星守 閃理
ずっと天香ちゃんにKPを任せていていいのだろうか。
少しchoiceを振ってみよう。
そのままでも良いとは言われそうだけど……
とりあえず、星守瀬理香、セリカさん、セリオさん、ミルラ兄、天香ちゃん……あたりで考えよう。
choice[星守瀬理香,セリカさん,セリオさん,ミルラ兄,天香ちゃん,それ以外]
Cthulhu : (CHOICE[星守瀬理香,セリカさん,セリオさん,ミルラ兄,天香ちゃん,それ以外]) > セリオさん
……ああそう。
じゃあ、お願いします、セリオさん。
KP
承知いたしました。
生きている私は多忙のため、水底より愛を込めて、不肖セリオが参りました。
星守 閃理 ……よりによって、由貴ちゃんと会った事のあるセリオさんが来た……。
星守 天香 無難に私のままでいた方が良かったのではないかしら……(はらはら)
星守 閃理 大丈夫だよ。……多分。
KP
【CoCシナリオ】貴方にもう一度、
「貴方は酷く忘れ物が多いみたいだ」
<人数>
1人(KPレスorソロシナリオ)
<探索者>
愛する人を亡くし、また会いたいと思っている継続探索者が好ましい。
※かなりシビアに作成しました。そのため、向かわれる方は覚悟を持ちお進みください。
ロスト低め。
後遺症率高め。
<時間>
ボイセ:30分〜1時間程度
<推奨技能>
目星、図書館
<準推奨技能>
博物学
KP
KPレス「貴方にもう一度、」
セッションを開始いたします。
PCはミスター星守閃理。
いわゆる「A世界線」にて先ほど「命名、A」からお帰りになったばかりということで。
よろしくお願いいたします。
星守 閃理 よろしくお願いします。
KP
貴方が思う愛の色をしているビー玉というアイテムが、エンド分岐で必要となりますので、幾つ入手したか数えてください。
また、発狂した場合、発狂処理は行わずに、貴方が思う愛の色をしているビー玉を一つ落とした、という処理になります。
KP
それでははじめて参りましょう。
【1】
海を見て、波の音を聞いている。
目覚めた時、貴方は……星守閃理は真っ先に思うだろう。
寝ていたのに、別の場所にいたのに。
普段の持ち物も、身につけてはいない。
しかしそんな事実、今の貴方にはどうでもいい。
結局のところ、貴方は今ここにいるのだから、考えたって意味がない。
さて、ならばここは一体どこなのだろうと、貴方は辺りを見渡すだろう。
【目星】をどうぞ。
星守 閃理
CCB<=84 【目星】
Cthulhu : (1D100<=84) > 46 > 成功
KP
【2】
貴方は、周りを見渡した拍子に、足元に何か丸いものが転がっていることに気がつくだろう。
拾い上げてみると、貴方が思う愛の色をしているビー玉である。
貴方はそれを拾い、所持品に加える。
ところで貴方が思う愛の色とは?
星守 閃理 ……深い青。
system [ 星守 閃理 ] ビー玉 : 0 → 1
KP
【3】
貴方がいる場所からは、海と海岸沿いに古びた小さな塔が建っていることに気がつくだろう。
古びた小さな塔に【目星】をどうぞ。
星守 閃理
CCB<=84 【目星】
Cthulhu : (1D100<=84) > 38 > 成功
KP
【4】
古びた小さな塔に近付くと、年月がかなり経っていることに気がつく。
またその小さな塔には、「I am waiting for you.」と書かれている。
「I am waiting for you.」を読むなら、【INT*4】か【英語技能】をお振りください。
星守 天香 閃理さんなら読めそうだけど……(はらはら)
KP
ふふ、どうでしょうね。
思い出せないことも、あるのかもしれませんよ。
星守 閃理
CCB<=(18*4) 【INT】
Cthulhu : (1D100<=72) > 7 > スペシャル
星守 天香 よ、よかった! 良かったのだわ!!
KP
【6】
では貴方は、「I am waiting for you.」が、「あなたを待っている。」という意味であると理解できる。
星守 閃理 馬鹿にしてるんですか
KP
そういう処理だから仕方ないではありませんか。
落ち着いてください。
【5】
貴方は今、古びた小さな塔の扉前に立っている。
鉄でできた、重い扉の前に。
聞き耳をたてても、扉が厚いため何も聞こえないだろうと思えるほどだ。
貴方はそのまま、扉を開け、中に入ることだろう。
重い重い、その扉に、力を込めて。
星守 閃理 一人で、開けられるんだ。
KP
一人でも、開けられるようですね。
【8】
扉を開ければそこには、花の香りが充満していた。
中央には、螺旋階段が存在し、絨毯の代わりともいわんばかりに花畑が広がっている。
また、その花畑には複数の本が積まれている。
花に【目星】、本に【図書館】を振ることができます。
星守 閃理
CCB<=84 【目星】
Cthulhu : (1D100<=84) > 68 > 成功
CCB<=75 【図書館】
Cthulhu : (1D100<=75) > 22 > 成功
KP
ではまず、花の情報から。
【9】
これらの花は、濃いピンクと青、白の芝桜が混ざり出来上がっている花畑であると感じる。
花言葉については【知識の半分】か【博物学】をどうぞ。
星守 閃理
CCB<=(75/2) 【知識/2】
Cthulhu : (1D100<=37) > 65 > 失敗
CCB<=10 【博物学】
Cthulhu : (1D100<=10) > 33 > 失敗
……分からない、あまり興味ないのかもしれないな。
星守 天香 好きそうなイメージはないわね……。
KP では、貴方は芝桜の花言葉を知らなかった。
KP
ちなみに
濃いピンクの芝桜は、「私を拒否しないで」
青と白の芝桜は、「燃える恋、煌めく愛」
だそうですよ。
星守 天香 まあ! 素敵。
星守 閃理 次は本かな。
KP
【10】
本の系統としては、恋愛関連の文芸書が大半を占めており、貴方が目が惹かれたのは貴方が一番好きな色の文芸書であった。
その本を手に取り、中を見れば、それは白紙である。
その本をパラパラとめくると、トランプサイズのカードがでてくる。
そのカードには、「貴方は、酷い忘れ物をしている。」と書かれている。
また、足元に貴方が思う愛の色……深い青をしているビー玉が転がっていることに気がつくだろう。
system [ 星守 閃理 ] ビー玉 : 1 → 2
KP
【11】
貴方はこの階を調べ終わると、螺旋階段へと目が行くだろう。
螺旋階段に足をかけると、なんとなくではあるが、不安定な足場であると感じる。
貴方は、足元に気をつけながら登るだろう。
貴方は階段を上がるたび、ひどい頭痛に見舞われるだろう。
頭痛を受け入れますか? 拒絶しますか?
星守 閃理
拒絶したところで治るわけでもなし。
受け入れるしかないよ。
「……痛……。なんだ…………?」
KP
【13】
頭痛を受け入れた貴方は、徐々にそれが声として認識できるようになる。
その声は、どこかで聞いたことある声だと感じるだろう。
【アイデア】どうぞ。
星守 閃理
CCB<=90 【アイデア】
Cthulhu : (1D100<=90) > 50 > 成功
星守 天香 閃理さんがアイデア振るたびに謎の緊張感が走るのだわ……(私とPLに)
星守 閃理 トラウマになりつつある……?
KP
【15】
貴方はその声を、自身が愛しているのに、亡くしてしまった人物……夜門 由貴さんの声であると理解する。
星守 閃理 「う…………由貴、ちゃん……?」
KP
しかし、理解したと同時に、声は止み消えてしまう。
足元には、貴方が思う愛の色、深い青色をしているビー玉が転がっていることに気がつくだろう。
system [ 星守 閃理 ] ビー玉 : 2 → 3
星守 閃理
「確かに、由貴ちゃんの声、だった……由貴ちゃん……居るのか……??」
「そうだとしたら、僕は、……?」
KP 落ち着いたら次へ進みますね。
星守 閃理
……落ち着いては、います。
進みましょう。
KP
【16】
貴方は、螺旋階段を上がり、この塔の2階へと到着した。
2階には扉がない。
部屋の中はというと、真っ黒なカーテンが窓があるであろう位置にかけられている。
中央には木製の机があり、真っ白な本が一冊置かれていた。
また天井からは、豆電球が吊るされており、室内は薄暗い。
カーテンを開けますか?
星守 閃理 じゃあ、開けます。
KP
【17】
真っ黒なカーテンを開ければそこには、美しい海が見下ろせた。
三階に行けば、さらに美しい海が見えるのではないかと感じる。
星守 閃理
海、か……。
「由貴ちゃんと、また海に行きたかったな……。
由貴ちゃん…………」
机と本を見てみます。
KP
【18】
木製の机の上には、真っ白な本が一冊置かれている。
真っ白な本は、触れるとなんだか懐かしい気持ちになる。
【図書館】をどうぞ。
星守 閃理
CCB<=75 【図書館】
Cthulhu : (1D100<=75) > 42 > 成功
KP
【20】
真っ白な本を開けば、そこには大切な人、夜門由貴さんとの楽しい毎日が事細かに書かれていた。
星守 閃理
「由貴ちゃんが生まれた時のこと……
幼稚園ではいつも手を繋いで一緒にいて……
小学生の時は休憩時間一緒に遊んで、運動会ではお互いの応援をして……」
「ああ、僕が中学生の頃はやっぱり少し記録が少ないな。
僕が高校生になったら少し余裕が出来て、剣道の大会の成績も二人とも上がってきたよな。
大学に入ってまた少し忙しくなったけど、何だかんだお稽古で顔を合わせて、ご飯を一緒に食べて……」
「由貴ちゃんの誕生日、水族館へ行こうって……そこから、海水浴にも行こうって……
愛寒岬では酷い目に遭ったけど、同時に由貴ちゃんと気持ちを通じ合わせて……
それなのに付き合い始めて、たった5日……1週間も経たないうちに、約束してた海で僕は……」
「僕は一度、確かに死んだ筈なのに……??」
KP また、貴方が読み進めて行くと、由貴さんが亡くなったその瞬間までもが、事細かに記されていた。
KP
…………………………………………
そこは立派な畳の間だった。
黒檀の机に、紫の座布団。
軸と花が整えられ、奥の部屋に続くと思われる襖は閉ざされているが、美しい竹林の絵が描かれている。
「貴方」は由貴さんを、花と軸の向かいとなる上座に座らせ、向かい合うように腰を落ち着けさせた。
「貴方」は運んできた温かいお茶と、和菓子の「若鮎」を由貴さんに勧める。
星守 閃理B 「はい、お茶と、僕らの好きな『若鮎』。どうぞ」
夜門 由貴 「ありがとう! いただきます!」
KP 由貴さんは、若鮎に手を付けた。
夜門 由貴A 「……おいしい」
KP 由貴さんが『若鮎』を食べても何も起こらない。
星守 閃理B 「……久しぶりに食べたけど、うん、美味しい」
夜門 由貴A 「久しぶりなんだ…?」
星守 閃理B 「うん。最近こういうお菓子食べてなかったな、と思って」
夜門 由貴A
「………」
「そうなんだね…」
KP
由貴さんがお茶に手を伸ばす。
彼女がちらりと「貴方」の様子をうかがうと、彼女の手をじっと見つめている事が分かる。
期待をしているような、でもどこか寂しそうな、一言ではとても言い表せないような感情が、綯い交ぜになった表情をしている。
夜門 由貴A 「あの……」
星守 閃理B 「……な、なに?」
夜門 由貴A 「ごめんね。…ありがとう」
星守 閃理B 「……」
KP
由貴さんがお茶を飲んだ途端、意識をまどろませた彼女はぐらりと倒れ込みそうになった。
向かいにいた「貴方」が、由貴さんに駆け寄る。
星守 閃理B 「……ああ。たくさん遊んだから、眠くなってきたよね」
夜門 由貴A 「うん、そうかも 」
星守 閃理B
「……それでいい。君のことを僕は絶対に許さないけれど、痛い思いも苦しい思いも最小でいいんだ」
「だって餌は元気なほうがいいだろうし……君は君だから」
夜門 由貴A 「そう、そうだね。……ありがとう」
星守 閃理B 「……おやすみ、由貴ちゃん。余計なことさえしなければ、君にだって朝は来たのにな」
夜門 由貴A
「ごめんね、”閃理君”…」
「ばいばい…」
星守 閃理B 「……いいよ、ゆっくりお休み」
KP
そう呟きながら「貴方」は、由貴さんの落ち逝く瞼にそっと手を添えた。
「貴方」は彼女の亡骸を抱え、奥の襖の向こうへと姿を消す。
…………………………………………
KP 貴方は、愛する人が亡くなった瞬間を、目撃した錯角に陥る。
星守 閃理
「な、なん、何だ、これ…………僕?
いや、こんなの、僕は…………」
KP
たとえ貴方自身には覚えが無くとも、貴方は由貴さんの死の瞬間を認識してしまった。
SANc 1d4/1d8
星守 閃理
CCB<=83 【SANチェック】
Cthulhu : (1D100<=83) > 22 > 成功
1d4
Cthulhu : (1D4) > 4
system [ 星守 閃理 ] SAN : 83 → 79
星守 天香 さ、さいだいち……
星守 閃理 ……それでも狂いはしないんだよな
KP
それを読み終わると、最後のページには、再びトランプサイズのカードが挟まれている。
そこには「君の酷い忘れ物、思い出すことができたかい?」と書かれていた。
星守 閃理
「こんな、こんなの、僕、……僕じゃない!!
僕が由貴ちゃんを殺すものかよ!」
「喪ってこんなに苦しむ事を、誰よりも分かり切っている僕が……
どんな理由があったって、たとえ狂って何もかも忘れたって、絶対に、っそれだけは、有り得ない……!!」
星守 閃理B
「君」ではないね、確かに。
君の忘れ物というよりは、君の「由貴ちゃん」が遺した忘れ物、かもしれないな。
星守 閃理 許さない……でも、メインの僕にはそれを知る由は無いんだ……。
KP ……ほう。
KP では、そうですね。【心理学】をオープンでどうぞ。
星守 閃理
CCB<=75 【心理学】
Cthulhu : (1D100<=75) > 65 > 成功
KP
では、貴方の錯覚で見た由貴さんが最期に呼び掛けた「閃理君」という言葉が、やけに印象に残っている。
目の前にいた「星守閃理」ではなく、貴方自身に向けられたものではないかと気付くだろう。
貴方の見た「星守閃理」は、貴方自身ではない。
貴方の知らない、貴方ではない「星守閃理」が、貴方の由貴さんを殺したのだ。
貴方はそう、直感する。
星守 閃理
「誰だよ、そいつ……
僕の由貴ちゃんに手を掛けた、僕じゃない僕が、いる……?」
KP 貴方がそのカードを読み終えると、木製の机の上に、貴方が思う愛の色……深い青をしているビー玉がまた転がっていることに気がつくだろう。
system [ 星守 閃理 ] ビー玉 : 3 → 4
星守 閃理
「由貴ちゃん……由貴ちゃん……
僕じゃない僕の腕の中で、亡くなってしまったなんて……ああ…………!」
「どうして……どうして由貴ちゃんが…………」
「もしかして……あの場所にいた僕と同じ顔した奴もいずれそうやって……
僕の大事な人たちを、奪って行くのか……??」
「ああ…………あの時、先手を打って殺しておくべきだった」
「由貴ちゃんを喪ったもう一人の僕も、由貴ちゃんを奪ったもう一人の僕も、僕の目の前に現れた、全く同じ姿をした僕も、全部全部……」
CCB<=(18*5) 【INT】
Cthulhu : (1D100<=90) > 62 > 成功
「……ああ、でも」
「もしも僕の複製品ではなくて、違う場所にいるのだとしたら……」
「もう一人の僕にも、少なからず人生の過程には由貴ちゃんが居て、きっと十哉が居て……」
「…………そうだとしたら、僕もまた、もう一人の十哉から親友を奪ったことに、なるんだろうな」
KP
【19】
貴方は、この部屋に長くいても無意味であると感じ、再び螺旋階段を上るために、足を進めることだろう。
螺旋階段に足をかければ、ひどい耳鳴りが響く。
星守 閃理
耳鳴りでも何でもいい。
由貴ちゃんの声かもしれないならば耳をそばだてる。
KP
【21】
耳鳴りを受け入れた貴方は、その耳鳴りが亡くなった愛する人……由貴さんの悲痛な叫びだということに気がつくだろう。
苦しそうに、辛そうに、叫んでいる。
そして隣に、悲痛に叫ぶ由貴さんの影を見ることだろう。
夜門 由貴
「閃理くん……閃理くん……!!」
「助けて、痛い、あついよ、あついよ、あつい、たすけて、あつい、しにたく、ないよう、……」
星守 閃理
「っ由貴ちゃん!! 由貴ちゃん……!!!」
由貴ちゃんに手を伸ばす!
KP しかし貴方は、悲鳴をあげ続ける由貴さんに対して、何もすることができない。
星守 閃理
「あ、……何で……どうして、由貴ちゃん、由貴ちゃん、僕はここに居るのに、ああ、どうして僕は……!」
「いつも、由貴ちゃんに助けられてばかりで、僕には、何もできない……由貴ちゃんに何もしてあげられないんだ……」
KP そのもどかしさ、自身の無力差に絶望した貴方は、SANc 1/1d4
星守 閃理
CCB<=79 【SANチェック】
Cthulhu : (1D100<=79) > 12 > スペシャル
system [ 星守 閃理 ] SAN : 79 → 78
星守 閃理
だからどういう精神状態だよ
キレそう…………
星守 閃理B 結局口ばかりという事なんじゃない
星守 閃理 絶っ対にお前にだけは言われたくない
星守 天香 はわ……
夜門 由貴 「せんり、くん……」
星守 閃理 「! ゆき、ちゃん」
KP その悲鳴は由貴さんが顔を貴方に向けた瞬間に止み、その影も煙のように消えてしまう。
星守 閃理 「あ、ああ、消えてしまった、由貴ちゃん、由貴ちゃん、また僕を置いて、……」
KP 足元には貴方が思う愛の色、深い青色をしているビー玉が転がっていることに気がつくだろう。
system [ 星守 閃理 ] ビー玉 : 4 → 5
KP
【23】
貴方は、螺旋階段を上がりきり、三階に到達する。どうやらここが、最終階のようだ。
随分低い塔であったなと、貴方は感じるだろう。
貴方がその階のフロアに目をやれば、窓の方に一人の後ろ姿がある事に気付く。
それは貴方の愛する人……夜門由貴さんの後ろ姿であると、貴方は確信するだろう。
星守 閃理 「! 由貴ちゃん……!!」
KP
【24】
貴方は心の中で信じられない、また出会えた、といった気持ちになるだろう。
貴方が声をかけると、由貴さんはゆっくりと振り返ることだろう。
貴方は……由貴さんの声と顔、どちらを忘れていましたか?
星守 閃理
顔は……忘れるわけない……声だって、そんなの、さっき聞いたし……
……でも、人が人を忘れる順番は、声からだ。
だから、うん、僕が由貴ちゃんの声だと思っているだけで、声を忘れているのかもしれない。
KP
【26】
貴方は愛する人の「声」を忘れていた。
夜門 由貴 「~~! ………、…………。………? ………!」
星守 閃理 「由貴、ちゃん……?」
夜門 由貴 「……? ……! ~~~。…………!」
KP
由貴さんは、貴方に向かって笑顔のまま話しかけてくるが、貴方は彼女の声を一切聞き取ることができない。
貴方は、愛する人の声を忘れてしまっていたという事に、ショックを受ける。
SANc 1/1d3
星守 閃理
CCB<=78 【SANチェック】
Cthulhu : (1D100<=78) > 92 > 失敗
1d3
Cthulhu : (1D3) > 1
system [ 星守 閃理 ] SAN : 78 → 77
星守 閃理
「由貴ちゃん、ごめん……何て言ってるのか分からないよ……。
でも、会えて嬉しい、嬉しいんだ、由貴ちゃん……」
KP それでは、貴方が見つけたビー玉は現在何個でしょうか?
星守 閃理 5個、ですね。
KP
【28】
貴方が持っているビー玉が、煌びやかに光り、宙へ浮く。
そして、自身と由貴さんを飲み込むように、光に巻き込まれる。
貴方と由貴さんは、気がつけば、海岸に立っていた。
貴方の愛する人は、海に足をつけ、「海が綺麗だね」と笑いかけてくるだろう。
夜門 由貴 「~~~♪」
KP 声は、聞こえない。が、由貴さんはそう言っているに違いないと、貴方は確信するだろう。
星守 閃理
「うん……。とても綺麗だ。
僕、こうしてまた、由貴ちゃんと一緒に海に行きたかったんだ……」
KP そして由貴さんは自分のことを、まだ愛してくれているか、と問いかけてくる。
夜門 由貴 「…………、…………。……………?」
星守 閃理
「そんな事……由貴ちゃんがわざわざ聞くまでも無いよ」
「僕は由貴ちゃんを愛している。
一人の人間として、ずっと君を愛してるんだ」
「僕が君に相応しい男になったら、迎えに来てくれる? 僕が愚かにも忘れてしまったその可愛い声を聞かせてくれる?」
「ねえ、由貴ちゃん……好きだよ、大好き、愛してる……。
由貴ちゃんも、そう思ってくれていると、いいな……」
KP
「愛している」と伝えた貴方は、由貴さんに微笑むかもしれないし、悲しく笑うかもしれないが、愛する人は満足そうに笑うだろう。
そして愛する人は、貴方に
夜門 由貴 「次は忘れないでね」
KP
と囁くと……
景色が暗転し、貴方は意識を手放す。
星守 閃理 「由貴、ちゃん……」
KP
…
……
…………
貴方は眼を覚ます。
普段衣食住をこなしている家の、ベッドの上でだ。
ベッドから起き上がると、貴方が思う愛の色・深い海の底にも似た青をしているビー玉が一つ転がっていた。
そして、夢を思い出したと同時に、波の音が聞こえることに気がつく。
夢の中で聞いた、あの波と同じ音だ。
波の音は、貴方の耳から離れることはなく、夢での出来事、愛する人のことをずっと忘れることはなくなるだろう。
「貴方にもう一度、」 < END2:貴方を忘れない>
シナリオクリアです。お疲れ様でした。
星守 閃理 ああ……お疲れ、さまでした。
KP
シナリオクリアにおけるSAN回復:1d6+2
END2到達におけるSAN回復:1d4
後遺症:波の音
期間は永続的。
貴方は、波の音が四六時中聞こえる後遺症を持つこととなった。
聞き耳技能に、-5である。
この波の音がしている限り貴方は、大切な人・夜門由貴さんを忘れることはないだろう。
AF:愛の色のビー玉
貴方が思う愛の色・海の底にも似た深い青と同じ色をしているビー玉。
持っているだけで、暖かな気持ちになれる。
1シナリオにつき1度だけ、SANチェックの減少値を-1できる。
<シナリオ背景>
ニャルラトホテプが、人間の愛とはどこまで有効なのかを検証したいがために作った実験施設のような空間。
愛する人が亡くなり、会いたいと思っている人物を放り込んで観察をすると言ったのが、今回のニャルラトホテプの目的である。
星守 閃理 またか……。いや、この僕は知らないんだったな。
KP ではそのまま、『、……と伝えられるのか。』に移りましょうか。
星守 閃理 えっ
KP とりあえず生還報酬と成長を済ませましょう。
KP
■成長
目星3
図書館2
心理学1
星守 閃理
1d6+2+1d4 生還報酬
Cthulhu : (1D6+2+1D4) > 5[5]+2+3[3] > 10
system [ 星守 閃理 ] SAN : 77 → 87
星守 閃理
CCB<=84 【目星】 1/3
Cthulhu : (1D100<=84) > 94 > 失敗
CCB<=84 【目星】 2/3
Cthulhu : (1D100<=84) > 55 > 成功
CCB<=84 【目星】 3/3
Cthulhu : (1D100<=84) > 3 > 決定的成功/スペシャル
1d10
Cthulhu : (1D10) > 9
目星 84 → 93
2d6 90超え技能SAN回復
Cthulhu : (2D6) > 4[2,2] > 4
system [ 星守 閃理 ] SAN : 87 → 91
星守 閃理
CCB<=75 【図書館】1/2
Cthulhu : (1D100<=75) > 52 > 成功
CCB<=75 【図書館】2/2
Cthulhu : (1D100<=75) > 53 > 成功
CCB<=75 【心理学】
Cthulhu : (1D100<=75) > 88 > 失敗
1d10
Cthulhu : (1D10) > 4
心理学 75 → 79
星守 閃理 ……終わったよ。
KP はい、それでは続けて参りましょう。
KP
『、……と伝えられるのか。』
「おや、また忘れてしまったのかい?」
<シナリオ詳細>
KPレスorソロシナリオ
『貴方にもう一度、』を通過済みの探索者限定。
ただしロストをしていない探索者に限る。
ロストなし。
後遺症有り(後遺症が残る可能性が高いです)。
※かなりシビアに作成しました。そのため、向かわれる方は覚悟を持ちお進みください。
<推奨技能>
目星、図書館、聞き耳
貴方の好きな色に輝くガラス製の貝殻をというアイテムが、エンド分岐で必要となりますので、幾つ入手したか数えてください。
またこのシナリオで発狂した場合、発狂処理は行わずに、貴方の好きな色に輝くガラス製の貝殻を一つ落とした、という処理を行ってください。
KP
KPレス「、……と伝えられるのか。」
セッションを開始いたします。
PCは引き続きミスター星守閃理。
いわゆる「A世界線」にて先ほど「貴方にもう一度、」をめでたくご生還されましたね。
よろしくお願いいたします。
星守 閃理 よろしくお願いします。
KP
【1】
聴き慣れた、聴き心地のいい波の音がする。
貴方……星守閃理はふと、まぶたを持ち上げる。
星守 閃理 「ん…………」
KP
真っ白な砂の上に、素足で立っている。
真っ青な波が、規則正しく立っている。
とても穏やかな場所だ。
右手側には、古びた小さな塔がある。
後ろを向き見上げれば、花々が咲き誇る崖が見える。
貴方は、一度ここに来たことがある。
ふとそう感じる。
嫌な夢をもう一度みていると、貴方は感じることだろう。
SANc 0/1
星守 閃理
CCB<=91 【SANチェック】
Cthulhu : (1D100<=91) > 89 > 成功
KP
「貴方にもう一度、」で、後遺症:波の音を患った貴方は、なぜか後遺症が治っていることに気がつくだろう。
再度 SANc 0/1
星守 閃理
CCB<=91 【SANチェック】
Cthulhu : (1D100<=91) > 39 > 成功
KP
さて、貴方はなぜここにいるのだろうか。
ただ今は、足に触れる波の冷たさが心地よい。
【聞き耳】をどうぞ。
何故か後遺症は治っているので、通常の値でお振りください。
星守 閃理
CCB<=74 【聞き耳】
Cthulhu : (1D100<=74) > 11 > スペシャル
星守 天香 いい出目だわ!
KP マイナスしてても余裕で成功する出目でしたね。
KP
【2】
貴方は、後ろから誰かが砂を踏んだ音を感じ振り向く。
星守 閃理 「ん…………?」
KP
そこには、貴方が大嫌いな花……貴方の誕生花であるカトレアをモチーフにした花柄の服を着た人物が立っていた。
その人物に、貴方は見覚えがある。
それは貴方が亡くしてしまった、愛している人であった。
けれど、なぜか、忘れてはならないのだ、愛している人を呼ぼうとしたのだ。
しかし、その名を口にすることができなかった。なぜなら、そう貴方は、愛している人の名を忘れてしまっていたのだから。
SANc 1/1d4
星守 閃理
CCB<=91 【SANチェック】
Cthulhu : (1D100<=91) > 95 > 失敗
1d4
Cthulhu : (1D4) > 4
system [ 星守 閃理 ] SAN : 91 → 87
星守 閃理 「?? う、あ…………え、っと…………!」
星守 天香 さいだいち……
星守 閃理
ショックなんてものじゃない…………。
というか、大嫌いな花って何?
星守 天香 ううん、好きな花ならたくさんあるけれど、嫌いな花、となると難しいわね。
星守 閃理 たとえば、夏を経て、好きだったひまわりが嫌いになってしまったとか、そういう感じでもいいのかな。
KP
ちなみに12月20日の誕生花はカトレア(花言葉は「魔力」、「魅惑的」)
7月30日の誕生花はニチニチソウ(花言葉は「楽しい思い出」)です。
あとは天香さんもお誕生日が分かっていたんでしたね。
3月28日の誕生花はヤマブキ(花言葉は「気品」「崇高」)です。
花言葉がぴったりですね。
星守 天香 まあ! ふふ、褒めても何も出ないのだわ。
星守 閃理
そう言われたら……カトレアが嫌い、と言うべきなのか?
choice[カトレアが嫌い,ひまわりが嫌いになった]
Cthulhu : (CHOICE[カトレアが嫌い,ひまわりが嫌いになった]) > カトレアが嫌い
……そう言う事にしよう。
KP 愛する人に対して【アイデア】をどうぞ。
星守 閃理
CCB<=90 【アイデア】
Cthulhu : (1D100<=90) > 71 > 成功
KP
【5】
貴方は、その人物に違和感を感じる。
本物ではない気が無性にするのだ。
見た目に違和感はない、ただ、根本的に何かが違うのだ。
いやけれど紛れもなくその人は、自分が愛している人なのに。
そう貴方が感じていると、愛している人は貴方を見て柔らかく笑い、
愛する人 「捕まえてみて」
KP と言う。
星守 閃理 「えっ……?」
KP
強い風が一度だけ吹き、目を瞬かせればその愛している人はいなくなってしまっている。
貴方はふと、足元を見た。
【4】
愛している人がいた場所に、貴方の好きな色に輝く貝殻が落ちていた。
星守 閃理 じゃあ、そうだな、どうせ輝くなら銀色がいいな。
KP では、その貝殻は銀色に輝いています。
system [ 星守 閃理 ] 貝殻 : 0 → 1
KP さて、貴方は愛する人を探しに行きますか?
星守 閃理
探しに、行こうか……。
違和感が引っかかるけど、もう一度会わない事には……それに名前も、思い出したいし……。
KP
【7】
貴方は、愛している人を探すため、辺りを見渡す。
貴方が今見える範囲では、左手側に古びた小さな塔があることがわかる。
星守 閃理 「また、塔……」
KP
【9】
貴方が古びた小さな塔を見に行く。
そうして鉄の扉に手をかけ開けようとすれば、ギィギィと錆び付いているようで中々開かない。
しかし少し力を入れて押せば、ようやく開く。
【10】
中に入れば枯れ果てた花畑が存在し、花の匂いはせず、全てが廃れてしまっている。
中央には螺旋階段が存在しており、床には本が散乱してしまっている。
そこを歩けば、枯れた花はすぐに散り、砕けることだろう。
星守 閃理 「前に来た時より、随分と荒廃しているような?」
KP 本に【図書館】を振ることが出来ます。
星守 閃理
CCB<=75 【図書館】
Cthulhu : (1D100<=75) > 48 > 成功
KP
【13】
貴方は次の内容の本を見つけることができる。
KP
『思い出せないことは、悪ではない。
おそらくそれは、忘れなければ耐えられないものであったのだ。
思い出すことは、悪ではない。
おそらくそれは、思い出さなければならないことであったのだ。
思い出したからといっても、それは永劫に続くものではない。
思い出とは、記憶の残滓にすぎないのだから』
星守 閃理 ここで、先ほどセリオさんが挙げた7月30日の誕生花の花言葉に刺されます。
KP 偶然ですよ、偶然。本当に。
星守 閃理 ……まあ、そう、ですよね。
KP
貴方が本を元の場所に戻せば、貴方の好きな色……銀色に輝く貝殻が落ちていた。
【16】
螺旋階段をのぼれば、激しい目眩を覚える。
ぐらりぐらりと視界が歪む。
星守 閃理 「う、ぐ……?」
KP
足を一歩一歩進めながら、階段をのぼればキラキラとした埃が舞い上がる。
そのキラキラと舞った埃を軽く吸い込んでしまい、貴方は咽せる。
星守 閃理 「ひゅっ……ぅ、げほっげほごほっ!!」
KP 目を細め、げほげほと咽せていると、狭い視界の、歪む視界の中に貴方の愛している人が視界にうつる。
愛する人 「…………」
星守 閃理 「あ、……」
KP
しかし、貴方が再び瞬きをした瞬間に、再び愛している人は消えてしまう。
消えた瞬間に、歪む視界は治ってしまっている。
【17】
貴方は二階にたどり着く。
貴方は、螺旋階段を上がり、この塔の二階へと到着した。
部屋の中は、ぼろぼろの真っ黒なカーテンが窓があるであろう位置にかけられている。
眩い光が、カーテンの隙間からもれている。
また、中央には木製の机があり、真っ白な埃の積もっている本が一冊置かれている。
天井からは、チカチカと光が点滅している豆電球が吊るされており、室内は薄暗い。
星守 閃理 空気が悪いな……とりあえずカーテンを開けよう。
KP
【18】
カーテンを開けると、海に不気味なほど綺麗な花々が浮いている。
空からは、小さな綺麗な花が雨のように落下してきている。
SANc 0/1
星守 閃理
CCB<=87 【SANチェック】
Cthulhu : (1D100<=87) > 87 > 成功
星守 天香 いちたりた! 出目が少し高いわ……。
KP
貴方は思わず、カーテンを閉めてしまうことだろう。
机と本を調べる事ができます。
星守 閃理 じゃあ、机から。
KP
【19】
木製の机は朽ち果て、触れればすぐに崩れてしまいそうになっている。
【20】
そして貴方は机の上の、真っ白な埃の積もった本を見る。
随分と古い本で、表紙は白い。
中を開けば、文字は掠れて読みにくくなっている。
【図書館】-30でどうぞ。
星守 天香 マイナス30!?
KP 正直私も驚きました。
星守 閃理 シビアって、そういう……?
星守 閃理
CCB<=(75-30) 【図書館-30】
Cthulhu : (1D100<=45) > 95 > 失敗
星守 閃理 あっ あぶない
星守 天香 通常の値でも余裕で失敗ね……
KP
貴方は目ぼしいものを見つけることが、できなかった。
【21】
貴方は、気を取り直して螺旋階段を上がる。
螺旋階段を上がるたび、耳鳴りと頭痛が酷い。
ぐらぐらと揺らぐ視界が、鬱陶しい。
星守 閃理 「うう……っく……酷いな、これ……」
KP 【POW*4】をどうぞ。
星守 閃理
CCB<=(16*4) 【POW】
Cthulhu : (1D100<=64) > 90 > 失敗
星守 閃理 出目……
KP
ではやがて、耳鳴りと頭痛、目眩は止むだろう。
【24】
貴方は最上階に到達する。
すると、床には貴方の知らない誰かの……、7人分の死体が転がっていた。
腹部からは、真っ赤な向日葵が伸びており、口からは何かの花の花弁が溢れている。
そうしてそれらの中、部屋の中心で、アンティークチェアに座り、優雅にすわり飲み物をすすっている誰かがいた。
その誰かの前には、アンティークデスクも設置されており、その上には貴方がよく知っている人物が大好きなお茶菓子……ケーキが並べられていた。
また、その人物の向かい側には誰かが一緒に座るためにかアンティークチェアがもう一つ、置かれている。
そうしてその人物は、貴方の大嫌いな花・カトレアをモチーフにした服を着ている。
そんな異様な光景を目にした貴方は、SANc 1/1d6
星守 閃理
CCB<=87 【SANチェック】
Cthulhu : (1D100<=87) > 28 > 成功
system [ 星守 閃理 ] SAN : 87 → 86
KP
貴方がなぜか動揺を隠せないままでいれば、貴方の大嫌いなカトレアをモチーフにした服を着ているその人物は、憎くも貴方の大好きな笑みを浮かべる。
そうして、
愛する人 「見つかっちゃった」
KP
と、貴方を見て愛おしそうな視線を向けることだろう。
しかし、貴方はその視線を向けられることに、違和感しか覚えないのだ。
そうして、その人物は言葉を続ける。
愛する人
「君が見つけてくれるのを、心の底から願っていた。
ささ、座って。君が好きな飲み物もお菓子もあるんだ」
KP
その人物は笑っている。
さて、貴方は、貴方の好きな銀色に輝く貝殻を幾つ所持していますか?
星守 閃理 2個、ですね。
KP
【28】
貴方は、『愛している人は、こんな笑い方をする人だっただろうか?』と首を傾げるだろう。
愛している人は、貴方の顔を覗きこむ。
愛する人 「どうしたの? 具合が悪い?」
KP
と言うように心配しているようだ。
貴方はふと、視線を床に逸らす。
【目星】をどうぞ。
星守 閃理
CCB<=93 【目星】
Cthulhu : (1D100<=93) > 70 > 成功
「ん……いや…………、」
KP
【35】
死体だと思っていたものは、すべて精巧に作られたマネキンであることに気がつく。
しかし床に転がっている死体、その中の一つに目が止まる。
それは、貴方の愛している人だった。
腹部からは真っ赤な向日葵が咲き、口からは真っ赤な花が吐き出されている。
星守 閃理
ねえ、ひまわりも嫌いになりそうなんだけど
ねえ!!!?
星守 天香 ま、まあ、大嫌いな花じゃなくて、よかったわ……?(処理的にも)
星守 閃理 「……!!」
KP
貴方の目から涙が流れる。
流れそれが床に落ちれば、そこから、貴方の大嫌いな花……カトレアが咲くことだろう。
SANc 0/1d4
星守 天香 夏に咲くひまわり、冬に咲くカトレア……
星守 閃理
CCB<=86 【SANチェック】
Cthulhu : (1D100<=86) > 45 > 成功
「う、う……君、君……!」
星守 閃理 名前で呼べないの不便過ぎる
星守 閃理B そうかな、そうでもないよ
星守 閃理 うん???
星守 天香 こらこらこら……お帰りあそばせB閃理さん
KP
貴方が愛している人に近づき、愛している人に触れれば脈があることに気がつくだろう。
そうして愛している人は、辛うじて生きているのだと実感する。
ヒューヒューと苦しそうに呼吸をし、瞳は光を灯していない。
星守 閃理 「まって、待ってよ、いかないで……」
KP
そうしているうちに、貴方は先程自分に話しかけてきた、貴方の大嫌いな花・カトレアをモチーフにした服を着た人物に顔を向ける。
その人物は、明らかに貴方の愛している人なのだが。
星守 閃理 「君は……本当に……僕の……?」
KP
【40】
貴方が貴方の大嫌いな花をモチーフにした服を着ている愛している人に、「誰か」と問いかける。
すると、その人物はクツクツと笑い出す。
愛する人?
「ああ、なんで、バレてしまったのだろうか?
いや、けれど、貝殻を頑張って集めたんだものね?
えらいね、称賛に値するさ」
KP そう言って貴方の愛している人の姿をした誰かは、愉快そうに笑っている。
星守 閃理 「君は……僕を騙したんだな……?」
愛する人?
「ああ、そんな目をしないでくれ。
君、無意識か意識的にはわからないが、今にも1人や2人、手にかけてしまいそうな顔をしているよ、怖い怖い」
KP 貴方の愛している人の姿をした誰かは、恍惚そうにそう、笑っている。
星守 閃理 「彼女の顔で、そんな事を言うな……!」
愛する人?
「あー怖い。
よし、それじゃあ、最後のゲームを始めよう」
KP 貴方の愛している人の姿をした誰かは、貴方に向かって、銀色のナイフを投げる。
愛する人? 「はい、刺して」
KP 貴方が、「誰を?」「刺す?」と呆然としていると、貴方の愛している人の姿をした誰かは、きょとんとしている。
愛する人? 「……ね? ああ、そうだ、特別大サービス。はい、扉」
KP 貴方の愛している人の姿をした誰かが指を鳴らせば、その人物の背後に両開きの扉が現れる。
愛する人?
「君の大切な子を放置してここから出ていくか、可哀想なその子を刺すか。
はい、選ばせてあげる。優しいでしょう?」
KP そう言ってそいつは、笑っている。
愛する人?
「ああ、僕を刺そうなんて考えないほうがいい。
うっかり、君に反撃して君に最期をあげちゃうかもしれないからさ?」
星守 閃理
「……絶対に許さない」
「お前も。あいつも。……僕自身も」
愛する人に手をかける。
KP
【51】
貴方が覚悟を決めると、貴方の好きな色に輝く貝殻が光り、貴方の好きな色……
光を乱反射させてきらめく、愛する人の瞳の色にも似た銀色のナイフへ形をかえる。
愛する人? 「はい! どーぞ!」
KP
愛している人の姿をした誰かは嬉々としながら、貴方に笑いかけている。
貴方はその男を無視し、ヒューヒューと苦しそうに呼吸をしている愛する人に、そのナイフを突き立てる。
星守 閃理
「ごめん、ごめんね……殺すものかと思っていたけど、こんな君を置いて僕だけ出て行くわけにはいかないんだ。
今、僕の手で、楽に……」
KP
突き立てたそこからは、血液の代わりに真っ赤な向日葵がはえる。
そうして愛している人の体は、真っ赤な花々に侵食され、愛している人は嬉しそうに笑い、最期をむかえた。
SANc 1/1d6
星守 閃理
CCB<=86 【SANチェック】
Cthulhu : (1D100<=86) > 92 > 失敗
1d6
Cthulhu : (1D6) > 6
星守 閃理 あっ……
system [ 星守 閃理 ] SAN : 86 → 80
星守 閃理
発狂したらどうなるのか見てしまおう
1d10
Cthulhu : (1D10) > 1
1d10 *10時間
Cthulhu : (1D10) > 7
長期だとしたら健忘症 70時間……約3日……
……採用しても?
KP
どうしてそういう事をするかな貴方は。
後遺症:波の音 が無いから忘れられるんですよね……。
KP
では……貴方はその刹那、目の前の人の事を忘れてしまう。
貴方は目の前の人物の事を、どう思うだろうか。
星守 閃理
「ごめんなさい……君の事、何も分からないけど、でも、どうしてか、君が愛おしい……」
「だから、痛い思いも苦しい思いも最小でいいんだ……」
「……おやすみ、愛してるよ……ずっとずっと、いつまでも」
星守 天香
フェティッシュと健忘症が合わさって、なんだかすごい事になってるわ……?
これが、融合……
KP
【62】
貴方が「愛している」と伝えれば、愛している人はハラハラと貴方の好きな色の粉になり舞う。
そうして、そこは、真っ白な花畑になる。
その花畑で、貴方は1人取り残される。
空は澄んだ青。雲ひとつない、美しい空。
そんな中、貴方の頬に自分の涙が流れ、そうして。
瞬く。
…
……
…………
【71】
貴方は、気がつけば綺麗な空が見えるカフェでお茶を飲んでいた。
そう言えば、貴方の親友である夜門十哉さんから「気になるカフェがある」と引きずられて来たのだった。
落ち着く匂いに囲まれて、どうやらうたた寝をしてしまっていたようだ。
空調はとても心地よく、天井はガラス張り。
店内が広く見えるような設計であるのだろうが、貴方にとってはとても心地が良かった。
カフェ店員 「あの、お客様」
KP 1人の店員が、貴方に声をかけてくる。
星守 閃理 「……はい、なんでしょう?」
カフェ店員 「お荷物を、貴方様宛に届いております」
KP
カフェに? そして、自分宛に?
差し出された小さなプレゼント箱。
それには、クラフトタグがつけられており、そこには貴方の名前が……「星守閃理様」と書かれていた。
貴方が小さなプレゼント箱を開ければ、そこには、光の加減で虹色に輝く銀色のペンダントが入っていた。
ペンダントは、貝殻でできているようだ。
丸いペンダントで、どうやら写真が入れられるように開けることができるようだ。
それを開ければ、中には写真は入っていなかった。
これは誰からの贈り物かと首を傾げていれば、貴方が頼んでいたデザートが運ばれてきたのだった。
「、……と伝えられるのか。」 END3
シナリオクリアです。お疲れ様でした。
星守 閃理 はい……。お疲れさまでした。
KP
<END3>
シナリオ生還における1d6のSAN回復。
「貴方にもう一度、」で発症した後遺症が、全てが完治している。
(対象の後遺症:波の音)
AF
貝殻でできたペンダント
貝殻でできた丸いペンダント。中に写真が入れられるようになっている。
持っていると、何故か安心する。
<シナリオ詳細>
ニャルラトホテプの実験の続き。
「前より楽しいかな? なんてね?
ああ大丈夫、マネキンに混ざっていたのは、僕が作った幻だから」
星守 閃理 ちょくちょくちょっかいを掛けてくるな……
KP
■成長
目星1
図書館1
聞き耳1
星守 閃理
1d6 生還報酬
Cthulhu : (1D6) > 3
system [ 星守 閃理 ] SAN : 80 → 83
星守 閃理
CCB<=93 【目星】
Cthulhu : (1D100<=93) > 56 > 成功
CCB<=74 【聞き耳】
Cthulhu : (1D100<=74) > 86 > 失敗
1d10
Cthulhu : (1D10) > 2
聞き耳 74 → 76
CCB<=75 【図書館】
Cthulhu : (1D100<=75) > 16 > 成功
星守 閃理 中々SANが減らないなあ
星守 天香 先ほどかなり回復してしまったものね……減少値合計としてはだいぶ減ったとは思うのだけど
KP それではお次は「月下に咲くキミ」ですね。
星守 閃理 えっ…………??
KP
さあ、お部屋を移動いたしましょう。
ほらほら、参りますよ、ミスター。
星守 閃理
ああもう……待ってください、セリオさん。
……こちらは一旦〆るようだね。
改めて、お疲れ様でした。