KP
ポットラックパーティー企画 第六弾
【熱情含有チョコレート】
KP
作: いりたまご べつこ様
◆概要(PLに開示可)
・バレンタインシナリオ(ホワイトデーのお返しに悩んでも可愛いと思います)
・システム クトゥルフ神話TRPG 第六版
・形式 クローズド
・推奨人数 1人(KPCとのタイマン)
・推定時間 7時間(テキセ)
・推奨技能 目星
・ロスト率 なし
・対象年齢 15歳以上
・探索者側は生者であること(KPCは死者でも良い)
※注意
・エンドにより、後遺症が残る可能性あり
・このシナリオは、センシティブな内容を含有しています
・えっちなシナリオではありません
・ロスト救済ではありません
探索者からKPCへ激重感情を抱いている必要があります。
探索者とKPC、両方とも激重感情があるとより楽しめます。
勿論うちよそシナリオとして、新規KPCにしても構いません。
そのKPCをうちよそ相手だったり、親しい相手にしてプレイすると、とても楽しいです。
KPCの口調はこのシナリオ独自のKPCのものになっていますが、各KPCに合った口調に直してください。
KP
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【熱情含有チョコレート】
ゆきせり店
KP:けみかえる
PL:藺草さん
PC:夜門由貴さん
KPC:星守閃理
OPEN
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セッションを開始いたします。
よろしくお願いいたします!
夜門 由貴 よろしくおねがいいたします!
星守 閃理 よろしくお願いします!
KP
【主な流れ】
導入
↓
レストラン屋さんごっこ
↓
客にお互いにあげる為のバレンタインのチョコレートを作るように注文される
↓
チョコレートを探すため探索
↓
お互いがチョコレートだと知る
↓
エンディング
KP
【導入】
2月13日。
夜門由貴さん──
貴方は大事な人にバレンタインチョコレートを作る為に遅くまで起きているだろうか。
それともお店に行って煌びやかなショーケースと睨めっこしていただろうか。
はたまた、食べる専門でチョコレートを期待してベッドに寝転んだだろうか。
夜門 由貴
む……
私は……買ったほうが美味しいのは分かってるけどやっぱり手作りしたい!
から……製菓用チョコレートを買って作ってるかな…?
ことことこと……
KP
では、由貴さんは家中をチョコレートの甘い香りで満たしながら
大事な人へ贈るバレンタインチョコレートを手作りすることだろう。
可愛らしくラッピングして、あとは明日渡すだけ。
そのような状態で、気分良く眠りに就いた。
夜門 由貴
「……できた!」
閃理くん、美味しいっていってくれるかな……
むにゃ…………
星守 閃理 楽しみにしてるね……!(念)
夜門 由貴
はっ…! ふふ、閃理くんの声が……
トリュフチョコ……懐かしいけど作ったかも…?
ころころころ…
KP
目を覚ますと、そこは暗闇の中だった。
仰向けに寝転がっている状態であり、起きあがろうとすれば
貴方の体はビニールのようなものに包まれており、頭はおろか指先を動かすのが精一杯だということに気付く。
また、背中は水平の地面に接地していることがわかる。
夜門 由貴
「……! ………あ、あれ?」
じた…ばた……
KP
目を覚ます前のことを思い出そうとすれば
いつも通り就寝するために布団に入ったところまでは記憶がある。
夜門 由貴 うん……ビニールにくるまって眠った記憶はないんだけど……
KP
そして辛うじて指を這わせれば、非常に冷たい。
その触感に、ふと肌寒いことに気付く。
いや、肌寒いなんてものではない。
雪山の中に1人取り残されたような、異様な寒さだ。
もはや命の危険を感じざるを得ないレベルである。
由貴さんはHPを半分に減らしてください。
なお、ここでのショックロールは起きません。
system [ 夜門 由貴 ] HP : 14 → 7
夜門 由貴
「さ……さむい……
……なんでだろ、お布団は…!?」じたばた
KP
貴方が困惑していると
ガチャ、と扉のノブが回されたような音が聞こえる。
夜門 由貴 「……!?」
KP
声を出すか、動いたりすれば、コツコツと足音が聞こえてくる。
その足音は貴方のほうへと近付いてくるようだ。
夜門 由貴
(……!? だ、だれ…?)
静かにしながら息を潜めて見守っている…?
星守 閃理 「……もしかして、誰か生きてる……?」
夜門 由貴 ?????
KP
聞き覚えがある声がした。
それは星守閃理の声だ。
夜門 由貴 「……!! 閃理くん?!」
星守 閃理 「! 由貴ちゃん!」
KP
ジジジとジッパーが急いた様子で下げられるような音と共に、暗闇が二つに割れる。
そこから光が漏れてきて、貴方はようやく自分の姿が視認できるようになるだろう。
圧迫感から解放され上体を起こすと、どうやら自分は寝袋のような形状の袋に入れられている事を知った。
【医学】または【知識1/2】を振ることができます(同情報)
夜門 由貴 CCB<=58 【医学】 (1D100<=58) > 6 > スペシャル
星守 閃理 えらい!
夜門 由貴 やったあ!! ふふ……
KP
では、貴方が入っていたのは納体袋だということがわかる。
遺体を収納するための袋だ。
夜門 由貴 「……はあ、さむかっ…… …………!?」
星守 閃理
「はあ、びっくりした……まさか由貴ちゃんがこんな所に居るなんて……」
「寒いよね、立てそう?」
KP
ぬっと視界から手が差し伸ばされた。
目の前には手を差し出している貴方の見知った人物。
閃理だ。
彼はワイシャツにタイ、ベスト、スラックスにギャルソンエプロンを巻いている。
その出で立ちを見て、貴方は自分の服装を確認することだろう。
閃理と同様、ウェイトレスのようにブラウス、スラックス、前掛けのようなエプロンを着用している。
また、貴方のブラウスには金色のネームプレートが付けられている。
そこに、貴方の本名……『夜門由貴』と彫られている。
閃理のベストを確認するならば、同じプレートが付いていることだろう。
そこには閃理の名前が記載されている。
夜門 由貴
「……閃理くん、その服……?
あれ、私も着てる……??」
「なんだか、レストランの店員さんみたい……?」
「…… ……かっこいいね……?」
星守 閃理
「え、う、うん……? そうなんだ、これ……。
ふふ、由貴ちゃんも可愛い……よく似合ってるよ」
照れ笑いしながら
KP 貴方が閃理の手を取るならば、彼は貴方の手を優しく引き寄せて立たせてくれるだろう。
星守 閃理
「……と、ゆっくりはしていられないね。ここ、冷凍室なんだよ。
由貴ちゃんの体、すごく冷たくなってるから早く外に出ないと」
夜門 由貴 ??? お店屋さん人形…?
夜門 由貴
「うん…… 冷凍庫? 私、どうしてそんなところに…?」
とててて… とついていきはするけど……
KP では、ついて行きかけたところで、貴方は自分が素足であることに気付く。
星守 閃理 「あ! 待って、皮膚がくっついちゃうからストップ!」
夜門 由貴
「わっ… さむ……」ではすまないきが
「う、うん……」
星守 閃理 「危なかった……うーん……」
KP 閃理は、顎に手をおいて一瞬考える。
星守 閃理 「ちょっとごめんね」
夜門 由貴 「え…?」
KP
そして貴方の返事を待たず、膝裏と背中に腕を回した。
そのまま、ひょいと軽々貴方を持ち上げる。
いつもよりも随分と楽そうだ。
夜門 由貴
「ふぇえっ!?」
「わっ、わぁ…?! 閃理くん、すごーい!!」
夜門 由貴 STRが2倍になってる…??
星守 閃理
「ふふ、しっかり掴まってて。
くっついていたら少しはあったかいだろうし、ね?」
夜門 由貴 「……!! うん、えへへ……」お言葉に甘えてぴったりくっつく…?
KP
※流石に姫抱きはちょっと! という場合は、背中を向けて「乗ってくれ」と膝を曲げた。と背負う形などにしてください。
閃理の体は人間ではないため、ここでは自動成功で持てます。
KP 俗に言うお姫様抱っこをした閃理は、そのまま貴方を開けっ放しの扉の外へと連れ出した。
夜門 由貴 わぁい!! きゃっきゃっ……
KP 【本編】
星守 閃理 「よいしょ……」
KP 貴方が降ろされたのは、赤いマットの上だった。
星守 閃理
「少し待ってて。
毛布かなにか、持ってくるから」
夜門 由貴 「……!! ありがとう!」ふわふわ…?
KP
バタバタと慌てた様子で、閃理は去っていってしまう。
ここで、貴方はようやく状況を落ち着いて把握することができるだろう。
また、今現在いる部屋が、寒いと感じる。
壁にはエアコンが取り付けられており、起動していない。
近くにはリモコンがある。
夜門 由貴
さむい……
「……せんりくーん…? エアコンつけていいー…?」
星守 閃理 CCB<=71 【聞き耳】 (1D100<=71) > 47 > 成功
星守 閃理 「いいよー!」
KP 遠くから閃理の声が返ってくるだろう。
夜門 由貴
いいよー! ふふ かわいい……
よし、リモコン取ってエアコンを付けます! ピッ!
system
[ KP ] 夜門 由貴 : 0 → 1
[ KP ] 星守 閃理 : 0 → 1
KP エアコンを起動させ暖房を入れると、温風がすぐに部屋全体をあたためていった。
KP ※閃理と由貴さんの深度が1進む
夜門 由貴 「……! あったかーい……」ほっ……
KP 自分自身と、部屋全体にそれぞれ【目星】を振ることができます。
夜門 由貴
CCB<=84 【目星】自分 (1D100<=84) > 22 > 成功
CCB<=84 【目星】お部屋! (1D100<=84) > 89 > 失敗
夜門 由貴 ?!? はわ…
星守 閃理 おしい……!
KP では由貴さんは、ズボンのポケットに一枚メモ用紙が入っていることに気づく。
KP
◆メモ
『今夜から、貴方はこのレストランのシェフ兼ウェイトレスだ。
君達だけの最高のレストランにするように』
夜門 由貴
「……?」取り出してみてみる…
シェフ…? ウェイトレス…?
KP メモにはさらに【目星】を振ることができます。
夜門 由貴 CCB<=84 【目星】メモ (1D100<=84) > 33 > 成功
KP
メモを裏返せば“Hypnos”とサインがされていた。
さらに【知識/2】を振ることができます。
夜門 由貴 CCB<=60/2 【知識】 (1D100<=30) > 9 > 成功
星守 閃理 えらい……!
夜門 由貴 やったあ…! お勉強したもんね……ふふん!
星守 閃理 とってもえらい……由貴ちゃんがとても賢い……(なでなで……
KP では由貴さんは、次のようなことを知っている。
KP
◆知っていること
Hypnos(ヒュプノス)とは、ギリシア神話で登場する眠りの神様である。
神話の中のヒュプノスは非常に温和な性格であるとされている。
一般的に翼が生えた青年の姿で表される。
あの有名なゼウスでさえもヒュプノスの眠りからは逃れることができず、人の死も彼が与える最後の眠りであると言われている。
夜門 由貴 ごろごろごろ…
夜門 由貴
「……? ヒュプノスって確か……
神様の名前…? ??」
KP さらに【クトゥルフ神話】も振ることができます。
夜門 由貴 CCB<=5 【クトゥルフ神話】 (1D100<=5) > 35 > 失敗
KP
では、メモの情報は以上です。
ぱっと見てすぐわかることだろう。
この場はキッチンであるということを。
豪華なシステムキッチンに、業務用であろう大型冷蔵庫が設置されている。
調理器具などは壁にズラリと並んでいた。
キッチンのワークトップには、ボウルとチョコレート、ゴムベラなどが置いてある。
チョコレートの包装紙は、貴方にも見覚えがあるメーカーの名前が書かれていた。
また、扉が3つあり、1つは先程まで自分がいた部屋に通じる扉だ。
プレートが掛かっており、『冷凍室』と書かれている。
もう1つは閃理が出ていった扉だ。
プレートには、何も書かれていない。
そしてもう一つ、観音開きの扉がある。プレートには、『お客様』と書かれている。
閃理が出ていった「何も書かれていない扉」は開ける事ができない。
KP 探索可能箇所:観音開きのお客様の扉、冷凍室の扉
夜門 由貴
「おおきいー…… ここ、なんだろう…?
どこ……?」
「どこかのお店屋さんかなあ……」チョコレートの包み紙なんかをみつつ……
「……閃理くーん…?」
でも入れないんだっけ…?(隣の部屋を見つつ
うろ…うろ……
KP
閃理の返事は無い。
ほかの扉は調べることができそうだ。
夜門 由貴
シュン…… 毛布とりにどこまで行っちゃったんだろう……
……もしかして別の部屋?
うろ…うろ…… さっき出てきたほうじゃないお客様用の扉を見てみます!
KP
・観音開きのお客様の扉
こちらも扉は開かない。
【聞き耳】を振ることができます。
夜門 由貴 CCB<=65 【聞き耳】 (1D100<=65) > 1 > 決定的成功/スペシャル
夜門 由貴 ぴぇ…
星守 閃理 !!! えらい……
KP 素晴らしい。1クリのクリティカルチケットをどうぞ。
夜門 由貴 ありがとうございます…!
system [ 夜門 由貴 ] 1クリ : 0 → 1
KP
扉の向こうからはピアノの音が聞こえる。
生演奏というよりは、店内BGM用のCD音源のように聞こえるだろう。
観音開きの扉の情報は以上です。
夜門 由貴
(ピアノの音がしてる……
………)
私もピアノ引けたらな…… じゃないや、開かないならしょうがない!
冷凍庫の方を見に行ってみようかな…?
星守 閃理 ピアノを弾けるようになりたがっている……?
KP
・冷凍室の扉
開けるとひんやりとした冷気が貴方を包む。
よく見ると床が凍結しているのかキラキラと光っており
閃理が言ったように中に素足のまま入ることは不可能だろう。
部屋の中に入らずわかるのは、両側に設置された棚には肉や魚、野菜などが並べられていたり
天井から大きな肉が吊り下げられていることだ。
また、貴方の入っていた袋の抜け殻と、同様の黒い袋がいくつか積み上げられている。
袋は未開封であり、膨らんでいるがピクリとも動かない。
【目星】を振ることができます。
夜門 由貴 え? えへへへ……
夜門 由貴 CCB<=84 【目星】 (1D100<=84) > 99 > 致命的失敗
夜門 由貴 しょも…………><
星守 閃理 出目の乱高下が激しいね……よしよし……
KP
では、貴方は背後で、キッチンのオーブンが稼働していることに気付く。
中の物が突然ガタンッと暴れ出し、ガタガタガタとドルフィンキックのように波打って暴れていた。
ガラス張りの扉から中を覗くと、そのオーブンは異様だった。
中の奥行きがシステムキッチンの幅と合わないのだ。
オーブンの奥は目測で2メートル程ある。
暴れている物の正体は黒い塊のようだ。
その黒い塊は、貴方が先程入っていた袋によく似ている。
もしかして自分のように、あの袋の中に自分と同じ人間が入れられているのでは?
と思ってしまう。
SANc 1/2(ファンブル処理分)
夜門 由貴 CCB<=83 【SANチェック】 (1D100<=83) > 76 > 成功
system [ 夜門 由貴 ] SAN : 83 → 82
夜門 由貴 「……え? ……っ…」
KP 冷凍庫を閉めた際に残った冷気が、ぞくりと貴方の肌を撫でて、恐怖を煽るだろう。
夜門 由貴 「……に、人間……?」おそる…おそる……オーブンを見ている……
KP 見るだけであれば、特に何も起こりません。
夜門 由貴 開けると何かが起きる…??
夜門 由貴 ……こんこん…ってノックしてみる…?
KP ガタガタガタッと依然暴れ続けている。
夜門 由貴
「わっ……!!」誰……?
人間だったら大変なんだけど……
オーブンの温度とかを見てる…?
KP オーブンの温度表示を見るならば180度、ケーキを作る時くらいの温度だと思うだろう。
夜門 由貴
「……???」ありがとうございます…??
「……… ………… …………」閃理くんが戻ってくるまで見てます…?
KP 貴方がオーブンを見ていると、扉を開く音が聞こえてきた。
夜門 由貴 「……!」ぱっと立ち上がる
星守 閃理
「お待たせ。……ん? オーブンに何かあった? まあいいや。
これ使って、ちょっとでも暖まって」
KP 閃理はそう言って貴方へ、ポンチョのように着られるようボタンが端についたブランケットを差し出す。
夜門 由貴
「え? うん……ちょっと、気になるやつが……
……わーーっ かわいい!!
ありがとう…!!」
かぶりかぶり……「似合う?」
星守 閃理
「! うん……! あったかそうだし可愛い。
すごく似合ってるよ」
ボタンを留めてあげようね
夜門 由貴 「ありがとう…!」ボタンをおとなしく留められている。
KP
貴方がふんわりとブランケットに包まれたのを満足そうに一頻り眺めた閃理は、キッチンに立つ。
先ほど見たチョコレートをボウルに入れ、お湯を沸かし始めた。
閃理へ質問するほかに、彼に対して【目星】を振ることができます。
夜門 由貴
すそそ……(近づいている…
「……何作ってるの? チョコ?」?
星守 閃理 「うん、ホットチョコレートをね。飲んだら体があったまるよ」
夜門 由貴 「ホットチョコレート!? やった、私に作ってくれるの…!?」
星守 閃理 「もちろん。出来上がるまで少し待っててね」
夜門 由貴
「うん! ……えへへ、楽しみだねえ……」じーっとてもとを見てる……
めぼしをふってみよう…
CCB<=84 【目星】 (1D100<=84) > 9 > スペシャル
夜門 由貴 ぴょこ…
星守 閃理 えらいね……えらい……
KP
由貴さんは、閃理の首裏に数字が書かれていることに気付く。
タトゥーのように印字されており、擦ったり石鹸を使ってみても薄くなったりはしない。
数字は『136125』だ。
夜門 由貴 どうして………
夜門 由貴 「……?? 番号…?」……つんつん…?
星守 閃理
「ひゃう、……ど、どうしたの……?」
首をつつかれて、くすぐったそうに身を捩る。
夜門 由貴 かわいい……
夜門 由貴 「へへ……?」
星守 閃理 いたずらっこちゃん……(つんつん……
夜門 由貴 ひゃ…!? く、くすぐったいよ!
夜門 由貴 「ううん、なんだか首の後ろに文字が書いてあるなあって思って……」
星守 閃理 へへ、……お返し。
星守 閃理 「文字……? 流石に気付かなかったな。どんな?」
夜門 由貴
「6桁の数字だよ。136125……」
「ねえねえ、私にもある…?」くるっと後ろを振り返って首を見せる…?
星守 閃理
「由貴ちゃんに? どれどれ……」
「……わ。あるよ。
『136125』……同じ数字だ」
夜門 由貴 !!!!!!!!!!!!!!! いっしょ!!
夜門 由貴 「ほんと!!? やったあ、一緒だ!」
星守 閃理 お揃いだよ!
夜門 由貴 ……… ……… なにか変なフラグだったりしないよね?
星守 閃理 「ふふ、一緒だった。何の数字だろうね?」
夜門 由貴
「うーん……分かんない……
金庫の……番号とか…?」
星守 閃理 「金庫……だとしたらオーナーさんはすごく不用心だね? ふふ」
夜門 由貴
「大変だねえ……ふふ、お客さんにもすぐバレちゃう……」
「……そういえば、お客さん用の扉があったけど、お客さんって……?」
星守 閃理
「ああ、ここはレストランみたいで……。店名はわからないんだけどさ。
僕はシェフ兼ウェイター、ということらしい。お客さんが来たら料理をして、運んで……ってするみたいだよ」
夜門 由貴
「へえーっ!! シェフとウェイターさん両方やるんだ! だからそんな恰好なんだ、かっこいい!」
「……あっ、あのね。私もシェフ兼ウェイターなんだって。ヒプノスって人からのメモがあって……」メモを取り出しておく……
「一緒にお仕事できるね! ……… ………??
なんでだろ?」
星守 閃理
「由貴ちゃんも? そっか……
そういえばこうやって一緒にお仕事する機会はあまり無かったね」
星守 閃理 地域の行事などでは一緒の屋台で……? とかは一瞬考えた
星守 閃理
「僕も気づいたらここにいたんだよ。
あ、冷凍室じゃなくて、向こうにある部屋のベッドに寝かされてたんだけど……」
夜門 由貴
やった~!!??
えへへ……たのしいね……
星守 閃理
「そしたら、メモとこのコック服がキッチンに置いてあって。
同じように今日から君はここの料理長兼ウェイターだ、って指示されてたんだよ」
KP
閃理はポケットからメモを取り出す。
そこには『今夜から、貴方はこのレストランのシェフ兼ウェイターだ。
君だけの最高のレストランにするように』と記載されていた。
夜門 由貴 「一緒のやつだ……」ヒプノスって書いてあるのも同じ…?
夜門 由貴 後はオーブンのこと、きいたらいいのかな…?
KP 裏を返すと、同じくHypnosとサインがあった。
夜門 由貴
了解です! おんなじ人……
「だれなんだろうね、ヒプノスさん……」
星守 閃理
CCB<=2 【クトゥルフ神話】 (1D100<=2) > 14 > 失敗
おしいな…
夜門 由貴
「あっ、シェフって言えば……
さっきオーブンの中でなにか動いてたよ」
「なにか作ってるの?」
星守 閃理
「ヒプノスさん……
このレストランのオーナーらしいけど、詳しいことは僕にもわからないや」
「え、オーブン?」
「まだお客さんがいないから、何も作ってないはずだけど……」
夜門 由貴
「うん、すごく大きいオーブンだったからびっくりしちゃった」
「え?」
「そ、そんなことないよ……
なんかびたんびたんってしてたし……」
星守 閃理
「え!? こわ……
い、一応見とかないと……」
KP
閃理と一緒に中身を確認するならば、オーブンの中は空どころか稼働すらしていない。
広さも常識の範囲内だ。
自分は幻でも見たのだろうか?
夜門 由貴 こわ… ふふ
夜門 由貴 「あれ…?」
星守 閃理 こわいよ……おばけかもしれないよ……
夜門 由貴 「……消えてる……」
夜門 由貴 うん……先のこととか考えると私も怖いかも
星守 閃理
「ええ、そんな……
オーブンには詳しくないけど、そんなに特別大きいオーブン、でもないよな……」
夜門 由貴 「うん……なんかちっちゃくなっちゃってる」
星守 閃理
「ひえ……由貴ちゃんにはそんなにはっきり見えてたなら、余計怖いな……。
寒いと幻が見えてくるとか……?」
「うん。やっぱりホットチョコレートを作って正解だったかもしれない。
これを飲んで、しっかり体の中からあったまった方がいいよ」
KP
閃理はマグカップを渡してくる。
中を見れば甘い香りがする。
確かにホットチョコレートのようだ。
夜門 由貴
「わ……! ありがとう…!」
受け取って匂いをくんくんしてる……
そっと飲むね……ごく……
「……あったかい、おいしい!」
星守 閃理 「良かった。顔色も良くなってきたね」
KP ホットチョコレートを飲んだ由貴さんは、HPが1d3+1回復します。
夜門 由貴 1d3+1 (1D3+1) > 1[1]+1 > 2
system [ 夜門 由貴 ] HP : 7 → 9
夜門 由貴 むむ…
星守 閃理
う、ちょっとすくない……(ぎゅーっ……
あったかくなーれ……
夜門 由貴 わぁーっ そうだね、閃理くんにくっついてたらもっと早くあったかくなるかな…… ぎゅっぎゅっ!
夜門 由貴 「うん! 元気になってきたよ」
system
[ KP ] 夜門 由貴 : 1 → 2
[ KP ] 星守 閃理 : 1 → 2
KP
※ここで、火を使ったことにより、閃理の深度が1進む。
ホットチョコレートを飲んだ場合、由貴さんの深度が1進む。
【イベント①】
KP では、由貴さんがホットチョコレートをゆっくりと飲み進めてマグカップが空になった頃。
夜門 由貴 なくなっちゃった…
KP チリリンッと、ベルの音がした。
夜門 由貴 「……?? 誰か……きたのかな?」
星守 閃理 「うん、お客様がお呼びだ」
夜門 由貴 「おきゃくさま……?」
星守 閃理
「そう。レストランだからね……。
由貴ちゃんを見つけるまでにもう5~6人くらいご来店されたかな」
夜門 由貴
「えっ、そんなに…?
閃理くん、いつからここに……」
星守 閃理
「うーん、普通に寝たはずなんだけどね。
2月13日、からどれくらい時間が経ってるのかは分からないな」
「とにかく呼ばれたからには行かなくちゃ、いや……」
「そうだ。折角だから、由貴ちゃんが注文をとってくるのはどう?
キッチンの勝手もまだ慣れないだろうし、今回は僕が調理をするよ」
夜門 由貴
「2月、13日……
わたしもおんなじ……」
「あっ、そ、そうだよね。
注文……!!」
「…… ……が… がんばる!」
星守 閃理
「由貴ちゃんならできるよ。いってらっしゃい。
でも、何か危ない事があったらすぐに呼んでね。大丈夫だとは思うけど……」
夜門 由貴
「あぶないこと…… うん、わかった。
その時はすぐ呼ぶね!」
KP
閃理は観音開きの扉を指す。
そして、冷蔵庫からいくつかの見覚えがある野菜を手にし、キッチンに立つと
包丁をぎこちなく動かす音が聞こえて来るだろう。
先ほどまで開かなかった観音開きの扉が開いた。
夜門 由貴 野菜…あっ ぎこちないんだ……
夜門 由貴
「……?? 閃理くんが指差したから…?」
「……ううん、とりあえずいこう!」とてててて……
星守 閃理
料理慣れてないと思うし……
CCB<=(11*5) 【DEX】 (1D100<=55) > 18 > 成功
あっ、成功した……ふふ……ちょっとは上達したかな?
夜門 由貴
えへ…… もち………
おりょうりじょうずになってすごい!(?)
星守 閃理 やった……! A閃理には負けないぞ(?)
夜門 由貴 ふふ……対抗心が……
KP
扉の先は、レストランの内装そのものだった。
赤色のギンガムチェックのクロスがかけられた木製のテーブルに椅子が並べられている。
テーブルの上にはメニュー表らしき冊子と、花瓶が置かれているが
花瓶には花などは活けられていない。
客は現在2人ほど席に着いている。
1人は真っ赤なドレスを着て、宝石品をふんだんに身に纏った30代ほどの女性だ。
女性は貴方に気が付くと、妖艶な笑みで手招きをする。
どうやら彼女が注文したい人のようだ。
夜門 由貴
(わーーっ 本当にレストランなんだ……)きょろ……
「あっ、はい、只今…!」
赤いドレスの女性のテーブルに近づいていきます…!
夜門 由貴 !? びじんさん
星守 閃理 立ち絵がついてて……豪華だよね
Mrs.レッド
「こんにちは、可愛いウェイトレスさん。
あら、いつものウェイターさんじゃないのね」
「まあここのオーナーさんに付き合える人ってあんまりいないもの、仕方ないわね」
夜門 由貴 うん! すごーい!!
夜門 由貴
「いつもの……
は、はい! 今日から入りました新人です…!」
「(えっと)ご注文がお決まりですか?
お伺いいたします!」
KP
女性に何か質問をすることもできます。
由貴さんが注文をうかがうならば、次のように答えるだろう。
夜門 由貴 しつもん……
Mrs.レッド
「まあ今日からだったの。よろしくね、可愛い新人さん」
「そうね、ステーキとロイヤルミルクティーをお願い。
ステーキの焼き加減はレアでお願いね」
夜門 由貴
「ステーキと、ロイヤルミルクティーをおひとつずつ……ステーキの焼き加減はレア、ですね!
かしこまりました」
「……あ、あの質問してもいいですか?
……いつもの店員さんって、金色の髪の男の人のことですか…?」
Mrs.レッド
「金髪の男性……? いいえ、知らない子ね。
貴方よりもっと小柄な黒髪の女の子だったわ」
夜門 由貴 ???
KP
※ヒプノスの戯れの犠牲者の一人である。
行方は知れない。
ということですが、二窓なので向こう側ということにしました。
夜門 由貴 「……小柄な……」
夜門 由貴 choice 天香ちゃん…? 誰…? (choice 天香ちゃん…? 誰…?) > 天香ちゃん…?
夜門 由貴
(それってもしかして天香ちゃん…? ううん、まさかそんなはずないよね)
「そうですか……それじゃあ本当にちがうひとですね……」
「オーナーさんにつきあえるひとがあんまりいないってお話ですけど……
オーナーさん…どんな人なんですか?」
Mrs.レッド
「オーナーはオーナーよ?
ヒプノスっていう、まあ、人からしたら偉大な存在かしら」
夜門 由貴 「偉大な存在……カミサマですか?」
Mrs.レッド 「あら、好奇心旺盛なウェイトレスさんね。ふふ、そんなところかしら」
夜門 由貴
「えっ! あ、そ、そうだ……
お料理早く食べたいですよね……!」
「すぐ持ってきますね……!」
Mrs.レッド 「ええ、お願い」
KP
Mrs.レッドは艶やかに微笑んで貴方を見送るだろう。
キッチンへ戻ると、閃理がオーブンを覗いている。
オーブンの中は相変わらず何も入っていない。
そして、貴方が戻って来たことに気づくと表情を明るくさせた。
夜門 由貴 (見てる……)
星守 閃理 「おかえり。ご注文は何だった?」
夜門 由貴
「あっ! う、うん。
ステーキと、ロイヤルミルクティーだって。
ステーキはレアがいいっておっしゃってたよ!」
星守 閃理 「ステーキとロイヤルミルクティー……よし、分かったよ。ありがとう」
夜門 由貴 「うん! なにかお手伝いできることある……?」
星守 閃理
「そうだな、僕はこのまま付け合わせの準備と紅茶の用意を進めるから
由貴ちゃんはステーキ焼いてみ、……」
「…………」
KP
閃理は冷蔵庫から肉を取り出すものの、その顔を歪ませる。
彼の手元を見てみると、トレーに入った肉がパッキングされていた。
スーパーでよく見るもののように見える。
【目星】を振ることができます。
夜門 由貴 みーーーーーーー
夜門 由貴
「……?」
CCB<=84 【目星】 (1D100<=84) > 84 > 成功
星守 閃理 いちたりた! えらい!
KP
由貴さんが貼られたシールを見てみると、『人肉 200グラム』と書かれていることに気付く。
しかし貴方にはその真偽は定かではない。
夜門 由貴
「………」
「…… ………… ……」シールの上に手をペチ…?
「………お肉って、他のやつないのかな……?
たぶんだけど、牛肉とかのほうが美味しいよ」
星守 閃理
「うん、僕もそう思う。
でも、他に無くて……どれも同じみたいだ」
冷蔵庫に向き直ってがさごそしている
夜門 由貴 「そんな……」
星守 閃理
「お客様を待たせるわけにもいかないし……とりあえずお出ししようか。
もしかしたらそう書いてあるだけで、違う……かもしれないし……」
夜門 由貴
「………ほんとに出していいのかなあ……」
「お肉の注文は初めてなの…?」
星守 閃理 「うん……飲み物とか、甘いものとかがほとんどだったから」
夜門 由貴
「……どうしよう……
……… ………」
「だ、出してみて……
本当に大丈夫ですか? って…きいてみよっか……」
星守 閃理
「そう、だね……?
とにかく調理を進めないと……」
夜門 由貴
「……うん。
じゃあ、私、やってみるね」むむ…
人肉のやつをとりあえずおいて……
調理する……?
KP
ビニールを剥してまな板の上に肉を乗せる。
ステーキを作る場合、【製作(料理)】を50で振ることが可能です。
これは製作(料理)が初期値でも、全員50%になります。
夜門 由貴 ごじゅっぱーせんと……
夜門 由貴
ぺちぺちぺち……
CCB<=5+45 【製作(料理)】 (1D100<=50) > 76 > 失敗
夜門 由貴 み………
夜門 由貴 「ん… む……れ、レア……??」
KP
貴方は閃理の予想以上の手際の良さに見惚れていたのか(?)
それとも不慣れなキッチンで火加減を間違えたのか。
レアどころかウェルダンのステーキが出来上がってしまった。
閃理が作った付け合わせが添えられると、それっぽく見える。
夜門 由貴
「……ど、どう見てもレアじゃないけど……
だいじょうぶかなあ……」
「せっかく閃理くんが作ってくれたのは美味しそうなのに……」
KP
ではそうですね……
【DEX*5】に成功したら、もう一度急いで作り直す……
【製作(料理)】を振り直すことができることにしましょうか。
夜門 由貴 はわ………お、おんじょう……
夜門 由貴
「……い、今から急いで作り直すね!」
CCB<=(18*5) 【DEX】えいえいえい (1D100<=90) > 66 > 成功
!!
星守 閃理 えらい!
星守 閃理 「えっ! わ、手早い……」
KP では再度、【製作(料理)】をどうぞ
夜門 由貴 CCB<=5+45 【製作(料理)】 (1D100<=50) > 69 > 失敗
夜門 由貴 ぽて………
夜門 由貴 「んーーーっ゛」んんん
星守 閃理 よしよし……
夜門 由貴 ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん……(閃理くんにめり込む
夜門 由貴 「………やっぱりだめだった」
星守 閃理 「火加減って、難しいんだね……」
星守 閃理 CCB<=(11*5) 【DEX】 (1D100<=55) > 21 > 成功
KP 閃理がちら、と扉の外をうかがっている。
夜門 由貴 「うん………… し、新人だからゆるしてくれるかな……」?
星守 閃理
「あ、でも……本読んでるな……?
……由貴ちゃん、こっそりもう一回やってみようよ」
KP もう一度だけ、【製作(料理)】をどうぞ……!
夜門 由貴
ものすごく温情を与えられている……!!
えいえい……
夜門 由貴 CCB<=5+45 【製作(料理)】 (1D100<=50) > 96 > 致命的失敗
夜門 由貴
えーーん…!!!
びぇ………
星守 閃理 !?!?!?
KP
真っ黒に焦げ、サハラ砂漠のようになった哀れな肉だったもの。
これはまごうことなく墨だ。
人間が食べるべきものではない。
と、普段それなりに料理をする由貴さんならば殊更思う事だろう。
これを客に出しても良いのだろうか?
閃理は無言で首を横に振っている。
今まで作ったステーキだって冷え始めている。
まだ慌てる時間じゃない……ことはないが最早そういう問題ではない。
もう一度肉を焼くところから始めよう。
閃理が肉を持ってくる。
ラベルを見る場合相変わらず人肉と記載されている。
SAN-1d3消費でもう一度どうぞ…………。
夜門 由貴
へにゃへにゃ……
1D3 (1D3) > 3
system [ 夜門 由貴 ] SAN : 82 → 79
夜門 由貴
めしょめしょしながらおりょうりしてる…
CCB<=5+45 【製作(料理)】 (1D100<=50) > 70 > 失敗
夜門 由貴
ぜんぜんつくれない…………
生肉そのまま出したほうが喜ばれるんじゃないかな……
星守 閃理
そんな……
CCB<=5+45 【製作(料理)】サポートしよ…… (1D100<=50) > 23 > 成功
あっ……
夜門 由貴
えらい! しゅごい…!!
閃理くんがシェフのままがいいね……
星守 閃理
そんなことないよ……!
慣れない場所だしまだ寒いんだよ……(ぎゅむぎゅむ……
夜門 由貴 ううーっ……(ひきつづきめりこみつつ……
KP
では、閃理と一緒に試行錯誤して、ミディアムくらいの焼き加減には仕上げることができるだろう。
これで妥協してもらうしかなさそうだ。
夜門 由貴 うう……不甲斐ない……
星守 閃理
「最初よりは断然いい感じだよ。
これくらいが僕は好きだな……」?
夜門 由貴
「えへへ……(ぐずっ…)そうかな?
ありがとう……閃理くんが手伝ってくれたおかげだね」
「それじゃあ、これ、お客様にお出ししてくるね!」こてこてこて……
星守 閃理
「うん、お願い」
少しはらはら見送っている……
KP
観音開きの扉を開け、運んで行けば女性は読んでいた本を閉じる。
【目星】を振ることができます。
夜門 由貴
(本……!!)
CCB<=84 【目星】 (1D100<=84) > 12 > スペシャル
夜門 由貴 この出目を…… お料理のときに……(いじいじ…
星守 閃理 よしよし……きっと由貴ちゃんは人肉調理には向いてなかったってだけだよ……
KP では由貴さんは、本の表紙に『NECRONOMICON』と書かれていることが分かる。
夜門 由貴 人肉調理に向いていない…?
Mrs.レッド 「まあ。とっても美味しそうね」
夜門 由貴 「……ねくろのみこん……? あっ、は、はい!」
星守 閃理 そう……普通のお料理ならきっと上手にできるよ。(DEXとかAPPとかを見つつ)
夜門 由貴
「た、たいへんお待たせいたしました。
す……すてーきと……ロイヤルミルクティーになります……」
Mrs.レッド 「ありがとう。早速いただくわ」
KP
テーブルの上に置かれたステーキに、Mrs.レッドは目を輝かせた。
そしてナイフとフォークを優雅に使ってパクリと一口食べる。
KP
料理によって深度を1進める(メモ)
・料理が失敗した場合
Mrs.レッド 「うーん……味付けは良いのだけれど、私が頼んだ焼き加減には少し惜しいわね」
KP
Mrs.レッドは赤い唇をナプキンで拭う。
そして残念そうに眉を下げて見せ、貴方の方へ手を差し出した。
彼女の手には小箱が握られており、貴方に手を出せと暗に告げている。
夜門 由貴
「う……そ、そうですよね、すみません……」
「……?」て、手を出す……?
KP 貴方が手を差し出すと、その掌にポトンと小箱が乗せられる。
Mrs.レッド
「この食事の御礼よ」
「さ、他に待っているお客さんがいるのでしょう?
そちらを対応してあげて頂戴」
夜門 由貴 「お、お礼…!? あ、は、はい…!」??
KP
中身を開けてみるならば、透明なキューブがコロンと1粒入っている。
それは見た目氷のように見えるが、水滴1つついていない。
触ってみると冷たいような気がする。
system
[ KP ] 夜門 由貴 : 2 → 3
[ KP ] 星守 閃理 : 2 → 3
夜門 由貴 「……?? こおり…?」
system [ KP ] キューブ : 0 → 1
夜門 由貴 気になるけど……ご注文を聞きに行かなきゃ…?
KP 【イベント②】
KP
貴方がその場を離れようとしたところで、チリリンッとベルが鳴る。
それは中央のテーブルから聞こえて来た。
夜門 由貴
「は……はい! 今参ります!」
い、いくぞ…!!
KP
そこに座っているのは、ブロンドヘアの男だ。
男の青い瞳がキラキラと輝いているように錯覚するほど、美しい。
そのサファイアのような瞳が貴方の方へと向くと、パチクリと瞬きをし、スッと細められた。
クラーク
「おや。いつものウェイトレスじゃないんだね」
「ああそうか、新入りだね? 可哀想に。
彼に気に入られてしまったんだ?」
夜門 由貴
「えっ ええと…… 多分……そうみたいです。
以前の小さな女の子はいなくて……」
クラーク 「そうかい。勿論、誰がウェイトレスだろうと私はこれからも通うつもりだよ」
夜門 由貴
「そ……そうですか。
……あの、ここって……もしもクビになったりするとなにかあるんですか? なにか危ないこととか……」
クラーク
「さあ、どうだろうか。怒らせてもあまり良い事にはならないだろうけど。
あまり深く知ろうとしない方が良いよ、これ以上彼に気に入られたくなければね」
「何せ気に入られ過ぎても問題だ。彼が君たちを離してくれなくなるのさ。
そんなの、嫌だろう?」
夜門 由貴
「放して……くれなくなる……
帰れなくなる、ってこと…ですか」帰るっていうか……
クラーク
「そうかもしれないね。君たちにとって困る結果になるのは間違いないだろう」
「生憎私はただの客だからね。
彼の世界に深く干渉したりしたくないのだけれど……」
「……ああ、そうだ」
KP
男は暫く考え込んでいたように地面に這わせた視線を、貴方へと持ち上げる。
そしてまるで悪戯を思い付いたように無邪気な笑みを浮かべると、指をパチンと鳴らす。
クラーク
「これで、行けるようになるよ。
気になっていただろう?」
「どこって顔をしているね。答えはわかるよ、じきにね」
KP 男はこの事に関して、それ以上口を開く気はないようだ。
夜門 由貴
「……どこ……
………(あの部屋かなあ…?)」
(うーん……どうしてこんな事ができるんだろう…?)
「ひとまず、ありがとうございます。
あとで心当たりの場所に行ってみます」
クラーク 「どういたしまして」
夜門 由貴 「はい! ……それで、ご注文を伺いに参りました! お決まりですか?」
KP
男性は貴方をつま先から頭のてっぺんまでジロジロと見る。
そしてこう問いかけてくる。
クラーク
「注文の前に1つだけ」
「君は、私が誰だと思う?
どういう生命体か、でもいいよ?」
夜門 由貴
「………えっ…?」
「えっと…… ………
だ、だれか、までは……」
クラーク
「もっと簡略化しようか?
人間か、人間じゃないか、とかでも構わないよ」
「さあ、どうかな? 私が何者であるか、当ててごらん」
KP
【クトゥルフ神話技能】を振ることができます。
もしくはリアル神話技能でも可能です。
夜門 由貴 CCB<=5 【クトゥルフ神話】 (1D100<=5) > 87 > 失敗
KP では、貴方の持ちうる知識の中で、彼に結び付く情報は無かったようだ。
夜門 由貴
みゅ……了解です
「……わ、わかりません……
でも、さっきの……ヒプノス? さんのことを親しげにおっしゃっていたから……
もしかしたら、ヒプノスさんと同じような存在……何じゃないかって思うんですけど……」
クラーク 「それはつまり、人間か人間でないかの二択で言うと?」
夜門 由貴
「えっ……
か、カミサマっぽいから……人間じゃ…ない…?」
クラーク
「……へえ。やっぱり防御本能ってやつなのかな? 面白いね。
正解だよ。じゃあこれは当てたご褒美にどうぞ」
KP
そう言って客は貴方に、煌びやかな小箱をくれる。
中身を開けてみるならば、透明なキューブが2粒入っている。
それは見た目氷のように見えるが、水滴1つついていない。
system [ KP ] キューブ : 1 → 3
夜門 由貴
「……!! あっ、さっきの……」
「さっき、赤い女の人にも貰ったんですけど、これって一体、何なんですか…?」
クラーク
「それは魔法の氷だよ。人間が食べても害はないさ。“神”に誓っても良い。
本当に困った時に、食べなさい」
KP
なお、貴方は先ほどからなんだか暑く感じ、動くことが億劫に思う。
今後、(SANC以外の)技能に-10の補正が入る。
夜門 由貴
「困った……ときに……」じっ…
「そういえば、たしかに身体が重たい…ような……?」
おそるおそる……食べてみる……?
KP
指で摘まんだ氷は、貴方の体温を物ともしない。
雫1つ垂らさない摩訶不思議な氷を、貴方は恐々と口に運んだ。
口に含むと、先ほどまではビクともしなかった氷が口内で雪のように溶けて消えてしまう。
気づけばゴクン……と貴方は喉を鳴らしていた。
すると、まるで立ち眩みを起こした時のように、スッと血が下がる感覚がした。少しすれば、その感覚もなくなった。
体がなんだか軽くなった気がする。
system
[ KP ] キューブ : 3 → 2
[ KP ] 夜門 由貴 : 3 → 2
KP 由貴さんの技能のマイナス補正はなくなりました。
クラーク 「それで、注文だったね」
KP 男性は人当たりの良い笑みを浮かべ、開いていたメニュー表に視線を向ける。
夜門 由貴
「……! はい! ご注文お伺いいたします!」
元気が出たのではつらつとしてる…?
クラーク
「それじゃあ、特別なバレンタインにピッタリのもの頼むよ」
「ああ、チョコレートは使って欲しい。折角のバレンタインだからね。
特別の意味はそうだな……君が貰ったら嬉しいお菓子、かな」
KP
彼はニコニコと微笑んだままだ。
その笑顔はまるで無邪気な子供のように、貴方の目には映ることだろう。
夜門 由貴
「バレンタインの……チョコレート……?」
「……私が、貰ったら嬉しいお菓子……
しょ、承知いたしました」
クラーク 「ああ。頼んだよ」
KP
キッチンへ戻ると、閃理は食器を洗っているところだった。
そして、貴方が戻って来たことに気づくと表情を明るくする。
星守 閃理
「おかえり由貴ちゃん! ちょっと癖のあるお客さんだったけど頑張ったね。
ご注文内容はなんだった?」
夜門 由貴
「うん! お礼までくれたよ!
……えっとね……次の注文は……」
「特別バレンタインのお菓子、だって!
バレンタインだから、チョコを使ってほしいみたい……」
「やったね、さっきみたいにお肉じゃないよ!」
「……あっ、そうだ。
エアコン、ちょっと消すね……いいかな?」
星守 閃理 「エアコン? いいけど……」
夜門 由貴 「ありがとう!」ぽち……
KP 注文内容を伝えると、閃理は困った様子で眉を顰める。
星守 閃理
「参ったな。チョコレートはさっき由貴ちゃんが飲んだので最後なんだ。
それに特別ってどういう意味だ?」
KP
閃理は首を傾げている。
すると、ガチャリと貴方の後ろから音がした。
振り返ると、何も書かれていない扉がひとりでに開かれる。
夜門 由貴
「ええっ…!? さ、最後…!?
……えっ?」振り返る……
星守 閃理
「うわ、びっくりした。
……あの中にヒントがあるってこと……?」
夜門 由貴
「そ……そうなのかな?
なんだかお知らせの仕方が……不思議だね」
「……よし、取り敢えずいってみよう!」ふんふん
星守 閃理
「はは……不思議なお客様も多いしね……」
「……うん。食器洗いも終わったよ。
早速行ってみよう」
夜門 由貴 「うん! いこいこ! …… ところで閃理くんは……暑くない?」
星守 閃理
「ん……言われてみれば、ちょっと暑いかも……」
「それでエアコン切ってくれたのかな? ありがとう」
KP
Schoice[深度下げていいよ,一回上がったらそのままだよ] (choice[深度下げていいよ,一回上がったらそのままだよ]) > 深度下げていいよ
では、エアコンを切って数分経ち、部屋全体が少しひんやりとしてくるだろう。
system
[ KP ] 夜門 由貴 : 2 → 1
[ KP ] 星守 閃理 : 3 → 2
夜門 由貴 はわ…… やった~! えっ……(お隣の部屋を見る
夜門 由貴
「うん、えっと……もしかしたらと思って。
あの、これもあるよ。ひんやりするから、熱くなったら食べてね」
「あっ、ここ! ここにおいておくから!!」
星守 閃理
「氷……? じゃないな、溶けてないし……
うん……?」
夜門 由貴
「魔法の氷っていう… ………… ……??
お菓子かなぁ? よくわからないけど、すーってするよ」
星守 閃理
「分かった。また暑くなってきたら食べようかな。
ありがとう」
夜門 由貴 「うん!」
星守 閃理
「とにかく、早く調達して何か作らないといけないな。
失敗したら、どんな罰が飛んでくるかわからないし……」
「でも由貴ちゃんと一緒なら絶対大丈夫。
行ってみよう」
夜門 由貴
「うん、私も閃理くんと一緒なら……大丈夫だと思う!」
「頑張ろうね」
星守 閃理 「うん。由貴ちゃんが居てくれるだけでいくらでも頑張れるよ」
KP
貴方たちは励まし合いつつ、何も書かれていない扉へと進む……
といったところで、一日目はセーブといたしましょうか。
お疲れ様でした。
夜門 由貴
はい……! こちらでもお疲れさまでした!!
大丈夫かな…… あんまり暖かくなりすぎたらとけちゃう…?
楽しいこと(?)が起きるならいいけど熱中症みたいなことが起きそう……
星守 閃理
お疲れ様でした。
さてどうなるかな…… ふふ……楽しい事か……
夜門 由貴 はわ……閃理くんは私が守るもん…………
星守 閃理
「えっちなシナリオではありません」って書いてあるからなぁ……
え? そんな……僕が由貴ちゃんを守るんだよ……
夜門 由貴 やだーーっ
星守 閃理
!? やだ……!?!?
あの、あれだよ。自分を守れないと人は守れないから……
ちゃんと自分の無事もなるべく確保しつつ……頑張ろうね(ぎゅっ……
けみかえる 謎の成長……
夜門 由貴 み゛ーーーーーーッ(めり……
星守 閃理 ぐわ…… 今日はたくさんめり込んできたね(じゅむ…… 埋まっている
193
だいじょうぶ……自分を守りつつもちゃんと……
ちゃんと……?? ぐぬ……
夜門 由貴 めり込むくらいそばにいたいなと思って……(?
星守 閃理 いっそ一体化を……??(でろ……?
夜門 由貴 やった~!?
KP
KP
「熱情含有チョコレート」二日目
再開いたします。
前回は見知らぬレストランらしき場所で目を覚まし
二人目の客の注文に沿うべく、チョコレートをどうにか調達できないかと探索を開始するところまででしたね。
夜門 由貴 こわいよぅ…
星守 閃理 大丈夫だよ……(ぎゅ……
KP
【何も書かれていない扉】
扉を完全に開くと、足元からひんやりとした風が流れ込んで来る。
細い廊下と扉が5つ並んでいた。
廊下は身震いするほど冷えきっている。
夜門 由貴 っていうかもし血液と心臓だったとして私のも閃理くんのもあげないけど……食べるなら私だもん……(もぐ…
KP
一番手前の扉には、閃理の名前が書かれているプレートが掛けられている。
残り4つの扉にはそれぞれトランプが1枚扉の前に貼りつけられている。
どのトランプもハートのJが描かれている。
ふと、貴方はそのJを見ていて気付く。
そのJは普段貴方が見るトランプの顔ではない。
その顔はどこか自分を模しているような顔だった。
夜門 由貴 いっぱい調べるところがある…
KP
【目星】を振ることができます。
夜門 由貴
「あ、いっぱいお部屋があるんだね……
ここが閃理くんのお部屋!」てけ…
CCB<=84 【目星】 (1D100<=84) > 91 > 失敗
KP
◆【目星】に成功した場合
扉にそれぞれ貼られたトランプのJが同じように見えて少しずつ違うことに気づく。
近い方(2番目の扉)からJの顔の向きが少しずつハートマークから逸らされている。
星守 閃理 「え……」
KP 閃理が声をあげる。
星守 閃理 「こんなに廊下が長いはず……」
夜門 由貴 「…? どうしたの?」えっ…
星守 閃理
「さっきまで、扉は1つしかなかったんだよ。
僕の部屋以外何も……」
KP 動揺したように、扉と廊下を忙しなく双眼が動いている。
KP 閃理のみ SANc0/1
星守 閃理 CCB<=84 【SANチェック】 (1D100<=84) > 62 > 成功
夜門 由貴
「……お、おかしいことならずっと起きてるよ!!
大丈夫!!」大丈夫ではないが取り敢えず抱きついて落ち着いてもらう…?
星守 閃理 「わ、……う、うん、そうだよな……」
夜門 由貴
「うん……あ、えっと……
さっきのお客様にここに私も入れるようになる呪文…? 魔法? かけてもらったんだけど、それかも!」
星守 閃理
「そんな魔法が……。
そっか、それなら部屋のひとつやふたつ、生えてもおかしくないか……」
「……ありがとう。落ち着いたよ。
ほかの部屋に行く時は用心して行こう」
ぎゅっとくっついたまま扉を見ている……
何処から向かうかな
KP 探索可能箇所:1〜5番目の扉
夜門 由貴
むゅ…… うーん……
でも、手前から順番に見ていくのがいいんじゃないかな…?
KP
では1番目の扉からですね。
【1番目の扉】
星守 閃理 「ここが僕が目を覚ました部屋だよ」
KP
そう言って扉を開くと、中からふわりと甘いチョコレートの香りがした。
また、この部屋は暖かい。
上を見れば、壁にエアコンが設置されており、運転していることが確認出来る。
リモコンもすぐ下の壁に設置されている。
星守 閃理
「あれ? エアコンが起動してる。
おかしいな。僕がいた時はつけてなかったんだけど」
夜門 由貴
「へえ~ ……あっチョコレートの匂い!」
あ、あったかい……
「……そうなの…?
……じゃあとりあえず…消しとこっか…」ぴこ……
KP ※エアコンを切らない場合、深度が1進む
夜門 由貴 とけちゃう!!
星守 閃理
「そうだね? 電気代とかは気にしなくていいのかもしれないけど
勿体ないもんな……。あ、切ってくれてありがとう」
夜門 由貴
「ううん。
なんか……消したかったから!」
KP 中は簡素な部屋であり、6畳ほどの広さを机とベッド、本棚が埋めている。
KP 探索可能箇所:机、ベッド、本棚
夜門 由貴
「普通のお部屋だね……」(きょろ…
「匂いがするから、どこかにチョコレートがあるかな…?」
机から順番に…?
夜門 由貴
????? おさら…
あっ!! お星さまのコースター!
るんるんぴょこぴょこ…
星守 閃理
あっほんとだ(コースター
るんぴょこ由貴ちゃんかわいいね……
KP
□机
何の変哲もない机だ。引き出しもない。
机の上には皿が1枚と、フォークナイフが一組置かれている。
【目星】をどうぞ。
夜門 由貴 CCB<=84 【目星】 (1D100<=84) > 64 > 成功
星守 閃理 目星! えらい!
夜門 由貴 やた~!!
KP
では由貴さんは、皿の下にメモが置いてあることに気づく。
メモには『EAT ME』と書かれている。
星守 閃理 「こんなお皿、そもそも無かったけどな……」
夜門 由貴
「いーとみー……
えっ…そうなの…?」
「……誰か……
例えばオーナーさんが入ってきて置いていったのかなあ」
「それにしても、いーとみーって書いてあるけど、なんにもないよ」きょろ……
星守 閃理
「勝手に入られるのは嫌だな……。
……確かに、こういうのって何か食べるものが置いてあるはずなのにね」
きょろ……
夜門 由貴
「お皿そのものを食べる…とか…?」
メモにはまた何か他に書いてない…? ヒプノス、とか…(?)
星守 閃理
「お菓子で出来てるとか? ……いや、食べられそうにはないね」
こんこんっとお皿を叩いて確かめている。
KP
メモには特に何も書かれていませんね。
机の情報は以上です。
夜門 由貴
了解です。
「そっかあ……最近は食べられるお皿もあるからもしかしたらって思ったんだけど……」
……メモは持っていこう!! 次はお布団!
KP
□ベッド
掛け布団が折りたたまれている。
使用感が残るベッドだが、シーツなどは清潔に保たれているという印象を持つことだろう。
【聞き耳】を振ることができます。
夜門 由貴 CCB<=65 【聞き耳】 (1D100<=65) > 82 > 失敗
夜門 由貴
聞き耳…… でも…… うん、チョコレートの匂い、もしかしたらベッドから……
とかは考えてないよ!!
夜門 由貴
じーっ…… ぽふ……(座る……
ぽて……(寝る…
星守 閃理 ねちゃった……
星守 閃理 「え、由貴ちゃん……?」
夜門 由貴 わかんないんだもん……(ころころ…
KP 由貴さんは徐にベッドに横たわる。
星守 閃理 CCB<=71 【聞き耳】 (1D100<=71) > 15 > 成功
KP
すると、ベッドから強いチョコレートの香りがすることに気付くだろう。
しかし、ベッドの下など隈なく探してみても、チョコレートらしきものは見当たらない。
夜門 由貴
!?
がばっ……?
「チョコレートの匂いがする!」
星守 閃理 「わ。びっくりした……」
KP
そうですね……うーん……
【聞き耳-10】をどうぞ。
夜門 由貴
CCB<=65-10 【聞き耳】 (1D100<=55) > 85 > 失敗
出目……
星守 閃理
CCB<=71 【聞き耳】 (1D100<=71) > 78 > 失敗
自分の匂いはわかんないな……(すんすん……
夜門 由貴
「でもどこからかはわかんない……
…閃理くんの匂い?」近づいてってすんすん……
チョコレートの匂いが充満してるならわからないか……
星守 閃理
「え、僕……?
確かに目が覚めた時このベッドで寝てたけど……」
KP では由貴さんは【幸運】をどうぞ。
夜門 由貴
おんじょうそちをかんじゆ………
ありがとうございます…… ふるぞ!
夜門 由貴 CCB<=70 【幸運】 (1D100<=70) > 55 > 成功
夜門 由貴 やたっ!!!
星守 閃理 えらい!!
夜門 由貴 えへへ……すんすん……もぐ…?
KP ではほのかにだが、閃理からチョコレートの甘い香りがすることに気付く。
夜門 由貴
ほのかに…… ………
「やっぱり閃理くんからもちょっとだけ匂いがする……」
星守 閃理 もぐもぐ……??
夜門 由貴 「………………………」食べてみるかどうか考えている
星守 閃理
「僕から……?」
SCCB<=90 【アイデア】 (1D100<=90) > 14 > スペシャル
「そういえば、このベッドで起きた時から、甘い匂いがしてたような……?
……僕から…………?」
夜門 由貴
choice[ベッドがチョコかどうか疑う,閃理くんを食べてみる] (choice[ベッドがチョコかどうか疑う,閃理くんを食べてみる]) > ベッドがチョコかどうか疑う
「ベッドが……チョコなのかなあ……?」
ベッドの……何かがチョコなんじゃないかと思ってジロジロ見てみます… 食べる…?
星守 閃理 「ええ? そんな筈は…… あっ?」
KP
由貴さんがベッドの布を口に含むと、なんとも言えない繊維の味が広がるだろう。
どうやらチョコレートではないようだ。
夜門 由貴
「………おいしくない……」
「チョコレートじゃなかった……
お布団汚しちゃった、ごめんね」
星守 閃理
「え? ふふ……ううん? 突然ぱくっとしたから驚いちゃった。
由貴ちゃんなら汚くないよ」?
夜門 由貴
「??? そんなことないよ…??
代わりのシーツがあったら替えようね…??」
「……よし、どこか他の場所にあるのかも!」
本棚の方を見に行こうかな…?
星守 閃理 かわいいね……(もぐ……
夜門 由貴 !? も、もぐもぐされちゃった…?
KP
□本棚
分厚い歴史書や教育書、剣道の指南書などが詰まっている。
閃理の自宅の蔵書と同じものだ。
【目星】を振ることができます。
もしくは【図書館】成功で追加情報つきの情報が出ます。
夜門 由貴 CCB<=82 【図書館】 (1D100<=82) > 24 > 成功
KP
由貴さんはふと、一冊だけ解説書を見つける。
それはトランプの絵柄についての書籍だ。
付箋がついている。
付箋の貼られたページを開くと、次のような文章が目に入った。
KP
◆付箋の貼られたページ
『トランプのJ、Q、Kの顔の向きが違うのは、それぞれスートに対しての思想を表している。
例えば、スートの方に顔を真横に向けて見ている場合、そのスートの象徴を大変好ましく思っている。
やや斜めに向いている場合、ある程度には好意的である。
反対に、スートに顔を背けている場合、そのスートの象徴を嫌っている。
顔を真横に向けている場合は、大嫌いということになる。
<スートが表すもの>
ハート=愛情、ダイヤ=お金、スペード=プライド、クラブ=知識』
KP
そしてもう一冊、気になる雑誌を取り出す。
そのレシピ本は、厚みが明らかに減っている。
見ればバレンタイン特集と書かれた雑誌だ。
適当に開いてみれば、大雑把にもビリビリに破られたページが数ページにもわたりあることがわかる。
破られたページの前の記事は
『次のページからバレンタインに渡す時に注意! 贈る相手との関係にBESTなお菓子紹介!』
と書かれていた。
しかし該当する次のページもその次のページもその次のページも破られてしまい、読むことは不可能そうだ。
夜門 由貴 せんりくんのおうちにあるごほん……
KP 本棚の情報、並びに1番目の扉の部屋の情報は以上です。
夜門 由貴
了解です!
「……あ、トランプの本だ……。
ハートのジャック……ジャックについてはかいてないみたい。ハートは愛情……」ふうん……
「あ、この本、破けちゃってるよ!
……バレンタインのお菓子の本…?」閃理くんじっ……
星守 閃理 choice[母,ミルラ兄] (choice[母,ミルラ兄]) > ミルラ兄
星守 閃理
「わ、まずいな。
ミルラ兄に買っておいてって頼まれてて、置いてたやつ……」
夜門 由貴 ミルラさん! ふふふ……
夜門 由貴
「えっ!! わぁ……大変だ。
……ひどいね、ぼろぼろ……」
「……見られたら都合が悪いのかなあ……
誰だか知らないけど意地悪だね」むむむ……
星守 閃理 僕は自分じゃ買わないだろうなと思って、母さんかミルラ兄かでちょいすをね……
夜門 由貴
ふふふ……お母さんのパターンもあったんだ
うふふ……
夜門 由貴
「……とりあえず、匂いはするけど肝心のチョコレートがどこにもないね……。
別の部屋、見に行ってみる?」
星守 閃理
母さんは好きだろうからね、こういうの……
多分毎年父さんと僕と夜門家の皆さんとかに作ってる……はず
夜門 由貴
やった~!!! 閃理くんのお母さんのちょこれーと! もぐ……
うちのお母さんも作ってたりするのかな……お菓子じゃなくてちょっとしたお花とかかも……?
星守 閃理
「うん……。色々気がかりだけど材料調達が最優先だもんね。
行ってみよう」
星守 閃理 わあ、嬉しいな。家が華やぐよ。
KP 一度廊下に戻った由貴さんは、再度【目星】を振ることができます。
夜門 由貴 CCB<=84 【目星】 (1D100<=84) > 6 > スペシャル
夜門 由貴 やった~!
星守 閃理 えらい~~!
KP
由貴さんは、先程の部屋で見つけたトランプの絵柄の解説書を思い出し、改めて扉を観察する。
すると、扉にそれぞれ貼られたトランプのJが同じように見えて少しずつ違うことに気づくだろう。
近い方(2番目の扉)から、Jの顔の向きが少しずつハートマークから逸らされている。
夜門 由貴 「………あれ? なんか……このトランプ……?」
KP
※PCに合わせてJ、Q、Kに変更可能。
作者様的にはKPCを護る者なら騎士と言う意味でJかなと思い、Jをデフォルトにしているそうです。
夜門 由貴
「……?? どういう意味だろう。
離れるにつれて、興味がなくなっていくってことなのかな……」?
星守 閃理
「なるほど、ハートの象徴が愛情だから……
そういう事なのかも……?」
夜門 由貴 「む……」興味なくなったりしないもん……
星守 閃理 「む……?」
夜門 由貴
「……後ろのお部屋の方は調べなくてもいいかもね」??
むむむ……
2番めのお部屋に入ります。
星守 閃理
「えっ……?
チョコレートが早くに見つかったら、そうだね……?」??
夜門 由貴 「うん!!」お手々ぎゅってしていっしょにいきます!
星守 閃理 かわいいね……(ぎゅっぎゅっ……
KP
【2番目の扉】
開くと、そこは花々が咲き誇る庭だった。
天井などは存在せず、青く澄んだ空が広がっている。
時折小鳥の囀りが聞こえてきて、太陽が優しく貴方達を照らしている。
どう考えても両隣に部屋があるとは思えない、広々とした空間。
貴方たちの目には常軌を逸している光景に映ることだろう。
SANc 0/1
星守 閃理 CCB<=84 【SANチェック】 (1D100<=84) > 84 > 成功
夜門 由貴
CCB<=79 【SANチェック】 (1D100<=79) > 61 > 成功
「わぁ…! 綺麗な……お花畑だね…?」?
星守 閃理 「本当だ、いいお天気だね」?
KP
貴方たちが心なしか和んでいると、貴方の後ろから「シュリー!」と声がする。
振り返ると、今さっきまで貴方達が開けた扉は存在せず、あるのは原っぱの地平線だった。
夜門 由貴 「……? あっ、扉が……」
星守 閃理 「無くなってる……」
KP
手を振って貴方達の方へと向かって来るのは、美しい男性だ。
白いスーツを着た男性はパッと見、新郎のように思えることだろう。
男性は貴方達を通りこして行く。
その動線の先にいたのは、ベールを被ったウエディングドレス姿の女性だ。
夜門 由貴
「……?? 結婚式…?」
よくわからないけど状況に不安になってくっついている……
KP
男性は貴方達を通りこして行く。
その動線の先にいたのは、ベールを被ったウエディングドレス姿の女性だ。
女性は男性が駆けて来たことに気づくと「ウル!」とパッと表情を明るくする。
そして彼らは、次のような会話を交わすだろう。
シュリー
「ウルったら! 本当に心配したわ。
間に合わないんじゃないかって」
ウル 「ごめんごめん」
シュリー 「それで、ご両親からは許可がとれたの?」
ウル 「……」
シュリー
「そうなの……それじゃあ、いつか許しを得たら
その時に自慢できるような素敵な式にしたらいいのよ!」
KP
シェリーと呼ばれた女性はそう言って、ウルという男性に抱き着く。
ウルは目頭を押さえながら「うん」と呟いている。
一瞬、フラッシュがたかれたように眩しくなったかと思えば、目を開くとそこは教会の前のようだった。
丁度今まさにブーケトスが行われようとしている。
背中を向ける花嫁の前には、多くの女性たちが集まっており、ヒールまで脱いでいる本気っぷりである。
シュリー 「行くわよー!」
KP
そう言って投げられたブーケは、大きく弧を描く。
そうして、貴方の手元にポスンと落ちて来たのは、真っ赤な薔薇のブーケだ。
【知識/2】または【博物学】を振ることができます。
夜門 由貴 CCB<=60/2 【知識】 (1D100<=30) > 12 > 成功
夜門 由貴
!!!!!!!
やったあ~!!
星守 閃理
!!! えらい!! とても……
博物学でも成功の値だね? 成長チェックだね……
KP では由貴さんは、赤い薔薇の花言葉が「貴方の事を愛しています」という意味であることを知っている。
夜門 由貴 はわ…? やった~!!
KP
ブーケをうっかりとってしまった貴方の方へとうら若き女性たちの視線が射殺さんとばかりに向かって来る。
貴方が思わず後ずさりをすれば、ドンと背中が何かに衝突した。
振り返ればそれは貴方達が入って来た時の扉だ。
ノブを捻れば、廊下が見えることだろう。
夜門 由貴
「わっ わっ……貰っちゃった……
どうしよう…?」
星守 閃理
「わ……あの人たち本気だ……。
逃げよう……!」?
夜門 由貴 「う……うん!!」お花と閃理くんと一緒に逃げる…?
KP
承知いたしました。
貴方たちは直射日光を浴びて、どことなく暑く感じるようになるだろう。
特に閃理は少し動きづらそうにし始めたように見える。
system
[ KP ] 夜門 由貴 : 1 → 2
[ KP ] 星守 閃理 : 2 → 3
KP
深度3:なんだか暑く感じ、動くことが億劫に思う。
(SANC以外の)技能に-10の補正が入る。(現在閃理のみ)
夜門 由貴
「……ふう、どうなることかと思ったね……。
閃理くん…?」
星守 閃理
「うん……びっくりした……。
ああいうの、苦手だな……」
夜門 由貴
むゆ……
「……閃理くん、もしかして暑い?
……キッチンの方、一回戻ろっか」お手々を引いて……お花も置かなきゃだし……
星守 閃理
「ん? うん、そうだね……」
手を引かれてキッチンへ戻るよ
KP キッチンに薔薇のブーケを置いておく事ができるだろう。
夜門 由貴
ほっ……… あとは……
「閃理くん、これ食べて。すーっとするから」
「2つくらい一気に食べちゃったほうがいいかも…? ほらほら」おててにぎゅっぎゅっ
星守 閃理
お隣の部屋で天香ちゃんも言ってたけど……
由貴ちゃんに取っておいた方が良いと思うよ……(こそ……
夜門 由貴
…………
ぐい……
星守 閃理 ぐい……??
夜門 由貴 ほっぺにぐいぐい…?
星守 閃理 ちべたい……><
夜門 由貴 たべて たべてっ
星守 閃理
「え、でも魔法の氷……? なんだよね。
僕が一気に食べちゃって大丈夫……?」
夜門 由貴
「でも……動きづらそうにしてたし……」みゅゆゆ…
「とりあえず一個でもいいから食べて!
溶けちゃうよ!」??
星守 閃理
「ん……わかった。それじゃあひとつ貰うね」
ぱく、ころ……
system
[ KP ] 星守 閃理 : 3 → 2
[ KP ] キューブ : 2 → 1
夜門 由貴 じっ じーっ
星守 閃理
「わ、確かに口の中ですーっと溶けて……
体が軽くなった……?」
夜門 由貴
「……!! よかった…!」
「これからも定期的に身体が重くなったら食べなくちゃだよ! ね!」
「それじゃあ他の部屋も見に行ってみよっか……
チョコレート……うーん……」
星守 閃理 「ありがとう。由貴ちゃんこそ暑くなったら我慢しないでね」
KP さて、ブーケを置いて廊下に戻ったところで【目星】をどうぞ。
夜門 由貴
「うん、もちろん!」
CCB<=84 【目星】 (1D100<=84) > 49 > 成功
夜門 由貴 よし…
KP
廊下へと出ると、ふと、2番目の扉に貼られたトランプがA4用紙に代わっていることに気づく。
用紙には『カップケーキの作り方』とタイトルが記載されている。
読んでみると、どうやらカップケーキのレシピのようだ。
星守 閃理 とてもえらい……出目が安定してきたね
夜門 由貴
「……あれ?
さっきの扉のトランプ……トランプじゃなくなってるよ…?」
星守 閃理
「本当だ。カップケーキの作り方……?
まあ、レシピがあるのは有り難いけどさ」
夜門 由貴 「うん……もしかしたらこれが”特別な”お菓子かも…?」私はカップケーキを貰って嬉しいのかな……?
星守 閃理
「特別なお菓子か……。
チョコレートが見つかったら、作ってみようか」
夜門 由貴
「うん! さっきの薔薇は使わないのかな……」?
みたいなことをいいながら3番めの扉を探しにいってみる…?
KP
【3番目の扉】
開くと、そこは花々が咲き誇る庭だった。
天井などは存在せず、青く澄んだ空が広がっている。
時折小鳥の囀りが聞こえてきて、太陽が優しく貴方達を照らしている。
どう考えても隣に部屋があるとは思えない、広々とした空間がここにも広がっていた。
夜門 由貴 太陽 やだーーっ
KP
そして再び、貴方の後ろから「シュリー!」と声がする。
先程聞いた声よりも幼い少年の声だ。
夜門 由貴 デジャヴュ……
夜門 由貴 「……!? あれ…また…?」
星守 閃理 「庭だね……」
KP
振り返ると、今さっきまで貴方達が開けた扉は存在せず、あるのは原っぱの地平線だった。
手を振って貴方達の方へと向かって来るのは、美しい顔立ちの少年だ。
まだ成長しきっていない華奢さの残る少年は、貴方達を通りこして走って行く。
その動線の先にいたのは、赤い頭巾を被った少女だ。
夜門 由貴
??? はわ…?
なにかもってる…
星守 閃理 幼い姿は立ち絵があるんだ……
夜門 由貴 幼い姿がメイン…?
KP
少女は少年が駆けて来たことに気づくと「ウル!」とパッと表情を明るくした。
すぐにウルと呼んだ少年の方へ駆け寄ろうとするが、少女ははたと何かに気づいた様子で地面を見る。
地面には布の掛けられたウィッカーバスケットが置かれていた。
そこからワインの瓶のようなものが見受けられる。
夜門 由貴 ??? あかずきん…???
KP 少年はそれに気づくと
ウル 「待って、僕が持つよ」
KP そう言って、少女を静止して足早に近寄って行く。
夜門 由貴
(さっきの二人と……おんなじ人なのかな?
仲良し……)
ウル 「これからどこかに行くの?」
シュリー 「お婆さんのお見舞いに行くのよ」
ウル 「そうなんだ。僕もついて行こうか?」
シュリー 「もうウルったら! お見舞いくらい1人でいけるわ!」
ウル 「ははは、ごめんごめん。じゃあ、また今度にするよ」
シュリー 「あら。何かあった?」
ウル 「ううん、いいんだ」
KP ウルが首を緩く横に振ると、シュリーはそれ以上言及せず
夜門 由貴
えっ、渡さないの??
えーーっ!!
シュリー 「そう? じゃあ今度会った時に」
KP そう言って笑う。
ウル
「ああそうだ!
お婆さんのところへ行くんなら、これを持って行ってよ!」
K
そう言ってウルは、新聞紙で巻いただけのオレンジ色の薔薇を1輪渡す。
シュリーはそれを見て、目を輝かせて満面の笑みで御礼を言う。
スカートの裾を摘まみながら恭しく御礼を言って見せた彼女に、ウルはクスクスとおかしそうに笑っていた。
夜門 由貴 オレンジのバラ……
夜門 由貴
「オレンジのバラ……」
ちょっとニコニコしてその様子を見てる…?
KP 【知識/2】または【博物学】を振ることができます。
夜門 由貴 CCB<=60/2 【知識】 (1D100<=30) > 51 > 失敗
夜門 由貴 流石に二回は無理だったね……
夜門 由貴 CCB<=28 【博物学】 (1D100<=28) > 20 > 成功
夜門 由貴 ぴょこ…!!
星守 閃理 とてもえらい……
KP オレンジ色の薔薇の花言葉は「信頼」「絆」であることを由貴さんは知っている。
夜門 由貴 「……!! いい言葉のお花だね……」にこー
星守 閃理
CCB<=75/2 【知識/2】 (1D100<=37) > 92 > 失敗
CCB<=10 【博物学】 (1D100<=10) > 87 > 失敗
星守 閃理
「そうなんだ……?」
わからなかったけど由貴ちゃんがにこっとしてるのでにこ……
夜門 由貴 「うん、オレンジの薔薇はね、「信頼」とか「絆」って意味なんだよ…!」
星守 閃理 「へえ……あの二人にぴったりだね」
夜門 由貴
「うん、さっきのお部屋の過去のお話…?
なんだったら、あの二人はいずれ結婚するんだよね……」よかった~の顔…?
夜門 由貴 あと2つのお部屋が怖い
KP
そこへ突然、強風が吹く。
吹っ飛んでしまいそうな勢いの風に、貴方たちは思わず目を閉じた。
星守 閃理 「わっ……」
夜門 由貴 「うっ……!?」
KP
再び目を開くと、そこには庭もなく6畳ほどの部屋があるのみだ。
家具などはなく、絵本が置かれている。
絵本は童話の『赤ずきん』だ。
夜門 由貴 ひぇ……
KP
ページを開いてみると、序盤の赤ずきんが花畑で花を摘むところからページが全て破かれている。
不思議に思っていれば、ふと自分達の後ろに扉があることに気づく。
扉を開いてみれば、先ほどまでいた廊下が見えた。
足元からひんやりとした空気が流れて込んできている。
夜門 由貴
「……あ、赤ずきんの絵本……
これも破られちゃってる……」
星守 閃理 「本の扱いがことごとく酷いな……」
KP
さて、貴方たちは直射日光を浴びて、どこか暑く感じ、動くことが億劫に思い始める。
おふたりとも(SANC以外の)技能に-10の補正が入るようになります。
system
[ KP ] 夜門 由貴 : 2 → 3
[ KP ] 星守 閃理 : 2 → 3
夜門 由貴 ミャーーーッ
KP ※深度3~
夜門 由貴 む むむ…
星守 閃理 みゃーーー……
夜門 由貴
「……」よろよろ…?
「……ううん、まだいける!」?
「廊下の方に行こ!
そっちのほうがまだ涼しいし」
星守 閃理
「だ、大丈夫……?
うん、そうだね……早く出よう」
もた……
夜門 由貴 もた…… ぴと……
夜門 由貴 くっついたらその分温まっちゃいそうな気もするけど…
星守 閃理 もち……
夜門 由貴
「ふぅ……うーん、どうしよっか? ……いったん冷凍庫に入る…?」
「そしたらちょっとはマシになったり……しないか」
KP Schoice[いいよ,気休めかな……] (choice[いいよ,気休めかな……]) > 気休めかな……
星守 閃理 「どうかな……。あんまり寒すぎても良くなさそうではあるけど……」
KP では、ひとまず廊下に出たところで【目星】-10をどうぞ。
夜門 由貴 CCB<=92-10 【目星】 (1D100<=82) > 62 > 成功
KP
では、3番目の扉に貼られたトランプがA4用紙に代わっていることに気づく。
用紙には『クッキーの作り方』とタイトルが記載されている。
読んでみると、どうやらクッキーのレシピのようだ。
夜門 由貴 「……!! またトランプが変わってる…!」
星守 閃理 「本当だ。今度はクッキー……?」
夜門 由貴
「うん……クッキーなら簡単に作れそうだけど……
やっぱりお菓子ごとに意味があるのかなあ」
星守 閃理
「ああ……お菓子にも何か、ジンクスみたいなのがあるんだっけ?
僕は詳しくないけど……」
夜門 由貴
「うん。
あげるときのこととか……あんまり気にしてなかったけど、ホワイトデーのお返しにも意味があるみたいだから……」
「やっぱりちゃんと意味を考えないとダメかも……
とくにあのお客様にお出しする分については……」
星守 閃理 「そうだね。チョコレートを探しつつ、意味が分かるものを探しつつ、だな」
夜門 由貴
「うん……じゃあ、どんどんいこう!
でも、次の部屋も暑いところだったらこまっちゃうな……」
KP
貴方たちは懸念を覚えつつ、次の扉へ進む。
【4番目の扉】
扉を開くと、そこは天窓のある屋根裏部屋のようだった。
どこかで鈴虫の鳴き声がする夜。
天窓にはカーテンが掛かっており、暗くて部屋に何があるのかすらわからない。
近くの天窓が唯一貴方達が手を伸ばせるものだろう。
カーテンを開けてみれば、ガラスの向こうにはどんよりとした曇天しか見えないが
微かな月明かりが部屋を少しだけ明るくしてくれることだろう。
薄暗い中、貴方達はようやくこの部屋にはベッドと机があることに気が付いた。
また、カーテンを開けていれば、部屋の中を歩き回れる程度には照度が得られるようになるだろう。
夜門 由貴 「……よかった、この部屋は暑くなさそうだね」
KP 探索可能箇所:ベッド、机(花瓶、本、ランタン)
夜門 由貴
「カーテンが閉まってたら全然見えないから、一応開けちゃおっか……」
「……あっ、ランタンがある……
けど……」……ランタンのほうがあついのでは…
……ベッドから調べてみようかな?
「ここ……誰の部屋だろうね」
星守 閃理 「屋根裏部屋か……あんまり馴染みが無いね」
夜門 由貴 「うん……夢があって憧れるけどね!」
KP
□ベッド
ベッドはこんもりと2つ盛り上がりができている。
どうやら誰か寝ているようだ。
スー……スー……と一定のリズムで寝息が聞こえて来る。
慣れて来た目が、寝ている人物を捉える。
シルエット的に人間らしいことはなんとなくわかる。
そしてサイズからして成人のようであることもわかる。
手前の人物がゴロリと寝返りを打った時、男性の顔が見えるようになった。
奥には、髪の長い女性がいるが、背を向けていて顔が見られない。
もしもベッドを回り込むのならば、女性が寝ていることが分かる。
しかし今の光源では、はっきりと誰かまでは判別ができなさそうだ。
夜門 由貴 「……!! だ、だれかいる…!」小声…
星守 閃理 「眠ってる……みたいだね。誰かは分からないけど……」
夜門 由貴
「う、うん…… ……どうしようかな?
なにか灯りを探さないと……」うろうろ…
机を見てみます。
KP
□机
机の上には、ランタンとマッチ、本、花瓶が置いてある。
夜門 由貴 「……!! ランタン! ランタンがあるよ!」(こそこそ…)
KP
□ランタン
オイルランタンのようで、チューリップ型のガラスのカバーがついている。
火はついていない。
星守 閃理
「うん……! つけてみようか」こしょ……
ぼしゅっ……とマッチを擦る……?
夜門 由貴
あっ!!!!!!!!!
つけた!!!!!!!!! むむむ!!!!!!!!!
こっちではゆきがつけようとおもってたのに!!
ぺちぺちぺちぺちぺち
星守 閃理 えっ…………じゃあやめる……??(マッチをそ……?
夜門 由貴
ううん……
なんだか楽しそうにつけてるから……だいじょうぶ……
かわりにあとでこおりたべてね……
星守 閃理
たのしそうにつけてるかな……???
こおりは由貴ちゃんに取っておいた方が絶対いいとおもうよ……(こそ……
KP
閃理がマッチを擦ってを近づければ、火がポッとつき周りを明るく照らす。
補正なしで辺りを見回せるようになるだろう。
system [ KP ] 星守 閃理 : 3 → 4
夜門 由貴 むゅ……… ゅゅゅ……
KP
また、ランタンをつけると、椅子の背もたれに何か置いてあることに気づくことができる。
ランタンに照らされたそれは写真立てのようだった。
結婚式で撮ったのだろう。
ウエディングドレスを着た女性とタキシード姿の男性がいる。
2番目の扉の向こうを見てきた貴方たちには、写真のふたりがあのシュリーとウルだということがわかる。
星守 閃理
「よし、明るくなった……。
わ、結婚写真だ……」
夜門 由貴
「……! わぁ… 綺麗!
2番めの扉のときの写真かな?」
「……?? なんで椅子の背もたれのところに…?」
机の上に置き直してあげよう……(?)
KP
写真立てを机の上に置き直したところで、再度ベッドをそっと照らしてみるならば
確かに眠っているふたりはシュリーとウルに見えることだろう。
夜門 由貴
「……! やっぱりシュリーさんとウルさんだ。
よかった……」?
KP
そこへ、天窓から月光が差してくる。
どうやら雲間から月が顔を出したようだ。
今夜は満月らしく、部屋が更に明るく照らされる。
夜門 由貴 「……あ、月が出てきたみたい…」
星守 閃理 「綺麗な満月だね。……ん……?」
KP
すると、目の前で男性の顔の皮膚が波打つ。
グジュッという粘着質な音がしたかと思うと、やがてメシメシと骨が軋むような音がした。
そして男の皮膚から灰色の体毛が生えていき、あっという間に肌色を覆っていく。
鼻はつんのめったように突き出していき、耳は萎んだ風船のように垂れている。
人間がこのような醜悪な見た目の生き物へと変貌してしまったことにより
SANc 0/1d6
夜門 由貴 CCB<=79 【SANチェック】 (1D100<=79) > 23 > 成功
星守 閃理 CCB<=84 【SANチェック】 (1D100<=84) > 31 > 成功
KP さらに【知識】を振ることができます。
夜門 由貴
「……!!」
びっくりはしてるけど………
CCB<=60 【知識】 (1D100<=60) > 85 > 失敗
星守 閃理 CCB<=75 【知識】 (1D100<=75) > 5 > 決定的成功/スペシャル
KP あえ……?? 閃理にクリチケをあげて由貴さんを成功扱いにしますね……。
夜門 由貴 !???
system [ 星守 閃理 ] CT : 0 → 1
夜門 由貴 ありがとう閃理くん…! けみかえるさん…!
星守 閃理 やった……このクリチケで由貴ちゃんをもっとサポートするぞ……(わく……
KP それではお二人共、ウルはまるで物語の中の狼男のようだ、と思うことだろう。
星守 閃理 「満月の夜だから……。それで赤ずきんか……」
夜門 由貴
「……わ、ぁ…??
狼男…? えっ、でも……
こ、この後どうなるんだろう……?」
KP
ベッドの情報は以上です。
また、前後しますが写真立てには【目星】を振ることができます。
夜門 由貴 CCB<=92-10 【目星】 (1D100<=82) > 98 > 致命的失敗
夜門 由貴 ピィ……
星守 閃理 お、おあ……
星守 閃理 CCB<=85-10 【目星】 (1D100<=75) > 45 > 成功
夜門 由貴 はわ……… とってもえりゃい…
星守 閃理 よかった……
星守 閃理 「あれ……よく見たら、写真立ての中にもう一枚写真があるな」
夜門 由貴 「………えっ…?」ぼんやり…?
KP
閃理が写真立ての中から写真を取り出すと
結婚式の写真ともう1枚、狼のような顔の男が膝の上に少年を乗せて笑っている写真を発見する。
狼の頭の男は、被り物か何かをしているのだろうか?
まるでドラマや映画の狼男のような完成度だ。
3番目の扉の部屋を経た貴方たちは、膝の上に乗っている少年が、ウルと呼ばれた少年だということがわかる。
彼らは本当に狼男なのだ……と確信してしまった由貴さんはSAN-1
夜門 由貴 どうしてそんな写真を…
system [ 夜門 由貴 ] SAN : 79 → 78
夜門 由貴 「………、ほんとうにそうなんだ……」
星守 閃理
「ああ、狼男ってこと……?
それでもしかしたら結婚を許してもらえてなかったのかもね」
夜門 由貴
「……あ、でも……
結婚できた……のなら、お互い知ってることなのかな?」
「……それじゃあ、だいじょうぶかな……?」?
星守 閃理 「うん……。そうだといいな……」
夜門 由貴
「……うん、きっとそうだよ!」嫌な予感がしつつ……
机の上、見てみようかな?
KP
はい、机の情報を花瓶から開示していきましょう。
□花瓶
花瓶に活けられた花は枯れてしまっているらしく、茶色の花びらが机の上に数枚しか残っていない。
【知識/2】または【博物学】を-10で振ることができます。
夜門 由貴 CCB<=60/2-10 【知識】 (1D100<=20) > 15 > 成功
夜門 由貴 !??
星守 閃理
すごい! お花に詳しいね、由貴ちゃん。
博物学でも成功、と……(チェックのおと……
夜門 由貴 はわ…… ありがとう……
KP では、薔薇の枝の花言葉は「貴方の不快さが私を悩ませる」であることを由貴さんは知っている。
夜門 由貴 みーーん………
夜門 由貴 「……薔薇、枯れちゃったんだ……」
星守 閃理 「二人とも花が好きそうなのに、手入れをしてないのは妙だね……」
夜門 由貴
「うん…… ………もしかして、なにか上手く行ってないのかな……」
といいつつもこれ以上調べることもできないから……本を見ようかな……
KP
□本
表紙を見れば、経営についての指南書のようだ。
ページの端が折られている箇所がある。
試しに開いてみると、ランタンをつけているので文字を読むことは容易だろう。
【母国語】-10を振ることができます。
夜門 由貴 CCB<=60-10 【母国語(日本語)】 (1D100<=50) > 80 > 失敗
星守 閃理 CCB<=75-10 【母国語(日本語)-10】 (1D100<=65) > 12 > スペシャル
夜門 由貴
ミュッ…!!!
閃理くんが気づいちゃう!!
星守 閃理 僕は番号も知ってるからね……
夜門 由貴 う゛ーーーっ
星守 閃理 「菓子業界商品分類コード一覧……?」
KP 閃理は由貴さんに次のようなことを共有してくれる。
KP
◆本
「菓子業界商品分類コード一覧」と記載されている。
どうやら流通を更に効率化するために商品情報を分類・管理するためのもののようだ。
分類コードでは、キャンディ、チョコレート、生菓子など様々なお菓子の種類が、コード化されている。
コードは6桁の数字で表されている。
KP さらに【アイデア】-10を振ることができます。
夜門 由貴
「……コード…?」はわ…
CCB<=70-10 【アイデア】 (1D100<=60) > 23 > 成功
KP
では、由貴さんは閃理とどうやら自分の首裏にもあるらしい『136125』のコードを探す。
そこには『バレンタイン専用品 キャラクター』用のコードであると記載されていた。
説明文にはパッケージにキャラクターを使用した、バレンタイン専用の商品に付けられるコードである。
と記されている。
夜門 由貴 「……! !!」………ごくり…
星守 閃理 CCB<=90-10 【アイデア-10】 (1D100<=80) > 28 > 成功
星守 閃理
(……バレンタイン専用品のコードが、僕と由貴ちゃんに……?)
そっと覗き込んでいる……(アイデアせいこうがお)
夜門 由貴
あっ!! きづいてる…!!
ミーーーッ
夜門 由貴
「……!! あっ、えっと……」ぱたむ……
「………、いこっか。
ここにもなんにも無かったね……」
星守 閃理 とじられちゃった……
夜門 由貴
だって嫌な予感がするんだもん……
このくそでかちょこ(立ち絵)溶かして出そうよ……
星守 閃理 その手に持ってるの、ちょこだったの……
星守 閃理 「うん……」
KP
粗方見て終えると、後ろで扉の斌治が鳴る音がした。
振り返ると、扉が開いている。
ランタンは置いて行きますか?
夜門 由貴 ちょこ……だったらいいなって……
夜門 由貴
ランタン……持っていこうかな……
持っていけなかったら扉を出た瞬間消えちゃうはずだもんね!(?
星守 閃理
そうだね……そうしたら大体全て解決する……
何を作ればいいか以外……
KP では持ち出す場合、少し暑くなります。
system
[ KP ] 夜門 由貴 : 3 → 4
[ KP ] 星守 閃理 : 4 → 5
KP
深度5~
手に力が上手く入らない。
スプーンや、道具などを意識しないと落としてしまう。
(SANC以外の)技能に-20の補正が入る。
星守 閃理 CCB<=(16*5)-20 【POW】 (1D100<=60) > 72 > 失敗
夜門 由貴
「はわ…… ちょっと暑いね、このランタン……
必要なとき以外どこかに置いといたほうがいいかも……」ぱたぱた…
星守 閃理
「そうだね……火がずっとついてるから……」
手を不思議そうにグーパーしている
夜門 由貴 「……大丈夫? 体動かしづらくない…?」
星守 閃理
「ちょっと手に上手く力が入らないかも……
色々見るのは、由貴ちゃん任せになりそうだな。でもまだ大丈夫だよ」
星守 閃理 夜半よりは断然マシ(ぐっ
KP さて、廊下に出たところで【目星】-10をどうぞ。
夜門 由貴 夜半………あの時はすっごくたいへんだったね……(ぎゅっ…
夜門 由貴 CCB<=92-10 【目星】 (1D100<=82) > 88 > 失敗
夜門 由貴 どうして………
星守 閃理 あわわ…
星守 閃理 CCB<=85-20 【目星-20】 (1D100<=65) > 25 > 成功
夜門 由貴 !?? えらい……!???
星守 閃理 うーん、そうじゃないんだよな……
夜門 由貴 ふまんをおぼえてる…
星守 閃理
「あ、またレシピがあるよ。
……チョコせんべい……?」
夜門 由貴 「チョコ…せんべい…?」
KP
閃理に言われて見てみるならば、4番目の扉に貼られたトランプがA4用紙に代わっていることに気づく。
用紙には『チョコせんべいの作り方』とタイトルが記載されている。
読んでみると、どうやらチョコせんべいのレシピのようだ。
夜門 由貴
「ポテトチップスのチョコがけみたいなやつかな……
……うーん……バレンタインっぽいかって言うと……」
星守 閃理
とても不満だよ……-20補正もかかってるのに……
まあ、由貴ちゃんの役に立てたのならいいけどさ……(ぶつぶつ……
夜門 由貴 えへへ……とっても助かっちゃったよ!
夜門 由貴 「……あんまり本命っぽくなさそう」ぽしょ……
夜門 由貴 偏見かなあ…
星守 閃理 「まあ、まずくは無いけど……お洒落さは無いかもね」
夜門 由貴
「うん、そうだよね。
……多分これは作らないかも! でも一応持っていこっか」
「……次のお部屋、いこっか。
………また、ウルとシュリーが出てくるのかな」とてけて…
KP
【5番目の扉】
扉を開くと、そこは墓場だった。
天井などは存在せず、上空には満月が上っているもの、なんとなく空気が淀んでいるような気がして気味が悪い。
辺りは鬱蒼とした森か、墓石しか存在しない。
そんな光景が、余計にそう思わせるのだろうか。
ぐるりと見渡せば、先ほど来た扉がなくなっている。
どう考えても隣に部屋があるとは思えない、ズラリと並んだ墓石たちとそれを囲む森の広大さだ。
風は切り裂くように冷たく、貴方の肌が粟立つことだろう。
そんな中、貴方は何かが地面を引きずるようなザリザリという音を聞いた。
音の方へと歩みを進めれば、地面に這い蹲る男が1人いた。
男は手で地面を掘っているようで、土がペッペッと排出されていく。
更にもっと近づけば、地面の中にあったのは棺桶だ。
ズルズルと棺桶を引っ張り出していく男。
そして、その蓋を開けようとした時、その姿を見てしまう。
男は人間ではなかった。
2本足で立ってはいるが、その鼻はつんのめり、口は耳に向かって大きく裂けている。
そこから出ている舌はだらしなく唾液を垂らす。
耳は本来ならば目の横あたりにあるはずが、つむじ近くまで持ちあがり垂れている。
体は灰色の毛で覆われており、その目が爛々と光っていることだけはわかった。
このような異様な生物を目撃した貴方たちは
SANc 0/1d6……でしたが
4つ目の扉の部屋でウルの変貌を見ていたため、SANc 0/1d3に軽減されます。
夜門 由貴
CCB<=78 【SANチェック】 (1D100<=78) > 56 > 成功
「!! わ…… う、ウル…?!」
星守 閃理
CCB<=84 【SANチェック】 (1D100<=84) > 50 > 成功
「狼男であることには間違いなさそうだね……」
由貴ちゃんを引き寄せつつ、じっと注視している。
夜門 由貴 「う、うん……」ぎゅっ…
KP
その化け物が、貴方達の方へと向く。
そして、一歩、また一歩と明確な敵意を持って向かって来ることだろう。
閃理は貴方を庇うように一歩前へ出る。
化け物 「ガルルル……」
夜門 由貴
「……!! 閃理くん!!」
袖をギュッと引っ張ってる
KP
歯をむき出しにして唸り声をあげた化け物が、襲い掛かってこようとしたその時だった。
ガンッ!
と鈍い音がし、化物の体がグラリと傾く。
そのまま重力に従い、地面へと倒れ込んだ化け物はピクリとも動かない。
灰色の毛は、じわじわと赤く滲んでいくことだろう。
化物が立っていたすぐ後ろには、ライフルを持った女がいた。
【アイデア】-10をどうぞ。
夜門 由貴 CCB<=70-10 【アイデア】 (1D100<=60) > 31 > 成功
KP
ライフルを持った女が、シュリーに似ていると気付く。
女は返り血を浴び、彼女が着けている薔薇の髪留めはどす黒い赤黒の色になってしまっている。
それどころか、髪まで真っ赤に濡れている。
【知識/2】または【博物学】を-10で振ることができます。
夜門 由貴
CCB<=60/2-10 【知識】 (1D100<=20) > 28 > 失敗
CCB<=28-10 【博物学】 (1D100<=18) > 39 > 失敗
星守 閃理 CCB<=75/2-20 【知識】 (1D100<=17) > 7 > 成功
夜門 由貴 「シュ……シュリー…?」
KP
共有している場合ではないので、直接脳内にお届けしましょう。
赤黒色の薔薇の花言葉は「憎悪」「死ぬまで恨みます」という意味であることがにわかに分かる。
夜門 由貴 !?!? 直接脳内に… !??!?
星守 閃理 僕のテレパシーだよ(びびび……
KP 頭から血を浴びまるで赤い頭巾を被っているような惨状の女は、貴方達のことを見てこういう。
女
「逃げて! この人は人食いの化け物よ!
この人のお父さんは私のおばあちゃんを食べてしまったの!」
「さあ! 早く逃げなさい!」
KP
女は吠えるようにそう怒号を飛ばすと、ガチャリと鍵が開くような音がした。
振り返れば、元来た扉が現れている。
まるで空間を切り取ったような、木の扉がポツンとある状態に些か毒気を抜かれながらも
貴方達は背中から飛んでくる叱責に、急いでこの空間から出ることだろう。
夜門 由貴
「……!? ち、ちがうよ…!
その人は…… ……??」お話できそう…?
星守 閃理
「ダメだよ由貴ちゃん、まともに話ができる状態じゃない……
今は逃げよう……!」
KP
閃理が貴方の手をやんわりと取って走り出す。
先程よりも力が入っていないような気がするが、今は気にしてもいられないだろう。
夜門 由貴
「……!! ……」力が入ってないのは私のせいだ……えん……
ギュッと手を握り返して一緒に戻ります!
KP さて、廊下に出たところで【目星】-10をどうぞ。
夜門 由貴 CCB<=92-10 【目星】 (1D100<=82) > 98 > 致命的失敗
夜門 由貴 ギーーーーーーッ
星守 閃理 あ、わわ……
星守 閃理 CCB<=85-20 【目星-20】 (1D100<=65) > 32 > 成功
夜門 由貴 ずっとえらい……
星守 閃理 なんだかなぁ……
夜門 由貴 えへへ……きっと今日は閃理くんの日なんだよ!(?)
星守 閃理
「はぁ……あ、やっぱりレシピだ。
マシュマロ……」
KP
言われて見てみると、5番目の扉に貼られたトランプがA4用紙に代わっていることに気づく。
用紙には『マシュマロの作り方』とタイトルが記載されている。
読んでみると、どうやらマシュマロのレシピのようだ。
夜門 由貴
「マシュマロ……??
マシュマロって作れるんだ……」
星守 閃理 「材料があれば作れるみたいだね……?」
夜門 由貴
「うーん……でもこれもバレンタインデーっぽくないなあ……」
「どっちかって言うとホワイトデーっぽい!」
星守 閃理 「なるほど……?」
KP 【イベント③(条件:すべての部屋を探索する)】
夜門 由貴
「うん。これも違う気がする……
でも、結局チョコレートはどこにもなかったね……」
KP
さて、貴方達がレシピを見終えてふと顔を上げると、入る前と後では、今の景色に違和感があることに気付く。
おかしい。
そう思った貴方は、その違和感の正体を突き止めようとすることだろう。
そして、廊下に目を向けて貴方はその正体にすぐに気が付いた。
突き当りだったはずの壁に、6つ目の扉が出現している。
夜門 由貴
「……あれ? あの扉……
さっきまで無かった……よね?」
近づいてみます……?
トランプとか……ある…?
KP
こんな扉、先ほどまではなかったはずだ。
貴方はそう思い出すことが出来るだろう。
不意に扉が増えた事に驚いた由貴さんはSAN-1をお願いします(ファンブル処理)
system [ 夜門 由貴 ] SAN : 78 → 77
夜門 由貴 「………」近づこうかと思ったけど怖いので閃理くんの腕にくっついています……
星守 閃理
「うん……。そもそも最初は1つしか扉が無かったんだから……。
一体何がしたいんだ……?」
よしよし……。くっついたまま、恐る恐る一緒に近付いてみよう。
KP
扉には、先ほどまでの部屋同様にトランプが張り付けられているが、そのトランプは異様だった。
枠の中にはジャックが黒く塗りつぶされシルエットとなっている。
ジャックの下瞼が引き上げられ、悪寒がするような笑みを浮かべているような印象を受ける。
彼の左端にあるはずのハートのスートは、彼の腹部分にポッカリと浮かんでいる。
これが何を表しているのか。
貴方には皆目見当がつかない。
KP
※これは、狂気に陥った時、自分の深層心理を覗いた時、深淵を覗いた由貴さんの姿だ。
どんな正義のヒーローでも、越えてはいけないボーダーラインは存在する。
そして越えたあとの姿も存在するだろう。
夜門 由貴
「……?? ジャックが……
ハートがお腹の中に……?」
夜門 由貴 食べちゃった……?
星守 閃理 「ほかのと比べても異質だね……」
夜門 由貴
「うん……
……なにか、あったのかな……」
そういえばおばあちゃんをたべちゃったって……
「……でも、ここに……
チョコレートがあるかも……」
扉を……開ける……?
星守 閃理 「そうだよな。あるとしたらもう後は……」
KP
【6番目の扉】
扉を開けてみれば、ムワッとした暑さが貴方達を迎え入れることだろう。
窓も締まり切っており、薄暗い。
6畳ほどの正方形の部屋の中に大きなゲージがあった。
人が丁度1人は入れるサイズだろう。と貴方は確信する。
……そう、なぜならそのゲージには、既に人間が入っているからだ。
その人物はまるで日を嫌うハムスターのように、ゲージ内に入れられた毛布に包まっている。
わずかにはみ出たその足や腕は、人にしてはやけに毛むくじゃらだ。
夜門 由貴 はいりたくないよう~
KP 【目星】-10を振ることができます。
夜門 由貴
「ん……(暑い……)」
CCB<=92-10 【目星】 (1D100<=82) > 11 > スペシャル
夜門 由貴 ピカッ
星守 閃理 やった!!!!
夜門 由貴 うふふふふ やったあ!
KP
ゲージの扉は開けっ放しになっていることに気づく。
しかし、男が逃げ出す気配はない。
そこへ、ガチャリ。と扉が開く音がした。
ビクリと大袈裟に毛布が揺れる。
夜門 由貴 「……!?」 扉…?
KP
振り返ると、貴方達が入って来た扉から、女が入ってきていた。
その女に見覚えがあることだろう。
5番目の扉の先で見た、墓場で男をライフルで殴りつけた女だ。
シュリー 「ウル」
KP
女の笑った口から、聞き覚えがある名前が飛び出した。
女は毛布の中身しか目に入っていない様子で貴方達の前を素通りし、そしてそのゲージの中へと入って行く。
夜門 由貴 「……!! シュリーさん……本人…?」
ウル 「やめろ! シュリー! 来ないでくれ!」
KP
男は怯えた様子で唸る。
女に引っぺがされた毛布の下には、包帯まみれの男がいた。
震えている男にお構いもせず、女はさらに男と距離を詰める。
息がかかりそうなほど近づいた女は、男の顔を覗き込む。
シュリー
「何をそんなに怯えているの?
もう貴方の事を悪く言う人なんて、誰もいないのよ」
KP シュリーはそう言って、ポケットからリモコンのようなものを取り出し、指を掛けながらウルに囁く。
シュリー 「ほら、見て」
夜門 由貴 あっ リモコン あつくなっちゃう
KP
ピッと電子音が鳴ると、パッと明るくなった。
どうやら電気がついたようだ。
そして、貴方はこの部屋の全貌を知る。
部屋の周りには沢山の死体があった。
ウルのような毛むくじゃらの化け物もいる。
それから貴方達と同じ人間もいる。
中には判別不明な惨たらしいものもある。
皆ピクリとも動かず完全にこと切れた状態で、部屋の隅に無造作に積まれていた。
それを知覚した瞬間、饐えた臭いや血なまぐささ、そして甘ったるい香りが押し寄せて来る。
その臭いはチョコレートではない。花の香りだ。
夜門 由貴 「!! ………うっ…」
KP
【目星】-10を振ることができます。
夜門 由貴 CCB<=92-10 【目星】 (1D100<=82) > 96 > 致命的失敗
夜門 由貴 キュウ……
星守 閃理 えっ…………
星守 閃理 CCB<=85-20 【目星-20】 (1D100<=65) > 28 > 成功
夜門 由貴 やった~!!
星守 閃理 どうして…………
夜門 由貴 えらいよっ 閃理くんとってもえらいよ!!
星守 閃理 この流れ何回目……? 由貴ちゃんに出目をあげてよ……
星守 閃理 「黒い、薔薇……」
KP
閃理に倣って窓辺を見遣ると、黒い薔薇が咲いていることに気づく。
【知識/2】または【博物学】を-10で振ることができます。
夜門 由貴
「え……? あ……」ぽかん……としてみてる…?
CCB<=60/2-10 【知識】 (1D100<=20) > 98 > 致命的失敗
星守 閃理 えっ!!?!?!?
夜門 由貴 えーん……
KP 【博物学-10】はチャレンジしますか……?
夜門 由貴
します…!
CCB<=28-10 【博物学】 (1D100<=18) > 64 > 失敗
星守 閃理 CCB<=75/2-20 【知識】 (1D100<=17) > 64 > 失敗
KP
黒色の薔薇の花言葉は「貴方はあくまで私のもの」
KP ではこのファンブルの処理はイベントの後に行いましょう。
夜門 由貴 ありがとうございましゅ……
シュリー 「健やかなる時も、病める時も、ずっと一緒よ、ウル」
KP
うっとりとした表情でシュリーは微笑んだ。
その笑みはぞっとするほど美しい。
反対に、ウルは怯えた様子でシュリーを見つめている。
その口からは涎だろうか。
粘着質な液体がダラダラと垂れている。
ウル 「シュリー、お願いだ。近づかないでくれ。俺を……」
シュリー
「お腹が減っているでしょう?
もうずっと食べてないものね。大丈夫、私、怖くないわ」
夜門 由貴 ヤダーーーッ どうしてそんなことするの!!
ウル 「あ……う……あぁ………」
KP
シュリーは蕩けるような笑みで頬を蒸気させ、ウルの手を自分の頬に押し当てる。
シュリーがウルの鼻先へキスをした瞬間、ガバリとウルの口が大きく開いた。
耳の下まで裂けた口は、シュリーの肩口を噛み千切る。
肉は抉られ、血しぶきが飛ぶ。
シュリーの顔は陶酔しきったままだ。
シュリー
「嗚呼……夢にまで見た光景よ。
ずっとずっと、貴方にこうして欲しかったの」
ウル 「………僕もだ、君をずっと食べたかった」
シュリー
「知ってたわ。貴方の熱視線。
なんて素敵な光景なの。これでやっと……これが、究極の愛ッ!」
夜門 由貴
違うもん……!(ランタンぶんぶん
CCB<=44 【投擲】 (1D100<=44) > 33 > 成功
KP
このような猟奇的な現場を目撃したことにより
SANc 1/1d4+1
由貴さんは固定で+1減少です(ファンブル処理)
星守 閃理 抜群のコントロールで な、投げたーっ!?!?
夜門 由貴 CCB<=77 【SANチェック】 (1D100<=77) > 49 > 成功
system [ 夜門 由貴 ] SAN : 77 → 75
星守 閃理 CCB<=84 【SANチェック】 (1D100<=84) > 92 > 失敗
夜門 由貴
「……!! シュリー!
ウル……!!」あっ
星守 閃理 1d4+1 (1D4+1) > 3[3]+1 > 4
system [ 星守 閃理 ] SAN : 84 → 80
星守 閃理
「なんだ、あれ……あんなの……」
思わず後ずさっている
夜門 由貴
「……と、止められないのかな……
ねえ!! どうしてそんなことするの!!
そんなの本当はどっちも望んでないでしょ!!」
わかんないけど……
夜門 由貴 ランタンの素振り……
KP さて、ここで暑さにより由貴さんも次のような状態になります。
夜門 由貴 まあ日頃もぐもぐしたいとか言ってる私が言えた話じゃないんだけど……………
KP
手に力が上手く入らない。
スプーンや、道具などを意識しないと落としてしまう。
(SANC以外の)技能に-20の補正が入る。
system
[ KP ] 夜門 由貴 : 4 → 5
[ KP ] 星守 閃理 : 5 → 6
夜門 由貴 うう……
夜門 由貴 「……!!」とりあえず……ランタンを取り落とさないようにだけ注意してる……
KP それを踏まえて、【POW*5】-20をどうぞ。
夜門 由貴 ミニャーッ
夜門 由貴 CCB<=(14*5)-20 【POW】 (1D100<=50) > 65 > 失敗
KP
では由貴さんはぴしゃりと言い放った後
何故かこの狂気的な惨状を、彼女たちの言動を、貴方はどこか受け入れられるような気さえした。
勿論、理性によって“許されることではない”と理解することも出来る。
しかし、あの愛情を貴方は頭ごなしに否定することはないのではないか。
と思ってしまう。
ポチャンと水滴が落ちる音が聞こえた。
それは現実ではない。脳裏にだ。
まるで泥水が白いシーツを汚すように、貴方の心には染みがジワリと広がった感覚がする。
それは倒錯した感情だった。
心が大きくかき乱される。
まるで嵐の中に小さな手漕ぎボートで取り残されるような不安を感じる。
自分は今、“羨ましい“と口の中で言葉が転がっている。
そのことに、貴方自身がひどく動揺することだろう。
夜門 由貴
「……!? う、うう……
違うもん……!!」
星守 閃理
CCB<=(16*5)-20 【POW】ちなみに (1D100<=60) > 65 > 失敗
だめだね……
夜門 由貴
「食べないもん!!」 ウウウーッ
でもたべたくなる……
星守 閃理
「っ……ゆ、由貴ちゃん……!
早くこの部屋から出よう。頭がおかしくなりそうだ……」
夜門 由貴 「う……ん………」力の入らない手で閃理くんと手を繋ぐ……
KP
閃理は口元を手で覆いながら、扉を開く。
そこからは新鮮な空気が入ってきて、貴方は息継ぎするように酸素を求め廊下へ出ることだろう。
夜門 由貴 チョコレートがない!!💢
星守 閃理 おこってる……
夜門 由貴 みーーん 閃理くんのことはあげないもん!!!
夜門 由貴 「……… ………」ぺしょ…
星守 閃理 「はあ、はあ……酷い光景だった……」
KP さて、廊下に出たところで【目星】-20をどうぞ。
夜門 由貴 CCB<=92-20 【目星】 (1D100<=72) > 94 > 失敗
夜門 由貴 グミャーーーッ
星守 閃理 CCB<=85-20 【目星-20】 (1D100<=65) > 55 > 成功
夜門 由貴 やった~!
星守 閃理 もうさあ……
夜門 由貴
私は……なんだろう…?
閃理くんに甘えてる…? のかも…??(???)
星守 閃理 「やっぱりここもトランプが、……あれ、今度はレシピじゃない……?」
夜門 由貴 「……… ……え?」顔を上げる……
星守 閃理
そっか……。甘えてくれるのは構わないけど……
由貴ちゃんの心は守られてほしいかな……(何故かごりごり削れてるSANを見ながら
KP
閃理に抱き寄せられたまま顔を上げてみると、6番目の扉に貼られたトランプがA4用紙に代わっていることに気づく。
用紙には『当てはまる指を選んでね』とタイトルが記載されている。
内容はこれまで通りのレシピではない。
KP
◆当てはまる指を選んでね
『親指:尊敬
人差し指:友人
中指:嫌い
薬指:好き
小指:無関心』
と書かれている。
KP さらに【目星】-20をどうぞ。
夜門 由貴
「……? ??? 何、これ……」
CCB<=92-20 【目星】 (1D100<=72) > 86 > 失敗
星守 閃理 CCB<=85-20 【目星-20】 (1D100<=65) > 4 > 決定的成功/スペシャル
夜門 由貴 はわわわ…!!!🎉
星守 閃理 もう~~~~~!?!?!!?
KP は? 閃理はクリチケをどうぞ……。
system [ 星守 閃理 ] CT : 1 → 2
KP
閃理は徐に裏を見る。
『さてそのほかは、狂気の沙汰』というメモ書きがされていた。
KP
※これは激重ヤバ感情の関係性なら、好きな部位持って行けばいいじゃん!
というヒプノスのお言葉です。
夜門 由貴 「……裏側…? あっ。……狂気の沙汰…?」
星守 閃理 「既にこの状況が狂気の沙汰だけどね……」
KP 【イベント④】
KP
全ての探索を終えると、チリリンッとベルが鳴る。
その音は廊下とキッチンを繋ぐ扉から聞こえてきた。
夜門 由貴
「うん…… ……!!」
「なんだろう……いま、音が……」
星守 閃理
「わ。……お客様だ。結構時間掛かっちゃったから怒っているのかも」
「心配しないで、今度は僕も行くから。
一緒に怒られようか」
夜門 由貴
「……う、うん……
でも、まだチョコレート見つけられてないよ……」
夜門 由貴
せんりくんはあげないもん………………
冷凍庫の中のよくわからないやつ食べたらいいでしょ…😡
星守 閃理
「材料が無かった事も正直にお伝えして、ご注文を取り直そう。
そもそも何を作ればいいか分からないしね……」
KP
閃理はへらりと笑って見せる。
そうして、客が待つ観音開きの扉を開けた。
といったところで、二日目はセーブといたしましょうか。
夜門 由貴
了解です……!!
今日もたくさんありがとうございました!!
あげないもん…あげないもん………
星守 閃理
いっぱいおこってる…………
大丈夫だよ……
夜門 由貴
みーん……… お疲れさまでした。
グミューーーッ……… ぜったいにおうちにかえっていちゃいちゃするもん……
星守 閃理
お疲れ様でした。あともう一息だよ。
二人で無事に帰ろうね……!!(ぎゅっ……
KP
KP
「熱情含有チョコレート」三日目
再開いたします。
前回は、何も書かれていない扉の部屋の向こう側にある、6つの扉を調べ終えたところで
呼び出しがかかったところまででした。
依然として材料のチョコレートは見つかっていないが……
ともあれ由貴さんは閃理と一緒にホールへ出る。
夜門 由貴 閃理くんはあげないもん………
KP
そこにはクラークという男はおらず、テーブルと椅子2脚だけが残っている。
周りのテーブルは1つ残らず消えてしまっており、殺風景な店内となってしまっていた。
テーブルには相変わらず赤色のギンガムチェックのクロスが敷かれ
その上には花瓶と、1枚のメモが置いてあることに気づく。
花瓶 または メモを見る事ができます
夜門 由貴
「……あれ? 誰もいない……」……
首を傾げて近づいていって……メモを見ます。
KP
◆メモ
『先鋭のコック諸君
チョコレートは見つけられたかい?
私からの注文を覚えているね。
客は君たち自身であり、コックもまた君たち自身だ。
お互いにお互いのことを想って、特別なチョコレート菓子を作ってほしい。
そうすれば、ここから出る手がかりが得られる』
と書かれている。
夜門 由貴 誰……………
夜門 由貴 「お互いにお互いのことを思って…」閃理くんの顔をふと見ている…
星守 閃理
「由貴ちゃんの事を想って作ればいいってこと、かな。
それならお安い御用だけど……」
夜門 由貴 えへへ……(でろ…
夜門 由貴
「!! 私だってお安いご用だよ!!」
むん…
星守 閃理 とけてる…… はっ! キューブがまだある!
KP メモには【目星】-20を振ることができます。
夜門 由貴 CCB<=92-20 【目星】 (1D100<=72) > 47 > 成功
星守 閃理 とってもえらい!!
夜門 由貴 やったあ! 今日は出目で買っていくもん!
KP
では由貴さんは、メモの裏に『Clerk』とサインがされている事に気付く。
メモの情報は以上です。
夜門 由貴
「くらーく…… くらーくさん? からのメモみたい。
さっきのお客さんの名前かな」
「……花瓶もあるみたい。
そういえば、お花がなんにもはいってなかったんだよね」
花瓶を覗き込んでみます。
星守 閃理
「チョコレート菓子を注文したお客様はその方だけだったもんね?」
一緒に見るよ。
夜門 由貴
「うん! そう……だから、もう帰っちゃったなら……」
チョコレートはいらない…? 考え込んでる。
星守 閃理 特別なチョコレート菓子、って書かれてるよ……(独白につっこみ……
夜門 由貴 はっ… ふふふ そっか
KP
◆花瓶
花瓶には先ほどまでは何も入っていなかったが
今はラベンダーが活けられており華やかになっている。
【知識/2】または【博物学】を-20で振ることができます。
夜門 由貴 「……ラベンダー……のお花…?」
星守 閃理 キューブを食べたら-10になるよ……(こそ……
夜門 由貴 みゅみゅみゅ…当たるとは限らな うむむむ…
夜門 由貴 「……ふぅ……暑い」考え事しようとしてふみゅふみゅしてる
星守 閃理
「うん……」
「さっきの魔法の氷……だっけ。まだひとつあったよね。
由貴ちゃん食べなよ」
夜門 由貴
「………、………」むむむ…
「……わかった、食べてみる。
ごめんね……閃理くんも暑いのに」
星守 閃理 「ううん。由貴ちゃんがいただいたものだしね」
system
[ KP ] キューブ : 1 → 0
[ KP ] 夜門 由貴 : 5 → 4
夜門 由貴 もぐ……ころころ…
KP
まだ暑く重だるい感覚は残るものの
弱っていた手に力が戻ってくるのを確かに感じるだろう。
由貴さんの技能のマイナス補正は-10になります。
夜門 由貴
「……うん、ちょっとだけ涼しくなったような気がする…!」ようし……
CCB<=60/2-10 【知識】 (1D100<=20) > 89 > 失敗
CCB<=28-10 【博物学】 (1D100<=18) > 62 > 失敗
夜門 由貴 ギューーーーッ(鳴
KP
◆知識1/2または博物学
ラベンダーの花言葉は「期待」「私に応えてください」
星守 閃理 CCB<=75-20 【知識】 (1D100<=55) > 92 > 失敗
KP
では多少は涼しくなったおかげか、ラベンダーの安らぐ香りにどこか心が落ち着くことだろう。
花瓶の情報は以上です。
夜門 由貴 「……いいにおい!」
星守 閃理
「うん。クラークさんが活けてくれたのかな?
落ち着くね……」
夜門 由貴
「うん!
……いい気分になったから……」
「お菓子……頑張って作ってみよっか。
クラークさんには…… ……もしかしたら作れないかもなって思ってたけど、閃理くんのためになら作れちゃうな」るんるんしてきた…
星守 閃理
「うん。チョコレートの問題はあるけど……
とりあえずメインのお菓子がなくっちゃ話にならないよね」
「レシピ通りにやればきっと大丈夫……なはず」
夜門 由貴
「うん!
小麦粉とかお砂糖は十分ありそうだったもんね?
それじゃあキッチンに戻って、一緒に作ろっか」
お手々をそっとギュッ……としてキッチンに戻る…?
星守 閃理 「うん。やってみよう」
KP
キッチンへ戻れば、必要な材料はチョコレート以外なら何でもある。
調理器具も同様だ。
星守 閃理 「由貴ちゃんは何を作るのかな。楽しみだな……」
KP
◆レシピ
2番目の部屋:カップケーキ
3番目の部屋:クッキー
4番目の部屋:チョコせんべい
5番目の部屋:マシュマロ
夜門 由貴
「……!!」
発言に驚いて照れている……。
星守 閃理
えっ てれてる……
かわいい…………
夜門 由貴 え? う、うん…… えっ!! 照れるよ!!
星守 閃理
「?」
急に赤くなってかわいいなあと思いつつ、にこにこ眺めている。
夜門 由貴 「え………えっと! 頑張るね!!」
星守 閃理 「うん。僕も頑張る」
KP
作るお菓子を決めたならば、貴方たちはそれを紙面から三次元へと再現しなければならない。
【製作(料理)50%】を振ることができます。
なお、レシピのあるお菓子を作る場合は+20の補正がつきます。
夜門 由貴
(どのお菓子がいいかなあ……
いつもだったらここにあるようなレシピにある料理じゃなくって、閃理くんの好きそうなものを選ぶんだけど……)
むん……
夜門由貴 カップケーキ……お魚型のチョコ……むん……
星守 閃理
うーん、僕自身は何が好きなんだろうね……
洋菓子か……。
夜門 由貴 ……和菓子のほうが好きかな?(跳ね上がりそうな難易度)
夜門 由貴 (………やっぱり、カップケーキを作ってみようかな……)などといいつつカップケーキにぎゅってできそうな焼き印のアレを探す……
星守 閃理
和菓子……
よく食べるのはそうってだけで、あんまりこだわりはないのかも。
夜門 由貴 そっかあ。ふむ…………
KP
では、由貴さんは棚から色々な種類の焼きごてを見つけることができるだろう。
魚模様や猫模様、星やハートなど、望むものならなんでもある。
夜門 由貴 やったあ!! ふふふ……材料が揃っちゃった
KP では、【製作(料理)】60をどうぞ。
夜門 由貴 CCB<=60 【製作(料理)】 (1D100<=60) > 21 > 成功
星守 閃理 CCB<=50 【製作(料理)】 (1D100<=50) > 72 > 失敗
夜門 由貴
むむ……じゃあちょっと色々アレンジしようとしてみたから……クリティカルには劣るけど上手くできたよ!!
焼印のお魚さんが泳いでるかっぷけーき……
……わかめの形のクッキーも添える…?(??)
KP
由貴さんはレシピ通り、美味しそうなお菓子を作る事が出来る。
焼きごてで魚模様をつけ、うねるわかめ型のクッキーを添えれば海の中のようだ。
チョコペンで波模様を描けば完璧に海になるのではないか、と考えるだろう。
夜門 由貴
!!! やったあ、えへへへへへ……
かわいいびょうしゃにしてもらっちゃった…
夜門 由貴 それじゃあ思いついたとおりにチョコペンで波模様を… あっ、チョコ……
星守 閃理 いっぱい考えてくれたから……(なで……
夜門 由貴 やったあ…!!(ぴょこ…!
KP
あとはチョコレートさえあれば完成する。
そう思い貴方が顔を上げると、閃理が表情を強張らせてこう言う。
夜門 由貴 ミーーッ
星守 閃理 「あの、さ……どの指にする……?」
夜門 由貴 「………え…?」
星守 閃理
「僕……自分の体が今、チョコレートでできているって、もうわかってるんだ。
だったら、僕は由貴ちゃんと脱出できるようにしたい……」
夜門 由貴
「……それは…」口元をもご……
「私も一緒だよ。
………やっぱり、チョコレートって……私達のことなんだ……」
KP
無理矢理引き上げた口角に、貴方は気が付くことだろう。
そこまで言われれば、貴方は閃理の体が、ひいては自分たちの体が人間ではない事を解ってしまう。
彼から漂う甘いカカオの香りは、前よりずっと増している。
SANc 1/1d4
夜門 由貴 閃理くんだけじゃないもん!!! ……え…? だよね…?
夜門 由貴
CCB<=75 【SANチェック】 (1D100<=75) > 95 > 失敗
1d4 (1D4) > 4
system [ 夜門 由貴 ] SAN : 75 → 71
夜門 由貴 「……! ………」
星守 閃理 「えっと……痛覚はたぶんないからさ、そんなに怯えなくて大丈夫だよ」
夜門 由貴
「そう…なんだ…… ………」
閃理くんのお手々ジッ……
「……いつもの閃理くんの手と変わらないように見えるのに……チョコレートになっちゃったんだね……」
閃理くんの手を取って指先の匂いをかいでる…? ??
星守 閃理
「うん……。多分皮膚は、そのままに近いんだと思うけどね。
……ん、やっぱり……舐めてもチョコレートの味がする訳じゃないし」
由貴ちゃんが匂いをかいでいない方の人差し指をぱくっとしている。
KP 指先はもちろん、手を取るまでもなく閃理からはチョコレートの香りが漂っていることだろう。
夜門 由貴
「………」
真似して自分が持ってる方の人差し指をパクっとしてみる…?
「…… ……… ………ほんとら…」
(……このまま噛みちぎっちゃったら……どんな味がするのかな……)
などと考えながら軽くくわえた指から口を離します……
星守 閃理 「わ、……へへ……」
KP 傷一つない指先には人肌の温かさや柔らかさがあり、閃理自身の味がすることだろう。
夜門 由貴 !? ???? はわ…
星守 閃理 はわ、としてる……
夜門 由貴 おいしいな…とおもって…
星守 閃理
ふふ……由貴ちゃんにとっては慣れ親しんだ味、かな……
…………(自分で言っててはずかしくなってきたかお
夜門 由貴
「……えへへ、なんだかもう甘いみたいな気がしてきた。……」
「……あのね、欲しい指はもう決まってるんだ。
……ベタかもしれないけど……」
「……閃理くんの薬指が欲しいな。
……これって、右と左、どっちでもいいのかな……」
星守 閃理
「そ、そっか……へへ……」
不意に真っ直ぐ言われて照れている
「どっちでも、いいよ。
まあ、右利きだから僕としては、左の方がいいかな……」
夜門 由貴
えへへ……いつもどおり美味しいよ!!(ぴたっ!
左の方がいい……
夜門 由貴 「左手の薬指……」照れたりしょんぼりしたりしている
星守 閃理
「へへ……
ここでは無くなっちゃうけど、元に戻れたらきっと大丈夫だから……」
夜門 由貴
(……でも、もし戻らなかったら、指輪……できなくなっちゃう……)
(…………ううん、絶対家に帰るもん。
帰って、閃理くんに会って、それから…)
「わかった、左手の薬指……もらうね。
………」
「……へへ……本当は違う目的のために欲しかったんだけど、まさかチョコレートになっちゃうなんて」
「……」悲しい顔……
「それじゃあ、ココに手を置いて。閃理くん。
大丈夫、薬指以外は切らないよ」
星守 閃理
「……大丈夫。全部由貴ちゃんにあげるから。
元に戻ったら、その時だって余すところなく全て由貴ちゃんのものだよ」
KP 閃理は自然に左手の指を開き、まな板の上に乗せる。
夜門 由貴
「………うれしい。
私も閃理くんに全部あげたいんだけどな」チョコになっちゃったこの体も……
それじゃあ、集中して……
閃理くんの薬指に包丁を当てます。押さえる手は閃理くんの手に添えて……
KP
貴方は閃理の指を切ることを決意した。
ここから出る為には仕方のないことなのだ。
そんな大義名分を振りかざしながら、貴方は不道理を飲み込む。
それは恐怖だろうか?
それとも背徳感に心を逆撫でされた興奮だろうか?
腹に何か重たいものが滑り落ちたような気がした。
喉が焼けるように熱い錯覚すら覚えることだろう。
勿論、指1本だけじゃなくても構わない。
閃理の全てが欲しいなら、この場で手を粉々に砕いてしまってもいいだろう。
今の閃理の体は人間の体ではない。
多少心臓が1つ抜け落ちようが、平然と生きていることだろう。
この空間は、狂気と理性の狭間にある。
微睡みの中の夢と現実のように、曖昧で気持ちが良い。
切る部位を左手の薬指と決め、腹も括った貴方は、その手で包丁を強く強く握りしめる。
そして、その切っ先を閃理の指に向けた。
力いっぱい押し付けたその刃は、切るというより押しつぶすようなものだった。
柔らかな皮膚を突き破った刃は一度は硬さに止まったが
そのまま力任せに体重を乗せれば、ゴキンッと鈍い音がし
ガクンッと刃がまな板についたことを気づかせてくれることだろう。
ダメージロール、1d4をどうぞ。
夜門 由貴 1d4 ダメージロール (1D4) > 2
system [ 星守 閃理 ] HP : 11 → 9
夜門 由貴
「……!! ……っあ、はぁ……
あ、切れてる……。閃理くん、できたよ…!」
星守 閃理 「ん、……」
KP
閃理の顔がわずかに歪んだ。
まな板の上に視線を釘付けにしながら、切られた部分を空いている手で押さえている。
左手の薬指がぼとりと離れている。
まるで血のように、断面からチョコレートが流れ出てきていた。
夜門 由貴
「……!! あっ、閃理くん…! 血が…
血、じゃない…?」
夜門 由貴 うずうず…
夜門 由貴
恐る恐る手を伸ばして、閃理くんの腕を伝うチョコレートの一筋を指ですくい取る。
そうしてそれをおもむろに口に含んでみた……。
「………あまい! すごい、閃理くん、チョコレートの味がするよ…!」
夜門 由貴 そんな場合なのかな…(メイン…
星守 閃理
「ふふ、おいし?」
はしゃぐ由貴ちゃんに、こてん、と首を傾げてみせる。
夜門 由貴
「うん、おいしい…!!
……よかった、全然痛くなさそうだね……」手の甲あたりをいたわるように撫でながら……
「……ふふ、こぼれちゃう……」
今度は指で掬うんじゃなくて、直接腕を舐める……? もったいにゃい……
星守 閃理 「うん、いたくない、……よ、……?」
夜門 由貴 舌先でちょっとつずつ丁寧に綺麗にしながら、ついに断面にたどり着くと、ちゅっ、と音を立てて吸い付くかな…?
星守 閃理
「わ、わ……」
はわわ……としながらその光景を見ている。
夜門 由貴
「ん…んっ…… ふふ……?
よかった。……こっちはね、あまくておいしいよ……」
るんるん もぐもぐ…
機嫌良さげに何なら吸い上げるように指を食べている…?
星守 閃理
「そ、そこまで、しなくても……
あ、そこ、は……」
目を泳がせながら、生唾を飲み込んでいる……
KP
味はしないが閃理の皮膚の表面の食感と
甘いチョコレートがとろりと蕩ける柔らかさが舌先にもたらされる。
夜門 由貴 みゃ………
夜門 由貴 「そこ…? どこ?」
星守 閃理
「指の切れてるところ……
そこ、全部チョコレートじゃないよ……」
夜門 由貴
「……ふふふ、知ってるよ…♪」
皮膚に軽いキスを繰り返す。ちゅっちゅっ
「……現実の閃理くんがお菓子じゃなくてよかった。全部食べちゃうところだったかも」
星守 閃理
「全部食べたら、なくなっちゃうよ……。
今なら僕が無くならない程度には、いや、……」
「……うん!
そんなことよりチョコレート、溶かさないといけないよね」
「流石にそれは僕がやるよ。
僕の体を切らせた上に溶かせるなんて、あんまりだろ?」
KP 閃理はどこかぎこちない笑みでそう言うと、水を入れた鍋に火を掛ける。
夜門 由貴
「……! そ、そうだったね…!」
そう……かな……? ぎこちないえみ……(じっ……
「……わ、溶けてく……」……
system
[ KP ] 夜門 由貴 : 4 → 5
[ KP ] 星守 閃理 : 6 → 8
星守 閃理 「……ぐ……」
KP チョコレートを湯煎にかけ、溶かし終えた頃、閃理は不意に目を押さえる。
夜門 由貴
「……閃理くん!? どうしたの…?
目…?」
星守 閃理
「うん……急に目が痛くなって……どうしたんだろ……
暑いからかな……」
KP
僅かに開いた目を見るならば、充血しているように感じる。
しかし、その眼球を走る毛細血管の色は茶色く見えることだろう。
夜門 由貴
「……!! 目が充血… ……? してる。
……チョコレートが溶けてきちゃったから……」
「熱いの、次から私がやるよ…!」
KP
深度7:目に突然激痛が走る。
探索者に見て貰うならば、充血しているように感じる。
しかし、その眼球を走る毛細血管の色は茶色く見えることだろう。
(SANC以外の)技能に-30の補正が入る。
星守 閃理
「い、いや、由貴ちゃんもチョコレートなら、溶けてしまうのは同じだろ?
どっちもドロドロになったら大変だ。折角由貴ちゃんのが軽そうなんだから、このまま僕がやるよ」
夜門 由貴 「……そっか……。ふたりとも溶けちゃったら、出口に行けないもんね」
夜門 由貴 私、出口のこと知らないな……
夜門 由貴 「わかった……。湯煎の作業は任せるね」
星守 閃理 「うん。任せて」
KP
完全に溶けた指だったものを見て、貴方はようやく、チョコレートとはいえ人間の
貴方の愛する相手の一部を切断してしまった自覚、背徳感、罪悪感が押し寄せて来るのを感じることだろう。
SANc 1/1d6
夜門 由貴 CCB<=71 【SANチェック】 (1D100<=71) > 90 > 失敗
星守 閃理 あっ
夜門 由貴 1d6 (1D6) > 1
system [ 夜門 由貴 ] SAN : 71 → 70
星守 閃理 えらい! 実質成功……!
夜門 由貴 ぐぬぬ… とよかった… のきもち!
KP
そして、同様に閃理の分のチョコレートを貴方は確保しなければいけないことを思い出すことだろう。
自分の体を差し出すのか、それとも閃理に全て背負わせるのか。
どちらでも構わない。
夜門 由貴
「………」
ごくり、と息を飲んで溶けた閃理くんの一部を見つめてる……
「………閃理くん、次は私の番だね」
期待するような、怖いような、そんな顔で閃理くんを見つめる。
「あのね、私も閃理くんと一緒に、ここを出たいよ。
……ううん、そうじゃなくても、閃理くんが食べてくれるならどこだって差し出せるよ」
「閃理くんも……選んで?
閃理くんはどの指がいい?」
閃理くんの手に手を絡める。
自分の一部を差し出すことを選びます。
星守 閃理 「う、僕は……」
夜門 由貴 「うん」わく…
星守 閃理
「僕だって、もちろん……
由貴ちゃんが欲しい。それに大好きだから、さ……」
そっと由貴ちゃんの左手を持ち上げて、薬指の先に口づけを落とす。
夜門 由貴
「……! ……えへへ……
よかった……」
「私も薬指、貰って欲しい。
閃理くんになら食べられちゃってもいいよ」
星守 閃理
「ふふ……決して良いことではないだろうけど……嬉しいな。
それじゃあ、お言葉に甘えて……いただくね」
KP
貴方は自分の指を切ることを決意した。
ここから出る為には仕方のないことなのだ。
そんな大義名分を振りかざしながら、貴方は不道理を飲み込む。
一瞬脳裏に、閃理が自分の一部を口にしてる想像をするかもしれない。
6番目の扉のシュリーが言った「究極の愛」の顔がノイズまじりに走馬灯のように過ぎる。
ふと浮かんだものは、堕ちることへの恐怖だろうか。
それとも、ボーダーラインを越える興奮だろうか。
それとも、自分は違う! という、現実逃避だろうか。
喉が焼けるように熱く、渇きを覚えている。
夜門 由貴
「……うん!」
全部押さえつけて、左手を閃理くんに預けるよ。
KP
勿論、捧げるのは指1本だけでなくとも構わない。
自分の全てを捧げたいなら。
その劣情が肥大して抑えられないのならば、食べて欲しい部位を粉々に砕いてもいい。
今の貴方の体は人間の体ではない。
多少心臓が1つ抜け落ちようが、平然と生きていることだろう。
閃理は苦虫を噛み潰したように苦痛の表情を浮かべながら、貴方の左手を取ってまな板に軽く置いた。
それが、閃理は“欲しい”らしい。
この空間は、狂気と理性の狭間にある。
微睡みの中の夢と現実のように、曖昧でなんて気持ちが良いのだろう。
夜門 由貴
他に、あげたい部分……
どこだろう………
まな板に置かれた指を見てドキドキしながら閃理くんを見てます
星守 閃理 「それじゃ、いくよ……」
KP
切る部位を決め、腹も括った貴方に、包丁の切っ先が向けられる。
力いっぱい押し付けられたたその刃は、切るというより押しつぶすようなものだった。
柔らかな皮膚を突き破った刃は、一度は中心で止まったが
やがてゴキンッと鈍い音がしたと同時に体が突き上げられたような振動を感じる。
地震かと思った貴方は、閃理の様子が変わらない事に自分自身の動揺、衝撃が正体であったことに気づくことだろう。
──そして激痛が走る。
当然だ。体を切り離されたのだから。
誰だって自分の体の一部を切り取られたことなど、早々体験することでもない。
体験したことがあったとしても、やはり切り取られるという感覚は慣れない。
いや、慣れてはいけないのだろう。
貴方の体からその部位が切り離される様子を、一部始終目を逸らせないでいた。
閃理がダメージロール1d4を振ります。
星守 閃理 1d4 (1D4) > 4
星守 閃理 わ……わーーっ!? へたくそ……
夜門 由貴 ふふ……
system [ 夜門 由貴 ] HP : 9 → 5
星守 閃理 どうして……えーん……ごめんね由貴ちゃん…………ワーーッ……
夜門 由貴 あと1で気絶ロールだったね えへへ……♡
KP
貴方の左手の薬指は、体からゴロリと離れている。
まるで血のように、断面からチョコレートが流れ出てきていた。
その様子を閃理は恐怖が入り混じった苦痛な様子で凝視していれば
ハッと気が付いたように貴方に寄り添った。
夜門 由貴
「……っ!! ……っ、……」
衝撃で思い切り息を吸い込んだまま戻ってこられなくなる……
星守 閃理
「う、わ、結構これ……
っ、由貴ちゃん……!?」
左手を心臓より高く持ち上げて抱き締める。
夜門 由貴
「わっ…… わ……えへへ……??」
抱きしめられて混乱してる……?
星守 閃理
「ご、ごめん、痛かったよね……ゆっくり、ゆっくり息をしてごらん。
でき……? え……?」
呼吸の余地を与えるように軽く抱き締めたまま、とんとんと一定のリズムで背中を叩いている……
けれど……わらってる……
KP
貴方はそこでようやく、チョコレートとはいえ人間の
貴方の最愛の人の一部を切断してしまった自覚、背徳感、罪悪感が押し寄せて来るのを感じることだろう。
SANc 1/1d6
星守 閃理 CCB<=80 【SANチェック】 (1D100<=80) > 22 > 成功
夜門 由貴 たしかに…… わらってる…
system [ 星守 閃理 ] SAN : 80 → 79
夜門 由貴
「……ふふ……けほっ…… ふふふ……」
「えへへへっ んっ…
すー…… ふぅ……… ……… ………」
笑ったり咳き込んだり深呼吸したりしてる
星守 閃理
「落ち着いた……?」
胸の上下を感じると、背中をゆっくり撫でる動作に切り替える。
夜門 由貴
「……っ ……うん、落ち着いた……
……閃理くんが痛くなさそうにしてたから大丈夫だと思ったんだけど……ふふ、ちょっとびっくりしちゃった」
自分の指の断面を見上げる……
「……ねえねえ、閃理くん……」
左手をおろそうと試みてみる…?
「……あの… あのね、の……飲む…?」?
星守 閃理
「え、…………」
と言いつつ、由貴ちゃんの左手をやんわり握りしめたまま離さない。
KP 滴るチョコレートが閃理の指と指の隙間からも垂れて、その手の甲に流れ落ちている。
夜門 由貴 「な、なーんて……へへ……」えっ、はずれない…
星守 閃理
「あ、こっちにも流れてきた……」
「……ね、由貴ちゃんは、どう? 飲んでほしい……?
……ん、あまい……」
自分の手に流れてる分だけ指で掬って、ぱく、と食んでいる。
夜門 由貴
「う……うん、そうだよ、よごれ、ちゃ……
……う、あ……?」
「………、う……
うん……… 食べて欲しい……」
「……ぜ、全部じゃなくても……」…………
じ、じたばた……
「……ううん、やっぱり、全部食べてほしいな…」
そわそわ揺れてる……動けないから……
それでいて閃理くんが私の一部を口にしているところをじっと見てるよ。
星守 閃理
「だから……全部食べたら、無くなっちゃうよ……?
由貴ちゃんがいなくなっちゃうのは、夢でもいやだな……」
夜門 由貴
「……うん……。
ふふ、でも、なんだかそういう気持ちなの」
星守 閃理
「そっか……そうだな、せっかく由貴ちゃんが可愛くおねだりしてくれたから……
……多少はね?」
ひとまずは今なお溢れているチョコレートに、その切断面に、ちゅうっと吸い付く。
夜門 由貴
「……んっ… ………ぅ…」
ぞわぞわと肩のあたりが痺れた気がして肩をすくめる。反射で左手の他の指が閃理くんのほっぺたに触っちゃうかな…
「あ、えと…… ごめ……」
星守 閃理
「ん……? ふふ、いいよ。そのまま添えてても」
指を絡めたまま、自分の指と由貴ちゃんの指とを丹念に舐め取って綺麗にしていく。
自分の手はそこそこにやがて離れて、チョコレートが止まるまではちゅこちゅこと暫く舐め取っているだろう。
痛くないかな、と時折目線を由貴ちゃんに向けながら。
夜門 由貴
「ぅ…… っ… っ、」
痛みはなく、代わりに舌と唇で切り取られた断面を撫でられる感覚に表情が蕩ける。
感覚のある皮膚にそれらが触れるたびに、弱った声が口から零れそうでもう片方の手で口を塞ぐ。
目が合ったとき、また痛みとは違う感覚が胸の奥に走ったような気がして眉を下げる。
「ん……ふふ……おいしい…?」
星守 閃理
「うん、とっても。
どんなお菓子よりも由貴ちゃんが一番おいしいな……」
痛くなさそうに、寧ろ快感を堪えているようにしているなら
少しだけ首の角度を調整するように傾げて、親指の付け根の少し膨らんだところを悪戯っぽく甘噛みする。
その間も目線は由貴ちゃんと絡めたままだ。
夜門 由貴
CCB<=70 【アイデア】 (1D100<=70) > 8 > スペシャル
うぐ…
夜門 由貴
「……う、そ、それは……言い過ぎかもよ?」
いいながらも、嬉しい言葉に眦が下がる。のも束の間、別の意図を持って指に絡み始めた唇に眉根がよる。
不快のためではなく、神経を走る感覚を少しでも紛らわせるため……だが、閃理くんにじぃっと見つめられるとそれすらもままならなくなる。
「ふぅ…… っっん…」
星守 閃理
「そうかな。僕はそもそもお菓子にはあんまり……だからね。
それでもこんなにもっと欲しい、食べたい、と思うのは……由貴ちゃんだから、だよ」
柔いところに薄く付いた自身の歯形をぺろりと撫でる。
そのままくすぐるように舌先をつつ、と親指の先まで走らせて……
「あー……ん、……」
親指の第一関節辺りまで唇を落とし、軽く歯を立てる。
夜門 由貴
「……っ!!」
「う、うぅ…… せんりくんのえっち……」
歯が肌に触れた時点でそわっ…と身体中が震えたような気持ちになって、閃理くんにもたれかかる……。
気が抜けたような、骨抜きにされてしまったかのような気分でうっとり閃理くんを見つめている…。
星守 閃理
「ん、ふふ……、由貴ちゃんも、蕩けた顔して……ひどくえっちじゃないか。
ますます美味しそうに見えてしまうな……」
夜門 由貴 「………食べられちゃう?」
星守 閃理
「ふふ、頭からむしゃむしゃ……?」
蕩けて上気した由貴ちゃんの頬を撫でて、首をわちゃわちゃっとからかうように擽る。
夜門 由貴 「きゃーっ…!!」
星守 閃理
「……なんてね。
此処じゃいつ誰が来るかも分からないし、由貴ちゃんにはお客さんにもなっていただかないといけないから……」
「本当に食べられはしないけど……
……この続きはゆっくり、おうちに帰ってから、ね?」
ちょん、と由貴ちゃんの唇を軽く指で触れてから、左手を解放するかな
夜門 由貴
「そうだよね……えへへ、ちょっとざんね…ん……」む……
「…… …… う、うん。
えっと…… 楽しみにしてる。ぜったい、お家に帰る……」
触れられた唇をムニュムニュしてる……
星守 閃理
「かわいい……。いい子だね、由貴ちゃん」
由貴ちゃんの少し乱れた髪を撫でつけた後
最後に耳元でそう囁いて、外耳をぱくっと食んでおこう。
「……よし。もうひとつの湯煎もはりきってやるぞ」
るん……としながら新しいボウルを出すよ。
夜門 由貴
「……ひゃっ…!? う……、も、もう!!」
ちょっと…ちょっとだけ背中をぺちっ…! として湯煎の様子を見る…?
星守 閃理
「あいたっ、……へへ……」
痛くないけどわざとらしく言ってのけつつ、手を動かしている。
KP ※湯煎を行う人物の、深度を1進める。
system [ KP ] 星守 閃理 : 8 → 9
夜門 由貴
「……ふふ!」
笑って返しながら溶ける自分の指を見ている……。
閃理くんが湯煎でとろけちゃう…
KP では、閃理が湯煎を終える頃、彼は再度呻きながら目を覆う。
星守 閃理 「う、……」
夜門 由貴
「……!! 閃理くん、また、目が……」
「……ごめんね、辛い作業ばっかり任せっぱなしで……」
「座ってて! ……ううん、どうしたらいいかな……」おろおろ…
星守 閃理 「だ、大丈夫だよ……一瞬、痛かっただけ……」
KP
閃理が手をどかすと、目からドロッと何かが垂れだした。
それはやはり涙でも血でもない。
茶色の液体……チョコレートだ。
ボタボタと落ちるその雫は、甘美な香りを漂わせている。
体を重たそうに引きずる様は、泳ぎ疲れてしまった時のようだ。
貴方が閃理を慮るように触れるなら、皮膚は凹み、触れた痕が残ったままになることだろう。
夜門 由貴
「……!? せ、せんりくん……!!」
やだーーーーっ 閃理くんが溶けちゃうよう~……
「閃理くん、目が、溶け……」
心配な気持ちで腕をぐっと掴むが、グニュ、とした感触に驚いてぱっと手を離す……。
KP 閃理の体の異変に、貴方たちは二人ともSANc 1/1d3
星守 閃理 CCB<=79 【SANチェック】 (1D100<=79) > 29 > 成功
夜門 由貴 CCB<=70 【SANチェック】 (1D100<=70) > 43 > 成功
system
[ 星守 閃理 ] SAN : 79 → 78
[ 夜門 由貴 ] SAN : 70 → 69
夜門 由貴 へいきじゃないもん…
夜門 由貴
「う、うう… 閃理くん……っ
どうしよう、ごめんね、魔法のこおり、たべちゃったから……」
「あんまり無理しちゃダメだよっ… 崩れちゃうよ…!(?)」
そわそわ触れるか触れないかのあたりでうろうろしてる……
星守 閃理
「そんな、由貴ちゃんはわるくないよ……。
やっぱり、由貴ちゃんまでこんな風にならなくて、よかった……」
「完成させたら、早いところ食べてしまって……
帰るヒント、もらわないとね」
夜門 由貴
「……うん、そうしよう。
早くしないと……とけちゃう……」
あっ、いざとなったら私が持てばいいんだ…!
星守 閃理
「大丈夫だよ……そんなに焦らないで……
でもごめん、一緒に沸かした紅茶は運んでもらえるかな……」
夜門 由貴
「うん、大丈夫…!
まかせて!」
KP
銀のトレーにお菓子と紅茶を乗せた閃理はそれを由貴さんに渡し
観音開きの扉を再び開く。
といったところで、こちらも三日目はセーブといたしましょうか。
長時間お疲れ様でした。
夜門 由貴
はい…! こちらでも沢山ありがとうございました!
おかしもぐもぐぱーと……
閃理くんの色気度がましてて中の人が怖くなってたよ。ひぇ……
薬指が痛かったのはびっくりしちゃった!
星守 閃理
怖……!? こわくないよ……だいじょうぶだよ……(?)
そう、痛かったみたい……多分この調子だと由貴ちゃんの方が痛かったんだろうけど……
うう……
夜門 由貴
えへへ……でも閃理くんに痛くされるのは平気だよ…!
だいじょうぶ……(すそそ…?(近寄っていく
星守 閃理
むむ…………
ベッドの上では痛くしないよ(不意に現れたベッドに由貴ちゃんごとぽすんと倒れ込む……?
夜門 由貴 !?? はわ…………
星守 閃理
……それじゃあ僕はこのまま由貴ちゃんを可愛がるので。
おやすみなさい、藺草さん……(カーテンをしゃっ……
夜門 由貴
!? ?!?? ???!?? あれっ…!?
お、おやすみなさい…けみかえるさん…!?
にゃっ…!???
KP
「熱情含有チョコレート」四日目
再開いたします。
前回はお互いの薬指を切り落としてチョコレートを入手し
お互いのために作ったカップケーキを完成させたところまででしたね。
夜門 由貴
…………ミュッ! ミュッ…!!(ベッドからずりずり…
??? ?????
カップケーキたべる!!
星守 閃理 由貴ちゃんは今日も可愛いな……(ほくほく……
KP
店内の様子は、先ほどと何も変わっていないように見える。
配膳を終えて席に着き、目の前のカップケーキを見る。
それは紛れもなく閃理が貴方の為に作ったお菓子だ。
そして、その上に掛かっているのは、閃理の左手の薬指をドロドロに溶かしたチョコレート。
その背徳的で、不道徳で、グロテスクなお菓子は、甘い香りを漂わせている。
まるで罪咎を甘く煮詰めた、美しい砂糖の結晶にさえ感じる。
夜門 由貴
「……!! わぁ……
ふふふ、すごく美味しそう……キッチンで見せてもらったときより、ずっと……」
「……とと、閃理くん、だいじょうぶ…?
椅子、座れる…?」椅子の背もたれを持ってちょっと引く…?
星守 閃理
「うん、大丈夫だよ。
そっか、気を付けて座らないとだ……ありがとう」
そーっと腰掛ける……
夜門 由貴
「うん。………」座ったのを確認したら、私も向かい側に座ろうかな…?
閃理くん、一人で食べれる…?(?)
KP 深度9:(SANC以外の)技能に-50の補正が入る。
星守 閃理 DEX*5が今5の状態か……(技能-50)
夜門 由貴 !? ?!??! はわ…
星守 閃理
「それじゃあ、由貴ちゃんが作ってくれたカップケーキ、いただこうか。
……ふふ、海を再現してるみたいで可愛いな……」
夜門 由貴
「……うん! そうなの……
ふふ、お魚を作ろうと思ったら……他にもいろいろ作りたくなっちゃった」
星守 閃理 「クッキーはサービスだね。ありがとう」
星守 閃理
CCB<=(11*5)-50 【DEX-50】え、チョコペンで絵を描くの……? この状態で……? (1D100<=5) > 53 > 失敗
むりだよ……
夜門 由貴
「うん。海の中だからわかめだよ。
チョコレートを付けて食べてね?」
夜門 由貴
えへへ…… そうだよね。
戻ってまた一緒にお菓子作りをする機会があったら、そのときにお願いしちゃおっかな?
KP 最早魚かどうかも怪しいぐちゃぐちゃ模様が描かれました。
夜門 由貴
CCB<=5 【芸術(閃理くん)】 (1D100<=5) > 38 > 失敗
みゅ…
星守 閃理 芸術(僕)……???
夜門 由貴 何が書いてあったか分からなかった……
星守 閃理
なんか知識(相手)が手に入るシナリオがあったような……
……とと、脱線しちゃったね。
星守 閃理
「うん。いただきます」
やんわり手を合わせて、食べ始めようかな。
さく……
夜門 由貴
はっ…! 私も!
「いただきます…!」
手をぱちっとあわせてから、カップケーキの柄をじっと見て……食べようかな?
「……おいしそう」……もふ…っ!
KP
貴方はそのお菓子に、心躍らせながら手を付ける。
口に入れたそのお菓子は、怖いくらいに幸福な味がした。
甘く、蕩けるような、美味しさだ。
たとえ甘いものが苦手な人でも、それは不思議と受け入れられてしまうような。そんな蜜の味がした。
“これまで食べてきたものの中で、一番美味しい“
そう不徳にも思ってしまうことだろう。
また一口、また一口と食が進む。
閃理の方を見ると、彼も同様にお菓子に夢中になっている。
貴方の一部か、それとも彼自身の一部か。
それが、閃理の口の中へと入って行き、彼の体内へと吸収されていく。
その様子に、貴方は地面がひっくり返ったようなふわふわとした心地だ。
貴方はとても、とても幸せだ。
口の中のチョコレートと一緒にジャリ……と砂糖を噛んだような気さえした。
HPが1d3回復する。
夜門 由貴 1d3 HP (1D3) > 1
system [ 夜門 由貴 ] HP : 5 → 6
夜門 由貴
「……! 甘くて……おいしい!」
「~~!! ♪♪♪」
ぱく、ぱく、ぱく……と次々食べたくなる気持ちを押さえつけて口の中のチョコレートを味わってる……
星守 閃理
「…………」
さく、さく……もっもっ…………
味わいつつもぱくぱく旺盛な食欲を見せている……
夜門 由貴
「……! ……」
そのうち、いつもとは違う状態の閃理くんに気がついて頬が緩む…?
「……ふふ、閃理くん……
おいしい?」
星守 閃理
「むぐ、…………はっ…………」
カップケーキをもしゃる口のまま由貴ちゃんと目が合って、少し恥ずかしそうにする
「うん……とってもおいしい……」
夜門 由貴
「ほんと…!? よかった……!!」
「……かわいい~…… てれてるね」
身を乗り出して手を伸ばしてほっぺたつん…? 痕が残っちゃうね…
星守 閃理
「むぇ? ……へへ……
美味しすぎて、夢中になっちゃってたから……」
頬が軽く由貴ちゃんの指の形に凹む。
夜門 由貴
「……そっかぁ。
えへへ、ありがとう。……は、ちょっとおかしいかな?」
「閃理くんも美味しいよ。とっても……」
自分もカップケーキにまた一口噛みついて食べちゃおう。もぐ……
星守 閃理 「良かった……。こちらこそ、食べてくれてありがとう」
KP それではここで、【幸運】をそのままの値でどうぞ。
夜門 由貴 CCB<=73 【幸運】 (1D100<=73) > 95 > 失敗
星守 閃理 おわわ……
夜門 由貴 床ぺた………
星守 閃理 き、きたないよ……(おろおろ……
夜門 由貴 えーん…………(グズグズ状態の閃理くんにぎゅっ…
KP
貴方がまた一口を味わっていると、ガチッと何か固いものを噛んでしまう。
夢見心地だった気分が、一瞬にして霧散していく。
モゴモゴと舌で触ってみれば、それは鍵のような形状をしているとわかることだろう。
口に入れる前には特には見つからなかったものだ。
吐き出して見れば、指の第一関節ほどの小さな鍵があった。
鍵には特に印字などはされていない。
星守 閃理 ぬちょ…………(由貴ちゃんの腕の形に変形……
夜門 由貴
「~♪ ……♪ ………んっ…!?」
「……ん…む…!?? ??」怒ってる
夜門 由貴 わぁん…… がぶ…?
星守 閃理 「え……? どうかした……?」
夜門 由貴
「………んぇ、なんか噛んじゃった……
なにかな、これ…?」
取り出してみる……
「……鍵…? かなあ。
ずいぶん小さいけど……」
KP 閃理は取り出した鍵を見て、はっとした表情になる。
星守 閃理 「鍵……そうだ、出入り口と言えば……」
夜門 由貴
「出入り口…? そんなところあったっけ…」
お店の出入り口とか…?(きょろ…
星守 閃理
「うん。実は由貴ちゃんが寝ていた冷凍室の奥に、扉があってさ」
「その扉、由貴ちゃんが来る前に気になって開けようとしたんだけど、開かなくって。
扉の周りも結露しちゃってるし」
「開かない扉と言えば、もうそれくらいだよ」
夜門 由貴
「冷凍室の中にそんな場所が……そうなんだ」
「それじゃあ、食べ終わったら早速行ってみよっか。
早く出ないと……閃理くんがどろどろになっちゃう」
でも、ゆっくり食べたいからちびちび食べてる……
星守 閃理
「うん。食べたらね」
「これ以上この部屋で暑くなることはそうそう無いだろうし……
ゆっくり召し上がれ」
僕も残り少ないけど、今度は味わってもくもく……とゆっくり食べている。
夜門 由貴
「わかった、ゆっくり食べる!
……んむ、やっぱり美味しい……いくらでも食べれちゃいそうだな……」
星守 閃理
「現実でも、これくらい上手く作れるかな……。
家に帰ったら、また一緒に作りっこしてみようか」
夜門 由貴
「私も、上手く作れるかわからないけど……閃理くんと一緒なら楽しく作れるかも」
「約束ね、お菓子作り!」
星守 閃理 「うん、約束だ」
星守 閃理 はっ……がぶっとされていた……(由貴ちゃんの歯形がつく……
夜門 由貴
じ~……(自分でつけた噛み跡を見つめている
……んふふ
星守 閃理 ふふ、ご満悦だね。
夜門 由貴 「やった! ……」もぐもぐもぐ……
夜門 由貴
うん! ……私の、だもんね?
耳たぶとかもガジガジできちゃうのか…(?)
はっ……いやいや、痛い… 痛いんだよね…?
星守 閃理
もちろん。由貴ちゃんだけの僕だよ。
わ…… ふふ、どうかな(?)
KP
最後の一口までふわふわと夢見心地で
しかし名残惜しそうにお互い顔を見合わせて、口に放ることだろう。
夜門 由貴
「……ん! ごちそうさまでした。
やっぱり美味しかったよ」
幸せそうに口元を抑える
夜門 由貴 どうかな…??? どう、かな……???
星守 閃理
「うん。ごちそうさまでした。
本当に……今まで食べたどんなお菓子よりも最高だったよ。ありがとう」
星守 閃理 痛いけど……由貴ちゃんのためなら痛くないよ(??)
夜門 由貴
「……!! そ、そんな……おおげさ……
ううん、私もそう思ってるけど!!」
「……私こそ、ありがとう」
「……そ、それじゃあ行こっか!
立てる…?」
ぱっと立ち上がって閃理くんのそばに立つ…
星守 閃理
「うん。だいぶ重たいけど……よい、しょ……」
ゆっくりもちゃ……と立ち上がる。
お尻とか太ももの一部が椅子の形に真っ平になっているかもね。
夜門 由貴 む……私の上に座ってもらうのが良かったかな……(?)
星守 閃理
は、はずかしいよ……重いし……
でも、そうしたら由貴ちゃんの膝の形に……?
夜門 由貴
「……!! わーっ、平らになってる……」
……触…?
夜門 由貴 うん…… えへへへ……(?)
KP
軽く触れるだけなら跡は残らないが
少し力を込めれば平らな部分へ容易に由貴さんの指の形が刻まれるだろう。
星守 閃理 「うーん、ちょっと溶けすぎだね……」
夜門 由貴
「……歩ける……?」
わぁ……むにむに…
星守 閃理
「う、うん、歩くのは大丈夫。
でも、これ以上暑くなることをしたら、本当にでろでろに溶けちゃうかも……」
「ま、用があるのは冷凍室だから大丈夫か……。
片付け、さっと済ませちゃおう」
193 あつくなること
星守 閃理 火を使うとか……ですよ?(こてん
夜門 由貴
「うん!! それは任せて!
お水に触ったら溶けちゃうよ…!」?
ちゃっちゃっちゃっ…と食器を集めてキッチンに持っていこうかな?
ざばーっ!
夜門 由貴 とぼけてりゅ……(そんなことはない
星守 閃理 とぼけてるよ(にこ……
夜門 由貴 はわ……
KP
由貴さんは持ち前の機敏さで片付けを済ませることだろう。
入手した鍵を携えて、再び冷凍庫へ赴く事となる。
【冷凍室】
開けるとひんやりとした冷気が貴方を包む。
よく見ると床が凍結しているのかキラキラと光っており、閃理が言ったように中に素足のまま入ることは不可能だろう。
両側に設置された棚には肉や魚、野菜などが並べられていたり、天井から大きな肉が吊り下げられている。
また、貴方の入っていた袋の抜け殻と、同様の黒い袋がいくつが積み上げられている。
袋は未開封であり、膨らんでいる。
そして、閃理の言った通りよくよく注視してみれば、奥にもう一つ扉があることに気付く。
しかし壁や扉ごと氷結しており、ノブを捻らなくてもすぐには開かなさそうであることに気付いた。
また、プレートには“外“と書かれている。
夜門 由貴
「……あっ、あれが…扉?
"外"……」
星守 閃理 「うん……。出るとしたら、ここが一番それらしいのかなって」
夜門 由貴
「そっか……そうかも! でも、なんだか凍っちゃっててるね。鍵があっても開くかどうか……」
「とにかく、扉の近くまで行ってみよっか。
………」
星守 閃理 「うん……二人で力を合わせれば、……」
KP
不意に黙り込んだ閃理の視線を追ってみれば、それは貴方の足元に注がれている。
貴方の足は依然として裸足である。
この素足のままで部屋に踏み入れようとするならば、皮膚ごと持っていかれるだろう。
たとえチョコレートで出来た体とはいえ
徐々に足を削られてゆく想像をするだけで身の毛がよだつ。
夜門 由貴
「靴……今までの部屋にはなかったよね」
いや、ウルかシュリーの靴を盗む…?
星守 閃理
「うん……。今僕が履いてるのしかないな」
「でもさ、どっちかが背負って行けば
片方は靴を履いてなくても行けるんじゃない?」
夜門 由貴
「……!! そっか!
なるほど……!」
「………」しかし……
閃理くんの腕や顔をジッ……
「……閃理くん、私のこと持ったら……
今度こそ、崩れちゃいそうで心配だな。……」
閃理くんのお洋服の裾ぎゅっ…
「だから……私が代わりに閃理くんのこと、運んでいくね!」むん…!
星守 閃理
「えっ、由貴ちゃんが僕を……?
わ、悪いな……」
KP
さて、ここで扉に向かうまでのルールを開示いたします。
S1d10 歩数ダイス (1D10) > 5
KP
【ルール】
①冷凍室内は極寒の為、一歩進むごとに体力が1ずつ減る。
②裸足で床を歩いた場合、一歩進むごとに体力が1減る。
③閃理が渡したポンチョで、一定時間居続けても体力の消費が防げる。
④背負う場合
背負う側と背負われる側はお互いの体温により、一度の体力の消費を半分に減らすことができる。
⑤背負うロールは能動側STRと受動側SIZとの対抗ロールを行う。
体が人間ではないため、+30の補正が入る。
KP なお、扉まではこのルールにおいては5歩ほどで辿り着きそうだ。
夜門 由貴
「……! 扉まではそんなに遠くなさそう…… だいじょうぶ!」
「絶対落とさないから…!」
KP
背負うロールが上手く行けば
閃理が2歩に一度HP-1をする、5歩目に由貴さんがHP-1
くらいですね。
夜門 由貴 ……がんばります……!
KP なお、失敗した場合は閃理が裸足で足をつくのでその都度HP-1です。
夜門 由貴
ミャーーーッ
STRがほしい……
星守 閃理
だ、だいじょうぶだよ……(くりちけを握りしめる音
あっ、手がくりちけのかたちに……
夜門 由貴
わ、わぁん……!!
でももちかたはおひめさまだっこがいい!!
星守 閃理 えっ!?!?!?
星守 閃理
「わ、わかったよ……。いや、ええと、お願いします……?
でも、うん……それなら由貴ちゃんは、僕の靴を履いてね」
心配そうな目を向けたまま、靴を脱ぐね
夜門 由貴
「うん、ありがとう……靴、借りちゃうね」
閃理くんが靴を脱ぎ終わったら、代わりに靴をはこうかな。
それから両腕を前に突き出す……?
星守 閃理
「……?? あれ、由貴ちゃん……?」
「その手は……もしかして、おんぶじゃなくて……?」
夜門 由貴
「……? うん、抱っこのほうがいいかなって……」
「だめ…?」
星守 閃理 「い、いや……由貴ちゃんのやりやすいので、いいよ……」
夜門 由貴
「うん…! あのね、……私は抱っこがいいな!」
…?
「王子様みたいにかっこよく閃理くんを運ぶの!」…?
星守 閃理
「え、ええ……? 由貴ちゃんが王子様は可愛いけど、僕は、……?」
「ま、まあいいや。由貴ちゃんがそうしたいなら任せるよ」
夜門 由貴 「閃理くんは、私の大事な王子様だよ……?」??
星守 閃理 由貴ちゃんはよく言ってくれるけど、王子様ってガラかなぁ……
夜門 由貴 王子様だもん…!!!!!!!!!!!
夜門 由貴
「うん、じゃあ……ちょっと失礼するね…?
あっ、私の肩に掴まって?」
そばに近づいてって閃理くんの背中に手を回す…?
星守 閃理
「こちらこそ……よろしくね」
自分がされる側になるとは……と思いながら、僕も由貴ちゃんの肩に手を伸ばすよ。
夜門 由貴
「うん。任せて!」
閃理くんの頬に口づけて、伝っているかもしれないチョコレートソースを少し舐め取ってから、ギュッと抱きしめてお姫様抱っこで持ち上げちゃう…!
星守 閃理
「わ、……」
唇や舌の感触に驚く間もなく、持ち上げられる感覚に少しだけ身をこわばらせる。
KP
貴方は閃理をお姫様抱っこで持ち上げると、ゆっくりと歩きだす。
貴方達が入口から離れると、扉はバタンと一人でに閉まってしまった。
もう後戻りをすることはできないだろう。
輝く地面を慎重に慎重に歩いていく。
夜門 由貴
「……!!」閉まった……
「……行こう。閃理くん」
星守 閃理 「う、うん……」
KP
背負う、もとい抱っこロールは、能動側STRと受動側SIZとの対抗ロールを行う。
体が人間ではないため、+30の補正が入る。
ということで、40+30-10=60の値で抱っこロールをどうぞ。
夜門 由貴 CCB<=60 ぎゅっ… (1D100<=60) > 9 > スペシャル
星守 閃理 えらい!!
夜門 由貴 やったぁ! むぎゅ…
system [ KP ] 歩数 : 0 → 1
KP
一歩足を踏み出せば、貴方と閃理の息が白く煙る。
凍結した道を慎重に進んでいくことだろう。
靴を履いていなければ、立つ事もままならないかもしれない。
そのような寒さが忍び寄ってくる。
夜門 由貴 「……わ……寒い……!」白い息がもわわ…
星守 閃理 「長居はしたくないね……。引き続き頑張ろう」
KP
二歩目。
抱っこロールをどうぞ。
夜門 由貴 CCB<=60 ぎゅっ… (1D100<=60) > 29 > 成功
夜門 由貴 みゅっ…!
星守 閃理 出目が良い! その調子……
KP
由貴さんは慎重に閃理を抱え、また一歩踏み出す。
閃理に着せられたポンチョは貴方を守り、一定の温かさをまだ保っているようだ。
一方で閃理は、貴方の腕の中で僅かに身震いするだろう。
閃理のみHP-1
system
[ KP ] 歩数 : 1 → 2
[ 星守 閃理 ] HP : 9 → 8
夜門 由貴 「……! ……閃理くん、もっと私にくっついて…!」
星守 閃理
「う、うん……。ありがと……」
由貴ちゃんの肩口に首をしなだれさせて、冷えた頬に温もりを得ようとする。
夜門 由貴 かわいい……
星守 閃理 かわ、……?????
KP
三歩目。
抱っこロールをどうぞ。
夜門 由貴 CCB<=60 ぎゅっ…!! (1D100<=60) > 29 > 成功
system [ KP ] 歩数 : 2 → 3
KP
体重を先程よりも預けられ、僅かに重みが増そうとも
由貴さんは堅実に閃理を抱え続けている。
そうして前進すれば、閃理もどこか安堵した様子でうすく微笑むことだろう。
夜門 由貴
「……ふふ」おんなじように微笑み返して、また一歩進むよ。
がんばる…………!!
KP
四歩目。
抱っこロールをどうぞ。
夜門 由貴 CCB<=60 ぎゅっ…!!! (1D100<=60) > 44 > 成功
星守 閃理
とてもえらい……
こちらはあともう少しだね!
system [ KP ] 歩数 : 3 → 4
夜門 由貴 うん……!! 最後まで、気を抜かないよ…!!
KP
由貴さんは閃理の表情に励まされるように、再度腕に力を込める。
閃理の体は先ほどよりも心なしか冷えているが、それでも貴方に体重を預けることにも慣れてきたらしい。
お互いの信頼感に守られるように、湧き上がる貴方の自信が心に火を灯すかのようだ。
閃理のみHP-1
system [ 星守 閃理 ] HP : 8 → 7
夜門 由貴 「あと……もう、ちょっと…!!」
星守 閃理 「うん……! 頑張って、由貴ちゃん……!」
KP
五歩目。
抱っこロールをどうぞ。
夜門 由貴 CCB<=60 ぎゅっ…!!! ! (1D100<=60) > 82 > 失敗
夜門 由貴 ぐすん…
星守 閃理 クリチケ……僕のつかう……?
夜門 由貴 ううん……振り直しても、60……あてられるきがしないから……
星守 閃理 よし、わかった……
夜門 由貴 ごめんね…… もっと腕力が強ければ…
KP
由貴さんは最後の一歩を踏み出したところで、ふと寒さに耐えられずつい身を縮こまらせてしまう。
不意に緩んだ腕から閃理が滑り落ち、彼は裸足で足をついてしまうだろう。
二人ともHP-1
星守 閃理 いや……僕も小さければ……いやそれはいやだな…………
夜門 由貴 「……あっ…!! 閃理くん!」
夜門 由貴 うう~っ…(めそ…
system
[ 夜門 由貴 ] HP : 6 → 5
[ 星守 閃理 ] HP : 7 → 6
星守 閃理 「わ、……っ……」
KP
寒さよりも先に、閃理の足に痛みが走る。肌が焼けるような痛みだ。
その痛みは貴方の足裏にベッタリと貼りついていて、離れない。
足裏から針で貫かれるような激痛に耐えながら、閃理は無謀にもこの氷の表層に立ち尽くしていた。
夜門 由貴
「ご、ごめん……!
すぐ、抱え直すから、もう一度掴まって…!」
夜門 由貴 えーーーん……… 痛いんだ、やっぱり…! えーん……
星守 閃理
「う、ううん……大丈夫……だいじょうぶだから……
そ、それに、扉を開けるなら、このまま……?」
system [ KP ] 歩数 : 4 → 5
夜門 由貴 ウミィ……………
KP
吐息を凍らせ、先を行く。
この先、貴方達の心のよりどころはお互いの体温しかない。
閃理の温かみを感じながら、貴方達が扉へとようやく辿り着くと、銀の扉は結露して凍っていた。
ドアノブを見れば、鍵穴が真ん中についている。
震える手で貴方は鍵を取り出し、鍵穴に鍵を差し込んだ。
鍵はピッタリと入り、180度に回せばガチャリと開錠する音が聞こえてくる。
しかしドアノブは、うっかり触ればそのまま皮膚が持って行かれることだろう。
ポンチョの端か自分の服の端か、はたまたなりふり構わずそのまま素手で握るかして
ドアノブを捻るも周りが凍結しているせいで簡単には開かない。
夜門 由貴
「……!! あ、開かない……
どうしよう、閃理くん……やっぱり、凍ってるんだ……」
星守 閃理
「ち、力を合わせて、いっしょにあけよう……!
ふたりでなら、いける、はず……!」
KP
ここで、閃理+由貴さんのSTRと
扉の耐久値20の対抗ロールとなる。
こうしている間にも、肌を刺すような冷たさが体温を無情にも奪っていく。
また、氷の上に立っている人物は、足先の感覚がドンドン失われて行く。
対抗ロールが一度失敗するごとに、外気によりHP-1、氷の上に立っていることによりHP-1。
それぞれダメージロールが発生する。
尚、ポンチョや靴を履いている場合はダメージが発生しない。
夜門 由貴
「う、うん…!」
一緒に…… 肩で…?? ミーッ
KP
由貴さんのマイナス補正がつくので、STR23-20の対抗65-10=55ですね。
抱える場合は抱っこロールに成功する必要があります。
夜門 由貴 か……抱えたいです…!!
KP
それではまず、抱っこロールをどうぞ。
成功しても失敗しても、その後扉との対抗ロールになります。
夜門 由貴 CCB<=60 ぎゅっ…!!! (1D100<=60) > 24 > 成功
KP 扉との対抗ロール、55の値でどうぞ。
夜門 由貴 CCB<=55 扉との対抗ロール (1D100<=55) > 67 > 失敗
夜門 由貴 ギーーッ……
KP
では、由貴さんは再度閃理を抱え直すことには成功したものの
そちらに力を使い過ぎたのか扉を開けるには至らなかった。
閃理のみHP-1
system [ 星守 閃理 ] HP : 6 → 5
夜門 由貴 「……!! 開かない…!!」
星守 閃理
「く、あきらめないで……
何度か挑戦すれば、行けるはず……!」
夜門 由貴
「うん……もう、一回…!!」
もう一回、抱え直して、扉を開けます…!
KP 抱っこロールと扉との対抗ロールをどうぞ。
夜門 由貴 CCB<=60 ぎゅっ…!!! (1D100<=60) > 66 > 失敗
夜門 由貴 うぇーーーーん……(めそめそめそ
夜門 由貴 CCB<=55 扉との対抗ロール (1D100<=55) > 52 > 成功
夜門 由貴 !!!!!!(ぱっと両手を上げる
星守 閃理 えらい……!!!(はいたっち……!!
夜門 由貴 やったあ!(ぱちーん!
星守 閃理
よく頑張ったね……本当にえらかったよ……!!(なでなでわしゃわしゃもふもふぎゅーっ!
とりあえず、向こうが終わるまでちょっと待ってようか……
夜門 由貴
うん…!! わかった!!
もふ……
夜門 由貴 はっ……この曲、なるほど…?
KP
扉がビキッと音を立て、氷の粒がいくつも落ちて来くる。
そして、その扉は開いた。
その先は赤みがかった金色の光で溢れていた。
光の中には葉の冠を被ったギリシア彫刻のような若人が立っているのを視認することが出来る。
その背中からは真っ白な翼が生え、まるで天使のようだと、貴方は目を細めることだろう。
温かな光が、貴方達を包み込んでいく。
まるで、微睡の中、心地よい夢へと誘われる時の快楽。
手を伸ばしたくなる幸福感に、閃理を抱えたまま貴方は一歩、踏み出した。
そこで貴方の意識は途切れてしまう。
夜門 由貴 「っ……! ……… ……」
KP 【CON*5】をそのままの値でどうぞ。
夜門 由貴 えっ…
夜門 由貴 CCB<=(14*5) 【CON】 (1D100<=70) > 58 > 成功
夜門 由貴 ピョコ…
星守 閃理 いい子だね……
KP
意識を失う中、グイッと誰かに引っ張られる感覚がする。
視線を向けると、目の端に揺れる、閃理よりも明るい金髪が見えたような気がした。
夜門 由貴
閃理くんも振ってたとしたら心配……
むむむ…?
KP
…………
といったところで、後はエンディングのみですが四日目はここでセーブといたしましょうか。
本日も長時間お疲れ様でした。
夜門 由貴
はわわ…!! 了解です!
本日もありがとうございました…!
星守 閃理 お疲れ様でした! 本当にえらかったね……
夜門 由貴
最後まで持ってたかったけど……最後の最後でダメだった…(むゆゆゆゆ……
閃理くんの足に何もありませんように!
星守 閃理 大丈夫だよ……むしろ最後手前まで落とさずによく頑張ったよ(なでなでなで……
夜門 由貴
ふぁ……こちらでも……今日のところはおやすみなさい……
閃理くん、けみかえるさん……(すややや…
うみゅ……(撫で受け
星守 閃理
うん、ゆっくり眠るんだよ。
おやすみなさい、由貴ちゃん、藺草さん……(なでなでしながらそのうち、すよ……
KP
KP
「熱情含有チョコレート」五日目
再開いたします。
前回は閃理を抱えて、凍えながらも冷凍室の奥の扉へ辿り着き
どうにか扉を開けて、意識を失ったところまででしたね。
夜門 由貴 すよすよ……
星守 閃理 すや…………
KP
…
……
…………
ピピピピピというアラームの音で、貴方は目を覚ます。
スマートフォンか時計かで時刻を確認すれば、いつも起きる時間だった。
先ほどまで見ていた夢は、妙にリアリティがあった。
その証拠に、異様なほど背中には汗をビッショリと掻いていることだろう。
夜門 由貴
「……っ……
……あ、あれ…… 夢…」
「そう……だよね、閃理くんが溶けちゃうなんてそんなわけ……」
自分の口元に触れる…?(?)
KP
貴方は自分の体を確認する。
目の毛細血管などを確認すれば、ちゃんと赤色に見えることだろう。
夜門 由貴
「………」手をじーっと見ている……
……閃理くんは大丈夫かな……
KP
指を切ってみるなど、出血を確認するのならば、そこから滴るのは赤い液体だ。
茶色の液体でも甘い香りもしない。
鉄の臭いがするだけだ。
KP
貴方はどこか違和感があった。
五体満足、何も欠けていないはずだ。
そう思いながらも、どこか焦燥感に似た不安が頭をよぎる。
そして、閃理が選んだ部位を確認した。
左手の薬指は欠けておらず、ちゃんと存在している。
しかし貴方は違和感を覚える。
よくよく見てみれば、まるで歯型のような赤黒い痣が、うっすらとついていた。
昨日までの自分にはなかったものだ。
それは指輪のように見えることだろう。
夜門 由貴
「……、あれ?
歯の……あと?」
恐る恐る触って、確かめてみる……
KP
※臓器や骨など内部のものを貰ったのならば
その部位がある場所の皮膚に痣が出来ている。
KP
触ってみても特に痛みなどは感じられない。
しかし、心臓がドクドクと脈打つ。
これではまるで、誰かに食われた痕のようではないか。
―――誰に?
夜門 由貴 閃理くんだ……
KP
貴方は動揺しながらも、閃理の事を想いつつ
いつも通りの日常に戻ろうと努めることだろう。
夜門 由貴 うん…… でも、さり気なく閃理くんの指も確認する……かも……!!
夜門 由貴 ちがうひとだったらどうしよう…(?)
KP
軽く身支度を済ませてリビングの扉を開けば、甘い香りが漂っていた。
その香りは、先ほどまで嫌というほど嗅いでいたチョコレートの匂いだ。
夜門 由貴 「……! あ、チョコレートの匂い…!」
KP
リビングテーブルには、閃理が仰向けに寝かされていた。
周りには黒い薔薇がテーブルから零れ落ちるほど埋め尽くしている。
夜門 由貴
(もしかして、それでチョコレートの夢……
……!???)
KP
そして、貴方のいつも座っている席に1枚の皿とフォークとナイフが一組置かれていた。
皿の上には『EAT ME』と書かれたメモが乗っている。
それは、あの1番目の扉の中にあったものに酷似しているように思えた。
夜門 由貴
「せ、閃理くん…!」
えっ、か、駆け寄ってって…… ??????
「ど、どうして閃理くんが……
なんで、フォークと……ナイフ……?」
KP
慌てて閃理の呼吸を確認すれば、
無事であることがわかる。
時折微かに胸が上下しているところを見ると、眠っているだけのようだ。
夜門 由貴
「……!」ほっとするけど……
起こしていいのかな……
KP 閃理に【目星】を振ることができます。
夜門 由貴 CCB<=92 【目星】 (1D100<=92) > 97 > 致命的失敗
星守 閃理 !?!?
夜門 由貴 えーーーん
KP
そうですね……ファンブル処理は少しお待ちください。
他に何かしたい事はありますか?
なお、閃理を起こすことは可能です。
夜門 由貴
……??? ど、どうしよう……
メモの筆跡を改めて確認する…? 閃理くんの筆跡……でもないよね…?
KP メモは閃理が書いたものではなさそうだ。
夜門 由貴
ですよね……
じゃあたべちゃだめ!!(…?)
星守 閃理 「じゃあ」……? 僕の筆跡だったら食べてたの……
夜門 由貴
あっ、そうだ……
閃理くんの薬指は…? おんなじように赤黒くなってますか?
夜門 由貴 えっ? えっと……(ごにょごにょ…
星守 閃理 じ…………
夜門 由貴
う………………… ちゃ、ちゃんとおこしてから……
食べたよ…?
KP
では、貴方は動揺を抑えつつも自分が欲した部位……左手の薬指を確認する。
するとそこには予想通り、まるで歯型のような赤黒い痣がうっすらとついていた。
よく見ないとわからないその痣は、自分の記憶の中にはなかったものだ。
それは指輪のようにも見えることだろう。
心臓がドクドクと脈打つ。
そうだ、自分は閃理を口にしたのだ。あの幸せな夢の中で。
夜門 由貴
「……!! ………」
驚いたあとひとしきり照れます…
KP
心臓がドンドンと胸を叩いている。
これではまるで、誰かに食われた痕のようではないか。
―――誰に?
問うまでも無い。
思わず手を当てたそこは、自分の腹だった。
夜門 由貴 お腹……… 撫で……
夜門 由貴 …?
KP
貴方の体には、歯形がついたような痕が残っている。
貴方の頭の中で、先ほどまで見ていた幻が実態を持ち始める。
そうなってしまえば、あの時、貴方と対面した閃理の姿が、鮮明に思い返されることだろう。
閃理の唇が、貴方の体だったチョコレートを受け入れ、そして飲み込んだ。
舌なめずりのようにチョコレートをペロリと舐める動作に、貴方は心臓の音がさらに大きくなるような気がした。
あの時閃理の瞳に映っていた自分は、どんな顔をしていただろうか。
思わず自分の顔に手を当てれば、口角が上がっている。
自分はどうしてしまったのだろうか。
心臓の音がドクンドクンとやけに頭に響く。
夜門 由貴 「……えへ…」
星守 閃理 (かわいいね……)すや……
夜門 由貴 はっ… 今閃理くんの声が…
夜門 由貴
どうしよう? …………………
いたずらしたいような………
早く起きてほしいような……(そわわ……
そもそもどうして、私の家にいるんだろう……
「……閃理くん…?」
左手をきゅっと握って声をかけてみます…?
KP 起こそうとするならば、閃理はゆっくりと目を開くことだろう。
星守 閃理
「ん、……あれ、ここは……
……ゆきちゃん…………?」
夜門 由貴
「せんりくん! ……おはよう」
「えっと、ここはね……うちのリビングだよ…?」
星守 閃理
「ああうん、おはよ……。
ほんとだ、夜門さんち……あれっ?」
「な、何でこんなとこで寝てるんだ……?
ごめん、すぐ降りる……」
よじ……
夜門 由貴 よじ…… かわいい
夜門 由貴
「うん……なんでだろうね?
へへ、でもなんだか……」なんだろう、お姫様みたいでドキドキしちゃった?
でもお姫様って言ったら怒るかも……
星守 閃理 複雑なきもちにはなるけど、おこらないよ……
星守 閃理 「なんだか……?」
夜門 由貴 みゃーん…… えへへ…
夜門 由貴
「なんでもない……」
幸せそうな顔で閃理くんを見て照れている……
星守 閃理
(よくわからないけど照れてる……かわいい……)
じっ……
KP 貴方は閃理の視線に気づき、ハッとしてごまかすようにテレビを点けた。
夜門 由貴 ピッ…!!
KP
『今日はバレンタインデーです! オススメのチョコレートは……』
と、女子アナが嬉々としてお菓子会社の商戦に乗っかっていることがわかる。
夜門 由貴
「……! そうだ、バレンタインデー…!」
閃理くんにあげようと思ってたチョコレート……!! ラッピングしてたやつを探しに行きます!
KP 冷蔵庫を探せば、ラッピングした状態で冷やしてあるものがすぐに見つかるだろう。
夜門 由貴
「!」
それじゃあ冷蔵庫から取り出して……
見てるかもしれないけど、気持ち後ろ手に隠して閃理くんの前に立つ…?
星守 閃理
「なんで黒い薔薇……あっ由貴ちゃん」
薔薇を片付けていたので見ていない
夜門 由貴
「…………えっと……」
「問題です!
今日は何の日でしょうか!」?
星守 閃理
「え……?」
Schoice[真面目に答える,ちょっとおふざけする] (choice[真面目に答える,ちょっとおふざけする]) > 真面目に答える
夜門 由貴 えっ…
星守 閃理 「ふふ、バレンタインデー?」
星守 閃理 ふざけるかふざけないかでちょいすを振らされた……
夜門 由貴
「正解!
ふふ……それじゃあ正解者の閃理くんには私からのプレゼントね」
そわそわと背中に隠してたチョコレートを前に持ってきて差し出す…?
星守 閃理 問題を出す由貴ちゃんかわいいなあ……
夜門 由貴 ふざけ……? そのばーじょんもきになっちゃう…… えっ…?
星守 閃理 ふふ、グラハム・ベルが電話の特許を出願した日……とかね(?)
夜門 由貴 「えっ……?」はわ…… の顔……
星守 閃理 「わ…………」
夜門 由貴 Strange Telephone…
星守 閃理
「いいんですか? こんな豪華賞品。
嬉しいな……これだけでもう優勝した気分だ」
夜門 由貴
「もっちろん! 閃理くんだけの特別プレゼントだもん。他の人になんてあげないよ?」
「……優勝おめでとう?」
チョコレートを持ってる手を握ってほっぺたにちゅー…?
星守 閃理 「やった、ありがと、……!」
夜門 由貴 「ふふ……」
夜門 由貴 「やった」えへへへ……かわいい…
星守 閃理 「あー……でも、正解したごほうびはこれで、優勝賞品は……」
夜門 由貴 「え……?」
星守 閃理
「由貴ちゃんがいいなあ……」
握られたままの手を引き寄せてぎゅーっと抱き締める。
星守 閃理 夜門家のリビングであることを完全に失念している行動だな……(はらはら
夜門 由貴 「えっ……!!」
夜門 由貴 えへへ…… 私も半分くらい夢だと思ってるから…(?)
夜門 由貴
「……! ……!! ………」
「……う…… い、いいよ…?」
……軽く肩口にすり寄る…?
星守 閃理 もうここは夢じゃないよ……! よ……! よ…………(セルフエコー
夜門 由貴
確かに私が起きるよりも早く起きてるはずだよね、お母さんとか……
でもそれだと閃理くんが先にお母さんに見つかっちゃう…(?)
星守 閃理
由貴ちゃんのお母さんに見つかるの、気まずすぎるな……
今日はみんな遅起きだったのかな(すっとぼけ
星守 閃理
「ふふ、素直ないい子だね……」
額をすり合わせたり、頭を撫でたり……
「でも、そうだな……とりあえず一回家に帰らないとだ。
父さんも母さんも僕が居なくてびっくりするだろうし……」
「おいしいチョコレートと由貴ちゃんをいただくのは
後のお楽しみに取っておこう」
夜門 由貴
「……む、む……?
うん……、そうだよね……」ホッとしたらいいのかしょんぼりしたらいいのかわからない顔になってる……
夜門 由貴 おいしいちょこれーとと私を同列に…?
星守 閃理 もちろん由貴ちゃんがメインディッシュ(いみしん)だよ……(?)
夜門 由貴 たべられちゃう……… えへ……
星守 閃理
「ふふ……おあずけ喰らうのは僕も一緒」
複雑そうな顔をしている由貴ちゃんのほっぺをやさしくむにむに……
「……大学行く時、また迎えに行くよ。
それで講義が終わったら、うちにおいで」
夜門 由貴
「……!! う、うん……
わかった、ぜったいいく……」むにむにされてる………
星守 閃理
「よろしい。……なんて、母さんも由貴ちゃんたちに何かしら用意してるだろうしね。
そっちも楽しみにしといてやって」
夜門 由貴
「ほんと! やったぁ……そうだ。
お母さんも昨日なにか準備してたかも……ふふ、交換だね?」
星守 閃理
「はは、毎年恒例だもんな……」
「よし、それじゃあちょっと、僕は一度帰ってくるよ。
十哉の靴を借りて帰ろう……」
下駄箱をがさごそ……
夜門 由貴
「……!! うん、兄さんなら気にしないと思う!」
じーっ
スニーカーとサンダルとおしゃれ靴…(? ??)が出てくるかな?
「ふふ……ぴったりそう?」
星守 閃理 おしゃれぐつ……
夜門 由貴 語彙が死んでたけど革靴とかかな…?
星守 閃理
「ちょっと大きい……けどまあ許容範囲かな」
SIZ差が2あるから実は大きいかもしれない
ややぶかぶかのスニーカーを履いている。
夜門 由貴 「よかった! 靴擦れとかに気をつけてね!」
星守 閃理 「ありがとう。……それじゃ、また後でね」
KP
閃理は由貴さんをひと撫でした後、ひらっと手を振って玄関を出ていく事だろう。
貴方はつけたままのテレビを見ながら、起きてきた家族と一緒に朝食を食べ
閃理と一緒に大学へ行き、いつも通りに過ごしていく。
痣は一日経っても消えなかった。
夜門 由貴
やったぁ! ぴょこぴょこ…
一日のうちにちらちらみてるかも……
KP どっぷりと日が暮れた頃、星守家に招かれた由貴さんは、閃理からもバレンタインの贈り物を渡される。
星守 閃理
「実は用意してて……といっても、母さんの手伝いをしただけなんだけど。
はい、僕からも、ハッピーバレンタイン」
夜門 由貴
「えっ……!
やったぁ……ありがとう閃理くん…!
嬉しい……」受け取ってプレゼントをだきしめる……
KP
開けると、中からは夢の中で閃理が作ってくれたお菓子……
カップケーキが丁寧にラッピングされている。
袋を開ければ、ほんのりとチョコレートの甘い香りがした。
夜門 由貴
「……あっ、カップケーキ…!!」
「やったあ、目が覚めても食べられるなんて……」
「もしかして予知夢だったのかな……」
「ふふ、すごく美味しそう……食べてもいい?」
星守 閃理
「なるほど……潜在意識が夢にも反映され、……夢……?」
「……うん、食べるのはもちろん。どうぞ召し上がれ。
僕も由貴ちゃんからもらったの、一緒に食べようかな」
夜門 由貴
「うん! 一緒に食べよ!」
「……それじゃあ、いただきまーす…」
はむっ…
KP
貴方は思い出すことだろう。
まるで罪咎を甘く煮詰めた美しい砂糖の結晶とさえ思わせるようなあの味を。
アレはまさしく、貴方の幸福だった。
脳を痺れさせ、骨まで蕩けさせるような、究極の……
――罪の味。
♥═━┈┈ ♡═━┈┈ ♥═━┈┈ ♡═━┈┈ ♥═━┈┈ ♡═━┈┈ ♥═━┈┈ ♡═━┈┈
【熱情含有チョコレート】
ゆきせり店
KP:けみかえる
PL:藺草さん
PC:夜門由貴さん
KPC:星守閃理
HAPPYEND①『共犯者の華は咲く』
♥═━┈┈ ♡═━┈┈ ♥═━┈┈ ♡═━┈┈ ♥═━┈┈ ♡═━┈┈ ♥═━┈┈ ♡═━┈┈
夜門 由貴 きょうはんしゃ…!?
KP
めでたしめでたし?
由貴さん、閃理両生還でシナリオクリアです。
ハッピーバレンタイン!
夜門 由貴
やったぁ~!! 生きてる…!
めでたしめでたし…!? ありがとうございました!!
かお…
星守 閃理 とろけてた……かわいいね……
KP
※閃理も由貴さんも夢の記憶はあります。
夢落ちにするか本当にあったことにするか、それは由貴さんと閃理に任せますが
貴方達は自分の体に残る痕で本当にあったことじゃないか?
と思ってしまうことでしょう。
<SAN回復>
生還した 1d6
罪の味を知ってしまった 1d3
(クラークから貰った氷が残っている場合、1粒につき1d3)
(Twitterで「#熱情含有チョコレート」で感想を呟く 1d6)
夜門 由貴 ふふふ……SNSでつぶやいてスタミナ回復みたいなやつがある…
星守 閃理 ふふふ……そうなんだよね……
夜門 由貴 つみのあじ……(じっ……
星守 閃理 じっ……?
夜門 由貴 おめめじゅるじゅるしてたらなにかかわってた…?(妄言
星守 閃理 どう、かな……?? 僕の目の周りに痣が……?
KP
※臓器や骨など内部のものを貰ったのならば
その部位がある場所の皮膚に痣が出来ている。
夜門 由貴
はわ……… そっか……
わぁ~~ 貰っておけばよかった…?(強い理性が勝った
夜門 由貴 胃…
星守 閃理 えっ お腹に痣……??
星守 閃理 ずっとおこってたもんね、由貴ちゃん……(ぷんぷんしてるのもかわいいなあのかお
夜門 由貴 えっち…(?)
星守 閃理 えっちだね……(??)
夜門 由貴 私以外の人にあげたくない~~~ って思ってたけど 私が食べるなら みみみみ
星守 閃理 お、おかわりする……?(でろ……
夜門 由貴
わ、わぁ~っ とけてる……
とろけた眼球が収まる眼窩にちゅっ…?
星守 閃理 うひゃ…………ふふ、おいしそうな顔してるね、由貴ちゃん……
KP
【背景】
旧き神ヒプノスは、自分の領域に漂う人間達を眺めていた。
そして、ほんの気まぐれで、由貴さんを気に入り自分の世界へと連れ込もうとする。
その時、由貴さんの体に絡みつく糸を見た。
その糸は所謂縁と呼ばれるものだった。
<既存のNPC、KPCを連れて来る場合>
ヒプノスはその中で特に太い糸を引っ張れば、釣れたのが閃理だった。
閃理と由貴さんのその密な関係性、そしてどこかほの暗い感情を、ヒプノスは見逃さなかった。
由貴さんは、哀れな事に偉大なる神ヒプノスの興味を引いてしまったのだ。
そうして彼の領域―――夢の中へと取り込まれてしまう。
ヒプノスは夢へ堕ちて行く由貴さんを見て恐ろしい顔を歪めた。
人間の皮を1枚捲ってみれば、その中にあるのはなんなのか。
泥のような感情を、人が持つには身分不相応な邪な心を、我が足元で晒してみよ……と。
それはまさしく“神の戯れ”だったのだ。
しかしそこで邪魔が入る。
それはクラークと名乗るパンの大神だった。
とはいえ、この場のパンの大神とヒプノスは決して険悪な関係ではない。
あくまでもオーナー(ヒプノス)とお客(パンの大神)だ。
閃理は由貴さんよりも一足先にレストランで働かされている。
その際、色々な人間のようなナニカを相手にしている。
ヒプノスの領域では、パンの大神もその中の1柱にすぎない。
彼の領域内であるパンの大神は、ヒプノスが気に入ったという由貴さんと閃理に目を付けた。
そして彼もまた“神の戯れ、暇つぶし”として、由貴さん達を覚醒の世界=現実に戻そうと手助けをするのだった。
夜門 由貴
うん…… おいしい…… とっても……
じゅる…じゅっ……と音を立てて残らずすすり尽くす…?
っていう夢をしばらくみてるのかな…(後遺症…?
星守 閃理
セルフ後遺症……
ファンブル処理忘れてたから、そうしようか……
夜門 由貴 うふふ……ちょうど私もそれをかんがえてたの…(そういえばファンブル…って
星守 閃理 なんか……SANが減りそうな反応じゃなかったから見送ってしまった……ふふ……
KP
【NPC】
◆赤いドレスの女
とても顔の良い女。
その正体は赤の女王(ニャルラトホテプ)である。
名前:Mrs.レッド
性別:女/(見た目):30代/職業:不明
ただし旧神と旧支配者は仲が悪いので、本物のニャル様かどうかは不明。
この場はヒプノスの夢の中。
真相もヒノプスしか知らない。
◆ブロンドヘアの男
とても顔の良い男。
その正体は、The Grade GOD PAN。
パンの大神である。
名前:クラーク(パンの大神の小説の主人公の名前)
性別:男/年齢(見た目):40代/職業:不明
この神は本物だが、レストランにいる男が本物なのか、依代なのかは不明。
真実は神のみぞ知る。
夜門 由貴
閃理くんが居て嬉しい!! にはなっても…?
ふふ、私もよくワープするし……(…?
星守 閃理
そっか……(?)
探索者としての慣れ……
夜門 由貴
ちゅるちゅる……もぐ…
でも残らず食べちゃったら最後の扉を開けるところで大変なことになっちゃってたね…
KP
【主な流れ】
導入
↓
レストラン屋さんごっこ
↓
客にお互いにあげる為のバレンタインのチョコレートを作るように注文される
↓
チョコレートを探すため探索
↓
お互いがチョコレートだと知る
↓
エンディング
【ギミック】
閃理は本来の人間の体ではなく、チョコレートでできた特殊な体になっている。
人造人間や、人形のようにとらえればいいだろう。
ただし、触っても人肌の温かさや柔らかさがある。
その皮膚は本人に近い人間のような皮膚で覆われているからだ。
体を舐めるのであれば、傷などがなければ由貴さんと同じような味がすることだろう。
チョコレートの味はしない。
ただし、流血する場合、流れ出るのはチョコレートである。
また、体液はほのかにチョコレートの味がする。
閃理と由貴さんはチョコレート製であるため、温かいところが苦手である。
そのため、火を使ったり、温かい場所にいたりすると
体内のチョコレートが溶けていき、やがて形を保てなくなってしまうことだろう。
各所に閃理・由貴さんへの体の変調を促すポイントがある。
そのポイントを経過するごとに、自身のチョコレートの溶解が早まる。
これを“深度“と呼称する。
このシナリオ内では上述の通りチョコレートの体にはなるものの、カニバリズムのようなことをしなければならない。
その為、PLの地雷をしっかりと把握しておくこと。
また、かなり深い関係の由貴さんと閃理でなければ事故る可能性がある。
注意すべし。
【深度について】
深度3:なんだか暑く感じ、動くことが億劫に思う。
(SANC以外の)技能に-10の補正が入る。
深度5:手に力が上手く入らない。
スプーンや、道具などを意識しないと落としてしまう。
(SANC以外の)技能に-20の補正が入る。
深度7:目に突然激痛が走る。
由貴さんに見て貰うならば、充血しているように感じる。
しかし、その眼球を走る毛細血管の色は茶色く見えることだろう。
(SANC以外の)技能に-30の補正が入る。
深度9:目に激痛がまた走り、目からドロッと何かが垂れだした。
それは涙でも血でもない。茶色の液体だ。
ボタボタと落ちるその雫は、甘美な香りを漂わせている。
体はまるで水をいっぱいに吸ったように重い。
触れた皮膚は凹み、触れた痕が残ったままになることだろう。
(SANC以外の)技能に-50の補正が入る。
自分の体の異変に閃理と由貴さん両方SANC(1/1d3)
深度10:グニャリと視界が歪み、目の前の相手が見えなくなる。
否、相手が見えなくなったのではない。
自分の額から落ちて来た茶色い液体のせいで見えなくなったのだ。
ドロドロと溶けて行き、もはや人の形を保つことは不可能だ。
自発行動を起こそうとすればその部分が軋み、ボタボタと皮膚を突き破ってチョコレートが流れ出ていき身動きが取れなくなることだろう。
このままでは人間の形どころか液状になってしまう。
早急にどうにかしなければならない。
閃理と由貴さん両方 SANC(1d3/1d6)
※もしもこの時客から渡された氷がなくなってしまい打つ手がない場合
意識はあるが、体が崩れゆき水たまりのように完全な液状になってしまうことだろう。
温情を掛けるならば、該当者は完全なチョコレートになってしまい、動く事はおろか喋ることすらできなくなってしまった。
……と一応人の形を保つことにして良い。
ここは夢の中だ。
魂だけ囚われている状態のため一応目が見えなくても見えている、状態把握や認識はできていても良い。
【このシナリオ内での狂気について】
一時的、長期共に自動的に『相手へのフェティッシュ(執着)』になります。
継続時間はルルブ通りです。
好まない場合は、ルルブ通りで構いません。
ちなみにこの空間は夢の領域なので時間の管理はKPの思うがままです。
星守 閃理 そう、ふふ、全部食べるのはまずいから、そこは止めてたかな……
夜門 由貴
そっか……
わーーっ 閃理くんが危なかった あぶなかったよう
星守 閃理 はは、意外と上がったね……(ぐにゃぐにゃ……
夜門 由貴 マッチつけちゃうから……(ぎゅ…
星守 閃理 しゅぼっ……(うきうきマッチ
夜門 由貴 クーラーの温情を貰ってなかったら溶けてた…><
星守 閃理 ふふ、たしかに……
KP
【成長】
・最大3回
◆夜門由貴さん
目星3
聞き耳1
図書館1
医学1
博物学3
製作(料理)1(元の数値で判定)
1クリチケ1(1d10+3)
◆星守閃理
博物学2
母国語(日本語)1
目星3
クリチケ2
夜門 由貴 !! わあ! 集計ありがとうございます…!
星守 閃理 どういたしまして
夜門 由貴 ふふ、いろいろ温情あれしてもらってるね…(はくぶつがく…
夜門 由貴 3b100>92 【目星】 (3B100>92) > 30,91,17 > 成功数0
星守 閃理 成功の値を出してるからね……
夜門 由貴 えへ……やったあ!
夜門 由貴
1b100>90 【聞き耳】 (1B100>90) > 95 > 成功数1
?
1d10 聞き耳… (1D10) > 10
?
星守 閃理
????
あぶれたりこれ以上……って時は別に回していいからね……
夜門 由貴
う、うん…! ………(はわわのかお…
1b100>95 【図書館】 (1B100>95) > 55 > 成功数0
1b100>66 【医学】 (1B100>66) > 72 > 成功数1
1d10 医学 (1D10) > 7
3b100>28 【博物学】 (3B100>28) > 24,46,17 > 成功数1
1d10 博物学 (1D10) > 4
1b100>5 【製作(料理)】 (1B100>5) > 3 > 成功数0
星守 閃理 !?!?!?
夜門 由貴
しょぼん…
1d10+3 クリチケ (1D10+3) > 1[1]+3 > 4
星守 閃理 すくない……
夜門 由貴 しょんぼり……(せんりくんにくっつく・・・
星守 閃理
今……しょ……初期値成功したから……
choice[もう一回!,1d10成長] (choice[もう一回!,1d10成長]) > 1d10成長
どうぞ……!!!
夜門 由貴
!??!?? やったあ~!!!
ありがとうございます!
やったあ……(閃理くんをもぐ……
1d10 料理 (1D10) > 3
ペシャッ ううん、ちょっとうまくなったもん……
星守 閃理 確かな成長……!(もぐもぐされながら
夜門 由貴
えへへ……やっぱりおいしいな…閃理くん……
聞き耳 90 → 95
医学 66 → 73
博物学 28 → 32
料理 5 → 8
料理 8 → 13
料理(クリチケ分) 13 → 17
よしっ…!! 成長もこれでおしまい…!
ありがとうございました!
今日は……えっと!! ゆっくりしようね…
星守 閃理
ふふ、お疲れ様。
よし、僕も振るか……。
2B100>10 【博物学】 (2B100>10) > 92,60 > 成功数2
2d10 (2D10) > 11[8,3] > 11
1B100>75 【母国語(日本語)】 (1B100>75) > 5 > 成功数0
…………
夜門 由貴 くりてぃかる…… はわ…
星守 閃理
3B100>85 【目星】 (3B100>85) > 65,99,33 > 成功数1
1d10 (1D10) > 3
2d10 クリチケ (2D10) > 15[8,7] > 15
博物学29→40→48
目星85→88
芸術(料理)23→30
以上。ありがとうございました!
ふふ、今日はゆっくりお互いをいただく日になるかな。(じり……?
夜門 由貴
はわ……たべられちゃう……(壁に追い詰められる者の図
1d6+1d3+1d6 SAN回復 (1D6+1D3+1D6) > 4[4]+3[3]+6[6] > 13
system [ 夜門 由貴 ] SAN : 69 → 82
星守 閃理 お、ちょうどいいね……
夜門 由貴 うん! えへへ……(でろ…
星守 閃理
あ、由貴ちゃんも溶けちゃった。ずぞぞ……(?)
1d6+1d3+1d6 SAN (1D6+1D3+1D6) > 3[3]+1[1]+4[4] > 8
system [ 星守 閃理 ] SAN : 78 → 86
夜門 由貴 ふぁ…? えへへ ぜんぶたべられちゃう…(むにゃ…