クトゥルフ オブ ザ マスカレード ギョクハン&ジュアンセペア

メイン

KP *:;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;:*
「これは、心と心を紡いでいく
          数多の『絆』の物語」

Call of Cthulhu クトゥルフ神話TRPG
【クトゥルフ オブ ザ マスカレード】
     ~星屑の舞踏会~

*:;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;:*

情報

KP ◆はじめに

戦闘特化型のクローズドサークル
RP推奨のバトルヒーロー系シナリオ。

推奨人数は2人(3人でも可)

イベントの踏破率や探索者の選択によりエンディングが分かれる
フリーラン形式のシナリオである。



◆注意事項

新規、継続探索者のどちらでも可能だが
一緒に参加する探索者同士は仲の良い友人、恋人、兄弟など親しい関係である事。

最後にダンスのシーンなどがあるので、探索者は男女で来ると更に楽しめるだろう。

年齢、職業などに制限はないが
シナリオの性質上、犯罪者や悪人系の職業は推奨出来ない。

雑談

Gokhan Qamar ……で、何だ?
特徴表とやらで本来ないはずのサーベル技能を底上げするって?

Juanse Algaba どうもそうみたい。
とりあえず「戦士」で50までは上げたから、あとは「寄せ餌」。
……寄せ餌……?
1d6 (1D6) > 6

Gokhan Qamar よく分からねえがいい引きだってことは分かった。
寄せ餌ねえ……

Gökhan Qamar よし! 名前の綴りもこれでいいだろ。

Juanse Algaba ワタシも完了です♡

メイン

KP/ニカ 「クトゥルフ オブ ザ マスカレード ~星屑の舞踏会~」
アヤタ&サマルペア
開幕開幕~!

KP:ニカ

◆舞踏会名
男性PC:アヤタ
女性PC:サマル

雑談

Juanse Algaba 従来と比べてノリが軽くありませんか?

KP/ニカ 俺が語り部やるってことはそういうことなんだよ。諦めな!(?)

メイン

KP/ニカ あるところに、新進気鋭の劇団員俳優の男性と
その幼馴染みで巡査の女性がいた。

ある日、二人の共通の友人であるジョニーから君たちへ
「仮面舞踏会に参加しないか」
という手紙が届く。
なんでも中世ヨーロッパを模した格式高い舞踏会らしい。

行先はフランス郊外の森の奥。
俳優業と、表向きはその護衛のために、君たちはちょうどフランスを訪れる予定があったのだ。
たまの贅沢も悪くないだろうと君たちは胸を躍らせ、遠出の支度をする──。

Gökhan Qamar 「なあ、悪くねえ話だろ?
 護衛ってのはもちろん建前で、軽く旅行気分で来てくれりゃいいからさ! 頼むよ」

Juanse Algaba 「『頼むよ』って言ってるけど、よくも上に手を回してくれたよね……。
 ワタシがついて行くデメリットこそなけれど、アナタにメリットなんて無いのに」

Gökhan Qamar 「そうか? 楽しいだろ」
「というか俺の独断じゃなくて、アスランの頼みでもあるんだって。
 それでその……先回りみたいになっちまったのは悪かったよ」

Juanse Algaba 「アスランさんが……?」

Gökhan Qamar 「……おう。お前ファンだったろ。
 "推し"ってやつからの直々の頼みを無碍にするってこたねえよな?」
たぶんこう……サインとかもあると思う。
こうまでしなくても良いのは分かってるんだけどよ。

Juanse Algaba 「……だから、請ける請けない以前にワタシには決定権なんて無いんだってば。
 はあ……分かったから。それにジョニーさんからもちょうど招待を受けているんでしょう」

Gökhan Qamar 「そうそう。そっちは本当に偶然なんだけどな。
 撮影までにちょっと日数あるし、ちょうどその間で行けるなら行くっきゃない!」

Juanse Algaba 「楽しそうで何より……」

Gökhan Qamar 「当然だろ? ただでさえ楽しみだったのが増したら嬉しいからな。
 中世ヨーロッパ風の舞踏会ってことだけどさ、俺たちの装いはあえて、ルーツに合わせてトルコの伝統衣装風でもいいよな」

Juanse Algaba 「へえ、新調するの」

Gökhan Qamar 「お前もだぞ」

Juanse Algaba 「えっ、ワタシは別にいい……」

Gökhan Qamar 「そんなつれない事言うなよ。
 お前は私物の準備以外は何も気にしなくていいからさ」
「ジョニー以外で俺たちの事知ってる奴なんてそうそう居ないだろうし
 めかし込めるチャンスじゃねえか。お前意外と可愛い格好、好きだろ?」

Juanse Algaba 「それは、……まあ…………」

Gökhan Qamar 「よし。じゃあ決まり。
 改めてよろしくな、ジュアンセ」

Juanse Algaba 「……こちらこそ……いろいろとお世話になります。ギョクハン」

KP/ニカ 君たちは支度も順調に済ませ、意気揚々とフランスへ発つ。
飛行機で数時間もすればあっという間に着き
一日目は明日に備えつつもパリで軽くゆったりとした観光を楽しむ事ができるだろう。

予め手配していた今後拠点となるホテルに宿泊し
明日の舞踏会へそれぞれ思いを馳せながら異国の地にて眠りに就いた。
 
そして、翌日。

雑談

Gökhan Qamar パリ! 本場のお菓子も美味いだろ。

Juanse Algaba もぐ……
(上手く丸め込まれている気もする……)

メイン

KP/ニカ 時刻は午前9時。
君たちは友人ジョニーと、フランス郊外にある森の入り口で待ち合わせとなる。
二人の姿を認めると、ジョニーは人好きのする笑みを湛えて、気さくに片手を挙げてみせた。

ジョニー 「やあやあ君たち久しぶり! 遠路はるばるよく来てくれたね!」
「二人が来てくれるのをすっごく楽しみにしてたよー!」
「ささ、積もる話は車の中でじっくり交わすとしようじゃないか!
 乗って乗って!」

KP/ニカ ジョニーは停めていた車をぽん、と叩く。

Gökhan Qamar 「おう、ありがとなジョニー。車まで出してもらっちまってさ」

Juanse Algaba 「ご無沙汰しております。本日はよろしくお願いします♡」

ジョニー 「舞踏会は11:00からだけど、道が混んでてもいけないしね!
 ボクもスマートに運転するよ!」

KP/ニカ 君たちはジョニーの運転する車に乗り込み、山奥の舞踏会場を目指す。
大体一時間ほどで到着するだろうと目算できる。

ジョニー 「いやあ、今回はキミたちが来てくれて本当に助かったよ~!
 欠員が許されない舞踏会だからさ~」
「なんてったって、世界各国の著名人、有名人がこぞって参加したがる
 世間では公表されていない格式高い仮面舞踏会なんだからね!」
「なんでも舞踏会の主催者は大手企業のCEOらしくってさ、毎年今の時期になると指名制で行われてるんだよ」
「で、今回ちょうど一組欠員が出ちゃったからボクが慌てて相応しい人を探した……
 のがキミたちってワケ! いやあ、絶対いい経験になると思うね~」

Juanse Algaba 「へえ……欠員の補充は参加者さんが選んでもいいんですねぇ。
 ジョニーさん、信頼されてるんですね♡」

Gökhan Qamar 「そう聞くと益々人脈が広がりそうでいいな。ありがたいぜ本当に」

ジョニー 「キミは特に俳優さんだものねぇ」

KP/ニカ 陽光に照らされて青々と輝く森の景色の移り変わりを楽しみつつ
君たちはジョニーと会話を弾ませる。

ジョニー 「……あ、そうそう、忘れる前に。これ、今日の招待状ね!」

KP/ニカ ジョニーは運転しながら、君たちへ「白い招待状」を渡してくるだろう。
 
二つ折りの紙の形式での招待状の内容は、フランス語で書かれているようだが
数字などから日にちや時刻が、下半分へ記載されている事がわかる。
恐らく開始時刻であろう数字は、「10:00」と記載されていることに君たちは気付くだろう。

Juanse Algaba 「あら……?」

Gökhan Qamar 「おー……」
同時に顔を上げて見合わせてると思う。

雑談

Juanse Algaba 補足描写で勝手に以心伝心させられている……

Gökhan Qamar 流石にこの状況で言わんとしてる事くらいわかるだろ?

メイン

Gökhan Qamar 「なあジョニー、この招待状が間違いなのかアンタが間違ってるのか分かんねえんだが
 こっちには『10:00』って書いてあるぜ」

ジョニー 「ええっ、マジ!? ちょっと見せて……!」

KP/ニカ ジョニーは言うが早いか、君たちの持つ招待状を器用に取って目を通す。

ジョニー 「マジだ……あちゃあ……まずったなあ!
 欠員は勿論、遅刻も厳禁なんだよ~!」

KP/ニカ ジョニーはため息混じりに君たちへ招待状を返す。
現在君たちの乗る車はようやく山の中腹に差し掛かったところであり
とてもあと30分ほどでは間に合いそうにないと感じるだろう。

Juanse Algaba 「あらあら……流石に事情が事情ですし
 多少遅れるくらいは大丈夫なのではありませんか……?」

ジョニー 「いやーうっかりうっかり☆
 こうしちゃいられないから、スピード上げてこう!」
「ちょーっと揺れるかもしれないから、しっかり掴まっててくれよな!」

Juanse Algaba 「まあ♡ ワタシが英国の巡査で助かりましたね♡」

Gökhan Qamar 「言ってる場合か? おい気を付けろよジョニー」

KP/ニカ ジョニーが一気にアクセルを踏み込む。
窓の外の景色の移り変わりが、急加速し始めた。
 
車内の揺れに合わせて、君たちの心もにわかに不安で揺れる。
 
──その時だった。
ジョニーが猛スピードで運転する車が、向こう側から安全運転でやってきた対向車とぶつかりそうになる。

ジョニー 「やっべ!」

KP/ニカ ジョニーが慌ててハンドルを切る。
対向車とは激突せずに済んだ。
 
そう……対向車”とは”。
君たちを乗せたジョニーの車は……
対向車を避けた拍子にガードレールを突き破って、崖から転落してしまうだろう。

雑談

Gökhan Qamar もう俺かジュアンセと運転かわろうぜ

Juanse Algaba なるほど運転バトルを……?

Gökhan Qamar CCB<=25 【運転(自動車)】 (1D100<=25) > 1 > 決定的成功/スペシャル

Juanse Algaba CCB<=29 【運転(自動車)】はい? (1D100<=29) > 17 > 成功

KP/ニカ なに……? 初期値じゃないけど成長するか……?

Gökhan Qamar 1d10 おお……? (1D10) > 3

メイン

Juanse Algaba 「え……!?」

Gökhan Qamar 「おい……!」

ジョニー 「えーとえーと!
 こんな事もあろうかと! 用意してあるんだなあ、『緊急脱出ボタン』!」

KP/ニカ ポチ、という軽快な音を立てて、ジョニーが運転席にある
『緊急脱出ボタン』を押すと、車の屋根がオープンカーのように開かれる。
 
彼の座席ごと分離して、パラシュートが開かれ……

ジョニー 「キミたち、グッドラック!」

KP/ニカ ジョニーは、ひとり、脱出してしまった。

Gökhan Qamar 「あっジョニー、アンタ……!」

KP/ニカ 君たちはと言えば、そのまま車と共に崖下へと落ちていく一方だ。
何かしておきたい事はありますか?

雑談

KP/ニカ 注目ポイントだな choiceでも振るか?

Juanse Algaba 何の注目ポイントですか!?

Gökhan Qamar 3d100 脱出ボタンを探す,手を握る,抱きしめる  こうか……? (3D100) > 80[13,45,22] > 80

KP/ニカ 低 もしかしてそれどころじゃない?

Juanse Algaba 3d100 脱出ボタンを探す,手を握る,抱きしめる (3D100) > 141[64,32,45] > 141

KP/ニカ ジュアンセらしすぎる

メイン

Gökhan Qamar 「……ジュアンセ」
せめてと思って手を握る……?

Juanse Algaba 「ちょっと、何諦めてるの……!」

雑談

Juanse Algaba choice[はねのける,はねのけない,……] (choice[はねのける,はねのけない,……]) > はねのけない

KP/ニカ へえ~

Juanse Algaba な、んですか……

メイン

Juanse Algaba 「ワタシはまだ死にたくない! しっかりして!」
手を握られたまま……? 脱出ボタンを探します!

KP/ニカ それでは君は手を握られつつも
君たちの座席の傍らにも、似たようなボタンがある事に気付くだろう。
 
ポチッ。
決死の思いで、君たちは緊急脱出ボタンを押す。
…………
しかし、何故だかうんともすんとも言わない。

Juanse Algaba 「うそ……」

雑談

KP/ニカ どっちが先かDEX*5でも振る?(両人二番目に高い選択肢を見る)

Gökhan Qamar CCB<=(15*5) 【DEX】よし! 勝つ!(?) (1D100<=75) > 11 > スペシャル

Juanse Algaba CCB<=(13*5) 【DEX】全力すぎる…… (1D100<=65) > 45 > 成功

メイン

Gökhan Qamar 「ジュアンセ……!」
握った手をそのまま引き寄せて抱きしめる

Juanse Algaba 「……!」
視界が遮られる……

雑談

Juanse Algaba …………

メイン

KP/ニカ 片や相手を引き寄せ抱きしめ、片や視界が彼の体によって視界が遮られる。
そのまま君たちは為すすべもなく、車体が地面に叩き付けられた。

大きな衝撃の後、浮遊感と共に体が車の窓から投げ出された君たちは、山間部に広がる美しい庭園の大きな屋敷へ向かって飛んでいく。
屋敷の塀を超えて、庭園の中に不時着したようだ。
 
君たちのあずかり知らぬところで幸運の女神でも微笑んだのだろうか。
幸い大きな怪我はなかったが、全身泥まみれになってしまった。
手持ちの電子機器も、衝撃で破損したり
そもそも電波が通じていなかったりと、外部との連絡手段は全て断たれている。

Juanse Algaba 「あ、ら……」
「! ギョクハン……?」

Gökhan Qamar 「うえ……こりゃ酷いな」
「おう。怪我はねえか?」

Juanse Algaba 「それはこちらのセリフ……!
 ワタシよりヤワなんだから無茶しないで」

Gökhan Qamar 「おいおい、俺だってお前ほどじゃねえが鍛えてはいるぜ?
 何にせよその様子なら元気そうだな。よかったよかった」

Juanse Algaba 「もう……。……それにしても、連絡手段も絶たれて……
 此処からどうやって帰ったらいいんでしょう……」
独り言ちてきょろきょろ……

KP/ニカ ともかく今頼れそうなのは目の前にある屋敷くらいのものだろう。
庭園の隅からどうにか荷物だけ取り出して、その場を離れることになった。

そうして君たちが美しい薔薇の花の咲き乱れる庭園を道なりに進めば、大きな屋敷の正面玄関が見えてくる。
玄関の出入り口前には受付らしい人物が立っていた。

Gökhan Qamar 「ここでも何かやってんのか?」

KP/ニカ その人物は長身痩躯の男性だ。
黒髪に浅黒い肌を持ち、貼り付けたような笑みを浮かべている。
身のこなしも優雅であり、威厳と高貴な雰囲気を漂わせている為、逆に近寄りがたさを感じるだろう。
 
彼は君たちと目が合うと、にこやかに微笑んだ。

男性 「こんにちは。これはこれは珍しい。
 ……いえ、心よりお待ちしておりました」
「お二人とも、当仮面舞踏会の参加者でいらっしゃるご様子。
 招待状を拝見しても?」

Juanse Algaba 「こんにちは。……え……?」

Gökhan Qamar 「確かに俺らは舞踏会に行く途中だったが
 こんな位置じゃなかったような……」

男性 「その様相は参加者ですよね。
 であるならば、招待状をお持ちのはずです」

KP/ニカ 君たちがジョニーから貰った「白い招待状」を取り出してみると
それは「黒い招待状」へと変貌していた。

雑談

KP/ニカ いやーこれ 本当に ははっ(半笑い

けみかえる 手紙ってこの人たちにとってでかいものだからさあ……

メイン

Gökhan Qamar 「黒くなってやがる……なあ、これで良いのかよ」

KP/ニカ 男性は、その招待状を見て目を細めるだろう。

男性 「ええ……招待状は、確かに当舞踏会のものですね。
 ようこそお越しくださいました」

ナイア公爵 「ああ、申し遅れました。私はこの舞踏会の主催者の公爵『ナイア』と申します。
 お気軽にナイア公爵、とお呼びいただいて構いません。以後、お見知りおきを」

Juanse Algaba 「ナイア公爵様……はじめまして。
 ……ええ、このような格好で恐縮ですが、よろしくお願いいたしますね」

ナイア公爵 「いいえとんでもない。
 お召替えにつきましては、貸衣装も控え室もございますのでご安心ください」

Gökhan Qamar 「へえ、そりゃ有り難いや」

ナイア公爵 「はい。受付の後ぜひご利用されてください。
 それではまず、こちらが皆様の仮面となります」

KP/ニカ そう言って、彼は舞踏会で使う仮面を君たちに手渡してくるだろう。

ナイア公爵 「舞踏会が始まるまでには、お着けいただくようにお願いいたします」

Juanse Algaba 「ありがとうございます。
 ……わあ、手持ちの衣装にも合いそうな仮面……♡」

Gökhan Qamar 「泥をどうにかしたら着けるか」

ナイア公爵 「ぜひそのように。
 そして受付のために、こちらの参加者名簿へ皆様の本名と、舞踏会で使用する舞踏会名を頂きます」

Gökhan Qamar 「舞踏会名……?」

ナイア公爵 「はい。ここでは名を隠して参加されている
 身分の高い方もいらっしゃいますので、どうぞご配慮ください」
「また、自ら真名を名乗るのはお控えください。
 相手が自分の本当の名前を当てる、というのも仮面舞踏会ならではの醍醐味ですから」
「是非、気になる方がいましたら名前を当ててみるのも面白いかもしれません。
 ……例えば、私、とかね」

Juanse Algaba 「あらあら、既に仮面舞踏会は始まっていたんですねぇ。
 舞踏会名、ですか~……」

KP/ニカ ナイアは名簿帳を取り出し、ペンと共に差し出した。
本名は明かさず……
改めて、お二人の舞踏会名をおうかがいいたします。

Gökhan Qamar 「俺は芸名でいっかな。……アヤタ、っと」

Juanse Algaba 「あっずるい。うーん……
 では、今は名乗っていないルーツの苗字から取って、……サマルです♡」

KP/ニカ 君たちは名簿帳へ、本名と舞踏会名を書く。
 
ここから君たちは舞踏会名で名乗り、舞踏会名で呼び合うようにお願いいたします。

Ayata 「サマル。へえ、中々いい意味だな」

Samar 「アヤタは……逆に中々そう呼ぶことがなかったから新鮮ね」

Ayata 「確かに? 基本的にお前はいつも本名で呼んでくれるもんな」

KP/ニカ 君たちに名前を書いてもらったナイアは、名簿帳を一度しまうと
簡単に舞踏会の説明をしてくれるだろう。

ナイア公爵 「お名前は、確かに頂戴しました。
 それでは私から、簡単な舞踏会の説明をさせていただきます」
「舞踏会は全4回あり、必ずすべて出席していただきますよう、お願い致します。
 万が一遅れそうな場合は、私が皆様を会場までご案内する場合があります。ご容赦ください」
「舞踏会以外のお時間は、どのように過ごしていただいても構いません。
 どうぞ、心行くままにご友人達との時間をお楽しみくださいませ」
「説明は以上です。
 それでは、中へどうぞ」

KP/ニカ ナイア公爵が開かれた扉の向こうを指し示そうと、君たちを先導して歩いて行く。
 
丁度その時、屋敷の中からドレスを身にまとった小柄な少女が、跳ねる子ウサギのように飛び出してきた。
choice[アヤタ,サマル] (choice[アヤタ,サマル]) > アヤタ

雑談

Ayata 俺?

メイン

KP/ニカ ナイア公爵は少女にぶつかると、彼女はその衝撃で転んでしまい、アヤタの方へ倒れてくる。

少女 「きゃっ……!」

Ayata 「お、っと……大丈夫か?」
受け止めて立たせられるか……?

KP/ニカ おっ、SIZ10とのSTR対抗か?

Ayata くっ……今だけサマルになりたいな
RESB(12-10) (1d100<=60) > 43 > 成功

雑談

Ayata とは言ったが余裕だったな!

メイン

Samar 「アヤタ! ……良かった」
咄嗟に支えに入ろうと思いましたが杞憂でしたね。

KP/ニカ 君は少女を問題なく受け止めることができるだろう。
少女はぱっと顔を上げて、君たちを見上げた。

少女 「まぁ! 危ない所を助けていただきありがとうございます。
 ええ、おかげで怪我をせずに済みましたわ」

KP/ニカ 小柄で愛らしい顔立ちの少女だ。
陽光のような銀の髪に雪のように白い肌を持ち、春の木漏れ日のような暖かな微笑みを浮かべている。

雑談

Samar ニカさんがKPとしてそう褒めていらっしゃると、にわかにハラハラしてきますね♡

KP/ニカ え? んだよ、俺はどんな見た目でもヨウルが一番好きだぞ?

Ayata はは、逆に惚気られちまったか……

Samar 手ごわいですね……

メイン

Ayata 「そうか、怪我が無いなら良かったよ」

Samar 「本当に……またあっては事ですが、余裕がある時は彼ではなくワタシの方に倒れてこられた方がいいですよ♡
 こう見えて力はありますから♡」

雑談

KP/ニカ それって純粋にアヤタへのマウンティングなの? それともやきもち?
てか力があるってマリアに言うのは割と面白いな……

Samar 2d100 もちろんマウントです♡,は、はぁ……? (2D100) > 30[27,3] > 30
……純粋な心配です!

KP/ニカ ……お前も中々手ごわいよ、サマル。

Ayata 3クリて。メインで出してくれよ

Samar 運転1クリ出したアナタには言われたくない

メイン

KP/ニカ 彼女が支えてくれた君たちへ感謝を告げる一方、ナイアは彼女を一瞥する。

ナイア公爵 「……気を付けなさい」

KP/ニカ 少女に向かってそう冷たく言うと、彼は屋敷へ入っていってしまうだろう。

少女 「ええ、と……ええ、お二人とも頼もしいのですわね!
 本当にありがとうございます!」 

マリア 「申し遅れました。私はマリア、と申します。
 お二人も参加者……でいらっしゃいますよね?」

Samar 「はい、マリアさん♡ ワタシはサマル、と申します」

Ayata 「アヤタだ。……"お二人も"、ってことは……?」

マリア 「ええ、参加者でしたら、私と同じですわ! サマルさんに、アヤタさんね!
 よろしくお願いいたしますわ!」
「そうだ!
 助けていただいたお礼に、良ければ屋敷でお召替えができる所まで案内させてくださいまし」
「泥だらけのその恰好ですと、舞踏会では悪目立ちしてしまいますわ」

Ayata 「ああ、そういやナイア公爵行っちまったもんな……。
 それじゃ頼むよ」

Samar 「よろしくお願いいたします♡」

マリア 「はい! こちらですわ!」

KP/ニカ 【控室】
マリアに案内された控室へ入ってみると、だらしない格好をした青年がだらしない様子でお菓子を食べている。
しかし、ただ普通にお菓子を食べているわけではない。
ちょうど、青年が指をついっと動かして、彼が空中からお菓子を出す瞬間を君たちは見た。
 
そのような現実ではあり得ない現象を目の当たりにしたということで
君たちはSANc 0/1

Ayata CCB<=85 【SANチェック】 (1D100<=85) > 87 > 失敗

system [ Ayata ] SAN : 85 → 84

雑談

Samar ちょっと……

メイン

Samar CCB<=85 【SANチェック】 (1D100<=85) > 11 > スペシャル

雑談

Ayata おっ、サマルはいい出目じゃん。
負けてらんねえな!

メイン

KP/ニカ アヤタはあまりの光景にその場に呆然と立ち尽くしてしまうかもしれない。
サマルはどうにか平静を保つことができるだろう。
 
一方マリアは、そんな青年の様子には慣れきっているようで、気さくに声を掛ける。

マリア 「まあ! メディったら、またこんな所でサボタージュしていましたのね」

青年  「……んぁ? 
 ああ、マリア、……と……!」

KP/ニカ マリアに『メディ』と呼ばれた青年は、君たちに気が付くとさっと立ち上がる。
そして、サマル目がけて一直線にやってきたかと思うと、颯爽と君の手を取り人好きのする笑みを浮かべた。

Samar 「あらあら……?」

メルド 「ご機嫌よう! 素敵なお嬢ちゃん! ……と、お兄さん!
 僕はこの舞踏会のスタッフで、ナイア君の唯一無二の従者『メルド』。よろしくね!」
「あ、お近づきの印にガレットデロワでも食べるかい?」

雑談

Ayata 2d100 何で俺が後なんだ!,もや…? (2D100) > 72[3,69] > 72
え?

KP/ニカ あのさあ、さっきから気になってたけど、ここ雑談欄だよ
でも序盤から飛ばしているのは大いに結構!
へえ~? アヤタ へえ~~?

Samar な、何で俺が後なんだ、も含めてのもや……なのでは……(流石に動揺している

メイン

Ayata 「え、おい……」

Samar 「あはっ、はじめまして。ガレットデロワとはどんな食べ物なのでしょう?」

Ayata 「……そんな事より、スタッフがいきなり女性に触れるのはどうなんだよ」

メルド 「まぁまぁ細かい事は気にしないでよお兄さん!」
「そう、ガレットデロワはフランスのお菓子さ!
 お嬢ちゃんは積極的でかわいいねぇ。今度一緒にお茶でもどうかな?」

Samar 「あらあら~お嬢ちゃん、ではなく、サマルです♡
 んふ、お茶……だけで良いんですか?」

Ayata 「俺だって……アヤタだ。
 おいサマル、悪ノリするなって」

メルド 「え? ホントにいいの?
 しかもお茶以上のこともしてくれるって? やったーー!!!」
「じゃあ、僕の名前、しっかり憶えてってよ。名前。僕の名前は『メルド』だよ。
 『メルド』。よーく覚えててね!」 

KP/ニカ 再三名乗られたお二人は【知識】または【ほかの言語(フランス語)】をお振りください。

Ayata CCB<=55 【知識】 (1D100<=55) > 26 > 成功

Samar CCB<=85 【知識】 (1D100<=85) > 46 > 成功

KP/ニカ それでは二人は「メルドはフランス語で『うんこ』」という意味だと気が付く。

メルド 「ん~なになに? その顔は……君たちもしかして僕の名前が何なのか分かっちゃった? 分かっちゃったのかな?
 んふふ~どういう意味か教えてもらえるかい?」

雑談

Ayata choice[言う,言わない] (choice[言う,言わない]) > 言わない

メイン

Ayata 「ああ……? 悪趣味な奴、って意味だろ」

Samar 「なるほど、マリアさんがあだ名で呼ばれるのもうなずける意味だということは♡」

メルド 「ええ? もしかして、君たちフランス語初級者かい?
 もう、仕方ないなあ~ ヒントをあげよう!」
「メールド☆」

KP/ニカ メルドがそう唱えると、空中からチョココロネが現れて高速で君たちに向かって飛んでくる。
お二人とも、【回避】をどうぞ。

Ayata CCB<=50 【回避】 (1D100<=50) > 69 > 失敗

Samar CCB<=43 【回避】 (1D100<=43) > 67 > 失敗

KP/ニカ では……二人とも、顔面からまともにチョココロネを受け止めてしまう。

Ayata 「んぶ」

Samar 「わぷ……!?」

メルド 「あははは! ふたりとも、顔面チョコ塗れ~!
 チョココロネだーいすきなんだねえ!」
「いやあ、わかる、わかるよ! チョココロネって美味しいよね!
 形も色もメルドみたいで! あははははは!」

Samar 「あらあら……そういうご趣味もお持ちなんですねぇ……ん、おいし……♡
 人の顔をチョコ塗れにさせて……一体どのようなご想像をされているのでしょう♡」
顔のチョコを指ですくって舐めとりながら、メルドさんににじり寄ろうとします

Ayata 「だから、悪ノリするなって……!
 からかってるだけだろ」

メルド 「わあ、こんなにノッてくれるなんて!
 お嬢ちゃんにはもっとご褒美あげちゃう!」
「メールド☆」

KP/ニカ サマルは【回避】をどうぞ。

Samar CCB<=43 【回避】 (1D100<=43) > 76 > 失敗

雑談

Samar 出目が……

メイン

Samar 「わあ……!?」

Ayata 「サマル! おい、やめろって!」

KP/ニカ メルドはサマルの顔面を再度汚しながら、尚もチョココロネを飛ばす。
その内のひとつは、誰も居ない控室の扉に向かっていった。
 
ちょうどその時、控室の扉が開いて
ナイア公爵の顔面に、思い切りチョココロネがぶつかる。

ナイア公爵 「一体何の騒ぎで、……ぶっ」

KP/ニカ 君たちが思わず振り返れば、君たちと同じように
顔面をチョココロネまみれにしたナイア公爵が見えるだろう。

Ayata 「っく、……ナイア公爵……」
流石にちょっと笑いそうではある

Samar 「ま、まあ、ナイア公爵様!?」

メルド 「やあナイア君、いいタイミングで来たね!
 僕のチョココロネを顔面で受けるくらい、食べたかったのかい?」 

ナイア公爵 「………………」

メルド 「でもまあ、顔にチョコがついたくらいで何さ!
 ナイア君の顔面なんてもともとメルドみたいな色してるんだから、そう大差ないって! あはははははは!」

ナイア公爵 「……メルド」

メルド 「うん? なんだいナイアくいででででで!??」

KP/ニカ ナイア公爵はメルドへ静かにお仕置きのボディーブローを浴びせると、倒れている彼を引きずってどこかへと連行する。
君たちは、それをぽかんと眺めている事しかできなかった。
 
一連の流れを見守っていたマリアは、小さく息を吐く。

マリア 「もう、メディったら……。
 でもメディは、アヤタさんやサマルさんの事が一目で気に入ったみたいですわ!」 
「スタッフであるメディが、一般参加されてる方にこうしてお声掛けするなんて、とても珍しい事ですのよ」

Ayata 「サマルはともかく……俺?」

Samar 「いえ、私だってただからかわれていただけのような……」

マリア 「ふふ。確かにやりすぎだったかもしれませんわね!」
「さ、気を取り直して……あちらの奥に更衣室とシャワー室がございますわ。
 男女で分かれていますから、ごゆっくりお召替えなさってくださいまし」

Ayata 「本当にな……服が泥だらけじゃなかったらもっとキレてたところだ。
 ……と、案内してくれてありがとな。ちょっくら着替えてくるぜ」

Samar 「ありがとうございます、マリアさん!
 いってきます♡」

KP/ニカ 君たちが一通りシャワーや着替えを終えると
控室を一度離れていたらしいマリアが君たちの前に何やら大きな箱を持ってくる。
中を覗いてみると、世界各国のあらゆる刀剣類が入っていた。

マリア 「よいしょ……っと。
 まあ、お二人とも見違えるようですわ!」
「西洋風……とはまた異なる装いですわね? とてもお似合いです!」

Gökhan Qamar 「おう! ありがとな。
 ……と、それは何だ……?」

Samar 「全部刀剣の類ですねぇ……ステキ♡」

マリア 「ええ。この舞踏会は『踊る』舞踏会の側面と
 『剣術を競う』武闘会の側面がありますの!」
「こちらは貸出用の武器ですわ」
「後ほど剣術大会がございますから、
 お二人もどうぞ、お好きな武器をお取りになってくださいまし」

KP/ニカ 二人はここで、お好きな刃物系の近接武器を手に入れることができます。
どうしますか?

Ayata どうせなら派手に、騎兵用サーベル!
サマルもそれでいいだろ?

Samar あはっ、火力が高いのは好きです♡

KP/ニカ では自分たちの手に馴染む騎兵用サーベルを二本見つけるだろう。

情報

KP/ニカ ◆武器

・騎兵用サーベル
ダメージ:1d8+1+db
基本射程:タッチ
耐久力:20

雑談

KP/ニカ サマルの場合最大15ダメージか……ばか強いな
最大値出したら一発でアヤタをオトせる火力ね……

メイン

マリア 「まあ、お二人とも同じ種類の剣を扱われますのね。
 お二人の腕前を見るのが楽しみになってまいりましたわ!」
「さあ、着替えたばかりで慌ただしいですが、そろそろ一回目の舞踏会が始まりましてよ!
 会場へご案内いたしますわ」

KP/ニカ 君たちは服装と仮面、そして武器を再度確かめた後、
マリアの案内で舞踏会場へと向かうことになるだろう。

マリア 「さて、仮面はしっかり着けて……おいでですわね。
 こちらですわ!」

KP/ニカ 【舞踏会場】
広い舞踏会場には大勢の参加者がいるようで、大変賑わっている。
奥には二階へ繋がる豪勢な階段があり、二階には白いグランドピアノが置いてあるようだ。

【目星】を振る事ができます。

Ayata CCB<=75 【目星】 (1D100<=75) > 87 > 失敗

雑談

Samar ちょっと……

メイン

Samar CCB<=80 【目星】 (1D100<=80) > 45 > 成功

雑談

Gökhan Qamar ぐぬ、…………流石、サマルは俺と並び立てるだけあって優秀だな!

KP/ニカ でもまあ、へえ~ってなる出目かな……

メイン

KP/ニカ ではサマルは
先程控室で見かけたメルドが、ピアノの席に座っていることが分かる。

Samar 「あっ、メルドさん♡ ピアノを弾かれるんでしょうか……?」

KP/ニカ サマルに言われてみれば、アヤタもメルドの姿を認めることができるだろう。

Ayata 「へー……?」
「あんなにされても嫌そうにしないよな、お前」

Juanse Algaba 「ん? ふふ、だって好意だとマリアさんもおっしゃってたでしょう?
 それならワタシ流に応えてあげないと♡」

雑談

KP/ニカ その割にはアヤタの好意は突っぱねがちじゃないか?(おろ……

Samar どうしてアナタがおろおろするんですかぁ……

メイン

KP/ニカ 君たちがメルドの方を見つつ囁き合っていると
ふと、周囲が一瞬で静まり返り、参加者全員が階段の方へ注目する。

見上げてみると、ナイア公爵が二階の踊り場に出てくるのが見えるだろう。
彼は優雅にお辞儀をすると、舞踏会の開始を宣言する。

ナイア公爵 「本日は当方主催の仮面舞踏会にお集まりいただき、誠にありがとうございます」
「この舞踏会では、『愛らしい姫君と献身的な騎士』をコンセプトにしております」
「良きパートナーがいる方はお二人の幸せな時間を。
 ご友人やご家族でいらした方は、最高の思い出となることをお約束しましょう」
「どうぞ、気になる相手とペアをお組みください。
 それでは、本日最初の仮面舞踏会を始めましょう」

雑談

KP/ニカ ふたりは……献身的な騎士同士って感じだな。
士官学校出ただけはある

Ayata 2d100 愛らしい姫君,献身的な騎士(相手の認識) (2D100) > 38[13,25] > 38

Samar 2d100 愛らしい姫君……?,献身的な騎士(相手の認識) (2D100) > 73[56,17] > 73

KP/ニカ どういうことだよ
逆ならまだ分かるから自己認識か?
choice[そう,ちがう] 俺が振るか…… (choice[そう,ちがう]) > ちがう
ええ……(困惑)

メイン

KP/ニカ 1d100をどうぞ。

Ayata 1d100 (1D100) > 9

Samar 1d100 (1D100) > 38

雑談

KP/ニカ あっ へえ~~

メイン

KP/ニカ それでは、アヤタの元へマリアがやって来る。
そしてそのまま、舞踏会場の中央まで引っ張っていくだろう。

マリア 「アヤタさん、よろしければ、一緒に踊りませんこと?」

Ayata 「え……? ああ、そんな感じなのか。
 おう! お誘いありがとうマリア。喜んで!」

雑談

Samar 2d100 気になる,別に (2D100) > 116[74,42] > 116

メイン

Samar 「あ、……いってらっしゃい」

雑談

Ayata 2d100 気になる,別に (2D100) > 176[77,99] > 176

KP/ニカ 何?

メイン

Ayata 「ああ、まあお前ならすぐペア見つけられるだろ!
 後でな!」

Samar 「…………」

KP/ニカ アヤタとマリアを見送ったサマルの元へは、暫くしてからナイア公爵がやって来る。

雑談

Ayata 3d100 気になる,メルドよりは別に,別に……?(なんてことあるのか?) (3D100) > 177[63,22,92] > 177
??

Samar そう……

メイン

ナイア公爵 「おや、お一人ですか、レディ?
 よろしければ私と一曲いかがでしょう」

雑談

Samar 2d100 うれしい♡,困惑 (2D100) > 111[39,72] > 111

メイン

Samar 「え、わ、ワタシ……でよろしいので?
 それは、その、ええ、喜んで……!」

雑談

Samar 緊張しますね……

メイン

KP/ニカ 公爵は君の手を取り、優雅にエスコートするだろう。
いよいよ、本日最初の舞踏会が始まる。
 
ペアが決まると、会場中に美しい曲が流れ始める。
やはり先程君たちが見たように、この曲はメルドが演奏しているようだ。
 
ここで【歴史】【博物学】【知識/2】【芸術:音楽系】を振る事ができます。(同情報)

Ayata CCB<=75 【歴史】 (1D100<=75) > 63 > 成功

Samar CCB<=50 【歴史】 (1D100<=50) > 9 > スペシャル

KP/ニカ では二人は
メルドの演奏している曲がフランスの18世紀頃に流行った、古典派風の優雅な曲だと気が付く。

Samar (あら、中々古風なチョイス……)♪

KP/ニカ マリアはアヤタの手を取って楽しそうにステップを踏む。
会場で一番目立とうとする勢いで時にダイナミックな動きを見せるだろう。

ナイア公爵は堅実なステップで、サマルをスマートにリードする。
時折揶揄うように遊びの動きを入れてくるのは、こなれているからだろうか。
 
アヤタは【芸術:ダンス+20】
サマルは【芸術:ダンス+50】をお振りください。

Ayata CCB<=5+20 【芸術(ダンス)】 (1D100<=25) > 48 > 失敗

Samar CCB<=5+50 【芸術(ダンス)】 (1D100<=55) > 41 > 成功

雑談

Ayata む……

メイン

KP/ニカ アヤタはこういった格式高いダンスにはやはり慣れていないせいか、
どことなくぎこちない足取りになるだろう。

サマルは、ナイア公爵のやや独善的なリードも何のその、
軽やかにステップを踏む事ができる。

Ayata 「っと……悪い。なかなか難しいな……」

Samar 「んふ、楽しいですね♡」

KP/ニカ そして踊っていると、次のことが分かるだろう。
まず、踊るたびに周囲へ金色の光が舞い上がり、空へと消えていくことに気付く。
照明とはまた異なる、幻想的な光景だ。
それを眺めながら踊っていると心地がよく、体が軽くなるような感覚になるだろう。

マリア 「うふふ、アヤタさんのその身のこなし、きっと磨けば光ると思いますわ!
 もしよろしければ、舞踏会の合間のお時間にでも、ダンスレッスンを受けてみられませんか?」

Ayata 「ダンスレッスン? そりゃいいな!
 どうせなら自分でも踊れるようになりたいしな」

マリア 「よかった!
 もしよろしければ、サマルさんもぜひ、ご一緒にいらしてくださいまし」

Ayata 「おう、勿論! 仲間外れにしたらスネるからな」

雑談

Samar えっ!?
2d100 拗ねませんけど!?,す…… (2D100) > 102[20,82] > 102

Ayata (無言ぽふぽふ

Samar む…………

メイン

マリア 「まあ! おかわいらしいですわ!」

KP/ニカ アヤタとマリアがこのような会話をしているのを、サマルは遠目に見ることだろう。
 
さて、一方サマルがナイア公爵と踊っていると、突然彼が耳元に口を寄せてくる。

雑談

Samar 2d100 ひえ,すん…? (2D100) > 30[21,9] > 30

Ayata 2d100 む…,すん…? (2D100) > 57[14,43] > 57
……まあこれくらい、サマルにはなんてことないんだろ。

メイン

Samar 「えっ、……?」

ナイア公爵 「仮面舞踏会は英語で『Masquerade:マスカレード』というのはご存知だろうか。
 『マスカレード』には他にも『虚構』という意味がある」
「この『偽物』だらけの舞踏会はまさにマスカレードとも言える、相応しい名前だ」
「……しかし君は運がいい。
 なぜなら目の前にいる私は『本物』なのだから」

KP/ニカ サマルは【目星】をどうぞ。

Samar CCB<=80 【目星】 (1D100<=80) > 67 > 成功

KP/ニカ サマルがナイア公爵を見つめていると、彼の顔にノイズが走る。
そのノイズが走った瞬間、彼の顔が深淵を覗いたような、無限に広がる黒一色に染まっていた。
SANc 1d4/1d10

Samar CCB<=85 【SANチェック】 (1D100<=85) > 86 > 失敗
1d10 (1D10) > 5

system [ Samar ] SAN : 85 → 80

Samar CCB<=85 【アイデア】 (1D100<=85) > 91 > 失敗

雑談

Ayata なんだなんだ

KP/ニカ おー……ごっそり行きはしたけど発狂しなかった!
へえ~~
すげえ それっぽい

Ayata 目をふさがねえと……?

メイン

Samar 「え、え? あの……?」

KP/ニカ 君は平生よりは動揺したものの、どうにか正気を保つ事ができたようだ。

そうこうしている内に演奏が静かに止み、踊りが終わる。
二人は1d2をどうぞ。

Ayata 1d2 (1D2) > 1

Samar 1d2 (1D2) > 2

KP/ニカ では踊り終わると同時に、アヤタは1、サマルは2、【最大HP】が減少する。
それと共に、君たちのみ寒気を覚えるだろう。

system [ Ayata ] HP : 15 → 14
[ Samar ] HP : 17 → 15

KP/ニカ ステータス欄の最大HPごと、-1 / -2をお願いいたします。

Ayata 「っ、なんだ……?」ぶるっ……

Samar 「ひ、……」

KP/ニカ さて、君たちが震えながら自身の手をふと見てみると透けており、体も若干軽くなっているように感じる。
慌てて周囲の人達を見てみると、何人かは舞踏会に舞っていた黄金の星屑のような光となって消えていくのが見えた。
このままでは自分たちも消えてしまうのではないかと考え、背筋がぞっとする。

SANc 0/1d3

Ayata CCB<=84 【SANチェック】 (1D100<=84) > 84 > 成功

Samar CCB<=80 【SANチェック】 (1D100<=80) > 63 > 成功

ナイア公爵 「おや、大丈夫ですか?
 ……と、曲が終わりましたね。また、後ほど」

KP/ニカ 踊り終えるとナイア公爵は去って行く。
君たちは存外近くにいたのか、すぐに合流するだろう。
その様子を見ていたマリアはにこにこと微笑み、次のように朗らかに言う。

マリア 「今回はお二人とも向こうへは行けなかったのね。何か未練でもあるのかしら?
 でも夜の0時になれば、みんなお空へ消えていきますわ。いっつもそうですもの!」

Ayata 「あ、サマル。……え? 向こう?」

Samar 「わ、……え? 消えていく……?」

マリア 「ええ。だってここはそういうところですよ?
 そもそももう死んでいるのですから、問題はございませんわ」 
「死してなお彷徨える魂を舞踏会へ招待して、心が晴れるまで踊り続けますの。
 そうして満足した魂たちは、次の目覚めを待つために天国へ行きますのよ」
「あなた達も、死んだからこの舞踏会へたどり着けたのでしょう?」 

KP/ニカ マリアの口から無邪気に語られる舞踏会の真実は、
君たちの周囲を撫でる空気を更に凍てつかせることだろう。
SANc 1/1d6

Ayata CCB<=84 【SANチェック】 (1D100<=84) > 28 > 成功

system [ Ayata ] SAN : 84 → 83

Samar CCB<=80 【SANチェック】 (1D100<=80) > 40 > 成功

system [ Samar ] SAN : 80 → 79

KP/ニカ 君たちは寒気がして居ても立ってもいられなくなり、思わず屋敷を飛び出す。
 
しかし屋敷は高い塀で囲まれており、唯一の出入り口である分厚い鉄の門にはカギがかかっている。
そればかりか、蹴っても殴ってもビクともせず、全く開く気配がない。

Ayata 「! 開かない!?」

Samar 「くっ……どうして……!?」

KP/ニカ ここで君たちは気が付く──
あるいは、目を背けようとしていた事実を確信するだろう。
 
<ここからは、逃げることができない。>

雑談

Ayata 1d100 (1D100) > 84

Samar 1d100 (1D100) > 94

メイン

Ayata 「だめだ、サマル……」

KP/ニカ また、この舞踏会場から出られたとして、君たちは「どこへ」帰ればいいのかすら思い出せない。
 
ここで君たちは、自分の本名などの記憶を何かに奪い取られている事に気付く。
君たちが覚えているのは、一緒に来た相手との「関係性」のみである。

Samar 「アヤタ……ワタシたち、そもそもどこへ帰れば……?
 どうしよう、アナタの名前もワタシの名前も、思い出せない……!」

Ayata 「え? んな筈は、だってお前は、……お前は……」
「お前は幼馴染みで、今回は俺の護衛をしてくれる……って事になってて……
 ……いや、なんでだ? 確かに鍛えてそうだけどよ……」

Samar 「うん……逆に言えば、それしか思い出せなくて……。
 でも、そういう事ならワタシはアナタを守ればいい……?」
「……あは、もう死んでるのに……? 守れていないってことじゃない」

Ayata 「違う! 何もかも理由があったはずだ。
 護衛を頼んだのだって……きっとそう。じゃなけりゃ一方的に守らせようなんてしない……はず。しないよな……?」
「とにかく、護衛の話は一旦いい。
 少なくとも今の俺はお前に守られたいよりも、この状況を一緒にどうにかしたい気持ちが強い」

Samar 「分かった。勿論ワタシも協力する。
 このまま死を待つなんて絶対イヤ!」

Ayata 「っし、その意気だ。頼りにしてるぜ。
 いつまでも此処に居たって何も変わらなさそうだし、戻るかね」

雑談

KP/ニカ もしかして記憶ない方がいろいろとスムーズ?

Ayata 1d100 (1D100) > 75

Samar 1d100 (1D100) > 41
…………(雑談欄並渋い顔
3d100 手を握る,腕を組む,ぎゅ…? (3D100) > 171[7,91,73] > 171

メイン

Samar 「うん……」
何となく不安でアヤタの腕に縋りつきます。

雑談

Ayata 3d100 手を握る,腕を組む,ぎゅ…? (3D100) > 195[94,12,89] > 195

メイン

Ayata 「大丈夫だって! そう簡単にくたばってたまるかっての」
腕に添えられた手に手を重ねる。

KP/ニカ それではこれにて導入は終了。

「クトゥルフ オブ ザ マスカレード ~星屑の舞踏会~」
本編 開幕。
 
さて、君たちがすごすごと舞踏会場へ戻れば、マリアはまだ会場に居た。
君たちの姿を認めると、花が咲くような笑みを浮かべて近付いてくる。

マリア 「あら、おかえりなさい!
 アヤタさん、先程はダンスのお相手をありがとうございました」 
「先ほども彼にはお伝えしたのですけれど、もしお二人の時間がある時には、庭園へいらしてくださいまし。
 サマルさんもよろしければ、お二人の為にダンスレッスンをいたしますわ!」

Samar 「え? ええ、ダンスレッスン……そうですね、時間がある時にはぜひ♡」
困ったように笑っていると思います。

KP/ニカ また、君たちがここから帰る方法を問うならば

マリア 「私もいつかここから出たいとは思っていますわ。
 でも、ここに居続ける方法や、出る方法は……」

KP/ニカ と、マリアも分からない様子で答えてくれるだろう。

マリア 「もし出られる方法が分かった時は、マリアにも教えてくださいまし」
「もちろん、ダンスレッスンにお越し下さるのでも構いませんわ。
 庭園にてお茶とお菓子をご用意して、お待ちしておりますわ!」
「それでは、少し準備をしてまいりますので、私は一度失礼いたしますわね。
 ごきげんよう」

KP/ニカ マリアは優雅にカーテシーをしてみせると、この場をゆったりとした動きで立ち去った。

それでは、ここから舞踏会の流れを説明いたしましょう。

情報

KP/ニカ ■舞踏会■
全4回の舞踏会は強制参加。
各舞踏会の間は『5技能分』の自由時間がある。

10:00~ 舞踏会1回目

『5技能分の自由時間』

13:00~ 舞踏会2回目

『5技能分の自由時間』

16:00~ ★決勝戦★

『5技能分の自由時間』

19:00~ 舞踏会3回目

『5技能分の自由時間』

22:00~ 舞踏会4回目

『5技能分の自由時間』

0:00~   終幕

メイン

KP/ニカ こちらがスケジュールです。
画面右端にもタイムテーブルがあり、KPコマが現在時刻ですので適宜ご確認ください。

情報

KP/ニカ 【シーンについて】

今シナリオは時間制限が存在する。
円滑にシナリオを進める為に、シナリオの時間は大きく分けて
「舞踏会」と「自由時間」の2つのシーンに分けられる。

・「舞踏会」ではダンスの相手を選ぶことが出来る。
 (NPCと踊るとそれぞれ補正がつくので推奨)
・「自由時間」では通常の【目星】などを使う会場探索や、選択制のNPCイベントなどがある。
各1回につき1技能分の時間が消費され
5回行動を起こしたら「舞踏会」へ参加しなくてはならない。
―――――――――――――――――
【NPCイベント】

マリア・ナイア・メルドから選ぶ事ができる。
それぞれいくつかイベントあり。発生条件はまちまち。
イベントは場合によっては何度も挑戦できるが、失敗する度に1技能分の時間が経過してしまう。
また各NPCには情報が全4つあり、一定の条件が満たされると自動的にNPC情報が開示される。
それをもとにリアル知識で推理してもよいし、【歴史】技能で判定してもよい。

また、もしNPCの名前を当てに行くなら、《1技能分の時間を消費》して
NPCと1対1の静かな所で行う必要がある。

メイン

KP/ニカ そして、探索箇所は次の通りです。

情報

KP/ニカ 【会場散策】

探索には1技能分の時間が消費される。
往きたい場所で目星や図書館を振ることで情報が抜ける。
情報によって必要な技能が変わってくる。


■会場散策■

【舞踏会場】
0/1
【2F廊下】
0/3
【大食堂】
0/1
【庭園】
0/2
【キッチン】
0/2


【???①】
0/3
【???②】
0/2
【???③】
0/3

メイン

KP/ニカ 現在は1回目の舞踏会が終了したところです。
お二人でそれぞれ、5技能分の自由時間を過ごすことができます。
探索、イベント、お好きな方をお選びください。
また現状、ナイア、マリア、メルドのイベント①がそれぞれ開放されています。

雑談

KP/ニカ choice[アヤタ,サマル] (choice[アヤタ,サマル]) > アヤタ

Ayata choice[探索,イベント] 俺か (choice[探索,イベント]) > イベント
choice[マリア,メルド] どっちかが良いよってニカが… (choice[マリア,メルド]) > メルド

KP/ニカ 出た! どういう感情choice奴

メイン

KP/ニカ それでは【メルドイベント①】開始
 
君たちがマリアと別れて間もなく、何処からともなく現れたメルドが君たちに絡んでくる。

メルド 「やあやあ可愛いお嬢ちゃん! それに兄弟も!
 一緒にお茶でもどうだい?」

Ayata 「なんだ? 急に距離詰めてきたな!
 そういうのは嫌いじゃないぜ」

Samar 「あらあら、早速ですか♡
 勿論構いませんよぉ」

メルド 「やりい! 君たち話が分かるねえ!
 よぉし、それじゃあ──」

マリア 「まあメディ! お二人とお茶されるのね。
 ちょうどお茶の用意ができたところだったの。私もご一緒させていただいてよろしいかしら?」

Samar 「あら、マリアさん。ご準備がお早いですね♡」

メルド 「え。ま、マリア? 今の聞いてたの……?」

マリア 「一人でお茶するのも寂しいと思って
 どなたかいらっしゃらないかと探していたところだったのですわ!」
「そうしたら、メディがお二人を誘っておいででしたから」

Ayata 「そりゃあいい、大勢でテーブル囲む方が楽しいもんな」

メルド 「ええー……兄弟も中々発想が陽の者だねえ」
「ま、まあ、マリアは好きにしたら良いんじゃない?」
「マリアがお茶を用意したって事は庭園にでも行けばいいのかな!?
 さー行こ行こー!」

KP/ニカ こうして、近くで話を聞いていたマリアも半ば強引に乗り込んできて、皆でお茶会をすることになる。
メルドは君たち二人の手を引いて、庭園まで案内してくれるだろう。

system [ KP/ニカ ] アヤタ : 0 → 1

マリア 「さあ、どうぞお掛けになって!」

KP/ニカ マリアは君たちに着席を促すと、手早く紅茶を淹れる。
そこへ、砂糖を1、2、3、4、5……と入れ、君たちに差し出してきた。

マリア 「はい! どうぞ!」

雑談

Ayata choice[負けねえくらい,案外行ける,流石にそこまでは,平気ではあるが,ちょっとな…,んん……] (choice[負けねえくらい,案外行ける,流石にそこまでは,平気ではあるが,ちょっとな…,んん……]) > 流石にそこまでは
まあ普通に甘いもんは食えるって程度なんだろうな

Samar choice[負けません♡,ハジメテですがイケます♡,甘党といえどさすがにそこまでは…,ちょっとベクトルが違いますねぇ…] (choice[負けません♡,ハジメテですがイケます♡,甘党といえどさすがにそこまでは…,ちょっとベクトルが違いますねぇ…]) > 甘党といえどさすがにそこまでは…

けみかえる チョコケーキとバナナジュース一緒に食う奴が何か言ってる

メイン

メルド 「うへえ、相変わらずだなあ……。
 それじゃ、僕からはお菓子をプレゼント!」

KP/ニカ メルドは自分用の紅茶を魔術で生み出したかと思えば、
全員分のガレットデロワをさらに出して、君たちに振舞うだろう。

Ayata 「……流石にこれは……っておい、逃げるなよ」

メルド 「いやあ、僕はマリアと同じでもてなす側だから気にしなくていいんだよ!
 さあどうぞ!」

マリア 「遠慮なく召し上がってくださいまし」

KP/ニカ マリアも自分の紅茶へ嬉しそうに砂糖を1、2、3、4、5……
と入れて腰かけると、当然のようにカップへ口を付けた。

Samar 「こ、こんなのきっと、覚えていなくともハジメテです……♡
 いただきますね……!」
ずず……

KP/ニカ 君たちがそれを一口啜るだけで、予想通りの甘ったるい味が口中に広がる。
さながらそれは、砂糖味の紅茶を通り越した、紅茶味の砂糖だ。

Ayata 「……うん。見たままだな!」

マリア 「甘くてとても美味しいでしょう!
 メディのガレットデロワや、私の用意したお菓子もよければどうぞ」

Samar 「あは、マリアさんは甘党としてもウワテなんですねぇ……
 あ、ガレットデロワ! これがウワサの……いただきます♡」

KP/ニカ ガレットデロワに手を付けるならば、二人は1d100をどうぞ。

Ayata 1d100 (1D100) > 77

Samar 1d100 (1D100) > 59

KP/ニカ では、サマル。
君のガレットデロワの中に、白い陶磁器で出来た小さなドーナツ型のフェーブが入っていた。
これはガレットデロワに入れる、引き当てた人は幸運の持ち主とされる小さな飾りである。

Samar 「ん~♡ おいしいです♡ ……んむ?」
「? こちらは……?」

メルド 「おお、お嬢ちゃん! 幸運の女神様はキミに微笑んだみたいだね!」 

マリア 「まあ素敵! おめでとうございます!」

雑談

Ayata 俺だって出目はラッキーセブンだったぞ(?)

Samar ふふん……

メイン

Samar 「んふふ、そういうお菓子なんですね。ありがとうございます♡」

Ayata 「へえ。俺のに入ってなかったのは悔しいけど面白いな!
 うっかり飲み込まなくてよかったな、サマル」

雑談

Samar …………(雑談欄並威嚇

メイン

Samar 「一番に出てくるコメントがそれ? もう……
 ……お菓子かそうじゃないかくらいの判別はつくよ」

メルド 「ふふー! しかもね、これはただの飾りじゃないんだよな。
 なあキミたち、その穴からキミたちの皿をちょっと覗いてみてごらんよ☆」

KP/ニカ 君たちがメルドに促されるままドーナツの穴を通して自身のガレットデロワが盛りつけられた皿を眺める。
すると、そこに先ほどまでなかったウンコの落書きがされていることに気が付くだろう。

Ayata 「あ?」

Samar 「……メルドさん?」

KP/ニカ レンズを退けてみるとウンコの落書きは見えなくなった。
また、もう一度確認しようとしてレンズを覗いてみても落書きは見えなくなっているだろう。

メルドは二人の様子を見て、にやりと笑う。

メルド 「なになに? 何か良い物みえた?」
「でも、それは【物見のレンズ】って言って
 ただらくがきを見るためのモノじゃないんだぜ?」

Samar 「【物見のレンズ】……ですか」

Ayata 「じゃあ何の役に立つんだ?」
レンズとメルドを見比べてる

メルド 「おや、君たちこのレンズに興味あるのかい?
 それなら僕にゲームで勝ったら、レンズの正しい使い方を教えてあげるよ!」
「折角引き当てたなら正しく使ってもらいたいだろ?
 お嬢ちゃんになら手取り足取り教えてあげる☆ ゲームに勝てばの話だけど!」

Samar 「あらあら♡ ゲームですか、燃えてきましたねぇ」

Ayata 「なあ、勝ったら俺にも教えてくれよ!」

メルド 「あはは、そういうと思った! じゃあキミたちが同じチームって事で」

マリア 「メディ、どんなゲームをなさいますの? 私もやってみたいわ!」

メルド 「ん、んん、マリアも参加するのか〜……
 多分初めてじゃないかなあ」 
「そうだな、じゃあ出血大サービス!
 キミたち二人とマリアのチーム対僕、というのはどう? 勝率上がるかもよ!」

Ayata 「なるほど、俺たちの誰かひとりが勝てばいいって事だな。やってやるよ!」

メルド 「そうこなくっちゃ。いや~僕ってばとってもやさしい!」
「それで、どんなゲームかってのはね……
 勿論、ポーカーさ!」

KP/ニカ メルドは魔術でトランプを取り出すと、空中に舞わせながらダイナミックなシャッフルを始めた。

メルド 「僕が賭けるのは改めて、【物見のレンズ】の正しい使い方だ。
 だけど僕が勝ったら、キミたち二人のうち一人の時間を貰うからね!」 

KP/ニカ ※二人のうち一人が、メルドに1技能分だけ付き合う時間を賭けていただきます。

マリア 「ポーカー、初めてやるゲームですわ!」
「そうですわ! それでしたら、更にこういった条件を付け加えてはいかが?」

Ayata 「なんだなんだ?」わくわく

マリア 「うふふ。『負けた人は初恋の話をする』というものよ! 素敵でしょう?」

メルド 「ええ……??」

KP/ニカ いつもニヤニヤしているメルドが、『初恋の話』と聞いた途端、
あからさまに嫌そうな顔をし始めた。

Ayata 「初恋だぁ? 悪いが俺たちはそういう事は覚えてねえぞ」

Samar 「でも、メルドさんのそのおカオ……何やら弱点を突かれたご様子ですねぇ♡」

Ayata 「ならやるか。どの道勝ちゃいいんだからな!」

マリア 「メディ、ダメかしら……?」

メルド 「えっ? い、いやあ、ダメ、じゃない、けどぉ〜……」

マリア 「それでしたら決まりですわね!」

メルド 「ウン……まあ、確かに、勝てばいいんだよ勝てばね!」

KP/ニカ それでは、ここでのポーカーのルールを説明いたします。

情報

KP/ニカ 【ポーカーゲーム】

勝利条件:5d4を振り、出た数字のゾロ目が多いほうが勝者となる。
ゾロ目の数が相手と同数の場合、数字が大きい方が勝者となる。

▼進行手順

①参加者は全員、〔5d4〕を振る  
例.(1,1,2,3,4)が手札となる

②交換したい手札の枚数だけ〔nd4〕を振る。
例.(2,3,4)の3枚を交換する場合、3D4を振る
※ここでDEX×5の判定を振ることで【イカサマ】をすることが出来る。
成功すれば2枚だけ好きな出目の数字を好きな数字に変えることが出来る。

③ゾロ目の手札が多い方の勝利
勝利例 
手札(1,1,1,1,1)>手札(2,2,2,2,1)
⇒ゾロ目が多い「1,1,1,1,1」の方が強い
手札(1,2,4,4,4)>手札(1,3,2,2,2)
⇒ゾロ目の値が多い「1,2,4,4,4」の方が強い

メイン

メルド 「よし。大体のルール確認はいいかな? まあやりながら覚えてったらいいよ。
 それじゃあみんな、カードを引いていって!」 

KP/ニカ 皆様、まずは5d4をどうぞ。
メルドはシークレットダイスで振ります。

Ayata 5d4 (5D4) > 12[2,4,3,2,1] > 12

Samar 5d4 (5D4) > 11[3,4,2,1,1] > 11

マリア 5d4 (5D4) > 12[3,2,2,3,2] > 12

メルド S5d4 (5D4) > 11[4,1,1,1,4] > 11

KP/ニカ ではここで、交換、またはイカサマをする事ができます。
交換をする場合は、交換したい枚数d4をお振りください。
【イカサマ】をする場合は【DEX*5】をどうぞ。

Ayata CCB<=(15*5) 【DEX】 (1D100<=75) > 79 > 失敗

Samar CCB<=(13*5) 【DEX】 (1D100<=65) > 83 > 失敗

雑談

KP/ニカ DEX!?

メイン

マリア SCCB<=(10*5) 【DEX】 (1D100<=50) > 23 > 成功

メルド SCCB<=(16*5) 【DEX】 (1D100<=80) > 15 > スペシャル

Ayata 3d4 (3D4) > 6[1,1,4] > 6

Samar 3d4 (3D4) > 8[3,2,3] > 8

雑談

けみかえる くそざこギョクアンセ……

メイン

KP/ニカ なんか酷い事になってるけど、出揃った……?
それでは、ショーダウン。

メルド 1,1,1,1,1

マリア 2,2,2,2,2

Ayata 2,2,1,1,4

Samar 3,3,2,1,1

KP/ニカ ゾロ目の手札が多い>ゾロ目の値が多い の順だから

マリア
メルド
サマル
アヤタ

の順ですね。
なんだこりゃ……マリアが居てよかったね。

雑談

KP/ニカ 全員三文字できれいだなあ(すっとぼけ

メイン

メルド 「げえっ、なんかマリア強くない!?」

マリア 「! やりましたわ~!」

Ayata 「ああ……? 全然いいカードが回ってこねえ!」

Samar 「あは、は……アヤタには勝てて良かった……
 マリアさんが居てくださらなかったらどうなっていたことか」

Ayata 「何だと……?
 くそ、サマルに負けるのは何か悔しい。おい、タイマンリベンジマッチだ!」?
S5d4 (5D4) > 12[3,4,2,1,2] > 12

Samar S5d4 (5D4) > 13[3,3,3,3,1] > 13

Ayata SCCB<=(15*5) 【DEX】 (1D100<=75) > 76 > 失敗
S4d4 (4D4) > 13[3,3,4,3] > 13

Samar SCCB<=(13*5) 【DEX】 (1D100<=65) > 19 > 成功

Ayata …………
3,3,4,3,3

Samar 3,3,3,3,3
にこ……

Ayata S5d4 (5D4) > 14[2,4,3,4,1] > 14

Samar 5d4 なに!? (5D4) > 11[4,1,2,2,2] > 11

Ayata SCCB<=(15*5) 【DEX】 (1D100<=75) > 78 > 失敗
S3d4 (3D4) > 7[3,1,3] > 7

Samar CCB<=(13*5) 【DEX】 (1D100<=65) > 18 > 成功

Ayata ……………………
3,3,4,4,1

Samar 2,2,2,2,2

……いやいつまでやるのこれ

KP/ニカ アヤタのイカサマが成功しなさ過ぎて DEX……?

Ayata S5d4 (5D4) > 11[4,2,2,2,1] > 11

Samar 5d4 はあ…… (5D4) > 9[2,1,1,3,2] > 9

Ayata CCB<=(15*5) 【DEX】 (1D100<=75) > 19 > 成功

Samar CCB<=(13*5) 【DEX】 (1D100<=65) > 32 > 成功
choice[勝負を終わらせに行く,……] (choice[勝負を終わらせに行く,……]) > ……
1d4 (1D4) > 1

Ayata
2,2,2,2,2

Samar 2,2,2,2,1
……!

Ayata 「……よし! 終わり!」

Samar 「はあ……? 散々負けておいて……
 はいはい、オメデトウオメデトウ」

マリア 「まあ! 白熱した熱い勝負でしたわね!」

メルド 「そ、そうかなあ……?」

マリア 「ふふふ。でもこれでお約束通り、レンズのお話に……それからメディの初恋話が聞けますわね!
 私も聞くのは初めてだわ!」

Ayata 「おう、そっちも忘れてないからな」

メルド 「んんっ……! と、とにかく、まずは【物見のレンズ】についてね!」 
「これは魔術で隠されたものや、壊れたものの本来の姿の影を数十秒だけ映し出してくれるレンズさ。
 近くに隠されたものがあると、ほんのりと輝きを帯びる効果もあるから、有効に使ってみてくれたまえ!」

情報

KP/ニカ AF【物見のレンズ】
コスト:MP1
概要 :魔術で隠されたものや、壊れたものの本来の姿の影を数十秒だけ映し出す。
また、近くに隠されたものがあると、ほんのりと輝きを帯びる。

メイン

KP/ニカ そしてメルドは、苦々しい顔で律儀に初恋の話を語り始める。

メルド 「コホン。……あれは僕が6歳の頃だった。
 これでも僕は有名な音楽家兼作曲家でね、数百年前ではあんまり評価はされなかったけど、今では古典派の代表格ともいわれているのさ!」 
「そんな天才な僕だったからか、幼少期から各地の演奏会に引っ張りだこだった」
「これはそんなある日、とあるお屋敷に演奏家として呼ばれた時の話さ」
「その日、僕はクソの詰まりが最悪でね!
 トイレで悠々と過ごしていたら、演奏会に遅れそうになってしまったんだ」
「僕は慌てちゃって、近道をしようと中庭を走り抜けようとした。
 そしたら運悪くつまずいて、盛大に転んじゃってね。膝をがっつり擦り剝いてしまったんだ」
「痛くてとてもじゃないが立ち上がれなくてね。
 僕としたことが……と思いながら地面に手をついた、その時だった」

KP/ニカ メルドは情景を思い出すように、身振り手振りを交えて話を続ける。

メルド 「目の前に、まるで陽光を体現したかのような同い年くらいの少女が
 『大丈夫?』と僕へ手を差し出してきたんだ」
「あまりの美しさに、思わず見とれちゃってね。
 その子の手を取ると、僕は思わずこう言ってしまったんだ」
「『大きくなったら、僕と結婚してくれませんか?』ってね」
「……はいっ!! 面白くない話、終わりっ!
 じゃ、僕はこれで! じゃあね!!!」

KP/ニカ メルドはぎゃーぎゃーと恥ずかしそうに騒いだ後に
そそくさと足早にその場を後にするだろう。

マリア 「あらあらメディったら。
 でも、とっても素敵なお話でしたわね!」

KP/ニカ そして君たちは次のようなことが分かる。
まず、メルドは猥談ばかりしているが舞踏会のスタッフとしてちゃんと仕事はしているようだ。
メインの仕事はピアノの演奏。
特に18世紀に流行っていたメロディが得意らしい。

【歴史】+20をどうぞ。

Ayata CCB<=75+20 【歴史】 (1D100<=95) > 33 > 成功

Samar CCB<=50+20 【歴史】 (1D100<=70) > 88 > 失敗

KP/ニカ ではアヤタは、メルドと関わる内に、ぼやけていた歴史に関する記憶がふと蘇ってくる。
まず、彼は古典派の代表だということが分かる。
有名な音楽家らしく、6歳の頃に初恋をした相手にプロポーズをしていた。
また、下品で、今でいうところの下ネタが大好きだったという逸話もある。
これらのエピソードはとても有名だろう。

彼の正体は「ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト」だ。

Ayata 「へえ……なるほどな」

マリア 「もしかして、アヤタさんはメルドが何者なのか分かったのかしら?」

Ayata 「おう、まあな。結構有名な話だから記憶が無くてもなんとなく思い出せたぜ」

Samar 「そうなの? ワタシは全然思い出せない……」

Ayata 「へへ、知識面は結構イケるみたいだ」

マリア 「まあ素敵! では、お名前当てゲームをすることができますわね!」
「公爵様からもご説明があったかと思いますが
 お一人ずつ呼び出して、お名前を当てる催しが開催されているのですわ」

KP/ニカ なお、名前を当てに行くなら、《1技能分の時間を消費》して
NPCと1対1の静かな所で行う必要があります。
どちらか一人の時間をいただく形になります。
その間にもう一人は探索等別の行動を行っていた、という時間の流れになります。

Samar 「名前当て……それもやってみた方が良いのかな」

Gökhan Qamar 「1対1でって事なら、その間どっちか一人になるって事か。
 隙間を見てってとこだな」

KP/ニカ さて、これにて【メルドイベント①】はクリアとなります。
お疲れ様でした。

また、【物見のレンズ】を用いることで
現在開示されている探索箇所は全て見て回ることができるようになりました。

雑談

Samar choice[イベント,探索] (choice[イベント,探索]) > 探索

メイン

KP/ニカ さて、次回はマリアイベント①およびナイアイベント①
もしくはどこかの探索を選ぶ事が可能です。

なお現在地は庭園ですが、1技能時間消費することで【目星】を振ることができます。

雑談

Ayata choice[探索,名前当て] (choice[探索,名前当て]) > 名前当て

Samar 隙間を見てる……

メイン

Samar ではワタシが【目星】を。
アヤタは名前当てに行かれるそうですね。

system [ KP/ニカ ] サマル : 1 → 2

雑談

Ayata サマルが目星に成功したらだなこれは

Samar プレッシャーをかけないで

メイン

Samar CCB<=80 【目星】 (1D100<=80) > 31 > 成功

雑談

Samar よし……

メイン

KP/ニカ しばらく歩いていると、君たちが最初に不時着した、小さな畑にたどり着いた。
周囲にはキラキラと蛍のように金色の光が舞い散っており、あの舞踏会を連想させる。
 
サマルはふと、君たちが落ちてきた畑の下にキラリと光るものがあることに気が付くだろう。

情報

KP/ニカ ◆白い陶磁器の円盤

上の土を少し払ってみると、直径1mほどの白い陶磁器で出来た円盤のようで、
表面には金色の線で「人型のタコに蝙蝠の翼を生やしたような模様」が描かれている。
どうやら君たちが落ちてきた真下にあったせいか、着地の衝撃でうっすらひび割れている。
持ち上げようとしても、軽そうな見た目に反して地面にぴったりくっついており、びくともしない。

メイン

Samar 「わ、……ねえ、何か割れてる。
 ……ん、取れない……」
んぎぎ……

Ayata 「ここ落ちてきた所か。何なんだろうな?」

KP/ニカ さて、庭園にはさらに1技能時間を消費することで【目星】を振ることができます。

もちろん名前当てに行っても良いよ。

雑談

Ayata choice[目星はサマルに,やっぱ庭園コンプ狙うか] (choice[目星はサマルに,やっぱ庭園コンプ狙うか]) > やっぱ庭園コンプ狙うか

Samar 切り替えの早さ。

メイン

Ayata CCB<=75 【目星】 (1D100<=75) > 69 > 成功

system [ KP/ニカ ] アヤタ : 1 → 2
[ KP/ニカ ] 庭園 : 0 → 2

KP/ニカ ではアヤタは、名前当てに行くかこの辺りを散策するかで思案していると
先程見つけた白い陶磁器の円盤の近くを通りかかる。
その近くの土に、小さな黒い紙の燃えカスのようなものが落ちているとに気付いた。

さて、先程入手した【物見のレンズ】を使うことで
燃えカスの燃えてしまったところが復元されて読めるようになります。
読まれる場合は、どちらか一人がMP-1消費をどうぞ。

Ayata んじゃとりあえずMPの多い俺から。

system [ Ayata ] MP : 17 → 16

KP/ニカ アヤタが魔力を投じて、拾った燃えカスを【物見のレンズ】越しに覗く。
どうやら元は4部あったようだが、燃えた時に残りは散り散りになってしまったようだ。

黒いメモ帳

KP/ニカ 【黒いメモ帳-1/4】

亡霊たちは死ぬ直前の姿をとるという。
老衰なら老人に。病死ならベッドの上の姿で。
事故なら怪我の痕跡を残して。
それは生と死を分かつ瞬間に、魂が死因につられてしまうかららしい。

それならこの姿はきっと、あの時の姿なのだろう。
若きし頃の想いを、私は殺してその死体を胸の奥深くに埋めたのだ。
私は「私」に殺された時の、死体の成れの果てなのか。

メイン

Ayata 「お、誰かのメモだな。なんでこんな燃えてんだ?」

Samar 「さあ? ……でも、"事故なら怪我の痕跡を残して"って
 ワタシたちは今もほとんど怪我してないよね。致命傷があんまりにも酷かったのかな……」
ぞ……

KP/ニカ 庭園の情報は以上です。

・マリア、ナイアイベント①
・名前当て
・探索(現在可能箇所7+未開示場所8)

次はどちらへ向かいますか?

雑談

Ayata choice[探索,イベント,名前当て] (choice[探索,イベント,名前当て]) > 名前当て

Samar すごく名前を当てたがる

メイン

Ayata じゃあ俺は名前当て。サマルは探索でも……?

system [ KP/ニカ ] アヤタ : 2 → 3

Samar ハイ。舞踏会場でも。

KP/ニカ アヤタは人気の少ない場所……
2階へ続く階段の踊り場へ、メルドを呼び出す。
探すまでもなく、名前を呼べば魔術ですぐに姿を現すだろう。

Ayata 「そういやメルドは何処に居んだ?」
きょろきょろ……

メルド 「なんだい兄弟! 呼んだ?
 ……おや、お嬢ちゃんは一緒じゃないんだね。サシで話したいことでもあるのかな?」

Ayata 「うお、どっから出てきた!? いやそれもマジックみたいなもんか。
 ああそうだよ。名前当てってやつをしにな」

メルド 「……なるほど。僕の正体が分かったんだね!
 よーしそれなら、聞かせてもらおうじゃないか! 当てられたらご褒美あげちゃう!」

Ayata 「もったいぶんなよ。ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトだろ?」

メルド 「…………」
「せいかーい! いやあキミってばすごいじゃん!
 そう、僕こそが天才音楽家ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトさ☆」  
「……ま、ここでは引き続き、メルドだけどね!」

KP/ニカ メルドは仮面を外すとにこにこ笑って
君たちへ一人1個、とっても美味しいガレットデロワ(MP+5回復)を振る舞ってくれる。

system [ KP/ニカ ] ガレットデロワ : 0 → 2

情報

KP/ニカ 【ガレットデロワ】
メルドが振る舞ってくれた特製のガレットデロワ。
非常に美味しく、食べるとMP+5される。

メイン

Ayata 「何だよその溜めは……って、お、美味そうなガレットデロワだな。どうも」

メルド 「ああ、そのガレットデロワは、二人で仲良く食べてくれたまえ!
 それから、ご褒美に耳寄りな情報も教えちゃうもんね!」

Ayata 「大盤振る舞いだな。まあでも貰えるもんは貰っておくよ」

メルド 「もちろん! まず、キミとお嬢ちゃんはまだ生きてる。
 というか、死にかけではあるけど他の亡霊たちとは違うんだ」
「屋敷から出られさえすれば、生き返る事ができるんだよ!」

Ayata 「生き返る、だ……?」きょと……

雑談

けみかえる 本編ギョクハンくんはHO4が死んでも生き返らせたいわけじゃなくて
HO4が生きている限りは助けたい、だからなあ……(?)

メイン

メルド 「うん。そうは言っても普通には出られない事はキミたちもご存知の通り!
 出る方法は、大きく分けて二つあるよ」
「それは、『門を開けて出る』か『核を壊す』かだ」

Ayata 「核……」

メルド 「ああ、まず今君たちが着けてる仮面はね、君たちの本名や出身地などの記憶を奪い取ってしまってるんだ」 
「これを外さない限り、たとえ門を開けて舞踏会場の外へ出られたとしても
 帰るべき身体が分からないから正しく帰る事ができないんだよ」
「でも、記憶を取り戻すなんて大変だろ? だからこそ、おすすめは『核を壊す』こと」
「核を壊せば君たちの仮面も外れて元の体へ戻り、
 他の亡者もあるべきところへ行けるようになるって寸法さ!」

Ayata 「そりゃ手っ取り早いだろうが……そんな事したら舞踏会はどうなるんだ?
 というか核って」

メルド 「舞踏会は終わっちゃうね。でも簡単に帰れるんだぜ?
 まあ、核については僕からは教えらんないから探してもらわないとだけどさ」

Ayata 「どの道じゃねえか。記憶を取り戻す方法はもっと詳しく話せないのかよ」

メルド 「ああ、まあ……仮面を作ったのは僕だから、記憶を取り戻す方法も分からないわけじゃないよ」

Ayata 「じゃあその方が手っ取り早くねえか?
 ……ついでに聞かせてくれよ」

メルド 「んもー仕方ないなあ」
「まず、君たちや一般参加者に渡した仮面の効果は『自分に関することを忘れる』ものなんだ」
「一方、ナイア君とマリアに渡した仮面は特別製でね。
 『虚構の仮面』といって『本人が一番忘れたい記憶』が消えてしまうものなのさ」
「それぞれ外し方がちょーっと違ってね。一般的な仮面は『自分の名前』を、虚構の仮面は『忘れた内容』を思い出す必要があるんだよ。
 もうこれだけで大変だろ〜!?」
「僕はさ、ナイア君に頼まれて『虚構の仮面』を作ったけど、何を忘れようとしたかまでは知らないんだよね」
「そしたらナイア君たら、僕に『仮面を作るよう頼んだ』ことすら忘れてしまってるみたいでさあ」

Ayata 「名前……確か受付で名前を書いたはずだな。じゃあ俺たちはそれを探しゃいいってわけだ。
 ……で、マリアたちは少し厄介、と」

メルド 「そう! ナイア君やマリアへ仮に本名を伝えても
 二人の仮面は僕やキミたちみたいには外れないってことだ!」
「キミたちが自分自身の仮面を外す為に邁進するのはともかく
 二人の仮面を外すなら核を壊す方が早い! ……はず!」

KP/ニカ そこまで陽気に伝え終わると、メルドは……
突然アヤタの胸ぐらを掴み、壁に強く押し付けてくる。

Ayata 「っ!? なんだ……?」

メルド 「いくつかキミたちへ忠告だ。
 まず、自分は本物のアマデウスではない。正確にはその半身だ」
「自分ならともかく、この会場で相手に名前を与えるのは命取りになる」
「誰もが仮面を被るこの舞踏会では、名前は自身の存在を定義するようなもの。
 相手に名前を伝えるということは、その存在を固定してしまうようなもの」
「重々気を付けなければ、今ごろ君たちの首が飛んでいたかもしれないよ」

Ayata 「……名前当てをそう易々とするなって事か」
息を呑んでいる。

メルド 「ああ、たとえばそれが、本当に『正解』だったならまだ良い方だろう。
 僕も半身とはいえ本物にごく近い存在だし、何より魔術師としてはそう上位ではないからね。存在を固定されたとしてもどうという事は無い」
「でもそれが『不正解』なのに与えてしまったら?
 その存在が実は強大な力を持ったものだとしたら?」
「その存在として固定された時、相手がどのように変貌するかは……
 ……ああ、想像もしたくないな」

Ayata 「分かったよ。確証が無い時点では名前当てはしない」

メルド 「…………」
「なーんてね! キミたちが無事に舞踏会場から出られるように僕も祈っとくよ!
 それじゃあね!」 

KP/ニカ 彼はころりと表情を変え、いつも通りのひょうきんなメルドに戻る。
魔術で派手にその場から消えてみせるだろう。

Ayata 「あっおい! ……」
「……戻るか」

KP/ニカ ではアヤタはサマルと合流し、ことのあらましを伝えた後
舞踏会場へと向かう。

雑談

Ayata かくしか…

メイン

KP/ニカ 【舞踏会場】

舞踏会場では、舞踏会の時間以外でも多くの人で賑わっている。
煌びやかなドレスに身を包み、ダンスを踊っている人や
壁際に置かれた軽食や酒などを嗜んでいる人もいるようだ。
 
ナイア公爵も休憩しつつ、そこで何人かの参加者達と談笑をしているようだ。
とても賑わっているらしく、絶えず笑い声が聞こえてくる。

その時、彼が何か小粋なジョークでも言ったのか、周囲にいた人達がドッと大声で笑いだす。
その瞬間、彼らは金色の星屑のような光となり、宙へ消えていった。

あとに残されたナイア公爵は一人、その光景を見上げてニヤリと口を歪ませているのを君たちは遠目に見た。

Samar 「あの人たちは亡者で……あれであるべき場所へ戻れているのかな」

Ayata 「いや……メルドの口ぶりじゃそうじゃねえって事だろ。
 俺たちと同じ仮面を着けているなら、思い出せてないって事だから」

Samar 「……そう……」

KP/ニカ さて、ここでは【目星】を振ることができます。

Samar CCB<=80 【目星】 (1D100<=80) > 34 > 成功

system [ KP/ニカ ] 舞踏会場 : 0 → 1

KP/ニカ 【物見のレンズ】がほのかに光を帯びている。
舞踏会場の隅に何かが隠されているようだ。
MP-1消費で明らかにすることができます。

system [ Ayata ] MP : 16 → 15

KP/ニカ サマルがアヤタから力を借りてレンズで周囲を見回すと
舞踏会場の隅の方で美しい装飾のされた白銀色の背表紙の本を見つけた。
どうやら不思議な術で隠蔽されていたらしい。
 
二人が近付いて手に取ってみると、バラバラに千切られている。
書き手が書いた後に破ったのだろうか?
おそらく三部ほどに分けられて、千切られているようだ。

白銀の書

KP/ニカ 【白銀の書-1/3】

現在、あの問題は未だ解決してない。
あれに力の半分を持っていかれたのは私のミスだ。
こんなことにならなければ、今頃私は目的を果たすことだけに集中できたはずなのに。

今日も胸の奥が痛む。
「源」より分かたれて数か月、この痛みが癒えたことなど一度もない。
呪いはこれから私を蝕んでいくのか。

メイン

Samar 「黒いメモといい、どれもこれもバラバラね」

KP/ニカ 舞踏会場の情報は以上です。

雑談

Samar choice[探索,イベント] (choice[探索,イベント]) > イベント

メイン

Samar 「ねえアヤタ、次の舞踏会まであともう少しだし
 そろそろマリアさんのダンスレッスンに行ってみない?」

Ayata 「お、いいな! 確かにちょっとは上達してから次に挑みたいしな」

Samar ということで、マリアさんを訪ねます。

KP/ニカ それでは【マリアイベント①】開始。

system [ KP/ニカ ] アヤタ : 3 → 4

KP/ニカ 【庭園】

落ち着いた心持で改めて見てみると、暖かな日差しを浴びて輝く、大小様々な花々の庭園だ。
ふわりと頬を撫でる優しい風に乗り、華やかな香りが胸を一杯に満たしていく。

マリアはにこやかに、また紅茶味の砂糖……
彼女にとってはいつもの紅茶を啜っていた。
君たちの姿をみとめると、ぱっと輝かせてカップをソーサーに置き
いそいそと立ち上がる。

マリア 「ボンジュール! アヤタさん、サマルさん!
 もしかしてマリアのダンスレッスンを受けにいらしたのかしら?」

Ayata 「ボンジュール、マリア。
 おう、次の舞踏会までにって事でな」

Samar 「ふふ。ボンジュール、マリアさん」

マリア 「ふふ、それから先ほどは一緒にポーカーをしてくださってありがとうございました」
「お二人は記憶が無いのでしたわね……
 でも、もし思い出せたなら、お二人の初恋話もうかがってみたいものですわ!」

Samar 「あは、確かにマリアさんの一人勝ちでしたものね♡
 その節はお世話になりました。……しかし、初恋……ですか」

雑談

Ayata 2d100 ピンとくる,ピンとこない (2D100) > 57[38,19] > 57

Samar 2d100 ピンとくる,ピンとこない (2D100) > 97[91,6] > 97
え?

KP/ニカ へえ~~?

メイン

Samar 「確かにワタシたち、名前や出身地や職業などは思い出せないのですが……
 幼馴染みで、何か理由があってワタシがアヤタの護衛をしている……という関係であることは覚えているんですよ」

マリア 「まあ! アヤタさんがサマルさんの、ではなく……?
 何だかかっこいいですわ!」

Samar 「えへ。……いえ、今はその必要はないとアヤタに言われているので
 ただ事故の時一緒に車に乗っていた幼馴染みですね」

雑談

マリア 2d100 ピン!,…? (2D100) > 100[2,98] > 100

KP/ニカ な、なに!?
こわ……やめてよ!(?)

メイン

マリア 「ふむふむ……?」
「つまり…………」
「……どういうことでしょう?」

Samar 「え?」

Ayata 「サマル、急に俺たちが覚えてる事を話してどうした?」

雑談

Samar choice[なんでもない,……] (choice[なんでもない,……]) > ……
くっ……

メイン

Samar 「え、いえ、……ですからそのぉ、……あくまで推測ですよ?
 でも、ほかにアヤタほどの幼馴染みや、あるいは昔に出会った良い人がいないなら……」
「あるいは、……と思っただけですよぉ……」

雑談

Ayata CCB<=65 【アイデア】? (1D100<=65) > 39 > 成功

マリア SCCB<=90 【アイデア】 (1D100<=90) > 21 > 成功

メイン

マリア 「まあ♡」

雑談

Samar そこでピンと来るのやめてもらっても……?

メイン

Ayata 「へえ……?」

雑談

Samar Schoice[アヤタは違うの……?,もういいでしょう!] (choice[アヤタは違うの……?,もういいでしょう!]) > アヤタは違うの……?
…………

メイン

Samar 「…………」
「……アヤタは、やっぱり違うと思う?」

雑談

Ayata CCB<=65 【アイデア】 (1D100<=65) > 99 > 致命的失敗

KP/ニカ ねえwwww もうやめてよwwww

Ayata いや……要らん事に気付くかどうかだったからこれで良い……はず……?

メイン

Ayata 「え、いや、そこら辺あんまりピンと来てなかったけど
 サマルが、そう言うなら……?」

雑談

Samar CCB<=85 【アイデア】 (1D100<=85) > 41 > 成功

メイン

Samar 「そう……、だとしたら、何かしら複雑な事情があるのかもね、ワタシたち。
 ……初恋は実るとは限らないから」

マリア 「まあ! もしかして、サマルさんがアヤタさんの護衛……という事は
 身分差がおありで、想いを遂げられない……とかでしょうか!? 気になりますわ~!」

雑談

KP/ニカ 身分差で言うなら実際は逆っぽいんだよなあ。
言うて現代ではそこまで気にならないし、知名度の差もあるけど
当時は本来なら若干難しかったのかな~とは思うね。

メイン

Samar 「え、ええ? えっと……そこまでは分かりませんよ♡
 ワタシもアヤタも、もしかしたら相手がいらっしゃるかもしれないのにそこまでの事を考えるのは……」
「あは……ごめんなさい、お話の腰を折ってしまって♡
 気を取り直して……後学のためにもぜひ、ダンスレッスンをお願いいたします♡」

マリア 「うふふ……とんでもございません。私そういうお話大好きですから!」
「でも、そうですわね、お話も良いけれど
 次の舞踏会までに少しでもダンスが上手くなれば、きっともっと舞踏会が楽しめると思いますわ!」
「お二人で楽しくレッスンを受けていただけたら、私も教え甲斐がありますわ!」 
「それでは早速、マリアのダンスレッスン第一回、開始いたしますわね!」 

雑談

KP/ニカ つまり、サマルは初恋なんじゃないかとピンと来た上に「仮に初恋だとしたらなぜ『恋人』ではないのか」に気付いてしまい
アヤタはその点全く気付かなかったし、初恋かどうかもあまりピンと来てないのかー

Ayata choice[どんな形であれ今も一緒に居るってことだし?,これからだと思ってる,やっぱりピンとこない……?] (choice[どんな形であれ今も一緒に居るってことだし?,これからだと思ってる,やっぱりピンとこない……?]) > これからだと思ってる

KP/ニカ はえー…………だってさ

Samar なん、……記憶を取り戻しても同じことは言えないでしょう……!
(雑談欄並威嚇)

Ayata choice[そうかも…,そうか?] (choice[そうかも…,そうか?]) > そうかも…

KP/ニカ じれったい奴ら……
そのPOWは飾りかよ! おい!
アヤタなんか俺よりも高いくせにさー!

Ayata CCB<=(17*5) 【POW】なんだよ…… (1D100<=85) > 16 > スペシャル

Samar CCB<=(15*5) 【POW】 (1D100<=75) > 77 > 失敗

KP/ニカ あっ うん。それはなんかちょっと 分かる

Ayata はは、あくまで そう「かも」だからな(けろっ

Samar ぐるるる……(威嚇

けみかえる それにたぶん、ジュアンセの「言えない」は「自分は恋愛対象には思われていないだろうと思っているから」で
ギョクハンくんの「言えない」は「ジュアンセにとってはその方が都合が良いんだろう」だから
どちらかというと「言わない」なんだろうな

寝るか……

メイン

Samar 「ハイ、よろしくお願いいたします♡」

Ayata 「おう、よろしく!」

マリア 「はい! さて、早速ですが、ダンスには大きく分けて三つの大事な要素がありますの」
「その中でも今回は、一番大事な要素をお教えいたしますわ」
「ダンスとは……
 何よりも立ち回りが重要でしてよ!」

KP/ニカ マリアは君たちに向かってにっこり微笑み、立ち上がる。
そしてか細い腕で近くの花壇に刺さっている木の杭を引き抜き、構えてくるだろう。

Ayata 「へえ、なんだかそれっぽ、おお……!?」

Samar 「ま、マリアさん……!?」

マリア 「そう、華麗な立ち回りを身につけるためには【模擬戦】が一番効果的ですわ!
 さあ、早速始めましょう!」
「お二人がどのくらい動けるのかを、見定めさせていただければ
 どのような立ち回り方が向いているか、判断することができますわ!」
「剣術大会もございますし
 このダンスレッスンが終わるころには、きっとダンスも剣術もより一層磨きがかかると思いますわ!」

KP/ニカ そう言って彼女は摸擬戦を持ち掛けてくるだろう。

それではここで、模擬戦の特殊ルールを説明しましょう。

情報

KP/ニカ 【模擬戦 特殊ルール】

通常の戦闘ルールに以下のルールが追加されて進行する。

◆勝利条件
3ターン以内に「相手のHPを0にする」
もしくは「転ばせる」「ステージから落とす」

●模擬戦ではHPが0になっても死ぬことはない。
戦闘後、減ったHPはすぐに全回復する
●3ターン以内に倒せなかった場合、自動的にNPCの勝利となる
●クリティカル(出目1~5)なら自動勝利
ファンブル(出目96~100)なら自動敗北となり
戦闘は即終了とする 

メイン

KP/ニカ 君たちはそれぞれの武器を構え、マリアと相対する。
彼女に君たちの「立ち回り」がいかほどのものか
見せつけることはできるのだろうか。
 
それでは
【模擬戦 vsマリア】
開始。
行動順はアヤタ→サマル→マリア。
1ターン目。
アヤタから。

Ayata CCB<=80 【サーベル】 (1D100<=80) > 29 > 成功

マリア SCCB<=30 【模擬戦回避】 (1D100<=30) > 38 > 失敗

Ayata 1d8+1+1d4 【サーベルダメージ】 (1D8+1+1D4) > 6[6]+1+1[1] > 8

Samar CCB<=80 【サーベル】 (1D100<=80) > 51 > 成功

マリア SCCB<=30/2 【模擬戦回避】 (1D100<=15) > 7 > 成功
SCCB<=70 【サーベル&ナイフ】 (1D100<=70) > 88 > 失敗
choice[アヤタさん,サマルさん] (choice[アヤタさん,サマルさん]) > アヤタさん

KP/ニカ アヤタが大きなダメージを与えたマリアは
サマルの攻撃を子ウサギのように軽やかに避けつつアヤタに木の杭を振り上げる。
しかしそれは君のすぐ横をかすめて地面に叩きつけられた。
当たったら一たまりもないだろう。

Samar 「まあ、すばしっこい♡」

Ayata 「だけど手ごたえはあった……行ける!」

KP/ニカ 2ターン目

Ayata CCB<=80 【サーベル】 (1D100<=80) > 79 > 成功

マリア SCCB<=30 【模擬戦回避】 (1D100<=30) > 8 > 成功

雑談

KP/ニカ いやめっちゃ避けるじゃんマリア

Samar まあ! おてんばなウサギちゃんですねぇ♡

メイン

Samar CCB<=80 【サーベル】 (1D100<=80) > 46 > 成功

マリア SCCB<=30/2 【模擬戦回避】 (1D100<=15) > 10 > 成功
SCCB<=70 【サーベル&ナイフ】 (1D100<=70) > 87 > 失敗
choice[アヤタさん,サマルさん] (choice[アヤタさん,サマルさん]) > サマルさん

KP/ニカ 両者一歩も譲らない攻防が続く。

Ayata 「中々骨があるな……! だが戦い甲斐があるってもんだ!」

Samar 「ええ! 次で決めないとね」

KP/ニカ 3ターン目。

Ayata CCB<=80 【サーベル】 (1D100<=80) > 40 > 成功

マリア SCCB<=30 【模擬戦回避】 (1D100<=30) > 38 > 失敗

Ayata 1d8+1+1d4 【サーベルダメージ】 (1D8+1+1D4) > 4[4]+1+3[3] > 8
「……貰った!」

KP/ニカ アヤタは素早い動きでマリアへと間合いを詰め、その足元を払う。
予測不能の動きに翻弄された彼女はぺたん、とその場に尻もちをついた。
呆気にとられた様子でぱちぱちと瞬きを繰り返している。
 
戦闘終了。
アヤタ、サマルの勝利。
おめでとうございます。

Samar 「いい太刀筋……♡
 ……ううん、そうなると、やはり何故アヤタにワタシの護衛が必要だったのか分からないね……」
「……と、マリアさん。軽やかな身のこなし、お見事でした♡
 お手をどうぞ」

マリア 「ありがとうございます!」

KP/ニカ マリアはサマルの手を取り立ちあがる。
そしてキラキラとした目で君たちを見つめてくるだろう。

マリア 「なんて素晴らしい立ち回りでしょう!
 私の方が教えられてしまいましたわ。お二人のお強さを!」

雑談

KP/ニカ 攻撃するたびに……だけどなぜか攻撃一回も成功していないんだよね。
ま、いいか!

メイン

マリア 「まさに一撃必殺のよう!
 ……と、言いたいところですが、剣術大会決勝戦は模擬戦とは一味違いますの」
「ダンスの足さばきを上達させるだけではなく、決勝戦でも通じる剣技──
 【一撃必殺】を、お二人に伝授いたしますわ!」

KP/ニカ マリアは、尻もちをついても持ち続けていた木の杭を振り回して空を斬り裂く。

全身全霊を込めたブォンッ! という鈍い音には
爆発的な威力が発揮されているのではないかと、見るだけでも分かるだろう。

マリア 1d3+2d6+5 【木の杭ダメージ+一撃必殺】 (1D3+2D6+5) > 3[3]+10[4,6]+5 > 18

KP/ニカ もし当たっていたら、このようなダメージ量でした。
ホントひとたまりもないな……。

Ayata 「! すごいな!」

KP/ニカ 勝利した君たちは剣技【一撃必殺】を授けてもらった。
更にMPを10回復できる黄金の液体が入った「黄金の小瓶」を分けてもらえるだろう。
また、足さばきが上手くなったということで【芸術:ダンス】+20%上昇する。

情報

KP/ニカ 剣技【一撃必殺】※シナリオ内限定

コスト:HP1
効果 :ダメージに+5の固定値が付く。
攻撃命中確定後、宣言をすることで発動
概要 :全身全霊を込めた一撃。
体力の一部が持っていかれる代わりに、爆発的な威力を発揮する。



アイテム 【黄金の小瓶】

効果 :MP+10
概要 :飲むとMP+10される不思議な薬。
美しい曲線の瓶に入っている。
乳酸菌が腸まで届きそうなデザインだ。

メイン

マリア 「こちらで第一回のレッスンはおしまいですわ!
 お疲れ様でした」 
「次のレッスンへ進むこともできますし、もしお疲れでしたら、お散歩に出られるのもいいですわね」
「大事な要素はあと二つ。
 そちら全てを伝授するまでが、マリアのダンスレッスンですから」

system [ KP/ニカ ] 黄金の小瓶 : 0 → 1

KP/ニカ マリアイベント①は進行中ということで、まだ続く形となります。
マリアの言う通り、そのまま続けても構いませんし、ナイアのイベント、ないし探索へ出る事も可能です。

雑談

Samar choice[イベント,探索] (choice[イベント,探索]) > イベント

メイン

Samar 「では、そうですね……勢いに乗って、引き続きご指導お願いいたします♡」

Ayata 「だな、足さばきも随分良くなったし、よろしく頼むぜ!」

マリア 「まあ! 熱心な生徒さんを持って、マリアは嬉しゅうございますわ!」 
「引き続き張り切ってお教えいたしますわね。よろしくお願いします!
 ……それではマリアのダンスレッスン第二回、開始ですわ!」

system [ KP/ニカ ] アヤタ : 4 → 5

マリア 「さて、先程も申し上げましたが、ダンスには大きく分けて、三つの大事な要素がございましたわね。
 一番大事な要素は『立ち回り』でしたわ」
「次にお教えするのは、二つ目の大事な要素……」
「ダンスではまさに、力で大胆な技を繰り出すことが大切でしてよ!」

Ayata 「力で……!」

Samar 「大胆な技を……♡」

マリア 「うふふ。それでは早速、実践に移りましょうか。
 おふたりとも、お手をどうぞ」

KP/ニカ マリアは小さく可愛らしい手を広げて、片手ずつ君たちに差し出してぎゅっと握る。
次の瞬間、彼女は凄まじい力で君たちを振り回した。
数値にして、STR40である。

Ayata 「うおっ──!?」

Samar 「ひゃ──!?」

KP/ニカ 片手ずつしか握られていないにもかかわらず、
君たちは自身がベッドメリーやウェーブスインガーにでもなったかのように振り回されることだろう。
遠心力で吹き飛びそうな心地を覚えるが、マリアがしっかりと手を握っているため、その心配はなかった。
 
そうしている事で君たちは三半規管が鍛えられ、自動で【芸術:ダンス】が+20%上昇する。

マリア 「……ふう、こんな所ですわね!
 今、お二人のパワーを測っておりましたの」
「そうですわね……
 私と同じようなパワーがあれば、きっともっと上手に踊れると思いますわ!」
「そこで、お手軽にパワーを高められる魔術……
 【瞬間強化】を伝授いたしますわね!」

KP/ニカ マリアは君たちに魔術【瞬間強化】を譲渡してくるだろう。

不可思議な呪文が頭に流れ込んでくる。
初めての感覚に、少なからず困惑してしまうかもしれない。
SANc 0/1d3

Ayata CCB<=83 【SANチェック】 (1D100<=83) > 31 > 成功

Samar CCB<=79 【SANチェック】 (1D100<=79) > 94 > 失敗
1d3 (1D3) > 2

system [ Samar ] SAN : 79 → 77

雑談

Samar 我ながら……とても景気よく減らしていきますねぇ……

メイン

マリア 「あら……大丈夫ですか? もしかして魔術を習うのは初めてだったかしら。
 突然の事で、驚かせてしまいましたわね」

KP/ニカ それではどういった魔術なのか……
【瞬間強化】の効果と概要を説明いたします。

情報

KP/ニカ 魔術【瞬間強化】※シナリオ内限定

コスト:MP5

効果 :対象は自身のみ。
ダメージダイスが2倍、回避技能値が2倍となる。
戦闘技能成功後に宣言をすることで発動する。
また、回避の場合は、技能を振る前に宣言をすることで
回避値を2倍にできる。発動によるターン消費はない。

概要 :瞬間的に筋力、敏捷などの身体能力を強化することが出来る。
(回避値は最大99%まで上昇する。ダイスが100を出した場合は失敗扱いとなる。)"
※魔術【瞬間強化】について
この魔術は一瞬だけの効果であり、持続性はない。
その為、戦闘時「ダメージを与える時」と「回避を振る時」で別々に魔術を使う必要がある。
またダメージ2倍は「ダイスの数」と「ダメージボーナス(db)」「固定値」が2倍になるということである。
もしクリティカルなど他のバフでダメージ2倍が被った場合、倍率を加算で計算する。
計算が面倒なら、加算した倍率分ダメージロールを振ってもいい。


▼魔術ダメージロール例

1d6 ⇒ (瞬間強化2倍) ⇒ 2d6
1d6 ⇒(魔術で2倍+クリティカルバフ2倍=4倍)
⇒4d6

1d6+5(db) ⇒ (魔術で2倍)
⇒2d6+10
(もしくは1d6+5を2回振る)

メイン

マリア 「こちらの魔術を用いる事で、瞬間的に私と同じくらい、場合によっては私以上の力を出す事が出来ると思いますわ。
 ぜひ、有効的に活用してくださいまし!」
「さて、こちらで第二回目のダンスレッスンは終了ですわ。
 次回もお楽しみにしてくださいまし!」

Samar 「ありがとうございました♡」

KP/ニカ さて、気付けば時刻は13時前。
二回目の舞踏会がもうすぐ始まろうとしている。
舞踏会場へ行く必要があるだろう。

Ayata 「……と、もうこんな時間か。
 ダンスレッスンの成果を発揮する時が早速来たな」

マリア 「ふふ! しっかり見させていただきますわね!
 ……と、少し身の回りを片付けてから行きますので、お二人はお先に向かわれていてくださいませ!」

Samar 「あらあら……お任せきりにしてしまって……ありがとうございます♡
 それではまた後程」

KP/ニカ 【舞踏会場】

一回目より人が減ったとはいえ、まだ十分に賑わいを見せている。
ここでお二人は【目星】または【聞き耳】をどうぞ。

Ayata CCB<=75 【目星】 (1D100<=75) > 90 > 失敗
CCB<=45 【聞き耳】 (1D100<=45) > 92 > 失敗

Samar CCB<=80 【目星】 (1D100<=80) > 94 > 失敗
CCB<=30 【聞き耳】…? (1D100<=30) > 23 > 成功

雑談

Ayata 出目……?

メイン

KP/ニカ ではサマルは、会場内でうずくまって泣いている男の子がいることに気付くだろう。
その隣には、舞踏会にはあまり相応しくない格好をした少女が立っている。

謎の少女 「この子のお母さん、どこー!」

KP/ニカ と、少女は大きな声で言っている。

Samar 「あらあら、迷子さんでしょうかぁ……。
 ボク、お母さんを探しているんですか?」

KP/ニカ 君たちが近付いて話し掛けると、男の子は顔を上げた。

男の子 「あのね、おとうさんとおかあさんと、いっしょに来たの……
 でも、でも……」

謎の少女 「え! お父さんも一緒やったん!? それウチ初耳やわぁ!
 なあなあ、お姉ちゃん、お兄ちゃん、この子の両親探したって~!」

KP/ニカ 君たちは好きな技能で、男の子の親探しを手伝うことができる。

Samar 好きな技能……ではせっかくなのでワタシは
(何故持っているのか現状わからない)追跡で男の子と似た方を探しましょうか

Ayata じゃあ俺も一切意味が分からないけど芸術(演劇)で通る声を出して注目を集めるか?

KP/ニカ じゃあ+10の補正で。

Samar CCB<=70+10 【追跡】 (1D100<=80) > 50 > 成功

Ayata CCB<=79+10 【芸術(演劇)】 (1D100<=89) > 72 > 成功

KP/ニカ ではアヤタがよく通る声で周囲の注目を集めると
サマルはすぐに男の子とよく似た格好、容姿をした夫妻らしき人を見つけるだろう。

Ayata 「おーい、迷子がいるぞ! 心当たりのある人はいないか!」
抱っこしてよく顔が見えるようにしてやる。

Samar 「……! ねえ、あの人たちは?」

男の子 「……あ! おとうさん! おかあさん!」

KP/ニカ 君たちが男の子を近くまで連れて行くと、両親の元へ駆け寄り抱擁を交わす。

男の子の両親は何度もお礼を述べ
「こんなところまで来て、家族とバラバラになるのは悲しいですから」
と微笑んだ。

男の子 「ありがとう! おにいちゃん、おねえちゃん!」
「それじゃあ、ばいばい!」

KP/ニカ 男の子が笑顔で手を振ると、両手を父親母親に握られて──
家族3人黄金の星屑となり、宙へ消えていった。

Samar 「あ、……」

Ayata 「……はぐれたままじゃなくて良かったな」

Samar 「うん……。
 それにしても本当によく通る声だったね。アヤタのお仕事は大きな声を出すお仕事……なのかな」

Ayata 「それで言ったらサマルも、あの中で瞬時に見つけ出すなんて鋭いじゃねえか。
 人探しは得意なのか?」

Samar 「どうだろう……
 でも、アナタの護衛を引き受けるくらいだから、いろいろと気を張る事の多い仕事なのかもね」

KP/ニカ 君たちがぽつりぽつりと話し合っていると……
誰かがサマルのドレスの裾をぐいぐい引き、アヤタのお尻の辺りをべしべしと遠慮なく叩いてくるだろう。

君たちが驚き振り向くなら、そこには先ほど男の子と一緒にいた少女が、にこにこと屈託のない笑みを浮かべていた。

謎の少女 「いや~ほんまおおきになあ~!
 お兄ちゃんもお姉ちゃんも、人探しめっちゃ上手やん!」

Ayata 「ってて、なんだ……!? ああ、さっきの嬢ちゃんか」

Samar 「あらあら……んふふ、こちらこそ教えてくださってありがとうございました♡」

謎の少女 「どーいたしまして! もっと褒めてもええねんで! 何も出んけどな!
 ……ほなね!」

KP/ニカ 少女は君たちにお礼を言うと、ぱたぱたと風のように去っていった。

Ayata 「なんだなんだ……元気だな」

Samar 「あはっ、個性的で愛らしい方ね。
 でも舞踏会の参加者にしては中々な格好の気が……」

KP/ニカ 君たちは首を傾げながらも少女を見送り、ペアをどうしようかと考え始めることだろう。

そんな君たちの様子を見ていたのか、マリアが話しかけてくる。

マリア 「ボンジュール、アヤタさん、サマルさん!」
「おふたりとも、迷子のお子さんを助けて差し上げたのね。
 とてもスマートで、素敵でしたわ!」

Samar 「あはは、ボンジュール、マリアさん! こういう時は上背があるのも役に立つものですね♡
 ありがとうございます♡」

雑談

KP/ニカ SIZ的には俺より上なのか、マリア……

メイン

Ayata 「そういうマリアはまたペアを探してんのか?」

マリア 「そうですわ! マリアのダンスレッスンはまだ途中ですが
 今の実力を見るために、どちらかおひとり、私と一緒に踊りませんこと?」

KP/ニカ ここではマリアかナイア公爵、どちらと踊るかを決めることができます。

雑談

Ayata 1d100 じゃあまた出目が低い方がマリア? (1D100) > 58

Samar 1d100 (1D100) > 8

Ayata 流石に怖かったか……

メイン

Samar 「実力……では、ワタシがお願いしてもよろしいでしょうか?」

Ayata 「ああ、そうだな。レッスン前とはいえ俺とは一回目に踊った事だし。
 サマルのこと頼んだぜ、マリア」

マリア 「はい! 今度はサマルさんですわね、よろしくお願いしますわ!
 それでは、参りましょうか」

KP/ニカ サマルとマリアは、先に会場の中央へと進んでいく。
一人残されたアヤタの元に、前回サマルへ話し掛けたのと同様にナイア公爵がやってくることだろう。

ナイア公爵 「おや……お一人ですか。
 私と一緒に一曲いかがです?」

Ayata 「おう、一回目は連れが世話になったな。
 よろしく頼む」

KP/ニカ ナイア公爵はアヤタの手を取り、優雅に舞踏会場の中央へといざなうだろう。
 
メルドの演奏が始まると同時に、人々はステップを踏み始めた。
それではアヤタは【芸術:ダンス】+50の補正
サマルは+20の補正でどうぞ。

Ayata CCB<=5+40+50 【芸術(ダンス)】 (1D100<=95) > 20 > 成功

Samar CCB<=5+40+20 【芸術(ダンス)】 (1D100<=65) > 21 > 成功

KP/ニカ アヤタは遊びの多いナイア公爵のステップも何のその。
マリアの教えに従って力で相手の動きを制しつつ、上手く立ち回る。
サマルもマリアに教えられた事を存分に活かしつつ
彼女を優しくリードするように優雅にステップを踏んだ。

それぞれ、月光と陽光に包まれるような幻想的な光をふんわりと纏いながら
会場内でも目を惹く存在になることだろう。
 
そして二人とも、上手く踊れたということでMP+5を獲得できる。
その際、周囲に舞っている金色の光が、自分の中へ入ってくるのが分かるだろう。

system [ Ayata ] MP : 15 → 20
[ Samar ] MP : 15 → 20

マリア 「立ち回り、そしてパワー……
 教えた事をしっかり活かしておいでですわね、サマルさん!」

Samar 「あはっ、マリアさんの教え方がお上手だからですよ♡
 とても楽しいです……♪」

マリア 「まあ嬉しい! うふふ……あと一回、ダンスレッスンはございますから。
 しっかり技を盗んで、マスターしてくださいまし!」

KP/ニカ 二人は微笑みを交わしながら、曲が終わるまで楽しく踊るだろう。

ナイア公爵 「おや、一回目にお見かけした時よりも随分とダンスがお上手になっていますね」

Ayata 「なんだ、目敏く見てやがったのか。
 上手いもんだろ? 才能を伸ばしてもらってね」

ナイア公爵 「それはそれは。揃いも揃って踊るのは得意、と」

KP/ニカ そしてダンスの最中、ナイア公爵はアヤタへ次のような事を聞いてくるだろう。

ナイア公爵 「……ところで君は、神を信じるかい?」

Ayata 「神だ? ……さあな、生憎と記憶が無いもんでどうか分からねえよ」

ナイア公爵 「なるほど。確証の持てないことは口にしない、と。
 ……それなら、神と人を隔てるものは何か分かるかな?」

Ayata 「知らねえ。
 知識として自分の中に無いってことは、だ。気にした事もないんじゃないか」

ナイア公爵 「それも結構。
 ではこの屋敷を調べていく内にもっと、具体的な答えが見つかるはずだよ」
「そうだな……これは君と君の連れとやら、ふたりへの宿題だ。
 よく探索して、よく考えておいで」

KP/ニカ アヤタは【目星】をどうぞ。

Ayata 「宿題だ……? 何を勝手に」
CCB<=75 【目星】 (1D100<=75) > 51 > 成功

KP/ニカ 薄く微笑むナイア公爵の顔に、ノイズが走るのがはっきりと見える。
アヤタは一瞬、彼の顔が何か別の生物の頭にすり替わったような気がするだろう。

SANc 1/1d6

Ayata CCB<=83 【SANチェック】 (1D100<=83) > 23 > 成功

system [ Ayata ] SAN : 83 → 82

Ayata 「……チッ、サマルが驚いてたのはこういう事か」

ナイア公爵 「おや……そのような事が。
 どうも君たちは少しお疲れのようだね? 探索しつつ、適宜休むといい」 
「それでは、また」

KP/ニカ ナイア公爵は、曲の終わりと共に立ち去るだろう。

Ayata 「…………」
見えなくなるまでじっと見ている

KP/ニカ 曲が終われば、君たちは合流することができる。

舞踏会が終わると、時刻は13時過ぎ。ちょうどお昼時である。
マリアが声を掛けてくるだろう。

マリア 「サマルさんも、アヤタさんも、お疲れ様でした。
 きっと今から、少しひと休みされる……のよね?」 
「よろしければ、私と一緒に昼食を囲みませんこと?」
「よく頑張っているお二人のために
 私、腕によりをかけて、手料理を振る舞いますわ!」

Ayata 「へえ、料理も出来んのか。そういう事なら遠慮なくいただくよ」

Samar 「あらあら……マリアさんこそワタシたちの為に頑張ってくださっているのに……
 お手伝いさせてくださいね♡」

マリア 「良かった! それではキッチンへ参りましょう!」

KP/ニカ 君たちは、マリアと共にキッチンへ向かう。
…………
【キッチン】

キッチンへ行ってみると、そこにはシェフらしき人物などはいない。
しかし、テーブルいっぱいに、フレンチのオードブルなどが並べられていた。
綺麗に整頓されており、普通の食材や調理器具もある。
この場で、料理を振舞うことも出来るだろう。

マリア 「では、早速作ってまいりますわね。
 お二人は、どうぞゆっくりなさっていてくださいまし!」

KP/ニカ マリアは鼻歌混じりに調理を開始するだろう。
調理の様子を見ているならば、君たちが手伝おうと手伝わまいと
あまりよくない方向に調理が進んでいるのではないかとにわかに不安を覚えるかもしれない。
しかし、当のマリアはお構いなしに調理を続けている。

Ayata 「……なあ、やっぱり一人は大変なんじゃないか」

Samar 「ちょっと不安になってきましたねぇ……」

KP/ニカ やがてマリアが食事を持ってこちらへ向かってくるだろう。
笑顔で彼女の両手に乗せられた皿の中にあるものは──
 
およそこの世のものとは思えないものだった。

マリア 「お待たせいたしました。さあ、どうぞ召し上がれ!」

KP/ニカ 肉や野菜、卵を使用したランチプレートらしいが、皿の上に広がる光景は焼け野原に等しい。
最早どれがどの材料かの境界すら判別の付かない消し炭である。
見た目からして、とても食べられたものではない。
調理段階から覚えていた不安が的中したようだ。
 
それでも勇気を出して、あるいはマリアの真っ直ぐな厚意に打たれて口に運ぶなら
歯が折れそうな固さに襲われ、死を予感させる味が広がった。
君たちが亡霊に近しい半死状態でなければ、到底耐え得る事のできなかったものだろう。

Ayata 「…………」絶句

Samar 「わ、わあ……アヤタが思わず言葉が出なくなるくらい感動しているそうですよぉ~。
 い、いただきます……♡」

Ayata 「ああ……? 何言って、…………くそっ
 いただきます!」

KP/ニカ マリアが純粋に嬉しそうにしている手前、どうにか咀嚼して飲み下す事ができるだろう。

Samar 「う、ん…………もしかしたら、ワタシたちの故郷ではあまり食べ慣れない味なのかもしれませんね~♡
 新鮮で……刺激的です……♡」

Ayata 「…………」二度目の絶句

Samar 「あはっ、アヤタが無言になるくらい夢中になってるみたいですよぉ♡」

マリア 「まあよかった! 私の得意料理ですのよ。
 お二人に召し上がってもらえて良かったですわ!」

Samar 「ふ、ふふ……
 今度はぜひ、ワタシたちからもお礼に手料理を振る舞わせてくださいね♡」

マリア 「! 本当ですか!? ランチにお付き合いいただいたばかりでなく……?
 とても嬉しいですわ!」

Ayata 「……そ、うだな……これよりは、じゃなくて、……
 これとはまた違った美味いメシを出せるんじゃないかと……思うぜ……」
ぜは……

マリア 「まあ! 楽しみですわ!」
「私、お……公爵様からもメディからも避けられていますし、ここで仲良くなった人はすぐに昇天してしまいますでしょう?
 ランチの時間にはほとんど、一人でいることが多かったのですわ」

Samar 「あらあら……それはお寂しいですね……。
 メルドさんは……ともかく~♡ ナイア公爵様はどうしてあのように……?」

マリア 「それが……どうして公爵様とメディに避けられているのかは、分かりませんの。
 きっと知らないうちに、自分が迷惑をかけてしまったのだと思いますわ」
「あのお二人にこれ以上迷惑をかけない為にも、出来ればこの舞踏会から出たいと思っているのですけれど
 その為に必要なもの……『自分の名前』を、私もずっと思い出せずにいますの」

Ayata 「名前? だけどメルドは、マリアとナイア公爵の場合必要なのは名前じゃないって……」

マリア 「あら、そうなんですの……?
 だとしたらなおさら私は、もしかしたらもうここからは出られないかもしれません……」
「けれど、お二人が無事にお帰りになるための協力は惜しみませんわ。
 ですから、あの……」
「夜までで構いませんので……
 よろしければ、こうして時々私と一緒にいてくださいますか?」

Ayata 「勿論! 俺たちが帰る方法を探すのは当然として
 マリアが望むんなら、アンタがここから出る方法を探すのも諦めちゃいないぜ」

Samar 「それになんて、いじらしいのでしょう……♡
 こちらこそ喜んで、一緒に良い時間を過ごしましょうね」

マリア 「! アヤタさん、サマルさん……ありがとうございます!」
「そうですよね、まだめげるには早いですわね!」
「まだ、ここでやりたい事もありますし……そうですわ!」
「おふたりに、実はひとつお付き合いいただきたい事がございますの……」

Samar 「ええ、なんなりと」

マリア 「かねてよりある人にクッキーを渡したいと思っておりましたの。
 ただ、私もクッキーは作った事がなくて……一緒に作ってくださいませんか?」

KP/ニカ マリアのクッキー作りを手伝うならば、料理に関する技能か、【DEX*5】、【APP*5】を振ることができます。
なお、技能時間消費はありません。

Ayata 「おお……そりゃ初めてって事なら絶対一緒がいいな。
 人に渡すんなら猶更だ」

雑談

Samar クッキー……友人たちからいただいた記憶すら忘れてしまっているなんて~……(めそめそ
5d100 作って食べる,作ってあげる,買ってあげる,買って食べる,いただいて食べる (5D100) > 277[96,12,69,91,9] > 277

Ayata 作るか買うかで食べすぎだろ…
5d100 作って食べる,作ってあげる,買ってあげる,買って食べる,もらって食べる (5D100) > 380[96,95,85,20,84] > 380

Samar いや……アヤタも大概というか……

KP/ニカ マメに作るんだな……
5d100 作って食べる,作ってあげる,買ってあげる,買って食べる,もらって食べる (5D100) > 180[21,54,61,1,43] > 180
あげる方が多いのは分かるけど 買わなさすぎか?

メイン

KP/ニカ マリアのクッキー作りを手伝うならば、料理に関する技能か、【DEX*5】、【APP*5】を振ることができます。
なお、技能時間消費はありません。

Ayata CCB<=(16*5) 【APP】 (1D100<=80) > 16 > スペシャル

Samar CCB<=(13*5) 【DEX】 (1D100<=65) > 61 > 成功

KP/ニカ 二人主導でマリアにクッキー作りの方法を指南していく。
マリアと共に苦心しつつ、ランチとは異なりかなり食べられそうな見た目のクッキーを作ることができるだろう。
可愛らしい装飾のアイシングクッキーが出来上がった。
 
マリアは何やらそのクッキーの表面に頑張って文字を書いているようだったが
体や手を使って隠しながら書いており、その文字を読むことはできない。

マリア 「ふう、これで完成ですわ……! とってもかわいくできました。
 ご協力くださって、ありがとうございます!」

Samar 「いえいえ♡ 気分としてはワタシたちもハジメテだったのでドキドキしましたが
 納得のいく出来上がりになって良かったです♡」

Ayata 「へえー文字も書けるのか、器用なもんだな」

マリア 「あっ! ふふ…… 何と書いたかは内緒です♡」

Samar 「あらあら……♡ 贈られた方の特権ということですねぇ」

マリア 「そういうことです! ふふふ……」
「そういえば、次に皆様が集まる16時からは剣術大会の決勝戦がございますわね。
 大食堂で予選が開かれているみたいでしたので、参加をご希望されるなら、お時間までに行かれてみるのがよろしいかもしれませんわ!」

Ayata 「おっ、例の剣術大会か。そりゃ行かねえとな!」

Samar 「ハイ♡ 大食堂もどのような様子か気になりますし……
 ああでも、ダンスレッスンの続きも気になって、目移りしてしまいますねぇ」

マリア 「確か……予選は今のところ公爵様がほとんど一人勝ち状態だと、メディが言っていたような……?」
「でもお二人ならきっと行けますわ!
 決勝戦に進まれたなら、私、お二人のことをしっかり応援いたしますわね」
「勿論、ダンスレッスンの続きもいつでもお待ちしておりますわ!」

KP/ニカ ということで、こちらでマリアのサブイベント①がクリアとなります。
お疲れ様でした。

予選に出場するべく大食堂へ向かうならば、自動的にナイアイベントとなりますが
ここからまた5技能分ずつの自由時間です。

技能時間を消費してキッチンの探索もできます。
その場合は【目星】ですね。

雑談

Ayata choice[イベント,探索] (choice[イベント,探索]) > 探索

メイン

Ayata じゃあ探索してくか。

system [ KP/ニカ ] アヤタ : 5 → 4

Ayata CCB<=75 【目星】 (1D100<=75) > 13 > スペシャル

system [ KP/ニカ ] キッチン : 0 → 1

KP/ニカ 君は改めてキッチン全体を見渡した。
すると、部屋の隅にメルドの上着が落ちている事に気付く。
彼が少し前までここにいたのだろうか?
 
上着を持ち上げてみると、内側に隠しポケットのようなものを見つけた。
そこへ手を突っ込んでみると、一冊の美しい箔押しの装飾がされた革張りの本がある。
表紙にはコンパスと定規で不思議な紋章が描かれており
裏表紙には金色の線で描かれた人型のタコに蝙蝠の翼が生えたような印が刻まれている。

ぱらぱらとページを捲ってみると、どうやらこれは何かのオカルト本のようだ。

情報

KP/ニカ 【忘却の星籠】

人は死んだ後天国へ行くのだとしたら、モノにも「天国」というものがある。
『忘れる』とはいわゆる万物の死である。

お気に入りの洋服やよく使っていたペン、幸せな思い出や悲しい過去。
それらは忘れ去られて初めて「死」を帯びる。
その時、それらは生きていた頃の輝きを失い、「忘却の星籠」へと落ちていく。

星籠は誰かに捨てられ、世界から忘れ去られたモノが最後に行きつく唯一の墓場である。
そこにはあらゆる死者の記憶やモノが存在し、もしたどり着けたのなら
様々な『捨てられてしまったもの』に出会えるという。

そこへは忘れ物を取りに行ける生者しか歩むことを許されず
死者や紛い物から隔絶された空間にある。

メイン

KP/ニカ アヤタは、さらにこちらへ【目星】をどうぞ。
このダイスロールに技能時間消費はありません。

Ayata 「忘却の星籠……?」
CCB<=75 【目星】 (1D100<=75) > 33 > 成功

KP/ニカ ではアヤタは改めて本を眺める。
すると、本の表紙の定規のメモリが数字ではなくアルファベットになっていることに気が付いた。
アルファベットを読んでみると、「Freemasonry ── フリーメイソン」という何かの名前になっていることが分かる。
 
君たちが本の表紙を見つめているところで、メルドがキッチンへやってくるだろう。

メルド 「やあ兄弟、それにお嬢ちゃんまで一緒とは嬉しいねえ!」
「って、その本……もしかして、読んじゃった?」
「まあ別に読まれて困るもんじゃないけどね」
「もしかして興味ある?」
「……そうだ、もしナイア君を本気で怒らせることが出来たら、この本は君たちへあげるよ。
 僕はもういらないしさ」

Samar 「ナイア公爵様を……怒らせる……?」

雑談

Ayata ……フルートのコルクを奪って近くに居た子に飲み込ませるとか?(雑談欄並ジョーク)

Samar ブラックジョークが過ぎる

メイン

メルド 「うん。まあ、今すぐにって訳じゃなく、この舞踏会に居る間でならいいからさ!
 僕色々考えてんだよね。こっちからお願いする事もあるかも」
「何せナイア君は本気で怒った事がないからなあ。頑張ってよね!」

KP/ニカ メルドはそう言うと返された上着を引っかけ、本を持ってその場を後にした。
 
さらに1技能時間を消費して、【目星】を振ることができます。

system [ KP/ニカ ] サマル : 5 → 4

Samar CCB<=80 【目星】 (1D100<=80) > 65 > 成功

KP/ニカ では、サマルはキッチンの隅で、先程アヤタが見つけたのと似たような黒い燃えカスを見つけることができる。
【物見のレンズ】を使うことで復元できるだろう。
読まれる場合は、どちらかお一人がMP-1消費をどうぞ。

情報

system [ Samar ] MP : 20 → 19
[ KP/ニカ ] キッチン : 1 → 2

メイン

KP/ニカ 散り散りになった黒いメモ帳の断片が復元され、読めるようになった。
前回見つけたメモの続きのようだ。

黒いメモ帳

KP/ニカ 【黒いメモ帳-2/4】

積年の願いを叶えてくれるとのことで「あの人」と契約を交わしたが、これでは話が違う。
あれは偽物だ。
あの人は生まれてしまった偽物を壊して、なかったことにしたいらしい。

利用されたといえばそれっきりだろう。
だが、たとえ偽物だとしても、私には無視が出来なかった。
それに、これで積年の想いも遂げられるというものだ。

舞台装置は整った。
このままいけば、1週間と持たずに偽物は壊れ、消えるだろう。
消える瞬間を、この目で見届けるつもりだ。

メイン

KP/ニカ キッチンの情報は以上です。

Samar 「またメモが……。何だか不穏なことが書かれてるんだけど」

Ayata 「偽物、ねえ……」

雑談

Ayata choice[イベント,探索] (choice[イベント,探索]) > イベント

メイン

Samar 「踊った時、ナイア公爵様は偽物だらけの舞踏会の中で自分はホンモノ……みたいなことをおっしゃっていたけど
 何か関係があるのかな……」

Ayata 「ああ、ナイア公爵か……さっきは妙な宿題も吹っ掛けてきやがったしな。
 情報をもっと得るためにも公爵へ会いに行った方が良いんだろうけど、予選に出るならマリアのダンスレッスンを受けきってからにしねえか?」

Samar 「うん。それが良いと思う。ダンスが上手くなるのは勿論だけど……
 有益な技も教えてもらえるから」

KP/ニカ 君たちは、マリアを探して庭園へ向かう。
彼女はお茶の時間を優雅に楽しみつつ、陽光を浴びて心地よさそうに風に吹かれている事だろう。
二人の姿を認めると、花がほころぶような笑顔を向けて歓迎する。

マリア 「ボンジュール! 早速お越しくださったのですわね!」

Ayata 「ああ。少しでも身のこなし軽やかに予選に挑みたいからな。
 よろしく頼むぜ!」

Samar 「最後までご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いします♡」

マリア 「もちろん喜んで」

KP/ニカ マリアは立ちあがり、庭園の広い所へとお二人をいざなう。
柔らかな日差しは一番高い場所へと差し掛かっており、花々をキラキラと照らしていた。

マリア 「それではマリアのラストダンスレッスン……
 第三回、開始ですわ!」

system [ KP/ニカ ] アヤタ : 4 → 3

マリア 「さて、ダンスに重要な三つの要素のうちふたつは
 立ち回り、そして力で繰り出す大胆な技……でしたわね」
「そして……これはあくまで私の考えではございますが
 最後のひとつはダンスの真髄を一言で表すもの……」
「そう、ダンスとは、一番目立つ人が会場のトップに立てるのですわ!」
「立ち回りやパワーを身に着けたダンスは、自ずと目を惹きますわ。
 でも、そこから更に高みを目指す為に、より目立つすべをお教えいたしましょう!」
「さあ、では今回はおひとりずつ……」

KP/ニカ じゃあ1d100で順番決めね。

Ayata 1d100 (1D100) > 29

Samar 1d100 (1D100) > 46

マリア 「ではまずはアヤタさん、ご一緒に踊りましょう!」

Ayata 「おう!」

KP/ニカ マリアがアヤタの手を取って一緒に踊ろうとすると
君たちの体が太陽のように輝き、周囲を明るく照らす。

Samar 「えっ……光ってる!?」

Ayata 「なんだ!? 目立つってそういう事か!」

KP/ニカ マリアは楽しそうに笑いながら、物理的に輝きを放つアヤタと優雅にステップを踏む。
途中までは、いたって普通のワルツを踊っていたが……

マリア 「それではアヤタさん。
 一番高く太陽に近い場所で、華麗にポーズを決めてくださいまし!」

KP/ニカ マリアは突然、アヤタを空高く放り投げてきた。
南中した陽光にぐんぐん近付いて、一層君を包む光が強くなる。

Ayata 「うおっ……!?」

KP/ニカ さて、アヤタは空中で、どのようにポーズを決めるかな?
ポーズを決める上で、何か振りたい技能があれば振ることができます。
(こちらは技能消費にはカウントされません)

Ayata んん……!? じゃあやっぱり謎の芸術(演劇)でそれらしいポーズを……?
CCB<=79 【芸術(演劇)】 (1D100<=79) > 18 > 成功

KP/ニカ アヤタはマリアの声掛けによって、上空でも落ち着いてしなやかな体を反らせる。
さながら陽光を喰らう月のように華麗にポーズを決めることができた。

真下には、マリアが待ち構えている。
足を肩幅に広げて立つ彼女は、君をしっかりと横抱きで受け止めて微笑むだろう。

マリア 「お疲れ様でした! 予告なしでもとても美しいポーズでしたわ!」

Ayata 「っと……すげえなマリア……」

マリア 「ふふ、ありがとうございます。
 ……さあ、お次はサマルさん、まいりましょうか!」

Samar 「はっ、ハイ……!」

KP/ニカ マリアの手が、がし、と力強くサマルの手を握る。
先程と同じように、最初はごく普通のワルツのステップを踏んでいたが……

マリア 「はいっ、ここで決めましょう! いってらっしゃいまし!」

KP/ニカ サマルも、いとも容易く空へと放り投げられる。
どのようにポーズを決めるかな?

Samar 「わ、飛んでる……!」
空中でキックを!
CCB<=80 【キック】 (1D100<=80) > 58 > 成功

KP/ニカ 長い脚を空中でも巧みに制御して、ダイナミックなポーズをとる事ができた。
サマルはそのまま降下し、ふわりとマリアに受け止められることだろう。

マリアのとんでもないダンスレッスンに付き合った君たちは、自動で【芸術:ダンス】+20%上昇する。

Samar 「ひゃわ……」

マリア 「お疲れ様でした。とてもかっこいいポーズでしたわ!」
「さて、素敵に輝いたお二人へ最後にお教えする魔術は、【陽光の加護】。
 淡く煌めく刃によって、魔術でできた特別な守りを突破できるようになりますの!」

KP/ニカ マリアは興奮気味に伝えてくる。
レッスンが終わると、光が自身の中へ取り込まれていった。
それと同時に魔術【陽光の加護】を使用できるようになるだろう。

【陽光の加護】の効果や概要は次の通りです。

情報

KP/ニカ 魔術【陽光の加護】※シナリオ内限定

コスト:MP1
効果 :対象は自身のみ。
所持している武器に1ターンの間、
特殊な生物装甲、魔術装甲を貫通させる加護を付与する。
戦闘技能成功後に宣言をすることで発動する。それによるターン消費はない。
概要 :加護を付与された武器は陽光を受けたかのように淡く煌めくようになる。

メイン

マリア 「私たちとは違って守りに特化した戦い方をされる方も
 いらっしゃるようですので、ぜひ役立ててみてくださいまし」
「さて、これにて、マリアのダンスレッスンは終了ですわ!
 お二人とも、最後まで本当によく頑張ってくださいました!」
「予選やご用が済まれたら、またここへいらしてくださる?
 今度は、私の庭園へご招待しますわ!」

Samar 「ありがとうございました!
 まあ、マリアさんの庭園ですか? ええ、伺いますね♡」

Ayata 「こうなりゃとっとと用事済ませてこないとな!
 にしても、本当にためになるレッスンだったぜ。ありがとな、マリア」

KP/ニカ さて、マリアとここまで関わってきた君たちはふと考える。
彼女は武芸やダンスに非常に精通しており、仕草がとても優雅で、相当高貴な身分だと推測される。
しかし、マナーや仕草が少し古いと感じるだろう。
 
【歴史】+10の補正でお振りください。

Ayata CCB<=75+10 【歴史】 (1D100<=85) > 26 > 成功

Samar CCB<=50+10 【歴史】 (1D100<=60) > 85 > 失敗

雑談

Samar ぬぬ……

Ayata はは、出目が逆だったら良かったな

メイン

KP/ニカ ではアヤタは、確信には至らないが、もし似たような歴史上の人物をあげるなら
彼女は「ジャンヌダルク」や「マリーアントワネット」辺りではないか、と考える。

Ayata (でも、みだりに名前を与えるのは危険、なんだよな)

KP/ニカ これにて、マリアイベント①ダンスレッスンは終了となります。
お疲れ様でした。

マリアの庭園に行く際に、マリアイベント②が発生します。
また、大食堂で予選に参加する場合はナイアイベント①に参加する形になります。

Samar 「何はともあれ、まずは予選じゃない?
 そろそろ行っておきましょ」

KP/ニカ 予選参加のために君たちは大食堂へ向かう。

system [ KP/ニカ ] アヤタ : 3 → 2
[ KP/ニカ ] サマル : 3 → 2

KP/ニカ 【大食堂】

大食堂は、大勢の人達で賑わっていた。

長テーブルには純白のテーブルクロスが掛けられ、本格的なフランス料理やデザート類が所狭しと並べられている。
席についた人達は、歓談を楽しみながらご馳走を口に運んでいた。
一皿食べきっても、気が付けば元通りに補充がされている。
尽きぬことのない甘美な贅沢に、誰もが酔いしれていた。
 
君たちが大食堂を眺めていると、ステージの上では予選が開始されたようだ。
5人の一般参加者を相手に、ナイア公爵が木刀を振るって優雅に戦っている。

Samar 「まあ、五人同時にお相手を……!?」

KP/ニカ 二人が見守っていると
ナイア公爵は一瞬のうちに相手5人をステージ上から吹き飛ばした。

Ayata 「!? っ、すご……」

KP/ニカ 君たちが見つめていると、ナイア公爵は大きな声でにこやかに周囲へ語りかける。

ナイア公爵 「さあ! 他に挑戦者はいませんか?
 剣術大会予選Aブロックの相手は私1人です。私を倒せた方が、決勝戦へ勝ち上がれます」 
「優勝者には豪華景品をご用意しております!
 我こそは、という方がいらっしゃいましたら、壇上へお上がりください!」

雑談

Ayata 1d100 (1D100) > 11

Samar 1d100 (1D100) > 15

KP/ニカ うわ、いい勝負 戦闘意欲がすごすぎる

メイン

Ayata 「俺たちがいるぜ」
片手を挙げつつ、サマルの手を引いてずんずん上がっていく。

Samar 「! ハイ! 勝負です、ナイア公爵様!」
自分も進み出ようと思っていたところなので、ずいずいついて行きます。

ナイア公爵 「おや、アヤタさんにサマルさん。
 お二人のご参加ですね」 

KP/ニカ 威勢のいい二人に、周囲の観客たちが、おお…… とどよめく。

ナイア公爵 「それはそれは。勿論歓迎しますよ。
 ではまずは簡単に、大会の概要を説明いたしますね」
「まずAブロック、Bブロックから勝者を選出し、決勝戦で戦っていただく事になります。
 優勝賞品は、外へ通じる門の扉を開く鍵です」
「しかしBブロックは開催早々に勝者が出ているため、残るはAブロックだけとなっております」
「そうですね……。
 お二人相手となると……先程のように吹っ飛ばすだけに留まらない可能性がございますから……」

KP/ニカ ナイア公爵は木刀を片手で構え、片足立ちになってみせる。

ナイア公爵 「片手一本、足一本でお相手いたします。
 あまりに簡単に倒してしまっては、見世物の意味がないでしょう?」

Ayata 「何……!? ……ははっ……俺たちをあまり見くびるなよ。
 後悔しても知らねえからな」

Samar 「あらあらぁ……どうせ見世物になるのでしたら
 最後まで笑って立っている方でありたいですねぇ♡」

ナイア公爵 「ふふ、それで勝ち上がれるとしたら、安いものでしょうからね。
 それに、万が一私に勝ったら、決勝戦進出だけでなく面白いことを教えてさしあげましょう」
「ただし負けたら、貴方がたの貴重なお時間を少しいただきます」

Ayata 「へえ、どんな事が聞けるか楽しみだな」

ナイア公爵 「あくまで見据えているのは勝利のみ、と。良い目つきです。
 それでは、ステージへどうぞ」
「皆様! こちらに新たな挑戦者がやってまいりました!
 アヤタさんとサマルさんは、果たして私を倒せるでしょうか!?」

KP/ニカ ナイア公爵の掛け声と共に、ざわざわと周囲がざわめく。
観客たちは、ステージ上の君たちへ興味津々な様子で視線を向けてくる事だろう。

Ayata 「ショーにされるってんなら、楽しんでやろうな、サマル」

Samar 「ええ、アヤタと並んでこの舞台に立てるの……
 なんだかドキドキする。この感じ、クセになりそう……♡」

KP/ニカ 視線と言葉を交わす君たちにナイア公爵は笑みを向ける。
彼は片足で器用に立ったまま、木刀を正面に構えて会釈をするだろう。
 
それでは剣術大会予選
【模擬戦 vsナイア】
開始。
模擬戦ルールはvsマリアの時と同様です。
 
ナイア公爵は片手片足で戦うため、DEXが半分となっております。
そのため行動順は、アヤタ→サマル→ナイア公爵です。
 
1ターン目
アヤタは行動をどうぞ。

Ayata CCB<=80 【サーベル】 (1D100<=80) > 24 > 成功

ナイア公爵 SCCB<=60 【模擬戦回避】 (1D100<=60) > 17 > 成功

Samar CCB<=80 【サーベル】 (1D100<=80) > 55 > 成功
【一撃必殺】【瞬間強化】を使います♡

system [ Samar ] HP : 15 → 14
[ Samar ] MP : 19 → 14

Samar 2d8+2+2d6+10 【サーベルダメージ】 (2D8+2+2D6+10) > 6[1,5]+2+7[2,5]+10 > 25
「あはっ……! そこですね♡」

Ayata 「おう、目を奪われたな公爵? ……ガツンとやっちまえ!」

KP/ニカ アヤタのフェイントの間を縫って繰り出されたサマルの追撃は
あまりにも呆気なくナイアの笑みを崩した。

ナイア公爵 「なっ、……ぐぁっ……!?」

KP/ニカ よろめき、ステージから落とされたナイアは空中で身を翻して足から綺麗に着地する。
しかし、まさか負けるとは思わなかったという驚いた表情で
檀上の君たちを見上げると、少し苦しそうに片手で胸を押さえるだろう。

ナイア公爵 「っ……」

KP/ニカ 剣術大会予選 
模擬戦 vsナイア 
アヤタ、サマルの勝利。
おめでとうございます!

Samar 「やりましたっ!
 ……と、……あら……やりすぎてしまいましたか?」

Ayata 「ナイス連撃だ、サマル! ……?
 胸には攻撃行ってない筈だが……痛むのか?」

ナイア公爵 「あ、ああ、いえ……ありがとうございます。
 少々胸に持病がありまして。でも、この通り大丈夫です」
「ご心配には及びません。少し休めば、じきに良くなります」
「それにしても、本当にお強かったです、アヤタさん、サマルさん。
 お二人のコンビネーションならば、本気を出しても良かったかもしれないと思わされるほどに」 

Ayata 「大事にならないなら良いけどよ。
 それはそれとして、ああ! コンビネーションを褒められるのは嬉しいぜ」

Samar 「お大事になさってくださいね。
 ……んふふ、ホンキのナイア公爵の腕前も気になるところですね♡」

KP/ニカ ナイア公爵は、貼り付けたかのような笑顔で君たちの強さを純粋に褒める。

ナイア公爵 「ええ、機会がございましたら是非。
 ……ということで……」
「この後の剣術大会決勝戦。
 Aブロック予選通過者はアヤタさん、サマルさんペアに決定いたしました!」

KP/ニカ ナイア公爵の高らかな宣言に、周囲からわっと歓声が上がる。
君たちには盛大な拍手が贈られるだろう。

ナイア公爵 「それではこちら、予選通過の景品と……
 お約束通り、面白いことをお教えいたします」 

KP/ニカ 君たちはナイア公爵からMPを10回復できる黄金の液体が入った「黄金の小瓶」を1本ずつ、合計2本貰う。

system [ KP/ニカ ] 黄金の小瓶 : 1 → 3

KP/ニカ そして、彼はそのまま話し始めるだろう。

ナイア公爵 「まず、この舞踏会においては驚かれるかもしれませんが、お二人は『まだ死んでいません』。
 仮死状態であり、ここから出ることが出来れば生き返るでしょう」

Ayata 「ああ……メルドもそんな事を言ってたな」

ナイア公爵 「ああ、それでしたら話が早いですね。ご存知の通り他の参加者様とは異なり、すぐに天国へ昇ってしまうということもないでしょう。
 そして、ここから出る方法は2つあります」
「1つ目は『門から出る』こと。
 そして2つ目は私……『ナイア公爵の名前を当てる』ことです」

Samar 「あら……」
アヤタから聞いたメルドさんのおっしゃっていた事とは違う……の顔

ナイア公爵 「後者は門を出る際にも無事に帰るための保険と思っていただければ。
 具体的にご説明いたしますね」

Ayata 「おう……」
サマルの方を見て肩を竦めつつ、聞くよ。

ナイア公爵 「まず1つ目、門から出るには『門の鍵』と『ご自分の本当のお名前』が必要です。
 貴方がたが仮面をつけている限り、忘れてしまった自身に関する情報は思い出せません」
「ここでは、名前が重要な意味を持っています。
 名前がなければ自分の在り方を思い出せず、たとえ鍵があったとしても帰り道が分からなくなることでしょう」
「そして2つ目についてですが、屋敷のどこかに私の名前のヒントが隠されています。
 当てられたら、無事に元の世界へお返ししましょう」
「また、門から帰る際は私へ一声かけてください。
 その時にも私の名前を当てていただきます。
 正解すれば、何事も無くきちんと元の世界へ帰してさしあげます」

Ayata 「結局名前当ては必須ってか」

ナイア公爵 「ええ、お帰りの最中、お二人に何かあってもいけませんから。
 主催者として、責任を持ってお見送りいたします」
「それから、もうひとつ……」
「貴方たちおふたりは深い縁によって繋がっている為か、魂の一部が融合してしまっている状態です」

Samar 「まあ。融合……?」

ナイア公爵 「はい。それに伴って痛みが共有されている模様です」
「模擬戦や剣術大会程度では問題ないでしょうが
 もしもお一人が死ぬほどの負傷をされた場合、もうお一人の方も道連れになりますので、ご注意ください」

Ayata 「どちらかが庇っても、庇った方がくたばったら終わりって事か」

Samar 「護衛の意味が無い……」

Ayata 「だから、今は良いって言ってるだろサマル。
 ……分かった。気を付けておく」

ナイア公爵 「ええ。お帰りになる前に亡くなってしまわれては、我々にもどうする事ができません。
 くれぐれもお気を付けくださいね。……それでは」

KP/ニカ そこまで伝えると、ナイア公爵はまた少し胸を押さえ、苦しそうにしながらその場を後にするだろう。
【ナイアイベント①】クリアです。
お疲れ様でした。

雑談

Samar choice[イベント,探索] (choice[イベント,探索]) > イベント
choice[マリアさん,ナイアさん,メルドさん] (choice[マリアさん,ナイアさん,メルドさん]) > ナイアさん

メイン

KP/ニカ ナイアイベント①をクリアしたことで、ナイアイベント②とメルドイベント②が開放されました。
イベントはマリア、ナイア、メルドそれぞれのイベント。
探索箇所は2F廊下、大食堂があります。

雑談

KP/ニカ そんなイベントの進め方されたの初めてって顔を蛙がしてる

メイン

Samar 「ナイア公爵様……大丈夫かな……
 お加減、思った以上に悪い……?」

KP/ニカ 君たちがナイア公爵の後を追いかけようとすると
テーブルの端でやせ細った小さな子供が、じっと物欲しそうにテーブル上にある料理を見上げている。
するとナイア公爵が戻ってきた。

ナイア公爵 「…………、…………」

KP/ニカ 彼は一言二言子供と言葉を交わすと、テーブル上にある料理をいくつか取り、子供へと差し出した。
子供は涙を流しながらそれを頬張る。
 
夢中で食べていた子供は顔を上げると、涙で濡れた顔でお礼を告げた。
その瞬間、彼は金色の星屑となって散っていき、空へ消えていった。
 
その光景を見上げて、ナイア公爵はにやりと口を歪ませる。
しかし、何故か片手は苦しそうに胸を押さえていた。
 
君たちがその様子をしばらく眺めているとふとナイア公爵が顔を上げ、君たちと目が合う。

ナイア公爵 「おや、探索者の皆さん。まだこちらにいらしたんですね。
 今少しお時間よろしいですか?」

Ayata 「探……? なんだ? 少しなら良いけどよ」

ナイア公爵 「ありがとうございます。
 実は剣術大会予選も無事に終わり、決勝戦まで暇を持て余している状態でして」 
「メルドから聞きましたが、お二人はポーカーもお強いとか。
 よろしければ、私とも遊んではくださいませんか?」
「しかし、ただカードに興じるだけでは張り合いがない。そうですね……」
「では、掛け金のかわりに、『お二人の名前の在り処』と私の『執務室への入り方』を賭ける……
 というのはいかがでしょう」
「ただし、お二人が負けた際にはお時間をいただきますよ」

KP/ニカ ※どちらか片方の1技能分の時間をいただき、サブイベントが強制的に発生します。

Ayata 「名前の在り処! それはいいな。
 ……いや、カードはそんな強くないが……運試しといくか!」

ナイア公爵 「ふふ、それでは、舞踏会場の端のテーブルへ参りましょうか。
 そちらでお付き合いいただけたらと思います」

system [ KP/ニカ ] アヤタ : 2 → 1

KP/ニカ 【舞踏会場】

二人はナイア公爵と共に、舞踏会場へ向かう。
彼は手近なテーブルに腰かけるよう君たちを促した。
そして持っていたトランプを素早くシャッフルして、準備を整えていくだろう。
 
ポーカーのルールは前回と同様です。
5d4を振り、カードを変えたい数だけnd4を振り、イカサマを振る場合はここで振って2枚まで交換可能です。

Ayata 5d4 (5D4) > 14[4,2,4,1,3] > 14

Samar 5d4 (5D4) > 10[3,3,1,1,2] > 10

ナイア公爵 S5d4 (5D4) > 9[1,2,1,4,1] > 9

Ayata CCB<=(15*5) 【DEX】 (1D100<=75) > 41 > 成功
1d4 (1D4) > 3

Samar CCB<=(13*5) 【DEX】 (1D100<=65) > 79 > 失敗

ナイア公爵 SCCB<=(18*5) 【DEX】 (1D100<=90) > 70 > 成功

Samar 3d4 (3D4) > 9[2,4,3] > 9

KP/ニカ それでは、ショーダウン。

ナイア公爵 4,4,4,4,4

Ayata 4,4,4,4,3

Samar 3,3,3,2,4

KP/ニカ ゾロ目の手札が多い>ゾロ目の値が大きい の順だから

ナイア公爵
アヤタ
サマル

の順ですね。
ナイア公爵の勝利です。

Ayata 「くっ……ここに来て一番の良いカードだったんだけどな!」

Samar 「むむ……」

ナイア公爵 「おや、今日は運がついているようだ」 
「それでは、約束通り、少しお時間をいただきますね」

KP/ニカ ナイア公爵はニヤリと口角を持ち上げる。

ここで二人は【アイデア】をどうぞ。(技能時間消費なし)

Ayata CCB<=65 【アイデア】 (1D100<=65) > 1 > 決定的成功/スペシャル

Samar CCB<=85 【アイデア】 (1D100<=85) > 37 > 成功

KP/ニカ メインで初クリティカル……
1CTをどうぞ。

system [ Ayata ] 1CT : 0 → 1

KP/ニカ それでは二人がナイア公爵を観察していると、彼は洗練された隙の無いイカサマの使い手であることがわかる。
それも、どうやらすさまじい精神力と集中力で、【4枚】手札を交換する事が出来るらしい。

通常であれば正攻法で勝つ事は到底不可能である。
それでは、彼の集中力を著しく乱すことができれば勝てるのではないか……?

クリティカルを出したアヤタならば
彼の集中力を乱すにはメルドが適役なのではないか、とも思うだろう。

Samar (なるほど……公爵様、澄ましたお顔でやりますね)

Ayata (っし、後でメルドを呼んでみるか)

KP/ニカ ということで、どちらかが1技能時間をこれから行われるナイアのサブイベントで消費してください。

system [ KP/ニカ ] サマル : 1 → 0

Samar 「ふふ……公爵様には、ワタシの時間をお捧げしますね……♡
 重ねて、何かやる事があるのでしょうか?」

ナイア公爵 「はい。お二人には、犬の始末をお願いしようかと思います」

Ayata 「始末だ……!?」

Samar 「あは…………え、わんちゃんが居るんですか?」

ナイア公爵 「はい。舞踏会中に騒ぎにならないよう、始末していただきたいだけですよ」
「ともかく、実際にお見せするのが早いでしょう
 犬は裏庭に居ます。ご案内しますね」

KP/ニカ 【裏庭】

ナイア公爵は早速君たちを連れて、舞踏会の裏庭へ連れていく。
そこには一匹の仔犬がいるが、ナイア公爵を見た途端、ぎゃんぎゃんと怯えた様子で吠えた。

仔犬 「ぎゃんぎゃん! わうぅ! ぐるるるる……」

ナイア公爵 「この通り……ということです。
 手段は何でも構いません。始末さえしていただければ」

KP/ニカ 都合のいいことに、裏庭の近くには納屋がある。
そこにはドッグフードや犬と遊ぶ道具がたくさん入っているだろう。

雑談

Samar イアンちゃんには何の罪もありませんけど、……選定が悪趣味です!

KP/ニカ 始末、するんだろ?(スン……

Samar …………

メイン

Ayata 「だから始末って。……お、何だよ犬グッズがやたら充実してんじゃねえか」

Samar 「オモチャはともかく、ちゃんとわんちゃんがすぐ食べられそうなドッグフードまで!
 あはは……んもう、公爵様ったら紛らわしいんですから♡」

仔犬 「ぎゃんぎゃん! ……わう?」

KP/ニカ 道具類を取り出していると仔犬は吠えるのをやめて
よたよた……と、少し元気がない様子でやや距離を縮めてくるだろう。
触れれば、ふわ、と柔らかな毛並みが温度をもたらしてくる。

仔犬 「きゅいん……」
ぐぅぅぅ…………

KP/ニカ どうやらお腹が空いているようだ。

Ayata 「なんだ、腹減って気立ってんのか。
 ほら! これ食ったら少しは元気出るか?」
ざらざらざら……

KP/ニカ アヤタがドッグフードを盛ると、仔犬はその皿のそばまで寄ってきた。
くんくんと鼻を動かして、ドッグフードの匂いを嗅いでいる。
……ややあってから、ふがふがと少しずつ食べ始めた。

Samar 「まあ、可愛い♡」

仔犬 「わふん!」

KP/ニカ サマルに応えるように、明るく誇らしげに仔犬はひと鳴きしてみせる。
仔犬は心なしか、元気になったように見えるだろう。
そうして一頻り出されたドッグフードを食べ終える水も飲み終えると
仔犬は尻尾をぱたぱた動かしながら、君たちへ遊んでほしそうな期待のこもった眼差しを向けてくる。

Samar 「あはっ、元気が出てきました?
 ではオモチャで遊びましょうか♡ ほーら、取ってきてくださーい!」

仔犬 「わぅ!」

KP/ニカ 仔犬は元気よく返事をすると、君たちの放り投げたボールを懸命に追う。
ぽとり、と落ちたボールより勢い余って少し先へ行き過ぎたようで
尻尾と脚をぱたぱたさせながら回転して、ボールを咥えると誇らしげに戻ってきた。

Ayata 「おお! 賢いな」

Samar 「とってもえらいですね♡」
なでもふ……

仔犬 「わふぅん……!」

KP/ニカ 仔犬は喜び、すっかり二人に懐いた様子で尻尾をぶんぶんと振っている。
一方ナイア公爵は、君たちと仔犬が遊んでいる様子を少し遠巻きに眺めていた。

二人は【目星】をどうぞ。(技能時間消費なし)

Ayata CCB<=75 【目星】 (1D100<=75) > 28 > 成功

Samar CCB<=80 【目星】 (1D100<=80) > 18 > 成功

KP/ニカ では二人とも、ナイア公爵の後ろポケットに犬用のおやつ……
骨っこビスケットが入っていることに気が付く。

Ayata 「へえ……?」

Samar 「あらあらぁ……?」

ナイア公爵 「す、すごいですね、お二人とも。
 私も遊びたいのは、山々ですが……私が近づくと怯えてしまうので……」

KP/ニカ と、少し胸を押さえて言うだろう。
どうやらナイア公爵は犬が大好きのようだ。

Ayata 「ふはっ、本当になんだよ始末って!
 ちょっとずつ距離を縮めれば大丈夫だよ」

Samar 「ええ、今なら先程よりもゴキゲンさんですから♡」

Ayata 「おう。そのポケットにあるイイモンをあげてみりゃいい」

ナイア公爵 「はっ……お気付きだったのですね。
 で、では…………」

KP/ニカ ナイア公爵はおそるおそる仔犬に近付く。
彼がゆっくり距離を詰めても、先程のように吠えることはなかった。
君たちが愛情を持って接し、しつける事ができたからであろう。

ナイア公爵 「……吠えま、せんね」

KP/ニカ そしてナイア公爵は、そっと仔犬の口元へおやつを持って行く。
すん……と鼻を鳴らした後、仔犬はゆっくりとおやつを食べ始めた。

ナイア公爵 「おお……!
 な、撫でてみても……?」

KP/ニカ ナイア公爵は思い切って、しかし優しく仔犬を撫でる。
仔犬は心地よさそうに目を細めた。

ナイア公爵 「喜んでいる……? それにとても、ふわふわ、ですね……」

仔犬 「わんわんっ!」

KP/ニカ 仔犬は機嫌よくおやつを食べ終えると、ひと鳴きして不意にどこかへと走り始めた。

Samar 「あら……! 元気いっぱい駆け出してしまいましたね」

Ayata 「おーい、どこ行くんだー!」

KP/ニカ 暫くして、仔犬はどこからか分厚い本を咥えて戻ってくるだろう。
君たちがそれを受け取ると、それはやたら分厚い一冊のゲーム本だった。

仔犬 「わんわん! くぅーん、きゅぅん……!」

KP/ニカ 君たちがその中身を詳しく確認するよりも先に、仔犬が嬉しそうに鳴く。
やがて、仔犬は金色の星屑のような光となり、天へと昇っていった。

Samar 「あっ、……わんちゃん……」

Ayata 「……そりゃ、そうか。此処にいるって事は……そういうこと、なんだもんな」

KP/ニカ 裏庭へ戻り、ナイア公爵に仔犬の事を伝えると、彼は恭しく一礼するだろう。

ナイア公爵 「そうでしたか……。何はともあれお二人とも、ありがとうございました。
 無事に犬を始末することができました」

Ayata 「だから言い方!」

Samar 「んふふ、博識そうですのに、情緒面はなんだかお勉強が必要そうですね♡」

ナイア公爵 「そ、そうでしょうか……?」
「ともあれ……とても満たされた気持ちです。
 ささやかですが、お礼にこちらを」

KP/ニカ そう言って差し出されたのは、2本の【黄金の小瓶】だった。

system [ KP/ニカ ] 黄金の小瓶 : 3 → 5

ナイア公爵 「もう少しで剣術大会の決勝戦ですね。
 舞踏会も折り返しに差し掛かりますが、ダンスに探索にと、これからも頑張ってください」
「それでは、また後ほどお会いいたしましょう」

KP/ニカ ナイアは上機嫌で、その場を立ち去るだろう。

【ナイアサブイベント①】わんちゃん
これにてクリアです。
お疲れ様でした。

Ayata 「探索……ねえ」

KP/ニカ では、先程仔犬が持ってきてくれた本の情報を開示いたしましょう。

情報

KP/ニカ 【クトゥルフ神話TRPG】

H.P.ラヴクラフトが手掛けた、架空の神話体系の物語をモチーフとするホラージャンルのテーブルゲームの一つ。
想像上でしか語られない神話生物達が実は存在していたという設定で、様々な神話的現象が発生する。

プレイヤーは「興味心に駆られ、あらゆる不可思議な現象に首を突っ込んでしまう」という特徴を持つ“探索者”となり
街や森や時には見知らぬ館などを探索し、情報を集め、最終的にこの神話的現象を解決することが目的となる。

探索者が遊ぶゲームの物語を「シナリオ」と呼び
「シナリオ」を操りプレイヤーと遊ぶ人を「キーパー」と呼ぶ。
「シナリオ」によっては、探索者はあらゆる偶然や奇跡により本来「生きた人間が到達できない世界」に飛ぶことすらある。

メイン

KP/ニカ そして君たちは、このゲームブックのとあるページに栞と付箋が貼られていることに気が付く。
基本ルールブックP.221~P.222にかけて記載されているキャラに付箋が貼られているようだ。
どうぞ、お手元にある実際のルールブックをご覧になってみてください。

system [ KP/ニカ ] 2F廊下 : 0 → 1

KP/ニカ その項に書かれている内容を目に通した君たちは
「ニャルラトテップ」の記述がなんとなくナイア公爵と似ている気がする、と思うことだろう。

そしてこれ以降、PLが持ちうる神話生物関連のメタ知識をPCと共有する事ができます。

Samar 「ニャルラトテップ……」
「なるほど……。名前当てでもしこのお名前をナイア公爵のお名前として告げたら
 このゲームブックに書かれているカミサマを現実にしてしまう可能性がある……ということね」

Ayata 「それは何か、合ってても外れててもマズそうだよな……」

雑談

Ayata choice[2F廊下,大食堂] (choice[2F廊下,大食堂]) > 2F廊下

メイン

Ayata 「とりあえず、この本は重いし一旦返しに行くか。
 確か2階の方だったよな」
と言って2F廊下の探索をする。

KP/ニカ 【2F廊下】

豪華絢爛な装飾のされた廊下には柔らかな絨毯が敷かれていた。
更衣室、休憩室、ホビールームなど様々な部屋が用意されている。

現在は【図書館】を振る事が出来ます。

Ayata CCB<=80 【図書館】 (1D100<=80) > 9 > スペシャル

KP/ニカ ではアヤタは、控室近くの本棚の前で【物見のレンズ】がほのかに輝きを帯びていることに気付く。
覗くならばMP-1をどうぞ。

system [ Ayata ] MP : 20 → 19

KP/ニカ レンズで覗くと、更衣室の本棚にいつの間にか立てかけられていた、美しい装飾のされた白銀色の背表紙の本を見つけた。
手に取ってみると、やはりバラバラに千切られている。
以前舞踏会場で見つけたものの続きのようだ。

白銀の書

KP/ニカ 【白銀の書-2/3】

あの問題……
失敗作を生んでしまったことについては、以前に見つけた逸材の力を借りて始末する舞台装置を作り上げることで解決するはずだった。
が、数か月経っても奴は消える気配すらない。

それほどまでに、あの失敗作はおぞましい呪いを持ったまま生き続けようというのか。
僅かな力しか残されていない私では、この舞台装置から出ることすら出来ないだろう。
……なら、ここで目的を果たすしかない。

あのゲームブックで見た「探索者」というものが実在するのであれば
「生者」としてここへ来る可能性は0ではない。
だがいったい何十年、何百年待てばいい?
いやむしろ数千年たっても来ないかもしれない。

あの失敗作の仮面が取れた時には、逃げ場のないこの地で私はただ無残に殺される可能性もある。
なんと惨めな運命なのだろうか。
今後の展望を考えるだけで胸がきしむような痛みを放つ。
この姿を得てから、呪いは日を増して強くなっていく。
確かにこれではいつ壊れてしまうか分からない。

だからこそ、私は「   」なのだろう。
(文字がかすれて読めない)

メイン

Ayata 「"探索者"……。……これ、ナイア公爵が書いたんじゃないか」

Samar 「胸が痛む、とも書いてあるものね……」

system [ KP/ニカ ] 2F廊下 : 1 → 2

KP/ニカ まだここにも気になるものがありそうだが、時刻は16時前。
もうすぐ剣術大会の決勝戦の時間だ。
君たちは決勝戦が開催される、舞踏会場へ移動する事になるだろう。

system [ KP/ニカ ] アヤタ : 1 → 0

KP/ニカ また、ここで不定領域の数値がリセットになります。
アヤタは次回65、サマルは次回61。

雑談

KP/ニカ そしてびっくりするほどメインでクリティカルもファンブルも出てない。
すげえな。

メイン

KP/ニカ また、決勝戦前に【黄金の小瓶】を消費する事でMP回復(1本につき+10)を行うこともできます。
現在の所持数は5個です。

Ayata 2本ずつ飲んでおくか。

KP/ニカ では、それぞれMP+20をどうぞ。

system [ Ayata ] MP : 19 → 39
[ Samar ] MP : 14 → 34

KP/ニカ 【舞踏会場 剣術大会決勝戦】

そして16時。
開始時刻になると、メルドが司会者として声高らかに剣術大会決勝戦開幕の宣言をする。

メルド 「ハロー、エブリワン!!
 お待ちかねの目玉イベント! 剣術大会決勝戦! はっじまっるよーー!」
「今回それぞれのブロックを勝ち抜いた猛者達が、今、自身の全力を持ってぶつかり合う!」 
「それでは早速お呼びしましょう!
 あの鉄壁のナイア公爵を打倒した、Aブロック代表『アヤタ&サマル』!」

KP/ニカ 予選を見ていた者もそうでなかった者も、皆一様にざわめき
そして鼓舞する大きな歓声と拍手を君たちへ送る。

雑談

Ayata choice[ファンサ,エスコート] (choice[ファンサ,エスコート]) > エスコート

KP/ニカ 記憶が無いからならでは感!

メイン

Ayata 「サマル、行こうぜ」
サマルの手を取って歩いていく。

Samar 「わ、アヤタ…… ……うん」
離れてしまわないように、握り返して歩きます。

メルド 「そして対するは、舞踏会が始まる直前にBブロック代表だった僕を一撃で屠った、正体不明の剣士!」
「Bブロックだい……え、ほんとにこの名前?」 
「……はい! ご登場ください!
 Bブロック代表『謎の美少女剣士』!!」

謎の美少女剣士 「はい!
 私こそが、謎の美少女剣士ですわ~! うふふ♡」

KP/ニカ Aブロック代表の君たち2人が舞踏会場の中央に呼ばれた後
決戦の相手であるBブロック代表「謎の美少女剣士」が君たちの前に現れる。

しかし……そう。それは可愛らしいお面をつけたマリアだった。

Ayata 「……ああ?」

Samar 「まあ……!
 本当に美少女さんであることがお面越しからもひしひしと伝わってきますね♡」

謎の美少女剣士 「はじめまして、お二方! 本日はよろしくお願いいたしますわ!」

Ayata 「いや、マリ──」

Samar 「しっ! ……あはは、ハジメマシテですね♡
 こちらこそ、よろしくお願いいたします♡」

謎の美少女剣士 「……このお面は確かに親友のマリアから貰ったものですが、私は『謎の美少女剣士』ですわ!」

KP/ニカ マリアはあくまで「別人」として振る舞うが、残念ながらモロバレである。
彼女の中で「謎の美少女剣士」は、マリアの親友という設定らしい。

Ayata 「……はは、親友ってのはこうも似るもんなんだな」
すっとぼけ

謎の美少女剣士 「ええ! お二人の強さは、マリアからもうかがっておりますわ。
 正々堂々、勝負をお願いいたしますわ!」

メルド 「それではお三方、準備はいいかな?
 どちらかが倒れるまで、キミたちの剣術を遺憾なく発揮してくれたまえ!」

Ayata 「おう! ま、観客もこんだけいるんだ、楽しんでこうぜ!」

Samar 「はぁい♡ どうぞご覧になっていてくださいね、みなさま♡」

謎の美少女剣士 「準備はバッチリですわ!」

KP/ニカ 謎の美少女剣士は、巨大なサーベルを軽々と正面に構えて会釈をしてみせた。

メルド 「それでは、剣術大会決勝戦
 『アヤタ&サマル』vs『謎の美少女剣士』──はじめ!」

KP/ニカ 剣術大会
【決勝戦 vs謎の美少女剣士】
開始いたします。
 
ここでは「摸擬戦ルール」は適用されません。
通常の戦闘として、お互いのHPが0になるまで戦い続けていただきます。(気絶判定や自動気絶はなし)
ただし、HP0になったとしてもロストはせず、戦闘終了になれば決勝戦直前のHPに戻して構いません。
 
行動順はアヤタ→サマル→謎の美少女剣士です。

1ターン目
アヤタの攻撃から。

Ayata CCB<=80 【サーベル】 (1D100<=80) > 77 > 成功

謎の美少女剣士 SCCB<=40 【決勝戦回避】 (1D100<=40) > 19 > 成功

雑談

KP/ニカ マジでマ……謎の美少女剣士の回避さ……

メイン

Samar CCB<=80 【サーベル】 (1D100<=80) > 87 > 失敗

マリア SCCB<=70 【サーベル&ナイフ】 (1D100<=70) > 12 > スペシャル
choice[アヤタさん,サマルさん] (choice[アヤタさん,サマルさん]) > サマルさん

Samar わ……! 【瞬間強化】で回避します

system [ Samar ] MP : 34 → 29

Samar CCB<=43*2 【回避】 (1D100<=86) > 83 > 成功

KP/ニカ お互い初撃は避けたり当たらなかったりと、序盤から両者譲らぬ展開になっている。

2ターン目。

Ayata CCB<=80 【サーベル】 (1D100<=80) > 63 > 成功

謎の美少女剣士 SCCB<=40 【決勝戦回避】 (1D100<=40) > 56 > 失敗

Ayata 【瞬間強化】!

system [ Ayata ] MP : 39 → 34

Ayata 2d8+2+2d4 【サーベルダメージ】 (2D8+2+2D4) > 8[3,5]+2+4[3,1] > 14

system [ 謎の美少女剣士 ] HP : 30 → 16

Samar CCB<=80 【サーベル】 (1D100<=80) > 47 > 成功

謎の美少女剣士 SCCB<=40/2 【決勝戦回避】 (1D100<=20) > 34 > 失敗

雑談

KP/ニカ ひえー 半分じゃなかったら回避されてた値だよ こええ

メイン

Samar 【瞬間強化】を♡

system [ Samar ] MP : 29 → 24

Samar 2d8+2+2d6 【サーベルダメージ】 (2D8+2+2D6) > 6[1,5]+2+9[6,3] > 17

system [ 謎の美少女剣士 ] HP : 16 → -1

KP/ニカ 彼女は咄嗟にサーベルで、サマルの繰り出した刃先を受け止めるが……
アヤタの攻撃によって入っていたヒビが更に広がりを見せると、ついにサーベルが悲鳴を上げて折れた。

謎の美少女剣士 「! ああっ……!?」

KP/ニカ 謎の美少女剣士が驚く間も無く、尚も有り余った力は彼女を吹き飛ばす。

system [ 謎の美少女剣士 ] HP : -1 → 5

KP/ニカ しかし……
謎の美少女剣士の体が一瞬陽光にも似た光に包まれて、白く眩く輝いた。

謎の美少女剣士 「ま、まだ……サーベルは折れても、私は折れませんわ!」

KP/ニカ 彼女は背後からナイフを取り出すと、よろめきつつも再び君たちへ立ち向かってくるだろう。

Ayata 「! ……ははっ、一筋縄じゃ行かねえってか!
 そうこなくっちゃな!」

Samar 「あはっ、限界を超えて頑張る姿……ステキです♡」

謎の美少女剣士 SCCB<=70 【サーベル&ナイフ】 (1D100<=70) > 53 > 成功
choice[アヤタさん,サマルさん] (choice[アヤタさん,サマルさん]) > サマルさん

Samar まあ……ワタシのことが大好きなんですね♡
【瞬間強化】を!

system [ Samar ] MP : 24 → 19

Samar CCB<=43*2 【回避】 (1D100<=86) > 53 > 成功

KP/ニカ 小回りの利くナイフ攻撃もなんのその
サマルは瞬間的に瞬発力を底上げして避けきってみせるだろう。

3ターン目。

Ayata CCB<=80 【サーベル】 (1D100<=80) > 15 > スペシャル

謎の美少女剣士 SCCB<=40 【決勝戦回避】 (1D100<=40) > 44 > 失敗

Ayata 1d8+1+1d4 【サーベルダメージ】 (1D8+1+1D4) > 2[2]+1+1[1] > 4

雑談

Ayata おわ、1残っちまった! 頼むサマル!

Samar あはは、舐めプなのか魅せプなのか……わかった♡

メイン

system [ 謎の美少女剣士 ] HP : 5 → 1

Samar CCB<=80 【サーベル】 (1D100<=80) > 6 > スペシャル

謎の美少女剣士 SCCB<=40/2 【決勝戦回避】 (1D100<=20) > 62 > 失敗

Samar 1d8+1+1d6 【サーベルダメージ】 (1D8+1+1D6) > 6[6]+1+2[2] > 9

雑談

Ayata 強い!

メイン

KP/ニカ アヤタは謎の美少女剣士のナイフを、派手に薙ぎ払って彼女の体勢を大きく崩す。
その隙を縫って、サマルのサーベルの刃先が謎の美少女剣士の肩を突いた。
そのまま、謎の美少女剣士はステージ外へと吹き飛ぶ。

謎の美少女剣士 「! きゃああ……っ!!」

system [ 謎の美少女剣士 ] HP : 1 → -8

謎の美少女剣士 「……もう、だめ、……ですわ……」

KP/ニカ 謎の美少女剣士は立ち上がろうとしたが、そのまま床にへたり込んだ。
 
戦闘終了。

vs謎の美少女剣士 決勝戦
アヤタ、サマルの勝利。
おめでとうございます!

メルド 「そこまで!」 
「これは勝負あったね! この度の剣術大会優勝者は……」
「Aブロック代表『アヤタ&amp;サマル』!」 

KP/ニカ 会場内がこれまでに無い程の熱気に包まれ、わあっ、と一際大きな拍手が君たちに贈られる。
君たちの勇姿を見届けて満足したのか、金色の光となって空へ昇る者も見受けられるだろう。

雑談

Samar choice[ファンサ,うれしい!] (choice[ファンサ,うれしい!]) > うれしい!

メイン

Samar 「! あはっ……やりましたっ! やったあ! ……アヤタ!」
嬉しくなって思わずアヤタに抱き着いてしまいます。

雑談

Ayata RESB(12-16) くそっ……でけえ! (1d100<=30) > 20 > 成功

Samar

メイン

Ayata 「うおっ、サマル……!? ……っはは、」
しっかり抱きとめて、そのまま脇の下から抱え上げる。

Samar 「わ!?」

Ayata 「はははっ! やったな! 俺たちの優勝だ!」
サマルを抱え上げたままぐるっと一回転して
下ろしたところで額と額をくっつける。

Samar 「わあ~っ! あははっ!」
子供みたいにはしゃいで、ごく近くで笑い合っています。

雑談

KP/ニカ でけえガキどもだなあ……

メイン

KP/ニカ 遠目に見ていても二人の仲睦まじさがうかがえる一連のやり取りに
思わず周囲もうっとりとため息をつくだろう。

そして謎の美少女剣士は、メルドに助け起こされて、やがて彼と共に君たちの方へやってくる。

謎の美少女剣士 「お二人の素晴らしいコンビネーションと、怒涛の力強い猛撃に感服いたしましたわ!
 良い試合をありがとうございました!」
「私から、お二人の勝利を称えて祝福させてくださいまし!」

KP/ニカ 君たちの強さに感動した謎の美少女剣士は、君たちへ屈むように頼むと
お二人それぞれの額へ祝福ということでキスをしてくれるだろう。

謎の美少女剣士 「ふふ! ……また機会があれば、是非お手合わせしてくださいまし。
 マリアも私に負けず劣らず強いので、本気の彼女と戦ってみるのも良いかもしれませんわね!」
「っと……私はそろそろ帰らなければ。
 皆様応援ありがとうございました! ごきげんよう!」

KP/ニカ 謎の美少女剣士は君たちと会場全体に手をふり、ぱたぱたと舞踏会場を後にした。
メルドも謎の美少女剣士を見送った後、君たちへ優勝賞品を携えて話しかけてくるだろう。

メルド 「やあやあふたりとも、優勝おめでとう!
 それではお待ちかね、優勝賞品の授与を行うよ!」
「豪華優勝賞品はー……
 【門の鍵】とー、【黄金の大瓶】とー、これっ!」

KP/ニカ 君たちは、メルドから優勝賞品である【門の鍵】と、MPが20回復する金色の液体が入った【黄金の大瓶】を2本貰える。
そして、こっそり【書庫の鍵】を渡してくるだろう。

メルド 「【書庫の鍵】はナイア君から盗……こっそり拝借してきたものさ☆
 有効に使ってくれたまえ!」

KP/ニカ メルドは君たちにだけ聞こえるように小さく囁くと、陽気にウインクしてみせた。

情報

KP/ニカ アイテム 【黄金の大瓶】

効果 :MP+20
概要 :飲むとMP+20される不思議な薬。
美しい曲線の瓶に入っている。
風呂上がりに1本飲みたくなるデザインだ。

system [ KP/ニカ ] 黄金の大瓶 : 0 → 2

メイン

KP/ニカ 【書庫の鍵】を手に入れたことで
探索可能箇所に【書庫】が追加されました。

Samar 「まあ、美少女剣士様のキスに始まり、優勝賞品の大盤振る舞いですね♡」

Ayata 「おいおい……こっそり拝借とか大丈夫か?
 こっちとしちゃ助かるけども」

メルド 「大丈夫大丈夫!
 それにちょうど、キミたちに僕から相談したいこともあったから、後でぜひ話し合おうじゃないか~☆」

KP/ニカ そうしてメルドとたくらみ事を話していた君たちの元へ
ややあってからドレスに着替えたマリアがやってくる事だろう。

マリア 「お二人ともお疲れ様です! 秘密の特等席でお二人の勇姿、しっかり拝見いたしました!
 とーっても、かっこよかったですわ!」
「ダンスレッスンの成果を遺憾なく発揮されていたようで、何よりです!」
「この度は、優勝おめでとうございます! こちらは私からの優勝賞品ですわ!」

KP/ニカ マリアが君たちへ渡してきたのは、可愛くラッピングされた手作りのクッキーだった。
君たちと一緒に作ったアイシングクッキーである。
表面には「ありがとう」「大好き♡」と書かれていた。

情報

KP/ニカ アイテム 【マリアのクッキー】
※一回のみ使用可能

効果 :ダイスを一回振り直すことができる。
概要 :マリアが愛情たっぷり込めて作ったアイシングクッキー。
食べると不思議と幸運に恵まれるような気がしてくる。

system [ KP/ニカ ] マリアのクッキー : 0 → 2

メイン

マリア 「お二人にもお礼の気持ちを込めて、メッセージを添えましたわ!」

Samar 「まあ! 嬉しい……♡
 ヒミツにされていたのはワタシたちにもメッセージを書いてくださっていたからなんですね!」

Ayata 「すげえ! よく書けてんなー……。
 ありがと。大事に食わせてもらうよ」

Samar 「ふふふ、ありがとうございます♡
 いずれしっかりいただきますね♡」

マリア 「喜んでいただけてよかった! こちらこそ、受け取ってくださってありがとうございます!
 ……それでは、私はまた庭園のあたりを散歩してまいりますわね。また後ほど」

KP/ニカ マリアはひらっと優雅に手を振って、その場を去るだろう。
 
これにて剣術大会は終了である。
激しい戦闘に勝利した君たちは、使用した戦闘技能……
【サーベル】が+5ポイント即時成長する。(生還後も継続)
choice[アヤタ,サマル] (choice[アヤタ,サマル]) > アヤタ
さて、ややあってから、ようやく話しかけてくる一般参加客たちから解放された君たちだったが──
アヤタの横に突然現れ、声を掛けてくる人物がいる。
メルドだ。
サマルの手を取って間に入り、擦り寄っている。

メルド 「やあやあ兄弟、そして可愛いお嬢ちゃん!
 二人とも、剣術大会ではとっても輝いてたねえ! 優勝おめでとう!」

雑談

Ayata 3d100 おろ,むっ,すん… (3D100) > 273[89,90,94] > 273

Samar 複雑な感情…

メイン

Ayata 「褒めてくれるのはありがたいけど、そういうのやめろって」
半ば呆れてるかな

雑談

Ayata お前の平生の交友関係の派手さに関してもこんな感じなんだろうよ(雑談欄並感

メイン

Samar 「あはっ、甘えん坊さんだから仕方ありませんよねぇ♡」

メルド 「んん~? そうかな? 甘いのはキミたちにも負けないくらい好きだけどね!」
「それで、さっき言ってた相談なんだけど……」 
「前にもキミたちには提案したとおり、僕……」 
「やっぱりナイア君を本気で怒らせてみたいんだよね!」 

Ayata 「出たよ。……いやまあ、少しは好都合なのか?」

メルド 「もちろん! ナイア君てばいつも笑ってるけど、長い間一緒に居た僕ですら本気で怒ったところを見たことがないんだよ?
 この舞踏会が終わるまでに、一回でいいから怒らせてみたいんだ! だからさ、」 
「一緒にナイア君へ、カンチョーしに行こうぜ!」 

Samar 「えっ……?」

メルド 「いやー、ナイア君はとっても警戒心が強くてさ。僕一人では成功した試しがないんだよ」 
「それに、僕がナイア君のケツにカンチョーをぶち込む係を引き受けるから、そこは安心してくれたまえ。
 キミ達は僕がナイア君に気が付かれないよう、話などをして気を逸らさせる係だ! 簡単だろー!」 

Ayata 「まあ、気を逸らせるというか……俺たちもナイア公爵とのポーカーに勝ちたいんだよ。
 協力してやるから、アンタも上手いこと公爵の集中力を削いでくれねえか」

メルド 「なるほど、いいね! そっちは任せて!
 じゃあポーカーのサポートをして、勝ったところで一気に……といこうか!」
「そうと決まれば……ナイア君が、ざわざわしてる大食堂に居る今が絶好のチャンス!」
「そういう訳だから、大食堂にいってみよー!」 

KP/ニカ 君たちは、ポーカーに勝つという強い意思で、大食堂へと足を運ぶだろう。
 
【大食堂】
大食堂では、ナイア公爵がテーブルに寄りかかったまま紅茶に1,2,3,4,5……
と、どばどば砂糖を入れて飲み始めているところだった。

Samar 「あらあら……なんというデジャヴなんでしょう」

Ayata 「戦闘前の所作といい……似てるんだよな……」

KP/ニカ 二人が囁き合っていると、ふとナイア公爵が顔を上げ、君たちの姿を認めて近付いてくるだろう。

ナイア公爵 「おや、探索者の皆さん。先程の剣術大会は優勝おめでとうございます。
 それにメルドまでお揃いとは。もしやまた私と遊んでくださるのですか?」

メルド 「そうそう。僕は審判ってとこかな!
 ナイア君が中々手ごわそうだって、相棒とお嬢ちゃんに泣きつかれちゃってさ~」
「そういうことで、僕はいるだけだから、気にせず進めてよ!」

ナイア公爵 「なるほど……? 良いでしょう。
 次も勝ってみせますよ」

KP/ニカ それでは、【ナイアイベント②】の再戦と
【メルドサブイベント①】を並行して行います。

system [ KP/ニカ ] アヤタ : 0 → 1

KP/ニカ それではポーカーということで、5d4をどうぞ。

Ayata 5d4 (5D4) > 10[1,1,1,4,3] > 10

Samar 5d4 (5D4) > 11[2,1,3,1,4] > 11

ナイア公爵 S5d4 (5D4) > 16[4,3,4,4,1] > 16

メルド 「えーっ、ナイア君運良くない!? この時点で4,3,4,4,1 とか!」大声

ナイア公爵 「め、メルド……?」 

メルド 「で、ここからイカサマするんでしょ? そんなのズル!
 おーっとここで気まぐれな風が~っ」

KP/ニカ 振り直したかったら振り直していいよ

Ayata 5d4 (5D4) > 13[1,3,3,4,2] > 13

Samar 5d4 (5D4) > 12[3,1,3,2,3] > 12

Ayata CCB<=(15*5) 【DEX】 (1D100<=75) > 44 > 成功

Samar CCB<=(13*5) 【DEX】 (1D100<=65) > 96 > 致命的失敗

KP/ニカ

Samar はわ……

KP/ニカ じゃあ……揃ってる部分を交換しちゃうかな。3d4。

Samar 3d4 (3D4) > 8[4,3,1] > 8

Ayata 1d4 (1D4) > 2

雑談

KP/ニカ なんだこの最弱王決定戦みたいなの

メイン

メルド 「はい、ナイア君! 取ってきたよ!」

ナイア公爵 「いえ、しかし、これは、……???」

メルド SCCB<=(16*5) 【DEX】 (1D100<=80) > 62 > 成功
じゃあ……兄弟の2を3に、お嬢ちゃんの3を1にしてあげよう!

ナイア公爵 「……あっこら、メルド、やめなさい……」

メルド 「いやこれは僕じゃなくて風のせいだから~!
 ほら、また取ってきたよ! いやあナイア君のカードよく飛ばされるなあ!」

KP/ニカ ナイア公爵はかなり集中力を削がれているようだ。

それでは、ショーダウン。

Ayata 3,3,3,3,3

Samar 1,1,1,4,2

ナイア公爵 ……1,1,2,3,4…

KP/ニカ ※ナイア公爵が集中力を乱されると、持ち手札の数値が一番弱い役に自動的になります。

メルド 「もうこれは、兄弟とお嬢ちゃんの圧倒的W勝利だね! おめでとう!
 何かご褒美を用意しなくっちゃ! 僕取ってくるね~☆」

KP/ニカ メルドは一度この場から姿を消し、隠れて準備に取り掛かるようだ。

ナイア公爵 「ぐ……お二人とも、やりますね……」

KP/ニカ 勝ちを見届けると、ナイアは苦しそうに胸を押さえる。

ナイア公爵 「確かに、勝負は私の負け、です。
 それでは約束通り、あなた方が欲しがっていた情報をお伝えしましょうか」
「邪魔が入りましたが、それはそれ。
 あなた達の方がずる賢かった、ということにしておきましょう」

KP/ニカ そしていつも通り貼り付けたような笑みで、ナイア公爵は次のような事を教えてくれる。

ナイア公爵 「まず、『お二人の名前の在り処』について。
 参加者全員のお名前は、舞踏会の受付をした際に『名簿帳』へ名前を頂戴しております」 
「名簿帳は私の『執務室』にありますので、名簿帳が見つかればお名前を思い出す事が出来るでしょう」
「そして、その『執務室への入り方』ですが……」
「執務室は簡単には入れないようになっております。
 まず入り口も見つけられないかと」
「もし入るとしたら、執務室には窓がございますので、そこからでしたらあるいは、入れるかもしれませんね」
「ただその場合、空でも飛ばない限り難しいでしょう」
「ともかく、こちらは頑張っていらっしゃるお二人へ私からのご褒美です。
 お二人と遊べて本当に良かった。ありがとうございます」

KP/ニカ そう言って、ナイア公爵は立ち上がり、【黄金の大瓶】を2本、渡してくるだろう。
君たちへ握手を求めてくる。

Samar 「いえいえ、こちらこそありがとうございました♡」
あくしゅ!

KP/ニカ ナイア公爵は、君たちと向き合って握手をしていたからか、背後のメルドに気が付かなかった。

Ayata 「……はは、こんな褒美までもらっちまって……」
わあ……来てるな……と思いつつ視線はナイア公爵に向けたままだ。

KP/ニカ メルドはそろりと近付きながら両手を組んで、人差し指を立てる。
そして……

メルド 「メーールド★」

ナイア公爵 「ぎゃん!?」

KP/ニカ メルドの指が、第三関節までナイア公爵の尻穴に突き刺さった。
途端、ナイア公爵の情けない声が上がり、そのまま床に倒れこむ。

メルド 「やったー!」

KP/ニカ メルドは子供のように手を叩いて喜ぶと、走ってその場を後にするだろう。

ナイア公爵 「っ!?……っ……!!」

KP/ニカ 残されたナイア公爵は片手で胸を、もう片手でお尻を押さえて蹲っている。
かなり痛そうだ。

メルド

Ayata 「結構いったな……おい、ケツもだが心臓は大丈夫なのかよ」

ナイア公爵 「だい、大丈夫、ですよ……申し訳ない……」

KP/ニカ しばらくして痛みが少し引いたナイア公爵は
君たちの手を借りながらも立ち上がり、ふ……と、何処か儚げに目を細める。

ナイア公爵 「メルドは長い間この屋敷に勤めているので、友人らしい友人がいません。
 寂しさを紛らわす為に、私や貴方たちへちょっかいをかけているのでしょう」
「本当に困った人です。私もなるべく気にはかけるつもりではありますが……
 どうぞ引き続き、よろしくお願いいたします」
「……それはそれとして、悪戯されたからには、お仕置きが必要ですね。
 私は一先ず失礼いたします」

KP/ニカ 彼はいつもの貼り付けたような笑みを浮かべて、よたよたとメルドを探しに行くだろう。

Samar 「お、お大事に……」

KP/ニカ ナイア公爵を見届けると、アヤタの上着のポケットに「ぽこん★」と何かが現れる。
取り出してみると、間にメモ用紙が挟まっているガレットデロワと【黄金の小瓶】が1本入っていた。
 
メモには「作戦成功! ありがとう! またよろしくね★」と書いてある。
あの様子では、ナイア公爵が本気で怒ったとは君たちにも思えないだろう。
どうやら、まだメルドの悪戯大作戦は続くらしい……?

system [ KP/ニカ ] 黄金の大瓶 : 2 → 4
[ KP/ニカ ] 黄金の小瓶 : 1 → 2

KP/ニカ これにて、【ナイアイベント②】に加え
【メルドのサブイベント①】カンチョー大作戦は終了となります。
お疲れ様でした。

雑談

Samar choice[探索,イベント] (choice[探索,イベント]) > 探索

メイン

KP/ニカ さて、ここからまた残り4技能分の自由時間となります。
イベントはマリア、メルドのそれぞれ②が解放されています。

・マリア、メルドイベント②
・探索(現在可能箇所6+未開示場所5)

情報

KP/ニカ ■会場散策■

剣術大会決勝戦 終了時点の進捗

【舞踏会場】
1/1
【2F廊下】
1/3
【大食堂】
0/1
【庭園】
2/2
【キッチン】
2/2


【書庫】
0/3
【執務室】※入り方は現在不明
0/2
【???③】
0/3

雑談

Samar choice[大食堂,2F廊下,書庫] (choice[大食堂,2F廊下,書庫]) > 書庫

メイン

KP/ニカ また、1技能時間消費で、大食堂には【目星】を振ることができます。

雑談

KP/ニカ choice[アヤタ,サマル] (choice[アヤタ,サマル]) > サマル

メイン

Samar ふむ、ではワタシが♡

system [ KP/ニカ ] サマル : 1 → 2

Samar CCB<=80 【目星】 (1D100<=80) > 20 > 成功

KP/ニカ サマルは、ステージの隙間に何か落ちていることに気が付く。
手を伸ばしてみると、黒い小さなゴミのようなものが落ちていることに気付くだろう。

【物見のレンズ】がほのかに光っている。
MP-1で覗くことができます。

Ayata MPはこっちが出すか。

system [ Ayata ] MP : 34 → 33

KP/ニカ 【物見のレンズ】を使うことで、散り散りになった黒いメモ帳の断片が復元される。
前回見つけたメモの続きのようだ。

黒いメモ帳

KP/ニカ 【黒いメモ帳-3/4】

この舞踏会場はいわば魂の削岩機(さくがんき)だ。
亡者にとっての記憶は魂から見ればただの汚れでしかない。
ここは存在しているだけで亡者にしみついた記憶を削ぎ落とし
汚れの取れた魂はあるべきところへ消えていく。

その際に削ぎ落とされた記憶を魔力へと変換し、それを糧に我々は生きている。
ついでにあの偽物も壊せる。
まさに一石二鳥ともいうべき、人殺しの舞台装置。
まぁここには、偽者しか来ないが。

この舞踏会場の核として私はここにいる。
あの偽物が消えていくのを、最期の時を今度こそ見守れるように
今日も遠くから彼女を見つめる。
どうか安らかに。
今度こそ、笑顔のまま終われますように。

──でもさぁ、やっぱり手が届くなら、助けてあげたくなっちゃうよね?

メイン

Samar 「これって……メルドさん? 舞踏会の核として、って……」

Ayata 「核を壊せって、そういう事か?
 ナイア公爵は名前を欲しがるわ、どうにも不穏な出方ばっかり提示されてやがる」

Samar 「執務室を探して、どうにか入らないと……」

KP/ニカ 君たちは話し合いつつ、メルドからもらった【書庫の鍵】を用いるべく書庫へ向かう。
 
【書庫】

書庫に入ってみると、鼻を抜ける蔵書の匂いと天井まで敷き詰められた大量の本が君たちを出迎える。
本棚はどうやらヨーロッパ地方の歴史上の人物や、その地方で崇められていた神についての文献がまとめられたものが多いようだ。
A~Z順に並べられており、気になる人物の名前があればすぐに見つけ出せるようになっている。
 
ここでは、【図書館】をそれぞれ最大3回振ることが出来ます。

また、それ以外で調べたい名前を宣言すれば、自動的に取得できるようになっております。
そちらに関しては、計4つ情報がございます。
もし思いつかなければ【図書館】や【アイデア】で見つけたり思い出したりすることができます。(こちらの技能時間消費はなし)
 
さて、技能時間を消費する3回の【図書館】についてですが
上記のとおり、名前を宣言すれば自動取得できるものが1つ混ざっているので、ひとまず2回可能です。

雑談

KP/ニカ このへんはスキップして出せる限りの情報を出すね。

メイン

KP/ニカ まず、Wの棚からヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの本を見つけるだろう。

情報

KP/ニカ 【偉人伝書 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト】

その道で知らぬものはいないとされる、神童と呼ばれた天才音楽家兼作曲家。
1756年出生。
3歳からチェンバロを弾き、5歳ですでに作曲をしていたという。
6歳の際、彼が宮廷で転んだ際に、その手を取った7歳の皇女マリア・アントーニア(後のマリーアントワネット)に一目ぼれし
その場で手を取ると彼女へプロポーズをした逸話を持つ。
しかしそのまま恋は実らず、21歳までマリアのことを思い続けた。
そんな彼もマリアに後ろ髪を引かれながらも22歳の頃に新たな出会いを見つける。

その後35歳の時に、書きかけのレクイエムを残してウィーンにて死去。
死因は「病死」。
死ぬ直前は顔や体が爛れ、あまり人前に出られるような姿ではなかったそうだ。
また、幼少期の想い人「マリア」よりも先に死去しているようだ。
噂では、とある秘密結社に入っており、そこで怪しげな魔術を修めていたとか。

メイン

KP/ニカ 君たちはこの記述に目を通して、メルドの事をふと思い浮かべる。
ほぼ条件は当てはまるが、彼は見た目が21歳くらいだ。
しかし晩年のアマデウスは35歳まで生きており、死因が亡霊の姿に反映されるのならあのような壮麗な容姿でないはずだ。

彼は本当にヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトなのか?
まだ少し情報が足りないかもしれない。

Ayata 「"若きし頃の想い"を殺した……姿ってことか」

雑談

Ayata 18に21に若いな!

Samar たしかに……平生ならばマリアちゃんにメルドくんとお呼びしても差し支えない年齢かも。
ナイア公爵が……ふむふむ、29? とのことだからアヤタくらいなんですね。

Ayata 今回はそっちに近いパターンだったか……

メイン

KP/ニカ また、Mの本棚を探して、マリーアントワネットに書かれた本を見つけることができるだろう。

情報

KP/ニカ 【偉人伝書マリーアントワネット】

美しい容貌と純粋さを持ち合わせる春の木漏れ日の如き女性。
ギロチンで首を落とされた、悲劇の王妃。
1755年出生。14歳で宮廷へ嫁入りし、波乱の宮廷生活を送った。
フランス革命後は投獄され、38歳の時にギロチンを使った死刑判決を受ける。
斬首当日、白い服を着た彼女は後ろ手を縛られ、髪を短く刈り取られていた。

メイン

KP/ニカ 君たちはこの記述に目を通して、マリアの事をふと思い浮かべる。
ほぼ条件は当てはまるが、彼女の現在の姿は18歳程で髪も長い。
ギロチンで首を落とされたのが死因なら、38歳の姿でショートヘアのはずだが……?

【歴史】をお振りください。(技能時間消費はありません)

Ayata CCB<=75 【歴史】 (1D100<=75) > 91 > 失敗

Samar CCB<=50 【歴史】 (1D100<=50) > 78 > 失敗

雑談

Ayata だめだなこりゃ

メイン

KP/ニカ ……【知識/2】!

Ayata CCB<=55/2 【知識】 (1D100<=27) > 26 > 成功

Samar CCB<=85/2 【知識】 (1D100<=42) > 12 > 成功

雑談

KP/ニカ お前らさあ…………

メイン

KP/ニカ では、二人は思いつく。
マリアの正体は「マリーアントワネット」ですらないのではないか?
しかし歴史上や自分達の知る中で、該当する名前が思いつかない。

Samar 「あるいは、偽物……ということではあるんだろうけど……」

KP/ニカ ここまで来れば、今度はナイア公爵に関連していそうな言葉を調べようと君たちは思いつくだろう。
Nの棚に、かの神格についての本があるのを二人は見つける。

情報

KP/ニカ 【無貌の神ニャルラトホテプ】

無貌の神。
数多の姿を持つことからそう呼ばれ、様々な地方の伝承に登場してきた邪悪なる神。
真の姿を知るものはなく、血塗られた舌や燃える三つの目などの姿で例えられることがある。
またこの神は多くの貌を持つがゆえに、多数の場所に同時に出現することもある。

語られる悪しき神々の中で唯一「人格」を有するとされるが
時に人を惑わし、時に命を弄ぶこの神の思想は人間には到底理解の出来ない類の為、相互理解はまず不可能だろう。

また非常に研究熱心であり好奇心旺盛の為、かの神は人間に化けることもある。
その際は長身瘦躯で眉目秀麗、艶やかな黒い髪と褐色の肌を持ち
多くの知識を持つ賢者として描かれることが多い。

直接的であれ間接的であれ、かの神に関わる人々は大抵人生を大きく狂わさせ、最後は惨たらしく死ぬだろう。

メイン

Ayata 「げ。この邪神、ゲームに出てくるだけじゃないってことか?」

Samar 「だから、本物……と?
 ……でも、少なくともワタシたちとポーカーに興じたナイア公爵様と、舞踏会でお会いする公爵様はどこか雰囲気が異なるような……」

KP/ニカ さらに君たちは、先程のモーツァルトの記述にあった
「とある秘密結社に入っており、そこで怪しげな魔術を修めていたとか」という記述が気になる。
それはメルドの持っていた本の表紙に書かれていた「フリーメイソン」のことではないか?

そう思って、フリーメイソンの本を探してみることだろう。
しかし、Fの棚を調べてみても何故か見つからない。
 
そしてふと、【物見のレンズ】がほのかに輝いているのを見て、書庫を見渡すだろう。
どちらかひとりのMP-1で見る事ができます。

system [ Ayata ] MP : 33 → 32

KP/ニカ 君たちが書庫をしばらく散策していると、いくつかの木箱が置かれている場所を見つけた。
何気なく蓋を開けてみても、すべて空っぽだ。
しかし、妙な怪しさだけは抜けない。

そこでアヤタが【物見のレンズ】を通して見てみる。
ほとんどの箱は特に問題なく、空っぽだった。
しかし、一番下の小さな木箱の中に、一冊の本が入っているのを見つけた。
どうやら、この本の持ち主はよほど厳重にこの本を隠したがっていたようだ。

system [ KP/ニカ ] 書庫 : 0 → 1

KP/ニカ 本の表紙にはコンパスと定規で作られた紋章のようなものが描かれており
アルファベットで「Freemasonry──フリーメイソン」という名前が彫られている。
 
メルドの本を一度でも見ている君たちは、この本の表紙が「メルドの本の裏表紙と同じ模様だ」ということに気が付く。

情報

KP/ニカ 【フリーメイソンについて】

中世ヨーロッパが起源の謎の秘密結社。
慈善事業などを行っているが、根本的な活動内容は明らかになっていない。
会員は世界各地におり、世界的に有名な資産家や社会的地位の高い人なども所属している為
一部の都市伝説では現代まで続く錬金術や魔術結社の総本山だとか、世界経済の基盤を担っているとも噂されている。

正規会員になれる者はほんの一握りである。
特に幹部クラスや会長ともなれば先見の明に秀でた非常に高い知性と
秘密を洩らさず諭られないような立ち回りが可能で、自らの命すら投げ捨てられる奉仕精神がなければ候補にすら挙がらない。

発祥当時は「冥界を司る何かの神」を信仰していたそうだが、現在は多神教となっているようだ。
噂によると、会長の「マスターメイソン」のみが扱えた魔導書には冥界への門を開く鍵の役割があり
冥界を通じて『世の中から消え去ってしまったものや、本来知るはずのない故人のことまで熟知することが出来た』という。

メイン

KP/ニカ さて、「フリーメイソン」が自動取得以外では【書庫】の技能時間消費して得られる情報となっており
また自動取得できる情報4つはこれで全て出揃いました。

これで技能時間消費で得られる情報は、あと2つです。
技能時間を消費されますか?

Ayata 図書館か……じゃあ俺が二回振ってみる。

system [ KP/ニカ ] アヤタ : 1 → 3

Ayata CCB<=80 【図書館】 (1D100<=80) > 70 > 成功
CCB<=80 【図書館】 (1D100<=80) > 30 > 成功

KP/ニカ ではまずアヤタは本の羅列を眺めていると、綺麗に整頓された中で一つだけ逆さまになっている本を見つけた。
手に取ってみると、周辺にある本とはジャンルが違うようだ。
オカルト本に近いようだが……。

内容は次の通り。

情報

KP/ニカ 【神々の創生について】

神とは信仰があるからこそ存在が出来る。
信仰は祈祷、生贄、像などが一般的であるが
もっとも神を神たらしめる根本要因は「名前」であろう。
生きとし生けるすべての神仏、動植物、無機物には名前があり
だからこそ存在を認知できるようになる。
言い換えれば、神に等しい力を持っていたとしても「名前」がなければその存在は確立されず
それは「偶然」や「奇跡」という名前に置き換えられてしまうのだ。

東洋では、モノに名前を付けて大切にしていると魂が宿るともいわれる。
それは名前を通して、生きている人間がモノを新たなる生命として認知し信仰することで魂が宿るからだ。

もしそんなことが可能だとすれば、名もなき大いなる力に人間が命名することで
新たな神を生み出すことすら可能だろう。

system [ KP/ニカ ] 書庫 : 1 → 2

メイン

KP/ニカ さらにアヤタは【神々の創生について】と同様に、また逆さまになっている本を見つけた。
これもオカルト本のようだ。

情報

KP/ニカ 【神々と人の考察】

神と人とを隔てるものはなんだろうか。
それは人間の理解を超えた力を持つから、ではない。
──それはきっと「感情」であろう。

神々には人間とは違い、喜怒哀楽の一部が欠落
もしくはすべてが喪失している事がしばしば見受けられる。
人間はもとより「理解できないものを許容できない種族」だ。
だからこそ、近い未来、多くの観測を以って未来予知さえも可能になったとしても
「感情」を持つ人間に「感情」の欠落した神の思考など予測不可能だろう。

人間にとって、何よりもその「予測できない」事が恐ろしく
対処が出来ないものに対して畏怖の念を抱く。
「神」が気まぐれにいつ破滅をもたらすのか
もしくは救いの手を差し伸べてくれるのかさえ、我々には分からない。

だからこそ、どんなに月日が経とうとも理解できない巨大な「異物」は畏怖され、崇められるのだろう。

メイン

KP/ニカ 書庫での情報は以上です。

system [ KP/ニカ ] 大食堂 : 0 → 1
[ KP/ニカ ] 書庫 : 2 → 3

KP/ニカ 時刻は17時過ぎ頃。
イベントはマリア、メルドのそれぞれ②が解放されています。

・マリア、メルドイベント②
・探索(現在可能箇所2+未開示場所5)

雑談

Ayata choice[探索,イベント] (choice[探索,イベント]) > イベント
なんとなくメルドからやった方がいいよって蛙が囁いてくる

メイン

Ayata 「これが宿題の答え、って奴か?
 ……っと、書庫はこんなもんだろ。鍵、返しておいてやらないとな」
と言ってメルドを探すか。

KP/ニカ それでは【メルドイベント②】開始いたします。
 
君たちが書庫を出ると、大食堂の辺りが賑わっている事に気付く。
通りすがりの一般参加者によると、メルドはそこに居て何やらやたらと模擬戦をしているらしい。

system [ KP/ニカ ] アヤタ : 3 → 4

KP/ニカ 【大食堂】

大食堂に行ってみると、ステージ上でメルドが一般参加客5人をステージ上から吹き飛ばしているところだった。
メルドはサーベルを抜いてはいるが、その刃が当たっていないところを見るに、魔術で風を起こしているようだ。

君たちの姿を認めると、メルドはまさしくつむじ風のように素早く近付いてくるだろう。

メルド 「やあお嬢ちゃん! それに兄弟! さっきはありがとね!
 いやあ〜二人とも、良いところに来たよ!」
「ほら、決勝戦でも言ったけど、僕って剣術大会予選Bブロックの担当だっただろ?
 でも開幕一戦目で負けちゃってさあ、どーしても悔しいから、手当たり次第勝負をふっかけてるところだったんだよね!」
「キミたちをここで負かしたら、実質僕が優勝って事じゃん?
 ちょっと一戦交えようぜ~」 
「もしも僕に勝てたなら、僕が扱う素晴らしい魔術をキミたちに教えてあげるよ!」

Samar 「魔術、ですかぁ。
 んふふ、こちらも手取り足取り教えていただけるので?」

メルド 「ああ、もちろん! しかも僕の最終最強奥義だぜ!
 どんな魔術かは、……おっと、勝者でなければ教えられないかな☆」

Ayata 「ったく……そういう事ならさっさと勝つしかねえな」

メルド 「いやあ話が早くて助かるよ、お嬢ちゃん、兄弟!
 楽しみにしてたんだよね」 
「でもね、予選のナイア君とは違って、僕は大人げないから本気で倒しにいくよ!」

KP/ニカ メルドは怯む事などなく、尚も君たちを煽ってくるだろう。

Samar 「んふふ、なるほどぉ……
 北風に対抗するには太陽、ですよね♡」

Ayata 「はは、そういう事か。
 なら俺たちも手加減なしでいくぜ」

KP/ニカ 現在小瓶(MP+10)は2つ、大瓶(MP+20)は4つあります。

Ayata 小瓶2つはサマルにやるよ。
大瓶は1つずつ飲むか。

KP/ニカ やる気満々だな……
アヤタは+20、サマルは+40。

system [ KP/ニカ ] 黄金の小瓶 : 2 → 0
[ KP/ニカ ] 黄金の大瓶 : 4 → 2
[ Ayata ] MP : 32 → 52
[ Samar ] MP : 19 → 23
[ Samar ] MP : 23 → 19
[ Samar ] MP : 19 → 59

雑談

Samar ごきゅ、ごきゅ……

KP/ニカ ヤク漬けか…………

Samar 確かに……♡(?)

けみかえる 退役軍人のヤク漬けアル中ヤニ中なんかはいいな……
人外だから(?)中毒ではないけどサミアもそういうとこちょっとある ヘキ

Samar かえるちゃんによる突然のモノローグが……

メイン

KP/ニカ それでは
【模擬戦 vsメルド】
開始。
 
ルールは今までの模擬戦と同じで
3ターン制かつ、クリファンで戦闘終了です。
 
行動順は、メルド→アヤタ→サマル。

メルド 「先手必勝!」

KP/ニカ 1ターン目
メルドの攻撃

メルド S1d2 【魔術攻撃】 (1D2) > 2
choice[お嬢ちゃん,兄弟] (choice[お嬢ちゃん,兄弟]) > お嬢ちゃん

Samar んん……普通に回避を試みます
CCB<=43 【回避】 (1D100<=43) > 85 > 失敗

メルド 1d10 【2:対象一人に攻撃】 (1D10) > 5

system [ Samar ] HP : 14 → 9

Samar 「あはっ、イタズラな風……!
 メルドさんったら、えっち♡」
サーベルを構え続けながらも、ところどころが破れたドレス姿のまま
わざとらしく大事なところを隠すしぐさをしてみせます♡

Ayata 「言ってる場合か? 無茶するなって……、……」
CCB<=85 【サーベル】 (1D100<=85) > 22 > 成功

KP/ニカ メルドは回避をふりません。
ダメージロール等をどうぞ。

Ayata 【瞬間強化】【陽光の加護】!

system [ Ayata ] MP : 52 → 46

Ayata 2d8+2+2d4 【サーベルダメージ】 (2D8+2+2D4) > 9[6,3]+2+4[1,3] > 15

雑談

KP/ニカ ひゅう! ぴったり!!
なんだよ、おこだったか……?

Ayata 3d100 勝つ!,おこ,…… (3D100) > 191[56,42,93] > 191

KP/ニカ "……"?

メイン

Ayata 「……っだぁ、見てらんねえ!
 さっさと終わらせてやるから、着替えるなりなんなりしろよ!」
サマルからあからさまに顔を逸らして、勢いでサーベルをぶん!

KP/ニカ 【陽光の加護】を纏い、アヤタのサーベルが淡く煌めく。
その刀身をメルドに叩き付けると……

メルド 「ふふーん!」 
「……ぎゃあ!?」

KP/ニカ 見えない壁を突き抜けて、メルドの体に直接刃が当たる感触がした。
咄嗟にとった受け身をも上回る衝撃を受けたメルドは
自身の作り出した風に乗って、ステージ外へ弾き飛ばされるだろう。
 
戦闘終了。
模擬戦 vsメルド
アヤタ、サマルの勝利。
おめでとうございます!

メルド 「へぶっ!」

KP/ニカ メルドはステージからはじき出されると、頭からずしゃりと地面に転げ落ちるだろう。
周囲で勝負の行方を見守っていた、先ほどメルドに倒された一般参加者たちはワッと君たちへ駆け寄り
胴上げをして各々激励の言葉を投げかけてくる。

Ayata 「わ……!? ……じゃない! サマルに触るなって!」

Samar 「あはっ……ふふっ」

KP/ニカ しばらくされるがままになっていると、彼らは満足したかのように金色の星屑のような光となって消えていった。

Ayata 「はあ、満足したら消えるのか……
 ……」

KP/ニカ 君たちが光を見送ったあと後、メルドは君たちの方へよろよろと歩み寄ってくる。

メルド 「いやーまいったまいった! 流石は剣術大会優勝者だね……!」

Ayata 「御託は良いからその奥義ってやつをさっさと教えるか
 魔術とやらでサマルの服をどうにかしてくれよ、ええ? 魔術師さんよぉ」

メルド 「なんだい、もしかしてお嬢ちゃんの際どい格好にドギマギしてる?
 そんな兄弟を見ているのも面白いけど……もちろん、ドレスの修繕くらいなら容易い事さ!」

Samar 「わ、……あはは、慌てるアヤタを見るのも楽しかったですけど
 ありがとうございます♡」

system [ Samar ] HP : 9 → 14

Ayata 「面白がるな、楽しむなって……
 お前らが結託するとロクな事にならなさそうだな」

Samar 「んふふ、拗ねないでアヤタ。衆人環境というのも気になったんでしょう?
 今度は二人きりの時にでも……ね♡」

Ayata 「ああ? 何の真似だよ……。
 ……おいメルド! 巻きで進行してくれよ!」

メルド 「おや、素直じゃないねえ。ま、いーか」
「よし、そういうことなら勝利を収めた君たちに託そう! 僕の最強最終奥義を!!
 メールド★」

KP/ニカ メルドは冗談と参加賞を兼ねて、呪文【メルド】を授けてくれる。

情報

KP/ニカ 呪文【メルド】

コスト:MP1
概要 :ガレットデロワをチョココロネに変える最強最終奥義。
ガレットデロワ以外の食物には効果なし。
ガレットデロワのおいしさに比例しておいしいチョココロネが出来る。

チョココロネの中身は術者が
「カスタード、ミルクチョコ、ビターチョコ」
の三つから好きな味を選ぶことができる。

メイン

KP/ニカ なおこちらは持ち帰る事のできる魔術となっております。
生還された暁には、ぜひガレットデロワをチョココロネに変えてお楽しみください。

Ayata 「これが……最終奥義……?」

メルド 「間違えた!」

KP/ニカ 彼は悪びれる様子もなく笑いながら、次のようなことを話してくれる。

メルド 「そりゃガレットデロワは美味しいしいつも食べてるけど
 これでも僕はチョココロネが大好きでね」 
「チョココロネが転がっていたら、そりゃ犬のように飛びついちゃうのさ!
 特に、ミルクチョコならね!」
「わんわん!」

KP/ニカ メルドは犬のようなポーズをとり、ケタケタと笑うだろう。

Samar 「まあ♡
 メルドさんが"メルドのようだ"と認識していらっしゃるチョココロネへ、犬のように……?♡」

Ayata 「…………」
サマルの頬を無言でつねる

Samar 「むい、……」

メルド 「はは、兄弟はお嬢ちゃんをしつけるのになかなか苦労してるみたいだね!」
「とと、いけね!
 確かに【メルド】の呪文は最強だけど、僕の最終奥義ではないんだな!」 
「口直し口直しっと」

雑談

けみかえる 平生から顔を触ろうとしたことが一度や二度ではないHO4……

メイン

KP/ニカ メルドは改めて、魔術【瞬間防壁】を授けてくれる。

情報

KP/ニカ 魔術【瞬間防壁】※シナリオ内限定

コスト:受けたダメージ分のMP
効果:ダメージをMPで肩代わり出来る
概要 :攻撃が当たる瞬間に一瞬だけダメージを軽減できる防壁を展開する。
他者へ向けて使用することも可能。

メイン

メルド 「この【瞬間防壁】はなんと
 魔力さえあれば、自分のことは勿論、仲間の事も助けられちゃうんだぜ?」

Samar 「なるほど、守りが強化されましたね!
 ありがとうございます♡」

Ayata 「確かにこれは奥義と言っても差し支えなさそうだな。
 ありがとな、メルド」

メルド 「どーいたしまして! あ、そうだ。間違えちゃったお詫びに【とっても美味しいガレットデロワ】も付けちゃう!
 そのまま食べちゃうも良し、チョココロネに変えるもよし。好きに使ってよね☆」 
「やー、負けたけど楽しかったよ!
 それじゃーまた後でね、お嬢ちゃん、そして相棒!」

KP/ニカ メルドはMP5回復する【とっても美味しいガレットデロワ】をプレゼントしてくれる。
どさくさに紛れてサマルを一瞬抱きしめた後、すぐさまアヤタと一瞬肩を組んで、その場を後にするだろう。
風に溶けるようにその場から消え去ってしまった。

Samar 「まあ♡」

Ayata 「っおい!」

KP/ニカ こちらで【メルドイベント②】クリアです。
お疲れ様でした。

雑談

Samar choice[探索,イベント] (choice[探索,イベント]) > イベント

メイン

Samar 「あはは……
 ねえアヤタ、次の舞踏会までもうすぐだし、その前にマリアさんにお招きいただいた庭園に行ってみない?」

Ayata 「ったくよ、メルドもメルドだがお前も隙が多すぎるぜ……。
 でも、マリアのとこに行くのは賛成だな」

KP/ニカ それでは【マリアイベント②】開始いたします。

system [ KP/ニカ ] アヤタ : 4 → 5

KP/ニカ 君たちは大分日の暮れてきた黄昏の風の通り道を抜けて、マリアを探す。
陽光は沈みかけ、月光の支配する夜が近付く気配を感じとることだろう。
花々はあかがね色の光に照らされて風にそよぎ、かぐわしい香りを漂わせている。

マリアは庭園で、相変わらず紅茶に砂糖をたっぷり入れて飲んでいる。
君たちの姿を認めると、ぱっと嬉しそうに顔を輝かせて立ち上がった。

マリア 「ボンジュール! アヤタさん、サマルさん!」
「そのご様子だと、きっと少しは御調べ物も落ち着いた頃ね」
「改めて、お二人を私の庭園へご招待いたしますわ。
 私の手で、作物を育てている畑なのよ!」

Ayata 「へえ、畑。お嬢さんに見えるが意外な趣味をお持ちなんだな」

Samar 「ぜひ拝見したいです♡」

マリア 「はい! 最近は中々よい実りを得ていましてよ。さあ、こちらへ」

KP/ニカ マリアは、仲良くなった君たちを庭園の隅にある畑へ招待する。

マリア 「着きましたわ! 畑には、こちらを埋めますのよ」

KP/ニカ 彼女はどこからともなく、切り分けたバゲットを取り出した。

Ayata 「……ん?」

マリア 「見ていてくださいまし」

KP/ニカ マリアが切り分けたバゲットを畑のうねへ埋める。
すると、畑からはパンがにょっきりと生えてきた。
そのような光景を目撃した君たちはSANc 0/1

Ayata CCB<=82 【SANチェック】 (1D100<=82) > 75 > 成功

Samar CCB<=77 【SANチェック】 (1D100<=77) > 3 > 決定的成功/スペシャル

雑談

KP/ニカ なに!?!?

メイン

KP/ニカ ?? ここに来てサマルの初クリティカルが これ??
クリチケあげる……

system [ Samar ] CT : 0 → 1

Ayata 「おお……」

Samar 「まあ素敵♡ 魔力が満ちている土地ならでは……ということでしょうか♡
 元の世界でもこんな風にいろいろ生えてきたらいいのに……♡」

マリア 「うふふ、育ちが早いから驚かれたでしょう?」

Ayata 「驚いたのはそこじゃねえな……」

マリア 「ふふ。この畑はね、メディが用意してくれたのですわ。
 私が何を育てようか迷っていた時に、メディがパンを勧めてくれましたの!」 
「メディが言うにはね、パンの中には小麦から作るもの以外にも
 バゲットみたいに土の中でも成長できるよう、外側の皮が硬くなっているんですって」
「『こういうものは畑でも育つから埋めてみたら』って……本当によく育つのよ!
 ほら、こうして……」

KP/ニカ マリアは胸の前で両手を合わせ、そのまま力を込めて頭上へ突き上げる。
その指先がピンと上まで伸びた瞬間、パンは先ほどよりもにょきっと長く伸びてきた。

Samar 「あはっ、マリアさんの動きがおかわいらしいですね♡」

Ayata 「注目するとこもそこじゃねえだろ」

マリア 「うふふ。きっと、お二人の力があれば、もっと良いパンができるのではないかと思うの。
 力を貸してくださる?」

KP/ニカ 君たちはここで『MP10』を支払うことで、マリアの埋めたバゲットの成長に貢献することが出来る。

Samar 「ええ、もちろんです♡」

Ayata 「正気かサマル? ……いや、まあ、力を貸すくらいなら」

system [ Ayata ] MP : 46 → 36
[ Samar ] MP : 59 → 49

マリア 「ありがとうございます! では、先程の私のようにご一緒にしてくださいまし。
 行きますわよ、……そーれ!」

Samar 「そーれ♡」

Ayata 「……そーれ!」やけくそ

KP/ニカ 君たちは魔力を捧げ、マリアに倣って天に向かい両手を伸ばす。
すると、バゲットを埋めたところからニョキニョキと……
 
SIZ30──
約6mほどの巨大な三角形のガレットデロワが何故か生えてくる。

Gökhan Qamar 「パン……じゃねえだと!?」

Samar 「まあ、おっきい……♡」

マリア 「まあ! すごいわ! 突然変異かもしれませんわね!」 

KP/ニカ マリアは気合を入れて袖を捲ると、ガレットデロワの収穫を試みる。
しかし、怪力のマリアが引き抜こうとしても、やはりパイ生地がぽろぽろ崩れ、うまく持つことができない。

マリア 「えいっえいっ! ……うーん、崩れてしまうわ……。
 これがパイ生地ではなくて、パンなど持ちやすいものでしたら引き抜けるのだけど……」

Ayata 「ガレットデロワを……」
サマルの方を見る

Samar 「パンに……!」
アヤタに目線を送って頷きます!

マリア 「あら! 収穫するのに、何かいい方法をご存知なのかしら?」

Ayata 「おう! ちょうどこの畑の元凶が、うっかりだかわざとだかで
 イイ魔術を教えててくれたんだよ。な、サマル」

Samar 「ハイ♡ では、僭越ながらワタシが……♡」

マリア 「まあ素敵! どんな魔術かしっかり見ていますわ!」 

KP/ニカ 【メルド】を使用する場合はMP-1でどうぞ。
何味にするかも宣言をお願いします。

system [ Samar ] MP : 49 → 48

Samar 「メールド♡ ミルクチョコ味のチョココロネに、なーあれっ♡」

KP/ニカ サマルが呪文【メルド】を使うと……
一瞬で巨大ガレットデロワが、ミルクチョコ味の巨大チョココロネに姿を変えた。

Ayata 「これはこれで、でけえな……」
呆然としている

マリア 「……まあ!!」
「チョココロネ! ……これなら収穫、いけそうですわ!
 えいっ♡」

KP/ニカ マリアが軽々と巨大チョココロネを引き抜く。
すると、その衝撃でチョココロネが刺さっていた畑にぽっかりと大きな穴が開いた。
それは地下トンネルのようになっており、屋敷の方向へ続いている。
 
【忘却の星籠】へ通じる穴が開通しました。

メルド 「わーーーい!!!!」

KP/ニカ 君たちがそのトンネルへ意識を傾けるよりも先に、メルドが喜んで飛んでくる。

メルド 「いやあ、風の噂で聞いていたがこれはすごい!
 こーんな巨大なチョココロネを見たのは初めてだよ! なっなっ、ほかの誰かに見つかる前に一番乗りで食べちまおうぜ!」

マリア 「ふふ、では切り分けて少しずついただきましょうか。
 でも、アヤタさんとサマルさん、お二人の力をいただいてできた物だもの。一口目はぜひおふたりに!」

Ayata 「はは、チョココロネに変える魔術を教えてくれたのはメルドだし
 種……? を撒いてその土壌を作ったのはマリアだろ? せーので食べような」

雑談

Samar お兄さんだ……

けみかえる バスィートさんがケバブ屋を手伝わせてるなら
実は兄弟が多くて(家を継ぐ必要が無い)次男以下なのかしら…とも思ったり
姉や妹がいてもかわいいね

メイン

マリア 「ふふ、分かりましたわ! ではご一緒に」

メルド 「いや~それにしても、ミルクチョコ味をチョイスするとは分かってるなあお嬢ちゃん!」
「ねね、お嬢ちゃん、一緒に切り分けようぜ〜!」

KP/ニカ メルドはどこからともなくナイフを取り出すと
サマルの手に手を重ねてチョココロネを切ろうとするだろう。

Samar 「あらあら……ハジメテの共同作業ですね♡
 お相手はワタシでよろしかったので?」

雑談

Ayata 2d100 む…,平静 (2D100) > 126[60,66] > 126

メイン

メルド 「もちろん! へへっ、お嬢ちゃんも力があるなあ~」

Ayata 「じゃあ……マリア、俺らはこっちから切り分けてくか」

雑談

Samar 2d100 む…,平静 (2D100) > 54[20,34] > 54

メイン

マリア 「はい!
 わあ……アヤタさんは私よりも器用でいらっしゃるから、とても綺麗に切れますわ!」

KP/ニカ 君たちはそれぞれ力を合わせて、巨大チョココロネを一口大に切り分けた。
いくつか大皿へ乗せた後、マリアはそれを更に小皿に分けて、君たちへ差し出してくる。

マリア 「はい、どうぞ。……えっと、その……」 
「お二人の事を、仲の良いお友達のように……
 アヤタ、サマルと呼んでも、よろしくて?」

Ayata 「勿論。ように……ってか友達だからな!」

Samar 「同感です♡
 ワタシの方こそ、これからはマリアちゃん、と呼ばせていただきますね♡」

マリア 「まあ嬉しい! では……
 これからもよろしくね、アヤタ、サマル!」

メルド 「チョココロネで繋がる、美味しくて美しい友情だねえ……。
 まさかバゲットだけじゃなく、クソデカガレットデロワまで栽培するとは思ってもなかったけど……」もぐもぐ

KP/ニカ こちらで【マリアイベント②】クリアです。
お疲れ様でした。
 
そしてこちらで、マリアイベントはコンプリートとなります。
おめでとうございます。
 
なお、【忘却の星籠】も以後探索可能箇所に加わわります。
ここでは、舞踏会場内では「見つからなかったもの」か「捨てられていると確信した」上で
「欲しいものを宣言」してからダイスを振る必要がございます。
現状はまだほかの全箇所を見ていない為、該当するものに思い当たるものはありません。

Samar 今行っても意味はない、と。
では2F廊下を覗いてから、舞踏会へ行くとしましょう。

KP/ニカ 【2F廊下】

次の舞踏会が近いためか、階段では休憩室等から出て行く人たちとよくすれ違う。
たどり着いた頃には廊下は閑散としているだろう。

【目星】が可能です。

system [ KP/ニカ ] サマル : 4 → 5

Samar CCB<=80 【目星】 (1D100<=80) > 39 > 成功

KP/ニカ 2F廊下全体を見ていると、先程白銀の書を見つけたにもかかわらず
尚、【物見のレンズ】が光を帯びている事に気付く。
覗くならばMP-1をどうぞ。

system [ Samar ] MP : 48 → 47

KP/ニカ 何気なく、レンズを通して2F廊下を見てみると、突き当りに扉が浮かび上がる。
表札には「執務室」と書かれており、凝った彫刻の扉は恐らくあの公爵の部屋だと分かるだろう。
 
興味心に駆られて、ドアノブに手をかけようとした。
すると、ドアノブは手をすり抜けてしまう。
何度触ろうとしても手ごたえがない。
どうやら、奇妙な魔術か何かで硬く閉ざされているようだ。

SANc 0/1

Samar CCB<=77 【SANチェック】 (1D100<=77) > 1 > 決定的成功/スペシャル

雑談

KP/ニカ なに!!?!?!?!?(本日二回目)

メイン

KP/ニカ おもしろかったね。1クリチケをあげようね。

system [ Samar ] 1CT : 0 → 1

Samar 「あはっ! ねえねえアヤタ! このドアノブ全然触れない!」

KP/ニカ アヤタからしたら、突き当りの壁に向かってサマルが手をひらひらさせているように見えるだろうよ。

Ayata 「そりゃ良かったな」

Samar 「ウン……でも困っちゃった……
 ここが執務室だと分かっているのに入れないなんて……」

Ayata 「へー…………え、執務室?」

Samar 「そう。魔術で隠してあって、おまけに魔術でドアノブに触ることができないの。
 やっぱりナイア公爵様のおっしゃる通り、窓から入るしかないのかな……」

KP/ニカ ここで、まだ入る手段はありませんが探索箇所に【執務室】が追加されました。
もし【執務室】の窓を見つけるなら、「執務室の扉」を発見した上で、「庭園で【アイデア】」に成功することが必要です。
(技能時間消費なし)

Ayata 「位置は分かったし、次の舞踏会が終わったら窓を探してみるか」

KP/ニカ 時刻は19時。君たちは本日3回目の舞踏会へと足を運ぶ。
最初は人でごった返していた舞踏会場も、半分くらいの人数になってしまっていた。

ここで二人は【目星】もしくは【聞き耳】をどうぞ。

Ayata CCB<=75 【目星】 (1D100<=75) > 51 > 成功

Samar CCB<=80 【目星】 (1D100<=80) > 78 > 成功

KP/ニカ では二人とも、2回目の舞踏会の時に出会った少女がまた何やら叫んでいる姿を見つけるだろう。

謎の少女 「なんやこのおっさん! おねーさん、イヤや言うとるやん!」

Samar 「あらあら、あの子は……」

KP/ニカ 声の方向へ行ってみると、酔っぱらったおじさんが女性に絡んでいるようだ。
女性は嫌がっており、少女がおじさんの背中をぽこぽこと叩いている。

謎の少女 「あっ! お兄ちゃんお姉ちゃんええところに!
 このオッサンしつこいねん! 何とかしてえなぁ!」

KP/ニカ 少女はそう言うと、今度はアヤタの尻のあたりをぺちぺち叩いてくるだろう。

お好きな技能やRPでおじさんをなだめるなり、追い払うなりできます。

Ayata 「何とかしてやるから尻はやめろって!」
舞踏会前だしな、あまり事を荒立てるわけにもいかねえしなだめるか……
【説得】でも振ろう。
CCB<=60 【説得】 (1D100<=60) > 14 > 成功

Samar CCB<=76 【説得】便乗して…? (1D100<=76) > 60 > 成功

おじさん 「あぁん? なんだぁお前ら……ヒック」

Ayata 「ああ失礼、ちょうど彼女と似たような連れを探している人から人探しを頼まれていてな。
 すまないが外させてもらおう」
女性に話を合わせるように目配せする。

Samar 「お楽しみ中に水を差しちゃって申し訳ありませんが……
 もしワタシでよろしければ、この舞踏会がすべて終わった頃にでもゆっくり……♡」

雑談

おじさん S1d6+3 (1D6+3) > 2[2]+3 > 5

Samar RESB(12-5) …? (1d100<=85) > 44 > 成功

メイン

おじさん 「オッ、おお……? ヘヘッ、そういう事、なら?
 おじさんもうちょっとキメて来ないとな……!?」

KP/ニカ おじさんはデレデレしながら、懐からヘアコームを取り出して少ない髪を整え始めた。

Samar 「んふふ、そうですね♡
 酔いも醒ましていただいて……お互い閉会まで残っていられましたらぜひ♡」
「ひとまず、お仕事をこなしてきますので、さようなら。
 ……さ、行きましょうか♡」
女性をエスコートしていきましょう♡

KP/ニカ おじさんはぽけーっとしながら二人と女性を見送るだろう。

雑談

女性 S3d6 (3D6) > 13[4,4,5] > 13
SRESB(13-16) (1d100<=35) > 67 > 失敗
SRESB(13-12) (1d100<=55) > 36 > 成功

メイン

KP/ニカ 最初に絡まれていた女性はぽかん、としていたが
おじさんから見えない場所まで連れられたところでハッとして君たちの前へ躍り出る。

女性 「助けてくださり、本当にありがとうございます!
 いつか、このお礼は必ずさせていただきます」

KP/ニカ そう感謝の気持ちを述べると、女性は黄金の星屑となって宙へ消えていった。

雑談

KP/ニカ ちなみに女性のAPP対抗はサマルに対して成功した……
アヤタに負けたとも言うし、サマルが負けたとも言う……

Samar まあ♡
ワタシはヘテロですから、あくまで同性としてとても魅力的……と思ったんですね♡

Ayata はは、俺はまたファンを増やしちまったか。良い事だな!
何でかはわからん(記憶喪失)

Samar 2d100 素敵な女性!ワタシもあんな風になりたい♡,素敵な女性……きっとほかにもいっぱいいるから…… (2D100) > 140[96,44] > 140

KP/ニカ 記憶ないとどポジティブだな……

Samar メインでなくてよかったです……♡

メイン

KP/ニカ さて、君たちが星屑を見送っていると
先程の少女がぴょこん、と二人の間から顔を覗かせてくるだろう。

謎の少女 「ほんまに、お兄ちゃんお姉ちゃんはすごいなあ。
 またまた助けてもろておおきに!」

Ayata 「アンタの声と姿は目立つからな、すぐ知らせてもらって助かるぜ」

謎の少女 「せやろー! ウチな、困ってる人をいち早く見つけるプロやねん! 知らんけど!」

Samar 「まあ……まるで探偵さんみたいですね♡
 そうそう……ワタシはサマル、このお兄ちゃんはアヤタと言いますが、お嬢さんは……?」

謎の少女 「ふんふん、サマルお姉ちゃんに、アヤタお兄ちゃんやね!」
「ウチか。いや、名乗ろうにも、ウチには名前があらへんからなあ……」
「あ、名前つけたろーとかは思わんでええよ。そういうもんやから」
「ウチはこの舞踏会場の下に住んでるだけの美少女ちゃんや」
「それにしても、いつの間にか寝床の真上にこんな大層なモンが出来ててびっくりしたで~。
 悪いモノではなさそうやから、こっそり見物に来てんねん!」

Ayata 「舞踏会場の下ねえ」
地下……? なんてあったっけか、という顔

謎の少女 「せやで。もうすぐ消えてまうから、その前にこの綺麗な舞踏会を見ておきたかってん~」
「ほんでな、助けてもろたついでに、もひとつお願いしてもええ?」

Samar 「ええ、ワタシたちにできる事であれば何なりと♡」

謎の少女 「ん! あんな、うち舞踏会を見に来ただけやって言うたやん?
 でもな、見てたらみんなが踊ってるダンス……っちゅーもんをしてみたくなってん」
「ただなあ、うち、踊り方とか全然わからへんねん。
 せやから、うちにダンスを教えてくれへん?」

Ayata 「俺たちが? そりゃ構わねえけど、もっと適任がいると思うぜ?」

謎の少女 「構へん構へん!
 多分、お兄ちゃんかお姉ちゃんにしかできへんことやろし」
「それじゃ教えてえなあ、せんせ!
 お兄ちゃんとお姉ちゃん、どっちが教えてくれるんや?」

雑談

Ayata 1d100 (1D100) > 74

Samar 1d100 (1D100) > 20

メイン

Samar 「では、僭越ながらワタシが♡」

謎の少女 「やったあ! お願いしまーす!」

KP/ニカ ではサマルは【芸術:ダンス】をどうぞ。

Samar CCB<=5+60 【芸術(ダンス)】 (1D100<=65) > 72 > 失敗

KP/ニカ アヤタも振る……?
これなあ……

Ayata CCB<=5+60 【芸術(ダンス)】 (1D100<=65) > 62 > 成功

謎の少女 「んん……こう、か……? なんやむずかしいなあ……」

Samar 「え、えっとぉ……
 あはは……踊るだけならともかく、教えるのはどうにも苦手みたいですねぇ……」

Ayata 「しゃあねえなあ……ほら、後ろからアシストしてやるよ」

KP/ニカ アヤタはサマルと踊る少女の後ろに立って支え、その目線に合わせて踊り方を教える。
彼女はきゃっきゃっと、子どものようにはしゃぎながら、三人でダンスを踊ることができた。

謎の少女 「みて! どや? こんな感じか! 踊れてるか!?」

Samar 「まあ、お上手♡ アヤタも教えるのが上手いですね、センセ♡」

Ayata 「そのセンセってのはやめろって……
 お嬢ちゃんのセンスが良いんだろ」

謎の少女 「やったぁ! うち天才かもしれん!」
「ふー……! やっぱり踊ってみる方がおもろいなあ!
 ほんまおおきに!」
「お礼に……せや、お兄ちゃんお姉ちゃんの持ってるレンズ、出してみ?」
「ちょっと見せてな~。これをこうして……えいっ!」

KP/ニカ 少女は、君たちへのお礼として【物見のレンズ】を強化してくれるだろう。

謎の少女 「性能は使ってみてのお楽しみや!
 せやけど、今できるお礼って言ったら、これくらいやなあ……」
「うちはもう行かなあかんけど
 もしうちの名前が分かってうちを呼び出すことが出来たんなら、その時に改めてお礼をさせてえな」
「『忘却の星籠』で、待っとるさかい」

KP/ニカ 君たちが何か問い掛けるよりも先に、少女は目の前でキラキラと輝いて地面に吸い込まれて消えてしまった。
どうやら少女は、ただの人間ではなかったらしい。
SANc 1/1d3

Ayata CCB<=82 【SANチェック】 (1D100<=82) > 18 > 成功

system [ Ayata ] SAN : 82 → 81

Samar CCB<=77 【SANチェック】 (1D100<=77) > 36 > 成功

system [ Samar ] SAN : 77 → 76

Samar 「まあ。忘却の星籠……?」

Ayata 「確かチョココロネを抜いたところにトンネルがあったな。
 ……あの子の名前、か……」

KP/ニカ さて、君たちが驚きつつ首を捻っていると、マリアがやってきて話しかけてくるだろう。

マリア 「ボンジュール、アヤタ、サマル!
 なんだか楽しそうに踊っていらしたわね」
「それで、お二人とも私のダンスレッスンを無事修了されましたよね。
 こういう時は卒業試験……? を行うのがならわしなのだと聞きましたわ」
「お作法がよくわからないけれど、卒業試験として、どちらかお一人、私と踊りませんこと?」
「今までは私が教えながら踊っていたけれど、今度はおひとりの力で踊るの。いかが?」

雑談

Ayata 1d100 (1D100) > 49

Samar 1d100 (1D100) > 62

メイン

Ayata 「おう、それなら俺が受けてやるよ!」

雑談

KP/ニカ 試験、となるとサマルは緊張しそうだもんな

Ayata おっそうだったな。飴いるか?

Samar ワタシが受けるわけじゃないから……(でも飴はもらう ころころ……

メイン

マリア 「まあ威勢がよろしいのね! ではアヤタ、私と踊りましょう!」

KP/ニカ マリアは嬉しそうにアヤタの手を取り、舞踏会場の中央へと出るだろう。
二人が離れた頃合いに、ナイア公爵がサマルに話し掛けてくる。

ナイア公爵 「おや、卒業試験を受けられなくてよろしかったのですか。
 ともあれ、お待ちになっている間、私と一曲いかがでしょう」

Samar 「は……! ええ、どうにも緊張してしまうので、卒業試験は彼にお任せしようかと♡
 ですのでハイ、喜んで♡」

KP/ニカ サマルもナイア公爵と共に、舞踏会場の真ん中へと出るだろう。
やがて、メルドの演奏が始まり、人々は踊り始める。
choice[ナイア公爵と踊る時は補正ありでいいよ,いやいや] (choice[ナイア公爵と踊る時は補正ありでいいよ,いやいや]) > いやいや

雑談

KP/ニカ へへ、我ながら厳しいなー

Samar choiceを振るから…

メイン

KP/ニカ では二人とも【芸術:ダンス】をどうぞ。

Ayata CCB<=5+60 【芸術(ダンス)】 (1D100<=65) > 99 > 致命的失敗

雑談

KP/ニカ

メイン

Samar CCB<=5+60 【芸術(ダンス)】 (1D100<=65) > 91 > 失敗

雑談

KP/ニカ お前ら…………

メイン

KP/ニカ はあ~~……

Samar あ、アヤタにクリチケをあげるので振り直しを……

system [ Samar ] CT : 1 → 0

Ayata CCB<=5+60 【芸術(ダンス)】 (1D100<=65) > 49 > 成功

KP/ニカ アヤタはマリアに教えられた事、サマルたちに教えた事を存分に活かしつつ
マリアをリードするように優雅かつ紳士的にステップを踏む。
花の都の春の陽光と熱砂の国の月光とが交差するような
幻想的な光をふんわりと纏いながら、会場内でも目を惹く存在になることだろう。

マリア 「本当に上達されましたわね、アヤタ!」
「三つの大事な要素をしっかりと取り入れて……
 これなら、何処へ出しても恥ずかしくありませんわ。合格です!」

Ayata 「……はは、俺だけじゃ合格できるか分かんなかったなこれは。
 サマルと一緒にレッスンを受けて良かったよ。ありがとな、マリア」

雑談

KP/ニカ さーて、サマル側の描写をするか……

メイン

KP/ニカ 一方サマルは、独善的なナイア公爵のダンスに翻弄される。
その姿は舞台に立たされ踊らされる道化のようで、会場内である意味、アヤタたちとはまた異なる視線と注目を集めることだろう。

ナイア公爵 「君は踊らされるのが本当に得意だね」

Samar 「わ、……え? お、踊らされる……ですか?」

ナイア公爵 「ふふ……その調子」
「さて、君も彼から聞き及んでいるだろう。
 『宿題』の答え合わせといこうじゃないか」
「君たちは探索の果てに見つけたはずだ。
 聞かせてもらおうか、『神と人を隔てるもの』は何か」

Samar 「探索の果てに、ということでしたら……
 ええ、"感情"と答えてほしいのでしょう?」

ナイア公爵 「──そう、ご名答。答えは『感情』さ。
 『心』と言い換えたほうがロマンチックかな?」
「神には、人間の持つ喜怒哀楽がない」
「『生を喜び、死を悲しみ、悪を憎み、人を愛する。』
 ――それが許されるのは、人間だけの特権だからね」
「だからこそ、神々は理解できないその心とやらに興味を持ち
 弄り、壊し、殺して、人間の真似事をして『楽しもうとする』んだ」
「君達がインターネットで動画や映画を見て楽しむように、あるいは舞台に立つエンターテイナーの輝きに目を瞠るように
 私達は転がして躍らせた人間の愉快痛快な物語に、ありもしない心をときめかせるのさ」

KP/ニカ サマルは【目星】をどうぞ。

Samar CCB<=80 【目星】 (1D100<=80) > 93 > 失敗

雑談

KP/ニカ なるほどね……

メイン

KP/ニカ では、彼の顔にノイズが走る。
今までの経験から嫌な予感がした君は咄嗟に……
目を閉じるよりも先に、誰かに目を覆われるだろう。

それは卒業試験をいち早く終えたアヤタだった。

雑談

Samar SCCB<=85 【アイデア】当て…? (1D100<=85) > 71 > 成功

メイン

Samar 「っ、わ…………!
 …………アヤタ?」
姿が見えなくてもわかる……

ナイア公爵 「強靭な精神、おまけに懸命で迅速な判断だね。
 しかし、果たして最後まで持つかな?」

Ayata 「何となく嫌な予感がしてたからな。間に合って良かった」
俺もサマルの帽子のあたりに額をつけて、見ないようにしていると思う。

ナイア公爵 「目を背けることで自分を守れるなら何よりだけれど」
「せいぜい、最後まで上手に踊り切ってくれよ」

KP/ニカ 曲が終わると同時に、またしても周囲の参加者たちの一部が黄金の星屑と化して空へ消えていく。
瞬きの間に、ナイア公爵の姿も見えなくなっていた。
会場内は、もう随分静かになっていることだろう。
サマルは最大HP-1d2。
 
一方、三回目の舞踏会を終え無事に卒業試験を合格したアヤタは、光が体に取り込まれていく感覚を覚える。
アヤタはMP+5をどうぞ。

Samar 1d2 (1D2) > 2

system [ Samar ] HP : 14 → 12
[ Ayata ] MP : 36 → 41

KP/ニカ サマルは自身の背後、ごく近くにアヤタの体温を感じているにもかかわらず
全身に寒気を感じ、体の末端からさらに透けていく。

Samar 「う、……」
ぶるっ……

Ayata 「どうした、寒いのか? ……サマル、体が……」

Samar 「どんどん消えて行ってる……」

Ayata 「まだ……まだ間に合う!
 ……俺たちの名前、早く見つけないとな……」

雑談

Ayata S3d100 手を握る,抱きしめる,いや… (3D100) > 136[23,99,14] > 136

KP/ニカ www そうか

メイン

Ayata 「……本当にダメにならない限り、俺だって諦めねえ。
 だからお前はいつも通り、最後まで笑って立ってな」
サマルの視界を覆っていた目から手を退けつつ……
そのまま抱きしめる。

Samar 「わ、アヤタ、…………
 えへ、ありがとう。……暖かい……」
腕に手を添えて、血の気の引いていた頬でアヤタの頬にすり寄る……かも。

雑談

KP/ニカ 抱きしめる一択の出目を出されたらなあ……

メイン

KP/ニカ 暫くして落ち着いた頃、マリアが二人に再度話しかけてくるだろう。

マリア 「突然アヤタが駆けだして行ったから何事かと思ったけれど
 もしかしてサマル、具合が悪かったのかしら?」

Samar 「あ、マリアちゃん……あはは、心配を掛けてしまいましたね。
 まあ……そのようなところです。でももう大丈夫ですよ」

Ayata 「おう、驚かせちまって悪いな」

マリア 「いいえ! アヤタが優秀な生徒さんでしたから、試験もあっという間に終わりましたのよ。
 ふふ、アヤタはサマルと一緒にレッスンを受けたお陰だ……って。本当に仲がよろしくていらっしゃるのね!」

Samar 「まあ。んふふ……そうですね。
 名目上はワタシが護衛のはずなのに、何だか守られてばかりのような気もしますが……」

Ayata 「そりゃ、記憶の限りじゃ護衛してもらうのは今回が初めてで
 それ以前にお前は俺の幼馴染みだからな!」

Samar 「あはっ、それもそうね。
 それにアヤタの方がお兄さんだから……自然とそうなるのかも?」

マリア 「なるほど、ご兄妹のように……」
何かを思案している。
「次で踊るのは最後ですけれど、四回目の舞踏会も楽しみにしてますわね。
 お二人が仲良く踊られる姿も見てみたいもの!」
「それでは、また後ほどお会いしましょうね。
 ごきげんよう!」

KP/ニカ マリアは優雅に手を振りながら、ひらりとドレスを翻して去る。
彼女のちょうど入れ違いになるように、ナイア公爵が歩いて君たちの元へやってきた。

ナイア公爵 「こんばんは、探索者の皆さん。
 三回目の舞踏会のお二人の踊りも見事な物でしたね、お疲れ様です」 
「良ければ、私と一緒に軽くディナーでもいかがでしょう」

Ayata 「う、ん……? さっきのさっきで、どういう、……?」
首を傾げつつ、なんとなくサマルより半歩前に出る

Samar 「…………」
アヤタの後ろからじっ……

ナイア公爵 「おや、どうかされましたか?
 何にせよお食事は取られた方がよろしいかと」
「大食堂も随分静かになってしまったことだし
 キッチンでこじんまりといただいた方が、メルドの負担も少ないかと思ったのですが……何か不都合でも?」

Ayata 「いや、不都合というか……
 というか、メルドの負担……?」

ナイア公爵 「ええ、スタッフはメルド一人ですから。
 料理も全てメルドの魔術で賄っているのですよ」
「ああ見えて、与えられた仕事はこなす者です」
「魔術は万能ではないと、メルドはいつも申していますけれどね。
 私もそうだと思います。強い魔術を使うなら、それだけ対価が必要になってまいりますし」

Ayata 「なるほどな……。
 ……いや、ちょっとサマルの具合がさ……というか公爵も居ただろ? サマルが大丈夫そうなら」

Samar 「ワタシは大丈夫。……です」
「ぜひ……ご相伴に預からせてください」

ナイア公爵 「良かった。それでは参りましょう」

KP/ニカ 二人がナイア公爵に連れられてキッチンへ向かうと、確かに人気がなく、ゆったりと食事を楽しむ事ができそうだと思う。
彼はテーブルに並べられたオードブルや、肉や魚のソテーやグリル、パンなどを示した。

ナイア公爵 「どうぞ、お好きなものを取って召し上がってください」

雑談

Ayata 2d100 肉/魚(今日の気分) (2D100) > 125[74,51] > 125

Samar 2d100 肉/魚(今日の気分) (2D100) > 123[91,32] > 123

KP/ニカ 肉! 俺も肉がいい!

Ayata ニカはそりゃ一択だわな。
5d100 牛豚鶏羊馬 だっけか (5D100) > 300[94,13,42,55,96] > 300

Samar ワタシは
>5d100 いつか振ったことがあるような…… (5D100) > 279[1,89,73,90,26] > 279

KP/ニカ 好みがバラバラ……いや、都合が良いのか……?
まあ今日の気分で振ってみる?

Ayata 5d100 (5D100) > 186[24,81,37,6,38] > 186

Samar 5d100 (5D100) > 295[85,64,77,39,30] > 295

Ayata choice[牛,鶏,羊,馬] 好みと出目を比較して成功したやつだけ…? (choice[牛,鶏,羊,馬]) > 牛

Samar choice[豚,羊] (choice[豚,羊]) > 豚

KP/ニカ >+50をすると…… [181,103,65,70,70]

5d100 (5D100) > 196[36,30,28,10,92] > 196
choice[牛,豚,鶏,羊] (choice[牛,豚,鶏,羊]) > 羊
今日はラムのケバブの気分!
……ってことはこの場全員、ナイア公爵含めてバラバラか……

メイン

Ayata 「ああ、いただきます」
牛フィレ肉のステーキとやらを食うか。

Samar 「わあ、おいしそう……いただきます♡」
ポークソテーをいただきます!

ナイア公爵 「それでは私も、いただきます」

KP/ニカ ナイア公爵は微笑むと、君たちが食事に手を付けるのを待ってから
丁寧な所作でチキンソテーを切り分け、口に運び始める。
肉料理は牛、豚、鶏といったオーソドックスなものから
普段はお目にかかれないようなジビエまで選り取り見取りとなっている。
調理法も様々であり、洋風、和風、中華風、君たちの好みそうなエスニック風など、
料理だけで世界旅行ができそうなレベルだった。

牛フィレ肉のステーキは、脂肪の少ない赤身を柔らかくフランベしてあるようで
一皿は小さいながらも満足感を得られる一品だ。
添えられている焼き野菜や、薄く焦げ目のついた舌ざわり滑らかなマッシュポテトなど、それぞれの食感が楽しめる。
グレイビーソースも良い肉を使っているだけあり、肉汁のワイルドな味わいを赤ワインやスパイスで引き立てていた。

ポークソテーはクリームソース仕立てで、良い肉がしっとりとソテーされているためか、一切パサつきがない。
添えられたにんじんのグラッセはほのかに甘く、バターの香りと共にやわらかな食感を楽しめるだろう。

 
旺盛な食欲を見せる君たちに、再度ナイア公爵は目を細めた。

ナイア公爵 「お口に合ったようで何よりです。
 とはいえ私が用意したものではありませんが、食事も舞踏会を楽しむ一環ですからね」
「ところで話は変わりますが……お二人共、探索が順調だとメルドからも聞いております。
 もしお時間があれば、食事の後、少し私に付き合ってはいただけませんか?」

KP/ニカ ナイア公爵は少し照れ臭そうに提案してくるだろう。
早々に食事を終えた彼は、食後に砂糖たっぷりの紅茶を淹れ、ブリオッシュを浸して食んでいる。

Samar 「順調……そうですね、少しだけでしたら♡」

Ayata 「サマルがそう言うなら……ご一緒するぜ」

ナイア公爵 「ありがとうございます。
 実はお二人に、私だけが知る秘密の部屋へ案内しようかと思いまして」
「お二人ならば、と思い、特別にご招待いたします。
 皆様には内緒、ですよ。……特にメルドには絶対に、です」

KP/ニカ ナイア公爵はぎこちなく微笑むと、口元で人差し指を立てた。

Ayata 「それを言うのかよ。
 あいつだったら聞いてるんじゃねえか?」

ナイア公爵 「いえ、しかし場所までは分からないはずですから。
 大丈夫です」

KP/ニカ そうして食事会が終わると、ナイア公爵は立ち上がって君たちをキッチンの奥へと案内する。

ナイア公爵 「それでは、どうぞこちらへ」

KP/ニカ ナイア公爵がキッチンの奥の壁に手を触れる。
すると、隠し扉になっていたのか壁が動き、奥へと進めるようになった。

Samar 「まあ……!」

Ayata 「へえ……」
あまり具体的な事を口にするとメルドにバレそうだなと思って静かに驚いている。

KP/ニカ そこは数人が入れる程度の、小さな教会のような場所だった。
光源は小さな蝋燭のみで、天井から降り注ぐ空の光をステンドグラスが七色の光に変えて、静かに礼拝堂を染め上げている。

ナイア公爵 「ここは秘密の祈りの場」
「よろしければ、ここで消えていく人間達が……
 来世は最後まで生を全うできるよう、一緒に祈っていただきたい」
「貴方がたの信ずる神がいるならばそちらへ。
 信ずる神が居なくとも、人間たちのためにただ祈りを捧げるだけで構いません」

Samar 「素敵な場所ですね……。
 ええ、ぜひご一緒に」

Ayata 「信ずる神が居たかどうかも分からねえが……
 その祈りなら、勿論」

KP/ニカ ナイア公爵は頷くと、胸の前で静かに手を組み合わせて、目を閉じる。
暫く、静かな祈りの時間がその場に流れた。
 
三人が祈り終えた頃、ナイア公爵は再び口を開く。

ナイア公爵 「私に人間の気持ちや在り方は分かりません。
 ですが、ここに至る者達は誰もが本来あるべき生を全うできず、悲劇の死を遂げた者達なのです」 
「来世くらいはちゃんと人間らしく生を謳歌出来るように、私は毎日ここで祈っているのですよ。
 これ以上、舞踏会に来る人数が増えても困りますしね」
「まあ、神たる存在である私が何に願えばいいのかなんて分かりませんし
 効果があるかなんて確認のしようがないですけれど」
「人間のあなた達だって、いるかどうか分からない神に祈る時くらいはあるでしょう?
 その真似事ですよ」
SCCB<=25 【アヤタさんの心理学】 (1D100<=25) > 44 > 失敗
SCCB<=80 【サマルさんの心理学】 (1D100<=80) > 74 > 成功

KP/ニカ ナイア公爵曰く、「舞踏会に来る人数が増えすぎても困るから」とのことだが
サマルは、彼が「報われなかった人達が次は幸せになれるように」と本気で考えていることが分かる。
 
二人はここで、【アイデア】をどうぞ。

Ayata CCB<=65 【アイデア】 (1D100<=65) > 93 > 失敗

Samar CCB<=85 【アイデア】 (1D100<=85) > 87 > 失敗

雑談

KP/ニカ なんでだよ

メイン

KP/ニカ は~~【心理学】オープンとかでもいいよ!

Ayata CCB<=25 【心理学】 (1D100<=25) > 79 > 失敗

Samar CCB<=80 【心理学】 (1D100<=80) > 9 > スペシャル

雑談

KP/ニカ 早くその出目を出せって……

Samar あは、ニカさんを不要にやきもきさせてしまいましたね……♡

メイン

KP/ニカ ではサマルは、次の事に気付く。

ナイア公爵は自分を「神」と言っていたが、あまりに人間臭すぎる。
この世のどこに、「憐れな隣人の為に心を痛め」「不確定な要素に縋り」「死者の為に祈る」ような神がいるものだろうか。
あれではまるで「人間」だ。

Samar (少なくとも……あの本たちに書かれていた邪神のようではない……。
 ……だとしたら、舞踏会での公爵様は一体……?)

ナイア公爵 「さて……ディナーに祈りにと、お時間をいただき、ありがとうございました。
 引き続き、探索を頑張ってください」

KP/ニカ ナイア公爵はそっと、穏やかに微笑んで、君たちを見送るだろう。
 
ナイアサブイベント② ナイアと秘密の部屋 クリアでございます。
お疲れ様でした。

system [ KP/ニカ ] 2F廊下 : 2 → 3

KP/ニカ またこれにて、ナイア公爵のイベントはコンプリートとなります。

現在時刻は20時30分頃。
三回目の舞踏会を終え、現在は自由時間。
君たちにできるのは【庭園】にて執務室の場所を探すくらいだね。

Ayata 「俺たちはまだ祈られる側にはならない。
 執務室を探そうぜ、サマル」

Samar 「うん……!」

KP/ニカ 君たちはすっかり日の暮れた庭園へ向かう。
執務室の窓を見つけるならば、【アイデア】をどうぞ。

Ayata CCB<=65 【アイデア】 (1D100<=65) > 34 > 成功

Samar CCB<=85 【アイデア】 (1D100<=85) > 27 > 成功

KP/ニカ 君たちは先程見つけた【執務室】の場所を計算しながら、その窓を見つける事に成功する。

2F廊下で扉を見つけたように、もちろん窓は2階にある。
どのようにして窓まで行きますか?

Ayata 「正攻法を試すよか、魔術に頼るのがいいだろうな」

Samar 「ええ、ここはやっぱり……メルドさん♡」

KP/ニカ メルドは名前を呼べばすぐに、何処からともなく現れるだろう。

メルド 「やあお嬢ちゃんに相棒! 僕を呼んだかい?
 何やら楽しそうな目論見をしてるようだね!」

Ayata 「おう、そこまで分かってるなら話が早いや。
 頼りにしてるぜ、相棒」

Samar 「お願いします……♡」

メルド 「いいよいいよ~! 相棒とお嬢ちゃんの頼みとあらば何でも叶えてあげちゃう!」
「……と、言いたいトコだけど……」
「その代わり……
 今こそ、『ナイア君を怒らせよう大作戦・第二弾』を決行しよう!」

Ayata 「もう一回は来るかとは思ってたけどよ……
 アンタの作戦じゃ本気で怒らせるのは無理なんじゃねえか?」

メルド 「いや! 今回は自信があるぞう!」
「ナイア君の『ズボン下ろし』を手伝ってほしいと思うんだ!」

Ayata 「んん……微妙なラインを攻めてきたな……!?
 怒るっつか……なんだ……? しょげそうな気もするが……」

Samar 「んふふ……公爵様も大変ですね……♡」

雑談

Samar ズボン下ろしはワタシのコンバ元……とやらのおひとりが、ハラハラしそうですねぇ……

KP/ニカ CCB<=50 【あの人のPOW】 (1D100<=50) > 66 > 失敗
うん! ダメだな!
まあそもそもあの人はびみょ~にクトゥマス行けるガラじゃないから……大丈夫!
サマルとコンバ元は別人! はい復唱!

Samar さ、サマルとコンバ元は別人……!

KP/ニカ ヨシ!

メイン

メルド 「怒らせるためなんだからいいんだよ!」
「作戦としては前回同様だ。
 キミたちがナイア君の気を引いているうちに、僕が後ろからズボンを下げる」 
「たださー、ナイア君ってばベルトをきっちり締めてるから、ただ気を引いているだけじゃ勢いよく下げらんないんだよね」
「だから、キミたちには、ナイア君の気を引きつつ、ナイア君のベルトをこっそり外してほしい!」
「方法は何でもいいよ!
 時間無制限の模擬戦仕掛けるとか~模擬戦仕掛けるとか~」

Ayata 「結局模擬戦じゃねえか」

Samar 「あはっ……うっかりズボンや下着まで斬ってしまわないようにしないと……ですね♡」

メルド 「そうだね!
 ベルトだけを狙って……ぱつん! とね☆」
「安全かつ快適に【執務室】まで行きたいだろ?
 頼むよ~」

Ayata 「分かったって。本気のナイア公爵と戦ってみたかったしな!」

Samar 「んふふ、激しい夜になりそう……♡」

Ayata 「その言い方はやめろ」
むいーっ

Samar 「ひょあぁ……」

メルド 「ひゅう! さっすが相棒とお嬢ちゃん! よっ名コンビ!
 それじゃ、よろしくね~! 僕ナイア君呼んでくる!」

KP/ニカ メルドはややあってから、ナイア公爵を連れて庭園までやってくるだろう。

メルド 「ほーら言っただろナイア君!
 二人がナイア君とちゃんと戦ってみたいんだって。相手したげてよ!」

ナイア公爵 「またお前の罠か何かと警戒していましたが……。
 嘘ではないようですね……?」
「でしたら、ええ、勿論。
 私で良ければお相手いたしましょう」

メルド 「それじゃ、ついでだから僕はテキトーに審判したげよう。
 みんな頑張ってね~!」

KP/ニカ それでは、決勝戦スタイルでの
【模擬戦 VSナイア】
戦闘開始いたします。

ターン無制限、クリファンは自動勝利扱い無しで
どちらかのHPが0になるまで戦うことができます。

ナイア公爵 「今回はお二人の強さに敬意を表し、両手両足で戦わせていただきます」
「よろしくお願いいたします」

KP/ニカ ナイア公爵は今度は木刀を正面に構えて会釈する。
両足で立っているため、身のこなしも予選の時より軽やかそうだ。

行動順は、ナイア公爵→アヤタ→サマル。
また、ベルトを狙う場合、特に部位狙いのマイナス補正はなく、ベルトの耐久値は5です。
また、ベルトが切れた後も決着をつけるまでは戦うことができます。

Ayata 「ああ、よろしく頼むぜ!」
(やっぱりあの構え……)
サマルに目配せする。

Samar 「あはっ、燃えますね……♡
 よろしくお願いいたします!」
(マリアちゃんと似ている……)
アヤタに頷きます。

KP/ニカ 1ターン目。
ナイアの攻撃から。

ナイア公爵 SCCB<=90 【剣術】 (1D100<=90) > 33 > 成功
choice[アヤタさん,サマルさん] (choice[アヤタさん,サマルさん]) > サマルさん

雑談

Samar あらあら……モテますねぇ♡

メイン

Samar 流石に怖いので……【瞬間強化】♡

system [ Samar ] MP : 47 → 42

Samar CCB<=43*2 【回避】 (1D100<=86) > 42 > 成功

雑談

KP/ニカ そういう時に限って通常の値でも成功、あるあるだよな……

メイン

Ayata CCB<=85 【サーベル】 (1D100<=85) > 67 > 成功

ナイア公爵 SCCB<=60 【模擬戦回避】 (1D100<=60) > 74 > 失敗

Ayata ベルト狙って……【瞬間強化】だ!

system [ Ayata ] MP : 41 → 36

Ayata 2d8+2+2d4 【サーベルダメージ】 (2D8+2+2D4) > 5[3,2]+2+4[3,1] > 11

system [ ナイア公爵 ] ベルト : 5 → 0
[ ナイア公爵 ] HP : 20 → 14

KP/ニカ アヤタの一撃は狙ったベルトを正確に切るだけにとどまらず
ナイア公爵自身へも少なからずダメージを与えることだろう。

Ayata 「っしゃ! 畳みかけてくれ、サマル!」

Samar CCB<=85 【サーベル】 (1D100<=85) > 20 > 成功

ナイア公爵 SCCB<=60/2 【模擬戦回避】 (1D100<=30) > 98 > 致命的失敗

KP/ニカ ……? 魔術無しでも2倍で……いいよ……

Samar 「……うん♡」
2d8+2+2d6 【サーベルダメージ*2】 (2D8+2+2D6) > 3[2,1]+2+3[1,2] > 8

雑談

Juanse Algaba う、弱い……

メイン

system [ ナイア公爵 ] HP : 14 → 6

KP/ニカ 2ターン目。

ナイア公爵 SCCB<=90 【剣術】 (1D100<=90) > 100 > 致命的失敗
choice[アヤタさん,サマルさん] (choice[アヤタさん,サマルさん]) > アヤタさん

KP/ニカ あのさあ~……
うん、反撃していいよ……

Ayata CCB<=85 【サーベル】なんだ!? (1D100<=85) > 36 > 成功

KP/ニカ 2倍で…いいよ…

Ayata 2d8+2+2d4 【サーベルダメージ*2】 (2D8+2+2D4) > 12[4,8]+2+5[3,2] > 19

雑談

Ayata ニカの出目がやばいな……

KP/ニカ ベルトを切られたことに気付いてる出目だろこれ!
集中しろよ公爵!!

ナイア公爵 はわわわ……

メイン

KP/ニカ わあつよい

雑談

Samar ニカさんが投げやりに……
が、がんばれ♡ がんばれ♡

KP/ニカ やめて……いろいろと……

メイン

KP/ニカ アヤタの的確な反撃は、魔術を借りずともナイア公爵の体を容易に吹き飛ばす。
ナイア公爵はよろめきながらも、どうにか身を翻して着地した。
 
戦闘終了。
【模擬戦 VSナイア】
アヤタとサマルの勝利。
おめでとうございます!

Ayata 「っしゃあ~!」

Samar 「アヤタ……すごい! あの場面で反撃を繰り出すなんて……♡」

KP/ニカ ナイア公爵は着地したところで、自分のベルトが切れている事に気付く。
はらり、とベルトが外れ落ちた。

ナイア公爵 「は……」

KP/ニカ 彼は君たちへ驚愕した顔を向けるだろう。
いつの間にか背後に迫っていたメルドが、彼のズボンへ手をかける。
そして──

メルド 「メ――ルド★」

KP/ニカ と言いながら、メルドは思いっきりナイア公爵のズボンを下ろした。
その光景を見てしまった通りすがりの一般参加者達は
ざわつく人、くすくすと笑う人、きゃあと悲鳴を上げる人など、様々な反応を見せるだろう。

ナイア公爵 「っ……!」 

KP/ニカ ナイアは真っ赤になって慌ててその場に蹲ると
片手でズボンを上げつつもう片手で胸を苦しそうに押さえる。

メルド 「やったー!!」

KP/ニカ と喜びながら、メルドは全力で逃げていくだろう。

二人は【聞き耳】をどうぞ。

Ayata CCB<=45 【聞き耳】 (1D100<=45) > 93 > 失敗

Samar CCB<=30 【聞き耳】 (1D100<=30) > 99 > 致命的失敗

KP/ニカ なんでだよ……何があったんだよ……

ではサマルは、耳まで真っ赤になりながら俯いているナイア公爵からすすり泣く声が聞こえる。
君はそれを聞いて流石に良心が咎め、酷く動揺し、よろけ躓いてしまう!

ナイア公爵とアヤタは1d100だ! 出目が高い方が被害者!

ナイア公爵 1d100 ぐすっ…… (1D100) > 28

Ayata 1d100 ああ……!? (1D100) > 32

雑談

Ayata くそーっ いい出目なのに!

Samar さ、サマルとコンバ元は別人、では……!?

KP/ニカ うるせっ! ここでファンブル出すサマルが悪い!
コンバ元は関係なーい!!

メイン

KP/ニカ そういうことだから、アヤタはサマルの手によってズボンを下ろされてしまうだろう。

Ayata 「サマルッ、……!?!?」
つまずくサマルを助けようとして……?

Samar 「きゃ、…………わあ……?!!?」

KP/ニカ 美男二名の御開帳に周囲は一時騒然となるだろう。

雑談

Ayata 3d255 … (3D255) > 199[138,7,54] > 199
俺の文字色を濃くしたみたいな色だな…… #8A0736

Samar 3d255 うう、お詫びに……(?) (3D255) > 272[115,155,2] > 272
わ、わあ、グリーンティーのような…… #739B02

KP/ニカ ギョクハンの原作様立ち絵の、ベストの色じゃん! へえ~?

Samar 寒色は好きですけどぉ……

ナイア公爵 3d255 …? (3D255) > 460[118,110,232] > 460
ラベンダー色……ですね…… #766EE8

KP/ニカ 全員見事にRGB分かれてら……
3d255 そわ… (3D255) > 359[55,93,211] > 359
ナイア公爵の文字カラーっぽい……? #375DD3

メイン

Samar 「ご、ごめんなさい、アヤタ……!
 公爵様も、大丈夫ですか……?」

Ayata 「はあ……お前に怪我が無いならいいよ。
 こっちはわざとじゃないんだし……」

KP/ニカ しばらくすると、ナイア公爵も落ち着きを取り戻す。

ナイア公爵 「情けない所をお見せしてしまい、申し訳ありません……
 ……ここはじっくりお話を聞きたいところですが、少し疲れたので……控室で休んできます」

KP/ニカ ナイア公爵はしょげた顔で頭を下げた。
そして、片手で胸を押さえながら、とぼとぼと控室へと帰っていく。

雑談

Samar サミア先輩のコンバ元……もとい遠縁のご親戚にも思いを馳せてしまいますねぇ……(雑談欄並遠い目

Ayata 女性刑事、下着を晒しすぎじゃねえか?
……お前も……(雑談欄並ハロウィンのログをじっ……
5d100 寝間着,私服,バスローブ,下着,裸 (5D100) > 153[24,14,29,61,25] > 153

Samar ぐすっ……アヤタも下着なんじゃないですかぁ……

KP/ニカ 5d100 寝間着,私服,バスローブ,下着,裸 (5D100) > 148[75,8,13,18,34] > 148
俺はパジャマを着る! けどその次は裸なのか……極端だなあ

メイン

KP/ニカ それを見届けると、アヤタのポケットにまたしても「ぽこん★」と何かが現れる。
取り出してみると、間にメモ用紙が挟まっているガレットデロワと【黄金の小瓶】が1本入っていた。

system [ KP/ニカ ] 黄金の小瓶 : 0 → 1

KP/ニカ メモには「作戦成功! ありがとう! 次もよろしくね★」と書いてある。
どうやらまだまだ悪戯大作戦は続くらしい……?

Ayata 「もうこれっきりにしてほしいんだけどな……
 というかメルド! 戻ってこいよ!」

KP/ニカ そう声を掛けるなら、しばらくしてから、メルドが意気揚々と戻ってくるだろう。

メルド 「いやーばっちりミッションこなしてくれたね!
 約束通り、執務室まで送り届けようじゃないか!」
「ナイア君は控室で休んでるみたいだし、今のうちに執務室へサクッと行っちゃおう!」
「僕の魔術で華麗にふんわり浮かせてあげよう!
 僕は下から、じっくり見上げてるから☆」

Ayata CCB<=65 【アイデア】先陣に倣い…? (1D100<=65) > 34 > 成功

Samar CCB<=85 【アイデア】 (1D100<=85) > 8 > スペシャル

Ayata 「ああ……? 何をだよ。
 まあこの衣装じゃそう簡単には見えないと思うけどな……」

Samar 「まあ♡ そんな姑息な真似をわざわざされなくとも
 見たいのでしたらいずれ、じっくりゆっくり……♡」

雑談

Ayata S3d100 イラッ,すん,……(想像) (3D100) > 128[58,9,61] > 128

メイン

Ayata 「…………」
思わず想像してしまう

メルド 「おっ、その顔は興味ありげだね!? 流石相棒~!」

Ayata 「あ……!? ちがっ、……じゃねえ!
 そういう物言いはやめろっつってるだろ!?」

Samar 「んもう、そんなムキにならないでよ。
 アヤタがイヤなら、勿論本気では言わないから♡」

Ayata 「はあ……
 冗談でも言うなって……言っても聞かないんだろうな……」
「……分かった。じゃあ絶対見せねえようにする」
好き勝手できるってんなら抱き上げるぞ。

Samar 「あははっ、バレた? ……え」

メルド 「ええ~そういう事……する……?」
「お嬢ちゃんを先に飛ばせば……とか……思わない?」

Ayata 「はっ、思わねえな!
 んなので見たとして事故みてえなもんだ」

雑談

Ayata choice[その気にさせた方が,見ないに越したことはない(焚きつけない)] (choice[その気にさせた方が,見ないに越したことはない(焚きつけない)]) > 見ないに越したことはない(焚きつけない)

メイン

Ayata 「アンタもうっかり見てしまわないようにした方がいいぜ。
 サマルもだが……俺がまだ笑ってるうちにな」

Samar 「アヤタ……?」

Ayata 「お前もだぞサマル」
両手で抱えるので精いっぱいだろうから……軽く頭突きする

Samar 「あいたっ」
ごちん……

メルド 「おーこわいこわい。も~仕方ないなあ相棒は!」
「はいはいそれじゃあ執務室の旅へ、仲良く2名様ごあんなーい」 
「よーし行くよ~! メーールド★」

KP/ニカ ふわり、一陣の風と共に君たちの体は浮かび上がる。

執務室の窓は開いているようで、そこまで辿り着けばすぐに中へ入れるだろう。

Ayata 「! 飛んでる……!
 っと、」
窓枠に足を掛ける

Samar 「わあっ……! あははっ、すごい……♡」

Ayata 「おーい! ありがとな、メルド!」

Samar 「メルドさーん! んふふ、ありがとうございます!」
アヤタの分も手を振っています

メルド 「はいはーい、どういたしまして!」

KP/ニカ 【執務室】

執務室へ入ってみると、真っ赤な絨毯に黒い革張りのソファ、羽ペンが立っている執務机が置かれた
シンプルながらも品格の漂う部屋だった。
 
その執務机の上に、見覚えのある名簿帳が置かれている。
君たちがこの舞踏会に参加する時に、ナイア公爵から記入するように言われたものだ。
 
表紙には恐らくこの舞踏会主催者であるナイア公爵の本名らしきものが、箔押しで印字されている。
そこには「ニャルラトホテプ」と書かれていた。

Ayata 「! あった、名簿帳……」

Samar 「! ええ、……このお名前……」

Ayata 「……もしそうだとして、やっぱり易々と与えるのがまずいって事は分かるぜ。
 でも……門を出る時には公爵の名前当てが必要なのか……」

Samar 「うん……でも、やっぱりこれだけで判断できないし
 あとでほかの手がかりも探してみましょ」

Ayata 「だな。……そしたら……」
「……見る、か。名前」

Samar 「…………」
「……思い出すのは、少し怖いような、でも……知りたくてうずうずするような
 変な気分……」

Ayata 「心配すんなって!
 思い出したって、俺たちの関係性は変わらない……だろ?」
「世界が反転するようなことがあったとしても
 俺はお前の一番の味方だぜ」

Samar 「! うん……!」
頷いて、ページを開きましょう。

KP/ニカ 何枚かページを捲ると、最後のページにたどり着く。
そこには自分の舞踏会で使用している名前「Ayata」「Samar」と、自分の本名が書かれていた。
今までどうやっても外れなかった君たちの仮面が、ぽろりと落ちた。

Samar 「あった! ……」

Ayata 「俺たちの、本名……」

KP/ニカ ここで、君たちは本名を思い出す。
本名だけではない。
出身地、自分が今まで生きてきた記憶など、自身に関する全ての情報がありありと蘇ってきた。
 
それでは、二人には本名を名乗っていただきましょう。

Gökhan Qamar 「俺は、ギョクハン……。
 ギョクハン・カマルだ!」

Juanse Algaba 「! ……
 ジュアンセ・アルガーバ・ナジュム・ファーレス……」

Gökhan Qamar 「はは! ジュアンセ! そうだ!
 本当にスコンと抜け落ちてたんだな……思い出せて良かったぜ」

Juanse Algaba 「ギョクハン……
 ああ~~………………」
呻きながら頭を抱えています。
記憶を失ってからのことと、記憶を失うまでのこととを思い返して……

Gökhan Qamar 「あ? どうした、頭痛いのか?」

Juanse Algaba 「違うけど……
 うう、でも、アナタがそう思っているならそれでいい……」

Gökhan Qamar 「何だよ……。あれか? 記憶が無い間のことが恥ずかしくなったのか?」

Juanse Algaba 「……分かってるならわざわざ口に出さないで」

Gökhan Qamar 「ごめん……でも、記憶が無かったらあんなに……って事は
 これまでに俺の知らない間に何か、ジュアンセの気に障ることをしてたんじゃないかと思うだろ」

Juanse Algaba 「それは……違う。別にギョクハンは悪くないから。気にしないで……」

Gökhan Qamar 「俺が気にするんだよ。
 確かにここ数年はお互い忙しかったし、何となく気まずいのは分かるけどさ」
「俺は……ガキの頃みたいに、……とまでは行かなくても。
 お前とこれからも仲良くできたらって思ってる」
「記憶が戻っても、ここから帰った後もきっと、それは変わらねえ。
 けど、これはあくまで俺の気持ちだから」

Juanse Algaba 「! ……分かった……。
 ん……」
少し思案する
「……ワタシだって、アナタと何となく気まずいままはイヤ」
「けど、……ここまで一緒に居られて仲良しこよしでいられるのは
 やっぱりイギリスに帰るまで、かな」

Gökhan Qamar 「そうか……」

Juanse Algaba 「あのね、何もイジワルで言ってるんじゃないの……
 仮にそうだとしたら、別に気まずいままだって良かったはず」
「でも、たとえワタシがどれだけアナタと同性のように振る舞ったとして、周囲からは、世間様からは男女に見られるんだよ。
 ……お互い、スキャンダルは避けたい。……でしょう?」

雑談

KP/ニカ 早い内から外堀を埋めとけば拗れなかったろうになー
俺らとお前らで何が違うんだ? やっぱ同業か否かはでかいのか?

Juanse Algaba それもありますけどぉ……売り出し方の違いではありませんか?
ニカさんとヨウルちゃんは各人は勿論、ペアとしても周知されていそうですが
ギョクハンはファンの特定の誰かを特別扱いはしないんです。
ましてやワタシは、芸能人からすればただの幼馴染みですからねぇ。
ほかのファンの子に睨まれるのは、職業柄もちょっと……♡

けみかえる 本編の頃と比べてジュアンセが「自分ではつり合わない」と思ってる度合いも高そう(現コンで開くAPP差)

KP/ニカ じれったい通り越してめんどくせえな…………

メイン

Gökhan Qamar 「……いい、分かった。理由が聞きたかったわけじゃねえから……。
 ジュアンセにとって、一番都合のいいようにしたらいい」
「……ああでも、ひとつだけ。
 思わせぶりな言動や度を越した夜遊びは、やっぱもう少し控えた方がいいんじゃねえか?」
「それこそ周りは結構見てるぜ。
 心配する奴も此処に居るんだからよ……ちったぁ頼むぜ、ジュアンセ」

Juanse Algaba 「! それこそ……ワタシの勝手じゃない。
 ワタシは今という一瞬一瞬を楽しく生きているだけ」
「……あは。だから……
 今はアナタと目いっぱい楽しく生きて、きちんと生きて帰りたいな……ギョクハン♡」

Gökhan Qamar 「言ったそばからやめろって。
 ……今、ねえ……」
「そんな享楽的だってのに、妙なところでは先を見据えたような慎重派になるよな。
 まあでも、できる限り望み通りにしてやるよ。お前にこれ以上不都合が無いようにな」
「ジュアンセ流に言うなら、今を楽しむためにも……
 しっかり帰るための準備もしとかねえとな!」
そう言って……肩を軽く叩くよ。
探索できるなら、いろいろ見たい。

Juanse Algaba 「うん。……ありがとう、ギョクハン」
ワタシも執務室を改めて見てみますね。

KP/ニカ ぽつぽつと話し合っていると、改めてここ最近あった色々な事を思い出すかもしれない。
ただ、名簿帳にはマリアの名前もマリアの本名らしきものも記載がない。
お互いの名前と記憶を取り戻した君たちは、改めて執務室を見ることだろう。
 
執務室では、【目星】と【図書館】を振ることができます。
(それぞれ1技能時間消費)

Gökhan Qamar CCB<=80 【図書館】 (1D100<=80) > 99 > 致命的失敗

雑談

KP/ニカ !?!? なに…… ショックだった……???

メイン

Juanse Algaba CCB<=80 【目星】 (1D100<=80) > 31 > 成功

system [ KP/ニカ ] サマル : 5 → 4
[ KP/ニカ ] アヤタ : 5 → 4

KP/ニカ ひとまず【図書館】の情報を。

君たちが本棚を見ていると、ギョクハンは一部に妙な空間が出来ているのに気が付く。
持っているレンズがほのかな輝きを帯びているだろう。

【物見のレンズ】を使って覗くならば、MP-1をどうぞ。
そうだな、この場合ジュアンセが消費しそうだけど、ギョクハンも-1するか。

system [ Juanse Algaba ] MP : 42 → 41
[ Gökhan Qamar ] MP : 36 → 35

KP/ニカ レンズを通して見てみると、そこには魔術で隠された、白銀の裏表紙が付いた本があった。

白銀の書

KP/ニカ 【白銀の書-3/3】

私の「源」は新しい化身を作り上げた。
しかし、彼は何千何万もの化身を生み出しているのだ。
数億分の一の確率で化身に自我や心が宿ることだってあるだろう。
それが私「ナイア」だ。
だが、私を生んだ彼は、私を「化身の欠陥品」と呼んだ。

「生を喜び、死を悲しみ、悪を憎み、人を愛する。
 ──それが許されるのは、人間だけの特権だ」
とは彼の言い分だ。
神々が持ってはならぬものを私は持たされて生まれてしまった。
それゆえに、私は捨てられたのだ。
ニャルラトホテプは新たな化身ではなく、ただの「人間」を生んでしまったのだから。

それでも私は化身なのだ。
私には父や母もいない。
自身の呼ばれる名前すら持たぬそんな歪な生き物が、どうして人間などになれるものか。

捨てられた時のことを考える度に呪いに胸が締め付けられる。
悲観、孤独、焦燥、罪悪感。
これこそ人間だけが持つ、心を穿つ「呪い」なのだろう。

私は彼に認めてもらわねばならない。
そうでなければ、この胸を締め付ける呪いなど、きっと解くことはできないのだから。

メイン

KP/ニカ ここで君たちは理解する。
ナイアは、「ニャルラトホテプ」という神が作り出した名もなき化身である、と。

雑談

KP/ニカ 違うわ……普通に逆だった 寝ぼけてんのかな……
ギョクハン、図書館成功するまで振って(?)

メイン

Gökhan Qamar CCB<=80 【図書館】 (1D100<=80) > 76 > 成功

system [ KP/ニカ ] アヤタ : 4 → 3

KP/ニカ そして次に【目星】の情報。
 
君たちが執務机を漁っていると、サマルは机の奥に隠し板が仕込まれていることに気が付いた。
板を外してみると、純銀製の縁で出来た高価そうなガラスの箱を見つける。

system [ KP/ニカ ] 執務室 : 0 → 2

KP/ニカ 細心の注意を払って開けると、箱は思いの外簡単に開くだろう。
その中には、あまりにも素朴で、あまりにもありがちな、庶民的な家の鍵が入っていた。
鍵には少し汚れたクマのぬいぐるみのキーホルダーが付いている。
高価な箱なのは間違いないのだが
入れるものを間違えているとしか言いようがない「ちぐはぐ感」を覚えた。


執務室の情報は以上です。
これにて、【忘却の星籠】を除く、舞踏会場内全体の探索は全て完了となりました。
お疲れ様でした。

Gökhan Qamar 「ナイア公爵はこの神そのものではない、って事だな。
 だとしたら名前を告げたとしても不正解なんだろう。……ナイア公爵はそうなりたいようだけどよ」

Juanse Algaba 「うん……。
 そうだとして、公爵様は一体何を忘れているんだろう。仮面を作らせたことすら忘れることって……」

Gökhan Qamar 「まだはっきりとは分からねえな……。
 それより、会場の敷地内はいろいろ探したけど黒いメモ帳の続きだけはどこ行っても無いな。……これなら忘却の星籠に探しに行けるか?」

Juanse Algaba 「行ってみる価値はあるかも」

KP/ニカ それでは、君たちはマリアの畑にできた大穴へ向かう。
 
畑に出来た空洞の中はトンネルになっているようで、屋敷の方へ伸びている。
進んでいくと、丁度舞踏会場の真下あたりに来た時だろうか。
目の前に巨大な地下空洞が現れた。
 
【忘却の星籠】

広い空洞のあちらこちらに灰色のゴミの山が出来ている、なんとも寂しい場所だ。
誰かが捨てた、忘れてしまったものがここに集められるのだろうか。
汚れた洋服、折れた羽ペン、破かれた手紙。
本来新品であった頃の輝きは当の昔に薄れており
時折その上に輝き疲れた銀色の星屑が雪のように音もなくしんしんと降り積もっている。
 
捨てられたモノ達が最後に行きつく場所がここだとしたら
その厳かな雰囲気は、墓場としては確かに安息地かもしれない。
 
ふと、近くに山となって降り積もっている銀色の星屑の一つを手に取る。
星屑の中を覗くと映像のようなものが流れる。
それは誰かの悲しい過去や辛い過去だろうか。
叱られて涙した記憶、怒り狂った記憶、愛するものを失った記憶。

この小さな星屑の一つ一つが誰か一人の記憶達だとしたら
ここにはきっと数億もの人達の悲しい思い出が捨てられているのだろう。
 
この上で行われている華やかな舞踏会が死者達の「天国」だとするなら
ここはきっとそう、「地獄」とも言える場所だった。

SANc 1/1d3

Gökhan Qamar CCB<=81 【SANチェック】 (1D100<=81) > 26 > 成功

system [ Gökhan Qamar ] SAN : 81 → 80

Juanse Algaba CCB<=76 【SANチェック】 (1D100<=76) > 86 > 失敗
1d3 (1D3) > 1

system [ Juanse Algaba ] SAN : 76 → 75

雑談

KP/ニカ 記憶関連は弱いか……おっでも減少値はえらい

メイン

Juanse Algaba 「……寂しい場所……」

Gökhan Qamar 何をするでもなく、黙って近くにいる。

KP/ニカ 【物見のレンズ】が、ほのかに輝きを帯びている。
寒気すら覚えるようなこの場所で、僅かな温もりを感じるだろう。

黒いメモ帳は、【目星】成功後、【物見のレンズ】使用で見つけることができます。

Juanse Algaba CCB<=80 【目星】 (1D100<=80) > 67 > 成功

system [ KP/ニカ ] サマル : 4 → 3
[ Juanse Algaba ] MP : 41 → 40

KP/ニカ 銀色の星屑の山をいくつか見てまわっていた時、見覚えのあるものが視界に入ってくる。
それはあの黒いメモ帳の燃えカスだ。
恐らく、これが最後のページなのだろう。

黒いメモ帳

KP/ニカ 【黒いメモ帳-4/4】

この数年、彼と共にいて分かったことがある。
彼は悪魔だとか邪神とかの器じゃない。
あまりにも、人間以上に人間すぎる。
その癖に、邪悪な存在へ手を伸ばし、届かないのに誰よりも「らしく」背伸びをする。
それは、見ているこっちが痛々しくなる程に。
彼は心の重さに耐えられないだけだ。
体と精神は大人びていても、心はまるで無垢な子供。

誰がこんな酷い生まれ方をさせたんだ。
どうして、あんなに優しい彼を一人世界へ放り出した。
せめて心を育むすべを、孤独を癒す家族や友を、どうして痛み以外の感情を教えてやれなかった。

私は彼の出生に同情はしない。
けれども、怒りを覚えてならない。
誰も彼に手を差し伸べないのなら、彼が誰にも手を差し出さないのなら、私が――
僕がその手をつかみ取ろう。
その顔に貼り付けた笑顔の意味すら知らない彼が、心から感情を叫べるように。
笑顔以外の表情を、彼に教えてあげられるように。
そして一人前の心が持てたら、きっと人間として生きていけるだろう。
その時こそ、僕がこの舞踏会から立ち去る時だ。

僕が消えれば、マリアや彼は元の世界へ出ていける。
僕には最後まで彼らを見守ることなんて出来ないだろうけどさ、あの二人ならきっと幸せに暮らしていけるよ。
その為に僕は彼らと巡り合ったんだ。

それが、再びマリアと巡りあわせてくれた、僕からのせめてものお礼さ。

メイン

KP/ニカ 【物見のレンズ】は一度光を失い、目ぼしいものも今は見当たらない。

現状、【忘却の星籠】で見つけられるものはありません。

system [ KP/ニカ ] 忘却の星籠 : 0 → 1

KP/ニカ 特にする事がなければ、余った技能時間を次の時間に繰り越すような形で
4回目の舞踏会の前まで時間を進めます。

Gökhan Qamar 「どんなに辛いことでも、捨てたくはねえな。
 それでも忘れちまうことはどうしてもあるんだろうけど……」

Juanse Algaba 「うん……」

Gökhan Qamar 「……ジュアンセ? 寒いんだろ、顔色が悪い。
 そろそろ戻ろうぜ」

KP/ニカ 君たちは一度、この肌寒い【忘却の星籠】を出て外へ出る。
すっかり夜闇に包まれた庭園は、月光が花々を照らして静まり返っていた。
 
そこで君たちは、どこか頭を悩ませている様子のマリアを見つけるだろう。
陽光を湛えた白銀の髪をくるくると右手の指で触りながら、左手には何か小さな包みを持ってうろうろしている。

Juanse Algaba 「夜の庭園も綺麗……あら、マリアちゃん?」

KP/ニカ マリアは君たちの姿を認めると、ぱっと明るい笑顔を向けるだろう。

マリア 「ボンソワール、アヤタ、サマル!
 ……あら!」
「仮面が外れてるわ! もしかして、お名前が……!?」

Gökhan Qamar 「ボンソワール、……夜の挨拶はこうなんだな。
 ああ、お陰でばっちり思い出してきたぜ」

マリア 「よかった! 記憶も取り戻せたのね!
 改めてふたりのお名前を聞いてもいいかしら?」

Gökhan Qamar 「ああ! ……俺はギョクハン。ギョクハン・カマルだ。
 ルーツはトルコだが俺自体は英国出身で、俳優をしている。アヤタは芸名をそのまま持ってきたから、どっちでも正解っちゃ正解だな」

マリア 「ギョクハン! まあ、俳優さんでしたのね!
 ふふ、でもどうせならお友達らしく本名で呼びたいわね」

Juanse Algaba 「ワタシも最初は全然呼び慣れなかったことを思い出しましたよぉ……。
 改めまして、ワタシはジュアンセ・アルガーバ・ナジュム・ファーレスと申します♡」
「ギョクハンと出自は似たようなもので、サマルはルーツの苗字から持ってきた名前だったので強ち間違いでもありません。
 普段は、ロンドンはスコットランドヤード所属の巡査をしております♡ お気軽にジュアンセとお呼びください♡」

マリア 「まあジュアンセ! 巡査というと……警察の方ですのね!
 では護衛というのはお二人が個人的に……?」

Gökhan Qamar 「まあ……大体そうなるな。フランスに撮影に行く予定が元々あったから、ジュアンセの上に掛け合って連れ回させてもらってんだ。
 その途中で舞踏会に参加しようとして……乗ってた車が事故に遭って、ってわけだ」

Juanse Algaba 「ワタシたち同じ士官学校の卒業生なんですけど、思えば確かにギョクハンは武器の扱いは得意でも、得物に依らない戦術はそこまで……ですから
 確かにワタシが同行しているのは良かったと言えるかもしれません♡」

Gökhan Qamar 「はは……別にそれだけじゃねえけど。
 ……とにかく名前を思い出しただけでそこまで変わりはないから、これからもよろしくって事で」

マリア 「ええ! こちらこそ、改めましてよろしくね、ギョクハン、ジュアンセ!」

Juanse Algaba 「それで……マリアちゃんは先程から
 何か考え込んでおられるようでしたけど、いかがなさいました?」

マリア 「ええ、あの……次が本日最後の舞踏会でしょう。
 ナイア公爵へ……日頃のお礼として、お昼に作ったクッキーを渡してダンスに誘いたいの」
「でも、一人では勇気が出ないから……
 後ろから見守っていてくださらない?」
「本当はジュアンセの卒業試験もやるべきだとは思ったのだけど
 それはギョクハンと踊っていたら、十分わかるから……」
「公爵様へお声掛けするにも、一人では勇気が出なくて……
 その、お二人に、後ろから見守っていただけないかと思って」

Juanse Algaba 「あらあら……かわいい♡
 勿論、しっかり見守らせていただきますよ!」

Gökhan Qamar 「ああ、応援してるぜ」

マリア 「ありがとう、ジュアンセ、ギョクハン。
 よく考えたら、このような事をするのは初めてで……何だか緊張しますわ」
「自分の気持ちを伝える時って、どのようにすればいいのかしら……」

Gökhan Qamar 「自分の気持ちか……どういう場面かにもよるけど
 今回みたいな時には、言葉だけじゃなくて態度も大事なんじゃねえかな」
「誠意っていうのかな、良いことをしてもらった礼なんだから笑顔で、とかな。
 でも、深く考えすぎずにマリアらしくまっすぐ伝えりゃいいと思う」

Juanse Algaba 「そうですねぇ、マリアちゃんのひたむきで素直な明るさにはワタシも心を打たれましたから
 ダンスと同じですよ♡ 立ち回り、パワー、お話している時はお二人が主役です!」

マリア 「なるほど……ダンスに重要な要素を活かせるのね!
 私らしく……それならいつも通りの笑顔で伝えてみるわ!」
「あのね、公爵様は何も無い時には、基本的にお二階の執務室か控室にいらっしゃると思うわ。
 だから、階段の辺りで見ていていただければ……きっと……」
「それにきっと、こういうのって自分の言葉でお伝えするのがいいと思うから、そこは頑張るわ!」

KP/ニカ 君たちはマリアと共に、2階の階段のところまで一緒に向かう。
ちょうど、ナイア公爵は休憩を終えたのか控室から出てくるところだった。
マリアは君たちの方へ静かに頷くと、執務室へ戻ろうとするナイア公爵の元へ一人、そっと近づいていく。
 
マリアがナイア公爵に、意を決した様子で声を掛ける姿が見えるだろう。
こちらから彼女の表情や伝えようとしている言葉は窺えないが、きっといつも通りとびきりの笑顔を向けているに違いない。
舞踏会場では、メルドが気まぐれに演奏しているのだろう、明るいピアノの旋律が漏れ聞こえてくる。
まるでBGMのように流れるそれが佳境を迎える。終止符が打たれようとする。
――その時だった。
 
パァンッ! と破裂音のような鋭い音が屋内にこだまする。

Juanse Algaba 「!?」

KP/ニカ 突然の音に演奏をしていた耳の良いメルドが驚いたのか、ピタリと演奏を止めてしまい
煌びやかな音楽が流れていた屋敷内はシン……と静まり返ってしまった。
 
思わず君たちが音の出所らしき、屋敷の二階へ駆けあがって目を向ける。
そこには、頬を赤く腫らしたナイア公爵と、振るった腕を静かに下ろすマリアがいた。
マリアは目に一杯の涙を溜め、泣きそうな表情でナイア公爵を見上げている。
一方のナイア公爵は、非常に冷めた目でマリアを見下ろしていた。
君たちが動き出そうとすると、マリアとナイア公爵は言い争い始めるだろう。

マリア 「どうして、そのような酷いことをおっしゃいますの?
 公爵様は昔から、どうしてマリアだけに冷たくなさいますの?」

KP/ニカ マリアが辛そうに、悲鳴のような声を上げる。
それに対し、ナイア公爵は呆れた表情で続ける。

ナイア公爵 「白々しい真似はおやめなさい。私の手紙を読んだのでしょう?
 あの時あなたが来たのは、そういうことではなかったのですか」

マリア 「手紙? 何のことですの?
 私、そんなものは戴いておりませんわ!」

ナイア公爵 「またとぼけるつもりですか。まあ、無理もないですね。
 所詮あなたは『失敗作』なのですから」

KP/ニカ ナイア公爵がそう言うと、マリアは大きな瞳からぽろぽろと大粒の涙を流す。
そして彼女は涙を流しながら叫んだ。

マリア 「どうしていつも公爵様はそうなのですの!?
 どうしていつも私を避けて、無視して、嫌いますの!?」
「私、何かしましたの!?
 どうか答えて、答えてください!」
「──お兄様ァッ!!」

KP/ニカ 彼女の悲痛な叫びが、静まり返った屋敷中にこだまする。
しかし、ナイア公爵は表情一つ変えなかった。

ナイア公爵 「貴方を妹などと思ったことは一度もありません。
 さっさとここから去りなさい。失敗作」

マリア 「……ッ」

KP/ニカ それを聞いたマリアは涙で濡れる顔を両手で覆うと、君たちの横を横切って階段を駆け下り、屋敷から出ていく。
彼女を見届けたナイア公爵は少し胸を押さえ、執務室へ引っ込んでいった。
 
さて、ここでマリア、ナイア公爵を追いかけて話を聞く事ができます。
この際、それぞれ1技能分の時間を消費する形になります。
二手に分かれる事も可能です。

雑談

Gökhan Qamar choice[分かれる,分かれない] (choice[分かれる,分かれない]) > 分かれない

Juanse Algaba choice[マリアちゃん,ナイア公爵様] (choice[マリアちゃん,ナイア公爵様]) > マリアちゃん

メイン

Juanse Algaba 「マリアちゃん……!」
まずマリアちゃんを追いかけます。

Gökhan Qamar ついて行く。

KP/ニカ 君たちはマリアを探して庭園へ向かう。
彼女は庭園の隅の方でしゃがみ込み、肩を震わせて泣いていた。

Juanse Algaba 「マリアちゃん……」

マリア 「……ぅ、ぐす、……ジュアンセ、……ギョクハン……」
「ありがとう、見守ってくださっていて。
 私、何となくお断りされるかもしれないとは思っていたわ。でも……」

KP/ニカ マリアは泣きながら小さな包みを取り出す。
よく見てみると、それは粉々になったアイシングクッキーの入った包みだと分かるだろう。
ナイア公爵に渡そうとして跳ね除けられ、割れてしまったようだ。

マリア 「ギョクハンやジュアンセと折角作った、思い出のクッキーが……
 それで私、つい怒ってしまって……」

KP/ニカ マリアは苦しそうに仮面を押さえながらも、ぽつりぽつりと語り始める。

マリア 「ナイア公爵……お兄様は……私が産まれた時からずっと一緒で、何かにつけて私を守ってくださりました。
 とてもお優しく、マリアはお兄様のことが大好きでしたわ」
「ある日、朝起きていつも通り、お兄様を起こしに部屋へ行きましたの。
 そこで部屋に入って……けれど、その後のことは覚えていないの」
「気が付けば私、森の中を一人で歩いていたのよ。
 そこへメルドがやってきて、私を仮面舞踏会へ誘ってくれたのですわ」
「舞踏会にお兄様がいるなんてとても驚きましたが……
 この舞踏会では、お兄様はいつも私を避けてばかりいました」

KP/ニカ マリアはぎゅっと、ドレスのスカートを握りしめる。

マリア 「何故お兄様は、マリアのことを嫌うのでしょうか。
 私、何か嫌われるようなことをしたのでしょうか」
「お兄様が仰っていた手紙も、何のことか分かりません。
 けれども、お兄様は手紙にご執心のようでした」
「……ギョクハン、ジュアンセ。お二人へお願いがございます。
 どうか、お兄様の言っていた手紙に何が書かれていたのか、私は知りたいのです」

KP/ニカ マリアは泣きはらした赤い目で、君たちを真っ直ぐに見つめる。

マリア 「それがきっと、お兄様と分かり合える唯一の手段だと思いますの。
 もうだいぶ昔のことですし、手紙はきっと捨てられてしまっているのでしょうけど……」
「どんな内容だったとしても、私は受け止めますわ。
 お兄様のことを分かってあげられない今この時の方が、よっぽど望まれないことだもの」
「もし手紙の内容が分かるようなことがあれば、マリアに教えてくださいまし。
 どうか、お願いします」

Gökhan Qamar 「……分かった。
 これから公爵んとこにも行くから、それとなく聞き出してみる」

Juanse Algaba 「今は落ち着かないでしょうが、少しでもゆっくり過ごしてくださいね、マリアちゃん」

マリア 「ありがとう、ギョクハン、ジュアンセ……。私も、お兄様と仲直りがしたいと思っているから……
 もう少し落ち着くまで、ここで待っていますわ」 

KP/ニカ マリアは少しだけ安堵した様子で微笑んだ。

彼女から得られる情報は以上です。

system [ KP/ニカ ] アヤタ : 3 → 2
[ KP/ニカ ] サマル : 3 → 2

Gökhan Qamar 「手紙か……あの様子だと届けたつもりで行き違いになってんだろうが……」

Juanse Algaba 「公爵様、教えてくださるかな……」

KP/ニカ 君たちがナイア公爵を探すと、いつもは魔術で隠されている【執務室】の扉が半開きになっている事が分かる。
中を覗いてみると、椅子に深く腰掛け、胸を押さえているナイア公爵がいるだろう。

ナイア公爵 「ああ……アヤタさんにサマルさんですか……。
 先程はお見苦しいところを失礼いたしました。どうぞ、お入りください……」

Gökhan Qamar 「……失礼するぜ。
 公爵、マリアの事について聞きに来た。話してくれるか」

ナイア公爵 「貴方がたは……随分とあれと親しくしているようですが
 あれに近付くのは危険ですからね……」

Juanse Algaba 「そこまで思われる理由を、詳しく聞かせてください」

ナイア公爵 「貴方がたがある程度我々の事をご存知だからこそ、お話いたしますが……」
「言ってしまえば、マリア……彼女は人間ではありません。
 私が作った、『私の化身』の失敗作です」
「何故彼女が私を兄と呼ぶかは不明ですが、私としては彼女をすぐに処分したかったのです。
 だから、手紙を渡しておびき出そうとしたのですが……」
「情けないことに、返り討ちに合いまして。
 その際に、力のほとんどを彼女に喰われてしまったのです」

Gökhan Qamar 「そう、その手紙だよ。
 マリアは覚えてないどころか何のことか本当に分かってない様子だったぞ」

Juanse Algaba 「ええ……もうお出しになったきりかもしれませんが
 簡単にでもいいので内容を教えていただけませんか?」

ナイア公爵 「それが、…………」

KP/ニカ ナイア公爵は仮面を押さえ、苦しむ。
どうやら思い出せないようだ。

ナイア公爵 「……この通りです。おかげで私は、今や貴方達よりも少し上の存在程度しか力が残されていない。
 本来持ちうる神の権能すら、今の私には扱うことすら出来ないのです」
「彼女は恐ろしいですよ。一見穏やかな少女に見えますが……
 本当は出来損ないとして自分を作り出した私を恨んでいて、この命をいつ刈り取れるのかでも考えているのでしょう」
「私が隙を見せてしまえば、簡単にこの首など刎ねてしまう。
 だからこそ、私は彼女から距離を取る必要があった。まだ、死にたくはないのでね」

Gökhan Qamar 「恨む……だ? むしろ日頃の礼をしたいって言ってたぞ」

ナイア公爵 「今はまだ、彼女につけられた仮面のおかげで、私への恨みや憎しみが軽減されている状態です。
 ですが、彼女のあの仮面が取れた時、彼女が私達の力を上回る時……」
「今度こそ、彼女は私を殺しにくるでしょう」

雑談

KP/ニカ 仮面が取れた時に殺しに来る、かー

メイン

ナイア公爵 「貴方がたは彼女の恐ろしさを知らないから、彼女に対して同情的になれるのでしょう。
 折角探索を進めても、もしあの仮面が外れたら、貴方がたとて無事では済まないかもしれない」
「帰る手立てを見つけても、殺されてしまう可能性だってあるでしょう。
 私はそれが心配でならない」
「話し合いなんて彼女の前では通用しませんよ。その前に殺されてしまいます」
「でなければ、私がここまで力を奪われることだって無かったはず……
 ……しかし、なぜ……」

KP/ニカ ナイア公爵は仮面と胸とをそれぞれの手で押さえ、呻く。

Juanse Algaba 「……たとえ忘れている事があったとしても
 忘れている間に新たに積み重ねたことは、無かったことにはならないはずです」

Gökhan Qamar 「もし仮に、マリアがよくない事を仕出かすんだとしたら
 俺たちで止めてやるよ。それが友達ってもんだろ」

ナイア公爵 「……どちらにしても、彼女の存在は私にとっては害でしかない。
 このまま野放しにしていれば、いずれ貴方がたにも、分かる時が来るかもしれません」
「どうか……貴方がただけでも無事にここから出られるようにと……
 私からは、忠告しておきましょう。彼女には重々気を付けてください」

KP/ニカ ナイア公爵は重々しい空気を断ち切るように、深く息を吐く。

ナイア公爵 「……ぺらぺらと余計な話をしてしまって申し訳ない。
 けれど、こういう事を話せる人が居なかったもので」  
「少しだけ、友人に相談したような体験をさせていただきました。ありがとうございます。
 どうか、先ほどの弱気な私はお忘れ下さい」

KP/ニカ ナイア公爵は、少し照れくさそうに笑うだろう。
彼から得られる情報は以上です。

system [ KP/ニカ ] アヤタ : 2 → 1
[ KP/ニカ ] サマル : 2 → 1

KP/ニカ そしてここで、【忘却の星籠】で探せるものが1つ増えました。

Gökhan Qamar 「手紙の内容をどっちも知らない、覚えてないとはな……。
 会場にはなさそうだし、忘却の星籠に行ってみるか」

KP/ニカ 君たちはトンネルを通り、再び静かな【忘却の星籠】を訪れる。
【物見のレンズ】がほのかに光を帯び始めた。

1技能分の時間を消費して、【図書館】を振ることができます。

system [ KP/ニカ ] アヤタ : 1 → 0
[ KP/ニカ ] ギョクハン : 1 → 0

Gökhan Qamar CCB<=80 【図書館】 (1D100<=80) > 56 > 成功

KP/ニカ ギョクハンは静かな銀色の山の中から、一枚の黒い封筒を見つけた。
宛先などは書いておらず、開封もされていない。
しかし、その封筒には見覚えがあった。
君たちがこの舞踏会へ来た時に、最初にナイア公爵へ渡した「黒くなった招待状」の封筒と同一のものだ。

system [ KP/ニカ ] 忘却の星籠 : 1 → 2

KP/ニカ 手紙を開封して中に綴られた文字を見てみる。
筆跡は白銀の書のものと一緒のようだが
古ぼけた紙やインクのかすれ具合から見て、白銀の書よりもずっと昔に綴られたもののようだ。

情報

KP/ニカ 【誰かの手紙】

貴方は神の化身である私が作った、化身の化身のような存在です。
ですが、私が欠陥品なばかりに、恐ろしい呪いが貴方にも宿ってしまいました。
それは一人で生きていくことを許さない、人だけが持つ「心」という呪い。
我々のような紛い物にはあまりにも重く醜く、眩しすぎるほどに美しい呪い。

そのせいか、最近よく夢に見るのです。
心の重さにつぶされて、貴方が悲惨な死を遂げるのを。
そして私も耐えられず、同じ運命を辿ってしまうのを。
それが恐ろしくて何度も何度も目を覚まし、自らの罪深さに何度も何度も後悔をしました。

心さえなければ、
私達は正しく生きられたのでしょうか。
心さえなければ、
私達は肩を並べて歩けたのでしょうか。
今となってはもう、分かりません。

あの夢が正夢になってしまうのが、私は何よりも恐ろしい。
しかし心を持っている以上、あの死は決して夢物語ではないのです。
それが避けられないのなら、いつか私達の心が耐えられなくなるのなら
まだ幸せだと言える内に私の手で貴方の命を摘み取りましょう。

そしていつの日か必ず、私はそれを後悔する時が来る。
きっと夢で見た時よりも悲惨な死が私を待っているのでしょう。
それでも……貴方だけでも幸せに終われるのなら、私はそれでよいのです。

次に会う時、私は貴方を殺すでしょう。
拒むのなら今すぐ好きなところへお逃げなさい。
それが、私が家族に出来る唯一の贖罪だから。


ごめんね、マリア。
――最後に、私を兄と呼んでくれてありがとう。

メイン

KP/ニカ この手紙を読んで、君たちは二つの事に気付く。
 
第一に、ナイアについて。
彼は心の重さに耐えられないだけの優しい人だ。
彼に邪神は向いていない。
彼の正体は妹の為に心を砕く「マリアの兄ナイア」である。
 
第二に、マリアについて。
彼女に名前はなく、その正体もかの王妃ではない。
彼女はナイア公爵の、たった一人の大切な妹だ。
彼女は兄から大切にされていた名もなき神の化身である。
彼女の正体は『ナイアの妹マリア』だ。
 
ここでお二人は【アイデア】をどうぞ。

Gökhan Qamar CCB<=65 【アイデア】 (1D100<=65) > 29 > 成功

Juanse Algaba CCB<=85 【アイデア】 (1D100<=85) > 89 > 失敗

KP/ニカ この手紙を読んだギョクハンはふと疑問を持つ。
先ほどナイア公爵との会話で聞いた
「何故自分のことを兄と呼ぶのか」
という発言だ。

この手紙を読めば、彼が兄として慕われていたことを密かに喜んでいたはずだとわかる。
そこで、君はある一つの仮説に辿り着く。
彼が忘れているのは、「マリアと過ごした思い出」ではないかと。

雑談

KP/ニカ 記憶関連本当に弱いな、ジュアンセ……
兄目線の気持ちがわからないかー……

メイン

Gökhan Qamar 「この時は葛藤してたんだろうな。
 今は多分、マリアとの日々を忘れてるから、兄と呼ばれる理由もわからねえんだろう」

Juanse Algaba 「なるほどね……。
 思い出か……マリアちゃんは覚えているのかな」

Gökhan Qamar 「手紙は見つけた事だし、マリアに持ってってみようぜ」

KP/ニカ 君たちは忘却の星籠を出て、マリアの元へ向かう。
夜の庭園をぼんやりと眺めていたマリアは、君たちに気付くとやんわりと笑みを作ってみせた。

マリア 「まあ……! もう手紙を見つけてくださったの?
 ありがとう……早速、読ませていただきますわ」

KP/ニカ マリアは真剣な面差しで、受け取った手紙に目を通す。

…………

マリア 「お兄様……」

KP/ニカ そう小さく呟くと、彼女はポケットから小さな鍵を取り出した。
それは元々執務室にあって、クマのストラップが付いた【どこかの鍵】と同様のものだ。

マリア 「恐らくまだ、使えると思うのですけれど……」

KP/ニカ マリアが鍵を空中に突き刺すと、目の前に光の扉が現れる。

マリア 「お二人に見せたいものがあるの。
 ついて来て下さいまし」

KP/ニカ マリアに案内され光の扉をくぐり抜けた先は、静かに陽光が降り注ぐ、暖かな森の中だった。
その奥には、少し古びた一軒のログハウスがぽつんと立っている。

マリア 「ここは、お兄様と一緒に過ごしていたお家です。
 どうぞ、中へお入りくださいまし」

KP/ニカ マリアに案内されて中に入ると、こじんまりとしていたが2人で暮らすには十分の広さがあった。

マリア 「お兄様はお料理が得意で、いつも私に美味しいごはんを作ったり、一緒に本を読んだりしてくださいました。
 けれども、お兄様は時折苦しそうに胸を押さえておりました」

KP/ニカ おそろいのマグカップ、2対の皿、2人分の生活雑貨。
どの部屋を見ても、そこには確かにささやかながら幸せに暮らしていたのだろうという痕跡が見られた。

マリア 「お兄様との暮らしは、毎日がとても幸せでしたわ」

KP/ニカ そして最後に、マリアに案内されたのは二階の屋根裏にある寝室だった。
しかし、部屋の中を覗いてみるとそこは酷く荒れ果てていた。
まるで巨大な化け物がぶつかり、殺し合ったかのような鋭い爪跡が所狭しと刻まれ
柔らかな枕やシーツがズタズタに引き裂かれている。

マリア 「ここは、お兄様の寝室ですわ……」
「そう、ある日、私はいつも通りお兄様を起こしにお部屋へ行ったの。
 すると、お兄様が既に起きていらして……私が近づこうとした瞬間、お兄様が刀で私の首を落とそうとしてきたのです」 
「私はわけも分からず、必死に抵抗しました。
 あの手紙を読んでいなかったせいね」 
「そして、勢い余って……
 私はお兄様の半分を食べてしまったのです」
「……ああ、思い出しました。私、お兄様に酷いことをしてしまったの。
 謝って許されることではない……けれど、お兄様は私が付けた痛みよりも、ずっとずっと苦しんでいたんだわ」

KP/ニカ そっと目を伏せた後、それでもマリアは陽光を湛えた微笑みを覗かせる。

マリア 「やはり、お兄様はとてもお優しい方です。
 だから、私はお兄様と過ごしたこの家で、もう一度お話をしたいのです」

KP/ニカ マリアは再度、粉々になったアイシングクッキーの包みを取り出す。
【製作:料理】系の技能、【DEX*5】もしくは【APP*5】などで繋ぎ直すことができるだろう。

Gökhan Qamar CCB<=(16*5) 【APP】 (1D100<=80) > 53 > 成功

Juanse Algaba CCB<=(13*5) 【DEX】 (1D100<=65) > 31 > 成功

KP/ニカ 二人が協力してクッキーの欠片を器用に繋ぎ合わせると
そこには「今も大好きです」「一緒にお茶会がしたいです」と書かれていた。

マリア 「! クッキーが……! ありがとう。…………」

KP/ニカ マリアはクッキーをしばらく見つめた後、マスクをおもむろに外す。

マリア 「お願いします、ギョクハン、ジュアンセ。
 どうか兄をこの家に連れてきてあげたいの。お力を貸してはいただけませんか?」

Gökhan Qamar 「ああ、当然そのつもりだったぜ、マリア」

Juanse Algaba 「ええ、今度は一緒にお話に行きましょう、マリアちゃん」

マリア 「ありがとう……!」
「そうね、きちんと、冷静になってお兄様ともう一度お話するわ」

KP/ニカ 君たちはナイア公爵の元へ向かうべく、一度この家を後にすることだろう。

雑談

KP/ニカ 他人の事はよく見えるってことだな……

メイン

KP/ニカ 【執務室】

ナイア公爵はまだ執務室のソファに寄りかかり、胸を押さえている。
君たちの気配を感じて顔を上げると、仮面の取れたマリアに気が付くだろう。
彼は怯えたような表情を一瞬した後、いつもの貼り付けたような笑みを浮かべる。
しかし、その表情はぎこちなく、口元や目元が歪んでいた。

ナイア公爵 「……仮面が、取れましたか。いよいよ、私を殺しに来たのですね」

マリア 「違いますわ! 私はお兄様と争いに来たわけではありません!
 とにかく、これから一緒に来ていただきたいところがありますの!」 

ナイア公爵 「なるほど、そこが私の処刑場ということですか。それなら、お断りですね」

KP/ニカ 彼は話を聞かずに間髪入れず答える。
しかし、彼の表情は何処か暗い。
彼は君たちを横目で見ると、苦々しげにマリアに言い放つ。

ナイア公爵 「しかし、私を殺すのが目的なら、何故お二人まで連れてきたのですか。
 彼らを見せしめに、私の前で殺すのですか」 

マリア 「殺すだなんてそんな!」
「私は、私たちは、お兄様と話をするために、三人で……」

Gökhan Qamar 「そうだ! 悪いがアンタの手紙は読ませてもらったぜ。
 アンタたちが昔住んでた家に行けば、忘れちまってることを思い出せるはずだ」

Juanse Algaba 「ええ、ワタシたちも目にしてきました。
 そこでマリアちゃんは記憶を思い出したから、仮面が外れただけにすぎません!」

ナイア公爵 「……ああ、なるほど。貴女は彼らへそう言うように暗示を掛けた、と……」

KP/ニカ 彼はより一層表情を険しくすると、静かに片手で長剣の柄を撫でた。

ナイア公爵 「マリア……私の、友人達にまで手を出すとは」

KP/ニカ ナイア公爵は軽く触れていた剣を抜き放つと、瞬時にマリアへ切りかかる。
君たちも剣を抜き放ち、それを止めようとするだろう。
しかし、彼のほうが数コンマ早かった。

マリア 「……っ!」

KP/ニカ その瞬間、彼の振るった剣が見えない壁に弾かれる。

ナイア公爵 「! これは……」

KP/ニカ ナイア公爵が距離を取ると、君たちの背後でメルドがニヤリと笑顔を浮かべて立っていた。

マリア 「メディ!」

メルド 「危なかったねぇ~マリア! 大丈夫かい?」

マリア 「ええ、この通りだわ!」

ナイア公爵 「メルド、貴方までどうして……」

メルド 「やあ! ナイア君! ご機嫌麗しゅう!
 ……もしかして、まだ気が付かないのかい? 僕はもともとこっち側の人間さ」 
「どうだい? 味方だと思ってた奴に裏切られる気分は!
 最後まで居もしない友の為に孤軍奮闘するのは!」
「ははは、やっぱり、君に黒幕なんて向いてないね」

KP/ニカ メルドは君たちへ、同意して欲しいとアイコンタクトを飛ばす。

雑談

Juanse Algaba 味方だと思ってた奴に裏切られる…………

KP/ニカ ジュアンセに効いてしまった

メイン

Gökhan Qamar 「……まあ、確かに? 黒幕にしちゃ優しすぎるってとこは同意するかな」

Juanse Algaba 「…………」おろ……

KP/ニカ ナイア公爵は君たちの言葉を聞き態度を見ると
苦しそうに胸を押さえ、鋭い眼光をマリアへ向ける。

ナイア公爵 「貴女という人は……。
 私から神たる力を奪っただけでは飽き足らず、腹心の従者さえ丸め込み……」
「初めて……」
「初めて心を許せると思えた、一握りの友人達さえも奪うというのか! マリアァッ!」 

KP/ニカ 彼の顔が、初めて見る表情に変わる。
君たちの知る限り、それは「怒り」。
腰のロングソードを構え直した彼は、怒りに身を任せて君たちに襲い掛かってきた。
 
【決闘 vsナイア】
戦闘開始です。
 

Gökhan Qamar 「ナイア公爵……!」
元々抜いてたんだろ? サーベルを構える

Juanse Algaba 「マリアちゃん! メルドさんと下がっていてください!」
ギョクハンの横に立ちます。

KP/ニカ ここでは模擬戦、剣術大会決勝戦とは異なり
「どちらかお一人のHPが0」になった場合、2人共ロストとなります。
ご注意ください。

また、ここではマリアとメルドが戦闘に加わりますが、2人共直接的な攻撃はしません。
マリアは【応援】で君たちへバフをかけ、メルドは【魔術支援】を行います。

情報

KP/ニカ 【マリアの応援】

1d3の出目によって、以下のバフをかける。

1:回避2倍
2:必中(相手が回避できなくなる)
3:ダメージ2倍


【メルドの魔術支援】

①魔術【瞬間防壁】
メルド自身のMP100を削り、探索者あるいはNPCが受けるダメージを肩代わりする防壁を張ることが出来る。

②MP譲渡
1ターン終了時に全員が【回避】に成功した場合、メルドは探索者へMP5を譲渡する。

メイン

Gökhan Qamar なんか……どっかのタイミングでガレットデロワを食って、大瓶を飲んでおいたことにする

system [ KP/ニカ ] ガレットデロワ : 2 → 1
[ KP/ニカ ] 黄金の大瓶 : 2 → 0

Juanse Algaba ワタシは大瓶のみ……いただきます♡

KP/ニカ ギョクハンは+25、ジュアンセは+20

system [ Gökhan Qamar ] MP : 35 → 60
[ Juanse Algaba ] MP : 40 → 60

メルド 「いやあ、ナイア君ブチギレじゃん! ここ耐え切ったら、僕との約束果たせるね!
 踏ん張りどころだぞ~!」

Gökhan Qamar 「暢気なこと言ってる場合か? マリアの事は任せたからな!」

KP/ニカ それでは、1ターン目。
まずはマリアの【応援】

マリア 1d3 【応援】 (1D3) > 2

KP/ニカ このターン二人の攻撃は必中、つまりナイアが回避できなくなります。

マリア 「ギョクハン、ジュアンセ! お兄様は【魔術】で壁を作っておいでだわ!
 気をつけてくださいまし!」 

Juanse Algaba 「! 分かりました! ありがとうございます♡」

KP/ニカ 次、ナイア公爵の攻撃。
ナイア公爵は1ターンに2回攻撃を行います。

ナイア公爵 SCCB<=90 【剣術】 (1D100<=90) > 69 > 成功
choice[アヤタさん,サマルさん,メルド,マリア] (choice[アヤタさん,サマルさん,メルド,マリア]) > マリア
SCCB<=90 【剣術】 (1D100<=90) > 65 > 成功
choice[アヤタさん,サマルさん,メルド,マリア] (choice[アヤタさん,サマルさん,メルド,マリア]) > サマルさん

雑談

Juanse Algaba まあ! 女性ばかりを狙うなんて……♡

Gökhan Qamar マリアはともかく、お前タゲ取りしすぎだろ

メイン

マリア CCB<=40 【決闘回避】 (1D100<=40) > 11 > 成功

Juanse Algaba 瞬間強化!

system [ Juanse Algaba ] MP : 60 → 55

Juanse Algaba CCB<=43*2 【回避】 (1D100<=86) > 30 > 成功

雑談

KP/ニカ マリア、避けるなあ……すげえ

メイン

KP/ニカ ナイアはマリアとジュアンセに向けて、剣を素早く振るおうとする。
二人は跳ねて踊るかのごとく軽やかに、息を合わせて避けきってみせるだろう。

Juanse Algaba 「ふう……マリアちゃんの教え、しっかり活かせてます♡」

マリア 「ええ! 立ち回り、完璧ね!」

雑談

KP/ニカ もしかしてここで卒業試験してる?

Gökhan Qamar そうかも……

メイン

Gökhan Qamar CCB<=85 【サーベル】 (1D100<=85) > 90 > 失敗

雑談

Gökhan Qamar うお……

メイン

Juanse Algaba CCB<=85 【サーベル】 (1D100<=85) > 37 > 成功
瞬間強化、陽光の加護、一撃必殺!

system [ Juanse Algaba ] MP : 55 → 50
[ Juanse Algaba ] HP : 12 → 11

Juanse Algaba 2d8+2+2d6+10 【サーベルダメージ*2】 (2D8+2+2D6+10) > 11[3,8]+2+5[1,4]+10 > 28

ナイア公爵 「っく……!」
「な、なんて、猛撃だ……。
 これが、マリアの洗脳による力……!?」

Juanse Algaba 「まあ! それはマリアちゃんだけでなく、ワタシにも失礼じゃありませんかぁ……?
 確かにマリアちゃんの教えを元にはしていますが……テクはワタシの実力、です♡」

KP/ニカ 2ターン目。
まずはマリアの応援。

マリア 1d3 【応援】 (1D3) > 1

KP/ニカ このターン 回避2倍(上限99)です。

ナイア公爵 SCCB<=90 【剣術】 (1D100<=90) > 34 > 成功
choice[アヤタさん,サマルさん,メルド,マリア] (choice[アヤタさん,サマルさん,メルド,マリア]) > メルド
SCCB<=90 【剣術】 (1D100<=90) > 44 > 成功
choice[アヤタさん,サマルさん,メルド,マリア] (choice[アヤタさん,サマルさん,メルド,マリア]) > メルド

KP/ニカ おお……回避2倍と通常回避……かな

メルド CCB<=40*2 【決闘回避】 (1D100<=80) > 42 > 成功
CCB<=40 【決闘回避】 (1D100<=40) > 54 > 失敗

ナイア公爵 1d10+1+1d6 【銀鞘の剣ダメージ】 (1D10+1+1D6) > 10[10]+1+5[5] > 16

雑談

KP/ニカ でっか 殺意やば

メイン

system [ メルド ] MP : 100 → 84

メルド 「お、っと……危ない危ない!」
「と、そうだ二人とも!
 さっきのマリアとお嬢ちゃんのコンビネーション、最高だったからこれあげるね!」

system [ メルド ] MP : 84 → 74

Juanse Algaba

system [ Juanse Algaba ] MP : 49 → 54
[ Gökhan Qamar ] MP : 60 → 65

Gökhan Qamar CCB<=85 【サーベル】 (1D100<=85) > 18 > 成功

ナイア公爵 SCCB<=70 【決闘回避】 (1D100<=70) > 1 > 決定的成功/スペシャル

雑談

KP/ニカ は???

メイン

KP/ニカ なん……??
ナイアは反撃をしてくる……

ナイア公爵 SCCB<=90 【剣術】 (1D100<=90) > 72 > 成功

KP/ニカ マリアの応援の声をかき消すような大声を上げて
ナイア公爵はギョクハンに反撃をしかけてくる。

1クリだからね……何もしない場合は通常の回避で振ってくれる?

Gökhan Qamar ちっ……瞬間強化!

system [ Gökhan Qamar ] MP : 65 → 60

Gökhan Qamar
CCB<=50*2 【回避】 (1D100<=100) > 1 > 決定的成功/スペシャル

KP/ニカ なに!?!?!? 1CTあげる!!!!!

system [ Gökhan Qamar ] 1CT : 1 → 2

KP/ニカ 必中も二倍もあげる! てかHP減らすの忘れてたわ。今やるね。

system [ ナイア公爵 ] HP : 50 → 22

Gökhan Qamar なら……一撃必殺だ! あと陽光の加護!

system [ Gökhan Qamar ] MP : 60 → 59
[ Gökhan Qamar ] HP : 14 → 13

Gökhan Qamar 2d8+2+2d4+10 【サーベルダメージ*2】 (2D8+2+2D4+10) > 8[3,5]+2+6[4,2]+10 > 26

雑談

KP/ニカ 1クリの応酬 何???

メイン

Gökhan Qamar 「話を……聞きやがれ……っ!」

KP/ニカ ナイアの反撃を弾き飛ばしたギョクハンは、その勢いのまま再度力強い攻撃を繰り出した。
鋭い一撃が、ナイアの腹部へ深々と刺さる。
彼は2~3歩下がると、口から黒い血のような液体を零しつつ、すがるような目で君たちを見る。

ナイア公爵 「お願いです。これ以上、貴方がたがその女に操られるのは見るに堪えません。
 どうか、私の名前を言って下さい」 
「名前さえ貰えれば、私は貴方達を救う事が出来る。どうか……」

Gökhan Qamar 「ごちゃごちゃうるせえ!
 お前がナイアじゃなかったら誰がナイアだってんだよ」

Juanse Algaba 「そうです。かの神にたくさん化身が居たとして、ナイアさんという方は
 メルドさんのご主人様は、マリアちゃんのお兄さんは、アナタただお一人なんですよ!」

ナイア公爵 「…………」
「……そう、ですか。ならばせめて、貴方達だけでも救いましょう」
「例え貴方達と相打ちになろうとも、その女の捨て駒にされるくらいなら
 ──せめて、安らかなあの世へ」

system [ ナイア公爵 ] HP : 22 → -4
[ ナイア公爵 ] HP : -4 → 10

KP/ニカ ナイアは乱暴に口元についた黒い血を手袋で拭うと
ショートソードを抜き放ち、両手で二本構えて再び立ち向かってきた。
 
ブレイクゲージでターンが回ります。
このターンから、ナイアは3回攻撃を仕掛けてきます。

メルド 「ほんっとキミたち兄妹ってば反則だよね!?
 相棒、お嬢ちゃん、気を抜くなよ!」

KP/ニカ ブレイクゲージ後。3ターン目。
マリアの応援。

マリア 1d3 【応援】 (1D3) > 1
「! お兄様の双剣……!
 先程よりもたくさん攻撃がくる気配がいたしますわ! 攻めも守りもより強く!」

KP/ニカ このターン、回避2倍。

ナイア公爵 SCCB<=90 【剣術】 (1D100<=90) > 17 > スペシャル
choice[アヤタさん,サマルさん,メルド,マリア] (choice[アヤタさん,サマルさん,メルド,マリア]) > サマルさん
SCCB<=90 【剣術】 (1D100<=90) > 97 > 致命的失敗
choice[アヤタさん,サマルさん,メルド,マリア] (choice[アヤタさん,サマルさん,メルド,マリア]) > アヤタさん
SCCB<=90 【剣術】 (1D100<=90) > 95 > 失敗
choice[アヤタさん,サマルさん,メルド,マリア] (choice[アヤタさん,サマルさん,メルド,マリア]) > マリア

KP/ニカ Schoice[反撃,成功1回分失敗] (choice[反撃,成功1回分失敗]) > 成功1回分失敗
君たちの言葉に多少堪えたのか、ナイアの太刀筋に迷いが見える。
素早い三連撃は、過酷なダンスレッスンを潜り抜けた君たち三人にはあまりにも稚拙なものだった。

雑談

KP/ニカ ギョクハンへの攻撃にファンブル、マリアへの攻撃に失敗したから
ジュアンセへの攻撃も失敗にしたよ…

メイン

Gökhan Qamar CCB<=85 【サーベル】 (1D100<=85) > 90 > 失敗

雑談

KP/ニカ いや出目が高い!?

メイン

Juanse Algaba CCB<=85 【サーベル】 (1D100<=85) > 50 > 成功

ナイア公爵 SCCB<=70 【決闘回避】 (1D100<=70) > 70 > 成功

KP/ニカ しかしそれでも簡単に折れようとはしないのがナイアだった。
ギョクハンとジュアンセの息の合った連撃を避けきってみせるだろう。

雑談

KP/ニカ このターンで終わらないの珍しいかも…… 何?

メイン

メルド 「くう~! あと少しの予感がするのに!
 頑張ってこうぜ!」

system [ メルド ] MP : 74 → 64
[ Gökhan Qamar ] MP : 59 → 64
[ Juanse Algaba ] MP : 54 → 59

KP/ニカ 4ターン目。
マリアの応援。

マリア 1d3 【応援】 (1D3) > 1
「守りは任せてくださいまし!」

KP/ニカ このターン、回避2倍。

ナイア公爵 SCCB<=90 【剣術】 (1D100<=90) > 4 > 決定的成功/スペシャル
choice[アヤタさん,サマルさん,メルド,マリア] (choice[アヤタさん,サマルさん,メルド,マリア]) > アヤタさん
SCCB<=90 【剣術】 (1D100<=90) > 78 > 成功
choice[アヤタさん,サマルさん,メルド,マリア] (choice[アヤタさん,サマルさん,メルド,マリア]) > アヤタさん
SCCB<=90 【剣術】 (1D100<=90) > 89 > 成功
choice[アヤタさん,サマルさん,メルド,マリア] (choice[アヤタさん,サマルさん,メルド,マリア]) > サマルさん

雑談

Gökhan Qamar すげえ殺されそう

メイン

ナイア公爵 choice[必中,2倍] (choice[必中,2倍]) > 必中

KP/ニカ えーっと……ギョクハンとジュアンセは一回ずつ2倍で回避!

Gökhan Qamar CCB<=50*2 【回避】 (1D100<=100) > 73 > 成功

Juanse Algaba CCB<=43*2 【回避】 (1D100<=86) > 23 > 成功

ナイア公爵 では……最初の一撃は必中ですので、【瞬間強化】を。

system [ ナイア公爵 ] MP : 50 → 45

ナイア公爵 (2D10+2+1D6) > 12[6,6]+2+2[2] > 16
2d10+2+2d6 【銀鞘の剣ダメージ】 (2D10+2+2D6) > 15[7,8]+2+5[3,2] > 22

Juanse Algaba 「! ……ギョクハン!」

Gökhan Qamar 「……!」

KP/ニカ ナイア公爵はギョクハンのレモンイエローの右眼を狙い、命を吹き飛ばさん程の一閃を繰り出すが
君の眼前でそれはぴたりと止められる。
風が二人の間に吹き荒び、壁となって衝撃を吸収するだろう。

system [ メルド ] MP : 64 → 42

メルド 「危ない危ない!
 目を狙うなんて、ナイア君もなりふり構ってらんないって感じだねえ!」

Gökhan Qamar 「っ、……と……助かったぜ、メルド……」

雑談

KP/ニカ 先端恐怖症にはきつい描写だろうなこれ

メイン

Juanse Algaba 「………… よか、った…………
 ……いいえ、とにかく早く止めないと……!」
体の力が抜けそうになるのを奮い立たせてサーベルを構えます。

Gökhan Qamar CCB<=85 【サーベル】 (1D100<=85) > 69 > 成功

ナイア公爵 SCCB<=70 【決闘回避】 (1D100<=70) > 39 > 成功

Juanse Algaba CCB<=85 【サーベル】 (1D100<=85) > 1 > 決定的成功/スペシャル

雑談

KP/ニカ !?!?!?!? お、おこ……?

Juanse Algaba おこです!!!!!!

メイン

KP/ニカ 1CT!!! あげる!!!!!

system [ Juanse Algaba ] 1CT : 1 → 2

KP/ニカ えーいもう、折角だからノーコストで全剣技と魔術使わせてあげる!

雑談

Gökhan Qamar やけくそになってやがる……

メイン

Juanse Algaba 2d8+2+2d6+10 【サーベルダメージ*2】 (2D8+2+2D6+10) > 12[8,4]+2+6[5,1]+10 > 30

ナイア公爵 「! 貴方たち、その動きは……!?」

KP/ニカ ギョクハンとジュアンセはナイアの双剣を避けつつも並び立ち、息ぴったりのコンビネーションで彼を弾き飛ばすだろう。
ふたりで、とどめのRPをどうぞ。

Gökhan Qamar 「おう、月が昇るな……そろそろ終演だぜ、ナイア。
 ……ジュアンセ!」

Juanse Algaba 「ギョクハン!
 ……ハイ、最後まで笑って立つ、より強い月の輝きは……ワタシたち、です♡」

ナイア公爵 「!? ぐっ、ぁ……」

system [ ナイア公爵 ] HP : 10 → -20

KP/ニカ 戦闘終了。
【決闘 vsナイア】
ギョクハン、ジュアンセの勝利です。
お疲れ様でした。

雑談

KP/ニカ この間に1クリがめちゃくちゃ出たな……

メイン

KP/ニカ 君たちの鋭い一撃がナイアの心臓を貫く。
刺された胸から黒い液体が大量に溢れてきた。
彼はそんなことをものともせずに、君たちの首を切り落とさんと鋭い剣を振るう。
 
──しかし、その手がピタリと、君たちの首筋数センチ手前で止まってしまった。

ナイア公爵 「……何故、どうして。
 最後、この数センチで手が止まるのですか」

KP/ニカ 彼は刺された胸を押さえてると、持っていた二本の剣をカランと床に落とし、その場に膝をつく。
そして、諦めたかのように項垂れると、君たちへ首を差し出してきた。

ナイア公爵 「怒るのも、悲しむのも、もう疲れました。どうぞ、殺すなら殺してください。
 貴方がたに殺されるのなら、本望だ」

Gökhan Qamar 「誰もそんな話してねえんだよな。
 アンタたちの住んでた家に行くだけだって」

Juanse Algaba 「まったく…………
 確かにある意味生まれ変わったような心地にはなれるかもしれませんね♡」

ナイア公爵 「わかり、ました……。
 どうぞ、お好きなようになさってください……」

KP/ニカ ナイアはよろよろと立ち上がる。

メルド 「もー、しっかりしなよナイア君! ほら立てる?」

ナイア公爵 「……メルド。
 ……ええ、大丈夫です。ありがとうございます……」

KP/ニカ マリアが執務室の空中に鍵を刺せば、再び目の前に光の扉が現れる。
君たちはナイアと共に、ログハウスを目指すことになるだろう。
 
さて、ログハウスへ向かう途中、メルドが君たちの元へやってきて、愉快そうに話しかけてくる。

メルド 「やあ相棒にお嬢ちゃん、お疲れ様! おかげでナイア君が激おこする珍しい瞬間に立ち会えたよ!
 いやぁ面白いものが見れた! ありがとうね」 
「そしてこれは頑張った君達へ、僕からの約束のご褒美。
 僕にはもういらないものだから、好きに読んでいいよ」

KP/ニカ 彼は一冊の本を取り出すと、ギョクハンのポケットにずぼ! と捩じ込む。

メルド 「それじゃあ僕はこれで。
 久しぶりに運動しすぎて疲れちゃったから、僕はしばらくサボるね!」 
「いつかまたどこかで会おう!」
「二人ともアデュー! さよーなら」

KP/ニカ 彼はひらひらと手を振ると、まるで幽霊のごとく、空気に溶けるかのように消えていった。

Gökhan Qamar 「おっと……慌ただしい奴だな……」

Juanse Algaba 「あ、アデュー……?」

KP/ニカ そして君たちは【メルドの書】を手に入れる事ができた。
これを読む際には、1技能分の時間が消費されます。
イベント後に開示いたしますね。
 
メルドが去った後、マリアが君たちとナイアを光の扉の向こうへ招く。
ナイアはわずかに目を細めて、眼前に広がる暖かな木漏れ日と遠くに見えるログハウスを見つめた。

マリア 「こちらですわ。お兄様」

KP/ニカ マリアが先導し、ログハウスの前まで来ると、ナイアは少し眩しそうにログハウスを見上げた。

ナイア公爵 「中に、入ってもよろしいですか?」

マリア 「ええ。その為に連れてきたのですもの!」

KP/ニカ マリアや君たち二人が頷くと、ナイアは少し躊躇うかのようにドアノブに手をかけ、中に入っていく。
 
おそろいのマグカップ、2対の皿、2人分の生活雑貨。
そして二階の寝室へ入ると、酷い惨状になっている部屋を見まわして
ぼろぼろになった机に静かに手を這わせると、懐かしそうに語り始めた。

ナイア公爵 「ああ……思い出しました。あの日のこと。
 私は自分の妹を手に掛けるべく、この机で手紙をしたため、彼女の部屋の枕元に置いたのです」 
「そして朝になり、彼女が私の部屋に入ってきた時、私は彼女の首を刎ねようとしました。
 ……ですが、出来なかった。私が振るった一閃は、彼女の首の数センチ前で勝手に止まってしまったのです」
「その隙を突かれて私は彼女に倒され、力のほとんどを持っていかれました。
 それでも、私は妹を手に掛けるべく、あの舞踏会を作り上げた」
「それにも拘らず、私の中の彼女との思い出が、私の最後の決意をブレさせるのです。
 だから、私はメルドに頼んで、妹を消す為に『彼女の過ごした日々』を忘れ去りました」
「それなのに……ああ、思い出せたことがこんなにも嬉しい。
 私は、なんてものを忘れてしまっていたのでしょうか」

KP/ニカ 彼が苦しそうに胸を押さえると、そっとその手を覆うかのようにマリアが両手をナイアの胸に当てた。

マリア 「お兄様。確かに、私達は神にも人にもなれない出来損ないの存在です。
 人の持つ心の重さにつぶされてしまう日もあるでしょう」 
「けれども、もし耐えられなくなりましたら、どうかマリアにも相談してくださいまし。
 なんたって、私、お兄様の妹ですので!」

KP/ニカ 彼はそれを聞くと、静かに口元を緩めて、自分のつけていた仮面を外した。

ナイア 「やはり、君は私などより強いねマリア。
 ……不甲斐ない兄で、ごめんね」

マリア 「そんなことないわ。
 素敵なお兄様をもって、マリアは幸せ者です」

KP/ニカ 彼はマリアを優しく抱き寄せ、静かに頭をなでる。
それが嬉しいのか、マリアは満面の笑みで大好きな兄に頭を預けた。
 
そんな中、ナイアはちらりと横目で君たちを見るだろう。

ナイア 「お人よしですね、貴方たちは。
 私が貴方たちを利用しようとしていたことくらい、気づいているでしょうに」

Gökhan Qamar 「はっ、何のことだか。
 俺たちは自分たちやマリアが、ここから出る方法を探してただけだぜ」

Juanse Algaba 「あはっ、それが巡り巡って、ナイアさんの為にもなったのでしたら良かったです♡」

KP/ニカ 彼は人懐っこく笑みを浮かべる。
その笑みは、仮面も建前も何も張り付けていない、彼の本来の表情だった。

マリア 「うふふ。本当に良かったわ!
 ……そうだ、大好きな友人が、私と、大好きなお兄様のために頑張ってくださったの!」
「お兄様、改めて、こちらを受け取ってくださいまし」

KP/ニカ マリアは君たちが繋ぎ合わせてくれたクッキーをナイアに差し出す。
彼はそのメッセージに目を落とし、ふ、とまた表情を綻ばせるのであった。

ナイア 「ありがとう、マリア。
 ……それから、……お二人も、本当にありがとうございます。えっと……」

Gökhan Qamar 「ああ、そういや本当の名前を名乗ってなかったか?
 俺はギョクハン。ギョクハン・カマルだ。改めてよろしくな、ナイア」

Juanse Algaba 「ジュアンセ・アルガーバ・ナジュム・ファーレスです♡
 ジュアンセ、とお呼びください、ナイアさん!」

マリア 「ギョクハンもジュアンセも、私の大切なお友達ですわ!」
「ですからお兄様も親しみを込めて
 ギョクハン、ジュアンセ……とお呼びしてはいかが?」

ナイア 「そうですね……では改めて、ギョクハン、ジュアンセ」
「お礼になるようなものはないのですが……代わりにこれを。
 私とマリアの縁を再びつないでくださった、お二人に」

KP/ニカ そう言ってナイアは、魔術【黄金鍵盤】を君たちへ授けてくれる。

情報

KP/ニカ 魔術【黄金鍵盤】※シナリオ内限定

コスト:MP1
概要 :目の前に光の鍵盤を出現させ、その場で演奏をすることが出来る。
楽譜さえあればどんなものでも完璧に弾くことが出来る。

雑談

Juanse Algaba ! 鍵盤! うれしい

けみかえる ソレイユさんがピアニストだものね……
いやそう考えたらモーツァルトの半身と出会う話は ホワ~(?)

メイン

Juanse Algaba 「! ありがとうございます!
 ……まあ。惚れ惚れしてしまうほど美しい鍵盤ですね……♡」

Gökhan Qamar 「つくづく思うけどよ、何だかんだでいい土産話ができたな」

ナイア 「ありがとうございます。
 もう舞踏会も残り一度きりですが、閉会までの空いた時間などに弾いてみられるのも良いでしょう」
「さて、せっかくまだお客様もいらっしゃる事ですから
 少し早いですが四回目の……最後の舞踏会を開きましょう」
「聞こえているなら、メルドも演奏へ来るでしょう」

マリア 「最後ですもの。メディもきっと張り切って演奏してくれるわね。
 楽しみですわ!」

KP/ニカ 君たちは最後の舞踏会へ向かうべく、ログハウスを後にする。
その後、少し離れたところから金色の光がちらりと舞った。

謎の少女 「…………」

KP/ニカ そこには、舞踏会で出会った少女が微笑んでその光景を見ていた。
しかし、君たちがまばたきをした瞬間、その姿は消え去ってしまうだろう。

Juanse Algaba 「あっ、あの子……」

Gökhan Qamar 「忘却の星籠で待ってる、ってことなら……
 さっきメルドがくれた本に書いてあるんじゃないか?」

Juanse Algaba 「そうね、読んでみましょう」
ワタシの技能時間を使って……

system [ KP/ニカ ] ジュアンセ : 1 → 0

ナイア 「おや、お二人ともどうかされましたか。
 歩きながら読書は危ないですよ」

マリア 「うふふ、メディからもらった本が気になりますのね!
 会場に着いたらきっとじっくり読めるわ!」

KP/ニカ 仲睦まじく話しながら先を行くマリアとナイアが
君たちの様子を気にして振り返っても、既にそこには何も無かった。
 
さて、これにて、【マリア&ナイア複合イベント 兄妹喧嘩】クリアです。
おめでとうございます。
 
今後、ナイアはマリアとずっと一緒に居るようになる。
かなりのシスコンだと思われるかもしれない。
一方で、君たちへは敬愛と信頼を持って接するだろう。

雑談

KP/ニカ ジュアンセの実の兄貴はやっぱぶっ飛んでんのかな……

Juanse Algaba お兄さんは……
きっと生粋のトルコ系英国軍人ですね。

メイン

KP/ニカ 【舞踏会場】

時刻は22時前。
少し早い4回目の舞踏会を始めるにあたり、ナイアとマリアがもう数少ない参加者を集めている。
君たちは、舞踏会の隅のテーブルに一度腰を落ち着けさせ、メルドから貰った本に改めて目を通す。

情報

KP/ニカ 【メルドの書】

「黄金の勲章」という項目に、メルドの書の裏に描かれた黄金のタコのような紋章について書かれていた。

これは地球上に存在しない冥界の神との繋がりを示す紋章らしく
かつて「黄金と宝石の神」と呼ばれた黄金のタコの頭を持つ神から人々へ伝え渡ったとされる。
しかし、今はその「黄金と宝石の神」に関する書物はすべて捨てられてしまい一切無くなってしまっているようだ。

唯一分かるのは、この偉大なる神に認められた善なる者が
「冥界」にてかの神を称える言葉を告げることで、神が姿を現すということである。
フリーメイソン内ではいくつか使用方法があるようで、白い陶磁器にその勲章を描き、冥界の近しいところに置くことで
冥界からの力を借りて悪霊や邪神が湧かないように結界を張ることが出来るという。

しかし陶磁器が破壊されれば効果はたちまち薄れてしまい
そればかりか近くにいる悪しきものにその存在を知られ、自身が悪しきものに見つかる可能性がある。

メイン

KP/ニカ 【メルドの書】の情報は以上です。

参加者をかき集めたナイアとマリアが、君たちへ再度声を掛けてくる。

ナイア 「それでは4回目……
 最後の舞踏会を、始めましょうか」

マリア 「そういえば、ギョクハンとジュアンセはせっかくお二人でいらしたのに
 この舞踏会へ来てから一度も一緒に踊られてませんわね」 
「私はお兄様と踊れたら……と思うのだけれど
 折角ですし、お二人で踊ってはいかが?」

Gökhan Qamar 「確かに……此処へ来てからどころか、今まで一回も無いな」

Juanse Algaba 「……まず舞踏会なんてものが初めてだから当然と言えば当然だけど……」

Gökhan Qamar 「それもそうだな。……でも、初めてだからこそだろ」
ジュアンセに向き直る。
「俺と踊ろう、ジュアンセ」

Juanse Algaba 「え? ……」

Gökhan Qamar 「イギリスに帰るまでなら、今までみたいに仲良くしてくれるって言ったよな。
 それならなおさら、今の内に仲良くしとこうと思ってさ」
「……イヤか?」

Juanse Algaba 「! い、……イヤじゃ、ない。
 えっと、その……喜んで、ギョクハン。どうぞワタシと踊って」

Gökhan Qamar 「やった。
 ……はーあ、士官学校でも同級生だったらな、絶対お前を誘ってたよ」

Juanse Algaba 「え……それはイヤ。断ってたと思う」

Gökhan Qamar 「ちぇ……そんなに俺とは噂になりたくないかよ」

Juanse Algaba 「それもある。
 ……けど、女装したニカさんと踊って伝説になった方が面白い、でしょ?」

Gökhan Qamar 「お前も大概、エンタメ性を追求するよな……。
 それはそれ、これはこれだよ」

Juanse Algaba 「……。 ……そんなにワタシと踊りたかったの?」

Gökhan Qamar 「おう。だから今、一緒に踊れることになって嬉しい。
 ありがとな」

Juanse Algaba 「……うん」

KP/ニカ 手を取り合って舞踏会場の中央へと歩き出した君たちを見守っていたナイアは
ふ……と目を細めた後、会場内の人々へ呼びかける。

ナイア 「それでは皆様、大変お待たせいたしました。
 今宵、最後の舞踏会を始めさせていただきます」

KP/ニカ …………
しかし、演奏が始まらない。
ピアノの前に、いつも居るはずのメルドの姿は無かった。

ナイア 「おや……困りましたね。
 しかし、これ以上お待たせするのも忍びない。私の演奏で始めましょう」

マリア 「お兄様、私もおそばで演奏を聞いていますわ」

KP/ニカ ナイアは首を捻りながらも、2階へ上がり【黄金鍵盤】を使って演奏を始めた。
すっかりがらんとした会場内で、数組のペアが踊り始めるだろう。
マリアはナイアの傍らに寄り添い、君たちの踊りを上から見守っている。
 
お二人は【芸術:ダンス】をどうぞ。

Gökhan Qamar CCB<=5+60 【芸術(ダンス)】 (1D100<=65) > 25 > 成功

Juanse Algaba CCB<=5+60 【芸術(ダンス)】 (1D100<=65) > 72 > 失敗

KP/ニカ 君たちは流れる音楽に合わせて、自然と踊り始めた。
最後の舞踏会、ということでか、はたまた何か別の要因かで無意識のうちに緊張していたらしく
ジュアンセはギョクハンの手を握る力に自ずと力がこもる。
ギョクハンはそれを感じ取り、さりげなくリードを担うことだろう。

そこからは、順調に踊ることができた。
息の合った完璧な立ち回りを魅せ、ユーモアさえ感じさせる大胆な力で見せ場を作る。
麗らかな陽光と荘厳な月光を思わせる金銀の光をほのかに纏いながら
優雅にステップを踏む姿は、会場内の誰よりも輝き、注目を集めることだろう。

しかし、ほかの何者の視線も気にならないほど
君たちだけの世界で踊っているような心地を覚える。

Juanse Algaba 「! ……ごめんなさいギョクハン、強く握りすぎた……?」

Gökhan Qamar 「んや、全然。
 ……ほら、どうせなら楽しく踊ろうぜ。笑って、ジュアンセ」

Juanse Algaba 「! ……うん」

KP/ニカ 君たちは音楽が止むまで踊り続ける。
ふと2階に目をやれば、マリアもナイアも君たちと目を合わせてにこやかに笑みを返すだろう。

二人で踊り、一人が【芸術:ダンス】に成功したので、二人はMP+5をどうぞ。

system [ Gökhan Qamar ] MP : 64 → 69
[ Juanse Algaba ] MP : 59 → 64

KP/ニカ ナイアの演奏がラストスパートを迎えるにつれて
わずかに残っていた他の参加者たちも皆、黄金の星屑となって消えていく。
 
がらんとした会場内。
そこに足音を響かせて、ナイア──
否、彼によく似た何者かが、君たちに近付いてきた。
 
思わず2階に目線をやるならば、ナイアはマリアのそばで演奏を続けている。
それでは目の前の彼は一体何者なのか。

???  「探索者諸君、舞踏会を楽しんでいただけているようで何よりだ」
「しかし、もっと私の掌で踊ってもらわないと困るね。
 せっかく来たのだから、ゆっくり踊っていってくれよ」

Gökhan Qamar 「お前が……ずっと俺たちと踊っていた本物か」
前に出る

Juanse Algaba 「……!」
隠れているばかりでは……ワタシも一歩踏み出します。

???  「はは。名言を避けるとは、本当に君たちは賢明で懸命な探索者だね。
 君たちが上手に踊ってくれるなら、別に事を荒立てるつもりはないんだよ」
「12時の鐘が鳴るまで、楽しませてもらうとしよう」

KP/ニカ 男の姿は闇に溶け、影と化して消えていく。

さて。
ここで、今まで舞踏会場にいた「ナイア公爵」が別人だと確信したお二人は
SANc 1/1d6です。

Gökhan Qamar CCB<=80 【SANチェック】 (1D100<=80) > 76 > 成功

system [ Gökhan Qamar ] SAN : 80 → 79

Juanse Algaba CCB<=75 【SANチェック】 (1D100<=75) > 84 > 失敗
1d6 (1D6) > 5

system [ Juanse Algaba ] SAN : 75 → 70

雑談

KP/ニカ 大丈夫かなあ……

メイン

Juanse Algaba CCB<=85 【アイデア】 (1D100<=85) > 53 > 成功

KP/ニカ 前世はあんなに強かったのに…… 1d5振ってみる?

Juanse Algaba 1d5 (1D5) > 3

KP/ニカ 3:愉悦
(常に冗談を言う。または冗談みたいな行動をする。何をしてもあなたは楽しくて仕方がない)

雑談

KP/ニカ ……大体いつもじゃないか?

Juanse Algaba 常に愉悦の発狂をしている……ってことですかぁ?!

メイン

Juanse Algaba 「……あはっ、それならワタシたちって、邪神とはいえカミサマと踊ったのねぇ……」

Gökhan Qamar 「……ジュアンセ?」

Juanse Algaba 「ゆっくり踊って行って、だって!
 ねえギョクハン、ワタシがずーっと此処で、一緒に居たいって言ったらどうする?」

Gökhan Qamar 「何言ってんだよ……帰るに決まってんだろ」

Juanse Algaba 「あはは! 冗談でしたっ!」
「でも、ここにずっと居たら仲良しこよしのままでいられるんだよ?
 あー……でも死んじゃうのはイヤだよね。舞踏会から帰って撮影が終わっても、ずっとフランスにいるっていうのはどう?」

Gökhan Qamar 「……どうせそれも冗談だろ」

Juanse Algaba 「んふふ……どうかなぁ? ウソばっかりじゃ信用してもらえないもの。
 どれかはホントかもしれないし、全部ホントかもしれないよ」

Gökhan Qamar 「はいはい」

Juanse Algaba 「面白いでしょ、面白くない?」

Gökhan Qamar 「お前は面白いかもしれないけど俺は笑えないな」

Juanse Algaba 「じゃあもっと面白い話、する?」

Gökhan Qamar 「しない。……ほら、ナイアとマリアが下りてくるからしゃんとしな」

Juanse Algaba 「ふふっ、はぁい」

KP/ニカ やがて演奏が終わり、君たちが落ち着いた頃、マリアとナイアが近付いてくる。

マリア 「ギョクハン、ジュアンセ! とっても素敵な踊りだったわ!
 私、思わず見惚れてしまっていたくらい……!」
「……あら? ふふ、ジュアンセはなんだか楽しそうね。
 でもその気持ち、あの踊りを見ていたら分かるわ!」

Juanse Algaba 「……え?」
ふっと正気に戻る……?
 
「あ、あはは……」

Gökhan Qamar 「ああ、踊るのは楽しかったし面白かったな?」

Juanse Algaba 「む、……うん……」

マリア 「ふふ。……それにしても、メディはどこへ行ってしまったのでしょう。
 お兄様が演奏中に魔術で探しておいででしたけれど、見つかりまして?」

ナイア 「いや。会場のどこを探しても見当たらないよ。
 ……恐らく、彼の得意な魔術で私にも分からないように姿を消しているのでしょう」

KP/ニカ ナイアは君たちの方へ向き直る。

ナイア 「ギョクハン、ジュアンセ。不躾ながら、お二人にお願いがございます。
 うちのスタッフ……メルドを探していただきたいのです」
「彼は確かに、今までも仕事をサボることはありましたが
 舞踏会の演奏をサボるような真似だけはしませんでした」
「今の私の力では、本気で姿を消したメルドを探すことは不可能に近い。
 それに彼は非常に耳がいい。この舞踏会場内なら、誰がどこで何を話しているのかさえ筒抜けでしょう」
「ですので、私の代わりにメルドを探して頂けませんか?
 何を企んでいるかは知りませんが、嫌な予感がするのです」

Gökhan Qamar 「分かった。この本を置いてったタイミングも微妙だったしな……
 探してみる」

Juanse Algaba 「お任せください♡」

ナイア 「ありがとうございます」 
「見つかりましたら、どうぞ舞踏会場へお連れいただければ。
 私も時々様子をうかがいにまいります」

マリア 「私もおふたりとは違うところをこっそり探してみるわ。そうすれば、場所も少しは絞られるでしょうし……
 ということで、また後ほど」

KP/ニカ 君たちはナイア、マリアと別れて舞踏会場内を探すことになるだろう。
 
さて、改めてメルドを探すならば、メルドの居そうな場所をどちらか一人に宣言していただきます。
そこで見つかるかどうかの判定をこちらで行いますので、お考えください。
指定した場所や特定の行動次第では、判定に補正がつく場合もございます。
 
場所を指定していただき、そこで何かしたい行動があれば行動後、KPが判定を行います。
その判定に成功次第、【物見のレンズ】を使用する事で見つける事ができるでしょう。
ただし、失敗した場合は1技能分の時間が消費されます。

現在は四回目の舞踏会が終了、それぞれの技能時間は変わらず5ずつあります。

Gökhan Qamar 「メルドといえば、演奏はサボったことがなくて……」

Juanse Algaba 「ミルクチョコ味のチョココロネに目が無い♡」

Gökhan Qamar 会場のピアノの前でガレットデロワをミルクチョコ味のチョココロネに変えるか。

KP/ニカ ガレットデロワに【メルド】は可能です。
MP-1でどうぞ。

system [ Gökhan Qamar ] MP : 69 → 68

Gökhan Qamar 「メールド! ミルクチョコ味のチョココロネになれっ!」

KP/ニカ ギョクハンの詠唱と共に、ぽこん☆という軽快な音が鳴る。
ガレットデロワは見事に、美味しそうなミルクチョコ味のチョココロネへと姿を変えるだろう。

それでは、ここで判定を行います。
S1d100 メルド探し/自動成功 (1D100) > 18
ギョクハンがチョココロネを出したと同時に、何者かの気配が動いたのを感じる。
姿を見ることはできないが、【物見のレンズ】がほのかに輝きを帯びるだろう。

【物見のレンズ】を使用する場合は、どちらかひとりMP-1をどうぞ。

system [ Gökhan Qamar ] MP : 68 → 67

KP/ニカ 【物見のレンズ】を使うと、お二人にメルドの姿が見えるようになる。
──ちょうど、彼がポケットナイフを自分の首に当てているところだった。

Gökhan Qamar 「あ、居た…… って、!? おい!」

Juanse Algaba 「! メルドさん!?」
取り押さえます!

KP/ニカ すかさず止めに入るのなら、あっさりと止めることができる。
自動成功です。

メルド 「うわっ!? ……冗談、冗談だってば!」

Juanse Algaba 「あはっ、それじゃあこれも冗談、です♡」
ナイフを取り上げます

メルド 「へ、へー、お嬢ちゃんったら流石おまわりさんってとこ?」
「もー、そんなムキにならないでってば。
 どうせ死ねないんだからさ!」

Gökhan Qamar 「見てるこっちが痛々しいんだよ。
 大体何でさっきの舞踏会に現れなかったんだ?」

メルド 「どの道、僕は今みたいに『自分で死ぬ』ことはできないんだってばー!
 一度『自分に殺されてる』から☆」
「ナイフはホント、ただのドッキリさ!」

Juanse Algaba 「答えになっていません」

メルド 「……良いかい、前にも言ったと思うけど、僕は本物のモーツァルトじゃない」 
「モーツァルトの魂の半分であり、亡霊……どころか、亡霊以下の存在なんだよ」
「亡霊以下の存在は人間と見なされない。帰天することが出来ないんだよ。
 永遠に存在し続けるか、さっさと消え去るしか道はないのさ」

Gökhan Qamar 「ナイアやマリアの仮面が外れて、舞踏会が終わるから……か?
 お前のことだってどうにかする手立てはあるだろ」

メルド 「……僕はもう諦めてるよ。
 どうにかするなら、冥界の神様にでもお願いするしかないんじゃないかな?」
「冥界の神様なんて居ないけどね!
 そんなの信じるなんて、ネバーランドがあるって信じるようなもんだぜ?」

Juanse Algaba 「冥界の神様……
 そうですメルドさん、その方のお名前ってご存知ありませんか?」

メルド 「あ、もしかして僕の本をもう読んだね?
 へえ~、案外ロマンチストだね君たち! そんなの作り話だって!」

Juanse Algaba 「ご存知か否か問うているんですけど♡」

メルド 「え、何、本気でどうにかしようと思ってんの……?
 僕の目的……『ナイア君を怒らせる』ことは達成してること、分かってる?」
「僕としては、あとはキミたちが門から帰るのを待つだけなんだけど。
 とっとと帰ってくんないかな」 
「僕たちはあくまで、スタッフとお客さんだ。
 舞踏会が終わったら、帰るのがお客さんだろ」
「いやー、友達だと思わせちゃってごめんねー! 勘違いさせちゃって!」
「……いつまでも居られると、こっちとしては迷惑なんだよ」

KP/ニカ ふー……と、メルドは深いため息をつく。

メルド 「それじゃ僕はこれ以上無駄話に付き合ってる暇ないから、じゃあね」

KP/ニカ そう言い放つと、メルドは空気に溶けるかのように消えて行く。
もう一度探しても、姿を現すことはないだろう。

さて、メルドを見送っていると
持っていた【メルドの書】がほのかな光を放っていた。

Gökhan Qamar 「! 本が……?」

KP/ニカ 舞踏会で出会った少女が強化してくれた【物見のレンズ】を使う事でなら
表紙の紋章に隠されたものを見ることができるだろう。

どちらか一人、MP-1をどうぞ。

system [ Gökhan Qamar ] SAN : 79 → 78
[ Gökhan Qamar ] SAN : 78 → 79
[ Gökhan Qamar ] MP : 67 → 66

KP/ニカ レンズで表紙を見ると、金色の文字で次のような祝詞が浮かび上がった。

情報

KP/ニカ 祝詞【Kthanid(読み方が分からない)】 
  
あぁ我らが「Kthanid」
黄金と宝石の王よ
我が善性は試された
我が可能性は示された
いざ忘却されし星々が眠る地より
御身を我が前に見せ給え

あぁ人々を導く偉大なる「Kthanid」よ
星を逝く英雄の行く末に今こそ道は開かれん

メイン

KP/ニカ 君たちは祝詞「Kthanid」を獲得することが出来る。

しかし、肝心の神の名が読めない。
この神に関する情報や読み方は既に「この世にはない」ことが分かるだろう。
少なくとも、この現実には。

Gökhan Qamar 「この世には存在しない神の情報……」

Juanse Algaba 「……だとしたら、やっぱり忘却の星籠?
 そこにあの子は住んでるということだけど……見つかるのかな」

KP/ニカ 君たちは急ぎ、忘却の星籠へ向かう。
その場所は、変わらず寂しく静まり返っていた。
 
忘れられた名前を探す場合は、【図書館】をお振りください。
1技能時間が消費されます。

Juanse Algaba CCB<=65 【図書館】余裕がありそうなので…? (1D100<=65) > 45 > 成功

system [ KP/ニカ ] ジュアンセ : 0 → 1

KP/ニカ ジュアンセは、悲しい記憶たちを振り払うように周囲をくまなく探して、一冊の古びた革表紙の本を見つける。
表紙にはメルドの書と同じ、金色の線で描かれた人型のタコに蝙蝠の翼が生えたような印が刻まれていた。

system [ KP/ニカ ] 忘却の星籠 : 2 → 3

KP/ニカ これは【物見のレンズ】を使用しなくても読む事ができます。

君たちは本を開き、早速目を通すことだろう。

情報

KP/ニカ 神話伝 【善性と可能性の神Kthanid(サニド)】

サニドは本来地球上に存在する神ではなく、ここより遠い地を統べるもので
黄金のタコの頭と宝石で出来た目を持ち、蝙蝠の翼が生えている冥界の神である。

サニドが地球へ訪れる際、時折少女の姿で現れる。
彼女は気に入った人間を観察し、その人間が正しい善性を持っているかどうかを見定めることがある。
その人間が善性に値すると彼女に判断された時、彼女は地球上における唯一の住処である冥界
「忘却の星籠」へ人を招くことがあるという。

そこへ招かれた人間は、人類が捨て去ってしまった知識やモノが得られ
望めば「消えてしまった人や忘れられてしまった人に会える」という。

メイン

KP/ニカ これにより、神の名前を【Kthanid(サニド)】と読めるようになった。
祝詞を唱えられるようになる。

Gökhan Qamar 「あぁ我らがサニド」

Juanse Algaba 「黄金と宝石の王よ」

Gökhan Qamar 「我が善性は試された」

Juanse Algaba 「我が可能性は示された」

Gökhan Qamar 「いざ忘却されし星々が眠る地より」

Juanse Algaba 「御身を我が前に見せ給え」

Gökhan Qamar 「あぁ人々を導く偉大なるサニドよ」

Juanse Algaba 「星を逝く英雄の行く末に今こそ道は開かれん」

雑談

KP/ニカ ギョクハンが善性でジュアンセが可能性なの、いいな……

けみかえる わかる……

メイン

KP/ニカ …………
君たちは祈りを込め、声を合わせて祝詞を唱える。
 
唱え終えると同時に、ギョクハンのお尻のあたりをぺしぺしと叩く小さな手に気付くだろう。
そこに居たのは、舞踏会で見かけたあの少女だった。
 
君たちが振り返ると、少女はこてんと首を傾げてみせる。

謎の少女 「なあなあ、うちの名前はなぁに?」

Juanse Algaba 「黄金と宝石の神……そして」

Gökhan Qamar 「善性と可能性の神、サニド」

KP/ニカ 少女──サニドはにっこり笑った。

サニド 「おおあたりー!」
「地上で忘れ去られて消えるだけやったうちに、正しい名前を与えてくれておおきにな!」
「お陰で少しだけ力を取り戻せたで。
 もう少しだけ、使命を果たせそうや!」

Juanse Algaba 「! サニド様!」

サニド 「あんな、うちの使命は、報われない魂や記憶達をあるべきところへ連れていくことや。
 せやけど、力を失ってる間に、忘却の星籠には数億もの記憶達が降り積もってもうて」
「全盛期みたく全員を連れていくのは無理やけど
 取り戻した力であと数十人くらいなら連れていけるはずや!」

Gökhan Qamar 「そうか、それだけ力を失ってたんだな……。
 あのさサニド、魂の半分、亡霊以下の存在を救うことはできないか?」

サニド 「せやなあ……何やお礼したいねんけど、うちからあげられもんは何もあらへん。
 せやから代わりにええこと教えたる!」
「ええか。君たちの『友人の半身』がここにおんねん。
 ただどうも、まだ連れてってほしそうには思えへんなあ……」
「もし彼を呼び出したるっちゅーことなら
 『彼の大好きなもの』を出してあげてな!」
「……ほなね!」

KP/ニカ サニドはそれを伝えると、数えるばかりの銀色の星屑を連れて天に昇っていく。
また、君たちの足元には、食べ掛けのガレットデロワが転がってくるだろう。

Juanse Algaba 「あっ…… サニド様……
 ……ふふ、彼の大好きなもの、ですって」

Gökhan Qamar 「おう、任せな!」
「メールド!」

Juanse Algaba 「ミルクチョコ味のチョココロネになあれ♡」

system [ Gökhan Qamar ] MP : 66 → 65

KP/ニカ 君たちが拾ったガレッドデロワをミルクチョコ味のチョココロネに変えると、辺りに変化が起きる。
星籠の奥のほうにある銀色の山の中より金色の星屑が舞い始め、それは淡い人型となった。
 
しかし、金色の光が邪魔をして全体像をはっきりと見ることはできない。
人型はカツカツと杖をつきながら、君たちの方へやってくる。
それは、少し色あせたブロンドの髪の男性のようだった。
手足や顔は爛れ、黒いマスクがなければそれはひどい見た目をしているだろう。
 
彼は君たちから少し離れた位置まで歩いてくると、しわがれた声で言った。

アマデウス 「こんばんは。突然出てきてしまってすまないね。
 ここには捨てられたものしか辿り着かないものだから、久しぶりのよい香りで目が覚めてしまった」
「初めまして、というのは違うね。改めて、私はアマデウス。
 君達のことは、もうひとりの『僕』を通して見ていたからよく知っているよ」

Gökhan Qamar 「アマデウス……はは、メルドを通して、か」

Juanse Algaba 「んふふ、こんばんはアマデウスさん。お会いできて光栄です♡」

KP/ニカ アマデウスはこくりと頷き、語り始める。

アマデウス 「私はかつて、21歳の頃より私の中の『淡い恋心』を押し殺してきた。
 その反動なのか、死後になって私の魂が二つに分かれてしまったのさ」
「君たちが今まで話していた、6歳の頃の恋心を抱き続けた純粋な青年『メルド』と
 その彼を15年間も胸の奥で殺し続けてきたこの私、『アマデウス』にね」
「だからこそわかるんだよ。この舞踏会にいる彼のこと。
 彼はこの舞踏会の核だ」
「核である彼が消えてしまえば舞踏会はなくなり、公爵やマリア、君たちをもとの世界へ返すことが出来ると彼は知っている。
 だからこそ、みんなの幸福の為に、彼は自ら死を選ぶだろう」

Gökhan Qamar 「だが自分じゃ死ねないって言ってたぞ。
 俺たちだって、みすみす死なすつもりはねえ」

Juanse Algaba 「どうにかする手立てはないのでしょうか……」

アマデウス 「私も、私なりに色々考えてみた。
 二つに分かたれた魂をもう一度、どうにか一つにする事ができれば、あるいは……」

KP/ニカ アマデウスは、一枚の楽譜を懐から取り出してみせる。

アマデウス 「これは私が生前書ききれなかったとある曲をアレンジしたものだ。死んだ後も、ちょくちょく私が作曲しててね。
 渡すことさえできれば、それだけで彼は私の気持ちを汲み取ってくれるだろう」
「虫のいい話だと分かっているが、私から君たちに頼みがある。
 これをバカな私に渡してほしい」
「もし彼が弾いてくれるのなら、それはきっと捨ててしまった私を許してくれる時だ。
 その時は改めて、君たちの前に現れよう」

雑談

けみかえる 生前書ききれなかったとある曲……
はあ~~ 昨日は怒りの日で今日は涙の日
まってもうすぐDies iraeのメタルアレンジを流すんだった 久々だ……

メイン

Gökhan Qamar 「分かった。預かるぜ」

Juanse Algaba 「彼に、しっかりお渡しいたしますね♡」

KP/ニカ アマデウスは、ふ、と目を細める。

アマデウス 「……ああそういえば、もう一人の私が、君たちに『友人ではない』などと、酷い言葉を言ってしまったね。
 ごめんよ、許しておくれ。分かっているかもしれないが、あれはただの青二才の戯言、天邪鬼なだけさ」
「私はね、君たちのことを大切な友人だと思っているよ。
 きっと向こうの私に、それを伝えたら嫌がられるだろうけどさ」
「君たちの想いは『僕たち』に届いているよ」

KP/ニカ そして彼は、君たちが出したチョココロネを手に取る。

アマデウス 「それと、これはもらっていくよ。これでも僕はミルクチョコ味のチョココロネが大好きでね。
 チョココロネが転がっていたら、そりゃ犬のように飛びついちゃうのさ」
「わんわん!」

KP/ニカ 彼はおちゃめにそう言うと、犬の真似をする。
それは、君たちがよく知っている「メルド」そのものだった。
 
彼はにやり、といたずらに微笑むと、美しい金色の星屑となって散り始める。
晩年のアマデウスはレクイエムの楽譜を君たちに託し、空気に溶けるかのように消えてしまうだろう。
 
そして君たちがその楽譜をどうにか渡そうと思案して
一度この場から立ち去ろうとした時、天井からひらひらと黒いメモ帳の一片が落ちてくる。
忘却の星籠に今落ちてきたなら、たった今捨てられたものかもしれない。

情報

KP/ニカ 【落ちてきた紙】

私は十分すぎる程に罪を重ねてしまった。
友を傷つけ、裏切り、どのような理由であれ
怒りと悲しみをその身に焼き付けてしまった。

きっと私は地獄に落ちるだろう。
いや、そもそも亡霊以下の幻である私に「死」などないか。
あるとすれば、それは「無」だろう。
だから、これから消えてしまう私が何を言おうとも
もう遅いかもしれないが最後に言わせてほしい。

ありがとう。ギョクハン、ジュアンセ。
ちゃんとお礼が出来なかった私を、どうか許してくれ。

メイン

Juanse Algaba 「! そんな、なんだかこれではまるで……」

Gökhan Qamar 「メルドを探さねえと!」

KP/ニカ さて、落ちてきたメモを読み終わり、胸騒ぎを覚えると同時に──

突然上の方、星籠の外から巨大な何かがぶつかるような音が響いてくる。

Gökhan Qamar 「……!?」

Juanse Algaba 「何の音……!?」

KP/ニカ 君たちが慌てて外へ出てみると、畑にあった「白い陶磁器にタコのような生物が描かれた円盤」……
【黄金の勲章】が粉々に砕け散っている。
その中央には円盤を壊した原因と思わしき、安っぽいレイピアが一本刺さっていた。
 
巨大な音は未だ響いてきており、舞踏会場から聞こえてくる。

Gökhan Qamar 「待て待て……! 舞踏会場って!」

Juanse Algaba 「少なくともお三方が……!」

KP/ニカ 舞踏会場、少なくとも屋内にはメルドだけでなく、マリア、ナイアもまだ残っているはずだ。
君たちはひとまず会場内へと急ぐことになるだろう。
 
 
【舞踏会場】

君たちが駆け付けると、そこには禍々しい翼を持つ、奇怪な生物がいた。
 
ゾウのような巨体に馬面のような顔をした化け物は、うろこの生えた両翼を羽ばたかせて飛んでいる。

雑談

KP/ニカ 普段消してるからあれだけどめっちゃナイアの顔にかかってるんだな

メイン

KP/ニカ 君たちはその化け物を実際に見るのは初めてだったが、知識として知っていた。
あれの名前は「シャンタク鳥」。
目の前にいる化け物は、君たちが見つけたゲームブックの中にあった挿絵と瓜二つの姿をしていた。
 
シャンタク鳥を見た君たちは
SANc 0/1d6

Gökhan Qamar CCB<=79 【SANチェック】 (1D100<=79) > 92 > 失敗
1d6 (1D6) > 2

system [ Gökhan Qamar ] SAN : 79 → 77

Juanse Algaba CCB<=70 【SANチェック】 (1D100<=70) > 66 > 成功

KP/ニカ ナイアやマリアの姿は無く、そのおぞましい化け物の前に、彼……
メルドが一人佇んでいた。
巨大な化け物を前にして臆する事無く片手を振り上げ、荒々しく風の刃で化け物を攻撃している。
しかし、致命傷にまでは至っていないようだ。

シャンタク鳥 「キェェエェエーーーッ!!」

KP/ニカ 散々に痛めつけられた化け物は荒れ狂う嵐の如く怒りを露わにし
今にもその首を噛みちぎらんと鋭い牙を剥き出しにして襲ってくる。

メルドはそれを見据えた後、自虐的に微かに笑う。
 
そして、ゆっくりと腕を下ろすと、すべてを受け入れるかのように静かに目を閉じた。

Gökhan Qamar 「ふざけんなよ……!」

Juanse Algaba 「メルドさん!」
助けます!

KP/ニカ メルドを助ける場合、魔術で攻撃を防いでも構いませんし
戦闘技能や【DEX *5】をお振りいただいても構いません。

Gökhan Qamar CCB<=85 【サーベル】 (1D100<=85) > 3 > 決定的成功/スペシャル

Juanse Algaba CCB<=85 【サーベル】 (1D100<=85) > 19 > 成功

雑談

KP/ニカ ! かっこいい

メイン

KP/ニカ ひゅう! クリチケ!

system [ Gökhan Qamar ] CT : 0 → 1

雑談

KP/ニカ これまでクリティカルを出したとして1クリしかしてなかったのもすごいな

メイン

KP/ニカ 君たちはそれぞれの得物をすらりと構えると、前に飛び出して
二人がかりでシャンタク鳥の攻撃を受け止める。

メルドは、おそるおそると言った様子で目を開いた。

メルド 「……っ! ……??
 ……相棒! お嬢ちゃん!」 
「来てくれたんだね……ナイア君が君たちを探している間、時間稼ぎをしていたが……
 僕一人じゃ敵わないんだ。手伝ってくれ!」

Gökhan Qamar 「仕方ねえなあ……任せな、相棒!」

Juanse Algaba 「あはっ、戦場ですねえ……! 暴れてやります♡」

KP/ニカ それでは……
【死闘 vsシャンタク鳥】
戦闘開始です。
 
ここではロストが発生する戦闘となりますので、ご注意ください。
メルドは【決闘 vsナイア】の時と同様に【魔術支援】を行い
君たちが受けたダメージ分だけメルドがMPで肩代わりしてくれます。

雑談

KP/ニカ これなあ メルドのMPは回復しないから結構減ってんだよな。
……がんばれ!

メイン

KP/ニカ 行動順はさっきクリティカル出したし
ギョクハン→シャンタク鳥→ジュアンセでいこう!

雑談

KP/ニカ 何かクリティカル特典をあげようかな……
choice[二回行動,当たったら二倍ダメージ] (choice[二回行動,当たったら二倍ダメージ]) > 二回行動

メイン

KP/ニカ 1ターン目。
ギョクハンの攻撃から。
このターン、ギョクハンは二回行動してもいいよ!

雑談

Gökhan Qamar っしゃ!

メイン

Gökhan Qamar CCB<=85 【サーベル】 (1D100<=85) > 14 > スペシャル
CCB<=85 【サーベル】 (1D100<=85) > 4 > 決定的成功/スペシャル

雑談

KP/ニカ !?

メイン

KP/ニカ !? クリチケ!

system [ Gökhan Qamar ] CT : 1 → 2

KP/ニカ 二倍ダメージ……ですかね……

シャンタク鳥 SCCB<=30 【回避】 (1D100<=30) > 46 > 失敗
SCCB<=(30/2) 【回避/2】 (1D100<=15) > 17 > 失敗

KP/ニカ ダメージロール、魔術の行使等をどうぞ。
またここで、PLはクトゥルフ神話TRPG基本ルールブックP.180を開いても良いって書いてあるよ。
ただし、ゲームブックのデータとどこまで合っているかは分からない状態だけどもうなんかみんな分かってるよね。

Gökhan Qamar 二回とも瞬間強化、陽光の加護を使う

KP/ニカ わあ 二回目は4倍ダメージだね
いや、陽光の加護は1ターンの間もつからこれ、MP消費11でいいよ。

system [ Gökhan Qamar ] MP : 65 → 54

Gökhan Qamar 2d8+2+2d4 【サーベルダメージ*2】 (2D8+2+2D4) > 12[8,4]+2+5[1,4] > 19
4d8+4+4d4 【サーベルダメージ*4】 (4D8+4+4D4) > 24[8,6,7,3]+4+9[1,4,2,2] > 37

system [ シャンタク鳥 ] HP : 60 → 41
[ シャンタク鳥 ] HP : 41 → 4

KP/ニカ ギョクハンはその刃に陽光を宿し、シャンタク鳥の特殊な鱗を突き抜ける。
陽光に照らされた君は自身をも満月のように輝かせ、素早く二連撃を浴びせることだろう。
シャンタク鳥もこれにはたまらないようで、悲鳴にも似た奇声を上げながらふらつく。
しかし、それでもまだ辛うじて飛行を続けているようだ。

シャンタク鳥 S1d3 【攻撃方法】 (1D3) > 3

KP/ニカ なんか久々に出たな……
メルド含め、全員【聞き耳】をどうぞ。

Gökhan Qamar CCB<=45 【聞き耳】 (1D100<=45) > 62 > 失敗

Juanse Algaba CCB<=30 【聞き耳】 (1D100<=30) > 72 > 失敗

メルド SCCB<=99 【聞き耳】 (1D100<=99) > 87 > 成功
「う……!? っ、耳が…………!」

KP/ニカ シャンタク鳥は体勢を整えた後、君たちへ威嚇するように凄まじい咆哮を放つ。
びりびりと全身を震わせる圧の中でも、常人の耳を持つ君たちならばどうにか得物を手に立っていられるだろう。

しかし、天才音楽家としての類まれなる耳を持つメルドはどうだろうか。
そう君たちが思案する間もなく、彼は耳を押さえてその場に倒れ込んでしまった。

メルドは次ターン終了まで一切行動ができなくなる。

雑談

KP/ニカ うーん、咆哮、咆哮だなあ
俺の引きってすごいなあ

Juanse Algaba そんな暢気な……

メイン

Gökhan Qamar 「っ……メルド!?」

Juanse Algaba 「メルドさん……!
 このままでは……!」
CCB<=85 【サーベル】 (1D100<=85) > 100 > 致命的失敗

KP/ニカ 咆哮だもんね

シャンタク鳥 SCCB<=55 【2:対象一人に攻撃】 (1D100<=55) > 37 > 成功

KP/ニカ お、当たったね。
100ファンかあ…………回避不可は無体だよな。
魔術使用不可で回避振っていいよ。

Juanse Algaba CCB<=43 【回避】 (1D100<=43) > 7 > スペシャル

KP/ニカ ジュアンセ、君はけたたましく鳴り響く咆哮の中を駆けていくが
目の前の化け物は君を捕食せしめんと君よりも素早くぶつかってくる。
君は攻撃を与える暇すら与えられず、ただ逃れることで精いっぱいになるだろう。

雑談

KP/ニカ 食べたんだから、食べられる恐怖を味わおうね

Juanse Algaba 咆哮だから…………(うずくまる

Gökhan Qamar うわ、洗脳されてら……

メイン

KP/ニカ 2ターン目。

Gökhan Qamar 「っ、ジュアンセまで……」
CCB<=85 【サーベル】 (1D100<=85) > 82 > 成功

シャンタク鳥 SCCB<=30 【回避】 (1D100<=30) > 28 > 成功

KP/ニカ シャンタク鳥は、先程大打撃を与えてきたギョクハンを警戒してか、死に物狂いでその刃から逃れた。

シャンタク鳥 S1d3 【攻撃方法】 (1D3) > 2
SCCB<=55 【2:対象一人に攻撃】 (1D100<=55) > 3 > 決定的成功/スペシャル

KP/ニカ ほ、お、おーーん
choice[二人,回避不可,二倍] (choice[二人,回避不可,二倍]) > 回避不可

シャンタク鳥 choice[ギョクハン,ジュアンセ,メルド] (choice[ギョクハン,ジュアンセ,メルド]) > ギョクハン
2d6+2+4d6 【2:対象一人に攻撃】 (2D6+2+4D6) > 6[2,4]+2+16[3,6,6,1] > 24

Juanse Algaba ! 瞬間防壁を!

system [ Juanse Algaba ] MP : 64 → 40

KP/ニカ そればかりか、シャンタク鳥はギョクハンをも喰らおうと素早く噛み付いてくる。
二人分の命ならばきっかりと削り取ってしまえる程の力でその首に顎がかかる──
その直前、ジュアンセは魔術の防壁を張って弾き飛ばした。

Juanse Algaba 「ギョクハン……!」

Gökhan Qamar 「っぶ、な、……助かったぜ、ジュアンセ!」

雑談

KP/ニカ これはAエンドの示唆だなあ すごいね

メイン

Juanse Algaba CCB<=85 【サーベル】 (1D100<=85) > 85 > 成功

シャンタク鳥 SCCB<=(30/2) 【回避/2】 (1D100<=15) > 64 > 失敗

Juanse Algaba ……陽光の加護を。

system [ Juanse Algaba ] MP : 40 → 39

Juanse Algaba 1d8+1+1d6 【サーベルダメージ】 (1D8+1+1D6) > 5[5]+1+1[1] > 7
「……ちょっと、おいたが、過ぎました……ね!」

KP/ニカ ジュアンセは、自分が本来持つ実力のみでシャンタク鳥と相対する。
メルドを、そして誰よりもギョクハンを傷つけかねなかったその長い口を前に
一切怯むことなく、その懐に潜り込む。

君の猛攻は、今までの攻撃で脆くなりつつあった部分から
シャンタク鳥の体を真っ二つに裂くことだろう。

system [ シャンタク鳥 ] HP : 4 → -3

シャンタク鳥 「グェェェエェェッ……!」

KP/ニカ シャンタク鳥はその巨体を墜落させ……
その身が床へと触れる前に消滅した。

Juanse Algaba 「あはっ……♡ ……あー……消えちゃいましたかぁ……残念。
 折角、お夜食にでもしてさしあげようかと思ったのに」

雑談

KP/ニカ 食べちゃダメだよ

メイン

KP/ニカ 戦闘終了。
【死闘 vsシャンタク鳥】
ギョクハン、ジュアンセ達の勝利です。
お疲れ様でした。

メルド 「いやー助かった助かった! ホントすごいねー君たち!」
「一時はどうなる事かと思ったけど……僕の出る幕はマジで無かったね!
 いえーいハイタッチ!」

KP/ニカ 君たちがメルドの声に思わず、ぱちん! と小気味よくハイタッチすると
気力が彼の手を通して湧いてくるような気がする。
MP+5

system [ Gökhan Qamar ] MP : 54 → 59
[ Juanse Algaba ] MP : 39 → 44
[ メルド ] MP : 42 → 32

Juanse Algaba 「やったあ♡
 ……じゃ、ありませんよメルドさん!?」

メルド 「お、いいノリツッコミ!」

KP/ニカ よく目を凝らすと、メルドの体が心なしか先程よりも透けているように見えるだろう。

Gökhan Qamar 「アンタなあ……消えるつもりならその前にこれだけ見てけよ。
 じゃないと後悔するぜ」

メルド 「やだなあ! 何のことやら、
 ん……?」

KP/ニカ メルドはギョクハンから楽譜を受け取り、軽く目を通すと
はっと驚いた顔で君たちを見遣る。

メルド 「……これを、どこで手に入れたんだい。
 いや、こんなもの手に入れられるはずがない」
「だってこれ、この世に存在しない楽譜だぜ?」

Gökhan Qamar 「はっ、友人から貰った本に書いてあったことを信じただけだぜ」

Juanse Algaba 「ワタシたち、ロマンチストなんです♡」

メルド 「…………」

KP/ニカ しばらく楽譜に目を落としていたメルドは、困ったように笑いながら言う。

メルド 「……ほんっと、僕ってクソだよな。まぁ名前自体クソだからそうなんだけど。
 生き汚さだけはクソ以下だ」

KP/ニカ 彼はピアノ前に座り、楽譜を開くとざっと眺めてから鍵盤に指をかけ、滑らかに演奏し始めた。
最初からこの曲を知っていたかのように鍵盤上を指が滑り、優しい音楽が周囲に満ちる。
 
ふと、目の前に黄金の星屑が舞う。
何度か周囲を見渡していると、いつの間にか演奏をするメルドの隣に、あの地下で見た老いた男性が立っていた。
老いた男性はにやりといたずらに笑いながら、演奏するメルドに語り掛ける。

アマデウス 「どうかね? 晩年の私の傑作は!」

メルド 「ん~……まぁまぁ」
「……いい曲じゃないか」

KP/ニカ そんな何気ないやり取りが行われた後、彼ら二人を黄金の光が包み込む。
 
思わず顔を覆った君たちがそっと瞼を開けると、そこにはあの立っていた老いた男性の姿はなく
代わりにメルドが座っていた演奏席に、見知らぬ歳のとった男性が座っていた。
 
顔立ちはメルドにそっくりだが、ブロンドの髪は色褪せている。
皺が少し目元に見えているが、いたずらな眼差しだけは21歳のままだった。
 
彼は席を立つと、君たちに振り返る。
そして恭しくお辞儀すると、いつも通りにやりと笑った。

W.A.モーツァルト 「改めて、自己紹介を。僕はヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト。
 6歳の恋心を経て、35歳にこの世を去った、正真正銘の亡霊アマデウスさ!」
「よくもまぁ、ゴミ捨て場に置いてきた僕を拾ってきたもんだよ!
 全くもって君たちの、そのお人よしにはかなわないや!」

KP/ニカ 彼はそう言うとギョクハン、ジュアンセの方へ歩いてきて、両手で君たちの肩を抱く。

W.A.モーツァルト 「……でもまぁ、感謝しているよ。
 おかげで、本当の私を思い出すことができたのだから」

KP/ニカ 彼は少ししわのよった顔で優しく微笑んだ。

Gökhan Qamar 「……アマデウス」

Juanse Algaba 「アマデウスさん……」

W.A.モーツァルト 「はは、そんなに熱烈に呼ばれちゃ照れちゃうなあ!
 ……まったくキミたちのヒーローっぷりたるや。オペラが一曲書けちゃいそうだ」
「今度こそ、嘘偽りなんてない。
 自分を許す機会を与えてくれた君たちには、本当に感謝してるよ」
「ありがとう……ギョクハン、ジュアンセ」

KP/ニカ 君たちは、「メルド」たちが初めて君たちの「名前」を呼びかけた事に気付くだろう。

Gökhan Qamar 「はは、礼なんて要らねえよ。
 どんな理由があれ、アンタもここから出るために色々やってくれたろ。それでおあいこだ」

Juanse Algaba 「ハイ……こちらこそ、ありがとうございます、ですね♡」

W.A.モーツァルト 「それからその……ゴミ捨て場の僕から聞いてると思うし、君たちが許してくれるなら、だけど……」
「僕は本当にキミたちを大切な友人だと、思ってる……よ……」

Gökhan Qamar 「おう、今更言うまでもないだろ? 相棒!」

Juanse Algaba 「んふふ、かのW.A.モーツァルトとお友達だなんて……光栄です♡」

KP/ニカ そうしていると、彼の後ろ、少し離れたところから金色の光が舞う。

サニド 「…………」

KP/ニカ そこでは、サニドが微笑んでその光景を見ていた。
しかし、君たちがまばたきをした瞬間、その姿は消え去ってしまう。

Gökhan Qamar 「あっ、サニド、」

Juanse Algaba 「消えてしまわれた……見守ってくださっていたのですね。
 ……ありがとうございます。サニド様」

KP/ニカ 君たちがそうしていると、ややあってから少し慌てた様子でナイアとマリアが舞踏会場へやって来る。

ナイア 「ギョクハン! ジュアンセ! メルド! 大丈夫で、……すか……?」

マリア 「まあ……!」

KP/ニカ 二人は立ち止まり、アマデウスの姿をまじまじと見つめた。

ナイア 「三人とも、よくぞご無事で……。
 そこに居るのは……メルド、で合っていますか?」

メルド 「ああそうさ、ナイア君。
 正真正銘、君の唯一の従者。メルドだよ!」

ナイア 「ああ、何と言ったらいいのか……」
「少し……」
「老けましたね?」

メルド 「ダンディと言ってくれたまえよ!」

マリア 「メディ、老けましたわね!」

メルド 「え、えっと……
 その、君たちなんとか言ってくれない?」

Gökhan Qamar 「んー……当時の人は苦労をしたんだな!」

Juanse Algaba 「史実では病死……との事ですからねぇ。
 それでも21歳のメルドさんと一体化することでマシになっているのではないでしょうかぁ」

メルド 「マシかぁそうかぁ~……」

マリア 「うふふ。でも、メディは老けてもメディですわ!」

メルド 「そっか……そうだよね……」

KP/ニカ メルドは引きつった笑みを浮かべながらも、どこか安心した様子で君たちに向き直る。
差し出してきたのは、一枚の楽譜だった。

メルド 「そうそうこれ、さっきの楽譜! 二人へのお礼にこれあげるよ!
 向こうに帰ったら、売るなりしていいよ別に。億どころか兆がつくんじゃない?」

Gökhan Qamar 「おいおい、そんなに金に困ってるように見えるか?
 大事にするよ、ありがとな」

Juanse Algaba 「そうですねぇ、むしろ誰かに奪われてしまわないようにしないと♡」

メルド 「なんだいなんだい、嬉しいこと言ってくれるねえ!
 秘蔵の楽譜、たくさん奏でてくれたまえ!」

KP/ニカ 悪戯っぽくにまにましていたメルドは
しかし、年相応の優しい眼差しでギョクハンとジュアンセを見守っていることだろう。
 
二人はAF【銀星のレクイエム】を入手します。

情報

KP/ニカ AF【銀星のレクイエム】

コスト:MP1
概要 :ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが死後に書き上げアレンジした、本来存在しない生涯最後の曲。
精神を消費して弾くその繊細なメロディは、人の魂や記憶、人ならざるものの魂でさえも
皆等しく本来のあるべきところへ送り出すことが出来る、心を慰める鎮魂歌。

メイン

KP/ニカ これにて、【メルドイベント③】消えたメルド は終了となり
三人の全イベントも完了となります。
お疲れ様でした。
 
さて、舞踏会場には既に、君たち二人と、ナイア、マリア、メルドの三人しか残っていない。
ナイアは君たちへ近付き、話し始めるだろう。

ナイア 「ああ……もうすぐで、あなた方は帰ってしまうのですね」
「名残惜しいですが、こればかりは仕方ありませんね。
 ……東洋の言葉では『一期一会』というものがあると読んだことがあります」
「一期一会……『一生に一度だけの機会』という意味ですね。
 生涯に、一度会うか会わないかの縁。出会いを大切に、ということですかね」
「ですが……別れをただこれ以上惜しむよりも、もう少しだけお時間がありますし
 よろしければ、閉会のお時間いっぱい、私たちとお茶をしませんか?」

Gökhan Qamar 「出会いを大切に……か。
 ああそうだな、最後まで楽しもうぜ」

Juanse Algaba 「勿論、喜んで♡」

ナイア 「ありがとうございます。それでは、早速準備を……」
「……いえ、メルドの魔術に頼るのも良いですが、全てそうしてしまうのも味気ない。
 少しこの場を整えますので、お二人で少し散歩でもしてきていただけますか?」

マリア 「私も準備のお手伝いをするわ、お兄様、メディ!」

メルド 「うわ、心配だから見とかないと……」
「えーと、そうそう! キミたち二人きりでゆっくり過ごすヒマなんて殆ど無かっただろうし
 ま、ともかく、デートでもしてきなよ☆」

雑談

Gökhan Qamar S3d100 おう!,えっ?,…… (3D100) > 158[75,16,67] > 158

Juanse Algaba S3d100 はい!,えっ?,…… (3D100) > 125[30,78,17] > 125

メイン

Juanse Algaba 「……えっ、デート……?」

Gökhan Qamar 「おう! その辺で時間潰してくるぜ」

Juanse Algaba 「……まあ、時間を潰してくるくらいなら♡」

Gökhan Qamar 「…………」

メルド 「はいはい、夜の庭園は危ないからちゃんと手つないで行っておいで~」
がしっと掴ませてから風で追い出すよ

Gökhan Qamar 「わっ!? お、おい、押すなって!」

Juanse Algaba 「ひゃあ……!?」

KP/ニカ 君たちは三人に見送られ……
半ば追い出されるような形で、一度舞踏会場を後にする。

Juanse Algaba 「んふふ、なんて強引なんでしょう……♡」

Gökhan Qamar 「喜ぶな喜ぶな、メルドには聞こえてんぞ」

KP/ニカ 月と星が煌めく夜の庭園は、静けさの中にあって風にそよぐ草花がその音や香りをもたらしてくれる。
 
探索にイベントに、ここまでお疲れ様!
技能時間に余りがあるから、何かやり残した事があれば、してもらっていいよ。

Gökhan Qamar CCB<=65 【アイデア】振っとくか…? (1D100<=65) > 4 > 決定的成功/スペシャル

KP/ニカ なに? クリチケあげようか?

system [ Gökhan Qamar ] CT : 2 → 3

Juanse Algaba CCB<=85 【アイデア】ワタシいります…? (1D100<=85) > 98 > 致命的失敗

KP/ニカ ??????
どう あのさあ…………

雑談

Juanse Algaba ワタシいらなかったですね……くすん

KP/ニカ まあ割とどうでもいいとこで出してくれてよかったよ……。

Juanse Algaba はっ……お外からねこちゃんが「そんなことないよ!」って言ってくれましたっ!
やっぱりワタシ、いりますね!(?)

メイン

KP/ニカ ……うん、クリファン相殺にしよう。
もしくは何か特殊イベントがあったのかもしれないな。

雑談

けみかえる らっきーすけべって、ラッキーな時点でファンブル処理なのかなあと時々正気に戻りかけるのよね
KPがファンブルした気分になる(?)

Juanse Algaba では……何もなかった、ということで……♡

KP/ニカ なるほどね……(猫の声に耳を澄ませている)

メイン

KP/ニカ ではギョクハンは、【忘却の星籠】でサニドから言われた言葉を思い出す。
 
サニドの使命とは「報われない魂や記憶達をあるべきところへ連れていくこと」だ。
しかし、彼女が力を失ってる間に、【忘却の星籠】には数億もの記憶達が降り積もってしまっていたのを、君たちも目の当たりしただろう。
君たちはサニドから、その取り戻した力で連れて行くことの出来る数には限りがあるという事も聞いている。
 
そこで思い出すのが、メルドから貰った【銀星のレクイエム】である。
かの曲は、精神を消費して繊細なメロディを奏でることで、人の魂や記憶、人ならざるものの魂でさえも
皆等しく本来のあるべきところへ送り出すことが出来る、心を慰める鎮魂歌である。

【忘却の星籠】で演奏する事で、サニドの使命を果たす援けとなれるのではないか……?

Gökhan Qamar 「………… …………!」
ぴこん……

KP/ニカ ジュアンセはね……
庭園に来てから深く思案し始めたギョクハンの横顔が
どう見てもかっこよくて、何とも言えない気持ちになり、ほかの事が考えられなくなる。
悔しい?

雑談

Juanse Algaba S3d100 悔しい,ワタシだってかっこいい(?),かなわない…… (3D100) > 90[36,21,33] > 90

メイン

Juanse Algaba ……悔しいですけど……敵わないなとも思います。
こんなにじっくり近くで見ることも、もうそうそう無いと思うので、……じっ……?

雑談

KP/ニカ なんかヤジがとんできてる

メイン

Gökhan Qamar 「ジュアンセ! メルドの楽譜だ!」

Juanse Algaba 「ぅえっ!? ……え? な、なに? メルドさんの楽譜?」

Gökhan Qamar 「おう! ……というか何か黙って見てたけど用でもあったのか?」
そのまま忘却の星籠に引っ張って走る!

Juanse Algaba 「ちょ、ちょっと待って、いろいろ追いつかない!
 あの、……でも別に用はない!!」
たかたか……

雑談

Juanse Algaba RESB(13-15) DEX…? (1d100<=40) > 91 > 失敗
み~~~

メイン

KP/ニカ ジュアンセは状況が呑み込めず、また足を縺れさせながらギョクハンに引っ張られていく──
 
【忘却の星籠】
しんとした空間にできた灰色のゴミ山に、銀色の星屑が降り積もる光景は変わらない。
 
鍵盤を並べることで、二人で共に演奏する事が出来るだろう。
【黄金鍵盤】と【銀星のレクイエム】演奏で、MP-2消費となります。

Gökhan Qamar 「……そもそもお前、音楽好きだろ。
 一緒に弾いてくれよ、ジュアンセ」
俺の考えを話してから結びにそう呼びかける。

雑談

KP/ニカ うっうっ 誰かの意思、洗脳の下でフルートを吹かされそうになってたあのジュアンセが
ううっ ギョクハンと演奏 ……立派になってっ……

Juanse Algaba お、お父さん……?

メイン

Juanse Algaba 「そんな考えに至るなんて、……ワタシ、思いつきもしなかった」
いろいろ相まってかなり恥ずかしくなってくる……
「……分かった。協力するね、ギョクハン」

system [ Gökhan Qamar ] MP : 59 → 57
[ Juanse Algaba ] MP : 44 → 42

KP/ニカ まず【黄金鍵盤】を使うと、黄金の光を湛えた鍵盤が、君たちの前に現れる。

メルドから貰った楽譜を置き、君たちが目線と呼吸を合わせれば
楽譜をなぞるように指が踊り始めた。
 
指先に気力と意識を集中させて、その繊細な調べを奏でる。
すると、星籠にあるすべての銀色の記憶達が宙に舞い、静かに天へと昇って行った。
 
…………
 
いつの間にか、演奏する君たちの間に挟まるようにして、一人の少女が昇りゆく銀色の星屑を見上げている。
サニドだ。

サニド 「キレーやなあ……!」

KP/ニカ 【黄金鍵盤】と【銀星のレクイエム】の楽譜とがある限り
君たちの指はプロの奏者でも出す事のできない、繊細で人々への想いのこもったメロディを奏で続けている。

Juanse Algaba 「! サニド様!」
目線を鍵盤から外しても弾けていることに少し驚きつつ
ぱっとサニド様を見ます

Gökhan Qamar 「ああ、サニド……来てくれたんだな」

サニド 「うん! ほんま、二人には助けられてばっかりやなあ!
 今だけは、うちよりカミサマっぽいことしてるんちゃう? なんてな!」

KP/ニカ けらけらと笑うサニドも、ふと口を閉ざして、再び銀色の星屑たちをしばらく見つめていた。

サニド 「…………」

KP/ニカ しばらく黙りこくった後、彼女はぽつり、君たちへ問いかけてくる

サニド 「……あんな。うち、ギョクハンお兄ちゃんとジュアンセお姉ちゃんに、聞きたいことがあるんや」

Gökhan Qamar 「俺たちに?」

Juanse Algaba 「まあ、サニド様からご質問だなんて♡
 なんでしょう?」

サニド 「んとな……。
 ……二人は、なんでこんな事するんや?」
「ここにあった数億の魂たちは、君たちには一切関係ないものやで?
 なのになんで、こうやって助けてくれるんや?」

Gökhan Qamar 「そうだな……助けてやった、とかそんなつもりはねえな。
 少なくとも俺は、俺自身がこのまま放っちゃ帰れなかっただけだぜ」
「どこに居たって、いつか誰かが俺のファンになってくれるかもしんないしな!
 強いて言うならファンサービス、それが俺の誠意ってやつだよ」
「……勿論例外はあるが。今回に限って言えばな。
 結局、俺たちが無事に帰れる目途が立ったからやっと思い至った事だしよ」
ジュアンセの方を見ているかな。

Juanse Algaba 「あはは……ワタシだってそんな、大それた使命感は無いんですよ。少なくとも今は。
 今日は何だかずーっと刺激的な一日でしたから、少しは落ち着いた時間がほしくて♡」
「それに、この方々が一切関係ないかどうかは……どうでしょう、縁はどこで繋がっているか分かりませんし
 ひとつとは限りませんから、ギョクハンの言うようにいつかどこかでつながりができるかもしれません」
「ワタシ自身が輝くよりも、誰かが輝かせてくれるから、こうして立っていられると思っていて……
 ワタシはあくまで、夜闇をひっそりと照らす月のようでありたい……ただそれだけですね♡」

サニド 「お兄ちゃんもお姉ちゃんも、今つながりはなくてもその先のつながりの可能性を見出してる、っちゅうこと?
 こら善性と可能性の神たるうちでも中々至れへん思考やったわ」
「……人間って、ようわからんなあ、ほんま」

KP/ニカ サニドは腕を組み、唸る。

しかし、彼女はやがて顰めていた顔をふっと綻ばせて、君たちを見つめた。
今までサニドが見せた中で一番穏やかで、優しく、慈愛に満ちた面持ちで。

サニド 「善性は試された。可能性は君たちを指し示した。
 星屑達は君たちを忘れないだろう」
「──ありがとう、美しい心を持つ人達。
 あなた方の行く末に、星々の加護があらんことを」

KP/ニカ 彼女はそのように微笑むと、淡い金色の光となって消えていった。
 
【EXTRAイベント 銀屑たちの行方】
クリアです。

Juanse Algaba 「サニド様……」

Gökhan Qamar 「星々の加護、か……」

KP/ニカ これにて、全イベントの真のクリアとなります。
おめでとうございます。

イベント自体はクリアしたから
やりたいRP等無ければ、舞踏会場に戻ってお茶会とフリータイム
そしてエンディングへ移るよ。

Juanse Algaba 「は……どれくらい演奏してたんだろう……
 もう準備できてるかな」

Gökhan Qamar 「はは、時間が経つのは早いな。
 いつもこれだけ弾けんなら楽しいんだろうけどよ」

Juanse Algaba 「ふふ……この場限りの魔術みたいだから
 その気があるなら練習あるのみ……じゃない?」

Gökhan Qamar 「やるかあ。また出来る事が増えちまうな!」

Juanse Algaba 「……そうだね」

雑談

Juanse Algaba S2d100 そのバイタリティに嫉妬/またファンが増えることに嫉妬 (2D100) > 169[76,93] > 169

メイン

Juanse Algaba 「あはっ……そうしたらもっとファンが増えて、大変なことになるんじゃない?」

Gökhan Qamar 「そうか? 何人増えても変わらねえよ」

Juanse Algaba 「……その余裕もバイタリティも、ふつうに腹立つ……」

Gökhan Qamar 「はは、それが仕事だからな」
腹の立て方がガキの頃と変わらねえのが面白くて、ジュアンセの頬をおもむろにむにむにしている

Juanse Algaba 「なっ、何……!?」

Gökhan Qamar 「ん? いつかどこかで、って悠長に待つのも悪かねえけど
 お前とは長い付き合いで良かったなーって思ってさ」
「そんだけ。……戻るか!」

Juanse Algaba 「うん…………??」
ただ一方的にむにむにされて終わった……

Gökhan Qamar 「……あ。戻ったらメルドがまたやたらうるさく言ってきそうだな……」
ずんずん歩き出そうとして振り返る。
「それではお手を、お嬢さん?」

Juanse Algaba 「ふふ……エスコートをよろしくね、お兄さん」

KP/ニカ 鳥も獣も眠りにつこうかという頃、君たちは月明りの下を手を取り合って歩いていく。
 
庭園を通り、舞踏会場へ戻る。
そこでは、ささやかなお茶会の準備が既にできていた。

ナイア 「おかえりなさい、ギョクハン、ジュアンセ」

マリア 「おかえりなさい!」

メルド 「おかえり! ゆっくりデートはできたかな?
 君たちのティータイムは僕によって概ね守られたよ☆」

Gökhan Qamar 「概ねって何だよ」

メルド 「ちょうどナイアとマリアが、君たちの紅茶にも砂糖を山ほど入れたところでね☆」

Juanse Algaba 「なるほどぉ……それを手をこまねいてご覧になっていただけという事なら
 メルドさんにもご褒美に、ご兄妹流のお茶を差し上げないとですね♡」

メルド 「うん? いや、僕はいいかなー☆」

Gökhan Qamar 「あー…………マリアが直々に淹れてやったら喜ぶんじゃねえか?」

マリア 「もちろん、メディにも喜んで淹れますわ!」

メルド 「わ、ワーアリガトー……」

マリア 「あっ、紅茶もだけど……」
「みんなに作ったクッキー、メディにだけまだ渡していなかったわ!
 遅くなってごめんなさい、今渡すわね」

メルド 「えっ何、僕だけもらってなかったの!?」

ナイア 「そうですね、私はいただきました」

Gökhan Qamar 「俺たちも剣術大会決勝戦の後にしっかりと」

Juanse Algaba 「何なら製作にも携わりましたよ♡
 あらあらぁメルドさん……その時もしかして……?」

メルド 「うぐ、い、いろいろ聞き分けてたら聞こえないときだってあるよ!
 ちぇ、結局裏切られるのは僕ってわけ」

マリア 「メディには中々渡す機会がなかったんですもの。
 もちろん、メディにもメッセージ付きよ。はい、どうぞ♡」

メルド 「へへ、ありがと! …………」
「はあ…………」

KP/ニカ メルドはクッキーのメッセージを見て、深いため息をついている。

Gökhan Qamar 「おい、貰っといて目の前でため息は失礼だろ」

Juanse Algaba 「そうですよぉ。ほかでもないマリアちゃんからのプレゼントですのに~」

KP/ニカ 君たちが気になって、メルドの受け取ったクッキーを覗き込むなら
そこには「いつもありがとう」「これからもずっと、大切なお友達でいてね」
と書かれているのが見えるだろう。

Juanse Algaba 「あらら、ずっと、と来ましたかぁ~。
 これはなかなか……キますねぇ……」

Gökhan Qamar 「まあ……お願いはあくまでお願いだから……聞くかどうかはアンタ次第ってとこか?
 良かったじゃねえか、一番長いメッセージだぞ」?

メルド 「ウン、ソーダネ…………」

KP/ニカ ささやかなお茶会ながら、君たちは色々な話に花を咲かせる。

このように、後は心行くまでこの舞踏会場で過ごすことができる!
恒例の模擬戦をやってもいい!(時間──)

Gökhan Qamar 「そうだ、三人とはなんやかやで戦ったことがあるが
 それで言うなら俺たちは戦ってねえな。……ジュアンセ、サーベルバトルだ!」

Juanse Algaba 「別にいいけど……勝っても負けてもここでは一回きりだからね」

KP/ニカ もう好きにしな……

情報

KP/ニカ 決勝戦ルール適用。
どちらかのHPが0になった時点で勝負が決まる。

また
・クリティカル
攻撃時:必中or追加固定ダメージ+1 回避時:カウンター(相手も回避可能)

・ファンブル
攻撃時:被カウンター(回避は可能) 回避時:追加固定被ダメージ+1

メイン

KP/ニカ 1ターン目。

Gökhan Qamar CCB<=85 【サーベル】 (1D100<=85) > 1 > 決定的成功/スペシャル

KP/ニカ ここで稼ぐのやめてもろて 1CT!

system [ Gökhan Qamar ] 1CT : 2 → 3

KP/ニカ 1クリ 1クリかあ どう ?

Juanse Algaba ………… はあ……

KP/ニカ 諦めの声が聞こえてきたのでクリティカル恩恵を両方あげようね……

Gökhan Qamar 1d8+1+1d4+1 【サーベルダメージ】よしゃ! (1D8+1+1D4+1) > 6[6]+1+4[4]+1 > 12

KP/ニカ ギョクハンから、先手必勝と言わんばかりの力強く一切の容赦ない攻撃が繰り出される。
これにはジュアンセも手も足も出ないだろう。
お手本のように転げてしまう。


戦闘終了。
【決闘 ギョクハンvsジュアンセ】

ギョクハンの勝利。
おめでとう!

Gökhan Qamar 「ははっ、一回きりって言われちゃ、なっ……!」

Juanse Algaba 「きゃあ……っ!?」
「……?? ??」
何が起こったのか分からない顔で座り込んでいる。

Gökhan Qamar 「へへ、俺の勝ち。
 ……と、ちょっと全力出し過ぎたか……おーい、しっかりしろ、立てるか?」

Juanse Algaba ぐるるる……
CCB<=85 【サーベル】 (1D100<=85) > 99 > 致命的失敗
あっ

KP/ニカ ????

Juanse Algaba …………

KP/ニカ はい。

ではジュアンセはギョクハンの手を跳ねのけたばかりか、サーベルで奇襲を仕掛けようとするが
慣れないドレスのスカートに躓いてそれどころではなくなる。

Juanse Algaba 「いくらなんでもそれはズル……っ、あ……!?」

Gökhan Qamar 「おい……!?」

雑談

KP/ニカ 好き勝手するか、ちゃんとあれするかは俺の決める所じゃないんでね……(すす……

Gökhan Qamar choice[このシナリオ中はいいだろ,いや! 勝負!] (choice[このシナリオ中はいいだろ,いや! 勝負!]) > このシナリオ中はいいだろ

メイン

Gökhan Qamar CCB<=(15*5) 【DEX】まあこっちは…? (1D100<=75) > 70 > 成功

KP/ニカ うん。じゃあギョクハンは再度転びそうなジュアンセをしっかりと抱きとめといて。
それでおしまい。

Gökhan Qamar 「っと……何やってんだ? 足捻ってねえだろうな」

Juanse Algaba 「わぷっ、…… …………」
「…………くやしい……!
 こんな大敗、戦場では命取りレベル……」

Gökhan Qamar 「戦場じゃねえから死なねえよ。
 そんだけ元気なら怪我はしてねえな」

Juanse Algaba 「してない……してないのもっ、く、くやしい!
 ズルい!!」

Gökhan Qamar 「ははっ、そんなに悔しかったら、またいつか相手してやるよ!
 次も俺が勝つけどな!」

Juanse Algaba ぐるるるる……

KP/ニカ 勝負の果ての君たちの子供じみた応酬を、ナイア、マリア、メルドも静かに見守っていることだろう。
こうして、君たちは舞踏会での思い出をまたひとつ積み重ねていった。
 
楽しい時間はあっという間に過ぎていく。
閉会の時間──0時が近い。
 
ここで、不定リセット。

雑談

Gökhan Qamar 次回61

Juanse Algaba 次回56

メイン

KP/ニカ 閉会も目前になり、君たちへナイアが声を掛けてくる。

ナイア 「もう少しで、閉会の時間ですね」
「こうして貴方がたと、最後までご一緒できて本当に良かったです」
「折角ですので、最後にもう一度だけ踊られてから帰りませんか?」

メルド 「いいね! じゃあさ、僕の演奏で踊るってのはどう?
 ここから出たら、アマデウスの演奏で踊るなんて一生無いよ!」

Gökhan Qamar 「おう。……あー、ジュアンセ、大丈夫か……?」

Juanse Algaba 「……お申し出は受けます」

メルド 「いやあ、君たちホント、意外とおこちゃまだよね~!」
「そしてなんと、曲目はあの【銀星のレクイエム】だよ。
 あの曲を弾いてしまえば、皆在るべき場所へ帰れるからさ!」
「それじゃ、僕ピアノ弾いてくるね」

マリア 「ありがとうメディ!
 ……ではお兄様、改めまして、わたくしと最後に踊りませんこと?」

ナイア 「ええ、マリア。
 ……と言いたいところですが。こういう時は『男性から』誘うのが礼儀ではないですか?」

マリア 「それもそうですわね。
 ではお兄様、わたくしを誘ってくださいまし!」

ナイア 「分かりました。
 ……ではマリア、私と最後に一曲踊らないかい?」

マリア 「ええ、お兄様っ! 喜んで!」

KP/ニカ ナイアとマリアは舞踏会場の中央へと歩いて行く。

Gökhan Qamar 「良かったな……」
「……と、ジュアンセはどうやったら機嫌直してくれるんだ?」

Juanse Algaba 「別に機嫌悪くないから。直すも何もない」

Gökhan Qamar 「本当か~?
 じゃあ俺ともう一回踊ってくれるよな」

Juanse Algaba 「……もちろん。喜んで」

Gökhan Qamar 「うわ、びっくりするくらい投げやりだな」
「……でもまあ、それでいいよ」

KP/ニカ なんやかんやでギョクハンとジュアンセも手を取り合ってナイアとマリアの後に続く。

ナイア 「ギョクハン、ジュアンセ。本当にありがとうございました。
 私たちの縁を繋ぎ、メルドの事まで何とかしてくださって」
「私たちは、本当にあなた方に感謝しています。
 離れていても、あなた方の事を大切に思い続けます」
「寂しくなりますが……どうか、お元気で」

マリア 「お元気でいてくださいまし、ギョクハン、ジュアンセ」

Gökhan Qamar 「ああ。こちらこそ世話になったな。
 縁の巡り会わせがあれば、いつかまたどこかで」

Juanse Algaba 「ナイアさん、マリアさん……それにメルドさんも!
 最後は笑顔、笑顔ですね! ……お元気で」

KP/ニカ 君たちがめいめい別れを済ませると、メルドがグランドピアノのある舞踏会場の2階へ足を運ぶ。
 
しかし……

メルド 「わっ!?」

KP/ニカ 突然、メルドが吹き飛ばされて君たちの足元へ転がってきた。

Gökhan Qamar 「なっ……!? どうした!?」

Juanse Algaba 「きゃ……! メルドさん!?」

KP/ニカ メルドが飛ばされてきた2階へ目線を飛ばすと
パチパチパチ……と突如雰囲気をぶち壊すかのような拍手が聞こえてくる。
其処には、ナイア公爵と瓜二つの姿をした男が立っていた。
 
その男はにやりと口元を醜く歪め、笑いながら言ってくる。

???  「なぁぁんて素敵な光景でしょう!
 苦悩を乗り越え、友と歩む道を未来に見出す化け物!」
「最高のシナリオでした! 拍手! はい拍手ぅ!!」

KP/ニカ ナイアそっくりの男は階段を降りると、少し離れたところに立った。

???  「しかし、シナリオはよくても役者が大根でしたねぇ。
 これは配役ミスとしか言いようがないや」

KP/ニカ 彼はぐるりと君たちを見渡す。
そしてメルドの方を指差すと、彼の姿が瞬時にメルドの姿へと変わった。

???  「メルド! 君は元に戻らず、若い姿のままのほうがよかった!」
「君はナイアとマリアと探索者を生かすために、自らの命を捧げて舞踏会を破壊し、彼らを元の世界へ帰す!
 そっちの方が、感動的なシナリオではありませんか!」

KP/ニカ メルドの姿をしていた彼は、次にマリアの姿になる。

???  「マリア! 君は探索者から名前をもらい、偽者の神として暴力の限りを尽くす!
 そして探索者達に取り押さえられた君は罪を償うべく自ら首を差し出し、場を収める!」
「その奉仕精神こそ、お涙頂戴のおいしい場面ですよ!」

KP/ニカ 次に彼は、君たち──探索者の姿になる。

???  「そして探索者諸君! 僕のシナリオを遊んでくれて本当にありがとう!
 おかげでシナリオはぐちゃぐちゃだ」
「こんなエンディングは想定していない。
 こういうシナリオブレイカーは、困るんだよね?」

KP/ニカ そう言う彼を、ナイアが驚いた表情で見つめる。

ナイア 「貴方はまさか……」

???  「やぁ欠陥品。僕の想定通りに動いてくれてありがとう!」

KP/ニカ その言葉に、ナイアは顔を強張らせた。
しかし構わず彼は続ける。

???  「新たに生み出された悪しき化身! しかし人間のような心が、それを悩ませ葛藤させる!
 神の意志を理解できるが、心がそれを理解しようとしない!」
「君はなんとか、僕に認められるように動くだろう。
 そして最後は葛藤する探索者達に殺され、『こんなはずでは』と嘆きながら、今迄生きてきた無駄な時間を嘆き死んでいく!」
「そう、これがいいんですよ! 僕のシナリオはこうでなくっちゃ!!」
「なのになんでまだ生きてるのさ。ここまで想定通りに動いてくれたんだ。
 最後までらしく踊ってくれよ。舞踏会の主催者だろ」

ナイア 「私は、化身のバグではなかったのですか? 偶然産み落とされたのではなく……
 故意に生み出された? 一体、何のために……」

???  「そりゃ僕はキーパーだからさ。このシナリオの映画監督みたいな?
 でも配役ミスだなー。これはシナリオの組直しだ」
「悪いけど、君たち大根役者はここで全員クビ。
 キーパーらしく、君たちの最期までちゃんとケアをしてあげよう」
「あーでも、この舞踏会場は使いまわさせてもらおうかな。
 霊が集まるなんて、まったくもって『クトゥルフ神話』らしいじゃないか」

ナイア 「…………っ」

KP/ニカ ただ弄ばれる為に生み出されたと知ったナイアは、ポロポロと涙を零した。
しかし、ぐいと袖で乱暴に涙を拭うと剣を引き抜き、君たちと男……
ニャルラトホテプの間に立ちはだかる。

ナイア 「貴方たちは逃げてください。
 まっすぐ門へ走ってここから逃げるのです」
「数秒だけ、私が時間を稼ぎます。
 あれは貴方たちが出会っていいものでは無い」
「化身だとか、そんな生易しいものじゃない。
 アレは間違いなく、……本物だ」

KP/ニカ そう言う彼に、マリアとメルドがその側に立つ。

マリア 「お兄様。私たちは一心同体ですわ。
 だって私たち、兄妹ですもの!」

メルド 「こうなったら僕も一緒に戦わなくちゃね。だって僕はナイア君の唯一無二の従者だから!
 ほらほら僕に命令してみなよ、一緒に戦ってくれって!」

KP/ニカ 彼らも君たちに、「行け」と目で伝えるだろう。
 
さて、ここで君たち探索者に選択肢を与える。
 
ここに留まるか、逃げるか。
なお、君たちは魂を一部共有しているため、片方のみが逃げる事は不可能である。

Gökhan Qamar 「おいおい……今はまだ繋がりのない奴でも放っておかねえのに
 今繋がりのある奴をほったらかしにする道理はねえな」
「……それでいいか、ジュアンセ」

Juanse Algaba 「んふふ、戦場においては戦略的撤退をすることも時にはありますけどぉ……
 ここで退くことだけは、何よりも悪手だって分かります♡」
「だからギョクハン……ワタシの答えは、"聞くまでもない"かな」

Gökhan Qamar 「そうこなくちゃ」

KP/ニカ 留まることを選んだ君たちに、ナイア、マリア、メルドの驚愕の視線が注がれる。
それに対してニャルラトホテプは、歪めていた口元を更に愉悦で歪めてみせた。

ニャルラトホテプ 「まさか『留まる』というルートを選ぶとは!
 けど、残ったということは、そんなに……」
「僕の貌、見たいんだね?」

KP/ニカ ニャルラトホテプは真の姿を見せる。
その月に吠えるものの姿と対面した君たちは

SANc 1d10/1d100

Gökhan Qamar CCB<=77 【SANチェック】 (1D100<=77) > 84 > 失敗

Juanse Algaba CCB<=70 【SANチェック】 (1D100<=70) > 21 > 成功

Gökhan Qamar 1d100 (1D100) > 94

Juanse Algaba 1d10 (1D10) > 6

KP/ニカ おー……振り直しちゃいけないとは一言も言ってないかな。

system [ Gökhan Qamar ] CT : 3 → 2

Gökhan Qamar CCB<=77 【SANチェック】 (1D100<=77) > 41 > 成功
1d10 (1D10) > 10

system [ Gökhan Qamar ] SAN : 77 → 67
[ Juanse Algaba ] SAN : 70 → 64

Gökhan Qamar CCB<=65 【アイデア】 (1D100<=65) > 13 > スペシャル

Juanse Algaba CCB<=85 【アイデア】 (1D100<=85) > 96 > 致命的失敗

KP/ニカ そっか……

雑談

KP/ニカ そうだな……ギョクハンはジャグラーだからな……
うん、道化師のよりはいいかも。

メイン

KP/ニカ ギョクハンは1d5で

Gökhan Qamar 1d5 (1D5) > 5

KP/ニカ 5:ショウ・マスト・ゴー・オン
(どんな状況にあっても公演中だと思い込む。周囲のものを何でも活用して演技を始める)

こうかな!

Gökhan Qamar 「……シナリオ……監督……
 そんな風に口出しするとは……なってねえな……」
ぼそぼそ呟いて、サーベルを構えようとする

Juanse Algaba 「っ……ギョクハン……?」

Gökhan Qamar 「しっ、……公演中だぞ」

KP/ニカ ひとりは沈黙を促す人差し指を口元に添えてみせた後
もう一人は混沌の只中に落とされて狂う事も出来ずに、ニャルラトホテプを再度見据えることだろう。

ナイア 「ギョクハン! ジュアンセ! まったく、あなた方は……」

マリア 「ありがとう、お二人がいらっしゃればもっと心強いわ!
 共に戦いましょう!」

メルド 「まったくお人好しはこれだから!
 よーし、防御なら僕に任せてくれたまえ! 君たちを必ず守るよ!」

Gökhan Qamar 「……はは、そうか、そういう台本でいいんだな?」
「あいつと俺たち……どちらが最後まで笑って立っていられるか……
 勝負してやる」

Juanse Algaba 「ギョクハン……」
「……ええ、ワタシもこの舞台という名の戦場を守り乗りきってみせます♡」
そして最後の小瓶とガレットデロワをしれっといただきます♡

system [ KP/ニカ ] 黄金の小瓶 : 1 → 0
[ KP/ニカ ] ガレットデロワ : 1 → 0
[ Juanse Algaba ] MP : 42 → 57

KP/ニカ ナイアとマリアが剣を持ち、君たちと肩を並べて臨戦態勢に入る。
メルドは君たちの背後で魔術を使い、全員の防御に徹するだろう。
 
【最終決戦 vsニャルラトホテプ 】
戦闘開始。

行動順は
ニャルラトホテプ→ナイア→ギョクハン→ジュアンセ→マリア
 
1ターン目。
ニャルラトホテプの攻撃から。
1ターンに2回攻撃。

ニャルラトホテプ S1d3 【攻撃方法】 (1D3) > 3
SCCB<=100 【3:全体へ魔術攻撃】 (1D100<=100) > 94 > 成功

KP/ニカ ニャルラトホテプは、黒い顔の神父の姿になった。
杖を振ると、全員の足元から口のついた黒い手のようなものが伸びてきて、足首に噛み付こうとしてくるだろう。
全員、【回避】をどうぞ。

Gökhan Qamar 瞬間強化

Juanse Algaba 同じく!

system [ Juanse Algaba ] MP : 57 → 52
[ Gökhan Qamar ] MP : 57 → 52

Gökhan Qamar CCB<=99 【回避】 (1D100<=99) > 52 > 成功

Juanse Algaba CCB<=43*2 【回避】 (1D100<=86) > 43 > 成功

ナイア CCB<=70 【回避】 (1D100<=70) > 33 > 成功

マリア CCB<=40 【回避】 (1D100<=40) > 35 > 成功

メルド CCB<=40 【回避】 (1D100<=40) > 90 > 失敗

ニャルラトホテプ 3d10 【3:全体へ魔術攻撃】 (3D10) > 20[5,6,9] > 20

system [ メルド ] MP : 32 → 12

ニャルラトホテプ S1d3 【攻撃方法】 (1D3) > 3
SCCB<=100 【3:全体へ魔術攻撃】 (1D100<=100) > 33 > 成功

KP/ニカ 全員回避 二回目

Gökhan Qamar やる事は同じだな…

system [ Gökhan Qamar ] MP : 52 → 47
[ Juanse Algaba ] MP : 52 → 47

Gökhan Qamar CCB<=99 【回避】 (1D100<=99) > 41 > 成功

Juanse Algaba CCB<=43*2 【回避】 (1D100<=86) > 55 > 成功

ナイア CCB<=70/2 【回避】 (1D100<=35) > 20 > 成功

マリア CCB<=40/2 【回避】 (1D100<=20) > 89 > 失敗

メルド CCB<=40/2 【回避】 (1D100<=20) > 80 > 失敗

ニャルラトホテプ 3d10 【3:全体へ魔術攻撃】 (3D10) > 20[8,2,10] > 20

system [ メルド ] MP : 12 → 2

Juanse Algaba 瞬間防壁で15ずつ…!

system [ Juanse Algaba ] MP : 47 → 32
[ Gökhan Qamar ] MP : 47 → 32

ナイア CCB<=90 【剣術】 (1D100<=90) > 84 > 成功

ニャルラトホテプ SCCB<=40 【回避】 (1D100<=40) > 80 > 失敗

ナイア 1d10+1+1d6 【銀鞘の剣ダメージ】 (1D10+1+1D6) > 9[9]+1+5[5] > 15

system [ ニャルラトホテプ ] HP : 666 → 651

Gökhan Qamar CCB<=85 【サーベル】 (1D100<=85) > 66 > 成功

ニャルラトホテプ SCCB<=(40/2) 【回避/2】 (1D100<=20) > 41 > 失敗

Gökhan Qamar まあ……「何も知らない」なら使うだろうな。瞬間強化

system [ Gökhan Qamar ] MP : 32 → 27

Gökhan Qamar
2d8+2+2d4 【サーベルダメージ*2】 (2D8+2+2D4) > 12[8,4]+2+6[3,3] > 20

system [ ニャルラトホテプ ] HP : 651 → 631

Juanse Algaba CCB<=85 【サーベル】 (1D100<=85) > 80 > 成功

ニャルラトホテプ SCCB<=(40/4) 【回避/2】 (1D100<=10) > 23 > 失敗

Juanse Algaba 瞬間強化!

system [ Juanse Algaba ] MP : 32 → 27

Juanse Algaba 2d8+2+2d6 【サーベルダメージ*2】 (2D8+2+2D6) > 9[7,2]+2+7[3,4] > 18

system [ ニャルラトホテプ ] HP : 631 → 613

マリア CCB<=70 【サーベル&ナイフ】 (1D100<=70) > 47 > 成功

ニャルラトホテプ SCCB<=(40/6) 【回避/2】 (1D100<=6) > 88 > 失敗

マリア 1d10+1+1d6 【銀鞘の剣ダメージ】 (1D10+1+1D6) > 5[5]+1+2[2] > 8

system [ ニャルラトホテプ ] HP : 613 → 605

KP/ニカ 君たちはそれぞれの武器を振るい、己の全てをもって悪しき邪神へ立ち向かう。

system [ ニャルラトホテプ ] HP : 605 → 666

KP/ニカ しかし、露を払うかのように、ニャルラトホテプが受けた傷はたちまち塞がり消えていってしまうだろう。
顔か口かも分からぬその触手は、ケタケタと耳障りな声を放つ。

ニャルラトホテプ 「結局、つまらない茶番劇でした。
 呪うなら、自らが選んだくだらないエゴの道を呪ってよ」

KP/ニカ 嘲笑うその声と共に、恐ろしい邪神の一振りが君たちへと振り下ろされる。
君たち全てを覆い尽くす影が落ちる。

──その時だった。
 
金色の星屑がはらりと君たちの目の前に突如現れ、死をもたらす一撃を美しい金色の光で防ぐ。
唖然としていると、星屑は輝きを増して人の形をとり、君たちへ振り向いた。

サニド 「また会えたね! お兄ちゃん、お姉ちゃん。
 うちが来たからには、もう大丈夫や!」

KP/ニカ にこーっと微笑むその子は、あの【忘却の星籠】に居た少女、サニドだった。

Gökhan Qamar 「サニド……! 飛び入り参加か!」

Juanse Algaba 「サニド様!」

KP/ニカ それを見た邪神は、変わらず嘲り笑う。

ニャルラトホテプ 「はっ、一人変なものが増えただけじゃないか!
 それも、クソの役にも立たない小さな精霊がな!」

KP/ニカ 邪神が邪悪な声を出した。
 
しかし、サニドはその邪神を臆する事なく見上げる。
そして幼い少女とは思えぬ、威厳ある眼差しを彼に向けた。

サニド 「私たちは、ひとりじゃない」

KP/ニカ 彼女のその言葉を合図とするかのように、舞踏会場全体が黄金の光に包み込まれる。
それは床から上がってきた小さな銀色の星屑が黄金色に変わり、炎のように激しく瞬いているのだ。
 
瞬きとともに、音にはならぬ声が、叫びが、激励が、会場中に響き渡る。
君たちに、「諦めるな」「戦え」と心を奮い立たせる。
その光景はまるで、暗い宇宙に燦然と輝く星々のようだった。
 
星屑の散る舞踏会で、少女はもう一度声を上げる。

サニド 「私たちは、ひとりじゃない。
 ギョクハンお兄ちゃん、ジュアンセお姉ちゃんの歩んだ道は、間違いじゃなかった」
「あなた達の思いやりが、優しさが、忘れ去られた数多の記憶達を救ってくれた。
 その星屑達が、今、あなた達の窮地を聞きつけて、我先にとここへ駆け付けたんだ」
「………ここにあるは数多の命。忘れ去られた無数の記憶」
「誰かの為に心を砕き、身を粉にして他者を救う。
 その眩しき心のありようこそ、人はこれを──」
「英雄と呼ぶのだろう」

KP/ニカ 彼女が導くように両手を振り上げる。
その瞬間、会場が眩い程の黄金の星屑達に彩られた。

サニド 「我が名はサニド! 人々の心と可能性を見定める者!」
「星々さえもその雄姿を焼き付け、後に神話として語られる者の旅路を照らす、英雄達の守護者である!」

KP/ニカ そう言った後、彼女は君たちへあどけない表情を向ける。

サニド 「みんなと助けにきたで、ギョクハンお兄ちゃん、ジュアンセお姉ちゃん!
 ここで勝ったら、かっこいーよ!」

Gökhan Qamar 「サニド、よく来てくれたな!
 シナリオ通りなら、……勝つ! 一択だ!」

Juanse Algaba 「サニド様……みなさま……
 っええ! 受けた輝きで、何倍にも輝いてみせます♡」

ナイア 「……そういう事でしたか」

KP/ニカ その光景を眩しそうに見ていたナイアは、苦笑気味にそう言うと、君たちの前へ歩いていく。

ナイア 「受け取りなさい」

KP/ニカ 彼は自分が使っていた銀の双剣を、君たちの目の前の床へ突き立てる。
その瞬間、刀身が闇夜の中の月光のように鋭く煌めいた。

ナイア 「これは、私の覚悟。これまでの歩みを、これからの未来を、私の心に……
 かすかに生まれた温もりを」
「私の全てを、この二本に託しましょう。
 あなた方に、この命を預けます」

KP/ニカ それを見ていたマリアは双剣の側へ歩いていく。
そして、君たちが握る剣の柄に自分の手を重ねた。
瞬間、剣が陽光のような暖かな光に覆われる。

マリア 「私からもお礼をさせてくださいまし。
 偽物の私と私の大好きなお兄様に尽くしてくださった、信頼と感謝の全てをここに」 
「この命、皆さまへ捧げます」

KP/ニカ そうしていると、後ろからメルドが君たち二人の肩に腕を回す。

メルド 「てことだ。ここで僕だけ除け者ってのは気まずいから、仕方なく付き合ってあげるよ」
「お人よしで? お節介で?
 神々ですら放っておけない、その危なっかしさ!」
「この、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが、命を賭して君らを守ると誓おう」

Gökhan Qamar 「ナイア、マリア、メルド……
 ああ、これで心置きなく舞台に立ち続けられる!」
「命を懸けた大一番、閉幕までは笑ってねえとな!
 しっかり隣に居てくれよ、ジュアンセ」

Juanse Algaba 「ナイアさん、マリアちゃん、メルドさん……
 託されたもの、すべてお受けいたします」
「アナタたちの為に、ワタシは命燃やして戦います♡
 ……アナタこそ、月の引力についてきてよね、ギョクハン」

KP/ニカ 最後にナイアがお二人の背中をとん、と押す。

ナイア 「我々全員で援護します。
 私たちの分まで、あいつをぶっ飛ばしてきなさい!」

KP/ニカ すると君たちの頭上に金色の光が煌めき始め、それは見た事のある形となる。
 
舞踏会の時、両親とはぐれて迷子になっていた少年と両親。
男性に絡まれて困っていた女性。
模擬戦や剣術大会で君たちを激励してくれた、大勢の人たち。
そして、嬉しそうに尻尾を振る小さな仔犬。
 
それぞれが光となり、二人の中へ吸い込まれていく。
あたたかな気持ちが湧き上がり、君たちはここでMP+30となる。

system [ Gökhan Qamar ] MP : 27 → 57
[ Juanse Algaba ] MP : 27 → 57

KP/ニカ また、君たちはここで【星屑の銀星剣】を入手する。
このシナリオ内限定の武器であり、君たちが身につけている【サーベル】で振ることができる。
 
持ちうる神の力をすべて込めたナイアとマリアの二人には、もはや剣を振るう力は残されていないだろう。
メルドはサニドの加護によりMPを完全回復する。
そして君たちに「背中は任せろ」と後押しをしてくれるだろう。

system [ メルド ] MP : 2 → 200

情報

KP/ニカ 【星屑の銀星剣】

ダメージ:2d20+5
概要:偽物の神々「ナイアとマリア」の力を限界まで込めた、偽りの神器。
その剣は月光のように鋭く、陽光のようにまぶしく、一振りする度に世界に星屑が舞い踊る。
あらゆる魔術的防壁を打ち破り、神々の腕すら切り裂く、兄妹の想いを込めた幻想の聖剣。

メイン

KP/ニカ この剣には魔術【陽光の加護】が付与されており、君たちが攻撃時に使う必要はない。
 
さてこれより、最終決戦【聖戦】となります。
【聖戦】では少し特殊な進行で戦闘が行われますので、説明をいたしましょう。

情報

KP/ニカ 【戦闘ルール 聖戦】

①ナイアとマリアの加護
ナイアとマリアがそれぞれ、毎ターン最初に1d3を振る。
それにより、ナイアとマリアの加護(バフ)を探索者たちへ付与することができる。


②総力戦(合計ダメージ2倍)
ここでは総力戦になる。
探索者たちのターンになったら探索者2人は同時に戦闘技能判定を振り
2人が出したダメージの合計を、サニドの加護により2倍したダメージがニャルラトホテプへ叩き込まれる。


③ダメージの合算について
魔術や加護によりダメージが2倍や固定値が付与された時は
「星屑の銀星剣」の2d20+5に以下の順番でダメージが合算されていく。


1.固定値があれば、固定値を先に足していく

例:剣技【一撃必殺】を使用した場合
ダメージ2d20+10となる


2.ダメージ2倍のバフが入った場合、倍率を加算し、ダメージのダイス目と固定値への倍率を増やす。

例:マリアの加護でダメージ2倍、自分の魔術【瞬間強化】でダメージ2倍となった場合
「2倍+2倍=4倍」となるので、星屑の銀星剣のダメージ「2d20+5」が
「(2+4倍)d20+(5×4倍)」=「6d20+20」がダメージとなる


3.サニドの加護を最後に付与する。探索者2人が出したダメージの合算を2倍にする

例:ギョクハンのダメージ150 ジュアンセのダメージ100だった場合
「150+100=250」の合計値をサニドの加護により倍にするので
250×2倍となり、最終的に入るダメージは「500」となる。

メイン

KP/ニカ  

情報

KP/ニカ 【マリアの応援】

1:回避2倍
2:必中(相手が回避できなくなる)
3:ダメージ2倍


【ナイアの支援】

1:MP+5付与
2:必中(相手が回避できなくなる)
3:固定値ダメージ+5


【メルドの魔術支援】

①魔術【瞬間防壁】
メルド自身のMP200を削り、探索者あるいはNPCが受けるダメージを肩代わりする防壁を張ることが出来る。

②MP譲渡
1ターン終了時に全員が【回避】に成功した場合、メルドは探索者へMP5を譲渡する。

メイン

KP/ニカ 月光と陽光をその刀身に宿し、黄金の星屑たちの中、君たちは邪神へ立ち向かう。
 
【聖戦 vsニャルラトホテプ】
戦闘開始です。
 
1ターン目。
ナイアとマリアの加護から。

マリア 1d3 【応援】 (1D3) > 2

ナイア 1d3 【支援】 (1D3) > 2

KP/ニカ このターン【必中】

ニャルラトホテプ S1d3 【攻撃方法】 (1D3) > 1
SCCB<=100 【1:対象一人に攻撃】 (1D100<=100) > 64 > 成功
choice[ギョクハン,ジュアンセ,ナイア,マリア,メルド] (choice[ギョクハン,ジュアンセ,ナイア,マリア,メルド]) > ナイア

KP/ニカ ニャルラトホテプは、「月に吠えるもの」の姿になる。
見上げるほど巨大な体がナイアを踏みつぶそうとしてくるだろう。

ナイア CCB<=70 【回避】 (1D100<=70) > 75 > 失敗

ニャルラトホテプ 7d10 【1:対象一人に攻撃】 (7D10) > 57[7,7,10,8,10,10,5] > 57

system [ メルド ] MP : 200 → 143

ニャルラトホテプ S1d3 【攻撃方法】 (1D3) > 2
SCCB<=100 【2:対象三人に攻撃】 (1D100<=100) > 58 > 成功
choice3[ギョクハン,ジュアンセ,ナイア,マリア,メルド] (choice3[ギョクハン,ジュアンセ,ナイア,マリア,メルド]) > メルド, マリア, ジュアンセ

KP/ニカ ニャルラトホテプは燃える3つの目の姿へ変わる。
煙のような触手を伸ばし、ジュアンセ、マリア、メルドを握り潰そうとしてくるだろう。

Juanse Algaba 瞬間強化!

system [ Juanse Algaba ] MP : 57 → 52

Juanse Algaba CCB<=43*2 【回避】 (1D100<=86) > 12 > スペシャル

マリア CCB<=40 【回避】 (1D100<=40) > 60 > 失敗

メルド CCB<=40 【回避】 (1D100<=40) > 39 > 成功

ニャルラトホテプ 5d10 【2:対象三人に攻撃】 (5D10) > 22[5,1,6,6,4] > 22

system [ メルド ] MP : 143 → 121

KP/ニカ ギョクハン、ジュアンセのターン。

Gökhan Qamar CCB<=85 【サーベル】 (1D100<=85) > 74 > 成功

Juanse Algaba CCB<=85 【サーベル】 (1D100<=85) > 50 > 成功

Gökhan Qamar 【一撃必殺】【瞬間強化】をどちらも使う!

system [ Gökhan Qamar ] HP : 13 → 12
[ Juanse Algaba ] HP : 11 → 10
[ Gökhan Qamar ] MP : 57 → 52
[ Juanse Algaba ] MP : 52 → 47

Gökhan Qamar 4d20+20+2d4 【星屑の銀星剣】 (4D20+20+2D4) > 37[14,8,6,9]+20+4[2,2] > 61

Juanse Algaba 4d20+20+2d6 【星屑の銀星剣】 (4D20+20+2D6) > 36[15,8,11,2]+20+8[6,2] > 64

KP/ニカ C(125*2) c(125*2) > 250

system [ ニャルラトホテプ ] HP : 666 → 416

KP/ニカ 君たちの覚悟を乗せたそれぞれの一振りが合わさり、加護によって何倍もの力を得る。
星屑と共に、ニャルラトホテプの巨体に傷がつくだろう。

周囲に満ちている黄金の光が、ニャルラトホテプの傷の回復を妨げている。
しかし、その光たちが先ほどよりも微かに、弱まり始めているのを君たちは感じるだろう。
サニド達の加護は、長くは持たない。
5ターン以内に、決着をつける必要がありそうだ。

system [ ニャルラトホテプ ] ターン : 0 → 2

KP/ニカ 2ターン目。
ナイアとマリアの加護から。

ナイア 1d3 【支援】 (1D3) > 2

マリア 1d3 【応援】 (1D3) > 1

KP/ニカ 【必中】【回避2倍】

ニャルラトホテプ S1d3 【攻撃方法】 (1D3) > 3
3d10 【3:全体へ魔術攻撃】 (3D10) > 25[10,8,7] > 25

KP/ニカ 全員回避!

Gökhan Qamar CCB<=99 【回避】 (1D100<=99) > 83 > 成功

Juanse Algaba CCB<=43*2 【回避】 (1D100<=86) > 33 > 成功

ナイア CCB<=99 【回避】 (1D100<=99) > 7 > スペシャル

マリア CCB<=40*2 【回避】 (1D100<=80) > 15 > スペシャル

メルド CCB<=40*2 【回避】 (1D100<=80) > 24 > 成功

ニャルラトホテプ S1d3 【攻撃方法】 (1D3) > 1
SCCB<=100 【1:対象一人に攻撃】 (1D100<=100) > 99 > 成功
choice[ギョクハン,ジュアンセ,ナイア,マリア,メルド] (choice[ギョクハン,ジュアンセ,ナイア,マリア,メルド]) > マリア

マリア CCB<=40 【回避】 (1D100<=40) > 49 > 失敗

ニャルラトホテプ 7d10 【1:対象一人に攻撃】 (7D10) > 39[2,7,6,6,6,7,5] > 39

system [ メルド ] MP : 121 → 82

KP/ニカ ギョクハン、ジュアンセのターン。

Gökhan Qamar CCB<=85 【サーベル】 (1D100<=85) > 91 > 失敗

system [ Gökhan Qamar ] CT : 2 → 1

Ayata CCB<=85 【サーベル】 (1D100<=85) > 100 > 致命的失敗

system [ Gökhan Qamar ] CT : 1 → 0

Ayata CCB<=85 【サーベル】 (1D100<=85) > 5 > 決定的成功/スペシャル

system [ Gökhan Qamar ] CT : 0 → 1

雑談

Juanse Algaba 何???

メイン

Juanse Algaba CCB<=85 【サーベル】 (1D100<=85) > 7 > スペシャル
ふたりとも、【一撃必殺】【瞬間強化】です!

system [ Gökhan Qamar ] HP : 12 → 11
[ Juanse Algaba ] HP : 10 → 9
[ Juanse Algaba ] MP : 47 → 42
[ Gökhan Qamar ] MP : 52 → 47

Gökhan Qamar 4d20+20+2d4 【星屑の銀星剣】 (4D20+20+2D4) > 40[18,15,5,2]+20+2[1,1] > 62

Juanse Algaba 4d20+20+2d6 【星屑の銀星剣】 (4D20+20+2D6) > 34[1,18,1,14]+20+8[4,4] > 62

KP/ニカ C(124*2) c(124*2) > 248

system [ ニャルラトホテプ ] HP : 416 → 168
[ ニャルラトホテプ ] ターン : 2 → 3

KP/ニカ 3ターン目。
ナイアとマリアの加護。

ナイア 1d3 【支援】 (1D3) > 1

マリア 1d3 【応援】 (1D3) > 1

KP/ニカ 【MP+5】【回避*2】

system [ Juanse Algaba ] MP : 42 → 47
[ Gökhan Qamar ] MP : 47 → 52

ニャルラトホテプ S1d3 【攻撃方法】 (1D3) > 1
SCCB<=100 【1:対象一人に攻撃】 (1D100<=100) > 47 > 成功
choice[ギョクハン,ジュアンセ,ナイア,マリア,メルド] (choice[ギョクハン,ジュアンセ,ナイア,マリア,メルド]) > ギョクハン

Gökhan Qamar CCB<=99 【回避】 (1D100<=99) > 35 > 成功

ニャルラトホテプ S1d3 【攻撃方法】 (1D3) > 3
SCCB<=100 【3:全体へ魔術攻撃】 (1D100<=100) > 7 > スペシャル

Gökhan Qamar 瞬間強化!

system [ Gökhan Qamar ] MP : 52 → 47

Gökhan Qamar CCB<=99 【回避】 (1D100<=99) > 79 > 成功

Juanse Algaba CCB<=43*2 【回避】 (1D100<=86) > 71 > 成功

ナイア CCB<=99 【回避】 (1D100<=99) > 26 > 成功

マリア CCB<=40*2 【回避】 (1D100<=80) > 4 > 決定的成功/スペシャル

メルド CCB<=40*2 【回避】 (1D100<=80) > 21 > 成功

KP/ニカ クリチケは……じゃあジュアンセにあげる。

system [ Juanse Algaba ] CT : 0 → 1

KP/ニカ ギョクハン、ジュアンセのターン。

Gökhan Qamar CCB<=85 【サーベル】 (1D100<=85) > 56 > 成功

Juanse Algaba CCB<=85 【サーベル】 (1D100<=85) > 19 > 成功

Gökhan Qamar ここは……【瞬間強化】だけで

system [ Gökhan Qamar ] MP : 47 → 42
[ Juanse Algaba ] MP : 47 → 42

Gökhan Qamar 4d20+10+2d4 【星屑の銀星剣】 (4D20+10+2D4) > 28[10,3,9,6]+10+5[3,2] > 43

Juanse Algaba 4d20+10+2d6 【星屑の銀星剣】 (4D20+10+2D6) > 41[2,6,20,13]+10+7[5,2] > 58

KP/ニカ C(101*2) c(101*2) > 202

system [ ニャルラトホテプ ] HP : 168 → -34

KP/ニカ ギョクハンとジュアンセの命と気力を賭し
マリア、ナイア、サニドの加護を乗せた一撃がニャルラトホテプを両断する。

system [ ニャルラトホテプ ] HP : -34 → 100

KP/ニカ しかし、邪神はまだ蠢き続け、黒い靄のような不定形で、気体と液体を行き来するような姿へと変貌した。

ニャルラトホテプ 「今までの傾向を忘れちゃいないだろうね?
 欠陥品たちが使っておいて、私が使わない手はないだろう!」

system [ ニャルラトホテプ ] ターン : 3 → 4

KP/ニカ 3ターン目。
ナイアとマリアの加護。

ナイア 1d3 【支援】 (1D3) > 2

マリア 1d3 【応援】 (1D3) > 1

KP/ニカ 【必中】【回避2倍】
 
ニャルラトホテプの攻撃。
このターンから、ニャルラトホテプは更に君たちへ猛攻を仕掛けてくるだろう。
3回攻撃を行う。

ニャルラトホテプ S1d3 【攻撃方法】 (1D3) > 1
SCCB<=100 【1:対象一人に攻撃】 (1D100<=100) > 69 > 成功
choice[ギョクハン,ジュアンセ,ナイア,マリア,メルド] (choice[ギョクハン,ジュアンセ,ナイア,マリア,メルド]) > マリア

マリア CCB<=40*2 【回避】 (1D100<=80) > 47 > 成功

ニャルラトホテプ S1d3 【攻撃方法】 (1D3) > 1
SCCB<=100 【1:対象一人に攻撃】 (1D100<=100) > 49 > 成功
choice[ギョクハン,ジュアンセ,ナイア,マリア,メルド] (choice[ギョクハン,ジュアンセ,ナイア,マリア,メルド]) > ナイア

ナイア CCB<=99 【回避】 (1D100<=99) > 42 > 成功

ニャルラトホテプ S1d3 【攻撃方法】 (1D3) > 1
SCCB<=100 【1:対象一人に攻撃】 (1D100<=100) > 51 > 成功
choice[ギョクハン,ジュアンセ,ナイア,マリア,メルド] (choice[ギョクハン,ジュアンセ,ナイア,マリア,メルド]) > ナイア

ナイア CCB<=70 【回避】 (1D100<=70) > 18 > 成功

KP/ニカ ギョクハン、ジュアンセのターン。

Gökhan Qamar CCB<=85 【サーベル】 (1D100<=85) > 37 > 成功

Juanse Algaba CCB<=85 【サーベル】 (1D100<=85) > 54 > 成功
キメるなら……
ふたりとも、【一撃必殺】【瞬間強化】!

system [ Juanse Algaba ] MP : 42 → 37
[ Juanse Algaba ] HP : 9 → 8
[ Gökhan Qamar ] HP : 11 → 10
[ Gökhan Qamar ] MP : 42 → 37

Gökhan Qamar 4d20+20+2d4 【星屑の銀星剣】 (4D20+20+2D4) > 25[1,18,3,3]+20+4[1,3] > 49

Juanse Algaba 4d20+20+2d6 【星屑の銀星剣】 (4D20+20+2D6) > 28[5,2,6,15]+20+9[4,5] > 57

KP/ニカ C(106*2) c(106*2) > 212

system [ ニャルラトホテプ ] HP : 100 → -112

KP/ニカ 身も心も夜空を駆ける流星のように燃やしながら、君たちは月光と陽光の煌めきを纏う。
古より輝く星々が、時代を先駆けるように真新しく煌めきを放ち、君たちに力を与えてくれた。

息を合わせ、とどめの攻撃を繰り出す。

Gökhan Qamar 「俺たちの勝利をこの手に……掴む!」

Juanse Algaba 「あはっ、最後に笑っているのはワタシたち……でした♡」

雑談

KP/ニカ ジャグラーとピエロか…………(しみじみ

メイン

KP/ニカ 銀星は追い風に乗って、最速で邪神の核へと到達した。
黄金の加護を乗せた星屑が、世界に燦然と舞い踊る。
 
やがてニャルラトホテプの姿が縮んでいき、ぼとりとナイアの生首の姿で地面に転がる。
しかし、首だけの状態でも、かの邪神の笑い声は止まらない。

ニャルラトホテプ 「ははははは、愉快! まさか私を殺そうというのか! それもいい!
 まだ死んだことがなかったから、退屈しのぎにはなるだろう!」 
「だがこの身は、千あるうちの一つに過ぎない!
 私は、君たちの記憶の中で永遠に生き続けるだろう!」

Gökhan Qamar 「はっ、たとえ千回出会うことになろうが勝ち越してやるよ」
「安心しな、この勝利の感触を覚えとくからよ」

Juanse Algaba 「あらあら……邪神のハジメテを奪ってしまうなんて♡
 このワンナイトは心に刻んでおきますね♡」

ニャルラトホテプ 「あっはっはっは……!」

KP/ニカ 君たちのあしらいによって、どす黒い靄は笑い声を上げながら霧散していった。
 
戦闘終了。
 
【聖戦 vsニャルラトホテプ】
ギョクハン、ジュアンセ、ナイア、マリア、メルド──
そしてサニドと、舞踏会場すべての人たちの勝利です。
お疲れ様でした。
 
脅威が去った後、サニドが君たちを労う。

サニド 「ギョクハンお兄ちゃん! ジュアンセお姉ちゃん!
 ホンマにがんばったなー! かっこよかったでー!」

Gökhan Qamar 「かっこよさで言ったらアンタも中々のものだったぜ?
 サニドさんよ」

Juanse Algaba 「ええ、本当に……誰一人欠けてもなしえない偉業でした」

サニド 「それもこれも、お兄ちゃんお姉ちゃんたちが、いのちがけで頑張ったからやろ!」
「大切な人を、友を、みんなを守ったんや」

KP/ニカ サニドは万感の思いを込めて視線を動かし、ナイア、マリア、メルドを一人ずつゆっくり見つめる。
そして、君たち二人へ向き直った。

サニド 「頑張ってくれたお礼に、彼らとまた現世で会わせたげるで!
 うちなら、そんな事もできるんや! えっへん!」

Gökhan Qamar 「ナイア、マリア、メルドと……!?
 すごいなんて言葉じゃ言い表せないくらい……すごいじゃねえか! 有難い……恩に着るぜ」

Juanse Algaba 「みなさまと……? 嬉しい……!
 ありがとうございます、サニド様! このご恩こそ心の奥深くに刻み込みます!」

ナイア 「このような願いまで叶うとは……ああ、まさしく大団円ではありませんか」

マリア 「ええ! 私たち、ギョクハンやジュアンセと、どんな形で出会うのかしら?
 今から楽しみですわ!」

メルド 「そうだね~! ……って、亡霊の僕も頭数に入ってんの!?
 英雄たちの守護者、サニド……半端ないな……」

サニド 「せやろせやろー! もっと褒めてもええんやで! どやどや!」
「在るべき場所に帰っても、元気で仲良くな!」

KP/ニカ 君たちは感慨深く顔を見合わせて、喜びに微笑みを交わすことだろう。

ナイア 「さて……舞踏会が中断してしまいましたね。
 皆が行くまで、よければ踊りませんか?」
「最後は主催者らしく、皆様をもてなしたいです」

Gökhan Qamar 「そうだな、さっきはとんだ邪魔が入っちまった事だしな!」

Juanse Algaba 「ありがとうございます……!
 お言葉に甘えさせていただきますね♡」

メルド 「じゃー僕、ピアノ弾きに行くね☆」

ナイア 「いえ、待ってください。
 ギョクハン、ジュアンセ。メルドに渡していた楽譜、私にも見せてもらえませんか?」

Gökhan Qamar 「お、これだな」

ナイア 「ありがとうございます、ギョクハン。
 ……ふむ……これでしたら弾けそうですね」
「メルド。貴方も久しぶりに踊りなさい」

メルド 「……え?」
「え、まって? 何?
 ギョクハンとジュアンセは、どうせキミたちで踊るんだろ? それじゃ……」

Gökhan Qamar 「そりゃあ……」

Juanse Algaba 「言うまでもなく……ですね♡」

メルド 「う……え、えっと……ま、マリア?」

マリア 「はい! なんでしょう?」

メルド 「えっと……ぼ、僕とその、踊らないかい?」

マリア 「ええ、勿論喜んで。メディ!」 

メルド 「で、でも、僕はその、ダンスはからっきしだから……」

マリア 「では私が、リードしてさしあげましてよ?」

メルド 「……それは恥ずかしいからいいや。その代わり僕が、リードするから……」

マリア 「頼もしいわ! 私、メディと一度踊ってみたかったの!」

メルド 「ほ、本当? ……こんなおっさんの何処が良いんだい?」

マリア 「あら! お歳を召されても素敵よムッシュウ!」

KP/ニカ 最初はぎこちない動きだったメルドも、徐々にほどけた笑みをマリアへ向ける。
 
サニドは楽しそうに眺めていたが、顎に手を当ててふと考え込み始めた。

サニド 「んー、せっかくの最後の舞踏会、4人だけってのは寂しいなあ……? せや!」

KP/ニカ サニドが指をパチン、と鳴らす。
再び銀色の星屑たちが彼女を中心に渦を広げ、黄金の光を纏いながら参加者たちへと姿を変えた。
彼らも手を取り合い、幸せそうに笑みを交わしながら踊り始める。

Juanse Algaba 「皆さま!」

Gökhan Qamar 「へえ……? 賑やかでいいな!」

Juanse Algaba 「うん、みんな楽しそうで、幸せそうで……
 ……守れてよかった……」

Gökhan Qamar 「安心するにはまだ早いぜ。こんだけ居るって事は……
 ダンスバトルだ!」

Juanse Algaba 「ぷ、……ふふ、何それ。それでワタシに付き合えって?」

Gökhan Qamar 「ああ。……ジュアンセ。
 俺と一緒に踊っていただけませんか」

Juanse Algaba 「……! …………」
「勿論。
 そのお申し出、喜んでお受けいたします、ギョクハン」

KP/ニカ 君たちも、黄金の光をスポットライトに、銀星のレクイエムが流れる中を踊り始める。
【芸術:ダンス】をどうぞ。

Gökhan Qamar CCB<=5+60 【芸術(ダンス)】 (1D100<=65) > 1 > 決定的成功/スペシャル

雑談

KP/ニカ !?!????

メイン

Juanse Algaba CCB<=5+60 【芸術(ダンス)】!? (1D100<=65) > 31 > 成功

KP/ニカ バトルだ! って事前に言ったら1クリすんの?
1CT!

system [ Gökhan Qamar ] 1CT : 3 → 4

KP/ニカ 星屑と花弁が舞ういたずらなつむじ風の中で、遊ぶように君たちはステップを踏む。
柔らかな陽光と月光を纏って輝く、堂々たる技と軽やかな立ち回りは、周囲の人々をも魅了した。

特にギョクハンの誠実さがそのまま所作に表れたようなリードは、実際にリードされているジュアンセ本人は勿論
それを見ている第三者ですらも虜にしてしまう程だった。
かくも月の引力とは神秘的なものである。

Gökhan Qamar 「……! ……楽しいな、ジュアンセ。
 舞台に立ってても、こんなに間近で大勢から注目を浴びるなんて、またとない事だぜ」

Juanse Algaba 「…………」

Gökhan Qamar 「まあ確かにお前とは舞台ごっこや稽古の真似事をしてた程度だし
 プロムもお前、なるべく目立たないように角が立たないようにしてたんだろ? だから慣れない気持ちは分かるよ」

Juanse Algaba 「……………………」

Gökhan Qamar 「……でもよ、踊り始めてからこっち、ずっと黙ってどうした?
 冗談でも良いから、何か言ってくれよ……」

Juanse Algaba 「……こんなの、知らない……」

Gökhan Qamar 「え?」

Juanse Algaba 「こんな、アナタのこんな姿大勢に見られたら、
 ……誰も彼も、もっとたくさんの人が本気になっちゃう……」
「……ギョクハンが……もっと遠くに……」

Gökhan Qamar 「? 別に遠くはならねえよ。現に今一番近いだろが。
 ファンから本気になられようと、俺のスタンスは変わらないし……」
「何であろうと、まだまだこれからだと思ってるけど?」

Juanse Algaba 「そう…… ……はあ……
 アナタには一生敵いそうにないね……」

Gökhan Qamar 「何かに勝った事にされている……なんだ? どうした?」

Juanse Algaba 「別に……。
 冗談でも良いから何か言えって言ったのはアナタでしょ」

Gökhan Qamar 「なんだ、冗談かよ」

Juanse Algaba 「ふふ、……でも、誰も彼もが本気になりそうなくらい
 リードがお上手……っていうのは、ホント」
「……かも? ね♡」

Gökhan Qamar 「いつの間にかご機嫌だな……」

Juanse Algaba 「あら、だって周りを虜にするアナタを
 今はワタシが独り占め♡ してるんだから……」

Gökhan Qamar 「!?」

Juanse Algaba 「……というのは、冗談」

Gökhan Qamar 「ジュアンセお前……怒るぞ」

Juanse Algaba 「あははっ……今だけ、今だけ」

Gökhan Qamar 「……その方が都合が良いんだよな。
 だったら、そうだな。……今だけでも──」

KP/ニカ ナイアはしばらく銀星のレクイエムを奏でていたが、合間にベートーベンの曲を弾き始める。
それを聴いたメルドは、すぐに気付いて喧しく騒ぐだろう。

メルド 「僕の前で、他の男の曲なんか弾かないでくれよぉ!」

マリア 「うふふ、お兄様のアレンジ、素敵だわ!」

メルド 「マリアまで!? 勘弁してよナイアくーん!」

ナイア 「ははは! いやあ実にいい、あなたのそのような顔が見てみたかったんだ!」

KP/ニカ ナイアは騒ぐメルドを見て今までの仕返しと言わんばかりに腹から笑い、演奏を続ける。
賑やかなダンスは舞踏会というより、まるで酒場のダンスになった。

Juanse Algaba 「ふふ……。
 ……あ、ごめんなさい、何か言いかけてた?」

Gökhan Qamar 「いや! ……また今度でいい。
 今はちょっと都合が悪いような……いや、どうなんだ……? 模擬戦には勝ったから……」

Juanse Algaba 「! あの時は別に何も賭けてなかったじゃない。
 それを言うならアナタ、ポーカー……!」

Gökhan Qamar 「げ、思い出しやがった。一回戦の話だろ?
 それに一番の勝者はマリアで……お前だって似たようなもんだったろうが」

Juanse Algaba 「その後何回戦させられたと……!」

Gökhan Qamar 「はは、それはそれ。
 何にせよ、俺たちマリアにはいつか話してやらないとだな。あの手の話好きそうだったし」

Juanse Algaba 「変なところで律儀なんだから……
 ……じゃあ、次会えた時には絶対だからね。抜け駆けやズルは無し」

Gökhan Qamar 「おう、別にマリアたちに負けるのは、楽しけりゃどうってことないしな!」

Juanse Algaba 「ワタシには勝ちたいってことね……はいはい……」

KP/ニカ そうして踊り続ける幸せな時間は、あっという間に過ぎていく。
1曲終わる頃には、君たちは黄金の星々に包まれ、意識を失うだろう。

Gökhan Qamar 「……ああ、一生……────」

KP/ニカ
……
…………
木漏れ日の落ちる昼下がりに目を覚ますと、ジョニーがシャベルを持ってやってくる。

ジョニー 「や、やあやあ二人とも! 生きていたのかい!?」

KP/ニカ 君たちの傍らには深い穴が二つ掘られている。
聞くところによると、一回心臓が止まっていたため、ジョニーは君たち用の墓穴を掘っていたそうだ。

ジョニー 「でも、フランスの医師免許を持ってるって参加者が通りすがって、いろいろ処置をしてくれて……
 大丈夫だろうって言ってたから、目覚めた時気分悪いだろうし、穴を埋め直しに来たんだよ!」

Gökhan Qamar 「それを全部言うから、余計気分が悪いんだよな……
 大体ジョニー一人で逃げやがって……」

Juanse Algaba 「でも、その参加者さんには感謝しないとですね。
 ジョニーさん、責任取って……後程ご紹介お願いしますね♡」

ジョニー 「HAHAHA……それくらいならお安い御用さ!
 キミたちと歳も近そうだから仲良くなれるといいね」
「あ! そうそう! それで、実はそろそろ目覚める頃なんじゃないかって言われててね。
 君たちに伝言があってきたのさ!」

Gökhan Qamar 「伝言……そっちだけで良かったな。どんな伝言だ?」

ジョニー 「なんと、舞踏会主催者様直々の伝言だよ!
 君たちの目が覚めたら、中庭に来て欲しいってさ。君たち知り合いだったの?」

Gökhan Qamar 「舞踏会主催者だ……? 主催者……」

Juanse Algaba 「まさか……?
 あの、知り合いだったというか、……説明する時間がもったいないので、また後程♡」
ギョクハンの腕を引いていきます。中庭へ

Gökhan Qamar 「ああ、早く行こう!」

KP/ニカ 君たちは中庭へ向かう。
庭のテーブルには陽光のような美しい少女を挟んで、闇夜のような男性と二十歳くらいのブロンドの若い青年が対峙している。
 
青年は、真剣な表情で口を開いた。

青年  「妹さんを、僕にください」

KP/ニカ 途端、彼の腹部へ男性のボディーブローが入る。

男性 「あなたにマリアはあげません」

KP/ニカ そう言う黒い男性の横で、マリアと呼ばれた少女はニコニコと答える。

マリア 「頑張ってメディ! お兄様は押しの強いひとには弱いから」

メルド 「そのお兄様は押しと言うより、パンチが強いけどね……。
 もう、せっかく会えたのに内臓が先にいっちゃうじゃないか」

ナイア 「軟弱ひょうきんな貴方がまともにならなければ、マリアが今後苦労しますからね」

KP/ニカ そんな会話をしていると、3人がギョクハンとジュアンセに気が付いたのか、君たちと目が合う。

メルド 「やあ! やっと会えたね。何十年ぶり……
 って言っても、君たちにとってはついさっきのことか」

KP/ニカ 話を聞いてみると、彼らが生まれ変わったのは今から数十年前のことらしい。

ナイア 「お会いできる日を楽しみにしていました。
 この年まで我々3人とも、貴方たちをずっと探していたんですよ」

マリア 「でも中々見つからなかったの。それで私たちは、こう考えましたわ。
 『自分達の名前が広がれば、二人が気付いてくれるかもしれない』って!」

メルド 「ナイア君は大手企業のCEOに」

マリア 「メディは有名なピアニスト兼作曲家に」

ナイア 「そしてマリアは若手ですが女優となって、貴方たちを探しつつお互いに連絡を取っていました」

メルド 「そんな時、ふと君たちが『どこかの舞踏会に行く途中に事故に遭った』ことを思い出したんだよね!」
「まさかと思って、ナイア君が仮面舞踏会を開催したらさ、参加者の一組が事故に遭ったという報せを受けてね。
 君たちが来た! って確信したよ」

Gökhan Qamar 「それで待っててくれたのか!
 体感ではさっきぶりだが……また会えて嬉しいぜ」

Juanse Algaba 「大変長らくお待たせしてしまいましたね……♡
 ワタシたちはこの通り、元気です!」

メルド 「そりゃもう、首をながーくして待ってたんだぜ!
 キミたちに、聴かせたい曲がいっぱいあるんだ!」

ナイア 「これから当舞踏会で、メルドの演奏によるダンスパーティーが始まる予定です。
 どうぞ、心行くまでお楽しみください」

KP/ニカ 彼らが優しく微笑むと、マリアが席を立つ。
そして、君たちをエスコートするように手を出した。

マリア 「舞踏会はこれからですわ!
 お二人共、よろしければこの後一緒に踊りませんこと?」

Gökhan Qamar 「ああ、そりゃいい。
 あの時俺たちがしそびれた話を約束通りしたかったんだ」
「……だから勿論、喜んで」

Juanse Algaba 「んふふ……ご用がなくとも、マリアちゃんのお誘いとあらば、喜んで!」

マリア 「まあ。あの舞踏会場でしそびれてしまわれたお話……ですか?
 何かしら、とても楽しみだわ!」

Juanse Algaba 「ふふ……マリアちゃんにとっては数十年前のことだから、覚えていないかもしれませんが……
 あの時は聞かれても忘れていた──」

Gökhan Qamar 「俺たちの昔話、……ってとこだな」

KP/ニカ 人知れず英雄となった君たちの舞踏会は、これから幕を開ける。
踊り明かして月が昇り、月が沈んでまた日が昇る。
君たちの日常の中にあった確かな非日常の一日は、歴史には語り継がれずとも
彼らとの友情と星屑の舞踏会の思い出を胸に、君たちはこれからも人生を歩んでいく事だろう。
 
そして君たちが嬉し恥ずかし初恋話に花を咲かせようとしていたら
ジョニーに紹介されたペアの何とも言えない仲睦まじさに
益々気まずくなりつつも、きちんと話したとか、話さなかったとか……

ともあれ、そう簡単に人の縁とは切れないもので
……何だかんだと結局仲良くしているんだろ?

世界にとってはほんの些細な事でも
そうであればと語り手たちは願うばかりだ。
 
 
*:;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;:*
「これは、心と心を紡いでいく
          数多の『絆』の物語」

Call of Cthulhu クトゥルフ神話TRPG
【クトゥルフ オブ ザ マスカレード】
     ~星屑の舞踏会~


KP:ニカ

男性PC:ギョクハン・カマル / アヤタ
女性PC:ジュアンセ・アルガーバ・ナジュム・ファーレス / サマル


エンディングA 「星屑の英雄譚」

*:;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;:*

全員生還でシナリオクリア。
おめでとうございます!

情報

KP/ニカ ◆報酬

SAN回復 5d10
 +AF【銀星のレクイエム】
 +AF【星屑の銀製剣】

メイン

Gökhan Qamar 5d10 (5D10) > 33[8,1,10,7,7] > 33

Juanse Algaba 5d10 (5D10) > 14[2,2,1,4,5] > 14

Gökhan Qamar 俺は……元に戻すくらいでいいな

system [ Gökhan Qamar ] SAN : 67 → 85

Gökhan Qamar 残り15

system [ Juanse Algaba ] SAN : 64 → 78

情報

KP/ニカ 【銀星のレクイエム】
※1シナリオで1回のみ使用可能

効果:人間の狂気状態を強制的に解除することができ、亡霊に聞かせれば成仏をさせることが可能

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが死後に完成させた最後にして最高の神曲。
舞踏会用に優しく暖かな曲へとアレンジしてある。
心を洗い流し慰めるこの曲は、生物・無機物・記憶・人ならざるものでさえ宥めることができ、瞬時に平穏を取り戻すことができる。
まさに、神にさえ届く奇跡の曲。

メイン

KP/ニカ  

情報

KP/ニカ 【星屑の銀製剣】 

ダメージ 1d10+5  耐久値50
ナイアが生み出し、マリアが魔力を込めた、兄妹の想いが注がれた青く光る純銀製の剣。
探索者が目覚めた時に、それぞれの腰に付けられていた。
刀身のところにはフランス語で「親愛なるギョクハン、ジュアンセへ。信頼と感謝の証をここに。」という文字が刻まれている。

あの舞踏会の時ほどではないが強い魔力を帯びており、魔術的装甲や魔術に対して耐性・貫通の効果を持つ。
初めて見る者はこの異様だが美しい剣に心を奪われ、SANc1/1d3が発生する。

メイン

KP/ニカ  

情報

KP/ニカ 【成長】
技能失敗で1d10
今回は上限10回までチャンス。


◆ギョクハン・カマル
サーベル10
回避7
芸術(ダンス)5
芸術(演劇)2
目星6
図書館5
歴史3
説得1

◆ジュアンセ・アルガーバ・ナジュム・ファーレス
サーベル10
回避10
キック1
芸術(ダンス)3
目星10
聞き耳1
図書館1
心理学1
追跡1
説得1

成長

Gökhan Qamar 10B100<85 【サーベル】 (10B100<85) > 92,39,91,73,27,23,37,61,93,88 > 成功数6
6d10 …? (6D10) > 44[7,10,7,10,4,6] > 44
2d6 90超え ???? (2D6) > 6[4,2] > 6
7B100<50 【回避】 (7B100<50) > 1,98,79,18,44,75,60 > 成功数3
3d10 (3D10) > 17[10,4,3] > 17
5B100<5+60 【芸術(ダンス)】 (5B100<65) > 73,9,53,77,74 > 成功数2
2d10 (2D10) > 10[2,8] > 10
2B100<79 【芸術(演劇)】 (2B100<79) > 44,94 > 成功数1
1d10 (1D10) > 7
6B100<75 【目星】 (6B100<75) > 92,39,22,64,93,42 > 成功数4
4d10 (4D10) > 20[8,5,3,4] > 20
(2D6) > 7[5,2] > 7
5B100<80 【図書館】 (5B100<80) > 65,86,19,73,66 > 成功数4
びっくりした 逆だったな……
4d10 サーベル (4D10) > 18[2,8,1,7] > 18
1d10 回避もう1回 (1D10) > 4
1d10 ダンスもう1回 (1D10) > 9
目星は2回なので13
1d10 図書館 (1D10) > 6
1B100&gt;75 【歴史】 (1B100&gt;75) > 98 > 成功数1
1d10 … (1D10) > 8
1B100&gt;60 【説得】 (1B100&gt;60) > 7 > 成功数0
5d10+12 クリチケ…? (5D10+12) > 24[9,5,3,3,4]+12 > 36
運転(自動車)25→28→34
サーベル 85→95
回避 50→71
芸術(ダンス) 65→84
芸術(演劇)79→86
目星 75→88
図書館80→86
歴史75→83
聞き耳45→60→68→72
心理学25→33
変装16→30
説得60→66

Juanse Algaba 10B100&gt;85 【サーベル】 (10B100&gt;85) > 59,52,44,62,68,17,79,34,56,77 > 成功数0
10B100&gt;43 【回避】 (10B100&gt;43) > 26,18,7,41,13,58,15,67,11,43 > 成功数2
2d10 (2D10) > 14[4,10] > 14
1B100&gt;80 【キック】 (1B100&gt;80) > 8 > 成功数0
3B100&gt;5+60 【芸術(ダンス)】 (3B100&gt;65) > 95,80,25 > 成功数2
2d10 (2D10) > 8[5,3] > 8
10B100&gt;80 【目星】 (10B100&gt;80) > 63,3,35,58,42,42,26,64,68,8 > 成功数0
1B100&gt;30 【聞き耳】 (1B100&gt;30) > 64 > 成功数1
1d10 (1D10) > 3
1B100&gt;65 【図書館】 (1B100&gt;65) > 51 > 成功数0
1B100&gt;80 【心理学】 (1B100&gt;80) > 10 > 成功数0
1B100&gt;70 【追跡】 (1B100&gt;70) > 6 > 成功数0
1B100&gt;76 【説得】 (1B100&gt;76) > 7 > 成功数0
3d10+6 (3D10+6) > 10[2,4,4]+6 > 16
回避43→57
芸術(ダンス)65→73
聞き耳30→33→45
図書館65→69

メイン

Gökhan Qamar 初恋のエピソード語りをハイライト形式でまとめるなら
「初舞台に立った日の夜、実家の店へ家族と食事をしに来てくれた子に
 帰り際口直しのレモンキャンディをあげたら
 舞台とっても良かったよって褒めてもらえた……のがそうだと思う」
と俺は話したかな

Juanse Algaba ワタシは
「初めて家族と演劇の舞台を観に行った時に、輝いていた人」
とだけ♡

KP/ニカ ずるいのはどう考えてもジュアンセの言い回しな気がするね