KP
クトゥルフ神話TRPG 第6版
【十日の菊、送る野辺無し】
KP
ポットラックパーティー企画 2022
「食虫」×「不気味な村」
【概要】
必ず山道で立ち往生し、山の中の村に泊まることになります。
その前提に合う探索者であれば誰でもどうぞ。
推奨技能:目星、聞き耳
非推奨:低POW、低SAN値
ロスト率:中~高
【シナリオ傾向】
・村クローズド
・ホラー寄り
・理不尽展開あり
・R15G
・探索重視
KP
「十日の菊、送る野辺無し」
KP:けみかえる
PL:けみかえる
PC:団子智樹
仮想卓、開始。
団子 智樹 よ……よろしくお願いします。
団子 讃飾
お疲れ様です!
私は何となく大丈夫そうやけど、よもちゃん虫って……?
団子 智樹
さんちゃん。……僕かあ……。
山にはよく入ると思うんだけどね……。
choice[好き,退治はできる,見るくらいなら平気,苦手] (choice[好き,退治はできる,見るくらいなら平気,苦手]) > 退治はできる
……うん。虫よけ対策はする、かな……。
変なのに噛まれて、病気になっても事だしね……。
団子 讃飾
えらい! それにしても、食虫かあ……。
それこそ病気にならないようにしねま。
団子 智樹
うん……気を付ける……。
仮想卓だけど、頑張って、生きて帰りたいね……。
KP
【導入】
夏から秋へと移ろい、次第に肌寒さが忍び寄る季節。
現在の時刻は15時過ぎ。
夏を過ぎるとあっという間に日が暮れる。
遊びか仕事か、何か用事のあった貴方……
団子智樹は、普段は通る事のない山を通っていた。
団子 智樹
choice[趣味,仕事] 今日は…… (choice[趣味,仕事]) > 趣味
……じゃ、じゃあ、また、懲りずに行った事のない土地に行って
あれこれ史料を見てきたのかもね……
団子 讃飾
少しは元気になってえかったねえ
よもちゃんの話しぶりからして、大部分は煤宮くんのお陰ですね。
団子 智樹 うん……本当に。
KP
あまり急なカーブもなく、平坦で緩やかな坂道の続く、比較的走りやすい道。
変り映えのしない風景に思考がぼんやりと滲んでいくのを、どうにか振り払う。
まだまだ山道は続きそうだ。
日が暮れる前に降りれるだろうか?
【アイデア】をどうぞ。
団子 智樹 CCB<=75 【アイデア】 (1D100<=75) > 85 > 失敗
団子 智樹 わ……
団子 讃飾 珍しい……寝たらあかんざ!
KP
→成功
先程から、他の車と一台ともすれ違っていない事に気が付く。
いくら人気のない山道とはいえ、一台も見ないなんて事はあるのだろうか。
※アルワッサと村人による山道での行方不明者が増えている為。
元からあまり往来の多くない場所であること、地元では話題になっているので、知っている人間は近寄らない。
探索者によっては<アイデア>半分で「行方不明者が増えている」という情報を知っていても良い。
※村の中でも得られる情報の為、無理して開示する必要はない。
KP
では貴方は少しぼんやりしていた
あるいは用も済んだので早く帰りたいと思っていたのかもしれない。
ともあれ、何も思いつく事は無かった。
暫く車を走らせていると、ふと腹の底に響くような重い音が耳に届く。
何の音かと周囲を見回すと、少し先の道路に
パラパラと幾つかの石と土が山肌を滑り落ちているのが目に入った。
脳が理解するよりも早く、危険を察知した体が急ブレーキをかける。
ガガガッという激しい音と振動、そしてそれと同時に目の前に岩石が転がり落ちてきた。
【幸運】をどうぞ。
団子 智樹 CCB<=80 【幸運】 (1D100<=80) > 98 > 致命的失敗
団子 智樹 わわ……
団子 讃飾
よ、よもちゃーーーん!?!?
わ、私が前に出て岩石を……(?)
CCB<=(18*5) 【STR】??? (1D100<=90) > 73 > 成功
団子 智樹
え、えらい……ありがとね、さんちゃん……
さよなら……
団子 讃飾 こらーっ!
KP
衝突音と強い衝撃が貴方を襲う。
落ちてきた岩石に衝突したのだと、貴方は全身を襲う激痛の中理解するだろう。
痛みは酷いものの、幸い骨は折れていない様だ。
HP-1d3(ファンブル処理で固定値+1)
KP
→成功
衝突音と鈍い衝撃が貴方を襲う。
間一髪、ブレーキが間に合ったようで、車は岩に前面が多少ぶつかっただけで止まった。
貴方自身もエアバックが作動したおかげで、多少の打ち身は荒れど大した怪我はない様だ。
団子 智樹
「……っ!! い、っ……」
1d3+1 (1D3+1) > 2[2]+1 > 3
system [ 団子 智樹 ] HP : 13 → 10
団子 讃飾
わーんよもちゃん……!!
うう、応急手当初期値だなんて……私がよもちゃんの治療を遠隔で……
CCB<=85 【応急手当】 (1D100<=85) > 82 > 成功
1d3 気休め (1D3) > 1
本当に気休めでした……ファンブル分だけ……
団子 智樹 お、おちついてさんちゃん、生きてるし……
KP
ふらふらと車を降りると、目の前には大小様々な岩石が道を塞ぐように散らばっていた。
どうやら落石に巻き込まれてしまったらしい。
一つ一つの大きさ自体は巨大と言うほどでもないが、それでも直撃していれば大怪我は免れないだろう。
もしブレーキを踏むのがあと一歩でも遅ければ、巻き込まれていたに違いない。
嫌な想像が頭をよぎり、冷や汗が背中を伝った。
SANc 0/1(ファンブル処理で固定値+1)
団子 智樹 CCB<=85 【SANチェック】 (1D100<=85) > 97 > 致命的失敗
団子 讃飾 ……よもちゃん……????
system
[ 団子 智樹 ] SAN : 85 → 84
[ 団子 智樹 ] SAN : 84 → 83
団子 智樹 「うう……痛い……死ぬかと思った……」
KP
この場でできる事は次の通り。
必ずしも行動する必要はなく
行動し終えた段階で次のシーンへ進む。
KP
【探索可能箇所】
・車
・岩石
・周囲
・(宣言があった場合)電話を掛けようとする
KP
※大した情報は出ないため、RPや状況次第では省略しても構いません。
現状、自力で山道を降りる事は不可能だという事を探索者に思わせる為の情報。
団子 智樹
順番に見ていこうね……
車、爆発しないよね……?
KP
◆車
【目星】をどうぞ。
団子 智樹 CCB<=87 【目星】 (1D100<=87) > 95 > 失敗
団子 智樹 もうだめだ……びえ……
団子 讃飾 しっかりしねま!!
KP
凹み、傷がついているものの、大破というほどではないだろう。
しかし運転に問題がないかどうかはわからない。
少なくとも、今はむやみに動かすべきではないだろう。
KP
→成功
凹み、傷がついているものの、大破というほどではないだろう。
エンジンは現在かからない。
道路上の落石をどかすことができれば、なんとか山道を降りる事ができるかもしれない。
団子 智樹
「思ったよりは壊れてない……?
うーん……痛い方が強いな……」
治療を試みようとするかな……(出目に怯えながら)
KP 応急手当、どうぞ。
団子 智樹 CCB<=30 【応急手当】 (1D100<=30) > 4 > 決定的成功/スペシャル
団子 智樹 ????
団子 讃飾 ?????
KP
えっ……えらいね……?
クリチケをどうぞ。
回復行為のクリティカルは2d3回復です。
system [ 団子 智樹 ] CT : 0 → 1
団子 讃飾 しかも初期値成功だから成長……!
団子 智樹 ら、乱数調整だった……?
団子 智樹 2d3 (2D3) > 3[2,1] > 3
system [ 団子 智樹 ] HP : 10 → 13
団子 讃飾 ピッタリ回復……えらい!!!
団子 智樹
「……ふー、な、なんとか動けそう……」
気を取り直して、岩石を見てみよう。
KP
◆岩石
大小様々な落石が道路を遮る様に転がっている。
山の斜面を見れば、それらが転がり落ちてきたせいだろう
一部土がむき出し、所々窪みが出来ていた。
【目星】をどうぞ。
団子 智樹 CCB<=87 【目星】 (1D100<=87) > 46 > 成功
KP
落石の数はかなり多く、一人では道路から全てをどかすことは難しいだろう。
人手があれば、どかすことができるかもしれない。
【知識/2】、【アイデア/2】を振る事もできます(それぞれ別情報)
団子 智樹
CCB<=85/2 【知識】 (1D100<=42) > 95 > 失敗
CCB<=75/2 【アイデア】 (1D100<=37) > 95 > 失敗
団子 智樹 95が二回……
団子 讃飾 今日出目に弄ばれてる……?
KP
<知識>/2
→成功
落石は大きく分けて「抜落ち型落石」、「はく離型落石」に分類される。
「抜け落ち」は「落石」となる岩塊や礫などの周りが風化・浸食される事で発生し、
「はく離型」は不連続面に囲まれた岩塊、岩片が浮いた状態になっている地質状況
つまり急勾配の斜面に発生しやすい落石だという事を知っている。
しかし、この山の斜面はどちらにも当てはまらないように思える。
<アイデア>/2
→成功
誰かが人為的に行ったものではないか?
しかしこんな山に意図的に落石を起こすような人はいるだろうか?
団子 智樹
「うーん……まさしく立ち往生……」
周囲を見てみよう。
KP
◆周囲
「秋の日は釣瓶落とし」という言葉を表現するかのように、周囲は既に薄暗くなってきている。
一時間もすれば、明かりの無い山道は真っ暗になるだろう。
それまでに落石をどかし、山道を降りる事などできるのだろうか。
ざわざわとした不安感に
SANc 0/1
団子 智樹
CCB<=83 【SANチェック】 (1D100<=83) > 93 > 失敗
「まずいかも……」
system [ 団子 智樹 ] SAN : 83 → 82
KP
また、一人で歩いておりるのも難しいとわかってよい。
周囲の情報は以上です。
団子 智樹
「だ、だめだ……さんちゃん……に此処まで来てもらうのはあれだし
フォロワーか誰かに助けてもらおうかな……」
けろったーを覗こうとするよ
KP
持っていたスマホを取り出し、電話で助けを求めようとする。
しかし画面を見て見ると、電波部分には「圏外」と表示されていた。
充電はあるものの、外部に連絡を取る事は不可能だろう。
団子 智樹 「わ、わあ……僕の生命線……ぐす……」
KP 【村人の接触】
KP
ヒグラシの声がやけにうるさい。
冷えた風が吹き、ざあっと周囲の木々が揺れる。
それがどうにも不気味で、この山道に自分が一人きりでいるという孤独感と不安感を増幅させた。
この大量の落石を暗くなる前に1人でどうにかして山を降りるなど、ほぼ不可能だろう。
途方に暮れていると、不意に背後から声が掛けられた。
男性 「何かお困りですか」
団子 智樹 「ひえっ」
KP
顔を向けると、そこには1人の男。
作務衣を纏い、背中には人ひとり入りそうな背負い籠を背負っている。
彼は貴方にそう声を掛けた後、車と落石の方を見て「ああ」と納得したように頷いた。
男性
「落石で通れなくなってしまったんですね。
此処は落石が多いですから……災難でしたね」
団子 智樹
「あ、こ、こんにちは……。
そ、そうなんですね……落石……」
男性
「ええ、地盤のせいか分かりませんが、落石が多いんです。
よく立ち往生している方を見かけるので、こうして気が付いたら声をかけているんです」
「落石が多いと言っても、私達の村には被害は無いですし
其方の方々が大きな車で退かしたりしてますから、あまりこちらは落石には関与してません」
KP 【アイデア】をどうぞ。
団子 智樹 CCB<=75 【アイデア】 (1D100<=75) > 16 > 成功
KP
落石が多発する場所では「落石注意」の標識が立っているはずだ。
しかしここに来るまでに看板は立っていなかった。
ということを貴方は思い出す。
KP
※落石を起こし始めて数か月の為、看板は立てられていない。
※また、落石の原因は自分達であるため、心理学を振られた場合は「なにか心当たりがある」と気付くかもしれない。
だが、それに関しては深く聞いても「その分野に詳しくないので」「動物が悪さしたんですかね」等と躱してしまう。
追求される場合は話を逸らすのが吉⇒【村へ誘う】
団子 智樹
「へ、へえ……。
村ってこの近くなんですか……?」
男性
「ええ。少し歩いた先にある、小さな村です。
外部とは殆ど関わりはないので、知らなくても仕方ないと思います」
男性
KP
※事前にこの辺りを調べている場合、あるいは<アイデア>/2で
「地図にはこの付近に村があるという記載はなかった」と気付いてよい。
「殆ど」と言うのは、稀に招き入れる外部の人間からある程度の情報等は得ているからだ。
団子 智樹
「そ、そうですか……。
あの、今日はお仕事……ですか?」
男性 「山菜を取りに来ていたんですが、先程大きな音がしたので様子を見に来たんです」
KP
貴方が気にする様であれば、背負い籠を見せてくれる。
中には山菜が入っている。
KP
※山菜を取りに来たのは本当。
そのついでに近くを通った探索者を足止めしようと落石を起こした。
尚、一人で起こした訳ではなく、複数人の村人と共に実行した。
他の村人は先に村へ戻ったり、山菜採りに戻ったり。
団子 智樹 「わ、わあ……そうだったんですね……」
KP
・地図に載ってないが?
「名前もないような村ですから。
ひっそりと暮らしてるだけなのに、そんなものに載せる必要がありますか?」
※本人達は本当に普通に生活しているだけ。
心理学を振った場合も本当の事を言っているとわかる。
・落石をどかすのを手伝ってほしい
「手伝いたいのはやまやまですが、もうすぐ日が落ちて真っ暗になります。
私も村に帰らないといけませんし、今手伝うのは……」
<アイデア>
→成功
彼一人に手伝ってもらっても、かなりの時間がかかるだろう。
日が暮れるまでに時間がない事もあり、今行動するのは難しいとわかる。
※<心理学>で、言葉には嘘はない事はわかる。
クリティカルで村に連れて行きたいと強く想っていることがわかっても良い。
上記について疑われた場合、「外の方に会うのは珍しいので、是非外の話を聞かせてほしいと思って」とごまかす。
危害を加えるつもりはなく、あくまでも村の仲間に加えようと言う魂胆。
なので、敵意などは持っていない。
団子 智樹 こ、これ以上何話したらいいんだろ……(コミュ障)
KP ◆村へ誘う
KP 男は少し思案したのち、再び口を開く。
男性
「よければ、私の村に来ますか?」
「この辺りはすぐに暗くなりますし
一晩明かすくらいであれば寝床も食事も用意できます」
「どうでしょう?」
KP そう提案し、にこりと人の良さそうな笑みを浮かべた。
KP
※断る事も可能ですが、その場合は近くで潜伏していたレンの蜘蛛に襲われてロストとなる。
車で寝泊まり出来るとはいえ、真っ暗な山の中で一人で寝泊まりするのは危険だ、等とKPは村へ行く様にPLPCを誘導してほしい。
どうしても村へ行かない場合⇒END-E(強制ロスト)
団子 智樹 「え、……そ、……いいんですか……?」
団子 智樹 すっごく怪しいよ~~ とは思ってる……
KP ◆村へ案内してもらう
KP 男は「ええ、暗くなる前に行きましょう」と山へ入っていく。
団子 智樹 「わっ、……よ、よろしくお願いします……」
KP
案内があるとはいえ、既に暗くなりつつある山に入るのは抵抗があるかもしれない。
しかし躊躇っている間にも、男は山を登っていく。
渋々か、或いは村へ向かうという現状に胸を高鳴らせているのか。
兎にも角にも、貴方も男の後を追って山へと足を踏み入れる。
山は鬱蒼としており、陽が沈みかけているせいもあるだろうが、周囲は暗闇に包まれ殆ど見えない。
しかし目の前を歩く男は、この暗闇でも迷うそぶりを見せず進んでいる。
どうやら、この辺りに住んでいるというのは本当らしい。
今は目の前の男を見失わないよう、ついていく他ないだろう。
【目星】をどうぞ。
団子 智樹 CCB<=87 【目星】 (1D100<=87) > 9 > スペシャル
KP
山道を進んでいる途中、木々に目立つ色の布が巻き付けられているのが見えた。
男はこれを目印に、山を進んでいるようだ。
KP
※男に聞くのであれば「村で作った布を目印代わりに巻いている」と答える。
村では女性は機織りを生業としており、衣服などの布製品には困らない。
原材料などに関して聞くのであれば、そこまでは知らないと返す。(村で出る情報)
また、此処で目星の情報を手に入れている場合、最後のチェイスで補正が入る。
団子 智樹
(なるほど……迷いやすい山ではあるのかも……)
布を見つけてからはいくらか落ち着くかな。
とはいえ、はぐれないようについて行くよ。
KP 【村に入る】
KP
山に入ってどのくらい歩いただろうか。
暗闇の中、ひたすら足を動かしていると、遠くに明かりが見えた。
「あれが村です」と男が呟く。
まだ見ぬ村とはいえ、目的地につけると思うと足取りが軽くなる。
更に数分程度歩くと、漸く村へとたどり着いた。
村の入り口と思しき場所には左右に煌々と燃える松明が設置されており、内部にも至る所に松明の光が見える。
どうやら電気は通っていないらしく
現代社会に慣れている貴方にとっては些か不便な印象を受けるだろう。
男は貴方にも入ってくるように目で促すと
村の中へと入っていき付近で作業をしていた人達に声を掛ける。
男に気付いた村人達も口々に「おかえり」と返事を返す。
そして、視線は貴方の方へと向けられた。
全員が驚いたように目を丸くした後、男と同じように
「おかえりなさい」と親し気に話しかけてきた。
【アイデア】をどうぞ。
団子 智樹 CCB<=75 【アイデア】 (1D100<=75) > 2 > 決定的成功/スペシャル
団子 智樹 わあ~~!?
団子 讃飾 冴えた!!
KP クリチケをどうぞ。
system [ 団子 智樹 ] CT : 1 → 2
KP
閉鎖的な山村は外部から来た人間に対して警戒心を抱くケースが多いが
ここの村は来訪者を歓迎する、好奇心の強い村のようだ。
KP
→失敗
見知らぬ人間に対しても「おかえり」と言ってくる村人達に
どことなく不気味さを感じる。
SANc 1/1d2
団子 智樹
「あ、えーっと、こんばんは……はじめまして……」
だよね……? と思いながら頭を下げる。
男性
「此方の人は、帰れなくなって困っていた所を連れてきたんだ。
巫女様は何処に?」
村人 「ああ、今は広場の様子を見ているよ」
男性 「そうか、なら行ってくる」
KP
男は村人と会話をした後、貴方についてくるように言い
多くの村人が集まる開けた場所へと歩いていく。
その中で、一際見目のよい女性に「巫女様」と話しかけた。
巫女様と呼ばれた女性は男の話を聞くと
「まあ」と上品な仕草で口元を押さえ、貴方に目を向ける。
巫女 「事情は分かりました。こんな山奥で大変だったでしょう……」
団子 智樹 「あ、いえ、……はい……どうも……」
チヤ
「わたくしはチヤ。ここの村長……と言っていいのかしら。
管理などを任されている者です」
「巫女と呼ぶ方も多いかしら。
貴方のことを、村を代表して歓迎します」
団子 智樹 「あ、ありがとうございます。……団子智樹と申します」
チヤ
「ヨモギさま。よろしくお願いしますね」
「ただ、今宵は少し特別な日でして、まだ食事には時間がかかります。
小さな村ですが、よかったら食事ができるまで見て回ってください」
「先にお休みいただく部屋へご案内しますね」
KP
そう言ってチヤは美しく微笑み、近くにいた女性に指示を出す。
女性は頷き、「此方へ」と貴方に促して歩き始める。
そして村の中では一番大きな家の離れの部屋へと案内されるだろう。
女性
「布団は押し入れの中に。
食事の準備が出来ましたら合図がありますから、広場の方へお越しください」
KP そう伝えて女性は部屋を出る。
団子 智樹 「あ、はい。わかりました。ありがとうございます……」
KP
※此処から探索が可能になる。
探索が終わり次第【宴】の描写へ移行する。
探索はこの一回の為、情報取り逃しには注意。
とはいえ特に重要な情報があるわけではないので、無理に取る必要はない。
PLが悩んでいたら伝えても構わない。
KP
【探索箇所】
◆現在いる部屋
◆大きな家
◆広場
◆村の周囲
◆村の奥
団子 智樹
とりあえず布団を出しておこう……。
今いる部屋を見るかな。
KP
◆現在いる部屋
2~3人が寝泊まりできそうな板の間だ。
電球はなく、窓の外から差し込む松明の炎と月の光だけが
部屋をぼんやりと照らしている。
気付けばもう月がでる時間帯らしい。
電気に比べれると薄暗く、松明の炎の揺らぎが
どことなく不安をあおるかもしれない。
しかし室内を調べたり寝泊まりするには十分な光量だ。
眠るにはやや明るすぎる、と感じるくらいには。
KP
<探索可能箇所>
・押し入れ
・窓
団子 智樹 流れ的には押し入れだね。
KP
◆押し入れ
一般的な押し入れだ。
襖を開けると、綺麗に畳まれた布団が数組しまってある。
寝る時はこの布団を使えという事だろう。
押し入れの情報は以上です。
団子 智樹
CCB<=(10*5) 【STR】よいしょ… (1D100<=50) > 52 > 失敗
ぼふん……
団子 讃飾
ああーっ、よもちゃん……!
CCB<=(18*5) 【STR】えいっ…… (1D100<=90) > 52 > 成功
団子 智樹
さんちゃん……!
へへ、おそろいの出目……(ふにゃ……
KP
◆窓
木枠の窓だ。
ガラスはなく、代わりに木製の格子が嵌められている。
【アイデア】をどうぞ。
団子 智樹 CCB<=75 【アイデア】 (1D100<=75) > 60 > 成功
KP
刑務所を連想させる窓だと思いつく。
自分はまんまと連れてこられ、もう逃げられないのではないのか?
嫌な想像をしてしまったことにより
SANc 0/1
団子 智樹
CCB<=82 【SANチェック】 (1D100<=82) > 13 > スペシャル
(……警戒しすぎかな)
とりあえず、いつものノリで様子や感じたことはスマホのメモに残しておくかな。
モバイルバッテリーも持ち歩いておこう……。
それで、大きな家を見てみる。
KP
◆大きな家
部屋を出ると、床の間と同じように板張りの廊下が伸びていた。
廊下の途中途中に幾つか扉が並んでおり、かなり広い家だとわかる。
【聞き耳】をどうぞ。
団子 智樹 CCB<=58 【聞き耳】 (1D100<=58) > 9 > スペシャル
団子 智樹 僕って意外と聞き耳高くなかったんだ……(自分でびっくり)
団子 讃飾 ほやねえ、典型的な目星図書館高めタイプ……
KP
女性のすすり泣きが聞こえる。
どうやらすぐ近くの扉の向こうで泣いているらしい。
→探索可能箇所に<贄の部屋>が追加
団子 智樹 えっ 物騒……
KP
→失敗
物音が聞こえた気がする。誰か人がいるのだろうか。
KP
<探索可能箇所>
・扉の開いている部屋
・贄の部屋
団子 智樹 これって……贄の部屋から行く場合の方が多いんじゃないかな……
団子 智樹 近くの扉をノックしてみる……?
KP
・贄の部屋
何の変哲もない扉の向こう側から、女性のすすり泣きが聞こえてくる。
誰かが部屋の中で泣いているのだろう。
鍵は掛かっていないようだ。
貴方がノックをすれば、すすり泣く声は止むだろう。
中へ入りますか?
団子 智樹 入ってみる……かな?
KP
木製の戸を開けると、部屋には二人の女性がいた。
片方が慰め、もう片方の女性が泣いていたらしい。
貴方に気が付くと、少し驚いた表情を浮かべ
涙をぬぐいつつ「どうかしましたか」と尋ねてくるだろう。
KP
<探索箇所>
・部屋全体
・女性
KP 部屋全体には【目星】を振る事ができます。
団子 智樹 CCB<=87 【目星】 (1D100<=87) > 36 > 成功
KP
自分が通された部屋(や先程の女性達が機織りをしていた部屋)に比べ
この部屋は綺麗な細工の棚や柔らかそうな布団が敷かれていて、上等に感じる。
KP
→失敗
棚や布団が置かれている。私室のようだ。
※この二人はアトラックナチャの娘である。
チヤの元に仕えており、共に村を管理する立場にいたが、アルワッサによって贄として選ばれた。
勿論洗脳はされていないため抵抗したが、村人達がそれを許さなかった。
また、逃げ出そうにも此処以外の場所を知らず
レンの蜘蛛も既に逃げている為自分達での対処法がわからず
どうしようもなく贄にされる今日までを泣いて過ごしていた。
団子 智樹
「あ、え、っと……こんばんは。
ここで一体何を……?」
女性
「ああいえ、大丈夫ですよ。私たちはチヤ様付きの者で……」
「……今回、贄として選ばれたんです」
団子 智樹 「えっ、に、贄……?」
女性
「昔から森の神に、村人を捧げる風習があるんです。
神を満足させれば、私達は安全に暮らしていけるんです」
KP
・神の名前は?
「名前は無いんです。私達が"神"と呼ぶのはその方しかいませんから」
・贄文化を否定する
「必要な事なんです。贄がないと困るのは"私達"なんです!」
・逃げれば?
「此処以外に私が暮らせる場所はありません。
それに、逃げたらチヤ様が一人に……」
※<心理学>を行うのであれば、「神を満足させれば安全に暮らせる」というのは嘘だとわかる。
それ以外の発言は嘘にならない程度にぼかして話しているので、違和感は覚えるかもしれない。
また、"私達"とは"アトラックナチャの娘"の頃を指しており、村人の事ではない。
KP また、女性たちには【アイデア】を振る事ができます。
団子 智樹 CCB<=75 【アイデア】 (1D100<=75) > 76 > 失敗
団子 讃飾 おしい……!
KP おー……【製作(服飾)】でもいいかもしれませんね。
団子 智樹 CCB<=85 【製作(服飾)】 (1D100<=85) > 76 > 成功
団子 智樹
な、なんか今日……連続して同じ出目が出ることが多い?
かれこれ三回目なんだけど……
KP
身に着けている服が、他の村人に比べて上質なものに感じる。
この村で地位が高い存在なのだろうか、と思うだろう。
団子 智樹
「ち、チヤさんのお付きでも、関係なく選ばれるんですね……
大変だ……」
団子 智樹
あんまり頭ごなしに否定するのも良くないと思っている。
僕が生贄にされても困るしね……(そんな気配はするけど……)
女性
「……私達の事は大丈夫ですから、もし村を見ていないのであれば見てきたらどうでしょう」
「変わった村かもしれませんが、いい所です」
KP そういい、貴方に部屋を出る様促してくる。
団子 智樹
「え、あ、はい……。さ、さようなら……」
じゃあ、部屋を出て……
村に出る前に、扉の開いている部屋に行ってみようかな。
KP
・扉の空いている部屋
廊下を歩いていると、扉が開いている部屋を見つける。
中を覗くと数人の女性が機織り機を使って作業を行っていた。
KP
<探索可能箇所>
・機織り機
・女性達
団子 智樹
「へえ、機織り機だ……
あっ、失礼します……」
僕としてはやっぱり機織り機が気になるかな。
思わず近付いて行って、女性たちに断ってから機織り機を見るよ。
KP
・女性達
貴方を見つけると、「おかえりなさい。外から来た人?」と気さくに話しかけてくる。
話を聞くことが出来そうだ。
・機織り機
木製の機織り機だ。
数種類の染められた糸によって、綺麗な布が織られている。
村へ向かう途中、木に結び付けられていた布と同じだと気づくだろう。
団子 智樹
「あ、は、はい。
ちょっと車……移動するための乗り物が、立ち往生しちゃって……一晩だけ……お世話になります」
「そ、それにしても、見事な布……ですね。
今は何を作っていらっしゃるんですか?」
女性
「あらそうだったの! ゆっくりして行くといいわ」
「作るのは……布製品ならなんでも。衣服とかね」
団子 智樹
「へ、へえ……いいですね……。
ぼ、僕も、普段は服を作る仕事をしてて……糸もいい糸なんですかね……」
団子 智樹 隙自語──
団子 讃飾 中国語……? ではなさそうやね……?
団子 智樹
え? へへ、違うよ……
「隙あらば自分語り」の略……
女性
「ええ。チヤ様が持ってきてくださるの。
染色は草花を使っているのよ」
団子 智樹 「ち、チヤさんが原材料を? ……まあ、そういうこともある、のかな……」
KP
※何処から調達しているかまでは知らない。
頼めば見せてくれるが、ぱっと見は普通の絹糸。カイコ? と聞くと何それ? と返ってくる。
※アトラックナチャの娘の糸。
・チヤ様?
「この村の村長であり巫女様よ。
綺麗で素敵な方で、此処の人達を大切にしてくれているの」
「ただ、最近は"あの件"のせいで……ねぇ」
「お元気がないのよね」
・巫女とは
「この村の神様をお祭りする人の事よ。一番偉い人なの」
「だから村長でもあり巫女でもあり……
巫女には神様が選んだ人しかなれないの」
「今はたった三人しかいないのよ」
・選ばれ方
「神様が私たちに与えた聖なる水を飲むの」
「普通はそのまま死んで神への供物になるけれど、稀にチヤ様の様に生き延びる人がいる。
その人が巫女として神の身の回りを世話するのよ」
・神とは
「この村には昔から祭られている神様がいるの。
女性が好きで、よく生贄を求めてくるの」
「代わりに、私達をあらゆる災いから守ってくださるのよ」
「食料にも困らず、穏やかに暮らしていけるのは神の御蔭なの。
チヤ様もそう言ってるわ」
・神の名前
「ア……、ううん、ごめんなさい。
私たちが簡単に名前を言って言い方じゃないのよ」
「それに、この村では神様って言えばそれで伝わるから」
※アルワッサ、アトラックナチャで混同させるため。KPは頭文字しか言わない方が良い。
今後の虫が出た時点でアトラックナチャを連想する人はいるだろうが、
現在の村の神はアルワッサである。
※村を管理してるのはレンの蜘蛛じゃないの?
→レンの蜘蛛も、アトラックナチャの娘も、アトラックナチャを崇拝してるので……
・"あの件"とは
「御付きのコが生贄に選ばれちゃったのよ」
「仕方ない事なのにね」
「素敵な事なのに」
※村人はアルワッサの洗脳により「生贄になる事は素晴らしい事」だと思っている。
その為話を聞いても躊躇わず話すし、「次は私かな」と楽し気に話し出す。
それに関しては指摘しても不思議そうな顔をするし、精神分析などでも戻る事は無い。
何が素敵かと聞いても「素敵な事だから」としか返ってこない。
贄について聞くなら、「あっちの部屋にいると思う」と教えてくれる。
→探索可能箇所に【贄の部屋】が追加(追加されていない場合)
女性
「此処はとても良い村よ。
貴方が良ければぜひ家族になってくれると嬉しいわ」
「いつでも待ってるわ」
KP そう良い、女性達は貴方を見送る。
団子 智樹
「えっ、か、家族……? えーと……
か、歓迎してくださって、ありがとう、ございます……」
ぺこ、と頭を下げてから部屋を出よう……。
KP
貴方が去った後も、部屋の中からは
「次は私が生贄になるといいな~」などという楽しそうな声が聞こえてくる。
大きな家の情報は以上です。
団子 智樹 ……。それじゃあ、外へ出て広場へ行ってみよう。
KP
【家を出る】
建物を出ると、明るい炎が貴方を照らし出す。
村のあちこちに松明が設置されており、電灯には敵わないものの
村の中を見て回るには問題ないだろう。
また、少し先に一際明るい場所があり、人が集まっているのがわかる。
先程案内される際に通った【広場】だろう。
◆広場
村の中心にある開けた場所だ。
チヤが「特別な日」と言っていたように、大勢の村人が集まり、何か準備をしているらしい。
KP
※特に情報はない。村人に話を聞ける
また、少し離れた場所には養鶏所や畑が見える。
そこでは鶏と野菜以外に主食の昆虫も育てている。
村人
「宴の準備をしてるんだよ。
今日は特別な日だからね」
KP 村人の一人が気さくに声を掛けてくるだろう。
団子 智樹 「あ、へえ……。チヤさんもそんな事おっしゃってました、よね……」
村人
「宴の時は全員が参加する決まりだ。もちろんあんたもな。
もし疲れているなら、準備が出来たら声を掛けるから休んでおくといい」
団子 智樹
「えっ、あっ……そっか、だから準備ができたら広場にって……。
わ、わかりました。多分大丈夫だと思うので、ちょっと散歩にでも行ってきます」
KP
※今後の【宴】イベントを見逃すことになり、チェイス時の逃亡経路を見つける際に技能判定が必要となる。
できる限りは参加させると良い。
部屋に行く場合、描写は適宜追加をお願いします。
・生贄と関係してる?
「そうだよ。神に生贄を捧げる特別な日だ」
・ひどい
「貴方とは文化が違うから仕方ないかもしれないな」
※罵倒されようが泣かれようが、まったく気にしない。
洗脳されているし普通なので。しかし意志を押し付けるつもりもない。
KP 去り際、村人から「村の外に出ないようにな!」と声を掛けられる。
村人
「この辺りはクマやイノシシが出るから、夜は危ない」
「もうすぐ飯の用意ができるから、あんまりうろちょろすんなよ」
KP
※嘘。アルワッサの鳴き声の影響で、周囲の動物は全て逃げてしまっている。
探索者を村から出さないため。
団子 智樹
「えあっ、は、はい。気を付けます……!
ありがとうございます……」
KP
◆村の奥
広場から離れ、やや薄暗い村の奥へと足を運ぶ。
薄暗いせいでわかりにくいが、森へと続く小路があるようだ。
一人で行くには既に日が落ちていて危険かもしれないと思うだろう。
KP
※【逃走チェイス①】で使用する逃げ道。現時点では探索は不可能。
村人は宴の準備で忙しく、また奥にある【祭壇】には近づけたくない為ついて行かず、引き留める。
PLが気にしている場合、探索不可能の旨を伝えても構わない。
(今後の展開に支障が出る為)
KP
◆村の周囲
村の周囲は柵がぐるりと張り巡らされていた。
自分が入ってきた入り口も既に柵が置かれており
柵には細い木片がいくつも吊り下げられていた。
【知識】をどうぞ。
団子 智樹 CCB<=85 【知識】 (1D100<=85) > 33 > 成功
KP
貴方は、これが「鳴子(なるこ)」と呼ばれるものではないかと思いつく。
細く切った竹筒や木片が柵に当たって音が鳴り
雀などの鳥を追い払う目的で使われてきた道具だ。
同様に、この柵を乗り越えたりしようとすると、音が鳴るだろうとわかる。
貴方は、鳴子に触れるだろうか?
団子 智樹 僕はあんまり不用意に物には触らないだろうなあ……。
団子 讃飾 好奇心はあるけど、探索には慎重やもんね
団子 智樹
触らないでおくよ。
音が鳴るって分かってるなら尚更……。
KP
【柵に触れる・鳴子を慣らす】
柵・鳴子に触れた時、カランカランと乾いた気の音が周囲に鳴り響いた。
予想以上に大きな音に、思わず固まっていると
村人達が此方へ走ってくるのが見えた。
<目星>
→成功
こちらへ来る村人の表情は、どの顔も「無」であるのが見えた。
まるですべての表情が抜け落ちたかのような
そんな村人達が無言で此方へかけてくる姿に少なからず動揺するだろう。
SANc(1d2/1d3)
→失敗
松明の明かりがあるとはいえ、ちらつくせいでよくわからない。
しかし、大勢の人間が無言で此方に駆け寄ってくる姿は不気味に映る。SANc(1/1d2)
貴方が動けないでいる間に、村人達はあっという間に貴方を取り囲む。
数秒の沈黙後、まるで止まっていた時が動き出すかのように
彼らの顔に表情が戻り、
「此処で何をしている」
「夜は危ない」
「鶏が逃げたのかと思っただろう」
「熊が来たかと思った」
と口々に話しかけてくる。
※探索者が逃げたかと思い、追いかけてきた。
探索者が一通り探索し終わっているのであれば
そのまま広場に連れて行き【宴】へ
KP
村の中を散策していると、広場の方からカーン、カーン、と木を叩く音が耳に届く。
どうやら宴の準備ができたらしい。
これから食事にありつけると意識した途端、腹がぐうとなる。
色々起きたせいで気が回っていなかったが
今の自分はひどく空腹で疲れている。
食事を取ったら早めに休み、明日に備えた方がいいだろう。
団子 智樹
「なんか……お腹、空いてきた……。寝たいな……」
広場へ……向かおう……。
KP
【宴】
木を叩く音に誘われるように広場へ向かえば
広場の中心には木材で組んだ大きな櫓に炎が燃え盛っており
周囲を赤赤と照らしていた。
既に大勢の村人が集まり
それぞれが食器を持って大きな鍋の前に列をなしている。
尤も明るい場所には、純白の美しい衣装に身を包んだ女性とチヤ
そして彼女の付き人であろう2人の女性が座り、村人達から声を掛けられていた。
【アイデア】をどうぞ。
団子 智樹 CCB<=75 【アイデア】 (1D100<=75) > 59 > 成功
KP
村長であるチヤより目立つ衣装を着ている女性が
大きな家で会った"贄"となる女性だと気付く。
KP
※【大きな家】で直接対峙している場合、本人だとわかってよい。
話しかけに行くことはできるが、特に受け答えはしない。
恐怖と緊張で固まっている。
KP
貴方がどうするべきかと考えていると
「あんたはこっちに座りな」と村人に席へと案内される。
席には既に料理が置かれており、貴方の為に気を聞かせてくれたのだとわかる。
料理は大きな葉で包み焼きにされたものと
水のようなお粥に何かの肉が入った2品のようだ。
KP
※早速手を付けようとすると
「チヤ様のお話が終わるまではダメだ」と隣に座る村人から止められる。
団子 智樹
「あ、ありがとうございます……」
大人しく座ろう……
KP
村人全員が食事を取って座った事を確認すると、チヤが音もなく立ち上がる。
そして、鈴を転がすような美しい声で、朗々と話し始めた。
チヤ
「皆さん、今日の宴の準備、さぞ大変でしたでしょう」
「急な事にもかかわらず、こうして豪勢な食事も
彼女の為に美しい衣装も用意していただき、この子も大変喜んでおります」
「そして、今日という素晴らしい日に、ダンゴ ヨモギ様が我々の元へと足を運んでくださいました」
「ヨモギ様にとっては不運だったかもしれませんが
せめて素晴らしい思い出となるよう、手厚くもてなしましょう」
KP そこで言葉を切ると、チヤは貴方の方へと視線を向けた。
チヤ 「おかえりなさい、ヨモギ様」
KP その言葉に続き、村人全員が貴方へ言葉をかける。
村人 「「「おかえり、ヨモギ」」」
団子 智樹 「えっ……」
KP 【POW*5】をどうぞ。
団子 智樹 CCB<=(16*5) 【POW】 (1D100<=80) > 7 > スペシャル
KP
ぐらり、と脳が揺れた感覚がするも、すぐにその感覚はなくなった。
村人達の表情、言葉、此方の反応を伺うような視線、全てに気味の悪さを感じる。
そもそも、此処は自分の帰る場所ではないというのに
何故「おかえり」なのだろうか。
SANc 1d2/1d4
団子 智樹
CCB<=82 【SANチェック】 (1D100<=82) > 23 > 成功
1d2 (1D2) > 2
system [ 団子 智樹 ] SAN : 82 → 80
KP
→失敗
その言葉を聞いた途端、ぐらり、と脳が揺れる。
何故か、この村が酷く居心地の良い場所の様に思える。
こんなにも彼らは、自分を歓迎してくれている。
此処が自分の帰る場所ではないのだろうか……?
SANc 2/1d5
※「セクメンケネップの言葉」を使用し、探索者をこの村にとどまらせようとしている。
POW*5に成功すれば、呪いにかかる事は無い。
※此処で発狂した場合、狂気内容は【村への執着】固定となります。
自分は此処にずっといたい、村人達と仲良くなりたい……etc.
この村をおかしいと思っている場合も
発狂したら「少し変わった文化があるが、それもまた良い事ではないか」と思い込みます。
この後に出てくる「虫入りの食事」の描写も変化するのでKPは適宜改変をお願いします。
※以下の食事シーンで発狂は解いてください。
食事をあまり摂取しないという事が【夜這い】の発生トリガーです。
※虫を食べる事を好むPCの場合は
「もっと食べて精力をつけてほしい」等と理由付けをして必ず【夜這い】イベントを発生させてください。
※【夜這い】が発生しない場合、アルワッサにそのまま捕食されます。(肉体的ロスト)
団子 智樹
「う、……? へ、へへ……?」
笑ってごまかす……? 方言なのかな……
KP 数秒後、チヤは貴方から視線を外すと、再び村人達に言葉をかける。
チヤ
「では食事にしましょう。
我らに糧を与えてくれる森の神に、感謝を!」
村人 「「「神に感謝を!」」
KP
それぞれが手にした木のコップを掲げると、村人達は一斉に食事へと手を伸ばす。
貴方も、漸く食事を取れることに安堵しながら、食物に手を伸ばすだろう。
サク、という軽快な音と共に、パイ包みが割れ、閉じ込められていた湯気が立ち上る。
それを口に運ぼうとし──その手は、ぴたりと止まった。
黒々と長く伸びた細い糸。
一見髪の毛にも見えるそれは、髪の毛であればまだましだったと思える代物だった。
──触覚、だった。それも一匹ではなく、たくさんの、虫の。
パイ生地に包まれて焼かれた虫たちが、ポロリ、ボトリと生地の中からあふれ堕ちる。
混入ではないという事は、嫌でも理解できてしまった。
自分の周りの村人達も、同じ料理を美味そうに咀嚼していたからだ。
これは、立派な料理だ。
"虫のパイ包み焼き"。
グロテスクなそれに、思わず吐き気がこみ上げた。
SANc 1d2/1d5
団子 智樹
CCB<=80 【SANチェック】 (1D100<=80) > 65 > 成功
1d2 (1D2) > 1
system [ 団子 智樹 ] SAN : 80 → 79
団子 智樹 「ひ、……」
KP
※発狂している場合、その虫入り料理すらもおいしそうに感じる為、SANcは発生しない。
SANcの※の一文を
「自分が口にしたことのない食事を食べる事への好奇心
村人達と同じものを食せる喜びを感じる」
などの描写に変えるといいかと思います。
※食事を口にするかどうかはPLに任せますが
正気のまま食べる場合は<POW*2>に成功しないと吐き出してしまう。
発狂状態で食べた場合も、口内に虫の甲殻や足が刺さった痛みで正気に戻る。
HP-1、SAN 1d2/1d5
団子 智樹 choice[無理して食べようとする,食べたくない…] (choice[無理して食べようとする,食べたくない…]) > 食べたくない…
団子 讃飾 よしよし……
KP 【食事を摂取しない場合】
KP
貴方が食事を前に止まっていれば、「食べないのか」と隣に座る村人が訪ねてくる。
その口の端から、虫の足がはみ出ているのが見え
思わず背筋をぞわりとしたものがよぎった。
この村では当たり前の食事なのだろうが、生理的な嫌悪感は抑えきれない。
「食欲がない」等と言い、やんわりと食事を辞退すれば
特に気を悪くするでもなく「早く寝てしまった方がいい」と勧めてもらえるだろう。
その言葉に甘え、貴方は一足先に部屋に戻る事になる。
団子 智樹
「ご、ごめんなさい……。折角用意していただいたのに……。
それじゃあ……」
KP ここで【目星】をどうぞ。
団子 智樹 CCB<=87 【目星】 (1D100<=87) > 12 > スペシャル
KP
ふと視線を感じる。
その方向に目を向けると、チヤが自分をじっと見つめていた。
貴方の視線に気が付くと、彼女はにこりと微笑んで手を振る。
何故か落ち着かない気分になり、すぐに彼女から目をそらしてしまう。
SANc 0/1
団子 智樹 CCB<=79 【SANチェック】 (1D100<=79) > 97 > 致命的失敗
団子 讃飾 よ、よもちゃん!?
団子 智樹 視線……こわい……(ぷるぷる……
system [ 団子 智樹 ] SAN : 79 → 78
団子 智樹
「ひえ、……」
そわそわびくびくしながら、今度こそ部屋に戻ろう……。
KP
貴方が広場から離れた時、ワッと村人達が騒ぎ始めた。
口々に何かを言っているが、一つ一つの言葉を上手く聞き取れない。
【聞き耳】をどうぞ。
団子 智樹 CCB<=58 【聞き耳】 (1D100<=58) > 60 > 失敗
団子 讃飾
おしい……!
でも失敗して良かったみたいやね……(カンペ読み
団子 智樹 そ、そうなんだ……よかった……
KP 誰かを励ますような言葉を口々にしているらしい、ということは分かる。
KP
→成功
「おめでとう」「役目を全うしろよ」
「何も怖い事じゃない」「すぐに良くなる」という言葉が聞き取れた。
どうやら、生贄の娘に声を掛けているらしい。
はっきりとはわからないが、漠然とした違和感を覚え
SANc 0/1
KP 【POW*5】をどうぞ。
団子 智樹 CCB<=(16*5) 【POW】 (1D100<=80) > 92 > 失敗
団子 智樹 ぉぁ……
団子 讃飾 よもちゃーーん!!
KP
その時、広場から一つの絶叫が上がった。
一瞬辺りが静まり返り、生贄らしい女性の声が村に響く。
女性
「いやよ!! どうして私が生贄なんかに!!」
「お願い、助けてチヤ様! 私、もう死にたくない!」
「私が管理する側なのよ!!!」
「あんなのは私の神じゃない!!!」
KP
しかし抵抗する女性はすぐに村人達によって抑え込まれ
そしてずるずると【村の奥】へと人の群れは移動し始める。
何度も助けを求める女性の声は、少しするとぷつりと途切れた。
先に殺されたのか、或いは口を押えられたのか。
どちらかはわからないが、あの女性の行きつく先は変わらないだろう。
KP 【POW*5に失敗している場合】
KP
生贄という風習は知識として理解していても
実際にそれらを見た事は無かっただろう。
しかし、いざこうして目の当たりにすると
「神に選ばれ、神に命を捧げる事は素晴らしい事ではないか」という感情が湧き上がる。
あの生贄がうらやましくも感じるだろう。
この村に残れば、いつかは自分も……。
そんな思いを胸に抱きつつ、貴方は部屋に戻り、眠りにつくことになるだろう。
団子 智樹
え、こわ……。
急にそんな欲求がわいたことにSANc入らないの……(きょろ……
団子 智樹
(……いいなあ、ってちょっぴり思っちゃった……。
最後まで役に立って、死ねることが分かってるもんね……)
KP
※遠くからアルワッサの鳴き声を聞いた際のPOW*5です。
失敗すると洗脳されて「生贄になりたい」という欲求を抱きます。
一時的発狂のようなものの為、イベント:【夜這い】時にはその欲求は消え失せます。
団子 智樹 ……寝よう。おやすみなさい……
KP 【夜這い】
KP
──ふと、意識が浮上する。
ぼんやりと薄目を開けるが、周囲はぱちぱちという松明の燃える音と
炎で照らされる薄暗い室内だけが広がっていた。
どのくらい時間が経ったのかはわからないが、少なくともまだ夜は明けていないようだ。
もう一度眠りにつこうと瞼を閉じた時、微かな物音が耳に届いた。
極力物音を立てないようにしているのだろうか
ゆっくり、ゆっくりと時間をかけて
貴方のいる部屋の扉が開かれようとしている事を理解するだろう。
SANc 1/1d2
団子 智樹 CCB<=78 【SANチェック】 (1D100<=78) > 65 > 成功
system [ 団子 智樹 ] SAN : 78 → 77
団子 智樹 こわ……目閉じとこ……
KP
【声を掛ける】
貴方が声を掛けると、ぴたりと扉が止まる。
「……起こしてしまいましたか?」
暗闇から聞こえる、鈴を転がすような声。
衣擦れの音を立てながら、チヤが姿を現した。
「ごめんなさい、ちゃんと眠れているのか気になってしまって……」
「わざわざ声を掛けて起こしてしまってもよくないと思って
こっそり様子を見に来たつもりだったんです」
綺麗に整った眉をハの字に下げ、彼女は貴方の元へと近づいてくる。
「もしよかったら、外の事を聞かせてもらえませんか?」
→一通りの会話後、イベント:【口移し】へ
※断られても容赦なく入ってくる。
アトラックナチャの娘なので、STRでは絶対に勝てません。
探索者に接近しないと後続のイベントが発生しないため、適宜改変をお願いします。
雑談を挟んで気を緩ませてからでもいいし、近付いたらすぐにイベント【口移し】へ移行してもよい。
【会話例】
生まれも育ちも村で、村以外の生活を知らないため
探索者が自分の生活の話をするなら興味を持って食いついてくる。
車の事であれば、山道を通る姿を見ているので多少の知識はある。
食べ物についてもほぼ無知。
甘味を渡したりすると子供の様に喜ぶ。
その場合、「お礼」と称して【口移し】へと移行するのもありだろう。
場合によっては探索者に惚れているような仕草を見せてもいい。
「口移しで虫を食べさせる」という目的を達成できるのなら、夜伽も厭わない。
彼女は探索者をこの村に引き留め
適当な女との間に子を産ませる為なら、何でもする。
※虫を食べさせたら逃げられるのでは? という点は文化の違い。
向こうからすればチョコを口移しするような甘酸っぱいものなので。
団子 讃飾 よもちゃん……危ない時は目を開けね……
KP 【声を掛けない・寝たふりをする】
KP
咄嗟に目を閉じ、寝たふりをする。
起きていることに気付かれてはいけない。
寝ていれば何も起こらないのではないか。
そんな考えは、部屋の中に侵入してきた足音によって打ち消された。
みし、と床を軋ませながら一歩ずつ、何者かがゆっくりと近づいてくる。
それはとうとう貴方の枕元までたどり着くと
そのままじっと此方の様子を伺っているようだった。
KP
※此処で声を掛ける・目を開ける等の行動を起こした場合
【声を掛ける】と同様の対応へ移行する。
◆【口移し】※食虫表現
【会話をしている場合】
貴方の話に耳を傾けていた彼女は、不意に貴方の頬に白い手を伸ばした。
KP
冷たい手が頬を撫でる。
人間の体温とは言い難い冷たさに固まっていれば、今度は冷たく柔いものが唇に押し付けられた。
ぬるり、と濡れたものが唇を舐め、口内へと差し込まれる。
鼻孔を甘やかな女の香がかすめ、抵抗の意志が揺らぐ。
この状況は決して受け入れられるようなものではないはずなのに。
団子 智樹 「ん、……!?」
KP
――瞬間、うぞりと口内に何かが侵入した。
舌ではない、複数、いや大量の何かが、女の口から自分の口へ、なだれ込んでくる。
硬く細く鋭い何かが頬の粘膜を、舌を引っかき、ぶにぶにとした土臭い何かが舌の上で蠢く。
ブブ、と鈍い羽音と共に上顎にぶつかり、そのまま口内を飛び回る小さな何か。
わかっている。
いや、わかっている事をわかりたくない。
脳が理解を拒んでも、肉体が反射的に女を突き飛ばす。
何の抵抗もなく体は離れ、其方の方を見るより先に貴方は口内のそれらを床に吐き出した。
唾液に濡れ、松明の炎で辛うじて見えるそれらは、案の定というべきだろうか。
白くでっぷりと太った幼虫。
唾液に塗れた羽をばたつかせる羽虫。
鋭い爪を持つ甲虫。
吐き出しても尚、舌に残る生臭さと土臭さ、口内を這い回る感覚に、ひくりと喉が鳴った。
SANc 1d3/1d5
団子 智樹
CCB<=77 【SANチェック】 (1D100<=77) > 34 > 成功
1d3 (1D3) > 3
system [ 団子 智樹 ] SAN : 77 → 74
KP 【POW*5】をどうぞ。
団子 智樹 CCB<=(16*5) 【POW】 (1D100<=80) > 48 > 成功
団子 讃飾 えらい!
団子 智樹 「うぇ、……ぁ゛……げほっ、げほげほっ……!」
KP
咄嗟に口元を抑え、必死に呼吸を整える。
床で蠢く虫から目をそらし、揺らめく炎の影を見つめていると
次第に嘔気は落ち着いて行った。
KP
→失敗
咄嗟に口元を抑え、必死に呼吸を整える。
しかし落ち着こうと息を吸うたびに、先程までの感覚が蘇る。
まずいと思った直後、ゴパッという音と共に吐瀉物がまき散らされた。
虫の上に、自身の半溶解の液体が被せられ、うぞうぞと汚物に塗れた害虫がもがく。
不快な酸っぱい匂い、理解不能な現状に
SANc 1/1d2
HP-1
団子 智樹 「ふ、う、ぅ……っ」
KP
苦味と酸味、ぬめついた糸が口の端から伝う。
口をゆすぐ水等あるはずがなく、必死に唾液を吐き出す。
視界の隅には、困惑したように口元に手を当てて此方を伺う女・チヤが映る。
何故、貴方の方が被害に遭ったような顔をしているんだ。
胸に沸く困惑、怒り、恐怖──それらを口に出そうとし、ふと気が付く。
KP
※ずっと村の中で生きてきた為、外の人間が虫を食べないという常識を知らない。
食事を取らない=精力が落ちてアルワッサに取り込まれる事を危惧し、食事を取らせようとした。
生きている虫なのは新鮮な方が美味しいと思って。
KP
今自分がいる部屋は、こんなにも暗かっただろうか?
電気の通っていない夜中の室内が暗いのは当たり前だ。
しかし、窓から差し込む月明かりと松明の炎で
それなりに明るかったはずなのに。
一度気になってしまえば、その好奇心に抗う事は難しい。
貴方が窓に目を向けると、窓の外は暗闇で
月や松明の明かりの代わりに赤く小さな光が幾つも光っているのが見えた。
一瞬の混乱の後、理解する。
窓の外が暗いのは、何者かが窓の外から部屋を覗き込んでいるからだ。
理解する。
暗闇から見える赤い光は、真っ赤に染った人間の瞳だ。
いや、正確には人間の目だけではない。
まるで赤く光る宝石なような目が、幾つも顔に存在していた。
いくつも、いくつも、いくつも。
理解、してしまう。
部屋の暗がりから此方を見つめるチヤの瞳も、真っ赤に光り輝いていることを。
SANc 1/1d3
団子 智樹
CCB<=74 【SANチェック】 (1D100<=74) > 91 > 失敗
1d3 (1D3) > 1
system [ 団子 智樹 ] SAN : 74 → 73
団子 讃飾 実質成功……! えらい!
KP 【アイデア】をどうぞ。
団子 智樹 CCB<=75 【アイデア】 (1D100<=75) > 43 > 成功
KP
窓の外に浮かぶ赤い人間の瞳は4つ、宝石のような目は14つ存在する。
どうやら二人の顔にそれぞれ8つずつ、瞳が存在するらしい。
まるで人に擬態した蜘蛛のようだ、と感じる。
SANc 0/1
団子 智樹 CCB<=73 【SANチェック】 (1D100<=73) > 34 > 成功
娘たち
「まぁ、チヤ様の給餌を断るなんて」
「せっかく集めたのよ」
「なんて失礼なんでしょう」
「チヤ様が悲しむに違いないわ」
KP
ひそ、ひそ、と窓の向こうから声が忍びこんでくる。
恐らく、チヤに付き添っていた娘達。
その娘らが、赤い瞳が、あなたのことを責めている。
何故? 自分は被害者だ、と思い、そして再び何度目かの理解をする。
此処は、自分の常識が通じる場所ではない。
チヤ
「二人とも、ヨモギさまを責めないで差し上げて」
「良かれと思ってしたことも、外の人間には恐ろしく映ってしまったのでしょう」
KP 鈴を転がす声が、貴方に近付く。
チヤ
「貴方の為に、したことなのです。」
「───わかって、くれますか?」
KP
8つの瞳が、貴方を見つめる。
脳が警告する。
このままここに居れば、確実に自分は無事では済まないだろう。
女は扉からだいぶ離れている。
今ならこの部屋から飛び出し、別の部屋に隠れることができるかもしれない。
KP
※もしこの場残る場合、男性探索者は村で種馬として扱われ、最後には喰われます。
女性探索者は孕み袋として、子を成せ無くなれば同じく喰われて死にます。
つまり確定ロストとなるので、PLにそれとなく伝えても良いです。
それでも村に残る場合はEND-Eへ
団子 智樹 「っ……! 分からないよ……ッ!」
KP
咄嗟に荷物を掴み、扉に向かって駆け出す。
不意を突かれた女は驚いて貴方に手を伸ばすも、その手は空を切る。
チヤ 「早く捕まえなさい!」
KP そんな声を背に、貴方は部屋を飛び出し、適当な部屋へと身を隠すことに成功した。
KP 【逃走チェイス①】
KP
【PL向け説明】
探索者の現在地は【大きな家】の部屋の一室。
此処から玄関まで向かい、外へと逃げれば逃走成功となる。
昼間に探索していない部屋も、幾つか調べる事は出来そうだ。
また、二人の娘達とチヤの三人が探索者を探して建物を徘徊している。
<忍び歩き><隠れる>などの隠密技能に成功すれば、気づかれず済むが
失敗した場合、探索者を見つけるかもしれない。
【逃走ルール】
・<目星>-20%を振り、玄関の場所を特定する。
・脱出または探索を行う場合は【DEX*5】か【隠密技能】を振り
成功すれば気付かれずに行動できる。
・見つかると攻撃される。
【探索可能箇所】
ランダムに移動する。
・部屋①
・部屋②
KP
【KP向け説明】
玄関から脱出すると【逃走チェイス①】は終了。
探索者が隠密技能に失敗した場合は、三人が<聞き耳>または<目星>を振り、
成功すると探索者を見つけて攻撃を行います。(not戦闘)
<回避>を行い成功すれば逃げられますが
失敗した場合は麻痺毒を浴び、身体系技能に-5%補正が掛かる。
ここで探索者が死んだり捕まる事は想定していないため、出目やステータスによって適宜調整をお願いします。
※三人の目星・聞き耳は全て25%。
また、<目星>-20%は、他の部屋を調べたりして時間を置けば何度でも挑戦可能である。
一度成功すれば、後は振る必要はなし。
<アイデア>で玄関の場所を思い出したりするのも良いだろう。
KP それではまずは【目星-20】をどうぞ。
団子 智樹 CCB<=87-20 【目星】 (1D100<=67) > 100 > 致命的失敗
団子 讃飾 わーーーっ!?
KP
おお……
この【目星-20】は、他の部屋を調べたりして時間を置けば何度でも挑戦可能です。
ひとまず、【DEX*5】または【隠密技能】に-20の補正でどうぞ。
団子 智樹 CCB<=(16*5-20) 【DEX】 (1D100<=60) > 51 > 成功
団子 智樹 うう……よかった……!
KP
貴方は暗がりの中パニックになりながらも
どうにか見つからないように部屋へ駆けこむだろう。
SAN-1(100ファン処理)
system [ 団子 智樹 ] SAN : 73 → 72
団子 智樹 (……っ、どうしよう、玄関の場所が分からない……っ!)
KP Schoice[①,②] (choice[①,②]) > ②
KP ◆部屋②
KP
部屋に入るとまず目に入るのは大量の書物だ。
どうやらここは書庫のようだ。
【図書館】を3回振り、成功した数だけ気になる書物を見つける事が出来る。
団子 智樹
CCB<=80 【図書館】 (1D100<=80) > 15 > スペシャル
CCB<=80 【図書館】 (1D100<=80) > 6 > スペシャル
CCB<=80 【図書館】 (1D100<=80) > 64 > 成功
KP ※必須の情報ではなく、あくまでも背景的なものなので、無理に取らなくて良い。
KP ではひとつずつ、順番に開示していきます。
KP
【村の歴史】
この村は百年以上前から存在する、小さな村である。
自給自足でひっそりと暮らしており、ほぼ完全に外界とは関わりが無いため
若者も街に出ていく事は殆ど無い。
アニミズム文化が存在するが、そういった供物を自然に捧げる文化はさほど珍しくもない。
彼らは「アトラック=ナチャ」という蜘蛛神を信仰しているようだが
実際にその姿を見たものはほとんどいない。
唯一、巫女と呼ばれる女性だけがその存在を知っている様だ。
また、この村には娯楽らしいものはなく、強いて上げるとすれば性交渉がそれに当てはまる。
夫婦という制度は存在せず、村ではよそ者だろうと家族だろうと
好みの相手と自由に性交渉を行う。
代わりに、決定権は女性にあり、女性側が嫌と言えば男性はあきらめるしかない。
男尊女卑の日本には珍しく、女尊男卑の文化があるようだ。
村では食生活も大きく異なってお
肉、魚、山菜のほかに栄養価の高い「昆虫」が重要な食糧として好まれているらしい。
KP
KP
【異邦の神】
非人間的な胴体から四つ脚の代わりに触手が生え
2メートル半ほどの歯のない開きっぱなしの口が短い首についている姿をした存在。
人間の耳では感知できない叫び声によって動物たちは逃げ
狂気に陥った人間はその存在を守る操り人形となる。
こいつが山に住み着いて以来、あの方がいなくなってしまった。
どうすればこいつを追い出せるのか。
KP
KP
【蜘蛛神について】
アトラック=ナチャ、私達が崇める素晴らしき存在。
その姿は巨大な蜘蛛に人の顔が付いたような姿をしているらしい。
私はあの方の知識でしか知らないが、いつか直接お目に書かれると信じている。
お忙しく、邪魔をされるのを嫌うとのことで
私には肉を育て続ける事しかできない。
歯がゆいが、あの方の食糧ともなるのだから、決してないがしろにはできない。
KP
この部屋の情報は以上です。
移動時に【目星-20】に挑戦することができます。
団子 智樹 CCB<=87-20 【目星】 (1D100<=67) > 99 > 致命的失敗
団子 讃飾 よもちゃん!?!?
KP
わあ……。
【DEX*5】または【隠密技能】に-10の補正でどうぞ。
団子 智樹 CCB<=(16*5-10) 【DEX】 (1D100<=70) > 49 > 成功
団子 智樹 逃げ足はちゃんとしてるのに……目が死んでる……
団子 讃飾 暗がりで作業したりゲームしたりして目が悪くなってるんじゃ……
団子 智樹 うぐ……
KP
◆部屋①
※チヤの部屋
KP
部屋に入ると、微かに甘やかな香を感じる。
どうやら女性の部屋の様だ。
KP
【探索可能箇所】
・机
・壁
団子 智樹 とにかく気を落ち着かせたくて……机を見るかな。
KP
◆机
机の上には、一冊の和綴じの本と、筆、硯が置かれている。
どうやら本はこの部屋の主人の日記の様だ。
長く書かれているらしく、よく見ると他にも似たような冊子が何冊も並べられているのがわかる。
・日記
中身は美しい行書体で書かれている。
日付は書かれておらず、大まかな季節しか記載はない。
全ては読めないが、幾つかの気になる文の書かれた古い冊子見つけることができる。
KP
【古びた日記】
<ふきのとうの日>
とうとう私が生贄として選ばれました。
ずっと私達を守ってくださっていた神様の血肉となれるなら、これ以上の幸せはありません。
村の人達も自分の事の様に喜んでくれました。
今日から7度目の夜、儀式の場へと行くそうです。
神様においしく食べていただけるよう、誠心誠意身体を綺麗に保たなくては。
<タラの芽の日>
ふきのとうの日から7つの夜が来ました。
私の為に、村の女性達が綺麗な服を作ってくれました。
此処ではあまり糸が作れないから、服を作るのは大変なのに。
私はこの服を着て、神様の元に向かおうと思います。
みんな、さようなら。神様の元で、私も皆を見守っています。
<儀式の日>
儀式は終わりました。私は神に捧げられ、その血肉となるはずだった。
ですが私は生きています。巫女になるのだと言われました。
村長も村の人も、こんなことは初めてだそうです。
混乱しています。でも理解もしています。
私達はただの肉です。
<こごみの日>
今日から正式に巫女として任命されました。
私の事を疑う人もいましたが、実際に私が神に見初められた瞬間を見ていた人たちの御蔭で
わかってもらえました。
これから私がする事は一つ。
この村を管理し、肉質を保つ事。
子を産ませ、肉を増やす事。
この村は、神の為の牧場だったのです。
普通の贄であれば、神の毒を飲んで死ぬはずが、私は偶然にもその毒を飲んで変異し、生き延びた。
私はチヤ。神に仕える娘。
いあ、いあ、アトラック=ナチャ!
KP
現実離れした内容に、豹変したチヤの姿を思い出す。
この村に居ては危険だ。はっきりとした身の危機を感じ
SANc 1/1d2
団子 智樹 CCB<=72 【SANチェック】 (1D100<=72) > 25 > 成功
system [ 団子 智樹 ] SAN : 72 → 71
KP
また、比較的新しい冊子も見つける事が出来る。
これは最近書かれたものらしい。
KP
【新しい日記】
<ヤマグワの日>
最初は大変だった村の管理も、今ではもう慣れたものです。
長く管理するうちに、私以外の見初められた子達も増えて
その子たちに手伝ってもらって、次第に人口も増えてきています。
稀に迷い込む外の血の御蔭で、肉質が落ちずに済むのも幸運です。
もう少し人口が増えたら、別の場所に引っ越すのもありかもしれない。
いつか外の世界に視察に行きましょう。
<シソの日>
どうして。あの方がいなくなってしまった。
私達だけでもやってはいけるけれど、でもいったいどうして。
見捨てられてしまったの?
<イワタバコの日>
あの方がいなくなってすぐ、あいつが現れた。
あいつは、なんの躊躇もせずに現れ、そして気味の悪い鳴き声を上げた。
村人達はその声と姿を見て、何を思ったのかそいつが神だと言い始めた。
洗脳されたのだとすぐにわかった。
馬鹿な人間達は、どんなに私が言って聞かせても理解しない。
あいつは神に成り代わり、この村を食い漁る気だ。
<ヤマモモの日>
あいつは頻繁に生贄を求めるようになった。
そんなに食べたら繁殖が追い付かない。この村は崩壊する。
どうにかしようと裏で動いていることを知られたらしく
私の仲間が次々に生贄に選ばれる。
逃げようとしても洗脳された馬鹿な村人達に抑えられ、逃げられない。
それに逃げたとして、私達はこの村以外の生き方を知らない。
私の村が、世界が、壊れていく。
どうしたらいいの?
KP
※「あの方」=「レンの蜘蛛」
「あいつ」=「アルワッサ」
KP 机の情報は以上です。
団子 智樹
(チヤさん……。……この村は崩壊寸前なんだ……)
でも、僕も襲われた以上何もすることはできない……。
壁を見てみるよ。
KP
◆壁
部屋の壁には、1枚の絵が飾られている様だ。
墨で書かれたもので、この暗闇の中では目を凝らさないと良く見えない。
見ますか?
団子 智樹 見……るよ。僕なら。
KP
貴方はその絵をじっと見つめる。
暗闇の中、ぼんやりと見えてきたのは、巨大な生き物の姿だ。
薄黒いそれは、どうやらうずくまっている人間ほどの大きさだが
蜘蛛のような長い手足が伸びている。
そして、そのしゃがみこんだような形の黒い体に、顔のようなものがついているのを見る。
顔は下の方、すなわち節のある何本もの足の間についているのだった。
小さな狡猾そうな目が、絵の中から此方を見つめている。
巨大なクモ神、アトラック=ナチャの絵を見たことにより
SANc 1/1d4
KP ※実物ではなく絵なので、SANcは低め。
団子 智樹 CCB<=71 【SANチェック】 (1D100<=71) > 65 > 成功
system [ 団子 智樹 ] SAN : 71 → 70
KP この部屋の情報は以上です。
団子 智樹
(……これが、アトラック=ナチャ……)
(……じゃない……! 逃げないと……! 玄関はどこ……!?)
KP では……【目星-20】をどうぞ。
団子 讃飾 よもちゃん! がんばろっさ!!
団子 智樹 せめてファンブルは出したくない……
団子 智樹 CCB<=87-20 【目星】 (1D100<=67) > 82 > 失敗
団子 智樹 うう……
KP 【DEX*5】または【隠密技能】をどうぞ。
団子 智樹 CCB<=(16*5) 【DEX】 (1D100<=80) > 1 > 決定的成功/スペシャル
団子 智樹 ???
団子 讃飾 ????
KP えっと……1クリのクリチケをどうぞ。
system [ 団子 智樹 ] 1CT : 0 → 1
KP 1クリなので……【目星】をどうぞ。
団子 智樹 CCB<=87 【目星】 (1D100<=87) > 9 > スペシャル
団子 讃飾 やったーー!!
団子 智樹 ほ……。というか最初からこの出目をね、出してほしいね……。
KP
◆玄関
暗闇で必死に目を凝らし、周囲を探していれば、漸く玄関を見つける事が出来た。
夕方には普通に出入りしていたはずだが、暗闇と緊張感のせいか、探し出すのに苦労した。
団子 智樹 (あった……!)
KP 【DEX*5】または【隠密技能】をどうぞ。
団子 智樹
CCB<=(16*5) 【DEX】 (1D100<=80) > 84 > 失敗
うう……【隠れる】を振ってみる……。
KP どうぞ。
団子 智樹 CCB<=25 【隠れる】 (1D100<=25) > 14 > 成功
団子 讃飾 えらーーい!!
団子 智樹 や、やった……!
KP
音を立てないように細心の注意を払い、通り抜けられる程度に扉を開けると
貴方はようやく建物の中から村へと逃げ出すことに成功した。
KP
【村から山へ】
【村の奥】から森へ逃げ出すことができる。
別の場所には柵がある為、入り口か村の奥の2択しかない。
入口から逃げようとした場合、村人との戦闘は避けられない。
※勝ち目がない事を伝える
KP
家から外に出ると、月明かりと松明の明かりが村全体を照らし出していた。
都会に比べるとやはり心もとないが
それでも先程の暗闇に比べると、眩しいと感じるほど明るい。
しかし明るいという事は、それだけ見つけられる可能性が上がったという事だ。
見つかる前に、早く村から逃げ出さなくてはいけない。
KP 【村の周囲】で「鳴子」を知っていた場合のみ
KP 【アイデア】をどうぞ。
団子 智樹 CCB<=75 【アイデア】 (1D100<=75) > 87 > 失敗
KP
→成功
村の周辺には鳴子が付いた柵が張り巡らされていた。
ここから脱出するには、【村の入り口】か、別の抜け道を探すほかないだろう。
KP 行先がわからない場合は、さらに【アイデア】をどうぞ。
団子 智樹 CCB<=75 【アイデア】 (1D100<=75) > 32 > 成功
KP
就寝前、生贄の娘は村から森へと連れていかれていた事を思い出す。
あの時、村人達は入り口から出たわけではなさそうだった。
何処かに見つからずに逃げ出せる道があるのかもしれない。
KP
【可能な行動】※PLには伏せる
◆【村の入り口】に向かう
◆【村の奥】に向かう
◆【その他の場所】に向かう
◆【村の入り口】に向かう
村の入り口へと向かうと、数人の村人が明かりを持って立っていることに気付く。
どうやら警備を立てているらしい。
<アイデア>
→成功
立っている村人は、山側ではなく、村の中を見渡すような立ち位置である事に気付く。
山の獸や侵入者を警戒するというより、村からの脱出を阻むように感じるだろう。
此処から逃げ出そうとするのであれば、確実に警備に気付かれるだろう。
そう大きくない村の為、もし警備が声を上げるなどすれば
すぐに自分を探している巫女達にバレてしまう。
他の道を探した方が良いかもしれない。
※それでも入口から出る場合、勝ち目のない戦闘が発生すると警告して良い。
2d30の村人&アトラックナチャの娘3体との戦闘となる。
また、その際はアトラックナチャの娘の真の姿を見る事になる為
SANc 1/1d8が発生する。
【村人/ステータス】※全員同ステータス
STR:15 CON:14 DEX:13 POW:10 SIZ:13 DB:1d4 HP:14
草刈り鎌:70%(1d6+2) こぶし:50% 回避:26%
補足:アルワッサの洗脳により、ショックロールは発生しない。
【アトラックナチャの娘/ステータス】
STR:19 CON:19 SIZ:20 POW:11 DEX:9 DB:2d6
HP:19 装甲:5 POT:20
噛みつき:75%(1d10+毒)、麻痺
麻痺:毒が探索者のCONに打ち勝った際、直ちに身体が痺れ、1d6時間動けなくなる。
補足:アトラック=ナチャの娘はこの場では噛みつきによって探索者を捕食する事は無い。
探索者が麻痺して動けなくなった時点で戦闘は終了し、床の間へと連れ戻される。
その後はセクメンケネップの言葉で無理矢理支配したり等して村で飼い殺しとなる。
実質のロスト。
・戦闘に敗北する(麻痺する、またはショックロールで気絶)⇒【END-C】改変
・戦闘に勝利するor逃走する場合⇒【逃走チェイス②】へ
団子 智樹 入り口じゃないなら……村の奥……?
KP ◆【村の奥】に向かう
KP
明るい村の中央から離れ、暗闇に包まれた村の奥へと足を運ぶ。
記憶を頼りに進んでいくと、山へと続く小路を見つけることができる。
松明は置かれておらず、月の光だけがわずかに道を照らしている。
此処には柵も鳴子も設置されていない。
誰にも気づかれずに山へ入ることができるだろう。
KP 【儀式場】
KP
小路は整備されてはいないものの、何度も村人が通ったことで踏み固められており
月明かりだけでも辛うじて先へ進むことができる。
一本道を暫く進んでいると、突如として木々に覆われていた視界が開けた。
まだ燃えている松明が、開けた空間を照らし出す。
その照らし出された先に見えたのは、広範囲に広がった赤黒い染みだった。
【目星】をどうぞ。
団子 智樹
CCB<=87 【目星】 (1D100<=87) > 88 > 失敗
KP
染みの中に、破れた布の切れ端が落ちているのが見える。
あれは人間の服だろうか。
KP
→成功
染みの中に、破れた服の切れ端が落ちているのが見える。
赤く染まっているが、あれは生贄になった娘が着ていたものだ。
KP
貴方は直感的に気付く。
此処は生贄となった人間が神に捧げられてきた場所であると。
今までに何人がこの場で神に捧げられてきたのだろうか。
自分も、あのまま村にいれば同じ運命をたどっていたのかもしれない。
想像するだけで喉に胃液がせりあがってくる。
SANc 1/1d3
団子 智樹 CCB<=70 【SANチェック】 (1D100<=70) > 13 > スペシャル
system [ 団子 智樹 ] SAN : 70 → 69
団子 智樹 (っ、……やっぱり、今死ぬのはナシ……!)
KP
貴方がその場に釘付けになっていると、辺りから物音が近づいてくる。
慌ててその場から離れようとしたが、既に遅く。
気付けばこの空間を囲むように、村人達が立ち塞がっていた。
彼らはみな表情が抜け落ちた様な相貌で、微動だにせずその場に立っている。
チヤ 「こんなところまで来ていたんですね」
KP 貴方の背後から、鈴を転がすような声が囁く。
団子 智樹 「ひ……! ち、チヤさ、……」
チヤ
「早く戻りましょう。こんな夜中に出歩いては危ないですよ」
「怖い事はありませんから」
KP
そう言って、チヤは貴方に向かって手を差し伸べる。
SCCB<=65 【心理学】 (1D100<=65) > 97 > 致命的失敗
KP ???
団子 智樹 え……?
KP
→成功
先程よりも落ち着かない印象を受ける。どこか焦っているようだ。
※アルワッサに気付かれない内に村に連れて帰りたいと思っている為。
儀式場の付近はアルワッサがいつでも贄を食べれるよう居座っている。
KP この村の人の気持ちなど一切分からないし理解したくない、と貴方は思った。
団子 智樹 僕……心閉ざしすぎ……!?
KP
貴方が何かしら行動を起こそうとしたその時。
ずしん、と地面が揺れた。
地震かと身構えるが揺れはすぐに収まり
再びずしんと揺れた事から自信とは別のものだと理解できるだろう。
そして、揺れの発生源はすぐ近くにいて
此方に向かってきていることも、理解する。
絶対的な恐怖が訪れる。
本能が逃げろと警告するのに反し、身体はがくがくと震えるだけで動かない。
視線すら、震源の方向、山の暗がりから逸らすことはできない。
人間は自由を奪われたり行動を強制されると
それが自分にとってプラスになることであったとしても
無意識に反抗的な態度で反発してしまうという。
何処かで読んだ理論、あれは何という名前だったか。
危機的状況の中、この場にそぐわない記憶が脳裏をよぎる。
【目星-20】または【アイデア/2】をどうぞ。
団子 智樹 CCB<=87-20 【目星】 (1D100<=67) > 50 > 成功
KP
この状況で、チヤと付き人の二人の娘は顔を青ざめさせ、狼狽しているらしい。
しかし、周囲を取り囲んでいる村人達は一切の動揺を見せず
無表情のまま貴方を見つめていることに気が付く。
団子 智樹 (……洗脳……)
KP
──やがて、それはゆっくりと姿をあらわした。
首のない、奇怪な巨大な人間の姿をした、青白い生物。
四肢のあるべき場所には4本の太い触手が生えており
あるはずの頭部もまた手足と同様に存在しない。
首の部分には2メートル半ほどもある、歯の無い巨大な口があって
まるで叫び声を上げようとしているように大きく開けたままになっていた。
ぐぱ、ぐぱ、と、その巨大な口を動かし、それは貴方に向かって"鳴いた"。
アルワッサ
「ォ……お、」
「おカぇり」
KP
丘で声なく叫ぶもの、グレート・オールド・ワン、
アルワッサを見た貴方は
SANc 1d20/1d100
団子 智樹
CCB<=69 【SANチェック】 (1D100<=69) > 40 > 成功
1d20 (1D20) > 14
system [ 団子 智樹 ] SAN : 69 → 55
団子 讃飾 わーーっ!! 大きい……けどえらい!!
KP
※SAN0になった場合、【END-B】へ
SANが残った場合、以下の描写を続ける。
KP
触手は暖簾をくぐるかのような動きで周囲の木々をなぎ倒し
取り囲んでいた村人の一部を踏みつぶす。
まるで水風船の様に、ぶちゅんという濡れた破裂音と共に
血と臓物が飛び散り、貴方の足元にまで飛沫が飛んだ。
頭部は存在しないというのに、それは貴方を値踏みするように開いた口を此方に向ける。
ずるり、と1本の触手が蠢き、ゆっくりと貴方へと伸ばされる。
その先端が貴方に触れる瞬間、強い力で貴方の身体は後方へと引き倒された。
団子 智樹 「あっ……!?」
KP
身体が地面に叩き付けられた衝撃で、肺から空気が押し出される。
激怒したような鳴き声と、「あれは私達の獲物だ!」という怒号が耳に入り
どうやらチヤの付き人の二人が自分を引き倒したのだろうという事が理解できる。
しかし、彼女らは決して貴方の命を助けるために触手から遠ざけたのではない。
自分達の獲物を横取りされるのが許せなかっただけに過ぎない。
このまま留まっていれば、遠くないうちに貴方の命運は尽きる事だろう。
また、貴方は自分の身体が動くようになっていることに気が付く。
この場から逃げますか?
KP
※アルワッサを見て発狂した場合は【パニックでその場から逃げ出す】に固定すると生還率が上がる。
固定ではないため、出目による調整をお願いします。
団子 智樹 逃げ……逃げる!
KP
逃げる場合:【逃走チェイス②】へ
逃げない場合
→戦闘に参加する:【アルワッサ戦】へ
→戦闘を見守る
※逃げない場合は確定ロストです。
PLが望む場合、それとなく伝えても良いです。
【アルワッサ戦】
戦力図はアルワッサ&村人 vs アトラックナチャの娘&探索者
※アルワッサ・アトラックナチャの娘のステータスは【KP向け情報】を参照。
村人もアルワッサの味方の為、参戦させても構わないが、ややこしくなるのでKPの裁量にお任せする。
アルワッサに村人&探索者を奪われたくないアトラックナチャの娘の戦いである。
この時点で彼女らは本来の姿を現しており、戦闘に参加する場合はSANc(1/1d8)が発生する。
戦闘の終了条件は、アルワッサ、アトラックナチャの娘、探索者の誰かのHPが0になる事。
なお、運良くアルワッサを倒したとしても、アトラックナチャの娘によって【END-D】へと移行する。
※アルワッサもアトラックナチャの娘も、探索者が巻き添えになる事は一切考えずに
行動するため、実質探索者が一方的にタコ殴りにされる可能性があります。
どちらも異形の化け物であり、理性的な行動などとりません。
探索者のHPが0になった場合⇒【END-B】
団子 智樹 鮮やかに不定だね……
KP 【逃走チェイス②】
KP
貴方は弾かれた様に走り出す。
幸いにも、取り囲んでいた村人達は全員怪物たちの戦いに
我先にと向かっており、問題なくこの場から逃げ出すことができるだろう。
しかし、暗い山道を走り始めて幾ばくも立たないうちに
後ろから自身を逃がすまいと追いかけてくる生き物の気配を感じ取る。
KP
【PL向け逃走ルール②】
アルワッサは探索者を逃がさないために
人間の耳では感知できない鳴き声を上げて洗脳を試みる。
洗脳されずに逃げるには、【POW*3】に3回成功する必要がある。
また、夜の山を迷わず降りることができるかどうか
<目星>-20%を毎ラウンドの初めに振ってもらう。
・<目星>-20%で正しい道を見つける⇒布を一回見つけたらそれ以降無し
・<POW*5>でアルワッサの洗脳を振り払える。
・POW*3に合計3回成功すると脱出成功、合計3回失敗すると洗脳される。
KP
※KP向けルール
ラウンドの一番最初に<アイデア>または<目星>-20%を振る事で、
自分が村に連れてこられる際に木に結び付けられていた布を思い出す・見つける事が出来る。
布を見つけた場合、-20%の補正は消える。
団子 智樹 出目ゲーだ……うわーっ
KP
それでは
【逃走開始】
1R
【アイデア】または【目星-20】をどうぞ。
団子 智樹 CCB<=75 【アイデア】 (1D100<=75) > 21 > 成功
KP
では貴方は、自分が村に連れてこられる際に木に結び付けられていた布を思い出し、見つけることができる。
これ以降、毎ラウンドの【目星】のマイナス補正はなくなります。
【POW*3】をどうぞ。
団子 智樹 CCB<=(16*3) 【POW】 (1D100<=48) > 93 > 失敗
system [ KP ] 失敗 : 0 → 1
KP
アルワッサの洗脳が貴方を襲う。
【POW*5】をどうぞ。
団子 智樹 CCB<=(16*5) 【POW】 (1D100<=80) > 100 > 致命的失敗
団子 智樹 …………。
団子 讃飾 うん……?
KP
では……洗脳を振り払うことができない。
次のラウンドの【目星】-20。
更に混乱からSAN-1
system [ 団子 智樹 ] SAN : 55 → 54
KP
2R
【目星-20】をどうぞ。
団子 智樹 CCB<=87-20 【目星】 (1D100<=67) > 3 > 決定的成功/スペシャル
団子 智樹 ????
団子 讃飾 ????
KP クリチケをどうぞ……!?
system [ 団子 智樹 ] CT : 2 → 3
KP うーん……【POW*3+10】をどうぞ。
団子 智樹
CCB<=(16*3+10) 【POW】 (1D100<=58) > 65 > 失敗
く、クリチケを使う……!
system [ 団子 智樹 ] CT : 3 → 2
団子 智樹 CCB<=(16*3+10) 【POW】 (1D100<=58) > 44 > 成功
system [ KP ] 成功 : 0 → 1
KP では、洗脳を振り払うために【POW*5】をどうぞ。
団子 智樹 CCB<=(16*5) 【POW】 (1D100<=80) > 97 > 致命的失敗
団子 智樹 ????
団子 讃飾 よ、よもちゃん……
KP
???
貴方は混乱しながら山を駆け下りていく。
SAN-1
system [ 団子 智樹 ] SAN : 54 → 53
KP
3R
【POW*3】をどうぞ。
団子 智樹 CCB<=(16*3) 【POW】 (1D100<=48) > 20 > 成功
system [ KP ] 成功 : 1 → 2
団子 智樹 よ、よし……!
KP
洗脳を振り払う。
【POW*5】をどうぞ。
団子 智樹 CCB<=(16*5) 【POW】 (1D100<=80) > 29 > 成功
KP
4R
【POW*3】をどうぞ。
団子 智樹 CCB<=(16*3) 【POW】 (1D100<=48) > 74 > 失敗
system [ KP ] 失敗 : 1 → 2
KP
再び鳴き声に襲われる。
【POW*5】をどうぞ。
団子 智樹 CCB<=(16*5) 【POW】 (1D100<=80) > 39 > 成功
KP
5R
【POW*3】をどうぞ。
団子 智樹 CCB<=(16*3) 【POW】 (1D100<=48) > 20 > 成功
団子 智樹 ……!!!
団子 讃飾 え、えらい!!!! えらい!! よもちゃん!!!!
system [ KP ] 成功 : 2 → 3
KP
【分岐①】
条件:POW*3に3回成功して森から脱出する
KP
一体どのくらい走り続けているのだろうか。
暗い森の中、僅かに見える道しるべを辿って走ってはいるものの
自分が今向かっている先には、本当に逃げ道はあるのだろうか。
足の感覚が無くなりかけてきた頃、突然視界が開けた。
思わず立ち止まった貴方の目に映るのは、道路を塞ぐ岩石と傷のついた車。
貴方が落石に巻き込まれた山道へと抜けられたのだ。
いつの間にか空は白んできており、街へと引き返す為の道も確認できる。
危険な賭けにはなるが、車をバックで走らせれば
あの化け物達から逃げきることができるのではないだろうか。
団子 智樹
「はぁっ、はぁっ……!!」
車に乗る……!
KP
このまま自分の足で山を下りるのは到底不可能だろう。
後ろを確認する余裕もなく車に乗り込むと、エンジンをかける。
後は、街まで逃げ切るだけだ。
【目星】をどうぞ。
団子 智樹 CCB<=87 【目星】 (1D100<=87) > 14 > スペシャル
KP 【DEX*5+20】(上限99)をどうぞ。
団子 智樹 CCB<=(16*5+19) 【DEX】 (1D100<=99) > 31 > 成功
団子 讃飾 余裕の成功……!! えらーーい!!
KP
バック運転で怪物から逃げる等、これまで一度も経験したことがない。
しかしやらなければ待っているのは死のみだ。
恐怖を振り払い、車を発進させる。
迫ってくる怪物は意識しないようにしつつ、必死に運転する。
幸いにも朝を迎え始めたおかげで、道を逸れる事は無かったが
ハンドルを握る手が汗で滑り、あちこちに車体がぶつかり軋んだ音を立てた。
がむしゃらに運転する事だけを考えて、ハンドルを握り続ける。
──どの位経っただろうか。
気が付けば貴方は山道から抜け、街の開けた道路を走っていた。
振り返っても、もう何も追いかけてきていない。
自分がいつどうやって戻ってきて、いつの間に普通に道路を走っていたのか、全て記憶から抜けている。
しかし、貴方は今こうして生きている。
結局あの村の事はよくわからなかったが
二度と近寄りたくないと考えている貴方には関係のない事だろう。
KP
※もし警察に通報して調べてもらうなどの宣言があった場合。
地図にない村など信じてもらえることもないが、落石の話を出すのであれば渋々確認のために向かってくれる。
しかしその時には既にアルワッサによって村は食い尽くされており
死体すら存在しない為、不良やホームレスが住み着いていたのでは?と捜査は打ち切られる。
アトラックナチャの娘も、全員アルワッサに捕食されている。
KP
とにもかくにも、貴方には関係のない事として日常は進んでいく。
それからしばらくたったある日の事。
貴方は用事を済ませて帰路についていた。
徒歩で行き来できる範囲で、日も沈んでいない時間。
しかし、貴方の目には奇妙な違和感が映った。
家の前に、誰かがいる。
それは女性だった。
顔は見えないものの、一人の女性が貴方の家をじっと見上げていた。
暫くすると、女性は貴方に気付き、顔を伏せて足早に貴方の横を抜けていく。
なんだったのだろうかと首をかしげていれば、すれ違い様に一言女が呟いた。
女性 「おかえり」
KP
鈴を転がすような声が、秋の空気に溶けて行った。
「十日の菊、送る野辺無し」
KP:けみかえる
PL:けみかえる
PC:団子智樹
END-A 団子智樹生還にてシナリオクリア。
日常へおかえり、探索者。
KP
※最後の人はただの様子のおかしい人です。
もしかして村から追いかけて来たのか!?!? と死ぬほどビビったら全然違う人じゃん! とビビらせるための要員。
探索者が咄嗟に顔覗いたりするなら、チヤとは全く違う顔です。
蛇足だと思ったら改変していただいて結構です。
団子 智樹
し、死ぬかと思った……!!
お疲れ様でした……
KP 生還報酬:1d10
団子 智樹 1d10 (1D10) > 4
system [ 団子 智樹 ] SAN : 53 → 57
団子 智樹 1d10 不定… (1D10) > 10
KP
10.脅迫理念にとりつかれた行動
(手を洗い続ける、祈る、
特定のリズムで歩く、割れ目をまたがない
銃を絶え間なくチェックし続けるなど)
団子 智樹
1d12 ヶ月 (1D12) > 3
こわい、死にたくない、助けて……って祈り続けてるのかな、三か月……
うう……
団子 讃飾
よもちゃん……本当にお疲れ様でした。
しばらくゆっくり休もっさ……
KP
【背景】
舞台は某県某所の山の中に存在する、地図にも乗らない小さな村。
自給自足で暮らしており、人口は50~70人程。
完全に外の世界と隔離されている為、若者も街に出ていく事は殆ど無い。
極稀に遭難して迷い込む人間もいるが、何かしらの危害を加えるわけでも妙な言い伝えがあるわけでもなく
一晩泊めたら麓まで案内してくれるような本当に普通の村。
例に漏れず村人全員親戚のような感じで団結力も強いが、決して外部の人間を嫌うわけではない。
良くも悪くも噂も立たないこの村に、探索者が迷い込んだ事からシナリオが始まる。
何処か違和感を感じる村から、アルワッサから、アトラックナチャの娘から、探索者は無事逃げ出すことができるだろうか。
ちなみに村はどうあっても神格に搾取されるので、後味は余り良くない。
※レンの蜘蛛とアトラックナチャの娘については
あくまでも昔から村の内部で起きていた出来事なので、シナリオ自体には関係はない。
「村そのものが脅威に晒された」という面でみるなら、レンの蜘蛛が住み着いた時から始まっている。
KP
KP
【村について】
前述のとおり、何の変哲もない小さな村。
村特有の村人全員が家族以上の絆で結ばれている上、閉鎖的。
しかし余所者にも寛大という、古き良き日本の村といった感じである。
本当に小さな村の為、名前すら存在せず、外界との関りもない。
この村には、はるか昔からアニミズム文化があった。
例を挙げるのであればイヨマンテの様に、「感謝の印として動物を供物とし、神の元に送り出す」という習わしだ。
上記の様に、古くから深い山奥で自然と共存し生きてきた事で
自然を神と見立て供物を捧げる文化はさほど珍しくもない。
それだけなら何の問題もなかったが、約100年ほど前にレンの蜘蛛が来たことを皮切りに、供物が人間に切り替わってしまう。
半年に一度、村で一番美しい娘を神の生贄に捧げるという、いわゆる人身御供文化だ。
レンの蜘蛛のお陰で村は周囲の害獣に襲われることも無く、食料にも困らず、平和に暮らせている……
と、村人達は思っているが、それらは全て都合のいい解釈を
アトラックナチャの娘が<セクメンケネップの言葉>を用いて信じ込ませていた為である。
また、村では女性は夫婦ではなく村全体の男と関係を持っている。
近親相姦に関しても特に気にしていない。
これは、あくまでも肉を育てているだけであり、遺伝子の欠損も肉の味に影響するわけではない為だ。
女性は子を産む・機織りをする・性交を行う・子を育てる、というほぼ生殖の為の存在だが
そもそも子を成すという事がこの村では大きな強さである為
男達より女性の方が大切に扱われている。
女性が子を成せなければ村は滅びるからだ。
そのため、娘が嫌がれば男は無理に交わる事は出来ない。
強姦はこの村では大罪である。
なお、村人が性交を嫌ったり逃げる事が無いように
女性の見目は非常に美しいものを選別し、その他の女性は「巫女」として毒を飲ませ、眷属へと変化させている。
変化しなかった場合はそのまま蜘蛛たちの食事行きである。
村人の性比率は女性:男性=4:6。
女性が少ないのは欲を煽る為。
いつでも相手がいるよりも、わずかに少なく保ち、順番制にすることで期待感を持たせるという意図がある。
村の設備はチヤの家、その他住民の家、広場しか存在しない。
肉には教育も娯楽も快適さも不要で、洗脳しているがゆえに不満も出ない。
よそ者から見れば完全に異常な場所であるからこそ
アトラックナチャの娘は外界と接触する事を良しとしない。
食生活も普通とは大きく違っており、主食として扱っているのは「昆虫」である。
外界との関りもない小さな村では食料の生産が追い付かず
手軽に取れて栄養価もある昆虫は、重要な食糧として好まれてきた。
近くを流れている川から取る魚やサワガニ、狩猟で手に入る獸肉、山菜
そして昆虫がこの村を支える食料である。
KP
KP 【NPCについて】
チヤ
チヤ(アトラックナチャの娘、巫女)
年齢:24歳(見た目)
身長:163cm
神体に仕える巫女として村では一番の権力を持っているが
その本質は既に人間のモノではない。
数十年前に神体(レンの蜘蛛)への生贄として捧げられた際に
レンの蜘蛛に噛まれ、アトラック=ナチャの娘として変質したからだ。
元々は信仰深く心優しい女性であり、生贄に選ばれた時も心の底から喜び
村人に別れと感謝の言葉を述べて毒蜘蛛に身を差し出した。
本来であれば毒で死ぬはずだったが
三日三晩猛毒で苦しみぬいた末にアトラック=ナチャの娘となった。
地獄の苦しみから解放された彼女はレンの蜘蛛に信仰を誓い
村には「神に愛され、この村の巫女として働くよう仰せつかった」と宣言。
それ以降、人前に出ないレンの蜘蛛に代わり"巫女"として村を支配することになる。
そうして村を数十年支配してきたが、一年前にアルワッサが村に迷い込んできたせいで
生贄の量が増え村が崩壊しかけている為、現在は猫の手も借りたい状態。
なお、アルワッサの支配下には置かれておらず
大人しく従うふりをして隙を窺っている。
外界に村の事が知れ渡ってしまうと、現在の生贄の風習も摘発されてしまうかもしれないと恐れている為
基本的には外に助けを求める事はせずに内部でどうにかしたがっている。
探索者の事はただの種馬/孕み袋としか思っておらず
アルワッサと対峙した場合に彼女らが助けるのは、あくまでも大事な肉を奪われたくないからである。
※探索者の事は絶対に逃がしたくないため、親切にしてくれる。
男探索者なら惚れた体でも構わない。
※アルワッサに探索者を会わせたらほぼ確実に発狂するので会わせないよう気を遣っている。
それがちょっと怪しく見えるかもしれない。
廉野 泰造
廉野 泰造(れんの たいぞう)
年齢:40~50代
身長:175cm
探索者を村へ誘導する村人。
アルワッサの洗脳を受けており、普段から外部の人間をおびき寄せている。
元々が親切な男性であり、その性格故に外部の人間に警戒される事がない事が大きな理由だ。
あくまでも「外部の人間を村へ連れてくる」という行動しか刷り込まれていないため
心理学を振っても敵意などは一切見られない。
最後は探索者の目の前でアルワッサに潰される。
一応の名前はあるが、探索者が聞かなければ名乗らない、ただのモブである。
KP
【成長】
上限3回まで。
目星3
聞き耳1
図書館3
応急手当1+確定1d10成長
隠れる2
製作(服飾)1
クリチケ2
1クリチケ1
団子 智樹
3B100>87 【目星】 (3B100>87) > 56,4,49 > 成功数0
1B100>58 【聞き耳】 (1B100>58) > 79 > 成功数1
1d10 (1D10) > 8
3B100>80 【図書館】 (3B100>80) > 38,43,68 > 成功数0
1B100>30 【応急手当】 (1B100>30) > 40 > 成功数1
1d10 (1D10) > 1
1d10 確定成長 (1D10) > 9
2B100>25 【隠れる】 (2B100>25) > 1,68 > 成功数1
1d10 (1D10) > 7
1B100>85 【製作(服飾)】 (1B100>85) > 43 > 成功数0
2d10 クリチケ (2D10) > 14[8,6] > 14
1d10+3 1クリチケ (1D10+3) > 1[1]+3 > 4
聞き耳58→66
応急手当30→40→50
隠れる25→32→40
以上です。
お疲れ様でした……はあ……。
生きてて良かった……。