KP
ポットラックパーティー企画 第六弾
【熱情含有チョコレート】
KP
作: いりたまご べつこ様
◆概要(PLに開示可)
・バレンタインシナリオ(ホワイトデーのお返しに悩んでも可愛いと思います)
・システム クトゥルフ神話TRPG 第六版
・形式 クローズド
・推奨人数 1人(KPCとのタイマン)
・推定時間 7時間(テキセ)
・推奨技能 目星
・ロスト率 なし
・対象年齢 15歳以上
・探索者側は生者であること(KPCは死者でも良い)
※注意
・エンドにより、後遺症が残る可能性あり
・このシナリオは、センシティブな内容を含有しています
・えっちなシナリオではありません
・ロスト救済ではありません
探索者からKPCへ激重感情を抱いている必要があります。
探索者とKPC、両方とも激重感情があるとより楽しめます。
勿論うちよそシナリオとして、新規KPCにしても構いません。
そのKPCをうちよそ相手だったり、親しい相手にしてプレイすると、とても楽しいです。
KPCの口調はこのシナリオ独自のKPCのものになっていますが、各KPCに合った口調に直してください。
KP
♥═━┈┈ ♡═━┈┈ ♥═━┈┈ ♡═━┈┈ ♥═━┈┈ ♡═━┈┈ ♥═━┈┈ ♡═━┈┈
【熱情含有チョコレート】
ようてん店
KP:けみかえる
PL:藺草さん
PC:咲乙女陽祐さん
KPC:星守天香
OPEN
♥═━┈┈ ♡═━┈┈ ♥═━┈┈ ♡═━┈┈ ♥═━┈┈ ♡═━┈┈ ♥═━┈┈ ♡═━┈┈
セッションを開始いたします。
よろしくお願いいたします!
咲乙女 陽祐 よろしくお願いするわ♪
星守 天香 よろしくお願いいたします!
KP
【主な流れ】
導入
↓
レストラン屋さんごっこ
↓
客にお互いにあげる為のバレンタインのチョコレートを作るように注文される
↓
チョコレートを探すため探索
↓
お互いがチョコレートだと知る
↓
エンディング
KP
【導入】
2月13日。
咲乙女陽祐さん──
貴方は大事な人にバレンタインチョコレートを作る為に遅くまで起きているだろうか。
それともお店に行って煌びやかなショーケースと睨めっこしていただろうか。
はたまた、食べる専門でチョコレートを期待してベッドに寝転んだだろうか。
咲乙女 陽祐
そうねえ……今年もお茶会がありそうだけれど、個人で渡すにしても、作るよりは買ったほうがいいでしょうから……
お店に買いに行ったでしょうね
今年は去年みたいなことがないようにしないと。
大変だったから……
KP
では、陽祐さんは例年通り、街へ繰り出して華々しいバレンタイン特設コーナーを渡り歩く。
様々なフレーバーや凝った装飾に目移りしつつ、これだ、と思うものを見つけて手に取ることができるだろう。
咲乙女 陽祐
(………♪ これがよさそうね)
なんだろう……今年は生チョコにしてみようかしら……
咲乙女 陽祐 中の人がよく思い出してるし……
星守 天香 わあい! なめらかなくちどけ……(るん……
KP
有名店の生チョコを購入する。
可愛らしくも大人っぽいデザインの箱に収まっているそれを持ち帰り、一度冷蔵庫へしまうと
貴方は明日の準備を済ませて眠りに就いた。
咲乙女 陽祐
これで準備はいいかしら。
……明日が楽しみね。すや……
KP
目を覚ますと、そこは暗闇の中だった。
仰向けに寝転がっている状態であり、起きあがろうとすれば
貴方の体はビニールのようなものに包まれており、頭はおろか指先を動かすのが精一杯だということに気付く。
また、背中は水平の地面に接地していることがわかる。
咲乙女 陽祐 「ん……」朝…? じゃない…… ……あらら???
KP
目を覚ます前のことを思い出そうとすれば
いつも通り就寝するために布団に入ったところまでは記憶がある。
咲乙女 陽祐
そうよねえ……
……これって一種の金縛りかしら……??
KP
そして辛うじて指を這わせれば、非常に冷たい。
その触感に、ふと肌寒いことに気付く。
いや、肌寒いなんてものではない。
雪山の中に1人取り残されたような、異様な寒さだ。
もはや命の危険を感じざるを得ないレベルである。
陽祐さんはHPを半分に減らしてください。(小数点切り上げ)
なお、ここでのショックロールは起きません。
system [ 咲乙女 陽祐 ] HP : 13 → 7
咲乙女 陽祐
……さむ、寒い…!
何よここ、どういうこと…!?
KP
貴方が困惑していると
ガチャ、と扉のノブが回されたような音が聞こえる。
咲乙女 陽祐 「……!?」ノブのおと…?! どこから……
KP
声を出すか、動いたりすれば、コツコツと足音が聞こえてくる。
その足音は貴方のほうへと近付いてくるようだ。
咲乙女 陽祐 誰……かしら……(首を動かして様子を…?
星守 天香 「あの、生きておいでですか……?」
KP
聞き覚えがある声がした。
それは星守天香の声だ。
咲乙女 陽祐 「……、天香ちゃん…?」
星守 天香 「えっ、その声は……陽祐さん……!?」
KP
ジジジとジッパーが急いた様子で下げられるような音と共に、暗闇が二つに割れる。
そこから光が漏れてきて、貴方はようやく自分の姿が視認できるようになるだろう。
圧迫感から解放され上体を起こすと、どうやら自分は寝袋のような形状の袋に入れられている事を知った。
咲乙女 陽祐 「そうよ…… うっ…!?」眩しい……
KP 【医学】または【知識1/2】を振ることができます(同情報)
咲乙女 陽祐 CCB<=90/2 【知識】 (1D100<=45) > 43 > 成功
星守 天香 やった! 幸先がいいのだわ!
咲乙女 陽祐 ええ……なんだか不穏だけど、この調子で最後まで行きたいわね
KP
では、貴方が入っていたのは納体袋だということがわかる。
遺体を収納するための袋だ。
咲乙女 陽祐
「……、?? な、何よこれ…?」納体袋を振り返って……
天香ちゃん……?
星守 天香 「どうして陽祐さんがこんな所に……あの、立てますか?」
咲乙女 陽祐 「え、ええ……」
KP
ぬっと視界から手が差し伸ばされた。
目の前には手を差し出している貴方の見知った人物。
天香だ。
天香はワイシャツにタイ、スラックスにギャルソンエプロンを巻いている。
その出で立ちを見て、貴方は自分の服装を確認することだろう。
天香と同様、ウェイターのようなベストにワイシャツ、スラックス、前掛けのようなエプロンを着用している。
また、貴方のベストには金色のネームプレートが付けられている。
そこに、貴方の本名……『咲乙女陽祐』と彫られている。
天香のベストを確認するならば、同じプレートが付いていることだろう。
そこには天香の名前が記載されている。
咲乙女 陽祐
「あら……? 天香ちゃん、その、服……??」
「……?? よく見たら私も…?
どう……なってるのかしら…?」
手を……つかみはするけど体重はかけないように努めるかしら……
???
KP 貴方が天香の手を取ると、彼女は貴方の手をしっかりと掴んで引き寄せ、立たせてくれるだろう。
咲乙女 陽祐 「……ありがとう。たすかったわ」
星守 天香
「どういたしまして。
床に触ると、冷たさで皮膚がくっついてしまうので……」
「こちらは冷凍室なんです。
陽祐さんの体、とても冷たくなっておいでですから……早く外に出ませんと」
咲乙女 陽祐
「な……なるほど…?? いろいろ聞きたいことはあるけど……とにかく外に出るのが先ってことね」
「それじゃあ早く出ましょ。私はともかく……
天香ちゃん、あなたまで寒くなっちゃうわ」
星守 天香 「はい。陽祐さんこそ、いつから此処にいらしたのか分かりませんが、凍えてしまいます……」
KP そこで、貴方は自分が素足であることに気付く。
咲乙女 陽祐
「……あら、まずいわね。
私……なんにも履いてないみたいだわ…?」
193 誤解を招く表現…
けみかえる 字が違うから……いや音だけだったら分からないか……
星守 天香 「えっ? ……あ、ああ、はだし……」
193 はっ…… ふふふふふ
星守 天香 「うぅん、どうしましょう……」
KP 天香は首を傾げて一瞬考える。
星守 天香 「……陽祐さん、少し失礼いたしますね」
KP
そして貴方の返事を待たず、膝裏と背中に腕を回した。
そのまま、ひょいと軽々貴方を持ち上げる。
咲乙女 陽祐 「……え? えっ…?!」
KP 陽祐さんは、天香の体格や普段の様子からは、想像もできないような力だと思うことだろう。
咲乙女 陽祐 そうね…!??! こんなこと社会人になってから誰にもされたことないわよ…!???
KP
※流石に姫抱きはちょっと! という場合は、背中を向けて「乗ってくれ」と膝を曲げた。と背負う形などにしてください。
天香の体は人間ではないため、ここでは自動成功で持てます。
咲乙女 陽祐
「ちょっ、ちょっとまって、天香ちゃん…?? ???
色々頭が追いつかないんだけど…!?」
星守 天香
「わあ、できたのだわ!
……えっ、そ、そうですよね……」
咲乙女 陽祐 できたのだわ! かわいいわね……
星守 天香
「えっと……自分でもよく分かっていないのですが、いつもよりも力持ちになっているようで……?
落とさないようにこのまま、お連れいたしますね!」
咲乙女 陽祐 「……!? ??? え、ええ…… おねがいするわ…??」
KP 俗に言うお姫様抱っこをした天香は、そのまま貴方を開けっ放しの扉の外へと連れ出した。
咲乙女 陽祐 ずっとよくわからない顔してるわね……
KP 【本編】
咲乙女 陽祐 扉の外に出たら「もういいわ、ありがとう」って声かけるかしら…?
星守 天香
「はっ、そうですよね……!
よい、しょ……。えっと、こちらへどうぞ」
KP 扉の外に出てすぐに降ろされ、案内されたのは赤いマットの上だった。
咲乙女 陽祐
「……あ、ありがとう……
重かったでしょう、ごめんなさいね……」
星守 天香
「いいえ、大丈夫です!」
「あ……少々お待ちくださいませね。
毛布かなにか、持ってまいります!」
KP
バタバタと慌てた様子で、天香は去っていってしまう。
ここで、貴方はようやく状況を落ち着いて把握することができるだろう。
また、今現在いる部屋が、寒いと感じる。
壁にはエアコンが取り付けられており、起動していない。
近くにはリモコンがある。
咲乙女 陽祐
「えっ、あ、ああ……」なんだかイタレリツクセリというか、なんでもかんでもさせちゃって悪いわね……
……この部屋、なにかしら……キッチン…?(?)
「……寒っ」
「………」天香ちゃんが行っちゃったほうをちら……
「天香ちゃーん、ちょっと寒くて……
エアコン、つけるわね……?」
星守 天香 CCB<=85 【聞き耳】 (1D100<=85) > 63 > 成功
星守 天香 「はーい! どうぞー!」
KP 遠くから天香の声が返ってくるだろう。
咲乙女 陽祐 「ありがとう…!」よし、遠慮なくつけようかしら……ピッ……
system
[ KP ] 咲乙女 陽祐 : 0 → 1
[ KP ] 星守 天香 : 0 → 1
KP エアコンを起動させ暖房を入れると、温風がすぐに部屋全体をあたためていった。
KP ※天香と陽祐さんの深度が1進む
咲乙女 陽祐
「……ふう…
やっぱり大分冷えてたかしら……」腕をさうさすしながら……
KP 自分自身と、部屋全体にそれぞれ【目星】を振ることができます。
咲乙女 陽祐
CCB<=90 【目星】自分 (1D100<=90) > 63 > 成功
CCB<=90 【目星】部屋全体 (1D100<=90) > 83 > 成功
咲乙女 陽祐 よし……
星守 天香 好調ですね!
KP ではまず、陽祐さんは自分のズボンのポケットに、一枚メモ用紙が入っていることに気づく。
KP
◆メモ
『今夜から、貴方はこのレストランのシェフ兼ウェイターだ。
君達だけの最高のレストランにするように』
咲乙女 陽祐 「何かしら、このメモ…… ……??」
KP メモにはさらに【目星】を振ることができます。
咲乙女 陽祐 CCB<=90 【目星】 (1D100<=90) > 79 > 成功
KP
メモを裏返せば“Hypnos”とサインがされていた。
さらに【知識/2】を振ることができます。
咲乙女 陽祐 CCB<=90/2 【知識】 (1D100<=45) > 15 > 成功
KP では陽祐さんは、次のようなことを知っている。
KP
◆知っていること
Hypnos(ヒュプノス)とは、ギリシア神話で登場する眠りの神様である。
神話の中のヒュプノスは非常に温和な性格であるとされている。
一般的に翼が生えた青年の姿で表される。
あの有名なゼウスでさえもヒュプノスの眠りからは逃れることができず、人の死も彼が与える最後の眠りであると言われている。
咲乙女 陽祐
「眠りの神様の名前…?
どうしてそんなサインが……」
KP さらに【クトゥルフ神話】も振ることができます。
咲乙女 陽祐 CCB<=3 【クトゥルフ神話】 (1D100<=3) > 84 > 失敗
KP
では、メモの情報は以上です。
ぱっと見てすぐわかることだろう。
この場はキッチンであるということを。
豪華なシステムキッチンに、業務用であろう大型冷蔵庫が設置されている。
調理器具などは壁にズラリと並んでいた。
キッチンのワークトップには、ボウルとチョコレート、ゴムベラなどが置いてある。
チョコレートの包装紙は、貴方にも見覚えがあるメーカーの名前が書かれていた。
また、扉が3つあり、1つは先程まで自分がいた部屋に通じる扉だ。
プレートが掛かっており、『冷凍室』と書かれている。
もう1つは天香が出ていった扉だ。
プレートには、何も書かれていない。
そしてもう一つ、観音開きの扉がある。プレートには、『お客様』と書かれている。
また、貴方はオーブンが稼働していることに気付く。
ガラス張りの扉から中を覗くと、そのオーブンは異様だった。
中の奥行きがシステムキッチンの幅と合わないのだ。
オーブンの奥は目測で2メートル程ある。
その中に黒い塊が入っていた。
その塊が突然ガタンッと暴れ出し、ガタガタガタとドルフィンキックのように波打って暴れているように思える。
咲乙女 陽祐
「……?? やけにでかいような……」人間用では…?
何を作ってるのかしら…… と考えつつ色々見てるかも知れないわね……
あんまり遅いようなら天香ちゃんの様子をうかがいに行くけど……
KP オーブンに対しては【アイデア】を振ることができます。
咲乙女 陽祐 CCB<=60 【アイデア】 (1D100<=60) > 41 > 成功
KP
では、オーブンで暴れているこの黒い塊は、貴方が先程入っていた袋によく似ている。
もしかして自分のように、あの袋の中に自分と同じ人間が入れられているのでは?
と思ってしまう。
SANc 0/1
咲乙女 陽祐
CCB<=84 【SANチェック】 (1D100<=84) > 38 > 成功
「……!? ………」
「……天香ちゃんに色々と聞かないとね。
これ……どういうことなのかしら……」
KP なお、天香が出ていった「何も書かれていない扉」は開ける事ができない。
咲乙女 陽祐 「……あら? 鍵がかかってる……? のかしら」
KP オーブンから離れるのであれば、探索可能箇所は次の通りです。
KP 探索可能箇所:観音開きのお客様の扉、冷凍室の扉
咲乙女 陽祐
……まあちょっと見るくらいなら大丈夫よね?
お客様の扉を開いて見るかしら……
KP
・観音開きのお客様の扉
こちらも扉は開かない。
【聞き耳】を振ることができます。
咲乙女 陽祐 CCB<=94 【聞き耳】 (1D100<=94) > 89 > 成功
KP
ピアノの音が聞こえる。
生演奏というよりは、店内BGM用のCD音源のように聞こえるだろう。
観音開きの扉の情報は以上です。
咲乙女 陽祐 (いわゆるホールってやつかしら……)
KP
※ちなみに……
・オーブンの扉を開ける
開けると、熱風が貴方を襲う。
中を覗くと袋は動きがなくなり、ぐったりとしているように見える。
中身をズルリと出すならば、ぐったりとしていてピクリともしない。
袋には貴方の入っていた袋同様チャックがついてる。
チャック開けると黒い塊が入っていた。
それは人型のようだ。
肉が焼ける臭いがする。
貴方はその中身を察してしまうだろう。
これは人間が丸焼けになった姿だ。
SANc 0/1
※オーブンを開ける場合、陽祐さんの深度が1進む。
天香が戻って来た時には、黒い塊は忽然となくなっている。
咲乙女 陽祐 ふむ……冷凍庫はもう一回見ても冷凍庫のような気がするけど……そっちも見てみようかしら?
KP
・冷凍室の扉
開けるとひんやりとした冷気が貴方を包む。
よく見ると床が凍結しているのかキラキラと光っており
天香が言ったように中に素足のまま入ることは不可能だろう。
部屋の中に入らずわかるのは、両側に設置された棚には肉や魚、野菜などが並べられていたり
天井から大きな肉が吊り下げられていることだ。
また、貴方の入っていた袋の抜け殻と、同様の黒い袋がいくつか積み上げられている。
袋は未開封であり、膨らんでいるがピクリとも動かない。
【目星】を振ることができます。
咲乙女 陽祐 CCB<=90 【目星】 (1D100<=90) > 54 > 成功
KP
奥にもう一つ扉があることに気付く。
しかし壁や扉ごと氷結しており、ノブを捻らなくてもすぐには開かなさそうであることに気付く。
また、プレートには『外』と書かれている。
しかし、扉へ近づこうと試行錯誤しても、現状どうにもできないことが分かるだろう。
陽祐さんがくるまれていた袋は手の届かない距離にあり
調理器具を並べて飛石のようにしようとしても、床が滑って転倒する恐れがあるだろう。
咲乙女 陽祐
……現状そこまでして”外”に出る必要は感じないわね……
いいわ、それだけ覚えておいて扉を締めておきましょ。
暖かい空気が入っちゃうだろうし……
KP 冷凍室の扉を閉めつつキッチンを見回していれば、扉を開く音が聞こえてきた。
星守 天香
「お待たせいたしました!
ああ……動き回れるのでしたら良かったです」
「まだまだお寒いでしょう……
よろしければ、こちらをお使いくださいませな」
KP 天香はそう言って貴方へ、ポンチョのように着られるようボタンが端についたブランケットを差し出す。
咲乙女 陽祐
「あら…ありがとう。
まあ、かわいいブランケットね」?
せっかくだから着ようかしら……
星守 天香 「ふふ、暖かそうです。よくお似合いですよ!」
KP
貴方がそれを受け取ると、天香はキッチンに立つ。
先ほど見たチョコレートをボウルに入れ、お湯を沸かし始めた。
咲乙女 陽祐
「何から何までお世話になるわね……
……天香ちゃん、それは……何をしてるのかしら…?」
「いや、うーん…チョコを調理してるのはわかるんだけれど……」
星守 天香
「あ、ええと、ホットチョコレートを作ろうかと……
飲んだら体が暖まりますよ」
咲乙女 陽祐
「あら……! 私のためだったのね
嬉しいわ」
星守 天香 「はい! 溶けるまで少しお待ちくださいませな」
KP 待っている間に天香へ質問するほかに、彼女に対して【目星】を振ることができます。
咲乙女 陽祐
「ええ。……ところでここは一体どこなのかしら…?
お客様用のお部屋とか、キッチンとか、冷凍室とか……お店? なのは分かったけど……」
星守 天香
「こちらはレストラン……のようです。実は、店名は私も存じていなくて……。
私はシェフ兼ウェイトレス、ということみたいですね」
咲乙女 陽祐
「シェフ兼ウェイトレス……
このメモと同じね…?」さっき見つけたメモを見せてみる…?
星守 天香
「まあ! 陽祐さんも……? 私も気づいたらここに。
あ、冷凍室ではありません。向こうにある部屋のベッドに寝かされていたのだわ」
KP 天香は先ほど彼女が出て来た、何も書かれていない扉を指す。
星守 天香
「そうしたら、陽祐さんと同じく、このメモとこのコック服がキッチンに置いてあったんです。
今日から君はここの料理長兼ウェイトレスだ、と」
咲乙女 陽祐 「あらそう……よかったわ。あんな(冷凍室)ところにいたら死んじゃうもの……」
KP
天香もポケットからメモを取り出す。
そこには『今夜から、貴方はこのレストランのシェフ兼ウェイトレスだ。
君だけの最高のレストランにするように』と記載されていた。
咲乙女 陽祐
「あら……起きた場所以外は本当に同じなのね」
「そういえばあのお部屋は何のお部屋なのかしら? ほら……なんにもかいてないあの扉……」
星守 天香
「私が目を覚まして、寝室として使っているお部屋がありますよ。
そのブランケットも、そちらから持ってまいりました」
咲乙女 陽祐 「そうなの…… しばらく戻ってこなかったから探しに行こうと思ったんだけれど、私は開けられなかったのよね……」
星守 天香
「まあ。そうだったのですね。
私にしか開けられないのでしょうか……?」
咲乙女 陽祐
「……そうみたいね?
なんとも不思議だけど……」
「あっちのオーブンでは何を焼いてるの?
その……かなりでかいものを焼いてるような気がするけど」
星守 天香
「え?」
「まだお客様がいらしていないので、何も作っていないはずなのだわ……?」
咲乙女 陽祐 「え? ………」え? 見に行く…?
KP
天香と一緒に中身を確認するならば、オーブンの中は空どころか稼働すらしていない。
広さも常識の範囲内だ。
自分は幻でも見たのだろうか?
星守 天香 「ええ、何も入れていません……ね……?」
咲乙女 陽祐
「そう……ね?
おかしいわね、たしかにさっき……」
「幻覚でも見たかしら……」
星守 天香
「随分冷えていたでしょうからね……」
「……うん、できたのだわ。
どうぞ、せめてこちらをお飲みになって暖まってください」
KP 天香はマグカップを渡してくる。
咲乙女 陽祐
「あら、もうできたの…? ありがとう
いただくわね」
KP
中を見れば甘い香りがする。
確かにホットチョコレートのようだ。
咲乙女 陽祐
「……いい匂い。いただきます……」
ごく……ごく……
あたたまるような気がする……
KP ホットチョコレートを飲んだ陽祐さんは、HPが1d3+1回復します。
咲乙女 陽祐 !? なるほど……
咲乙女 陽祐 1d3+1 (1D3+1) > 2[2]+1 > 3
system
[ 咲乙女 陽祐 ] HP : 7 → 10
[ KP ] 咲乙女 陽祐 : 1 → 2
[ KP ] 星守 天香 : 1 → 2
KP
※ここで、火を使ったことにより、天香の深度が1進む。
ホットチョコレートを飲んだ場合、陽祐さんの深度が1進む。
咲乙女 陽祐
「………」私も目星……振っておこうかしら
CCB<=90 【目星】 (1D100<=90) > 90 > 成功
咲乙女 陽祐 あぶない………
星守 天香 いちたりました!
星守 天香 「顔色が良くなってきたみたいですね、良かった」
KP
陽祐さんは、天香の首裏に数字が書かれていることに気付く。
タトゥーのように印字されており、擦ったり石鹸を使ってみても薄くなったりはしない。
数字は『136125』だ。
咲乙女 陽祐
「ええ、とっても美味しくて温まるわ。……あら」
「……」首の後ろを見てる……
星守 天香
「……?」
視線に気付いてじっとしている……?
咲乙女 陽祐 じっとしてる……?
咲乙女 陽祐
「……天香ちゃんの首の後ろ……
なにか書いてるのは知ってるかしら?」
「『136125』って書いてあるんだけど……」
星守 天香
「えっ……? いえ、今までまったく気付いていませんでした……
6ケタの数字? 全く心当たりがありませんね……」
咲乙女 陽祐
「そう……? それは……なんだか不気味ねえ」
「痕にならないうちに消えるといいんだけど……」きゅっきゅ… っとしようとしたけど流石にね
「……いつ頃からここにいるのかしら?」
星守 天香 ふふ……きゅっきゅっとされたら、ちょっとびっくりしちゃいますね……
咲乙女 陽祐 そうよね……
星守 天香
「いつも通り寝て……起きたらここに。
日にちはたしか2月13日でした」
咲乙女 陽祐 「あら……それじゃあ、もしかして起きたのはついさっき?」
星守 天香
「いえ、結構長く此処にいたような気がします。
お客様5~6人くらいは応対したような……」
咲乙女 陽祐
「……? そ、そう……」
(……?? 時間の流れが…違った…??
??)
「……私が最後に眠った日の日付も13日だったのよ。……妙ね……」
星守 天香
「まあ。それはおかしいですね。
そんなに長い時間、陽祐さんが冷凍庫でお眠りになるはずも無いでしょうし…… ??」
咲乙女 陽祐
「ええ……そうね。それにそんなに長く寝てたら死んでしまう……というか冷凍庫で寝た覚えもないのよ?」
「……そういえば最初に『生きてるかどうか』確認してたけど……あれは……」
星守 天香
「そうですよね……」
「ああ、それはだって、食材を保管している冷凍室ですもの
まさか生きている人がいるだなんて思わなくて、驚いただけです」
咲乙女 陽祐
「食材……確かに野菜とかいろいろ…あったけど……
……あの袋は? 私が入ってたのとおんなじ袋に入ってる……あれって……」
星守 天香
「うぅん、何なのでしょう?
特に使うこともないので今まで中身を検めてはいなかったのですが、……もしかして……?」
想像して軽く身震いしている
咲乙女 陽祐
「………なるほど、わかったわ。
……特に用事がないときはアレに触っちゃダメね」
星守 天香 「はい……」
KP
では、陽祐さんが天香とそのような話をしながら
ホットチョコレートをゆっくりと飲み進めてマグカップが空になった頃。
KP 【イベント①】
KP チリリンッと、ベルの音がした。
星守 天香
「あ。早速お客様がお呼びなのだわ」
「……あの、大変申し訳ないのですが、陽祐さんはご注文をとってきてくださいますか?
私はその間、調理の準備を進めておきますので」
咲乙女 陽祐
「お客様…さっき言ってた?」
「それは……もちろん構わないけど。
上手くできるかしら……」うーむ…
星守 天香
「大丈夫ですよ! 私でもできましたから。
それに、もし何か困った事があったらすぐにおっしゃってくださいませな」
KP
天香は観音開きの扉を指す。
そして、冷蔵庫からいくつかの見覚えがある野菜を手にし、キッチンに立つと
包丁をリズミカルに動かす音が聞こえて来るだろう。
先ほどまで開かなかった観音開きの扉が開いた。
咲乙女 陽祐
「ええ、頼りにしてるわ。
……よし、気合を入れなくちゃね……」
腕まくりをしてホールに出るかしら……
KP
扉の先は、レストランの内装そのものだった。
赤色のギンガムチェックのクロスがかけられた木製のテーブルに椅子が並べられている。
テーブルの上にはメニュー表らしき冊子と、花瓶が置かれているが
花瓶には花などは活けられていない。
客は現在2人ほど席に着いている。
1人は真っ赤なドレスを着て、宝石品をふんだんに身に纏った30代ほどの女性だ。
女性は貴方に気が付くと、妖艶な笑みで手招きをする。
どうやら彼女が注文したい人のようだ。
咲乙女 陽祐
……あら、本当にレストランだわ……
なるほど、ピアノの音がよくあいそうね……
………
「はい、只今参ります」すたすた女性に近づいていこうかしら。
Mrs.レッド
「こんにちは、可愛いウェイターさん。
あら、いつものウェイターさんじゃないのね」
「まあここのオーナーさんに付き合える人ってあんまりいないもの、仕方ないわね」
咲乙女 陽祐 「いつもの……ええと彼女は今日は裏方になります。本日は私が注文をお伺いしますね」
Mrs.レッド
「彼女……? そう。ではキッチンの人も変わったのね。
いいわ。よろしくね」
咲乙女 陽祐
「はい、よろしくお願いいたします……。
……ええと、いつものウェイター……というと、そうか。黒髪の可愛らしい女性のことではなさそうですね」
Mrs.レッド
「ええ、そうね。全然違うみたい。
金茶髪の若い男の子だったわ」
咲乙女 陽祐 「金茶の髪の……?」
咲乙女 陽祐 CCB<=60 【アイデア】 (1D100<=60) > 34 > 成功
星守 天香 成功された…!
咲乙女 陽祐 「………」(知り合いだとあの子が当てはまるけど… ……まさかね)
KP
※ヒプノスの戯れの犠牲者の一人である。
行方は知れない。
ということですが、二窓なので向こう側ということにしました。
Mrs.レッド 「そうよ。もしかして心当たりがあるのかしら。お気の毒ね」
咲乙女 陽祐 「お気の毒……? どういう意味です」
Mrs.レッド
「オーナーに付き合わされて大変ね、と。
もしお知り合いなら、無事で済んでいるといいわね」
咲乙女 陽祐
「………」
「……ええ、もし知り合いだったなら……
知り合いじゃなくても、心配はしてますけど」
「ひとまず、ご注文を伺います。
……お決まりですか?」
Mrs.レッド
「ふふ、ええ。ステーキとロイヤルミルクティーをお願い。
ステーキの焼き加減はレアでお願いね」
咲乙女 陽祐
「レアステーキとロイヤルミルクティーでございますね。
かしこまりました」
頭を軽く下げてキッチンの方に戻るかな…?
KP
Mrs.レッドは艶やかに微笑んで貴方を見送るだろう。
キッチンへ戻ると、天香がオーブンを覗いている。
オーブンの中は相変わらず何も入っていない。
そして、貴方が戻って来たことに気づくと表情を明るくさせた。
星守 天香 「おかえりなさいませ。ご注文はどのようなものでしたか?」
咲乙女 陽祐
「ええ、ただいま。
レアステーキと、ミルクティーがひとつずつですって」
「……何を頼まれるかと思ったけれど、案外普通のものを頼まれたわね」
星守 天香
「あら、そんなに一癖ありそうなお客様だったんですか?
応対してくださってありがとうございます。では……」
「…………」
KP
天香は冷蔵庫から肉を取り出すものの、その顔を歪ませる。
彼女の手元を見てみると、トレーに入った肉がパッキングされていた。
スーパーでよく見るもののように見える。
【目星】を振ることができます。
咲乙女 陽祐 CCB<=90 【目星】 (1D100<=90) > 17 > スペシャル
KP
陽祐さんが貼られたシールを見てみると、『人肉 200グラム』と書かれていることに気付く。
しかし貴方にはその真偽は定かではない。
咲乙女 陽祐
「……!?」
「な、なにこれ…!?」
星守 天香
「うう、……別のものは無いのでしょうか……
…………」
冷蔵庫をがさごそ……しているがやがて力なく首を横に振る。
咲乙女 陽祐
「……そ、そう……
………」さっきの女性が言ってた不穏な言葉を思い出している……
「……これを……焼くしかなさそうね……」
咲乙女 陽祐 半分夢だと思ってるのかもしれないわね……
星守 天香 今回も夢! であれば……!(?)
咲乙女 陽祐 不穏な……
星守 天香
「はい……私はこのまま付け合わせの準備と紅茶の用意を進めようかと思っていたのですが
流石に人肉の調理をお願いするのは、気が引けますね……」
咲乙女 陽祐
「………いいえ、それこそ天香ちゃんにはさせたくないわ。
代わりに私がやるから……」
「そうね……応援しててちょうだい」応援ってなんだ…
星守 天香 「応援……ですか……?」
咲乙女 陽祐 自分で行っておいて何いってんだって自覚はあるのよ…
星守 天香
「えっと……がんばってくださいませな、陽祐さん……!
Courage……!」
両手を口の前で立てて、応援……?
咲乙女 陽祐
「……!?」
(本当にやってくれるとは……)
「あ、ありがとう……がんばるわね…??」
KP
陽祐さんはビニールを剥してまな板の上に肉を乗せる。
ステーキを作る場合、【製作(料理)】を50で振ることが可能です。
これは製作(料理)が初期値でも、全員50%になります。
咲乙女 陽祐 CCB<=5+45 【製作(料理)】 (1D100<=50) > 65 > 失敗
KP
貴方は天香の手際の良さに見惚れていたのか(?)
それとも不慣れなキッチンで火加減を間違えたのか。
レアどころかウェルダンのステーキが出来上がってしまった。
天香が作った付け合わせが添えられると、それっぽく見える。
【DEX*5】に成功したら、もう一度急いで作り直す……
【製作(料理)】を振り直すことができることにしましょうか。
咲乙女 陽祐 温情が――
咲乙女 陽祐
「あら……これは……
ちょっと…だめね……?」
「せ、せめてミディアムレアくらいにはできないものかしら……」がちゃがちゃがちゃ……
CCB<=(12*5) 【DEX】 (1D100<=60) > 19 > 成功
星守 天香
「十分美味しそうな見た目ですが……そうですね、焼き加減……
あっ、作り直そうとしてくださっている……!?」
KP では再度、【製作(料理)】をどうぞ
咲乙女 陽祐 CCB<=5+45 【製作(料理)】 (1D100<=50) > 96 > 致命的失敗
咲乙女 陽祐 !?
星守 天香 あっ……ふふふ……??
KP
真っ黒に焦げ、サハラ砂漠のようになった哀れな肉だったもの。
これはまごうことなく墨だ。
人間が食べるべきものではない。
と、普段料理をよくする陽祐さんであれば殊更思う事だろう。
これを客に出しても良いのだろうか?
天香は無言で首を横に振っている。
まだ慌てる時間じゃない。(そうか?)もう一度肉を焼くところから始めよう。
天香が肉を持ってくる。やはりどれも人肉だ。
咲乙女 陽祐
「……………………………………」
ど、どうしたものかしら……
KP もう一度だけ、【製作(料理)】をどうぞ……。
咲乙女 陽祐
ありがとうございます……
落ち着いて… 落ち着いて作るのよ……
CCB<=5+45 【製作(料理)】 (1D100<=50) > 34 > 成功
咲乙女 陽祐 あら……
星守 天香 !! やりました!
KP
三度目の正直で、焼き加減もレアで完璧なステーキが作れる。
天香が作った付け合わせが添えられると、まるでお店で出てくるような出来栄えだろう。
咲乙女 陽祐 「よ……… よーし、こんなもんかしら……」
星守 天香 「! いい感じです! 今までで一番良い出来なのだわ!」
咲乙女 陽祐
「何度も作り直してみたかいがあったわね。
ふぅ……」
「……思ったより時間がかかっちゃったわね。
それじゃあ私、お客様にお料理を出してくるわね」
星守 天香 「はい! お願いします」
KP
観音開きの扉を開け、運んで行けば女性は読んでいた本を閉じる。
【目星】を振ることができます。
咲乙女 陽祐 CCB<=90 【目星】 (1D100<=90) > 44 > 成功
KP では陽祐さんは、本の表紙に『NECRONOMICON』と書かれていることが分かる。
Mrs.レッド 「まあ。とっても美味しそうね」
咲乙女 陽祐
「……あ、ああ……大変お待たせ致しました。
レアステーキと、ロイヤルミルクティーでございます」
Mrs.レッド 「ありがとう。早速いただくわ」
KP
テーブルの上に置かれたステーキに、Mrs.レッドは目を輝かせた。
そしてナイフとフォークを優雅に使ってパクリと一口食べる。
KP
料理によって深度を1進める(メモ)
・料理が成功した場合
Mrs.レッド
「うん……焼き加減もちゃんとレアだし、味付けもバッチリね。
付け合わせもとてもステーキに合っているわ」
KP
Mrs.レッドは赤い唇をナプキンで拭う。
そしてまるで彫刻のように美しい笑顔を見せて、貴方の方へ手を差し出した。
彼女の手には小箱が握られており、貴方に手を出せと暗に告げている。
咲乙女 陽祐
……? ど、どういうことだ……?
恐る恐る手を出してみます…?
KP 貴方が手を差し出すと、その掌にポトンと小箱が乗せられる。
Mrs.レッド
「この食事の御礼よ」
「さ、他に待っているお客さんがいるのでしょう?
そちらを対応してあげて頂戴」
KP
中身を開けてみるならば、透明なキューブがコロンと2粒入っている。
それは見た目氷のように見えるが、水滴1つついていない。
触ってみると冷たいような気がする。
咲乙女 陽祐 「……? な……なんでしょうか、これは…?」
system
[ KP ] 咲乙女 陽祐 : 2 → 3
[ KP ] 星守 天香 : 2 → 3
[ KP ] キューブ : 0 → 2
KP 【イベント②】
KP
貴方がMrs.レッドに問いかけようとしたところで、チリリンッとベルが鳴る。
それは中央のテーブルから聞こえて来た。
Mrs.レッドは貴方に再度「対応なさい」と目線だけで投げかけてくる。
咲乙女 陽祐
「………はい、ただいま」
とりあえず……行こう。
KP
そこに座っているのは、ブロンドヘアの男だ。
男の青い瞳がキラキラと輝いているように錯覚するほど、美しい。
そのサファイアのような瞳が貴方の方へと向くと、パチクリと瞬きをし、スッと細められた。
クラーク
「おや。いつものウェイターじゃないんだね」
「ああそうか、新入りだね? 可哀想に。
彼に気に入られてしまったんだ?」
咲乙女 陽祐
「……はい、今日から。
彼……というとオーナーですね。であれば、おそらくは」
クラーク
「そうかい。彼のことはあまり深く知ろうとしない方が良いよ。
これ以上、彼に気に入られたくなければね」
咲乙女 陽祐
「なるほど、忠告感謝します。
……とはいっても、この先嫌でも知ることになりそうですが」
クラーク
「それは大変だ。彼が君たちを離してくれなくなるかもしれないよ。
なんてね……」
「生憎私はただの客だからね。
彼の世界に深く干渉したりしたくないんだよね」
「……ああ、そうだ」
KP
男は暫く考え込んでいたように地面に這わせた視線を、貴方へと持ち上げる。
そしてまるで悪戯を思い付いたように無邪気な笑みを浮かべると、指をパチンと鳴らす。
クラーク
「これで、行けるようになるよ。
気になっていただろう?」
「どこって顔をしているね。答えはわかるよ、じきにね」
KP 男はこの事に関して、それ以上口を開く気はないようだ。
咲乙女 陽祐
(気になっていた場所といえば……
天香ちゃんが寝泊まりしてるって部屋だけど…… ………)
「どうも、ありがとうございます。干渉しない、とおっしゃる割に親切にしてくださいますね」
「……そろそろ、ご注文をお伺いしましょうか」
肉以外がいいが……
KP
男性は貴方をつま先から頭のてっぺんまでジロジロと見る。
そしてこう問いかけてくる。
クラーク
「注文の前に1つだけ」
「君は、私が誰だと思う?
どういう生命体か、でもいいよ?」
咲乙女 陽祐
「……難しいことを聞きますね。
私は今日が初めての勤務なんですが」
クラーク
「もっと簡略化しようか?
人間か、人間じゃないか、とかでも構わないよ」
「さあ、どうかな? 私が何者であるか、当ててごらん」
KP
【クトゥルフ神話技能】を振ることができます。
もしくはリアル神話技能でも可能です。
咲乙女 陽祐
「……この店のオーナーについて、かなり気軽に”彼”といったり、その気になれば”世界”に鑑賞できるような素振りがあったりなさいますよね」
「……まず……人間ではないのでは?」
CCB<=3 【クトゥルフ神話】 (1D100<=3) > 15 > 失敗
KP
◆【クトゥルフ神話技能】
目の前の男が、「パンの大神」という神話生物だということが分かる。
<パンの大神>
シュブ=ニグラスの男性としての相。
豊穣と生命を司る神であり、同じ神話生物の中でもその真の姿はずば抜けて異様だ。
遭遇した人間は発狂してしまうか、恐怖のあまり死んでしまうだろう。
彼が人の姿をとる場合美丈夫に変身する為、目の前の男の美貌に納得がいくことだろう。
クラーク
「へえ。やっぱり防御本能ってやつなのかな? 面白いね。
正解だよ。じゃあこれは当てたご褒美にどうぞ」
KP
そう言って客は貴方に、煌びやかな小箱をくれる。
中身を開けてみるならば、透明なキューブが2粒入っている。
それは見た目氷のように見えるが、水滴1つついていない。
咲乙女 陽祐 「……どうも…?」もうくれた… 何故……
system [ KP ] キューブ : 2 → 4
クラーク
「それは魔法の氷だよ。人間が食べても害はないさ。“神”に誓っても良い。
本当に困った時に、食べなさい」
咲乙女 陽祐
「魔法の…氷……」
「今も現在進行系で困ってはいるんですが……」
KP
では、貴方は先ほどからなんだか暑く感じ、動くことが億劫に思う。
今後、(SANC以外の)技能に-10の補正が入る。
咲乙女 陽祐 ???
KP ※深度3~
咲乙女 陽祐
「……なるほど……??」
た……試しに一つ食べてみる…?
KP
指で摘まんだ氷は、貴方の体温を物ともしない。
雫1つ垂らさない摩訶不思議な氷を、貴方は恐々と口に運んだ。
口に含むと、先ほどまではビクともしなかった氷が口内で雪のように溶けて消えてしまう。
気づけばゴクン……と貴方は喉を鳴らしていた。
すると、まるで立ち眩みを起こした時のように、スッと血が下がる感覚がした。少しすれば、その感覚もなくなった。
体がなんだか軽くなった気がする。
system [ KP ] 咲乙女 陽祐 : 3 → 2
KP 陽祐さんの技能のマイナス補正はなくなりました。
クラーク 「それで、注文だったね」
KP 男性は人当たりの良い笑みを浮かべ、開いていたメニュー表に視線を向ける。
咲乙女 陽祐 「……ええ。なんなりとお申し付けを」
クラーク
「それじゃあ、特別なバレンタインにピッタリのもの頼むよ」
「ああ、チョコレートは使って欲しい。折角のバレンタインだからね。
特別の意味はそうだな……君が貰ったら嬉しいお菓子、かな」
咲乙女 陽祐
??????
??????
KP
彼はニコニコと微笑んだままだ。
その笑顔はまるで無邪気な子供のように、貴方の目には映ることだろう。
咲乙女 陽祐 「……私が……?」
system [ KP ] キューブ : 4 → 3
クラーク 「ああ。頼んだよ」
咲乙女 陽祐 「……ええ、かしこまりました」
KP
キッチンへ戻ると、天香は食器を洗っているところだった。
そして、貴方が戻って来たことに気づくと表情を明るくする。
星守 天香
「おかえりなさいませ。先程のお客様はお喜びのご様子でしたね。
それで、次のご注文はいかがでしたか?」
咲乙女 陽祐
「あら、見てたの?
……そうね、喜んでいただけたみたい」
「……次のお客様は……そうね、特別なバレンタインにピッタリのお菓子、がほしいみたい……
チョコレートを使って欲しいって言ってたわ」
「私が貰って嬉しいお菓子、って言われたけど…… ………??」
星守 天香 「まあ……」
KP 注文内容を伝えると、天香は困った様子で眉を顰める。
星守 天香
「それは大変です。チョコレートは、先程陽祐さんが飲まれたもので最後なのだわ……。
それに特別って、どういう意味でしょう?」
咲乙女 陽祐 「え?! ……そうだったの?」……ええ…?
星守 天香 「はい……」
KP
天香は俯いている。
すると、ガチャリと貴方の後ろから音がした。
振り返ると、何も書かれていない扉がひとりでに開かれる。
星守 天香
「まあ、驚いた。
……あの中にヒントがあるってことかしら?」
咲乙女 陽祐
「……? あ、あら……
そういう…ことなのかしら?」
「ううん……考え込んでても仕方ないわね。
一緒に見に行ってみましょうか…?」
星守 天香
「ええ……。とにかく、早くチョコレートを調達して何か作らないといけませんね。
失敗したら……どんな罰が飛んでくるかわからないのだわ」
咲乙女 陽祐 「……もしかして、今までにも失敗したことがあったの…?」
星守 天香
「いえ、私はまだ……。
でも、常連さんによれば、頻繁に店員さんが変わっている……ような口ぶりでしたから」
咲乙女 陽祐 「……なるほど、私が対応したお客様もたしかにそんな感じだったわね」
星守 天香
「もしかしたら、冷凍室にある他の袋は、……
……なんて……憶測で物を言うものではありませんね」
「……ええ、食器洗いは終わりました。
行きましょう! 陽祐さん」
咲乙女 陽祐
「何かしらの罰を受けて……? もしかしたら、そういうこともあるのかもしれないわね。
まあ……ベストを尽くすのみだわ」
よし、お部屋に行きましょう
KP
貴方たちは、何も書かれていない扉へと進む……
といったところで、一日目はセーブといたしましょうか。
お疲れ様でした。
咲乙女 陽祐
承知しました……。
うーん、こっちもエアコン切っておくのが良かったかしら……次回やってみましょお
星守 天香
お疲れ様でした。
向こうのお部屋ではエアコンを切ったら何かが下がったようですが
これはちょいすの女神様の采配のようなので……
試してみる価値はあるかもしれませんね。
咲乙女 陽祐
チョイスか……まあそんな気はしてたわ。
お疲れさまでした! いずれにせよ、熱くなったら困りそうなら消しておくに越したことはないわよね……
星守 天香
そうですね……どこまで甘くするか……
しっかりシナリオとにらめっこしておきます! とカエルさんが。
咲乙女 陽祐
甘く…… 甘く……??? なるほど……?
なったりならなかったりするのね…?
KP
KP
「熱情含有チョコレート」二日目
再開いたします。
前回は見知らぬレストランらしき場所で目を覚まし
二人目の客の注文に沿うべく、チョコレートをどうにか調達できないかと探索を開始するところまででしたね。
【何も書かれていない扉】
扉を完全に開くと、足元からひんやりとした風が流れ込んで来る。
細い廊下と扉が5つ並んでいた。
廊下は身震いするほど冷えきっている。
一番手前の扉には、天香の名前が書かれているプレートが掛けられている。
残り4つの扉にはそれぞれトランプが1枚扉の前に貼りつけられている。
どのトランプもハートのJが描かれている。
ふと、貴方はそのJを見ていて気付く。
そのJは普段貴方が見るトランプの顔ではない。
その顔はどこか自分を模しているような顔だった。
【目星】を振ることができます。
咲乙女 陽祐
「あら……? てっきりすぐお部屋だと思ってたけど、いくつかあるのね……」
天香ちゃんのお部屋のプレートを見てる……
CCB<=90 【目星】 (1D100<=90) > 43 > 成功
KP
陽祐さんは、扉にそれぞれ貼られたトランプのJが同じように見えて少しずつ違うことに気づく。
近い方(2番目の扉)から、Jの顔の向きが少しずつハートマークから逸らされている。
咲乙女 陽祐
「あら、これ……。
トランプの柄ね。…… …… ……
顔が……ちょっとずつ傾いてる…?」
星守 天香 「え……?」
KP 天香が声をあげる。
星守 天香 「そもそも、こんなに廊下が長いはずは……」
咲乙女 陽祐
「……天香ちゃん?
廊下……」
星守 天香
「ええ。先程まで、扉は1つしかなかったんですよ。
私の部屋以外何も……」
KP 動揺したように、扉と廊下を忙しなく双眼が動いている。
KP 天香のみ SANc0/1
星守 天香 CCB<=63 【SANチェック】 (1D100<=63) > 95 > 失敗
system [ 星守 天香 ] SAN : 63 → 62
咲乙女 陽祐
「あら……そう……
それは不思議ね…?」動揺してるのか……あっ
……ど、どうしよう…?
取り敢えず近くにいようか。
星守 天香
「はい、驚きました……。
他の部屋には一体何があるのか、私にも分かりません……」
「でも、進んでみるしかなさそうですね」
KP 探索可能箇所:1〜5番目の扉
咲乙女 陽祐
「ええ……そうね。
なにかあるかもしれないから、念の為私のそばを離れないでちょうだい」
「うーん……でもそれなら、安全そうな天香ちゃんの名前の書いてあるお部屋から行くのがいいのかしら」
てをつな…… つなぐ…?
つなぐような関係だったかしら…… ぐぬ……
うーん……チラチラ様子を定期的に伺いながら一番こっち側の扉を見ようかしら。
星守 天香 choice[ぎゅ……,さすがに……] (choice[ぎゅ……,さすがに……]) > ぎゅ……
星守 天香
「そうですね、私の部屋なら……」
言いながら、陽祐さんのエプロンの端をそっと掴んでくっついています……?
咲乙女 陽祐 掴んでる……(えあなで…
星守 天香 ぎゅ…………
KP 【1番目の扉】
星守 天香 「ここが私の目を覚ました部屋です」
KP
そう言って扉を開くと、中からふわりと甘いチョコレートの香りがした。
また、この部屋は暖かい。
上を見れば、壁にエアコンが設置されており、運転していることが確認出来る。
リモコンもすぐ下の壁に設置されている。
星守 天香
「あら? エアコンが起動してますね。
おかしいのだわ。私がいた時はつけていなかったのに」
咲乙女 陽祐
「そう……見覚えの有りそうな部屋で良かったわ。
……え?」
KP ※エアコンを切らない場合、深度が1進む
咲乙女 陽祐
「……そう……」誰かが入ったとか…?
ひとまず……こっちでもエアコンは消しておこうかな……
暖かいと自分にも影響がありそうだし
「……消しときましょっか」ぴ…
星守 天香
「そうですね、何だか気味が悪いですし……
あ、消してくださってありがとうございます」
KP 中は簡素な部屋であり、6畳ほどの広さを机とベッド、本棚が埋めている。
KP 探索可能箇所:机、ベッド、本棚
咲乙女 陽祐
「どういたしまして」
「ふむ……一見普通のお部屋ね。
ちょっと簡素すぎる気もするけど……」
咲乙女 陽祐
choice[ベッド,机,本棚] (choice[ベッド,机,本棚]) > ベッド
??? 気持ち悪いな…(率直な意見
星守 天香
「そうですね。
本当に最低限眠ったり過ごしたりするための部屋……のような雰囲気がします」
咲乙女 陽祐 choice[机,本棚] (choice[机,本棚]) > 本棚
星守 天香 不正が見えました……
咲乙女 陽祐 え?
咲乙女 陽祐
「うーん……まあお布団があるだけいいのかしら」
「……うーん……」うろうろ……本棚を見てみようかしらね……
KP
□本棚
料理やお菓子作りの本、医学書、歴史書、香水に関する本、フランス語で書かれた小説などが詰まっている。
天香の自宅の蔵書と同じものだ。
【目星】を振ることができます。
もしくは【図書館】成功で追加情報つきの情報が出ます。
咲乙女 陽祐 どうしておうちの本が………
咲乙女 陽祐
む……追加情報、振ってみましょうか……
CCB<=54 【図書館】 (1D100<=54) > 99 > 致命的失敗
星守 天香 わあ……
咲乙女 陽祐 ……ファンブルがこんできたわね……
KP ひとまず【目星】だけで出る情報もあるので、そちらを振ってみても構いません。
咲乙女 陽祐 CCB<=90 【目星】 (1D100<=90) > 9 > スペシャル
咲乙女 陽祐 ええ………
星守 天香 うう、頑張って……クリティカルの念を…… あっえらいのだわ!
咲乙女 陽祐 なるほど……念を送ってくれたから大分いい出目になったわね。 1/11になった……
KP
では、ひとまず成功情報から。
陽祐さんはふと、一冊だけ解説書を見つける。
それはトランプの絵柄についての書籍だ。
付箋がついている。
付箋の貼られたページを開くと、次のような文章が目に入った。
KP
◆付箋の貼られたページ
『トランプのJ、Q、Kの顔の向きが違うのは、それぞれスートに対しての思想を表している。
例えば、スートの方に顔を真横に向けて見ている場合、そのスートの象徴を大変好ましく思っている。
やや斜めに向いている場合、ある程度には好意的である。
反対に、スートに顔を背けている場合、そのスートの象徴を嫌っている。
顔を真横に向けている場合は、大嫌いということになる。
<スートが表すもの>
ハート=愛情、ダイヤ=お金、スペード=プライド、クラブ=知識』
星守 天香 SCCB<=92-10 【図書館-10】 (1D100<=82) > 4 > 決定的成功/スペシャル
KP
あ……えっと……
天香にクリチケを渡しつつ陽祐さんのファンブルを打ち消しますね……
咲乙女 陽祐
????
えらいわね……(なでなで……
星守 天香
むむ……こんなはずでは……
私が出目を吸ってしまいましたね……
咲乙女 陽祐 そんなことないわよ。ありがたいわ……
星守 天香
「まあ。この雑誌……こんなに破られているのだわ……」
別の雑誌をぱらぱらしている
咲乙女 陽祐
「……雑誌?
何の雑誌かしら…?」
星守 天香
「お菓子作りのレシピ本などが載っている雑誌です。
特集ページが……」
KP
天香が手に取っているのはレシピ本を横目で見ても、厚みが明らかに減っている。
見ればバレンタイン特集と書かれた雑誌だ。
適当に開いてみれば、大雑把にもビリビリに破られたページが数ページにもわたりあることがわかる。
破られたページの前の記事は
『次のページからバレンタインに渡す時に注意! 贈る相手との関係にBESTなお菓子紹介!』
と書かれていた。
しかし該当する次のページもその次のページもその次のページも破られてしまい、読むことは不可能そうだ。
咲乙女 陽祐
「あら……不吉。
……この本も天香ちゃんの持ち物かしら…?」
星守 天香 「もし家の蔵書が丸ごとここに来ているなら、そのはずです」
KP 本棚の情報は以上です。
咲乙女 陽祐
「それは……
人の本を勝手に破いちゃうなんて……ひどい人もいたものだわ…?」了解です
「うーん……今回作るお菓子の内容的に、
見ておきたい気もしたけど、ないものはしょうがないわね。とりあえずこれいじょうぼろぼろにならないように置いといて……」
「次のところを探しましょ」
……机だな……
星守 天香
「そうですよね……よりによって一番見たいところが取られてしまっているのだわ……。
せめてどこかに置いてあったらいいのですが……」
KP
□机
何の変哲もない机だ。引き出しもない。
机の上には皿が1枚と、フォークナイフが一組置かれている。
【目星】をどうぞ。
咲乙女 陽祐 CCB<=90 【目星】 (1D100<=90) > 70 > 成功
KP
では陽祐さんは、皿の下にメモが置いてあることに気づく。
メモには『EAT ME』と書かれている。
机の情報は以上です。
咲乙女 陽祐
「……『EAT ME』…?
………なにもないお皿と、変なメモだけね」
星守 天香
「こんなお皿もメモも、無かったはずです……。
やっぱり誰かが入ったのだわ……」
咲乙女 陽祐
「……そうみたいね。
……うーん、今日のところはここで寝るのは止めたほうがいいかもしれないわ……」ベッドをチラ……見てみる……?
KP
□ベッド
掛け布団が折りたたまれている。
使用感が残るベッドだが、シーツなどは清潔に保たれているという印象を持つことだろう。
【聞き耳】を振ることができます。
咲乙女 陽祐
EAT ME……
部屋主のことじゃないでしょうね……
咲乙女 陽祐 CCB<=94 【聞き耳】 (1D100<=94) > 86 > 成功
KP
では、陽祐さんはベッドから強いチョコレートの香りがすることに気付く。
しかし、ベッドの下など隈なく探してみても、チョコレートらしきものは見当たらない。
追加でさらに【聞き耳】を振ることができます。
咲乙女 陽祐
「……あら? チョコレートの匂いが……」??
CCB<=94 【聞き耳】 (1D100<=94) > 21 > 成功
KP
では、天香からもほのかにだが、チョコレートの甘い香りがすることに気付くだろう。
ベッドの情報、並びに1番目の扉の部屋の情報は以上です。
咲乙女 陽祐
「……あら、もしかしてこの匂い……天香ちゃんからもする…?」
あんまりしっかりあれするとあれなんだけど……
星守 天香 「え……?」
星守 天香
CCB<=85 【聞き耳】 (1D100<=85) > 9 > スペシャル
CCB<=85 【聞き耳】 (1D100<=85) > 66 > 成功
CCB<=80 【アイデア】 (1D100<=80) > 29 > 成功
星守 天香
「そういえば、目が覚めた時こちらのベッドに寝かされていて……
その時から匂いがしていたような気がします」
咲乙女 陽祐
「その時から……ねえ。
うーん……ベッドの匂いがうつったのかしら?」それとも……
「……とにかく、このお部屋にはチョコレートはなさそうね。
隣の部屋、探してみましょっか」
星守 天香
「そうですね……匂いはするからもしかしたら、と思いましたが……
はい、参りましょう!」
咲乙女 陽祐
さて……それじゃあ2番めの扉に行ってみましょうか。
「……このトランプも不思議よね……
なんか……なんとなくだけど私ににてるような……」じっ…
KP
※PCに合わせてJ、Q、Kに変更可能。
作者様的にはKPCを護る者なら騎士と言う意味でJかなと思い、Jをデフォルトにしているそうです。
咲乙女 陽祐 !?
KP
【2番目の扉】
開くと、そこは花々が咲き誇る庭だった。
天井などは存在せず、青く澄んだ空が広がっている。
時折小鳥の囀りが聞こえてきて、太陽が優しく貴方達を照らしている。
どう考えても両隣に部屋があるとは思えない、広々とした空間。
貴方たちの目には常軌を逸している光景に映ることだろう。
SANc 0/1
咲乙女 陽祐 CCB<=84 【SANチェック】 (1D100<=84) > 88 > 失敗
system [ 咲乙女 陽祐 ] SAN : 84 → 83
咲乙女 陽祐
「……!? そ、外……??
どうなってるの……?」
星守 天香 CCB<=62 【SANチェック】 (1D100<=62) > 52 > 成功
咲乙女 陽祐 えらい………
星守 天香 ふう……
咲乙女 陽祐 なんとなくNKFTのことを思い出したわね…
星守 天香 はっ…………場慣れ……??
咲乙女 陽祐 場馴れ…ふふふ
星守 天香
「こんな広い場所に繋がっているなんて……驚きましたね……」
きょろきょろ……
KP
驚いていると、貴方の後ろから「シュリー!」と声がする。
振り返ると、今さっきまで貴方達が開けた扉は存在せず、あるのは原っぱの地平線だった。
手を振って貴方達の方へと向かって来るのは、美しい男性だ。
白いスーツを着た男性はパッと見、新郎のように思えることだろう。
男性は貴方達を通りこして行く。
その動線の先にいたのは、ベールを被ったウエディングドレス姿の女性だ。
咲乙女 陽祐
咲乙女 陽祐
「ええ…… ……!?
だれ…あっ、扉が…!?」??????
誰…??? ??????
KP 女性は男性が駆けて来たことに気づくと「ウル!」とパッと表情を明るくする。
咲乙女 陽祐
「シュリー…? ウル……?」
なんだ…?
KP そして彼らは、次のような会話を交わすだろう。
シュリー
「ウルったら! 本当に心配したわ。
間に合わないんじゃないかって」
ウル 「ごめんごめん」
シュリー 「それで、ご両親からは許可がとれたの?」
ウル 「……」
シュリー
「そうなの……それじゃあ、いつか許しを得たら
その時に自慢できるような素敵な式にしたらいいのよ!」
KP
シェリーと呼ばれた女性はそう言って、ウルという男性に抱き着く。
ウルは目頭を押さえながら「うん」と呟いている。
一瞬、フラッシュがたかれたように眩しくなったかと思えば、目を開くとそこは教会の前のようだった。
丁度今まさにブーケトスが行われようとしている。
背中を向ける花嫁の前には、多くの女性たちが集まっており、ヒールまで脱いでいる本気っぷりである。
シュリー 「行くわよー!」
咲乙女 陽祐 ……?? 場面転換が… ???
KP
そう言って投げられたブーケは、大きく弧を描く。
そうして、貴方の手元にポスンと落ちて来たのは、真っ赤な薔薇のブーケだ。
【知識/2】または【博物学】を振ることができます。
咲乙女 陽祐
CCB<=90/2 【知識】 (1D100<=45) > 32 > 成功
「…? ?? これは…?」
私が受け取っちゃっていいものなのかしら…??
KP
では陽祐さんは、赤い薔薇の花言葉が「貴方の事を愛しています」という意味であることを知っている。
ブーケをうっかりとってしまった貴方の方へとうら若き女性たちの視線が射殺さんとばかりに向かって来る。
貴方が思わず後ずさりをすれば、ドンと背中が何かに衝突した。
振り返ればそれは貴方達が入って来た時の扉だ。
ノブを捻れば、廊下が見えることだろう。
咲乙女 陽祐
えっ……… ど……… ……?? どうしたもんか
「おっと……あんまり長居してるのはよくなさそうね…??」
というかこのブーケを持っていくのもよくない気はするけど…!
星守 天香 「は、はい……!」
KP その場に置いて行くこともできます。
咲乙女 陽祐
……いえ、なんか……料理に使えそうな気がする…!(?)
返してもどうにもならなさそうだし持っていきましょう(?)
KP
承知いたしました。
貴方たちは直射日光を浴びて、どこか暑く感じ、動くことが億劫に思い始める。
陽祐さんも(SANC以外の)技能に-10の補正が入るようになります。
system
[ KP ] 咲乙女 陽祐 : 2 → 3
[ KP ] 星守 天香 : 3 → 4
咲乙女 陽祐
あっ……アレを……
食べなきゃ……
「……ふう、大変な目にあったわね。
………、………。そういえば、天香ちゃん、暑くないかしら…?」
星守 天香
「ええ、驚きました……。
え、…………言われてみれば、先程から少し……?」
咲乙女 陽祐
「そうよね?
……それじゃあこれ。食べてちょうだい」
天香ちゃんの手にきゅーぶころころ……3つくらい?
咲乙女 陽祐 3つって全部だったわね
星守 天香
ぜんぶ……!?
メタ的な事を申し上げると、陽祐さんがメインで探索をされるなら
陽祐さんが食べた方がいいですよ……(こそ……
咲乙女 陽祐
まあそれはそうなのよね……
それじゃあ一個もらおうかしら…?
咲乙女 陽祐 その中の1つをつまんで食べてみせようかしら…?
KP 天香に2つ、陽祐さんが1つということでよろしいですか?
咲乙女 陽祐
そうね。そうしましょう。
さっきから暑そうにしてるのに気づかなかったのは私のミスね……
system
[ KP ] キューブ : 3 → 0
[ KP ] 星守 天香 : 4 → 2
[ KP ] 咲乙女 陽祐 : 3 → 2
星守 天香
「これは……氷? ですか? ありがとうございます。いただきます。
…………ん、ひんやりしてますね……」
咲乙女 陽祐
「ええ、身体が楽になるでしょ?
(……これがないとどうにも厳しそうね……)」
星守 天香
「はい! 重だるさが一気に抜けた心地になりました。
ごちそうさまでした」
KP では、お二人とも技能のマイナス補正は無くなります。
咲乙女 陽祐 ほっ……
KP 廊下へ出たところで【目星】を振ることができます。
咲乙女 陽祐 目星…?
咲乙女 陽祐 CCB<=90 【目星】 (1D100<=90) > 52 > 成功
KP
廊下へと出ると、ふと、2番目の扉に貼られたトランプがA4用紙に代わっていることに気づく。
用紙には『カップケーキの作り方』とタイトルが記載されている。
読んでみると、どうやらカップケーキのレシピのようだ。
咲乙女 陽祐
「…… あら…?
さっきまでここにトランプがあったはずだけど……」
星守 天香 「レシピ……になっていますね」
咲乙女 陽祐 「ええ」……? 雑誌の切り抜き…? とか…?
KP
A4用紙なので、雑誌とはまた違うかもしれません。
しかしごく一般的なレシピのようですね。
咲乙女 陽祐
なるほど……。
一体何故……カップケーキを作れということ…?
「とにかく……作るお菓子の候補にいいかも。
持って行きましょうか」
星守 天香 「そうですね。何も無いよりは上手く作れるかもしれません」
星守 天香 ふつうのれしぴでよかったのだわ……(カニバルを想起しつつ……
咲乙女 陽祐
「そうね。そう考えるとラッキー…かしら?」
……ちなみに2番めの扉を覗いた場合はまた花畑になってたり…?
咲乙女 陽祐 ふふ………すべてのレシピがとんでもなかったものね……
KP 花畑になっており、開けただけで直射日光が差し込んでくる。
咲乙女 陽祐
おっと……直射日光はダメね……
閉じます……
「……この部屋はもうダメそうね。
次のお部屋に行きましょ」
星守 天香
「はい……!」
はりきってついていきます
KP
【3番目の扉】
開くと、そこは花々が咲き誇る庭だった。
天井などは存在せず、青く澄んだ空が広がっている。
時折小鳥の囀りが聞こえてきて、太陽が優しく貴方達を照らしている。
どう考えても隣に部屋があるとは思えない、広々とした空間がここにも広がっていた。
そして再び、貴方の後ろから「シュリー!」と声がする。
先程聞いた声よりも幼い少年の声だ。
咲乙女 陽祐
「……うっ……ここも暑そうね……
……? あら、さっきの……?」
星守 天香
「ええ、日差しが……。
まあ……?」
KP
振り返ると、今さっきまで貴方達が開けた扉は存在せず、あるのは原っぱの地平線だった。
手を振って貴方達の方へと向かって来るのは、美しい顔立ちの少年だ。
まだ成長しきっていない華奢さの残る少年は、貴方達を通りこして走って行く。
その動線の先にいたのは、赤い頭巾を被った少女だ。
少女は少年が駆けて来たことに気づくと「ウル!」とパッと表情を明るくした。
すぐにウルと呼んだ少年の方へ駆け寄ろうとするが、少女ははたと何かに気づいた様子で地面を見る。
地面には布の掛けられたウィッカーバスケットが置かれていた。
そこからワインの瓶のようなものが見受けられる。
少年はそれに気づくと
ウル 「待って、僕が持つよ」
KP そう言って、少女を静止して足早に近寄って行く。
咲乙女 陽祐
(……バスケットに…ワインの瓶…?
シュリーはわからないけど……ウル……)
KP ふたりは並んで会話をはじめる。
ウル 「これからどこかに行くの?」
シュリー 「お婆さんのお見舞いに行くのよ」
ウル 「そうなんだ。僕もついて行こうか?」
シュリー 「もうウルったら! お見舞いくらい1人でいけるわ!」
ウル 「ははは、ごめんごめん。じゃあ、また今度にするよ」
シュリー 「あら。何かあった?」
ウル 「ううん、いいんだ」
KP ウルが首を緩く横に振ると、シュリーはそれ以上言及せず
シュリー 「そう? じゃあ今度会った時に」
KP そう言って笑う。
ウル
「ああそうだ!
お婆さんのところへ行くんなら、これを持って行ってよ!」
KP
そう言ってウルは、新聞紙で巻いただけのオレンジ色の薔薇を1輪渡す。
シュリーはそれを見て、目を輝かせて満面の笑みで御礼を言う。
スカートの裾を摘まみながら恭しく御礼を言って見せた彼女に、ウルはクスクスとおかしそうに笑っていた。
【知識/2】または【博物学】を振ることができます。
咲乙女 陽祐
CCB<=90/2 【知識】 (1D100<=45) > 46 > 失敗
CCB<=10 【博物学】 (1D100<=10) > 51 > 失敗
咲乙女 陽祐 花言葉……(?)
星守 天香
CCB<=60/2 【知識/2】 (1D100<=30) > 59 > 失敗
CCB<=10 【博物学】 (1D100<=10) > 92 > 失敗
わ、危なかったのだわ……
KP では、オレンジの薔薇の花言葉には心当たりが無かったようだ。
KP オレンジ色の薔薇の花言葉は「信頼」「絆」
咲乙女 陽祐
まあ……でも、薔薇に悪い言葉はあんまりないんじゃないかしら……
黒いバラとかじゃない限り…?
KP
そこへ突然、強風が吹く。
吹っ飛んでしまいそうな勢いの風に、貴方たちは思わず目を閉じた。
星守 天香 「きゃ……」
咲乙女 陽祐 「あら…風が……」
KP
再び目を開くと、そこには庭もなく6畳ほどの部屋があるのみだ。
家具などはなく、絵本が置かれている。
絵本は童話の『赤ずきん』だ。
咲乙女 陽祐
「……あら、庭がなくなってる……
絵本…?」
「やっぱり赤ずきんがモデル… ……っていうのも変な話だけど、関係してる二人だったのかしら…?」
星守 天香
「ええ、でも、少し筋が違うような気もしますね……?
赤ずきんで話しかけてくるのは、男の子ではなくて……」
KP
確かめるように絵本のページを開いてみると、序盤の赤ずきんが花畑で花を摘むところからページが全て破かれている。
不思議に思っていれば、ふと自分達の後ろに扉があることに気づく。
扉を開いてみれば、先ほどまでいた廊下が見えた。
足元からひんやりとした空気が流れて込んできている。
さて、貴方たちは直射日光を浴びて、どこか暑く感じ、動くことが億劫に思い始める。
おふたりとも(SANC以外の)技能に-10の補正が入るようになります。
system
[ KP ] 咲乙女 陽祐 : 2 → 3
[ KP ] 星守 天香 : 2 → 3
咲乙女 陽祐
こまったわね………
「とりあえず、このお部屋から出ましょうか。
いるだけでなんだか暑い気がするし……」
星守 天香 「はい……! 少しでも涼しいところへ……」
咲乙女 陽祐
「ええ」
扉を出たところで……この部屋のトランプがあったはずの場所を見る…?
KP では、ひとまず廊下に出たところで【目星】-10をどうぞ。
咲乙女 陽祐 CCB<=90-10 【目星】 (1D100<=80) > 29 > 成功
KP
では、3番目の扉に貼られたトランプがA4用紙に代わっていることに気づく。
用紙には『クッキーの作り方』とタイトルが記載されている。
読んでみると、どうやらクッキーのレシピのようだ。
咲乙女 陽祐
「あら……やっぱり。
今度はクッキーのレシピみたいね」
星守 天香
「お部屋を調べると、レシピがひとついただけるシステムなのでしょうか……?
不思議ですね。その中からひとつ選べということなのでしょうか」
咲乙女 陽祐
「……そうねえ……
となると、天香ちゃんのお部屋から持っていかれた本のページが気になるところね」
「とりあえず、作るかもしれないわけだから、これも持っていっちゃいましょ」
星守 天香
「そうですよね、その中から特別なお菓子を作るわけですから……」
「はい! ストックしておきましょう」
咲乙女 陽祐 「ええ、それにしても……暑くなってきたわね……」
星守 天香
「そうですね……
太陽の光に当たると、どうにも暑くなってしまいます」
咲乙女 陽祐
「そうね、こころなしか体も重いような……。
……一旦冷凍庫にでも入ってみる? 目が覚めるかも」…?
星守 天香 「暑くなったり寒くなったり、お風邪を召されないか心配なのだわ……」
星守 天香 CONは私の方がある……
咲乙女 陽祐
「それもそうね……
うーん……どうしようもなくなったら入ってみましょうか」
咲乙女 陽祐 CONに自信が…ふふふ…
星守 天香 「はい。ひとまずは他のお部屋も調べてみましょう」
KP
【4番目の扉】
扉を開くと、そこは天窓のある屋根裏部屋のようだった。
どこかで鈴虫の鳴き声がする夜。
天窓にはカーテンが掛かっており、暗くて部屋に何があるのかすらわからない。
近くの天窓が唯一貴方達が手を伸ばせるものだろう。
カーテンを開けてみれば、ガラスの向こうにはどんよりとした曇天しか見えないが
微かな月明かりが部屋を少しだけ明るくしてくれることだろう。
薄暗い中、貴方達はようやくこの部屋にはベッドと机があることに気が付いた。
また、カーテンを開けていれば、部屋の中を歩き回れる程度には照度が得られるようになるだろう。
KP 探索可能箇所:ベッド、机(花瓶、本、ランタン)
咲乙女 陽祐 「あら……今度は打って変わって涼しそうな部屋ね……」
咲乙女 陽祐 choice[ベッド,机] (choice[ベッド,机]) > 机
咲乙女 陽祐 「……誰のお部屋かしら?」机を見てみましょう。
星守 天香 「はい、月の光なら暑いということもなさそうですね」
KP
□机
机の上には、ランタンとマッチ、本、花瓶が置いてある。
咲乙女 陽祐
なるほど……
「ランタンをつけないと、何もかもよく見えそうにないわね……」
ランタンをつける…?
KP
□ランタン
オイルランタンのようで、チューリップ型のガラスのカバーがついている。
火はついていない。
どちらが火をつけますか?
星守 天香
「あっ、マッチもありますね。……つけましょうか?」
さっ……??
咲乙女 陽祐
……私がつけるわ。
私がこの部屋を見たいんだし…? ????
手慣れてる…?
「え? え、ええ……
お願いしようかしら…?」
KP
天香がマッチを擦ってを近づければ、火がポッとつき周りを明るく照らす。
補正なしで辺りを見回せるようになるだろう。
system [ KP ] 星守 天香 : 3 → 4
KP 火をつけた人物のみ深度が1進む。
咲乙女 陽祐 わーーっ やっぱり……
KP
また、ランタンをつけると、椅子の背もたれに何か置いてあることに気づくことができる。
ランタンに照らされたそれは写真立てのようだった。
結婚式で撮ったのだろう。
ウエディングドレスを着た女性とタキシード姿の男性がいる。
2番目の扉の向こうを見てきた貴方たちには、写真のふたりがあのシュリーとウルだということがわかる。
咲乙女 陽祐
「……!! 明るくなったわね。
ありがとう、天香ちゃん」
星守 天香
「はい……!
……あら、結婚写真ですね。シュリーさんとウルさんなのだわ……?」
咲乙女 陽祐
「……あら……ええ、そうみたい。
無事に結婚式を挙げられたのね」
「……ということはここは……二人の部屋…?」
なるほど……その状態で机の上の他のものを見てみる……?
KP
では花瓶から。
□花瓶
花瓶に活けられた花は枯れてしまっているらしく、茶色の花びらが机の上に数枚しか残っていない。
【知識/2】(または【博物学】)を-10で振ることができます。
咲乙女 陽祐 CCB<=90/2-10 【知識】 (1D100<=35) > 8 > 成功
星守 天香 すごい! 博物学初期値でも成功なのだわ!(チェックするおと……
KP では、薔薇の枝の花言葉は「貴方の不快さが私を悩ませる」であることを陽祐さんは知っている。
咲乙女 陽祐
あらら……?
うふふ、ありがとう…… ええ…???
咲乙女 陽祐
どうしてそんな不穏かつ限定的な花言葉を…?
了解です……。
これは……天香ちゃんには言わないでおきましょう……
KP
では次は本ですね。
□本
表紙を見れば、経営についての指南書のようだ。
ページの端が折られている箇所がある。
試しに開いてみると、ランタンをつけているので文字を読むことは容易だろう。
【母国語】を振ることができます。
咲乙女 陽祐 CCB<=93 【母国語(日本語)】 (1D100<=93) > 77 > 成功
KP では、本は次のような内容だった。
KP
◆本
「菓子業界商品分類コード一覧」と記載されている。
どうやら流通を更に効率化するために商品情報を分類・管理するためのもののようだ。
分類コードでは、キャンディ、チョコレート、生菓子など様々なお菓子の種類が、コード化されている。
コードは6桁の数字で表されている。
KP さらに【アイデア】を振ることができます。
咲乙女 陽祐 CCB<=60 【アイデア】 (1D100<=60) > 11 > スペシャル
KP
では、陽祐さんは天香の首裏にある『136125』のコードを探す。
そこには『バレンタイン専用品 キャラクター』用のコードであると記載されていた。
説明文にはパッケージにキャラクターを使用した、バレンタイン専用の商品に付けられるコードである。
と記されている。
咲乙女 陽祐 「……!? バレンタイン専用品キャラクター…?」
星守 天香 「え……?」
咲乙女 陽祐
「……い、いえ…… ……??」
何度か見直している…… いや、このお菓子の分類の中から探してる時点でなにかの間違いだわ…?
ええ…? やっぱり、もしかして天香ちゃんはチョコレート……?
私は知らないことだけど、私自身も…?
星守 天香 CCB<=80-10 【アイデア】 (1D100<=70) > 91 > 失敗
星守 天香
「お菓子の分類コード……?
何か気になることでもありましたか?」
アイデアしっぱいのかお
咲乙女 陽祐
失敗してる……… …………
「ううん……気のせいだと思うわ……」
「疲れてるのかも……しれないわ。
なんだか変な方向に思考が走って……」しまう……
星守 天香
「まあ、それは大変なのだわ……!
どこかで少しお休みに……と思いましたが、このベッドはどなたかお眠りになっているようですね……」
咲乙女 陽祐 「……え?」そうなの…? とベッドの方を見て見るかしら……
KP
□ベッド
ベッドはこんもりと2つ盛り上がりができている。
どうやら誰か寝ているようだ。
スー……スー……と一定のリズムで寝息が聞こえて来る。
慣れて来た目が、寝ている人物を捉える。
シルエット的に人間らしいことはなんとなくわかる。
そしてサイズからして成人のようであることもわかる。
手前の人物がゴロリと寝返りを打った時、男性の顔が見えるようになった。
奥には、髪の長い女性がいるが、背を向けていて顔が見られない。
もしもベッドを回り込むのならば、女性が寝ていることが分かる。
確かに眠っているふたりはシュリーとウルに見えることだろう。
咲乙女 陽祐 「……あら、この二人は……」
星守 天香
「まあ、シュリーさんとウルさんですね。
ご結婚なさったから……」
咲乙女 陽祐 ……なにもないんだけど、そわそわするわね……
星守 天香 えっ……?? そわ……??
咲乙女 陽祐
「……そういう……ことよね……
まあでも一緒に眠ってるってことは、上手くいってるのかしら」花言葉を思い出しつつ…
咲乙女 陽祐 ナニモナイワヨ…
星守 天香 なにもないのにそわそわする事なんてありますか……?(じ……
KP
そこへ、天窓から月光が差してくる。
どうやら雲間から月が顔を出したようだ。
今夜は満月らしく、部屋が更に明るく照らされる。
すると、目の前で男性の顔の皮膚が波打つ。
グジュッという粘着質な音がしたかと思うと、やがてメシメシと骨が軋むような音がした。
そして男の皮膚から灰色の体毛が生えていき、あっという間に肌色を覆っていく。
鼻はつんのめったように突き出していき、耳は萎んだ風船のように垂れている。
人間がこのような醜悪な見た目の生き物へと変貌してしまったことにより
SANc 0/1d6
咲乙女 陽祐 CCB<=83 【SANチェック】 (1D100<=83) > 26 > 成功
星守 天香 CCB<=62 【SANチェック】 (1D100<=62) > 45 > 成功
KP さらに【知識】を振ることができます。
咲乙女 陽祐 あらっ……えらいわね……!!(なでこなでこなでこ…(話を逸らす
咲乙女 陽祐 CCB<=90-10 【知識】 (1D100<=90) > 42 > 成功
星守 天香 むう……露骨に話を逸らしましたね……?(なでを享受している……
KP
まるで物語の中の狼男のようだ、と思うことだろう。
ここで貴方は改めて写真立てにふと目が行く。
【目星】-10を振ることができます。
咲乙女 陽祐 CCB<=90-10 【目星】 (1D100<=80) > 77 > 成功
KP
では陽祐さんは、写真立ての中にもう1枚入っていることに気づいた。
写真立ての中から写真を取り出すと結婚式の写真ともう1枚
狼のような顔の男が膝の上に少年を乗せて笑っている写真を発見する。
狼の頭の男は、被り物か何かをしているのだろうか?
まるでドラマや映画の狼男のような完成度だ。
3番目の扉の部屋を経た貴方たちは、膝の上に乗っている少年が、ウルと呼ばれた少年だということがわかる。
咲乙女 陽祐
「……あら、写真立てに……もう一枚…?
これは……」
「なるほど、あの人狼の姿は血筋に寄るものなのね。ふむ……」
「……一見、上手くいってるようにも見えたけど、もしかしてそうでもないのかしら……」
星守 天香 「種族の違いなどで、いろいろと障害がある……のかもしれませんね……」
星守 天香 ……そう考えると年齢差なんてまだマシな方、なのだわ……?(?
咲乙女 陽祐
「ええ……
……でも、私達にはいまのところ何もできない……何が原因で今があるのかもわからないし」
「……あらかた見たかしら。
ここにもチョコレートはなさそうね……」
「次のお部屋、行きましょうか」
星守 天香 「はい」
KP
粗方見て終えると、後ろで扉の斌治が鳴る音がした。
振り返ると、扉が開いている。
廊下に出たところで【目星】をどうぞ。
咲乙女 陽祐 CCB<=90-10 【目星】 (1D100<=80) > 24 > 成功
KP
廊下へと出ると、ふと、4番目の扉に貼られたトランプがA4用紙に代わっていることに気づく。
用紙には『チョコせんべいの作り方』とタイトルが記載されている。
読んでみると、どうやらチョコせんべいのレシピのようだ。
ところでランタンは置いて行きますか?
咲乙女 陽祐
ランタン…… あっ、そうね……
いえ、一応持っていこうかしら。
マッチと一緒に…… 使えそうなところの心当たりがなくもないし……
KP では持ち出す場合、少し暑くなります。
咲乙女 陽祐 はわ…… 冷凍庫に入れておく…?(????)
system
[ KP ] 咲乙女 陽祐 : 3 → 4
[ KP ] 星守 天香 : 4 → 5
KP
深度5~
手に力が上手く入らない。
スプーンや、道具などを意識しないと落としてしまう。
(SANC以外の)技能に-20の補正が入る。
星守 天香 CCB<=(18*5)-20 【POW】 (1D100<=70) > 15 > 成功
咲乙女 陽祐
「む……これも熱源と言えば……そうね。
使うとき以外はどこか適当なところに置いておきましょうか」
とはいっても隣の部屋がそうである可能性があるか…
星守 天香 「そうですね。なるべく火は避けた方が良さそうです」
咲乙女 陽祐 「ええ。……それじゃあ最後の部屋、見に行ってみましょうか」
KP
【5番目の扉】
扉を開くと、そこは墓場だった。
天井などは存在せず、上空には満月が上っているもの、なんとなく空気が淀んでいるような気がして気味が悪い。
辺りは鬱蒼とした森か、墓石しか存在しない。
そんな光景が、余計にそう思わせるのだろうか。
ぐるりと見渡せば、先ほど来た扉がなくなっている。
どう考えても隣に部屋があるとは思えない、ズラリと並んだ墓石たちとそれを囲む森の広大さだ。
咲乙女 陽祐 「……この部屋は……」
星守 天香 「お墓……ですね」
咲乙女 陽祐
「ええ、そうね……
とりあえず、ランタンを持ってきてせいかいだったかしら」
KP
無言で頷き、ぎゅっと貴方の袖を掴む天香の手の力が、先ほどよりもやや弱々しいことに気付く。
風は切り裂くように冷たく、貴方の肌が粟立つことだろう。
そんな中、貴方は何かが地面を引きずるようなザリザリという音を聞いた。
音の方へと歩みを進めれば、地面に這い蹲る男が1人いた。
咲乙女 陽祐 えっ……
KP 男は手で地面を掘っているようで、土がペッペッと排出されていく。
咲乙女 陽祐
「天香ちゃん…?」ど…… 大丈夫…?
心なしゆっくり歩くけど…… な、謎の男……
誰だ…?
「…………」いままでのセオリー的に行くと声をかけても聞こえなさそう……天香ちゃんを自分側に引き寄せてじっと見てる。
KP
更にもっと近づけば、地面の中にあったのは棺桶だ。
ズルズルと棺桶を引っ張り出していく男。
そして、その蓋を開けようとした時、その姿を見てしまう。
男は人間ではなかった。
2本足で立ってはいるが、その鼻はつんのめり、口は耳に向かって大きく裂けている。
そこから出ている舌はだらしなく唾液を垂らす。
耳は本来ならば目の横あたりにあるはずが、つむじ近くまで持ちあがり垂れている。
体は灰色の毛で覆われており、その目が爛々と光っていることだけはわかった。
このような異様な生物を目撃した貴方たちは
SANc 0/1d6……でしたが
4つ目の扉の部屋でウルの変貌を見ていたため、SANc 0/1d3に軽減されます。
咲乙女 陽祐
CCB<=83 【SANチェック】 (1D100<=83) > 88 > 失敗
1d3 (1D3) > 3
星守 天香 CCB<=62 【SANチェック】 (1D100<=62) > 62 > 成功
system [ 咲乙女 陽祐 ] SAN : 83 → 80
咲乙女 陽祐
「……!! じ……人狼……!!」
思わず後退る……
星守 天香
「きゃ……」
ずっと顔を背けていたのかもしれない
KP
その化け物が、貴方達の方へと向く。
そして、一歩、また一歩と明確な敵意を持って向かって来ることだろう。
咲乙女 陽祐
「……っ、と、ごめんなさい天香ちゃん…… !?」!???
今までこっちのことをきにしたことはなかったのに……
逃げなきゃ…??
それかランタンに反応してる…?
化け物 「ガルルル……」
KP
歯をむき出しにして唸り声をあげた化け物が、襲い掛かってこようとしたその時だった。
ガンッ!
咲乙女 陽祐 !?
KP
と鈍い音がし、化物の体がグラリと傾く。
そのまま重力に従い、地面へと倒れ込んだ化け物はピクリとも動かない。
咲乙女 陽祐
「え…… う、ウル…?」ではない…?
恐る恐る近づいてみる…?
KP
灰色の毛は、じわじわと赤く滲んでいくことだろう。
化物が立っていたすぐ後ろには、ライフルを持った女がいた。
【アイデア】-10をどうぞ。
咲乙女 陽祐 CCB<=60-10 【アイデア】 (1D100<=50) > 22 > 成功
KP
ライフルを持った女が、シュリーに似ていると気付く。
女は返り血を浴び、彼女が着けている薔薇の髪留めはどす黒い赤黒の色になってしまっている。
それどころか、髪まで真っ赤に濡れている。
【知識/2】(または【博物学】)を-10で振ることができます。
咲乙女 陽祐 CCB<=90/2-10 【知識】 (1D100<=35) > 52 > 失敗
星守 天香 CCB<=60/2-20 【知識】 (1D100<=10) > 74 > 失敗
咲乙女 陽祐 「……!?」
KP 頭から血を浴びまるで赤い頭巾を被っているような惨状の女は、貴方達のことを見てこういう。
女
「逃げて! この人は人食いの化け物よ!
この人のお父さんは私のおばあちゃんを食べてしまったの!」
「さあ! 早く逃げなさい!」
KP
女は吠えるようにそう怒号を飛ばすと、ガチャリと鍵が開くような音がした。
振り返れば、元来た扉が現れている。
まるで空間を切り取ったような、木の扉がポツンとある状態に些か毒気を抜かれながらも
貴方達は背中から飛んでくる叱責に、急いでこの空間から出ることだろう。
咲乙女 陽祐
「……!? そ、そんなはずは…!?」
などといいつつ連れて出ていくしか…?
天香ちゃんを抱っこして連れていきましょうか…(?)
KP
能動側STRと受動側SIZとの対抗ロール
→体が人間ではないため、+30の補正が入る。
RESB(16-10) 値は (1d100<=80) > 61 > 成功
KP
抱っこする場合は……
いろいろ補正がつくので自動成功ですね。
咲乙女 陽祐 補正… 天香ちゃんが私を持てたアレね……よし!
星守 天香
「ひゃっ……!」
驚きながらもいつもより軽々と持ち上げられている……?
咲乙女 陽祐 すごくびっくりしてる……
KP さて、天香を連れて廊下に出たところで【目星】-10をどうぞ。
咲乙女 陽祐 CCB<=90-10 【目星】 (1D100<=80) > 16 > スペシャル
KP
5番目の扉に貼られたトランプがA4用紙に代わっていることに気づく。
用紙には『マシュマロの作り方』とタイトルが記載されている。
読んでみると、どうやらマシュマロのレシピのようだ。
咲乙女 陽祐 「これは……マシュマロのレシピ…?」
星守 天香
「あら……。これでレシピは4つ目ですね」
所持されたまま……? 見ている……
咲乙女 陽祐
「あっ……そうだったわね。
もう何も追ってこないでしょうから……」
下ろす…?
星守 天香 「ふふ、ありがとうございました。助かりました……」
KP
さて、貴方達がレシピを見終えてふと顔を上げると、入る前と後では、今の景色に違和感があることに気付く。
おかしい。
そう思った貴方は、その違和感の正体を突き止めようとすることだろう。
そして、廊下に目を向けて貴方はその正体にすぐに気が付いた。
突き当りだったはずの壁に、6つ目の扉が出現している。
咲乙女 陽祐
「いえいえ。お安い御用だわ♪
……あら…? あの、とびら……」
「あんなのあったかしら…?」
KP
こんな扉、先ほどまではなかったはずだ。
貴方はそう思い出すことが出来るだろう。
咲乙女 陽祐
「……無かった……はずよ」自問自答
とはいえ、ここにチョコレートがあるかもしれない……
近づいてみます……
星守 天香
「ええ、扉がどんどん増えているような……」
一緒に近付いてみます。
KP
扉には、先ほどまでの部屋同様にトランプが張り付けられているが、そのトランプは異様だった。
枠の中にはジャックが黒く塗りつぶされシルエットとなっている。
ジャックの下瞼が引き上げられ、悪寒がするような笑みを浮かべているような印象を受ける。
彼の左端にあるはずのハートのスートは、彼の腹部分にポッカリと浮かんでいる。
これが何を表しているのか。
貴方には皆目見当がつかない。
KP
※これは、狂気に陥った時、自分の深層心理を覗いた時、深淵を覗いた陽祐さんの姿だ。
どんな正義のヒーローでも、越えてはいけないボーダーラインは存在する。
そして越えたあとの姿も存在するだろう。
咲乙女 陽祐
「……不気味なトランプね……。
さっきまでの4枚とはぜんぜん違うような……」
「この、お腹にハートがあるのが一層……
嫌な予感がするわ」
星守 天香
「ええ……。
トランプの解説書にも、スートがこの位置にある事については言及されていませんでしたものね……」
咲乙女 陽祐
「……そうね。
……入って、見ましょうか……」
KP
【6番目の扉】
扉を開けてみれば、ムワッとした暑さが貴方達を迎え入れることだろう。
窓も締まり切っており、薄暗い。
6畳ほどの正方形の部屋の中に大きなゲージがあった。
人が丁度1人は入れるサイズだろう。と貴方は確信する。
……そう、なぜならそのゲージには、既に人間が入っているからだ。
その人物はまるで日を嫌うハムスターのように、ゲージ内に入れられた毛布に包まっている。
わずかにはみ出たその足や腕は、人にしてはやけに毛むくじゃらだ。
【目星】-10を振ることができます。
咲乙女 陽祐
「……ここは……」
CCB<=90-10 【目星】 (1D100<=80) > 53 > 成功
咲乙女 陽祐 よしよし…
星守 天香 安定していていい感じです!
KP
ゲージの扉は開けっ放しになっていることに気づく。
しかし、男が逃げ出す気配はない。
そこへ、ガチャリ。と扉が開く音がした。
ビクリと大袈裟に毛布が揺れる。
振り返ると、貴方達が入って来た扉から、女が入ってきていた。
その女に見覚えがあることだろう。
5番目の扉の先で見た、墓場で男をライフルで殴りつけた女だ。
咲乙女 陽祐
「……! あなたは……
さっきの……」
シュリー 「ウル」
KP
女の笑った口から、聞き覚えがある名前が飛び出した。
女は毛布の中身しか目に入っていない様子で貴方達の前を素通りし、そしてそのゲージの中へと入って行く。
咲乙女 陽祐 ???
星守 天香 ふふ、3番目と6番目の部屋だけ立ち絵があって……
咲乙女 陽祐 なに…… 何が起き……?
ウル 「やめろ! シュリー! 来ないでくれ!」
KP
男は怯えた様子で唸る。
女に引っぺがされた毛布の下には、包帯まみれの男がいた。
震えている男にお構いもせず、女はさらに男と距離を詰める。
息がかかりそうなほど近づいた女は、男の顔を覗き込む。
シュリー
「何をそんなに怯えているの?
もう貴方の事を悪く言う人なんて、誰もいないのよ」
KP シュリーはそう言って、ポケットからリモコンのようなものを取り出し、指を掛けながらウルに囁く。
シュリー 「ほら、見て」
KP
ピッと電子音が鳴ると、パッと明るくなった。
どうやら電気がついたようだ。
そして、貴方はこの部屋の全貌を知る。
部屋の周りには沢山の死体があった。
ウルのような毛むくじゃらの化け物もいる。
それから貴方達と同じ人間もいる。
中には判別不明な惨たらしいものもある。
皆ピクリとも動かず完全にこと切れた状態で、部屋の隅に無造作に積まれていた。
それを知覚した瞬間、饐えた臭いや血なまぐささ、そして甘ったるい香りが押し寄せて来る。
その臭いはチョコレートではない。花の香りだ。
【目星】-10を振ることができます。
咲乙女 陽祐 CCB<=90-10 【目星】 (1D100<=80) > 17 > 成功
KP
窓辺に黒い薔薇が咲いていることに気づく。
【知識/2】(または【博物学】)を-10で振ることができます。
咲乙女 陽祐 CCB<=90/2-10 【知識】 (1D100<=35) > 100 > 致命的失敗
星守 天香 !?!!??!?
咲乙女 陽祐 力尽きたのかもね……
星守 天香 そんな……陽祐さん……! 由貴さん……!!(お隣を見る)
星守 天香 CCB<=60/2-20 【知識】 (1D100<=10) > 68 > 失敗
KP 黒色の薔薇の花言葉は「貴方はあくまで私のもの」
KP ではこのファンブルの処理はイベントの後に行いましょう。
咲乙女 陽祐 どうしようも……ないわね……
シュリー 「健やかなる時も、病める時も、ずっと一緒よ、ウル」
KP
うっとりとした表情でシュリーは微笑んだ。
その笑みはぞっとするほど美しい。
反対に、ウルは怯えた様子でシュリーを見つめている。
その口からは涎だろうか。
粘着質な液体がダラダラと垂れている。
ウル 「シュリー、お願いだ。近づかないでくれ。俺を……」
シュリー
「お腹が減っているでしょう?
もうずっと食べてないものね。大丈夫、私、怖くないわ」
ウル 「あ……う……あぁ………」
KP
シュリーは蕩けるような笑みで頬を蒸気させ、ウルの手を自分の頬に押し当てる。
シュリーがウルの鼻先へキスをした瞬間、ガバリとウルの口が大きく開いた。
耳の下まで裂けた口は、シュリーの肩口を噛み千切る。
肉は抉られ、血しぶきが飛ぶ。
シュリーの顔は陶酔しきったままだ。
シュリー
「嗚呼……夢にまで見た光景よ。
ずっとずっと、貴方にこうして欲しかったの」
ウル 「………僕もだ、君をずっと食べたかった」
シュリー
「知ってたわ。貴方の熱視線。
なんて素敵な光景なの。これでやっと……これが、究極の愛ッ!」
KP
このような猟奇的な現場を目撃したことにより
SANc 1/1d4+1
陽祐さんは固定で+1減少です(ファンブル処理)
咲乙女 陽祐
CCB<=80 【SANチェック】 (1D100<=80) > 87 > 失敗
1d4+1 SAN減少 (1D4+1) > 4[4]+1 > 5
system [ 咲乙女 陽祐 ] SAN : 80 → 75
KP 【アイデア】をどうぞ。
咲乙女 陽祐 CCB<=60 【アイデア】 (1D100<=60) > 29 > 成功
system [ 咲乙女 陽祐 ] SAN : 75 → 74
星守 天香
CCB<=62 【SANチェック】 (1D100<=62) > 65 > 失敗
1d4+1 (1D4+1) > 3[3]+1 > 4
system [ 星守 天香 ] SAN : 62 → 58
咲乙女 陽祐 「……っ……」
KP
【このシナリオ内での狂気について】
一時的、長期共に自動的に『相手へのフェティッシュ(執着)』になります。
継続時間はルルブ通りです。
好まない場合は、ルルブ通りで構いません。
咲乙女 陽祐 やったあ…?
咲乙女 陽祐
「………!!」ないとは思うけど天香ちゃんへの害を危惧して強く抱き寄せる…?
そのまま多分後ずさりしてるわね……
星守 天香 「やったあ」…………??
星守 天香
「よ、……」
発狂こそしていませんが、普通に怯えてひしっとしている……
KP
さて、ここで暑さにより陽祐さんも次のような状態になります。
手に力が上手く入らない。
スプーンや、道具などを意識しないと落としてしまう。
(SANC以外の)技能に-20の補正が入る。
system
[ KP ] 咲乙女 陽祐 : 4 → 5
[ KP ] 星守 天香 : 5 → 6
咲乙女 陽祐 「……っ、」暑い……けど天香ちゃんのことは離したくない……
KP それを踏まえて、【POW*5】-20をどうぞ。
咲乙女 陽祐 CCB<=(13*5)-20 【POW】 (1D100<=45) > 40 > 成功
KP
この狂気的な惨状を、彼女たちの言動を、貴方はどこか受け入れられるような気さえした。
勿論、理性によって“許されることではない”と理解することも出来る。
しかし、あの愛情を貴方は頭ごなしに否定することはないのではないか。
と思ってしまう。
ああいう愛もこの世にはあるのだと。
貴方の心は、まるで白波が立たぬ静かな海のようだった。
まるで嵐の前の海のようだった。
性格的にこのようなことは恥ずべきことだと叱責するような人物であっても、そう思うことだろう。
そして、そのような自分の心境に、動揺することだろう。
星守 天香
CCB<=(18*5)-20 【POW】ちなみに (1D100<=70) > 1 > 決定的成功/スペシャル
!?!?!?
KP あ、なんかそしてですね……天香に1クリのクリチケを渡しておきますね……
咲乙女 陽祐 ???? ??? えらいわね…??
system
[ 星守 天香 ] CT : 0 → 1
[ 星守 天香 ] 1CT : 0 → 1
星守 天香 ……客観的に自分を見つめ直していたのかもしれません……(もぐ……
咲乙女 陽祐 なつかしい記憶が…?
咲乙女 陽祐
「……っ…」ごくり、と息を飲みつつも冷静に、それどころじゃない……
彼らのことはどうでもいい。天香ちゃんを安全なところに連れて行かないと……
星守 天香 うう…………だって確かにおいしかったんですもの…………(?)
星守 天香
「陽祐さん……早く行きましょう、こんな所……
頭がどうにかなってしまいそうです……」
KP 天香は口元を手で覆いながら、貴方を見上げる。
咲乙女 陽祐
「……ええ。
早く行きましょう。
巻き込まれたら”事”だわ……」
さっと一緒に出ていきましょうね……
KP
扉を開けば、そこからは新鮮な空気が入ってきて
貴方は息継ぎするように酸素を求め廊下へ出ることだろう。
一時的狂気は解除されて構いません。
咲乙女 陽祐
「…… ……はぁ、空気が美味しいわ……
まさかここでそんなことを思うなんて……」
星守 天香 「ええ……息が詰まるようでした……」
KP さて、廊下に出たところで【目星】-20をどうぞ。
咲乙女 陽祐 CCB<=90-20 【目星】 (1D100<=70) > 55 > 成功
KP
では、6番目の扉に貼られたトランプがA4用紙に代わっていることに気づく。
用紙には『当てはまる指を選んでね』とタイトルが記載されている。
内容はこれまで通りのレシピではない。
KP
◆当てはまる指を選んでね
『親指:尊敬
人差し指:友人
中指:嫌い
薬指:好き
小指:無関心』
と書かれている。
KP さらに【目星】-20をどうぞ。
咲乙女 陽祐
「当てはまる、指…?」
CCB<=90-20 【目星】 (1D100<=70) > 69 > 成功
KP
陽祐さんは用心深く裏を見る。
『さてそのほかは、狂気の沙汰』というメモ書きがされていた。
KP
※これは激重ヤバ感情の関係性なら、好きな部位持って行けばいいじゃん!
というヒプノスのお言葉です。
咲乙女 陽祐 「……選ぶって……何のことよ…?」
KP 【イベント④】
KP
全ての探索を終えると、チリリンッとベルが鳴る。
その音は廊下とキッチンを繋ぐ扉から聞こえてきた。
咲乙女 陽祐
「あら……? なにかしら、ベルの音…?」
狂気は解けたけど、肩に手を添えてそっちへ行く…?
星守 天香
「きっとお客様なのだわ。
かなり時間が掛かってしまったので、怒っているのかもしれません」
「でも、今度は私も一緒に行きます!
材料が無い事もご説明するので……一緒に怒られましょう」
咲乙女 陽祐
「……え、ええ……そうね……。
心強いわ」
なんかまた変なこと言われそうな気がするけど…
星守 天香
「ふふ、香水をお求めのお客様も一癖ある方が多いので、こう見えても慣れているんですよ。
お客様の対応ならお任せくださいませな」
KP
天香はにこっと明るく笑って見せる。
そうして、客が待つ観音開きの扉を開けた。
といったところで、二日目はセーブといたしましょうか。
咲乙女 陽祐
了解しました。
……何を言われるかわからないけど、そうね、天香ちゃんはあげたくないわね……(感化されている
こちらでもありがとうございました。
ぐぬ…… ぬぬぬ…
星守 天香
由貴さんの思考が……
はわ、はわわ………… 大丈夫ですよ……!!(閃理さんの真似……
咲乙女 陽祐 ………………(なで……
星守 天香
はわ……(ふにゃ……
じゃなくて……えへへ……お疲れ様でした……
咲乙女 陽祐
ええ、お疲れさまでした。
また今度会いましょうね。
KP
KP
「熱情含有チョコレート」三日目
再開いたします。
前回は、何も書かれていない扉の部屋の向こう側にある、6つの扉を調べ終えたところで
呼び出しがかかったところまででした。
依然として材料のチョコレートは見つかっていないが……
ともあれ陽祐さんは天香と一緒にホールへ出る。
そこにはクラークという男はおらず、テーブルと椅子2脚だけが残っている。
周りのテーブルは1つ残らず消えてしまっており、殺風景な店内となってしまっている。
テーブルには相変わらず赤色のギンガムチェックのクロスが敷かれ、その上には花瓶と、1枚のメモが置いてあることに気づく。
花瓶 または メモを見る事ができます
咲乙女 陽祐 choice[花瓶,メモ] (choice[花瓶,メモ]) > メモ
咲乙女 陽祐
「あら、さっきの男性のお客様……いなくなってるわ。
それじゃあ、呼び鈴は誰が……」
星守 天香 「ええ、テーブル席もひとつしか無くなっていますね……?」
咲乙女 陽祐
「ええ、……こまったわね」
言葉通り、困った顔をしながら机の上のメモを見てみます。
KP
◆メモ
『先鋭のコック諸君
チョコレートは見つけられたかい?
私からの注文を覚えているね。
客は君たち自身であり、コックもまた君たち自身だ。
お互いにお互いのことを想って、特別なチョコレート菓子を作ってほしい。
そうすれば、ここから出る手がかりが得られる』
と書かれている。
咲乙女 陽祐
「客は私達自身…?
お互いにお互いのことを想って……」メモを手にして考え込んでいる……
星守 天香
「先程のお客様に対してではなく
私は陽祐さんに、陽祐さんは私に作る……ということでしょうか?」
咲乙女 陽祐
「なるほどね。そういうつもりで……ああいうことを言っていたわけ。
ふむ……」
自分がほしいお菓子を云々とか……
KP また、メモには【目星】-20を振ることができます。
咲乙女 陽祐 CCB<=90-20 【目星】 (1D100<=70) > 21 > 成功
KP
では陽祐さんは、メモの裏に『Clerk』とサインがされている事に気付く。
メモの情報は以上です。
咲乙女 陽祐
「クラーク…… そういう名前だったのね」
干渉する気がないっていうわりに……割と助け舟を出してくれるのね。
星守 天香
「先程のお客様……ですよね。
随分とマメな方なのだわ」
咲乙女 陽祐
「ええ。でもどうしてか……助けてくれようとしているみたいね。
……お言葉に甘えて、なんとかここを出るヒントを掴んでみましょうか……」
花瓶の方を見てみるわ。
KP
◆花瓶
花瓶には先ほどまでは何も入っていなかったが
今はラベンダーが活けられており華やかになっている。
【知識/2】または【博物学】を-20で振ることができます。
咲乙女 陽祐
「……ラベンダー…?」
CCB<=90/2-20 【知識】 (1D100<=25) > 74 > 失敗
KP
◆知識1/2または博物学
ラベンダーの花言葉は「期待」「私に応えてください」
星守 天香 CCB<=60-20 【知識】 (1D100<=40) > 3 > 決定的成功/スペシャル
KP 天香にクリチケをあげるので、陽祐さんに情報をお出ししますね……。
system [ 星守 天香 ] CT : 1 → 2
咲乙女 陽祐
あら…!? すごいじゃない…!!
よしよし…(?)
星守 天香 えへへ……やりました!
KP ラベンダーの花言葉は「期待」「私に応えてください」であることが分かる。
咲乙女 陽祐
「なるほど、これがこのメモの主からのメッセージってわけね……」
「このメモのお題をこなせば、期待に応えたとして脱出方法、もしくはそのヒントを教えてくれる……そんなところかしら」
星守 天香
「なるほど……?
きっとご事情があって、直接手助けすることはできないのかもしれませんね」
「チョコレートは……まだ見つかっていませんが
ひとまずメインのお菓子だけでも作ってみますか?」
咲乙女 陽祐
「そうね。そうするのがよさそう……
幸いレシピが見つかったどのお菓子も後からチョコレートをかけるタイプみたいだし」
そうなのか…?
星守 天香
「はい。カップケーキは……ココアパウダーやチョコチップがあれば混ぜる手もありましたが
後からかけるのも美味しそうです」
「もちろんカップケーキ以外でもそうですね。
どれも簡単に作れそうに書いてあるのだわ」
咲乙女 陽祐
「そうね……
他はマシュマロとチョコせんべいだったかしら……」
うーーん……お菓子によって変わる意味……
KP
◆レシピ
2番目の部屋:カップケーキ
3番目の部屋:クッキー
4番目の部屋:チョコせんべい
5番目の部屋:マシュマロ
咲乙女 陽祐
「とりあえず、それぞれ材料を揃えられるだけ揃えてみましょ。
キッチンの方に行きましょっか」
星守 天香 「はい!」
咲乙女 陽祐
「作るお菓子の候補は全部で4つ……か。
でも、あの破かれてた雑誌の説明的に、お菓子にもそれぞれ意味があるのよね……?」
うーむ
星守 天香
「そうみたいですね。あまり意識した事はなかったので、私もよくは知りませんが……
お花がそれぞれのお部屋にありましたし、その意味から考えてみるのも手なのでしょうか」
咲乙女 陽祐
「なるほど。あったわね……花言葉。
それで行くと……チョコせんべいとマシュマロは避けたほうが良さそうだわ」
「あとはカップケーキとクッキー……」
花言葉……………………………………………
星守 天香
「ふふ、意味を込めるのがあれでしたら……
レシピにないお菓子に挑戦するのも良いのではないでしょうか」
咲乙女 陽祐
意味を込めたくないってわけじゃないけど……
露骨すぎじゃないかしら…!?
ぐぬ…………………
咲乙女 陽祐
「それもそうね……」
そうなんだが……ううむ…
KP
作るお菓子を決めたならば、貴方たちはそれを紙面から三次元へと再現しなければならない。
【製作(料理)50%】を振ることができます。
なお、レシピのあるお菓子を作る場合は+20の補正がつきます。
咲乙女 陽祐
とはいっても、レシピでもないとお菓子の作り方なんてわからないのよね。ううむ……
…………ええい、ままよ……
カップケーキを……作る…わ…!!
KP では、【製作(料理)】50をどうぞ。
咲乙女 陽祐 CCB<=50 【制作(料理)】 (1D100<=50) > 3 > 決定的成功/スペシャル
KP クリチケをどうぞ!
咲乙女 陽祐 ありがとう…? なんだかこう…あまりのことに絶句してるわね……
system [ 咲乙女 陽祐 ] CT : 0 → 1
星守 天香
CCB<=50 【製作(料理)】 (1D100<=50) > 63 > 失敗
わ……ふふ
咲乙女 陽祐
私は……レシピ通りに作るかしら。
下手にアレンジして失敗したら嫌だものね…
KP
陽祐さんはレシピ通り、美味しそうなお菓子を作る事が出来る。
レシピを見ながら丁寧に作ったからか、お店で売っているような出来栄えになることだろう。
咲乙女 陽祐
「……うん、なかなかいい感じにできたんじゃないかしら?
素人でも案外きれいに作れるものね」
星守 天香
「まあ……! 本当にとても綺麗です!
プロ顔負けなのだわ……!」
咲乙女 陽祐
「うふふ……ありがと!
美味しく食べてもらえるといいんだけど……」
なにせ天香ちゃん宛てだから……
「さて、物ができたのはいいけど……
どうやってチョコレートを調達するべきかしらね……」………
KP 陽祐さんが天香と顔を見合わせていると、彼女は表情を強張らせてこう言う。
星守 天香 「あの……チョコレートであれば、こちらに……」
咲乙女 陽祐 ???
咲乙女 陽祐 「え…?」
星守 天香
「私……自分の体が今、チョコレートでできているって、もうわかっているんです。
でしたら、私は……陽祐さんが脱出できるよう手助けをしたい、です……」
KP
差し出された手のひら、無理矢理引き上げた口角に、貴方は気が付くことだろう。
そこまで言われれば、貴方は天香の体が人間ではない事を解ってしまう。
彼女から漂う甘いカカオの香りは、前よりずっと増している。
SANc 1/1d4
咲乙女 陽祐 CCB<=74 【SANチェック】 (1D100<=74) > 48 > 成功
system [ 咲乙女 陽祐 ] SAN : 74 → 73
咲乙女 陽祐
「………そう……
バレちゃってたのね」
星守 天香
「まあ。その口ぶり……
陽祐さんはとうにお気付きだったのですね? 流石です」
咲乙女 陽祐 「……あなたを不安にさせたり、自分がチョコになる、なんて言い出さないように黙ってたんだけれど……逆効果だったかしら」しょんぼり…
星守 天香 陽祐さんをしょんぼりさせてしまいました……(しょも……
咲乙女 陽祐 ぬ……でも予想できたことではあったのよ……
咲乙女 陽祐 「でも……そうね、チョコレートを得る手段はそれしかない……そうよね」
KP 天香はゆっくり頷くと、まな板の上へ包丁と自身の手を置く。
星守 天香
「あの……もし可能であれば、陽祐さんがやってくださいますか?
流石に自分で自分の指を切るのは……。ワガママとは分かっているのですけれど」
咲乙女 陽祐
「……!! ……待っ…」手…手を掴む…?
ぐぬ…… のわーーっ
「そう……よね、自分自身にさせるっていうのは……
あんまりにも、そう……情けないわ……」
「……分かったわ。私が……切ってあげる。
………念の為聞くけど、どの指でも構わないかしら?」
星守 天香
「ありがとうございます。痛覚は恐らく無いと思うので……
ええ、どの指でも大丈夫です」
KP 天香は小さな手を、先ほどよりも大きく開いてみせるだろう。
咲乙女 陽祐 「…………そう……」いろいろ……いろいろ考えてるわ……
咲乙女 陽祐
痛覚はないって言ってるけど……本当に痛くないのかしら……
私が調理をして、天香ちゃんが注文を取りに行ってれば……せめて何か違ったかしら……
いえ、そもそも、天香ちゃんの代わりにチョコレートになれれば……
咲乙女 陽祐
「ええ。決めたわ。
……指は……きっと一本で足りるのよね」……
今あるのは左手……?
KP そうですね、天香はどうやら右利きのようなので左手を置いています。
咲乙女 陽祐
……であれば、その手に自分の手を添えるかしら……
間違えないように慎重に、……
……薬指だけを切り落とすわ
咲乙女 陽祐 ねじれ……
KP
貴方は天香の指を切ることを決意した。
ここから出る為には仕方のないことなのだ。
そんな大義名分を振りかざしながら、貴方は不道理を飲み込む。
それは恐怖だろうか?
それとも背徳感に心を逆撫でされた興奮だろうか?
腹に何か重たいものが滑り落ちたような気がした。
喉が焼けるように熱い錯覚すら覚えることだろう。
勿論、指1本だけでなくとも構わない。
天香の全てが欲しいなら、この場で手を粉々に砕いてしまってもいいだろう。
今の天香の体は人間の体ではない。
多少心臓が1つ抜け落ちようが、平然と生きていることだろう。
この空間は、狂気と理性の狭間にある。
微睡みの中の夢と現実のように、曖昧で気持ちが良い。
咲乙女 陽祐 ????
KP
切る部位を決め、腹も括った貴方は、その手で包丁を強く強く握りしめる。
そして、その切っ先を天香の指に向けた。
力いっぱい押し付けたその刃は、切るというより押しつぶすようなものだった。
柔らかな皮膚を突き破った刃は一度は硬さに止まったが
そのまま力任せに体重を乗せれば、ゴキンッと鈍い音がし
ガクンッと刃がまな板についたことを気づかせてくれることだろう。
ダメージロール、1d4をどうぞ。
咲乙女 陽祐 ダメージロール…???
咲乙女 陽祐
「……!!」
1d4 (1D4) > 1
咲乙女 陽祐 よし……………
system [ 星守 天香 ] HP : 12 → 11
星守 天香 「あ、……」
KP
天香の顔がわずかに歪んだ。
まな板の上に視線を釘付けにしながら、切られた部分を空いている手で押さえている。
左手の薬指がぼとりと離れている。
まるで血のように、断面からチョコレートが流れ出てきていた。
咲乙女 陽祐
「……ど、うかしら…… ………?!」
「えっ、血、じゃない えっ…!?」
思わず手を握って…止血…?!(?)??
咲乙女 陽祐
choice[飲む,???,止血…💢] (choice[飲む,???,止血…💢]) > 飲む
???????
193 にゃーーーー
星守 天香 えっ……????
咲乙女 陽祐
じゃない、チョコレートだから(?)、無駄にするよりも(?)、飲んだほうが…??(?)
薬指の断面を口に含みます…? ???
咲乙女 陽祐
???????????
???
星守 天香 は、はてながいっぱい……ひゃわ……
星守 天香
「ひゃわ……っ!? あ、え……っと……??」
驚きの連続に上手く言葉が出てこない。
咲乙女 陽祐 何かが尽きちゃった 精神力とかかしら…
咲乙女 陽祐
「……ん、く……
本当にチョコレートなのね……」
断面から指の間に舌を這わせる…?
多分チョコレートが止まるまで続く…? 止まるのかしら…
咲乙女 陽祐 助けてくれ……
193 ギッ…
193
やりたくないわけじゃなくて陽祐の精神を削るのが大変 ごりごりごり…
陽祐もやりたくないわけじゃないので……(抑えてる欲が変な形で表出してる
KP
長らく天香から香っていたものと全く同じ、甘いチョコレートの味が広がる。
驚きと緊張でにわかに汗ばみ始めた彼女の手は、更にほのかな甘い香りを立たせることだろう。
皮膚はチョコレートではないが、体液は全てチョコレートになっているようだと分かる。
咲乙女 陽祐
のわーっ………… 書いてもらってしまった ひぇ……
動揺のあまり中の人の発現がひどいわ
咲乙女 陽祐
「……ふふ、緊張してる……?
私もよ。……どうして……こうしてるとどんどん……」どんどんおかしくなりそう…
「…………こ、こんなものかしら……」
流石にやりすぎたかしら、と正気に戻ってきたので断面のチョコレートを舐め取るようにしてから唇を離すわ。
咲乙女 陽祐 断面から溢れるチョコをカップケーキにかければよかったのでは…(さいこぱすじみたはつげん…
星守 天香 「は、…………ご、ご満足、いただけましたか……?」
193 みゃっ……
KP ぐ、と詰めていたらしい息を一気に吸い込み、天香は陽祐さんを躊躇いがちに見つめている。
咲乙女 陽祐
「……っ! え、ええ……」
その表情に何かを感じたのか、伝染したように顔がこわばってしどろもどろといった様子になる。
「甘くて……そうね、いままで食べたどんなチョコレートより……その……
美味しかったわ」?
咲乙女 陽祐 ?
星守 天香 ???
咲乙女 陽祐 何を聞かれてないのにトンチキなことを応えちゃったのかしら…と…………(頭を抱えている
星守 天香
「そ、そこまで……?
あ、その、……えへ、陽祐さんにそう言っていただけて、……」
「うれしい、……光栄です」
咲乙女 陽祐 天香ちゃん…… かわいい かわいいけどしんぱいだわ……???
星守 天香 最近までおかしかったのは私の方なので……><
咲乙女 陽祐
「嬉しい…? そ、そう……
………」なんとも言えずその表情をしばし見つめてる…?
「……… ………… ……
……お おかし…… 続きを作りましょうか……」
これ以上この雰囲気だといよいよおかしくなるかもしれん……
KP
さて、気を取り直し始めた貴方はそこでようやく、チョコレートとはいえ人間の
貴方の親しい相手の一部を切断してしまった自覚、背徳感、罪悪感が押し寄せて来るのを感じることだろう。
SANc 1/1d6
咲乙女 陽祐 うん……
咲乙女 陽祐 CCB<=73 【SANチェック】 (1D100<=73) > 67 > 成功
system [ 咲乙女 陽祐 ] SAN : 73 → 72
咲乙女 陽祐 成功して1か………
星守 天香
「……あっ! 溶かすのは私がやります……!
色々していただいてばかりですから、はい……」
KP 天香はどこかぎこちない笑みでそう言うと、水を入れた鍋に火を掛ける。
咲乙女 陽祐 ぎこちない笑み………(ジッ…
system
[ KP ] 咲乙女 陽祐 : 5 → 6
[ KP ] 星守 天香 : 6 → 8
星守 天香 え……?(じ……?
咲乙女 陽祐
「あら…そう…?」わぁ! そういうことか こら~~!!
「……それじゃあお願いしようかしら」
咲乙女 陽祐 な、なにかあったのかしら…って……
星守 天香 「……あっ」
KP チョコレートを湯煎にかけ、溶かし終えた頃、天香は不意に目を押さえる。
咲乙女 陽祐
「……!! ど、どうかした…!?
…っと…」
だ、抱き止める…? 暑さが相当効いてきてるのかしら……
「……しまった、この部屋も大分暑いわね……」とりあえずフレーバーでもいいからエアコンを切って……どうしましょう。火元から離す…?(今更)
星守 天香 「わ、ごめんなさい、……急に目が痛くなって……」
咲乙女 陽祐 目が…!???
咲乙女 陽祐
「目が…!? そんな、それって……」
見て何がわかるわけじゃないけど、しゃがんで目線を合わせて目をじっと見てみる…?
KP
手をゆっくりと除けて僅かに開いた目を見るならば、充血しているように感じる。
しかし、その眼球を走る毛細血管の色は茶色く見えることだろう。
エアコンを切れば、多少は涼を得ることができるかもしれない。
system
[ KP ] 咲乙女 陽祐 : 6 → 5
[ KP ] 星守 天香 : 8 → 7
咲乙女 陽祐
のわ…… ありがとうございます……!!
ちょっと涼しくなった……
というかエアコンを冷房にすれば
193 ペシッ
咲乙女 陽祐
「……! 目の色が……
ど、どうしたら…… とにかく、座って楽な姿勢にしててちょうだい」
星守 天香 「ですが、私も続きをしなければ……」
咲乙女 陽祐
そうか、天香ちゃん側も作るのね…?
それはそうだわ(はっ…
KP
同様に、天香の分のチョコレートを貴方は確保しなければいけないことを思い出すことだろう。
自分の体を差し出すのか、それとも天香に全て背負わせるのか。
どちらでも構わない。
咲乙女 陽祐
いやいやいや……後者はないわよ
でもチョコレート……自覚…
いやでも同じ状況なら 察しが付いても良さそうな
咲乙女 陽祐 「……そうだったわ。シェフは二人……だったわね。………」
星守 天香 「はい。私も陽祐さんのために、……作りたいです」
咲乙女 陽祐
「……そう…。
………嬉しいわ」
「……天香ちゃん。
これは……確信が持てているわけじゃないけど。……天香ちゃんが作る分のチョコレートは私から取ってちょうだい。いえ、取れるはずだわ」
「……同じようにどこからでも取ってもらって大丈夫……のはず。」多分……!
「もちろん、あなたが差し出してくれたように指でもいいし……別の場所でも構わないわ。
………」
静かに自分の指を差し出す。
星守 天香
「えっ! …………
また、ですか……?」
小声でぽしょ……
咲乙女 陽祐
ぽしょ…!? ……
ああ、天香ちゃんの手の分で足りるって天香ちゃんは考えてる…? のかしらね…?
星守 天香 いえ、カニバルのことを思い出して……またか、と……
けみかえる 選考理由ですからね
星守 天香 むにゅ…………
咲乙女 陽祐
ふふ……!?? なるほど…
どこかで指を噛んだ記憶が…… ふと思い浮かんだ…… きのせいだったわね
星守 天香 指を噛んだのは……わたしです……えーん……
咲乙女 陽祐
ふふふ…… 記憶が混濁している
よしよし…
星守 天香
「わ、わかりました……
陽祐さんがおっしゃるなら、きっと大丈夫、ですよね……?」
咲乙女 陽祐
「……ええ、きっと。
大丈夫よ。それに、天香ちゃんになら何をされても嬉しいわ?」
星守 天香
「も、もう……今はそんなお上手を言ってる場合ではないのだわ……」
照れ隠しにぐっと包丁を握ります ……?
咲乙女 陽祐 包丁を……ふふ、どんと来いだわ?
KP
深度7:目に突然激痛が走る。
探索者に見て貰うならば、充血しているように感じる。
しかし、その眼球を走る毛細血管の色は茶色く見えることだろう。
(SANC以外の)技能に-30の補正が入る。
咲乙女 陽祐
「一思いに落としてちょうだい。
………」どっちの手がいいのかしらね…
咲乙女 陽祐 試しに左手を置いてみるか否か…
KP
貴方は自分の指を切ることを決意した。
ここから出る為には仕方のないことなのだ。
そんな大義名分を再度振りかざしながら、貴方は不道理を飲み込む。
一瞬脳裏に、天香が自分の一部を口にしてる想像をするかもしれない。
あるいは以前もお菓子作りの材料にされ、実際に食まれていた事を思い出すかもしれない。
6番目の扉のシュリーが言った「究極の愛」の顔がノイズまじりに走馬灯のように過ぎる。
ふと浮かんだものは、堕ちることへの恐怖だろうか。
それとも、ボーダーラインを越える興奮だろうか。
それとも、自分は違う! という、現実逃避だろうか。
喉が焼けるように熱く、渇きを覚えている。
咲乙女 陽祐 私は違う………
KP
──さて、どの指を切り落とそうか?
勿論、指1本だけじゃなくても構わない。
自分の全てを捧げたいなら。
その劣情が肥大して抑えられないのならば、食べて欲しい部位を粉々に砕いてもいい。
今の貴方の体は人間の体ではない。
多少心臓が1つ抜け落ちようが、平然と生きていることだろう。
咲乙女 陽祐
……とは言い切れないわね。
興奮を覚えてるのは確かなんだし……
星守 天香 「では、お覚悟を……してくださいませね」
咲乙女 陽祐 ふふ……
KP
天香は苦虫を噛み潰したように苦痛の表情を浮かべながら、貴方の左手をそっと取った。
それが、天香は“欲しい”らしい。
この空間は、狂気と理性の狭間にある。
微睡みの中の夢と現実のように、曖昧でなんて気持ちが良いのだろう。
咲乙女 陽祐
「……ええ。欲しがってくれて嬉しいわ、天香ちゃん。
いくらでも、欲しいだけどうぞ」
まだ今は全て揃ってる手で引き寄せて耳元でささやく。
星守 天香
「まあ……。……ずるいひと」
急いた様子でまな板にその左手を軽く押さえつけて、お言葉通り一思いに切り落としてしまいます。
……陽祐さんの薬指を。
星守 天香 私ばかりが、欲しがっているみたいなのだわ……。
KP
切る部位を決め、腹も括った貴方に、包丁の切っ先が向けられる。
力いっぱい押し付けられたたその刃は、切るというより押しつぶすようなものだった。
柔らかな皮膚を突き破った刃は、一度は中心で止まったが
やがてゴキンッと鈍い音がしたと同時に体が突き上げられたような振動を感じる。
地震かと思った貴方は、天香の様子が変わらない事に自分自身の動揺、衝撃が正体であったことに気づくことだろう。
──そして激痛が走る。
当然だ。体を切り離されたのだから。
誰だって自分の体の一部を切り取られたことなど、早々体験することでもない。
体験したことがあったとしても、やはり切り取られるという感覚は慣れない。
いや、慣れてはいけないのだろう。
貴方の体からその部位が切り離される様子を、一部始終目を逸らせないでいた。
天香がダメージロール1d4を振ります。
星守 天香 1d4 (1D4) > 1
咲乙女 陽祐
「………っ!!」
痛くはないけど、 !??? ??!?? そうなんだ 痛いのか…… あっ
咲乙女 陽祐
なるほどね……
ソフトタッチの包丁使い…お互いに……
星守 天香 慣れたくはありませんが慣れた……のでしょうか……
KP 陽祐さんはHP-1をお願いいたします。
system [ 咲乙女 陽祐 ] HP : 10 → 9
咲乙女 陽祐
「……、………っ、は、……あ………
上手く、できたわね。天香ちゃん……」
咲乙女 陽祐 ふふ……いろんな調理方法…
KP
貴方の左手の薬指は、体からゴロリと離れている。
まるで血のように、断面からチョコレートが流れ出てきていた。
その様子を天香は恐怖が入り混じった苦痛な様子で凝視していれば、ハッと気が付いたように貴方に寄り添った。
星守 天香 「い、痛かったですか? 体調は……」
KP 小さな手で左手を掴み、もう片方の手で流れるチョコレートを受けながら見上げている。
咲乙女 陽祐
「……! いえ、大丈夫、よ。
思ったよりもその……おどろいたけど、大丈夫……」
掴まれている方の左手を残った指で握り返す。
KP
貴方はそこでようやく、チョコレートとはいえ人間の
貴方の親しい……密かに愛する相手の一部を切断してしまった自覚、背徳感、罪悪感が押し寄せて来るのを感じることだろう。
SANc 1/1d6
星守 天香 CCB<=58 【SANチェック】 (1D100<=58) > 57 > 成功
system [ 星守 天香 ] SAN : 58 → 57
咲乙女 陽祐 わぁ… 減ったわね
星守 天香
「そうですか? くらくらしたり、していませんか?
こんなに溢れて……。ここはきっと夢……だから、大丈夫なのでしょうけど、……」
チョコレートが止まるまで手を重ね、指を撫で、断面をなぞって手に受けていく。
「ん……」
そうしてチョコレートが止まった頃合いで、手に受けたそれをこくりと飲み干してしまいます。
咲乙女 陽祐
「……! …………なるほど…」
目線がうろ……とする…
「………」口を開いて美味しい? と尋ねかけたがそれはそれでどうかしてるな、と思うので……
うん……任せてるわね…
星守 天香
「……ふふ……陽祐さんのチョコレートも、とても美味しいです。
……以前とは、違う味……でも、陽祐さんはいつだって……」
星守 天香
おいしい……。
いえ、愛おしいのだわ……。
咲乙女 陽祐
「以前……ふふ、そうね。
まあ、全くおんなじでも……その」
「……ううん、それはいいの。
天香ちゃんに美味しいって口にしてもらえるのが嬉しいわ」
星守 天香
「?……ええ、だって、今度はきちんとチョコレートの見た目までしているんですもの。
目で見ても美味しそうなのだわ……」
咲乙女 陽祐
ふふ、そうね……
前はグロテスクな見た目とあまいお菓子のギャップが…
星守 天香 それでここまでSANが低くなっていたので、ふふ……
星守 天香
「……と、見惚れている場合ではありませんね。
こちらも溶かしてしまいましょう。陽祐さんの、大事なお指を……」
咲乙女 陽祐 「あら……そうよね、そうしないとお菓子には使えなさそう……」
星守 天香 「はい。ボウルを替えてさっとやってしまいますね」
咲乙女 陽祐 心配…………
KP 天香はシンク下から新しいボウルを取り出した。
咲乙女 陽祐 「ええ……。具合が悪くなったらすぐ止めるのよ」
星守 天香 「わかりました。気を引き締めてやるのだわ……」
KP ※湯煎を行う人物の、深度を1進める。
system [ KP ] 星守 天香 : 7 → 8
咲乙女 陽祐 8…
咲乙女 陽祐 心配なのでそばで見……
星守 天香
「ふう……できました!
後はお菓子に掛けるだけですね」
咲乙女 陽祐
「きれいに溶けたわね。
私もさっきのチョコレートを……」……自分の指か……
星守 天香 こ、交換……?
星守 天香
「ええと……最終的には、それぞれが作ったものを交換する……のですよね。
であるならば……自分のチョコレートを自分で食べるより、自分のチョコレートを掛けてしまった方が、いいのかしら……」
咲乙女 陽祐
「……なるほど、確かに…そうね?」
「それじゃあ私の作ったカップケーキには、私の……何ていうのがいいかしら…チョコ…?
をかけるわね」
星守 天香 「はい! 私も……私の……」
星守 天香 一部を……
咲乙女 陽祐
そうだわ、何を作ったのかはしらないんだった…
(……ジッ…)
星守 天香 「私のチョコレートを……。ふふ、不思議な気分です」
咲乙女 陽祐 わたしのちょこれーと…… 響き――
193 ニコ…(??)
星守 天香 えっ……!? 陽祐さんだって同じようにおっしゃって……え……??
咲乙女 陽祐
自分でいうと恥ずかしいけど人が言ってるのを見るとグッと来るのね……
グッ…?(??????)
星守 天香 お、おたがいさまです……(しんぞうがぎゅ……
咲乙女 陽祐 「え、ええ……そうね……」
KP
貴方はカップケーキに貴方の一部だったチョコレートを掛ける。
天香もまた、自分で作ったと思しきカップケーキに
湯煎した彼女自身の一部たるチョコレートを掛けていた。
咲乙女 陽祐
「………、こんな感じかしら。
ここまですると、流石にバレンタインのお菓子って感じ、するわね」
星守 天香
「ええ、チョコレートが無くても十分美味しそうでしたが
やはりデコレーションされると更に磨きがかかったように見えて……素敵です」
「紅茶も淹れましたから、早速あちらでいただいて……
ここを出るヒントもいただきましょうか」
咲乙女 陽祐
「紅茶…? いつの間に。
ふふ、用意がいいわね。それじゃあ、テーブルまでは私が運ばせてもらおうかしら」
星守 天香
「まあ! ありがとうございます。
お洋服も相まって、本当にウェイターさんみたい……いえ、今ここではそうなのでしたね」
咲乙女 陽祐 「そうよ。今日限定だからしっかり見ておきなさい?」…?
星守 天香
「え……?
で、では、お言葉に甘えて……?」
頭からつま先まで目線を動かした後、再度見上げて
じっ……と陽祐さんのお顔の辺りを見つめる。
咲乙女 陽祐 !?
咲乙女 陽祐
「………」
(………本当に見られるとは……)
星守 天香 「……あ、あの……」
咲乙女 陽祐 「えっ? な……なにかしら」
星守 天香
「いえ、とても、……かっこいいです。
……なんて。陽祐さんはいつも素敵ですけれどね」
KP そう言ってくるりと背を向けた天香は、観音開きの扉を再び開いた。
咲乙女 陽祐
「なん… えっ…!?」
ど、どういうこと…!? 驚き戸惑いながらもついてはいくけれども……!
KP
店内の様子は、先ほどと何も変わっていないように見える。
配膳を終えて席に着き、目の前のカップケーキを見る。
それは紛れもなく天香が貴方の為に作ったお菓子だ。
そして、その上に掛かっているのは、天香の体をドロドロに溶かしたチョコレート。
その背徳的で、不道徳で、グロテスクなお菓子は、甘い香りを漂わせている。
まるで罪咎を甘く煮詰めた、美しい砂糖の結晶にさえ感じる。
咲乙女 陽祐
チョコレートの表現が……
まあそう そうなんだけど…
星守 天香
「わあ……こうしてきちんとしたテーブルに置かれると
より一層おいしそうですね」
咲乙女 陽祐
「ええ、そうね。
こうして自分でお菓子を作って食べてもらうことになるとは思わなかったけど……
……ふぅ、なんだかココまで来るのに長かったような気がするわ…」
星守 天香
「ふふ……レシピを得ることができたとはいえ……
気付いたところで早く言ってしまえば良かったですね」
咲乙女 陽祐
「……いえ、でも……
他に手段がある可能性もあったんだし。それに……指のことは最後の扉に書いてあったし……」
「……あの紙を見なかったら私は一体何を捧げてたのかしら……」
咲乙女 陽祐 実は♡=心臓頭、とちょっと思ってたわ
星守 天香
「ふふ……お指以外は狂気の沙汰……としても
陽祐さんからいただけるものなら、私はきっと何でも喜んでしまうのだわ」
「ふふ……なんて……。
……さ、どうぞ、召し上がってくださいませな。私もいただきますから」
咲乙女 陽祐
「そうね。私も……きっと、天香ちゃんからなら何を貰っても嬉しかったと思う。
………」
「……頂きましょっか。
改めて……今回はよくわからない事に巻き込まれてやむを得ず……かもしれないけど」
「私のためにお菓子をありがとう、天香ちゃん。
……いただきます」
星守 天香
「こちらこそ、思わぬ場所で陽祐さんの作ったものをいただけるなんて、幸運でした。
ありがたく……私もいただきます」
咲乙女 陽祐 もしゃ…
KP
貴方はそのお菓子に、恐る恐るか
それとも喜びとも興奮ともつかぬ気持ちを隠しながらか、ゴクリと生唾を飲み込みながらフォークを入れる。
口に入れたそのお菓子は、怖いくらいに幸福な味がした。
甘く、蕩けるような、美味しさだ。
たとえ甘いものが苦手な人でも、それは不思議と受け入れられてしまうような。そんな蜜の味がした。
“これまで食べてきたものの中で、一番美味しい“
そう不徳にも思ってしまうことだろう。
また一口、また一口と食が進む。
天香の方を見ると、彼女も同様にお菓子に夢中になっている。
貴方の一部が、天香の口の中へと入って行き、彼女の体内へと吸収されていく。
その様子に、貴方は地面がひっくり返ったようなふわふわとした心地だ。
貴方はとても、とても幸せだ。
口の中のチョコレートと一緒にジャリ……と砂糖を噛んだような気さえした。
HPが1d3回復する。
咲乙女 陽祐 1d3 (1D3) > 2
system [ 咲乙女 陽祐 ] HP : 9 → 11
咲乙女 陽祐 「………♪」
咲乙女 陽祐
なるほど、この多幸感……
悪くないわ……
星守 天香
「ん~……! 見た目通り、いえ、見た目以上においしいです、陽祐さん……!
ああ、ずっと味わっていたいくらいなのだわ……」
咲乙女 陽祐
「……うふふ、私もよ。
あなたの指から直接舐め取ったときも美味しいと思ったけど、今はより一層、そう思う」
星守 天香
はわ…………
改めて言葉にされると、照れるのだわ……
咲乙女 陽祐
「それに、天香ちゃんに食べられるお菓子を見ていても、不思議と心が高揚するの。
今は妙に……そう、多幸感に溢れた心地ね……」
星守 天香
「あら……ふふ、陽祐さんも幸せそうで……
私もますます、幸せな気分になってしまうのだわ……」
夢見心地で呟いている。
咲乙女 陽祐
「ふふ、今日はその顔よく見るわね……。
時間があれば……もっと色々作ってみて反応が見たかったわ」
テーブル越しにほっぺたをぷに…とつつく…?
星守 天香
「は、わぇ……?
……ふふ、じゃあ、ぜひまた作ってくださいませな」
ぷに、とされている……暑さとも高揚感とも取れぬ熱っぽく赤らんだ頬を……
咲乙女 陽祐
「そうね……。
とりあえずカップケーキの作り方は今日お勉強したから、それは作れそうかしら?」
「あとはお姫様が望むままに作りましょう。
……まあ、今日みたいなのはそうそう作れないかもだけど」
星守 天香
「! ……えへ……
楽しみにしています……」
KP それではここで【幸運】をそのままの値でどうぞ。
咲乙女 陽祐 !?
咲乙女 陽祐 CCB<=65 【幸運】 (1D100<=65) > 25 > 成功
咲乙女 陽祐 …!?
星守 天香 いい出目です!
咲乙女 陽祐 怖くなってきた…
KP
貴方が最後の一口を味わっていると、不意に口の中に僅かな重みを感じる。
モゴモゴと舌で触ってみれば、それは鍵のような形状をしているとわかることだろう。
フォークでケーキを切り分けた時にはたしかに入っていなかったものだ。
しかし吐き出して見れば、指の第一関節ほどの小さな鍵があった。
鍵には特に印字などされていない。
咲乙女 陽祐
「んぐっ……!? ん、な、なにこれ…?」
「鍵…!? 一体どこの……もしかして、冷凍庫…?」
星守 天香
「あ……! 出入り口と言えば……そうですね……!」
「奥にある扉、陽祐さんがいらっしゃる前に気になって開けようとしたのですが、開かなくて。
扉の周りも結露してしまっているので、一人では到底開けられず……」
「私の知る限りで開かない扉と言えば、もう……その扉くらいですね」
咲乙女 陽祐
「あら、そうだったの? ……そうよねえ、天香ちゃんだと開けるのは難しそうだわ。私でもきつそうだと思ったもの」
「……この小さな鍵で開くかどうかはわからないけど……
お片付けしたら行ってみましょうか」
星守 天香
「はい……!」
「……あ、さいごのひとくち……」
名残惜しそうに、ぱく……
「ん、……
おいしかったです。ごちそうさまでした!」
咲乙女 陽祐
「ふふ、どういたしまして。
天香ちゃんのカップケーキも美味しかったわ。ごちそうさまでした♪」
KP
貴方たちは幸福感に包まれたまま食事を終え、手際よく片付けを済ませることだろう。
入手した鍵を携えて、再び冷凍室へ赴く事となる……
といったところで、三日目はセーブといたしましょうか。
長時間お疲れ様でした。
咲乙女 陽祐
ええ。こちらこそ、長時間ありがとうございました。
天香ちゃんのこと、きちんと生かして帰りたいわ………冷凍室……怖いわね
星守 天香
お疲れ様でした!
いよいよクライマックスですね……
こちらは出目が安定していますから、きっと大丈夫です……!
(お隣を不安げに ちら……)
咲乙女 陽祐
そうね……あちらも色々と成功してくれるといいんだけど……
まあまずは自分ね。 最後まで頑張るわよ…!
星守 天香
はい! 私も一緒に頑張ります!
ふわわ……それでは、皆様ゆっくり休んでくださいませね。
おやすみなさい、陽祐さん、藺草さん……。
咲乙女 陽祐
そうね……私も眠っちゃいましょ!
おやすみ、天香ちゃん。けみかえるさん!
ぱたっ………
KP
「熱情含有チョコレート」四日目
再開いたします。
前回はお互いの薬指を切り落としてチョコレートを入手し
お互いのために作ったカップケーキを完食し
鍵を入手したので冷凍室へ向かおう、というところまででしたね。
咲乙女 陽祐
そうね…! 隣のお部屋みたいにならないうちに…?
いやでも、嫌な予感がするのよね……
このまま無事に出られるはずが………?
星守 天香 出……出たいですね……!
KP
【冷凍室】
開けるとひんやりとした冷気が貴方を包む。
よく見ると床が凍結しているのかキラキラと光っており、天香が言ったように中に素足のまま入ることは不可能だろう。
両側に設置された棚には肉や魚、野菜などが並べられていたり、天井から大きな肉が吊り下げられている。
また、貴方の入っていた袋の抜け殻と、同様の黒い袋がいくつが積み上げられている。
袋は未開封であり、膨らんでいる。
そして、奥には変わらずもう一つ扉があった。
しかし壁や扉ごと氷結しており、ノブを捻らなくてもすぐには開かなさそうであることに気付くだろう。
また、プレートには“外“と書かれている。
咲乙女 陽祐
「……さて。着てみたけど……」
しかし私は今裸足なのかしら…?
星守 天香 「ええ、でも……」
KP
天香の視線は、貴方の足元に注がれている。
貴方の足は依然として裸足である。
この素足のままで部屋に踏み入れようとするならば、皮膚ごと持っていかれるだろう。
たとえチョコレートで出来た体とはいえ
徐々に足を削られてゆく想像をするだけで身の毛がよだつ。
咲乙女 陽祐
「……うん。そうよね。
このままだと向こうに行くのは難しそう……靴か何か、あったかしら」
星守 天香 「靴は……今私が履いているものしか……」
咲乙女 陽祐
なるほど……とはいえ、靴を……奪う…?
天香ちゃんの靴のサイズ……
KP
Schoice[大きめってことでいいよ,大きめって事でいいよ] ダミーだよ (choice[大きめってことでいいよ,大きめって事でいいよ]) > 大きめってことでいいよ
では、陽祐さんが視線を天香の靴に向けるならば、彼女の足に対してかなり大きいと感じるだろう。
不自然に凹凸ができている部分があるので、何か布などを詰めてサイズを調節しているのかもしれない。
咲乙女 陽祐 ?? 工夫して履いてる… かわいいわね…
星守 天香
転んでしまうのは嫌なので……
いつか陽祐さんが夢でしてくださったように……(小声)
咲乙女 陽祐 「……あら、天香ちゃんのその靴、随分大きいのね……」
咲乙女 陽祐
あ、あら…… うふふ、覚えててくれてたのね。
足も変に傷がついてないみたいだし、いい感じね?
咲乙女 陽祐
「……これは提案なんだけど、天香ちゃん。
その靴、私に貸してもらえるかしら。扉を出るまででいいわ」
「どうにも歩きづらそうだし、それに……
お菓子作りのときから、具合が悪そうで心配だわ? ……」
「だから……お願い」
天香ちゃんの前で片膝をついて言ってみるけれど……
星守 天香
「ええ、私には大きすぎると思うので、えっ……?」
戸惑いがちに見下ろす……?
咲乙女 陽祐 戸惑われちゃった
咲乙女 陽祐
「よかった、それじゃあ……靴を脱いでちょうだい」
脱がせようかと思ったけど わけがわからないので ふふ……
星守 天香 脱がせようかと思った ふふ……
咲乙女 陽祐 しゃがんだのは……まあ目線を合わせるためっていうのもあるわね
星守 天香
「は、はい! あの、
……少し、肩をお借りしますね。失礼します」
そのまま屈んでいらっしゃるなら
手を伸ばして陽祐さんの肩に手をつきながら靴を脱ぎます。
咲乙女 陽祐
「ええ、大丈夫よ」
特に重くもないから、抵抗せずに……
方にかかる重みのことを考えながらじっとしているわ。
星守 天香
「ありがとうございます。脱げました。
ええと、詰め物を取って……」
「ど、どうぞ……」
脱いだ靴をおずおずと差し出します。
咲乙女 陽祐 照れてる……
咲乙女 陽祐
「……ふふ、ありがとう。
天香ちゃん」
差し出された手から履物を受け取って、自分の足元に置き直して履いてしまうわね。
星守 天香 脱ぎたての靴は少し恥ずかしいのだわ……
咲乙女 陽祐
「……よし、割といいサイズね。
転んだりはしなさそうだわ」
星守 天香
「それなら良かったです!
元々、陽祐さんのために用意された靴だったのかもしれませんね」
咲乙女 陽祐
「そうかしら? それはそれでなにかの作為を感じるわね……」
天香ちゃんの頭をよしよししつつ……
「それじゃあ、私が天香ちゃんを運ぶわね。
おぶさるのと抱っこならどっちがいい?」……???
星守 天香 「え!? ええと……」
星守 天香 CCB<=80 【アイデア】 (1D100<=80) > 9 > スペシャル
星守 天香
「私では戦力にならないかもしれませんが、もし、後で扉を一緒に開ける必要があるなら……
陽祐さんの片手が空く方がいいでしょうか……?」
「前みたいに……できそうですか? 片腕で、こう……」
咲乙女 陽祐
「あら……気にしなくてもいいのに。でも、気を使ってくれてありがとう。
……そうね、もちろん。いけそうだわ」
「それに今なら前よりも軽々持てちゃいそう。
任せてちょうだい」
それじゃあ……天香ちゃんの用意がいいときに、膝から天香ちゃんのことを抱き上げようかしら。
星守 天香
「はい、よろしくお願いいたします!
では、……」
そっと陽祐さんに寄り添って、体重を預けます。
「ふふ……何だかこうしていると、懐かしい気分になりますね。
初めてお会いした時の事を、思い出します……」
咲乙女 陽祐
「金糸雀荘で……色々とあったわね。
……あんまり覚えててほしくないこともあるけど……」
そう考えると、覚えのある重みかしら。重みというか……もはや今の状況では羽根よりも軽いんじゃないかとすら思うけれど
星守 天香
「まあ。ふふ……。そうですね。私も私で色々と……でしたから。
お互い様、なのだわ……」
星守 天香
それにあの時出会っていなかったら
今こうして陽祐さんと一緒にいられることもなく
私が陽祐さんに惹かれることも……なかったかもしれないのだわ……
咲乙女 陽祐
「……そう?
……それもそう、かしら。私も天香ちゃんとのこと、忘れたくないものね」
………軽く二の腕に頬を寄せる…?(?)
……運びます!
星守 天香
「はわ、……」
ブラウス越しの頬の感触に照れてしまうのだわ……
KP
貴方は天香を片手で軽々と抱えると、ゆっくりと歩きだす。
貴方達が入口から離れると、扉はバタンと一人でに閉まってしまった。
もう後戻りをすることはできないだろう。
輝く地面を慎重に慎重に歩いていく。
咲乙女 陽祐
「……!」
「なるほど、後戻りはできなさそうね……」
改めて天香ちゃんを抱き直して、進むわね
星守 天香 「は、はい……! 行きましょう!」
咲乙女 陽祐 STR16だったんだ… の顔を中の人がしてるわね
星守 天香 そうですよ 普通に抱えてもほとんど落とさない数値……
KP
背負う、もとい抱っこロールは、能動側STRと受動側SIZとの対抗ロールを行う。
体が人間ではないため、+30の補正が入る。
ということで、90+30-10=110……ですが
最大値99で抱っこロールをどうぞ。
咲乙女 陽祐 天香ちゃんを抱っこしても大丈夫そうなSTRを狙ってたようなそうでもないような(ネコモドキが
咲乙女 陽祐 CCB<=99 ぎゅ…? (1D100<=99) > 95 > 成功
星守 天香
あ、あぶない……
えっ、ねらっていた…………??
咲乙女 陽祐
………補正がなかったらダメだったわね……
え? ナンノコトヤラ
KP
S1d10 歩数ダイス (1D10) > 9
遠いな……
扉まではこのルールにおいては9歩ほどで辿り着きそうだ。
咲乙女 陽祐 9……なかなかね
KP
背負うロールが上手く行けば
天香が2歩に一度HP-1をする、5歩目以降陽祐さんが2歩に一度HP-1
くらいですね。
なお、失敗した場合は天香が裸足で足をつくのでその都度HP-1です。
一歩足を踏み出せば、貴方と天香の息が白く煙る。
凍結した道を慎重に進んでいくことだろう。
靴を履いていなければ、立つ事もままならないかもしれない。
そのような寒さが忍び寄ってくる。
system [ KP ] 歩数 : 0 → 1
咲乙女 陽祐
「………」
寒い……こころなしか温まったその体から熱を奪うように天香ちゃんを抱きしめる力が強くなる…?
星守 天香
「ん……」
力が込められると、きゅっと肩口を掴んで熱を逃さぬようじっとしています。
KP
二歩目。
抱っこロールをどうぞ。
咲乙女 陽祐 CCB<=99 ぎゅ… (1D100<=99) > 9 > スペシャル
KP
陽祐さんは天香を軽々と抱えたまま、また一歩踏み出す。
天香から与えられたポンチョは貴方を守り、一定の温かさをまだ保っているようだ。
一方で天香は、貴方の腕の中で僅かに身震いするだろう。
天香のみHP-1
system
[ KP ] 歩数 : 1 → 2
[ 星守 天香 ] HP : 11 → 10
咲乙女 陽祐
「………! 寒い? 天香ちゃん……
ううん、そう、よね……」
星守 天香
「陽祐さんが居てくださるから……少しはマシ、です……」
うっすら瞼を持ち上げて笑みを作ってみせます。
咲乙女 陽祐
「……そう。
できるだけ楽な姿勢でいてくれていいから……」
星守 天香 「はい……」
KP
三歩目。
抱っこロールをどうぞ。
咲乙女 陽祐 CCB<=99 ぎゅ… (1D100<=99) > 31 > 成功
KP
陽祐さんは安定した力を発揮して天香を抱え続けている。
そうして前進すれば、天香もどこか安堵した様子でうすく微笑むことだろう。
ポンチョも天香も、まだ随分とあたたかい。
咲乙女 陽祐 よかった……。これ以上彼女を冷やしてしまわないために、こころなしか歩みを早める……
KP
四歩目。
抱っこロールをどうぞ。
咲乙女 陽祐 CCB<=99 ぎゅ…っ (1D100<=99) > 62 > 成功
KP
急くように歩調を早めても、貴方が天香を取り落とすことは無い。
彼女の体は先ほどよりも心なしか冷えているが、それでも貴方に身を委ね続けてどうにか熱を逃さないようにとしがみついている。
お互いの信頼感に守られるように、湧き上がる貴方の自信が心に火を灯すかのようだ。
天香のみHP-1
system
[ KP ] 歩数 : 2 → 4
[ 星守 天香 ] HP : 10 → 9
咲乙女 陽祐 「もう少し、もう少しで半分よ。天香ちゃん……」
星守 天香 「はい……!」
KP
五歩目。
抱っこロールをどうぞ。
咲乙女 陽祐 CCB<=99 ぎゅ…っ (1D100<=99) > 51 > 成功
system [ KP ] 歩数 : 4 → 5
KP
ちょうど半分まで進んだところで
陽祐さんは身につけているポンチョが先程よりもあまり効果が無くなってきたことに気付く。
それでも天香を離すことだけはしないだろう。
陽祐さんのみ、HP-1
system [ 咲乙女 陽祐 ] HP : 11 → 10
咲乙女 陽祐 「……(まずい……私も寒くなってきたわね)」
星守 天香
「…………」
少し心配そうに時折目を開けてうかがっています
KP
六歩目。
抱っこロールをどうぞ。
咲乙女 陽祐 CCB<=99 ぎゅ…っ (1D100<=99) > 67 > 成功
KP
お互いの熱を分け合うように、一層身を寄せ合って進む。
貴方に僅かに天香の熱が移れば、その分天香はぶるりと身を震わせるだろう。
天香のみ、HP-1
system [ 星守 天香 ] HP : 9 → 8
咲乙女 陽祐
「………」
気づけば私よりHPが減ってる………。
system [ KP ] 歩数 : 5 → 6
KP
七歩目。
抱っこロールをどうぞ。
咲乙女 陽祐 CCB<=99 ぎゅ…っ! (1D100<=99) > 97 > 成功
咲乙女 陽祐 わぁ…
星守 天香 ひ、ひぇ…………つよつよSTRで良かったのだわ……
KP
陽祐さんは寒さに震えるあまり天香を抱える力を強めようとして、逆に手から滑り落としてしまいそうになる。
天香が咄嗟に貴方の首にしがみついて事無きを得たが……
取り落としていたことを考えるとゾッとするだろう。
陽祐さんのみHP-1
system [ 咲乙女 陽祐 ] HP : 10 → 9
咲乙女 陽祐
「……っ、ごめんなさい。
腕の力が抜けかけてたみたい……」
星守 天香
「い、いえ……陽祐さんも、もう、こんなに冷えているのだわ……
こうして……少しでも、あたためてさしあげます、ね……」
抱き着いたままぎゅっと力を込めている。
咲乙女 陽祐
「……!! ありがとう……。
……頑張るわ」
system [ KP ] 歩数 : 6 → 7
KP
八歩目。
抱っこロールをどうぞ。
咲乙女 陽祐 CCB<=99 ぎゅ…っ! (1D100<=99) > 62 > 成功
咲乙女 陽祐 ぎゅっ ぎゅっ…… 本当にふたりとも冷え切ってそうね…まだ動けるとは言え…
星守 天香 一人だったら凍えて動けなくなっていたのだわ……
KP
貴方は再度力を込め直し、着実に一歩を踏み出していく。
天香によってもたらされた熱をもって、どうにか手足に適切な命令を下すことができた。
一方で彼女は貴方に抱き着いたまま震えているが、じっと耐え忍んでいるようだ。
天香のみHP-1
system
[ 星守 天香 ] HP : 8 → 7
[ KP ] 歩数 : 7 → 8
咲乙女 陽祐 耐え忍んでいる…
193 かわいい
星守 天香
えっ……!?
も、もう! にゃーんさまで暖を取りますよ!?(もふもふもふ…… ??
KP
九歩目。
抱っこロールをどうぞ。
193
わ~っ! ちべたい!
もふもふ…
咲乙女 陽祐 CCB<=99 ぎゅ…っ! (1D100<=99) > 97 > 成功
咲乙女 陽祐 ひえ…
星守 天香 ????? 出目が……
KP
天香の震えまで移るかのように、貴方の体も震えていた。
うまく腕が制御し切れず、冷えきった天香の衣服の布地を手が滑る。
がたがたと震えながらも、天香は貴方を離すまいと腕に力を込めていた。
陽祐さんのみHP-1
system [ 咲乙女 陽祐 ] HP : 9 → 8
咲乙女 陽祐
「………、天香ちゃん……
平気……?」抱きしめているつもりだが……
星守 天香
「っ、あ、だ、だいじょうぶ、です……
陽祐さん、こそ…………」
もぞ、と顔を上げて笑いかけ、白い息を吐いている。
KP
吐息を凍らせ、先を行く。
この先、貴方達の心のよりどころはお互いの体温しかない。
天香の温かみを感じながら、貴方達が扉へとようやく辿り着くと、銀の扉は結露して凍っていた。
ドアノブを見れば、鍵穴が真ん中についている。
震える手で貴方は鍵を取り出し、鍵穴に鍵を差し込んだ。
鍵はピッタリと入り、180度に回せばガチャリと開錠する音が聞こえてくる。
しかしドアノブは、うっかり触ればそのまま皮膚が持って行かれることだろう。
ポンチョの端か自分の服の端か、はたまたなりふり構わずそのまま素手で握るかして
ドアノブを捻るも周りが凍結しているせいで簡単には開かない。
咲乙女 陽祐
「私は……大丈夫」
ひんやりした頬をくっつけつつ……
「……扉を開けなくちゃね。……あら……」
「…… ……鍵は開いたみたいだけど、扉が……」
ぐぐ…ぐ……
星守 天香 「そ、そんな……やっぱり凍っているから、でしょうか……」
KP
ここで天香+陽祐さんのSTRと
扉の耐久値20の対抗ロールとなる。
こうしている間にも、肌を刺すような冷たさが体温を無情にも奪っていく。
また、氷の上に立っている人物は、足先の感覚がドンドン失われて行く。
対抗ロールが一度失敗するごとに、外気によりHP-1、氷の上に立っていることによりHP-1。
それぞれダメージロールが発生する。
尚、ポンチョや靴を履いている場合はダメージが発生しない。
そして陽祐さんのマイナス補正がつくので、STR26-20の対抗80-10=70ですね。
抱え続ける場合は抱っこロールに成功する必要があります。
咲乙女 陽祐
もちろん、抱えたままよ…!
CCB<=99 ぎゅ…っ! (1D100<=99) > 33 > 成功
星守 天香
「わ、私も、お手伝いします……!」
袖を伸ばして一緒に力を込めます
KP 抱えたまま扉との対抗ロール、70の値でどうぞ。
咲乙女 陽祐
「ええ、お願い……!
せーの…!」
CCB<=70 扉との対抗ロール (1D100<=70) > 80 > 失敗
咲乙女 陽祐 何故……
星守 天香 お、おしい……マイナス補正がなければ……!
星守 天香 「う、……つ、つめた……っ」
咲乙女 陽祐 「……っ…」
KP
天香はドアノブに触れるだけでまったく力を込められなかったようだ。
陽祐さん一人の力では、凍結部分を上手く動かすには至らない。
天香のみHP-1
system [ 星守 天香 ] HP : 7 → 6
咲乙女 陽祐 そんなことないのよ……(なで…
星守 天香 なでられている……
星守 天香 「も、もういちど……次こそは……!」
KP 抱っこロールと扉との対抗ロールをどうぞ。
咲乙女 陽祐 持ち上げられてるから逆に力が入りにくかったのかもしれないわ…?
咲乙女 陽祐 CCB<=99 ぎゅ…っ! ! (1D100<=99) > 54 > 成功
星守 天香 フォローされている……
咲乙女 陽祐 CCB<=70 扉との対抗ロール (1D100<=70) > 19 > 成功
咲乙女 陽祐 よし…!!
星守 天香 !! やりました……!!
KP
扉がビキッと音を立て、氷の粒がいくつも落ちて来くる。
そして、その扉は開いた。
その先は赤みがかった金色の光で溢れていた。
光の中には葉の冠を被ったギリシア彫刻のような若人が立っているのを視認することが出来る。
その背中からは真っ白な翼が生え、まるで天使のようだと、貴方は目を細めることだろう。
温かな光が、貴方達を包み込んでいく。
まるで、微睡の中、心地よい夢へと誘われる時の快楽。
手を伸ばしたくなる幸福感に、天香を抱えたまま貴方は一歩、踏み出した。
そこで貴方の意識は途切れてしまう。
咲乙女 陽祐 (……っ、誰―― もしかして……)
KP 【CON*5】をそのままの値でどうぞ。
咲乙女 陽祐 CCB<=(12*5) 【CON】 (1D100<=60) > 32 > 成功
咲乙女 陽祐 ほっ……
星守 天香 とてもえらいのだわ!
KP
意識を失う中、グイッと誰かに引っ張られる感覚がする。
視線を向けると、目の端に揺れる、見覚えのない明るい金髪が見えたような気がした。
咲乙女 陽祐 やったわ…! ちょっと危ない数字だったから、どうなることかと…
KP
…………
といったところで、後はエンディングのみですが四日目はここでセーブといたしましょうか。
本日も長時間お疲れ様でした。
咲乙女 陽祐
うふふ、分かったわ。
次回、エンディングもよろしくね……
今日はありがとうございました。
おやすみなさい、天香ちゃん、けみかえるさん…
星守 天香
お疲れ様でした! はい、最後までよろしくお願いいたします!
ゆっくりお休みくださいませね。
おやすみなさいませ、陽祐さん、藺草さん……!
KP
KP
「熱情含有チョコレート」五日目
再開いたします。
前回は天香を抱えて、凍えながらも冷凍室の奥の扉へ辿り着き
どうにか扉を開けて、意識を失ったところまででしたね。
咲乙女 陽祐 ここからさらに何が……(手元の天香ちゃんを抱き寄せる
星守 天香 すよ…………
KP
KP
…
……
…………
ピピピピピというアラームの音で、貴方は目を覚ます。
スマートフォンか時計かで時刻を確認すれば、いつも起きる時間だった。
先ほどまで見ていた夢は、妙にリアリティがあった。
その証拠に、異様なほど背中には汗をビッショリと掻いていることだろう。
咲乙女 陽祐
「……、朝…… ………」
アラームの音に顔をしかめながらゆっくり身体を起こす。
(いやだわ、妙に……リアルというか
………怖い夢だったわね)肌寒く感じられて軽く震えている
KP
貴方は震えながらも、自分の体を確認する。
目の毛細血管などを確認すれば、ちゃんと赤色に見えることだろう。
KP
指を切ってみるなど、出血を確認するのならば、そこから滴るのは赤い液体だ。
茶色の液体でも甘い香りもしない。
鉄の臭いがするだけだ。
咲乙女 陽祐 そうよね? ………手の平をみて、手の甲を見て……(血管見てる)
KP
貴方はどこか違和感があった。
五体満足、何も欠けていないはずだ。
そう思いながらも、どこか焦燥感に似た不安が頭をよぎる。
そして、天香が選んだ部位を確認した。
左手の薬指は欠けておらず、ちゃんと存在している。
しかし貴方は違和感を覚える。
よくよく見てみれば、まるで歯型のような赤黒い痣が、うっすらとついていた。
昨日までの自分にはなかったものだ。
それは指輪のように見えることだろう。
KP
※臓器や骨など内部のものを貰ったのならば
その部位がある場所の皮膚に痣が出来ている。
咲乙女 陽祐
「……!
…………これって…」
まさかとは思うけど、夢の中で……食べたから…?
KP
心臓がドクドクと脈打つ。
これではまるで、誰かに食われた痕のようではないか。
―――誰に?
咲乙女 陽祐 ……天香ちゃんに、あげた指だわ
KP
貴方は動揺しながらも、夢で会った天香を思い浮かべつつ
いつも通りの日常に戻ろうと努めることだろう。
咲乙女 陽祐 いつもどおり…… あっ、でも今日か……そうでなくても近いうちにあうはずだったわね
KP
軽く身支度を済ませてリビングの扉を開けば、甘い香りが漂っていた。
その香りは、先ほどまで嫌というほど嗅いでいたチョコレートの匂いだ。
咲乙女 陽祐 「あら……? 変ね、嘉織あたりがなにか作ったかしら……」驚きながらもリビングを進んでいく
KP
リビングテーブルには、天香が仰向けに寝かされていた。
周りには黒い薔薇がテーブルから零れ落ちるほど埋め尽くしている。
そして、貴方のいつも座っている席に1枚の皿とフォークとナイフが一組置かれていた。
皿の上には『EAT ME』と書かれたメモが乗っている。
それは、あの1番目の扉の中にあったものに酷似しているように思えた。
咲乙女 陽祐 「……!? えっ、て、天香ちゃん…!?」
KP
慌てて天香の呼吸を確認すれば、
無事であることがわかる。
時折微かに胸が上下しているところを見ると眠っているだけのようだ。
咲乙女 陽祐
「ど、どうしてうちに天香ちゃんが……
いえ、そんなことより…… どういうこと……?」
KP 天香に【目星】を振ることができます。
咲乙女 陽祐 CCB<=90 【目星】 (1D100<=90) > 20 > 成功
KP
自分が欲した部位……
天香の左手の薬指に、まるで歯型のような赤黒い痣がうっすらとついていた。
よく見ないとわからないその痣は、自分の記憶の中にはなかったものだ。
それは指輪のようにも見えることだろう。
心臓がドクドクと脈打つ。
そうだ、自分は天香を口にしたのだ。あの幸せな夢の中で。
咲乙女 陽祐
「……! ………」
やっぱり……と複雑な気分のような…… ううん……(嬉しくないわけではない)
KP
心臓がドンドンと胸を叩いている。
これではまるで、誰かに食われた痕のようではないか。
―――誰に?
問うまでも無い。
思わず手を当てたそこは、自分の腹だった。
咲乙女 陽祐
「……………」
緊張でつばを飲み込んでいるわ。
KP
貴方の体には、歯形がついたような痕が残っている。
貴方の頭の中で、先ほどまで見ていた幻が実態を持ち始める。
そうなってしまえば、あの時、貴方と対面した天香の姿が、鮮明に思い返されることだろう。
天香の唇が、貴方の体だったチョコレートを受け入れ、そして飲み込んだ。
舌なめずりのようにチョコレートをペロリと舐める動作に、貴方は心臓の音がさらに大きくなるような気がした。
あの時天香の瞳に映っていた自分は、どんな顔をしていただろうか。
思わず自分の顔に手を当てれば、口角が上がっている。
自分はどうしてしまったのだろうか。
心臓の音がドクンドクンとやけに頭に響く。
咲乙女 陽祐
「……あら…?」
だめね……自分がおかしくなっている気がしてきた……正気に戻らないと……
としつつも目はそらせない、のかしら
このまま眠った姿を見てるとよくない気がするわ。
天香ちゃんを起こします……
KP 起こそうとするならば、天香はゆっくりと目を開くことだろう。
星守 天香
「ん、…………??
陽祐さん……? あら、……?」
咲乙女 陽祐
「! よかった……目が覚めたのね。
……よくわからないけど、急にうちのリビングに居るものだから」
星守 天香
「陽祐さんのご自宅……? どうしてそんな場所で、
まあ……! しかもこんな所で眠っていたのですか? お行儀が悪いのだわ……」
おずおずと降ります
咲乙女 陽祐
「あら……別に気にしなくてもいいんだけど。
気をつけてね」下りようとする天香ちゃんの手を取るわね。
星守 天香
「ありがとうございます……!」
手を借りてすとんっと降ります。
咲乙女 陽祐
「どうしたしまして。
……さて……この机、どうしたものかしらね……」
黒バラがばーっとなってるテーブルを見ている
星守 天香
「はっ、本当ですね……! 一体何が何やら……
勿体ないので集めておくのだわ。一緒に片付けます」
せっせと拾い始める……?
咲乙女 陽祐
集めてる……
「あら……ありがとう?」入れる袋を持ってきて薔薇を片付けちゃおうかしら
謎のお皿とメモは脇に避けつつ……
KP
一緒になって片付けつつ、貴方は何気なくテレビを点ける。
『今日はバレンタインデーです! オススメのチョコレートは……』
と女子アナが嬉々としてお菓子会社の商戦に乗っかっていることがわかるだろう。
咲乙女 陽祐
「バレンタインデー…… そうだったわね」
はっとして……ムードもなにもないけど、昨日買ったチョコレートを持ってくる…?
多分……出かけるときに忘れないようにキッチンカウンターにでも置いてそうね……。
「あったあった」
星守 天香 「……? 何かお探し物ですか?」
咲乙女 陽祐
「……え! ……っと、えーっと……」
改めて聞かれると照れてきた……
「いえ……去年は……去年みたいにお茶会のときに、チョコを持ち寄ろうって話をしていたじゃない…?
それを買うときに……」
「いや、これじゃついでみたいね……」
「んんっ…(咳払い
だめね、どうにも意気地がないわ……」ひとりごと
「……えーっと? なんて渡すのがいいのかしら…… ハッピーバレンタインデー…?」
……なんだろう……チョコを差し出す…?
星守 天香
「え、…………」
伝染するようにぶわっと頬が染まる。
「今年もいただいてしまってよろしいのですか? あ、いえ……」
咲乙女 陽祐 「……もちろん。受け取ってもらえなかったら……その時は寂しく一人で食べようかしら」
星守 天香
「まあ! ふふ……
一緒にいただくならともかく、このお気持ちは私だけのものなのだわ」
「嬉しいです。とても。
大切にいただきますね」
咲乙女 陽祐
「………ええ」
「受け取ってくれてありがとう。
天香ちゃん…♪」
なんだろう……なにかしたほうがいいんだろうけど いや、家の中だから……?
193 危険な考え
咲乙女 陽祐 ………
星守 天香 きけんなかんがえ……!?
咲乙女 陽祐 家の中だからなにかしても……ばれないのではという考えが……
咲乙女 陽祐 ……受け取る手を軽く握って、薬指に口づける…?
星守 天香 「えっそんな、お礼を言うのは私のほ、…………はわっ……?」
咲乙女 陽祐
「………」一瞬のことだから……
終わったら不自然でないくらいの素早さで手を離すわね……
「……えっと……
本当になんでうちにいたのかわからないけれど、もしかしたら天香ちゃんのおうちの人が心配してるかもしれないわよね……」
「どうしましょう、家まで送っていく……?
あら、そもそも靴がないわ…?」
星守 天香
「え、……あ、ええ、そうですね……?」
正直それどころでは無さそうですがどぎまぎ答えています……
咲乙女 陽祐
現実の方でこんな事するの初めてかしら……
そうかも…?(NKFTの朝…?
咲乙女 陽祐
「かといって夢の中みたいに抱き上げて移動するわけにも……」
……しかし金糸雀荘の頃は気にしてなかったのに……という自分に気づく……?
「………だめね、えーと……」
星守 天香 抱き締められはしましたけれど……?
咲乙女 陽祐
「そう、タクシー、タクシーが最適解よね……!?」
そうか?
咲乙女 陽祐 うーん うーん…… こっちの私も夢だと思ってるのかしら……(…?
星守 天香
「そ、そうですね……!?」
「……あ、お電話をお借りできれば、家族に連絡して玄関口で靴を用意しておいてもらえるのだわ。
そちらで……?」
咲乙女 陽祐 そちらで…? ああ、そうか…… ついたときに……
咲乙女 陽祐 「電話…! あ、ああ……それはもちろん構わないわ」
星守 天香 そう……最適解……??
咲乙女 陽祐
「……そっか、そういえば……
斗織の昔の靴がどっかに……」
兄弟の昔買ったっきりで履いてない靴を探しに行きます…… 私のよりはサイズが合うはず……
星守 天香 思ったよりもちいさめのおふたり……(身長表をじっ……
星守 天香
「まあ、勝手にお借りしてもよろしいのですか?
ありがとうございます……! お返しにまいりますね」
咲乙女 陽祐
「もう履かないだろうから持って行っちゃってもいいのよ?
……あ、いや……やっぱり返してもらったほうがいいのかしら」
会う口実ができるし…?
星守 天香
「これを機会に見つけられて、もしかしたらまた履きたくなることもあるかもしれませんし……
また後ほどうかがいます」
咲乙女 陽祐
「ええ。……待ってるわね」
色々支度してもらってから、見送るときにちょっと名残惜しげに声をかけるわね。
星守 天香 「はい。……それではまた。ごきげんよう」
KP 天香は頭を下げると、玄関先についていたタクシーに乗り込むことだろう。
咲乙女 陽祐 タクシー……先払いしとかないとね(一万円を運転手に握らせる
運転手
「えっ、こんなに……?」
choice[……親戚かな……?,この二人はなんなんだ……?] (choice[……親戚かな……?,この二人はなんなんだ……?]) > ……親戚かな……?
咲乙女 陽祐 ええ、親戚よ。ええ……
運転手 (お嬢ちゃんはチョコレートの包みを持ってえへえへしている……)
咲乙女 陽祐 よ…よくみてるわね……
KP
貴方はつけたままのテレビを見ながら、起きてきた家族と一緒に朝食を食べ
仕事に出るといつも通りに過ごしていく。
痣は一日経っても消えなかった。
咲乙女 陽祐 仕事中は基本的に手袋をしてるけど……まあ、気になりはしてるわね。一日中……
KP
どっぷりと日が暮れ、貴方が帰宅した頃にピンポーンとチャイムの音がした。
約束通り、天香がやってきたのだろう。
咲乙女 陽祐
あらっ……早いわね…?!
「はぁい……!」
「いらっしゃい、天香ちゃん…?」
星守 天香
「ごきげんよう。こんばんは、陽祐さん。
本日も一日お疲れ様でした。こちらはお借りした靴、と……」
「私からも、こちらを陽祐さんへ是非に、と。
ハッピーバレンタイン、です」
咲乙女 陽祐
「……あ、あら…?
ありがとう……」
まさか貰えるとは…… ………
なんとなく緊張した様子で受け取る……かしら。
KP
開けると、中からは夢の中で天香が作ってくれたお菓子……
カップケーキが丁寧にラッピングされている。
袋を開ければ、ほんのりとチョコレートの甘い香りがした。
咲乙女 陽祐
「これって……カップケーキだわ……?」
夢でも食べたお菓子に動揺してる…
星守 天香 「はい。私の気持ち……です」
咲乙女 陽祐 「気持ち…… ……」気持ち……?? お菓子の意味……
星守 天香
「あっ、いえ、その……
なんでもないです……よろしければ召し上がってください」
咲乙女 陽祐
「えっ? ええ……
それは、ええ。もちろん、喜んで頂くわ」
咲乙女 陽祐 いまたべ 食べたほうが美しいわね
咲乙女 陽祐
「ふふ、せっかくだから今、一口いただこうかしら」
感想……
天香ちゃんに許可をもらえたらラッピングを丁寧に解いて、カップケーキを目の前にするかしら……
星守 天香
「! ええ、どうぞ……!」
どきどき見守っている……
咲乙女 陽祐
見守られている……それじゃあ
「……いただきます」
KP
一口食めば、貴方は思い出すことだろう。
まるで罪咎を甘く煮詰めた美しい砂糖の結晶とさえ思わせるようなあの味を。
アレはまさしく、貴方の幸福だった。
脳を痺れさせ、骨まで蕩けさせるような、究極の……
――罪の味。
♥═━┈┈ ♡═━┈┈ ♥═━┈┈ ♡═━┈┈ ♥═━┈┈ ♡═━┈┈ ♥═━┈┈ ♡═━┈┈
【熱情含有チョコレート】
ようてん店
KP:けみかえる
PL:藺草さん
PC:咲乙女陽祐さん
KPC:星守天香
HAPPYEND①『共犯者の華は咲く』
♥═━┈┈ ♡═━┈┈ ♥═━┈┈ ♡═━┈┈ ♥═━┈┈ ♡═━┈┈ ♥═━┈┈ ♡═━┈┈
めでたしめでたし?
陽祐さん、天香両生還でシナリオクリアです。
ハッピーバレンタイン!
KP
※天香も陽祐さんも夢の記憶はあります。
夢落ちにするか本当にあったことにするか、それは陽祐さんと天香に任せますが
貴方達は自分の体に残る痕で本当にあったことじゃないか?
と思ってしまうことでしょう。
<SAN回復>
生還した 1d6
罪の味を知ってしまった 1d3
(クラークから貰った氷が残っている場合、1粒につき1d3)
(Twitterで「#熱情含有チョコレート」で感想を呟く 1d6)
咲乙女 陽祐
ハッピーバレンタイン……! ……
ふふ、どんどん言い逃れができなくなってきているような いえ 言い逃れたいわけじゃないんだけど
星守 天香
夢と現実が……?
私、あと一ヶ月ほどで20歳になりますよ……!(むん…… ?
KP
【背景】
旧き神ヒプノスは、自分の領域に漂う人間達を眺めていた。
そして、ほんの気まぐれで、陽祐さんを気に入り自分の世界へと連れ込もうとする。
その時、陽祐さんの体に絡みつく糸を見た。
その糸は所謂縁と呼ばれるものだった。
<既存のNPC、KPCを連れて来る場合>
ヒプノスはその中で特に太い糸を引っ張れば、釣れたのが天香だった。
天香と陽祐さんのその密な関係性、そしてどこかほの暗い感情を、ヒプノスは見逃さなかった。
陽祐さんは、哀れな事に偉大なる神ヒプノスの興味を引いてしまったのだ。
そうして彼の領域―――夢の中へと取り込まれてしまう。
ヒプノスは夢へ堕ちて行く陽祐さんを見て恐ろしい顔を歪めた。
人間の皮を1枚捲ってみれば、その中にあるのはなんなのか。
泥のような感情を、人が持つには身分不相応な邪な心を、我が足元で晒してみよ……と。
それはまさしく“神の戯れ”だったのだ。
しかしそこで邪魔が入る。
それはクラークと名乗るパンの大神だった。
とはいえ、この場のパンの大神とヒプノスは決して険悪な関係ではない。
あくまでもオーナー(ヒプノス)とお客(パンの大神)だ。
天香は陽祐さんよりも一足先にレストランで働かされている。
その際、色々な人間のようなナニカを相手にしている。
ヒプノスの領域では、パンの大神もその中の1柱にすぎない。
彼の領域内であるパンの大神は、ヒプノスが気に入ったという陽祐さんと天香に目を付けた。
そして彼もまた“神の戯れ、暇つぶし”として、陽祐さん達を覚醒の世界=現実に戻そうと手助けをするのだった。
咲乙女 陽祐 なるほどね…………… 20歳…………
星守 天香
そもそも4月から成人年齢も引き下げになりますし……
いえどちらにしても、私は既に成人している頃ですが……!
…………何のプレゼンをしているのでしょう……
咲乙女 陽祐
とはいえ… とはいえね、なかなか……
うん……
咲乙女 陽祐
逆にどうやったら付き合うことになるの…?
中の人の奥手(……?)がでてる…?
星守 天香
もしかして……告白して/されていないだけで、既にお付き合いをしてい……?
……それは流石に自惚れがすぎますね(ぶんぶん
咲乙女 陽祐 まあ……でもそのあたりはうぬぼれておてもらったほうが…………
KP
【NPC】
◆赤いドレスの女
とても顔の良い女。
その正体は赤の女王(ニャルラトホテプ)である。
名前:Mrs.レッド
性別:女/(見た目):30代/職業:不明
ただし旧神と旧支配者は仲が悪いので、本物のニャル様かどうかは不明。
この場はヒプノスの夢の中。
真相もヒノプスしか知らない。
◆ブロンドヘアの男
とても顔の良い男。
その正体は、The Grade GOD PAN。
パンの大神である。
名前:クラーク(パンの大神の小説の主人公の名前)
性別:男/年齢(見た目):40代/職業:不明
この神は本物だが、レストランにいる男が本物なのか、依代なのかは不明。
真実は神のみぞ知る。
咲乙女 陽祐 クラークさんには極普通にめちゃくちゃ助けられたわね…
クラーク とても怪しまれていた……? ツンツンされていたけれどね
咲乙女 陽祐 怪しかったので…
星守 天香
普段なかなか見られない陽祐さんの塩対応な一面
久しぶりに見られてどきっとしたのだわ……(こそ……
咲乙女 陽祐 塩… ふふ お気に召してもらえたなら…?
星守 天香 傍目に見る分には……
咲乙女 陽祐
傍目に……
天香ちゃんに向ける日が来たら……それはまあ、なんというか、なにかあったんでしょうね……
星守 天香
そうですよね……
陽祐さんはいつもお優しいのだわ……(きゅん…… ?
咲乙女 陽祐
ふふ…? 優しいやつはね…………
もっとマトモな対応するのよ………(撫で……
星守 天香
まとも…………(じ…………
では……まともでないのに喜んでいる私も、まともでないということですね!(?
咲乙女 陽祐
?? よ、喜んでいる…??
な、ならいいのかしら……
KP
【成長】
・最大3回
◆咲乙女陽祐さん
目星3
聞き耳3
母国語(日本語)1
博物学2
製作(料理)2(元の数値で判定)
クリチケ1
◆星守天香
図書館1
博物学1
クリチケ2
1クリチケ1
咲乙女 陽祐
あら……こちらでも集計ありがとうございます。
よし……(ダイスじゃら…
星守 天香 いってらっしゃいませ…!
咲乙女 陽祐
3b100>90 【目星】 (3B100>90) > 16,69,64 > 成功数0
3b100>94 【聞き耳】 (3B100>94) > 88,64,80 > 成功数0
1b100>93 【母国語()】 (1B100>93) > 75 > 成功数0
2b100>10 【博物学】 (2B100>10) > 84,95 > 成功数2
2d10 博物学 (2D10) > 9[2,7] > 9
2b100>5 【制作(料理)】 (2B100>5) > 69,58 > 成功数2
2d10 料理 (2D10) > 15[7,8] > 15
1d10 クリチケ (1D10) > 4
博物学 23 → 32
料理 30 → 45
図書館(クリチケ) 54 → 58
よし……専門外のことが色々合ったけど、今回はたまたま知ってる部分にかぶったのかしら。
これからも色々勉強していけるといいわね
それじゃあ、ありがとうございました
星守 天香
陽祐さんは
芸術(料理)30
博物学23
をお持ちなのだわ……!(こそ
咲乙女 陽祐 あら……! ありがとう、それじゃあこれを参考に……(ごそ…)
星守 天香
ふふ、お疲れ様でした。
私も振るのだわ……!
1B100>92 【図書館】 (1B100>92) > 76 > 成功数0
1B100>10 【博物学】 (1B100>10) > 39 > 成功数1
1d10 (1D10) > 2
3d10+3 クリチケ (3D10+3) > 16[8,1,7]+3 > 19
博物学10→12→20
製作(お菓子)10→20
薬学17→18
以上です。
いろいろと幅広く……成長期なのだわ!
ありがとうございました。
咲乙女 陽祐
お疲れさまでした。ふふ……
1d6+1d3+1d6 SAN回復 (1D6+1D3+1D6) > 2[2]+3[3]+2[2] > 7
system [ 咲乙女 陽祐 ] SAN : 72 → 79
星守 天香 1d6+1d3+1d6 SAN (1D6+1D3+1D6) > 4[4]+3[3]+6[6] > 13
system [ 星守 天香 ] SAN : 57 → 70