KP 【KPレスシナリオ】Haunting of Mayday【CoC】
KP
ざり、ざりざり、がり、ばり、
ガリガリと掻き毟るような。爪を立てるような、そんな音と共に。
助けて、助けて!!やめろ、やめろ!!
気が狂いそうな程に脳を掻き乱す、その声。
その悲鳴は、確かに自分の声をしていた。
探索者必須事項:高POW
推奨技能:アイデア、目星、図書館
八百雨 応援に来ました(^◒^)
星守 天香 まあうれしい! おねむになるまで見守ってくださいませね!(こんばんは!ありがとうございます!!)
KP
KPレス「Haunting of Mayday」
セッションを開始いたします。
PCは星守天香ちゃん。
香水師を経た後、正史になるかは君次第。
よろしくお願いいたします。
星守 天香 よろしくお願いします!
KP
夜。
星守天香は、住み慣れた家で、ふらふらとした足取りで寝床に潜る。
最近しっかりとした睡眠が取れていなかったのだ。
眠りが浅く、そのせいか昼間も具合が悪く、いつもぼんやりとしてしまっていた。
原因を探ったが、どうにも上手くいかない。
ブルック/見学 こんばんは!
星守 天香 こんばんは!!
ブルック/見学
はらはら…こんな愛らしい子が
見学させていただきます!
星守 天香 (なんだか調子が悪いわ……)
KP
今日こそは眠れると良いのだが。
そのまま、君はぐったりと寝床に倒れ込むだろう。
ほどなくして眠気がやって来る。薄ぼんやりと、自我が溶けるような。
抗い難く心地好い睡魔に抵抗する理由もなく、君の意識は暗転する。
今度こそ、ちゃんと眠れますように。
星守 天香 (ええ……ほんとうに…………そう……、ね……)
KP
助けて、助けて、と声が聞こえる。
やめて、助けて!何で!!
必死な悲鳴。それは泣き出しそうに潤んだ声かもしれない。今にも殴りかかりそうな、怒号かもしれない。
どちらにせよ、脳に響くその悲鳴はどんどん思考を奪い、視界を濁らせ、精神を蝕んでゆく。
ざり、ざりざり、がり、ばり、
ガリガリと掻き毟るような。爪を立てるようなそんな音と共に。
…助けて、助けて!!
やめろ、やめろ!!
ざり、ざりざり、ガリガリガリ、
気が狂いそうな程に脳を掻き乱す、その声。
その慟哭は、確かに自分の声をしていた。
…………
……
…
君は、ふと目覚める。
今度こそよく眠れたと思ったのに、何だか凄く嫌な夢を見たような気がした。
星守 天香 「ん……」
KP
薄く目を開けば、外はいまだ完全に夜が明け切っていないようだ。
今日は休日なのだから、こんなに朝早く起きる必要なんて…そう思ったあたりで、ふと、気付く。
見慣れない布団。見慣れない壁。見慣れない家具。
未だぼんやりとした朝日が差し込む窓とカーテンも見慣れぬもので。
──ここは、どこだ?
SANC (0/1)
星守 天香
CCB<=91 【SANチェック】
Cthulhu : (1D100<=91) > 18 > スペシャル
「昨日は……確かに自宅で寝たはず……」
(ここは金糸雀荘……でもない……。一体どういう事なの?)
KP
あたりを見渡せば、そこは、住む者の個性こそ表れているものの、ごくごく一般的な部屋だと言えた。
そう、住む者の個性。この部屋には決定的な使用感があった。
部屋は暗いが、ベッドの脇にリモコンが置いてあることに気付けるだろう。
星守 天香 電気のリモコン、という事? つけてみるの。
KP
そうみたいだね。
明かりを点ければ、部屋の全貌が見える。
【目星】もしくは【アイデア】をどうぞ。
何度も振り直して構わないよ。ただし、振り直しの回数は必ずメモしておくこと。いいね。
星守 天香
同じ値だわ。それなら目星を振ろうかな。
CCB<=80 【目星】
Cthulhu : (1D100<=80) > 38 > 成功
KP
では君は、この部屋が、どうにも「自分好みだ」と感じるだろう。
そうだな……君は調香師見習いとして活動する時にはやたらと華美な装飾の服を着ているけど、プライベートでは意外とシンプルで機能性を重視した物を好んでいるよね。
そういった君の多面性を反映した家具が揃っていそうだ。
調香をしたいと思えば、金糸雀荘ほどではないけれどそれが叶うだろうし、ゆったりと医学書を読みふけりたいと思えば、本棚には君が読みたいと思っていた本がずらりと並んでいる。
星守 天香 まあ、素敵。
KP
本当にそう思う?
まるで自分を詳しく知る者がわざわざ誂えたかのような部屋に、君だって恐怖を覚えるだろう。
SANC (0/1)
星守 天香
こじつけだと思うわ……。
CCB<=91 【SANチェック】
Cthulhu : (1D100<=91) > 58 > 成功
八百雨 めっちゃ平気…
KP 成功なんだから良いじゃないか。
星守 天香 それは結果を見れば誰だって言えます。
KP (……仲悪いの?)
星守 天香 (仲いいと思ったのだけど……寝不足かもしれないの……)
KP
明るくなった部屋。
軽く見渡せば、いくつか目立つものが見つかるだろう。
探索開始。
KP
【探索箇所】
ベッド
机
本棚
玄関の扉
星守 天香
こういう時は焦らず、手近なものから調べた方が良いと思うの。
現状を把握してからでないと、何が起こるか分からない中迂闊に動くのは危険だわ。
ブルック/見学 動じない!
星守 天香 ベッドを見てみます。
けみかる 一人きりの時のRP模索中ですが……これは動じてませんね……
KP
ベッドの周りを見れば、スマートフォンが落ちていることに気付く。
見ればすぐにわかる。自分のものだ。
星守 天香 何か連絡など来ていないかしら……。
KP
電源は点いた。
時間を見れば、君が眠りに落ちてから数時間の時刻を指している。
──ザ、ザザ、ざり、ガリ、ガリガリ、
君がスマートフォンを操作していると、再び脳を掻き乱すような自身の声が頭に響き始める。
星守 天香 「う……!?」
ブルック/見学 星守さん…かわいいなぁ
天香の声 『…だめ、やめろ!助けて!』
KP ざり、ガリガリ、と目の前に走るノイズ。ぐあん、と視界が揺れて、眩暈がするだろう。
ブルック/見学 ひとりきりロールプレイ、なにを話させればいいか迷う…
KP
思考がまとまらない。頭がかき混ぜられる。
早く、早く、この声を止めてくれ!
星守 天香 「や、やだ、何、何なの……!?」
KP 【POW×5】をどうぞ。振っても振らなくてもいいみたいだよ。
星守 天香
振る……。
CCB<=(18*5) 【POW】
Cthulhu : (1D100<=90) > 13 > スペシャル
KP では君は、まとまらない思考のまま、暴れ出しそうな衝動を抑えることに成功する。
星守 天香 暴れ出しそうな衝動、ですって……?
KP 君が気付いた時には、脳に鳴り響く自分の声はもう聞こえなくなっていた。
星守 天香
「はあ、っはあ……昨日見た夢……と同じ……?」
寝起きで思考が上手くまとまらないのかしら……。
スマートフォンを触るのはやめね。机を見ます。
KP
机の上は少しだけ散らかっている。
ペットボトルや惣菜の殻。
妙な程生活感に溢れていると感じるだろう。
星守 天香 「お世辞にも綺麗とは言えないわ……」
KP 【目星】どうぞ。何回も振り直せるみたいだよ。
星守 天香
CCB<=80 【目星】
Cthulhu : (1D100<=80) > 5 > 決定的成功/スペシャル
KP
えっ
す、すごいね……。クリチケ、あげてもいいのかな。いる?
星守 天香 それを判断するのがKPでしょう。KPレスだけど。
KP じゃあ、せっかくだしあげとくね。僕もよく貰うから。
星守 天香 閃理さんは貰い過ぎだと思うの。でも貰えるものはもらっておくね、ありがとう。
system [ 星守 天香 ] クリチケ : 0 → 1
KP
ゴミの中から、いくつかのメモ用紙を見つけることが出来る。
雑に扱われたらしい紙はぼろぼろで、ところどころ文字が掠れて読めなくなっている。
KP 『×光に弱い?』『××ンってい×のか?』『そろそろ』『夜の間×けしか』『どうすれば』『眠×たい』『あれは使×ない』『出×いけ』『おれは』『わた×は?』『もう自×の境目が』『そうだろうとも』『あ×、もしかしたら』
KP
震えた文字だった。支離滅裂な文章とぐちゃぐちゃの文字は、とても正気の人間が書いたとは思えなかった。
【アイデア】を、振ってもいいし振らなくてもいいよ。
星守 天香
たとえ嫌な予感がしたとしても、先を知るためには、まず知覚できたかどうかを明らかにする必要があるわ。
知覚しようとすることを止めることなんてできない。振ります。
CCB<=80 【アイデア】
Cthulhu : (1D100<=80) > 12 > スペシャル
KP 崩れすぎており分かりにくいが、この文字は自分が書いたものにそっくりなような気がする。
星守 天香 ……そうでしょうね。
KP さらに、その中にはいくつか、筆跡こそ自分のものだがやけに落ち着いた綺麗な文字があることにも気付ける。
星守 天香 文字はいつも綺麗に書いているつもり。それよりもさらに綺麗、という事?
KP
さあ、そこまでは僕にも分からないよ。
本当に。
星守 天香
そう。そうよね。今は先へ進み、少しでも情報を得るしかないのね。
本棚を調べます。
KP
何の変哲もない本棚だ。
本に興味のある君に相応しい、大きく立派な本棚。
揃っている本の種類も同様、医学書、歴史書、香水に関する本、フランス語で書かれた小説……全て自分好みだ。
【図書館】をどうぞ。振ってもいいし、振らなくてもいいし、何度でも振り直せるものだ。
星守 天香
そろそろ確率的に失敗しそうね。振ります。
CCB<=84 【図書館】
Cthulhu : (1D100<=84) > 34 > 成功
八百雨 つよぉい!
KP ところがどっこい。出目が良いね。
星守 天香 序盤で光ると……後は燃え尽きるばかりだわ。
KP 星なんて所詮そんなものだよ。
八百雨
不穏なことを言わないで
星の位置は変わらないのよ 永遠に
常にトップスターであれ……
KP 星vs星の頂上決戦だった……?
星守 天香
そういう事を言われても困るわ。
今はKPをしているのなら、どうかKPらしくしていてくださいませな。
KP
では君は、見覚えのない本を何冊か発見できる。
母国語ではない言語で書かれたもので、原文をすぐ読み解くことは難しいだろう。
ただ、メモや付箋がいくつか貼られており、翻訳されている部分もある。
【アイデア】をどうぞ。きっと振るんだろうね。
星守 天香
CCB<=80 【アイデア】
Cthulhu : (1D100<=80) > 92 > 失敗
KP おや、初めて失敗したね。
八百雨 くっ……
星守 天香 そろそろかしら、と言ったところだったもの。ただ知覚できなかったというだけだわ。
KP
君は付箋に書かれた母国語を拾って読み進める。
付箋は乱雑に扱われたのか状態が悪く、翻訳の文字も震えており全貌が確認できない。
星守 天香 それでも目が追ってしまうのでしょ?
KP それは……。うん、流石だね。
KP
『シャンという生物』
走り書きのメモ。
・シャンという生物は人の脳に寄生する
・日光が苦手で夜しか活動できないらしい
・退散の呪文なるものが必要らしいが、その詠唱を使用せずとも退治可能な弱い個体が近年発見されたという
ということについて書かれている。
『×××の退散の呪×』
こちらは、何らかの呪文。聞いたこともないような、はたまたどこかで聞き覚えのあるような、冒涜的な言葉の羅列がそこにはあった。
詳細な詠唱のやり方、発音などが書かれている。解読に手間取るかもしれないが、無事詠唱出来る程度の情報は得られるだろう。完全な習得は不可能とする。
KP SANC (0/1d3)
星守 天香
CCB<=91 【SANチェック】
Cthulhu : (1D100<=91) > 27 > 成功
「欠けがあるけれど……きっとこれが、『シャンの退散の呪文』というもの? そう……」
「詠唱。これは詠唱するものなのね。
脳に寄生するだなんて、恐ろしいの。この呪文は持っておきましょ」
それじゃあ、玄関の扉、かしら……。
KP 玄関は、ドアノブを捻ればあっさりと開く。
星守 天香 ……嫌な感じ。開けてはいけないものだった?
KP
まあ、まあ。焦らず状況を把握するんだろ?
強く、光が目を焼く。どうやら日が登り始めていたらしい。気持ちの良い朝日。
そうだ、外に出れば助けも呼べるのだ。そうすれば良い。
そんな風に、考えていた。
──光を浴びた場所から、体が燃えるように痛み始めるまでは。
星守 天香 「は、ぁあっ……う、う……!?」
八百雨 ひゅぉっ………
KP
ごおおお、と、燃えるような幻聴を聞くような。それ程までに、体が焼け焦げていくような強い痛み。
突如として、体が激痛を訴え始めたのだ。
星守 天香 「は、……は、……か、はっ……くぅ……ッ!」
KP SANC (0/1d3)
星守 天香
CCB<=91 【SANチェック】
Cthulhu : (1D100<=91) > 56 > 成功
声 『…出せ! 出せ!! 助けて!!』
KP
脳を内側から叩かれるような痛みが再び呼び起こされる。
体の中からも外からも衝撃が止まない。
痛い! 痛い!! 頭も、皮膚も、何もかもが痛い!
早く日陰に、家の中に戻らなければ、気が狂ってしまう!
星守 天香 これは、これは私の感覚なの? それともシャン、という生物の感覚? 私は? 私は一体どうすれば……??
KP どうするかは、君が決めることだ。今までもそうしてきただろ。
193 お邪魔します…
KP このまま家に戻るか、外に留まるかは、君が決めるんだ。
星守 天香 まあ!こんばんは! いらっしゃいませ!
193 こんばんは、天香ちゃん。頑張るのよ…
八百雨 もしや藺草さん、通過済…?
193 えぅん…急いで昨日…
八百雨 wwwwwwwwwwwwwww その反応は……(^◒^)
星守 天香
お日様のもとでだって、星はそこに在るのよ……
留まれるものなら、留まってみせる……
193 いや、この反応は「どうして1時間前に起きて応援に来なかったんだろう」です。
八百雨 あ、寝ていらっしゃったのですね
KP では、留まれるかどうか【POW×5】で判定だね。どうぞ。
星守 天香
CCB<=(18*5) 【POW】
Cthulhu : (1D100<=90) > 7 > スペシャル
193 ひゅーーーっ
八百雨 つ、つよぉい…!
声 『出せ!! 出せ!!!』
KP
声はどんどん大きくなってゆく。
肌は、体はびりびりと痛みを増す。
焼かれるような。
何かが剥がれるような。
失うような。
頭に響く声と相まって貴方の思考は、自我はぐちゃぐちゃにかき混ぜられていく。
SANC (1/1d3+1)
星守 天香
CCB<=91 【SANチェック】
Cthulhu : (1D100<=91) > 19 > 成功
system [ 星守 天香 ] SAN : 91 → 90
KP 強いなあ。【アイデア】をどうぞ。
星守 天香
CCB<=80 【アイデア】
Cthulhu : (1D100<=80) > 68 > 成功
KP
僅かに残った理性で、自分の体を観察できた君。
激しい痛みを発する肉体。
しかし、どこにも外傷は見当たらなかった。
肌が焼け焦げることもない。
傷が付いた訳でもない。
吸血鬼のように、灰になる訳でもなかった。
星守 天香
当然、当然よ……。それくらい、判別できる、わ……。
でも……私がもしもシャンと感覚を共にしているのだとしたら?
それとも……私がシャンなの?
ああいやよ、シャン……シャン……確かに香と書いてシャンだけど、きっとそのシャンではないわ。
ええ、洒落を言ってる場合ではないのよ!!
KP 落ち着いて。
193 かわいい
KP 君は、これから何をしたい?
星守 天香
ああいやだわ、KPらしくしてと言ったのは私だけど、「君」だなんて。
私が「どっち」か分からないじゃないの。
だめよ。様子を見るわ。この声と対話はできないの?
KP 何もせず、この場に留まる、ということでいいのかな。
星守 天香 少なくとも、呪文を詠唱できる状況ではないと思うわ。
KP
君は、星守天香は苦痛の中、日光の下に留まることを決めた。
じりじりと肉を焼く日光。
頭に響く悲鳴。
ひたすらに耐え忍ぶ。それは、星守天香の強靭な精神力の為せる業だった。
ふと、君の口が勝手に動く。
声 「このか、らだは、我のもの」
KP
え、と驚きの声を口に出す間もなく、その言葉を皮切りに、口が自分の意思に反し言葉を紡いでゆく。
聞き慣れぬその文言は、「呪文」としか言いようがなかった。
SANC (0/1)
星守 天香
CCB<=90 【SANチェック】
Cthulhu : (1D100<=90) > 26 > 成功
KP
さて、君は本棚の本を読んでいたね。
この呪文は、本に書いてあった『×××の退散の呪×』だと理解出来る。
君はその呪文の意味が理解出来るかもしれないし、出来ないかもしれない。
ただ、君は本能的にその詠唱を完遂させてはいけないと考えるだろう。
星守 天香 ええ、そうよ、だめよ。……わたし、私が退散させられてしまうのではないの?
KP
勝手に動く口を、逃げ出そうとする足を、必死に押し留める。
途切れ途切れの詠唱を遮るように、自分の声が頭の中に木霊した。
声は、どんどんと大きくなっていく。
もう少し。もう少しで。
【POW×5】をどうぞ。特に補正は無いみたいだね。
星守 天香
CCB<=(18*5) 【POW】
Cthulhu : (1D100<=90) > 99 > 致命的失敗
193 !?!??!
八百雨 待って
KP おやおや……
193 まてまてなてまてまて
八百雨 待って~~~~~~~ クリチケあるじゃないですか
193 そうだよそうだよ
KP ^^;
193 助けてgod
八百雨 いや、いつ使うかはPLの自由ですが ファンブルはびっくりしましたし…!
193
ですわね…ごめんなさいですわ…
ファ…
星守 天香 燃え尽きてしまうの……?
八百雨 が、がんばれ……天香ちゃん……!
KP
クリチケ、あるよ。使わないのかな?
いや、この聞き方は良くないか。
使う?
星守 天香 う…う………
KP
僕はこういう時使わないタイプ……というか、使った事ないんだけど、君は君だからね。
賢明な判断は果たしてどちらだろう。
それまで僕が提示することはできない。
星守 天香 使……使う、う、使います……!
KP どうぞ。
system [ 星守 天香 ] クリチケ : 1 → 0
星守 天香
CCB<=(18*5) 【POW】
Cthulhu : (1D100<=90) > 74 > 成功
八百雨 がんばったねえよしよし……
KP
自我が、時間が、意識が、かき混ぜられていく。
思考がどこかに飛んでいく。
鳴り響く声と精神が共鳴していく。
助けて!
やめろ、「出して」!
流石にもう限界だ、気が狂ってしまう!
自分が白くかき消えてしまいそうな。
今にも自分を見失ってしまうような。
八百雨 ひぇ
星守 天香 (ア、ぁ、いや、いや……!! たすけ、たすけて、だれか……!)
KP
そんな刹那、しん、と詠唱の声が止んだ。
いつの間にかついていた膝が冷たい。
痛い。体が重い。
しかしそれは、自分の足が地についている証であった。
徐々に皮膚の痛みは遠く、抗い難い眠気に襲われる。疲労か、はたまた他の何かか。
強靭な精神を持つ君だが、こればかりは耐え切れずその場に倒れ込んでしまう。
抵抗する力など、もう少しも残ってはいない。
星守 天香 「っ…………」
KP
薄れゆく自我の中、星守天香は、暗転する意識の中でも徐々に地に足がつくかのような、体に重さの戻るような感覚を覚えるだろう。
ぼんやりと。それでいて確かに。
意識が落ちる瞬間、虫の羽音のような異音を聞いた気がした。
底冷えするような、どことなく嫌な音。
しかし、今度こそ星守天香は、安らかに眠りへ落ちることが出来るだろう。
君は、自らの、その意思の力で侵略者に打ち勝ったのだから。
…
……
…………
星守天香は、ふと目覚める。
カーテンの隙間から差し込む光は強く、とうに昼を過ぎているのだろうと察せた。
星守 天香 「うう、寝すぎちゃった……?」
KP
それでも……そう言えばこんなにゆったりと眠るのは久しぶりだ、と君は思い出すだろう。
起き上がれば、そこは見慣れた自室。
適度に汚れた一室には、ぐしゃぐしゃの紙や付箋が散らばっている。
君のお気に入りの本が並べてある本棚は少しだけ散らかっていて、順番がぐちゃぐちゃになっていた。
星守 天香 「まあ、きたない……お掃除しなきゃ……」
KP
先程のことは夢だったのだろうか。
ぼんやりとしていると、慌てたような声が耳に飛び込んで来る。
KP ちょ、ちょっと数分まってね
八百雨 KPレスだもの、PLの好きなだけ時間を使うといいのだわ!
193 いつまでも見守っているのですわ~!
咲乙女 陽祐 「天香ちゃん…! 起きた!?大丈夫!?」
星守 天香 「へ……よ、陽祐さん……?!」
八百雨 香水師の刑事さん~~!
星守 天香 「どうしてここに、え……?」
咲乙女 陽祐
「ええ、そうよ。……少し前のお茶会の時に気になることがあって……」
「今日の朝、ちょっとだけ会えないかと思ってきてみたの。そしたら……」
八百雨 ...オネエ口調…だ…?
咲乙女 陽祐 「天香ちゃん、あなたが玄関の前で倒れてたのよ。…一体どうしたの? 記憶はあるかしら…?」
咲乙女 陽祐
女性言葉なのよ~♪
そこ以外に特に女性らしさはないわ。
星守 天香
「え、えと……」
「ここの所、よく眠れてなくて……外に出たら、急に……倒れてしまった、んだと思います……」
KP 外傷は特に無く、ただ寝ているだけのようだったので、咲乙女陽祐さんが家に運び込んで看病してくれたのだそうだ。
咲乙女 陽祐 ごめんね、そこまで持っていくのにじかんかかっちゃったわね!
咲乙女 陽祐 「そういうこと! 何かあったら言ってくれないと。私でもわかちゃんでも、シャーロットちゃんでも!」
193 というところで退場しますわね…!
KP ありがとうございます……!
193 とんでもないですわ……
星守 天香
「ごめんなさい……。……いえ、そうじゃないですね……」
「ありがとうございます。皆様、頼りにしています。シャーロットさんも、若葉さんも、もちろん陽祐さんも」
「ふふ、これからも、いっぱい甘えさせていただきますね」
KP
ああ、先程の不可思議な出来事は夢ではなかったのだ。
あの痛みも、あの苦しみも、全てはこの身に確かに起こり、打ち勝ったものなのだ。
くらり、眩暈がする。
星守 天香 「あ……」
KP しかし、先程のような自我を奪い崩すような、悪辣な気配は微塵も感じなかった。
星守 天香 「もう少しだけ、眠りますから、その……お話は、目が覚めてからしましょう、ね……」
KP
馴染んだ家で。自分を心配してくれる人のいる場所で。
寝不足と疲労を受け入れ、星守天香は再びベッドへ潜り込む。
もう、虫の羽音は聞こえなかった。
Haunting of Mayday 【ED-A】
シナリオクリアだよ。お疲れ様でした。
八百雨 お疲れ様です~~!!! やったーー生還!
星守 天香 あ、ああ……! 怖かったわ……!!!
193 お疲れさまでした~!!! 良かった天香ちゃん…よかった…
八百雨
ホントにね!!!!!!! ファンブルこわい!!!!!!!
怖かったよ!!!!!!!!
星守 天香 いえ、いえ……! お疲れさまでした……!! ありがとうございました!
193
なみだぽろぽろてんかちゃんも可愛かったが笑顔の天香ちゃんが一番良いわよ
ええ怖かった…
星守 天香
まさかあそこでファンブルが出るだなんて……ああ……
ロスト……一歩手前……
193 おもわず大声を出してしまったわね…
八百雨 ふふ……出目怖い……
KP
生還報酬 1d3
シャンを退けた 1d3
クトゥルフ神話技能 +1d2
星守 天香
2d3 生還報酬
Cthulhu : (2D3) > 5[2,3] > 5
193 (SANつよ…)
KP おっと。現時点で最大SANを超えてしまったね。
星守 天香 更に神話技能が増えて……余ったSANはどうすればいいのかな
KP 好きな技能に割り振ったらいいと思うよ。とりあえず、どれだけ余るか見てみようか。
星守 天香
1d2 神話技能
Cthulhu : (1D2) > 2
KP じゃあ……3ポイント余るね。
system [ 星守 天香 ] SAN : 90 → 92
星守 天香 薬学をじわじわと上げますね。
KP
【解説】
当シナリオの「君」は、星守天香の体を乗っ取っているシャン(シャッガイからの昆虫)を指している。
序盤から頭に響く声こそが本当の星守天香であり、要所要所のPOW×5はシャンの意思に対抗し得るかという判定。
最後のPOW×5に振り直しの数だけマイナス補正が付くのは、「侵食が進み上手く自分の力を発揮できていない」ことに起因する。
シナリオ開始時には既に侵食が始まっており、星守天香は帰宅途中にシャンを目撃したことで発狂している。
よって、いくら勝ち気な性格でも厭世的でも落ち着いた性格でも、助けて、出せ、と子供のように喚き散らす。
シナリオ中基本的に、「君」と描写されているものはシャンを、「星守天香」と描写されているものは本来のPCのことを指している。
星守天香はシャンに寄生されており、まともに眠れない日が続いていた。
毎日帰宅途中脳に侵入され、まともに家にすら帰らず悪事を働かされる日々が続いていた(犯罪の程度は想像に任せるが、証拠隠滅は今のところ完璧なので生還後の生活に大きな影響はないだろう)。
原因を探るためシャンに関する資料を見漁るも一歩及ばず、完全に自我を侵食される寸前まで追い詰められてしまう。
しかし、星守天香を襲ったシャンは、通常のものよりも弱体化した亜種であった。
星守天香の精神が強靭だったこともあり上手く洗脳しきれず、結果的にシャンの意識と星守天香の意識が混ざり合った異物が生まれてしまう。
自我はどちらかと言うと星守天香により寄ったものだが、記憶はシャンに寄ったもの。
よって、当シナリオの舞台である部屋に対して見覚えがなかった。
星守天香が目覚めたのは最初から自室だったのだ。
上手く癒着出来ていないシャンは、星守天香の天日干しで退散させることが出来る程に脆弱だ。
しかし、退散させられる程長く日光を浴びるためには精神力のみで逃げるシャンを押し留める必要がある。
また、星守天香が本棚で見つける呪文は人間がシャンを退散させるためのものではなく、シャンが人間の主人格を消し去るためのものである。
メモ書きの「あれは使えない」はこれを指している。
KP つまり僕が抱いた違和感も「君」がシャンだったからなんだね。
星守 天香 ……でもそれはやっぱり、後出しのこじつけだと思うわ。
KP
手厳しいな……。
と、言ったところで本日はお開きとさせていただきます。
応援にお越しくださった皆様、ゲスト出演してくださった咲乙女陽祐さん、ありがとうございました。
けみかる ありがとうございました!!!
八百雨 お疲れ様でございました…!
193
お疲れ様でございました…!
(勢い余ったせいですがよく考えると一人で女の子の目覚めを待つなよこわ………
多分途中でシャーロットちゃんか若葉ちゃん呼んでると思います。目覚めの時に居合わさせていただいただけだね! という補足だけ…ええ!)
けみかる
ふふw補足ありがとうございますww
それではまたいつか。本日はありがとうございました。おやすみなさいませ!