 【歴史】 (1B100>45) ＞ 65 ＞ 成功数1
1d10 (1D10) ＞ 5
1d10 くりちけ (1D10) ＞ 9
7d3 バラに色をつけた数 (7D3) ＞ 11[1,3,3,1,1,1,1] ＞ 11
1d5 にちかたちに花を贈った！ これだけSAN回復にしようかな～ (1D5) ＞ 4
沢見 弐和 わーいわーい 丁度おんなじ位になるね！
system [ 沢見 壱刃 ] SAN : 56 → 60
沢見 壱刃
わ、びっくりした！ にちかー♡
ねー！ おんなじくらい！
沢見 壱刃
色付けとクリチケと報酬で【博物学】をあげちゃおう～
ちょうど+25かな
歴史 45→50
博物学 22→47
クトゥルフ神話 0→1
以上です～！
おとうさんとおかあさんも、きっと喜んでくれてるだろうなあ。
これからもいっぱいお花を飾ろうね。
だいすきだよ、にちか！
沢見 弐和
お花と心をたくさん、た～くさんありがとう。
僕もいちくんのことだーいすきだよ！
これからもずっと一緒にいてね！