KP
クトゥルフ神話TRPG 第6版
【遙かなるあなたへ】
KP
CoCシナリオ「遙かなるあなたへ」
作:一二三堂 四様
推奨人数:2PL固定
(タイマン不可、新規探索者限定)
推奨技能:三大探索技能、各HOに記載有り
推定時間:ボイセ5〜7時間
テキセ25時間程度?
舞台:架空の村クローズド
ロスト率:大いにあり得る
後遺症:有り
KP
今年は300年に一度の祝祭が行われる。
魔法使いの花嫁役に選ばれたモイラ・カーソンは
魔法使いであるエルの住処に赴き、ともに巡礼を行うことになる。
KP
※注意事項※
クトゥルフ神話の魔術体系とは別にオリジナルの魔法要素を取り入れています。
スタンダードなクトゥルフ神話TRPGシナリオとは傾向が違います。
非常にRP重視のシナリオです。
RPや以下の要素が苦手な方にはお勧めできません。
地雷がありご不安な方は、それとなくお伝えいただけたらと思います。
【後味の悪い(胸糞)描写/非倫理的表現/PvPの可能性/グロ/差別/PCに特殊設定】
KP
KP
・HO1 魔法使い
あなたは魔法使いだ。
普通の人間よりも遙かに長い時間を生きている。
今年は村人が自分のために祭りを開く年である。
●●●●●●が来ることを知っている。
・HO2 人間
あなたは⼈間だ。
祭りの花嫁/花婿役に選ばれたため魔法使いに会いに⾏くことになる。
あなたの⽬的は●●●●●●●ことだ。
KP
<HO1 魔法使い>
▷秘匿情報(詳細)
あなたは昔、祝祭で花嫁/花婿に選ばれた人間である。
それは前回かもしれないし、前々回かもしれない。
この祝祭は魔法使いの代替わり
つまりは新しい魔法使いを生み出す儀式であるということは覚えている。
しかしあなたにはどうやって魔法使いになったのかも
自分の前の魔法使いが誰で、今どうしているのかも分からないし、思い出せない。
もし、あなたが600歳以上(前々回以上前の人間)の場合は
自分が前回の祝祭で何をしたのかも思い出せない。
▷事前開示情報
◼︎村を見下ろす高台の一軒家で1人暮らしをしている。
◼︎村人との関係はどのようなものでも構わないが
あなたがどれほど友好的であっても一定数あなたを嫌う人間はいる。
もしかすると迫害されていた時期もあったかもしれない。
◼︎もし、この長い年月に人間と交わることがあっても
一切子供を作ることは叶わなかった。
▷PC作成の手引き
推奨技能:精神分析/魔法使いとして使えそうな技能
◼︎あなたは不思議な力が使える。
何もないところから花を咲かせたり、雨を降らせたり
死者蘇生以外(肉体の蘇生のみなら出来ないこともない)の
ありとあらゆることが可能である。
しかし、すべては寿命と引き換えである。
あなたの寿命は残り100年程度。
残りの時間はそう長くはないし身体に負荷がかかってきていることにも気づいている。
ステータスは普通に決め、それとは別に100/100の寿命タブを作り管理すること。
魔法を使う場合は、【POW*5】のロールをすること。
成功したときのみ魔法を自在に使うことができる。
失敗したとしても寿命は減るため、注意して使うこと。
寿命の消費は魔法の規模によって違うため、KPに確認を取ること。
◼︎あなたは長く生きている間に冒涜的な生物や、神話的狂気に触れている。
【クトゥルフ神話技能】を【知識】で代用して振ることができる。
ただし全てのことがわかるとは限らない。
◼︎祝祭までの日々の暮らしぶりを自由に決めることができる。
ただしHO2やHO2の村の人たちとは会ったことが無いか
あってもHO2とはすれ違ったことがある程度である。
顔を知っているかどうかは、HO2のPLと相談して決めて良い。
KP
<HO2 魔法使い>
▷秘匿情報(詳細)
あなたは密かに魔法使いを嫌っている。
嫌っているというのは憎んでいるのでも、単に化け物として恐れているでも
村人に迷惑をかけるからいなくなって欲しいでもどの感情でも構わない。
PLが好きに設定してKPに伝えること。
ただし、この感情は魔法使いに悟られてはならない。
悟られてしまったら、ただの人間であるあなたは酷い目に遭うだろうし
最悪殺されてしまうかもしれないとあなたは理解している。
魔法使いを殺す機会をふいにしないためにも
友好的な態度を取ることを心掛けることになるだろう。
この魔法使い殺しに関しては、村の長たち重役に頼まれた依頼であり、あなたもそれを了承した。
村で魔法使いを殺す、殺さないの諍いが起こるのを避けるため、少人数しか今回の計画を知らない。
勿論、あなたは親しい人にもこのことを口外していない。
▷事前開示情報
◼︎あなたは村生まれ、村育ちだ。
村に対してどのような感情を抱いているかは好きに設定していい。
◼︎この祝祭の花嫁/花婿たちは誰ひとりとして巡礼の後に帰ってきた記録がない。
◼︎魔法使いに関しては昔話やお芝居の題材として上がってることも多く、さまざまな憶測が飛び交っている。
あなたが住んでいる村にも魔法使いに関する話は存在する。
村人の間で話されているのは基本的に恐ろしい噂ばかりで、あまりいい印象は感じられない。
▷PC作成の手引き
推奨技能:戦闘技能/精神分析/魔法使いを殺すために必要な技能
◼︎持ち込みたい武器がある場合はCSに記載すること。
事前提出されたものに関しては隠すのロールがなくても自分から見せたり
調べられたりしない限りはバレることがなく持ち込み可能。
また、魔法使いの花嫁、花婿というのは役柄だけの話のため
魔法使いの性別に関係なくPCの性別を決めて構わない。
◼︎祝祭までの日々の暮らしぶりを自由に決めることができる。
ただしHO1とは会ったことが無いか、あってもすれ違ったことがある程度である。
HO1のPLと相談して決めて良い。
KP
<基本ハウスルール>
◆ダイスロール
・KPの提案後はノータイムで振って構いません。
(例 「ここで【目星】を振ることができます」など)
・回数指定等が無い限りは、並列されている技能は
宣言なしで全て振っても構いません。
(例 「【目星】または【図書館】を振ることができます」
→【目星】失敗→続けて【図書館】を振ることができます)
・独自に振る場合は、KPに宣言し
承認を得てからでお願いします。
・クリティカル1~5 ファンブル96~100
スペシャルは基本不採用。
・SANcではクリファン不採用。
・戦闘時:攻撃 クリ→必中orダメ2倍
ファン→カウンターor次の手番消費まで行動不可
・回避 1Rに一回。以降、基本技能値半減。
クリ→回避可能のカウンター(技能は振る)
ファン→被ダメ最大もしくはダメージ+1or
次手番消費まで行動不可
・かばう 手番を無視して【DEX*5】判定。
代わりに回避不可ダメージを受ける。
◆成長
・複数回制。技能成功ごとにチェック。
(シナリオボリュームによって回数制限あり)
・成長ロール 0/1d10
・クリティカルはクリチケ進呈。
(クリチケ:振り直し or 1d10確定成長 ※1クリチケ:色付き。1d10+3)
・初期値成功は成長チェック+確定1d10成功
・雑談欄でうっかり1クリした場合も通常クリチケ進呈。
クリティカルの場合は状況に応じて「ゴネチケ」進呈。
(ゴネチケ:KPに交渉可能or好きな技能の成長判定0/1d10可能)
◆発狂
・【精神分析】は一つの発狂に対し1回。0/1d3回復。
・不定の狂気は持ち帰り。
セッション中、あるいは一日のみの回復。
<秘匿について>
◆個別タブ
自分以外のタブは見ないように。
誤タップ・誤クリックはそっ閉じしましょう。
・情報はしっかりと読み、分からないことやご提案があれば
KPに即時、いくらでもご相談ください。
・シナリオの都合上、お答えできない情報、承諾できないご提案もございます。
ご了承ください。
・秘匿処理時に限らず全ての時に言えることですが
RPはゆっくりで大丈夫です。
イベントシーンなどで進行することはございますが、基本的にはKPは待機をいたします。
・万が一PvPが発生した場合、他PCに不利益が生じる行動は必ず
KPと相手方PLの許可を得てから行動してください。
(PC間にとっては不意打ちになる場合も含みます)
けみかえる こんばんは、お疲れ様です!
モイラ はい
けみかえる
やったー! かわいい!
本日より順次よろしくお願いいたします!
萩原 よろしくお願いします!
KP
★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・
かりそめの奇跡と、はりぼての魔法を
誰も知らない御伽噺と共に
「遙かなるあなたへ」
KP:けみかえる
PL
どしがたいぞうさん
萩原桐さん
PC
HO1魔法使い:エル
HO2人間:モイラ・カーソン
あなたたちの物語を、はじめましょう。
よろしくお願いいたします。
゜・。。・゜゜・。。・゜★゜・。。・゜゜・。。・☆
【HO2:人間 モイラ・カーソン 個別導入】
KP
凍えるような冬を越え、村は朗らかな春を迎えた。
辺り一面を覆っていた白も、今や村の片隅にちらりと見える程度。
少しずつ芽吹きはじめた草花に、温かくなった風。
数日後に控えた祝祭も相まってか、村人たちの表情は明るい。
それに反して、あなた──モイラ・カーソンは憂鬱な心持ちでいるかもしれない。
この祝祭の主役の1人、魔法使いの花嫁であるあなたには大きな目的がある。
花嫁として祝祭を成功させること?
魔法使いと親睦を深めて知恵を授かること?
──いいえ、どれも違う。
花嫁である、あなたが成さねばならないのは魔法使い殺しである。
魔法使いは恐ろしい化け物である。
何百年も周辺の村々を見下ろす高台に住み
自分たちを監視するように生きているその人物について、あなたは恐ろしい噂しか知らない。
モイラ
気楽なものよね、関係ない人達は……は〜あ
やだやだ、どんなことが言われてたっけ。思い出せそう?
KP
ではあなたは、次のような噂を知っていていいだろう。
【魔法使いの噂】
◼魔法使いは子供が好きで、子供を攫って食べてしまう
◼人の気持ちを操ることができるらしく
目が合えばたちまち魔法使いに恋をしてしまう
◼得体の知れない薬を作り、その実験体を探しに夜な夜な村に降りてくる
など。
信憑性に欠けるが、一概に真実でないと言い切れない。
KP
※くだらない噂ばかりです。
聞かれたら答えるくらいでかまいません。
モイラ こわーい
KP
さて、あなたはそのようなことを思い出しつつ、自宅を出ることになるだろう。
というのも本日、あなたは祝祭の事前打ち合わせとして村の長に呼ばれているからである。
魔法使いの殺害計画は、あなたと村の重役以外は誰も知らない。
親、兄弟、恋人、友人等にも口外してはいけない決まりであるからだ。
あなたは何も知らない人たちに見送られ、打ち合わせに向かうことになる。
モイラ
狩りは好きだけど、兎や鹿とは明らかに違う。一人で化物を相手取りたいわけじゃないのよね。
じゃあ村長の住まいを訪ねるわね……お元気?死んでたら逃げるわ
KP
【村長の家】
村の長の家に着けば、あなたは人払いがされた部屋に通される。
そこには村の長しかおらず、彼は椅子に座ってあなたを待っていたようだ。
存命であり、至って健康そうである。
村長 「こんにちは。わざわざ呼び出してすまないね」
KP あなたの来訪に気がつけば、そう声をかけてくるだろう。
モイラ 「こんにちは、春めいてきましたわね」満面の笑みを浮かべる
村長 「ああ、モイラさん。祝祭を迎えるには良い気候だね」
KP 村長は穏やかに微笑み返すだろう。
村長
「本日、君を呼び出したのは他でもない。
魔法使いであるエルを殺すなんて、難しいお願いをしてしまったからね」
「本当はいくら化け物とはいえ、生き物を殺すことを頼んでしまって
君には本当に悪いと思っているよ」
「最初に確認だが……君がもし、今の時点で計画を下りたいというのであれば代わりを立てよう。
どうだい? 大丈夫かな?」
モイラ
「……改めて聴くと物々しいわね、緊張してきちゃった、うふふ、赤くなったりしてない?」
「そうね、本当に私でいいのかしら?なんて思うけど……」
降りてあんたたちの機嫌を損ねたら厄介だしね……それに、アレを殺したらそのまま村を出ようとも思ってるから。
「大丈夫よ、なにかお考えがあるのでしょう?私、頑張ってみるわ」
「この村が好きですもの、みんなの平穏の為に」
KP
あなたはその美しいかんばせに真の思惑を隠しつつ、改めて告げる。
村長は申し訳なさそうな、しかしどこか安堵した様子でほう、と息をついた。
村長
「そうか、ありがとう……」
「君のおかげで、きっとこの悪しき風習を断ち切ることが出来るだろう。
本当にありがとう」
「なに、少々緊張しているくらいが純潔の<花嫁>役らしくていいものだよ。
きっと魔法使いも気に入るだろう」
モイラ
「……ありがとうございます、誇らしいわ」母が言うにはトウが立ってきちゃったみたいだけどね。ほんとなら16くらいのときがよかったなあ
「そうだわ」
村長 「なんだい」
モイラ
「魔法使いは私の命にかえても殺すつもりだけれど……。もし本当に命を使うことになって、私が帰らなくても、探したりなさらないでね」
「大丈夫だと思うけれど……ほら、亡骸って醜いでしょ?恥ずかしいの。ですからどうか、私のそれは野の生き物や土に任せてくださいまし」
村長
「そうか……。
いや、そうだね、このような大役を半ば押し付けてしまったのだから、私たちでも叶えられる希望であれば極力沿うようにしよう」
KP 村長は真剣な表情で話を続ける。
モイラ 「嬉しいわ」
村長
「その肝心の祝祭についての詳細も話さなければね。
まず、どこから話そうか」
「君には言わなければいけないことがたくさんあるんだ。
順を追って説明しよう」
モイラ 「そうね……とりあえず、目的のことは置いといて、表向きにすることとか……あと、魔法使いってどんなのなのかとか……かしら?どこまで知ってるの?」
村長
「まず、祝祭は魔法使いと言う化け物がまだ生きているということを
周辺の村々に伝えるために行われたのが起源とされているんだ」
KP
※魔法使いという強大な力を持った化け物を飼い続けることで
二度と荒ぶる神が出ないようにすることが当初の目的。
そのための花嫁/花婿=生贄です。
村長は「魔法使いは人間を食べることで長寿と魔法を得ている」
という断片的な情報しか知りません。
仮に心理学を振るPCがいれば、スペシャル以上で
「嘘ではないが意図的に隠された情報がある」と伝えてかまいません。
村長
「祝祭の流れとしてはこの村を含めた、周辺の5つの村に巡礼と称して訪れ
魔法使いに祭りにふさわしい魔法を使ってもらうんだ」
「その後、巡礼用の塔……君たちが宿泊施設としても用いる塔の頂上にある燭台に火を灯す。
最終的に、全ての塔に火が灯ったら巡礼は終了だ」
「花嫁を出した村……つまりこの村が巡礼の一番最後になるからね。
この村の塔に火が灯ったら、祝祭も終わりということになる」
「ここまでは大丈夫かな?」
モイラ 「ええ」
村長
「次に魔法使いについて、我々が知っていることだが……」
「魔法使いは祝祭近くになると力が弱くなるらしくてね。
具体的には、身体的、精神的異常が顕著になり、記憶に混濁が生じることがあるそうだ」
「そのため、殺害するには丁度いい頃合いってことさ」
「……しかし、これを逃してしまえば次の祝祭はおよそ300年後。
脅すわけではないが……最後の機会だと思って、臨んでほしい」
モイラ
「……そうね」もしかして、今までの花嫁達も刺客だったりしないのかしら?この人たちが考えるようなことを先人がやらないでいたとも思えないのよね
「今までそういうこと試してみたって言い伝えはある?私、狩に使う鉄砲を父さんに借りたのだけど、効くかしら」
村長
「過去の祝祭の記録は300年前ということもあり、しっかりと残っているわけではないんだ。
しかし、化け物だと分かっているなら、我々と同じようなことを試みた代もあったかもしれないね」
「だからだろうか、記録にはこんな記述もあるよ」
「いくら化け物とはいえ、作りは人間と同じらしい、ってね。
しかし即死させない限りは魔法でいくらでも再生してしまうらしいから、やるなら一息でやらないとダメだね」
「そうそう、魔法使いは総じて祝祭の記憶を忘れているらしい。
祝祭自体は問題なく進行させたいため、その辺りの補助も含めてうまく立ち回ってやってもらえると助かるよ」
「周辺の村には魔法使いに友好的な村や、神だなんだと魔法使いを崇めているところもある。
だからなるべく、この村に戻ってくるまでは魔法使いを殺さないようにした方がいいだろう」
モイラ 「……ふうん」人間と同じ、一思いにというなら顎から頭に向かって?痛いのは心臓だけれど、それが早いわね
村長
「なるべく君が傷付いたり、あるいは……ということにならないためにも、一番に注意してほしい」
「それから……こんな不吉なことはあまり言いたくないのだけれど」
「祝祭の花嫁役に選ばれた者は、総じて失踪しているそうだ。
何が起こるかはわからない、語られていないから、よく気をつけるんだよ」
モイラ
「……」目をぱち、と見開いてから伏せるようにする
都合がいいのね、あとは死なずに済ますだけだわ
「…………きっと大丈夫」
村長
「そう、か……。
……ああ、君ならやり遂げられると、私も信じているよ」
「さて、私から伝えたい事は以上だが
何かほかに気になることや、聞いておきたいことはあるかい?」
モイラ 「そう思う?私もね、予感がするの。これが最後の祝祭になることを祈ってね。……聞きたいこと、そうね。巡礼の道順って今教えてもらえる?危ない獣やなんかが出てたら困るわ」
萩原 現時点で妙な生き物の目撃情報がないかの確認です
村長
「ああ、なるべく最適化された危なくないような道順を用意しているよ。
祝祭前日に魔法使いと顔合わせをして、問題無ければ奴の家から巡礼を開始する」
KP
村長は村周辺の地図を取り出して、手近なペンで示しながら解説をしてくれるだろう。
村の高台にぽつんとある家を指し示した。
村長
「この村を起点に、ちょうど時計回りで塔に火を灯せるようにしているよ。
危険な獣はいないんじゃないかな。狩りによく出る君たちの方が詳しそうだ」
「村々の方針にもよると思うが、道中の安全は保障されていると思うよ。
自分の村で何か、祝祭を妨げるほどの失態があっても事だものな」
「……ふ、花嫁を出したこの村が、率先してある意味大失態を犯すことになるのだけれど。
それは最後の最後まで秘密だ」
モイラ 「……」にこ
KP
祝祭前日までにも下調べをしてもらえるようだが
特に妙な生き物の目撃情報はなさそうだと分かって良いだろう。
モイラ 「ありがとう、安心したわ」
萩原 ありがとうございます!
モイラ 聞きたいこともお話もこれくらいですわね
村長 「……モイラ」
KP
話が終わり一息つけば村長はあなたを呼び寄せ、ぎゅっと抱きしめるだろう。
あなたに対する罪悪感か、彼は少し震えている。
モイラ 「……くすぐったいわ」背中に手を回して優しく叩く
村長
「ああ、すまない……。
娘のように思っていた君に、こうして任せきりにしてしまう事が歯がゆくて……」
「しかし、こうして勇敢に立ち向かおうとしてくれている。
本当に、立派に育ったね」
KP
そう言って彼の手があなたの頭の方に伸びたとき、あなたの頭に一瞬激痛が走る。
【聞き耳】を振ることができる。
モイラ
っ!
CCB<=60 【聞き耳】 (1D100<=60) > 70 > 失敗
KP ではあなたは、あまりの痛みで周りから音が消えたように感じる。
KP
▶︎聞き耳/成功
鋭い痛みの中、ブブブブブと虫の羽音のようなものが聞こえたような気がした。
KP 村長はひどく驚いた顔をして、急に苦しげな表情をしたあなたに対して心配そうにするだろう。
村長 「! っモイラ、大丈夫かい? 傷か何かに触ってしまったかな?」
モイラ
……少し額を押さえてから笑いかけるわね
「大丈夫よ、何かしら。すぐ治まってしまったみたい」
村長 「……本当に平気かい?」
KP
彼はそう言いながら顔を覗き込んでいる。
医者を呼ぼうか、手当は必要かと言ったように、あなた以上に慌てているだろう。
KP
※村長がシャンを入れました。
ただ目的とすれば「情が湧いても、魔法使いを殺せるように」というHO2を思いやった行動です。
善意で最悪な行動に出ています。
村長はシャンは「対象への殺意を増幅させる生き物」だと吹き込まれてるため
いくつかのEDで村が壊滅することを予期していません。
モイラ 「ええ……もちろん、この後も出るようならちゃんと相談しますから。ありがとう」
村長
「そうか……それなら良いのだけれど……
祝祭も近いことだし、違和感があればすぐに医者を頼るといい」
「帰りも、気を付けて帰るんだよ」
モイラ 「そうするわ」
KP あなたは村長たちに見送られ、一人家に帰ることになる。
モイラ あとで少し眉間を揉みますが、すぐ気にならなくなるでしょうね。帰りましょう。
KP
【村長から出る情報】
◼祝祭は魔法使いと言う化け物がまだ生きているということを
周辺の村々に伝えるために行われたのが起源である。
◼祝祭の流れとしてはこの村を含めた周辺の5つの村に巡礼と称して訪れ
魔法使いに祭りにふさわしい魔法を使ってもらう。
その後、巡礼用の塔の頂上にある燭台に火を灯す。
最終的に全ての塔に火が灯ったら巡礼は終了。
花嫁を出した村が巡礼の1番最後になるため
この村の塔に火が灯ったら祝祭は終わり。
◼魔法使いは祝祭近くになると力が弱くなる。
身体的、精神的異常が顕著になり、記憶に混濁が生じることがある。
そのため殺害するには丁度いい。
しかし、これを逃してしまえば次はおよそ300年後のため最後の機会だと思って望んで欲しい。
◼魔法使いは総じて祝祭の記憶を忘れているらしい。
祝祭自体は問題なく進行させたいため、うまく立ち回ってやって欲しい。
◼周辺の村には魔法使いに友好的な村や、神だなんだと魔法使いを崇めているところもあるため
なるべくこの村に戻ってくるまでは魔法使いを殺さないで欲しい。
君が傷付かないためにも、一番に注意して欲しい。
◼過去の祝祭の記録は300年前ということもあり、しっかりと残っているわけではないが
祝祭の花嫁役に選ばれたものは総じて失踪しているらしい。
何が起こるかはわからないため、気をつけること。
<質疑応答>
◼魔法使いに弱点とかあるの?
→いくら化け物とはいえ、作りは人間と同じらしい。
しかし即死させない限りは魔法でいくらでも再生してしまうとのことで、やるなら一息でやること。
■道中に妙な生き物などはいないか
→確認もしたがいないだろうとのこと。
KP
帰路について一息つくころ、丁度夕飯時になる。
周辺の家々からは美味しそうな香りが漂ってくるだろう。
あなたはようやく普段通り過ごすことができる。
あなたは何をするだろうか。
モイラ
出発の準備をするわね、銃の手入れとか、弾を揃えたりとか……あと森を歩き回るのに必要な着物と道具を
あとはいつも通り家の仕事や、母と食事の用意をして過ごすわね
KP
花嫁らしい衣装から、移動時の動きやすい着物まで
あなたが必要だと思うものは何でも村から提供してもらえるだろう。
猟銃を丁寧に手入れし、予備のためにもいくつか弾を用意する。
狩猟を趣味とするあなたがそれを行うならば、いたって日常的なことであり
誰かが訝しむといったこともない。
むしろ、前日までいつも通りの生活を送っていると、その殊勝にみえる心構えを褒められすらするかもしれない。
すっかり身についたが身内にばかり提供してばかりの料理の腕前を
こうして家族のために振るうのも最後になるだろうか。
春の訪れに希望を抱く家族たちの、スープに映る顔は明るい。
モイラ ふふ、かわいい
KP
さて、ここで武器の確認ですが
持ち込みたいライフルの種類、あるいは性能はございますか。
萩原
2010開いてきますね
恐らく該当するのが豊和M1500かマスケット……?
KP
◆30-06口径ボルトアクションライフル(豊和M1500)
初期値25(【ライフル】技能) ダメージ2d6+4
基本射程110m 1ラウンドの攻撃回数1/2 装弾数5
耐久力12 故障ナンバー00 弾薬7.62mm×63
◆58口径スプリングフィールド・ライフルマスケット
初期値25(【ライフル】技能) ダメージ1d10+4
基本射程60m 1ラウンドの攻撃回数1/4 装弾数1
耐久力12 故障ナンバー95 弾薬58口径
萩原 あ、すみません。攻撃回数1/2とは具体的にはどんな感じでしょうか?不勉強なもので。
KP
>1ラウンドに射撃できる回数は、武器の装填機構、再び対象を捕らえるのに必要な時間によって違ってくる。(6版ルルブ P.84)
>1/2、1/3──正確に射撃できるのは2ラウンドに1回あるいは3ラウンドに1回である。(2010 P.38)
とのことなので、適切な距離を保った上での攻撃となると、たとえば1/2であれば2ラウンドに1度の判定になる……
ということだと解釈します。
萩原 なるほど!では選べるなら前者で!
KP
承知いたしました。
ライフルをあまり扱わないのでもう少し精査いたしますが
今回の卓ではそのようなルールを取らせていただきます。
なお、既に装填をしている場合や近距離での射撃においては、その限りではないようにいたします。
KP
◆30-06口径ボルトアクションライフル(豊和M1500)
初期値25(【ライフル】技能) ダメージ2d6+4
基本射程110m 1ラウンドの攻撃回数1/2 装弾数5
耐久力12 故障ナンバー00 弾薬7.62mm×63
萩原 承知しました。ありがとうございます
KP
祝祭の準備を進めていれば、あっという間に祝祭前日となる。
あなたは一人で、魔法使いの住処を目指すことになるだろう。
村から少し離れたところにポツンとあるその家は、馴染みはないが有名な場所だ。
長い長い気の遠くなるような時間の中、この村を見守るように、監視するように、ただそこに建っている。
あなたは、自分がこれからどうなってしまうのか分からない
そんな得体の知れない不安を覚えるかもしれない。
魔法使いは人間と同じ形をしてはいるが、それは紛れもなく自分とは相いれぬ存在なのだ。
しかし、あなたにはそれでもやり遂げなくてはならないことがある。
しばらくすれば、あなたの目の前に家が現れる。
それなりに距離はあったような気がするのに、歩き出してみれば案外近くにその場所はあった。
【目星】を振ることができる。
モイラ CCB<=70 【目星】 (1D100<=70) > 62 > 成功
KP
化け物の住処と恐れてきたが、案外生活感がある普通の家だ。
周りの様子を見ていると、窓ガラスの向こうに誰かがいた気がする。
自分が知っている魔法使いとは佇まいが異なっているようだが、来客だろうか。
KP
▶︎目星失敗
緊張で周りに目を向けている余裕がなかった。
特に気になるものはない。
モイラ 他の村の長?それとも同類がいたりするのかしら……
KP
しかし、一向にその第三者らしき人影が家を出てくる気配はない。
そもそも、おおよそ指定された時間には辿り着いたはずなのだから、そのことを魔法使いに伝える必要があるだろう。
あなたが意を決して扉を叩けば、コンコンと想像より大きな音がした。
【HO2:人間 モイラ・カーソン 個別導入終了】
魔法使いの導入を終えて、合流となります。
お疲れ様でした。
モイラ ありがとうございました。
けみかえる
ということで、一日目事前導入終了です!
お疲れ様でした!
萩原 いい雰囲気ですね〜〜わくわくする!ありがとうございました〜!
けみかえる
よかった……! こちらこそありがとうございました!
二日目は魔法使いの事前導入になるため
桐さんは三日目の本編開始から、またよろしくお願いいたします!
萩原 はい、では3日目よりまたよろしくお願いします!
けみかえる
本日はありがとうございました!
おやすみなさいませ。
萩原 おやすみなさい、お疲れ様でした
エル トンッ…
けみかえる
こちらでもお疲れ様です!
わあいエルさん! 引き続きよろしくお願いいたします!
エル
木苺の花の咲く季節だね(わくわく)(シナリオがどうかは知らないけど…)
よろしく頼むよ!
KP 【HO1:魔法使い エル 個別導入】
KP
あなた……エルは今回の祝祭が、自分にとって最後の祝祭だと知っている。
魔法使いと言っても永遠に生きられるわけではない。
前回の祝祭から早くも300年が経ってしまった。
あなたに残った寿命は、もうほとんど普通の人間と変わらない程度だ。
緩やかに流れる時間に昔は心を動かしていたのかもしれないが
今ではもうありきたりな日々に身を委ねるように生きている。
それが良いことか悪いことかなど、うまく説明する言葉はない。
しかし、あなたにとってはその生き方が板についてしまっていた。
凍えるような冬を越え、朗らかな春を迎えた。
辺り一面を覆っていた白も、今や丘の片隅にちらりと見える程度。
少しずつ芽吹きはじめた草花に、温かくなった風。
今日の天気は晴れで、心地の良い風が吹いている。
あなたは日頃どのように生活をしているのだろうか。
たとえば森で薬草を採ったり、キノコを採ったりして、それを煎じるといった穏やかな日々を過ごす事が大半だろう。
昔は村人の病気の相談を受けることも多かったが、最近近くの村からはめっきりそう言った話もない。
村との接点といえば、若者たちが時折狩りに出かけては、戦利品を手に帰ってくるのを遠くに見かけることがある程度だった。
エル
ふむふむ。まあ病気はしないに越したことはないね。
流行病やなんかの噂も聞かない感じかな?
KP
あなたが覚えている限りでは、150年ほど前の村を壊滅させかけたほどの疫病以来
大きな流行病などはなりを潜めているようだ。
今の若い世代の人間たちは、知っていても古い伝承程度のものと認識している事だろう。
エル
うんうん。感心感心。平和な日々が続いているようで結構!
あとは、狩りの最中の怪我や毒草や毒キノコにさえ気を付けてもらえれば十分だ。
そっちに縄張りを持ってるクマはメスで、子がいて気が立っているから危険だぞ。と念を送っておこうね。別にだからどうなるってことはないけど。
KP
では、そのように念を送ることができるだろう。
上手く伝えられるかどうか、寿命消費無しで【魔法(POW*5)】を振ることができる。
エル
ふふ、誰かの心に天啓として直接語りかけてみようね。
CCB<=(18*5) 【POW】 (1D100<=90) > 78 > 成功
ビビビ…(ビームを送る動き)
KP
では、あなたが念を送ると同時に、集団の中のひとりの青年がふっと顔を上げて、不思議そうに辺りを見渡し始める。
周囲もそんな彼の様子に気付いて何やら話し込んだかと思えば
教えられたクマの縄張りを避けるように別の狩場へと移動したようだった。
エル
うむ!えらいぞ青年!
まだクマの餌にはなりたくないだろうし、しばらくはここに戻ってくるんじゃないぞ。
集団を見送りながら満足気にキノコ採取に戻ろう。
KP
集団の中には少ないながら、女性の姿も見受けられるようだ。
互いに力と知恵とを出し合いながら、協力して狩りをしているらしい。
緩やかながらも変わりつつある社会のあり様に目を細めつつ
あなたは本日必要なだけのキノコを採取して家へ戻ることになるだろう。
エル
いいことだ。男だから狩りに出ろ、女だから家にいろ、というのは私、理不尽だと思うんだな。まあ狩りも家にいるのも嫌いな者のワガママなんだが。
毒キノコや毒草も気になるが、さすがにその全てを取り除くのは骨が折れる。全て発光させてやろうかと思ったけどその前に私が倒れてしまうな。
ここいらに火でもつけるしかないがそれは近辺の村も私も生活の基盤を失ってしまう……こればっかりは放置させてもらおう。
KP
数日後に祝祭を控える今、自分の残り少ない寿命──とはいえ村でも長生きの老人ほどは生きられそうではあるが──を考慮して
魔法に頼らずとも出来る範囲のことをあなたは行っているのだった。
さて、今回の祝祭を行うにあたって、あなたは少し困ったことがある。
エル ふむ。なんだろうね。
KP
あなたはこれまでにも祝祭に参加したことがあるはずなのに、そのことを全くと言っていいほど思い出せないのだ。
主役として巡礼を行う自分が何をすればいいのか分からない、というのははっきり言って問題である。
これでは代替わりも何もない。
エル
確かに!それはそうだ。
引き継ぎもできないまま代替わりをしては、後継者が割を食うことになる。私は詳しいんだ。
KP
祝祭のことは思い出せないが、何故か引き継ぎにかけては強い意思があるあなたは
自分の前にも魔法使いたちがいたのだから、もしかしたら記録が残っているかもしれない、と思い立つ。
あなたは改めて、家の中を探すことができるだろう。
【目星】【図書館】をそれぞれ振ることができる。
エル
よーし。任せたまえ、魔法使いは目と頭が良いんだ。
CCB<=65 【目星】 (1D100<=65) > 42 > 成功
CCB<=65 【図書館】 (1D100<=65) > 98 > 致命的失敗
ほーら。
……
KP
これは大変だ。ひとつずつ処理を行っていくこととしよう。
まずは良い目にもたらされた情報から。
あなたがくまなく家の中を調べていると、棚の端に隠すように紙が一枚貼り付けられていることに気付く。
最近貼られたかのように綺麗だ。
広げてみると走り書きのようで、中には一言文字が書かれていた。
紙 「貴方の意思を尊重する A」
KP
この紙には、追加で【アイデア】を振ることができるが
先程のファンブルの処理ということで-10の値でどうぞ。
エル
はわわあ…
CCB<=70-10 【アイデア】 (1D100<=60) > 5 > 決定的成功/スペシャル
?、????????
KP
どうやらあなたの出目は春の嵐のようだ。
クリチケか、先程の図書館を振り直すかを選ぶことができる。
エル
まあ春だから出目もダイスも女神も浮かれることくらいあるだろうさ。
せっかくだから図書館を振り直させてもらおうかな、これでファンブルした日には私は花婿か花嫁が来る前に名前を“ポンコツ”の“ピー”に改名しようと思うよ。
KP
では現状、本棚は長い間蔵書の取り揃えが変わっておらず、一見目ぼしいものは何も見当たらないように思える。
しかし、あなたの威信にかけて、もう一度本棚を調べ直すことができるだろう。
【図書館】の振り直しをどうぞ。
エル
CCB<=65 【図書館】 (1D100<=65) > 74 > 失敗
……
“小ボケ”の“ケー”に改名しようか……
KP
きっと何かがある筈なのに、目の前にあるのは代わり映えのしない本棚だ。
どうしてもということであれば、【寿命】を1消費して、【魔法】で探すこともできるだろう。
エル
なるほど!それはアリだな。
そーれ本達よ、ずらっとそこに整列してくれ〜。
CCB<=(18*5) 【POW(魔法)】 (1D100<=90) > 86 > 成功
あっっぶ……
KP
現在寿命99/100
あなたは整理整頓の呪文を唱え
ついでにその内花嫁が来ることを見越して、家全体を綺麗に整えていくことだろう。
よく訓練された兵隊のように並んだ蔵書の中に、あなたはぼろぼろの本を見つける。
タイトルには何も書かれていない。
エル
「げっほごほ!ひどい埃だ!こんな部屋に花嫁は呼べないぞ!窓を開け……おや」ぼろぼろの本を手に取る
中身は読めそうかい?
KP
次のような内容だ。
「魔法使いの継承について。
私たちは◼︎◼︎を食べて生きている。
特に◼︎◼︎で◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎の◼︎は延命にふさわしい。
だが◼︎◼︎すれば◼︎◼︎が失われる。
だから私も祝祭のことを覚えていないのかもしれない」
インクが掠れて一部が読めなくなっている。
これは一体なんだろうか。
KP
<家の中の情報>
◆走り書きの紙
「貴方の意思を尊重する A」
◆ぼろぼろの本
「魔法使いの継承について。私たちは◼︎◼︎を食べて生きている。
特に◼︎◼︎で◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎の◼︎は延命にふさわしい。
だが◼︎◼︎すれば◼︎◼︎が失われる。
だから私も祝祭のことを覚えていないのかもしれない」
エル
「……私たちは……木苺を食べて生きている……特に……鉄鍋で煮込んだ……」適当な単語を入れてみようとして断念する
せっかく継承についての文書が出てきたというのに、これではどのように引き継いだら良いかが分からないじゃないか。
KP
詳しいことはこれ以上わからなさそうだが、とりあえず家の中のめぼしいものはあらかた探し終えた。
こうなれば、祝祭の流れだけでも前日にやってくるであろう花嫁に話を聞くしかないだろう。
もしかすると、伝承の類は村人たちの方がよく知っているかもしれない。
エル
なるほど、確かにそうだ。
聞くは一瞬の恥、聞かぬは一生の恥というしな。
それにしても……“延命”、か……
命を長らえさせるための魔法か、それに類するものの手引きだったのか?気になるけどさすがに魔法で何とかなるものでも無さそう……かな。
KP
修復の魔法は使えないことはない。
しかしここまでボロボロであるならば、ある種「物を蘇生」するに等しい力を用いる必要があるため、寿命の消費も多大な物になることだろう。
ついでに本の虫干しや床磨きなどを魔法で済ませ、数日後の祝祭に向けて着々と支度を進めることになる。
それから数日後、とうとう祝祭の前日、花嫁があなたの家へやって来る日となった。
最後まで出迎える準備をして待っていたのか、それとも特別なことをするわけでもなくただ普通に日々を送っているのか。
何方にせよ昼前には、コンコンとノックの音がすることだろう。
【HO1:魔法使い エル 個別導入終了】
これにて次回より、モイラとの合流となります。
お疲れ様でした。
エル
わ〜〜!先が思いやられる出目だ。
花嫁が来るギリギリまでダイスと床と壁と水回りを磨いて花嫁を待つとしよう……
お疲れ様でした!
けみかえる
二日目事前導入も終了です。お疲れ様でした!
次回、本編にてお待ちしております!
たいぞう
ありがとうございました!わ〜〜楽しみ!
次回からどうぞよろしくお願いします!
けみかえる
クマさん! ふふ……私もお二人の合流が楽しみです!
本日はありがとうございました!
おやすみなさいませ。
萩原 10d100 (10D100) > 693[85,46,54,63,82,96,93,80,59,35] > 693
モイラ 10d100 (10D100) > 540[76,38,90,46,47,79,74,8,6,76] > 540
けみかえる
こんばんは、お疲れ様です!
わあ
エル 10d100 (10D100) > 609[40,23,70,90,47,100,91,94,20,34] > 609
けみかえる わあ~~
萩原 こんばんは、お疲れ様でございます
エル これは……木苺はもう枯れている……?
モイラ 猛暑だったから
たいぞう こんばんは〜〜!出目の上下が激しゅうございますわね!
エル そして急に寒くなったからな……私が木苺でもきっと枯れる。仕方ない……およよ
萩原 文字色桃色班だわ
モイラ 可哀想に
けみかえる 本当だ 可愛い……春ですね
エル 春かなるあなたへ…
モイラ ふふ、旅にはうってつけの季節ね
けみかえる
よし! ではお二人揃っては初日ですね!
改めまして、本日よりよろしくお願いいたします!
はっ 春か……
エル よろしくお願いします!
モイラ よろしくお願いします
エル
CCB<=(15*5) 【CON】 花粉症…? (1D100<=75) > 50 > 成功
NOT花粉症!
モイラ
CCB<=(12*5) 【CON】 (1D100<=60) > 7 > スペシャル
至って健康ね
エル 花粉特攻持ち?
モイラ 排気ガスも黄砂もないだろうし
エル 確かに。空気は至ってクリーン。及びグリーン。
モイラ 美しいわね
KP
「遙かなるあなたへ」
本編一日目。
祝祭前日、とある村から花嫁役として
村はずれにある魔法使いエルの家にやってきたモイラ・カーソン。
モイラがドアをノックし、エルがそれに応じれば、あなた方はついに対面することとなる。
KP
モイラの姿を見た時、何処となく違和感を覚える。
彼女に、というよりかは自分に対してだが。
KP
エルの姿を見た時、何処となく違和感を覚える。
魔法使いに、というよりかは自分に対してだが。
エル
?
違和感というのは?既視感的なやつかな?
KP
あなた方は初めてお互いの姿を確認することになるだろう。
もしかしたら一方的に知っていたり、短い会話をしたりしたことはあるかもしれないが
魔法使いとその花嫁として出会うのは初めてだ。
モイラ ……前のような頭痛?
KP あなた自身に、どこかしら違和感を覚えるという感じですね。
エル 私自身かー。恋、かな。知らんけど。
KP 体調は悪くなさそうです。
モイラ そう……
KP
あなたたちはお互いに対してどんなことを思うだろうか。
あなたたちがどのように感じたとしても、これから暫くは祭りの役柄とはいえども連れ合いだ。
仲良くするに越したことはないだろう。
モイラ スカートをつまんでお辞儀をします。
エル
絵になるな〜〜って思いながら見てんだろうね、私は。
顔面が強すぎる。魔法使いの花嫁にだなんて勿体無いな。
モイラ 「お初にお目にかかります、魔法使い様。わたくしこの度貴方様の花嫁役を仰せつかり参りました。モイラ・カーソンと申します」
KP 魔法使いの後継としては、申し分ないかもしれない。
エル
なるほどね、どうやら村人達は次の魔法使いをアイドルとして売り出すことにでもしたのかもしれない。
あなただけの魔法使い(あいどる)を育成★
モイラ 「祭りの間だけではありますけれど、花嫁として精一杯努めさせていただきます」にこ
エル
ではちょっと照れ臭そうな、ぎこちない感じで応じようかね。
「ようこそ、私の花嫁。私は魔法使いのエルだ。祭りの間だけの関係とはいえ堅苦しいのは得意じゃなくてね。どうぞ私のことはエルと呼んでおくれ」
モイラ ……少年みたいね、なんだか変な感じ
モイラ
「わかりました、では……エル」微笑が少し愉快そうな笑みに変わる
「なんだかくすぐったいですわね」
エル
「ありがとう、モイラ。……ふふ、こうして誰かと改めて名を呼び合うことなんてそうそうないだろうからね。私も誰かに名前を呼ばれるなんてどれほどぶりかな」
「さあ、こんな人里から離れた……離れた?ところまで歩いてきて疲れただろうね。家の中にお入り。暖かいお茶でも淹れよう」
エル 直線距離はそう離れてない?のかな?村。
モイラ 「ええ、ありがとうございます」裾についた塵をさっと落としてから上がります
KP 遠く見えますが、歩けば思ったよりは近いようですね。
エル あっ、思ったよりご近所さんだったな。
KP
モイラはエルに招かれ、掃除の行き届いた室内に案内されるだろう。
巡礼は明日からで、本日は顔合わせと交流が主体の一日となる。
祝祭のみならずいろいろな話をしたり、魔法を使ったり
好きに友好を深めることができる。
モイラ そうね?
KP
早速、お茶を淹れるのに【魔法】を使ってもいいだろう。
この場合の寿命消費はない。
エル やった〜!ここぞとばかりに得意げに!やるとも!
KP では、【魔法】をこちらでどうぞ。
エル
CCB<=(18*5) 【魔法】 (1D100<=90) > 35 > 成功
ドヤァ…
モイラ
室内をそれとなく見回します。魔法使いの家……
(流石に新鮮な気持ち)
エル
ていうか掃除の行き届いた部屋か、よかった。
掃除は間に合ったみたいだな……(魔法と肉体を駆使して)
KP
モイラが見ている前で、エルは魔法を使ってみせる。
棚が自然と開き、ティーセットがふわふわと宙に漂いだす。
エルが飲みたいものを想像するだけで、意思を持ったように道具は動き出すだろう。
茶葉が踊り、湯が注がれ、蒸らす時間もその茶葉に適切なものを自動的に計算してくれている。
やがて、ふんわりとした華やぐ匂いと共に、甘いお茶菓子まで添えてあなた方の前に振る舞われるだろう。
エル 「さあ召し上がれ。ハーブティーと……クッキー的なやつだ」ちょっと得意げ
KP
部屋にはほのかに、薬草のつんとする匂いが漂っている。
観察するならば、丁寧に分類された薬草棚などが目に入るだろう。
モイラ
「わあ……!」目をパチパチと瞬かせながら運ばれてくるまでを見守ります
「ありがとうございます、ちょっとハラハラしたわ」
モイラ 几帳面なのね。
エル
「ふふ。人の手を使わずに浮いているものを見る機会はそうないだろうからね」
「とはいえ、私このお茶を入れる魔法の腕だけは確かなんだ。味は間違いないと思うよ」
エル 他はどうか知らないけどね(タブの上の方のファンブルを見ながら)
モイラ
お茶を淹れる魔法の、腕前……?
「そう、では……」ちょっと緊張した様子で飲んでみるわ
エル (私の味覚が人と違うとか味の流行が変わってるとかそんなことはないか?大丈夫か?)
KP
見るからに香りの良い、湯気の立つそれに口をつければ
すぐに茶葉のほのかな甘みと微かな渋みが口の中に広がり、鼻を通り抜けていくだろう。
クッキー菓子を合間に齧れば、自然な甘さがお茶の旨味を更に引き出してくれる。
エル ふふ…丁寧描写助かり侍……侍?助かり魔法使い?
KP
あなた好みのものではあるものの
あなたの味の好みが特別逸脱しているという事でない限りは、モイラにとっても美味なものだろう。
モイラ 「本当だわ、あっごめんなさい……ふふ、とってもおいしい」
エル 逸脱した味覚の持ち主じゃなくて良かった!!
エル
「気に入ってもらえたようなら安心した」
「さっきはああ言ったものの、人にお茶を淹れるのもずいぶん久々なものだから。私の味覚が間違っていたらどうしようかと思っていたところだよ」へらっと笑って
モイラ 「あら、お客は来ないの?」
モイラ
忘れてたわ、ここに来客が無いなら窓から見たあれって……
魔法使いって変身できたりするのかしらね
エル 「そうだね、昔はちょくちょく近くの村の人達がお薬の相談なんかに来てくれてたけども……ここ100年ほどはめっきりだ」
KP
魔法使いが変身できるかどうかは分からないが
第三者の姿は見えず、気配も立ち消えていることだろう。
エル 「花嫁が来るというのに、声の出し方も忘れてしまっていたらどうしようかと思ったよ」
モイラ 消える客でも、魔法使いが変身しててもさして驚きはしないけど、モヤっとはするわね。
モイラ 「100年の間……ずっと?つまらないわね」
エル 「友達はキノコと薬草くらいさ。私も来世はキノコにでもなりたいね」
モイラ 100年より前は客があったの?なんかあったんでしょうけど今は知る由もないわね
エル 来世はキノコになりたい…?(そんなこと今初めて思ったな…)
モイラ 「あら、いやですわ。今は私がいるじゃない。魔法使いとは較べるべくもないけど、キノコより長生きよ」
エル
「あはは!確かにそうだ。話し相手がいてくれるのがこんなに楽しいものだとはね」
「と、こんなキノコのような魔法使いの話は置いておいて。君はどうだった?何かこう……趣味とかあるのかい?」
エル 急募:若者への話の振り方
KP あなたは、自身が覚えていない祝祭についても、折を見て聞く必要があるだろう。
モイラ 私がコイツを撃ったらキノコになる?
KP 来世はキノコとして食卓に並ぶかもしれない。
エル
それだ〜〜〜〜!
話し相手ができて浮かれてる場合じゃないね。
モイラ 「私?そうね……男の人達に混じって獣を追うのが好きよ。足が遅いからほとんどついてくだけだけれど」
モイラ choice[それは流石に面白い,ええ……,無] (choice[それは流石に面白い,ええ……,無]) > ええ……
エル 「そうか!この前もちょうど若い男女の狩の集団を見かけたところだよ。今は女性も狩に参加する時代なんだな……」
モイラ
「……嫌な顔しないのね、よかったわ」
「言うか少し迷ってたの。今でも娘らしくないという人はいるしね」
エル
「そうか、今でもそんなことを言う人がいるのか……悲しいことだな」
「私は女性が獣を追っていたっていいと思うし、男性が家に居てもいいと思うよ。勇ましい女性も家事全般ができる男性も素敵さ。……まあ私はどちらも得意ではないけど」
モイラ 「魔法が使えるならいいのではなくて?」
エル 「ん?ああ……確かに。けれど魔法が無くてもそれができる人間達はもっとすごいなって思うよ。掃除とかもほら、疲れるし……」
モイラ choice[実際うるさく言われた,人によっちゃいい顔はされないけどまあ別に] (choice[実際うるさく言われた,人によっちゃいい顔はされないけどまあ別に]) > 実際うるさく言われた
KP なるほど……年寄り連中は何かと口を挟んできたのだろう。
モイラ
「ふーん?同じ人の形をしてるなら難しくないはずだけど……」よくわからんの顔
「あの薬草棚とかもきちんとなさってるし」ちらっと棚を見やる
エル 私魔法使わなかった頃ってどうやって家の掃除してたんだろうな……もう遠い昔のことだけどさあ……(バッキバキの筋肉痛の腕とかさすりながら)
KP 記憶には無いが、中々苦労をしていたのかもしれない。
モイラ 足腰が立たなくなると羨ましくなるものなのかもね
エル 「薬草棚?ああ。あれね」振り返り
萩原 マジでモイラが「そういうもん?」みたいな顔してて困る
エル 「ああいう細々とした作業は好きでね。摘んだり、切ったり、煮詰めたり、瓶に詰めたり」
エル 若さ……
モイラ でもそんな私のお陰で魔法使いが狩れるってんだから感謝してほしいなあ、あ、知らないのよね
エル
「そういえば、話は変わるんだけど。君は今回の祝祭の……なんだ、流れ?みたいなのって何か聞いてきているかい?」
「思い出そうとしたんだが何分遠い昔のことでね……正直記憶も朧げで」
モイラ 「えっと……近隣の村を巡って灯りをともすとかは聞いててよ」
KP 重役たち以外は、残念ながらあなたが事を成し遂げるまでは、その偉業を知る事はないだろう。
エル 「あかりをともす……」そうなんだあって顔
モイラ 「本当に覚えてないの?」
エル ……私本当に覚えてないのかな?
モイラ ええ……覚えてないなんてことある?
KP どうにも思い出す事ができない。
KP 人の心を読むことに長けていないあなたでも、エルがまったく記憶していなさそうであることが分かる。
エル 年かねえ……
エル 「うーん……そうだね、困ったことに」
KP モイラが祝祭の流れを共有するのならば、エルにも分かりやすく伝わって良いだろう。
モイラ ……
モイラ
共有するわ
こう、絵図とか描きながら……
エル た、たすかる〜〜!
KP
モイラは周辺の村々の地図や、塔の絵を描きながら、エルに説明していく。
次のような流れだ。
KP
■祝祭の流れ
モイラの住む村を含めた周辺の5つの村に巡礼と称して訪れ
魔法使いに祭りにふさわしい魔法を使ってもらう。
その後、巡礼用の塔の頂上にある燭台に火を灯す。
最終的に全ての塔に火が灯ったら巡礼は終了。
花嫁を出した村が巡礼の1番最後になるため
この村の塔に火が灯ったら祝祭は終わり。
モイラ よしよし
エル 「ふむふむ……おー、分かりやすい」
モイラ 「……前にも花嫁たちとしたことなのに」
KP モイラの説明を聞いても、何かを思い出すといった気配は無さそうだ。
エル 「そのはずなんだけどね。……300年も前のことだからねえ」
エル うーーーーーーん?
モイラ コイツにとってはそんなもんなのかもしれないわね
エル 祭りにふさわしい魔法って何?大喜利?
モイラ なんか面白いことをせよと?
KP
なんと……割と自由です。
いくつか描写例はありますが、好きにしてもらって構いません。
モイラ 「じゃあ花嫁はあなたとの過ごし方とかに決まりがある……わけではなさそうね」ため息をつく
エル え〜〜!皆を笑わせる魔法か〜〜!(ちがうぞ)
モイラ 今日は顔だけでも覚えていってくださいね
KP 巡礼じゃなくて……旅芸人のツアーだったかあ
エル 「それは……まあ、そうだろうね。自由に過ごして頂いて」
エル 技能失敗で“滑る”のか……それはそれで怖いな……
モイラ 「うん。いいわ、前の子の方がよかったとか思われるよりいいもの」
エル 「はは……」
モイラ 「ではしきたりとかではなく、これから巡礼……旅をするにあたって、私に話しておきたいことってあるかしら」
エル
「……うーん?特にはないかな。でも、そうだな……」
「好きなものはあるかい?こうねえ、キラキラしたものとか……なんか抽象的なのでもいいんだが」
モイラ
「好きなもの?そうね……ちょっと悩むけど」
「たまにふもとの町で上げてる花火とか……あっとなるものが好き」
エル 「花火ね。なるほど、ありがとう。参考にさせてもらうよ」
KP 話しておきたい事が無ければ、良い時にシーンを進めます。
モイラ 「エルは?私流石に何もしないのは難しいのよね、好きな食べ物とかある?」
エル
「何もしない?……ああ、なるほど。そうだな……」
「木苺のタルト……じゃなくて。そう、川魚を焼いたものとかが好きだよ」
エル
この発言だけでロクに料理らしい料理をしてないことがバレるな。
あと焼きキノコとか、キノコのスープとか……
モイラ 「そう、ふふ。近隣の村で材料を分けてもらえたら作りましょうか」くすくす
モイラ RP以上です
KP いざとなれば、何でも魔法で作れるだろうあなたには料理のスキルは必要なさそうだ。
萩原 エルさんかわいいねえ
エル 「ふふ、ありがたいね。私自身はあまり料理が得意な方でないものだから……とても楽しみにしているよ」
エル 鍋くんナイフくんちょっと上手いことやっておくれ(シャララーン)
調理器具たち アイアイサー!(材料に合わせて出てくるおいしそうな料理たち)
エル いい子達だ……
エル
へへ…
エルもRP以上です!
KP ありがとうございます!
KP
さて、あなた方がそうやって談笑していると、思ったよりも時間は過ぎていたようだ。
時計の針は星の刻6時……夜の6時を指している。
【聞き耳】を振ることができる。
エル CCB<=55 【聞き耳】 (1D100<=55) > 22 > 成功
モイラ CCB<=60 【聞き耳】 (1D100<=60) > 40 > 成功
モイラ 私達どっちも耳頼りない??
KP
ザアザアと雨音が聞こえる。
窓の外を見てみれば、大きな雨粒が降り注いでいた。
エル 本当だ……奇遇だね…
モイラ 「あ……雨」窓辺に目を向ける
KP
この雨足だと、モイラが村に帰るのは厳しそうだ。
巡礼に際しての荷物は一通り持参しているため、宿泊しても何ら問題はないだろう。
エル
「おや、本当だ」同じく窓を見ながら
「……この雨で外を歩いたら冷えてしまうね。部屋を準備するよ、嫌でなければ泊まってお行き」
モイラ この家に……
モイラ 「そうね……幸い荷物は持ってきているし、お言葉に甘えようかしら」
エル 部屋あるよね??さすがに私の寝室しかなかったら意地でも送っていくけど……
KP 客間や使用していない部屋があっていいだろう。
エル よし。よかった。
モイラ 怖くないわけじゃあないけど……何か今回の仕事の手がかりになるものがあるなら、居座るに越したことはないわね
KP
かつては病にかかった村人たちをそこに泊まらせて看病していたり
弟子もそこで寝泊まりしていたのかもしれない。
エル 「では、今のうちに部屋を整えておこう」掃除用具の入れ物的なのをチラッと見て
エル
あー、そうだね……弟子の……部屋か……
弟子〜〜〜〜(すすり泣く絵文字)
はともかく、魔法を使うことは可能かな?
ホウキ達に上手いことやってもらいたいんだけど。
KP どうぞ。寿命消費は無しで構いません。
エル
CCB<=(18*5) 【魔法】 (1D100<=90) > 12 > スペシャル
よーし!!!
モイラ 「あまり気を遣わなくてもいいのだけど」
エル まあ、とはいえもともとある程度は掃除してるだろうから、仕上げ的なのを……?
萩原 雨の音……自律神経が整ってしまう……
KP
エルが掃除用具たちに目くばせすれば、羽箒がダンスするようにひとつの部屋へと向かうだろう。
その先導に誘われて、箒、ちりとり、雑巾たちが列をなしてついていく。
あなた方がそれを追うならば、彼らはあまり使用感のない一室の埃たちを丹念に取り除き
どこからか飛んできたぱりっとしたシーツが、マットレスにふわりとかけられた。
枕と掛け布団もきちんと定位置につき、あっという間に客間としての体裁が整えられる。
エル 「よーしよし!いい子達だ!」
萩原 かわいい描写〜
エル 万物に愛着が湧いてしまう…
モイラ 「い、生きてる……?」
エル
「お仕事をしてもらうときは確かに、“生きてる”と言っても過言でない動きをするけどね」
「さあ、ここの部屋をお使い。物は少ないが、その方が過ごしやすかろうよ」
エル 先住民の生活感漂う部屋ってたぶん居心地悪いよね。
モイラ 「え、ええ……ありがとう」おず……
KP
モイラが持ち込んだ荷物を脇の方へ置き、また穏やかな時間が流れ始める。
夕食をともに囲み、湯浴みなどの身支度を済ませ、明日の祝祭開始に備えて早めに眠りにつくことだろう。
KP
あなたは用意された部屋で一息つくことになるだろう。
想像していたよりも人間らしい生活をしているようだが、あれは化け物である。
此処で寝るのは少し心配だが、仕方がない。
あなたは意を決してベッドに入ることになるだろう。
KP
いつも通り、寝室にてひとり眠りに就いたエル。
あなたは夢を見る。
エル お……?
KP
美しい婚礼衣装を着たあなたが、何かと歩いている。
それは子供の落書きのように、ぐちゃぐちゃに塗りつぶされ
原型がわからないモヤに覆われている。
しかし、あなたはなぜかそれに違和感を覚えることはない。
違和感を違和感と認識してはいけないのだと、あなたの脳が言っているような気がする。
モイラ ……魔法がある以外は人っぽい……
KP
しばらくそれと道を歩いていると、ふと、その何かが口を開く。
聞き取れない。ノイズがかかっているのか、全く別の言語なのだろうか、それを理解することはできない。
どれほど時間が経っただろうか、その聞くに耐えない音を聞き続けていればしん、と音が止まる。
無音、そして次ははっきりとした声が響く。
??? 「お前ならきっと」
KP
言葉の続きは耳に入ってこない。
その続きを聞く前に、ぐしゃりと何かが潰れる音がする。
ぴちゃり、顔に何か飛沫が飛んだのを感じる。
温かい。なぜか視界が赤い。
鉄錆の匂いが、いつの間にかその場に充満している。
気持ちが悪い。
KP
カツン、カツン、カツン……。
あなたは、ヒールが地面を叩く音で目を覚ます。
どうやら廊下から音がしているようだ。
モイラ ……あの魔法使いの足音?
KP
いいえ。
魔法使いは、ヒールを履いていた様子はない。
エル
……君は一体誰だ?
私ならきっと、何だ?何を言おうとしたんだ?何が……
……今は私に残っていない記憶の……一部か……?
KP
──そこで、目が覚める。
ここはベッドの上。
髪、頬、手のひら、服、何処にもあの赤色はない。鉄錆の匂いもしない。
怖いことは全て夢だった。そのはずだ。
SANc0/1
モイラ どこにむかってる?覗きに行けるかしら
エル
CCB<=90 【SANチェック】 (1D100<=90) > 9 > スペシャル
……魔法使いだって夢くらい見る。
記憶の残っていない巡礼をまた新たな気持ちでやらなければならないことに、少し不安があるだけだ。
KP
覗いてみると、ローブを纏った人物が廊下を歩いているのが見える。
魔法使いとは全く別の人物だ。
明かりがないためうまく判別できないが、女性のように感じる。
謎の人物はヒールの音を響かせながら、魔法使いの部屋の方へと消えていった。
このままついて行く事も可能だ。
エル たぶん……
モイラ ついて……いきます
KP
魔法使いの部屋のドアが開いている。
中を覗けば、やはり見知らぬ人物が立っていた。
ただ、じっと、魔法使いであるその人を見つめ、その髪を撫でている。
顔を覆い隠すような服装をしているため
その表情を窺い知ることは出来ないが、悪意などは不思議と感じない。
不意にあなたの足が軽く開いていたドアに触れてしまう。
その拍子にこつりと、音が響いた。
見知らぬ人物ははっとこちらを見やる。
美しい赤い瞳と、目が合う。
その人物はあなたを見てひどく驚いた顔をすると、口元に指を1本立てた。
──あなたが瞬きをすれば、次の瞬間には誰もいなくなっている。
SANc0/1
モイラ
CCB<=70 【SANチェック】 (1D100<=70) > 75 > 失敗
69になったわ
KP
魔法使いは目を覚ます様子はない。
あなたが何もしなければこのまま部屋に戻り、朝を迎えることができる。
モイラ ……部屋の中を恐る恐る観察して、気になる物がなければ戻ります。何あの女……
KP
特に何か恐ろしいものがある訳でもなく、ややごちゃついた部屋だ。
魔法使いの平生の過ごし方が見て取れるような気がした。
KP
【祝祭 一日目】
昨日の夕方の雨は嘘だったかのように、空は青々として陽が眩しい。
風はちょっぴり冷たいが、祭りの駆け出しにはちょうどいいような気もする。
あなた方は各々準備を整えて、目的の場所、最初の村へ赴くことになるだろう。
モイラ やもめの部屋だわ……
エル 「うん、良い巡礼日和だ」空を見上げて眩しそうに目を細めながら
モイラ 「そうね……」
エル 「……昨晩はよく眠れたかい?埃っぽかったりとか、変な匂いがしたりだとかは……」
モイラ 「?いいえ、大丈夫よ」
エル 「そうか、ならよかった。今回も彼らの仕事は完璧だったみたいだ」ホウキ達…
KP
今は所定の位置で動かない掃除用具や調度品、家具たちに見送られながら、あなた方は出発する。
道中何か危険な事があるわけでもなく、まだ少し湿っている地面を踏みしめて歩き出すことができる。
いよいよ祝祭初日、巡礼のはじまりだ。
【第一の村】
訪れた村は賑やかだ。
どうやらあなたたち2人が訪れるのを楽しみにしていたようで
たくさんの人があなたたち2人を見にきている。
主役の2人がどんな人物なのか、魔法とはどんなものなのか。
興味津々といった目があなたたち2人に向けられている。
村人たち
「魔法使い様! 派手にお願いします!」
「魔法ってどんなの?」
「見たことないからわからないけど、きっとすごいのよ」
「お嫁さんだ〜! いいな〜」
「エル様、頑張ってください!」
「花嫁様も綺麗だねえ」
モイラ
KP
わいわいがやがやといった、賑やかな言葉がぴったりだ。
しかしどれも攻撃的なわけでなく、あなたたちを受け入れて歓迎しているように感じる。
魔法を披露するのにはちょうどいいタイミングだろう。
KP 任意の【魔法】ロールを行うことができる。
エル 「わあ、人がいっぱいだあ」声援?に手を振りながら
萩原 iPadの挙動が……すみません
村人たち
「わあ! エル様が手を振ってくれた!」
ぶんぶん!
モイラ 後ろに控えています
エル
よーし。いっちょどデカい花火上げちゃおうね!
CCB<=(18*5) 【魔法】 (1D100<=90) > 67 > 成功
エル 「モイラ!……何色がいい?」後ろをチラッと振り返って
けみかえる いえいえ、大丈夫ですよ~!
モイラ 「えっ?……赤色」エルさんの髪色を見ながら
エル じゃあ真っ赤なでっかい花火上げちゃおう!
エル 「ふふ、オッケー!」
エル 某タメ口ハーフモデルみたいな返事しちゃったな…
KP
エルがモイラににっこり微笑んで、青空に向かって手を掲げる。
ドン! と大きな音がなったあと、赤い火花が散った。花火である。
いくつも打ち上げられたそれは、さまざまな形を取る。
花だったり、魚だったり、文字だったり……
まるで生きているかのようなそれらは、見ている人の心を動かすには十分だった。
けみかえる オッケー☆
エル (満面の笑みでほっぺのところで👌する)
モイラ わ……
エル 「うんうん、青空によく映える色だ」満足げに
萩原 メンズTBCの広告になっちゃう
村人たち 「おぉ~~~っ!」
KP
花火を見た村人たちから、歓声が上がる。
モイラの指定した派手な赤が空を彩る、エルの使った魔法は、村人たちの心を満たすには充分だったようだ。
KP
※仮に失敗していたとしても
村人たちが魔法の力に触れる機会はなかなかないので、気づきません。
エル 「よーし。どうやらこんな感じで良かったみたいだ」歓声を聞きながらとっても得意げ
KP
その後しばらくあなたたち2人は、村人に話しかけられもみくちゃにされ
ある程度向こうが満足すると解放されるだろう。
あなたたちが解放されたタイミングで、村の重役から声をかけられる。
エル いや〜〜悪い気はしないよね!ドヤドヤァ。
モイラ ここの村人は皆魔法使いを慕ってるように見えるわね
KP
にこやかに話しかけてきたのは、人の良さそうな白髪混じりの男性だ。
あなたたち2人に敵意などはなく、終始楽しげである。
村のみんなが活気付いているからだろうか。
KP
あなた同様、魔法というものに触れる機会があまり無いため
何もかもが新鮮といった様子である。
村の重役
「はじめまして、お二方。魔法使い様とこうやって顔を合わせるのは初めてですね。
この村のまとめ役をやっております」
「いやあ、なにぶん300年ぶりだとかでこっちも手順なんかはあやふやで。
前回と違っていたらすみませんねえ!」
「とりあえず祝祭用の塔に、魔法使い様と花嫁様の部屋はご用意しました。
安心してくださいね、定期的に掃除してあるので綺麗ですよ」
モイラ そう……
村の重役
「夕方になったら、塔の頂上にある燭台に火をつけてください。
よくわからないけど、魔法でないと火が灯らないんでしょう?」
エル えっ。そうなの?
村の重役
「祝祭の期間は、私たちも塔に入るなって記録が残っております。
村人には付近に行くなって伝えてますから安心してください」
モイラ 「まあ、ご丁寧にありがとうございます」笑顔でなるべくお淑やかに応対します
エル
「まあ300年も経てば環境も状況も変わりますし手順なんてその時々で変えていったらいいのですよ」
「皆さんの住居の付近をお借りしておきながらご配慮頂いて申し訳ない、我々もつつがなくしっかりと火を灯して参りますので」
村の重役
「いやあ、あたたかいお言葉……ありがとうございます!」
「いろいろ出し物も出てますから、夕方までゆっくり見てまわってくださいよ」
エル 魔法使いらしいムーブってなんだろうな…(魔法使い感を出そうとしてなんか空回ってる顔)
KP
此処からは夕方になるまで、祝祭を見て回りつつ自由に行動することができる。
露店が多く立ち並び、村の名産の屋台から
射的などの遊戯まで、さまざまなものがあるだろう。
モイラ 結構盛り上がるのね、わく……
エル
「すごいな……お祭りみたいだ、お祭りなんだけど……」
「モイラ、私は露店を見て回るが一緒に来るかい?」
モイラ 「ついてってもいいなら」
エル 「おいでおいで。一人で回っても仕方がないからね」
モイラ じゃあせっかくだし?ついていきます
商人たち
「やや! 魔法使い様に花嫁様!」
「いらっしゃい! 肉の串焼きに魚の塩焼き、焼き料理ならなんでもおまかせ!」
「甘いものはいかがですか?」
「飲み物のお求めはこちらで~!」
「お安くしときますよ!」
「こちらでは、祝祭限定の手作り飾りの販売も行っております~!」
KP あなた方が姿を現わせば、客引き合戦がさらに盛り上がる。
エル
「……」はわわわわわ…
「いっぱいあるな……」お財布を握りながら
モイラ 「あら本当?お安くしてくださるってエル、甘いものいただいていきます?」
エル 「買おう!買っていこう!あっそっちの飲み物も一緒に……」
萩原 カワイイ
KP
クッキーやメレンゲといった焼き菓子のほかに
季節のくだものをふんだんに使ったタルトやゼリーなど、色とりどりの甘味が並んでいる。
飲み物は今のどっちつかずな気候に合わせ
温かいものから冷たいものまでさまざま用意してあるようだ。
エル 「……モイラ、ちょっと今までやってみたかったことをしてみてもいいかな?」
モイラ 「なあに」
エル
「……」こほん
「ここからここまで全種類ください」真剣な顔で甘味を端から端まで指差して
商人たち
「!!! まいどあり~~!!」
「さすが魔法使い様、太っ腹~!」
「全種類割引をおつけしましょう!」
エル
「本当に!?やった〜〜!」
「……はっ」はっとして思わず今更キリッとする…
KP
商人はひとつひとつの値段を確認しながらそろばんをはじき、
最後に値引きの計算を素早く行う。
提示された金額は、本当に全種類購入したのかと思わせるほどの良心的な値段だろう。
エル 良心的……愛……
エル えっ、一生この村贔屓にする……何ならここに引っ越してくる……(チョロ)
商人たち 魔法使い様の財布を、こんな序盤ですっからかんにするわけにもいきませんからね!!
村の重役 !?!? それはもちろん、歓迎しますが……!?(せいてんのへきれきがお)
エル た、確かに……!他にもまだ屋台はあるから……!(そうではない)
モイラ 「……あははっ」ちょっと呆気にとられて見ていたあとわらいだします
エル 「あれ、本当にこんな値段でいいのかい?……モイラ、君の分もちゃんとあるからね」お財布を開きながら
商人たち
「もちろんです! これだけで宣伝になりますからね、いやあ嬉しいなあ。
こちらこそこんなに沢山買っていただき、ありがとうございます!」
エル 帰ったら引っ越しの準備をしよう……困ったことがあったら呼んでおくれ……
モイラ 「いいんじゃない?そんなことがしたかったの……そう。ふふ」
村の重役
ほわわわ……! 村のものたちもきっと喜びます……!
まずは巡礼を何事もなく終えられますよう、お祈りしております……!(しゃき……!
エル
「ふふ。これからも美味しいお菓子を作っておくれ」まだ食べてないけどおいしいと確信している…
「私憧れだったんだ、ここからここまで全部くださいってやつ……後で半分こしようね」まだちょっと余韻に浸りながら
エル
えーん良い人……
一生この村が安泰であるように私もお祈りしておこう……
モイラ 「変わった人ね、色んなことできるのに」
モイラ 日持ちしないものから食べましょうね
KP
足がはやいお菓子は食べやすいように、飲み物と一緒に紙で出来た持ち運び用の入れ物に入れ
日持ちしそうなものは持ち運びやすいように、別の袋に入れて渡してもらえるだろう。
特に後者はおまけもたっぷり入っており、祝祭の期間中、いや祝祭を過ぎても、お菓子にはまったく困らなさそうだ。
エル わーい!
KP
さて、早速の戦利品たちを手にしばらくほかの屋台を眺めていれば、どこかから視線を感じる。
敵意は無さそうだが、どこからだろうか。
【目星】を振ることができる。
エル なんて良い村……優しい人達……
モイラ CCB<=70 【目星】 (1D100<=70) > 13 > スペシャル
エル
「……!……」
CCB<=65 【目星】 (1D100<=65) > 34 > 成功
KP
小さな子供たちが、あなたたち2人を見て目を輝かせている。
こちらがそれらを見ていることに気がつけば
ぱたぱたと足音をたてながら近づいてきた。
エル 「おや……」
子どもたち
「わあ~! おかしいっぱい!」
「ばか、あいさつがさきだろ!」
「そうだった……!
はじめまして、魔法使いさん、花嫁さん!」
モイラ 「あらあら、かわいらしいこと」おいでおいでします。お菓子分けましょうね
子どもたち
「!! いいの? ありがとう花嫁さん!」
「はなよめさんのおはなかざり、きれいだねえ」
「魔法使いさんにもお花あげる!」
KP
子供たちは、どこからか摘んできた花を魔法使いに渡してきた。
その後、元気そうな男の子がおずおずと尋ねてくるだろう。
男の子 「魔法使いさんは僕たちのために、神様のおよめさん・おむこさんになったんだよね?」
女の子 「あ〜! それ私も聞いた! そうなの?」
男の子 「この村があるのもそのおかげなんだよね! ありがとう」
モイラ え?
エル
「うん〜?そうだったかなあ。魔法使いさん忘れちゃったなあ」
「この村ではそう言われてるの?」お花を受け取って子供達の前にしゃがみながら
モイラ きょとんとした様子で見ています
男の子 「うん! あのね、昔話があるんだよ」
KP
男の子は得意げに、村に伝わる昔話を語ってくれるだろう。
次のような内容である。
KP
■子供たちから聞ける昔話の内容
昔、世界を作ることができるような、とても強い神様がいた。
しかし、神様は強すぎて、誰もそばにいることができなかった。
そのせいで神様はいろんな街を破壊したり、病気を撒いたり、と暴れて回った。
そんな神様を鎮めるために、共にいることを誓ったのが魔法使い。
魔法使いは神様のお嫁さん・お婿さんになって神様を鎮め
世界を平和にしたのでした。
男の子 「……めでたし、めでたし!」
エル
「おお〜〜」最後まで聞いてからぱちぱち拍手して
「素敵なお話だねえ」
萩原 ス………?
モイラ 魔法使いの表情を窺います
女の子
「私もこのお話大好き!
お母さんがね、昨日の夜もお話してくれたんだあ~」
エル
当たらずとも……いや、ずいぶん美化されてるな……?
これがあるからここの人達はすごく私達に友好的なのか。
萩原 もしくは魔法使いだからヨ…の?
男の子
「うんでもね、むかーしのとはちょっとお話が違うみたいなんだって。
いつか調べてみようかなあ」
エル 「そうなんだ、じゃあこのお話は皆知ってるんだね」
KP エルは不思議そうな顔をしていたが、ややあってから納得した様子で微笑んでいるだろう。
エル
この男の子は将来は学者さんかな?
がんばれ少年、応援してるぞ!
モイラ
……
私は初めて聞く話ってことでいいですか?
男の子
「うん! おじいちゃんとかおばあちゃんとかなら、古い方のお話も知ってると思う。
でも、ぼくたちにはまだ早いかもねーって言ってた!」
エル 「へ〜」まだ早いってなんだ?
KP
そうですね。
あなたの村ではそのような昔話は言い伝えられていないだろう。
エル えっちな話になるのか……???
モイラ この村に特有の話なのかしら。老人……
モイラ エルにはまだはやくない?
けみかえる ふふ……
エル 「最近は流行り病の話も聞かなくなったね。……ここらがこのまま平和であり続けてくれればいいなあ」子供達の頭を順番に撫でながら
子どもたち
「きゃ~! ふふふ!」
子どもたちは撫でられて、くすぐったそうに笑っている。
エル えっ!?300↑成人済みだよ!?(?)
子どもたち 「300年に一度のおまつりが見られてよかったねえ」
モイラ 何かしらその表記
子どもたち
「明日はまた違う村にも行くんでしょ?
楽しみだね! 魔法使いさんも、花嫁さんも、がんばってきてね!」
エル
「ありがとう!私も君達とお話できてよかった。機会をくれた祝祭に感謝しないとね」
「君達も今後また何かあったら魔法使いエルを訪ねておいで」
モイラ 「またね」エルさんの後ろで控えめに微笑んでいます
子どもたち
「うん! おかしもありがとう!」
「またね~!」
KP
子どもたちははしゃぎながら、やがて人ごみの中にまた溶け込んでいくだろう。
その後も夕方まで、屋台や広場での催しなどを存分に楽しみ尽くすことができる。
といったところで、三日目、本編一日目は一度栞を挟みましょうか。
本日も長いお時間ありがとうございました。
エル ありがとうございました!
モイラ ありがとうございました!
けみかえる
お疲れ様でした!
また明晩、よろしくお願いいたします!
エル 得るものがいっぱいある1日目だったな…(ほくほく顔でお菓子を抱え)
モイラ はい、楽しみにしてます〜おやすみなさい!
KP 伝承に興味があるなら、夕方までに誰かしらに声を掛けることもできるだろう。
けみかえる はい、おやすみなさいませ!
KP
けみかえる こんばんは、お疲れ様です!
エル
こんばんは〜!(お菓子をくわえながら走ってくる)
CCB<=(10*5) 【DEX】 (1D100<=50) > 76 > 失敗
あっ落としてきた…(いそいそ)
モイラ 新しいのあげるから!もう!
エル あっあっ…ありがとう…(介護──)
モイラ choice[介護気分,そんなわけないでしょ,保育気分] (choice[介護気分,そんなわけないでしょ,保育気分]) > そんなわけないでしょ
エル よかった、まだ対等として扱ってもらえてる… ほんとに?
モイラ えっ……だって魔法使いだし
けみかえる
ふふ、ほっこり……
本日もお集まりいただきありがとうございます!
引き続きよろしくお願いいたします。
エル
魔法使いでよかった〜〜!そうじゃなかったら介護だった。
ということで今夜もよろしくお願いします〜!
萩原 よろしくお願いします!
KP
「遙かなるあなたへ」四日目
顔合わせを無事に終え、祝祭初日を迎えた魔法使いエルとその花嫁役の人間モイラ・カーソン。
賑やかな屋台を見て回って楽しんだり、子ども達から村の伝承を聞いたりと
充実した一日を過ごすことができるだろう。
エル 楽しいね!祝祭!
モイラ ええ、わくわくするわ
KP
なお、遅ればせながら、花火を打ち上げるのに際し、1d5の寿命を消費お願いいたします。
ご案内が遅れてしまったため
ゴネチケ(KPに交渉可能or生還後、好きな技能の成長判定0/1d10可能)をどうぞ。
モイラ 聞きたいですね、おじいさまとかさりげなく捕まえてにこやかに
エル
あっ!やったーゴネチケ!
1d5 寿命… (1D5) > 1
KP
さて、祝祭を楽しんでいるお二人だが……
夕方までにしておきたいことはあるだろうか。
エル ふふふん。あれくらいじゃへたらないよ。
KP
現在寿命98/100
この程度なら全く問題無いだろう。良い滑り出しだ。
エル 私はただただ露店を堪能してるけど……何かあるかい?モイラ。
モイラ 地元の人から食材とか分けてもらいに行こうかしら……
エル ん!じゃあ一緒についていこうか。腕が2本増えるよ。
モイラ そう、ありがたいわ。
KP では、村人たちからの勧めで、長年農家を営んでいるという老夫婦を紹介してもらえるだろう。
村人たち 「同じ条件で作ってるはずなのに、なんでかここの野菜は一等うめえんですよ!」
モイラ む……でもオープンできいても良さそうね
村人たち 「ぜひ魔法使い様と花嫁様にも召し上がっていただきたいわ!」
エル 「へえ〜!なんだろう、日当たりがいいのかな」
モイラ 「そうなの?私の家も農家なのよね、是非お目にかかりたいわ」
おじいさん
「いやあ何、天気を読んで、土と共に生き
野菜に合ったことをしてやってるだけでさ……」
にこにこ……
おばあさん
「生きてるうちにこんな祝祭にお目にかかれるなんてねぇ……
どうぞ、お好きなものを持って行ってくださいな」
KP
きゃべつにアスパラガス、青々とした豆類やたまねぎ、いもなど
収穫されたものがカゴに分けられずらりと並んでいるだろう。
モイラ
「ええ、ありがとうございます!」芋類とキャベツとタマネギ?とりあえず……
「そうだわ、おじいさまたち。私達ね、昼に子どもたちからこの村に伝わる魔法使い様の話を聞いてたの」
おじいさん
「おやあ、昔話をかぁ。
ばあさん、ありゃなんだ、今はちとやさしくなってるんだったかね」
エル
つ、ついにえっちな話を聞いてしまうのか?
こんな若い子の隣で??どきどき……
おばあさん
「ええ、どうやらそのようですねぇ。
時代とともに、子どもにもおそろしくない内容にしたんでしょうねぇ」
モイラ 「あら、こわいの?」
エル 「へえ、元は違う雰囲気だったのかい?」
おじいさん
「はは、私らが話してもそう怖かないでしょうよ。
ただそうさな、子どもらにはむつかしい内容かもしれん」
エル えっちじゃなかった……
おばあさん 「そうですねぇ。おじいさん、久しぶりにお話してさしあげたらどうです」
けみかえる ちょっと離席します…!
エル おや!いってらっしゃい!
エル おっきなお芋を手に、話を聞く姿勢でいよう。
けみかえる すみません、戻りました…!
おじいさん ほっほ、魔法使い殿もお若いな。
萩原 おかえりなさい〜〜
KP おじいさんは適当な石に腰掛けると、咳払いをひとつして語り始める。
エル まだまだ現役さ!はっは(勘違いが恥ずかしくて耳まで真っ赤)
KP
■大人たちから聞ける昔話の内容
昔、世界を作ることができるような、とても強い神様がいた。
しかし、神様は強すぎて誰もそばにいることができなかった。
そのせいで神様はいろんな街を破壊したり、病気を撒いたり、と暴れて回った。
そんな神様を鎮めるために人々は神様の人形を作ることにした。
いらない人間を集め、必死に人形を作り上げた。
人形は魔法使いと名付けられ、神様の生贄として捧げられたのでした。
実は今でこそ子供達向けのお話にアレンジされているが、昔はとても怖い内容だった。
いらなくなった人間を人形にする、俗にいう姥捨山のような話で
「悪いことをすると人形にされる」と大人たちから言われるのが当たり前だった。
この話が祝祭の原典らしい……なんてな?
エル いらない人間を集め……?なんかやだなあそれ……
おじいさん 「……うむ。こんなとこかね」
モイラ 「……ふうん」
エル 「へえ……確かに怖い話だったね」
おばあさん
「昔話の過渡期に子どもだった……今の親世代の子たちは
やっぱり今の昔話の方が好きみたいですねぇ」
モイラ いらない人、人形。……魔法使いは神様のおもちゃ?
エル 私は悪いことをしたから“人形”にされちゃったのかーい?
おじいさん
「まあどちらも昔話なんだし、どこまで本当かは私らにも分かったもんじゃないさ。
どっちもあってこそ考え甲斐があるんじゃないかね」
モイラ それを当の魔法使いに聴かれるっていうね
エル 「そうだね〜。魔法使い本人の私はどっちの話も好きかな。神様が出てくるってところが特に」
エル 伝承っぽくて。
おじいさん 伝え聞いた事を話すだけだから、どうということはないさ。
モイラ 「神様が好きなの?」
エル 「うん、何となくね。昔話っぽくて、夢があるっていうか」
モイラ そういう話の中で魔法使いを認識してるってことでしょ?まあうちはそれ以上に酷いからいいけど
おじいさん
「そうかい。魔法使い殿のお気に召したんならそりゃ良かった。
聞いてくれてありがとさん」
おばあさん
「さあさ、土で綺麗なおべべが汚れないように、袋もお持ちしましたよ。
こちらに入れて運ぶといいでしょう」
KP
肩から掛けられる布の袋を持ってきてくれるだろう。
それに野菜を入れて運ぶことができそうだ。
エル
「おお!ありがとうございます!どうやって持って帰ろうかと思っていたところで」手に持っていた芋を袋に入れさせてもらいながら
「さあさあ、モイラも」袋の口を開けてお野菜入れやすいようにしつつ
モイラ 「私自分で運べるわ。慣れてるんだから」
エル 「本当に?でもほら、服が汚れてしまわないかい?」
モイラ 「着替えもあるし、エル……魔法使い様だけに運ばせるのもね
エル 「そんなことは気にしなくてもいいのに……」じゃあ袋の口を閉じて担ごう
モイラ 自分のぶん担ぎますからね……
KP
菓子に野菜に、土産物をたっぷりと幸せな重みと共に抱える。
老夫婦はにこやかにあなた方を見送るだろう。
さて、気付けばあっという間に夕暮れ時になり、あたりはぽつぽつと明かりがつき始めた。
エル お代払った????払ってなかったらあの、お二人の家の玄関あたりにお菓子を……(ごんぎつね)
KP
あなた方が向かう予定の塔は、そのような灯からは少し外れたところにあった。
煉瓦造りの一際大きな塔は、祭りの時以外使われていないのか
蔦が巻き付いてしまっているところもある。
おばあさん あらぁ、ありがとうございます。
KP
どこかの国にあるといわれる……いわゆる「無人販売所」みたく
代金を入れる箱なりなんなりもあっていいだろう。
モイラ 「流石に古いわね」見上げる。大丈夫かしらここ……
エル じゃあそこにお金をざらっと……(チャリンチャリンチャリン)
KP
中に入れば。外の様子とは裏腹にしっかりと手入れが行き届いていた。
入り口のすぐ側に2つの部屋と浴室や手洗い場、台所があり
それ以外には上に通じる階段しかない。
エル 「おお、本当にちゃんと手入れしてくれてるようだよ。滞在するのに不便はなさそうだ」中を覗き
KP
塔は四階建てであり
1階の宿泊用の部屋と、4階の燭台がある部屋以外は何も無さそうだ。
エル 2〜3階はただの階段かな??
モイラ
台所とお風呂!ありがたいわ
台所のあたりに野菜を置くわね、今日からジャガイモとその他野菜のスープです
エル わーい!スープだあ。
KP
途中に踊り場がある程度で何も無さそうだ。
モイラに聞いた手順通り行うなら、頂上の4階で火を灯すのだろう。
エル
ほんほん…結構高い位置で灯すんだねえ。
まあ皆から見えるようにってなったら、それくらいの位置にもなるか。
KP
さて、それぞれの私室についてだが、ベッドに机、空の本棚以外には何もない。
机の上には瑞々しい花が活けられた花瓶がある程度である。
祝祭の流れに従い、巡礼用の塔の頂上にある燭台に火を灯しに行く必要があるだろう。
エル 「さて、そろそろ燭台の方に行こうか?モイラ」階段の上の方をチラッと覗いて
モイラ 「む、そうね」忘れてたわの顔
KP
2階、3階と踊り場以外は何も無い階を抜けて、頂上である4階に辿り着く。
何もないがらんとした部屋の中央に、大きな燭台がポツンと置いてあった。
四方が大きな窓に囲まれており、向こう側から星や月の光が差し込んでくる。
灯から遠ざかっているからだろうか、とても美しい。
KP
【魔法】ロールをどうぞ。
これによる寿命の減少は1である。
エル 「わ……すごい。空が綺麗だ」
エル
お!火をつけるんだね?任せて!!
CCB<=(18*5) 【魔法】 (1D100<=90) > 83 > 成功
モイラ 「……綺麗ね、お月様」
エル よし、よしよし。
KP 現在寿命97/100
エル 「ふふ、今日はよく晴れていたからね。明日もこのくらいの天気だといいんだけど」
エル まだ余裕っすわ(イキリ魔法使い)
モイラ
「うん」
「魔法でしかつかない燭台。本当かしら」
エル 「さあ、どうだろう……魔法でなくつくかどうか、試してみるかい?」
KP
では、かまどに火を入れるのに用いたマッチを擦ってみても
まるで炎が燭台を避けるようにある一定のところで揺らいで、一向に点かないことがわかるだろう。
モイラ 「……うわあ、イライラしてきた」
エル 「モイラ?」
KP
そのうちマッチが短くなり、指を焦がしそうになるのでやむなく火を消すこととなる。
この燭台に関しては、エルに任せるのが良さそうだ。
モイラ 憮然とした顔でマッチ捨てます
エル 「離れておいで。火をつけよう」
萩原 すみませんこの女イラチで
エル キレやすい若者…?
エル いや、素が見れたみたいで嬉しい〜!
たいぞう このツラの良さでキレやすい若者、わたし大好きです…
モイラ えっだってムカつかない??なに逃げてんのよ
萩原 やったね、にこ……
KP
燭台から距離を取りつつ、生命の温もりを分け与えるかのごとく
魔法使いはその指先を燭台に向ける。
KP 危なげなく火を灯すことができるだろう。
KP 気が付くと、魔法使いが起こした小さな火は、ゆらゆらと窓から入ってきた風に揺れていた。
エル よかったよかった…
KP
刹那、火が大きく揺らぐ。
エル 「……よし。こんな感じか……ん……?」
KP
一瞬にして身の丈ほどまで広がったそれは、不思議なことにあなたたち2人に向かってくる。
何か行動を起こす前に、あなたたちは炎に包まれることになるだろう。
SANc0/1
モイラ 「きゃ!」
エル
「っわ……!?」
CCB<=90 【SANチェック】 (1D100<=90) > 88 > 成功
モイラ CCB<=69 【SANチェック】 (1D100<=69) > 26 > 成功
エル ちょっとビビりかけた。
KP
あなたたちを呑み込んだ後、それ以上火が燃え広がることはない。
それどころか不思議なことに熱くもない。
じんわりとした温かさを感じるが、ただそれだけだ。
しばらくすれば、自分たちを包んでいる炎も消えてしまう。
KP
ふと、頭がひどく痛む。
チカチカと視界が点滅する。
おかしい。こんなことは初めてだ。
自分の魔法がおかしな動きをするのも、頭がこんなに痛むのも。
………いや、以前にもこんなことがあったような気がする。
炎が、人間を、自分を包んで……いいや、自分たちを包んだ。
あれは、何だったんだ?
一緒にいたのは、いったい誰だったのだろうか。
くらりと、眩暈がする。
そしてそのままあなたの視界は暗転した。
エル ひゃえ……
KP
あなたは魔法使いの様子がおかしいことに気づく。
あなたが何か行動を起こす前に、魔法使いはふらりと体勢を崩し
その場に倒れ込んでしまった。
KP
──あなたは誰かに手を握られている。
温かなその手が、その人が生きていること
あなたと同じ存在であると、主張しているように思えた。
前回の夢の続きなのだろうか。
美しい衣装を身に纏ったあなたはただその人物に手を引かれ、歩き続けている。
顔が塗りつぶされた良く分からない人のようななにかが、口々にあなたたち2人に声をかけている。
その言葉は、決して情報として耳に届くことはない。
しかしその音の羅列は徐々に、徐々に、あなたの精神を揺らしていく。
殺さなければ、目の前の誰かを。
殺さなくてはいけない、手を引くその人物を。
どうしてか、なんてそんなことはわかりきっているじゃないか。
だってあんなに、美味しそうなんだから。
モイラ
「……わあ、びっくりさせないでよ」
ぺたんと座り込んでます
エル 美味しそう……おいしそう????
KP
ぺたんと座り込んだあなたと、倒れ込んだ魔法使いを遠くから誰かが見ている。
それはあの晩、あなたが見たあのローブの人物だ。
彼女はあなたを見ると、訝しげに眉を寄せる。
そしてそのまま口を動かした。
???? 「早く逃げなさい」
KP
そう言ったきりあなたから顔を背け、何かを考えているような素振りを見せた。
何か呟いているようだが、聞き取れるだろうか。
【聞き耳】が振れる。
エル 「…………」
KP
そう考えた瞬間、あなたの周りの風景は一転する。
誰もいない、暗い室内。
ここは何処か、貴方があたりを見渡そうとするとふと違和感を覚える。
口に伝う、液体。
気持ちの悪い感触にふとそれを手で拭う。
ゆるゆると手に視線を向ければ、真紅の液体がべったりとついている。
それを自覚した瞬間、鉄くさい匂いが鼻先から、口内から、全てを駆け巡る。
ああ、もしかして、私は。
エル 私は?……私は!?!?何をした!?
モイラ CCB<=60 【聞き耳】 (1D100<=60) > 64 > 失敗
KP
では、彼女が何と言ってるかは聞き取ることができなかった。
言葉に出すことで、自分の考えを整理しているように感じる。
モイラ ちょ、ちょっと……なに?
KP
▶︎聞き耳成功
「なんで、私の姿が見えているのかしら」
「やっぱり、花嫁の存在は特別なの?
それとも、私があの子に………分からないわ」
※此処では特に彼女からは何も話しません。
聞かれたことには「答えられないわ」や
「あなたに言ったところでどうしようもないのよ」とはぐらかしてください。
モイラ 「エル?あなた大丈夫?どうしたのよ」様子を見つつ立ち上がって近づきます
KP
──目が覚める。
あなたはどうやら気絶してしまっていたようだ。
あの時感じたものはなんだったのか、夢であることを喜びたいが
本当に夢と呼べるものなのだろうか。
強烈な違和感が背筋をくすぐる。
SANc1/1d4
KP
しばらく時間をおけば、魔法使いが目を覚ましたようだ。
それと同時にその人物は跡形もなく姿を消す。
あなたが目を擦ってもその場には影のひとつも残ってない。
昨日といい、今といい、あの人物は誰なのだろうか。
エル CCB<=90 【SANチェック】 (1D100<=90) > 58 > 成功
エル 「……う……?……」
KP
むくりと体を起こした魔法使いがあたりを見渡しても、特に変わったことはないだろう。
あなたたちを呑み込んだ火も、もう燭台の上でゆらゆら揺らぐもの以外は残っていない。
エル
「うーん……驚いて気を失っていたみたいだ……」
「モイラ、大丈夫かい?火傷はしなかった?」
モイラ 「私は平気よ。でも……酷い顔してるわ。寝室に行く?」
エル 「いや、大丈夫。まだ大丈夫だよ。……やれやれ、緊張して疲れが出たかな。普段あんな、魔法が思ったのと違う動きをすることってないんだけどな」
KP
色々と思うところはあるだろうが、あなたたちは役目を果たした。
不思議なことが起これど、人間のモイラにしてみれば目の前に魔法使いという突飛な存在がいることだし
魔法使いのエルからすれば、驚きはすれどもありえないことではないだろう。
落とし所を見つければ、まあ、あり得なくは、ないかもしれない。
モイラ 「……」
エル
“おいしそう”。口内の鉄臭さ。……ひどい夢だな。
まるで私が人でも食べたみたいじゃないか。
モイラ 魔法使いが眠ってる時だけ出てくる。……ねえ、魔法使いの家を訪ねる直前窓辺にいた影はローブのひとに似てる?
エル 「お恥ずかしいところを見せてしまったね、若い女の子にあんまり失敗する姿なんて見せたくないんだけど」
モイラ 「いいえ……」
KP
似ていると感じていいだろう。
あの人影に関して、ほかに誰も居なかった以上、説明のしようがない。
エル 「……下に降りようか。燭台だけでは、さすがにこの時間はまだ冷える」
モイラ ……
KP
灯火に見送られつつ、下の階には問題なく戻ることができるだろう。
食事や湯浴み、明日の準備等を軽く済ませて、眠ることとなる。
何か話しておきたい事等がなければ、このままそれぞれの寝室での様子に移る。
モイラ 今はないわ。疲れちゃった……
エル 私も特には。明日も早いしもう寝ようか…
KP では、挨拶を済ませてそれぞれの寝室へ戻るだろう。
エル おやすみモイラ!また明日!!(ぶんぶん)
KP
寝室へ戻っても、身体がふらつく。
先程見た幻覚のせいだろうか。
いや、違う。あきらかに身体がおかしい。
自分の体の限界が近いように感じる。
限界が近いことは、薄々理解していた。
長い時間生きているうちに嗅ぎ分けられるようになった死の匂いがすぐ近くまで来ている。
分かりきっていたことだが、速度がおかしい。
まだ保つと踏んでいた自身の体が何故だかうまく動かすことができない。
STRとCONを-1d3。寿命を-1d10。
さらに、自分の体の急激な変化に対して、SANc1/1d3
モイラ また明日!
エル
ひえ〜〜〜〜!?
1d3 STR (1D3) > 1
1d3 CON (1D3) > 3
1d10 寿命 (1D10) > 8
あわわわわ…
CCB<=89 【SANチェック】 (1D100<=89) > 23 > 成功
STR10→9
CON15→12
寿命は89?かな…?
KP
そうですね。
あとは最大HPに変動があるため
HP13→12となります。
そしてその後、【POW*5】をどうぞ。
エル
ひい…
CCB<=(18*5) 【POW】 (1D100<=90) > 32 > 成功
KP
一瞬、空腹感が体を襲う。
しかし、一瞬だけだ。
それ以上のことは何もない。
KP
▶︎POW*5失敗
ひどくお腹が空く。
あの夢のように、無性に人を食べたい。
人を食べなくてはいけない。
お腹が空く、空く、空く、手当たり次第に、食べてしまいたい!
だって此処にはあんなに沢山人がいたんだから!
…………あれ、今、何を考えていた?
SANc1/1d4
エル
……夕飯は野菜のスープだったね。
タンパク質が足りなかったのかもしれない、次の村では卵か肉か魚でも分けてもらうか……?
KP
あなたが寝室へ戻ると、急に耳鳴りがする。
頭が割れるような音だ。気分が悪い。
自分の頭に反響する音を聞いているうちに、ひとつの感情が湧き上がってくる。
殺さなくてはいけない、あの化け物を、魔法使いを殺さなくては。
早く、早く、早く。
出来るだけ惨たらしく、ぐちゃぐちゃに。
モイラ …………っ
KP
あなたの体はあなたがいくら自分を制御しようとしても、武器になるものを探すだろう。
それを……猟銃を手に入れれば、魔法使いの部屋へ真っ直ぐと歩いて行こうとする。
扉に手をかけると、まだ冬の名残を幾らか感じる冷たさにハッとした。
自分は、なにをしようとしていたのだろうか。
確かに殺すつもりはあった。殺すために今この場にいる。
そのはずなのに、自分の中に自分ですら
律することができない感情が生まれたことが、怖い。
SANc1/1d3
モイラ
CCB<=69 【SANチェック】 (1D100<=69) > 38 > 成功
68
なに?なによ……今じゃない。それに……そんなの私の感情じゃない
KP
…
……
…………
【祝祭 二日目】
朝目を覚ませば、少し雲が出ているが穏やかな陽気であると分かるだろう。
あなたたちは支度や片付けを済ませた後
村人たちに見送られながら、昨日までいた村を出ることになる。
モイラ
「……」ふわ。とあくび混じりに歩き出しますがエルさんをちらっと見ます
「ねえ、大丈夫?」
エル
「ん?うん。まあ……少し調子は良くないかな」
「どうやら初日からはしゃぎ過ぎたみたいだ。まあ……祝祭自体は上手いことやれるように調節するよ」
「昨日みたいなことにならないようにね」へへ、と笑いながら
モイラ 「……悪くなったら言ってちょうだいね?」
エル 「はは、ありがとう……行こうか、次の村の人達が待ってる」
エル せめてこの祝祭の間だけでももってくれよ…
モイラ バレてないといいんだけど。それに、祝祭自体はやり遂げないとね
モイラ 「……」
KP
しばらく歩いていけば、次の村が見えてきた。
前の村と同じく賑やかだ。
あなたたちの来訪に気づけば、すぐさま人だかりができる。
村人たち
「! 魔法使い様がいらっしゃったぞ!」
「わあ、とっても素敵だわ」
「魔法使い様! 魔法使い様!」
「あなたのお力を見せてくださいまし!」
KP
どことなく違和感を覚える。
昨日の村と何かが違う。
【アイデア】を振ることができる。
モイラ CCB<=70 【アイデア】 (1D100<=70) > 31 > 成功
エル CCB<=70 【アイデア】 (1D100<=70) > 67 > 成功
KP
違和感の正体は、彼らの感情だ。
魔法使いであるエルに対して、崇拝や畏怖に近いものを感じる。
そのせいか、何処となくモイラに対しての目線が冷たい。
KP
▶︎アイデア失敗
勘違いだろうか。
考えれば考えるほど、特に何もないような気がしてきた。
萩原 賢さおそろっち!
KP
ここは魔法使いを神聖視している人が多い村だ。
独自の宗教のようなものがあり、魔法使いを神として崇めていると聞いた。
この村で魔法使いの殺害計画がバレてしまえば、逆に自分が殺されかけないだろう。
エル 「おお、これはまた大歓迎だね」モイラをちょっと背に庇うようにしていいかな。なんか嫌な目だ〜
モイラ ……ニコ!!!(満面の笑み)
エル おそろっち!
エル 強い子〜!
KP
相手がどんな気持ちを抱いていようとも
祭りはつつがなく進行しなければいけないだろう。
モイラ マジで?夕べみたいなの人に見られたらまずいじゃない
KP
ここで【魔法】ロールを行うことができる。
成功、失敗に関わらず1d20の寿命を消費すること。
エル
ぎゃ!?
CCB<=(18*5) 【魔法】 (1D100<=90) > 3 > 決定的成功/スペシャル
えっ?やる気元気…
エル 「モイラ、今回の花火は何色がいい?」
モイラ 愉快だわ、APPロールを煽り目的で振りたいくらい
KP
クリチケをどうぞ。
寿命消費量も1d20-2(最大でも1は消費すること)でどうぞ。
エル わーい!ありがとうございます!
モイラ 「うーん……じゃあ、途中の家で見たスミレの色」
エル
1d20-2 (1D20-2) > 1[1]-2 > -1
はっはっはww1減らしておきます
エル 「オッケー任せて。ではあの美しいすみれ色の花火をお見せしようね」
KP
現在寿命88/100
体は不調を訴えているとはいえ、花火の魔法はとても調子が良さそうだ。
萩原 憎まれてそうとわかった瞬間私の中のモイラがげてげて笑い出して怖いんですけど
エル ふふ。花嫁にカッコ悪いところ見せられないからね!
モイラ 「楽しみだわ」寄り添って微笑んでます
エル したたかで可愛い子だね……てれてれ
KP
エルが手を掲げれば、派手な音を立てて、空一面にスミレの花が咲く。
昨日よりも豪華で、どこか煌めいて見えるそれは非常に幻想的だった。
モイラが寄り添ってエルに望めば、どのような複雑な模様や形であろうと火花が宙に再現してみせることだろう。
最後には、いくつもの花火が横に連なって、ひとつの物語を紡いでいるようだった。
エル
やった〜!!!
めちゃくちゃできる魔法使い感!!描写に感謝!!
KP
エルが魔法を使えば、彼らは跪き、魔法使いにお礼を述べる。
しかし、あなたの横にいるモイラを見ると、彼らは眉を顰める。
その後まるでモイラがいないかのように、エルへ話しかけてきた。
【聞き耳】を振ることができる。
モイラ
CCB<=60 【聞き耳】 (1D100<=60) > 79 > 失敗
風が気持ちいいわ
エル CCB<=55 【聞き耳】 (1D100<=55) > 17 > 成功
KP
うまく聞き取れない。
聞き取ろうともしなかったのかもしれない。
ただ、あなたに対する悪意は風にそよがれていようとも、ひしひしと感じるだろう。
KP
「なんであんなのが魔法使い様に」
「魔法使い様が汚れてしまう」
と、モイラに対する悪意のある言葉が聞こえてくる。
エル モイラ、私から離れないでね!!!!(ちょいちょい“花嫁ここにいるが??”のアピールをする構え)
エル ……これ以上綺麗な子がいるか??
モイラ ヤバい村〜〜あは
エル
声のする方は分かるかな?
あまり敵は作りたくないから反論はしないが、それでも視線くらいはくれてやるよ。
モイラ うん?離れないってば、色んな人いるわよね
KP エルが鋭い視線を向ければ、取り繕うようにふんわりと微笑みを返してくるだろう。
エル
ニンゲン コウイウトコ キライ!
私だってかつては人間だったがここまで陰湿ではなかったぞ。
KP
さて、何かしらが聞こえたり聞こえなかったりしたあなたたちの前に年老いた老人がやってくる。
そして、魔法使いであるエルに話しかけてきた。
しかし、モイラの方は一切見ない。
エル 君は本当に強いな……(めちゃくちゃ花嫁をアピールするポーズをしながら)
村の重役
「はじめまして、魔法使い様! よくいらっしゃいました!
噂に聞く以上に、素晴らしい力をお持ちで……!」
モイラ よしよし??
エル 「はじめまして。このように美しい花嫁を連れているのですから、使う魔法に力も入ってしまうものです」
村の重役
「………花嫁?
ああ、いましたね。どうも」
エル 「皆様にもご満足頂けたようで何より」ああん?
村の重役
「満足どころか皆歓喜に沸いていますとも!
短い時間ではありますが、どうぞよろしくお願いしますね。魔法使い様」
エル 「ええ、どうぞよろしくお願いします」
モイラ でも多分魔法使いもうちの村に来たら同じように見られるんでしょ?そう思うとこいつらの振る舞いすら哀れじゃない
KP 大抵は昨日の話とは変わらないが、モイラに対する悪意が目立つだろう。
村の重役
「どうぞ、魔法使い様におかれましてはごゆっくり
お食事や土産物を皆こぞってご用意してございますので!」
萩原 とはいえ探索しづらいと思うぞお前
モイラ やりづらそう〜〜
エル 「ええどうも、楽しませて頂きます」モイラを抱き寄せて無言のアピール
KP
案内に従い、昨日のように、昨日以上に寄り添って、エルはモイラを連れて歩くことだろう。
しかし、村人に呼ばれてエルがほんの少し離れた隙に
モイラの頭上めがけて汚水が降ってくる。
モイラは【回避】をどうぞ。
エル まあ元々近所の村の人間なんて私のことどう思ってるか分からないものだけど、こうやってあからさまに私のことだけ持ち上げられるとそれはそれで嫌な気持ちになるよね。
エル ぎゃーーーー!!!
モイラ CCB<=20 【回避】 (1D100<=20) > 73 > 失敗
モイラ うっわ……
KP
頭から汚水を被ってしまった。
服は下着までびっしょりになっている。
これ以上村を歩くのは厳しいだろう。
周囲の目が痛い。
くすくすと笑っているのを見ると、気分が悪い。
ここで、二人とも【目星】を振ることができる。
エル 「モイラ!!!」
モイラ ここでやる?流石に理性がなさすぎるでしょ
エル CCB<=65 【目星】 (1D100<=65) > 73 > 失敗
モイラ CCB<=70 【目星】 (1D100<=70) > 79 > 失敗
KP
人の明確な悪意にここまで晒されるのは初めてだったからか、集中できない。
【アイデア】を振る事もできる。
エル CCB<=70 【アイデア】 (1D100<=70) > 80 > 失敗
エル ごめん今どうやってやり返そうか考えてるところだから。
モイラ
「あらあら……信仰の厚い所にしては、躾が緩いのね」
CCB<=70 【アイデア】 (1D100<=70) > 58 > 成功
エル とりあえず魔法で乾かして…でも汚水か、先に風呂に……
KP
モイラは、そういえばこうやって魔法使いに近づいてくる人は
どうも年配の人が多いようだ、という事に気付く。
では若者たちは……と観察すれば、あなたを嘲笑っている人の後ろで
彼らを煙たがっている人たちが確かにいた。
エル いやまず今汚水浴びせてきたやつに同じ水返してやるのが先かな…
モイラ 「ああ……」じゃあ若い子に助けを借りられそう?遠くの若い子に困ったように微笑みかけるわね
KP
※なお、魔法使いが話しかけるとあまりいい態度はしません。
彼らは村人の熱狂を、魔法使いが精神を操る魔法を使っているせいではないか? と思っています。
若者たち 「!」
モイラ ありがとうね、いい度胸してるわほんと
KP 若者たちはモイラの視線に気づき、ちらちらとお互いを見遣った後、小さく手招きする。
エル
私は寄らない方が良さそうだな……
仕返しを考えながら待機していよう。
若者たち
「……こっちへ。あまり目立たず最短の道で
早いところ塔へ向かった向かった方がいいですからね」
「あの人たち……」
老人たちを見遣る。
「別に魔法使いを特別視してるわけじゃないですよ」
モイラ
「ありがとう、勇敢ね」エルに目配せしてからついていきます
「……」
エル 離れたところで見ていたけど、じゃあ視線に気付いてついていこうかな。
若者たち
「長く生きてる生き物を、神の使いだと思ってるんです。
だから『魔法使いが神様から使わされとる』ーだとかなんとか」
「それで花嫁様のこと気に入らないみたいで。
形だけでも、人間が嫁入りするのが嫌なんでしょうね」
「………でも、魔法使い様がああいう風にしちゃってるんじゃないですか?」
「……ああいや、失礼ですよね。すみません」
KP
あまり魔法使いを信用していないようで発言が刺々しい。
しかしモイラに対しては、少し申し訳なさそうに見えるだろう。
エル 私話聞こえてるのかな……割と遠目についていってる気分だったけど
モイラ 「どういう意味?ごめんなさい、難しい話をされてるみたいだから」にこ
KP
どちらでも構いません。
あれなら【聞き耳】でも振っても良いだろう。
エル
CCB<=55 【聞き耳】 (1D100<=55) > 23 > 成功
聞こえてんじゃんも〜〜
若者たち
「だから……」
魔法使いをちら、と見てから声をひそめる。
エル
……ちなみにKP、この村の上だけ雷雨にできたりとかする?
寿命すごく消費したりする???
若者たち
「あの人たちの熱狂ぶり、異常でしょう。
……魔法使い様が精神を操る魔法でも使っているんじゃないかって」
「表立っては言わないけれど、俺たちの間では持ち切りですよ」
モイラ 「知らない人の心とか操れるの?エル」
KP
<天候を変える魔法>は本来1d10程の寿命消費だが……
局所的ということなので
成功すれば1、失敗でも1d5程度で天候を変えられることにしても構わない。
モイラ わあ、うちと同じような噂
エル 「ん〜?」呼ばれたのに気付いて小走りに距離を詰めてくる
KP
ちなみに<精神を操る魔法>も1d10の寿命消費であるが
そのようなコストのかかる魔法を使った覚えはない。
エル 「呼んだ?ごめんごめん、話聞いてなくて」
エル あっ、一応使えるんだ…精神を操る魔法…
モイラ 「エルはここのおじいさん達の心を操ってるんですって」
エル とりあえず私達がこの村を出た途端に雷雨に見舞われるようにしてやろうね。なに、ちょっとした仕返しさ。
エル 「え?そうなんだ。知らない人の心を操って何かいいことあるの?」
KP では、あなたの良いタイミングで【魔法】をどうぞ。
モイラ 「さあ……美味しい物がもらえるんじゃない?」
エル オッケー。明日の朝にでもやってみるよ。
エル
「毎日カゴいっぱいの木苺がもらえるとか?魅力的〜」
「……ま、そんな無から無を生み出すような魔法、使った覚えも使えるアテもないけどね」
萩原 この子達いい性格してるわね
エル 「……何の話だっけ、おやつ食べたくなっちゃったな」
エル 気が強いな……二人とも
モイラ 「あとでね、着いたらお風呂入らせてちょうだい」
エル 使えるアテはあるけど、村のお年寄りだけピンポイントで複数人操ったりはしないわな。ローリターンすぎるし。得はないし。
KP
若者たちは少し居心地が悪そうな、しかしどこか先程よりも安堵した様子で
あなたたちを守るように塔付近まで案内してくれるだろう。
モイラ 大人しくしてるのよ?花嫁とかやってなかったらランダムに老人を選んで山に捨てにいってたわよ
KP
塔は昨日の村のものよりも綺麗に整備されていた。
あれだけ魔法使いを持ち上げていれば、ここが観光名所になっていると言われても納得してしまう。
周囲の草木も整えられているようで、人の出入りも頻繁にあるようだ。
エル あっはっはっはっはwwwwww
若者たち
「それじゃあ、明朝の出発のときもお気を付けて。
……さようなら」
モイラ 「さようなら、ありがとう」手を振ります
モイラ あの村人達の出入りがあるの?私の部屋とか泊まれる?
KP
若者たちは会釈をした後、踵を返して去って行く。
昨日よりも少し早い時間だが、ともかく一度荷物を寝室へ置いて
モイラはすぐにでも湯浴みや洗濯をする必要があるだろう。
KP
あなたの部屋は、綺麗に整頓されている。
昨日の部屋よりも豪華に感じた。
KP
あなたの部屋は、300年前から何一つ触っていないと言われても納得できるくらいに埃に塗れていた。
此処を使うのであれば掃除をしなくてはいけないだろう。
【目星】を振ることができる。
エル ……嫌な予感がするんだよねえ、これね……
エル 「モイラ、お風呂に入っておいで。その間に私、洗濯しておこうか?ああそれと……」
モイラ 「?どうしたの」
エル 「……モイラの部屋、居心地は良さそうかい?」
モイラ CCB<=70 【目星】 (1D100<=70) > 41 > 成功
KP
壁の端に、何かが彫られている。
爪で引っ掻いたのだろうか。
よく見なければわからないようなそれにはひと言、こう書かれている。
「身を委ねるべき。抗えば辛いだけ」
モイラ 「掃除は多分300年くらい前にはされたんじゃない」
モイラ ……
エル
「なるほど、とても分かりやすいたとえだね」
「どうする?このまま君をこの村の方々の思惑通りその部屋に泊まらせるのは何だか釈然としないんだけど。部屋を交換するかい?」
モイラ 意味がわからないわね、私は存じませんとも
モイラ
「うーん」
「……ずっと気になってたんだけど、あなたって男でいいの?」
エル 「?」
モイラ 「まあ別にどっちでもいいんだけど。部屋を一緒にしても問題ないなら」
エル
「性別は……さあ、どっちだろうね……深く考えたことはなかったけど……って、」
「部屋は交換したらいいじゃないか。私がモイラの部屋で、モイラが私の部屋で寝ればいい。一緒に寝る必要があるかい?」
エル
モイラの部屋何か仕掛けられてないといいんだけど……
ベッドに寝転がった瞬間剣山みたいにジャッ!!とナイフが飛び出してくるとか。
モイラ 「アレを掃除するの?流石に……」割り当てられた部屋を振り返ります
KP
見ているだけでくしゃみが出そうなほどに、埃に塗れた部屋だ。
使うならば掃除をする必要があるだろう。
エル
「私はほら……たぶんできるし……掃除」本当にやばい部屋なんだなって顔をしながら
「ホウキ何本か借りてくれば」ここに掃除用具ってある?
KP 掃除用具は問題なく揃っていていいだろう。
エル
「あ。ありそう、掃除用具。寝るまでには何とかできそうだよ」
「ということで、そっちの部屋もらってもいいかな?」
KP
特に罠のようなものは無さそうだ。
とにかく全く手が付けられていない、その一言に尽きる。
モイラ
「……」
「わかったわ、ありがとう」
エル よし、ならいいかな。
エル 「いーえ。引き留めちゃってごめんね。お風呂に入っておいで」
KP
部屋に関しては、モイラが湯浴みを済ませたり
その後頂上の燭台に火を灯したりしている間にでも魔法で行うことができるだろう。
モイラ 「ええ」
エル
よしよし。じゃあ後は任せたよ君達。
【魔法】は使った方がいい?
KP 掃除に関しては……良しとしましょう。
エル ありがとう!
KP
モイラが湯浴みを済ませて着替えれば、汚水の臭いは立ち消え、気分も少しは晴れることだろう。
あらためて、役目を果たすべく二人で塔の頂上へ向かうこととなる。
エル 「さて……そろそろ行こうか、モイラ」
モイラ 「そうね……」
エル 今日は昨日みたいなことになりませんように……ぶるぶる
KP
何もないがらんとした部屋だ。
中央にある燭台と4つの大きな窓以外は何もなかった。
塔自体の作りはどこも同じようだ。
違うところをあげるとすれば
月が雲に隠されていて、昨日ほどの光は感じられない。
KP
【魔法】ロールをどうぞ。
これによる寿命の減少は2。
エル 「天気が悪くなってきた。近い内に雨が降るかもしれないね」雲を見ながら
エル
CCB<=(18*5) 【魔法】 えーい! (1D100<=90) > 27 > 成功
よし。よし。
KP 現在寿命86/100
モイラ 「あら、それなら道を選ばなければね」
エル 「そうだね。せっかく綺麗な服を着た花嫁に泥んこの道を歩かせてはカッコがつかないし」
エル ま、雨はこの後この村に降らせるんだけど。私が。
モイラ 「外を走る服もあるから気にしないで」
KP そのような話をしつつ、エルは良い時に、昨日と同じように指先を燭台へ向けた。
KP あなたは危なげなく、火を灯すことができる。
エル 外走る服もあるの!?
エル よしよしよし…
KP
ぽっという音を立てて灯った火は
少し強く風が吹いても、危なげなく揺れている。
昨日のように炎が立ち登るわけでもなく、ただ優しい光が薄暗い塔の中を照らしていた。
今日は自然の光があまり届かない。
だからだろうか、灯ったそれがとても綺麗に感じる。
エル 「…………」しばらく火を見守ってからほっと息を吐き
モイラ そりゃ、森に入るし(差分はないよ)
KP
あなたはその炎を見ていると頭痛がする。
頭が痛い。痛い。割れるように痛い。
そればかりか、ぐわんぐわんと視界がぶれる。
気持ちが悪い。
腹にずしりとした鈍い痛みを感じる。
気づけば、こぷりと口から血液が溢れる。
頬をつう、何かが伝う。
涙か。
いや、ちがう。
口からだけではない。目からも血が伝っていた。
ぼたぼたと地面に血液が垂れる。
赤黒い染みが次第に増えていく。
身体中が痛い。
SANc 2/1d5+1
モイラ じっと見てる
エル 「良かったあ。今回はうまくいったみたいだ」
エル
はえ え っ!?
CCB<=88 【SANチェック】 (1D100<=88) > 37 > 成功
エル 「──!!」両手で顔を覆う
KP
あなたはふと、エルの様子がおかしいことに気付いた。
突然、魔法使いの目、鼻、口からごぽり、ごぽりと赤黒い血液が伝う。
途切れ途切れの呼吸音がひどく苦しげで、目も当てられない。
通常ではあり得ない光景にSANc1/1d2
モイラ 「……そう、!!エル!?」
モイラ CCB<=68 【SANチェック】 (1D100<=68) > 85 > 失敗
KP 現在SAN86
モイラ
1d2 (1D2) > 1
67
エル 「っ、あ、なに、これ……痛い……」両手で顔を覆ったまま
モイラ 「血が……」支えながら布切れを求めて降ります
KP
ぐったりとして動けそうにないエルをどうにかしようとモイラが動けば
一瞬物音を感じた様な気がした。
二人とも【聞き耳】が振れる。
エル CCB<=55 【聞き耳】 聞けるかこれ… (1D100<=55) > 66 > 失敗
モイラ CCB<=60 【聞き耳】 (1D100<=60) > 79 > 失敗
KP
嫌な予感がする。
あの物音はいったい?
エル えっこわい。
KP
はっとすれば、人の気配がすぐそこまで近づいていた。
このままでは見つかってしまう。
そう思った時、姿を現した村人から妙な発言が聞こえる。
モイラ なに?
村人たち
「魔法使い様……?」
「いないな。もしかしてもう部屋に戻ったのか……?」
「いや、下には誰もいなかったぞ」
「…………どこへ行かれたのだ…?」
エル えっ怖い怖い怖い。なんだ?
モイラ は???
エル 私達今どこにいるんだこれ…
KP
すぐ側にいるというのに、どうやらこちらが見えていないようだ。
油断は禁物だが、息を潜めていれば問題はないだろう。
しばらく静かにしていれば、村人たちは怪訝な顔をしながらかつりかつりと下の階に降りていった。
エル 「…………」耳をすませながらじっとしている
モイラ なんで手元に猟銃がないのかしら。
モイラ 「……」俯いて息を殺している
KP
やがて、人の気配はあなたたちの他にはなくなった。
緊張が解けたからだろうか、一気に体の力が抜ける。
エルは、また自分の体がおかしいことに気がつくだろう。
KP 若干ではあるが、引いてきた痛みがまた戻ってくる。
エル ぎえ…
KP あまりの痛みに
エル 「っう……」
KP
エルが身体を動かせば、ずるりと妙な音がした。
地面についた手の皮が、肉が。
一部だけ、その場に置き去りになり骨が見えている。
エル えっ?えっ?
KP 2人ともSANc1/1d3。
モイラ 「……!!!」
KP あなたはHPを-1d3する。
モイラ CCB<=67 【SANチェック】 (1D100<=67) > 54 > 成功
エル
「…………は、え……」
CCB<=86 【SANチェック】 (1D100<=86) > 58 > 成功
エル
ひえ……
1d3 (1D3) > 2
モイラ 66
エル HP12→10
KP
未だにエルは、苦しそうに肩で息をし続けている。
血は止まってはいるが、口や目、鼻などから伝う血が渇いて、跡になっていた。
服には大量の血液が付着しているせいで、明らかに普通ではないと理解できるだろう。
モイラ 「あ、……」固まっている
モイラ なに?何よこれ。どうすればいいの?
KP しかし少し経てば、エルも自力で歩けるようになる。
KP 幾らか体がだるいものの、なんとか歩いていけそうだ。
エル 「……っごめんね、びっくりさせて。そろそろ歩けそうだ……」ふらふらと歩き出しながら
モイラ
「まって、せめて手当てしないと」
恐る恐る服の袖を引こうと……します
エル 「手当てと言っても……これはきっともうどうにも……」袖を引かれたら立ち止まるけれども…
モイラ 「……」
エル これは私死ぬのでは?祝祭終わったら死ぬのでは?
KP
剥き出しになった骨を完璧に元通りにする事は、あなたたちの技術と手元の道具では難しそうだが
【応急手当】や【医学】等で、止血や消毒といった簡単な治療を試みることはできる。
モイラ
応急手当を
CCB<=50 【応急手当】 (1D100<=50) > 85 > 失敗
う……
モイラ
10d100 (10D100) > 518[93,25,72,12,89,86,45,76,5,15] > 518
10d100 (10D100) > 596[68,70,50,72,44,40,39,70,55,88] > 596
KP 当初探し求めていた布を見つけて、傷口を清潔にすることはできたようだ。
エル 「ありがとうね……」
モイラ 「……」首を横に振る
モイラ 怖い、気味が悪い
エル 「ごめんね。昨日よりもっと酷い姿を見せてしまったな……」
モイラ
私これから、こんなふうにどんどん崩れてくこいつと旅をするの?
殺すのを待ちながら……?
エル 「せめて祝祭が終わるまでは何とかもたせるから。また怖い思いをさせてしまうかもしれないけど、明日からもよろしくね」
モイラ 「……保たせる?」
萩原 いらない人間を集めて人形に
エル
「いや、ほら。このまま崩れていってしまうのかなって思って……」骨が剥き出しになってた部分をチラッと見て
「私自身の根性で何とかなるものだといいんだけどね」
モイラ
「そんなこと言わないで」顔を青くしながら
「……」
エル 「はは……ごめん」
モイラ 「……休みましょう」
エル
「ああ、そうだね。明日も頑張らないと……おやすみ、モイラ。モイラも暖かくしてしっかり休んでおいで」
「……それにしても、あの人達……何の用だったんだろうね……」ふと思い出したように
モイラ 「……思い当たることはある?」
エル 「いいや、まったく。あんな嫌な目を向けてくるような人達だから、どうせロクなことじゃないだろうなって想像は働くけど」
モイラ 「そうね」
エル 「……明日はなるべく早く発ちたいものだね」長居したくない…
モイラ 「そうね、私も何をされるかわかったもんじゃない。まあ老人ばかりだしたかが知れてるけど?なにより今はあなたの方がまずそうだわ」
エル 「はは……頼もしいな。私は彼らとやり合う元気はさすがに残ってなさそうだが……」
モイラ 「……しっかりしてよ」
エル それにしても何であの人達私達のことが見えなかったんだろう…
モイラ せめて入口しっかり塞ぎましょうか
KP
具合が悪かったのでそれどころではなかったものの
ぼんやりとした意識下でも、特にあなたが魔法を使ったり、モイラが何かをしたといったことはなさそうだということが分かる。
エル そうだね。あとなんかこう、足元に通ったらカランカラン鳴るヒモみたいなやつ張っとこうか。
エル
ん〜〜。私の魔法が暴走している?可能性……
昨日のこともあるし……
何かあったらモイラだけでも先に逃がせるようにしておかないとな……
KP
入口の前を台所の椅子などを組み合わせて塞いだり、音の鳴る仕掛けを設置したりすることができる。
それでも不安は拭い切れないが、あなたたちは挨拶を交わして、それぞれの部屋に分かれていくことだろう。
それぞれの部屋の様子に移る。
KP
部屋に戻れば、あなたは糸が切れたようにその場に倒れ尽くすことだろう。
昨日以上に体に負荷がかかっている。
これ以上、魔法を使うのは怖いように感じる。
寿命を-1d20する。
エル あああ……
KP
部屋に戻ればまた、耳鳴りがする。
【聞き耳】を振ること。
エル
1d20 (1D20) > 5
?減らないな…
モイラ CCB<=60 【聞き耳】 (1D100<=60) > 12 > スペシャル
KP 現在寿命81/100
KP
初日に村長の家で聞こえた音に似ている。
今思えば、あれは虫の羽音だ。
ブブブブブ、ブブブブブと嘲り笑う様な音が響き渡る。
もしかして、頭の中に虫が……?
SANc1/1d5
エル 魔法を使うのは怖い。だけど、あと何回使わなければならない……?
モイラ
CCB<=66 【SANチェック】 (1D100<=66) > 91 > 失敗
1d5 (1D5) > 1
萩原 は????
KP
今までこんなことはなかったのに、何故こうも急に。
そう考えても答えは出ない。
少なくとも、村で披露するのと火を灯すのとで、あと3回ずつ。
計6回は使わないといけないだろうということはわかる。
モイラ 虫……?
KP
おかしい。
こんなことは後にも先にも、あの時だけ。
祝祭の時だけ。
ふと、そんなことを思う。
誰が? わからない。
同じように血を溢れさせるその人物に、声をかけ、寄り添おうとした。
しかし何故か、自分にはその人が、美味しそうで、美味しそうで、あれ。
どうしたのだろうか。
それ以上思い出したくない。思い出せない。
気づけば口内に少し涎が溜まっていた。
SANc2/1d5
エル CCB<=85 【SANチェック】 (1D100<=85) > 17 > スペシャル
モイラ 65
KP
音に集中していれば、あたり一面が変化する。
そこはあなたが生まれ育った村。
だがしかしその村は異様な香りに包まれている。
気持ちが悪くなるほど濃厚な鉄錆の匂いに、思わずえづいてしまう。
見ることを拒みたくなるようなその中で、嫌がる心を押さえつけ、足を動かす。
人々は原型をとどめていない。
ぐちゃりぐちゃりぐちゃりぐちゃり、足を動かすたびに音がする。
誰かの肉の感触が靴を隔てて足裏に伝わる。
気分が悪い。
KP 現在SAN83
エル
……私は、私は……私の前の魔法使いを……
どうしたのだったか…………
嫌だな。嫌な予感がするな。
遠い昔のこととはいえ、……何も覚えていないのが怖いな。
KP
しばらく歩けば誰かが立っている。
エルだ。
ゆらり、振り返ったその口元は気味が悪いくらい真紅に染まっている。
手には誰かの首が、誰か?
いいや、それはあなたの友人だ。
魔法使いはにこりと微笑むと、ゆっくり口を開いた。
「君も美味そうだな」
エルの手がこちらに伸びてくる。
抵抗できない。
体が何かが入ってくる。
それがエルの歯だと感じた瞬間に激痛が走る。
いやだいやだいやだいやだ。
死にたく、ない。
SANc2/1d5+1
モイラ CCB<=65 【SANチェック】 (1D100<=65) > 88 > 失敗
KP ※もし前回以前の祝祭を経験している、600歳以上の場合は次の描写も入れること。
モイラ 1d5+1 (1D5+1) > 4[4]+1 > 5
KP
美味しそうといえば、とさらに妙なことを思い出す。
お腹が減って仕方がなくて
自分はマナーなんて気にすることもないまま手掴みで何かを食べている。
手を動かせばぐちゃぐちゃと音がする。
ぐちゃ、ぶちり、気持ちの悪い音は続く。
その度腹は満たされる。
何を食べているのだろうか。
ふと気になってそちらを見ればぐったりと倒れ伏している人の姿があった。
追加でSANc1/1d3
エル あええ!?!?
モイラ アイデア振る必要あるやつですか
エル CCB<=83 【SANチェック】 (1D100<=83) > 42 > 成功
KP いえ、次に起きたら発狂したとしても解除されるため必要ありません。
モイラ ありがとうございます
エル
どうしよう。
これは……これは、私……やらかしてる……
KP
気づけば元の部屋だった。
手入れが行き届いていないそこに戻ってこられた。
火照った身体をまだ冷たい風が覚ます。
殺さなくてはいけない。
あの化け物を、早く早く早く早く早く早く。
今なら、今ならあの惨状を引き起こす前に止められる。
──いや、殺してはだめだ。
ふと、自分の殺意が急激に冷めていく。
殺してはダメだ。
それ以上にやらねばいけないことがある。
それはなんだ? なんだ? なんだ?
頭に靄がかかったように、思い出せない。
あなたが頭を悩ませてしばらくすれば、ハッとすることだろう。
また、自分でも処理できないくらいの気持ちに、揺れ動かされていたようだ。
SANc0/1
KP 【POW*4】をどうぞ。
モイラ
……
CCB<=60 【SANチェック】 (1D100<=60) > 55 > 成功
エル CCB<=(18*4) 【POW】 こわ (1D100<=72) > 30 > 成功
モイラ 額を覆う
KP
あなたは昨日よりさらにお腹が空く。
耐えられない、何か、何かを口に入れなくては。
しかし、それが抱いてはならない感情だと
あなたは自分で自分を律することができる。
まだ、耐えられる。
モイラ 死に損ないのくせに……
エル 嫌だ!嫌だ嫌だ嫌だ!!
KP
▶︎POW*4失敗
あまりの空腹感に、どうしようもない感情が降りかかってくる。
肉を食べたい。
人の肉を。
あれを食べたらきっとこんな苦しい気持ちはしなくて済む。
さあ、隣の部屋にいるあの子を食べてしまおう。
ゆっくり、ゆっくり扉の前までくる。
この2枚の扉の先に、とても美味しそうなご馳走がある。
…………本当にいいのか?
はっ、と意識が戻る。
汗が溢れ出し、身体の力が抜ける。
そしてそのまま扉の前にうずくまってしまうだろう。
SANc1/1d4
エル
私はこうやって生き永らえてきたのか?
魔法使いを食って、今度はモイラを?いや、そういえば以前の花嫁だか花婿だかってどうしたんだ?……
モイラ逃げて〜〜〜〜!!!
モイラ ……、………………
KP
…
……
…………
といったところで、四日目、本編二日目は栞を挟みましょう。
本日も長時間お疲れ様でした。
萩原 ありがとうございました!面白くなってきましたね!!
エル ありがとうございました〜〜!生きて帰れるかな…
エル メモ:それはそれとして強い意志を持ってこの村に雷雨を起こして行く。
けみかえる 本日もありがとうございました!
萩原 生きて
けみかえる 二人ともがんばって生きて……
エル
生きて…帰ろうね……
また明日!
モイラ そうね、また明日
KP
では、次回忘れてもいけないので【魔法】だけ振っておきましょうか。
成功で1、失敗で1d5の寿命消費。
エル CCB<=(18*5) 【魔法】 オラァ! (1D100<=90) > 67 > 成功
KP 現在寿命80/100
エル
よーし。降らせるのが汚水でないだけ優しいと思ってほしいね。
おっ。キリがいい数字だ……以降どのくらい減るのか知らないけど…
KP 大分保っている方……だと思うだろう。(出目が良い)
エル どやっ……私しぶとさには自信があってね。(これはフラグ)
けみかえる
はい、また明日もよろしくお願いいたします!
13:00~15:30、お待ちしております!
エル 次回もよろしくお願いします!
KP
けみかえる こんにちは、お疲れ様です!
萩原 こんにちは!
エル こんにちは〜!
けみかえる わーい! 本日もよろしくお願いいたします!
KP
「遙かなるあなたへ」五日目 本編三日目
一日目の村を去り、二日目の村では魔法使いを熱狂的に信奉する年寄りたちと
それを煙たがる若者たちと出会ったエルとモイラ。
エルは塔で火を灯す度に体に変調をきたすが、果たして無事に祝祭を終わらせることができるのだろうか。
それぞれ不安などを抱きつつ、次の朝を迎える。
【祝祭 三日目】
朝目が覚めれば、今日は太陽がすっかり雲に隠れてしまっていた。
昨日のこともあったからか体に疲れが溜まっていて、なんとなく憂鬱だ。
モイラ 10d100 (10D100) > 499[50,89,57,32,54,63,72,25,55,2] > 499
KP
身支度を済ませて塔から出れば、仰々しく頭を下げる村人たちに見送られ
あなたたち2人は次の村に向かうことになる。
あなたたちの背後で低く唸るような雷鳴の後
ぴしゃりと轟音を立てて稲光が炸裂したような気がするが
あの村に天が何かしらの制裁を与えたのかもしれない。
どちらにせよ、先へ行くあなたたちにはあまり関係のない話だ。
ぐずついた天気ながら、あなたたちの旅路に支障はなさそうである。
モイラ なんとなく寄り添って着いてきます
エル 「……やっぱり天気は良くないね。行く先に雨が降らないといいけど」
KP
雷雨は問題なく村を襲ったようだ。
あなたの記憶に合わせて、モイラを貶めた者ばかりを執拗に狙う雷が暴れていることだろう。
エル
あっはっはっはっは!
ありがとう、天気は悪いが気は晴れたよ。
KP
そうしてあなたたちが次の村に着くと、今までの2つの村とは違い、静まり返っていた。
ちらほら見にくる人もいるが、どれもこれも遠巻きに見ているだけで
あなたたち2人には一切近寄って来ようとしない。
嵐の前の静けさの様に感じる。
KP
あなたが周囲を見渡せば、何かがこちらに
いや、魔法使い目掛けて飛んでくる。
今ならエルを庇うことができそうだ。
エル 「おや……本当に三者三様というか……」遠い人達を見ながら
モイラ ……見回しながら、荷物の中のローブをエルさんに被せます
エル 「?……どうした?」されるがままになりながら
エル 顔を見られたらまずい相手でもいたか?
KP 一瞬の事なので、咄嗟に庇うか庇わないかをお選びください。
モイラ 「怪我してるでしょ」ひそ……と小声で
モイラ 庇います
エル 「ああ、そういえばそうだった。ありがとうね」
KP
では、エルがされるがままローブを被され終えた頃。
ガツン、と音がして、モイラの頭に衝撃が走る。
たらり、血液が伝う。
エル は!??、!!
モイラ 「……っ」飛んできたほうを見ます
KP
痛みに顔を歪ませるかもしれないし
目の前の人物が無事であることを嬉しく思うかもしれない。
HP-1d3
エル 「モイラ……?モイラ!?」血に動揺しながら
KP
あなたを庇ったモイラから、血液がダラダラと溢れる。
それを見てあなたに浮かぶのは、心配という感情ではなかった。
あまりに芳醇なその香りに、思わず涎が垂れそうになる。
【POW*2】をどうぞ。
エル
やめなさい私!!こんなときに!!
CCB<=(18*2) 【POW】 (1D100<=36) > 35 > 成功
モイラ 「大丈夫よ、動かないでね」
エル 成功するんかーい
KP
──駄目だ。
この血液に口につけてしまいたいという感情に、歯止めが効く。
やってはいけない。
自分は理性のある生き物だ。
化け物とは、違う。
モイラ
1d3 (1D3) > 1
1d3 (1D3) > 1
2回振っちゃった
HP-1
エル
そのうちその化け物に身を落としてしまうのだろうかね。
そうなる前に身体が崩れてしまえばいいのにね。
KP どちらも同じですね。ありがとうございます。
モイラ やりやがったわね。
エル 「っ……」周囲に目を配りながら
KP
魔法使いではなく花嫁に当たったことに動揺したのか
石を投げた村人はぎょっとして静止している。
よく見れば、ちらほらと立っている村人たちは皆手に石を持っていた。
エル
この町にも落としてやろうか、でっかい雷????
花火の代わりに落としてやろうか??????
村長 「やめなさい!」
エル !なんだ、私に投げるつもりだったのか……
KP
そこへ、女性の声が響く。
呆然としつつも何かを囁き合っていた村人たちが、しんと静まり返った。
モイラ ため息をつく
KP
人波をかき分ける様に、ふくよかな女性が出てくる。
その人物は、あなたたちを見ると頭を下げた。
エル ノーコンのクセに石なんか投げんな!ばーかばーか!
村長
「大変申し訳ありません。
今はとりあえず、私の家まで」
「花嫁様の傷の手当をいたしましょう」
モイラ 「……ありがとうございます」
エル 「ええ。行こうモイラ」モイラの肩を抱いてついていこうとする
モイラ 信用していいものかわからないけど、村人の反応を見るに計画的ってわけじゃあなさそうね。
KP
肩を揺らし、村人たちに睨みを利かせながら女性はかつかつとあなたたちの前を歩く。
そうして、自宅まで案内してくれるだろう。
エル たくましい村長だな…
モイラ そうねえ
村長
「さあ、花嫁様、傷を見せて……
お顔の目立つところや目でなくて本当に良かった……ごめんなさいね」
KP 連れられてきた一軒家で、女性はすぐに手当てを施してくれる。
村長 1d3+1 (1D3+1) > 1[1]+1 > 2
KP HP+2回復をどうぞ。
村長
「うちの村人は、魔法使い様のことを良く思ってないのよ」
「御伽噺のせいもあるだろうけど、人の恐怖って感情はどうしてあそこまで……」
「とりあえず、私からの謝罪だけで申し訳ありませんね」
モイラ 「ええ、本当に。でもよかったですわね当たったのが私で。みなの頭も冷えたんじゃありません?」淡々と返します
モイラ ありがとうございます、全快ですね
エル 「私のことを恐がるのは構わないけれど、自分達と同じ人間をそばに連れていることを考慮してほしかったね」ふー、とため息をついて
村長
「滅相も無い……どちらに当たるのも良くない事だわ」
「きっと、深く考えずに衝動的にやってしまったんでしょうね」
モイラ 「……それで、お伽噺ってどんなのかしら」
萩原 モイラ、ステイ。
村長
「色々あるけれど、魔法使いは化け物で、人間に害なす存在……
といった、言うなれば悪役として描かれることがこの村ではとても多いのよ」
「………ともかく、魔法使い様は今日は塔から出ないほうがいいでしょう」
「魔法の披露も結構です。
部屋は整えておきましたので、よろしければうちのものが塔までお送りいたします」
「ああ、ですが重ね重ねすみません。
花嫁様を少しお借りしても? 彼女の村から連絡が入っておりまして……」
モイラ ……エルさんを振り返ります
エル 「……では私は先に塔に行っておこうかね。あまりこの村を出歩かない方が良さそうだし」
村長 「そうですね。後ほど、花嫁様も責任を持って塔までお連れいたします」
モイラ 「……わかったわ」
エル 「私が標的なら、問題はないと思うけど。何かあったら呼んでおくれ。すぐ駆けつけるよ」モイラに
モイラ 「あなたこそ気をつけてね」
エル 「うん。ありがとう」
モイラ 私もあなたを狙うひとりなんだけどね。さて、ご用事はそれに関係あることかしら
エル 村長の家を避けるように直下型の地震起こしてやろうか…
KP
では、体格は良いが気性の穏やかそうな村長の夫が
エルを連れて先んじて塔まで案内してくれることだろう。
萩原 くまさんだ!
エル むむ…羨ましい体格だな…
KP
塔はすっかりと慣れ親しんだ建物になってしまった。
一眼見てわかるくらいに朽ちて、ぼろぼろではあるが中は相変わらずしっかりしている。
あなたの部屋もしっかりと整理整頓されていた。
あれだけ酷い扱いを受けたのだから、先日のモイラの部屋の様に何も手が入っていなくても仕方がないと思ったが
予想以上に手入れがされている。
特にここでやる事は無いが、必要であれば
【治療系技能】または【魔法】(寿命消費1d5)で回復を行うことができる。
モイラ よく働きそうよね
KP
魔法使いが出ていけば、彼女はゆっくりと話し出す。
その表情は心なしか暗い様に感じた。
村長
「……人みたいねぇ、あの人」
「本当に魔法使い様を殺すの?
………まあ、もう決まってしまったことだし、仕方ない、か」
「さあ、本題に入りましょう」
モイラ 「そうですね」
村長
「それで、殺す準備は整っているのかしら、モイラ」
「………あなた自身に、それをこなせるかは別として。
しっかりやり遂げる意思はあるのよね?」
「ああもし、あなたが失敗したとしても、万事大丈夫。
責任を持って残りの者が処理をする。あなたは安心してちょうだい」
エル
そういえばHP減ってるんだったな……
とりあえず治療を試みておこうか。
CCB<=55 【医学】 (1D100<=55) > 54 > 成功
成功するのか…私のしぶとさ半端ないな。
モイラ 「……整えてはいますわ、うちの村長はなんと?」聴いてた話と違うんだけど??
KP では、1d3回復をどうぞ。
エル 1d3 (1D3) > 1
モイラ 「意思……」
エル
HP10→11
あとは座って休んでいようかね。
襲撃でもあった日にはこう。こう。できるように(緩やかなシャドーボクシング)
村長
「あなたのところの村長さんは、とてもあなたを心配していたわよ。
石をぶつけられたなんて知ったらぶっ倒れてしまうかも。まあそこは上手くぼやかしておくわ」
モイラ 「困りますわ、ああいうの。祝祭自体はちゃんとやり遂げるって約束で来てるのに」
KP
眠る時は部屋で一人きりではあるものの
こうして日中一人きりになるのは4日ぶりだ。
その後は何事もなく平和に過ごせるものの
あれだけ慣れ親しんでいたはずの孤独感がやけに浮彫になることだろう。
エル はー……やっぱり祝祭後も生きていたら最初の村に引っ越したいね……いい村だったな、久しぶりに優しい人達に触れて。
村長 「私にも予想外だったのよ。本当に悪かったわ、ごめんなさい」
モイラ 「……」少し考える素振りをする
一日目の村の村長 魔法使い様……ほかの村でもうまくやっていらっしゃるだろうか……(しんぱい
モイラ 「……実際、私もあれを殺さなきゃと強く感じる瞬間がある。でもよくわからないの。私の感情ではないみたいで」
エル 優しい村長!!あの村にいっぱい花と作物が咲くように魔法を使いたいものだな(感情に左右される──)
モイラ 「色んな噂話があるけど、あれを中心に色んなものが成り立ってたとして。実際殺したらどうなってしまうのかしらね。私達」
エル
寿命も短く魔法の力のない人の子に張り合ったって仕方ないんだけどさ。同じ人間のモイラに何かしでかすなら私倍にして返しちゃうよ。
それはもう、あれだ。
どこぞの日曜ドラマみたいな顔で(堺雅人顔)
村長
「そうね……。300年も前の事なんてもう誰にも分からないし
ほとんどはただの御伽噺に過ぎないのでしょうけど」
「先の事は、あなたの考える仕事では無いわ。
私たち村の長や、もっとそれよりも上の立場の人間が考えることよ」
「でも、そう、自分の使命はきちんと理解しているようで良かった」
「これ、差し上げるわ」
KP
彼女は1通の手紙を渡してくる。
中には一枚の地図が入っていた。
モイラ
私にもその先があるから気になるんだけど……
「?なあに」受け取ります
一日目の村の村長 (知らないはずのテーマ曲をくちずさむ……?)
村長 「後処理のこと、あなたには伝えておこうと思って」
エル 1日目の村長〜!私君のこと大好きだ〜!!(遠隔エアハグ…)
村長
「簡単に言えば………塔に火をつけるわ。
魔法使いの最期には、相応しいでしょう」
モイラ ……
KP
どうやらあなたの村にある塔──
最後の塔の抜け道が描かれた地図のようだ。
これがあれば、炎上する塔からでも逃げ出せそうである。
モイラ
あーあ
「ありがとう、いただいておくわ」
村長
「ええ、あなたはどうか無事でいてね」
「……さ、そろそろ塔へ行きましょうか。
日々のお役目もあるんでしょう? 同行する花嫁様も楽じゃないわよね」
モイラ 「役目だもの」
村長
「ふふ、それもそうか。
しっかり務めを果たしてね。あなたならできるわ」
KP 村長は立ち上がり、あなたを連れ立って塔まで連れていってくれるだろう。
KP
日が高く昇りきり終えた頃、モイラも塔に辿り着く。
塔はすっかりと慣れ親しんだ建物になってしまった。
一眼見てわかるくらいに朽ちて、ぼろぼろではあるが
中は相変わらずしっかりしている。
昼下がりから夕方にかけて、ゆっくり休むことができそうだ。
モイラ あれを殺しても多分その先で皆待ってるのね。私を心配して、それでいつも通り帰って、それで……結局出られない。
KP
あなたの部屋は、問題なくしっかりと整理整頓されている。
どうやらエルの部屋も同様に、きちんと手入れされていたようだ。
モイラ 「戻ったわ。そっちは何もなかった?エル」
エル 「おお、おかえりモイラ。何事もなくボケっとしていたよ。そっちも無事そうだね」
モイラ 「ええ……」
エル
「さあさあ、そこにお座り。夕方までは時間があるのだからゆっくりおやつにしよう」
「……頭の怪我は痛まないかい?ごめんね、もう少し私から離れていてもらうべきだった」
モイラ
「平気」
「今のあなたに当たってたらそれこそ死んじゃってたかもしれないし」
エル
「はは……ここで死んでしまっては困るのだけど」
「とはいえ、あの程度ではきっとまだ死なないよ。次からはもう少し気を配っておくから、私の後ろにいておくれ」
モイラ
「……」
「……話を変えていい?エルって、家族やお友達はいた?」
「恋人とかでもいいわ、とにかく繋がりの深い人」
KP
一日目に買い揃えた大量のお菓子の中から、いくつか選んで囲みながらあなたたちは話をしている。
甘いものを共に楽しめば、思いのほか溜まっていた疲労感を
改めて思い出すとともに、どこか心と体が落ち着くような心地もした。
エル 「……んー……?いた、かもね。もう何百年も生きているから、顔も思い出せなくなりつつあるけれど。突然どうしたの?」お菓子をつまみながら
モイラ
「……そう」
「私、あなたが眠っているとき、あなたの側に妙な人影を見ることがあるの」
「あなたに親しげに見えて……もしかしたら縁者の幽霊なのかしらって」
エル 「私が眠ってるとき?部屋を覗いたのかい。寝相が悪いものだから恥ずかしいな……いやいや」
モイラ 「だって、あなたの部屋に向かう足音がしたんだもの」ばつが悪そうに
エル 「幽霊なのに足があるのかい。本当にそれ幽霊だった?」
モイラ
「それ以外に説明の仕方がわからないわ。あの女の人……だと思う、そいつ消えるんだもの。一度目に炎が暴れたあとにもでてきたわ」
「『早く逃げなさい』って言われた……」
エル 女の人……?
エル
「……ええ……」
「……愛情にしろ友愛にしろ怨恨にしろ、私に幽霊になるほど強い感情を抱いて寄り添ってくれているのは嬉しいけど、早く安らかに眠ってほしいなと思うよ」どこにいるんだろう?と辺りを見回しながら
KP 辺りを見回しても、あなたたちの他に、今は人の気配すら感じられない。
エル
逃げなさい、か。
それはあの塔から?それとも私から?……私からだろうな。
エル
「まあ、また見かけたら教えておくれ。事後報告で構わないから」
「居たんだなあ、と存在を噛み締めるよ」
モイラ 「……」
エル 「モイラは……村に家族はいるのかい?」
モイラ 「もちろん、木の股から生まれたわけじゃないもの」
エル 「あはは。それはそうだ。失礼なことを聞いてしまったかな」
モイラ 「何か言いたいことでもあるの」
エル
「いや。祝祭のためとはいえ、魔法使いの花嫁にやるだなんてご家族は心配しているだろうなと思ったんだ」
「最後は花嫁の村だったね。そこまで無事に連れて帰らなければ」
エル 私の故郷もそこなのかな…??
モイラ
「…………………」
「……別に、帰りたいわけじゃないわ」
ぽつりと呟く
エル 「!……そう、なのか?」ちょっとおろっとしながら
エル 地雷踏んだ?ご家族と仲が悪いとか?あややや…(心の中で両手で顔を覆う)
モイラ 「……私、これが終わったら村から逃げるつもりだったの。祝祭の花嫁は帰ってこなかったって記録があるから。それに乗じて」
エル 「そう。……そうか。……」
モイラ 「でもこのまま役目を遂げても出れそうにないわね」お菓子に目を落とす
エル モイラの故郷の村どんなとこなんだよ…
エル
「…………」
「さらいにいってしまおうか?祝祭の後、私が君を」
モイラ 「……」顔を上げる
エル
「どうせ魔法使いの悪評伝承が一つ二つ追加されるだけさ。私が君をさらって遠くの町まで連れて行って、」
「その先で君は幸せに生きればいい」
モイラ 「……あなたは?」
モイラ …………………
KP 今まで見てきた限りでは、特別何かありそうな気配はないだろう。
エル 「そうだな……元のあの家に戻って、君の村の人達が怒鳴り込んできたらそう……“彼女はもう食ってしまったよ”とでも言うよ。そうしたらわざわざ君を探しには行かないだろう?」
モイラ 「……無理ね」
エル じゃあ外から見て分からない、なんかこう……陰湿とかじゃないけど、やーな感じがするのかもね。モイラが個人的に家族と仲悪いとかね。
エル 「……そうかな。その程度では諦めてはくれない?」
萩原 今なの?モイラ~あーお前村に従うメリットもうないもんな
モイラ 「……祝祭であなた殺されるんですって」
エル 「そうなんだ。……え?そうなの?」
エル マジで言ってる??、?、????
モイラ 「……」ちょっと可笑しそうに笑う
エル 「笑い事じゃないよちょっと〜。……本当なの?それ」
KP モイラが嘘をついている気配は無さそうだ。
モイラ 「私の役目はあなたを殺すことよ。ちゃんと猟銃も持ってきたの」
エル
まあ驚くけど!驚くけど納得はするよ。
私を消したそうな村人なんか今まで飽きるほど見たし!
祝祭の前からずーっと!やだねえ!!
やる気満々じゃん、!!!
モイラ 「……言っちゃった」
エル 「あはは。扱いがクマと同等じゃないか。……それで、聞かれたからには……やるのかい?」自分の頭を手で撃つ動作をしながら
エル 言っちゃったって。可愛いなもう。
モイラ 「前までならそうしたかも、別に最初は疑問とかなかったし、あなたのことやだったし。……でもいまはわかんない、あなたいい人だから情がないではないし、それに殺しても私にいいことないってわかったもん」
萩原 カスの返答ごめん!
モイラ
「それに、浚ってもらうなら言った方がいいでしょ」
「…………………」唇を噛む
けみかえる かわいいね……(みまもるもの)
エル かわいい〜!!!
エル 「なるほど、じゃあ利害の一致だ。私は殺されたくない、君は村から逃げたい。私は意地でも生きて君を遠くに連れて行くよ」
モイラ
「……いいの?」
「人間が嫌になったんじゃない?私も私の都合であなたを利用してるんだけど」
モイラ なによお……
エル 「そうだねえ……私ね、ちょっと疲れてたところがあるんだ。もう何百年もまともに誰も私の話を聞いてくれないし。そのくせなんか勝手なことばっかり言うし」
モイラ ……
エル 「でも君は私を殺すためだったとはいえ、久しぶりに私の話をしっかり目を見て聞いてくれたから。私今とっても楽しいんだ。だから君のためならもう一踏ん張りしてもいいかなって思って」
萩原 エルさん……
エル 「いいじゃない。悪い魔法使いが美女を連れて逃げるなんて、それこそおとぎ話みたいで」
モイラ
「……あは」
「そうね、ただ逃げて結婚相手を探すより、美しいかもね……じゃあしっかりしてよね?」欠けた体の一部を見る
KP
どうやらモイラを待っている間に、エルは自分でも処置をしていたようである。
包帯の巻かれた手は昨日よりは随分とマシに見えるだろう。
エル 「まあ宣言したからにはね。精一杯頑張るよ」手当てしといた手を見せてニヤッと笑って
モイラ 「信じるわよ」
KP
改めて笑みを交わしていると、窓の外では曇り空の合間からも少しだけ夕陽が顔を覗かせている。
そろそろ今日も、火を灯す時間がやってくるだろう。
モイラ 「……行く?」
エル 「おお。もうこんな時間か。行こう」今日は無事で済むといいな〜!
KP
塔の4階に上がれば、これまでと変わらないがらんとした部屋だ。
しかし、今日は月も星もないせいでより一層不気味に感じる。
窓から入ってくる風も、心なしか冷たい気がしてならない。
KP
【魔法】ロールをどうぞ。
これによる寿命の減少は3。
エル 「悪くなる一方だね。天気……」
エル
CCB<=(18*5) 【魔法】 (1D100<=90) > 39 > 成功
よーし!
モイラ 「そう、ね……」
KP 現在寿命78/100
KP
エルは慣れた手つきで火を灯すことができる。
一瞬で点いた火が相も変わらず揺れている。
その変化のない様子が、なぜかひどく気味が悪かった。
エル 「まあほら……天気が悪い方が逃げやすいと考えれば。……ね」火を灯してから思いついたように
KP
──ふと、誰かの声が聞こえる。
耳馴染みのある女性のもののように感じる。
何を言っているか、聞き取れない。
今にも消えそうな誰かの声だ。
風の前にある砂の様に微かな声にも関わらず、強い意志を感じる。
まるで呪いをかけるかのように、ぶつぶつと何かを呟いている。
あなたがそれを理解しようと近づけば、はっきりと耳に言葉が届くだろう。
????
「死ね」
「死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね、死んでしまえ」
「早く殺せばよかったのに」
「ああ、どうして、どうしてなの」
モイラ 「それもそうだけど、最後は塔を燃やして終わらせる手筈らしいから、予定と違うことされるかもだわ」
???? 「…………」
モイラ 「……体調は?」
KP
それが聞こえればあなたの前には今にも息絶えそうな、白髪の女がいた。
一目見て命の終わりが近いとわかるのに、その赤い瞳は爛々と輝いている。
KP
気づけばまた魔法使いがぼんやりと虚空を見つめている。
それを見ていると、今なら殺してしまえると感じた。
あなたがどう思うのであれ、ゆるゆると体は動き始める。
あなたが目の前の人物に手をかけようとすれば、後ろから静止がかかる。
???? 「ねえ、待って」
エル 「雨が降ると困るわけ……、……」何かに気づいたようにふらっと歩きだし
モイラ ーー……!
エル 「…………なに……?」
KP
振り返れば、あの女性が立っていた。
ひどく心配そうな顔をしながらあなたを見つめている。
????
「どうして逃げないの?
早く逃げるように言ったでしょう」
モイラ ……
エル 誰?君は誰なの?私の家族かい?……
????
「………殺すため? あるいは協力関係を結んだから? だとしてもおかしいわ。
あなた、お腹は空いていない?」
モイラ
「……逃げるわよ」
おなか?
KP
あなたはそれを見て、恐ろしいと思う前に、食べなくては、と思う。
そして、手を伸ばす。
手を伸ばして、その首筋に食らいつく。
口の中に温かな液体が溢れる。
美味しい。美味しくて仕方がない。
──暗転。
気がつけばいつもの部屋に、花嫁と2人で立ち尽くしていた。
SANc1/1d3
????
「あの魔法使いを食べたいとは思わないの?」
「何か、体におかしなところはない?」
エル CCB<=82 【SANチェック】 (1D100<=82) > 63 > 成功
???? 「…………。…………なんであの羽虫が……」
エル こわい!!!!
モイラ ……羽虫
????
「そう……あなたの頭には今虫がいるの。
そのせいで忌々しい食人衝動は抑えられているけれど、後がないわよ」
KP 現在SAN81
モイラ なんで?なにそれ
????
「あの子を殺せば、他の、あなたを大切に想う人も誰も彼も、一人残らず殺してしまうでしょう」
「…………お節介で悪いけれど、取り除いて差し上げましょうか。その虫」
エル
ん。残りの寿命は77じゃないかな?
昨日の時点で80だったみたいだ。
モイラ とったら人を食べたくなるの?
KP
ありがとうございます。
現在寿命77/100
????
取らなければ自分の意思とは無関係に魔法使いを殺したくなり
取れば取ったで、人を……魔法使いを食べたくなるかもしれないわね。
モイラ
バカじゃないの?どっちも一緒よ
……でも、気持ち悪い、同じ畜生になるなら、寄生虫なんていないほうがいい
モイラ 「……エル」
KP あなたがそう思って、応じるように頷くならば、女性は息をつくだろう。
KP モイラの処理をしているため、発言は少しお待ちください。
???? 「さ、じゃあ目を瞑ってちょうだいね」
エル オッケー!しばらくぼけっと突っ立ってることにするよ。
モイラ ……応じます
KP
女性の言葉に従って目を閉じれば、カッと部屋が明るくなり、頭に一瞬鋭い痛みが走る。
ずるり、と耳元で異様な音がする。
怖くなって目を開ければ、見たこともない虫の様な何かが、いた。
鳥の様な大きさの昆虫だろうか?
奇妙な光沢を持つ翼に、複数の手足、頭からは触手が苦しそうに蠢いている。
SANc0/1d6
モイラ CCB<=60 【SANチェック】 (1D100<=60) > 6 > スペシャル
KP
女性はそのままそれをぎりぎりと見えない何かで押しつぶした。
ぐちゃり、目の前で残骸になってしまったそれが
頭に入っていたなんて信じられない。
モイラ きっ……もちわる!
????
「………ようし、おばさんのお節介もこれで終わりね」
「あの子の命ももう少ない。
私はもう助けることができないわ」
「…………逃げてちょうだい。
これ以上罪を重ねないで。重ねさせないで、あなたが咎を背負わない様に」
KP
彼女はあなたの頭をひと撫ですると、そのまま消えてしまった。
確かにその場にいたはずの女性が跡形もなく、失せていた。
KP お待たせしました。応じて大丈夫です。
エル おっ!はーい!
KP
──また、火を灯した時の不思議な現象が起きていたようだ。
燭台の灯だけが、自分たちの影を深くしている。
今日の役目はこれで終わりだ。
モイラ ……
エル 「……!ああごめん、ボケっとしていたみたいだ。モイラ、大丈夫かい?変わりはない?」
エル 私の体調はどうなんだろう?
KP しんどいことには変わりなさそうだ。
エル うう…
モイラ 「……エル、私」
エル
不穏じゃん?これ不穏じゃん??
私の630年の人生がそう告げてるが??
モイラ
「化物になっちゃうかもしれない……」
壁に凭れながらきれぎれに呟きます
エル はえーーー!?
KP
古びた石壁に縋り付けど、夜の冷ややかな温度が肌に伝わるだけだった。
といったところで、お時間まいりましたので五日目は一度栞を挟みましょうか。
エル
ひえーーーーーー!!!
モイラどうしたの!!!気分悪いの!!!お菓子食べる!?!?
モイラ 「ワケわかんないこと言ってるとは思うけど……もし私があなたを食べようとしたら、ううん。今からでも逃げた方がいいかも」
モイラ ありがとうございました!
けみかえる
少しオーバーしてしまい申し訳ない……お疲れ様でした!
また明日の夜もよろしくお願いいたします!
エル お疲れ様でした!ありがとうございました!!
エル
待って〜〜〜〜???????
私は前回の魔法使いを食べた可能性がある。
ということは、モイラが今度は私を……??
そりゃそうだよな〜〜〜〜!逆になんで気付かなかったんだ…
モイラ
10d100 (10D100) > 294[12,13,5,3,58,24,39,43,43,54] > 294
え、こわ
エル 2連続クリティカルしてる…
萩原 お疲れ様です!
たいぞう お疲れ様でーす!
萩原 エルさん……
けみかえる こんばんは、お疲れ様です!
たいぞう お疲れ様でーす!わーん!こわいな!!
けみかえる
本日もお集まりいただきありがとうございます!
よろしくお願いいたします!
エル よろしくお願いします!
萩原 よろしくお願いいたします!
KP
「遙かなるあなたへ」六日目
祝祭三日目の夜を迎えたエルとモイラだったが
塔で火を灯した後、それぞれの異変に気付く──
RPの続きからでしたね。
ぼんやりと立ち尽くしていたエルは我に返り
モイラは壁にもたれかかっている。
エル 「っ……モイラ。気分が悪いのかい。……下に降りよう。少し休んだ方がいい」
モイラ 「……」見上げる
エル 「……支えていこうか?」状況が上手く飲み込めていないから、とりあえずは腕を差し出しつつ休息を提案してみるよ。どうかな……?
モイラ ……恐る恐る手を取ります
エル 特に抵抗があったり何かが起こったりする訳でもなさそうなら、そのまま下の階に降りるよ。
KP
火を灯しに行く時よりもやけに長く感じる階段を、ゆっくりと降りていく。
1階まで戻ることができるだろう。
エル 「……そこに座っておいで。温かいお茶を淹れようね」
モイラ 「……うん」
エル モイラが何を見たのか、何を感じたのか、聞かなきゃいけない気がするけど聞くのが怖いな……
KP
台所に備え付けのティーセットのひと揃えがある。
それらを用いて、温かいお茶をすぐに用意することができた。
モイラ 私は一体なに?
KP
体が温まれば、じきに眠気がやってくるかもしれない。
それでも、意識を揺蕩わせつつ、話したいことがあれば話せるだろう。
エル
「……少しだけ。お話できるかな、モイラ?さっきの……“私があなたを食べようとしたら”……の意図というのかな、……どうしてそう思ったのか聞かせてもらいたくて」
「何か怖いものを見たのかい……?」
モイラ 「……。………………でたの、幽霊が」
エル 「!例の……私のそばに出るあれか?」
モイラ
「そうよ。また、あなたがぼんやりしてる時に……」
「幽霊はまた私に逃げなさいって行って、それで……私にお腹がすいてないか、魔法使いを食べたくならないかって訊いてきたの」
「正直そんな風に考えたことはないから戸惑ってたけど、今度はその衝動は私の頭に棲んでる虫のせいで抑えられてるんだろうって、言われたの。……わけがわからないわよね、でも続きがあるわ」
エル 「食人衝動……虫……」難しい顔をしながら先を待つ
モイラ
「ただ、頭に棲んでる虫は私をあなたを殺したいって衝動に駆り立てさせるんですって。そして、あなたを殺したら別の、家族とかそういう人達も残らず殺すようになってしまうだろうって。……」
「身に覚えがないではなかったから信じたわ、今までにも実は何度か、私の元々あったものとは全然別の衝動であなたを襲いそうになったことがある」
エル (頭がついていかない顔をしているINT14)
モイラ
「虫に操られて人を殺すか、人を食べたくなるかで悩んで……私は後の方を選んだわ」
「それで、幽霊が…………本当に私、わたしの、頭から虫を……引きずり出して…………」口許を押さえる
エル
「そう……そうだったんだね。話してくれてありがとう。虫というのがまさか、比喩的表現じゃなくて……」モイラの様子を見て言い淀む
「……その幽霊は何者なのだろうね。実際に触れて何か作用することができる……ずいぶん力の強い幽霊に思えるけど、それはともかく」
「……少し怖い話をするけれど、聞いてくれるかい?」
モイラ
「…………」
「……きくわ」
エル
「私はこの巡礼の最中、君が幽霊を見るように……何やら変な幻のような夢のようなものをよく見ていてね」
「何かを……誰かを……食べているような、そんな感じの」
「……状況から、ただの推察になるんだけど……私、私は……以前いた魔法使いを食べてしまって、こうして魔法使いになったのかもしれない」
「…………だから……」
萩原 あーね
エル 「モイラが、……人間であるモイラが、私に対してそうした衝動を覚えるというのなら……やっぱりこの夢ももしかしたら……現実だったのかなあと思って」
モイラ
「…………じゃあ、それって」
「今までの花嫁が、帰ってこなかったのは……前の魔法使いを食べて、成り変わってたからってこと……?」
エル 「たぶんね。ただ……私は600年魔法使いをやっている。300年前に1度は私のもとに花嫁がやってきたのだろうけど、その記憶がまるでない。……どうなんだろうね、私はもしかして……返り討ちにでもしてしまったのだろうか……」思わず声を震わせて
モイラ 「……」
エル 「まあしかし、この話をした上でやっぱり異質なのは虫と幽霊の存在なのだけど。……その幽霊というのは、帰ることのなかった300年前の花嫁、……なんてことはないかなあ」
モイラ
「……あなたのこと、あの子といっていたわよ」
「……虫のことは、わからない。いつからどうやっていたのかも……」俯く
エル
「あの子、か……うーん……」
「嵌まらないピースが多すぎるね。今の私達にできることといえば変わらず祝祭を乗り切ること。になるけれど」
モイラ 「……ええ」
エル
「……食人衝動でも何でも構わない、何か変わったことがあったら言っておくれ。私も変化があれば言うようにする」
「……すぐに解決策を出してあげられなくて申し訳ないが」
モイラ
「……わかったわ、話すから。あなたも隠さないでちょうだい」
「わかるわけ……ないじゃない、こんなの……」
「……体は大丈夫?」
エル
「まあしんどいはしんどいけれど……この前のような体が崩れたりとか出血したりということはないかな」
「これ以上何も起こらず無事に終わってくれれば万々歳なのになあ……」
モイラ 「……うん」
モイラ 長くはない……
エル
虫かあ……私への殺人衝動を強めていたとしたら私のことを狙っているらしい村で仕込まれたかなと思ったけど。その結果村人を殺して回ってしまうような代物だったらそういうわけではないのか。
……“虫”が棲んでいる子が花嫁に選ばれる……じゃないよな。
前提からおかしくなってきちゃうもんね。
KP
不安な表情を水面に映していたお茶も空になり
いくらか落ち着いた心持ちになることだろう。
あなたたちは身支度を済ませ、今夜も明日に備えて眠ることとなる。
エル 「おやすみモイラ。……暖かくしてゆっくり休んでおいで」
モイラ 「ええ、おやすみなさい……エル」
KP
部屋に戻れば、当然のように身体を動かすのが辛くなる。
息をするたびに、骨が軋む。
足りない。足りない。足りない。
これでは、もう、死んでしまう。
あの人も死にそうだった、何故かそれが頭をよぎった。
あの女も、死にそうで、今の自分のようにそれを取り繕っていた。
何を考えていたのだろうか。わからない。
自分がわかることといえば、この苦しみが耐え難いということ。
そしてあの女の味。
とても美味しかった!
とても、とても、満ち溢れるような味だった。
もしかしたら、あの子も。
モイラを食べてしまえば、こんな苦しみなんてないのかもしれない。
自分は苦しまなくていいのかもしれない。
段々と思考が化け物と罵られるにふさわしいものに変化していることに
恐怖を覚える。
SANc2/1d5+1
寿命を-1d20、【POW*3】のロールをどうぞ。
エル
わ゛〜〜!!!!!
CCB<=81 【SANチェック】 (1D100<=81) > 5 > 決定的成功/スペシャル
??
KP
部屋に戻れば、いくらか頭がスッキリする。
あの女性が言ったこと、自分から出てきたあの虫のような悍ましい生物はなんだったのだろう。
あれほどまでに自分を突き動かしていた感情が、殺意が
最初からなかったかの様にスッキリ抜けてしまった。
エル
1d20 寿命 (1D20) > 11
CCB<=(18*3) 【POW】 (1D100<=54) > 35 > 成功
KP クリチケをどうぞ。
エル ありがとうございます!
KP しかし、それと同時に、気味の悪い感情が自分の中に芽吹いたのを感じる。
萩原 皆の頭に虫いる説ある……
モイラ ……
KP
ああ、あの魔法使いを口にしたい!
食べてしまいたい!
あれを食べてしまえば、きっと満ち足りた何かが自分の心を埋めてくれるはずだ。
エル
寿命77→66
SAN値81→79
KP
この気持ちは正気ではない。
理解も、抑えることもまだ、できる。
しかし、一度考えてしまったことを消せはしない。
SANc2/1d5
モイラ CCB<=60 【SANチェック】 (1D100<=60) > 97 > 致命的失敗
KP
まだ、耐えられる。
自分はまだ、化け物じゃない。
化け物じゃない。化け物じゃないんだ。
浅くなる呼吸を押さえつけて、あなたは自分の欲望に耐えることができる。
モイラ 1d5 (1D5) > 4
萩原 チンパンになった
エル 「あの人はおいしかった。おいしかったんだ、でも。……モイラは、あの子は、遠くに連れて行くって約束したんだから……」
KP
▶︎POW*3失敗
何故、耐える必要がある?
耐えて何になる?
ただ、死ぬだけじゃないか。
人だって、きっとそうだ。
命を食べて生きているんだから、自分が同じ様に生きて何が悪い。
食べたい。食べたい。
ふと、自分の手が目に入る。
あ、美味しそうだ。
がぶり、口の中に血液の匂いが広がる。
気持ち悪さを感じる前に、とても美味しいと、そう思った。
SANc1/1d4、HP -1
エル
「耐えないと。ダメだ、ダメだ……」
やっぱり、モイラを遠くに連れて行ったら私はすぐ彼女から離れてどこか山奥にでも引きこもるべきかもしれないな……
モイラ
(嘘よ……満たされない、満たされない……そんなはずない。食べたら、いなくなっちゃうんだから)
頭を抱えながら言い聞かせます
(いなくなっちゃう、彼も、今までの私も……)
KP
…
……
…………
【祝祭 四日目】
小雨が降っている。
まだ冬が明けたばかりだからだろうか、少し肌寒く感じた。
またあのような目にあっては仕方がない。
人目が少ないうちに、この村から出た方が良さそうだ。
モイラ 現在59、
エル 「生憎の天気だ。寒くはないかい?」
モイラ 不定じゃない?
萩原
いや待って計算
あと3かしら
モイラ 「へいきよ、それより」
エル 「そう?……うん?」
モイラ 「幽霊のいう通り、……でてきたわ、あなたを食べたいって、そういう感覚が」少し離れる
エル 「そう。……そうか……」
モイラ
「……でももう嫌だとか、憎む気持ちはない。飢えもまだ抑えられる」
「でもいつまでこうかわからない。結局うやむやになったけど、もしその時が来たら、逃げた方がいいと思う」
エル 今更言えなくない?私も君を食べたくて仕方なかっただなんて。
エル
「……そうか」
「まあ、考えておくよ。けど……」
「……モイラ。私はね。必ず君を遠く遠くに連れて行くつもりでいるから」
「次の村では肉か魚か、お腹にたまるものが分けてもらえるといいね」
エル
言わない代わりに、意地でも耐えてみせるからな!!
(3枚になったクリチケを握り)
モイラ 「……っ」
KP そうですね、あと3(56)で不定です。
モイラ 「話が通じると、いいわね」
萩原 ですね
KP
あなたがたが次の村に向かえば、少しよそよそしさはあるものの
先ほどまでのように、強く拒絶されることもなく受け入れられる。
村人たち
「わあ、魔法使い様だ」
「花嫁様も綺麗だね」
エル 強く拒絶されることがないってだけでとても安心するな…
村人たち
「……でも本当に大丈夫なのか?」
「……でも本当に大丈夫なのか?」
「魔法ってどんなふうなんだろうね」
モイラ 理性がある群れってことだものね
KP
たくさんの村人に囲まれて、エルは一日ぶりに魔法を披露することになる。
体が持つか不安になるが、きっと大丈夫なのだろう。
エル 君の言葉選び、私はとても好きだよ。
KP
【魔法】ロールをどうぞ。
成功で1d10、失敗で1d20の寿命を消費。
モイラ それはよかったわ
エル 「さあ、なんだか久しぶりに思えてきちゃうねこの感覚。……モイラ、今度は何色の花火を見せてやろうか?」
エル
CCB<=(18*5) 【魔法】 (1D100<=90) > 32 > 成功
1d10 寿命 (1D10) > 2
寿命66→64!
KP
では、同じ魔法をほぼ毎日披露しているためか
思った以上に消耗が少なくて済んだようだ。
モイラ 「……あなたは好きな色ある?それがいいわ」
エル
ふふ。まだこの程度ではへたらないよ。
600年モノのベテラン魔法使いなものでね!(ぜえはあ)
エル 「私?私はそうだな……青色。青色が好きだよ。こんな感じの!」盛大に花火を打ち上げようかな!
エル
私、モイラの瞳の空色がとっても好きだよ。
っていうか、この天気の中で花火なんて上がるかな?
私の魔法ぢからをもってすれば余裕か。
KP
小雨混じりの薄らと煙る曇天に、常ならば湿気で到底上がらないはずの花火が打ち上げられる。
それは天気の良い日の朝露が映す、淡い空の色をしていた。
繊細な色の火花は、小花模様や複雑なレース編み模様
そして狩猟の的となる鹿や兎などのけものたちを、いきいきと形作っている。
村人たち 「おお、雨が降っているのに……!」
エル えっへっへ(描写に照れ照れ)
村人たち 「これが魔法なのね!」
KP
魔法が成功すれば、あたりから歓声が上がり、拍手が贈られる。
昨日の村の待遇からすれば、今日は酷く心地がいい。
モイラ 「ーー……」眩しそうに目を細めて見つめている
けみかえる にこ……
萩原 み…………
エル 「これだよこれ。私はこういうことに魔法を使いたいんだ」得意げに空を見上げて
萩原 奇声あげそうです!!!
けみかえる !?? ふふ……
モイラ 「綺麗、ひさしぶりに見た気がするわ」
エル 「明日はもっと盛大に打ち上げてみせるよ」
萩原 めんけえ〜〜〜〜エルさん
KP
この村は品の良い老婦人が村長を務めているようだ。
話をすれば、近くの漁村から買い付けた新鮮な魚や、食肉
あるいは保存用に感想した肉類を、分けてもらうことができるだろう。
エル 「おお!助かるよ。では一晩分頂いていこうね」心なしか上機嫌で
エル 物々交換する?最初の村でもらったお野菜とか……(自分の袋漁り)
モイラ 「ありがとうございます、少しいいものが作れそうですわ」笑顔でお礼を言います
モイラ それか私が捕ってくる?
エル 現地調達──
村長
「とんでもございません。祝祭もいよいよ明日で大詰めですからね。
少しでも精をつけて、最後まで頑張るんですよ」
KP なるほど狩猟採集を……?
モイラ 気合いで木苺を集めてジャムにしたものだわ
エル 「勿論。完璧に全うできるよう努めるよ」
エル 木苺……
モイラ 「ええ……この村に祝福がありますように」
KP
村長をはじめ村人たちは、変に畏敬の念を抱くこともなければ疎むこともせず
あなたたちとほどよい距離を保ちながら接してくれた。
また、買い物をするならば、大量の砂糖を買っておくことができる。
塔までの道中には、早なりの木苺が群生しているから、と商人が巧みに売りつけてくることだろう。
モイラ ジャム……作る?
エル
「そ、そうなの?木苺が?木苺が??」思わず身を乗り出し
ジャム……ケーキ……買おうと思えばカゴも買っていけそうだな……
商人
「ああそうだよ、この辺りは気候がいいからね。
何でも買っていくといい。花嫁さんの村に土産物でもこさえときゃ見栄えがいいんじゃないか?」
「まあ、自分たちで楽しむのが一番っちゃ一番だけどな!」
モイラ
「うーん、早なりねえ、悪くはないけど……」
沢山買わすならこの顔に免じてまけて貰えない?
萩原 ごめん一度言わせてみたかった
エル 顔で言い聞かせるんだ!
KP 【APP*5】を振ってみましょうか。
モイラ
CCB<=(18*5) 【APP】 (1D100<=90) > 7 > スペシャル
(満面の笑み)
エル スペシャル〜〜!!!!強い…
モイラ コロンビアポーズとっとくわね
エル ポーズも強い(狩猟者寄り的な意味で)
KP
モイラが微笑めば、応対していた商人が明らかにぽーっと一瞬見惚れたのが分かるだろう。
その内商人仲間まで寄ってきて、あれこれとおまけをつけてくれる。
萩原 強さでわからせてやりましたよ
エル APPスペシャルだったから後ろで「美ッッッ!!(あまりの眩さに一瞬視界を手で遮る)」て顔しておくね…
商人たち
「木苺摘みならこのカゴが」
「ジャムを作るならビンも必要だろう?」
「大きな鍋は貸し出しておくわ!
塔に置いておいてくれたら、後で回収に行くわね」
モイラ 「わあ、よろしいの?ありがとう、優しいのね!」
エル 「…………」こ、これが美女の特権…って顔して後ろで見守っている
KP
それはさながらモイラの魔力とでも言うべきか。
彼女の持ち味を遺憾なく発揮し、見せつけた一幕であった。
たいぞう 自分の顔の良さとその使い方を知ってる女…だいすき…
けみかえる あまりにも解釈一致の出目……(ふかいうなずき)
モイラ 「よし、好きなだけジャムとケーキ作りましょう」ご満悦の顔
KP
予想外に増えた手土産たちや戦利品を携えて
木苺を摘み摘み、あなたたちは塔へ向かう。
萩原 これを当たり前にしてきた者の出目ですね……
KP
塔は今までと変わらない作りだ。
いつから此処にあるのだろうか。
あまり人が入らないからだろうか、野良猫が何匹か2階から顔を出している。
KP
寝室に入れば、しっかりと、整えられた部屋だと分かる。
体はまだ動くだろう。
【目星】を振ることができる。
モイラ 「あ、猫」
エル CCB<=65 【目星】 (1D100<=65) > 14 > 成功
エル 「本当だ。猫って木苺食べるかな?」よいしょっと、と大量に摘んだ木苺のカゴをテーブルに置きながら
モイラ 「肉じゃないの?あいつら鼠を獲ってくれるのよ」
KP
野良猫たちはあなたたちやその持ち物にはあまり興味を示さず
ふぁ、と欠伸をしたり伸びをしたり、時折床に転がったりしているだろう。
モイラ ケーキの準備をしましょうね。最初にそんなこと言った気もするけど今本当に作るとは
KP
荷物を置きに、あなたの自室としてあてがわれた部屋を見ることだろう。
今までと変わらないように思える。
ただこの部屋も、何となく気が滅入る様になってきた。
またあの感情に支配されたくない。
KP
見慣れた筆跡のメモ書きが一枚見つかる。
家で見つかった、あのメモと酷似していた。
「託すも繋ぐも同じこと。
過ちは何度も繰り返される。
悲しいけれど、仕方がないこと」
エル 自分の荷物を適当に寝室に突っ込んだら、うきうきしながらその手伝いをしよう。
モイラ ……忘れようと思ってたのに
エル 「過ちは……繰り返される」
萩原 かわいい〜うきうきしてる
KP
夜が来るまで、ジャム作りやケーキ作りに専念するのが吉だろう。
借りた大鍋やその場にあった調理器具、集めた材料たちを駆使していれば
甘酸っぱい幸せな匂いがすぐに台所を満たした。
エル
これを書いた君は、魔法使いかな?
……“託す”ことを選んだ……のかね。
これを書いたのが300年前の私だったら笑い草だけどね。ははは。
モイラ 「ふふっ、いい匂い」
エル 私、絶対木苺に気を取られて何回か塔への道から逸れて行った気がするんだよね。
KP
走り書きのメモには「A」とサインがあったので
あなたではないのではないか、と思うだろう。
エル 「本当に!匂いだけでもう幸せだもの」
モイラ は?どこ??ってあかい頭何度か探すことになったの?
エル 「いい季節だ。これが早く味わえたうえにこの先旬を迎えるというんだからもう」
エル A……ああ。そんなサインを……見たことがあるね。
KP 2d5 ……? (2D5) > 7[4,3] > 7
モイラ 「残ったものは少し待ってそのまま食べましょうね」
KP 7回ほど……?
エル モイラは私をしばく権利があると思う。
モイラ CCB<=(14*5) 【POW】叩く? (1D100<=70) > 57 > 成功
KP 我慢できた。理性がある。
エル 「うん!わあ楽しみだあ〜」るんたった
モイラ エルってもしかして……ううん、なんでもない
エル 怖いよ、その叩くのを我慢した後の言いかけてやめるセリフ…
モイラ 誰のせいよ
エル 私のせいです…
萩原 家族か〜??あったけ……
KP
祝祭も、いつの間にやら明日で最後だ。
火を灯す前に済ませた夕食は、今までの村や道中で手に入れたものばかり。
肉に魚に野菜、木苺のタルトにジャム、余ったお菓子だってある。
この祝祭中で、一番豪華な食卓になることだろう。
エル 気が強くて言葉のセンスが良くて顔の良い孫ができた気分だよ…
モイラ 妹みたいなおじいちゃんができたとでも思えばいいの?
エル 「すっ、すごい……こんな食卓、何百年ぶりだろう……」目を輝かせながら
エル 何から突っ込んだら良いか分かんないおじいちゃんだな…
モイラ 年齢も性別も性格もふわふわしちゃって……
エル 服と髪もね!!(指差し)
モイラ 「大袈裟よ、もう」
モイラ はいはいそーね
エル 「本当だって。いくら魔法で作れたとしても、誰かが一緒にいなければこんなに作ろうとも食べようとも思わないし。楽しいこと続きだなあ」
モイラ ……人としての味覚って残ってたりするのかしら
モイラ
「……私も、こんな遊ぶみたいに食事作ること、なかったかも」
「楽しい」くすぐったそうな笑顔が浮かぶ
エル 「えっへっへ」
エル かわいい………………
KP
エルは、あなたがおいしいと感じるものを、同じようにおいしいと感じているようだ。
特に人間と変わらず、逸脱した味覚の持ち主ではないことが分かるだろう。
KP
外からは雨の音がする。
雨だれのリズミカルな音にも負けないほど
あなたたちは今を楽しみ、穏やかなおしゃべりに花を咲かせた。
モイラ あ、それもあるけど、私の味覚は変化してないのかなって気になってたの。でもその口ぶりなら大丈夫そうね。ありがとう
KP
それでもこの祝祭がいつか必ず終わりを告げるように
夜には帳がかかり、塔の頂上に火を灯す時間がやって来る。
湿気が多少あるが、どうにかなるだろう。
また何かが起きる様な不吉な予感がするが、それでもやるしかない。
モイラ 木苺をこんなにありがたがるくらいだからあんまり心配はしてなかったし……ふふ
KP
そうですね。
モイラ、あなたの味覚もいたって正常だ。
あなたが好むものを、思う存分口にできるだろう。
モイラ よかった
エル
「……さて……」階段の方をチラッと見つつ
「そろそろ良い時間かな。お腹も満たされたことだし……」
モイラ 「……いきましょうか」
KP
4階に上がれば、賑やかだった食卓が無い分
外の雨の音が、一層塔内の静けさの輪郭をはっきりとしたものにさせていた。
KP
【魔法】ロールをどうぞ。
これによる寿命の減少は4。
エル
CCB<=(18*5) 【魔法】 (1D100<=90) > 17 > スペシャル
ふふ。機嫌が良いと魔法の調子もいいのさ。
寿命64→60!
KP
エルがいつも通り指先を燭台に向けた。
多少の揺らぎはあるものの、簡単に火を灯すことができる。
KP
ただ、息は上がる。
呼吸が整わない。
エル ぜはっ、ぜはっ、おえ…
モイラ 「……」様子を窺います
KP
体の力が抜ける。
うまく体を動かせない。
意識に靄がかかる。
KP 魔法使いの体が、くらりと傾く。
エル 「はあ、はあ…………う、」
KP モイラが咄嗟に手を伸ばせば、その体は想像以上に冷たく感じるだろう。
エル 「…………うう……」
KP
気づけばあなたはあの女と2人、この場にいる。
いつも通り、あなたは婚礼衣装を着ている。
KP
まだ、まだ殺してはいけない。それは重々承知している。
しかし、少し、味見ぐらいは構わないだろうか。
指先だけなら。
そう考え、その指先を口元に持っていく。
ああ、美味しそう。
その指先に歯を立てようとして、ハッとする。
また、おかしくなっていたようだ。
SANc2/1d5
KP
目の前の女は、とても苦しそうだ。
だがその目は昨日のように、あなたへの憎悪には濡れていない。
穏やかな感情を宿していた。
???? 「とうとう、最後になっちゃったわね」
モイラ 「エル……!」支えます
???? 「これで終わりだけれど、あなたはこのあとどうしたいの?」
モイラ CCB<=59 【SANチェック】 (1D100<=59) > 24 > 成功
モイラ 「……あ」
????
「………そう、そうねぇ、いいわね。
じゃあ、早く終わりにしましょう」
KP
当たり障りのない話をしたあと、彼女は燭台に火を灯す。
危なげなく魔法を使うその姿は、自分よりも幾分かこなれており
何故だか妙に納得してしまった。
火がつけば、あなたの身体はあなたの意思に反して動き出す。
やめろ、やめろ、やめろ。
何度止めても少しも言うことを聞かない。
細い首に、手が伸びる。
その女性は、驚いた顔をしながらも抵抗という抵抗はしなかった。
恨み言も、吐くことはなかった。
ただ、ひとことあなたに
???? 「……ごめんなさい」
KP
と伝えると、ぐったりとしたまま動かなくなった。
あなたには悲しいや申し訳ないと言う感情が、何故だか微塵も湧かない。
新鮮なうちに、食べてしまおう。
化け物じみた考えが脳裏を占める。
一口、指先を齧ってみれば今まで食べた何よりも美味しい、そう感じた。
次第に、もう一口、一口、と食べる速度が上がる。
──気づけば、あたり一面血に塗れていた。
ご馳走様でした、と、何となくそう思う。
SANc2/1d5
モイラ 57、あと1……
エル
CCB<=79 【SANチェック】 (1D100<=79) > 61 > 成功
SAN値79→77
モイラ す、とエルを壁にもたせかけてから離れます
KP
雨の音しか聞こえない。
あなたたち2人は微かな燭台の灯に照らされて、その場にいた。
あなたたち以外は誰もいない。
逃げてしまうこともできるだろうが
少なくとも、まずはこの場を離れなくてはいけない。
エル これは、私は意識を明瞭に取り戻していい感じかな……?
萩原 精神分析、フルチャン使えずに発狂するわね
KP
そうですね。
状況がはっきりと分かる程度には、覚醒していいだろう。
エル 「……う。……モイラ……?」はっとしたように顔を上げて
エル
ああそうか、彼女は先代の魔法使いか。
私が食べてしまった、殺してしまった魔法使いか。
そりゃあれだけ私のことを憎んでいるはずだよな……
モイラ
「……」青い顔をして自分の口元を隠している
「……これを全部点したら、私たち、どうなるのかしら」
エル
「…………」
「思い出したよ。これが夢でも幻覚でもないならだけど。私は……」
モイラ 「?」
????
(迫害してくる人間のことは好きではなかったけれど
あなたを憎んではいなかったわ、エル)
エル 「最後の火を灯したとき、私は魔法使いを食べた。体の制御も心の制御も効かなくなって、あんなに穏やかに笑いかけてくれた彼女を……」
????
(だって、あなたを食べるのを躊躇ったくらいだもの。
長い間、こうして見守ってきたのだもの。
……憎んでいるはず、ないわ)
エル 「私は狂っていた。元々おかしかったのでなければ、最後はそうなるようにできているのかもしれないね……」
モイラ
「……狂って」
「…………」
「明日、どうする?」
「逃げる?点したらどうしてもそうなってしまうなら……そうするしかないと思う」
エル
「あはは。そうだね。いっそ君の村に行く前に逃げてしまおうか」
「村人の謀りに気付いた悪い魔法使いは、花嫁を連れ去り二度と村には帰りませんでしたとさ。……おとぎ話としては上手くできていると思うよ」
エル ……魔法を使えば可能だとは思うけど。できるのかな……?
モイラ
「……今はやめて」
「動ける?私にできることはない?」
KP
どういう形で逃亡を図るのかにもよりますが
大体1d20~1d30程度が基本で、そこから加算されていく形でしょうか。
エル 「……そうだね。下で水を一杯もらえるかな。たぶん、まだ動けるはずだから」
モイラ 「……わかったわ」水を汲んできます
エル
うーん。
・夜の内に普通に逃げ出す
・透明になって逃げ出す
・瞬間移動で逃げ出す
・私が馬か何かに変化して逃げ出す
今のところ思いつくのはそのくらいかな。メモ程度に…
エル 「ありがとう。……ねえ、モイラ」水を受け取りながら
モイラ 「なに?」
エル 「私のそばにいた幽霊って、白い髪をしていた?」
モイラ 「…………ええ」
エル
「そうか。きっと、私に殺された魔法使いだね」
「とても私のことを恨んでいるのだろうね……」
モイラ
「そうは見えなかったわ」
「……言ったじゃない、親しげだったって」
KP
参考までに
基本値 【魔法】成功で1d20/失敗で1d30
・夜の内に逃げ出す:天候が悪いため、ある程度は変化させる必要があるだろう。基本+1d10+5
・透明になる:二人分透明にするならば一人当たり基本+ふたりのSIZ(22)+1d10+5
・瞬間移動:同上
・動物に変化:基本+変化させる人物のSIZ(11)+変化する動物のSIZ+1d10+5
でしょうか。
エル
「そうか……」
「私は、死ねと何度も繰り返し呟いている姿を見たよ。それが誰に対してなのか分からなかったけれど。……順当に考えれば対象は私かな、と思って」
エル はは!それでもギリギリ生きていけるだけの寿命はあったりなかったりというところかな……
モイラ 「あなたの眠ってた罪悪感ではないの?」
エル 「……そうかな……」
KP 組み合わせる場合は、基本値以下の寿命消費が加算されます。
エル 「……ねえモイラ、やっぱり、逃げてしまおうか」
モイラ
「……うん」
「そうしてくれる?それで、私がダメだったら、私からも逃げてね」
エル
たとえば寿命を使い切ってしまったとき。
……かけようとした魔法は、かかるのかな?
KP
あなたの命と引き換えに。
ただし、【魔法】に失敗した場合はその限りではありません。
エル では十分だ。彼女だけでも逃げ果せてくれればそれで。
モイラ 「私多分ひとりでも平気だし、自分のためにひどいこともできるけど。一緒にケーキを作った人を食べて失くすのは、悲しいから」
エル 「はは、まったくだ。私のようなものが後から入っては、あの美味しいケーキ達にも失礼だからね」
モイラ 「……」
エル 「さて、モイラ。私が思いついた逃亡方法は四つある。その一、今この夜闇に紛れて普通に逃げてしまう。その二、透明人間になって逃げてしまう。その三、瞬間移動で逃げてしまう。その四、私が馬なり何なり動物に化けてモイラを乗せて逃げてしまう」
モイラ
「そうね、今歩いて逃げればきっと足音もまぎれるわ。でも魔法は……あなたの体が心配ね」
「そもそも普段どういう力を使ってるの」
エル
「では今すぐ出る準備をしよう」
「どういう力……?どういう……洗濯物を乾かすために風を吹かしたり?君に汚水を浴びせた村に雷を落としたり?……そういう話ではない?」
モイラ 「落としたのね……ええと、何を消耗してるのかしらって。走るには足の力が必要で、計算するには頭の力?が必要でしょう」
エル
「……そうだね……」
「それは逃げてから教えるよ。ほら、夜の内に見つからないところにまで行ってしまいたいだろう?」
萩原 精神分析の使い所探ってるのよう……いやこっからバカスカ減って普通に振ることになるかもなんだけど
モイラ 「……わかったわ」
エル では手早く荷物をまとめて、出る準備をしようか。
エル
ということで……
夜の内に逃げ出す。私達の周囲だけ雨を降らせないように。
ということになるのかな?
モイラ 荷物を持ちます。外の様子は?
KP
では、あなたたちは持ち運べそうな食糧をかき集め
支度をするべく、最低限の荷物をまとめにそれぞれの自室へ一度戻る。
KP
耐えるしかない。耐えるしかない。
祝祭を続ける限りは、明日まではなんであろうと、この体は耐え切るのだろう。
ああ、気が狂ってしまいそうだ。
こんな苦痛を受けるのは、いつぶりだろうか。
死に一歩、一歩近づくたびに、恐怖が胸をくすぐる。
長い間縁がなかったそれは、すぐ身近まで迫ってきている。
怖くなんかないと思っていたのに、いざ自分の番がくれば気が狂う様な恐ろしさを感じる。
どうすれば、どうすればまたこれから逃げることができる?
この場から逃げ出すことだろうか?
否、そのような浅い考えは間違いだ。
──人を、人を食べれば、恐らくは。
そのような思考が首をもたげる。
SANc2/1d5+1
寿命を-1d20、【POW*2】を振ること。
エル
CCB<=77 【SANチェック】 (1D100<=77) > 88 > 失敗
1d5+1 (1D5+1) > 4[4]+1 > 5
あ〜!!
SAN値77→72
KP
1人になると、頭の声が大きくなる。
一緒に逃げるだなんて、とんでもない。
やっぱり食べてしまおう。
どうせ有害な化け物だ。
殺してしまうのだから、殺すのだから、構わないだろう。
魔法使いはどんな味がするのだろう。
夢の中で村人を貪っていたあのひとは、ひどく楽しげだった。
きっと、ひどく気分がいいんだろうな。
SANc1/1d5、追加で【POW*5】を振ること。
エル
1d20 寿命 (1D20) > 9
寿命60→51
KP では、POWロールの前に【アイデア】をどうぞ。
エル CCB<=70 【アイデア】 (1D100<=70) > 49 > 成功
モイラ
CCB<=57 【SANチェック】 (1D100<=57) > 58 > 失敗
1d5 (1D5) > 4
うわ、不定
エル コラコラコラーー!出目SAN値と逆だったら…うう
モイラ
CCB<=(14*5) 【POW】 (1D100<=70) > 72 > 失敗
現在53
KP
では、一時的発狂ですね。
どちらにしても内容は同じになるので、POWロールは結構です。
エル あっ(察し…)
KP 不定内容についてはおまちください。
モイラ はい
KP
我慢ができなかった。
逃げるはずの身支度もそこそこに、ふと、隣の部屋の前まで来てしまった。
後戻りはできない。
必要もない。
だってこんなにお腹が減っているんだ。
仕方がない。
ここまで持ったことを褒めて欲しいぐらいだ。
SANc0/1d4
エル
CCB<=72 【SANチェック】 (1D100<=72) > 86 > 失敗
1d47 (1D47) > 40
!?
1d4 間違えました (1D4) > 3
KP
到底この化け物じみた感情を抑え込むことはできなかった。
手近にある武器になりそうなものを探す。
素手では、不利だ。
いくら化け物とはいえ、あれだけ弱っているなら
武器があれば殺して食べることができるだろう。
ああ、楽しみだ。楽しみだ。
こんなに心が踊ることが今までにあっただろうか。
SANc1/1d4
エル SAN値72→69
モイラ
……ああ、そう。そうね……あは
CCB<=53 【SANチェック】 (1D100<=53) > 69 > 失敗
1d4 (1D4) > 4
エル ところでですが私、72時点で不定でしたね……
モイラ 49
KP
おっと……不定内容についてはこの後にしましょうか。
モイラの処理が終わり次第、メインで進行します。
萩原
おっと逃げると言ったのにな……
ごめんねえエルさん……
エル あーーーん!怖い!!
KP
KP
モイラが自失の扉を急いた様子で開く。
その手には狩りにでも繰り出すかのようにライフルが握られているのを
エルは『モイラの自室のすぐ手前』で認めることだろう。
摘みたての木苺と、朝ぼらけの空の色をした目は、どちらも狂気に染まっていた。
次回、【戦闘開始】です。
エル あーーーーーーーー(両手で頭を抱える)
モイラ ごめんなさい……
エル
いや、いや、これ双方あかんやつだから。
私もあかんやつだから。ごめん……
KP
【戦闘ルール:発狂及び、POWロール両失敗】
まず戦闘を挟み、自身のHPが3以上減ったら【POW*5】を振る。
成功すれば相手に【精神分析】を行うことができる。
これをR毎に行い、両者成功する、またはどちらかが死ぬまで続ける。
萩原 いや〜〜あははははっ!!
たいぞう あっはっはっはっは…精神分析(ライフル)?
萩原 ここかあ〜〜そゆことねっ
けみかえる そういうことでした!
萩原 すんません飛び道具持ちばっか連れてる私を許して
エル かっこいいじゃんライフル…
けみかえる まあ使う武器は選んでもろても(こぶし初期値とかでも)いいですからね……
萩原 へへ、ありがとうございますなるほど〜〜
萩原 あ、いいんすね
エル 私はモイラに初期値のコブシすら向けたくないよ〜!あーん!
萩原 いやなんやかやで神話生物相手取ることになったら要るかなってえ
けみかえる ワンチャンライフルはエルさんが消し飛びますからね……
エル 3以上減らしてもらえればあとは気合いでPOW成功させるから、と思ったけどライフルじゃ死ぬか…そりゃそうか…
萩原 拳振りますから!
エル ライフルのあの持ち手のとこで殴ったらダメージいくつになります???????
萩原 杖かな
けみかえる 初期値25、1D8+dbですね
萩原 やっちまう。グーでいきます
エル 目の覚める1発期待してるね…
KP
ちなみに魔法を使うこともできます。
2d3寿命消費で1d6~1d8、消費寿命を増やせばその分増えます。
萩原 こういう都合悪い戦闘での出目が異様にいいと評判の私を信じないでください
エル それこぶしの方がマシなやつじゃないか……
エル そーれ最大値!最大値!(手拍子)
萩原
みいいいいいいいい
ま、また明日……
生きて帰ろうねエルさん……
エル
生きて帰ろうね、これが終わったら逃げよう……
逃げられるのかな……
KP
ということで、六日目はここで栞を挟みましょう。
この流れですと、おそらく明日で最終回になるかと思われます。
どうぞ最後まで、あなたたちの物語を楽しまれてください。
本日もお疲れ様でした。
萩原 明日……
エル また明日もよろしくね!お疲れ様でした!
萩原 お疲れ様でした……!
けみかえる お疲れ様でした! 頑張って死からも殺人からも祝祭からも逃げましょう!
エル
メモ:逃げられるなら、「花嫁が村を捨てて悪い魔法使いと駆け落ちした」みたいなおとぎ話にならないよう、最大限悪役ムーブのメモを置いてから逃げる。
お前ら私のこと殺そうとしたな!ムカつくから花嫁はもらっていくぞ!後悔しろバーカ!(意訳)的なやつ。
明日までに考えておこうね……
KP 承知いたしました。楽しみにお待ちしております。
けみかえる こんばんは、お疲れ様です!
エル
お疲れ様ーー!
CCB<=5 【製作:木苺ジャム】 (1D100<=5) > 52 > 失敗
神は言っている。そんなことをしている場合ではないと。
けみかえる ふふ……マイルド演出用(?)……?
モイラ はいはい
エル えへへ…(鍋に蓋をしながら)
けみかえる
ということでいよいよ最終回……になるかと思われます!
本日もよろしくお願いいたします!
エル よろしくお願いしまーす!
モイラ よろしくおねがいします!
KP
「遙かなるあなたへ」七日目
祝祭四日目を終えようという夜、エルとモイラはこの祝祭からの逃亡を決意する。
しかし非常にも、その尊重されるべき意思を阻害するのは
他ならぬお互いの、抑えきれない衝動だった。
【戦闘開始】
二人のHPのみ開示いたしました。
また、DEXが同値であるため、まずは1d100をお振りください。
エル
1d100 (1D100) > 100
え?
KP !?
エル ……2回殴っていいよモイラ……
モイラ 1d100 (1D100) > 10
KP きりのいい数字達……
モイラ なに??
エル ダイスの女神の何らかのメッセージを感じる。
KP
では、行動順はモイラ→エル。
また、ファンブルの値のため、エルはこのターン回避行動をとることができないだろう。
1R
モイラのターン。
モイラ ……黙らせるために殴ります
KP どうぞ。
エル 私まだ何も言ってないのに黙らされるのか……(これはボヤキ)
モイラ CCB<=50 【こぶし(パンチ)】 (1D100<=50) > 20 > 成功
エル 筋の良いパンチだね……
KP
回避不可攻撃
1d3ダメージをどうぞ。
モイラ
1d3 (1D3) > 3
やった!
system [ KP ] エル : 13 → 10
エル えらい!!!!えらい!?
KP
モイラは思いのほか至近距離にいたエルに対し、猟銃ではなく己のこぶしを振り下ろした。
エルの左頬に強烈な一撃が見舞われる。
目の中に火花が飛び散ったと同時に、あなたの衝動はふっと揺らぐだろう。
エルは【POW*5】をどうぞ。
けみかえる ぴったり! とてもえらい……!
エル
「っぐあ……!?」
CCB<=(18*5) 【POW】 (1D100<=90) > 71 > 成功
モイラ 神よ
エル 神も味方してくれてるんだよ、きっと。
KP
揺らいだ衝動は、炎の勢いが衰えた煙のように、そのまま闇の中へ立ち消えていく。
それと同時に、モイラが先程までのあなた同様に何かの衝動に支配されていることが分かるだろう。
次、エルのターン。
このターンから、モイラに対して【精神分析】を使用する事が可能だ。
モイラ お願いいたします
エル
「いった、え、パンチ重……っ」思わず左頬を手で押さえながら
「モイラしっかりしなさい!こんなところでやり合っている場合じゃないだろう!」精神分析試みます!
KP どうぞ。
エル
CCB<=81 【精神分析】 (1D100<=81) > 84 > 失敗
く、クリチケを!!使わせてください!!
KP 1枚消費の上、振り直しをどうぞ。
エル CCB<=81 【精神分析】 (1D100<=81) > 55 > 成功
エル よっしゃーーー!!!
エル クリチケ:3→2
エル 「まずはそのライフルを置こう。……今はそのときじゃないよ。分かるだろう?」
エル ふわ…ふわ…こういうとき何言ったらいいのか分かんないよな…
モイラ 「……っ」
KP
エルの声が焦りを滲ませたものから、少しずつ落ち着いた色へと変わっていく。
それと同時に、心が躍るようなモイラの衝動もまた霧散していくだろう。
モイラ 「……エル」
KP
お互いの目を見れば、先程まで宿っていた狂気の光は消え失せていることに気付くだろう。
【戦闘終了】
モイラ ……
モイラ ありがとう
エル 「…………モイラ、気分は落ち着いたかい?」
エル
こちらこそ…良いパンチだった…
初ターンで理性取り戻せたのは大きいぞ。
けみかえる
必要最低限のダメージで……とてもえらかったです!
お疲れ様でした……!
エル 「えらそうに言いながら私も、君の拳が無ければ今頃何をしていたか分からないんだけどね……」はは…と笑いながら
モイラ 「……ごめん」
けみかえる はっ……モイラちゃん! こっち雑談欄です……!
モイラ 「……ごめん」
エル
「いいや、こちらこそ。恐ろしいものだね、私も耐えられるつもりでいたのに飲まれてしまって……大事になる前にお互い理性を取り戻せてよかった」
「一人になるとあの衝動が起こるものなんだろうか……そんなことはないよな……」
「……出る準備はできたかい?私はあと少しなんだけれど」
モイラ
……
「……すぐ、でられるはずよ」
エル 「そうか。分かった、私も今度こそ荷物を取って来るよ」
KP
その後はそれぞれの自室で荷物を再度まとめ
出発の支度を済ませることができるだろう。
KP
それでは逃亡魔法ですね。
基本値 【魔法】成功で1d20/失敗で1d30
・夜の内に逃げ出す:天候が悪いため、ある程度は変化させる必要があるだろう。基本+1d10+5
エル よーし!任せてくれ。私今日出目がいいんだ(自己暗示)
モイラ ……
エル CCB<=(18*5) 【魔法】 (1D100<=90) > 71 > 成功
KP では1d20+1d10+5の寿命消費。
エル
1d20+1d10+5 (1D20+1D10+5) > 7[7]+9[9]+5 > 21
概ね平均値。
寿命51→30
KP また、塔に残しておきたいメモがあれば承ります。
エル
ふふ。きちんと考えてきたとも!
『あなた方の謀略にはほとほと愛想が尽きた。
巡礼を最後まで執り行う義理もない。私はここで降りさせてもらう。
美しい花嫁も二度とあなた達の村へ帰ることはないだろう。
魔法使いの遠出には食糧が必要となるのだから。』
KP
いよいよ出立だ。
あなたは残酷なまでの冷静さを取り戻したまま、再度荷物の確認をすることができる。
何かやっておきたいことはありますか。
エル
書き置きはこんな感じでどうだろう?
花嫁はもういませーん!探しても無駄でーす!をアピールしていくぞ。
なるべく目立つところにそれとなくメモを残したら、あとは忘れ物の無いように気をつけつつ部屋を出ようかな。
KP
風に飛ばないように重しになるものをメモの上に置き
あなたは塔の自室を後にすることだろう。
KP それぞれの自室でやり残した事がなければ、いよいよ出発だ。
エル 「準備はいいかい?モイラ」
エル
とはいえ本当に食べてしまっては困るからなあ。
やっぱりどこか安全なところまで連れて行ったら私は別方向に向かうべき……なんだろうな。
モイラ 自分のしたことは受け入れられないけど……でるわ
エル なるべく人のいないところに。山奥とか、無人島とかそういうやつ。
エル 逃亡前じゃなかったらお茶淹れて落ち着くまで待ったんだけどな…ごめんね…
モイラ 「……ごめんなさい」
モイラ やっておきたいこと……
エル 「……こちらこそ。本当にごめんね」
モイラ エルのためにジャムをとっておくわ
KP
あなたの荷物には、魔法使いを殺す武器ではなく
あなたたちを守り得る武器と、わずかばかりの食糧が詰め込まれている。
そしてそこへさらにひとつ、魔法使いがこよなく愛するジャムの入ったビンが加えられることだろう。
モイラ 「……」俯く
エル 「本当はね。私にもあの衝動は巡礼が始まってからずっとあって。……耐えられると思っていたし、耐えてみせると思っていたよ。でもあの瞬間、君の部屋の前まで行ってしまった。自分の精神力を過信していたみたいだ」
モイラ 「どんなことを思ったの?」
エル
「……“美味しそうだ”……かな」
「あの魔法使いは美味しかった。だから君もきっと、……って」
モイラ 「……おんなじね」
エル 「そうか。……ここから逃げても、その衝動が無くなる保証はない。だけどこのまま巡礼を続けるよりマシな結果になると信じてるよ」
モイラ 「……うん」声を震わせる
エル 「……さあ行こう。悪天候は姿も足音も消してくれるとはいえ、私達の周りだけでも歩きやすくしなければ。見ててモイラ」
モイラ 「…………?」
KP
エルは一度、自身の指で白みそうなほどに片手をぐっと握り込んだ。
少し眉根を顰めた後広げれば、ぽう、と春の木漏れ日にも似たあたたかな光の球がその手から放たれる。
それはエルとモイラ、ふたりの体をくるくると回りながらいたずらに足元から撫で上げて
最後にあなたたちの頭上で一際大きな光を放つと、小さな光の粒子となって花火のように弾けた。
エル
きれいな描写、本当に助かる……
できる魔法使いになった気分だ。できるんだけど!できるんだけども!
KP
あなたたちの周囲がほのかな光に照らされる。
そのまま外へ出てみると、不思議と雨粒があなたたちを避けるように降ることだろう。
KP
あなたはもう、そう何度も大きな魔法は使えないだろうということを自分でも悟っている。
だからこそ、この奇跡の演出にはあなたの魔法使いとしての全身全霊をかけたことだろう。
記憶になくとも、これまであなたが祝祭で用いた魔法のどれよりも、大がかりな魔法だった。
エル 「これで雨に打たれて寒い思いをしなくて済む。こんなに魔法が使えてよかったと思うことってそうそうないよ」ちょっとおどけたように笑い
エル (ありがとう……ありがとう…………)
モイラ
「……」
ぽかん、と光景を見ている
エル
せめてこの逃走劇はおとぎ話に出てくるように、ロマンチックにいきたいからね。
……モイラに見せてあげられる魔法もこれが最後になる可能性がある。できることなら一生覚えていられるほど美しい魔法を見せてあげたかったんだ。
火を灯した瞬間の嫌な感じばっかり印象に残っていては悲しいからね!
KP
一歩、二歩踏み出しても、あなたたちが濡れることは決してない。
雨音はあなたたちの足音をかき消し、夜闇はどこまでもあなたたちを覆い隠していた。
あたたかく美しい光はあなたたちを楽しませるように時折色を変えながら
進むべき道へと自然に導いてくれることだろう。
永遠に心に残る奇跡、本物の魔法が
確かにそこに現実として共に在った。
モイラ ……うん
KP
あなたたちは逃げる。逃げる。逃げる。
夜の雨のただ中を歩いて行く。
気づけば、あたりには誰1人いなかった。
どうやら森に逃げ込んだらしい。
枝や葉が揺れる音、自分たちの穏やかな呼吸だけが木霊している。
生きている、という感情だけが自分たちの心を占める。
モイラ ……エルみたい
KP
このまま森を抜ければ、あなたたちを知らない
そしてあなたたちも知らない土地が待っていた。
あなたたちは、これからどうするだろうか。
2人で各地を彷徨ってもいい。
2人で静かに暮らせる場所を探すのでもいい。
勿論、1人ずつ何処かに向かうのでも、あなたたちの自由だ。
モイラ 「……エル、どこいきたい?」
エル
「そうだねえ、私はあの高台のある付近しか見たことがないから……」
「海だ。海が見たい。モイラは?」
モイラ 「海……」
エル 「文字での情報しか見たことがないんだ。せっかくこんな遠くまで出てきたんだから見に行きたいな」
モイラ
「私」
「私も、見に行きたい」」
エル
「決まりだ!行こう」モイラの手を取り
「…………」
「駄目だな、私は。もしかしたらモイラのそばにいるべきではないのかもと、モイラを安全なところまで連れて行ったら別れた方がいいのではないかと、ずっと思ってきたんだけど」
「ここまで来てまだ、もう少しだけ一緒に居ていいかなって思っちゃって……」
モイラ
「……」
「……でも」
「……わたしたち、他にいるの」
エル
「……居ないね。誰一人自分を知っている人がいないというのも、なかなかどうして、心細いものだね」
「……だから。という訳ではないけれど、もう少しだけ、そばに居てもいいかい?」
モイラ 「……うん」
エル 「よかった!……私、こう見えて新天地での生活にワクワクしているんだ。隣に君が居てくれるならきっともっと楽しいんだろうなと思ってるよ」
モイラ 「……ほんとうに?」
エル
「本当に!これは魔法使い歴600年の勘が告げてる」
「……なんて」にへ、と笑って
モイラ 「……あやしいわ」くす、と微笑む
エル
「ええ?間違いないって〜!」
「そうと決まったら海辺の街にでも向かおう!まだ少し歩くかもしれないけど、ここからなら途中で寄り道しても誰にも見つからないだろうし」
「で、海に飽きたらまた次の目的地を考えよう。選択肢は豊富だぞ〜」
モイラ 「……うん」消え入りそうな声で
KP
あなたたちは手に手を取り合って、歩き始める。
繋いだ手はあたたかく、未知なる世界への一歩を踏み出すのにこれ以上心強いものは無かった。
見たことも無い海の色、聞いた事のない波の音、潮風、というもののかおりに思いを馳せて
どこまでも足取り軽く、あなたたちは歩みを進めることだろう。
モイラ ……
エル モイラ…浮かない顔だな…?だなな…?(おろ…)
KP
一晩中歩いて疲れ切った頃合いで、あなたたちはひとつの小屋を見つける。
誰もおらず、簡素な家具がいくつか置かれているだけのそこに
ひとまずは身を寄せて休むことになるだろう。
そこには、ひとつの何の変哲もない燭台が置かれていた。
朝日は窓から差し込めど、どうにも暗い部屋だ。
明かりが必要だ、と思うだろう。
しかしこの燭台は塔のものとは異なり、祝祭用のものではない。
あなたたちのどちらもが、この燭台に火を灯すことができる。
エル おお……?
エル 「うーん。どうもこの部屋は暗くて目に悪い。……燭台……ならあるけれど……」今はあんまり見たくないものだなと思いつつ
モイラ 「……」こわいなあ。とおもいながら見つめている
エル 「まあ、とはいえ……アレと違って魔法でなくても火はつきそうだよ。マッチか何かあるかい?」
モイラ マッチ、ある?
KP あなたが一日目の塔で燭台に火を灯そうとしたマッチの残りが、荷物の中にあるだろう。
モイラ ……だすけど、こわいわね
エル これは確認だけど、他に明かりにできそうなものはないんだよね?
KP 辛うじて使えそうなのはこの燭台だけである。
エル なるほど。
けみかえる
蛇足だったかな……
あの、アドリブで生やしているだけなので、本当に何もありませんよ……
エル 「モイラ、一本もらうよ。……少し下がっておいで」火をつけよう
モイラ 「……わたしつけるわ」
エル
あっ!!!そうだったの!!!
いやスミマセン…勝手にヒトコロスイッチを見たような気になってしまって…
エル 「本当に?……わかった、任せるよ」
モイラ マッチに火をつけます
KP
モイラは慣れた手つきでマッチを擦り、その炎を燭台に移す。
古ぼけた蝋燭はぱちぱちと不純物が燃える音を立てながらも
暗くさびしい室内をあたたかく照らした。
エル ……しばらく様子を見ているよ。
モイラ 無表情で火を見張ってます
KP
それは奇跡でも魔法でもない、文明が人間にもたらした炎だ。
あなたたちを毎日襲っていたような、苦しみを伴う異変は一向に見られない。
やがて揺れる炎を見つめていれば、知らず知らず緊張の糸もほぐれていくことだろう。
ああこれで、逃げ延びる事ができたのだ、という実感を得ることができたのだ。
あなたたちの祝祭は、人々の犠牲の上で成り立っていた巡礼は、たしかに今終わりを告げた。
エル そっか…これが私達の灯すべきだった最後の一個の代わり、ってことね……
エル
「…………ふー……」詰めていた息を吐き出し
「何事もないかい、モイラ。私は特に変わりはないよ」
モイラ 「_……無い、と思うけど」
エル 「それならよかった。……やはりあの妙な衝動や幻覚は、あの燭台か、いや塔か?その辺りの作用だったのかもしれないね」
モイラ 「……うん」
モイラ
エル 「私達、逃げきれたんだと……思っていいのかな。完全に」ニヤッと笑って
モイラ
モイラ 「…………逃げ、た?」
エル
「……うん。あの祝祭からも、塔からも、村からも」
「何もかもから解放されたのかな。どうも実感が湧かなくてね」
モイラ すみませんあたま壊れてました
モイラ 「……わたしも、わからないけど、ほんとに?」戸惑ったように
エル だ、大丈夫かい?お茶飲む?(おろ…)
けみかえる
はわわ……ゆっくり、ゆっくりで……
いらんことした……
萩原 すみません、大丈夫です
エル
「だといいなという希望的観測だけど。……少なくともほら、ここらではね、私を見て魔法使いだーって顔する人がいないし」
「私達を知らないところへ来たんだなって」
モイラ
「……うん」
「……」泣きそうな顔をする
エル 「……不安だったかい?」ちょっとおろ…っとしてから
モイラ
「……ううん」
思っていたより平気みたい。、ありがとう」
エル 「そう。よかった」
モイラ 海……
モイラ 「……ごめんなさい」
エル 「?何を謝ることがあるの」
モイラ 「……かばわれたから 」
エル 「……そうだったっけ?」
モイラ 「………から目を目をそらす
エル
「……そうだったかなあ」
「とにかく、これからは未来のことを考えよう。もう今の私達は花嫁と魔法使いじゃない。ごく一般的な旅人のモイラ・カーソンと……ルツ=メーレスアルゲだ」
モイラ
「……え?なにその名前、初めて聴いたんだけど」
エルはどこにいったの?
エル 「うん、600年ぶりに口に出したよこの名前」
モイラ 「る、ルツ?」
エル
「そう!Lutzでルツ。エルは頭文字さ」
「まあ呼び方はエルのままで構わないよ。一度は捨てた名前だからね」
エル
私実は元々人間でお医者さんで離婚歴があって〜から始めた方が分かりやすかったかな?
(混乱させるだけな気がする)
けみかえる 突然の情報量…!
エル 「……つまり、明日からはもう新しい世界に来たものと思って生きていこう、ってこと」てへ、と笑って
エル
600年も生きていればこのくらいの情報量はね!
……ん?でもこれ魔法使いになる前の情報だな?
けみかえる 今後の未来>>>人間としての30年>魔法使いとしての600年……
エル
大事大事!
魔法使いの前に人間として生きた30年と同じだけの寿命が残っているというのもなかなかエモいんじゃないか?
たいぞう 桐さん……?
けみかえる
桐さん大丈夫かな……?
連日のお疲れが……
一応でぃすこに掛けてみましたが、応答がなさそうですね……
たいぞう
あらま……
ど、どうしましょう。ここで締めちゃいます……???
けみかえる
本当にあとはいいところで〆るだけだったので……
もし必要であればいつか後日談として海にいくRPをして……という形で
一度エンドに行く……でも良いですかね……?
たいぞう
そうですね……!
いつか日程が合えば後日談か、どこかで対談形式でお話し合いを……という形で一度締めてしまった方がスマートかな?と思ったりします…
けみかえる
承知いたしました……! ありがとうございます!
では桐さんには大変申し訳ございませんが
締めの文章を挟ませていただきますね。
たいぞう どうぞよろしくお願いします…!
KP
呆気に取られたままのモイラに、エルが笑いかける。
それに対してモイラがどのような言葉を返し、表情を見せたかは
エルだけが知っていることだろう。
これからのあなたたちの人生は、どうなるのか分からない。
劇的な何かがあるかもしれないし、ないかもしれない。
ただ一つわかるのは、あなたたちの物語は誰にも語られることがない。
それだけ。
あなたたちはまだ生きている。
完成されていない物語は、誰にも語ることができないだろう。
──あなたたちが生きている間は、ずっと。
★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・
かりそめの奇跡と、はりぼての魔法を
誰も知らない御伽噺と共に
「遙かなるあなたへ」
ED1:遙かなる旅人たちへ
KP:けみかえる
PL
どしがたいぞうさん
萩原桐さん
PC
HO1魔法使い:エル / ルツ=メーレスアルゲ
HO2人間:モイラ・カーソン
あなたたちの物語は、これからも続いていく。
しかしこの度の一幕は、一度終幕と相成ります。
エル、モイラ、両生還継続可能でシナリオクリアです。
お疲れ様でした。
゜・。。・゜゜・。。・゜★゜・。。・゜゜・。。・☆
たいぞう 両生還!継続可能!!やったあ!!!
けみかえる お疲れ様でした……!
たいぞう
ありがとうございます!!
モイラちゃんは強くて可愛くて、KPの描写は綺麗でエモくて、本当に、本当に楽しかった……!!
魔法使い楽しんでやらせて頂きました!!
KP
【生還報酬など】
SAN回復 1d10
▷後遺症
▶︎HO1魔法使い エル 「食人衝動」
狂気を発症した際、あたりの人間を食べたくなる。
これは一時的狂気、不定の狂気と併発で発症する。
精神分析を行うか、誰かの血肉をくらうことで解消することができる。
ただしモイラがいる場合はモイラに対して対象が向く。
▶︎HO2人間 モイラ・カーソン 「食人衝動」
狂気を発症した際、あたりの人間を食べたくなる。
これは一時的狂気、不定の狂気と併発で発症する。
精神分析を行うか、誰かの血肉をくらうことで解消することができる。
ただしエルがいる場合はエルに対して対象が向く。
たいぞう ワッ後遺症!!!!
けみかえる
しっかりばっちり逃げ切ってくださいましたね……!
そう、後遺症……不定の狂気をとりあえず無しにする代わりに
こちらは確定でくっついてきます……
たいぞう あわわわわ……これは永年継続性なんですか……(会員サービスか?)
けみかえる
どうもいつまで、という記載が無く……
もし祝祭をやり切ったとしてもこの後遺症は……
KP
▼背景
それは昔のこと。
私たちPLが認知する限りは旧支配者
または外なる神と呼べるにふさわしい存在がかつてこの地におりました。
誰もがその悪しき神に対して対抗する術は持ち合わせておらず
ただ蹂躙され、惨殺され、悪戯に弄ばれていました。
人々は考えました。
どうしてこんなことになったのかと。
散々頭を回した結果、人々はとある結論に至りました。
神は自分と共に歩む存在がいないから、このように荒ぶっていらっしゃるのだ。
我々人間のように、相手を理解し、共に慰め合う存在がいないから
こんなことになっているのだ、と。
見当違いも甚だしい考えではありましたが
もとより残された人々に、深く考えるだけの正気は残されておりませんでした。
そこからは一瞬でした。
人々はいらない人間、もしくは志願した人間を使って
長く生き、神と共に歩める、神を満足させるような人形を作ろうとしました。
わずかに残った正気では善悪など些事であり
今考えれば荒ぶる神と大差ないことを彼らは行いました。
それほどまでに追い詰められていたのです。
何度も何度も様々のことを行なった結果
長命の不思議な力を持つものが1人、出来上がりました。
それが魔法使いです。
大量の人々の肉を、さらには神話生物の肉を食わせ
たまたま完成してしまった魔法使いは神話生物に捧げられることになりました。
ですがその時、彼らとは別の人々……
いわゆる探索者の手によって荒ぶる神は鎮められていました。
人々はただ化け物を作り上げただけでした。
それでも、人々はそんなこと知りません。
魔法使いが生まれたから、神が鎮まったと考えたのです。
人々は魔法使いに人間を捧げて崇め、奉りました。
ですが魔法使いも元は人間です。
捧げられる人間に情が移ってしまうこともありました。
死にたいと、思うこともありました。
人間を食べないように、必死に自分を抑えても気づけば自我を失い、貪り食うしかありません。
大切に思うような人だって、気づけば胃の中に収まっているのです。
そこで、化け物は自分から命をたつことにしました。
そうすれば全てが終わるはずだったのに安らかに眠るはずだった化け物を
人間たちは眠らせることはありませんでした。
彼らは魔法使いの死体を食べたのです。
死体を食べた人間は、魔法の力を得ました。
最初の魔法使いよりは劣っていたけれど、その力を受け継ぐことができたのです。
ただ、力を得た魔法使いたちは殺し合いを始めました。
1人が強い力を持っていれば従うしかありませんでしたが
複数人が力を持てば1番が欲しくなるものです。
散々争いあった挙句、食べるものもなくなり
身体が持たなくなった魔法使いたちは決まりを作りました。
1つ、お互いには不干渉であること。
1つ、精神が破綻を起こす前に次の人間に魔法使いの力を継承すること。
それから長い時間が経って、魔法使いの1人が残したのが今回の魔法使いシステムでした。
身体が弱り、命が消えるその時に継承を行うように仕向けました。
一方的に人間が貪られるだけでなく
かと言って人間側が貪るわけでもなくどちらにも平等になる優しいシステムでした。
魔法使いという役割が残ればいいので、古い魔法使い、新しい魔法使い、どちらが残っても構わなかったのです。
最初はしっかりとした取り決め通りに行われていたものの
長い時間が経てばまともに引き継がれることはなく、断片的な情報しか残りませんでした。
それでも魔法使いは連綿と引き継がれ、引き継ぎは祝祭という形に落ち着きました。
今回はその魔法使いの継承に、とある村の長がその断片的な情報から計画した魔法使い殺しが重なったことが発端になっています。
たいぞう
なるほど〜〜〜〜!!!
ということは我々、考え得る限りいい感じのエンドにたどり着いた感じなんですかね…???
けみかえる
そうですね……!
一番良いエンドに必要最低限のダメージで辿り着いてくださいました!
たいぞう
やっっったあ!!
えーん……!ありがとうモイラちゃん!ありがとうKP!!
けみかえる
最終日の塔に行くと、燃える塔から逃げたり、逃げた先で村人と戦ったりして逃げたり……
といったイベントが発生します。
193
(ここまでお疲れ様でございました…!
魔法使いさんと人間さんの物語、ワクワクしながら見学させていただいておりました
途中で逃げる が偉かったですね…)
KP
▽魔法使いのシステム
魔法使いの肉体を食べたものが魔法使いになる。
ただし、完全な魔法使いになるためには人1人分を食べ切らなくてはいけない。
不完全なままで魔法を行使するのであれば
寿命の消費が早く一瞬にして死に至る。
▽魔法使い
寿命を引き換えに大量のMPを作り出すことで様々な魔術を使え、自分に捧げられた人間の肉を喰えば寿命を回復できる特異体質を持った人間です。
寿命に関しては命の糧のかかりが非常に良いからと結論づけていますが
前者は完全オリジナルの設定かつ後者も半ば形を借りているだけのため注意してください。
HO2以外を魔法使いが喰らおうとした場合、ルールブックに従いSIZ1につき1ヶ月の寿命が増えます。
これは自分に対して捧げられた(巡礼を共にした)人間ではないからです。
不思議な力を持つといっても人間のため
首を落とされたり、心臓を穿たれたりすれば簡単に死ぬでしょう。
驚異的な回復力などは持ち合わせていません。
▽花嫁/花婿
魔法使いに捧げるための人間。
捧げるための儀式(祝祭)を通過することになるため
HO1から見れば寿命の貯蔵庫的存在。
メタ的な話、HO2がHO1に添い遂げる気があれば
毎日血液を与え続けるだけでHO2が死ぬまではHO1は生きていけると思います。
たいぞう
あっっ村人との戦闘イベントもあるんです!?
それは……しんどかったでしょうね……モイラちゃん的にも、エルの消耗的にも……
藺草さんも見守りありがとうございました!
へへ…魔法使いの先輩……
けみかえる
ご見学ありがとうございました……!
ふふ、魔法使いさんたち……
193
(えへへ……
先輩です! 戦闘は本当につらい)
けみかえる
戦闘つらかったですね……へへ……
エルさんの寿命ならまだ、逃亡に使わなければ余裕があったかもですが……
それにしても途中で逃げるルート、提示はあっても明確な描写が無かったので
あれこれ付け足してしまい……
ちょっと冗長になってしまったかな……反省点ですね……
たいぞう
まあエルもあの使い方ができて満足だったろうなと思います!
それに逃亡描写が……えん……もう大好きで……ありがとうございました……
あーー!薄々分かってはいたのですがやっぱりシナリオ記載は無いのですね!!むしろこんなにたくさん描写して頂いてしまって……とても豪華版……ありがとうございます……
KP
【成長判定可能技能】
・複数回制。技能成功ごとにチェック。
・成長ロール 0/1d10
・クリチケ:1d10確定成長
・ゴネチケ:好きな技能の成長判定0/1d10可能
・初期値成功は成長チェック+確定1d10成功
◆エルさん
目星3
聞き耳3
医学1
精神分析1
クリチケ2
ゴネチケ1
◆モイラ・カーソンさん
目星3
聞き耳2
こぶし1(初期値成功のため、さらに確定で+1d10成長)
ゴネチケ1(RP途中で〆てしまったため……!)
KP
▽HO1の寿命の回復とHO2の身体の損傷
HO2の身体を食べることにより
クライマックスの難所をクリアした陣があったようで
お目安をまとめていただいております。
注意して欲しいのは血液での回復はありません。
怪我をした場合のHPの回復程度はKPの判断で
HO1に入れてもいいですが寿命は回復させないでください。
◼︎表記(HO1側の寿命回復/HO2側のダメージ)
全身▷1d20+500/HO2ロスト
四肢▷1d30/1d8
指▷1d15/1d3+1
眼球▷1d10/1d5
爪や髪など▷1d5/1d2(爪)
▽魔法の規模と寿命の消費
基本的に本編で記した通りです。
ただし、これはクライマックスで魔法使いの寿命が大体20年前後になったことを設定して作られています。
出目によっては50年近くまで寿命が残る、逆にもう4〜5年しかない
なんてこともあり得るためKPの裁量で適宜変えていくことをお勧めします。
導入からクライマックスに行くにつれて
同じ規模の魔法を使っていても寿命の消費が増えていきます。
そのため、導入で使った魔法をクライマックスで使うのであれば消費を倍にする
または+5、+10など固定でつける等で対応してください。
また、魔法使いになったんだから魔法バンバン使いたいぜ!
って人向けに規模と寿命の目安をまとめていただいております。
◼︎表記(魔法の規模▷寿命の消費)
花を咲かせる、水を出す、火を出すなど
(基本的に目の前に少しだけレベル)▷1
人を傷つける
▷1d3
(ダメージとしては1d6〜8くらい相当。
消費する寿命に応じてダメージを上げること)
傷を癒す
▷1d5
(回復量としては1d10相当。消費する寿命に応じて回復量を上げること)
天候を変える、精神を操る▷1d10
けみかえる
こちらこそ七日間本当にありがとうございました……!
またお時間ございます時にゆっくり対話したり、成長判定等を振ったりいたしましょう……!
本日はお時間まいりましたので、一旦解散といたします。
情報等を随時乗っけておきますので、よろしければそちらもお楽しみください。
それでは本日もお疲れ様でございました!
KP
▼NPC情報
▽アルシオ
性別は好きに設定すること。
先代の魔法使い。白い髪に赤い瞳。
一時期人間から迫害を受けていたため、あまり人間のことを好きではない。
魔法使いがどのように生まれていたのかが気になって
調査をしていたことで、ある程度魔法使いのシステムを理解している。
生贄であったHO1を食べることを躊躇して、HO1に食べられてしまった。
不思議なことに未練が何かが関係したのか、長い間HO1を見守ってきた。
簡単な魔法であれば、HO1の体力を行使して使うことができるが
花嫁、花婿に選ばれた人間以外には認知されない。
▽HO2の村の村長
父親から引き継いだ村についての文献で、断片的に魔法使いについて知る。
魔法使いについて
「300年周期で弱る」「人を食べて延命している」「花嫁/花婿は人間」
という情報だけで化け物と判断し、退治することを決めた。
HO2のことは大切に思っている。
そのため、HO2が魔法使いという化け物ではあれど
情に流されてしまうかもしれないと考え
何も考えずに殺せるようにシャンを仕込んだ。
ちなみにシャンの存在は、黒髪褐色肌の美形の村人から聞いた。
たいぞう
背景読んでました!あああ、そう…アルシオさん…そう……
この度は長期間本当にありがとうございました!
本当に本当に自由にやらせて頂きました!
また機会がありましたらぜひ遊びに行きましょうね!
お疲れ様でした!
KP
エル
CCB<=(18*5) 【魔法】 (1D100<=90) > 42 > 成功
そいっ!
けみかえる
わーっきらきら……!
こんばんは、お疲れ様です!
たいぞう こんばんは〜!お疲れ様です!
萩原 こんばんは〜
けみかえる お疲れ様です! こちらではご無沙汰しております!
萩原 寝落ちすみませんでした……
けみかえる
とんでもないです……!
こうしてまた集まることができて嬉しいです!
さて、後日談ですがいかがいたしましょう……
何も準備していなかったのですが
海辺の街に行って何かしらシナリオ的なことをやってから終わります……?
エル
そうだね……
海辺の街でその後の暮らしぶりか何かでもやって……?
萩原 けみさんの負担にならない程度であれば……
けみかえる
了解です!
シナリオフック的な事を思いついてから途中まで書いていたので
書けていないところからぐだぐだになりそうですが……
海辺の街に着いたところから、再びお二人の物語を覗いてみましょうか……!
萩原 しゅごい、ありがたい……よろしくお願いします
たいぞう
わー!ありがとうございます!!
こう、いい感じにエンディングっぽくなったらその辺で切って頂いて大丈夫ですので……どうぞよろしくお願いします!
けみかえる はい! こちらこそよろしくお願いいたします!
KP
★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・
「遙かなるあなたへ」
後日談
゜・。。・゜゜・。。・゜★゜・。。・゜゜・。。・☆
エルことルツ=メーレスアルゲとモイラ・カーソンの二人は
一度身を寄せた小屋で数日間体を休めてから
第一の目的地である海辺の街を目指すことになった。
深い森を抜けた先の、あなたたちの存在を誰も知らない村へと辿り着けば
そこはまだ、海からは程遠い土地であることを知る。
予想以上の、世界というものの広さに驚きつつも
あなたたちは共に支え合い、あるいは先々で出会う人々から支えられて
旅を続けることができるだろう。
人々があなたたちの存在をどう思うかが千差万別であることは
これまでの祝祭の経験から明らかであり
歓迎されれば喜んで世話になり、疎まれるようであれば早めに出立し……
と、いつしかその道程すら楽しむようになっていた。
そうして、海辺の街へ辿り着く頃には、すっかり夏を迎えていた。
鮮やかな青い空に白く大きな雲。空を謳うカモメたち。
遠くの高台からでも見える海の青さと港に浮かぶ船の数
水平線の真っ直ぐさにだけでも、心を打たれるかもしれない。
あなたたちはすっかり慣れた所作で宿を取る。
荷物を置いて身軽になったところで、折角だからと浜辺を目指して歩き出すことだろう。
宿に置かれている街の地図によれば、港を通って浜辺へ向かうことができるようだ。
エル 「モイラ、モイラ。すごいね、今まで嗅いだことのない匂いがするよ」地図を見たり外を見たりそわそわしながら
たいぞう オッ……何やらスマホの挙動が……一瞬離席します!
けみかえる あら……! 了解です! いってらっしゃいませ!
モイラ 「これが海の匂いなのかしらね、河や湖と全然違うわ」
萩原 いってらっしゃい!
たいぞう
戻りました!
な、なんだ…?ちょっと文字打つのが遅れる可能性あります……
萩原 はあいー
けみかえる
なんと……? お部屋が重い……?
了解です!
萩原 私もなんだかラグくて
エル 「港を通れば海の近くに降りられるみたいだ。行ってみよう!」
けみかえる
おや……平気なのは私だけ……?
特に素材を使っているわけではないのですが……
とりあえず要らないスクパネをしまっておきますね
萩原 わ……すみません
たいぞう わー!せっかくのお部屋なのにごめんなさい…
モイラ 「ええ」そわつく横顔を眺めながらついてくわ
KP
あなたたちの居た村とは比べ物にならない程、随分と大きな港町だ。
海に近付けば近づく程、潮の香りがより際立ってくる。
ひとまず港へ着いたところで
【アイデア】を振ることができる。
モイラ CCB<=70 【アイデア】 (1D100<=70) > 51 > 成功
エル CCB<=70 【アイデア】 そわそわ… (1D100<=70) > 97 > 致命的失敗
けみかえる !??
モイラ あれ?
エル なんでェ?
モイラ 知らない猫がいるわ……
エル 出落チワレです…
けみかえる ちいさくてかわいくなっちゃった……
モイラ お腹柔らかそうね
エル 揉んでいいよ……(港の真ん中で大の字)
KP
ファンブル処理はのちほど……。
さて、ここに来るまでに通りかかった市場が随分静かであったことは勿論
港に至ってもまったく人が居ない。
モイラは、見渡す限り船が一隻も出ている様子がないことに気が付く。
モイラ もみ……
けみかえる 日焼けに気を付けて……(もにゅ……
エル もち……もち……
モイラ 「どうしてかしら……ひと気がないわ」
KP エルはあまりにはしゃぎすぎて、指摘されるまで気にならなかったようだ。
エル 「?……ほんとだ。どうしてだろう?今日はお休みなのかな」ふんすふんすしながらただただ海だけを見ていた顔
モイラ かわいいわね、はしゃいでたの
エル 子供のように走り出したいのを堪えてひたすらに海を見ていたんだよ……(てれ)
KP
しんと静まり返った港を横切って、浜辺へ向かおうとする
あるいはその不気味さに一度引き返そうとしたところで
ひとりの青年が声を掛けてくるだろう。
青年
「あんたたち、よそから来たの?
あんまり海へ近寄らない方がいいよ」
エル 「……なんでェ?」これが言いたかっただけ感
けみかえる www
エル このアイコンになったからには言うしかないと思ったと供述しており……
モイラ
「……今日はなにかあるの?」
近づいちゃだめって。あんたら海の魚で生活してるんでしょうに
萩原 ふふ
青年
「最近この街では、夜になると妙な夢を見る人間が多いみたいでさ。
特に漁師とか……海の近くで働いてる人間が話しかけられたり、変な歌を聴かされたりするらしい」
「話しかけられて眠れなくなるのは勿論だけど
中には起きたら怪我をしていたり、夜寝たまま体を引き裂かれて死んだりしてる人もいて……」
「皆怖がって海に近寄らなくなってさ。
それで市場には魚を並べらんないから……ずいぶん静かになっちゃった」
モイラ 「やだこわい、からかってるの?……って風でもないわね、この様子は」青年と港を見比べてる
青年
「当然だろ。
俺もこの街の人間じゃないから、あんたたちに忠告する義理も無いけど」
「ここが活気づいていた頃を知ってるからさー……」
「一時的に身を置いてるだけとはいえ、暮らしづらいのはイヤだし。
どうにかできないかなって調べてるとこなんだ」
エル 「そうか……私達もせっかくだから、ここの街の活気のあるところを見てみたいものだなあ」海をチラッ……
エル ワンチャン私魔法使いだから何とかならん?という謎の自信がある顔をしているところ。
モイラ 「調べる、ね……雲を掴むような話だけど。それこそここの人たちはどうしてるの?」
モイラ また余計な体力を……エルらしいけれどね
エル 「確かに。商売上がったりだろうし、こうも海に近いと近寄らないのも難しいだろうにね」
青年
「ひとまず漁に出るのはやめて、市場や店の手伝いだとか、出稼ぎだとかに出てるらしいよ。
不気味だからって、この街を本気で出て行っちゃった人も何人かいるんじゃないかな」
エル 「それは……あんまり長引くといつか本当に街に人がいなくなってしまいそうだね……」
モイラ 「ふうん……どうする?エル、浜辺にいくのはやめにする?」
エル 「えっ!!!」思わず不満のクソデカ声
青年 「えっ」びっくり
エル 「……こほん」ちょっとバツが悪そうな顔
エル 私、この3ヶ月でえらく子供返りしてないか?
けみかえる ふふ……かわいいね……
エル もう〜こんなのでは困るよ私、600歳超えのいい歳したシニアなのに……(シニア?)
モイラ 「え!!じゃあないわよ。気味悪いじゃない!それにあんた、ただでさえ……ううん、とりあえずへんなことになったらやだし、宿の人にこの街のこと聴くとか……あるでしょ?」
エル 「むう……確かに……無策で飛び込んで大変な目に遭っても困るからね……」ぐうの音も出ない顔
萩原 急激に猫かぶりが取れたねモイラ……
青年
「そうだな……
浜辺に行くなら、何かしらこの問題が解決してからにした方がいいかも?」
「折角なら、賑やかなこの街の空気を感じながら
船の行きかうこの海を見てほしいしな!」
モイラ 「そう、ね……因みにあなたはその、変な声とか夢とか覚えはあるの?」
エル 「問題を解決か……」さすがにライフルでは何とかならないよな……
モイラ そういえばまだ一発も撃ってないのだわ
エル
今度こそ撃てるといいね!
せっかくだし撃つところ見てみたいな……
青年
「ううん……俺は特にそう言ったことは無いかな。
全部この街の人から聞いた話。だからよそから来たであろうあんたたちも、害はないんじゃないかと思うけど……そんなの確証ないしな」
「港の駐在所に、何か記録とかないかなーって向かってたら、あんたたちが歩いてたから声掛けただけ」
萩原 (インスマス高校水泳部Tシャツをじっと見る)
たいぞう インスマス高校水泳部Tシャツ
青年
「実は俺も二人旅でさ、あんたたちに親近感……? 覚えたんだよな。
連れは今違うとこでいろいろ頑張ってくれてるとこだから、戻ってくるまでにどうにかしたくって」
けみかえる 人々に忌み嫌われよう! がじわじわきた……(しらべしらべ
萩原 ふふ、好きなんです
エル
「そうなんだ。じゃあ、私達もふんわりとそれとなく協力させてもらおうかなあ。海、見たいし……」
「港の駐在所っていうのはどの辺りにあるの?後で私も見に行ってみたいな」観光がてら
モイラ 「ついてくのがいいんじゃない」いいでしょ?の顔
青年
「ホント? やった。俺一人ではどうにもできないんじゃないかって思ってたんだよね。
案内するよ」
エル スッ……(人に戻る)
KP
あなたたちは青年に連れられて、港の駐在所を訪れることになる。
気だるそうな駐在員が応対してくれるだろう。
モイラ あら、少し見ないうちに大きくなったじゃない
エル 昨日のうちにカルシウムを摂っておいたのさ!
駐在員
「ああー……最近のアレね。
誰がおおごとにしたのか、都市の方から視察までやってきましたよ」
KP 【図書館】【交渉技能】【APP*5】などを振ることができる。
モイラ カルシウムってそういうものだったかしら???
エル たぶん大人になったり子供になったりできるんじゃないかな……私の合成したカルシウム(薬瓶を見ながら)
モイラ CCB<=(18*5) 【APP】 (1D100<=90) > 16 > スペシャル
モイラ 怖くない???
エル
「へー、都市の方からも?何か分かることあったのかな?」と言いつつ図書館でも…
CCB<=65 【図書館】 (1D100<=65) > 64 > 成功
エル モイラのAPPの出目の良さは相変わらずだね……
駐在員 べっぴんさんだなあ……
モイラ 「まあ……恐ろしいですわね、駐在員さんはご無事?」
エル せやろがい(得意げ)
モイラ 親に感謝ね。びっくりしたんだけど交渉系技能が全部初期値だったわ
エル 私説得45だけど当てられる自信ないな……
駐在員
「え、ええ、まあ……お陰様で……へへ……。
もしかしてここの事を調べてるんですか? 一応報告書は上がってるんですけど……」
萩原 いざという時に説得して……
KP と、駐在員は調子良く書類を見せてくれるだろう。
エル 私が説得するよりモイラが微笑んだ方が早いよ……
エル 「どれどれ……」美女パワー半端ないな、と思いながら書類を覗かせてもらおう。
KP
◆一連の事件に関する報告書
今回の件は過去にも似たような事例があったことが記録に残っている。
その古い文献の中で「スグルオより来たる者」と呼ばれる生物が、今回も関わっている可能性が高い。
およそ百年単位に一度の頻度で、この街の人々を脅かしているようだ。
前回の「スグルオからの脅威」の際に、住民たちは対処法を考えようとしていた痕跡もある。
我々は調査を続けることとする。
エル 「スグルオ……からの脅威……」
モイラ 「なにこれ、地名?それともこう……化け物の名前?」
エル 優男(すぐるお)?
モイラ そんなことある?
エル 全然脅威を感じないな……
駐在員
「さあ……100年前と言われましてもねえ。
よくそんな文献も残っていたもんですよ」
モイラ モブ感溢れてる
エル 「ふーん……“より来たる”“からの”ってことは地名のような気がするけど……100年前ねえ」
青年
「実際に前のことを知ってる奴が居ないにしてもさー……
ほかに何か記録残ってないのかよ。てかその対処法を残してってほしいよね」
モイラ 「顛末が残っているわけでもないんですのね。この辺りに近い時代に生まれたご老人とかはいらっしゃる?」
モイラ 困った時は地域の青年団(老人達)
エル わかる、こういう怪談のある場所には絶対何か知ってるご老人がいるはず。
駐在員
「年取って働けなくなった年寄りどもは
都市にある施設に行ったり、海から離れた村に移住したりすることが多いものでね……実際目にした人が居るとしてもだいぶ幼い頃だったんじゃ……」
「ああいや、花畑の管理人なら何か知ってるかも……?」
萩原 福祉が……充実している
エル 「花畑の管理人……?ここの近くに花畑のがあるのかい?」
けみかえる だいぶ元の村から離れたところに来ましたからね……
エル まあ数ヶ月もふらふらしてればそれなりに村から離れたところには行けるだろうね……
萩原 静岡で言う三島くらいの場所なんかな、栄えている
駐在員
「流石に潮にやられるんで、ここからは少し離れたところですがね。
湿気を好む花がこの季節に咲く、畑があるんでさ」
モイラ 「へえ……素敵ね。どう行けばいいのか教えてくださる?」
エル 私達元々どこから来たんだろう。長野とか?(??)
駐在員 「ええ、構いませんよ」
青年 「街の地図ならもらってるけど……そんなとこあったんだな」
KP 青年が差し出した地図に、駐在員は印をつけてくれるだろう。
モイラ わからいでもない位置ね……変な魔術とか栄えててもおかしくなさそうだし
エル 「お兄さんも一緒に行くかい?」地図に印をつけてもらうのを見ながら
けみかえる ここは……日本だった……?
エル 長野への熱い風評被害
青年
「ああ……この辺りか。
もちろん。案内するよ。帰り迷ってもあれだしね」
KP
あなたたちは駐在所を後にする。
さて、「スグルオ」という単語を見聞きしたエルは
ここで【クトゥルフ神話】技能の代わりの【知識】を振ることができる。
エル
お!任せてくれたまえよ!
CCB<=75 【知識】 (1D100<=75) > 96 > 致命的失敗
けみかえる ん???
エル なんでェ???????
萩原 さすが人類規模のちょうろ……あれ!???
エル やる気ある????
モイラ また????
エル こんな恥の上塗りはひどい……クリチケ使わせてほしい…………
けみかえる そうですね、前回のファンブル処理もまだですし……
KP どうぞ。
けみかえる あと今気付きましたが、ステータス表示していただいて大丈夫です!
エル クリチケ2→1!
エル
では気を取り直してもう一回!!
CCB<=75 【知識】 (1D100<=75) > 2 > 決定的成功/スペシャル
モイラ ??
けみかえる ??????
エル 極端すぎない???めちゃくちゃ分かっちゃったけど
KP クリチケをお返ししますね
モイラ クリチケロンダリングじゃない
エル あ、ありがとう……払い戻された……
system [ エル ] クリチケ : 1 → 2
KP ではエルは、「スグルオ」について次のような知識を有している。
エル クリチケロンダリング
KP
◆生きた音「スグルオの住人」
奇妙な遠い宇宙にあるスグルオ湾では、世界のすべてとその住民は音でできている。
この奇妙な存在は、ぼんやりとした形の爬虫類然とした怪物に見えるが、実体は音そのものであり
音で人間に害をなす存在である。
彼らは夢の中で人間に語り掛け、異なる世界の遥か遠い場所にある住処より移動するべく
「翻訳機」を移動したい世界の住民に作らせるようだ。
エル
「スグルオより来たる者……スグルオからの脅威……」
「……スグルオ湾の住人のことかな……」
エル スッ……(思い出したように人に戻る)
モイラ 「知ってるの?そっかおじいちゃんだもんね」
青年 「……おじいちゃん……?」
エル 「ほっほ。今どきの若いもんにはまだ負けんよ」顎髭を撫でるジェスチャー
萩原 エルさんごめん(用意してたセリフ)
エル 「遠い遠い宇宙にスグルオ湾っていうのがあるらしいんだよね」ということで情報で得たものをざっくり説明しよう
エル その反応を待ってたよ!!!
青年
「ふーん……?」
「ホントよく知ってるね。そうは見えないけど、長生きなんだ……」
モイラ 「うちゅ〜……?」
エル
「そうそう。信じられないだろうけど私600歳なんだよ」冗談で受け流せる程度の軽さのジャブ
「えっ?かわいい」
「間違えた。そう、宇宙」空を指差し
青年
「へえ?
じゃあこの辺にもしあんたが住んでたら、6回くらいスグルオの脅威とやらに遭ってたってことか」
エル 私達の生きてる時代に宇宙っていう概念あるのかな?
エル 「あっはっは。そうなるね。で、6回くらい死んでるかもしれない」
けみかえる 「世界を作る神様」がいる場所……という概念……?
モイラ 「よくわかんないけど、月とかそういうのがあるとこからそいつらがここにこようとしてるかもしれないってことね」
けみかえる モイラちゃんかしこい
エル 神聖な場所だ……
モイラ すごい場所ね。
エル
「そういうことになるね。目的は分からないし、100年に一回っていうのもよく分からないけど」
「まあ私が知っているのはそのくらいで、だからどうしたら追い払えるかっていうのは……」
KP
そうですね……クリティカルだったため……
エルは追加で、次のような情報を思いついて良いだろう。
モイラ 「翻訳機ってのが気になるけれど」
KP
◆「スグルオの住人」について
スグルオの奇妙な存在はトルネンブラという神を崇拝している。
トルネンブラはスグルオの住人のように、生きている音の存在である。
100年に一度、かの神を顕現させるべく彼らは暗躍するとされる。
スグルオの住人の音響攻撃はあらゆる防御を突き抜け
回避をすることはできない。
生ける音の姿をしたスグルオの住人は、すべての物理的手段による攻撃を無効化する。
彼らの精神力や知性に働きかける呪文、あるいは特定の耳障りな音だけが彼らを傷つけることができる。
たいぞう トルネンちゃんのお友達か〜〜
けみかえる ふふ……トルネンちゃんの信者……
萩原 とるねんちゃん!
エル 「ん?いや、待てよ……」天啓を得た顔
けみかえる PLお二人のラインナップから、おっ! これにしたれ! となってました
萩原 えへ……飴ちゃん食べる?????
トルネンちゃん たべる!!
エル 「スグルオの住人っていうのは所謂生きた音だから、彼らが嫌がるような音とか精神力に働きかける呪文でもあればもしかしたら追い払えるかもしれない……?」
萩原 かわいいねえ
トルネンちゃん
choice[にんちしてる,にんちしてない] すぐるおのひと……? (choice[にんちしてる,にんちしてない]) > にんちしてる
トルネンブラのファン!
たいぞう ファン認知してくれてるの、アイドルの鑑じゃんトルネンちゃん…………
けみかえる スグルオに住んでるかスグルオ出身らしいから……地元愛かな……?(??)
モイラ 「……」
モイラ ご当地アイドルじゃない
青年 「音に呪文ねえ……?」
エル 「……ま、じゃあどんな音?どんな呪文?って言われても困ってしまうけどね。さすがに実際お会いしたことないし」
エル ご当地アイドルは笑っちゃったな、むしろこのトルネンちゃんに来てもらって連れて帰ってもらった方がいいんじゃ
青年
「んー……それでも街が今も続いてるってことはさ、そういうので前回も対処したのかな。
花畑の管理人とやらに聞いてみようよ」
モイラ 地元愛に目覚めて……(地元からトンズラした若者)
エル 「なるほど!確かにそうかも。その花畑っていうのも気になるし早速行ってみよう」
トルネンちゃん トルネンブラゆうちのためにがんばってるファンといっしょに……?
エル 優男(スグルオ)くんと我々は相容れないかもしれない
モイラ 呪文……かあ。それでエルがまた壊れかからないといいけど
萩原 オタクの名前に見えてきたじゃないですか
エル 優男くん、海辺の街のこの綺麗さと活気をトルネンちゃんにも味わってほしかっただけかもしれないのに(閑散とした街を見ながら)
モイラ 「そうね、日が暮れる前に」
けみかえる すぐるおくんww
KP
しばらく対処法などについて議論を重ねつつ歩いて行くと
ほのかに漂う甘い香りに、花畑の存在を嫌でも感じとることができる。
匂いに誘われるように歩みを進めると、頬を染めた乙女のような、白地に薄紅色の花が咲き乱れていた。
【知識/2】または【博物学】を振ることが可能。
モイラ
CCB<=50 【博物学】 (1D100<=50) > 58 > 失敗
むっ……
エル CCB<=75/2 【知識】 (1D100<=37) > 82 > 失敗
モイラ CCB<=80/2 【知識】 (1D100<=40) > 56 > 失敗
KP 【製作(農作物)】もチャレンジ……?
モイラ ありがとう
エル CCB<=10 【博物学】 しょきち… (1D100<=10) > 63 > 失敗
モイラ CCB<=65 【制作(農作物)】 (1D100<=65) > 74 > 失敗
エル 私の出目と交換したい…
モイラ そうね……
けみかえる ゴネ……る……?(ゴネチケをちら
モイラ ゴネチケって、あの
エル CCB<=5 【制作(農作物)】 ワンチャン…! (1D100<=5) > 35 > 失敗
けみかえる
おしい……! 1の位は合ってた(?)
モイラさんにも実はゴネチケを1枚さし上げてて……
エル ゴネチケで目星とかで振れたりできるようにならないかな?ならないかな!?!?
モイラ ゴネチケで振りなおせません?せめて
モイラ そうね……
青年
CCB<=55/2 【知識/2】 (1D100<=27) > 52 > 失敗
むりだな……
エル 薬学で振っても「薬にはならない!以上!」になりそうだしね……
KP では全ての技能、それぞれ-10補正で振り直し可能とします。
エル やった!!2人ともゴネチケ消費でいいのかな??
KP 振り直したい方が消費という形になります。
モイラ ありがとうございます、ではそれで
エル ちょっとまずはモイラに任せていいかな……?技能値よわよわだから……
モイラ CCB<=65-10 【制作(農作物)】 (1D100<=55) > 78 > 失敗
モイラ ゴネチケ1→0
けみかえる がんばえがんばえ……!
モイラ
ごめん
10d100 (10D100) > 639[80,57,37,100,42,50,76,97,4,96] > 639
けみかえる 今まで振ったどの技能も-10で振ってみていいですよ わあ
エル 100と97と96……
けみかえる 出目洗えた!!
エル これは祓った!!
モイラ
CCB<=50-10 【博物学】 (1D100<=40) > 81 > 失敗
CCB<=30 【知識】 (1D100<=30) > 72 > 失敗
モイラ ウン
エル ンンン!
けみかえる わーん おしい……
エル クリチケ使う…?
青年
CCB<=10 【博物学】 (1D100<=10) > 81 > 失敗
CCB<=5 【製作(農作物)】 (1D100<=5) > 35 > 失敗
けみかえる まあ、花畑の人が教えてくれるので……どちらでも……(青年はわからなかったようです)
モイラ クリチケはとっときましょ
エル あっ、じゃあ聞こう花畑の住人に…
青年 「いいにおいだなー! 何の花かはちっともわかんないけど」
エル 「そうだね!これはなかなか……観光料を取ってもいいくらいだと思うけど」花を見ながら
モイラ 「ええ、本当にかわいい」
KP
あなたたちが、初めて見る名も知らぬ花に心を躍らせていると
その中心からすくっと立ち上がる人影を見つける。
モイラ
「村ではこんなの育ててなかった気がするなあ……なにかしら」
「……」
エル 「ね。初めて見る花だ……あっ人だ」人影を見ながら
KP 真っ白な髪を日差しで煌めかせた老人は、あなたたちにゆっくりと近付いてくる。
管理人 「見ない顔だね。旅人さんかな」
モイラ 「ごきげんよう。そうなの……ちょっと知りたいことがあってうかがったのだけれど。おじいさまがここの主?」
管理人
「ああ、この花畑の管理人と呼ばれておるよ。
最近は海が随分と静かだね……」
エル 「最近は海辺に“スグルオから来たる者”が出るみたいで、皆海には近付かないそうだよ。おじいさん、何か対処法知らない?」
管理人
「……そうか。どのくらい経ったのか、最近は時間の感覚が分からなくてね。もうそんなに……。
では、この『月下香』が役に立つことだろうさ。我々が代々この花畑を守っているのは、この時のためでもある」
エル 「月下香?……っていうのかい?この花。とても綺麗だね」
管理人
「ああ。美しいだろう。
この時間でも十分良い匂いがするが、その名の通り月の下で香る……」
「夜になると香りが変わり、人々を惹き付ける花とされているんだよ」
モイラ 「へえ……すてき、魔法みたいね」
管理人
「ああ。まさしくそうなのさ。この街の花は特別でね。
スグルオからの脅威のために、かつておわした魔法使い様がまじないをかけてくださった品種なんだ」
エル 「すごいね。魔法使いがまじないを……魔法使い?」驚いたように顔を上げて
モイラ 「……!」
管理人
「港街や都市が栄えてからは、とんとお姿を見かけなくなってしまい
多くの人は彼らを忘れてしまったようだがね……この花たちはきっと覚えていることだろう」
「この花を摘んで、花飾りを作る。花冠でも、首飾りでもいいね。
そうすれば、たちどころにその武器は生きている音に作用する、魔法の武器に変わるということだ」
「そればかりか、生きている音の精神力を吸い上げて、己の力に変えてしまえるのだそうだよ。
魔法使い様は、魔法を多く使われることを懸念していたらしくてね……その安全策ということなのだろう」
エル 「ふふふ。えらくロマンチストな魔法使いだと思ったら、想像以上に実用性にもこだわってるようだね。きっととても優しくて頭の良い魔法使いだったんだろう」
モイラ 「……」
管理人
「そうかもしれないな……」
「ただ、その月下香の香りが強い夜に効果を発揮するものだそうから
今日中になんとかしたいのなら、急いだ方が良さそうだね」
エル 「……なるほど。じゃあ今すぐにでも花飾りを作った方がいい訳だ」作れるかな
モイラ 「いただいていっていいの?」
管理人 「ああ。脅威と戦うというのなら、ぜひこの花を使ってやってほしい」
エル 演出としてスグルオの住人の嫌う音を魔法で出してやってもいいなと思ったけど、耳障りな音って金属を擦り合わせる音しか思いつかないし自分にもダメージあるからさすがに思い止まった。
KP
【目星】【薬学】で花畑の中からより良い花を見つけ
花飾りを作るための【DEX*5】または【製作(農作物)】に+20の補正を与えることができる。
エル 「よーし、じゃあ」よいしょっと、しゃがんで花を見ながら…
モイラ
やってみるわね……
CCB<=70 【目星】 (1D100<=70) > 40 > 成功
エル CCB<=81 【薬学】 (1D100<=81) > 47 > 成功
エル ヨシ!!
モイラ よかったわ
KP では、【DEX*5】または【製作(農作物)】に+20の補正でどうぞ。
モイラ ふふ、いい香り
エル 「この辺とかどうかな、大きくて綺麗だ」花をつむつむ
青年 CCB<=80 【目星】 (1D100<=80) > 60 > 成功
モイラ CCB<=65+20 【制作(農作物)】 (1D100<=85) > 5 > 決定的成功/スペシャル
青年 CCB<=85+14 【DEX+20】 (1D100<=99) > 90 > 成功
エル CCB<=(10*5) 【DEX】 (1D100<=50) > 48 > 成功
KP モイラはクリチケをどうぞ。
エル 天才!!!
モイラ 農家パワーでちゃったわね
エル 農家パワー
モイラ ありがとう
けみかえる ここのクリティカルはあつい……
萩原 えへへ……
KP
日が暮れていくにつれて、匂いをより艶やかに変えていく月下香を手に取り
物語を紡ぐように、美しく丁寧に編んでいく。
特にモイラの手の中で生まれた花飾りは、一等強い魔力が込められていると見るだけで分かるだろう。
エル 「できた、と……わ!モイラの花飾り、とっても綺麗だ」
モイラ
「ありがとう……不思議ね、みたこともない花なのに、初めて手に取った気がしないわ」
編みなれてるからとも言えるけど……
青年 「俺もどうにか、……おおー! 芸術品だな……」
エル 「どうしてだろうね。何よりこの花、君によく似合うよ」自分の作った花飾りから一本花を取ってモイラの髪に挿しながら
モイラ いい香りの花飾りって夢があるわよね……
エル あっ、君いたんだっけ。(お兄さんに)
けみかえる 月下香のレイがすごくすきで……
青年 いたよ! 作ってたよ!
青年 片手で……?? ??
モイラ 「……嬉しいわ」にっこり
萩原
エルさーーーーーーん
少女漫画じゃん……ときめいちゃったね
エル へへ…………(お兄さんの前でいちゃついている自覚がある)
KP
管理人がそっと青年の片腕を引いて
しばしその場を離れていくことには、あなたたちは気付かなかったかもしれない。
夕陽を受けて輝くエルとモイラの影が、更に濃く伸びてきた頃
管理人が咳払いをしながら声を掛けてくる。
萩原 回収されていた
エル あっはっはwwごめんねお兄さん、管理人さんww
管理人
「……今から海へ向かえばちょうどよく日も暮れるだろう。
くれぐれも気を付けて、いってきなさい」
青年 なんだよ!? すごく絵になるってのは分かったけどさー!(手をひかれてた
モイラ 「ええ、浜辺……へいけばいいのよね、ありがとうおじいさま」
モイラ choice[恥じらいがある,ない,なくなった] (choice[恥じらいがある,ない,なくなった]) > 恥じらいがある
エル 「任せたまえ。このしがない旅の魔法使いが、海の化け物を必ず追い払って見せよう」なんてね
エル 恥じらいがある……
管理人
「……はは、魔法使い様の再来か。
思えば不思議な人たちだ。頼みましたよ、旅のお方」
けみかえる かわいい……
モイラ 「いってまいります」カーテシー
エル 月下香のレイぐぐってきたけどめちゃくちゃ綺麗だったな……これぜひモイラちゃんに着けてほしい
KP 花畑の管理人に見送られ、あなたたちは浜辺を目指す。
エル たいぞうのアイコンに変えて発言するのを忘れたのでただただ私の煩悩が滲み出たみたいになってしまった。
萩原
ふふ
ほんとにきれいだ……!
KP
<月下香の効果>
摘み取った花で花飾りを作り、身につける。
武器は生きた音に作用する魔法の武器に変わる。
「スグルオの住人」の耐久力を、与えたダメージ分POWとして吸い上げ
自身または他者に蓄えさせることができる。
これは魔法使いが魔法を使う際の、寿命の代わりになる。(最大値は現在の寿命)
エル 「えーっと。これを持って浜辺に行けば良いのかな」花飾りを空に掲げて見ながら
エル 寿命減らし忘れてたから減らしておいたよ。
青年
「身につけろ……ってことだろ?
俺は今あんまり戦えないけど、乗りかかった舟だし、あんたたちの補助をするよ」
けみかえる
ありがとうございます!
そして今回の寿命の最大値を30にしておいていただけると……!
エル はーい!
モイラ 「ありがとう。と言っても、どうするかはイマイチわからないのよね、私狩りしか知らないし」
モイラ 寿命……
エル 「つまりこの花飾りを着けて狩れってことじゃない?視認できるようになるのかは知らないけど」ライフルで宙を撃つ真似をしながら
エル へへ……30年あるよ……
モイラ 「そういうこと……?」
モイラ うん……
KP
月明かりが青白く海を照らす浜辺には
静かに波の寄せては引く音だけが響いている。
けみかえる モイラさんのライフルダメージつよいから……たぶん大丈夫……(?)
KP ──ふと、その心地よい静寂を破る不快な声が、あなたたちに囁きかけてきた。
スグルオの住人 <何故海にまだいるのか……翻訳機の完成はまだか……>
エル 「……っ!?」思わず周囲を見回す
モイラ 「……」どこから……
KP
その音は次第に、あなたたちの前でぼんやりとした形を取る。
白い光の下で、青い鱗のある爬虫類のような、しかし人間よりも大きな何かが立ち尽くしていた。
エル これはくだらないぼやきなんだけど、どうせならあと36年生きたいよね……666歳……
エル 「……!出たな、スグルオ」くん!
スグルオの住人 <成程、スグルオの名を識る者がまだ此処に存在していたか>
モイラ 「……」ライフル構えます
KP
あなたたちにとって等しく耳障りな音を立て、スグルオの住人は笑った。
その声は皮膚をあわ立たせ、妖しく輝く鱗を見るだけで、あなたたちの背中に冷たい汗が流れる。
スグルオの住人、という音を聞いたあなたたちは
SANc 0/1d2
スグルオの住人の、青い鱗のある姿を見たあなたたちは
SANc 0/1d4
(エルはファンブル処理につき、すべてのSAN減少に固定値+1)
エル CCB<=69 【SANチェック】 (1D100<=69) > 75 > 失敗
モイラ CCB<=49 【SANチェック】 (1D100<=49) > 30 > 成功
エル
1d2 (1D2) > 1
CCB<=69 【SANチェック】 (1D100<=69) > 12 > スペシャル
モイラ CCB<=49 【SANチェック】 (1D100<=49) > 73 > 失敗
青年
CCB<=60 【SANチェック】 (1D100<=60) > 48 > 成功
CCB<=60 【SANチェック】 (1D100<=60) > 64 > 失敗
モイラ 1d4 (1D4) > 2
system [ エル ] SAN : 69 → 66
青年 1d4 (1D4) > 3
system [ モイラ ] SAN : 49 → 47
エル 「……っう」ちょっとビビってる
モイラ 思ったより大きい……
エル 「お引き取り願おうか、ここの人達も迷惑してるんだよ」やや虚勢を張りつつ
スグルオの住人 3d6+6 SIZは… (3D6+6) > 12[1,5,6]+6 > 18
モイラ エルが話してる間に撃てるようにしておくことはできる?
けみかえる 可能です。
モイラ ではメインで宣言しときます
スグルオの住人 <我々の知ったことではないな>
モイラ エルが語りかけてるならその間に撃てるように弾を装填しておくわ
エル 「そこは考慮した方が良いよ。ご近所付き合いが円滑であるに越したことはないだろうに」じゃあその時間を稼ぐようにやや無駄っぽい話を…
モイラ 察しがいい……
スグルオの住人 <…………>
エル まあでもこれ下手すると私から潰される訳だが……
KP
スグルオの住人は音もなく消えていく。
そうして、音波をあなたたちに浴びせんとするだろう。
【戦闘開始】
スグルオの住人→青年→モイラ→エルの順で行動可能。
青年は攻撃行動は行わないが、【目星】でアシストすることで技能に+10補正を与える。
エル 青年よく見たらめちゃくちゃ足速いな!
モイラ はや……
青年 へへ……まあね……
KP スグルオの住人のターン。
スグルオの住人 SCCB<=25 【音響攻撃】 (1D100<=25) > 31 > 失敗
エル その足使って逃げた方がよかったんじゃないか?(巻き添えを心配する顔)
KP
音の波は、運よく砂地へと吸い込まれていく。
ざり、と砂を抉る音が、当たればひとたまりもないであろうことを予感させた。
エル 「ヒェッ……」
萩原 「そこは私達のためにありがとうね、でいいでしょ」とモイラが宣ってます
KP 青年のターン。
青年 SCCB<=80 【目星】 (1D100<=80) > 42 > 成功
エル
なるほど、君の言う通りだ……(ぐうの音も出ない)
ところでめちゃくちゃいいBGMだね……
萩原 ね、かっこいい……
青年
「消えたり現れたりよく見えないなー……
……いや、あそこだ!」
エル 「どこ!そこ!?」
KP
青年の右手が指さした先で、青い鱗がちらつくのが見える。
このターン、それぞれの攻撃技能に+10補正。
モイラのターン。
モイラ 撃てる?まだ弾込めの段階?
KP
このターンは撃てます。
1ラウンドの攻撃回数が1/2回なので、次ターンが弾込めになりますね。
KP
◆30-06口径ボルトアクションライフル(豊和M1500)
初期値25(【ライフル】技能) ダメージ2d6+4
基本射程110m 1ラウンドの攻撃回数1/2 装弾数5
耐久力12 故障ナンバー00 弾薬7.62mm×63
>1ラウンドに射撃できる回数は、武器の装填機構、再び対象を捕らえるのに必要な時間によって違ってくる。(6版ルルブ P.84)
>1/2、1/3──正確に射撃できるのは2ラウンドに1回あるいは3ラウンドに1回である。(2010 P.38)
とのことなので、適切な距離を保った上での攻撃となると、たとえば1/2であれば2ラウンドに1度の判定になる……
ということだと解釈。
モイラ
わかったわ、じゃあ撃ちます
CCB<=70+10 【ライフル】 (1D100<=80) > 2 > 決定的成功/スペシャル
けみかえる わあ!!
萩原 この女こっっわ……
エル 天才すぎる
KP
クリチケをどうぞ。
さらに敵の<回避不能>か<2倍ダメージ>のどちらかを選ぶことが可能。
青年 つっよ……スナイパーかな?
モイラ どうせかさこそすばしっこいんでしょ、回避不能で
system [ モイラ ] クリチケ : 1 → 2
エル かさこそすばしっこい
KP では、ダメージ2d6+4をどうぞ。
萩原 スナイパーになっちった
青年 俺より速いって相当だもんなあ……
モイラ 2d6+4 (2D6+4) > 6[2,4]+4 > 10
エル たしかに……巨体の割に速いな……
KP
モイラの正確無比な弾丸が、スグルオの住人の鱗を突き抜けて震わせる。
人間やこの世界の生物とは構造が違う、まさしく生きた音なのだろう。
血液などは出ないが、空いた風穴からヒュウヒュウと不愉快な音が鳴った。
スグルオの住人 SIZは18だから、この世界に居る大男くらいではあるな……
エル 「!当てた!!」
KP スグルオの住人はまだ笑っている。
エル どこかのお猿のパン屋みたいなもんかな…
モイラ 「ありがとうおにいさん!案外当たるもんね」
青年 「おー! かっこいいぜ姉ちゃん! その調子だ!」
萩原 SIZ18……
KP
エルのターン。
【魔法】成功で1d10/失敗で1d20の寿命消費。
攻撃ダメージは2d6。
エル 「モイラのライフルでまだ余裕を保てるかあ。……これはちょっと張り切らないとなあ」魔法にも+10補正あるのかな?
KP そうですね、補正どうぞ。上限は99です。
エル
じゃあここは、彼の真上に雷の一つでもズドンと落としてやろうかな。
CCB<=90+9 【魔法】 (1D100<=99) > 6 > スペシャル
萩原 つよい!
エル 1d10 (1D10) > 9
萩原 わ……
system [ エル ] 寿命 : 30 → 21
スグルオの住人 CCB<=42 【回避】 (1D100<=42) > 49 > 失敗
KP ダメージロール2d6をどうぞ。
萩原 回避結構あんね……
エル 2d6 くらえ! (2D6) > 5[4,1] > 5
スグルオの住人 DEX21であるからな…
エル ……電気ピリッ程度かなこれは……
萩原 うちの探偵のeduくらいある……
エル すばしっこいね優男くん
萩原 すぐるおくん
KP
明るい空に、突然一筋の稲光が走る。
それはスグルオの住人の、人間でいう脳天らしき場所に当たり、その身を震わせた。
そうしてあなたの与えた傷の分だけ、あなたの中に生命力が満ちてくる気がする。
寿命+5をどうぞ。
system [ エル ] 寿命 : 21 → 26
エル 「っふー……」一瞬ガクッと崩れ落ちそうになるも持ち堪え
モイラ
「大丈夫?」
というか、私が奪ったぶんのPOWって譲渡……というかエルに託せるのよね
KP 現在の寿命の上限まで可能です。
スグルオの住人 <魔法使いと人間がまたも結託して……忌々しい……>
KP POWを譲渡する場合は、寿命+4をどうぞ。
モイラ じゃあ4差し出すわ
エル
ありがとう……!全快できる!
system [ エル ] 寿命 : 26 → 30
モイラ 結託?結婚したのよ
エル
「ありがとう、まだまだ大丈夫。魔法使いがまじないをかけたっていう月下香の効果は確かだ」
きゃっ(両手で頬を覆う)
「魔法使いっていうのはどうしてもヒトのそばに在りたいものでね。君のようなヒトに害を及ぼすものはどうにも排除しなきゃ気が済まないんだ」
KP
気丈に笑むあなたたちの前で、尚もスグルオの住人は不気味に笑っている。
2R
スグルオの住人のターン。
スグルオの住人 SCCB<=25 【音響攻撃】 (1D100<=25) > 82 > 失敗
KP
その音波はしかし、あなたたちの敵ではなかった。
青年のターン。
青年 SCCB<=80 【目星】 (1D100<=80) > 4 > 決定的成功/スペシャル
エル やーい!ノーコン!ノーコン!
青年 「! ハッキリ見えた!」
モイラ クリッた?
KP
青年の目が月の光を受けて煌めく。
青年がクリティカルしたため、このターン補正+10かつ、あなたたちの攻撃は必中となる。
エル 天才じゃん…
モイラ それともすぐるおがふぁんぶった?
青年 へへ……やったぜ
モイラ ありがとうお兄さん……
エル 「お兄さん、君、鷹の目の持ち主だね!」
青年 俺も<花婿>だからかな……なんてね!
モイラ 「素晴らしいわね」と言っても今回私は弾込めになるけど
KP
ではその間に、弾込め動作を消費したということで
必中ではありませんが攻撃可能としましょう。
モイラのターン。
+10の補正でどうぞ。
モイラ いいの?ありがとう
けみかえる 時間も時間ですし、ターン節約で……!
モイラ CCB<=70+10 【ライフル】 (1D100<=80) > 76 > 成功
スグルオの住人 CCB<=42 【回避】 (1D100<=42) > 89 > 失敗
KP ダメージ2d6+4をどうぞ。
エル
えらい!!!!
優男くんも時間に配慮してくれてる??
モイラ 2d6+4 (2D6+4) > 11[5,6]+4 > 15
スグルオの住人 我も有能かもしれん
エル えっっぐ
モイラ 優しいわね
萩原 殺意
エル ちょっとドジっ子かつ優しい優男くん…
KP
あなたを飾る月下香が匂い立つ。
その香りはあなたたちの居場所をぼやけさせ
スグルオの住人からは悟られない位置からの力強い射撃を可能とさせるだろう。
弾丸は真っ直ぐに化け物を撃ち抜いた。
スグルオの住人 <√︺╲▁︹_!!!!>
エル 「いったか!?」
モイラ 「あは、やっぱり生き物なのね」
エル 笑っとる
KP
耳を劈くような激しい悲鳴のような音が一度きり空に向かって吼え
やがて禍々しいその姿は、気配ごと立ち消えていく。
萩原 ごめん、HOどおりに作ったら畜生になったの
モイラ 「……消えた」
エル いや、強くて綺麗な子は好きだよ……
エル 「……ははぁ、モイラのライフルの腕は一流だったな」
モイラ 「どうも。怪我はない?体はへいき?」
エル 「うん。月下香のおかげみたい。体調は変わらず。雷落とした瞬間は一瞬ドッときたけどね」
モイラ 「……こんなのはもう最後ね」
エル
「あはは。……そうだね。こんな無茶していては命が幾つあっても足りないよ」
「お兄さんも、ありがとう。君のその素晴らしい目、何かに生かした方がいいよ」
青年
「そうかな? ありがとな!
でも、あんたたちが居なかったら、解決策は分かってもすぐにはどうにもできなかったかも……」
「俺も守られてる、ってことかな!
へへ、本当に助かったよ」
モイラ 「でもありがとう、お連れの方にもよろしくね。お互いまだここにいるなら会うこともあるかもしれないけれど」
青年
「おー、そうだな。戻ってきたら、また一緒に挨拶にでも行くよ。
……いや、どうかな……? とにかく、伝えておく!」
「しばらくゆっくり休んで
この街が活気を取り戻してくさまを見届けてくといいよ」
エル 「うん。せっかくだから海も港もいやになるほど楽しんでいかないとね」
青年
「ここを拠点に、いろいろ遊びに行くのもありだしな。
船が出たら、外の国にも行けるようになるんじゃないか? 楽しみが増えるな!」
モイラ 「外の国!船があるの?」
青年
「そりゃここは港だぜ、姉ちゃん?
それにあんたたちはこの街の英雄だ。英雄譚の語り手がいりゃ、瞬く間に噂になって、船だっていくらでも乗せてもらえるだろ」
モイラ 外国と繋がる港ってことは相当大きいじゃない……スグルオ……本当に迷惑な場所を選んだわね
エル 「英雄…………」思いがけない単語に驚いた様子で
青年 「はは……ま、そこは今後をお楽しみに、ってところだな!」
エル 優男くんも外国旅行したかったかもしれないよ
スグルオの住人 トルネンブラ様の海外進出……(?)
モイラ 「そうね、楽しみだわ」
エル
暗殺対象、お尋ね者から英雄に……?
いやまずはこの月下香が似合う花嫁の話を語り継いでもらって……
エル 君のこと憎めなくなってきたな……強火ファン……
青年
「そんじゃ英雄様には、今日のところは宿屋でゆっくり休んでいただいて。
送ってくよ。浜辺ならまた、朝が来たらいくらでも拝めるしさ」
モイラ 外国に逃げるのもアリでしょう……まあ多分そうしつこく追うはずもないのよね。
エル 「うん。さすがに今日はもう眠いかあ……」
けみかえる そうですね……今のところ、追われている気配もなさそうです。
モイラ 海外ファンの獲得をしようとしていた……
青年
「ほらほら帰ろうぜ、おじいちゃんなんだろ!
姉ちゃんも! 睡眠は美に大事って言われてるしさ!」
エル
「おお、おお、老体に夜更かしは堪えるのう」大袈裟に咳き込む真似をして見せつつ
「帰ろっか、モイラ」
モイラ 魔法使いを殺す英雄のなりそこないから、魔法使いと英雄にってね……巡り合わせっておもしろいわ。エルにこれ以上やんちゃさすつもりはないけど
モイラ 「……ええ」
エル せっかくだし私の分の花飾りもモイラに着けて、宿に戻ろうと歩き始めるかな。
モイラ あら、可愛かったのに
エル 君の方がよく似合うよ。
モイラ それとこれとは別なんだけど……
萩原 しめで、よいです。ありがとうございました……
KP
月の光が、モイラを彩るふたつの花飾りの香りを際立たせる。
エルはその香りを吸い込んで、花よりも美しいモイラの姿に、生きている喜びをかみしめることだろう。
人々を魅了する花の香は、宿屋に戻っても褪せることなく
あなたたちを心地よい眠りへと誘った。
萩原 優しい描写……よくお眠りふたりとも
たいぞう エモいな……
KP
夜は更け、やがて朝がやってくる。
この街で、奇妙な悪夢を見たり、夜明けとともに死傷したりする人間は現れなくなるだろう。
駐在所に上がった報告によれば、調査を進めていた都市の視察団によって
浜辺にある使われていない小屋で息絶えた漁師と
奇妙な金属製の箱が発見されたそうだ。
箱は文献にもある「翻訳機」であるとみなされ、跡形もなく破壊されたようである。
また、月下香はこの街を守るシンボルとして、今後も街の者たちの手で保全されていくこととなった。
あなたたちの存在は、「語り手」たる青年によって大々的に語られ
彼の読み通り、瞬く間に港町の英雄となるだろう。
とはいえ気さくな街の気風によって、必要以上に祀り上げられることもなければ、よそよそしくされることもなく
あなたたちの生活を良いものとするための手伝いだけは、惜しまれることがない。
あなたたちの、この街に至るまでの物語は、誰にも語られることはない。
それは今後もきっと、あなたたちが二人だけの物語として抱いている限り、変わらない。
萩原 あったけえ街だった!
エル この街に永住する〜〜〜〜〜〜!!!
KP
ただ、小さな英雄譚の芽だけが、この街に根を張り
いつまでも匂い立つ花を咲かせていることだろう。
思慮深く知識ある魔法使いと、月下香が誰よりも似合う美しい花嫁の英雄譚は
こうしてひとまず幕を下ろすこととなったのである。
モイラ 気が早い!とはいえ年単位でゆったり腰を落ち着けるのはいいかもね……いい人たちみたいだし、釣りでも覚えようかな
青年 ──めでたし、めでたし、ってね!
エル 青年!!やっぱり君だったか!!
モイラ やっぱり
KP
★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・
かりそめの奇跡と、はりぼての魔法を
誰も知らない御伽噺と共に
「遙かなるあなたへ」
後日譚
KP:けみかえる
PL
どしがたいぞうさん
萩原桐さん
PC
HO1魔法使い:エル / ルツ=メーレスアルゲ
HO2人間:モイラ・カーソン
あなたたちの物語は、これからも続いていく。
この度の一幕も、終幕と相成ります。
エル、モイラ、両生還継続可能でシナリオクリアです。
お疲れ様でした。
゜・。。・゜゜・。。・゜★゜・。。・゜゜・。。・☆
エル モイラなら銛持って海入っても魚獲れそうだけどな……
モイラ
というか「そう」ならおにいさん得物使えるわよね……なに?
海女になるの?私
エル 山ガールから海ガールへ?
青年
へへ、ばれてた……
俺右腕しか使えないからさー
それに連れにあんまり無茶するなって言われそうだし
こういうのは、英雄に花持たせるのが良いってね! 実際花持ってたな!
萩原 ああ……そっか、左腕……
エル 君片腕なかったのか……花編めた?大丈夫だった?(おろおろ)
青年
なんか編めたっぽい! でもどうやったんだろうな……
【医学】とか成功したら隻腕って分かるようにしようかと思ったけどやめた
モイラ 相当器用だものね
エル DEX17か、なるほど…
萩原
そんな……
ともあれありがとうございました!爽やかできれいな締めくくり……!久しぶりに二人のやりとり見れて嬉しかったです……
けみかえる
はい! ということで本日も長時間ありがとうございました……!
もっと早くに準備しておけばよかったなといつも後悔……
お付き合いいただき本当に感謝です!
成長は本編の成長と、プラスで今回分のものを集計したものを
明日にでも上げておきますね……!
なかなかこのままで継続させるのも難しいとは思いますが、ご自由に振っていただいて……
KP
【生還報酬】
本編SAN回復 1d10
後日談SAN回復 1d6
たいぞう
遅くまでありがとうございました!!
久しぶりにモイラちゃんとも遊べてとても楽しかったです!まさかニカくんともお会いできるなんて!
ところでこれ、ある程度(魔法使い描写とか)調整すれば全然普通にオリジナルシナリオとして出せるレベルじゃないですか…!?すごく良いシナリオ……!
萩原
はあい!サラッと現代コンバートさせてましたがこのままでいけるとこ……なるほど、ふふ
シナリオもきれいで良い香りでした……
けみかえる
えっ!? やったー!! ありがとうございます……!!
お気に召していただいて嬉しいです……。
萩原 では名残惜しいですがここらで失礼しますね……おやすみなさい!また別のセッションで〜
けみかえる
はい、遅くまで本当にお疲れ様でした!
また遊べる日を楽しみにしております!
おやすみなさいませ!
たいぞう
おやすみなさい!
本当にありがとうございました〜!
KP
【成長判定可能技能】
・複数回制。技能成功ごとにチェック。
・成長ロール 0/1d10
・クリチケ:初期値でない技能 1d10確定成長またはSAN回復
・ゴネチケ:好きな技能 成長判定0/1d10可能
または0/1d10のSAN回復(※SANcに失敗で回復)
・初期値成功は成長チェック+確定1d10成功
・技能値90超え時、2d6のSAN回復または初期値でない技能の確定成長
◆エルさん
目星3
聞き耳3
医学1
精神分析1
図書館1
薬学1
クリチケ2
ゴネチケ1
◆モイラ・カーソンさん
目星3+後日談分の1
聞き耳2
こぶし1(初期値成功のため、さらに確定で+1d10成長)
製作(農作物)1
ライフル2
クリチケ2