KP
【見てるよ、マイハニー】
◆あらすじ
ガンガンと頭が痛む。
ここはどこだろうか。
温かい手が頬を滑るのと同時に、視界の端をキラキラとしたつややかな髪の毛がすべる。
目の前いっぱいに現れた男は、君と目が合うと、にっと歯を見せて笑っていた。
「おはようハニー。ずっと見てたぜ」
KP
◆シナリオ概要
がっつりR18描写が入ります。
KPの方で耐えられなかったら描写適宜ゆるめて下さい。
ほぼ官能小説です。
それなりに覚悟しておいてください。
舞台:クローズド
人数:一人(KPがNPCを出してのタイマンソロ形式)
推奨技能:目星、図書館
時間:ボイセ2~3時間、テキセで4~6時間ほど。
ロスト率:中
KPのアドリブ力と羞恥心が試されます。
EDによってほぼ後遺症が付きます。
また、グロテスクな表現のあるEDもありますので注意してください。
KP
「見てるよ、マイハニー」仮想卓
KP/PL
けみかえる
PC
森小雪
10年前、2012年の世界線で開始いたします。
森 小雪 何が何やらすぎやしませんか。
けみかえる 当時は髪の長さは……
森 小雪
choice[ロング,セミロング,ショート] ??? (choice[ロング,セミロング,ショート]) > ロング
そうですか。
KP 【導入】
男性 「起きた? マイハニー」
森 小雪
「…………
え……?」
KP
ガンガンと頭蓋を壁にぶつけられるような痛みと、揺れと、音がする。
ここはどこだ。
背中の痛みで気が付く。
引きずられているらしい。
しかし体を動かそうにも全身が重くて、指一本すら動かすのが億劫で、君はだらりと天を仰ぐ。
薄暗い部屋だった。
電気がついていなくて、こもっていて、少し湿っぽい。
そんな部屋で、ずるずるという音が止まる。
男性
「ハニー、新居についたタイミングでなんて運がいいね。
やっぱ運命かも」
森 小雪 「う、……はにー……?」
KP
嬉しそうな男の声と、ガツンという襟首が離された衝撃に脳が揺れる。
ぐらぐらした。何故か、何も思い出せない。
森 小雪 「んぐ、……ここは……」
男性
「どう? 俺の家。結構広いでしょ」
「ハニー? 大丈夫?
ちょっと強めにやりすぎたかな」
KP
温かい手が頬を滑るのと同時に、視界の端をキラキラとしたつややかな髪の毛がすべる。
目の前いっぱいに現れた男は、君と目が合うと、にっと歯を見せて笑っていた。
男性 「おはようハニー。ずっと見てたぜ」
森 小雪 「は……? おはよう、ございます……? ???」
KP
爽やかさから一転、うっそりと微笑む男を、君は知らない。
ここがどこかもわからないのに、誰かもわからない男にいとおしそうに頬をなでられる。
おまけに、体は動かない。
悪夢のような状況だった。
声を出そうとして、酷く喉が渇いていることに気が付く。
乾いた喉が出したのは、ひゅう、という音だけだった。
森 小雪 めちゃくちゃ喋ってしまいましたね
けみかえる 多分大声を上げられない、ということで……?
森 小雪 「ひ、……?」
KP
男はぐるりと回って君の正面に立ち
体をまたぐと、じっとその双眼で君を見つめる。
男性
「……本当に連れてきちゃった。本当に。
はは……やばいな」
「………………」
KP
ごくりと息をのむ音がする。
男が何事かをぽつりとつぶやいた気がしたが、聞こえない。
男性
「……だめだ、興奮してきた」
「やっぱ、一発抜いとこうかな」
森 小雪 「えっ……?」
KP
しゃがみこんだ男が、ギラギラと目を光らせた。
はぁ、はぁ、と獣のような息遣いが近寄る。
男のとろけたような眼(まなこ)が、君を映していた。
森 小雪 CCB<=85 【知識】……? (1D100<=85) > 26 > 成功
森 小雪 「そんな、……?」
男性 「ちょっと、見るくらい、いいよな……」
KP
ちりちりとジッパーの引き下ろされる音と共に、熱く滾った肉が目の前でぶるりと立ち上がった。
男は先走りを垂らした肉棒を掴むと、そのままずるずると上下に擦りあげる。
目の前で、男が自慰にふけっていた。
それも、君を見て。
森 小雪 「……!!」
男性 「あっ、あ、あっ、はぁ、はぁ、」
KP
何が起こっているのか君にはわからなかった。
ただ、ぬちゃぬちゃという粘着質な音と男の喘ぎだけが聞こえて。
男性 「ちょっと見るだけ。見るだけだから」
KP 君の下半身の布に手がかかる。
森 小雪 「な、にを……」
KP
嫌な予感に全身の血の気が引いた。
嫌だ。嫌だ。
そう思う心と裏腹に体は相変わらず指一本動かない。
恐怖しているのだろうか、無意識に体が震え始める。
男は君にいとおしそうな笑みを浮かべると、震える太ももを撫で、下着に手をかけた。
森 小雪 「っ……!」
男性 「あ、あ、すげえ。本物だ。はは、ははは」
KP
ぐい、と下着のクラッチを横にずらされる。
ありえないほどの屈辱と羞恥が君を襲う。
いやだ、やめてほしいと言いたいのに、唇が震えるだけで声は出なかった。
君の局部をじい、と男の目が舐めるように行き来した。
そして、ぴたりと熱く滾った欲が割れ目をなぞる。
森 小雪 「〜〜〜っ!?」
男性
「挿れない、挿れないって。まだ初日だもんね、ハニー」
「でもちゃんと妊娠してもらわないとさ。
ね。俺たちこれからずっと一緒なんだから」
森 小雪 「!?」(まだ、……?)
KP
言葉の最中も、男は肉をこすり続け、己を高ぶらせていく。地獄だった。
地獄のような時間が、1分、2分、いや5分はあって、「う、」という男のうめきが快感に浸るように大きなため息になったのと同時に、ぬるい熱を肌に感じた。
男性 「ふ───っ、……」
KP
絞り出すような動作と、ねとねととこすり付けられるそれだけが、今の君に感じられるすべてだ。
君の顔に、男の髪がかかる。
そのうっとりとした眼(まなこ)が君を見る。
男の熱い息が頬にかかり、湿る。
何故か、泣きそうな目だった。
男性 「おやすみ、ハニー」
森 小雪 「うう、……え…………?」
KP
その言葉がささやかれた瞬間、ごき、と頭に重い衝撃。
君の意識は自然、暗転していく他ないのであった。
森 小雪 「あ゛、…………」
KP
…
……
…………
【そうあれかしと 望んで進めば】
痛みで目が冴える。
そして、肌を滑る風の違和感で気が付いた。
服を全て取り払われている。全裸だった。
片足にベットの足と括り付けられるように鎖が見える。
思い出されるのは、先ほどまでの屈辱的な時間だった。
SANC(1d2/1d4)
森 小雪
CCB<=53 【SANチェック】 (1D100<=53) > 22 > 成功
1d2 (1D2) > 2
system [ 森 小雪 ] SAN : 53 → 51
KP
部屋は、相変わらず薄暗く電気もない。
男を探せば、薄暗い部屋でテレビ画面を眺めているようだった。
無感情にじっと流れるバラエティ番組を眺めるさまは、先ほどまでと違っていやに冷めている。
しかし、君の気配に気が付いたのか振り返ったその顔はぱっと明るくなった。
男性
「おはよう。
ちゃんと手当はしたけど、つい頭殴っちゃったから心配したよ」
「まだあんまり動かない方がいいぜ、ハニー」
森 小雪 「えっ、いや、あの……」
KP
にこやかにそう告げる男に、恐怖や嫌悪以外の感情はなかった。
そんな君に気が付いているのかいないのか、男はベッドサイドに腰を掛ける。
君は、拘束されている以上まずはここがどこか
この男が何者なのか、突き止めなければならない。
なれなれしく君に迫ってくる男は、ごろりとベッドに上半身を倒すと、そのままの体勢で君を見た。
男性
「何でここに連れてこられたか。
って考えてる?」
「今日からここで俺と暮らしてほしいんだ。
君のことが好きになったから」
森 小雪 「はあ……?」
男性 「俺と子供つくって、一緒に暮らそう!」
森 小雪 「はあ……!?」
KP
無邪気に笑う男と、恐らくその言葉を実行しようとしている事実に寒気がする。
SANC(1/1d4)
森 小雪
CCB<=51 【SANチェック】 (1D100<=51) > 85 > 失敗
1d4 (1D4) > 3
system [ 森 小雪 ] SAN : 51 → 48
けみかえる ゴリゴリ減るじゃん……
森 小雪 怖いに決まってるじゃありませんか!
けみかえる
時期的に恐らく酷い目に遭うの
まだ2〜3回目くらいだもんね、慣れないか……(?)
KP 男は動揺を隠し切れない君をよそに続ける。
男性 「ハニーの名前はなんていうの? 教えてよ」
森 小雪 choice[答える,答えてしまう,答えたくない,答えられない] (choice[答える,答えてしまう,答えたくない,答えられない]) > 答えたくない
けみかえる ほほう……警戒してる……
森 小雪
「わ、私の名前も知らないで、こんなところに連れてきておいて……
名乗ると思いました……?」
KP 答えなければ男は体を起こし、殴ってくるだろう。
森 小雪 「あっ……!」
男性 「ごめん、よく聞き取れなかった。もう一回聞かせてよ」
森 小雪 choice[答える,答えてしまう,答えたくない,答えられない] (choice[答える,答えてしまう,答えたくない,答えられない]) > 答える
けみかえる 屈するのがはやい……
森 小雪 「うう……森、小雪……」
KP それでも答えなければ答えるまで殴り続ける。
男性 「ショーセツ? いい名前だね。俺とちょっと似てる」
森 小雪 もしかしてこのくだりやりたいが為に私をチョイスしました?
けみかえる 副産物ですね……
ショーゴ 「俺ね、ショーゴ。ショーゴって呼んでね」
森 小雪 「……ショーゴ、さん……」
KP 男は名を名乗ると、突然ふっと火でも消えたかのようにその表情を消した。
森 小雪 「な、何ですか……」
KP
その目は温度でも感じそうなほどに冷たく、君の全身を値踏みするように眺めたかと思えば
そのまま立ち上がって背を向ける。
ショーゴ
「……まあ、俺だって良心とかないわけじゃないから
一応ハニーにもチャンスはあげようと思ってるよ」
「じゃーん。これ、何かわかる?」
KP
振り向いた男の手に、光るものがある。
チャラ、と金属質な音を立てて取り出されたのは、数本の鍵だった。
森 小雪 「鍵束……ですか」
ショーゴ
「そ。これ、玄関の鍵ね。
内鍵で三つロックしてあるんだけど、俺の呑む条件をクリアしたら、一日一本ハニーにあげる」
森 小雪
「一日一本……。
……それで、条件とは……?」
ショーゴ
「条件は一つだけ」
「俺とセックスすること」
「簡単だろ?」
KP (ここにいてほしい気持ちと、早く逃げてほしい気持ちと、殺してほしい願望で支離滅裂になっている)
森 小雪 「!? はあ……!?」
森 小雪 choice[受け入れる,受け入れてしまう,受け入れたくない,受け入れられない] (choice[受け入れる,受け入れてしまう,受け入れたくない,受け入れられない]) > 受け入れたくない
けみかえる とりあえず一回は断る姿勢……
森 小雪 choice[受け入れてる,受け入れてないけど無理矢理] ふつうに声をかけられたくらいなら…… (choice[受け入れてる,受け入れてないけど無理矢理]) > 受け入れてる
けみかえる うわ……
森 小雪 choice[むしろ漁る,ナンパくらいの初対面,合コンくらいの初対面,何かしらの友人知人じゃないと] (choice[むしろ漁る,ナンパくらいの初対面,合コンくらいの初対面,何かしらの友人知人じゃないと]) > ナンパくらいの初対面
けみかえる まあそうかもしれないね……
森 小雪 「い、嫌ですよ……そんな、」
ショーゴ 「じゃあここにいてよ。そういう話だから、これ」
森 小雪 「っ……せめて服を返してください……!」
KP 《男の持つ鍵に対して目星》をどうぞ
森 小雪 CCB<=75 【目星】 (1D100<=75) > 99 > 致命的失敗
けみかえる !?!??
森 小雪 たすけてください……
KP
choice[SAN,HP] (choice[SAN,HP]) > SAN
では一生ここから出られないのではないかという恐怖に支配されてしまう。
SAN-1
system [ 森 小雪 ] SAN : 48 → 47
けみかえる 5減ったら不定だってさ……
森 小雪 もういやです……
KP
→成功
玄関の鍵は三つだと言っていたのに、鍵は四つ束になっているようだとわかる。
森 小雪 「うぅ……嫌……帰りたい……」
KP 男は鍵束をポケットにしまうと、「さて」と言葉を続けた。
ショーゴ
「そろそろお腹すいたでしょ。
ハニーが寝てる間にご飯作っておいたから、食べようよ」
「持ってくるね、待ってて」
KP
歩いていった先は一枚の扉だ。
君の今の状況だとぎりぎり届かないだろう位置にあるその扉をくぐり、男はトレイをもって戻ってくる。
温かな湯気の立つスープと、綺麗に包まれたオムライスが乗ったトレイを片手に
足で簡易机を引き寄せ、君を見る。
ショーゴ
「どーぞ」
「俺もあんまり乱暴なことしたくないから、大人しく食べてくれる?
それとも乱暴な方が好き? ハニーの好みに合わせるよ」
森 小雪 choice[好き,無,嫌い] 乱暴されること (choice[好き,無,嫌い]) > 好き
けみかえる あーあ……
森 小雪 choice[食べたい,食べる,食べざるを得ない,食べたくない,食べられない] (choice[食べたい,食べる,食べざるを得ない,食べたくない,食べられない]) > 食べられない
けみかえる そっか……
森 小雪
「せ、せっかく出していただいたところ申し訳ありませんが……
このような状況では、その、食欲が……」
ショーゴ 「…………」
KP 男は殴って、無理やり口にねじ込んでくるだろう。
森 小雪
「ぶっ……! ……んぐ!? もが、……〜〜ッ」
殴られたのと詰め込まれたのとですっかり涙目になっている。
KP 君が食事を食べ終わると、男は欠伸をしてトレイを持ちあげる。
森 小雪 「ふ、……ふぅ、は、……」
ショーゴ
「はー。俺も今日は疲れたから、もう寝るね。
おやすみハニー」
「部屋の中にトイレはあるからさ。
お風呂も寝てる間に入れておいたし、ハニーも早く寝なよ」
「じゃあね」
KP
笑顔でひらひらと手を振り、男は再び部屋から出ていく。
テレビだけがピカピカと眩しく光る薄暗い空間には、君だけがとり残された。
KP ≪探索箇所:カレンダー、足枷、部屋全体、テレビ≫
森 小雪
CCB<=(10*5) 【POW】泣…… (1D100<=50) > 44 > 成功
まだいける……
森 小雪
「はぁ………………」
消えることのない緊張感の中で、順番に確認していく。
KP
≪カレンダー≫
今日の日付だろうか。それとももう昨日の日付だろうか。
赤い丸と共に、「決行」と書かれている。
森 小雪 「計画的犯行……いつから……?」
KP
≪足枷≫
鍵穴のないタイプの足枷だ。
おそらくつけた本人にしかわからないような特殊なはめ込み方をしているのだろう。
今はでたらめに触っても無駄らしい。
森 小雪
「寄木細工みたいな……
うう、法則がわからない……」
KP
≪部屋全体≫
相変わらず部屋は電気がついておらず薄暗いが、部屋の電気自体は機能しているらしい。
スイッチを押せば白色の光が降り注いでくる。
森 小雪 「……今は少し眩しい……」
KP
≪テレビ≫
明け方のニュースをしているようだ。
時刻は4時35分。
今日は2月22日のようで、随分眠らされていたらしいとわかる。
森 小雪 「一日経っている……」
KP
眠らされていたとはいえ、あんなものはほぼ気絶と同じだ。
君はどっと肩に降りかかる嫌な疲労感に再びベッドへと寝転がる。
幸い空調は効いているようだが、それでもどこか心許なくてシーツに身を隠すように包まる。
しばらくすれば、こんな時でも眠気は来るもので、君は意識を手放すのであった。
森 小雪 「…………」すや……
KP
…………
……
…
【あるいは、それが 空想の産物ならば】
夢を見ている。君はこれを夢だとはっきりと認識している。
湿った洞窟に、君はいた。
暗く湿ったそこは、酸味を帯びた牛乳のような奇妙な臭気に包まれており
誰かが君を見ていた。
冷酷な視線が君の体をねぶっていた。
進まねばならない。
君はなぜかそう思い、その暗い洞窟の中を歩いていく。
この先に出口があるはずだ。
森 小雪 (夢にしては、やけにはっきりしているような気も……)
KP
足を進めれば、それを待っていたかのように周囲から獣のいびきのような音がする。
ぐう、ぐう、と君の横から、君の後ろから、前から、それは君を囲むように動き出した。
森 小雪 「…………!」
KP
──捕まってはいけない。
本能が告げる警告に、逃げるようにして駆け出す。
ぐう、ぐう、と音が鳴り響いている。
洞窟内に反響し、こだまが返る。
奥に見える小さな光を目指して、君は駆ける。
捕まる。振り払う。
捕まる。無理やりに進む。
捕まる。捕まる、捕まる、捕まる。
森 小雪 「はぁ、はぁっ……!」
KP
無数の生暖かい手が、君の足を、腕を、わき腹を、胸を掴んで引き倒す。
硬い床に押さえつけられる。
痛い、夢のはずなのに。
君を押さえつける腕は、生白く、とても人間のものとは思えなかった。
森 小雪 「あぁっ! っぐ、……」
KP
ずるずると洞窟の奥へ引きずり込まれていく。
抵抗するように床に爪を立てるが、君を拘束する複数の腕の力にはかなわずあえなく指は床を滑る。
誰か、誰か、誰か。
誰もいない空間で、君は必死に空を搔いた。
森 小雪 「た、すけ……」
KP
君の顔を覗き込んだそれは、あまりにもおぞましいかたちをしていた。
痩躯の大男。
いや、男ではないのだろうか。
生殖器はなかった。
それは青白く透けるような滑らかな肌をして、指の間には水かきがある。
だが何より、その顔は目がなく口のようなものがぽっかりと空いており、サナダムシを思わせるような頭をしていた。
それらがうぞうぞと君を取り囲み、なぶろうとしてくる。
SANC(1d3+1/1d6+1)
森 小雪
CCB<=47 【SANチェック】 (1D100<=47) > 86 > 失敗
1d6+1 (1D6+1) > 6[6]+1 > 7
system [ 森 小雪 ] SAN : 47 → 40
けみかえる さ、最大値……
森 小雪 CCB<=85 【アイデア】 (1D100<=85) > 13 > スペシャル
KP
どうしようもないのでこのまま進めよう。
君は狂気に侵されることであえて自分を守ったのかもしれない。
森 小雪 「あ、…………」
KP
服を引き裂かれる。
足を開かされる。
肌が、外気にさらされて泡立つ。
夢ならば早く覚めてほしい。
助けて。
誰か助けてほしいと願うのに、それらは君を見て、なぶって、奇妙な自慰行為をしては、その精液を手で注ぎ込んでくる。
気色がわるくて、喉が枯れるくらいに誰かを呼ぶのに、その声は次第にすすり泣く声に変っていく。
森 小雪 「う、うぅ……いや、いやぁ…………ぐす、……」
KP
早く終わればいいのに。
早く覚めて。
夢なのだから。夢なのだから。これは夢だ。
覚めて。覚めて。覚めて。覚めて。覚めて。
早くこんな地獄からワタシを開放して。
ワタシはこんなことしたくない。
ワタシはこんなところにいたくない。
ワタシは。
???? 「──────、」
KP
幼い声が聞こえ、弱弱しく顔をあげる。
ぼやける視界の隅に、光の向こうに、小さな影が見えた。
その姿に君は。
ああ、おまえは。
…
……
…………
ショーゴ 「ハニー、おはよう。そろそろ起きよう?」
KP
目を開ける。
穏やかに微笑んだ男が、覗き込むように君を見ていた。
森 小雪 「……ん、……おはよう、ございます……?」
ショーゴ 「顔色悪いけど、嫌な夢でも見た?」
森 小雪 「い、いえ……大丈夫……です」
ショーゴ
「そ?
はい、朝食持ってきたんだ。朝って時間でもないけど」
KP
男は相変わらず薄暗い部屋で食事の入ったトレイを机に置くと、テレビをつける。
ピカピカと辺りを照らす光源は、お昼のとりとめもないニュースを流していた。
森 小雪
「…………」
大人しくもぐ……
ショーゴ
「この時間のニュースって退屈じゃない?」
「なんかやってなかったかなぁ」
KP
彼はそういうと、ぽちぽちとチャンネルを変え始める。
そうして、望みのものがあったのか、ひとつの番組を眺め始めた。
ショーゴ
「ああ、これ知ってる? 女の子が怪物に犯されて孕まされるやつ。
昔の映画って結構エロいのバンバンやってたよねえ」
森 小雪 「……詳しいですね……」
KP
今朝の夢を思い出す。
君を無遠慮に引き裂いた腕を、指を、あのおぞましい怪物を。
あれは夢だったし、この映画だって創作の話だ。
それでも、いやに生々しくて君は少し息をのんだ。
男はそんな君の様子に気が付くこともなく、ぼんやりとその、女性の悲鳴がする映画を眺めている。
ショーゴ 「ハニーはどう思う? こういうの」
森 小雪 「え……?」
KP じっ、と、いつの間にか隣に来ていた男が君の目を見る。
ショーゴ 「怪物に犯されてできた子供なんて、生みたくないよな」
KP その目は何かを君の口から聞きたいのか、妙に凪いでいた。
森 小雪
「まあ……怪物に限らず、望まない妊娠は何にしても嫌……ですね……」
昨日の条件を思い出しつつ……
ショーゴ 「だよなあ」
KP
(どのような答えが来てもこう答える。
心情的には否定してほしいし、肯定してほしいが、どちらを受けても失望している)
森 小雪
「……。
ごちそうさまでした」
KP
君が食事をし終わると、男はトレイを脇に避け、伸びをする。
君を振り返った顔は、ここにきていつも見ている笑顔だった。
ショーゴ
「それじゃどうする?」
「俺とセックスしてここから出る? それとも一生ここにいる?」
森 小雪 choice[受け入れる,仕方なく受け入れる,受け入れたくない,到底受け入れられない] (choice[受け入れる,仕方なく受け入れる,受け入れたくない,到底受け入れられない]) > 受け入れたくない
けみかえる 認識が恐怖対象のそれ……
森 小雪
「ここに居続けるつもりはさらさらありません。
しかし、貴方の条件を飲むわけにも……」
ショーゴ 「でも、出ていきたいんだろ?」
KP
君の頬を男の手が甲を滑らせるように撫でる。
口元は笑っていたが、その目はあまりにも冷たい。
有無を言わせぬその顔が、ゆっくりと迫り首元に男の唇が当たった。
森 小雪 「ひ、……」
ショーゴ 「暴れなきゃ乱暴にはしないよ。大事な体だもんな」
KP
押し倒され、肩を掴まれる。
温かく硬い掌が君の体を撫でおろすと、興奮したようなはあ、という息遣いが聞こえた。
舌が乳房を滑り、もう片方の乳房に掌が押し付けられた。
森 小雪 「い、嫌……ッ!!」
けみかえる 合意の上で(?)乱暴されるのが好きって事……??
森 小雪 choice[しらないこわい人はいやです,抵抗することでひどくなることを見越して……?] (choice[しらないこわい人はいやです,抵抗することでひどくなることを見越して……?]) > しらないこわい人はいやです
けみかえる そこだけ真っ当なのは何??
ショーゴ
「やわらかいね。女の子の体って、こうなってるんだ」
「俺、童貞なんだよね。ハニーが初めてなんだよ」
「ハニーはセックスって経験ある?ここに、誰かはいった?」
KP ここ、と言われ、下腹部をぐっと押し込まれる。
森 小雪 「うっ、…………」
けみかえる 少なくとも学生時代に1回あるし、当時彼氏がいたならやることやってますよね……
森 小雪
choice[10代前半,10代後半,20代] 学生時代っていつ? (choice[10代前半,10代後半,20代]) > 20代
choice[10代より……?,10代前半,10代後半,20代] はじめて (choice[10代より……?,10代前半,10代後半,20代]) > 10代後半
1d5+14 (1D5+14) > 3[3]+14 > 17
1d12 (1D12) > 2
高校2年生から3年生にかけての今頃ですか。リアル……
けみかえる バレンタイン後とかじゃないですか??
森 小雪
choice[バレンタイン当日,バレンタイン後] (choice[バレンタイン当日,バレンタイン後]) > バレンタイン後
17歳の2月は……2006年ですからうるう年ではありませんね。
1d14+14 (1D14+14) > 3[3]+14 > 17
リアルですね…………
ショーゴ 「どっちでもいいけど、今日は俺の精液が入るからあけといてね」
森 小雪
その時から今までの6年間……
1d3+19 歳(ひどいこと) (1D3+19) > 3[3]+19 > 22
去年……
choice[それまでの5年間はちゃんとしてた,…………] (choice[それまでの5年間はちゃんとしてた,…………]) > …………
けみかえる なんでよ!!?
森 小雪 choice[彼氏の影響,その後の彼氏の影響,だって……] (choice[彼氏の影響,その後の彼氏の影響,だって……]) > だって……
けみかえる もう終わりだよ 自分からそうしてるってことは根っからのだよ
森 小雪 choice[浮気ではありません(?),とっかえひっかえってこと……] (choice[浮気ではありません(?),とっかえひっかえってこと……]) > とっかえひっかえってこと……
けみかえる
まあ開き直られるよりはいいか(?)
よくないわ
森 小雪
1d2 (1D2) > 1
1d9+10 (1D9+10) > 9[9]+10 > 19
けみかえる え????
森 小雪 +10をするからじゃないですか……
KP
その言葉を皮切りに彼との行為は始まった。
興奮によって熱く血を巡らせる指が、君の胸を、腰を、局部をなぶり、丁寧にほぐしていく。
はじめてだ、と男はいったが、その手つきは慣れたもののように思えた。
感じたくない快楽が、じわじわと全身を犯していく。
男はわざととしか思えないほど丁寧で優しかった。
森 小雪
「っ、ふ…………」
唇を嚙みしめている。
KP
舌で胸を丁寧に丁寧に舐め、唇が先端を甘噛みしてはいたずらに吸う。
ちゅ、ちゅ、という肌に吸い付く音がいやに耳についた。
次第に君は下腹部が切なくなって、強いられた性行為に高められていく。
触りたい。
いや、そんなことはできない。
しかし、ぬるぬると無意識に擦り合わせた股がその滴る蜜を感じてしまっている。
森 小雪 「ぁっ…………はぅ……」(うそ、濡れてる……)
KP そんな君に、男はつぅ、と爪で先端をいじりながら笑いかけ、局部に指を這わせた。
ショーゴ
「はは、ぐちゃぐちゃだなぁ。
こんなにしていいの? 俺強姦してるけど」
森 小雪 「なん、ちがっ、ぁ……」
KP
ぐっと膣内へ中指を挿入される。
そのまま中で折られた指が、手前の方で壁をえぐった。
さりさりと指の腹で刺激されるそこに、君は思わず嬌声をもらす。
森 小雪 「あ、ひぁ♡ ああっ……!?」
ショーゴ 「ここ好き? ざりーってしたとこ。かわいいね」
森 小雪 「んんっ、ぁ、いや、いや……っ!」
ショーゴ 「俺のちょっとでかいからさ、ちゃんと広げようね」
KP
男がクスクスと声をあげる。
それが君の羞恥を煽ったが、それでも、そんなことで彼は行為をやめなかった。
森 小雪 「やめっ、ぁ、ああっ……!」
KP
内側と外側の弱いところを挟み込むようにして重点的に責めてくる。
ぐりゅぐりゅと粘液を混ぜながら、指は増やされていった。
それからいくらか気をやりかけては、男が止めるを繰り返した。
森 小雪
「あっああっ♡ だめっ……! 来ちゃう、きちゃうからぁっ♡
あんっ、やだ、はぁっ、あああ〜〜っ♡ ……ッ!?」
「ふ、ぇ、……?? そんな、……」
ショーゴ 「あは、イキたかった? まだだーめ」
森 小雪 「! ちがっ……」
ショーゴ
「そ? じゃあまだまだいけそうだね。
でも、ホントにイッたらだめだぜ、ハニー」
森 小雪 「ぅ、ぁあ……っ♡ も、やめ……っ♡」
ショーゴ
「やめてほしくないくせに。ここトロトロにしたまま終わっていいの?
そんなはず無いよな」
森 小雪 CCB<=(10*5) 【POW】 (1D100<=50) > 35 > 成功
けみかえる 意外と耐えてる……
森 小雪
「っ、私は……っ♡ はーっ、はーっ♡
お、おわっても、いい、れしゅ……っ!」
ショーゴ 「ふーん? ま、ハニーの意見なんて聞いてないけどな」
KP
頭がぼんやりする。
空間は熱だけが支配していた。
森 小雪 「う、ぁぁ、やらぁ……」
KP
男が深い息をついてジッパーを引き下ろしたのは
君を抱きはじめて何分、何十分たった頃だったか。
完全に起ちあがったグロテスクな肉が、青筋と先走りを浮かべて眼前にまろびでる。
森 小雪 「……!」
KP
ごく、と誰のものかわからない唾を飲み込む音がして、ぬるぬると局部を肉が這う。
あのときとは違う。
本当にこれから、これが君の中へはいるのだ。
森 小雪 「っだめ、いやです……! せめてゴムを、っぁ……」
ショーゴ 「挿れるよ……ハニー……」
KP はぁ、はぁ、という男の荒い息遣いのあと、ずぶりと陰茎が挿入された。
森 小雪 「ひ、……ぁあ……っ」
KP
熱くて硬い、それなのにどくどくと脈打つそれは、君の中を深く深くえぐり
ぞるぞると壁を引っ掻きながら奥へと沈む。
森 小雪 「あ、あぁ……あは……ぁ……♡」
ショーゴ
「あ、すごい、こんな、」
「溶けそう、なんだけど、あ、奥すごいね……
ざりざり、って、してる………」
森 小雪 「ふ、ぅう、ん、……っ♡」
ショーゴ
「ほんとに犯してる。
ほんとに犯してるんだぁ、はは、あは………」
KP
腰が打ち付けられた。
ゆっくりと引き抜かれてはゆっくりと押し付けられる。
その度にぐちゅう、と粘着質な音がした。
森 小雪 「んっ、あぁ♡ ……っは、ぅぁ……っ♡」
KP
ぬぶぬぶとじれったい動きで腰を動かされる。
しかし、その度感じる場所を肉が穿っていく。
ショーゴ 「はぁ。は、でる、こんなんすぐ出る……」
KP
奥に挿入されながら、子宮口をぐりぐりと刺激される。
それだけでもうたまらなかった。
締め付けた肉が、びくびくと痙攣する。
森 小雪
「あっ、あぁ♡ やぁっ♡ んく、どうしてぇ♡
だめ、なのにぃ、はぁ、イッちゃ、ぁぁあ~~~っ!?♡」
KP 男が息をつめながら君の肩口に顔をうずめ、時折声を漏らした。
ショーゴ 「あ、あ、で、る………」
森 小雪
「! ……っあ、ぬいて、抜いてぇ……っ!♡
ナカはだめっ! あぁ、いやぁ……っ!!」
KP 君の訴えも虚しく、緩やかな出し入れを繰り返し、射精される。
森 小雪 「ぁ……そんな、でて、う…………」
KP
君に経験があろうとなかろうとわかる。
それはとてつもなく長い時間だった。
通常がどのくらいなのかはわからないが、それでも男のそれが異様に長いことだけはわかる。
森 小雪 「うあ、まだ…………」
KP
どくどくと痙攣を繰り返しながら、男は君の中に吐精し続けた。
そんな長い時間を彼に抱き寄せられ過ごし、子宮にたっぷりと注ぎ込まれたあたりで
ショーゴ 「はぁ、」
KP と男の熱い吐息が耳をくすぐる。
森 小雪
CCB<=(10*5) 【POW】…… (1D100<=50) > 4 > 決定的成功/スペシャル
???
けみかえる 一周まわってド正気……???
森 小雪
「…………」
諦観の目をしている
ショーゴ 「あー、やっと大人しくなった……」
森 小雪 「……もう勘弁してください」
ショーゴ
「一回で終わらせるとは言ってないだろ」
「付き合ってよ、ハニー」
KP
律動が始まり、すぐに君は人の言葉を紡がなくなる。
ただ、獣の喘鳴と君のむなしい悲鳴だけが、空間にひびいて。
男はただ、笑っていた。
…………
……
…
君は夢を見ていた。
これは夢だと、はっきりわかる。
夢の中で、君は怪物に犯されていた。
ああ、いやだ、あの夢の続きを、よりにもよって今見るなんて。
森 小雪 「うう……夢でも現でも……っ」
KP
君の手足を縛る怪物の手から、一歩でも、一寸でも離れたくて指を前へ進ませる。
君の抵抗はむなしかったが、それでも光のある方へと身体は進んでいた。
???? 「─────、」
KP
小さな影は相変わらずそこにあって、君の方を見ていた。
幼い子供のような声がそちらからする。
何を言っているのだろうか。
君は耳を澄ませた。
怪物たちの邪魔な声を断ち切るようにして目の前の影の声に耳を傾ける。
それは小さな声でよく聞き取りづらかったが
君は必死に、この状況から少しでも逃げるようにしてその声に耳を傾ける。
???? 「───さん、」
KP
何を言っているの。
もう少し、大きな声で。
君はいったい誰なのか。
???? 「──あ、さ──」
KP
光に、それに追いすがるように手を伸ばす。
影は一歩君に踏み出すと、その小さな手を伸ばした。
影の正体は男児だろうか。短く切りそろえられた髪の毛がさらさらと舞う。
???? 「─────、」
KP
これは夢だ。
悪い夢。
こんな状況だから見ている悪夢に違いない。
夢ならばはやく覚めてくれ。
早く。早く。早く。早く。
これは夢なのだから。
早く終わればいいのに。
早く覚めて。
夢なのだから。夢なのだから。これは夢だ。
覚めて。覚めて。覚めて。覚めて。覚めて。
早くこんな地獄からワタシを開放して。
ワタシはこんなことしたくない。
ワタシはこんなところにいたくない。
ワタシは。
ワタシハ。
???? 「かあさん」
KP
その目を、ワタシに向けるな。
…
……
…………
──はっと目を覚ます。
森 小雪 「ん、……」
KP
全身が気だるく、声は枯れ、身を起こす気にもなれない。
横に男はいなかった。
君だけがシーツにくるまれていて、けれどすぐに男がどこにいるかは分かった。
ピカピカと、相も変わらず暗闇を照らす光源に横顔を照らされ
男はベッドに体を預けるようにそちらを見ていた。
その横顔は一人きりで置いていかれた子供のように寂し気な色を映すと、静かに涙を流している。
ショーゴ 「…………………」
KP
むなしそうに、寂しそうに
誰かを待つようにして小さく身を縮める男に、君が何を思うかはわからない。
ただ、彼は冷ややかな目で
いつまでもいつまでもくだらない番組を映すテレビの方を見つめていた。
次第に、眠気が来る。
先ほどまで無体を強いられていた体が限界を訴え
君は自然と瞳を閉じると、夢の中へとまどろみ落ちていくのだった。
…………
……
…
【日向のような陰り】
翌日、ノックの音で君は目を覚ます。
応えようと応えまいと、扉が開く。
そこには変わらず笑顔をたたえた男が立っていた。
森 小雪 「あ……お、おはよう、ございます……」
ショーゴ
「よ、ハニー」
「ひまでしょ? 映画でも見ようよ、いっぱいもってきたんだ!」
ショーゴ
(実は映画マニアである。
監禁されて生きてきたため爆発的に娯楽に漬かっている)
KP
男の腕の中にはこれでもかというほど
様々なジャンルの映画のDVDが抱えられている。
森 小雪 「映画……ですか」
ショーゴ
「好きなもの見ていいよ。
俺は全部見たことあるんだけど、面白そうなの取ってきた」
森 小雪 choice[そんな気分では,適当に取り繕う,答えられないほど疲弊している] (choice[そんな気分では,適当に取り繕う,答えられないほど疲弊している]) > そんな気分では
けみかえる 懲りずに反抗的だな……好みじゃなかった?
森 小雪
choice[好みじゃない,出会い方を間違えただけ,顔は好み] (choice[好みじゃない,出会い方を間違えただけ,顔は好み]) > 顔は好み
???
けみかえる ???
森 小雪
顔というか……見た目なのでしょうか。
体つき……とか……??
森 小雪 「……そうですか。しかし今はとても……」
KP
君がいまいち乗り気でないなら
男は勝手にいくつかのパッケージを開けると、再生し始める。
ショーゴ
「ハニーはどれがよかったか後で言ってね。
好きなもの、教えて」
「ハニーのことが知りたい。なんでもいいから」
KP
≪男との質疑応答≫
(好きにRPしてもいい。少しでも仲良くなろうと彼は必死だ)
・男の好きなものは?
「えっと、映画鑑賞は好きだよ。
俺ね、アクションも恋愛映画もサスペンスも全部好き。
昔はあんまり見られなかったし」
・家族は?
「母さんがいるよ。
俺のことを一人で育ててくれたんだ。
…………愛してる」
(好きなもの、とは違うが、母親のことは今でも愛憎を向けている)
・得意なことについて
「料理は好き。家事もできるよ。
ハニーと暮らしたら、俺も手助けできるよ」
・こんなこといつまで続けるのか
「いつまでも。君がここにいるまで」
・今日はセックスはしないのか
「今日はおやすみ。疲れてるだろ?」
(ここはいろんなRPをして
「彼に普通の感性がある」ことを知ってもらうのもいいかもしれない)
森 小雪 choice[話した,あまり話さなかった] (choice[話した,あまり話さなかった]) > あまり話さなかった
けみかえる 塩……
森 小雪
性格が圧倒的に嫌……だった……?
choice[性格,得体の知れなさ,本能的なもの,素の状態で初対面の相手に対してはこう] (choice[性格,得体の知れなさ,本能的なもの,素の状態で初対面の相手に対してはこう]) > 本能的なもの
KP しばらく話していると、彼は「あ、」と声をあげる。
ショーゴ
「今日は甘いもの作ったんだ。
ハニーは好き?」
森 小雪 「……まあ、何でも食べますが……」
ショーゴ 「そ。じゃあ持ってきてあげる」
KP
男は一度部屋を出ると、食べ物を取ってくる。
その間にも映画は流れていた。
薄暗い部屋でピカピカと、光源代わりのテレビが光る。
軽い気持ちで売春をした少女が、最後には破滅し殺されてしまう、といったものだった。
少女は誰からも愛されず、それゆえ誰かに見てほしかった。
だが、浸かる沼が悪すぎた、というあまり気持ちのいい話ではなかつた。
森 小雪
choice[寂しいと思っている(進行形),寂しいと思っていた(この頃),寂しいと思う事すら麻痺している] (choice[寂しいと思っている(進行形),寂しいと思っていた(この頃),寂しいと思う事すら麻痺している]) > 寂しいと思っていた(この頃)
choice[寂しさを埋めるため,ただ快楽を求めているだけ,自分の価値を確かめるため] (choice[寂しさを埋めるため,ただ快楽を求めているだけ,自分の価値を確かめるため]) > 自分の価値を確かめるため
ショーゴ
「売春か~。昔やったことあるけど、結構変態のおっさんとか多いよね。
ハニーはやったことある?」
KP
(実のところ童貞でも処女でもない。
生きるために何でもやったからだ)
KP
いつの間にか帰ってきたらしい。
男がトレイを机の上に置きながら、なんてことのない話題のようにそういった。
森 小雪 「……いえ。金銭授受が発生する性交渉はありません」
KP
君の反応を見てこれは適切な話題ではなかったと思ったらしい。
彼は一瞬目を泳がせ、「まあ、」とごまかす。
KP
(この話題について聞かれれば、かなり細かき教えてくれる。
別段つらい過去ではない。今はハニーがいるので)
ショーゴ
「別のものにしよ。
こっちとかいいよ、スカッとするし」
KP
アクション映画に手を伸ばし、男は笑う。
その後も君たちは映画観賞を続け、君は次第に日々の疲れからか眠気がさしてくる。
男はじっとテレビ画面を見つめていた。
その目は楽しそうにはとても見えず、冷ややかな赤い目が光を反射していた。
ショーゴ 「………………」
森 小雪 「………………」
KP
君は思う。
彼は何を考えているのだろう。
わからない。
それでも、今だけはほんの少しだけ、穏やかに眠れそうだった。
…………
……
…
【君が望まざるとも】
ショーゴ 「はい、どうぞハニー」
森 小雪 「ん……」
KP
翌日。
君は目を覚ましてから、風呂場に来ていた。
眠っている間に足枷は外されていたらしい。
気が付いたのは男にちょうど運ばれているときだった。
浴槽に君を案内し終わると、男は立ち上がり出ていく。
ショーゴ 「終わったら教えてよ。俺は御飯作るからさ」
KP
じゃあね、とタオルだけを置いて君は残された。
暖かい湯が体を包み、汚れを洗い落としていく。
たった数日程度のことなのに、この湯船がすでに懐かしい。
束の間の休息の時間だった。
森 小雪 「ふ、…………」
KP
それでもいつまでもここにいるわけにはいかず、君は風呂を上がる。
風呂場から外に出れば、キッチンの方からだろうか、いい香りが漂ってきた。
今のうちなら、ある程度家の中を見て回れるかもしれない。
KP
(風呂場やトイレには何もない。
キッチンは男がいるので入りたければ入っても良いが、武器くらいしか調達できないだろう。)
KP ≪探査箇所:玄関、男の自室、寝室≫
森 小雪 玄関から順に……出られはしないのでしょうが。
KP
≪玄関≫
玄関は厚い鉄扉だった。
男の言葉通り、内側から三カ所にごつい鍵が付いているようだ。
どれも鍵穴に対応する鍵を差し込まなければ開かないようになっている。
【目星】をどうぞ。
森 小雪 CCB<=75 【目星】 (1D100<=75) > 68 > 成功
KP
扉の下の方に、小さく扉をひっかいたようなあとがある。
最近の傷ではなさそうだ。
さらに【アイデア】をどうぞ。
森 小雪 CCB<=85 【アイデア】 (1D100<=85) > 15 > スペシャル
KP この位置だと相手はしゃがんでいたか、相当小さかったのではないかと思う。
森 小雪 「随分昔の……」
KP
そして靴箱の中には女もののヒールがいくつか入っていた。
少し埃をかぶっている。
玄関の情報は以上です。
森 小雪
「女性が住んでいた……
……ショーゴさんのお母さんか?」
ショーゴさんの部屋を見ます。
KP
≪男の自室≫
男の自室だろうか、子どもの字で書かれた下手くそなプレートがかかった部屋がある。
「しょーご」と大きく書かれてはいるものの、鍵がかかっているようだ。
森 小雪
「……。流石に入れないか」
諦めて寝室へ。
KP
≪寝室≫
閉じ込められている方とは違う寝室のようだ。
鍵は開いており、中は薄暗い。
大きめのベッドがひとつと、クローゼット、カーペットがしかれたごく普通の部屋だ。
────それさえなければ。
ベッドの上に、ぽつりと一つ置かれているものがある。
それはこの薄暗い部屋の中でもはっきりとわかるような白い頭蓋骨だ。
その胡乱なふたつの穴が、君の方をじっと見ている。
SANc 1/1d3
森 小雪
「……!」
CCB<=40 【SANチェック】 (1D100<=40) > 59 > 失敗
1d3 (1D3) > 1
system [ 森 小雪 ] SAN : 40 → 39
森 小雪
とりあえずいつの間にか不定に入っていましたね……
次の不定は33です。
森 小雪 「これ、は……」
KP (この部屋に入った時点で以下のイベントが起こる)
ショーゴ
「……探検は終わった?」
「それ、気になったのかな」
KP 背後からの強烈なプレッシャーに、思わず身震いする。
森 小雪 「……!!」
KP
ここにきて、いや生まれて一度も感じることはなかった、殺意というものをひしひしと背に感じる。
振りかえれば、男が君を見ていた。
森 小雪 「あ……」
KP
かろうじて明かりのついた廊下から薄暗い部屋を背にした彼の顔はよく見えなかったが
それでもその視線が君を突き刺していることだけはわかる。
ショーゴ 「それ、俺の母さんなんだ」
森 小雪 「え、」
ショーゴ
「母さんの部屋には、入らないで」
「こっち。早く来てくれる?」
KP
男の静かな声が部屋を満たす。
君は何かに支配されるかのように男の言葉に従った。
従うほかなかった。
森 小雪 「はい…………あっ」
KP
近くまで寄ってきた君の腕を部屋から引きずり出すようにして掴むと
男はそのまま無言で君の監禁されている部屋へと足を進めた。
そして、君を床に突き飛ばすと、その上に馬乗りになって自身の服に手をかける。
森 小雪 「ひ……」
KP 震えることしかできない君の身体が、人形のように持ち上げられる。
ショーゴ
「なあ、セックスだけしてりゃいいっつってんのになんで首突っ込んじまうんだろうなあ」
「命は大事にしとけよ」
KP バキッ、と頬を殴られる。
森 小雪 「ゔっ……!」
KP 続けざまに、もう一発腹を殴られ、もう一発、もう一発、と拳が重なる。
森 小雪 「あ゛っ!? ぐぁっ、んぐ、……っ!」
KP
男はただ無表情だったが、その言葉尻から怒りがにじんでいるのはいやでもわかった。
君を殴打する音だけがする。
鈍い音が。
ショーゴ
「なんでこういうことすんの? なんで? なんで?
言われたことだけしてりゃいいのに本当に」
森 小雪 CCB<=(10*5) 【POW】 (1D100<=50) > 68 > 失敗
森 小雪 「ぁ……ごめ、なさ、っぐ、ひぐぅ、ゆるじてくださ……っ」
ショーゴ 「お前ってほんとに終わってんな」
KP (自分自身に言っている。)
森 小雪 「うぁ、……たすけて……やめてください……!」
KP
長い指が首にかかる。
ぎりぎりぎりと締まる掌に、息が詰まった。
森 小雪 「んんぅ、………………っ」
KP 裸の君の局部に、男の滾った陰茎がずりあてられた。
ショーゴ 「終わってるよ」
KP
そこから、暴力が始まった。
穿たれ、吐き出され、絞められ、殴られる。
君が泣いてもわめいても彼は決してやめようとはしなかった。
それだけのことをお前はしたのだと言わんばかりに。
それだけのことを俺にはする権利があるといわんばかりに。
森 小雪 「~~~~~~~ッ!」
KP
それでも、君は見た。見たのだ。
痛みと、快楽と、痛みと痛みと快楽と痛みと殴打の嵐の中で、男が。
男が泣いていたのを。
…………
……
…
君は夢を見ていた。
これは夢だと、はっきりわかる。
君の手の中には、かわいらしく くうくうと眠る子供がいる。
君はその子供を見ながら、腕が震えた。
だって■■■■■■■■■■■■■■■■。
深呼吸をする。
大丈夫。大丈夫だ。
もうあんな夢を見ることは二度とない。
君は大丈夫だ。
ワタシは大丈夫。
???? 「─────、」
KP
子供が、年端もいかぬ赤子が不意に声をあげた。
それは産声というにはあまりにもはっきりと。
???? 「─────、」
KP
やめて、と思う。やめろ、やめてほしい。
ワタシを。
???? 「──かあさん」
KP
ワタシを■■■■■■■■。
…
……
…………
目を覚ます。
全身の痛みに思わず声が漏れ出た。
森 小雪 「うぐ、……」
KP
当然だ、あれだけ殴られれば。
HP -1d8
森 小雪 1d8 (1D8) > 2
system [ 森 小雪 ] HP : 13 → 11
森 小雪 そんなことあります??
けみかえる
キックより痛くない……。
寝てる間に緩和されたのかも?
KP
しかしいつの間にかベッドに寝かされていたらしく、少なくともこれ以上悪くなることはなさそうだった。
足枷もなぜか外されたままだ。
部屋の中を見渡す。
男はいなかった。
かわりのように、机の上で光る小さな金属片がある。
鍵だ。
──あと一個。あと一個手に入れば、ここから出られる。
君のこのごみ溜めのような日々は終わる。
あの男から解放される。
あと一回。
あと一回我慢すれば。
KP
(PLが行動したいといえば、包丁などを武器にできていいし、部屋などを改めて探索しても良い。
「しゅーご」の部屋には男がいるが、鍵がかかっているだろう)
森 小雪 「…………」
KP
≪男の部屋≫
呼びかけたりノックすれば、声は返ってくるだろう。
KP (いないとは思うが、一緒に寝たいと言われれば応じる)
ショーゴ
「どうかした?」
「母さんの話ならしないよ」
「……疲れたでしょ、ごめんね。おやすみ」
KP
しばらく話すと、そのあとは何も返ってくることはない。
眠っているのか、聞き耳を立てても物音ひとつしないだろう。
KP
(罪悪感を感じているため、探索者を逃がして楽になりたいと思っている。
描写は一例なので、改変して男からこの夜はともに過ごさせてほしいといってもいい)
森 小雪 「……分かりました。おやすみなさい」
KP
君は部屋に戻ることになる。
しばらくすれば、体の痛みも相まって疲れが出てくるだろう。
君もまた眠ることだろう。
…………
……
…
【すべては くるりと反転する】
次の日、目を覚ましても男は来なかった。
待ってみても、何時間たってもやってこない。
特に待ちわびているわけではないにしても、君も腹が減るだろう。
部屋を出ても、男はいない。
自室にこもっているのだろうか。
KP ≪探査箇所:キッチン、玄関、寝室、男の部屋≫
森 小雪 とりあえずキッチンへ行きましょうか。
KP
≪キッチン≫
特に変わったところはないキッチン。
冷蔵庫を見れば、食材は十分にあるようだ。
なにかつくって食べてもいいかもしれない。
森 小雪
CCB<=(13*5) 【DEX】ごはん… (1D100<=65) > 40 > 成功
美味しく作れました。
森 小雪
「……ふう」
胃を満たしてから……寝室は懲りたので、玄関とショーゴさんの部屋を。
KP
ちなみに
≪寝室≫
昨日までと違い鍵がかかっている。
KP
≪玄関≫
玄関は相変わらず鍵がかかっているが、2個目の鍵で2つのロックは解除できそうだ。
森 小雪 とりあえず解錠しておきましょう。
KP
≪男の部屋≫
鍵がかかっているが、気配はある。
ノックすれば男が応じるだろう。
ショーゴ 「……なに?」
KP
鍵が外され、扉が開く。
部屋のなかは真っ暗でなにも見えないが、男の顔だけはよく見えた。
その顔にいつもの笑顔はなく、ただ冷たい瞳で君を見下ろしている。
ショーゴ 「何か用?」
KP
≪男との質疑応答≫
(暴力をふるってしまったことにより自暴自棄気味になっている)
・(2個目の)鍵について
「ああ、あれね。セックスはしたしあげるよ」
「いいだろ、別に」
・母親のことについて
「その話はしない。命は大事にしろっつったろ」
・今日はセックスはしないのか、など
「しない」
森 小雪 「いえ……ずっと引きこもっていらっしゃるのなら、ついでに食事をと思って」
KP 不意に男が噴き出す。
ショーゴ 「あー、もういいや」
KP そうして、ポケットからキーケースを取り出すと、君に投げてよこした。
森 小雪 「え? ……わっ」
ショーゴ
「あげるよ、それ。3つ目の鍵。
飽きちゃったからさ。あとは好きにしなよ」
KP
それだけ告げてぱたんと扉が閉まる。
鍵はしまっていた。
何が起こったのか。
わけもわからず君は突如、ぽつんと自由に放り出されてしまった。
手元のキーケースには、3つ目の鍵がある。
KP (男の自室の鍵もついているが、PLが言わなければ開示はしなくてよい)
KP
選択肢は2つ。
玄関から出るか、とどまるかである。
KP
→≪玄関から出る≫ ED1へ
→≪とどまる≫ シナリオ続行
森 小雪
何も分からないまま、すごすごと帰るわけには……。
というか服がありませんよね。
3つ目の鍵を開けておきつつ、とどまります。
KP
【なら好きにさせて】
君は───とどまった。
何故と問われればそれは様々な感情が付きまとう。
怒りに近かったのかも知れないし、疑問が大きかったからかもしれない。
どちらにせよ、勝手に連れてきて勝手に帰れという彼の言葉は身勝手すぎたのだ。
森 小雪
choice[服を返してほしい,好奇心,同情,怒り] (choice[服を返してほしい,好奇心,同情,怒り]) > 同情
…………。
KP
君が何をしようと、君の勝手だろう。
誰が言うとおりになど動くというのだろう。
【アイデア】をどうぞ。
森 小雪 CCB<=85 【アイデア】 (1D100<=85) > 75 > 成功
KP
キーケースには2つ鍵が付いている。
片方は玄関の鍵だろうが、もう片方はどこの鍵だろうか。
KP (男の部屋に鍵を使うことができる。)
森 小雪 ショーゴさんの部屋、でしょうか。
KP
男の部屋の鍵を開ければ、振り返った彼がぎょっと一瞬目を開いた。
しかし、すぐにあの冷めた目を向けると、「なに?」と君に声をかける。
ショーゴ
「まだ俺に何か用かな?」
「……ああ、まああれだけのことされて『はいそうですか』って帰れないか」
KP 部屋は暗いが、男は壁際にかけてあった何かを手に取ると、君の足元に転がした。
ショーゴ
「……いいよ、殺しても。
それだけのことをしたからな」
KP
足元に転がってきたのは、おそらくナイフだろうか。
君は手探りで部屋の電気を探すが、なぜかスイッチはどこにも見当たらなかった。
ショーゴ 「この部屋は電気付かないよ。明るいの、嫌いなんだ」
KP
男は君の様子に、スタンド型の間接照明をつけると、ぼんやりと映しだされた部屋のベッドに腰かける。
君が何をしようとどうでもいいのか、ぼんやりと足元を見つめている。
KP ≪探査箇所:天井、机、本棚≫
森 小雪 順番に見ていきましょうか。
KP
≪天井≫
天井からは虎ロープが一本、輪を結んでぶら下がっている。
【目星】をどうぞ。
森 小雪 CCB<=75 【目星】 (1D100<=75) > 40 > 成功
KP
何度も梁とこすった跡がある。
随分前からここにつるされていたのではないかと思う。
森 小雪 (ショーゴさんのお母さん……かもしれない)
KP
≪机≫
机の上には書きなぐられた資料と本があった。
2つを読み解くには【図書館】をどうぞ。
森 小雪 CCB<=85 【図書館】 (1D100<=85) > 70 > 成功
KP ゾ・トゥルミ=ゴについての考察と生態が書かれていることがわかる。
KP
「私はあれを見た。見てしまった。
ゾ・トゥルミ=ゴと呼ばれるそれらは、地底や洞窟に住み、私を狙っていたのだ。
私は、私を知っている奴らの目を見た。
赤いビーズのような小さな目。吸盤を思わせる口。
それは私をヒトデのような手と滑らかなゴムのような皮膚で掴むと、私を床に引き倒した。
ああ、そこからは地獄であった。
叫ぶ私を、あれらはなぶり、犯し、手でその汚らわしい精液を注ぎ込むと、私を孕ませた。
私は何度も、何度も何度も何度も
何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も
何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も叫んだのに
拒んだのに、暴れたのに、誰も助けてはくれなかった。
皆、知っているのよ。
お前たちが化け物に怯えて私がおかされているところを見ていたのよね。
ねえ。どうだったの。ポルノもびっくりだったでしょう。
ねえ、ねえ、ねえ、なんで助けてくれなかったのよねえ
ねえねえねえねえねえわたしねえわたしわたしわたし
ねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえ
こんなこどもどうすればいいのよ!!!!!!」
KP
鬼気迫る乱雑な筆記に、思わず肌が泡立つ。
SANc 1d2+1/1d4+1
森 小雪
CCB<=39 【SANチェック】 (1D100<=39) > 66 > 失敗
1d4+1 (1D4+1) > 3[3]+1 > 4
system [ 森 小雪 ] SAN : 39 → 35
森 小雪
う、ぎりぎり発狂は免れましたが……
不定が近いですね……
森 小雪 (う……これは……もしかして夢で見た……)
KP
≪本棚≫
様々なオカルト本や医学書、料理の本などがしまってある。
【図書館】をどうぞ。
森 小雪
CCB<=85 【図書館】 (1D100<=85) > 60 > 成功
KP
日記が出てくる。
拙い字の日記だ。内容もまばらである。
KP
「きょうはたんじょうびだった。かあさん、だいすき」
「きょうはどこにもいかないひ。
かあさんは、おれのこと、すきじゃないんだね」
「おそとにでたい。いつか」
「母さんが首を吊った」
「母さん、置いていかないでくれ」
「結局俺は何なんだろう」
「一人で生きていくのはつらい。俺はどうして生きているんだろう」
「今日は仕事をした。吐きそうだ」
「母さんは今日も黙ってる」
「一目見て、好きになってしまった」
「結局俺は化け物から逃げられない」
「早く死にたい」(破り取られている)
KP
→失敗
(母親の)日記が出てくる。
「19XX/7/10
ついに産まれてしまった。
わたしのあかちゃん。ああ、なんてことなの」
「19XX/7/13
彰吾と、名付けた。
せめて名前くらいは私の愛するあの人の名前と同じにしなくては。
そうでないと、耐えられない。」
「19XX/8/15
彰吾はすくすくと育っている。
普通の赤ちゃんと同じようだけど、やはり力が強いように感じる。」
「19XX/10/8
やっぱりだめだ。愛せない。こわい。気持ちが悪い。
こんなものを育てなければいけないなんて。おぞましい」
「20XX/12/25
お前のその目が怖いの、私を見ないで! 私を母さんと呼ばないで!」
「20XX/7/10
やっぱりだ。
やっぱりこの子供もワタシを、私を、わたしをおかそうとしている。
わたしをしんがいしようとしている、わたしを、逃げなければ。」
SANc 1/1d3
森 小雪 (これは……ショーゴさんの)
ショーゴ 「で? 満足か? 何しに来たんだ?」
KP
男は君を見ながら、無表情にそういうと、暗闇で赤い瞳を光らせた。
それはまさしく「光って」いた。
煌々と燃えるような瞳は、獲物を狙うように君を見つめている。
森 小雪 「何って、」
ショーゴ 「俺は一人になりたいんだけど」
森 小雪 「……本当に?」
KP
≪男との質疑応答≫
・死にたいのか
「……そうだよ。殺してくれるのか?」
・この日記・資料は?
「母さんが書いた」
「母さんは、研究者だった」
ショーゴ 「じゃなきゃ鍵なんか渡さないだろ」
森 小雪
「寂しいひとですね。
私に何か似たものを感じたんですか?」
「……もしそうだとしたら、私がいかに浅い寂寥に浸っているだけなのかを、思い知った……
気がします」
ショーゴ 「何が言いたいんだ」
森 小雪
「私は……貴方がこれまで生きてきたように、
……いいえ、より良く生きていけるように、何かできることがないかと、そう思うんです」
KP 君の言葉に、男は戸惑ったような瞳を向ける。
ショーゴ 「何言ってるんだ? 正気か?」
森 小雪
「だって今回のことは……貴方にとって仕方のなかったことでしょう。
貴方だけを責めるのは……違うと思います」
(かと言って完全に許すのもまた……違うとは思いますが。
出方次第……ですね)
ショーゴ
「君を……こんなことに巻き込んだのは、悪かったと思ってる。
けど、そんなこと言う必要はない。許さなくていい」
「殺されても仕方がないことをした。
俺に同情してるならやめておいた方がいいよ」
森 小雪
「そんなに死にたいんですか?
それならもっと早くにいつだって死ぬタイミングはあったはずです」
「それとも、私が此処にいるから死にづらいですか?
もしそうなら、尚更同情をされても困ります」
「貴方は本当は生きたいのでは。どうしようもなく不器用な手段ですが……
貴方の生を肯定する誰かを欲していて、たまたま私がお眼鏡にかなっただけ。違いますか」
ショーゴ
「俺の生を肯定する?
母さんにすら望まれなかったのに、そんな都合のいい話があるかよ」
森 小雪
なんというか……
10年後に私は……この記憶を持って、あのシナリオに行くんですね……
こんな大口を叩いて
いざ自分の身に降りかかった時には、何者であるか不確かでないことに取り乱してしまう……? そんな……
KP
男のいうことももっともだろう。
君の発言はそういうものだったのだ。
だが、決めたことにとやかく言われる筋合いはない。
君はもう一度頷く。
森 小雪
彼らの生は否定して……ショーゴさんの生を肯定するんですか……?
私が……?(丸くなる……
森 小雪 「少なくとも私は、貴方に死んでほしくはありません」
森 小雪
小賢しい言い方かもしれない……
でも手放しに肯定してしまえば、未来の私が爆発してしまう……。
死んだら罪は償えないから……
つまり私がショーゴさんを赦さないことに他ならないんですけど……
KP
ただの同情か、いわゆるストックホルム症候群なのかもしれない。
その影響がゼロかと言われれば答えはノーだろう。
それでも君は選んだ。
それは紛れもなく君の意思だ。
森 小雪
ここで「ストックホルム症候群」を回収します?
あの……本当に……
ショーゴ 「なんで…………」
KP
男はそれでも困惑を隠せない様子だったが、その瞳の奥が揺れる。
彼は数秒沈黙した後、指を組みながら君を見つめる。
貼り付けた笑みでもなく、冷酷な顔でもない。
不安でどうしようもない少年のような顔だった。
ショーゴ
「本当に期待していいのか?」
「裏切られたら、何をするかわからない。
俺は化け物だから」
KP 君の答えに、男はまっすぐに目を見つめてきた。
森 小雪
やっぱりこの選定理由は影響力の違い……なのかな。
そう思うと自己嫌悪がものすごいですが……。
森 小雪 「そうですか」
KP 探るような、伺うような眼が、それでもふと諦めたように下を向く。
ショーゴ
「……わかった。
じゃあ、あとは君の好きにしていいよ」
「死にたい気持ちは変わらないけど、君がそういうなら、なんでもする」
森 小雪
「……貴方の好意を利用する形になって、ごめんなさい」
「私は、ショーゴさんとはきっと生きられないから……
それでも、貴方に死んでほしくないと望むのは、ワガママでしょうね」
「……生きて。罪を償ってください」
KP ≪警察に突き出す≫ED3へ
KP
警察に連絡する。
君は、やはり、それでも彼にきちんと罪を償ってほしかった。
今すべてを許してしまうのは、違う気がしたから。
ショーゴ
「わかってる。
ただ、一度だけ会いに来て。それで終わろう」
森 小雪 「分かりました。……ではまた」
KP
間もなくやってきた警官に、彼は抵抗するでもなく大人しく連れていかれる。
その目は、どこか穏やかさを帯びていたように思う。
君はすぐに保護され、やっとの思いで家に帰ることができるだろう。
久々の我が家に安堵して、その日は気絶するように眠った。
やがて、貴方を連れ去り暴行を加えた男……
鳴河彰吾(なるかわしょうご)への面会が可能になったという連絡が来るだろう。
それを受けて面会へ向かうか否かは、貴方次第である。
森 小雪
終わりにしなければ。
面会へ向かいます。
鳴河さんへ、会いに行きましょう。
KP →≪男に会いに行く≫このままED3
KP
後日、君は約束を守った。
鳴河に会うため、拘置所の面会室へと足を運ぶ。
久しぶりに見た男に、不思議と恐怖は抱かなかった。
それでもあの夜の生々しい行為を思い出しはしたが、震えるほど怖くはなかった。
森 小雪 「失礼します。……こんにちは、鳴河さん」
KP 彼はにこりと笑うと
鳴河 彰吾 「ありがとう、来てくれて」
KP と頭を下げる。
鳴河 彰吾
「会いに来てくれなくて当然かもとは思ってた。
それでも、約束してくれたから待ってたよ」
森 小雪
「そうですか。では、信じてくださってありがとうございます。
……と、お礼を言うのもおかしいですね」
「しかし、貴方に今必要な機会と場が与えられている姿を拝見できて良かった。
それだけははっきりと言えます」
鳴河 彰吾
「そう……」
「じゃあ、君の好きにできたってことか」
森 小雪 「あはは……そういう事に、なりますかね」
KP
少しやせただろうか。
それでも、相変わらず体格の良い彼の腕が面会室のガラスを触る。
鳴河 彰吾
「ここから出たら、もう君にはあわない。
これで最後にするよ。ごめんなさい」
「それとありがとう。俺を、裏切らないでくれて」
森 小雪
「……いいえ。その点に関しては、お礼を言われるようなことは何も」
「私は……きっと貴方を赦しませんから。
貴方も、私を許さなくてもいいんです」
「……さようなら、鳴河彰吾さん。
私のあずかり知らない場にて、どうかお元気で」
KP
そのあとは少し言葉を交えて、彼が監視員に「もう大丈夫です」と告げる。
男は振り返りもせず、君との面会を終えると扉の奥へと消えていった。
胸中を安堵と不安が襲う。
このまま彼が死んでしまいそうな気がしたから。
ただ、それは少なくともおきないだろう。
何故なら君は、彼との約束を守ったのだから。
あの男は君という女性のすべてを嬲った。
しかし、彼もまた被害者であったのだろうと今は少し思う。
もう、二度とは会うことのない彼の背を見送り、君は家に帰る。
外は夕方だった。
ああ、明日もまた日が昇り、朝が来る。
それは誰しもに平等で、願わくば彼にもそうであればいい。
君は、歩き出す。
さあ、帰ろう。
君の家へ。
「見てるよ、マイハニー」
KP/PL
けみかえる
PC
森小雪
ED3
【贖えば贖うほどに】
探索者生還にてEND
シナリオクリアです。お疲れ様でした。
森 小雪
とても疲れました……
お疲れ様でした。
KP
【後遺症】
妊娠:幸運に失敗で妊娠する。
それが化け物であるのかヒトであるのかは自由に決めてよい。
SAN報酬1d6+2
森 小雪
…………。
CCB<=50 【幸運】 (1D100<=50) > 11 > 成功
…………!
けみかえる
えらい……えらいのか……?
えらいね……。
森 小雪 1d6+2 SAN報酬 (1D6+2) > 4[4]+2 > 6
system [ 森 小雪 ] SAN : 35 → 41
KP
◆シナリオ背景
鳴河彰吾の母、英子(えいこ)は考古学者であった。
とある地底の遺跡を調査中、そこに住んでいたゾ・トゥルミ=ゴに強姦され、妊娠した。
息子・彰吾を産まざるを得なくなった経緯から
息子に対して恐怖と憎悪を向けており、愛情を与えることなく監禁して育てた。
彰吾は母に認められたくて何でもやった。
家事、料理、掃除──
いい子に過ごし、愛を受けるためにずっと、ずっと我慢した。
けれどある日、蓋をし続けた感情に火がついた彰吾は
母に内緒で禁止されていた娯楽番組を見てしまう。
それは運悪く男女がまぐわう映像だった。
彰吾にとってそれは未知の行為だったが
それを見た母親は、ゾ・トゥルミ=ゴの子供である彰吾が今度は母親自身を犯すのではないかと発狂する。
彰吾をきつく折檻した後、母は病んでいた精神をさらに病ませ、首をつって自殺した。
それは幼い彰吾の心の傷となって、深く深く刺さり
ゾ・トゥルミ=ゴの本性を引き出す事件となった。
冷静な頭で母の遺体を片付けると、彼は外の世界に飛び出す。
愛を知らず悲しみに気がつけない哀れな怪物は、生きるために何でもやった。なんでも。
それでも毎日考える。
母親はなぜ首を吊ったのか。
自分はなぜ愛されなかったのか。
自分は生まれるべきではなかった。
存在がこの世の汚点なのだ。
母は自分に犯されると思って首を吊ったのだ。
なんでそんなことを。
いや、しない保証はあったのか。
わからない。わからない。わからない。
ならば、早く死ぬべきなのだ。
だが、同時にこうも考える。
誰が産んでくれと頼んだのか。
誰が生かしておいてくれといった?
俺はどうして化け物にもなれず人間にもなれず、ここにこうして生きているのか。
死にたい。はやく死にたい。
そんな折、彰吾は森小雪と出会う。
一目ぼれだった。
ああ、どうせ死ぬなら──
この子に殺されたい。
彰吾は衝動的に小雪をさらってしまう。
そのことに対してひどい罪悪感と同時に
どこまでも冷静で冷酷な自身から目を背けながら。
早く逃げてくれ。
早く俺の前から消えてくれ。
早く、俺を殺してくれ、ハニー。
君のことを、愛している。
森 小雪
殺されたがってはいた……。
「化け物にもなれず、人間にもなれず」……ですか……(クローゼットに閉じこもる
KP
◆NPC情報
鳴河彰吾(なるかわしょうご)20代・男
(ステータスはゾ・トゥルミ=ゴにおける一例なので、好きにふっても良い)
STR18 CON24 SIZ16 INT16
POW10 DEX17 耐久力20 db+1d6
・ゾ・トゥルミ=ゴの末裔。
母親がゾ・トゥルミ=ゴに妊娠させられたことで生まれた
人間とゾ・トゥルミ=ゴとのあいの子。
母に愛されず生きてきたため、愛情に非常に飢えている。
母に監禁されて生きてきたため、家事や料理は一通りできる。
元来穏やかな男ではあるが
ゾ・トゥルミ=ゴ生来の冷酷さと攻撃性を押さえられず苦悩している。
◆登場神話生物
・ゾ・トゥルミ=ゴ
(マレウス・モンストロルム64P)
森 小雪
殺す事、あるいは一緒に居る事が愛すること、に該当したのでしょうか。
……いいえ、でも。覚えていることだって……。