DL
HO1:藺草さん/咲乙女陽祐(さおとめ・ようすけ)
HO2:けみかえるさん/星守天香(ほしもり・てんか)
導入
頭が重い。目の焦点が合わない。吐き気と息苦しさが胃を圧迫している。耳鳴りに顔を歪めながら、ぼんやりとした視界に見慣れた風景を感じ取る。自分の家のリビングだ。
デジタル時計が淡い光を灯して今日の日付
―――3月14日を映しているようだった。
KP
咲乙女陽祐は段々と自分の目のピントが合うにつれ、床に誰かが倒れていることに気づく。それは紛れもなく星守天香だった。
星守天香は大量の血を流してピクリともしない。自分の荒い呼吸が鼓膜を打つ。駆け寄ろうとして、腕を前に出す。
自分の右手に大きな瑪瑙(めのう)の灰皿が握られている。灰皿には血がこびりつき、赤黒い雫となって床に数滴、落ちていく。
咲乙女 陽祐 CCB<=90 【目星】 (1D100<=90) > 37 > 成功
【目星】成功
灰皿に血以外の汚れはない。
タバコの灰も吸い殻も入っていない。これはいつ買ったものだったか、よく思い出せない。
導入2
灰皿を置き、星守天香の体に近づく。息をしている様子はなかった。大量の血が床を濡らしている。
髪が汚らしい赤と生臭さにまみれている。
死んでいるのは明白だった。
動悸が激しくなる中、背筋を伝う水滴に体が震える。
ここでようやく、自分が全身びしょ濡れで、布一つ纏っていないことに気づく。
193 この灰皿が黒幕では…?
導入3
自分の家で、濡れた体で、血塗れの灰皿を持っていて、目の前には星守天香の死体。
耳鳴りが止む。背後から水が流れる音がする。
バスルームに誰かいる。蛇口をひねり、キュ、と水が止まる音がする。
誰かがバスルームから出てくる。
ドアに手がかかる―――。
けみかえる 瑪瑙の灰皿…… !
193 !????!?? 風呂上がりのかた????
星守 天香 陽祐さんにいろんなことが起きているのだわ……
はじまり
笑い声、食器が重なる音、ハッと意識が明瞭になる。
探索者たちはレストランで夕食を取っていたところだった。テーブル席に向かい合って、二人とも手にはフォークとナイフ。皿の上にステーキ。
机上のスマートフォンには「3月12日19:30」と表示されていた。
193 はぇーーっ 過去……
星守 天香 さんがつ……
はじまり2
レストランには他にも様々な客が来ていて、それぞれ楽しそうに談笑している。
探索者たちは一瞬、息を殺してお互いを見る。
咲乙女陽祐は、自分の部屋で血を流して死んでいる星守天香を覚えている。
星守天香は、咲乙女陽祐の部屋で頭を強く殴られて自分が死んだのを覚えている。
はじまり3
感情の如何はともかく、状況は「自分が目の前の人物を殺した」「自分が目の前の人物に殺された」という結論に至るものだった。
☆悍ましい経験にSANc(1/1d3)
咲乙女 陽祐
「……天香、ちゃん……?」
CCB<=81 【SANチェック】 (1D100<=81) > 14 > スペシャル
system [ 咲乙女 陽祐 ] SAN : 81 → 80
星守 天香
CCB<=55 【SANチェック】 (1D100<=55) > 81 > 失敗
1d3 (1D3) > 3
system [ 星守 天香 ] SAN : 55 → 52
はじまり4
さらに、探索者たちは今が「2日前」であることに気づく。
自分たちの記憶では「今日」は「3月14日」のはずだ。
この場所、この喧騒、この食事は、たしかに2日前に経験した出来事だった。
☆奇妙な現象にSANc(0/1)
星守 天香
「え、……よ、陽祐さん、……?」
CCB<=52 【SANチェック】 (1D100<=52) > 32 > 成功
咲乙女 陽祐
CCB<=80 【SANチェック】 (1D100<=80) > 49 > 成功
「……ここは……
さっきのは、夢、かしら……?」
<探索ガイド>
①自分たち
②他の席
③駐車場
※②も③も自分たちの席から様子を伺える
咲乙女 陽祐 ここで私は相手をじっと見ちゃうかしら……。
①自分たち 特に不調はない。服装は2日前のもの、つまり3月12日に着ていた服を着ている。
星守 天香
「"3月12日"……? おかしいのだわ……」
つぶやいて、私も陽祐さんをじっ……
咲乙女 陽祐 CCB<=90 【目星】 (1D100<=90) > 73 > 成功
星守 天香 CCB<=80 【目星】 (1D100<=80) > 56 > 成功
①自分たち【目星】
*HO1*
自分の体に外傷はないようだ。視線を映して星守天香の手首を見ると、黒い石が付いたブレスレットをしていた。あれはなんだったろうか?
①自分たち【目星】
*HO2*
自分の体に外傷はないようだ。頭を触ってもなんともない。ふと自分が黒い石が付いたブレスレットをしていることに気づく。これはたしか一週間くらい前に咲乙女陽祐と出かけたときに買ったものだった気がするが、確かではない。
咲乙女 陽祐 CCB<=60 【アイデア】 (1D100<=60) > 40 > 成功
星守 天香 CCB<=80 【アイデア】 (1D100<=80) > 35 > 成功
①自分たち【アイデア】
*HO1*
ここ一週間ほどの記憶が曖昧であると気づく。昨日―――今が3月12日なら「明日」だが、自分たちは夜に酒を飲み、そのまま星守天香を家に泊めたはずだ。しかしどうしてあんなことになってしまったのかはわからない。
それ以外のことはよく思い出せない。
①自分たち【アイデア】
HO2*
ここ一週間ほどの記憶が曖昧であることに気づく。4日前―――今が3月12日なら「一昨日」だが、そのときも咲乙女陽祐とどこかへ出かけた気がする。博物館だったか美術館だったか、とにかくそんなところだったような記憶がある。
それ以外だと「ブレスレットを買ったような気がする」程度しか思い出せない。
星守 天香 ブレスレットの位置は特に左右どちらでも問題ございませんか?
咲乙女 陽祐
「………」
こまったように天香ちゃんをつい観察していて……その手首に視線が吸い寄せられる。
KP 好きな方で問題ありませんよ
星守 天香 わかりました。ありがとうございます!
星守 天香
「……なんともなっていない……」
両手で頭に触れており、見られているなら左手首に黒いブレスレットがついていることに気付かれるでしょうね。
193
死の記憶……
かわいいね……
ブレスレットの記憶…?(じっ…
咲乙女 陽祐
「……やっぱり、さっきまでのは。
天香ちゃん、覚えてる? さっきまで14日だったってこと」
星守 天香
3/10 どこかに出かけてブレスレットを買ったような気がする
3/12 2日前。でも私達が現在いる時間
3/14 自分たちにとっての"今日"のはずだった。殺された感覚あり
星守 天香
「え……陽祐さん、もなんですか?
私、……」
「ここ最近の記憶が少し曖昧で、自信が無いのですけれど
ええ、確かに3月14日……だったはずなのだわ」
咲乙女 陽祐
「あら、天香ちゃんも…… 私もそうだわ。
ここ一週間くらいの記憶がぼんやりしてて……」
「……でも、白昼夢のようなもの、だったのかしら。
確かに昨日……じゃなくて明日の記憶だってあるけど、あんなこと……」
「……お酒を飲んだことは覚えてるかしら?
その後私の家に泊まったことも……」
咲乙女 陽祐 もっとうろたえるべきな気がするわ……?
星守 天香 ?? 言われて思い出せそうですか?>飲酒、宿泊について
193 ねー ころしたくせに ねー(自探索者への威嚇
星守 天香
んふふ……
まだ実感が何もかもない……?
KP 記憶が曖昧ですが、言われたらそうだったような…と思い出せはします
星守 天香
「え、っと……
……言われてみれば、そう……だったような……?」
星守 天香 なるほど……承知いたしました。
星守 天香 「あの、それは3月13日……のことで合っていますか?」
咲乙女 陽祐
「言われてみれば…? ……そう……」
状況が状況だから、そのあたりもぼんやりしているかしら……
「ええ、そのはずだわ?」
星守 天香
「そうですか……。
そのあたりの事は、どうにも自発的には思い出せそうにありません」
「逆に、4日ほど前……いえ、3月10日頃に、陽祐さんとお出かけしたのはなんとなく覚えています。
奇妙な感覚なのだわ」
咲乙女 陽祐 「3月10日……」
星守 天香
「博物館だか、美術館だか……定かではないのですけれど
……このブレスレット、その時にどこかで買ったもののようです」
左手を振ってみせています。
星守 天香
3/10 どこかに出かけてブレスレットを買ったような気がする
3/12 2日前。でも私達が現在いる時間
3/13 1日前。お酒を飲み、陽祐さん宅に宿泊した。
3/14 自分たちにとっての"今日"のはずだった。殺された感覚あり
咲乙女 陽祐
「……あら、そうなの。
どうしてか……見たことないアクセサリーだわ、と思ったんだけれど」
(3月12日)
ここはどちらからともなく提案して入ったステーキ屋だ。口コミの評判はよく、実際頬張ったステーキは美味しかった。記憶の中では。
店内はロッジ風のテーブル席に、酒瓶が並ぶカウンター席がある。
窓の外からは6台ほど止められる駐車場が見える。
客入りは上々らしい。
咲乙女 陽祐 なんとなく会話がおもいつかなくって、……他の席に目をやるかしら?
②他の席
斜め向かいの老夫婦を見る。
二人はずいぶん機嫌が良い様子で、比較的大きな声で会話している。内容は「孫も大きくなったし今度一緒に旅行に行きたい」といった他愛のない話だ。
その光景を見て段々と記憶がよみがえる。たしか、このあと老婦人がグラスを落としてしまい、店員が慌てて駆けつけたのだ。その店員は「新しいのをお持ちしますから、お気になさらないでくださいね」と老婦人に声をかけていたはずだ。
そんなことを考えていると、老婦人がグラスを落とした。慌てて店員が駆け付ける。
「新しいのをお持ちしますから、お気になさらないでくださいね」
店員はそう優しく声をかけた。
星守 天香
「印象的に覚えているのは……そのくらいですね、……あっ、」
CCB<=80 【アイデア】 (1D100<=80) > 95 > 失敗
咲乙女 陽祐
「……!」
CCB<=60 【アイデア】 (1D100<=60) > 46 > 成功
②他の席【アイデア】
②他の席【アイデア】 今見た光景を含め、周りの事象・状況は記憶の中の3月12日と一致していると確信を得る。
咲乙女 陽祐
「……やっぱり、この場所……さっきのことも……
全部記憶にあるわ」
あたりに視線を巡らせてから
「時間が…巻き戻った…?」???
星守 天香
「……あらあら、大変なのだわ。大丈夫かしら、……」
そう言う私の言葉も過去の通りになるのでしょうね(アイデア失敗顔)
「……え?」
「陽祐さんのおっしゃる通りだとしたら……
同じことを繰り返そうとしている……という事なのでしょうか」
駐車場もちら……
③駐車場 窓から駐車場に目をやると、ちょうど店から出て通りを抜けていく二つの人影が見えた。
咲乙女 陽祐 CCB<=90 【目星】 (1D100<=90) > 62 > 成功
星守 天香 CCB<=80 【目星】 (1D100<=80) > 93 > 失敗
③駐車場【目星】 暗くてよく見えないが、背格好や服装が自分たちに似ているような気がした。
星守 天香 ぽや……ぽや……
咲乙女 陽祐
「そうかもしれないわ……」
ふ、と窓の外を見て
星守 天香 陽祐さんは流石は元刑事さんですね……
KP 頭を殴られた影響が……
咲乙女 陽祐
「………?」
駐車場の方を見て目を凝らしている。
えっ 追いかける……? 追いかけるほどではない……?
星守 天香 ふふ、今は痛くないはずなのに……
咲乙女 陽祐
が、がんばって……
昨日までのダイスの影響が出て……?
星守 天香
「……? どうかされましたか?
今、どなたか出て行かれましたけれど……」
咲乙女 陽祐
浮きかけていた腰を下ろして、考え込むように口元に手をやっている。
「今の人影、なんだか私と……天香ちゃん、あなたににてたように感じたの。
でも……流石に気のせいよね」
193 もっと気にしろ 元刑事だろ(エア胸ぐらつかみ
星守 天香
「まあ。……そうだとしたら、先程の……
陽祐さんが覚えていらっしゃるという光景はお会計時にでも見たものだったのかしら……」
でもお会計はまだ済んでいない……? 伝票を探す……?
「……ええ、でもこちらに伝票はあるのだわ。
お肉も食べかけ……」
咲乙女 陽祐
「……そうね。やっぱり、気のせいかも……」
そんなわけ
星守 天香
「気になるようでしたら、見て来られますか?
私、こちらで待っていても構いませんし……」
積極性が無いように思われるかもしれませんが食い逃げではないよの証明です
反射像
探索者はフォークとナイフを置く。
やはりここは3月12日らしいという確信と共に一息つくと、店員が目ざとくテーブルまで歩いてきた。
「そちらのお皿お下げしてもよろしいでしょうか?」
反射像2
彼の言葉に返事をするべく探索者は顔を上げる。
しかし、そこにあったのは店員の顔ではなかった。
黒い丸い球体。首から下はこの店の制服を着た人間の体にも関わらず、その上に乗っているのは直径30cm程の真っ黒い金属の球体であった。
言葉を失ったまま、視界の端に他の客たちを捉える。
今まで楽しげに話していた彼らもいつの間にか球体の顔になっている。店の中は依然賑やかだ。ただ、目に映っている球体頭の人間たちはピクリとも動かず静止している。
まるで3月12日の音だけが再生されているような歪な空間だった。
193 えっ 食べ終わった…!?
星守 天香 ほわわ……
反射像3
探索者はゆっくり店員だったものを見つめる。
彼の首に乗った球体は、やはり金属のようで、ゆっくり回転していた。漆黒の中にも薄く虹色がかった美しい模様が見て取れる。そのキラキラとした滑らかな表面に自分の顔が反射していた。
恐ろしいほど無表情のまま探索者の顔をじっと見ている。否が応でもその自分と目が合う。
☆まばたきすらできない恐怖にSANc(1/1d2)
星守 天香
「え、」
CCB<=52 【SANチェック】 (1D100<=52) > 95 > 失敗
1d2 (1D2) > 1
咲乙女 陽祐 「……!?」
system [ 星守 天香 ] SAN : 52 → 51
咲乙女 陽祐 CCB<=80 【SANチェック】 (1D100<=80) > 68 > 成功
system [ 咲乙女 陽祐 ] SAN : 80 → 79
3月14日*HO1*
詰まりそうな息を大きく吸い込む。しかし、その瞬間、自分が家に居ることに気づく。
デジタル時計の表示は3月14日。少し離れたところに星守天香の後ろ姿がある。自分は小走りに星守天香に近づいている最中だ。理由はわからない。相変わらず眩暈と吐き気に襲われていて、喉が潰れたのかと思うほど言葉が上手く出なかった。
ガッ、と躊躇いなく瑪瑙の灰皿を掴む。自身の荒い呼吸だけが鼓膜を支配する。そのまま星守天香の頭に目掛けて振りかぶる―――。
KP アイデアが振れます
3月14日*HO2*
まばたきした瞬間、自分の足が映る。いつの間にか立って下を向いたらしい。
足の下に敷かれているラグが咲乙女陽祐の家のラグだと少し遅れて気づく。同時に、「自分は今顔を上げてはいけない」と強く感じた。
おそらく、目の前に何かいる。自分はそれに対し「咄嗟に目をそらした」。それが今なのだとどこかで理解する。そしてそう理解したのも束の間、後ろから駆けてくる足音が聞こえ、頭に強い衝撃が走る。
咲乙女 陽祐 CCB<=60 【アイデア】 (1D100<=60) > 33 > 成功
KP 聞き耳が振れます
【アイデア】 星守天香の頭を殴りつける直前、自分の腕がやけに濡れていることに気づく。自分は今裸で、全身がずぶ濡れの状態だ。
星守 天香
「……!」
CCB<=85 【聞き耳】 (1D100<=85) > 28 > 成功
*HO2*【聞き耳】 意識が薄れる中、「リビングに何か置きました?」と台所から声がした。それは確かに自分の声だった。
咲乙女 陽祐
天香ちゃんは普段着のまま…ってことよね?(それはそうだろう
腕が…… 全身が…
KP
またも違う景色の中に立っている。
探索者たちは顔を見合わせる。咲乙女陽祐の眩暈は収まっているし、星守天香には傷一つない。目の前には『国立博物館記念企画 日本の伝統文化』という企画展の看板がある。
☆記憶の混乱と今の状況にSANc(0/1)
どうやらここは博物館のミュージアムショップのようだ。そういえば自分たちは数日前、たまたまこの企画展を見たのだった。辿りにくかった記憶がぼんやりと輪郭を見せ始めた。
193 はぇーーっ ????
星守 天香 『リビングに何か置きました?』
咲乙女 陽祐 CCB<=79 【SANチェック】 (1D100<=79) > 77 > 成功
星守 天香 CCB<=51 【SANチェック】 (1D100<=51) > 72 > 失敗
system [ 星守 天香 ] SAN : 51 → 50
193 ごり… ごり……
<探索ガイド>
①自分たち
②企画展出口
③ショップ
咲乙女 陽祐
「ここは…… 博物館、だわ……?」
天香ちゃんを見下ろす…?
星守 天香
「……ここが……恐らく3月10日の……」
おそるおそる顔を上げています
193 ふふふ……
けみかえる わろてる……
咲乙女 陽祐
「なら……ここでさっきの、黒いブレスレットを買うのかしら。
………」
星守 天香
「記憶では……そうなのではないかと思うのだわ」
では、お話しながら自分たちを見てみますかしら
①自分たち
スマートフォンを確認すると「3月10日 14:00」と表示されている。たしかに自分たちはこの日ここへ来た。
お互いの服装も記憶の中と一致している。
10日はずいぶん天気がいい日で、博物館の近くをぶらついていたら『国立博物館記念企画 日本の伝統文化』の看板を見つけ、なんとなく入ったのだった。
星守 天香 CCB<=80 【アイデア】 (1D100<=80) > 79 > 成功
咲乙女 陽祐 CCB<=60 【アイデア】 (1D100<=60) > 19 > 成功
【アイデア】 *HO1* この日は一通りショップを見たあとここで別れたはずだ。そして明後日まで―――つまり「3月12日」まで二人で会う予定はなかった。だが、3月11日に突然星守天香に呼び出されて慌てて出かけたことを思い出す。どこへ出かけたのかは記憶が定かではない。
【アイデア】*HO2*
記憶がかなり曖昧だ。何か重要なことを忘れている気がするが、思い出せない。手首につけたブレスレットの黒い石がキラキラと光を反射している。
あのおかしな球体に似ているようにも思う。
星守 天香
「でも何か、大切な事を忘れている、ような……」
すでに左手首についている黒いブレスレットを見つめています
咲乙女 陽祐
「……あら? もう……買ってたのね。
…………」そうなんだ…
星守 天香
「あの、"さっきの"……という事は、陽祐さんも……
先程まで3月12日のステーキハウスにいらしたのですよね」
「……その後、一瞬別の光景が見えましたけれど……
……このブレスレット、先程ステーキハウスに居た方々のお顔の球体みたい、なのだわ……」
咲乙女 陽祐
「……ああ、ええ!
そうね。そうなるわ」
193 こわ…
咲乙女 陽祐
「いやだわ。そんな不穏なこと……でも、たしかに…」
確かに…? そうなのか……?
「……でも、そうね。
同じように、未来から来た天香ちゃんであるなら……明日のことは覚えてるかしら」
「明日…… ええと3月11日のことね」
星守 天香
「3月11日……ですか?
……いいえ、特には覚えていません」きょと……
咲乙女 陽祐
「どうも、天香ちゃんに呼び出されて出かけた記憶があるのよ。
……12日までは会う予定がなかったはずなのに」
「……トラブルか何か、あったのかしら」
星守 天香
「まあ。私からお声掛けしておいて覚えていないだなんて。
うーん……?」
思い出そうと試みる……?
「……だめ、なのだわ。
もしかしたら忘れている"大事な事"はその日にあるのかもしれません」
「……あの、本来私達がいたはずの3月14日、の事なんですけれど……」
少し言いにくそうにしている
咲乙女 陽祐 「……ええ。どうしたの?」
星守 天香
「私と、陽祐さんと……ほかに、どなたかいらっしゃいましたか?」
「私……目の前の何かから目を逸らして下を向いていたら
後ろからどなたかの足音が聞こえて……それで……あの、」
「頭を……殴られた、ような……?」
咲乙女 陽祐
「どう… かしら。
………たしかに、……ああ。それは」
「それは…… それが、私……のはずよ。
ううん、どうも…… 現実味がないんだけれど」
「ごめんなさい、痛かったわよね」?
天香ちゃんの頭……と言うより額に触る…?
星守 天香
「いえ、大丈夫です……。
……そうだったのですね……」
今は何ともなっていません
「でも……妙なのですよね。
殴られて意識を失う間際に、お台所で私がどなたかに話し掛けている声が聞こえたんです」
「ステーキハウスでもそうでしたけれど
私たちがもう一人いるとでもいうのでしょうか……」
咲乙女 陽祐
「それは……わからないわ。
けどその可能性が、なくもない、のかしら……」
一体どっちが本物なんだ……
星守 天香
「……ともあれ、その時目の前にいたものは確かに見てはいけないものでした。
もしお戻りになることがあれば、陽祐さんもお気をつけあそばせね」
咲乙女 陽祐 「見てはいけないもの…?」
193 見てはいけないものを見ている天香ちゃんを殴り殺してしまう陽祐
星守 天香
「ええ、私は下を向いて……目を逸らして……咄嗟の防衛本能だったのでしょうか。
"顔を上げてはいけない"と、強く思ったのです」
KP ゴン
193 ゴッ…… てんかちゃんがしんじゃった……;;
星守 天香
「……とにかく、このまま立ち止まっているのも不自然ですから、どこかへ移動しましょうか」
そっと腕に触れて歩いて、企画展の出口まで行きます……?
咲乙女 陽祐 「……そうね」
②企画展出口
企画展会場はミュージアムショップと繋がっている。
館内の順路は企画展→ショップになっているのでここから企画展には行けない。探索者たちのポケットにはもうもぎられた企画展の半券が入っていた。
けみかえる 後ろから来たのに陽祐さんが触ったのは額……
咲乙女 陽祐 CCB<=90 【目星】 (1D100<=90) > 58 > 成功
星守 天香 CCB<=80 【目星】 (1D100<=80) > 54 > 成功
193 殴ったので………大丈夫かなって……(あまり深く考えてなかった顔
【目星】/出口から企画展を覗く
この企画展のトリを飾る「源氏物語絵巻」について書かれた大きなパネルがある。
“源氏物語絵巻は日本の四大絵巻に数えられる名作です。源氏物語絵巻にも、平安時代の絵巻物の特徴である「吹抜屋台(ふきぬきやたい)」「異時同図法」といった技法が見られます。
中でも「異時同図法」は一つの画面に異なる時間軸の登場人物が描かれているユニークな技法。
例えば、リビングを描いた一枚の絵に「朝、ソファで本を読んでいるAさん」「昼、テーブルでごはんを食べているAさん」「夜、ドア付近で夫と話してるAさん」のすべてが描き込まれているのが「異時同図法」です。
同じ人物が一画面に複数描かれていても、決してその人物が同時に存在していたわけではありません。
違う時間の行動を表しているということを忘れないで鑑賞しましょう。”
星守 天香 なるほど……
咲乙女 陽祐
「……同じ人物が描かれていても、同時に存在していたわけじゃない……」
今見ると、なんだか意味深に思えるわね
193 しかし… どういうことだ…!?
星守 天香 「……ステーキハウスや、3月14日の光景のことを思い出してしまいますね」
咲乙女 陽祐
「そうね。……もしかしてここにも、私達じゃない私達がどこかにいるかしら…」
なんとなく探すように視線を動かす…? ショップを…?
③ショップ 企画展に関するものや恒常販売している博物館のお土産が売っている。人が集まっているブースには今回の企画展に関するポストカードや伝統工芸品が置かれているらしい。
咲乙女 陽祐 「……あっちがショップみたいね」
星守 天香
「ええ」
では声を掛けられて一緒に見ます
咲乙女 陽祐
「天香ちゃんの持ってるブレスレットも…売ってるかしら」????
CCB<=90 【目星】 (1D100<=90) > 32 > 成功
星守 天香 CCB<=80 【目星】 (1D100<=80) > 85 > 失敗
193 はわわ……… 今は乱数調整中……!
星守 天香 ぽや……だめかも……
193 苦しみの声が聞こえる
【目星】/近づく
ふと人だかりの中で見慣れた顔を見つける。見間違えようもない、自分たちの顔だ。
その二人は楽しそうに品物を手に取り、棚に返すを繰り返していた。そして大きな瑪瑙(めのう)の灰皿を選ぶと、ひと際楽しそうに微笑み合った。
探索者は思い出す。あの灰皿は確かにここで買ったものだ。ずいぶん綺麗な瑪瑙だったので小物入れにしようと買ったのだ。しかし結局あのような悍ましい出来事に繋がってしまった。
☆再び殺人/死の経験を思い出しSANc(1/1d2)
193
?????? 誰ェ?
小物入れ……??
咲乙女 陽祐
CCB<=79 【SANチェック】 (1D100<=79) > 90 > 失敗
1d2 (1D2) > 2
system [ 咲乙女 陽祐 ] SAN : 79 → 77
星守 天香 わ、わあ……
KP
人混みに遮られ、「自分たち」を追いかけることはできない。否、追いかけようとしたときにはその姿は消えてしまっていた。
気づいたら自分たちも人々に押し流されて棚の前に来ている。目の前に瑪瑙の灰皿がある。
ついさっき「自分たち」が買って行ったはずの、重たく美しい灰皿だ。
咲乙女陽祐は無意識にその灰皿を手に取っていた。
咲乙女 陽祐
「………」
思い出して顔をしかめている
星守 天香 「綺麗な灰皿ですね……?」
咲乙女 陽祐 CCB<=60 【アイデア】 (1D100<=60) > 84 > 失敗
星守 天香 CCB<=80 【アイデア】 (1D100<=80) > 44 > 成功
咲乙女 陽祐
「………そうね」
考え込むようにして灰皿を見てるわ。
星守 天香
「……でも、随分重たそうで、なんだか……」
見つめたまま少し後ずさる……?
咲乙女 陽祐
「さっき、私達がこの灰皿を買っていくのを見たのよ。
………」
振り向いて、天香ちゃんの様子を見てる。
「……そうね。これを買うのは……やめておきましょう。
少なくとも今の私達には必要ないわ」
ごと……? 置き直す……?
灰皿を買わない
慌てて灰皿を置く。これを家に置いておくわけにはいかない。探索者は「買った灰皿」を買わなかった。
これでどのような影響が出るかは知らないが、現状はこれくらいしかやれそうなことがない。
咲乙女 陽祐 灰皿は買いません。
193 どきどき…
星守 天香
「はい……」
一連の動作を陽祐さんの後ろからじっと見つめています。
けみかえる
何か変わるかな……?
買った世界線と買わなかった世界線に分岐して……どうなる……?
KP
そう二人で会話をしていると、突然耳鳴りに襲われる。窓の外から見える通行人が歩いたままの姿で静止している。
そしてその頭は―――またあの金属の球だった。探索者は吐き気と眩暈に襲われながら視界が暗転する。
1
頬を心地よい風が撫でる。
目を覚ますと星守天香はバスの中に居た。
バスは自分以外にも何人かの乗客を乗せ、海沿いの道路を走っている。うららかな陽気と共に美しい海が光を反射している。
少し開けられた窓から潮風の匂いが届いた。
2
星守天香は大きなボストンバッグを持って一番後ろの座席に座っている。服装を軽く確認するとスニーカーにジーンズと、軽くハイキングでもするかのような格好だ。
スマートフォンを見ると「3月12日 15:30」と表示されていた。
けみかえる 海……
星守 天香
「……ここは、……」
CCB<=80 【アイデア】 (1D100<=80) > 22 > 成功
【アイデア】
星守天香はこのバスを「覚えている」と感じる。その瞬間、心臓がドクドクと打ち鳴らされ、息が荒くなる。
自分はどこへ向かっていたのだろうか?
193 えっ…… こわ……
<探索ガイド>
①自分自身
②ボストンバッグ
星守 天香
「ステーキハウスに居た時刻の4時間前……
……私は一体どちらへ……?」
自分自身から見てみます。
①自分自身 特に外傷もなく、脂汗が首筋を伝う不快感以外に気になる点はない。手首には相変わらずブレスレットがついている。黒い石はなぜかほんのり熱を発していて、やけに温かい。
星守 天香
「このブレスレット、こんなに温かかったかしら……」
汗を拭おうとハンカチを探してみます。ボストンバッグに目を向けましょう
②ボストンバッグ 自分が小旅行などでたまに使う大きなボストンバッグだ。上に普段から使っているメモ帳が置いてある。
星守 天香
「……いつもの……」
メモ帳を読みます
メモ帳
“このブレスレットが全ての始まりだとするならば、これを利用するしかない。場所はこれが教えてくれる。
K県D市 トキノホラ 15:00 バス”
星守 天香
「トキノホラ……?」
「今私が向かっている場所かしら……」
CCB<=80 【アイデア】 (1D100<=80) > 54 > 成功
193 えらい!!
星守 天香
ほ……
二人でいるとどうにも陽祐さんに甘えてしまう出目になるようですね……いけないのだわ
KP 「朱鷺洞」という地名が目に留まります。ここがその「トキノホラ」なのかもしれない
咲乙女 陽祐
あらあら… そうなのね
私は逆に愚かな出目になりそうだわ…
ボストンバッグの中身…?
星守 天香
「まだ少し時間があるようね。……」
ではスマートフォンを探して、トキノホラについて調べてみます
CCB<=92 【図書館】 (1D100<=92) > 26 > 成功
193
そういえば陽祐は図書館が無い
終わり
えらーーい!!
【図書館】/トキノホラについて調べる
トキノホラはK県D市にある「朱鷺洞」であるとわかる。
打ち寄せる波によって出来た小さな洞穴で、奥行きはそれほどないはずだが、ときおり美しい赤い炎のようなものが見えると噂されているらしい。
今乗っているバスも「朱鷺洞」付近のバス停を通るものだ。自分は明確な意志を持って朱鷺洞に向かっていたのだろう。
けみかえる ぎゅっぎゅっ……
星守 天香
「でも……先程まで陽祐さんがご一緒だったのに……
今は当時の私が一人きりだから、一人きりなのかしら……?」
【目星】/ボストンバッグを開ける
ボストンバッグのファスナーを開ける。中身がパンパンに詰まっていたのか、少しの力で自然と開いていった。
見慣れたバッグの中から出てきたのは咲乙女陽祐の顔だった。
咲乙女陽祐の瞳はあらぬ方向を向いており、鼻と口からは大量の血が流れた跡があった。さらにファスナーを開けると、胸の前で腕を交差させ、無理やりバッグに詰めこまれた体勢になっていることが伺えた。
☆咲乙女陽祐の死体を持ち歩いていることにSANc(1/1d4)
193 !?
星守 天香 !?
193 持ってる…
星守 天香
「え、」
CCB<=50 【SANチェック】 (1D100<=50) > 32 > 成功
system [ 星守 天香 ] SAN : 50 → 49
星守 天香
「……!
……陽祐さん……」
ちょっとだけ閉めて……でも少し落ち着いて陽祐さんを見ます……
CCB<=92 【医学】 (1D100<=92) > 14 > スペシャル
【医学】
見える範囲の検分だけでも咲乙女陽祐は失血死だとわかった。
腹部をズタズタに切り裂かれ、内臓がほとんど入っていないようだ。だからバッグの中に入れられたのだろう。
☆同時に紛れもなく自分が咲乙女陽祐の死体を詰め込んだのだと確信する。SANc(0/1)
星守 天香 「…………」
193 重かったのかもしれない
星守 天香
CCB<=49 【SANチェック】 (1D100<=49) > 24 > 成功
「思い当たるとしたら、私の記憶していない11日に……何かが……?」
「……だめね……」
少しだけファスナーを開けたままじっと陽祐さんを見つめ続けて
後はバスに揺られながら……スマートフォンでの過去のやり取りを見ようとするでしょうか……
193
おっ(わくわく
くればー!
3/11 AM 通話履歴
星守 天香
「3月11日の午前……"陽祐さん"……この時にお電話をしたのね。
どんな話をしたのかしら……」
「一体どんな用件でお呼び出しして、……
これは私が仕出かした事なのかしら」
やっぱり暇さえあればずっと陽祐さんを見ていると思います……
KP
頬を伝う汗を拭い、はたと周りを見ると乗客たちの様子が一変していた。
あのレストランのときと同じ、顔だけが黒い金属の球体になっている。ゆっくり回転し、陽が当たったところだけ虹色に鈍く光る。前の席に座っていた人間の後頭部も例外なく黒い球体に変化しており、そこには自分の顔が映っている。
黒い球体に映る顔
①見つめ続ける
②目をそらす
星守 天香
「! また、……」
「…………うう……陽祐さん……」
目を逸らします
3月9日
探索者はそれぞれの自宅で目を覚ます。スマートフォンを見れば「3月9日 7:00」と表示されている。窓の外から鳥のさえずりが聞こえる、何の変哲もない朝だった。
自分たちの記憶が正しければ、この日は特に二人で会う予定もなく、各々がいつもどおり過ごした日のはずだ。
しかしこんな状況である以上、それで正しいのかはわからない。
193 はぇっ もどっていった
星守 天香
3/9 会う予定はなかった。
3/10 どこかに出かけてブレスレットを買ったような気がする→②博物館
3/11 午前に通話記録。陽祐さんは呼び出された記憶あり。自身は記憶なし
3/12 2日前。でも私達が現在いる時間。①19:30ステーキハウス ③15:30トキノホラへバスで向かっている。
3/13 1日前。お酒を飲み、陽祐さん宅に宿泊した。
3/14 自分たちにとっての"今日"のはずだった。殺された感覚あり
<行き先ガイド>
①HO1の家
②図書館
③朱鷺洞
※③は遠いため、ここを調べるなら他の2か所は調べられない。
193
何を調べるべきか……
でも、トキノホラの情報(?)がでてるなら…… 行く……?
KP 3/9 ブレスレットを所持しています
けみかえる
そうですね……
目が覚める前(3/12)の情報を共有しますね
193
図書館で何を調べるべきか……陽祐の家に何か気になるものがあるのかもしれないんですけど…
エッ…!? はい
星守 天香
「3月9日……
なのに、ブレスレットが……あるのだわ……」
ごろん……と左手首を見つめてから、陽祐さんに連絡をして、目を覚ます前のことを共有します
咲乙女 陽祐
「……? ……??」
更に前日に戻ったことに困惑しながら、電話がかかってきたら出るわ…?
咲乙女 陽祐 ふふふ…… そうよね ふふふ…
星守 天香
「おはようございます、朝早くにごめんなさい。
……あの……変な事を言っていたら申し訳ないのですけれど、……陽祐さんは、過去に戻られた感覚はおありですか……?」
193 時間遡行者だ…
星守 天香 陽祐さんに覚えが無かったら、なんておかしなことを言う女……
咲乙女 陽祐
「……天香ちゃん? ええ、おはよう。
……そうね。あなたの言う通り…… さっきまで3月10日の……博物館に居たわ」
星守 天香
「……そう、ですか。
私はその後一度、3月12日に居ました」
「でもその時にはもう……陽祐さんは
お亡くなりになっていて……」
咲乙女 陽祐
「12日…? あのステーキハウス…… じゃ、ないのね……」
「私が……?」
星守 天香
「ええ。ステーキハウスに居た時刻よりも前、15:30頃でした。
私……そんな陽祐さんを……お連れして、どうしてか朱鷺洞という場所を目指していたんです」
どのような場所なのか調べたこと(情報タブにあること)を話しているでしょうね
「“このブレスレットが全ての始まりだとするならば、これを利用するしかない。場所はこれが教えてくれる。"
……と、私の筆跡でメモが残されていました。……私がそこで、また何かしてしまったのでしょうか……」
193 陽祐と一緒に…… ふふ…… 重そう
星守 天香
あってよかったSTR……?
でも内臓が殆どないなら、だいぶ軽いのかしら……
咲乙女 陽祐
「どうかしら。私にはその記憶が一切ないから……なんとも言えないけれど。
このまま何かせずに進むなら、確実に3/11に私は死にそうね」
「朱鷺洞……ちょっと遠いけど、今からでも行こうと思えばいけそうだわ」
193
ちょっととおいのかどうかはわからないが
うーん
星守 天香
「そうですね……。
それに何故か、3月10日に買ったはずのブレスレットを既に持っているので……少なくとも本来3月9日にいた私の体ではなさそうではあります」
咲乙女 陽祐
「ブレスレットが? それは……変ね。
私達、身体だけ戻ってきているのかしら」
星守 天香 「今まで通り、本来の時間を過ごしている私達とは別で私達が存在している……のかもしれません」
咲乙女 陽祐
「そうね。その可能性が高いわよね。
……なら、その3月12日にたどりつかないためになにかしないと…よね」
咲乙女 陽祐
3/9 ⑤7:00 それぞれの自宅で目を覚ます。
3/10 ③14:00博物館か美術館へ行った。天香ちゃんがブレスレットを購入したらしい。
3/11 AM 通話履歴
3/11 ③-1突然星守天香に呼び出されて慌てて出かけた。どこへ行ったんだったか
3/12 ④-1 15:00K県D市 トキノホラに天香ちゃんが乗る
3/12 ④15:30天香ちゃんは海行きのバスに乗っている
3/12 ②19:30ステーキハウスで食事をしている。この風景は見たことがある。
3/13 ②-1自分たちは夜に酒を飲み、そのまま星守天香を家に泊めた
3/14 ①星守天香を殺害した
星守 天香
3/9 ④会う予定はなかった。
3/10 どこかに出かけてブレスレットを買ったような気がする→②博物館
3/11 午前に通話記録。陽祐さんは呼び出された記憶あり。自身は記憶なし
3/12 2日前。でも私達が現在いる時間。①19:30ステーキハウス ③15:30トキノホラへバスで向かっている。
3/13 1日前。お酒を飲み、陽祐さん宅に宿泊した。
3/14 自分たちにとっての"今日"のはずだった。殺された感覚あり
星守 天香
CCB<=80 【アイデア】 (1D100<=80) > 65 > 成功
「はい。……朱鷺洞は、だいぶ遠い場所……だったようなので
恐らくこれまでには行った事がなかった……のではないかと思います」
「灰皿を買わなかった事で今度は陽祐さんがお亡くなりになってしまうのだとしたら
私は……朱鷺洞へ行き、そこに何があるのか見た方がいい気がします」
では待ち合わせて朱鷺洞へ向かいます
咲乙女 陽祐 「………そうね。行ってみましょう。」
朱鷺洞(3月9日)
星守天香にとってはつい先ほど乗ったバスに乗る。海を眺めながら揺られていくと、朱鷺洞が見えてくる。公道から海岸まで下ったところにその小さな洞窟はある。
日中のためそれほど暗くなく安全に中を調べることができそうだ。奥まで進むと、やはり最奥まで100mもなかった。広い空間があって行き止まりだ。ごつごつした岩の壁以外には、地面に観光客が捨てたらしいゴミがあるくらいだった。
星守 天香
「意外と明るくて、そこまで広くもないのだわ……」
きょろ……
<探索ガイド>
①壁
②地面
咲乙女 陽祐
「そうね。それに……観光客がくるくらい……それなりの知名度がある場所なのね」
今日まで知らなかったわ……
壁とか見てみる………?
①壁 長年打ち寄せる波によって削られて出来た洞窟なのだろう。無骨な岩肌が無数の影を落としている。
星守 天香
「なかなか遠いですものね……知りませんでした」
一緒に壁を見ています
CCB<=80 【目星】 (1D100<=80) > 75 > 成功
咲乙女 陽祐 CCB<=90 【目星】 (1D100<=90) > 78 > 成功
【目星】
ちょうど真ん中あたりに人間が燃やされているような絵と小さな文字が彫られている。
“此処は異界への門
時の神アフォーゴモンに通ずる穴”
193 こわ… !?
けみかえる どわあ……
咲乙女 陽祐
「……うわ。不吉な絵だわ……」
壁の絵をちょっと嫌そうに見てる。
星守 天香
「ええ……。あまり見ていたくはないのだわ……」
「時の神……ということは、この一連の時間遡行に絡んでいる……
ような気がいたしますね」
絵から目を逸らすように地面に目を移す……?
②地面 そこまで汚くはないが、ゴミがいくらか落ちている。空き缶や煙草の吸殻、紙屑などだった。
星守 天香
「……やはり観光地という事もあって、ゴミはいくらか落ちているものね」
ひとりごちている……
CCB<=80 【目星】 (1D100<=80) > 33 > 成功
咲乙女 陽祐 CCB<=90 【目星】 (1D100<=90) > 100 > 致命的失敗
193 さようなら
星守 天香 わーっ わーっ ぎゅっぎゅっ……
咲乙女 陽祐 CCB<=90 【目星】 (1D100<=90) > 100 > 致命的失敗 (1D100<=90) > 26 > 成功
【目星】
紙屑の中に気になる内容のメモを見つけた。
“朱鷺洞の神様に頼んでも全てが上手く行くわけじゃない。世界は結局同じようなことが起こるようになっているからだ。根本から覆さないと意味がないのだろう。ここの神様が全部やってくれると思ったら大違いだったというわけだ。俺はもう疲れた。もしこれを読んでるあんたが、俺と同じように過去をやり直したいって神様にお願いしたんだったら同情するよ。”
193 重要メモだ
星守 天香
「……これは。……もしかしてやり直そうとした方のかしら……?」
拾い上げて熱心に読んでいますが、陽祐さんがお気付きでないことに気付く……?
咲乙女 陽祐 腹立たしそうにゴミを見たり、海を見たりしている…?(?
星守 天香
「陽祐さん、あの……。もしかしたら、私……たちもこの方と同じように此処に当てを求めたけれど、全ては上手く行かなかったのかもしれません。
陽祐さんはどう思われますか?」
お洋服の裾をくいくい引っ張ってメモを見せてさしあげます
193 かわいいね…
咲乙女 陽祐
「……ん、え?
あら…… ごめんなさい、気づいてなかったわ」
今気づいた様子で天香ちゃんをふりかえったあと、かがんで一緒に見てみたわね。
「あら…… たしかにそんな感じ。
けど、根本から覆す…って……?」
星守 天香
「たとえば、時間を巻き戻して灰皿を買わなかった程度では、大幅に未来は変わらず
どちらかが必ず犠牲になる……ということではないでしょうか」
193
根本……14日まで会わない とか…?
その後会った瞬間死にそう
星守 天香
「私、このブレスレットをどこで入手したのやら覚えていないのですが……
これが"すべての始まり"だとしたら、購入した時に戻って、たとえば買わなかったとしても同じことを繰り返す、というようなことを忠告してくださっているのかも……しれません」
咲乙女 陽祐
「そんな…… なら何をどうしたってムダじゃない。
……ッて、諦めるのも癪よね。………」
星守 天香 「野蛮な言い方にはなりますが、原因を探り、元を叩かない限りは……といったところでしょうか」
KP 朱鷺洞の近くには小さいながら町がある。酒屋やローカルスーパーなども見られる。人通りもそれなりにあり、空き地では子供たちが的にボールを当てて遊んでいた。
けみかえる 次に会った時にどちらかが必ず死ぬふたり……
咲乙女 陽祐
…… そうね、話を聞きに行ってみます。
「そうね、原因も… だし。
何か地元の人しか知らないこの場所の情報なんかがあるかもしれない。
ちょっと… 調べに行ってみない?」
星守 天香
「はい。お話うかがってみましょう」
繰り出してみます
KP
・朱鷺洞は元々「時の洞」と呼ばれていた
・時を操る神様が居るという民話があるが、神様の名前はないし、こどもが海に落ちないように作られた怪談だろう
・よそ者のオカルト好きがたまに来てゴミを置いて帰るので迷惑している
咲乙女 陽祐 民話…… その民話を調べてみる…?
星守 天香
「神様のお名前が無い……?
でも、洞窟にはアフォーゴモン、と書かれていましたよね」
こそ、と陽祐さんにだけ言って……そうですね。民話が気になるかもしれません。
KP 「前になんかのオカルト雑誌かなんかで特集されてからねぇ、そういうのが好きな人がたまーに来て写真撮ってくのよねぇ……」
3月11日
「3月9日」を調べていた探索者は段々と目の奥が乾いていくような不快感に襲われる。足元がふらついて立っているのもやっとだった。
そして再び、通行人かテレビに映るキャスターか、もはや判然としないまま、とにかく自分たち以外の人間が金属球の頭になっていると気づく。
そして反射した自分に見つめられていると思うより早く、今度は見知らぬ倉庫の中に立っていた。
そこは大きな農園の倉庫のようだった。トラクターが一台と大量の木箱、土嚢などが積まれている。
シャッターは閉じられていない。
スマートフォンを見ると
「3月11日 11:00」と表示されていた。
193 来てしまった……
星守 天香 午前……
<探索ガイド>
①自分たち
②トラクター
③木箱
④シャッター
咲乙女 陽祐 「………3月……11日」
星守 天香
「私が陽祐さんをお呼び出しした日……ですね。
ここは……」
周囲を見つつ自分たちを見てみます
咲乙女 陽祐
「そうね。たしかに……あなたに呼び出された記憶があるけれど
こんなところに来ていたのね」
①自分たち*HO1*
倉庫を見た瞬間、3月11日に星守天香から突然電話で呼び出されたことを思い出す。「気づいたらこの倉庫に居た。ずっと男の声がする」と言っていたはずだ。合流したあとの記憶はなぜかうまく思い出せない。
星守天香に会わせてはいけないという焦燥感があるが、何に会わせてはいけないのかを思い出せない。
☆このままではいけないと強い恐怖と焦りを感じる。SANc(1/1d2)
①自分たち*HO2*
今、この倉庫に居ることに異常な恐怖を感じる。咲乙女陽祐だけでも守らなければいけないと強く思うと同時に、「咲乙女陽祐を守れなかった」ということを思い出す。
☆この日の記憶は恐怖しかなく、具体性がまるでない。SANc(1/1d2)
星守 天香
CCB<=49 【SANチェック】 (1D100<=49) > 83 > 失敗
1d2 (1D2) > 2
system [ 星守 天香 ] SAN : 49 → 47
KP ああー
咲乙女 陽祐 CCB<=77 【SANチェック】 (1D100<=77) > 48 > 成功
星守 天香 うう……それはそう
system [ 咲乙女 陽祐 ] SAN : 77 → 76
KP えらい
咲乙女 陽祐 「……! ここは……」
咲乙女 陽祐 ヨシ……… ちみちみ減ってるのよね…
KP ここですみません、先ほどの100ファンの処理で+1減らしてください
咲乙女 陽祐 あら、了解です。
system
[ 咲乙女 陽祐 ] SAN : 76 → 77
[ 咲乙女 陽祐 ] SAN : 77 → 75
星守 天香
「……! 嫌な予感がするのだわ……
陽祐さん、あまり……私から離れないでくださいませね」
腕を掴んで周囲を警戒しています。
咲乙女 陽祐
「……ええ。
はやく… この場所を離れるか、隠れるしたほうが良さそうだわ。
……天香ちゃん、今は何も聞こえないかしら。その……男性の声とか」
「もちろん、私以外のね。……聞こえないなら良いのよ」
いいのか? 一緒にあたりを見回す…?
トラクターから見ましょうか…
星守 天香
「? ええ、今は聞こえませんが……」
(男の人……)
②トラクター 前方に生け垣用のバリカンが付いたままの青いトラクターだ。鋼鉄の刃が飛び出していて危ない。キーが見当たらないため、動かすことは不可能なようだ。
星守 天香
「……長居はしたくありませんね」
一緒について行っています
CCB<=80 【アイデア】 (1D100<=80) > 52 > 成功
咲乙女 陽祐 CCB<=60 【アイデア】 (1D100<=60) > 6 > スペシャル
【アイデア】 「3月8日」にこのトラクターを見たと感じる。
星守 天香
3/8 トラクターを見た。
3/9 会う予定はなかった。④トキノホラへ行く
3/10 どこかに出かけてブレスレットを買ったような気がする→②博物館
3/11 午前に通話記録。陽祐さんは呼び出された記憶あり。自身は記憶なし。⑤倉庫
3/12 2日前。でも私達が現在いる時間。①19:30ステーキハウス ③15:30トキノホラへバスで向かっている。
3/13 1日前。お酒を飲み、陽祐さん宅に宿泊した。
3/14 自分たちにとっての"今日"のはずだった。殺された感覚あり
咲乙女 陽祐
「……このトラクター、ちょっとまえ(今の感覚での数日前)に見たわ。
さっきまで全然思い出せなかったのに……」
星守 天香
「はい……日付にして3月8日頃でしょうか。
この刃……とても危険なのだわ……」
陽祐さんを遠ざけるようにして木箱をみましょうか
③木箱 木箱にはよく見ると布がかけられているものもあり、本やノートが置かれている。この倉庫の持ち主のちょっとした作業場になっているらしい。
星守 天香 CCB<=80 【目星】 (1D100<=80) > 6 > スペシャル
咲乙女 陽祐
隠すところにちょうどいいところはないかしら、と見てみるわね。
CCB<=90 【目星】 (1D100<=90) > 64 > 成功
【目星】
ノートの切れ端が見つかる。
“良い触媒を見つけた!あの人間を使って父さんを呼べるかもしれない!あの二人はずいぶん親しいようだけど、感情の結びつきをうまく利用できればベストだ。
まぁ、でも難しそうならブレスレットを渡したほうだけでもいい。”
星守 天香 隠されようとしている……(ぎゅ……
星守 天香 「触媒……ブレスレット……」自分のブレスレットを見ている
咲乙女 陽祐
「ブレスレット… 確か誰かから買った、って…?」
「店員に化けてたのかしら…」
星守 天香 「10日に買ったものですね。詳しい事は覚えていませんが……」
咲乙女 陽祐
「そう……」
布をのけてみたりしながら…… 布をちらっと………
星守 天香 その傍らで本を見てみます
【図書館】/本をよく調べる
手書きの写本を見つける。そこまで古いものではないらしい。表紙にはかなり癖のある字で
『Necronomicon-Edited』と書かれている。
星守 天香 「『Necronomicon-Edited』……?」
咲乙女 陽祐 熱心に呼んでいるようなら、後ろから見てみるわ
『Necronomicon-Edited』
“
(辛うじて読めるのは以下の部分だけである)
ヨグ=ソトースの招来(p.264)
(基本的な招来の呪文の解説のあとに走り書きの加筆が見られる)
本来なら特別に作られた石の塔がなければ招来することはできない。しかしヨグ=ソトースの息子の肉と魔力で作った呪具を使用するならば、例外的にこの神格を招来できる。呪具は使用者の血を吸わせないと十分な効果を発揮しない。血を吸った呪具は自動的に使用者の正気度を消費し、ヨグ=ソトースを招来する。
また、ヨグ=ソトースが招来された場合、この神格は付近に居る招来者以外の任意の人間を生贄に選ぶ。
ヨグ=ソトースの退散(p.264)
(基本的な退散の呪文の解説のあとに走り書きの加筆が見られる)
ヨグ=ソトースの息子から作った呪具を使用して招来した場合、退散にはもう一つ呪具が必要である。これは同じヨグ=ソトースの息子から作ったものでなくてはならない。また、退散用の呪具を使う者はヨグ=ソトースに生贄として選ばれる者でなければならない。
退散する際は1d20の正気度を支払い、かつ正確にヨグ=ソトースに呪具を接触させる必要がある。同時に、招来の呪具を使用した者もその呪具をヨグ=ソトースに返さなければならない。
”
☆悍ましい存在と呪文を知った探索者はSANc(1d3/1d6+1)
星守 天香
CCB<=47 【SANチェック】 (1D100<=47) > 21 > 成功
1d3 (1D3) > 2
system [ 星守 天香 ] SAN : 47 → 45
咲乙女 陽祐
CCB<=75 【SANチェック】 (1D100<=75) > 62 > 成功
1d3 (1D3) > 2
system [ 咲乙女 陽祐 ] SAN : 75 → 73
咲乙女 陽祐
「……この本を使って、ヨグソトースを呼ぼうとしてるのかしら」
とはいえ、事前に防いだほうが良いと思ってるから、まだそんな攻撃的なことは思いついていないわね
星守 天香
「ノートを書いた方のお父様……が、このヨグ=ソトースという方なのかしら……」
ちょっとぶるっと身震いしながら
咲乙女 陽祐
「……そうね。
もしかして、男の声っていうのはこいつのことかしら……」
……ここから離れたくなってきたわ。せめて天香ちゃんだけでも。
シャッターを見てみます。
④シャッター
シャッターは半開きになっているため、外の様子を伺える。あたりはどうやら農園のようだった。ビニールハウスがいくつか並んでいる。
それ以上は出て見ないとわからない。
咲乙女 陽祐
「……開いてる、……」
CCB<=90 【目星】 (1D100<=90) > 11 > スペシャル
星守 天香
「陽祐さんはその男性……に覚えがあるのですよね。
ここから早く出た方がいいのかしら……」
CCB<=80 【目星】 (1D100<=80) > 20 > 成功
【目星】 誰かがふらついた足取りで農園を出ていくのが見えた。後ろ姿だけだったが、星守天香に似ていたように思う。
193 ???
星守 天香
「あら、わたし……?」
CCB<=80 【アイデア】 (1D100<=80) > 56 > 成功
【アイデア】
*HO2*
ボストンバッグを取りに行ったのだ、と漠然と思う。
星守 天香 なるほど……? えっ 陽祐さん……?
咲乙女 陽祐 3/10時点で連絡してきた天香ちゃん… かしら……(?)
KP さて……
咲乙女 陽祐 でも灰皿を買おうと買うまいと、この過去… 記憶? はあったのよね
星守 天香
「…………だめ、だったのかしら……」
より一層強く陽祐さんの腕を掴んでいます
咲乙女 陽祐
「………どうかしら。一人でいるから……、少なくとも私はいないみたいね」
うでを……?
じゃあ背中をなでてあげたりは難しそうね。そのままにしてるわ……
「ここで合流したまでの記憶はあるんだけど、それ以降をよく覚えてないの。
誰か……何かにあなたを会わせたくない……のよね。それもよく思い出せないわ」
星守 天香
「あの私、きっとボストンバッグを取りに行ってるんですもの……
……3月12日では、お亡くなりになった陽祐さんを、私が入れていたのだわ……」
咲乙女 陽祐 ボストンバッグをとりに…
193 手袋を買いに……
星守 天香
「きっと私がその方にお会いしたから、陽祐さんは、……」
「今度こそ、陽祐さんをお守りしなくては……」
ぎゅ……
とてもあたりを警戒しています
咲乙女 陽祐
「………」
「とにかく… ここをでましょう。
この中じゃあ逃げるのも隠れるのも難しいわ」
だよね…?
1
二人で倉庫を離れようとしたそのとき、突然けたたましい音を立ててシャッターが閉じる。
そして背後から「二人で来たんだね」と若い男の声がした。
193 ワーッ
星守 天香 「はい。早く離れた方が良さ、……!」
193 ころそう… だれぇ…!?
けみかえる いっちゃってるよぉ~~
2 振り返るといつの間にかチェックのシャツにジーパンを履いた、朴訥(ぼくとつ)そうな男が立っていた。男は眉の上から鼻にかけて大きな傷があったが、それ以外に目立った特徴はない人相をしていた。
男 「そっちの……ブレスレットをあげたほうの人だけでも良かったんだけど、よかったら君も協力してくれないか」
3 男がそう穏やかに言って星守天香を指差す。
*HO2*
男に指を指された瞬間、体の自由が利かなくなる。喉が潰されたように重くなり掠れた声しか出せない。全てはこの男から始まったことを思い出す。
このままでは咲乙女陽祐は死ぬ。
☆呼吸が荒くなる、男の声がこだまする。SANc(0/1)
KP 目星どうぞ!
星守 天香 CCB<=45 【SANチェック】 (1D100<=45) > 64 > 失敗
system [ 星守 天香 ] SAN : 45 → 44
咲乙女 陽祐 CCB<=90 【目星】 (1D100<=90) > 99 > 致命的失敗
193 あーっ
KP ああー
星守 天香 「っ、う……!」睨みつけながら動けないでいます……
4 男はトラクターの前に立ち、両手を広げる。それに呼ばれるかのようにふらふらと星守天香が歩き出す。まるで操り人形のように、なんの抵抗もできずに星守天香は男のすぐそばに立った。
咲乙女 陽祐 …!?? これは…
咲乙女 陽祐
「……!? 天香ちゃん!」
引き止められない~~
男 「触媒はもうこの人だって決めてるんだけど、失敗したときに予備もほしいんだ。この人と結びつきの強い君ならこのブレスレットを使いまわせるだろうし、僕もそう何個もこれを作りたくないからね」
星守 天香 「っ……っ……!」
男 「協力するって言ってくれるかな?」
5 男は問いかけながらも有無を言わせない雰囲気だ。目にはまるで人間味がない。
咲乙女 陽祐 CCB<=60 【アイデア】 (1D100<=60) > 85 > 失敗
星守 天香
「~~~……」
嫌そうな顔……
KP がんばれがんばれ
星守 天香
CCB<=80 【アイデア】 (1D100<=80) > 74 > 成功
「このかた、ひと、……じゃ、な……」
潰れたような声を絞り出している
咲乙女 陽祐 わーーっ ありがとね……
咲乙女 陽祐 「……!?」
咲乙女 陽祐 やりたいことと言ったら 天香ちゃんと一緒に逃げたいわよ…?!??
咲乙女 陽祐 従うつもりは……ないわよ。
KP
どうするか決めようとした瞬間、足を何かに掬われて床に転ばされてしまう。驚いて振り返ると、男の胴から黄色い触手が一本伸びていた。
男は堰を切ったように笑いだす。
触手は意志を以てのたうち、男の笑い声に合わせて細かく振動する。やがて男の顔にあった傷が徐々に裂け裏返るようにめくれていく。内側には無数の目が並んでいる。
それらは一様に咲乙女陽祐を見つめ、嘲笑うように目元を歪めていた。
☆ヨグ=ソトースの息子を見た探索者はSANc(1/1d6)
193
タスケテ… タスケテ…… !?
!???????
!????
星守 天香 ほわわ……
193 ヒェーッ
けみかえる どわーーっ 差分
193 ワォーッ
咲乙女 陽祐 CCB<=73 【SANチェック】 (1D100<=73) > 26 > 成功
星守 天香
CCB<=44 【SANチェック】 (1D100<=44) > 85 > 失敗
1d6 (1D6) > 5
system
[ 咲乙女 陽祐 ] SAN : 73 → 72
[ 星守 天香 ] SAN : 44 → 39
KP
触手で足を引っ張られて立ち上がれないでいる咲乙女陽祐を見て、星守天香は助けなければと身を乗り出す。そこで、自分がいつの間にか鉈を持っていることに気づいた。
辛うじて視線を投げれば半人半妖の怪物が笑っている。
足がひとりでに前に出る。鉈を両手で握りしめながら、自分の意に反して咲乙女陽祐の傍に行く。
逃げろと叫ぼうとした口からは聞いたこともない言葉が紡がれた。
193 サヨナラ…? サヨナラ………
星守 天香 (……!?)
KP
いあ、いあ、い、はあい、にやあい、にやあ、んがあ、んんがい、わふる、ふたぐん、よぐ、そとおす
咲乙女陽祐の瞳に星守天香が映るほど近づいたところで、ぶつ、と皮膚を破く音がする。星守天香の手に握られた鉈が深々と咲乙女陽祐の腹を刺していた。咲乙女陽祐のすぐ横に跪いて、何度も何度も乱暴に皮膚を破り、飛び出た内臓が星守天香の胸を濡らした。
咲乙女陽祐は最初はなにか言っていたかもしれないが、すぐに何も言わなくなった。
内臓と血が辺りに溢れていた。
193 ああ… サヨナラ……………
星守 天香 わ、わあ……
男 「ごめんね、でもあの人、なんの力にもならなかったね」
193
ずぶぬれだったっていうのは…
血で濡れてた…? アッ えへへ……… そうですね…
KP
怪物が穏やかな声で言った。そして「君だけでも父さんを呼べるから気にしないで」と続けると煙のように姿を消した。
星守天香に体の自由がようやく戻った。
鉈がカランと落ちた。
☆HO2はSANc(1/1d4+1)
193 ひぇーっ……
星守 天香 不定1
星守 天香
「よ、……すけさ、……」
CCB<=39 【SANチェック】 (1D100<=39) > 73 > 失敗
1d4+1 (1D4+1) > 3[3]+1 > 4
system [ 星守 天香 ] SAN : 39 → 35
星守 天香 CCB<=80 【アイデア】 (1D100<=80) > 17 > 成功
HO2のみ【アイデア】
これが自分たちの「3月11日」だったことを思い出す。
まったく同じ結末になってしまった。だが、本来のあの日とは違い、今まで二人で調べてきた情報は覚えている。
もう一度どこかに「飛ぶ」のなら、できることがあるのではないかと思う。
KP 血の匂いが充満する倉庫で星守天香は思考をめぐらす。だが、段々と意識が遠のき、やがて視界は暗転した。
193 すよぴ………
星守 天香
(陽祐さん……違う……あの方がおっしゃっていることは間違っている……)
(陽祐さんがいらっしゃるから……
私は諦めずにいられるの……だ、わ……────)
星守 天香 「──…………」
3月8日
悪夢のような光景から目が覚める。
探索者が居たのはちょうどラッシュ時に重なった駅だった。電光掲示板には「3月8日 18:00」と表示されていた。
この日、どちらがどちらを迎えに来たのかはもはや些細なことだ。お互い向き合った状態で二人は立ち尽くしていた。
<探索ガイド>
①自分たち
②外
193 戻ってきた…
咲乙女 陽祐
「……っ!」
悪い夢から目が覚めたように、驚いたようにじっと天香ちゃんを見つめてるわ。
お互いを…見る……?
①自分たち 今までのことはすべて覚えている。咲乙女陽祐の体に傷はない。星守天香の腕にブレスレットはない。
星守 天香
「あ……陽祐さん…………」
弱々しく縋り付くように陽祐さんを見ています
「痛いところは……ありませんか?
……あら……?」
体の前に持ち上げた手を見てきょとんとしている
咲乙女 陽祐
「天香ちゃん…………ええ、もちろん。
今は……全然よ」
「……ブレスレット、なくなってるわね……」
「取られた、のかしら…」
星守 天香
「ええ、いつの間にか無くなっていて……。
もう、"飛ぶ"ことができるのは最後なのかもしれませんね……」
「3月11日に戻っても、結末は変わらなかった。
……ということは、あの日は根本的な問題ではなかったのでしょうね」
咲乙女 陽祐
「そうね。でも……根本って……?」
周囲を… と言うか、外を見てみる…?
②外
電灯で照らされた薄暗い駅構内から出る。
辺りは既に日が暮れかけており、すぐ側ではビルが更地に戻されていた。黄色い工事用車両に混じって、息を潜めるように青いトラクターが止められている。
KP
「少し見ていきませんか?」
振り向いた視界に伸びる暗い路地の奥、見覚えのある男が自分たちに微笑みかけている。
男には眉から鼻にかけて大きな傷があった。
男は小さいテーブルにいくつかアクセサリーを並べていた。
まるで無害な露天商とでもいうように。
193 わぁこんにちは
咲乙女 陽祐
「………!」
CCB<=90 【目星】 (1D100<=90) > 47 > 成功
CCB<=60 【アイデア】 (1D100<=60) > 52 > 成功
星守 天香
「ご、……ごきげんよう……?」
控えめにじっ……
CCB<=80 【目星】 (1D100<=80) > 3 > 決定的成功/スペシャル
CCB<=80 【アイデア】 (1D100<=80) > 49 > 成功
星守 天香
星守 天香 - 今日 23:09
CCB<=80 【目星】 (1D100<=80) > 3 > 決定的成功/スペシャル
【目星】/近づく テーブルの上には星守天香が付けていたブレスレットも置いてある。また、それ以外に似たような黒い金属を使った指輪もあった。
【アイデア】/よく思い出す*HO1* この指輪は星守天香のブレスレットと同じ呪具なのではないかと感じる。
【アイデア】/よく思い出す*HO2* このブレスレットを買ったときの記憶にはもやがかかっている。恐らく男は魔術で自分にブレスレットを買わせたのだろう。今ここで断っても明日か明後日か、もしくは知らぬ間に、自分はこれを手に入れてしまうような気がする。
咲乙女 陽祐 ほほう…… ありがとうございます
咲乙女 陽祐 (この指輪……)買うか…? それとも…
星守 天香
「こちらのブレスレット……なんだか運命的なものを感じるのだわ。
もし、ここで買わなくても、またいつか巡り会……ってしまう(小声)、……ような……」
咲乙女 陽祐 「……そう。なら……」
男 「そちらの方、いかがですか?」
咲乙女 陽祐
「……そうね、なら…… 私はこの…指輪をいただけるかしら。
……デザインが気に入ったわ?」…?
星守 天香
「もしかしてこちらと似たような材質なのでしょうか。
ふふ、種類は異なりますがお揃いみたいですね」
不自然にならないように会話しながら……? 買う……?
咲乙女 陽祐 「………」にこ!(?
KP
男は穏やかな笑顔で星守天香にブレスレットを勧める。
さらに指輪もほしいと言うと、男は一瞬驚いた顔をするが、すぐに「ええ、もちろん。気に入ってくれて嬉しいな。ぜひ身に着けてくださいね」と言って指輪も渡した。
探索者の手には漆黒の中にときおり虹色の模様が浮かぶ二つの金属がちらちらと光っていた。
咲乙女 陽祐
「……………(ぞわ…
ええ、いただくわ」
身につけていないと、飛べ無さそうだしね
星守 天香
「ありがとうございます。……ごきげんよう、さようなら」
早速身に着けてみせてから、陽祐さんの腕を取って立ち去りましょうか
KP
男はなにも知らないまま座り直す。路地から大通りへ目を向ければ、行き交う人々の頭は同じく漆黒の球になっていた。耳鳴りと共に雑踏だけが響く。
球体の全てに自分の顔が映る。それはじっと自分を見ている。
―――そろそろ決着をつけるときだろう。意識がゆっくり遠のくのを感じた。
決着の3月14日
咲乙女陽祐は水の音で目を覚ます。シャワーが自分の髪に乗った泡を流している。
星守 天香は手の痛みで目を覚ます。つまみの缶詰で手のひらを切ってしまっている。
探索者はここが咲乙女陽祐の家だと気づく。
咲乙女陽祐は浴室、星守 天香は台所。
二人はほぼ同時に今が「3月14日」だと確信する。
咲乙女 陽祐
「……………」
シャワーを浴びている……。
KP
星守天香の切り傷は手のひらから血が伝ってブレスレットに沁みていた。それに一瞬目を奪われてる間、視界の端、リビングのほうがふと暗くなる。星守天香は「リビングに何か…」と言いかけて唾を飲む。アレが来たのだ。
時同じくして、咲乙女陽祐は自身の指に嵌められた漆黒の指輪を見ていた。すりガラスのドア越しに、リビングのほうの光源がなくなるのを感じた。アレが来たのだ。
193 灰皿は… 必要だった…? アレが来たのだ……
星守 天香 「いたっ、……なるほど、……!」
KP
すぐさま家全体を揺さぶるような悍ましい重圧が辺りに満ちる。およそ人間が出会うべきではない何かがそこに現れかけている。だがここは勝手知ったる咲乙女陽祐の家だ。
二人の位置はアレまで一直線。狙いを澄ます必要などあろうか。
咲乙女 陽祐
「………!」
バスルームのドアを開けて、濡れた指から外した指輪を、リビングの中央あたりに向けて腕を振りかぶって投げます。 リビングの方は見ない… ように頑張るわ
星守 天香 リビングへ目をつむったまま感覚で、血のしみたブレスレットを投げます。
KP
咄嗟に瞑った眼の、瞼の裏にさえ侵食するような怖気を振り払いながら、二人は真っ直ぐに呪具を投げつける。
二秒、いや一秒ほどの間のあとに、ささやかな金属音。
次いで追いかけるように強烈な光が二人を包んだ。
きつく閉じていた目など物ともせず、白い光が視界に広がり、かと思うとあの金属に似た漆黒が満ちる。
ずっと薄く見えていた虹色の模様は、よくよく見れば汚らしい、玉虫色のじゅくじゅくしたあぶくだとわかった。
自分たちを悪夢に落とした忌々しい色だった。
咲乙女陽祐と星守天香は気づいたら暗闇の中で身を寄せ合っていた。お互いの息遣いだけが聞こえる。何か言おうとした瞬間、ボッと赤い火が灯った。周りが温かく照らされる。
洞窟だ。自分たちは洞窟に居る。岩肌のみの狭い空間に狐火が浮かんでいる。星守天香はここが「朱鷺洞」だと思い出す。
狐火はボッ、ボッと2つ3つと灯り始まる。それは洞窟の出口へと続いているようだった。
咲乙女 陽祐 「………トキノホラ…… ……天香ちゃん……?」
星守 天香
「はい、天香です……! 陽祐さん……」
「朱鷺洞……この火が案内してくださっているのでしょうか……」
咲乙女 陽祐
「………あら、元気そう。……どこも痛いところはないかしら。
また私が殴ったりしてたらどうしようかと思ったわ」
「……そうね、出てみましょうか」
KP
火を頼りに進めば、洞窟の口の向こうには暗い海が広がっており、漁船の光だけがのんびりと点滅していた。空には金色に輝く月が昇っていた。
狐火は音もなく消え失せ、月の光に照らされる咲乙女陽祐と星守天香だけが立っていた。
充電切れ間近のスマートフォンを見ると「3月15日 00:01」と表示されている。
悪夢は去ったのだ。心は焦土のように、記憶は鉛のように。だが共に歩ける人は、まだここに居る。
エンドA:心は焦土
報酬
1.生還報酬
①生還 1d6
②ヨグ=ソトースの息子を殺した場合 1d4
2.クトゥルフ神話技能
①ヨグ=ソトースの息子を見た場合 +3%
②「サブイベント:朱鷺洞」を発生させている場合 +3%
③ヨグ=ソトースを見た場合 +5%
星守 天香 1d6 生還報酬 (1D6) > 5
system [ 星守 天香 ] SAN : 35 → 40
咲乙女 陽祐 1d6 生還報酬SAN回復 (1D6) > 3
system [ 咲乙女 陽祐 ] SAN : 72 → 75
星守 天香 1d10 不定 (1D10) > 2
KP 2.激しい恐怖症
星守 天香
1d6 (1D6) > 5
choice[知らない男性,殺した記憶,殺された記憶,ブレスレット,灰皿,鉈] 恐怖の対象 (choice[知らない男性,殺した記憶,殺された記憶,ブレスレット,灰皿,鉈]) > 鉈
KP
3/14にHO1の家でヨグ=ソトースが招来され、発狂したHO1はHO2を殺している。だがそのせいで招来の儀式にゆがみが生じた。時間と結びついているヨグ=ソトースの影響を受け、二人は次々と過去に飛ばされる。
探索者は少しずつ情報を集めて、3月14日の惨劇を回避しなければいけない。
193 こゎ…